JP2004215025A - ホワイトバランス補正値設定システムおよび撮像感度調整値設定システム - Google Patents

ホワイトバランス補正値設定システムおよび撮像感度調整値設定システム Download PDF

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Abstract

【課題】小型でかつ消費電力も少ない光源を用いて撮像手段へホワイトバランス補正値または撮像感度調整値を設定する。
【解決手段】光源2を、多数のR、G、B3色の発光ダイオードから構成されるパネル4と制御部5とから構成する。設定装置7から色温度として5500度K:昼光用を設定すると、制御部5はパネル4の各色毎の発光ダイオードの発光量を制御して色温度5500度Kの光を射出させる。また、設定装置7は、ホワイトバランス補正値設定モードコマンドをデジタルカメラ3へ出力する。デジタルカメラ3では、ホワイトバランス補正値を算出して、5500度K:昼光用のホワイトバランス補正値として設定する。同様に3200度K:電灯光用のホワイトバランス補正値も設定する。従来ホワイトバランス補正値を設定する際に必要であったランプ等の大型で消費電力の多い光源を不要とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホワイトバランス補正を行うデジタルカメラ等の撮像手段にホワイトバランス補正値を設定するホワイトバランス補正値設定システムおよび撮像手段に所定の撮像感度で撮像を行うための撮像感度調整値を設定する撮像感度調整値設定システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラ等のカラー写真をCCD等の撮像素子を用いて撮影する撮像装置においては、光源の色温度に関係なく、白い被写体を白く撮像することができるように色を調整するホワイトバランス補正が行われている。人間の目には、屋内発熱電球下等、赤色が強く色温度の低い光が照射された場合でも、野外等で青色が強く色温度が高い光が照射された場合であっても、白い物は白く見える。これは人間の脳が自動的に色のバランスを補正して白を白として認識する機能を有しているためである。一方デジタルカメラやビデオカメラ等に使用される撮像手段においては、色温度の低い光が照射された場合には、白い物は赤く撮像され、色温度が高い光が照射された場合には白い物は青く撮像されてしまう。このような現象を防止し、人間の脳が有する色バランスの補正機能を信号処理により行い、色温度に係わらず白を白として画像を取得する機能がホワイトバランス補正である。
【0003】
通常ホワイトバランス補正を行うためには、種々の色温度の光が照射された状態で撮像を行い、各色温度において、白を白として画像を取得するように、RGB画像信号のそれぞれのゲインを補正して、その補正値(以下ホワイトバランス補正値と記載)を色温度と対応させて補正値記憶部へ記憶しておく。具体的には色温度が低い場合にはG画像信号およびB画像信号に対してR画像信号のゲインを低く設定し、色温度が高い場合にはR画像信号およびG画像信号に対してB画像信号のゲインを低く設定するようにホワイトバランス補正値を設定する。撮像を行う際には、まず色温度の検出手段により、外光の色温度を検出し、該色温度と対応するホワイトバランス補正値を利用して色バランスを補正した画像を取得する。
【0004】
撮像手段に搭載されるレンズ、カラーフィルタなどの透過特性により撮像手段毎に適切なホワイトバランス補正値が異なるため、ホワイトバランス補正値は、撮像手段毎に実測により取得されて、設定されている。具体的には、種々の色温度を有する光源、例えば昼光用(5500度K)のランプや、電灯光用(3200度K)のランプ等の基準光源を準備し、これらの基準光源から射出される光を用いて順次撮像を行い、実際に撮像素子から出力されるRGB画像信号を検出し、これらの画像信号値の比が等しくなるように色温度毎にホワイトバランス補正値を決定して、各撮像手段へ設定している。(例えば特許文献1参照)
なお、撮像時における外光の色温度の検出方式としては、種々の方式があり、例えば外光の色温度を直接測定する外測センサ方式、撮像手段で撮像した出力信号から外光の色を算出して色温度を求めるTTL(Throught The Lenz)方式、あるいは両者を用いるハイブリッド方式等がある。
【0005】
また、使用者が判断した外光の色温度により画像を取得するため、あるいは取得した画像に特殊な効果を与えるために、色温度の測定を行わず、手動にてホワイトバランス補正値を選択する機能を有する撮像手段も多い。
【0006】
