JP2004212581A - Optical apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光量調節(絞り)機能を有するスチルカメラ、ビデオカメラ、レンズ装置およびこれらを組み合わせてなる光学機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カメラ等の光学機器には、被写体の明るさに応じた適正露出を得るために撮影光学系を通して撮像面に入射する光量を調節する光量調節ユニットが設けられることが多い。
【0003】
このような光量調節ユニットは、絞り開口を形成するための複数枚の絞り羽根を光軸直交面内で回動若しくは略平行移動可能に保持し、これら絞り羽根をアクチュエータの駆動力により移動させて絞り開口径(開口面積)を増減させることにより、光量を調節する(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−301159号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、光量調節ユニットには、絞り羽根を回動又は略平行移動可能に支持する部分やアクチュエータと絞り羽根を駆動する動力伝達機構の部分等に多数の係合部や嵌合部がある。そして、車載使用されたり強風下で使用されたりした場合のように、光学機器に連続した強い振動が加わると、上記係合部や嵌合部のがた分により、アクチュエータが停止した状態であっても絞り羽根によって形成される開口の面積が変動する。特に、絞り開口が小さい場合にこのような開口面積の変動が生じると、撮像面に入射する光量が大きく変動し、適正な露出が妨げられたり、連続撮影画像の明るさが絶えず変動したりしてしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の解決する解決するために、本発明では、撮影光学系と、開口面積を変化させることにより、撮影光学系を通して撮像面に入射する光量を調節する光量調節手段と、振動を検出する振動検出手段と、光量調節手段を制御する制御手段とを有する。そして、制御手段に、振動検出手段により振動が検出されたときに、光量調節手段を制御させるようにしている。
【0007】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
図1および図2には、本発明の実施形態1であるビデオカメラ(光学機器)に一体的に設けられる撮影レンズ部の構成を示している。
【0008】
本撮影レンズ部6は、被写体側から順に凸凹凸凸の4レンズユニット構成の変倍撮影光学系を有する。
【0009】
L1は固定の第1レンズユニット、L2は光軸方向に移動して変倍を行う第2レンズユニット、L3は光軸直交面内でシフト移動して像振れを補正する第3レンズユニット、L4は光軸方向に移動して焦点調節を行う第4レンズユニットである。
【0010】
1は第1レンズユニットL1を保持する前玉鏡筒ユニット、2は第2レンズユニットL2を保持する第2レンズ保持枠、3は第3レンズユニットL3を保持し、光軸直交面内で駆動するシフトユニット、4は第4レンズユニットL4を保持する第4レンズ保持枠である。5はCCD、CMOSセンサ等の撮像素子18を保持する後部鏡筒である。
【0011】
前玉鏡筒ユニット1と後部鏡筒5とにより2本のガイドバー6、7が保持されている。また、ガイドバー8がシフトユニット3と後部鏡筒5とにより保持されている。
【0012】
第2レンズ保持枠2は、ガイドバー6、7により光軸方向に移動可能に支持され、第4レンズ保持枠4はガイドバー6、8により光軸方向に移動可能に支持されている。
【0013】
シフトユニット3は、前玉鏡筒ユニット1により位置決めされ、前玉鏡筒ユニット1と後部鏡筒5とにより挟み込まれて保持されている。
【0014】
9は撮影光学系に入射した光量を変化させる絞りNDユニット(光量調節手段)であり、6枚の絞り羽根9eを光軸回りで移動させて絞り開口径を変化させるいわゆる虹彩絞りである。また、絞りNDユニット9には、3つの異なる濃度領域を有したNDフィルタが絞り羽根9eとは独立して駆動できるようになっている。この絞りNDユニット9は、3本のビス9kにより前方からシフトユニット3にビス締め固定されている。
【0015】
後部鏡筒5は、前玉鏡筒ユニット1により位置決めされるとともに、前述のようにシフトユニット3を挟み込んだ上で3本のビス5aにより後方から共締め固定されている。
【0016】
10は第4レンズ保持枠4を光軸方向に駆動するリードスクリューであり、その前後に軸受け形状を持ち、後部には多極に着磁されたローターマグネット10aが固定されている。11はローターマグネット10aを回転駆動するフォーカス用ステッピングモータユニットであり、リードスクリュー10はシフトユニット3とステッピングモータユニット11に設けられた軸受け部とで支持される。リードスクリュー10は、第4レンズ保持枠4に取り付けられたラック4aと噛み合っている。これにより、ローターマグネット10aとともにリードスクリュー10が回転すると、リードスクリュー10とラック4aとの噛み合い作用によって第4レンズ保持枠4が光軸方向に駆動される。
【0017】
なお、ラック4aに取り付けられたねじりコイルバネ4bの付勢力によって、第4レンズ保持枠4、ガイドバー6、8、ラック4aおよびリードスクリュー10が相互に片寄せされ、これら部材間のがたをなくしている。
【0018】
12は第2レンズ保持枠2を光軸方向に駆動するリードスクリューであり、前後に軸受け形状を持ち、後部には多極に着磁されたローターマグネット12aが固定されている。13はローターマグネット12aを回転させるズーム用ステッピングモータユニットであり、リードスクリュー12はシフトユニット3とステッピングモータユニット13に設けられた軸受け部で支持される。リードスクリュー12は第2保持枠2に取り付けられたラック2aと噛み合っている。
【0019】
これにより、ローターマグネット12aとともにリードスクリュー12が回転すると、リードスクリュー12とラック2aとの噛み合い作用によって第2レンズ保持枠2が光軸方向に駆動される。
【0020】
なお、ラック2aに取り付けられたねじりコイルバネ2bの付勢力によって、第2レンズ保持枠2、ガイドバー6、7、ラック2aおよびリードスクリュー12が相互に片寄せされ、これら部材間のがたをなくしている。
【0021】
ステッピングモータステータユニット11および13は、後部鏡筒5に、それぞれ2本のビス11a、13aで固定されている。
【0022】
14はフォトインタラプタを含み構成されるフォーカスリセットスイッチであり、ビス14aにより後部鏡筒5に固定されている。フォーカスリセットスイッチ14は、第4レンズ保持枠4に形成された遮光部4cがこの第4レンズ保持枠4の移動に伴いフォーカスリセットスイッチ14の投光部と受光部との間に進退することによる遮光状態と透光状態との切り替わりを光学的に検出して電気信号を出力し、第4レンズユニットL4が基準位置にあるか否かを後述するマイクロコンピュータに検出させる。
【0023】
15はフォトインタラプタを含み構成されるズームリセットスイッチであり、ビス15aにより前玉鏡筒ユニット1に固定されている。ズームリセットスイッチ15は、第2レンズ保持枠2に形成された遮光部2cがこの第2レンズ保持枠2の移動に伴いズームリセットスイッチ15の投光部と受光部との間に進退することによる遮光状態と透光状態との切り替わりを光学的に検出して電気信号を出力し、第2レンズユニットL2が基準位置にあるか否かを後述するマイクロコンピュータに検出させる。
