JP2004213948A - 導光板、面状光源装置、及び表示装置 - Google Patents

導光板、面状光源装置、及び表示装置 Download PDF

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誠之 河野
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Abstract

【課題】表示品位を向上させる導光板、面状光源装置、及び表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかる導光板は、光源11が発する光を面状に導く導光板13であって、光源により入射面21から入射された光を出射面22から面状に出射させる本体部13aと、本体部13aの入射面21と出射面22との間に位置する側面23に、本体部13aとの接続部又は内部が有色となるように本体部13aと一体成形され、光源11に対する位置を固定する凸部17とを備えたものである。また、本発明にかかる面状光源装置は導光板13を備えたバックライト・ユニット2であり、本発明にかかる表示装置はバックライト・ユニット2を備えた液晶表示装置1である。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、導光板、面状光源装置、及び表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータ、その他各種モニタ用の画像表示装置として、液晶表示装置の普及は目覚しいものがある。液晶表示装置は、典型的には、液晶表示パネルと、その背面に配置されたバックライト・ユニットと、を有する。液晶表示パネルは、その透過光を制御することにより、画像表示を行う。いくつかのタイプの液晶表示装置の一つに、サイドライト型(エッジライト型とも呼ばれる)のバックライト・ユニットを有するものがある。これは、液晶表示装置の薄型化のために、光源を表示面の側面に配置したものである。
【0003】
図11を用いて、この従来の面状光源装置について説明する。従来の面状光源装置であるバックライト・ユニット110は、光源111、リフレクタ112、プリズム・シート113、反射シート114、導光板115、フレーム116、拡散シート118a、118bを備えている。光源111より発せられた光は、導光板115へ直接入射し、あるいはリフレクタ112に反射されて導光板115へ入射する。入射面121から導光板115に入射した光は、主として出射面122と反出射面124の間で全反射を繰り返しながら、反入射面125方向へ伝搬する。
【0004】
導光板に入射した光は、出射面122の法線となす角が臨界角以下になると、出射面122より拡散シート118aへ出謝される。導光板115から出射された光は、拡散シート118aで拡散された後、プリズム・シート113に入射する。プリズム・シート113は反射、屈折を利用することにより、配光特性を調整し、拡散シート118bに光を出射する。拡散シート118bは、プリズム・シート113から出射される光を拡散する。
【0005】
図11に示すように、この従来のバックライト・ユニット110では、導光板115をフレーム116等に保持又は位置決めするために、導光板115の入射面121にほぼ直交する側面123上に凸部117が設けられている。この凸部117がフレーム116の凹部119に嵌ることによって、導光板115のフレーム116における位置が固定される。
【0006】
ところが、従来のバックライト・ユニット110では、側面123に設けた凸部117の影響により、明暗むらを生じ、表示品位の低下を招く。図12に示すように、導光板115内を伝搬する光は、側面123に到達すると、導光板115の内側へと反射される。これに対して、導光板115内を伝搬する光は、凸部117の部分では、側面123に到達する光よりも広がって凸部17の部分に侵入した後、凸部117の側面に到達して反射する。そのため、凸部117近傍の出射面122に到達する光量が少ない部分が生じ、暗部Aが視認される。
【0007】
さらに、従来のバックライト・ユニット110では、側面123に設けた凸部117の影響により、凸部117と側面123の接続部の角では、光が特定の方向に強く反射される。例えば、図12に示すように、入射面121に近い側の角Bでは凸部117の方向へ光が強く反射される。また、入射面121より遠い側の角Cでは導光板115の内側へ光が強く反射される。そのため、特に、入射面121から遠い側の部分Cでは、周辺部と比べて明るい輝線Dを発生させる。
【0008】
