JP2004216525A - 管内面研磨装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内面に汚染物を含む酸化皮膜等が存在する管の酸化皮膜を、原子力プラントの原子炉内のような環境下においても、遠隔操作により均一に酸化皮膜を除去することができ、被曝量の低減および汚染物の拡散防止も有効的に図れるようにする。
【解決手段】回転駆動用のモータ7と、このモータに連結され、研磨対象となる管に先端側が挿入されて軸心回りに回転する回転軸8と、この回転軸の先端側に設けられた研磨用の加工ヘッド9と、モータ7、回転軸8および加工ヘッド9を管2の軸方向に沿って移動させる送り機構10とを備え、加工ヘッド9は、非回転時に縮径して前記管の内径よりも小径となり、かつ回転時に遠心力で拡径することにより管2の内面にその外周面が接して研磨を行なう拡縮型の研磨工具27を有する。
【選択図】 図2
【解決手段】回転駆動用のモータ7と、このモータに連結され、研磨対象となる管に先端側が挿入されて軸心回りに回転する回転軸8と、この回転軸の先端側に設けられた研磨用の加工ヘッド9と、モータ7、回転軸8および加工ヘッド9を管2の軸方向に沿って移動させる送り機構10とを備え、加工ヘッド9は、非回転時に縮径して前記管の内径よりも小径となり、かつ回転時に遠心力で拡径することにより管2の内面にその外周面が接して研磨を行なう拡縮型の研磨工具27を有する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば原子力発電プラント等に設けられる配管の内面に形成された酸化被膜等を除去する場合に好適な管内面研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、管内面研磨装置としては、粒状体を混合した洗浄液を配管内に通過させ、粒状体を管内面の付着物に衝突させて研磨するようにしたもの(特許文献1参照)、配管内にベルトサンダを挿入して前後移動させるようにしたもの(特許文献2参照)、あるいは電磁力で磁性体砥石を管内面に滑らせて研磨させるもの(特許文献3参照)等が知られている。
【0003】
しかし、これらの従来技術では、粒状体を混合した洗浄液の処理が面倒であり、またベルトサンダや砥石等を適用するものでは管内面の全体的な均一研磨が困難であり、簡易処理、均一研磨等が強く望まれる原子力発電プラント等に設けられる配管の内面研磨には必ずしも適していない。
【0004】
なお、従来では他の手段として、グラインダのような汎用工具にフラップホイル等の研磨工具を取り付け、作業者が手作業によって研磨を行うこともある。しかし、その場合には、開口部近傍しか磨くことができず、人間がツールを使うため均一に磨くことが困難である。
【0005】
また、原子力発電プラント等に設けられる配管内には汚染物が存在している場合もあり、人間が汚染物に接近することは被曝可能性の面から問題があり、上記のような手作業の採用は困難である。特に、管内面の汚染物が細かい粉塵として飛散する可能性がある場合には、危険性が増加し、管近傍での手作業はさらに困難である。
【0006】
その他、配管の軸方向への移動機構に汎用工具を取り付け、配管内部に挿入して管内面の研磨を行なうことも考えられる。しかしながら、管内径とほぼ同じ外径を持つ汎用の研磨工具を使用する場合には、抵抗が大きく、容易に回転することができない
逆に、管内径よりも十分小さい内径を持つ汎用の研磨冶具を適用することも考えられる。しかし、この場合には発生する抵抗は小さいが、片当たり等が生じて管内面を均一に磨くことができない。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−279号公報
【0008】
【特許文献2】
特開平8−112747号公報
【0009】
【特許文献3】