【0024】
次に、図3および図4を用いて、絞りNDユニットについて説明する。図3は絞りNDユニット9の分解斜視図、図4はその主要部の断面図である。
【0025】
これらの図において、9aは中央に固定開口9a3が形成されたユニット地板である。9bは絞り駆動用のアクチュエータで、メータもしくはステッピングモータなどが用いられる。
【0026】
9cは絞り駆動用アクチュエータ9bの出力軸に一体的に取り付けられた絞り駆動レバーであり、その先端部9c2は、ユニット地板9aに形成された円弧状の長穴部9a2を貫通して、風車9dの腕部9d3に形成された連動穴部9d2に係合する。
【0027】
風車9dは、ユニット地板9aにおける固定開口9a3の回りに形成された軸受け部9a4により回転可能に保持され、光軸を中心として回動する。風車9dには、周方向6箇所に軸部9d1が設けられている。また、ユニット地板9aにおける風車9dの外周側には、6枚の絞り羽根9eの回転中心となる軸部9a1が周方向に6箇所、設けられている。
【0028】
各絞り羽根9eには、ユニット地板9aの軸部9a1が回動可能に嵌合する穴部9e1が形成されている。また、各絞り羽根9eには、風車9dに設けられた軸部9d1が係合する長穴部9e2も形成されている。このため、駆動源9bとともに絞り駆動レバー9cが回転し、この回転に連動して風車9dが回転すると、各絞り羽根9eは穴部9e1を中心として回動し、これにより6枚の絞り羽根9eで形成される絞り開口の径が変化する。
【0029】
一方、9fはNDフィルタ駆動用のアクチュエータであり、メータやステッピングモータが用いられる。このND駆動用アクチュエータ9fの出力軸は、ユニット地板9aに形成された穴部9a5を貫通し、その先端にはND駆動レバー9gが一体的に設けられている。ND駆動レバー9gの先端部9g2は、NDフィルタユニット9hの保持ベースとなるNDベース9h1に形成された長穴部9h11に係合している。これにより、アクチュエータ9fとともにND駆動レバー9gが回転すると、NDベース9h1(つまりはNDフィルタユニット9h)が、NDベース9h1に形成された長溝部9h12,9h13とユニット地板9aに設けられたガイドピン(図3、図4では図示を省略しているが、後述の図7において、符号9a6、9a7を付している)との係合によってガイドされながら、矢印9h14で示す方向に移動する。NDフィルタユニット9hは、互いに濃度(透過率)が異なる3つの濃度領域を形成するようにNDベース9h1に貼り付けられた単濃度NDフィルタ9h2と、2濃度NDフィルタ9h3とを有する。
【0030】
このように構成された絞りNDユニットにおいては、アクチュエータ9b,9fとしてのメータの内部に設けたホールセンサを用いて、若しくはアクチュエータ9b,9fとしてステッピングモータを用いた場合には所定の基準位置(例えば、開放位置)からの入力パルス数をカウントすることによって、絞りの状態(絞り開口径、つまりはF値)や、NDフィルタ9hのどの濃度領域が絞り開口のどこまでを覆っているかという状態を把握することができる。
【0031】
次に、図2を用いて、シフトユニット3の構成について説明する。第3レンズユニットL3は、PITCH方向(縦方向)とYAW方向(横方向)に駆動可能であり、それぞれの方向に専用の駆動コイル3iと位置センサ(図示せず)とを有して独立に駆動制御される。縦方向および横方向の駆動コイル3iと位置センサは光軸回りに90度の角度をなして同一に構成されているので、ここでは縦方向の駆動コイル3iと位置センサについてのみ説明する。
【0032】
3bはシフトユニット3の前側ベースとして、前玉鏡筒ユニット1と後部鏡筒5との間に挟み込まれて支持されるシフトベースである。3dは圧縮コイルバネであり、後述する検出用および駆動用磁石に吸引されないように、例えばリン青銅線により形成されている。
【0033】
第3レンズユニットL3を保持するシフト保持枠3aの後部外周には、圧縮コイルバネ3dの前端が嵌合しており、この圧縮コイルバネ3dの前端はシフト保持枠3aに形成された不図示のV字溝部に嵌り込んで保持されている。
【0034】
3lはシフトベース3bの後面およびシフト保持枠3aの前面との間に配置されたボールであり、図中には1つしか示していないが、実際には、光軸直交面内の光軸回り方向において略均等間隔で3つ配置されている。このボール3lは駆動用磁石に吸引されないように、例えばSUS304(オーステナイト系のステンレス鋼)により形成されている。
【0035】
ボール3lは、シフトベース3bとシフト保持枠3aとに3箇所ずつで当接しており、それぞれの3個所の当接面は撮影光学系の光軸に対して垂直な面である。また、3つのボール3lの外径は略同じであり、これにより3個所の面の光軸方向の位置の相互差を小さく抑え、シフト保持枠3aを光軸に対して直交した状態を保ったまま光軸直交方向へのガイドを行う。
【0036】
3cは後側ベースとしてのセンサーベースであり、2本の位置決めピン(図示せず)で光軸直交面内での位置が決められた上で、ビス3本でシフトベース3bに結合される。圧縮コイルバネ3dの後端は、センサーベース3cの内周に嵌合している。圧縮コイルバネ3dは、シフト保持枠3aとセンサーベース3cとの間で圧縮され、シフト保持枠3aを3つのボール3lを介してシフトベース3bに付勢する。
【0037】
なお、3つのボール3lとシフトベース13およびシフト保持枠3aにおけるボール3lとの当接面との間には、これらボール3lがシフトベース3bとシフト保持枠3aに圧接していない状態でも、ボール3lが当接面から容易に脱落しない程度の粘度を有する潤滑油が塗布されている。これにより、圧縮コイルバネ3dの付勢力を上回る慣性力がシフト保持枠3aに働いてボール3lが非挟持状態になっても、ボール3lの位置が容易にずれるのを防止できる。
【0038】
次に、シフト保持枠3aの駆動系について説明する。3jは2極に着磁された駆動用磁石、3kは駆動用磁石3jの光軸方向前側の磁束を閉じるためのヨーク、3iはシフト保持枠3aに接着により固定されたコイルである。
【0039】
3hは駆動用磁石3jの光軸方向後側の磁束を閉じるためのヨークであり、駆動用磁石3jとは駆動用コイル3iとが移動する空間を形成するようにシフトベース3bに対して磁力により固定され、磁気回路を構成している。
【0040】
駆動用コイル3iに電流を流すと、駆動用磁石3jの2極着磁の着磁境界に対して略直角方向に、磁力線相互の反発によるローレンツ力(推力)が発生し、シフト保持枠3aを移動させる。この構成により、いわゆるムービングコイル型の駆動系が構成される。
【0041】
上記の駆動系が縦方向および横方向についてそれぞれ設けられているので、シフト保持枠3aを光軸直交面内で互いに略直交する2方向に駆動することができる。このとき、前述したように、シフト保持枠3aは、圧縮コイルバネ3dの付勢力によって3つのボール3lを介してシフトベース3bに付勢されているため、シフト保持枠3aが駆動されるときに負荷となる摩擦力はボール3lの転がり摩擦のみとなる。そして、この摩擦力は極めて小さいため、シフト保持枠3aを微小量、駆動することができる。
【0042】
次に、シフト保持枠3aの位置検出について説明する。3fは2極に着磁された検出用磁石、3gは検出用磁石3fの光軸方向前側の磁束を閉じるためのヨークであり、両者はシフト保持枠3aに固定されている。また、3eは磁束密度を電気信号に変換するホール素子であり、センサーベース3cに位置決め固定されている。これらにより位置センサが構成される。
【0043】
