JP2004216986A

JP2004216986A - Front end structure of vehicle

Info

Publication number: JP2004216986A
Application number: JP2003004514A
Authority: JP
Inventors: Harumi Okai; 治美岡井; Ikuo Ozawa; 郁雄小沢
Original assignee: Denso Corp
Current assignee: Denso Corp
Priority date: 2003-01-10
Filing date: 2003-01-10
Publication date: 2004-08-05

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To reduce damage to a pedestrian in a collision between the pedestrian and a vehicle. <P>SOLUTION: A center brace 16 in a coil spring-like form is fixed to an upper member 11 and to a lower member 12, while a hood lock 18 is fixed to the upper member 11 and to the center brace 16. This enables the center brace 16 to be elastically deformed in the longitudinal direction, which allows the rigidity of a radiator support 10 against the impact force working on the radiator support 10 in a collision with a pedestrian to be reduced, as compared with a conventional radiator support in which the center brace 16 is constituted of a support column having a high rigidity. Thus, damage which a pedestrian receives in a collision with a vehicle can be reduced. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の前端構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術発明が解決しようとする課題】
通常、ラジエータは、ラジエータサポートを介して車両ボディに固定される。ここで、ラジエータサポートとは、車両幅方向に延びる梁状のアッパメンバ、アッパメンバより下方側にて車両幅方向に延びる梁状のロアメンバ等からなるラジエータサポート本体を備えるもので、キャリア又はフロントエンドパネルと呼ばれるものである。
【０００３】
ところで、近年、歩行者と車両とが衝突した際に、歩行者が受けるダメージを低減することができる車両の前端構造が望まれている。そこで、発明者等は、歩行者と車両とが衝突した際の歩行者に作用する衝撃について調査検討したところ、以下の点が明らかになった。
【０００４】
すなわち、図３に示す従来型の車両前端構造において、衝突時に歩行者から車両側に作用する衝撃力は、図４の黒塗り矢印にて示されるように、センタブレース１６を圧縮（座屈）させるようにラジエータサポート１０に作用するので、歩行者は、この衝撃力に対する反力を衝撃力として受ける。
【０００５】
一方、センターブレース１６には、エンジンフード１７を固定するフードロック１８等が取り付けられているので、フードロック１８を取り付けるに十分な機械的強度が確保されており、比較的に大きな圧縮強度（座屈強度）を有している。
【０００６】
ここで、フードロックを取り付けるに十分な機械的強度とは、走行時の風圧によりエンジンフードが開放しない程度の取り付け強度を言うものである。因みに、エンジンフードは比較的に大きな面積を有するとともに、エンジンフードを開放しようとする風圧は、車速と共に増大するので、高速走行時には、非常に大きな力がエンジンフード及びフードロックに作用する。
【０００７】
このため、歩行者と車両とが衝突した時からの歩行者の頭部の変位量が急激に小さくなって、その変位加速度が大きくなり、頭部に大きな衝突力を与える可能性が高い。
【０００８】
本発明は、上記点に鑑み、第１には、従来と異なる新規な車両の前端構造を提供し、第２には、歩行者と車両とが衝突した際に、歩行者が受けるダメージを低減することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項１に記載の発明では、車両前端部上方側に開閉可能に組み付けられたフード（１７）を有する車両の前端構造であって、車両前端部にて車両ボディに固定され、少なくとも車両幅方向に延びる梁状のアッパメンバ（１１）、アッパメンバ（１１）より下方側にて車両幅方向に延びる梁状のロアメンバ（１２）、及びアッパメンバ（１１）とロアメンバ（１２）とを繋ぐように上下方向に延びるセンターブレース（１６）を有し、熱交換器（２０）が組み付けられるラジエータサポート（１０）と、ラジエータサポート（１０）に固定され、フード（１７）の閉状態を保持するフードロック（１８）とを備え、センターブレース（１６）が長手方向に弾性変形をすることを許容するバネ手段がセンターブレース（１６）に設けられていることを特徴とする。
