JP2004213008A - 光結合素子の製作方法、光結合素子、光結合素子組み立て体及び光結合素子を利用したレンズ結合型光ファイバ - Google Patents

光結合素子の製作方法、光結合素子、光結合素子組み立て体及び光結合素子を利用したレンズ結合型光ファイバ Download PDF

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Abstract

【課題】 光導波路素子の内部に光を結合させるための光結合素子を提供する。
【解決手段】 本発明による光導波路素子240のコア242に光を結合させるための光結合素子210は、第2端部214(第1の端部)が光導波路素子のコアと結合され、第2端部214(第1の端部)と対向する第1端部212(第2の端部)が凸形状を有し、光結合素子210は、光伝送のために第2端部214及び第1端部212を連結する光導波路220と、光導波路を取り囲むクラッド230を含む。
【選択図】 図6

Description

本発明は、光素子(optical device)に関し、特に光導波路素子(optical waveguide device)の内部に光を結合させるための光結合素子(optical coupling device)に関する。
最近の技術動向は、光通信システムのための安価の光モジュールを製作することに集中されている。また、光結合方法は、システム安定性、大量生産及び費用節減のために最も重要な役割をする。次世代光ネットワークのためには、小型であり、かつ整列が容易な光素子が開発されるべきである。現在、最も効果的な光結合特性を有する光素子のうち一つは、レンズ結合型光ファイバである。
レーザーダイオード(laser diode:LD)と光ファイバ間の効果的な光結合は、光通信システムにおいて非常に重要である。突合せ接続(butt coupling)、またはバルク光学系(bulk optics)を利用した結合構造とレンズ結合型光ファイバ(lensed fiber)を利用した結合構造を比較すると、レンズ結合型光ファイバが多くの利点を有する。このような場合、結合の効率は、より高く、特定の場合にはほぼ100%に達することができる。レンズ結合型光ファイバの面積が非常に小さいので、小型光モジュールまたは結合されたレーザーダイオードアレイ(array)を製作することができる。また、結合のための追加的な素子を使用しないので、熱機械学的安定性も高い。
レンズ結合型光ファイバを製作するためには、多様なアプローチの仕方がある。マイクロレンズ(micro lens)、研磨された端部またはレーザー微細加工された端部(laser micro-machined end)を有する光ファイバは、ほぼ100%の結合効率を有する。このような場合、レーザーダイオードから放出された光は、直接、光ファイバコアに結合される。従って、作動距離(working distance)は、コア直径ほどに非常に小さい。このような制限は、このような種類のレンズ結合型光ファイバを利用する光モジュールの集積工程に多くの問題点をもたらす。テーパ加工された半球形端部光ファイバ(tapered hemispherical-end fiber)を利用することにより作動距離は、約20μmまで増加させることができる。屈折率分布型多重モード光ファイバ端部(graded index multimode fiber end)は、作動距離を45μmまで増加させることができる。このような場合に損失は、4dBになる。非球面形端面(aspherical end face)を有するシリカファイバを利用することにより作動距離を153μmまで増加させることができる。
上述した全ての場合において、縦方向及び横方向誤差(axial and lateral misalignment)は、相対的に小さくなければならず、このような誤差の可能性は、光モジュールの大量生産及び再生産能力に大きく影響を与える。拡大されたコア光ファイバ(expanded-core fiber)と半球形端部コアレス光ファイバ(hemi-spherically-ended coreless fiber)を利用したレンズ結合型光ファイバは、長い作動距離を有するが、約4dBの低い結合効率及び約1.5μmの小さい横方向誤差許容度(tolerance)を有する。半球形端部を有する一対の屈折率分布型光ファイバを利用する他の結合構造は、相対的に約50μmの長い作動距離と1.5dBの大きな結合効率を有することができるが、位置誤差許容度は、前述の場合に比べて非常に小さいので、アクティブ・アライメント(active alignment)のみが許される。上述した全ての場合において、レンズ結合型光ファイバの製作技術は複雑であり、再生産性は低い。
図1は、従来技術によるレンズ結合型光ファイバ(レンズドファイバ)の構成を示す図であり、図2乃至図5は、前記レンズ結合型光ファイバの特性を説明するための図である。図1には、前記レンズ結合型光ファイバ110の光結合機能を説明するために、前記レンズ結合型光ファイバ110と光軸150に関して整列されたレーザーダイオード140が示されている。前記レンズ結合型光ファイバ110は、単一モード光ファイバ(single mode fiber)120と、前記単一モード光ファイバ120と結合される半球形端部コアレスチップ(hemi-spherically ended coreless tip)130とから構成される。図2乃至図4に示したように、入射高(h)と入射角(φ)に関する厳しい制限のため、前記チップ130が、入射された全ての光パワーを前記単一モード光ファイバ120に伝達することは不可能である。その中、最も重要な変数は入射高(h)である。