シフト保持枠3aが縦方向もしくは横方向に駆動されると、ホール素子3eによって検出される磁束密度が変化し、この磁束密度の変化に応じた電気信号がホール素子3eから出力される。そして、この電気信号の変化により第3レンズユニットL3の光軸直交面内での位置が検出される。
【0044】
次に、図5を用いて、本実施形態のビデオカメラの電気的構成について説明する。図5において、21は振動検出手段としての角速度センサであり、本実施形態では振動ジャイロが用いられている。但し、振動検出手段としては、カメラに加わる振動を検出できるものであれば、角速度センサ以外のものを用いてもよい。
【0045】
22は増幅回路であり、角速度センサ21のオフセットを含んだ微小出力信号から、ある程度の振幅を確保してオフセットを除去した角速度信号を作り出している。
【0046】
23はハイパスフィルタ(帯域制限回路)であり、後述する制限特性設定回路26によりこのハイパスフィルタ23のカットオフ周波数を変化させる(高域側にシフトさせる)ことで、パンニング処理(カメラを左右に振って構図決めをするパンニング時に振れ補正動作が行われないようにする処理)が行われる。
【0047】
24は積分回路であり、前段までの角速度信号をここで第3レンズユニットL3の移動量信号に変換する。積分回路24は完全な積分回路ではなく、ゼロ入力に対してやがてゼロに収束するような特性を持っている。この積分回路24からの出力に対しても、後述する時定数可変回路27によりパンニング処理が行われる。
【0048】
25は振れ補正駆動部であり、積分回路24で得られた移動量信号に基づいて第3レンズユニットL3を駆動することにより、通過光束を偏向して手振れ等により生ずる像振れを補正する。
【0049】
振れ補正駆動部25において、25aは加算器であり、積分回路24からの移動量信号(目標信号)とホール素子3eからの位置検出信号との差分値を出力する。25bは加算器25aからの出力を増幅して駆動電力を発生する駆動回路である。この駆動回路25cから前述した駆動用コイル3iに電力を供給することにより、図2に示したシフト保持枠3a(第3レンズユニットL3)を駆動するための推力が発生する。
【0050】
以上で示した閉ループ回路により、第3レンズユニットL3の位置が角速度センサ21からの出力信号に相応して変化する振れ補正駆動部25が構成される。
【0051】
制限特性設定回路26は、ハイパルスフィルタ23のカットオフ周波数を変化させる機能を有する。基本的には、積分回路24からの信号のゼロからの変位が大きいほど、カットオフ周波数を高域側にシフトさせる。つまり、帯域制限を強くかける方向にカットオフ周波数を変化させる。
【0052】
時定数設定回路27は、積分回路4におけるゼロに戻る時定数を変化させる機能を有する。基本的には、積分回路24からの信号のゼロからの変位が大きいほど、時定数を短くする方向に変化させる。
【0053】
28は振幅検知回路である。この振幅検知回路8は、ハイパスフィルタ23の出力から角速度の振幅状態を検知し検出した振幅が予め設定した振幅より大きく、その振幅状態が所定時間継続した場合に、強振幅検知信号を発生する。
【0054】
29は制御回路としてのマイクロコンピュータ(CPU)であり、フォーカスリセットスイッチ14からの信号に基づいて第4レンズユニットL4が基準位置に位置したことを検出した後、フォーカス用ステッピングモータユニット11に合焦に必要な駆動パルスを印加して第4レンズユニットL4を駆動するとともに、印加した駆動パルス数をカウントし、第4レンズユニットL4の位置を把握する。また、マイクロコンピュータ29は、ズームリセットスイッチ15からの信号に基づいて第2レンズユニットL2が基準位置に位置したことを検出した後、ズーム用ステッピングモータユニット13に撮影者のズーム操作に応じた駆動パルスを印加して第2レンズユニットL2を駆動するとともに、印加した駆動パルス数をカウントし、第2レンズユニットL2の位置を把握する。
【0055】
さらに、マイクロコンピュータ29は、撮像素子18からの映像信号に基づいて、適正露出を得るための、絞り駆動用アクチュエータ9bやNDフィルタ用アクチュエータ9fの駆動制御、撮像素子18の電荷蓄積時間(電子シャッター速度)の設定等を行う。また、マイクロコンピュータ29は、その他、本ビデオカメラにおける各種動作の制御を司る。
【0056】
ここで、マイクロコンピュータ29による絞りNDユニット9の制御について図6のフローチャートを用いて説明する。なお、ここでは、絞りNDユニット9のアクチュエータ9b,9fとして、ステッピングモータを用いた場合について説明する。すなわち、マイクロコンピュータ29は、所定の基準位置(例えば、開放位置)からの絞り駆動用又はND駆動用のアクチュエータ9b,9fへの入力パルス数をカウントして絞りの状態(絞り開口径、つまりはF値)や、NDフィルタ9hのどの濃度領域が絞り開口のどこまでを覆っているかという状態を把握しているものとする。
【0057】
なお、上述の絞りNDユニットにおいては、出力レバー9cの先端部9c2と風車9dの長穴部9d2との係合部には、ここでの動きをスムーズにするためのある程度のがた(隙間)が存在する。また、風車9dとユニット地板9aの軸受け部9a4との嵌合部にも同様のがたが存在する。さらに、絞り羽根9eの穴部9e1とユニット地板9aの軸部9a1との嵌合部および長穴部9e2と風車9dの軸部9d1との係合部にも同様のがたが存在する。
【0058】
このように絞り側の各係合部や嵌合部に必要ながたによって、絞り駆動用アクチュエータ9bが停止している場合においても、本カメラに加わった振動によって絞り羽根9eが変位し、絞り開口の面積が変動する。特に、小絞り状態においてこのような絞り羽根9eの変位が生ずると、撮像素子18に入射する光量が変動し、撮影画像の明るさ変化が発生する。そこで、以下に説明する制御により、撮影画像における明るさ変化の発生を防止している。
【0059】
まず、ステップ(図ではSと略す)1において、マイクロコンピュータ29は、絞り開口径(F値)が所定の小絞り状態に達したか否か(所定の小絞り状態より開放側の絞り状態)を判別する。ここでの所定の小絞りに対応するF値は、絞りNDユニット9が持っているがた量に左右されるが、一般に、開放F値1.6、開放径φ12mm程度の絞りユニットの場合、F16近傍でがた分による絞り開口面積の変化が半絞り分近くになるため、例えばF8程度を上記所定の小絞りに対応するF値と設定するとよい。絞りNDユニットが所定の小絞り状態に達している場合にはステップ2に進み、所定の小絞り状態に達していない(所定の小絞り状態より開放側の絞り状態)場合にはステップ5に進む。
【0060】
ステップ5では、このままの絞り状態を維持し、該絞り状態に応じた電子シャッター速度による通常の露出制御を行う。
【0061】
一方、ステップ2では、強振動撮影状態か否かを判別する、つまりは図5にて説明した振幅検知回路28からの強振幅検知信号の入力があるか否かを判別する。ここで、振幅検知回路28からの強振幅検知信号が出力される条件としては、振動の検出周波数とカメラの仕様等で左右されるが、一般的なビデオカメラにおいては、手持ちした場合に生じる手振れ周波数は数ヘルツの範囲であるため、例えば50ヘルツ(所定の周波数)以上の周波数領域で、3秒(所定時間)以上、手振れによる振動よりも大きい強度(所定強度)以上の強度に対応する角速度信号が検出された場合とすればよい。強振動撮影状態と判別された場合はステップ3に、強振動撮影状態ではない(通常の手振れ振動の状態)と判別された場合はステップ5に進む。
【0062】
