【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯用電動切断工具に係り、特に切断部付近を照らすための照明装置を備えた電動工具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
【特許文献１】特開平１１−１７０２０３号公報
【特許文献２】実開昭６０−９８６０２号公報
【特許文献３】特開２００１−３００８１８号公報
【特許文献４】米国特許第５，４６１，７９０号公報
電動丸のこ等の電動切断工具は被削材に書かれた墨線に沿ってその被削材を切断する用途に多用されている。図１０は携帯用集塵丸のこ１により被削材２０を切断している状況を示しており、ベース２に設けられた切込部１２を墨線２１に合わせて丸のこ本体１を移動することにより鋸刃４が墨線２１に沿って被削材２０を切断する。図１１は一部を拡大して示したもので鋸刃４が被削材を切断する際、多量の切粉が発生する状況を示している。
実開昭６０−９８６０２（特許文献２）には電動丸のこを使って精度の高い作業を行うために回転刃の保護カバーに透明窓を有する照明器を取り付け、その内部に電球を配設した構造が開示されている。
【０００３】
また特開平１１−１７０２０３（特許文献１）にはのこ刃の刃先の視認性及び組立性の向上性を図るため、のこ刃の刃先をのこ刃の切断方向に対して直角方向に照らす電球を設けた携帯用丸のこが開示されている。
【０００４】
更に特開２００１−３００８１８（特許文献３）には、切断加工により切り粉が巻き上げられても照明効率が低下しにくいようにするため、切断刃に対して面直方向にずれた位置に電球を配置した携帯用丸のこが開示されている。
【０００５】
また米国特許第５，４６１，７９０（特許文献４）には、丸のこを用いてより精度の高い切断を行うために、のこ刃のシールド部にレーザダイオードを設けた構造が提案されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように照明装置を備えた電動切断工具は、照明する部位により２つのタイプに大別される。第１は電動切断工具により被削材を切断する時に、使用者は切断工具に設けられたベースのガイド部、即ちベース先端に設けられた刃先位置を指し示すガイド部と、被削材に書かれた墨線とを一致させるようにして切断工具を移動することを考慮して、ベースのガイド部の先端近辺を照明するタイプである。
【０００７】
第２は電動切断工具を移動するガイドとして、ベース先端に設けられた刃先位置を指し示すガイド部及び墨線を利用するものの、作業者は切断工具の刃先が実際に被削材の所望の部分を切断しているかどうかを確認しながら切断工具を移動することを考慮して、切断工具の刃先が被削材を切断する箇所の近辺を照明するタイプである。
【０００８】
第１のタイプの照明装置を備えた電動切断工具の場合、電球やレーザダイオードの照明器をベースから離れた本体の比較的高い部所に取り付け、上から斜め方向に照射するような構造にならざるを得ない。しかし丸のこや集塵用丸のこの場合、切込深さを変えるために丸のこ本体が所定の支点を中心に回動するような構造を有するため、その回動に伴って照明する領域が変わってしまい、常に所望の部位を照らすのが困難になる。特に集塵丸のこが使用される環境のように、切り粉が多量に発生する環境では照明装置が役に立たなくなることもしばしば生じる。
【０００９】
第２のタイプの照明装置を備えた電動切断工具の場合、鋸刃が被削材を切断している部分を直接照明するが、最も粉塵の多い部位を照明するため粉塵により光が遮断され作業者の望むような照明が得られなくなることも多い。
【００１０】
一方、照明装置の取り付け場所から見ると、これもいくつかの提案がなされている。一つは、特許文献２及び４に開示されているように照明すべき領域から離間した位置にある保護カバーの上面にランプやＬＥＤを取り付ける構造である。
【００１１】
また、照明すべき部位に近接した位置にランプを取り付けるものであり、例えば特許文献１には丸のこ刃先よりも前方に突き出した構造のヒンジ部に照明装置を設け、のこ刃を横方向から照射する方式が提案されている。
【００１２】
いずれのタイプにも一長一短があるが、いずれにしても照明すべき部位、領域が多くなると照明装置自体の占めるボリュームも大きくなるからその取り付け場所を確保するのが容易ではない。
【００１３】
本発明は上記のような問題を解決した携帯用電動切断工具を提供することを目的とする。すなわち、本発明は発光ダイオード部と電子回路部を有する照明装置をコンパクトに収納し、且つ粉塵が多量に存在する作業環境でも目視したい領域が見易い場所に照明装置を配置した電動工具を提供することを目的とするものである。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、ベースと、該ベースに対して傾斜可能に支持された電動切断工具本体とよりなり、該切断工具本体は、電動機と、該電動機により回転駆動される鋸刃と、該鋸刃の面とほぼ平行に上記本体に取り付けられたハンドル部と、所望の領域を照明する照明装置とを有する携帯用電動切断工具において、上記照明装置を発光ダイオード部と、該各発光ダイオード部に電力を供給するための電子回路部と上記電力の供給を切断するスイッチとよりなるユニットとして構成し、該ユニットを上記鋸刃と、上記ハンドル部との間の電動切断工具本体の空間に取り付けたことに一つの特徴がある。
本発明の他の特徴は、前記ユニットをギアケースに取付けたことにある。本発明の更に他の特徴は、前記発光ダイオード部を、切断方向前方における鋸刃の刃先部がベースの底面と平行な面より突出る切断部付近を照射する発光ダイオード及び切断方向前方におけるベース端部付近を照射する発光ダイオードの一方又は両方から構成したことにある。
本発明の他の特徴は、前記発光ダイオード部を、切込み深さが深い時に前記切断部付近を主として照射する第１の発光ダイオードと、切込み深さが浅い時に前記切断部付近を主として照射する第２の発光ダイオードから構成したことにある。
【００１５】