図2は、前記チップ130の端部が有する曲率半径(R)が75μmであり、前記チップ130の長さ(L)が1000μmである場合に、多様な作動距離(D)に対する入射角(φ)別入射高(h)曲線161、162、163を示している。第1曲線161は、作動距離(D)が130μmである場合、第2曲線162は、作動距離(D)が150μmである場合、第3曲線163は、作動距離(D)が170μmである場合をそれぞれ示す。
図3は、D=150μm、L=1000μmである場合に、多様な曲率半径(R)に対する入射角(φ)別入射高(h)曲線171、172、173を示している。第1曲線171は、曲率半径(R)が85μmである場合、第2曲線172は、曲率半径(R)が75μmである場合、第3曲線173は、曲率半径(R)が65μmである場合をそれぞれ示す。
図4は、R=75μm、D=150μmである場合に、多様な長さ(L)に対する入射角(φ)別入射高(h)曲線181、182、183を示している。第1曲線181は、長さ(L)が800μmである場合、第2曲線182は、長さ(L)が1000μmである場合、第3曲線183は、長さ(L)が1200μmである場合をそれぞれ示す。
結合能力を向上させるために、前記単一モード光ファイバ120は、その一端部が熱膨脹されたコア125を有する。このような種類の単一モード光ファイバ120は、その規格化周波数(normalized frequency)が製作過程中に維持される特性を有する。そこで、前記コア125の端部の熱膨脹中に、最大入射高(h)及び入射角(φ)の積は、定数を維持する。前記単一モード光ファイバ120の他の変数であるモードフィールド直径(modal field diameter)は、増加する。これにより、前記コア125の端部の直径が増加し、相対屈折率差(relative refraction index difference)が減少する。
図5は、熱膨脹されたコア125の入射角(φ)別入射高(h)曲線191と、熱膨脹されないコア(図示せず)の入射角(φ)別入射高(h)曲線192を示している。図示したように前述した条件下では、多くの量の光パワーを前記膨脹されたコア125に結合させることができる。前記熱膨脹されたコア125の端部は、多くの点でテーパされた光導波路と類似している。その中一つは、熱膨脹中に相対屈折率差が急激に減少するということである。例えば、前記コア125の端部に対するZ軸に垂直断面の半径が4μmから16.8μmに増加すると、相対屈折率差は、0.356%から0.02%に減少する。
要約すると、従来技術によるレンズ結合型光ファイバは、高い結合効率、小型、及び高い安定性などの良好な特徴を有している。しかし、前記レンズ結合型光ファイバは、製作工程が複雑であり、再生産性が低いという問題点がある。また、前記レンズ結合型光ファイバは、比較的短い作動距離と、横方向移動に対する許容誤差が小さいという問題点がある。さらに、前記レンズ結合型光ファイバは、高い結合効率を得るためにV溝(V-groove)のような精密かつコスト高である道具を必要とする問題点がある。
従って、前述の問題点を解決するための本発明の目的は、安価であり、長い作動距離ならびに高い結合効率を有し、横方向移動に対する誤差許容度が大きな光結合素子の製作方法、光結合素子、光結合素子組み立て体(光結合素子アセンブリ)及び光結合素子を利用したレンズ結合型光ファイバを提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、光導波路素子のコアに光を結合させるための光結合素子において、前記光結合素子は、第1の端部が前記光導波路素子のコアと結合され、前記第1の端部と対向する第2の端部が凸形状を有し、前記光結合素子は、前記第1の端部及び第2の端部を連結し入射された光の伝送経路になる光導波路と、前記光導波路を取り囲むクラッドとを含むことを特徴とする。
また、このような目的を達成するために本発明は、光導波路素子のコアに光を結合させるための光結合素子アセンブリにおいて、上端が開放され下端に穴が形成されており、前記穴に前記光導波路素子が挿入されるハウジングと、前記ハウジングの内壁と接合されていて第1の端部が前記光導波路素子のコアと結合されるとともに前記第1の端部と対向する第2の端部が凸形状を有しかつ光伝送のために前記第1の端部及び第2の端部を連結するファンネル形光導波路ならびに前記光導波路を取り囲むクラッドを含む光結合素子と、を含むことを特徴とする。
また、このような目的を達成するために本発明は、レンズ結合型光ファイバにおいて、コアと前記コアを取り囲むクラッドが設けられた光ファイバと、第1の端部が前記光ファイバのコアと結合されるとともに前記第1の端部と対向する第2の端部が凸形状を有しかつ光伝送のために前記第1の端部及び第2の端部を連結するコニクル形光導波路ならびに前記光導波路を取り囲むクラッドを含む光結合素子と、を含むことを特徴とする。
また、このような目的を達成するために本発明は、光導波路素子のコアに光を結合させるための光結合素子の製作方法において、ハウジング下端に形成された穴に前記光導波路素子を挿入し、前記ハウジング内部に紫外線硬化性混合溶液を満たす準備工程と、前記混合溶液の表面に紫外線を照射することにより前記混合溶液内にコニクル形状のテーパ部を形成する第1硬化工程と、前記テーパ部の幅が狭い端部と前記コアの対向された端部を通じて紫外線を放出することにより、前記テーパ部と前記コアを連結する連結部を成長させる第2硬化工程と、前記第1及び第2硬化工程を経てもなお硬化されない混合溶液に紫外線を照射することによりクラッドを形成する第3硬化工程と、を含むことを特徴とする。
本発明による光結合素子、光結合素子組み立て体及び光結合素子を利用したレンズ結合型光ファイバは、光導波路素子と結合されスポットサイズ縮小器及びアライメント誤差補償器として機能するファンネル形導波路を利用することにより、安価、長い作動距離、高い結合効率及び横方向移動に対する大きな誤差許容度を有することができるという利点がある。