なお、ここでは、所定の強度以上の強度を有した振動が、所定の周波数で所定時間以上継続した場合に強振動撮影状態と判別する場合について説明したが、これら3つの条件をすべて満足しなくても、1又は2つの条件を満足することで強振動撮影状態と判別するようにしてもよい。
【0063】
ステップ3では、電子シャッター使用モードを設定する。これは、次のステップ4で絞り開口径を広げると、撮像素子18への入射光量が増加するので、絞り開口径の拡大方向の変化とともに、電子シャッター速度を速くして適正露出を確保するためである。
【0064】
そして、ステップ4で、絞り駆動用アクチュエータ9bに通電して絞り開口径を上記の小絞り状態から開放方向に変化させていく。このときの絞り開口径の開放方向の開口径の大きさに関しては、様々な大きさに設定可能であるが、一般に絞りの機械的がたの影響が少なくなるF5.6からF8前後まで絞りを開けることが好ましい。そして、絞り開口径の変化に対応させて、電子シャッター速度をデフォルト値より高速化し、TV値を上げる。
【0065】
具体的には、EV値(EV=AV+TV)が変化しないように、現状の絞り開口径(F値)と開放方向に変化する新たな絞り開口径との差に相当するAV値(アペックス演算の際に用いる値)分だけTV値を補正するよう、この補正するTV値分だけ電子シャッター速度を高速にする。
【0066】
例えば、現状のF値がF16であり、電子シャッター速度が1/60secである場合に、ステップ4で絞り開口径を2絞り分広げ、F8とするときには、電子シャッター速度をTV2に相当する1/250secに上げる。
【0067】
このように、ステップ3およびステップ4の動作はほぼ同時に、絞り開口径を可変させつつ、電子シャッターの速度を可変することが望ましい。これにより、光量変化の発生を有効に防止することができる。
【0068】
なお、本実施形態の絞りNDユニット9はNDフィルタ9hを絞り羽根9eとは独立して動作させることができるので、電子シャッター速度の高速化の程度を抑えるとともに、NDフィルタ9hをより濃い濃度領域が絞り開口に対向するよう駆動して、適正露出を確保するようにしてもよい。
【0069】
上述した実施形態によれば、絞りNDユニット9の絞りの開口面積が絞りNDユニット9における機械的ながたによって変動してしまうような振動が光学機器に加わった場合に、絞りの開口径が小絞り状態であるときは、開放方向に開口径を変化させ、これに応じて電子シャッターの速度を高速とすることにより、上記開口面積の変動による入射光量の変動、つまりは撮影画像の明るさ変動の発生を有効に防止することができる。
【0070】
(実施形態2)
上述した実施形態1では、強振動撮影と判別されたときに絞り開口径を拡大するとともに電子シャッター速度を高速化する場合について説明したが、電子シャッター速度の高速化に代えて、NDフィルタによる減光率を上げるようにしてもよい。なお、本実施形態が適用されるビデオカメラの構成は実施形態1にて説明したものと同様である。
【0071】
まず、絞りNDユニット9におけるNDフィルタ側の構成について、図3、図4および図7を用いて説明する。図7は上記絞りNDユニットにおけるNDフィルタ駆動機構回りを像側から見た図である。なお、図7において、図3、図4と同一の部分には、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0072】
これらの図において、絞り羽根9eの光軸方向後側には、NDベース9h1が配置されており、このNDベース9h1の前面には、透過率32%の単濃度領域を形成するNDフィルタ9h2が貼られている。また、NDベース9h1の後面には、透過率32%と10%の2種類の透過率の濃度領域を形成するように多層膜が蒸着された2濃度NDフィルタ9h3が貼られている。
【0073】
このように、単濃度NDフィルタ9h2と2濃度NDフィルタ9h3とをNDベース9h1の両側に貼ることによって、透過率32%となる濃度領域9h7と、透過率10%を有する濃度領域9h8と、透過率3%を有する濃度領域9h9とが、光軸Lに近い側が高い透過率(光軸から遠ざかるほど低い透過率)となるように配置されたNDフィルタユニット9hが構成される。
【0074】
なお、ここで説明したNDフィルタユニットは2つ以上の濃度領域を形成するための一例に過ぎず、単濃度フィルタを2枚組み合わせてもよいし、2つ以上の透過率を有したNDフィルタを1枚貼るだけでもよい。
【0075】
そして、実施形態1でも説明したように、ND駆動用アクチュエータ9fとともにND駆動レバー9gが回転することによって、NDフィルターユニット9hは、ユニット地板9aに形成されたガイドピン9a6、9a7によりガイドされて矢印9h14の方向に往復移動し、絞り羽根9eによって形成された絞り開口に対向する領域に対して進入、退避して光量調節を行う。
【0076】
ここで、ND駆動機構は像側からみたとき、図7に示すように、NDフィルタユニット9hの進退方向(矢印9h14の方向)は垂直軸に対してある角度をもっており、ND駆動用アクチュエータ9fは上記垂直軸に近い位置の下側にレイアウトされている。
【0077】
図7において、NDフィルタユニット9hが進入、退避を繰り返す際に、ND駆動レバー9gの先端部9g2はNDフィルタ退避時には図中に9g21で示す位置に、NDフィルタ進入時には9g22で示す位置にあることになり、ND駆動レバー9gはその間を往復する。そして、このND駆動レバー9gの全回転角のちょうど中間地点を、ND駆動レバー9gの振り分け中心9g23とする。
【0078】
NDフィルタ駆動機構がこのようなレイアウトをとることにより、このNDフィルタ駆動機構が光軸直交方向の一方向に大型化することを防止できる。
【0079】
その理由は、ND駆動レバー9gが、その振り分け中心9g23にて水平軸となす角度θは水平軸に対して0°ではなく、ある角度をもっており、ND駆動レバー9gの先端部9g2が光軸から最も遠い位置9g21にきたときにおいても垂直方向においてND駆動用アクチュエータ9fの最下部を通る水平線9f1よりも下側に突出しないからである。さらに、この全回転角の振り分け中心9g23を表す線は、NDフィルタユニット9hの駆動方向(9h14)にほぼ垂直であるため、ND駆動レバー9gの全回転角をNDフィルタユニット9hの全ストロークに有効に使うことができる。
【0080】
このとき、NDフィルタ9h3の上端部9h31又は濃度領域9h7と9h8の境界部分9h32やNDフィルタ9h2の上端部(濃度領域9h8と9h9の境界部分)9h33は水平軸に対して角度はもっておらず、水平軸と平行となっている。これは、NDフィルタ9h3の上端部9h31や濃度領域の境界部分9h32,9h33が水平軸に対して角度を持っていると、撮像される画像がNDフィルタの進入時に画面斜め方向から暗くなるため、高品位な画質が得られなくなるからである。
【0081】
これに対し、NDフィルタ9h3の上端部9h31や濃度領域の境界部分9h32,9h33が水平軸に平行であれば、NDフィルタの進入時には撮影画面の上側から暗くなる。被写体は下側よりも、上側の方が明るい(風景撮影では画面の上側が空になる)ため、NDフィルタ進入時の画質に違和感は生じない。
【0082】
また、光軸方向において絞り羽根9eとNDフィルタユニット9hとの間には絞りベース9aがレイアウトされているが、NDフィルタユニット9hは、光軸方向において絞りベース9aを挟んでND駆動用アクチュエータ9fとは反対側に配置されている。こうすることによって、絞り羽根9eとNDフィルタユニット9hとの間のスペースにND駆動レバー9gをレイアウトすることができ、絞りNDユニット9が光軸方向に大型化するのを防ぐことができる。