特開平9−131653号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の各技術においては、簡易処理、均一研磨等の面から問題がある。また、原子力発電プラント等の配管内面研磨については、汚染の拡大や被曝可能性等の面から種々の問題がある。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、管の軸方向への移動が容易で、かつ管内面が均一に研磨できるとともに、汚染の拡大防止、被曝低減等の面でも有効な管内面研磨装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、請求項1に係る発明では、回転駆動用のモータと、このモータに連結され、研磨対象となる管に先端側が挿入されて軸心回りに回転する回転軸と、この回転軸の先端側に設けられた研磨用の加工ヘッドと、前記モータ、回転軸および加工ヘッドを前記管の軸方向に沿って移動させる送り機構とを備え、前記加工ヘッドは、非回転時に縮径して前記管の内径よりも小径となり、かつ回転時に遠心力で拡径することにより前記管の内面にその外周面が接して研磨を行なう拡縮型の研磨工具を有することを特徴とする管内面研磨装置を提供する。
【0013】
請求項2に係る発明では、前記研磨工具は、前記回転軸と同一軸心上に放射状に形成され遠心力により外径側に膨出する布製の羽根部を有するものである請求項1記載の管内面研磨装置を提供する。
【0014】
請求項3に係る発明では、前記モータの回転数、前記送り機構による前記回転軸の送り量、停止位置等の研磨用制御を遠隔にて行なう遠隔制御装置を備えた請求項1記載の管内面研磨装置を提供する。
【0015】
請求項4に係る発明では、前記管の回転軸挿入側端部を密封するシール機構と、前記管内から研磨屑を管外に吸引および回収する集塵機とを備えた請求項1記載の管内面研磨装置を提供する。
【0016】
請求項5に係る発明では、前記加工ヘッドは、前記拡縮型の研磨工具に代え、前記回転軸と偏心する位置に非拡径型の研磨工具を有する構成とした請求項1記載の管内面研磨装置を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る管内面研磨装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、管内面研磨装置の全体構成図である。図2は、同装置の要部を拡大して示す部分断面図であり、図3は研磨工具を拡大して示す構成図である。
【0019】
本実施形態では、図1に示すように、原子力発電プラントの作業床1の上方に垂直に固定配置された複数の平行な管2,2a,2bのうち、一つの管2の内面を、下方から研磨する管内面研磨装置3を例として説明する。なお、図示の各管2,2a,2bの下端部は、その下方への連結管をそれぞれ取外して開口した状態となっており、これらの管2,2a,2bの下方に管内面研磨装置3が設置される。
【0020】
管内面研磨装置3は大別して、管2,2a,2bに連結される研磨作業用動作部としての本体部4と、この本体部4の動作を制御するための遠隔制御装置(制御盤)5と、研磨対象となる管2内に研磨作業により発生する研磨屑を管内から管外に吸引および回収処理する集塵機6とを備えている。
【0021】
本体部4は、回転駆動用のモータ7と、このモータ7に連結され、研磨対象となる管2に先端側が挿入されて軸心回りに回転する回転軸8と、この回転軸8の先端側に設けられた加工ヘッド9と、モータ7、回転軸8および加工ヘッド9を管2の軸方向(上下方向)aに沿って移動させる送り機構10とを備えている。
【0022】
この本体部4の構成を図2に詳細に示している。図2に示すように、本体部4は、管2,2a等のフランジ部11,11a等の下面に着脱可能に装着される水平な取付板12を有し、この取付板12がフランジ部11,11aに取付ねじ13により固定されている。取付板12には、研磨対象となる管2の下端部に連通する縦長な連通管部14が設けられ、この連通管部14を介して上述の回転軸8および加工ヘッド9等が管2内に下方から挿入されるようになっている。また、取付板12の下面には、送り機構10を保持する送り機構保持フレーム15が設けられている。
【0023】