また、本発明による光結合素子の製作方法は、光はんだ接合効果を利用してファンネル形導波路を形成することにより、アライメント誤差許容度を向上させることができるという利点がある。
以下、本発明による好適な一実施形態について添付図を参照しつつ詳細に説明する。下記の説明において、本発明の要旨のみを明瞭にする目的で、関連した公知機能又は構成に関する具体的な説明は省略する。
図6は、本発明による光結合素子の構成を概略的に示す図である。図6には、光結合素子210と、光結合素子210の機能を説明するためのレーザーダイオード250及び光導波路素子240が示されている。
前記レーザーダイオード250は、予め設定された波長の光252を生成し、前記光252は、レーザーダイオード250から所定の発散角で放出される。
前記光導波路素子240は、前記レーザーダイオード250から予め設定された距離(D+L)だけ離隔されており、前記光導波路素子240は、光伝送経路であるコア242と、前記コア242を取り囲むクラッド244とを含む。前記光導波路素子240は、光伝送経路であるコアを含む任意の素子を示し、例えば光ファイバ母材(optical fiber preform)から線引きされた単一モード光ファイバ、または半導体基板上に多数の層を積層して形成される平面光波回路(planar lightwave circuit:PLC)、レーザーダイオード、フォトダイオードなどとすることができる。
光結合素子210は、レーザーダイオード250から予め設定された距離(D)だけ離隔されており、前記レーザーダイオード250と対向された第1端部212が少なくとも中心部で予め設定された曲率半径(R)を有する凸形状を有し、前記第1端部212の反対側に位置する第2端部214は、前記光導波路素子240のコアと結合される。光結合素子210は、第1端部212及び第2端部214を連結するコニクル形(円錐状)またはファンネル形(漏斗状)光導波路(conicle or funnel-shaped waveguide)220と、光導波路220を取り囲むクラッド230とから構成される。光導波路220は、クラッド230より高い屈折率を有する。前記凸形状の第1端部212がレンズ作用を果たすことにより、前記第1端部212に入射された光252は、屈折され収斂(集束)される。前記光導波路220は、予め設定された内角(interior angle、θ)を有する氷柱形状(つらら形状)のテーパ部(icicle-shaped tapering part)222と、前記テーパ部222と前記光導波路素子240のコア242を連結する連結部(connecting part)224に区分される。前記テーパ部222は、第1端部212から第2端部214に進行するほどZ軸に垂直である断面が小さくなる。前記テーパ部222は、前記第1端部212に入射された光252の焦点が予め設定された地点(即ち、前記テーパ部222の収斂点223)と一致しなくても、前記テーパ部222とクラッド230の境界での光252の反射を利用して前記光252が前記収斂点223に集まるようにする。前記連結部224は、前記テーパ部223により収斂された光252を前記光導波路素子240のコア242に結合させる。
図7は、本発明の望ましい実施形態による光結合素子の製作方法を示す流れ図であり、図8乃至図14は、図7に開示された製作方法を説明するための図である。前記製作方法は、準備工程310と、整列工程350と、硬化工程360とを含む。
前記準備工程310は、ハウジングの下端に形成された穴(hole)に光導波路素子を挿入し、前記ハウジング内部に混合溶液を満たす工程である。前記準備工程310を経た結果物は、図8に示している。前記準備工程310の細部的なサブ工程320、330、340は、下記の通りである。
第1サブ工程320で、コア512とクラッド514を設ける光導波路素子510をホルダー(holder)520の中心に形成された穴に挿入して固定する。この時、前記光導波路素子510は、前記ホルダー520の端部から少なくとも100μm以上(Lに図示)突出されるように挿入することが望ましい。前記光導波路素子510は、光ファイバ、平面光波回路とすることができ、前記ホルダー520としてZ軸に垂直である円形断面または、四角断面を有するフェルール(ferrule)を使用することができる。前記光導波路素子510と前記ホルダー520は、前記ホルダー520内に前記光導波路素子510を挿入した状態で、前記ホルダー520の内壁と前記光導波路素子510の外周面間に接着剤を注入した後、前記接着剤を硬化させることにより固定させることができる。また、前記ホルダー520は、金属材質であり、他の例としてプラスチック材質を使用することもできる。
第2サブ工程330で、上端が開放され下端に穴が形成されたハウジング(housing)530を準備し、前記ハウジング530の下端に形成された穴に前記ホルダー520を挿入して固定する。前記ハウジング530は、金属材質であり、他の例として紫外線に透明な溶融石英(fused silica)材質を使用することもできる。前記ハウジング530及びホルダー520は、レーザー溶接(laser welding)により固定される。前記ハウジング530及びホルダー520の組み合わせに対する他の例として、射出成形、鋳造などにより製作される同一の材質を有する一体形成型物を使用することもできる。前記ハウジング530は、望ましくはZ軸に垂直である円形断面を有し、選択的にZ軸に垂直である四角断面などを有することもできる。また、前記ハウジング530の下端に形成された穴の形状は、前記穴に挿入される前記光導波路素子510の断面形状と同一の形状に形成される。