本発明の他の特徴は、前記発光ダイオード部を、切込み深さが深い時に前記ベース先端部付近を主として照射する第１の発光ダイオードと、切込み深さが浅い時に前記ベース先端部付近を主として照射する第２の発光ダイオードとより構成したことにある。本発明の他の特徴及び利点は以下の実施形態の説明から更に明瞭に理解される。
【００１６】
【発明の実施の形態】
本発明は各種の電動切断工具に適用可能であるが、特に携帯用集塵丸のこに適用したときに特に大きな効果が得られるので以下携帯用集塵丸のこの実施例について説明する。
【００１７】
図１は本発明の実施例を示す正面図、図２は要部断面側面図、図３は背面図である。携帯用集塵丸のこは、丸のこ本体１と、切断すべき被削材の上面に載せるベース２とを備えている。丸のこ本体１とベース２とが相対的に回動し、ベース２下面からの鋸刃４の突出量、即ち切込み深さを可能とするために、回動支点となる支持部３によって丸のこ本体１とベース２とが連結されている。４は円形の鋸刃で丸のこ本体に回動可能に保持され、電動機（図示せず）を動力として回転駆動する。鋸刃４の上側と側方はソーカバー５により覆われている。
【００１８】
鋸刃４の回転軸６にはセーフティーカバー７が回動可能に取り付けられて、これにより鋸刃４の下側ほぼ半周の範囲がカバーされる。丸のこ本体１を切断進行方向に移動させると回動して鋸刃４の下側半分が徐々に露出されるように構成されている。
【００１９】
鋸刃４の側面部にはギヤケース８が設けられている。このギヤケース８内には電動機カバー９内に設けられた電動機の回転を減速させるための歯車（図示せず）が内蔵されている。電動機の回転は上記ギヤケース８内の歯車を介して鋸刃４の回転軸６に伝達されることにより鋸刃４が回転する。鋸刃４の回転により被削材を切断することにより発生した粉塵は管状をした粉塵排出口１１から外部に放出される。
【００２０】
本実施形態においては照明用の発光ダイオードが４個搭載されている。２個の発光ダイオードＬ１、Ｌ２は鋸刃４とハンドル部１０の間の丸のこ本体１の下部に位置し、鋸刃４に近接して配置されている。この発光ダイオードＬ１、Ｌ２は鋸刃４が被削材上面に描かれた墨線に沿って切断しているかどうか確認できるように、鋸刃４が被削材を切断している箇所、即ち鋸刃の刃先部がベース２の底面と平行な面より突出す箇所及びその周辺の領域を照射する（図１）。
【００２１】
一方他の２個の発光ダイオードＬ３、Ｌ４は鋸刃４とハンドル部１０の間の丸のこ本体の上部に位置し（図４）、ベース２の前方を照射する。すなわち、この発光ダイオードＬ３、Ｌ４はベース２の先端に設けられた刃先位置を指し示すガイド部１２（図６）が被削物の上面に描かれた墨線に沿って移動しているかどうかを確認できるように、切断方向前方におけるベース２端部付近の領域を照射するために設けられている。
【００２２】
図７は上記発光ダイオードＬ１〜Ｌ４を駆動する回路の一実施例を示す。電源からの電圧はスイッチＳＷ及び抵抗Ｒ１、Ｒ２、Ｒ３、Ｒ４、を介してダイオードブリッジ回路ＢＤの一対の端子に印加される。このブリッジ回路ＢＤにより整流された電圧はブリッジＢＤの他の一対の端子より取り出されツェナーダイオードＺ１により定電圧化された後、発光ダイオードＬ１〜Ｌ４に加えられる。
【００２３】
本発明の実施形態においては抵抗Ｒ１〜Ｒ４の値を所定の値に選定し、発光ダイオードＬ１、Ｌ２、Ｌ３、Ｌ４に流れる電流を調整するか、あるいは発光ダイオードの個数を適宜選定して、鋸刃の先端部及びベース先端部の領域の照度を所望の値に設定する。
【００２４】
上述の照明装置は図９のように実装されている。図９において３０は照明装置用のユニットで、このユニットにベース先端部を照明するための発光ダイオードＬ１、Ｌ２及び切断部を照明するための発光ダイオードＬ３、Ｌ４が実装されている。さらに抵抗Ｒ１〜Ｒ４、ダイオードブリッジ回路ＢＤ及びツェナーダイオードＺ１よりなる電子回路部３１がその中間に配置され、また発光ダイオードＬ３、Ｌ４に近接した位置にスイッチＳＷが実装されている。
【００２５】
本発明においてはこの照明装置の配置に一つの特徴がある。図２に示すように、本発明においては上記の単一のユニットに形成された照明装置が、鋸刃４の面より電動機９側であって、且つハンドル部１０の延長面より鋸刃４側に配置されている。すなわち鋸刃４の面とハンドル部１０の延長面との間の空間にすべての照明装置が収納され、且つ鋸刃４に近接した丸のこ本体の位置に配置される。具体的には例えばギアケース８（図２）の上面に取付けられる。
【００２６】
２個の発光ダイオードＬ１、Ｌ２は図１に示すように鋸刃４の側面より見て横方向に取り付けられている。鋸刃４が最大切込み深さにある図１の状態では発光ダイオードＬ１が主として切断部付近を照射する役割を果している。
【００２７】
一方、この状態から図４に示すように丸のこ本体１を軸３を中心に回動し、切込み深さを浅くすると、発光ダイオードＬ２が主として切断部付近を照射する役割を果すようになる。このように２個の発光ダイオードを横方向に配列することにより照射範囲を広くすることができ、切込み深さを変えても常に切断部付近を照射することが可能になる。
【００２８】
尚、図１では２個の発光ダイオードＬ１、Ｌ２の光照射方向がベース２に対して同じ角度となるように配列されているが、互いに異なる角度となるように配置することにより切込み深さが変化した場合の照射範囲を更に広くすることができる。
【００２９】
また図２に示すように発光ダイオードＬ１、Ｌ２は鋸刃４とハンドル部１０との間のスペースで且つ鋸刃４に近接した位置に配置され、且つ、両発光ダイオードＬ１、Ｌ２からの光照射方向の中心軸が鋸刃４の側面に対して傾斜した角度で配置される。このようにすると鋸刃４を照射する範囲を広くすることができる。また図２では明瞭でないが、２個の発光ダイオードＬ１、Ｌ２は１つのケースに収納されており、その収納ケースはベース２に面した側と、鋸刃４に面して側の２面が開口し、他の面は遮光部材により覆われている。このように切断部にできるだけ接近し、且つその方向に光が集中して照明できるように発光ダイオードＬ１、Ｌ２を配置することにより多量の粉塵の中でも刃先による切断の状況を目視することが可能になる。
【００３０】