このような凸部117に到達した光が原因で生じる明暗むらや輝線を低減するために、例えば特許文献1において、凸部の根元にRを設け、あるいは凸部の側面に傾斜を設けることが開示されている。また、明暗むらを低減するために、凸部を極端に小さくすることも可能であるが、これにより導光板をフレーム等に保持することが困難となる。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−8426号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、光特性の向上された導光板、面状光源装置、及び表示装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る導光板は、入射面から入射した光を面状に導く導光板であって、本体部と、前記本体部の側面に形成された凸部を備え、前記凸部及び/又は前記凸部と前記本体部との接続部近傍において、前記導光板の内部が有色材料により形成されている。この構成を有することにより、導光板から出射される光の均一性を向上することができる。
【0012】
上記導光板において、凸部の実質的に全ての部分が有色であることができる。あるいは、前記凸部と前記本体部との接続部の角部であって、前記入射面から遠い角部及び/又は前記入射面に近い角部が有色であることができる。これらの構成を有することにより、効果的に導光板から出射される光の均一性を向上することができる。上記導光板において、前記有色部は、多色成形によって前記導光板と一体に形成されていることが好ましい。この構成を有することにより、所望の特性を有する導光板を効率的に形成することができる。前記凸部は、前記入射面と前記入射面に対向する反入射面との間に位置する側面に形成されていることができる。この構成を有することにより、上記側面に凸部が形成されたときに生ずる出射光の非均一性を低減することができる。
【0013】
本発明に係る面状光源装置は、光源と、前記光源から入射面に入射した光を面状に導く導光板とを備えた面状光源装置であって、前記導光板は、本体部と、前記本体部の側面に形成された凸部を備え、前記凸部及び/又は前記凸部と前記本体部との接続部近傍において、前記導光板の内部が有色材料により形成されている。この構成を有することにより、面状光源装置から出射される光の均一性を向上することができる。
【0014】
上記面状光源装置は、さらに、前記凸部が嵌る凹部を有し、当該凹部に前記凸部が嵌ることにより、前記導光板を保持するフレームを備え、前記凸部は、当該フレームの材料の光学的性質と実質的に同一の光学的性質を有する材料により形成されることが好ましい。この構成を有することにより、所望の特性を有する導光板を効率的に形成することができる。
【0015】
本発明に係る表示装置は、面状光源装置と、前記面状光源装置からの光を制御することによって表示を行う表示パネルとを備える表示装置であって、前記面状光源装置は、光源と前記光源から入射面に入射した光を面状に導く導光板と備え、前記導光板は、本体部と、前記本体部の側面に形成された凸部を備え、前記凸部もしくは前記凸部と前記本体部との接続部近傍において、前記導光板の内部が有色材料により形成されている。この構成を有することにより、表示装置の表示品位を向上することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明を適用可能な実施の形態を以下に説明する。以下の説明は、本発明の一つの実施形態を説明するものであって、本発明の範囲が以下の形態に限定されるものではない。当業者は、本発明の範囲において、必要もしくは可能な変更、変換、追加もしくは省略を行うことができる。又、以下の記載は、説明の明確化のため、実際の構成、寸法から、適宜、簡略もしくは変形がなされている。
【0017】
実施の形態1.
図1を用いて、本形態にかかる面状光源装置を用いた液晶表示装置について説明する。図1は、液晶表示装置の分解斜視図を示す。図1に示すように、液晶表示装置1は、主たる構成要素として、バックライト・ユニット2、液晶表示パネル3、ドライバ回路4、フロントフレーム5を備える。フロントフレーム5は液晶表示窓があけられ、液晶表示パネル3とバックライト・ユニット2を外側から保持、保護する。面状光源装置であるバックライト・ユニット2は、後に詳細に説明する。このバックライト・ユニット2は、液晶表示パネル3の背面側に配置され、液晶表示パネル3に光を供給する。
【0018】
液晶表示パネル3は、マトリックス状に配置された複数の画素から構成される表示領域とその外周領域である額縁領域とを有している。又、液晶表示パネル3は、アレイ回路が形成されたアレイ基板とその対向基板とを有し、その2つの基板の間に液晶が封入されている。カラー液晶表示装置は、対向基板上にRGBのカラー・フィルター層を有している。液晶表示パネル3の表示領域内の各画素は、RGBいずれかの色表示を行う。もちろん、白黒ディスプレイにおいては、白と黒のいずれかの表示を行う。アレイ基板上の表示領域内には、複数の信号線とゲート線がマトリックス状に配設されている。信号線とゲート線とはお互いにほぼ直角に重なるように配設されている。ドライバ回路4から入力されるゲート電圧によって選択された各画素は、ドライバ回路4から入力される表示信号電圧に基づき液晶に電界を印加する。