前記第1及び第2サブ工程320、330では、前記光導波路素子510を前記ホルダー520に挿入及び固定し、前記ホルダー520を前記ハウジング530に挿入及び固定したが、選択的に、前記ホルダー520を前記ハウジング530に挿入及び固定し、前記光導波路素子510を前記ホルダー520に挿入及び固定することもできる。この時にも、前記光導波路素子510は、前記ホルダー520の端部から予め設定された長さ(L)だけ、望ましくは少なくとも100μm以上突出されるように挿入することが望ましい。
第3サブ工程340で、前記ハウジング530の内部に紫外線感応性混合溶液(UVsensitive mixture)540を満たす。前記混合溶液540は、相異なる種類の成分を所定比率に混合した溶液であり、少なくともいずれか一つの成分は、紫外線感応性を有する。望ましくは、アクリル樹脂(acrylic resin)と紫外線感応性エポキシ樹脂(UV sensitive epoxy resin)が50対50の比率に混合された溶液を使用することが望ましい。前記ハウジング530に満たされた混合溶液540の表面542は、少なくともその中心部で予め設定された曲率半径(R)を有するほぼ半球の凸形態を有するようになるが、このような曲率は、前記混合溶液540の表面張力(surface tension)に起因する。また、前記混合溶液540の組成及び温度と、前記混合溶液540と前記ハウジング530内壁間の接着力(即ち、前記ハウジング530の表面条件)と、前記ハウジング530のZ軸に垂直である断面形状及び直径などを調節することにより、前記混合溶液540の表面542曲率半径(R)を調節することができる。
図9A乃至図9Bは、円筒形ハウジングの直径変化による混合溶液の表面曲率変化を説明するための図である。図9Aには、相対的に小さい直径(即ち、Z軸に垂直である断面の直径)を有する第1ハウジング430が示されており、図9Bには、相対的に大きな直径を有する第2ハウジング430′が示されている。第1ハウジング430に満たされた混合溶液440の表面442曲率半径(R)は、第2ハウジング430′に満たされた混合溶液440′の表面442′曲率半径(R)より小さいことがわかる。前記混合溶液440、440′の体積は、前記混合溶液440、440′の表面442、442′と光導波路素子410、410′端部との距離に影響を与えるので、予め設定された前記ハウジング430、430′の幾何学的構造に対する前記混合溶液440、440′の体積を精密に調節すべきである。前記ハウジング430、430′の直径は、前記混合溶液440、440′の表面442、442′曲率半径(R、R)に影響を与え、結果的に入射された光の焦点にも影響を与えるようになる。また、前記曲率半径(R、R)は、空気と前記混合溶液440、440′間の界面張力(interfacial tension)、前記ハウジング430、430′の濡れ性(wetting properties)、前記混合溶液440、440′の組成及び濃度、温度などにより影響を受ける。
図7及び図10を参照すると、前記整列工程350は、前記ハウジング530をセンタ(centering)する工程で、前記硬化工程360のための準備工程である。前記硬化工程360では、第1光学系550及び前記混合溶液540の表面542を利用して紫外線を収斂させるようにするが、このための予備工程として前記ハウジング530と前記第1光学系550を光軸551に関して整列させる。しかし、このような整列工程350は、例えば全体製作工程が自動化された場合などに省略できる工程であり、そうでない場合には、精密な製作を助ける効果があることに注意すべきである。
図10に示したように、前記第1光学系550は、第1凸レンズ554及び第1多波長光源(multiwavelength light source)552を含む。前記第1多波長光源552は、前記混合溶液540を硬化させないように非紫外線光553を放出するようにセッティングされ、望ましくは緑色光を出力する。前記第1多波長光源552としては、水銀ランプ(mercury lamp)を使用することができ、前記水銀ランプから放出される光で緑色光のみを選択放出するために緑色フィルタ(green filter)を使用することができる。前記第1多波長光源552から放出された光553は、前記第1凸レンズ554に入射され、前記光553は、前記第1凸レンズ554により屈折され所定位置に収斂する。前記収斂した光は、発散し、前記混合溶液540の表面に入射される。前記混合溶液540の凸表面542は、入射された光553を収斂させる。このように、非紫外線光553を照射した状態で前記ハウジング530を移動させながら、前記凸表面542により収斂された光553が前記光導波路素子510に効率的に結合され得る位置を探す。即ち、図10に示したように前記凸表面542により収斂された光553は、再び発散しながら前記光導波路素子530の一端部に達するようになる。前記光導波路素子510の他端部から出射された光のパワーを測定し、前記出射光のパワーが他の位置に比べて相対的に大きく示される前記ハウジング530の最適位置を決定する。このような最適位置追跡(optimal position tracing)は、先ず前記第1光学系550と前記ハウジング530を光軸551整列するためのものであり、このようにして次に、前記第1光学系550を使用する前記硬化工程360での紫外線焦点を決定するためのものである。前記第1光学系550は、多様に構成されることができ、主としてレンズ系(lens system)と第1多波長光源552で構成することができる。前記第1多波長光源552は、上述したように水銀ランプを使用するか、可視光線及び紫外線を出力することができる波長可変性レーザー(wavelength tunable laser)などを使用することができる。