送り機構10は、送り機構保持フレーム15に設けられた回転速度および回転方向可変のモータ・減速機等の送り用駆動部16と、この送り用駆動部16によって回転駆動される垂直下方に配されたボールねじ17と、このボールねじ17に係合する移動用のナット18とを備えた構成となっている。
【0024】
移動用のナット18には、モータ連結具19が一体的に設けられ、このモータ連結具19には上述した回転駆動用のモータ7が支持されている。モータ7は垂直上方に向く図示省略の出力軸を有し、この出力軸に上述の垂直な回転軸8の下端が連結されている。モータ7は、回転速度および回転方向が可変とされている。
【0025】
なお、図1に示した制御盤5は、回転軸8駆動用のモータ7および送り機構10の送り用駆動部16等に電気的に接続され、これらモータ7の回転数、送り機構10による回転軸8の送り量、停止位置等の研磨用制御を遠隔にて行なうようになっている。すなわち、制御盤5では研磨速度(回転速度)、1ヶ所での停止時間(研磨時間)、軸方向の送り量、進行方向等の設定が可能であり、起動スイッチ等が備えられている。また、制御盤5には、研磨速度(回転数)、軸方向の位置、軸方向の送り量等が表示されるようになっている。これにより、予め研磨速度(回転速度)、1ヶ所での研磨時間および軸方向の送り速度を設定することにより、遠隔自動作業が可能となっている。
【0026】
回転軸8の周囲には、モータ7等の外殻部に下端が固定された垂直な連結管20が配され、これら回転軸8と連結管20とは、互いに略同一高さ位置まで延び、これらの上端が連通管部14を介して研磨対象となる管2内に下方から挿入し得る構成となっている。連通管部14の下端部、すなわち管2の回転軸挿入側端部には、シール機構21が設けられ、これにより管2内が外部から気密に密封シールされるようになっている。
【0027】
連通管部14の管壁におけるシール機構21よりも上端側の部位には、研磨屑排出用の孔22が穿設されるとともに、この孔22には研磨屑排出管23が接続されている。さらに、研磨屑排出管23は、可撓性のホース24を介して集塵機6に接続されている。なお、研磨屑排出管23は、連通管部14の下端に取付けた連結具25により安定的に支持固定されている。
【0028】
回転軸8の上端には、加工ヘッド9が設けられている。図3は、この加工ヘッド9を詳細に示している。図3に示すように、加工ヘッド9は、回転軸8と一体回転する工具保持部26と、この工具保持部26に着脱可能に保持される研磨工具27とを有する構成となっている。
【0029】
工具保持部26は、回転軸8を囲む連結管20の上端に一体的に設けられたボールベアリング等の軸受部28と、回転軸8の上端にピン29を介して同心的に連結され、かつ軸受部28に支持されて垂直軸心回りに回転する回転保持具30と、この回転保持具30に設けられた研磨工具着脱用の着脱具31とを備えている。
【0030】
着脱具31は、例えば上端側が開口し、その上方から挿入される垂直な軸を着脱可能に、かつ一体回転可能に締結保持するものである。
【0031】
研磨工具27は、非回転時には縮径して管2の内径よりも小径となり、かつ回転時には遠心力で拡径することにより、管2の内面にその外周面が接して研磨を行なう拡縮型の構成とされている。
【0032】
すなわち、研磨工具27は、着脱具31に上方から着脱可能に挿入保持されて回転軸8と同軸的に回転できる軸体32と、この軸体32に設けられて回転軸8と同一軸心上に放射状に形成された布製の羽根部33とを有し、羽根部33に研磨材が設けられた構成となっている。
【0033】
そして、羽根部33が軸体32とともに垂直軸心回り(図3の矢印b方向)に回転した場合に、羽根部33は遠心力によって外径側に膨出して、拡径するようになっている(図3の矢印c、および仮想線参照)。
【0034】
以上の構成のもとで、研磨作業を行なう場合には、まず準備作業として、図1および図2に示すように、下端が開口した管2,2aのフランジ部11,11a等に対し、取付板12を取付ねじ13によって取付ける。なお、この取付の際には、モータ7および回転軸8等が、昇降位置における最下部に配置された状態としておく。この準備段階では、加工ヘッド9が管2内への挿入前であるため、加工ヘッド9が図2に示した状態よりも下方に配置され、連通管部14内に収納されている。