また、従来の撮像手段では、撮像感度として例えば、フィルムを使用した際のISO感度に準じて、ISO感度100相当あるいはISO感度400相当等の撮像感度が設定されている。またこれらの撮像感度間で切り換え可能な撮像手段も多い。このような撮像手段では、それぞれの撮像感度に対して撮像感度調整値が予め設定されている。これらの撮像感度調整値を設定する際には、まず、所定の輝度を有するランプ等の基準光源を準備し、この基準光源から射出される光を用いて撮像を行う。そして、撮像手段から出力される画像信号の信号値を検出し、所望の信号値、例えばISO感度100相当またはISO感度400相当の信号値が得られる撮像感度調整値を求め、ISO感度100相当の撮像感度調整値またはISO感度400相当の撮像感度調整値として各撮像手段へ設定する。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−320717号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
近年デジタルカメラ等の撮像手段の製造コストの低減が強く望まれている。しかしながら、撮像手段にホワイトバランス補正値あるいは撮像感度調整値を設定する際には、上述のようにランプ等から成る大がかりで消費電力が多い光源が必要であり、製造コストの低減を妨げているという問題がある。
【0009】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、小型でかつ消費電力も少ない光源を用いてホワイトバランス補正値を設定するホワイトバランス設定システムまたは撮像感度調整値を設定する撮像感度調整値設定システムを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によるホワイトバランス補正値設定システムは、光源から所定の色温度の光を射出させて、撮像手段へ入射させ、該所定の色温度に対して、前記撮像手段のホワイトバランスを補正するように前記撮像手段へホワイトバランス補正値を設定するホワイトバランス補正値設定システムにおいて、
前記光源がRGB3色の多数の発光ダイオードから構成され、各色毎の発光ダイオードの発光量を制御することにより射出する光の色温度を調整可能なものであることを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明による撮像感度調整値設定システムは、光源から所定の輝度の光を射出させて、撮像手段へ入射させ、該所定の輝度に対して、前記撮像手段から出力される信号値が所定の信号値となるように前記撮像手段へ撮像感度調整値を設定する撮像感度調整値設定システムにおいて、
前記光源がRGB3色の多数の発光ダイオードから構成され、発光ダイオードの発光量を制御することにより射出する光の輝度を調整可能なものであることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の効果】
本発明によるホワイトバランス補正値設定システムは、光源に、RGB3色の多数の発光ダイオードから構成される小型でかつ消費電力も少ない光源を用いるので、従来必要であった大がかりで消費電力が多いものを使用する必要がない。また、RGB3色の多数の発光ダイオードから構成される光源は、色温度を正確に調整可能であるため、ホワイトバランス補正値を正確に設定することができる。
【0013】
また、本発明による撮像感度調整値設定システムも、RGB3色の多数の発光ダイオードから構成される小型でかつ消費電力も少ない光源を用いて撮像感度調整値を設定することができるので、従来必要であった大がかりで消費電力が多い光源を使用する必要がない。また、RGB3色の多数の発光ダイオードから構成される光源は、輝度を正確に調整可能であるため、撮像感度調整値を正確に設定することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態であるデジタルカメラのホワイトバランス補正値および撮像感度調整値設定システムの構成図であり、図2はデジタルカメラの概略構成図である。ホワイトバランス補正値および撮像感度調整値設定システムは、光源2と、光源2とデジタルカメラ3に接続されているコンピュータから成るホワイトバランス補正値・撮像感度調整値設定装置7(以下設定装置7と記載)とから構成されている。
【0015】
光源2は、図3に示すように赤色波長帯域の光を発する発光ダイオード4R、緑色波長帯域の光を発する発光ダイオード4Gおよび青色波長帯域の光を発する発光ダイオード4Bが多数配列されたパネル4と、これらの発光ダイオードの発光量を制御する制御部5とから構成されている。パネル4は、デジタルカメラ3の結像光系11に対向する位置に配置されている。