【0083】
図8には、マイクロコンピュータ29による絞りNDユニット9の制御動作を表すフローチャートを示している。なお、ここでは、絞りNDユニット9のアクチュエータ9b,9fとして、ステッピングモータを用いた場合について説明する。すなわち、マイクロコンピュータ29は、所定の基準位置(例えば、開放位置)からの絞り駆動用又はND駆動用のアクチュエータ9b,9fへの入力パルス数をカウントして絞りの状態(絞り開口径、つまりはF値)や、NDフィルタ9hのどの濃度領域が絞り開口のどこまでを覆っているかという状態を把握しているものとする。
【0084】
ステップ11では、マイクロコンピュータ29は、絞り開口径(F値)が所定の小絞り状態に達したか否か(所定の小絞り状態より開放側の絞り状態)を判別する。ここでの所定の小絞りに対応するF値は、絞りNDユニット9が持っているがた量に左右されるが、一般に、開放F値1.6、開放径φ12mm程度の絞りユニットの場合、F16近傍でがた分による絞り開口面積の変化が半絞り分近くになるため、例えばF8程度を上記所定の小絞りに対応するF値と設定するとよい。絞りNDユニットが所定の小絞り状態に達している場合にはステップ12に進み、所定の小絞り状態に達していない(所定の小絞り状態より開放側の絞り状態)場合にはステップ15に進む。
【0085】
ステップ15では、このままの絞り状態を維持し、該絞り状態に応じた電子シャッター速度による通常の露出制御を行う。
【0086】
一方、ステップ12では、強振動撮影状態か否か、つまりは図5にて説明した振幅検知回路28からの強振幅検知信号の入力があるか否かを判別する。ここで、振幅検知回路28からの強振幅検知信号が出力される条件としては、振動の検出周波数とカメラの仕様等で左右されるが、一般的なビデオカメラにおいては、手持ちした場合に生じる手振れ周波数は数ヘルツの範囲であるため、例えば50ヘルツ(所定の周波数)以上の周波数領域で、3秒(所定時間)以上、手振れによる振動よりも大きい強度(所定強度)以上の強度に対応する角速度信号が検出された場合とすればよい。強振動撮影状態と判別された場合はステップ13に、強振動撮影状態ではない(通常の手振れ振動の状態)と判別された場合はステップ15に進む。
【0087】
なお、ここでは、所定の強度以上の強度を有した振動が、所定の周波数で所定時間以上継続した場合に強振動撮影状態と判別する場合について説明したが、これら3つの条件をすべて満足しなくても、1又は2つの条件を満足することで強振動撮影状態と判別するようにしてもよい。
【0088】
ステップ13では、NDフィルタ挿入モードを設定する。これは、次のステップ14で絞り開口径を広げると、撮像素子18への入射光量が増加するので、絞り開口径の拡大方向の変化とともに、NDフィルタを挿入してその減光作用によって入射光量の減衰率を増加させ、適正露出を確保するためである。
【0089】
そして、ステップ14で、絞り駆動用アクチュエータ9bに通電して絞り開口径を上記の小絞り状態から開放方向に変化させていく。このときの絞り開口径の開放方向の開口径の大きさに関しては、様々な大きさに設定可能であるが、一般に絞りの機械的がたの影響が少なくなるF5.6からF8前後まで絞りを開けることが好ましい。そして絞り開口径の変化に対応させて、ND駆動用アクチュエータ9fに通電し、NDフィルタユニット9hを絞り開口に対向する領域に進入するように又はより濃い濃度領域が絞り開口に対向するように動作させる。
【0090】
NDフィルタユニット9hが絞り開口に対向する領域から退避していた場合は、NDフィルタユニット9hのうち32%透過率の濃度領域9h7を絞り開口に対向する領域に進入させる。また、もともとNDフィルタユニット9hが絞り開口に対向する領域に進入していた場合は、透過率が低い側の濃度領域が絞り開口に対向する領域にかかるようにNDフィルタユニット9hを移動させ、入射光量の減衰率をより増加させる。
【0091】
本実施形態によれば、絞りNDユニット9の絞りの開口面積が絞りNDユニット9における機械的ながたによって変動してしまうような振動が光学機器に加わった場合に、絞りの開口径が小絞り状態であるときは、開放方向に開口径を変化させ、これに応じてNDフィルタユニット9hを挿入又はNDフィルタユニット9hによる光減衰率を増加させることにより、上記開口面積の変動による入射光量の変動、つまりは撮影画像の明るさ変動の発生を有効に防止することができる。
【0092】
なお、上記実施形態では、ビデオカメラについて説明したが、本発明はデジタルスチルカメラやフィルムカメラ等、各種撮像装置(光学機器)に適用することができる。
【0093】
また、上記実施形態は、一体的にレンズ装置が搭載されたカメラについて説明したが、本発明は、交換型のレンズ装置(光学機器)にも適用することができる。この場合、振動センサと、絞りNDユニットを制御する制御回路をレンズ装置に搭載する。
【0094】
また、交換型レンズ装置とカメラ本体とからなるカメラシステム(光学機器)において、振動センサと絞りNDユニットを制御する制御回路とをカメラ本体に設け、制御回路から通信により絞りNDユニットの制御信号をレンズ装置に送るようにしたり、振動センサをカメラ本体に設ける一方、該振動センサからの出力を通信によって受け取って絞りNDユニットを制御する制御回路をレンズ装置に設けるようにしてもよい。
【0095】
さらに、以上説明した各実施形態は、以下に示す各発明を実施した場合の一例でもあり、下記の各発明は上記各実施形態に様々な変更や改良が加えられて実施されるものである。
【0096】
〔発明1〕 撮影光学系と、
開口面積を変化させることにより、前記撮影光学系を通して入射する光量を調節する光量調節手段と、
振動を検出する振動検出手段と、
前記光量調節手段を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記振動検出手段により振動が検出されたときに、前記開口面積を広げる方向に前記光量調節手段を制御することを特徴とする光学機器。
【0097】
これにより、光量調節手段の開口面積がその機械的ながたによって変動してしまうような振動が光学機器に加わった場合に、光量調節手段を制御して開口面積を広げるので、上記開口面積の変動による入射光量の変動、つまりは撮影画像の明るさ変動を目立たなくすることができる。
【0098】
〔発明2〕 前記制御手段は、前記振動検出手段により検出された振動が所定の強度を有するときに、前記開口面積を広げる方向に前記光量調節手段を制御することを特徴とする発明1に記載の光学機器。
【0099】
〔発明3〕 前記制御手段は、前記振動検出手段により検出された振動が所定時間以上連続したときに、前記開口面積を広げる方向に前記光量調節手段を制御することを特徴とする発明1又は2に記載の光学機器。
【0100】
〔発明4〕 前記制御手段は、前記振動検出手段により検出された振動が所定の周波数を有するときに、前記開口面積を広げる方向に前記光量調節手段を制御することを特徴とする発明1から3のいずれかに記載の光学機器。
【0101】
〔発明5〕 前記制御手段は、前記開口面積を広げる方向に前記光量調節手段を制御するとともに、シャッター速度を速くすることを特徴とする発明1から4のいずれかに記載の光学機器。
【0102】
〔発明6〕 前記光量調節手段は、光量を減衰させるNDフィルタを有しており、
前記制御手段は、前記NDフィルタを制御して光量の減衰率を増加させることを特徴とする発明1から4のいずれかに記載の光学機器。
【0103】