【0019】
このドライバ回路は、通常、TAB(Tape Automated Bonding)によってアレイ基板に接続されるが、アレイ基板のガラス基板上に直接に設置されること、あるいはガラス基板上に直接形成されることもある。典型的には、信号線用の複数のソース・ドライバICが、TFTアレイ基板のX軸側に設けられ、ゲート電圧を制御するゲート線用の複数のゲート・ドライバICが、Y軸側に設けられる。ソース・ドライバ回路から入力される電圧が、TFTのソース/ドレインを介して画素電極に送られ、画素電極と共通電極とが液晶に電界を印加する。この電圧を変えることにより液晶への印加電圧を変化させることができ、液晶の光の透過率を制御する。共通電極に共通電位を与える回路は、制御回路基板(不図示)上に構成される。液晶表示パネルは、上記のアクティブマトリックス型の他に、スイッチング素子を有していない単純マトリックス型などが知られている。本発明は様々なタイプ液晶表示パネルに適用可能である。あるいは、面状光源装置からの光を、表示パネルによって制御する様々な表示装置に適用することができる。
【0020】
次に、図2を用いて、本形態におけるバックライト・ユニット2について説明する。図2は、バックライト・ユニット2を示す分解斜視図である。図2に示すように、バックライト・ユニット2は、光源11、光源からの光を反射するリフレクタ12、入射した光を導き拡散する導光板13、反射シート14、入射した光を集光するプリズム・シート15、バックライト・ユニット2の各構成要素を収容するリア・フレーム16を備えている。
【0021】
光源11は、冷陰極管(CCFL)や発光ダイオード(LED)などを利用することができる。リフレクタ12は、銀箔または白色シートを表面層とする金属板、銀箔を貼られたPETシート、または白色シート等を使用することができる。光源11とリフレクタ12とは、導光板13の側方に配される。導光板13は、アクリル等の透明樹脂、透明樹脂中に光を散乱させる微粒子を混ぜた樹脂等が用いられる。また、導光板13は、光源11から遠ざかるにつれて厚さが徐々に薄くなるように構成してもよい。導光板13は、光源11と対向し、光源からの光が入射する入射面21、及び、入射した光を目的方向に出射する出射面22、入射面21と出射面との間に形成され、互いに対向する2つの側面23とを備えている。さらに、導光板13は、出射面22に対向する反出射面24及び、入射面21に対向する反入射面25を有している。側面23は入射面21と反入射面25との間に位置する。
【0022】
導光板13は、光源11から入射面21に入射された光を面状に導き、出射面22からプリズム・シート15に光を出射させる。導光板13は、本体部13aと、側面23のそれぞれに形成された凸部17とを備える。凸部17については、後に詳述する。図2に示すように、本体部13aは楔形状とすることができる。また、本体部13aの出射面22は、出射光の分布を調整するために面内において平均粗さの異なる粗面とすることができる。導光板13の反出射面24には、プリズム列P2が設けられる。プリズム列P2は、入射面21から反入射面25への方向に延びる複数のプリズム構造部から構成される。プリズム列P2は、プリズム構造部が並ぶ方向(2つの側面23間の方向)に光を集光する機能を有している。
【0023】
反射シート14には、銀箔やアルミ箔を貼られたシート、または白色シート等を用いることができる。反射シート14は、導光板13の反出射面24側に配置される。プリズム・シート15には、入射面21に対して水平方向に伸びる複数のプリズム構造部から構成されるプリズム列P1が設けられる。プリズム・シート15は、導光板13の出射面22側に、プリズム列P1が出射面22に対向するように配置される。プリズム・シート15は、入射した光を、入射面21と反入射面25との間の方向に集光する機能を有している。
【0024】
光源11から発せられた光の伝搬の概略について説明する。光源11より発せられた光は、導光板13の入射面21に直接入射し、あるいは、リフレクタ12に反射されて入射面21に入射する。入射面21から導光板13に入射した光は、主として出射面22と反出射面24の間で全反射を繰り返しながら、反入射面25方向へ伝搬する。そして、入射した光は、出射面22の法線となす角が臨界角以下になると、出射面22よりプリズム・シート15へ出射される。また、導光板13に入射した光の一部は、反出射面24から出射する。この光は、反射シート14によって反射されて再び導光板13内に戻り、プリズム・シート15へ出射面22から出射される。プリズム・シート15は、入射された光の配光特性を調整し、表示面の垂直方向に光を集光する。
【0025】