【0016】
デジタルカメラ3は、結像光学系11と、オンチップのRGB系フィルタ12が取り付けられているCCD撮像素子13と、該CCD撮像素子13から出力された画像信号を設定された増幅率(撮像感度調整値)で増幅する撮像感度調整部14と、該撮像感度調整部14から出力された画像信号をA/D変換するA/D変換部15と、A/D変換部15でデジタル化された画像信号を各色毎に設定された増幅率(ホワイトバランス補正値)で増幅するホワイトバランス補正部16と、該ホワイトバランス補正部16から出力された画像信号に対して、所定の信号処理を施す信号処理部17と、該信号処理部17により所定の信号処理が施された画像信号を表示する表示部18と、また信号処理部17により画像圧縮などの信号処理が施された画像信号を記録する記録部19と、撮像感度調整部14に撮像感度調整値を設定し、ホワイトバランス補正部16にホワイトバランス補正値を設定する撮像感度・ホワイトバランス制御部20(以下制御部20と記載)と、該制御部20に接続されている手動入力部21、色温度センサ22およびUSB端子24とを備えている。また、制御部20は記憶部23を有し、信号処理部17と接続され、またA/D変換部15の出力が入力されている。なお、ホワイトバランス補正部16、信号処理部17および制御部20は、カメラ制御部25に含まれるものであり、カメラ制御部25はカメラ機能全般を制御するものである。
【0017】
結像光学系11は、光軸に沿って配置された集光レンズ31および対物レンズ32と、集光レンズ31と対物レンズ32の間に配置された視野絞り33とから構成されている。
【0018】
CCD撮像素子13は、マトリクス状に配置された多数の光電変換素子から構成され、各光電変換素子に入射した光は光電変換されて、RGB画像信号として出力される。CCD撮像素子13から出力されたRGB画像信号は、撮像感度調整部14、A/D変換部15およびホワイトバランス補正部16を介して信号処理部17へ出力される。
【0019】
CCD撮像素子13にオンチップされているRGB系フィルタ12は、図4に模式的に示すように、約400nmから約450nmの波長帯域の光を透過させるBフィルタ12aと、約500nmから約550nmの波長帯域の光を透過させるGフィルタ12bと、約600nmから650nmの波長帯域の光を透過させるRフィルタ12cとが交互に配置されている。
【0020】
CCD撮像素子13からは、Bフィルタ12aを透過した約400nmから約450nmの波長帯域の光の信号値がB画像信号として出力され、またGフィルタ12bを透過した約500nmから約550nmの波長帯域の光の信号値がG画像信号として出力され、Rフィルタ12cを透過した約600nmから650nmの波長帯域の光の信号値がR画像信号として出力される。
【0021】
CCD撮像素子13から出力されたR、GおよびB画像信号は、撮像感度調整部14で設定された増幅率(撮像感度調整値)で増幅され、A/D変換部15でデジタル化され、さらにホワイトバランス補正部16において各色毎に設定された増幅率(ホワイトバランス補正値)で増幅され、信号処理部17により所定の信号処理が施されて、カラー画像信号として表示部18へ出力される。また信号処理部17により画像圧縮などの信号処理が施されたカラー画像信号は、記録部19に記録される。
【0022】
なお、本デジタルカメラ3は、USB端子24からホワイトバランス補正値設定モードコマンドあるいは撮像感度調整値設定モードコマンドが入力されると、通常の撮像動作を行う撮像モードからホワイトバランス補正値を設定するホワイトバランス補正値設定モードまたは撮像感度調整値を設定する撮像感度調整値設定モードに切り替わる。ホワイトバランス補正値設定モードまたは撮像感度調整値設定モードにおいては、制御部20が、ホワイトバランス補正値または撮像感度調整値を算出し、記憶部23に記憶する。
【0023】
以下ホワイトバランス補正値設定モードおよび撮像感度調整値設定モードにおける動作の詳細を説明する。通常、ホワイトバランス補正値の設定または撮像感度調整値の設定は、デジタルカメラ3の製造最終工程において行われることが多い。ホワイトバランス補正値として、昼光用(5500度K)のホワイトバランス補正値と、電灯光(3200度K)用のホワイトバランス補正値とを設定し、また撮像感度調整値としてISO感度100相当の撮像感度調整値とISO感度400相当の撮像感度調整値を設定する場合を例として説明を行う。
【0024】