これら発明5,6に記載の発明により、絞り開口面積を広げたことによる入射光量の変動、つまりは撮影画像の明るさ変動の発生を有効に防止することができる。
【0104】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、光量調節手段の開口面積がその機械的ながたによって変動してしまうような振動が光学機器に加わった場合に、光量調節手段を制御して開口面積を変化させることにより、上記開口面積の変動による入射光量の変動、つまりは撮影画像の明るさ変動を目立たなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1であるビデオカメラの撮影レンズ部の構成を示す分解斜視図である。
【図2】上記撮影レンズ部の構成を示す断面図である。
【図3】上記撮影レンズ部に搭載される絞りNDユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図4】上記絞りNDユニットの構成を示す断面図である。
【図5】上記ビデオカメラの電気的構成を示すブロック図である。
【図6】上記ビデオカメラの動作を示すフローチャートである。
【図7】上記絞りNDユニットのうちNDフィルタ駆動機構を像面側から見た図である。
【図8】本発明の実施形態2であるビデオカメラの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 前玉鏡筒ユニット
2 第2レンズ保持枠
3 シフトユニット
4 第4レンズ保持枠
5 後部鏡筒
9 絞りNDユニット
9b 絞り駆動用アクチュエータ
9e 絞り羽根
9f ND駆動用アクチュエータ
9h NDフィルタユニット
11 フォーカスモータユニット
13 ズームモータユニット
21 角速度センサ
22 増幅回路
23 ハイパスフィルタ
24 積分回路
25 振れ補正駆動部
26 制限特性設定回路
27 時定数設定回路
28 強振幅検知回路
29 マイクロコンピュータ
L1〜L4 レンズユニット[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a still camera, a video camera, and a lens device having a light amount adjustment (aperture) function, and an optical apparatus including a combination thereof.
[0002]
[Prior art]
Optical devices such as cameras are often provided with a light amount adjustment unit that adjusts the amount of light incident on an imaging surface through an imaging optical system in order to obtain an appropriate exposure according to the brightness of a subject.
[0003]
Such a light amount adjusting unit holds a plurality of diaphragm blades for forming a diaphragm opening so as to be rotatable or substantially parallel movable in a plane orthogonal to the optical axis, and moves these diaphragm blades by a driving force of an actuator. The light amount is adjusted by increasing or decreasing the aperture diameter (opening area) of the diaphragm (see Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-10-301159
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the light amount adjusting unit has a large number of engaging portions and fitting portions in a portion for supporting the aperture blade so as to be able to rotate or substantially move in parallel, a portion for a power transmission mechanism for driving the actuator and the aperture blade, and the like. When continuous strong vibration is applied to the optical device, such as when the optical device is used in a vehicle or used in a strong wind, the actuator is stopped due to the looseness of the engagement portion and the engagement portion. Even so, the area of the aperture formed by the aperture blades varies. In particular, when such a change in the aperture area occurs when the aperture is small, the amount of light incident on the imaging surface greatly varies, which hinders proper exposure and the brightness of a continuously captured image constantly varies. Would.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, the present invention provides a photographing optical system, a light amount adjusting unit that adjusts a light amount incident on an imaging surface through the photographing optical system by changing an aperture area, and a vibration detection that detects vibration. Means and a control means for controlling the light amount adjusting means. Then, the control means controls the light amount adjusting means when the vibration is detected by the vibration detecting means.