【0035】
この状態で、図1に示した制御盤5のスイッチ操作により、モータ7および送り機構10を駆動することにより、研磨作業を開始する。
【0036】
研磨作業が開始されると、送り機構10のボールネジ17が所定回転して、回転軸8をボールネジ17に沿って垂直上方に上昇させる。これにより、加工ヘッド9が上昇して、管2内に挿入され、図2に示した状態となる。
【0037】
そして、モータ7の駆動により回転軸8を介して加工ヘッド9が回転することにより、加工ヘッド9の研磨工具27が遠心力によって管2の内径よりも大きく拡径する。拡径した研磨工具27は管2の内面に圧接して回転し、これにより、管2の内面研磨が行なわれる。すなわち、研磨工具27によって、配管2内面の汚染物を含む酸化皮膜が除去され、粉塵となる。通常の研磨工具は回転させてもさほど直径は大きくならないが、本実施形態の研磨工具27は羽根部33の長さが長く、回転の際発生する遠心力により十分広がる。
【0038】
この内面研磨の進行は、制御盤5により、モータ7の回転数、送り機構10による回転軸8の送り量、停止位置等の研磨用制御が遠隔にて行なわれる。すなわち、制御盤5においては、研磨速度(回転速度)、1ヶ所での停止時間(研磨時間)、軸方向の送り量、進行方向が設定でき、さらに研磨速度(回転数)、軸方向の位置、軸方向の送り量が表示される。これにより、遠隔作業が確実に行なわれる。
【0039】
研磨により発生した汚染物を含む粉塵は、連通管部14の孔22から、研磨屑排出管23およびホース24を経由して集塵機6に送られ、汚染物は集塵機内部のフィルタにより分離抽出される。なお、連通管部14の下端部にはシール機構21が設けられているため、外気が管内に吸込まれることはなく、また汚染物が外部に漏洩することもない。
【0040】
このように、研磨時に発生した汚染物を含んだ粉塵は空気とともに集塵機6に吸引され、吸引された粉塵は、フィルタによって分離され、汚染の拡大防止が可能となる。
【0041】
また、予め研磨速度、1ヶ所での研磨時間および軸方向の送り速度を設定することにより、遠隔作業が可能であり、その結果、作業員の被曝低減が可能となる。
【0042】
なお、本発明においては、拡縮型の研磨工具27に代え、回転軸8と偏心する位置に非拡径型の研磨工具を有する構成とすることも可能である。このような構成にすれば、研磨工具の軸が加工ヘッド9の回転軸と偏心する構造となるため、回転により広がる研磨工具の代わりに汎用研磨工具の使用が可能となる。したがって、汎用の研磨工具の利用により、前記実施形態と同等な作用を行なうことが可能となる。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、内面に汚染物を含む酸化皮膜等が存在する管の酸化皮膜を、人が管の近くに長時間居られない環境、例えば原子力プラントの原子炉内のような環境下においても、遠隔操作により均一に酸化皮膜を除去することができ、ひいては被曝量の低減および汚染物の拡散防止も有効的に図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す管内面研磨装置の構成図。
【図2】図1の要部を一部断面として示す拡大図。
【図3】本発明の一実施形態による研磨工具をさらに拡大して示す構成図。
【符号の説明】
1 作業床
2,2a,2b 管
3 管内面研磨装置
4 本体部
5 遠隔制御装置(制御盤)
6 集塵機
7 モータ
8 回転軸
9 加工ヘッド
10 送り機構
11,11a フランジ部
12 取付板
13 取付ねじ
14 連通管部
15 送り機構保持フレーム
16 送り用駆動部
17 ボールねじ
18 移動ナット
19 モータ連結具
20 連結管
21 シール機構
22 孔
23 研磨屑排出管
24 ホース
25 連結具
26 工具保持部
27 研磨工具
28 軸受部
29 ピン
30 回転保持具
31 着脱具
32 軸体
33 羽根部