本形態のバックライト・ユニットは、他の様々な構成を有することができる。例えば、下向きプリズム・シートに代えて、上向きプリズム・シートを使用することができる。あるいは、プリズム構造部の方向が交差する2枚の上向きプリズム・シートを使用することができる。導光板の反出射面上のプリズム列を省き、反出射面上にドット・パターンを形成し光の出射を制御することができる。これらの他、本発明は、多くのタイプのバックライト・ユニットに適用することが可能である。
【0026】
導光板の凸部17について、説明する。導光板13は、側面23のそれぞれに、凸部17を有している。凸部17は、フレーム16の凹部18に嵌合し、フレーム16内の導光板13の位置が決められる。凸部17によって導光板13がフレーム16に係止されることにより、導光板13が光源11に衝突し、光源11を損傷することを防ぐことができる。フレーム16は、白色または黒色など、有色の材料で形成することができる。フレーム16は、典型的には、ポリカーボネート等の樹脂材料から形成される。
【0027】
凸部17あるいは、凸部17と本体部13aとの接続部近傍は、有色材料により形成される。接続部近傍は接続部を含む。ここで接続部は、凸部17と本体部13aとの界面及びその近傍部分から構成される。有色材料部の形成は、2色もしくは3色以上の多色成形により、導光板に一体的に形成することができる。2色成形の技術は広く知られており、本明細書において詳細な説明は行われない。凸部17は、本体部13aの側面23に、導光板13に一体形成されている。側面23は、入射面21と出射面22との間に位置し、入射面21及び出射面22のそれぞれとほぼ直交する。
【0028】
図3は、本形態の凸部17を側面23側から見た斜視図である。図3に示すように、側面23に設けられた凸部17は、その全体が白色、灰色、黒色等の有色樹脂により形成される。この有色樹脂は、導光板13を保持するフレーム16と同等の色調、あるいは反射率を有することが望ましい。例えば、フレーム16が白色である場合、有色部は白色が好ましい。図3に示すように、凸部17は略直方体形状に形成され、内部が全て有色となっている。凸部17の形状は、図3ではほぼ直方体であるが、直方体に限らず、凸部17の側面に傾斜をつけ、あるいは、その側面が曲面であることができる。また、後述するように、凸部17は、その全体に限らず、その一部分を有色とすることができる。
【0029】
続いて、凸部17における光の伝搬について説明する。図4は、導光板13に入射された光の経路を示す模式平面図である。説明の明確化のため、凸部17の全体が、白色樹脂で形成されている例を説明する。図4に示すように、導光板13内を伝搬する典型的な光は、側面23に到達すると、導光板13の内側へと反射される。一般に、導光板13が有する凸部17が無色の場合、図12を参照して説明したように、ほぼ凸部17の幅に対応した暗部が視認される。これに対して、本実施の形態における凸部17は白色であるため、導光板13内を伝搬する光は、図4で斜線により示す有色部分の表面で散乱あるいは反射される。すなわち、凸部17を白色の樹脂で形成することにより、凸部17の部分に光が侵入するのを防ぐことができる。これにより、明暗むらを低減することができる。
【0030】
又、導光板13が有する凸部17が無色の場合、図12を参照して説明したように、凸部17と側面23の接続部分の角部19a、19bでは、光が特定の方向に強く反射され、輝線が発生する。本形態における凸部17は白色であるため、導光板13内を伝搬する光は、白色部分の表面で散乱あるいは反射する。このように凸部17を白色の樹脂で形成することにより、本体部13aと凸部17との接続部分の角部19a、19bで光が特定の方向に強く反射するのを防ぐことができる。これにより、凸部17と側面23の接続部近傍において、周辺部と比べて明るい輝線が出射面22内に生じるのを防止することができる。
【0031】
凸部17は、光の反射、散乱あるいは吸収を考慮して、適切な色の有色材料で形成することができる。例えば、灰色の樹脂で凸部を形成することによって、白色と比較して、光の吸収を大きくすることができる。導光板から出射される光のむら、あるいは輝線などを低減するように、適切な色を選択することができる。この点は、以下の実施の形態において同様である。凸部17全てを有色とすることなく、凸部と本体部との接続部のみを有色材料で形成し、例えば、凸部の先端部を透明材料で形成することができる。接続部が有色であることにより、凸部内に光が進入することを抑制することができる。凸部17は導光板の側面の一つである反入射面に形成することができる。このように、本実施の形態1において、導光板13の側面23に設けられた凸部17が有色となるように形成され、明暗むら、あるいは輝線の発生を低減することができ、表示品位が高い液晶表示装置を実現することができる。
【0032】
実施の形態2.