また鋸刃４の先端部は通常作業者が覗き込むような姿勢をとらないとよく見えないことが多いが、上記の実施形態のように鋸刃４とハンドル部１０との間のスペースに発光ダイオードＬ１、Ｌ２を設けると、ハンドル部１０を右手で把持しながら鋸刃４の反対側の側面、即ちモータ等の障害のない側から刃先を見ることができ、無理な姿勢をとらなくても切断状況の確認が容易になる。更に後で述べる別の発光ダイオードＬ３、Ｌ４も上面から見たときに鋸刃４に対して同じ側に配置されているので発光ダイオードＬ１〜Ｌ４及びその駆動回路も含め、小さいスペースにコンパクトに収納することができる。
【００３１】
なお、通常携帯用丸のこでは鋸刃とハンドル部との間に鋸刃の回転をロックするためのロックレバーを設けた構成をしているが、上記したように照明装置をコンパクト化することができることにより、ロックレバーの操作性の低下を招くことがない。
【００３２】
一方、本発明実施形態においては上記の発光ダイオードＬ３、Ｌ４は、丸のこの背面から見た場合、図３に示すように縦方向（上下方向）に取り付けられている。そして図３のように最も切込み深さが深い時に、上部に位置する発光ダイオードＬ３によりベース２の先端近傍の領域を照らし、下部にある発光ダイオードＬ４により上記ベース２より離れた前方の領域を照明するように配置されている。また図５に示すように鋸刃４の切込み深さが浅い時には下部に位置する発光ダイオードＬ４によりベース２の先端近傍の領域を照明する。この時上部に位置する発光ダイオードＬ３の照射光はベース２の先端部から進行方向の後方の領域を照らすようになる。
【００３３】
即ち上述の実施形態では２個の発光ダイオードＬ３、Ｌ４が上下方向に配置され、各発光ダイオードＬ３、Ｌ４から出射した光が途中で一度クロスした後にベース２の先端付近を照射するように配置されているので、切り込み深さが深いときには主に発光ダイオードＬ３がベース先端部の照明に寄与し、切り込み深さが浅いときには発光ダイオードＬ４がベース先端部の照明に寄与する。この結果鋸刃４の切り込み深さに無関係に常にベースの先端部が照明されることになり墨線の確認が容易になる。
【００３４】
図６は図２とは角度を変えて見た上面図を示す。平面的な位置関係では、上記の発光ダイオードＬ３、Ｌ４は鋸刃４から見てハンドル部１０側に位置し、且つできるだけ鋸刃４に近接した位置に設けられている。作業者はハンドル部１０を把持しながら鋸刃４の反対側からベース先端部を見るような姿勢になるので発光ダイオードＬ３、Ｌ４は上記の位置にあることが望ましい。また発光ダイオードＬ３、Ｌ４を取り付けると必然的にその発光のための電気回路も必要になるが、鋸刃４とハンドル部１０との間の空間にはこれらを収納するスペースを確保し易く、コンパクトに照明装置を取り付けることができる。
【００３５】
本発明者の測定によると図３のように切り込み深さが深い場合に比べ図５に示すように鋸刃４の切り込み深さが浅い場合、ベース２の先端部近辺の照度は３０％程度高いことが見出された。尚図４の切込み深さは９ｍｍとしたが、これは集塵用丸のこが使用される一般的な被削材１枚分の最小厚みを考慮した値である。
【００３６】
極めて多量の粉塵が発生しても墨線の目視に支障がないようにするには、ベース先端部の照度が、ベース底面における測定で１００ルクス程度は確保することが望ましいことが確認された。従って、図５の状態で１００ルクス程度を得るには図３のような最大切り込み深さの状態では１３０〜１４０ルクス程度必要ということになる。
【００３７】
一方、鋸刃４の刃先部を照明する発光ダイオードＬ１、Ｌ２はベース先端部よりも粉塵の多い場所を照明するので、切り込み時が９ｍｍと浅い場合（図４）でも、ベース底面で１４０ルクス程度あることが望ましいことが確認された。図４の状態で１４０ルクスの照度があると図１のように切り込み深さを最大にした場合のベース底面の照度は１４０ルクスの２倍以上の照度となり極めて多量の粉塵が発生しても墨線の目視に支障がないことが確認された。
【００３８】
本発明の実施形態では上記発光ダイオードＬ〜Ｌ４として発光波長が５５０ｎｍから６２０ｎｍの範囲にある単色光の発光ダイオードが使用される。図８は既に市販されている黄色（あるいは橙色）の発光をする発光ダイオードの波長特性を示しているが、この発光色が多量の粉塵中で墨線を目視するときに、最も視認性のよいことが確認された。なお、約９０名を対象に視認性の良さについて確認を行ったが、ほぼ全員が白色発光ダイオードよりも本発明の発光ダイオードの方が見易い、即ち視認性に優れていると評価した。
【００３９】
この理由はいろいろ考えられるが、比視感度が５５０ｎｍ〜６２０ｎｍの領域でかなり高いこと、また単色光であるため木材などからの反射が少ないこと、また多量の粉塵の中で乱反射することがないこと等が原因と考えられる。なお、霧など乱反射が生じ易いときに使用される自動車のフォグランプも、黄色または橙色を採用しており、黒を際立たせる色として黄色が効果的であることも一つの理由と考えられる。
【００４０】
なお、上記実施形態では、発光ダイオードＬ１〜Ｌ４の発光波長が５５０ｎｍから６２０ｎｍの範囲内にある例を挙げたが、全ての発光波長が５５０ｎｍから６２０ｎｍの範囲内になくとも、最大発光強度を有する光の波長が５５０ｎｍから６２０ｎｍの範囲内にある単色光の発光ダイオードも、上記実施形態と同様の効果を奏し得るものである。
【００４１】
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明の基本的な技術的思想を変更することなく種々の変形をすることは容易である。例えば上記実施形態では刃先部を照明する発光ダイオードとベース先端部を照明する発光ダイオードをそれぞれ２個としたが、この個数は必要に応じて増減することが可能である。但し、実施形態のように２個とすると次のような利点がある。
【００４２】
発光ダイオードは、電球と比較して長寿命であるという効果をもつ反面、照射角度が小さいという難点もある。例えば本発明にて採用した発光ダイオードの照射角度は２４度である。このため、特に切込み深さ調整機構を備えた携帯用丸のこにおいては、切込み深さを調整することによって所望の照射領域を照射することが困難となってしまう。しかし、上記の本発明の実施形態のような構成とすることによって、切込み深さを変更したとしても所望の領域を照射することが可能で、かつ長寿命な照明装置を備えた携帯用丸のこを提供することが可能になる。