前記レンズ系は、前記混合溶液540の表面542と共に前記多波長光源552から放出された光553の焦点530を決定する。図10では、簡単な構成を示す例として前記レンズ系が一つの第1凸レンズ554で構成される例を示しているが、例えば二つの凸レンズを使用することもできる。このような場合に、第1凸レンズは、前記多波長光源552から放出された光553をコリメート(collimating)し、第2凸レンズは、前記コリメートされた光を集める。また、前記第2凸レンズを前記第1凸レンズに対して相対的に移動させることにより、前記第2凸レンズによる光の収斂位置を変更し、これによって前記混合溶液540の表面542による光553の焦点が調節される。また、前記レンズ系は、レンズ機能を遂行するホログラフィック光素子(holographic optical element:HOE)を利用して構成できる。また、上述した整列工程では、前記ハウジング530を移動させる方法を採択したが、前記第1光学系550(または一部)を移動させる方法も採択可能である。
図7を参照すると、前記硬化工程360は、前記混合溶液540を硬化させる工程で、下記のように第1乃至第3硬化工程370、380、390に細分される。
図11を参照すると、前記第1硬化工程370は、前記混合溶液540の一部を硬化させることにより、コニクルまたは、氷柱形状のテーパ部(conicle or icicle-shaped tapering part)562を形成する工程である。前記第1硬化工程370では、前記整列工程350で整列された第1光学系550を使用して分光された紫外線(dispersed UV light)555を生成し、生成された紫外線555を前記混合溶液540の表面542に照射する。前記混合溶液540の表面542により屈折された紫外線555は、前記混合溶液540内に収斂される。この時、前記紫外線555の焦点(前記テーパ部562の収斂点563と同一)は、前記光導波路素子510の端部から離隔されるように、望ましくは、100μm程度離隔されるように設定される。言い換えれば、図6に示したようなファンネル形光導波路を製作するためには、前記紫外線555の焦点が前記光導波路素子510の端部から予め設定された距離(D)だけ離隔される必要がある。前記整列工程350で前記ハウジング530の最適位置は、このような前記紫外線555の焦点条件を満足できるように、非紫外線光と前記紫外線555の波長差に応じた焦点移動などを考慮して設定される。前記混合溶液540が紫外線感応性を有するので、前記混合溶液540の一部は、照射された紫外線555により硬化されながら予め設定された内角(θ)を有する氷柱形状のテーパ部562を形成するようになる。前記光軸551に沿って1000μmの長さを有するテーパ部562を形成するには、約1分の時間がかかることが観測されている。前記混合溶液540として、アクリル樹脂と紫外線硬化性エポキシ樹脂が50対50の比率に混合された溶液を使用した場合に、前記テーパ部562は、アクリル樹脂が成長するのと同じように成長する。従って、前記テーパ部562の成分は、大部分アクリル樹脂であることがわかる。このような現象は、前述したように前記混合溶液540が相異なる種類の成分を所定比率に混合した溶液であり、少なくとも一つの成分が紫外線感応性を有する場合に発生する。また、このような現象は、前記混合溶液562内の成分の拡散(diffusion)に起因する。前記混合溶液540の代わりに紫外線感応性を有する単一成分の溶液を使用すると、このような部分硬化は可能であるが、硬化された部分とその周辺の屈折率差が保障されないので、光導波路としての機能を果たすことができなくなる。
図7及び図12を参照すると、前記第2硬化工程380は、前記光導波路素子510の、前記テーパ部562に対向する端部を通して紫外線を放出することにより、前記テーパ部562と前記光導波路素子510を連結する連結部564を成長させる工程である。前記第2硬化工程380は、後述される光はんだ接合効果(optical solder effect)によって説明することができる。このような光はんだ接合効果に対して例を挙げて説明すると、下記の通りである。紫外線感応性溶液内に予め設定された距離に離隔され、互いに対向された二つの光ファイバ端部を浸し、前記光ファイバ端部を通じて交代に紫外線を放出する。前記溶液の硬化が進行されるにつれて、前記光ファイバ端部から光導波路の一部が徐々に延長され、所定時間が経過した後には、前記光ファイバ端部を連結する完全な光導波路が形成される。前記第2硬化工程380は、このような光はんだ接合効果を利用して、前記テーパ部562と前記光導波路素子510の対向された端部を連結する連結部564を形成する。このような光はんだ接合効果は、前記テーパ部562と前記光導波路素子510の整列状態にあまり依存しないので、それまでの工程で前記テーパ部562と前記光導波路素子510を精密に整列する必要がない。また、前述した整列工程350の場合と同様に、例えば全体製作工程が自動化された場合、前記連結部564を使用しなくても前記テーパ部562と前記光導波路素子510のコア512が有効に結合され得る場合に、前記第2硬化工程380を省略できることに注意すべきである。即ち、本発明に対する応用例として、前記混合溶液540の一部を硬化させることにより、前記混合溶液540の表面542から前記光導波路素子510のコア512まで延在する氷柱形状の光導波路を形成することを考慮することができる。
図12を参照すると、前記第1硬化工程370で使用された第1光学系550に加えて前記光導波路素子510と光軸571整列された第2光学系570がさらに設けられる。前記第2光学系570は、第2多波長光源572と、前記第2多波長光源572から放出された紫外線573を前記光導波路素子510のコア512に結合させるための第2凸レンズ574とから構成される。前記第2硬化工程380は、前記テーパ部562と前記コア512を連結する連結部564が形成されるまで、下記の第1サブ工程と、第2サブ工程を交代に繰り返す工程である。