【００１０】
これにより、センターブレース（１６）が高い剛性を有する支柱部材にて構成された従来型のラジエータサポートに比べて、歩行者との衝突時にラジエータサポート（１０）に作用する衝撃力に対するラジエータサポート（１０）の剛性が低下する。したがって、歩行者と車両とが衝突した際に、歩行者が受けるダメージを低減することができる。
【００１１】
請求項２に記載の発明では、アッパメンバ（１１）の長手方向端部とロアメンバ（１２）の長手方向端部とを繋いで上下方向に延びるバーチカルメンバ（１３）を備え、ロアメンバ（１２）及びバーチカルメンバ（１３）は、略コの字状に一体化されてラジエータサポート本体部を構成しており、アッパメンバ（１１）は、ラジエータサポート本体部に対して着脱可能に組み付けられ、さらに、バネ手段は、アッパメンバ（１１）をロアメンバ（１２）側に引っ張り寄せる弾性力をアッパメンバ（１１）に作用させていることを特徴とする。
【００１２】
これにより、容易にアッパメンバ（１１）を上方側に移動させることができるので、熱交換器（２０）を容易にラジエータサポート（１０）に組み付けることができるとともに、ボルト等の締結手段にてアッパメンバ（１１）をラジエータサポート本体に固定することなくアッパメンバ（１１）を保持固定することができる。
【００１３】
なお、本発明は、締結手段にてアッパメンバ（１１）をラジエータサポート本体に固定することを否定するものではない。
【００１４】
請求項３に記載の発明では、バネ手段が弾性変形する際に、バネ手段に入力されたエネルギの少なくとも一部を熱エネルギに変換して大気中に放出するダンパー手段を有することを特徴とする。
【００１５】
これにより、ダンパー手段にて衝突エネルギを吸収して熱として大気中に放出することができるので、歩行者と車両とが衝突した際に、歩行者が受けるダメージを確実に低減することができる。
【００１６】
請求項４に記載の発明では、フードロック（１８）は、アッパメンバ（１１）及びセンターブレース（１６）の両者に固定されていることを特徴とする。
【００１７】
これにより、センターブレース（１６）の剛性が低下しても、フードロック（１８）を取り付けるに十分な機械的強度を確保することができ得る。
【００１８】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【００１９】
【発明の実施の形態】
（第１実施形態）
図１は本発明の実施形態に係る車両の前端構造を示す斜視図であり、図２はラジエータ２０や凝縮器２１等の熱交換器をラジエータサポート１０に組み付ける際の組み付け方法を示す説明図である。
【００２０】
ラジエータサポート１０は、図１に示すように、車両幅方向に延びる梁状のアッパメンバ１１、アッパメンバ１１より下方側にて車両幅方向に延びる梁状のロアメンバ１２、及びアッパメンバ１１の長手方向端部とロアメンバ１２の長手方向端部とを繋ぐように上下方向に延びるバーチカルメンバ１３（図２参照）等からなる矩形枠体部と、この矩形枠体部を車両ボディに固定するための固定部１４とを有して構成されたものである。
【００２１】
そして、本実施形態では、図２に示すように、ロアメンバ１２及びバーチカルメンバ１３を一体成形してラジエータサポート本体部１５を構成し、この略コの字状のラジエータサポート本体部１５にアッパメンバ１１を組み付けることにより矩形枠体部を構成している。
【００２２】
なお、本実施形態では、ラジエータサポート本体部１５に固定部１４も一体成形され、かつ、ラジエータサポート１０全体は金属製であるが、炭素繊維又はガラス繊維にて補強された樹脂等にて構成してもよいことは言うまでもない。
【００２３】
また、センターブレース１６は、上下方向に延びてアッパメンバ１１の長手方向略中央とロアメンバ１２の長手方向略中央部とを繋ぐフードロックサポートであり、このセンターブレース１６の上端側は、エンジンフード１７を固定するフードロック１８と共にボルト等の締結手段によりアッパメンバ１１に固定されている。
【００２４】
因み、エンジンフード１７とは、車両前端部上方側に開閉可能に組み付けられた蓋であり、通常、エンジンが搭載されたエンジンルームを開閉するためのものであり、フードロック１８はエンジンフード１７の閉状態を保持する保持手段である。
【００２５】
また、センターブレース１６には、その長手方向両端部を除いた部位をコイル状とすることによりコイルバネ手段が設けられており、図１に示すように、このコイルバネ手段、つまりセンターブレース１６は、ラジエータ２０等が組み付けられた状態においては、アッパメンバ１１をロアメンバ１２側に引っ張り寄せる弾性力をアッパメンバ１１に作用させるように構成されている。
【００２６】
なお、アッパメンバ１１がラジエータサポート本体１５に組み付けられた状態、つまり図１に示す状態では、センターブレース１６のコイルバネは、密着状態になっておらず、その状態から圧縮変形し得る状態となっている。
【００２７】
因みに、送風機１９はラジエータ２０等に冷却風を送風するためのファンであり、シュラウド１９ａは送風機１０とラジエータ２０等との隙間を覆って送風機１９にて誘起された空気流がラジエータ２０等を迂回して流れることを防止するもので、本実施形態では送風機１９をラジエータサポート１０に組み付けるステー部材も兼ねている。
【００２８】
また、バンパーリーンフォース２２は、車両前端部にて車両幅方向に延びて衝突時の衝撃力を吸収する金属製の強度部材であり、バンパーカバー２３はバンパーリーンフォース２２を覆う意匠カバーである。
【００２９】
次に、本実施形態の特徴を述べる。
【００３０】