【００４３】
【発明の効果】
本発明によれば複数個の発光ダイオードとこれらに電力を供給するための電子回路部及び電力の供給を切断するスイッチをユニット構成とし、このユニットを鋸刃の面とハンドル部の延長面との間のスペースに収納、配置したのでそれほど場所を取らず、しかも鋸刃の刃先とベースの先端部を効率的に照明することが可能になる。
【００４４】
また鋸刃の面に対して一方の側にすべての発光ダイオードを配置し、鋸刃の面の他方の側から刃先やベース先端部を見ることになるので作業者は無理な姿勢をとる必要がなく、切断状況の確認が容易であるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかる電動工具の一実施例を示す正面図。
【図２】本発明にかかる電動工具の一実施例を示す要部断面側面図。
【図３】本発明にかかる電動工具の一実施例を示す背面図。
【図４】図３に示す電動工具において切込み深さを変えた状態を示す正面図。
【図５】本発明にかかる電動工具の一実施例を示す背面図。
【図６】本発明にかかる電動工具の一実施例を示す平面図。
【図７】本発明の電動工具に用いられる発光ダイオードの駆動回路図。
【図８】本発明にかかる電動工具に用いられる発光ダイオードの波長特性図。
【図９】本発明にかかる照明装置の実装を示す平面図。
【図１０】携帯用集塵丸のこで被削材を切断している状態を示す説明図。
【図１１】携帯用集塵丸のこで被削材を切断している状態を示す一部拡大図。
【符号の説明】
１：丸のこ本体
２：ベース
３：支持軸
４：鋸刃
５：ソーカバー
６：回転軸
７：セーフティーカバー
８：ギヤケース
９：電動機カバー
１０：ハンドル部
１１：粉塵排出口
１２：ベースカバー切込部
Ｌ１〜Ｌ４：発光ダイオード[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a portable electric cutting tool, and more particularly to a power tool provided with an illumination device for illuminating a vicinity of a cutting portion.
[0002]
[Prior art]
[Patent Document 1] JP-A-11-170203 [Patent Document 2] Japanese Utility Model Application Laid-Open No. 60-98602 [Patent Document 3] JP-A-2001-300818 [Patent Document 4] US Pat. No. 5,461,790 An electric cutting tool such as an electric circular saw is frequently used for cutting a work material along a black line written on the work material. FIG. 10 shows a state in which the work material 20 is being cut by the portable dust-collecting circular saw 1, and the circular saw main body 1 is moved by aligning the notch 12 provided on the base 2 with the black line 21. Then, the saw blade 4 cuts the work material 20 along the ink line 21. FIG. 11 is a partially enlarged view showing a situation where a large amount of chips is generated when the saw blade 4 cuts a work material.
In Japanese Utility Model Application Laid-Open No. 60-98602 (Patent Document 2), an illuminator having a transparent window is attached to a protective cover of a rotary blade in order to perform high-precision work using an electric circular saw, and a light bulb is disposed inside the illuminator. A disclosed structure is disclosed.
[0003]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-170203 (Patent Document 1) discloses that the edge of a saw blade is illuminated in a direction perpendicular to the cutting direction of the saw blade in order to improve the visibility and assemblability of the saw blade. A portable circular saw provided with a light bulb is disclosed.
[0004]