有色部の他の形態を、図5を参照して説明する。図5は、本体部13aと凸部17との接続部において、入射面21から遠い角部19bを有色とした場合を示す。角部は、接続部の角及びその近傍を含む。図5において、有色部分17aを斜線で示している。有色部17aは、出射面から反出射面まで、ほぼ断面同形状に形成されている。このように、凸部17の接続部分の角部19bを有色とすることにより、角部19bで光が特定の方向に強く反射するのを防ぐことができる。これにより、凸部17との接続部で、周辺部と比べて明るい輝線が出射面22内に生じるのを抑制することができる。
【0033】
角部19bに透明部との界面が曲面状の有色部を形成することによって光の拡散性が増し、光が特定の方向に強く反射するのを防ぐことができる。あるいは、例えば、角部19bを灰色や黒に着色することによって光の吸収を増加させ、輝線の発生を抑制することができる。角部19bの有色部17aは、接続部の角を囲む円周状の一部のみに形成することができる。
【0034】
実施の形態3
図6は、図5と同様に本体部15aと凸部17との接続部分の角部19bを有色とするとともに、凸部17の内側の一部を有色とした場合を示す。図6において、有色部分17bを斜線で示している。有色部分17bは、凸部17と側面23との接続部分の入射面21から遠い角部19bを含む。角部19bの有色部は実施の形態2と同様であり、説明を省略する。凸部17内の有色部と透明部との界面は側面23に対し傾斜し、入射面21から遠くなるにつれて導光板内部に近づく平面である。有色部分17bの出射面に平行な断面は略三角形状である。
【0035】
凸部17の内側の有色部分の表面が傾斜を持った面であるので、光の反射する方向を制御することができる。図6に示す形状の場合、有色部分17bの表面で反射した光は、側面23において反射される光に比較し、入射面21側に近い経路を伝搬する。このように出射面22から出射する光量を調整することにより、明暗むらを低減することができる。界面形状あるいは有色部の色や材料を適宜選択することにより、出射面22から出射する光量を調整することができる。
【0036】
実施の形態4
図7は有色部の他の形態を示している。図7において、有色部分17cが斜線で示されている。図7において、本体部13aと凸部17との接続部分の角部19aは有色であり、さらに、凸部17の内側の一部が有色である。有色部分17cは、凸部17と側面23との接続部分の入射面21から近い角部19aを含む。このように本体部13aと凸部17との接続部分の入射面21から近い角部19aを有色とすることにより、角部19aで光が特定の方向に強く反射するのを防ぐことができる。角部19aの周囲に曲面状の有色部を形成することによって光の拡散性が増し、光が特定の方向に強く反射するのを防ぐことができる。あるいは、例えば、角部19aを灰色や黒に着色することによって光の吸収を増加させ、輝線の発生を抑制することができる。角部において、有色部は角を囲む円周状の一部のみに形成することができる。
【0037】
凸部17内の有色部と透明部との界面は側面23に対し傾斜し、入射面21から遠くなるにつれて導光板内部から遠ざかる平面である。出射面に平行なその断面は略三角形状である。有色な部分の形態において、入射面21及び側面23に垂直な断面で有色な部分は、出射面22側上面とほぼ同形状で有色となっている。すなわち、有色な部分は、立体的に、図7に示す形状を底面とした略柱状形状となっている。凸部17の内側の有色部分の表面が傾斜を持った面であるので、光の反射する方向を制御することができる。これにより、凸部17の出射面22から出射する光量を調整することができる。そして、この光量を調整することにより、明暗むらを低減することができる。尚、界面形状あるいは有色部の色や材料を適宜選択することにより、凸部17の出射面22から出射する光量を調整することができる。
【0038】
その他の実施の形態.