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(Embodiment 1)
FIGS. 1 and 2 show the configuration of a photographic lens unit provided integrally with a video camera (optical apparatus) according to the first embodiment of the present invention.
[0008]
The main photographing lens unit 6 has a variable-magnification photographing optical system having a four-lens unit configuration of convex, concave, convex and convex in order from the subject side.
[0009]
L1 is a fixed first lens unit, L2 is a second lens unit that moves in the optical axis direction to perform zooming, L3 is a third lens unit that shifts and moves in a plane orthogonal to the optical axis to correct image blur, L4 Is a fourth lens unit that moves in the optical axis direction to adjust the focus.
[0010]
1 is a front lens barrel unit holding the first lens unit L1, 2 is a second lens holding frame holding the second lens unit L2, 3 is holding a third lens unit L3, and is driven in a plane orthogonal to the optical axis. The shift unit 4 is a fourth lens holding frame that holds the fourth lens unit L4.
[0011]
Two guide bars 6 and 7 are held by the front lens barrel unit 1 and the
[0012]
The second
[0013]
The
[0014]
[0015]
The
[0016]
[0017]
The fourth lens holding frame 4, the guide bars 6, 8, the
[0018]
[0019]
As a result, when the
[0020]
Note that the biasing force of the
[0021]
The stepping
[0022]
[0023]
[0024]
Next, the aperture ND unit will be described with reference to FIGS. FIG. 3 is an exploded perspective view of the
[0025]
In these figures, 9a is a unit base plate having a fixed opening 9a3 formed in the center.
[0026]
[0027]
The
[0028]
Each
[0029]
On the other hand, 9f is an actuator for driving the ND filter, and a meter and a stepping motor are used. The output shaft of the
[0030]
In the aperture ND unit configured as above, a predetermined reference position (for example, when a stepping motor is used as the
[0031]
Next, the configuration of the
[0032]
[0033]
A front end of a
[0034]
Reference numeral 31 denotes a ball disposed between the rear surface of the
[0035]
The ball 3l is in contact with the
[0036]
[0037]
Note that even if the balls 3l are not pressed against the
[0038]
Next, a drive system of the
[0039]
[0040]
When a current is applied to the driving
[0041]
Since the above-described drive systems are provided in the vertical direction and the horizontal direction, the
[0042]
Next, detection of the position of the
[0043]
When the
[0044]
Next, the electrical configuration of the video camera according to the present embodiment will be described with reference to FIG. In FIG. 5,
[0045]
Reference numeral 22 denotes an amplifier circuit, which generates an angular velocity signal from which the offset is removed by securing a certain amplitude from the minute output signal including the offset of the
[0046]
[0047]
[0048]
[0049]
In the shake
[0050]
The shake
[0051]
The limiting
[0052]
The time
[0053]
28 is an amplitude detection circuit. The amplitude detection circuit 8 detects the amplitude state of the angular velocity from the output of the high-
[0054]
[0055]
Further, the
[0056]
Here, the control of the
[0057]
In the above-mentioned aperture ND unit, a certain amount of play (gap) is provided at the engaging portion between the tip end portion 9c2 of the
[0058]
As described above, even when the
[0059]
First, in step (abbreviated as S in the figure) 1, the
[0060]
In
[0061]
On the other hand, in
[0062]
Here, the case where the vibration having the intensity equal to or higher than the predetermined intensity is determined to be in the strong vibration shooting state when the vibration has continued at the predetermined frequency for the predetermined time or more has been described, but all three conditions are not satisfied. Alternatively, it may be determined that the strong vibration imaging state is satisfied by satisfying one or two conditions.
[0063]
In
[0064]
In step 4, the
[0065]
Specifically, an AV value (of the apex calculation) corresponding to the difference between the current aperture diameter (F value) and a new aperture diameter that changes in the opening direction so that the EV value (EV = AV + TV) does not change. The electronic shutter speed is increased by the TV value to be corrected so that the TV value is corrected by the value used in this case.
[0066]
For example, if the current F-number is F16 and the electronic shutter speed is 1/60 sec, the aperture opening diameter is increased by two stops in step 4 and if the electronic shutter speed is set to F8, the electronic shutter speed is 1 / corresponding to TV2. Increase to 250 seconds.
[0067]
As described above, it is desirable that the speed of the electronic shutter be changed while changing the aperture diameter of the aperture substantially simultaneously with the operations of
[0068]
Since the
[0069]
According to the above-described embodiment, when vibrations that change the aperture area of the aperture of the
[0070]
(Embodiment 2)
In the above-described first embodiment, a case has been described where the aperture opening diameter is increased and the electronic shutter speed is increased when it is determined that strong vibration imaging has been performed. However, instead of increasing the electronic shutter speed, the ND filter is used. The luminous efficiency may be increased. The configuration of the video camera to which this embodiment is applied is the same as that described in the first embodiment.
[0071]
First, the configuration of the
[0072]
In these figures, an ND base 9h1 is arranged behind the
[0073]
As described above, by attaching the single-density ND filter 9h2 and the two-density ND filter 9h3 to both sides of the ND base 9h1, a density region 9h7 having a transmittance of 32%, a density region 9h8 having a transmittance of 10%, and The
[0074]
Note that the ND filter unit described here is merely an example for forming two or more density regions, and two single-density filters may be combined, or an ND filter having two or more transmittances may be used. Only one sheet may be stuck.
[0075]
As described in the first embodiment, when the
[0076]
Here, when the ND drive mechanism is viewed from the image side, as shown in FIG. 7, the reciprocating direction (direction of arrow 9h14) of the
[0077]
In FIG. 7, when the
[0078]
With such a layout of the ND filter driving mechanism, it is possible to prevent the ND filter driving mechanism from increasing in size in one direction orthogonal to the optical axis.
[0079]
The reason is that the angle θ formed by the
[0080]
At this time, the upper end 9h31 of the ND filter 9h3 or the boundary 9h32 between the density regions 9h7 and 9h8 and the upper end (the boundary between the density regions 9h8 and 9h9) 9h33 do not have an angle with respect to the horizontal axis. It is parallel to the horizontal axis. This is because if the upper end 9h31 of the ND filter 9h3 and the boundary portions 9h32 and 9h33 of the density region have an angle with respect to the horizontal axis, the captured image becomes dark from a diagonal direction of the screen when the ND filter enters. This is because high-quality image quality cannot be obtained.