本実施形態では、センターブレース１６がコイルバネ状に構成されているので、センターブレース１６はその長手方向に弾性変形をすることができる。したがって、センターブレース１６が高い剛性を有する支柱部材にて構成された従来型のラジエータサポートに比べて、歩行者との衝突時にラジエータサポート１０に作用する衝撃力に対するラジエータサポート１０の剛性が低下する。したがって、歩行者と車両とが衝突した際に、歩行者が受けるダメージを低減することができる。
【００３１】
なお、本実施形態では、フードロック１８はセンターブレース１６及びアッパメンバ１１に固定されているので、センターブレース１６の剛性が低下しても、フードロック１８を取り付けるに十分な機械的強度を確保することができ得る。
【００３２】
ところで、本実施形態では、ラジエータサポート本体１５に対してアッパメンバ１１が着脱可能に組み付けられているので、ラジエータ２０等をラジエータサポート１０に組み付けるに当たっては、図２に示すように、アッパメンバ１１を上方側に移動させた状態でラジエータ２０等をラジエータサポート本体１５に挿入組み付けた後、アッパメンバ１１をラジエータサポート本体１５に組み付ければよい。
【００３３】
このとき、本実施形態では、アッパメンバ１１がコイルバネ状のセンターブレース１６を介してロアメンバ１２に繋がれているので、容易にアッパメンバ１１を上方側に移動させることができるとともに、ボルト等の締結手段にてアッパメンバ１１をラジエータサポート本体１５に固定することなくアッパメンバ１１を保持固定することができる。
【００３４】
なお、本実施形態では、ラジエータ２０にピン２０ａを設け、アッパメンバ１１にピン２０ａが挿入される穴１１ａを設けることによりラジエータ２０の上端側位置決めを行い、アッパメンバ１１は、その断面形状をコの字とすることによりラジエータサポート本体１５を挟み込むようにして位置決めを行っている。
【００３５】
（第２実施形態）
第１実施形態に係るセンターブレース１６はコイルバネ手段にて構成されていたが、本実施形態は、センターブレース１６をコイルバネ部、及びコイルバネ部が弾性変形する際にコイルバネ部に入力されたエネルギの少なくとも一部を熱エネルギに変換して大気中に放出するダンパー手段をなすダッシュポット部からなる緩衝装置にて構成したものである。
【００３６】
これにより、ダッシュポット部にて衝突エネルギを吸収して熱として大気中に放出することができるので、歩行者と車両とが衝突した際に、歩行者が受けるダメージを確実に低減することができる。
【００３７】
（その他の実施形態）
上述の実施形態では、センターブレース１６をコイルバネ状とすることによりバネ手段を構成したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【００３８】
また、上述の実施形態では、アッパメンバ１１の断面形状をコの字とすることによりラジエータサポート本体１５を挟み込むようにしてアッパメンバ１１を位置決めしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばアッパメンバ１１又はラジエータサポート本体１５に突起部を設け、他方側に突起部が嵌り込む凹部（穴部）を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施形態に係る車両の前端構造を示す斜視図である。
【図２】本発明の第１実施形態に係る車両の前端構造において、熱交換器をラジエータサポートに組み付ける際の組み付けて方法を示す説明図である。
【図３】従来の技術に係る車両の前端構造を示す斜視図である。
【図４】図３のＡ−Ａ断面図である。
【符号の説明】
１０…ラジエータサポート、１１…アッパメンバ、１２…ロアメンバ、
１５…ラジエータサポート本体、１６…センターブレース、
１７…エンジンフード、１８…フードロック、
２０…ラジエータ、２１…凝縮器、２２…バンパーリーンフォース。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a front end structure of a vehicle.
[0002]
[Problems to be solved by the prior art invention]
Usually, the radiator is fixed to the vehicle body via a radiator support. Here, the radiator support includes a beam-shaped upper member extending in the vehicle width direction, a radiator support body including a beam-shaped lower member extending in the vehicle width direction below the upper member, and the like, and a carrier or a front end panel. What is called.
[0003]
By the way, in recent years, a front end structure of a vehicle that can reduce damage received by a pedestrian when the pedestrian collides with the vehicle has been desired. Then, the inventors and others studied and examined the impact acting on the pedestrian when the pedestrian and the vehicle collided, and found the following points.
[0004]