Further, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-300818 (Patent Document 3), in order to make it difficult for the lighting efficiency to be reduced even when the cutting powder is wound up by the cutting process, the electric bulb is placed at a position shifted in a direction perpendicular to the plane with respect to the cutting blade. An arranged portable circular saw is disclosed.
[0005]
Also, US Pat. No. 5,461,790 (Patent Document 4) proposes a structure in which a laser diode is provided in a shield portion of a saw blade in order to perform more accurate cutting using a circular saw. I have.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, the electric cutting tool provided with the lighting device is roughly classified into two types according to a portion to be illuminated. First, when cutting a work material with an electric cutting tool, a user writes a guide portion of a base provided on the cutting tool, that is, a guide portion indicating a cutting edge position provided at a tip of the base, and a work material. This type illuminates the vicinity of the tip of the guide portion of the base in consideration of moving the cutting tool so as to match the black line.
[0007]
Second, as a guide for moving the electric cutting tool, a guide portion and a black line, which indicate the cutting edge position provided at the tip of the base, are used, but the operator of the cutting tool actually cuts a desired portion of the work material. In consideration of the fact that the cutting tool is moved while confirming whether or not the cutting is performed, a type in which the cutting edge of the cutting tool illuminates the vicinity of the position where the work material is cut.
[0008]
In the case of a power cutting tool equipped with a lighting device of the first type, if the illuminator of a light bulb or a laser diode is mounted on a relatively high portion of the main body away from the base, and the structure irradiates obliquely from above, I have no choice. However, in the case of a circular saw or a dust collecting circular saw, the circular saw body has a structure that rotates around a predetermined fulcrum in order to change the cutting depth. The area changes, making it difficult to always illuminate the desired site. Particularly, in an environment where a large amount of swarf is generated, such as an environment in which a dust collecting circular saw is used, the lighting device often becomes useless.
[0009]
In the case of the electric cutting tool equipped with the second type of lighting device, the portion where the saw blade is cutting the workpiece is directly illuminated, but the light is cut off by the dust to illuminate the most dusty portion, and the work is performed. In many cases, it is not possible to obtain the illumination desired by the person.