まず、デジタルカメラ3の撮像光学系11の正面に、光源2のパネル4を配置する。また、設定装置7を光源2の制御部5およびデジタルカメラ3のUSB端子24へ接続する。
【0025】
設定装置7からホワイトバランス補正値設定モードコマンドをデジタルカメラ3へ出力する。デジタルカメラ3は、ホワイトバランス補正値設定モードへ切り替わる。さらに設定装置7は、光源2の制御部5へ、パネル4から射出する光の色温度として昼光用の色温度(5500度K)を設定する。制御部5は、パネル4から射出する光の色温度が5500度kとなるように、発光ダイオード4R、4Gおよび4Bの発光量の比を制御する。
【0026】
また、設定装置7は、デジタルカメラ3へホワイトバランス補正値設定信号(昼光用:5500度K)を出力する。デジタルカメラ3では、ホワイトバランス補正値設定信号(昼光用:5500度K)が入力されると、CCD撮像素子13により画像信号を取得する。制御部20では、A/D変換器15から出力されるR画像信号、G画像信号およびB画像信号の信号値が同一となるような各色毎の増幅率を算出し、その値をホワイトバランス補正値(昼光用:5500度K)として、記憶部23に記憶する。
【0027】
次に、設定装置7は、光源2の制御部5へ、パネル4から射出する光の色温度として電灯光用の色温度(3200度K)を設定する。制御部5は、パネル4から射出する光の色温度が3200度Kとなるように、発光ダイオード4R、4Gおよび4Bの発光量の比を制御する。
【0028】
次に、設定装置7は、デジタルカメラ3へホワイトバランス設定値信号(電灯光用:3200度K)を出力する。ホワイトバランス補正値設定信号(電灯光用:3200度K)が入力されると、CCD撮像素子13により画像信号を取得する。制御部20では、A/D変換器15から出力されるR画像信号、G画像信号およびB画像信号の信号値が同一となるような各色毎の増幅率を算出し、その値をホワイトバランス補正値(電灯光用:3200度K)として、記憶部23に記憶する。
【0029】
次に、設定装置7は、撮像感度調整値設定モードコマンドをデジタルカメラ3へ出力する。デジタルカメラ3は、撮像感度調整値設定モードへ切り替わる。さらに、設定装置7は、光源2の制御部5へ、パネル4から射出する光の輝度として、ISO感度100相当調整用の輝度を設定する。制御部5は、パネル4から射出する光の輝度がISO感度100相当調整用の輝度となるように、発光ダイオード4R、4Gおよび4Bの発光量の制御する。
【0030】
また、設定装置7は、デジタルカメラ3へ撮像感度調整値信号(ISO感度100相当)を出力する。デジタルカメラ3では、撮像感度調整値信号(ISO感度100相当)が入力されると、撮像を行い、制御部20では、信号処理部17から画像信号を入力しその信号値が、予め記憶されている信号値(ISO感度100相当)と等しくなるために必要な撮像感度調整部14の増幅率を算出し、撮像感度調整値(ISO感度100相当)として記憶部23に記憶する。
【0031】
続けて、設定装置7は、光源2の制御部5へ、パネル4から射出する光の輝度として、ISO感度400相当調整用の輝度を設定する。制御部5は、パネル4から射出する光の輝度がISO感度400相当調整用の輝度となるように、発光ダイオード4R、4Gおよび4Bの発光量の制御する。
【0032】
また、設定装置7は、デジタルカメラ3へ撮像感度調整値信号(ISO感度400相当)を出力する。デジタルカメラ3では、撮像感度調整値信号(ISO感度400相当)が入力されると、撮像を行い、制御部20では、信号処理部17から画像信号を入力しその信号値が、予め記憶されている信号値(ISO感度400相当)と等しくなるために必要な撮像感度調整部14の増幅率を算出し、撮像感度調整値(ISO感度400相当)として記憶部23に記憶する。
【0033】
以上の動作により、デジタルカメラ3の記憶部23には、ホワイトバランス補正値(昼光用:5500度K)、ホワイトバランス補正値(電灯光用:3200度K)、撮像感度調整値(ISO感度100相当)および撮像感度調整値(ISO感度400相当)が記憶される。
【0034】
実際に撮像を行う際には、デジタルカメラ3の使用者は、ますデジタルカメラ3の手動入力部21から撮像感度としてISO100相当またはISO400相当を選択する。選択された撮像感度に対応して記憶されている撮像感度調整値が記憶部23から読み出されて撮像感度調整部14に設定される。また、使用者は、ホワイトバランス補正値として、昼光用または電灯光用のどちらかを手動で選択する。選択されたホワイトバランス補正値が、記憶部23から読み出されてホワイトバランス補正部16に設定される。あるいは色温度センサ22により測定した外界の色温度に近い方のホワイトバランス補正値が自動的に選択されて、設定されてもよい。この結果、使用者の所望の撮像感度で撮像され、所望のホワイトバランス補正が施された画像を取得することができる。