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば原子力発電プラント等に設けられる配管の内面に形成された酸化被膜等を除去する場合に好適な管内面研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、管内面研磨装置としては、粒状体を混合した洗浄液を配管内に通過させ、粒状体を管内面の付着物に衝突させて研磨するようにしたもの(特許文献1参照)、配管内にベルトサンダを挿入して前後移動させるようにしたもの(特許文献2参照)、あるいは電磁力で磁性体砥石を管内面に滑らせて研磨させるもの(特許文献3参照)等が知られている。
【0003】
しかし、これらの従来技術では、粒状体を混合した洗浄液の処理が面倒であり、またベルトサンダや砥石等を適用するものでは管内面の全体的な均一研磨が困難であり、簡易処理、均一研磨等が強く望まれる原子力発電プラント等に設けられる配管の内面研磨には必ずしも適していない。
【0004】
なお、従来では他の手段として、グラインダのような汎用工具にフラップホイル等の研磨工具を取り付け、作業者が手作業によって研磨を行うこともある。しかし、その場合には、開口部近傍しか磨くことができず、人間がツールを使うため均一に磨くことが困難である。
【0005】
また、原子力発電プラント等に設けられる配管内には汚染物が存在している場合もあり、人間が汚染物に接近することは被曝可能性の面から問題があり、上記のような手作業の採用は困難である。特に、管内面の汚染物が細かい粉塵として飛散する可能性がある場合には、危険性が増加し、管近傍での手作業はさらに困難である。
【0006】
その他、配管の軸方向への移動機構に汎用工具を取り付け、配管内部に挿入して管内面の研磨を行なうことも考えられる。しかしながら、管内径とほぼ同じ外径を持つ汎用の研磨工具を使用する場合には、抵抗が大きく、容易に回転することができない
逆に、管内径よりも十分小さい内径を持つ汎用の研磨冶具を適用することも考えられる。しかし、この場合には発生する抵抗は小さいが、片当たり等が生じて管内面を均一に磨くことができない。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−279号公報
【0008】
【特許文献2】
特開平8−112747号公報
【0009】
【特許文献3】
特開平9−131653号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の各技術においては、簡易処理、均一研磨等の面から問題がある。また、原子力発電プラント等の配管内面研磨については、汚染の拡大や被曝可能性等の面から種々の問題がある。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、管の軸方向への移動が容易で、かつ管内面が均一に研磨できるとともに、汚染の拡大防止、被曝低減等の面でも有効な管内面研磨装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、請求項1に係る発明では、回転駆動用のモータと、このモータに連結され、研磨対象となる管に先端側が挿入されて軸心回りに回転する回転軸と、この回転軸の先端側に設けられた研磨用の加工ヘッドと、前記モータ、回転軸および加工ヘッドを前記管の軸方向に沿って移動させる送り機構とを備え、前記加工ヘッドは、非回転時に縮径して前記管の内径よりも小径となり、かつ回転時に遠心力で拡径することにより前記管の内面にその外周面が接して研磨を行なう拡縮型の研磨工具を有することを特徴とする管内面研磨装置を提供する。
【0013】
請求項2に係る発明では、前記研磨工具は、前記回転軸と同一軸心上に放射状に形成され遠心力により外径側に膨出する布製の羽根部を有するものである請求項1記載の管内面研磨装置を提供する。
【0014】
請求項3に係る発明では、前記モータの回転数、前記送り機構による前記回転軸の送り量、停止位置等の研磨用制御を遠隔にて行なう遠隔制御装置を備えた請求項1記載の管内面研磨装置を提供する。
【0015】