That is, in the conventional vehicle front end structure shown in FIG. 3, the impact force acting on the vehicle side from the pedestrian at the time of the collision compresses the center race 16 (buckling) as shown by the black arrow in FIG. The pedestrian receives a reaction force against this impact force as an impact force because the radiator support 10 acts on the radiator support 10 so as to cause the radiator support 10 to act.
[0005]
On the other hand, the center brace 16 is provided with a hood lock 18 and the like for fixing the engine hood 17, so that sufficient mechanical strength is secured for mounting the hood lock 18, and a relatively large compressive strength (seat strength) is provided. Flexural strength).
[0006]
Here, the mechanical strength sufficient to attach the hood lock means an attachment strength that does not open the engine hood due to wind pressure during traveling. Incidentally, the engine hood has a relatively large area, and the wind pressure for opening the engine hood increases with the vehicle speed. Therefore, when driving at high speed, a very large force acts on the engine hood and the hood lock.
[0007]
For this reason, the amount of displacement of the pedestrian's head from the time of the collision between the pedestrian and the vehicle sharply decreases, the displacement acceleration increases, and there is a high possibility that a large collision force is applied to the head.
[0008]
In view of the above points, the present invention firstly provides a novel vehicle front end structure different from the conventional one, and secondly, reduces damage to pedestrians when the pedestrians collide with the vehicle. The purpose is to do.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, there is provided a front end structure of a vehicle having a hood (17) openably and closably mounted on an upper side of a front end of the vehicle. A beam-shaped upper member (11) fixed to the vehicle body and extending at least in the vehicle width direction, a beam-shaped lower member (12) extending in the vehicle width direction below the upper member (11), and an upper member (11). A radiator support (10) having a center brace (16) extending vertically so as to connect to the lower member (12), and a radiator support (10) to which a heat exchanger (20) is attached, and a hood (17) And a hood lock (18) for holding the closed state of (1), and a spring means for allowing the center brace (16) to elastically deform in the longitudinal direction. Characterized in that provided in Buresu (16).