[0081]
On the other hand, if the upper end 9h31 of the ND filter 9h3 and the boundary portions 9h32 and 9h33 of the density region are parallel to the horizontal axis, the image becomes dark from the upper side of the photographing screen when the ND filter enters. The subject is brighter on the upper side than on the lower side (the upper side of the screen becomes empty in landscape photography), so that the image quality when entering the ND filter does not feel uncomfortable.
[0082]
An
[0083]
FIG. 8 is a flowchart showing the control operation of the
[0084]
In
[0085]
In
[0086]
On the other hand, in
[0087]
Here, the case where the vibration having the intensity equal to or higher than the predetermined intensity is determined to be in the strong vibration shooting state when the vibration has continued at the predetermined frequency for the predetermined time or more has been described, but all three conditions are not satisfied. Alternatively, it may be determined that the strong vibration imaging state is satisfied by satisfying one or two conditions.
[0088]
In
[0089]
Then, at
[0090]
When the
[0091]
According to the present embodiment, when vibrations that change the aperture area of the aperture of the
[0092]
Although the video camera has been described in the above embodiment, the present invention can be applied to various imaging devices (optical devices) such as a digital still camera and a film camera.
[0093]
In the above embodiment, the camera in which the lens device is integrally mounted has been described. However, the present invention can be applied to an interchangeable lens device (optical apparatus). In this case, a vibration sensor and a control circuit for controlling the aperture ND unit are mounted on the lens device.
[0094]
Further, in a camera system (optical device) including an interchangeable lens device and a camera body, a vibration sensor and a control circuit for controlling the aperture ND unit are provided in the camera body, and a control signal of the aperture ND unit is transmitted from the control circuit through communication. A control circuit for receiving the output from the vibration sensor through communication and controlling the aperture ND unit may be provided in the lens device, while sending the vibration sensor to the camera body or providing the vibration sensor to the camera body.
[0095]
Further, each embodiment described above is also an example in which each of the following inventions is implemented, and each of the following inventions is implemented by adding various changes and improvements to each of the above embodiments.
[0096]
[Invention 1] a photographing optical system;
By changing the aperture area, light amount adjusting means for adjusting the amount of light incident through the imaging optical system,
Vibration detection means for detecting vibration,
Control means for controlling the light amount adjustment means,
The optical device, wherein the control unit controls the light amount adjusting unit in a direction to increase the opening area when a vibration is detected by the vibration detecting unit.
[0097]
With this, when vibration such that the opening area of the light amount adjusting unit fluctuates due to the mechanical play is applied to the optical device, the light amount adjusting unit is controlled to increase the opening area. Fluctuations in the amount of incident light due to fluctuations, that is, fluctuations in the brightness of a captured image can be made inconspicuous.
[0098]
[Invention 2] The invention according to Invention 1, wherein the control unit controls the light amount adjustment unit in a direction to increase the opening area when the vibration detected by the vibration detection unit has a predetermined intensity. Optical equipment.
[0099]
[Invention 3] The invention according to
[0100]
[Invention 4] The inventions 1 to 3, wherein the control means controls the light amount adjustment means in a direction to increase the opening area when the vibration detected by the vibration detection means has a predetermined frequency. The optical device according to any one of the above.
[0101]
[Invention 5] The optical apparatus according to any one of Inventions 1 to 4, wherein the control unit controls the light amount adjustment unit in a direction to increase the opening area and increases a shutter speed.
[0102]
[Invention 6] The light quantity adjusting means has an ND filter for attenuating the light quantity,
The optical device according to any one of Inventions 1 to 4, wherein the control unit controls the ND filter to increase an attenuation rate of a light amount.
[0103]
According to the inventions described in
[0104]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when vibration such that the opening area of the light amount adjusting means fluctuates due to mechanical backlash is applied to the optical device, the light amount adjusting means is controlled to control the opening area. By changing the area, the change in the amount of incident light due to the change in the opening area, that is, the change in the brightness of a captured image can be made inconspicuous.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view illustrating a configuration of a shooting lens unit of a video camera that is Embodiment 1 of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view illustrating a configuration of the photographing lens unit.
FIG. 3 is an exploded perspective view showing a configuration of an aperture ND unit mounted on the photographing lens unit.
FIG. 4 is a sectional view showing the configuration of the aperture ND unit.
FIG. 5 is a block diagram showing an electrical configuration of the video camera.
FIG. 6 is a flowchart showing the operation of the video camera.
FIG. 7 is a view of an ND filter driving mechanism of the aperture ND unit as viewed from an image plane side.
FIG. 8 is a flowchart showing an operation of the video camera according to the second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Front lens barrel unit
2 Second lens holding frame
3 shift unit
4 Fourth lens holding frame
5 Rear lens barrel
9 Aperture ND unit
9b Aperture drive actuator
9e aperture blade
9f ND drive actuator
9h ND filter unit
11 Focus motor unit
13 Zoom motor unit
21 Angular velocity sensor
22 Amplifier circuit
23 High Pass Filter
24 Integrator
25 Shake correction drive
26 Limiting characteristic setting circuit
27 Time constant setting circuit
28 Strong amplitude detection circuit
29 Microcomputer
L1-L4 lens unit
Claims (1)
開口面積を変化させることにより、前記撮影光学系を通して撮像面に入射する光量を調節する光量調節手段と、
振動を検出する振動検出手段と、
前記光量調節手段を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記振動検出手段により振動が検出されたときに、前記光量調節手段を制御することを特徴とする光学機器。Shooting optics,
By changing the aperture area, light amount adjusting means for adjusting the amount of light incident on the imaging surface through the imaging optical system,
Vibration detection means for detecting vibration,
Control means for controlling the light amount adjustment means,
The optical device, wherein the control means controls the light amount adjusting means when the vibration is detected by the vibration detecting means.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002381266A JP2004212581A (en) | 2002-12-27 | 2002-12-27 | Optical apparatus |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004212581A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11283976B2 (en) | 2018-06-05 | 2022-03-22 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Camera module for controlling iris diaphragm using signal corrected according to position of lens assembly, electronic device including the camera module, and method for operating the electronic device |
-
2002
- 2002-12-27 JP JP2002381266A patent/JP2004212581A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11283976B2 (en) | 2018-06-05 | 2022-03-22 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Camera module for controlling iris diaphragm using signal corrected according to position of lens assembly, electronic device including the camera module, and method for operating the electronic device |
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