請求項4に係る発明では、前記管の回転軸挿入側端部を密封するシール機構と、前記管内から研磨屑を管外に吸引および回収する集塵機とを備えた請求項1記載の管内面研磨装置を提供する。
【0016】
請求項5に係る発明では、前記加工ヘッドは、前記拡縮型の研磨工具に代え、前記回転軸と偏心する位置に非拡径型の研磨工具を有する構成とした請求項1記載の管内面研磨装置を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る管内面研磨装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、管内面研磨装置の全体構成図である。図2は、同装置の要部を拡大して示す部分断面図であり、図3は研磨工具を拡大して示す構成図である。
【0019】
本実施形態では、図1に示すように、原子力発電プラントの作業床1の上方に垂直に固定配置された複数の平行な管2,2a,2bのうち、一つの管2の内面を、下方から研磨する管内面研磨装置3を例として説明する。なお、図示の各管2,2a,2bの下端部は、その下方への連結管をそれぞれ取外して開口した状態となっており、これらの管2,2a,2bの下方に管内面研磨装置3が設置される。
【0020】
管内面研磨装置3は大別して、管2,2a,2bに連結される研磨作業用動作部としての本体部4と、この本体部4の動作を制御するための遠隔制御装置(制御盤)5と、研磨対象となる管2内に研磨作業により発生する研磨屑を管内から管外に吸引および回収処理する集塵機6とを備えている。
【0021】
本体部4は、回転駆動用のモータ7と、このモータ7に連結され、研磨対象となる管2に先端側が挿入されて軸心回りに回転する回転軸8と、この回転軸8の先端側に設けられた加工ヘッド9と、モータ7、回転軸8および加工ヘッド9を管2の軸方向(上下方向)aに沿って移動させる送り機構10とを備えている。
【0022】
この本体部4の構成を図2に詳細に示している。図2に示すように、本体部4は、管2,2a等のフランジ部11,11a等の下面に着脱可能に装着される水平な取付板12を有し、この取付板12がフランジ部11,11aに取付ねじ13により固定されている。取付板12には、研磨対象となる管2の下端部に連通する縦長な連通管部14が設けられ、この連通管部14を介して上述の回転軸8および加工ヘッド9等が管2内に下方から挿入されるようになっている。また、取付板12の下面には、送り機構10を保持する送り機構保持フレーム15が設けられている。
【0023】
送り機構10は、送り機構保持フレーム15に設けられた回転速度および回転方向可変のモータ・減速機等の送り用駆動部16と、この送り用駆動部16によって回転駆動される垂直下方に配されたボールねじ17と、このボールねじ17に係合する移動用のナット18とを備えた構成となっている。
【0024】
移動用のナット18には、モータ連結具19が一体的に設けられ、このモータ連結具19には上述した回転駆動用のモータ7が支持されている。モータ7は垂直上方に向く図示省略の出力軸を有し、この出力軸に上述の垂直な回転軸8の下端が連結されている。モータ7は、回転速度および回転方向が可変とされている。
【0025】
なお、図1に示した制御盤5は、回転軸8駆動用のモータ7および送り機構10の送り用駆動部16等に電気的に接続され、これらモータ7の回転数、送り機構10による回転軸8の送り量、停止位置等の研磨用制御を遠隔にて行なうようになっている。すなわち、制御盤5では研磨速度(回転速度)、1ヶ所での停止時間(研磨時間)、軸方向の送り量、進行方向等の設定が可能であり、起動スイッチ等が備えられている。また、制御盤5には、研磨速度(回転数)、軸方向の位置、軸方向の送り量等が表示されるようになっている。これにより、予め研磨速度(回転速度)、1ヶ所での研磨時間および軸方向の送り速度を設定することにより、遠隔自動作業が可能となっている。
【0026】
回転軸8の周囲には、モータ7等の外殻部に下端が固定された垂直な連結管20が配され、これら回転軸8と連結管20とは、互いに略同一高さ位置まで延び、これらの上端が連通管部14を介して研磨対象となる管2内に下方から挿入し得る構成となっている。連通管部14の下端部、すなわち管2の回転軸挿入側端部には、シール機構21が設けられ、これにより管2内が外部から気密に密封シールされるようになっている。