[0010]
On the other hand, from the viewpoint of mounting the lighting device, some proposals have been made. One is a structure in which a lamp or an LED is mounted on an upper surface of a protective cover at a position separated from a region to be illuminated as disclosed in Patent Documents 2 and 4.
[0011]
In addition, a lamp is attached at a position close to a part to be illuminated. For example, in Patent Document 1, an illuminating device is provided at a hinge portion having a structure protruding forward from a circular saw blade, and a saw blade is mounted in a horizontal direction. method of irradiation have been proposed.
[0012]
Each type has advantages and disadvantages, but in any case, if the number of regions and regions to be illuminated increases, the volume occupied by the illuminating device itself increases, and it is not easy to secure a mounting place for the illuminating device.
[0013]
An object of the present invention is to provide a portable electric cutting tool that solves the above-mentioned problems. That is, the present invention provides a power tool in which a lighting device having a light-emitting diode portion and an electronic circuit portion is compactly housed, and the lighting device is arranged in a place where an area to be viewed is easy to see even in a work environment where a large amount of dust is present. the it is an object of the present invention.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention comprises a base and an electric cutting tool main body supported to be tiltable with respect to the base, and the cutting tool main body is rotationally driven by the electric motor and the electric motor. A portable electric cutting tool having a saw blade, a handle portion attached to the main body substantially parallel to the surface of the saw blade, and a lighting device for illuminating a desired area, wherein the lighting device includes a light emitting diode portion; An electric circuit for supplying electric power to each of the light emitting diode units and a switch for cutting off the supply of electric power, the unit comprising an electric cutting tool between the saw blade and the handle One feature is that it is installed in the space of the main body.
Another feature of the present invention resides in that the unit is attached to a gear case. Still another feature of the present invention is that the light emitting diode portion irradiates the vicinity of the cutting portion where the cutting edge of the saw blade protrudes from a plane parallel to the bottom surface of the base in the cutting direction and the base end in the cutting direction front. The light emitting diode irradiates the vicinity of the part.
Another feature of the present invention is that a first light emitting diode that mainly irradiates the light emitting diode portion near the cutting portion when the cutting depth is deep, and a first light emitting diode that mainly irradiates near the cutting portion when the cutting depth is small. 2 light emitting diodes.
[0015]
Another feature of the present invention is that the first light emitting diode irradiates the light emitting diode portion mainly near the base tip portion when the cutting depth is deep, and mainly irradiates the light emitting diode portion near the base tip portion when the cutting depth is small. And a second light emitting diode. Other features and advantages of the present invention will be more clearly understood from the following description of the embodiments.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Although the present invention can be applied to various electric cutting tools, a particularly great effect can be obtained particularly when applied to a portable dust collecting saw, this embodiment of the portable dust collecting round will be described below.
[0017]
FIG. 1 is a front view showing an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a sectional side view of a main part, and FIG. 3 is a rear view. The portable dust collecting circular saw includes a circular saw main body 1 and a base 2 placed on the upper surface of a workpiece to be cut. The circular saw body 1 and the base 2 are relatively rotated, and the saw blade 4 is projected from the lower surface of the base 2, that is, in order to enable the depth of cut, the support portion 3 serving as a rotation fulcrum is used. The saw body 1 and the base 2 are connected. Reference numeral 4 denotes a circular saw blade which is rotatably held by a circular saw main body, and is rotationally driven by a motor (not shown) as power. The upper side and the side of the saw blade 4 are covered with a saw cover 5.
[0018]
A safety cover 7 is rotatably mounted on the rotation shaft 6 of the saw blade 4, thereby covering a substantially half-periphery area under the saw blade 4. When the circular saw main body 1 is moved in the cutting progress direction, the saw blade 4 is rotated and the lower half of the saw blade 4 is gradually exposed.
[0019]
A gear case 8 is provided on a side surface of the saw blade 4. A gear (not shown) for reducing the rotation of the electric motor provided in the electric motor cover 9 is built in the gear case 8. The rotation of the electric motor is transmitted to the rotating shaft 6 of the saw blade 4 via the gears in the gear case 8 so that the saw blade 4 rotates. The dust generated by cutting the work material by the rotation of the saw blade 4 is discharged to the outside from the dust outlet 11 having a tubular shape.
[0020]
In this embodiment, four light emitting diodes for illumination are mounted. The two light emitting diodes L1 and L2 are located at the lower part of the circular saw main body 1 between the saw blade 4 and the handle part 10 and are arranged close to the saw blade 4. The light emitting diodes L1 and L2 are provided at positions where the saw blade 4 cuts the work material, that is, at the positions where the saw blade 4 cuts the work material so as to confirm whether the saw blade 4 is cutting along the black line drawn on the upper surface of the work material. The area where the cutting edge protrudes from a plane parallel to the bottom surface of the base 2 and the surrounding area are irradiated (FIG. 1).