[0010]
Thus, as compared with a conventional radiator support in which the center brace (16) is formed of a column member having high rigidity, the radiator support (10) against an impact force acting on the radiator support (10) at the time of a collision with a pedestrian is provided. ) Decreases in rigidity. Therefore, when a pedestrian and a vehicle collide, the damage to the pedestrian can be reduced.
[0011]
According to the second aspect of the present invention, there is provided a vertical member (13) extending in a vertical direction by connecting a longitudinal end of the upper member (11) and a longitudinal end of the lower member (12), and comprises the lower member (12) and the vertical. The member (13) is integrated in a substantially U-shape to form a radiator support main body. The upper member (11) is detachably attached to the radiator support main body. An elastic force for pulling the upper member (11) toward the lower member (12) acts on the upper member (11).
[0012]
This makes it possible to easily move the upper member (11) upward, so that the heat exchanger (20) can be easily assembled to the radiator support (10), and the upper member (11) can be fastened by fastening means such as bolts. The upper member (11) can be held and fixed without fixing the upper member (11) to the radiator support body.
[0013]
The present invention does not deny that the upper member (11) is fixed to the radiator support main body by the fastening means.
[0014]
According to a third aspect of the present invention, when the spring means is elastically deformed, there is provided a damper means for converting at least a part of the energy input to the spring means into heat energy and releasing it into the atmosphere. .
[0015]
Thereby, the collision energy can be absorbed by the damper means and released as heat into the atmosphere, so that when the pedestrian and the vehicle collide, the damage to the pedestrian can be reliably reduced.
[0016]
The invention according to claim 4 is characterized in that the hood lock (18) is fixed to both the upper member (11) and the center brace (16).
[0017]
Thereby, even if the rigidity of the center brace (16) is reduced, it is possible to secure sufficient mechanical strength for attaching the hood lock (18).
[0018]
Incidentally, reference numerals in parentheses of the above-mentioned units are examples showing the correspondence with specific units described in the embodiments described later.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(1st Embodiment)
FIG. 1 is a perspective view showing a front end structure of a vehicle according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is an explanatory view showing an assembling method when assembling a heat exchanger such as a radiator 20 or a condenser 21 to a radiator support 10. is there.
[0020]
As shown in FIG. 1, the radiator support 10 includes a beam-shaped upper member 11 extending in the vehicle width direction, a beam-shaped lower member 12 extending in the vehicle width direction below the upper member 11, and a longitudinal end of the upper member 11. A rectangular frame portion including a vertical member 13 (see FIG. 2) extending vertically so as to connect the longitudinal end portion of the lower member 12; and a fixing portion 14 for fixing the rectangular frame portion to the vehicle body. .
[0021]
In this embodiment, as shown in FIG. 2, the lower member 12 and the vertical member 13 are integrally formed to form a radiator support main body 15, and the upper member 11 is attached to the substantially U-shaped radiator support main body 15. The rectangular frame portion is formed by assembling.
[0022]
In the present embodiment, the fixing portion 14 is also integrally formed with the radiator support main body portion 15 and the entire radiator support 10 is made of metal. However, the radiator support 10 is made of resin reinforced with carbon fiber or glass fiber. Needless to say, this may be done.
[0023]
The center brace 16 is a hood lock support extending in the up-down direction and connecting a substantially central portion in the longitudinal direction of the upper member 11 and a substantially central portion in the longitudinal direction of the lower member 12. It is fixed to the upper member 11 by fastening means such as bolts together with the hood lock 18 to be fixed.
[0024]
Incidentally, the engine hood 17 is a lid that is openably and closably mounted on the upper side of the front end of the vehicle, and is usually used to open and close an engine room in which an engine is mounted. Is a holding means for holding the closed state.