【0027】
連通管部14の管壁におけるシール機構21よりも上端側の部位には、研磨屑排出用の孔22が穿設されるとともに、この孔22には研磨屑排出管23が接続されている。さらに、研磨屑排出管23は、可撓性のホース24を介して集塵機6に接続されている。なお、研磨屑排出管23は、連通管部14の下端に取付けた連結具25により安定的に支持固定されている。
【0028】
回転軸8の上端には、加工ヘッド9が設けられている。図3は、この加工ヘッド9を詳細に示している。図3に示すように、加工ヘッド9は、回転軸8と一体回転する工具保持部26と、この工具保持部26に着脱可能に保持される研磨工具27とを有する構成となっている。
【0029】
工具保持部26は、回転軸8を囲む連結管20の上端に一体的に設けられたボールベアリング等の軸受部28と、回転軸8の上端にピン29を介して同心的に連結され、かつ軸受部28に支持されて垂直軸心回りに回転する回転保持具30と、この回転保持具30に設けられた研磨工具着脱用の着脱具31とを備えている。
【0030】
着脱具31は、例えば上端側が開口し、その上方から挿入される垂直な軸を着脱可能に、かつ一体回転可能に締結保持するものである。
【0031】
研磨工具27は、非回転時には縮径して管2の内径よりも小径となり、かつ回転時には遠心力で拡径することにより、管2の内面にその外周面が接して研磨を行なう拡縮型の構成とされている。
【0032】
すなわち、研磨工具27は、着脱具31に上方から着脱可能に挿入保持されて回転軸8と同軸的に回転できる軸体32と、この軸体32に設けられて回転軸8と同一軸心上に放射状に形成された布製の羽根部33とを有し、羽根部33に研磨材が設けられた構成となっている。
【0033】
そして、羽根部33が軸体32とともに垂直軸心回り(図3の矢印b方向)に回転した場合に、羽根部33は遠心力によって外径側に膨出して、拡径するようになっている(図3の矢印c、および仮想線参照)。
【0034】
以上の構成のもとで、研磨作業を行なう場合には、まず準備作業として、図1および図2に示すように、下端が開口した管2,2aのフランジ部11,11a等に対し、取付板12を取付ねじ13によって取付ける。なお、この取付の際には、モータ7および回転軸8等が、昇降位置における最下部に配置された状態としておく。この準備段階では、加工ヘッド9が管2内への挿入前であるため、加工ヘッド9が図2に示した状態よりも下方に配置され、連通管部14内に収納されている。
【0035】
この状態で、図1に示した制御盤5のスイッチ操作により、モータ7および送り機構10を駆動することにより、研磨作業を開始する。
【0036】
研磨作業が開始されると、送り機構10のボールネジ17が所定回転して、回転軸8をボールネジ17に沿って垂直上方に上昇させる。これにより、加工ヘッド9が上昇して、管2内に挿入され、図2に示した状態となる。
【0037】
そして、モータ7の駆動により回転軸8を介して加工ヘッド9が回転することにより、加工ヘッド9の研磨工具27が遠心力によって管2の内径よりも大きく拡径する。拡径した研磨工具27は管2の内面に圧接して回転し、これにより、管2の内面研磨が行なわれる。すなわち、研磨工具27によって、配管2内面の汚染物を含む酸化皮膜が除去され、粉塵となる。通常の研磨工具は回転させてもさほど直径は大きくならないが、本実施形態の研磨工具27は羽根部33の長さが長く、回転の際発生する遠心力により十分広がる。
【0038】
この内面研磨の進行は、制御盤5により、モータ7の回転数、送り機構10による回転軸8の送り量、停止位置等の研磨用制御が遠隔にて行なわれる。すなわち、制御盤5においては、研磨速度(回転速度)、1ヶ所での停止時間(研磨時間)、軸方向の送り量、進行方向が設定でき、さらに研磨速度(回転数)、軸方向の位置、軸方向の送り量が表示される。これにより、遠隔作業が確実に行なわれる。
【0039】