実施の形態1−4においては、導光板13に凸部17を設け、フレーム16には凹部18を設けてフレーム16に対する導光板13の位置決めを行った。これに対して逆に、以下の実施の形態においては、図8乃至図10に示すように、導光板13に凹部20を設け、フレーム16に凸部を設けて位置決めを行う。導光板13に凹部20を設けることにより、この本体部13aの側面23に凸部17が形成される。このように、導光板13に凹部20を設ける場合、凸部17あるいは、凸部17と本体部13aの接続部近傍に有色部分が形成される。
【0039】
図8は、凸部17の全てを有色にした場合を示す。導光板13は、側面23に二つの凸部17を有しており、凹部20はこれらの間に位置する。図8において、有色部分を斜線で示している。図4に示した場合と同様に、例えば凸部17を白色の樹脂を利用して2色成形により形成することができる。導光板13内を伝搬する光は、図8で斜線により示す白色部分の表面で散乱あるいは反射される。これにより、凸部17近傍の出射面22から出射する光量をほぼ均等にすることができ、明暗むらを低減することができる。
【0040】
さらに、このように凸部17を有色の樹脂で形成することにより、本体部13aと凸部17との接続部分の角部20a、20bで光が特定の方向に強く反射するのを防ぐことができる。これにより、凸部17と側面23の接続部周辺で、周辺部と比べて明るい輝線が出射面22内に生じるのを防止することができる。有色部は、実施の形態1で説明されたように、均一な出射光を得るために、適切な、材料、色、あるいは形状によって形成することができる。
【0041】
図9は、本体部13aと凸部17との接続部分の角部20a、20bを有色とした場合を示す。図9において、この有色部分17dを斜線で示している。本体部13aと凸部17との接続部分の角部20a、20bが有色であるため、角部20a、20bで光が特定の方向に強く反射するのを防ぐことができる。これにより、周辺部と比べて明るい輝線が出射面22内に生じるのを防止することができる。実施の形態2において説明したように、角部における有色部に、様々な変形を適用することができる。
【0042】
図10は、図9と同様に本体部13aと凸部17との接続部分の角部20a、20bを有色とするとともに、凸部17の内側の一部を有色とした場合を示す。図10において、有色部分17eを斜線で示している。有色部分17eは、凸部17と側面23との接続部分の入射面21から遠い角部20bと近い角部20aを含む。角部については、図9と同様であり説明を省略する。光源11に近い凸部と遠い凸部のそれぞれの内側には、有色部分17eが形成されている。光源11に近い凸部内の有色部と透明部との界面は側面23に対し傾斜し、入射面21から遠くなるにつれて導光板内部に近づく平面である。
【0043】
一方、光源11から遠い凸部内の有色部と透明部との界面は側面23に対し傾斜し、入射面21から遠くなるにつれて導光板内部から遠くなる平面である。このように、有色部分の表面部が傾斜を持った面であるので、光の反射する方向を制御することができる。これにより、出射面22に到達する光量を調整することができる。そして、この光量を調整することにより、明暗むらを低減することができる。尚、界面形状あるいは有色部の色や材料を適宜選択することにより、出射面22から出射する光量を調整することができる。
【0044】
これらの有色部分の形態において、入射面21及び側面23に垂直な断面で有色部分は、図8乃至図10に示すような出射面22側上面とほぼ同形状で有色となっている。すなわち、有色な部分は、立体的に、図8乃至図10に示す形状を底面とした略柱状形状とすることができる。
【0045】
このように、導光板13に凹部20を設け、フレーム16に凸部を設けて位置決めを行う場合、凸部17に有色な部分を形成することにより、本体部13aと凸部17との接続部分の角部で光が特定方向に強く反射するのを防ぐことができる。これにより、周辺部と比べて明るい輝線が出射面22内に生じるのを防止することができる。さらに、凸部17に有色な部分を形成することにより、出射面22から出射する光量を制御することができ、明暗むらを低減することができる。
【0046】