[0025]
Further, the center brace 16 is provided with coil spring means by forming a portion excluding both ends in the longitudinal direction into a coil shape. As shown in FIG. 1, the coil spring means, that is, the center brace 16 is provided with a radiator. In a state where the upper member 11 and the like are assembled, an elastic force for pulling the upper member 11 toward the lower member 12 is applied to the upper member 11.
[0026]
In a state where the upper member 11 is assembled to the radiator support main body 15, that is, in a state shown in FIG. 1, the coil spring of the center brace 16 is not in a close contact state, and is in a state where it can be compressed and deformed from that state. .
[0027]
Incidentally, the blower 19 is a fan for blowing cooling air to the radiator 20 and the like, and the shroud 19a covers a gap between the blower 10 and the radiator 20 and the like, and the air flow induced by the blower 19 bypasses the radiator 20 and the like. This embodiment also serves as a stay member for assembling the blower 19 to the radiator support 10 in the present embodiment.
[0028]
The bumper reinforcement 22 is a metal strength member that extends in the vehicle width direction at the front end of the vehicle and absorbs an impact force at the time of a collision. The bumper cover 23 is a design cover that covers the bumper reinforcement 22.
[0029]
Next, features of the present embodiment will be described.
[0030]
In the present embodiment, since the center brace 16 is formed in a coil spring shape, the center brace 16 can elastically deform in its longitudinal direction. Therefore, the rigidity of the radiator support 10 with respect to the impact force acting on the radiator support 10 at the time of a collision with a pedestrian is reduced as compared with the conventional radiator support in which the center brace 16 is formed of a column member having high rigidity. Therefore, when a pedestrian and a vehicle collide, the damage to the pedestrian can be reduced.
[0031]
In the present embodiment, since the hood lock 18 is fixed to the center brace 16 and the upper member 11, it is necessary to secure sufficient mechanical strength to mount the hood lock 18 even if the rigidity of the center brace 16 is reduced. Can be done.
[0032]
In the present embodiment, since the upper member 11 is detachably attached to the radiator support main body 15, when assembling the radiator 20 and the like to the radiator support 10, as shown in FIG. After inserting the radiator 20 and the like into the radiator support main body 15 while moving the upper member 11, the upper member 11 may be assembled to the radiator support main body 15.
[0033]
At this time, in this embodiment, since the upper member 11 is connected to the lower member 12 via the center brace 16 in the form of a coil spring, the upper member 11 can be easily moved upward, and the upper member 11 can be easily connected to a fastening means such as a bolt. Thus, the upper member 11 can be held and fixed without fixing the upper member 11 to the radiator support main body 15.
[0034]
In the present embodiment, the radiator 20 is provided with a pin 20a, and the upper member 11 is provided with a hole 11a into which the pin 20a is inserted, thereby positioning the upper end of the radiator 20. The upper member 11 has a U-shaped cross section. By doing so, positioning is performed so as to sandwich the radiator support body 15.
[0035]
(2nd Embodiment)
Although the center brace 16 according to the first embodiment is constituted by the coil spring means, in the present embodiment, at least the energy input to the coil spring portion when the center brace 16 elastically deforms the coil spring portion and the coil spring portion is used. It is constituted by a shock absorber composed of a dashpot part serving as a damper means for converting a part into heat energy and releasing it into the atmosphere.
[0036]
Accordingly, the collision energy can be absorbed by the dashpot portion and released as heat into the atmosphere, so that the damage to the pedestrian when the pedestrian and the vehicle collide can be reliably reduced. .
[0037]
(Other embodiments)
In the above-described embodiment, the spring means is configured by forming the center brace 16 into a coil spring shape, but the present invention is not limited to this.
[0038]
In the above-described embodiment, the upper member 11 is positioned so as to sandwich the radiator support body 15 by making the cross-sectional shape of the upper member 11 into a U-shape. However, the present invention is not limited to this. A projection may be provided on the upper member 11 or the radiator support body 15, and a concave portion (hole) into which the projection is fitted may be provided on the other side.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a front end structure of a vehicle according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory view showing an assembling method when assembling a heat exchanger to a radiator support in a front end structure of a vehicle according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a perspective view showing a front end structure of a vehicle according to a conventional technique.