前記第1サブ工程は、前記第1硬化工程370で使用された第1光学系550を利用して前記テーパ部562の収斂点563から延長される連結部564の一部を成長させる工程である。前記第1硬化工程370で使用された第1光学系550を使用して前記混合溶液540の表面542に紫外線555を照射させると、前記紫外線555が前記テーパ部562により収斂されながら、前記テーパ部562の収斂点563を通じて放出される。前記混合溶液540が前記テーパ部562の収斂点563を通じて放出された紫外線555により硬化されると、前記連結部564の一部が成長する。
前記第2サブ工程は、前記第2光学系570を利用して前記光導波路素子510のコア512から延長される前記連結部564の一部を成長させる工程である。前記第2光学系570を使用して前記光導波路素子510のコア512に紫外線573を結合させると、前記紫外線573が前記コア512に沿って進行した後、前記コア512の端部を通じて放出される。前記混合溶液540が前記コア512の端部を通じて放出された紫外線573により硬化されるにつれて、前記連結部564の一部が成長する。
前記第2硬化工程380を経て生成された光導波路560部分のみを示した図13を参照すると、このような光はんだ接合効果を利用した第2硬化工程380は、前記テーパ部562と前記光導波路素子510の整列状態にあまり依存しない。前記テーパ部562のZ軸方向の長さ(L)は、1000μmであり、前記テーパ部562での光損失(optical loss)は、1.5dB未満である。また、前記連結部564のZ軸方向の長さ(Lは図11のDと同一)は、150μmであり、前記連結部564と前記コア512に対するY軸方向のアライメント誤差(D)は、5μmを超えず、前記連結部564での光損失(optical loss)は、0.5dB未満である。このようなアライメント誤差(D)は、前記整列工程350での前記ハウジング530の整列状態と、前記テーパ部562の成長状態に依存する。前記第2硬化工程380まで経ることにより、氷柱形状のテーパ部562と、前記テーパ部562と前記光導波路素子510のコア512を結合する連結部564とを備える光導波路560が形成される。
図7及び図14を参照すると、前記第3硬化工程390は、前記光導波路560を取り囲んでいる混合溶液540を硬化させることにより、クラッドを形成させる工程である。前記第3硬化工程390で前記混合溶液540を硬化させるために紫外線を照射する方法には、下記の二つの方法がある。
一、前記混合溶液540の表面542に紫外線555を照射する方法がある。この場合には、以前工程で使用された第1光学系550′をあまり位置変更しなくても使用できるという利点がある。ただ、前記第1または第2硬化工程370、380では、前記混合溶液540の表面542中心部に紫外線555を照射したが、前記第3硬化工程390では、前記混合溶液540の表面540全体にかけて紫外線555を照射すべきであるので、前記第1光学系550′において第1凸レンズが除去されている。
二、前記ハウジング530の側面に紫外線を照射する方法がある。この場合には、相対的に前記混合溶液540をより均一かつ迅速に硬化させることができるという利点がある。ただ、前記ハウジング530は、紫外線に対して透明な材質であるべきであり、溶融石英材質とすることができる。例えば、前の工程で使用された前記第1多波長光源552及び第2多波長光源を前記ハウジング530の側面に対向させるように位置させ紫外線を照射するか、異なる二つの多波長光源を前記ハウジング530の側面に対向させるように位置させ紫外線を照射することができる。
図14を参照すると、前記第1多波長光源552から放出される紫外線555を前記混合溶液540の表面542全体にかけて照射する。前記紫外線555により前記混合溶液540が硬化されることにより、前記光導波路560と所定屈折率差を有するクラッドが形成される。
図15は、本発明の第1実施形態によるレンズ結合型光ファイバの構成を示す図である。図15には、前記レンズ結合型光ファイバ600と、前記レンズ結合型光ファイバ600の機能を説明するためのレーザーダイオード680が示されている。
前記レーザーダイオード680は、予め設定された波長の光682を出力し、前記光682は、前記レーザーダイオード680から所定発散角に放出される。
前記レンズ結合型光ファイバ600は、単一モード光ファイバ610と光結合素子アセンブリ620とを含み、前記光結合素子アセンブリ620は、ハウジング640、ホルダー630及び光結合素子650を含む。
前記単一モード光ファイバ610は、コア612と、前記コア612を取り囲むクラッド614と、前記クラッド614を取り囲むコーティング616(coating)と、を含む。
前記ホルダー630は、上下端が開放された円筒構造を有し、その内部に前記単一モード光ファイバ610が挿入され固定される。この時、前記単一モード光ファイバ610は、前記ホルダー630の端部から突出されるように挿入されている。前記ホルダー630及び単一モード光ファイバ610の固定方法は、様々な方法とすることができ、例えば前記ホルダー630の内周面及び単一モード光ファイバ610間に充填される接着剤を利用して固定することができる。
前記ハウジング640は、上端が開放され下端中心に穴が形成された円筒構造を有し、前記穴に前記ホルダー630が挿入され固定される。前記ハウジング640及びホルダー630は、金属材質とすることができ、前記ハウジング640及びホルダー630は、溶接により接合できる。また、前記ハウジング640及びホルダー630は、射出成形、鋳造などにより製作される同一の材質を有する一体形成型物とすることができる。