[0021]
On the other hand, the other two light emitting diodes L3 and L4 are located on the upper part of the circular saw body between the saw blade 4 and the handle part 10 (FIG. 4), and illuminate the front of the base 2. That is, the light emitting diodes L3 and L4 can check whether the guide portion 12 (FIG. 6) indicating the cutting edge position provided at the tip of the base 2 moves along the black line drawn on the upper surface of the workpiece. As described above, it is provided to irradiate a region near the end of the base 2 in front of the cutting direction.
[0022]
FIG. 7 shows an embodiment of a circuit for driving the light emitting diodes L1 to L4. The voltage from the power supply is applied to a pair of terminals of the diode bridge circuit BD via the switch SW and the resistors R1, R2, R3, R4. The voltage rectified by the bridge circuit BD is taken out from another pair of terminals of the bridge BD, is made constant by the Zener diode Z1, and is applied to the light emitting diodes L1 to L4.
[0023]
In the embodiment of the present invention, the value of the resistors R1 to R4 is selected to a predetermined value, and the current flowing through the light emitting diodes L1, L2, L3, L4 is adjusted, or the number of the light emitting diodes is appropriately selected. The illuminance in the region of the blade tip and the base tip is set to a desired value.
[0024]
The above-described lighting device is mounted as shown in FIG. In FIG. 9, reference numeral 30 denotes a unit for a lighting device, on which light emitting diodes L1, L2 for illuminating the front end of the base and light emitting diodes L3, L4 for illuminating the cut portion are mounted. Further, an electronic circuit section 31 including resistors R1 to R4, a diode bridge circuit BD, and a Zener diode Z1 is arranged in the middle, and a switch SW is mounted at a position close to the light emitting diodes L3, L4.
[0025]
The present invention has one feature in the arrangement of the lighting device. As shown in FIG. 2, in the present invention, the lighting device formed in the single unit is located closer to the electric motor 9 than the surface of the saw blade 4 and closer to the saw blade 4 than the extension surface of the handle portion 10. It is located in. That is, all the lighting devices are housed in the space between the surface of the saw blade 4 and the extension surface of the handle portion 10 and are arranged at the position of the circular saw body close to the saw blade 4. Specifically, for example, it is attached to the upper surface of the gear case 8 (FIG. 2).
[0026]
The two light emitting diodes L1 and L2 are mounted laterally as viewed from the side of the saw blade 4, as shown in FIG. In the state of FIG. 1 in which the saw blade 4 is at the maximum cutting depth, the light emitting diode L1 mainly plays a role of irradiating the vicinity of the cut portion.
[0027]
On the other hand, as shown in FIG. 4, the circular saw main body 1 is rotated about the shaft 3 from this state, and when the cutting depth is reduced, the light emitting diode L2 mainly serves to irradiate the vicinity of the cut portion. . By arranging the two light emitting diodes in the lateral direction in this manner, the irradiation range can be widened, and it becomes possible to always irradiate the vicinity of the cut portion even if the cutting depth is changed.
[0028]
In FIG. 1, the light emitting directions of the two light emitting diodes L1 and L2 are arranged so as to be at the same angle with respect to the base 2, but by arranging them at different angles, the cutting depth can be reduced. The irradiation range when changed can be further widened.
[0029]
Further, as shown in FIG. 2, the light emitting diodes L1 and L2 are arranged in a space between the saw blade 4 and the handle portion 10 and at a position close to the saw blade 4, and light is emitted from both the light emitting diodes L1 and L2. The central axis of the direction is arranged at an angle inclined with respect to the side surface of the saw blade 4. By doing so, the range of irradiation of the saw blade 4 can be widened. Although not clear in FIG. 2, the two light emitting diodes L1 and L2 are housed in one case, and the housing case has two surfaces, one on the side facing the base 2 and the other on the side facing the saw blade 4. It is open and the other surface is covered with a light blocking member. By arranging the light emitting diodes L1 and L2 so as to be as close as possible to the cut portion and illuminate light in that direction in a concentrated manner, it is possible to visually observe the cutting state by the cutting edge even in a large amount of dust. Become.
[0030]
In addition, the tip of the saw blade 4 is often invisible unless the operator normally looks into it, but as in the above-described embodiment, light is emitted in the space between the saw blade 4 and the handle 10. By providing the diodes L1 and L2, the user can see the blade edge from the side opposite to the saw blade 4, that is, the side where there is no obstacle such as a motor, while holding the handle portion 10 with the right hand, without having to take an unreasonable posture. confirmation of cutting situation becomes easy. Further, since the other light emitting diodes L3 and L4 described later are also arranged on the same side with respect to the saw blade 4 when viewed from above, the light emitting diodes L1 to L4 and the driving circuit thereof are compactly housed in a small space. can do.
[0031]
Generally, a portable circular saw has a configuration in which a lock lever for locking the rotation of the saw blade is provided between the saw blade and the handle portion. Thus, the operability of the lock lever does not decrease.