FIG. 4 is a sectional view taken along line AA of FIG. 3;
[Explanation of symbols]
10: radiator support, 11: upper member, 12: lower member,
15: Radiator support body, 16: Center brace,
17 ... engine hood, 18 ... hood lock,
20: radiator, 21: condenser, 22: bumper reinforce.

Claims

車両前端部上方側に開閉可能に組み付けられたフード（１７）を有する車両の前端構造であって、
車両前端部にて車両ボディに固定され、少なくとも車両幅方向に延びる梁状のアッパメンバ（１１）、前記アッパメンバ（１１）より下方側にて車両幅方向に延びる梁状のロアメンバ（１２）、及び前記アッパメンバ（１１）と前記ロアメンバ（１２）とを繋ぐように上下方向に延びるセンターブレース（１６）を有し、熱交換器（２０）が組み付けられるラジエータサポート（１０）と、
前記ラジエータサポート（１０）に固定され、前記フード（１７）の閉状態を保持するフードロック（１８）とを備え、
前記センターブレース（１６）が長手方向に弾性変形をすることを許容するバネ手段が前記センターブレース（１６）に設けられていることを特徴とする車両の前端構造。A vehicle front end structure having a hood (17) assembled to be openable and closable above a vehicle front end portion,
A beam-shaped upper member (11) fixed to a vehicle body at a vehicle front end and extending at least in the vehicle width direction; a beam-shaped lower member (12) extending in the vehicle width direction below the upper member (11); A radiator support (10) having a center brace (16) extending vertically so as to connect the upper member (11) and the lower member (12), and having a heat exchanger (20) attached thereto;
A hood lock (18) fixed to the radiator support (10) and holding the hood (17) in a closed state;
A front end structure of a vehicle, wherein a spring means for allowing the center brace (16) to elastically deform in the longitudinal direction is provided on the center brace (16).

前記アッパメンバ（１１）の長手方向端部と前記ロアメンバ（１２）の長手方向端部とを繋いで上下方向に延びるバーチカルメンバ（１３）を備え、
前記ロアメンバ（１２）及び前記バーチカルメンバ（１３）は、略コの字状に一体化されてラジエータサポート本体部を構成しており、
前記アッパメンバ（１１）は、前記ラジエータサポート本体部に対して着脱可能に組み付けられ、
さらに、前記バネ手段は、前記アッパメンバ（１１）を前記ロアメンバ（１２）側に引っ張り寄せる弾性力を前記アッパメンバ（１１）に作用させていることを特徴とする請求項１又は２に記載の車両の前端構造。A vertical member (13) extending vertically by connecting a longitudinal end of the upper member (11) and a longitudinal end of the lower member (12);
The lower member (12) and the vertical member (13) are integrated in a substantially U-shape to form a radiator support main body.
The upper member (11) is detachably attached to the radiator support main body,
3. The vehicle according to claim 1, wherein the spring means applies an elastic force to the upper member (11) to pull the upper member (11) toward the lower member (12). Front end structure.

前記バネ手段が弾性変形する際に、前記バネ手段に入力されたエネルギの少なくとも一部を熱エネルギに変換して大気中に放出するダンパー手段を有することを特徴とする請求項１又は２に記載の車両の前端構造。3. The device according to claim 1, further comprising a damper for converting at least a part of the energy input to the spring into thermal energy and releasing it into the atmosphere when the spring is elastically deformed. Vehicle front end structure.

前記フードロック（１８）は、前記アッパメンバ（１１）及び前記センターブレース（１６）の両者に固定されていることを特徴とする請求項１ないし３のいずれか１つに記載の車両の前端構造。The front end structure for a vehicle according to any one of claims 1 to 3, wherein the hood lock (18) is fixed to both the upper member (11) and the center brace (16).