研磨により発生した汚染物を含む粉塵は、連通管部14の孔22から、研磨屑排出管23およびホース24を経由して集塵機6に送られ、汚染物は集塵機内部のフィルタにより分離抽出される。なお、連通管部14の下端部にはシール機構21が設けられているため、外気が管内に吸込まれることはなく、また汚染物が外部に漏洩することもない。
【0040】
このように、研磨時に発生した汚染物を含んだ粉塵は空気とともに集塵機6に吸引され、吸引された粉塵は、フィルタによって分離され、汚染の拡大防止が可能となる。
【0041】
また、予め研磨速度、1ヶ所での研磨時間および軸方向の送り速度を設定することにより、遠隔作業が可能であり、その結果、作業員の被曝低減が可能となる。
【0042】
なお、本発明においては、拡縮型の研磨工具27に代え、回転軸8と偏心する位置に非拡径型の研磨工具を有する構成とすることも可能である。このような構成にすれば、研磨工具の軸が加工ヘッド9の回転軸と偏心する構造となるため、回転により広がる研磨工具の代わりに汎用研磨工具の使用が可能となる。したがって、汎用の研磨工具の利用により、前記実施形態と同等な作用を行なうことが可能となる。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、内面に汚染物を含む酸化皮膜等が存在する管の酸化皮膜を、人が管の近くに長時間居られない環境、例えば原子力プラントの原子炉内のような環境下においても、遠隔操作により均一に酸化皮膜を除去することができ、ひいては被曝量の低減および汚染物の拡散防止も有効的に図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す管内面研磨装置の構成図。
【図2】図1の要部を一部断面として示す拡大図。
【図3】本発明の一実施形態による研磨工具をさらに拡大して示す構成図。
【符号の説明】
1 作業床
2,2a,2b 管
3 管内面研磨装置
4 本体部
5 遠隔制御装置(制御盤)
6 集塵機
7 モータ
8 回転軸
9 加工ヘッド
10 送り機構
11,11a フランジ部
12 取付板
13 取付ねじ
14 連通管部
15 送り機構保持フレーム
16 送り用駆動部
17 ボールねじ
18 移動ナット
19 モータ連結具
20 連結管
21 シール機構
22 孔
23 研磨屑排出管
24 ホース
25 連結具
26 工具保持部
27 研磨工具
28 軸受部
29 ピン
30 回転保持具
31 着脱具
32 軸体
33 羽根部
Claims (5)
- 回転駆動用のモータと、このモータに連結され、研磨対象となる管に先端側が挿入されて軸心回りに回転する回転軸と、この回転軸の先端側に設けられた研磨用の加工ヘッドと、前記モータ、回転軸および加工ヘッドを前記管の軸方向に沿って移動させる送り機構とを備え、前記加工ヘッドは、非回転時に縮径して前記管の内径よりも小径となり、かつ回転時に遠心力で拡径することにより前記管の内面にその外周面が接して研磨を行なう拡縮型の研磨工具を有することを特徴とする管内面研磨装置。
- 前記研磨工具は、前記回転軸と同一軸心上に放射状に形成され遠心力により外径側に膨出する布製の羽根部を有するものである請求項1記載の管内面研磨装置。
- 前記モータの回転数、前記送り機構による前記回転軸の送り量、停止位置等の研磨用制御を遠隔にて行なう遠隔制御装置を備えた請求項1記載の管内面研磨装置。
- 前記管の回転軸挿入側端部を密封するシール機構と、前記管内から研磨屑を管外に吸引および回収する集塵機とを備えた請求項1記載の管内面研磨装置。
- 前記加工ヘッドは、前記拡縮型の研磨工具に代え、前記回転軸と偏心する位置に非拡径型の研磨工具を有する構成とした請求項1記載の管内面研磨装置。
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- 2003-01-16 JP JP2003008625A patent/JP2004216525A/ja active Pending
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