【0035】
以上の説明で明らかなように、本発明によるホワイトバランス補正値および撮像感度調整値設定システムは、光源にRGB3色の多数の発光ダイオードから構成される小型でかつ消費電力も少ない光源2を用いるので、従来必要であった大がかりで消費電力が多い光源を使用する必要がない。このため、製造工場における調整設備の小型化および消費電力の低減を実現することができる。
【0036】
また、光源2は色温度および輝度を正確に調整可能であるため、ホワイトバランス補正値および撮像感度調整値を正確に設定することができる。さらに、従来のランプを用いた光源を使用する場合には、色温度または輝度を切り換えるために異なるランプを点灯させると、そのランプから射出される光の色温度または輝度が安定するまでホワイトバランス補正値または撮像感度調整値の設定を待たなければならなかったが、光源2を使用する場合には、色温度または輝度を変更した直後であっても安定した色温度または輝度の光が射出されるため、直ちにホワイトバランス補正値の設定または撮像感度調整値の設定を行うことができ、設定効率が向上する。
【0037】
また、光源2は任意の色温度の光を射出可能であるため、光源2を用いることにより、設定者が所望する全ての色温度に対してホワイトバランス補正値を設定することができ、ホワイトバランス補正値設定システムの利便性を向上することができる。
【0038】
なお、撮像感度を調整するために、CCD撮像素子から出力された画像信号の増幅率を調整したがこれに限定されるものではなく、例えばCCD撮像素子内部における増幅率を調整してもよいし、あるいはCCD撮像素子における電荷蓄積時間等を調整してもよい。また撮像光学系における絞り値を調整してもよい。
【0039】
また、本実施の形態の変型例として、図5に示すように設定装置7を使用せずに、手動入力部6により色温度または輝度を調整可能な制御部8を備えた光源9と、手動入力部からの手動入力操作によりホワイトバランス補正値設定モードまたは撮像感度調整値設定モードに切り替わるデジタルカメラ10とを用いて、デジタルカメラ10のホワイトバランス補正値および撮像感度調整値の設定を行うこともできる。設定装置が不要となるため、任意の場所でホワイトバランス補正値および撮像感度調整値の設定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるホワイトバランス補正値および撮像感度調整値設定システムの構成図
【図2】デジタルカメラの概略構成図
【図3】光源のパネルの説明図
【図4】CCD撮像素子にオンチップされるカラーフィルタの説明図
【図5】他のホワイトバランス補正値および撮像感度調整値設定システムの構成図
【符号の説明】
2、9 光源
3、10 デジタルカメラ
4 パネル
5、8 制御部
6 手動入力部
7 ホワイトバランス補正値・撮像感度調整値設定装置
11 結像光学系
12 カラーフィルタ
13 CCD撮像素子
14 撮像感度調整部
15 A/D変換部
16 ホワイトバランス補正部
17 信号処理部
18 表示部
19 記録部
20 撮像感度・ホワイトバランス制御部
21 手動入力部
22 色温度センサ
23 記憶部
24 USB端子
31 集光レンズ
32 対物レンズ
33 視野絞り

Claims (2)

  1. 光源から所定の色温度の光を射出させて、撮像手段へ入射させ、該所定の色温度に対して、前記撮像手段のホワイトバランスを補正するように前記撮像手段へホワイトバランス補正値を設定するホワイトバランス補正値設定システムにおいて、
    前記光源がRGB3色の多数の発光ダイオードから構成され、各色毎の発光ダイオードの発光量を制御することにより射出する光の色温度を調整可能なものであることを特徴とするホワイトバランス補正値設定システム。
  2. 光源から所定の輝度の光を射出させて、撮像手段へ入射させ、該所定の輝度に対して、前記撮像手段から出力される信号値が所定の信号値となるように前記撮像手段へ撮像感度調整値を設定する撮像感度調整値設定システムにおいて、
    前記光源がRGB3色の多数の発光ダイオードから構成され、該発光ダイオードの発光量を制御することにより射出する光の輝度を調整可能なものであることを特徴とする撮像感度調整値設定システム。
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