前記光結合素子650は、前記ハウジング640に実装され、前記ハウジング640の内壁に付着されており、前記突出された単一モード光ファイバ610の一部が前記光結合素子650の下端に結合されている。前記光結合素子650は、凸表面652を有し、前記表面652と前記単一モード光ファイバ610のコア612を連結するファンネル形(漏斗状)光導波路660と、前記光導波路660を取り囲むクラッド670と、を含む。前記光導波路660は、前記表面652から遠くなるほど徐々にその断面が小さくなり、予め設定された内角(θ)を有するテーパ部662と、前記テーパ部662と前記コア612を連結する連結部664に区分される。少なくとも前記表面652の中心部は、予め設定された曲率半径(R)を有し、前記光導波路660及びクラッド670は、予め設定された屈折率差を有する。
前記レーザーダイオード680の最適位置は、前記レンズ結合型光ファイバ600の光軸601上に位置し、前記レーザーダイオード680から放出された光682の焦点が前記テーパ部662の収斂点663と一致する位置に存在する。このような最適位置では、前記テーパ部662の境界に到達した光682が全反射されることにより、反射による損失が最小化される。前記連結部664は、前記テーパ部662により収斂された光682を前記コア612に結合させる。
図16乃至図18は、図15に示したレーザーダイオード680が最適位置から離れた場合を説明するための図である。図16及び図17では、前記レーザーダイオード680が光軸601に沿って前記最適位置から離れた場合、図18は、前記レーザーダイオード680が前記光軸601と垂直方向に最適位置から離れた場合を示している。上述した全ての場合において、前記光結合素子650の凸表面652は、前記レーザーダイオード680から入射された光を収斂させるスポットサイズ縮小器(spot size reducer)として機能し、前記テーパ部662の傾斜している境界は、アライメント誤差により前記テーパ部662の収斂点663から遠くなる光601の経路を補正するアライメント誤差補償器(angular and position misalignment compensator)として機能する。前記テーパ部662により入射された光682は、前記テーパ部662の収斂点663に集められ、集められた光682は、前記連結部664によりガイドされることにより前記単一モード光ファイバ610のコア612に結合される。
図19は、本発明の第2実施形態によるレンズ結合型光ファイバの構成を示す図である。前記レンズ結合型光ファイバ700の構成は、図15に示した構成と類似であり、ハウジング740及びホルダー730の材質と固定方法において若干の差異点がある。以下、このような差異点のみに対して詳細に説明する。
前記レンズ結合型光ファイバ700は、単一モード光ファイバ710と、光結合素子アセンブリ720とを含み、前記光結合素子アセンブリ720は、ハウジング740、ホルダー730及び光結合素子750を含む。
前記ホルダー730は、金属材質であり、上下端が開放された円筒構造を有し、その内部に前記単一モード光ファイバ710が挿入され固定される。この時、前記単一モード光ファイバ710は、前記ホルダー730の端部から突出されるように挿入されている。前記ホルダー730及び単一モード光ファイバ710の固定方法は、様々な方法とすることができ、例えば前記ホルダー730の内周面及び単一モード光ファイバ710間に充填される接着剤を利用して固定することができる。
前記ハウジング740は、溶融石英材質であり、上端が開放され下端中心に穴が形成された円筒構造を有する。前記ハウジング740の穴に前記ホルダー730が挿入された後、前記ハウジング740の穴の縁を覆うように十分にエポキシ780で覆う。図示したように、前記ハウジング740の下端と前記ホルダー730の側面一部を十分にエポキシ780で覆うことにより、前記ハウジング740とホルダー730を強固に固定することができる。
上述したように、本発明によるレンズ結合型光ファイバは、従来に比べて向上した特徴を有する。
一、従来の熱膨脹された端部を有するコアを利用する場合には、相対屈折率差が減少されるといった問題点があったが、本発明によるレンズ結合型光ファイバは、紫外線硬化により形成されるファンネル形光導波路を利用することにより相対屈折率差を約1%に維持することができる。これによって、モードフィールド直径が向上し、レーザーダイオードに対するアライメント誤差許容度が大きくなる。
二、スポットサイズ縮小器として機能するレンズの凸表面と、アライメント誤差補償器として機能する氷柱形状のテーパ部と、集められた光を単一モード光ファイバまでガイドする連結部とを利用することにより、結合効率及びアライメント誤差許容度が大幅に向上する。前記レンズ結合型光ファイバは、2dB以下の光損失を示し、約100μmの作動距離を有することができる。即ち、前記レンズ結合型光ファイバは、製作工程の自動化及び大量生産化に非常に効果的である。