なお、本発明にかかる導光板の有色部分は、これらの形状に限らず、種々の形状とすることができる。さらに、本発明にかかる導光板の凸部の有色部分と本体部の透明部分との境界は明確でなくともよく、透明部から有色部にグラデーションをもって導光板を形成することができる。上記有色部の出射面22に平行な断面を、出射面22から反出射面24への方向に、変化させることができる。本発明にかかる導光板は、表示装置に限らず、光源からの光を面状に導く種々の装置に用いることができる。本発明にかかる光源装置は、液晶表示装置に限らず、種々の表示装置に適用することが可能である。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、光特性の向上された導光板、面状光源装置、及び表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における液晶表示装置の構成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるバックライト・ユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態における導光板の凸部の一例を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態における導光板内の光の伝播を示す模式平面図である。
【図5】本発明の実施の形態における導光板の他の一例を示す平面図である。
【図6】本発明の実施の形態における導光板の他の一例を示す平面図である。
【図7】本発明の実施の形態における導光板の他の一例を示す平面図である。
【図8】本発明の実施の形態における導光板の他の一例を示す平面図である。
【図9】本発明の実施の形態における導光板の他の一例を示す平面図である。
【図10】本発明の実施の形態における導光板の他の一例を示す平面図である。
【図11】従来における面状光源装置を示す斜視図である。
【図12】従来における導光板内の光の伝播を示す模式平面図である。
【符号の説明】
1 液晶表示装置、2 バックライト・ユニット、3 液晶表示パネル、4 回路基板、5 フロントフレーム、11 光源、12 リフレクタ、13 導光板、13a 本体部、14 反射シート、15 プリズム・シート、16 フレーム、17 凸部、17a、17b、17c、17d、17e 有色部分、19a、19b 角部、20 凹部、20a、20b 角部、21 入射面、22 出射面、23 側面、24 反出射面、25 反入射面、110 バックライト・ユニット、111 光源、112 リフレクタ、113 プリズム・シート、114 反射シート、115 導光板、116 フレーム、117 凸部、118a、118b 拡散シート、119 凹部、121 入射面、122 出射面、123 側面、124 反出射面、125 反入射面

Claims (8)

  1. 入射面から入射した光を面状に導く導光板であって、
    本体部と、
    前記本体部の側面に形成された凸部を備え、
    前記凸部及び/又は前記凸部と前記本体部との接続部近傍において、前記導光板の内部が有色材料により形成されている、導光板。
  2. 前記凸部の実質的に全ての部分が有色である、請求項1記載の導光板。
  3. 前記凸部と前記本体部との接続部の角部であって、前記入射面から遠い角部及び/又は前記入射面に近い角部が有色である、請求項1記載の導光板。
  4. 前記有色部は、多色成形によって前記導光板と一体に形成されている、請求項1に記載の導光板。
  5. 前記凸部は、前記入射面と前記入射面に対向する反入射面との間に位置する側面に形成されている、請求項1に記載の導光板。
  6. 光源と、前記光源から入射面に入射した光を面状に導く導光板とを備えた面状光源装置であって、前記導光板は、
    本体部と、
    前記本体部の側面に形成された凸部を備え、
    前記凸部及び/又は前記凸部と前記本体部との接続部近傍において、前記導光板の内部が有色材料により形成されている、面状光源装置。
  7. さらに、前記凸部が嵌る凹部を有し、当該凹部に前記凸部が嵌ることにより、前記導光板を保持するフレームを備え、
    前記凸部は、当該フレームの材料の光学的性質と実質的に同一の光学的性質を有する材料により形成される、請求項6に記載の面状光源装置。
  8. 面状光源装置と、前記面状光源装置からの光を制御することによって表示を行う表示パネルとを備える表示装置であって、前記面状光源装置は、光源と前記光源から入射面に入射した光を面状に導く導光板と備え、
    前記導光板は、
    本体部と、
    前記本体部の側面に形成された凸部を備え、
    前記凸部もしくは前記凸部と前記本体部との接続部近傍において、前記導光板の内部が有色材料により形成されている、
    表示装置。
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