従来のレンズ結合型光ファイバの構成を示す図である。 図1に示したレンズ結合型光ファイバの多様な入射角別入射高特性を説明するための図である。 図1に示したレンズ結合型光ファイバの多様な入射角別入射高特性を説明するための図である。 図1に示したレンズ結合型光ファイバの多様な入射角別入射高特性を説明するための図である。 図1に示したレンズ結合型光ファイバの多様な入射角別入射高特性を説明するための図である。 本発明による光結合素子の構成を示す図である。 本発明の望ましい実施形態による光結合素子の製作方法を示す流れ図である。 図7に示された製作方法を説明するための図である。 図7に示された製作方法を説明するための図である。 図7に示された製作方法を説明するための図である。 図7に示された製作方法を説明するための図である。 図7に示された製作方法を説明するための図である。 図7に示された製作方法を説明するための図である。 図7に示された製作方法を説明するための図である。 図7に示された製作方法を説明するための図である。 本発明の第1実施形態によるレンズ結合型光ファイバの構成を示す図である。 図15に示したレーザーダイオードが最適位置から離れた場合を説明するための図である。 図15に示したレーザーダイオードが最適位置から離れた場合を説明するための図である。 図15に示したレーザーダイオードが最適位置から離れた場合を説明するための図である。 本発明の第2実施形態によるレンズ結合型光ファイバの構成を示す図である。
符号の説明
210,650,750・・・光結合素子
212・・・第1端部(第1の端部と対向する第2の端部)
214・・・第2端部(光導波路素子のコアと結合される第1の端部)
220,660,760・・・第1端部と第2端部の間の伝送経路になる光導波路
222,662,762・・・テーパ部
224,664,764・・・連結部
230,670,770・・・光導波路220を取り囲むクラッド
240・・・光導波路素子
242,612,712・・・コア
244,614,714・・・コアを取り囲むクラッド
250,680・・・レーザーダイオード
310・・・準備工程
350・・・整列工程
360・・・硬化工程
370・・・第1硬化工程
380・・・第2硬化工程
390・・・第3硬化工程
600,700・・・レンズ結合型光ファイバ
610,710・・・単一モード光ファイバ(光導波路素子)
620,720・・・光結合素子アセンブリ
630,730・・・ホルダー
640,740・・・ハウジング
652,752・・・凸表面(第1端部)
780・・・エポキシ

Claims (10)

  1. 光導波路素子のコアに光を結合させるための光結合素子において、
    前記光結合素子は、第1の端部(214)が前記光導波路素子のコアと結合され、前記第1の端部と対向する第2の端部(212)が凸形状を有し、前記光結合素子は、
    前記第1の端部及び第2の端部を連結して入射された光の伝送経路になる光導波路と、
    前記光導波路を取り囲むクラッドとを含むことを特徴とする光結合素子。
  2. 前記光導波路は、
    入射された光を収斂させるコニクル形状のテーパ部と、
    前記テーパ部の幅が狭い端部と前記コアを連結することにより、前記収斂された光を前記コアに結合させる連結部と、を含む請求項1記載の光結合素子。
  3. 光導波路素子のコアに光を結合させるための光結合素子アセンブリにおいて、
    上端が開放され下端に穴が形成されており、前記穴に前記光導波路素子が挿入されるハウジングと、
    前記ハウジングの内壁と接合されており、第1の端部(214)が前記光導波路素子のコアと結合され、前記第1の端部と対向する第2の端部(212)が凸形状を有し、光伝送のために前記第1の端部及び第2の端部を連結するファンネル形光導波路と前記光導波路を取り囲むクラッドを含む光結合素子と、を含むことを特徴とする光結合素子アセンブリ。
  4. 前記光導波路は、
    入射された光を収斂させるコニクル形状のテーパ部と、
    前記テーパ部の幅が狭い端部と前記コアを連結することにより、前記第2の端部により収斂された光を前記コアに結合させる連結部と、を含む請求項3記載の光結合素子アセンブリ。
  5. 前記光導波路素子を実装するときに前記光導波路素子を支持し、前記光導波路素子を前記ハウジングの穴に固定するためのホルダーをさらに含む請求項3記載の光結合素子アセンブリ。
  6. レンズ結合型光ファイバにおいて、
    コアと前記コアを取り囲むクラッドが設けられた光ファイバと、
    第1の端部(214)が前記光ファイバのコアと結合され、前記第1の端部と対向する第2の端部(212)が凸形状を有し、光伝送のために前記第1の端部及び第2の端部を連結するコニクル形光導波路と前記光導波路を取り囲むクラッドを含む光結合素子と、を含むことを特徴とするレンズ結合型光ファイバ。
  7. 前記光導波路は、
    入射された光を収斂させるコニクル形状のテーパ部と、
    前記テーパ部の幅が狭い端部と前記コアを連結することにより前記収斂された光を前記コアに結合させる連結部と、を含む請求項6記載のレンズ結合型光ファイバ。
  8. 前記光ファイバを固定するためのホルダーと、
    上端が開放され下端に穴が形成されており、前記穴に前記ホルダーが挿入されるハウジングと、をさらに含む請求項6記載のレンズ結合型光ファイバ。
  9. 光導波路素子のコアに光を結合させるための光結合素子の製作方法において、
    ハウジング下端に形成された穴に前記光導波路素子を挿入し、前記ハウジング内部に紫外線硬化性混合溶液を満たす準備工程と、
    前記混合溶液の表面に紫外線を照射することにより前記混合溶液内にコニクル形状のテーパ部を形成する第1硬化工程と、
    前記テーパ部の幅が狭い端部と前記コアの対向された端部を通じて紫外線を放出することにより、前記テーパ部と前記コアを連結する連結部を成長させる第2硬化工程と、
    前記第1及び第2硬化工程によって硬化されない混合溶液に紫外線を照射することによりクラッドを形成する第3硬化工程と、を含むことを特徴とする光結合素子の製作方法。
  10. 前記第2硬化工程中に前記テーパ部の幅が狭い端部と前記コアを完全に連結するまで前記テーパ部と前記コアの対向された端部を通じて交互に紫外線を放出する請求項9記載の光結合素子の製作方法。

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