[0032]
On the other hand, in the embodiment of the present invention, the light emitting diodes L3 and L4 are attached in the vertical direction (up and down direction) as shown in FIG. 3 when viewed from the back of the circular saw. When the cutting depth is deepest as shown in FIG. 3, the light emitting diode L3 positioned above illuminates the area near the tip of the base 2 and the light emitting diode L4 positioned below illuminates the area ahead of the base 2 away from the base 2. It is arranged to be. When the cutting depth of the saw blade 4 is shallow, as shown in FIG. 5, the area near the tip of the base 2 is illuminated by the light emitting diode L4 located below. At this time, the irradiation light of the light emitting diode L3 located at the upper portion illuminates the area behind the tip of the base 2 in the traveling direction.
[0033]
That is, in the above-described embodiment, the two light emitting diodes L3 and L4 are arranged in the vertical direction, and the light emitted from each of the light emitting diodes L3 and L4 is arranged so as to irradiate the vicinity of the tip of the base 2 after crossing once in the middle. Therefore, when the cut depth is large, the light emitting diode L3 mainly contributes to the illumination of the base tip, and when the cut depth is small, the light emitting diode L4 mainly contributes to the illumination of the base tip. As a result, the tip of the base is always illuminated irrespective of the cutting depth of the saw blade 4, and the black line can be easily confirmed.
[0034]
FIG. 6 is a top view as viewed from an angle different from that of FIG. In a planar positional relationship, the light emitting diodes L3 and L4 are located on the handle portion 10 side when viewed from the saw blade 4, and are provided as close to the saw blade 4 as possible. Since the worker looks at the tip of the base from the opposite side of the saw blade 4 while gripping the handle portion 10, the light emitting diodes L3 and L4 are desirably at the above positions. When the light emitting diodes L3 and L4 are mounted, an electric circuit for light emission is inevitably required. However, a space for accommodating the light emitting diodes L3 and L4 is easily provided in the space between the saw blade 4 and the handle portion 10, and the compactness is achieved. The lighting device can be attached to the lighting device.
[0035]
According to the measurement of the inventor, when the cutting depth of the saw blade 4 is small as shown in FIG. 5 as compared with the case where the cutting depth is deep as shown in FIG. 3, the illuminance near the tip of the base 2 is about 30% higher. Was found. The depth of cut in FIG. 4 was 9 mm, which is a value in consideration of the minimum thickness of one general work material in which a circular saw for dust collection is used.
[0036]
It has been confirmed that it is desirable to ensure that the illuminance at the tip of the base is about 100 lux as measured on the bottom of the base, so that even if a very large amount of dust is generated, visual observation of the black line is not hindered. Therefore, in order to obtain about 100 lux in the state of FIG. 5, about 130 to 140 lux is required in the state of the maximum cutting depth as shown in FIG.
[0037]
On the other hand, since the light emitting diodes L1 and L2 that illuminate the cutting edge of the saw blade 4 illuminate a place where there is more dust than the tip of the base, even when the cutting time is as shallow as 9 mm (FIG. 4), about 140 lux at the bottom of the base. It was confirmed that it was desirable. In the state of FIG. 4, when there is an illuminance of 140 lux, the illuminance of the base bottom when the cutting depth is maximized as shown in FIG. 1 is more than twice the illuminance of 140 lux. It was confirmed that there was no hindrance to the visual observation.
[0038]
In the embodiment of the present invention, monochromatic light emitting diodes having an emission wavelength in the range of 550 nm to 620 nm are used as the light emitting diodes L to L4. FIG. 8 shows the wavelength characteristics of a commercially available light-emitting diode that emits yellow (or orange) light. This light-emitting color has the best visibility when viewing the black line in a large amount of dust. Was confirmed. In addition, about 90 persons were checked about the good visibility, but almost all evaluated that the light emitting diode of the present invention was easier to see than the white light emitting diode, that is, was superior in visibility.
[0039]
There are various possible reasons for this, but the relative luminous efficiency is fairly high in the region of 550 nm to 620 nm, it is monochromatic light, so there is little reflection from wood, etc., and it does not diffusely reflect in a large amount of dust. It is thought to be the cause. In addition, the fog lamps of automobiles used when diffuse reflection is likely to occur, such as fog, also employ yellow or orange, which is considered to be one reason that yellow is effective as a color that makes black stand out.
[0040]
In the above embodiment, an example in which the light emitting wavelengths of the light emitting diodes L1 to L4 are in the range of 550 nm to 620 nm has been described. A monochromatic light emitting diode having a light wavelength in the range of 550 nm to 620 nm can also provide the same effects as in the above embodiment.
[0041]
Although the embodiments of the present invention have been described above, it is easy to make various modifications without changing the basic technical idea of the present invention. For example, in the above embodiment, two light emitting diodes illuminate the blade tip and two light emitting diodes illuminate the base tip, but the number can be increased or decreased as needed. However, there are the following advantages when the number is two as in the embodiment.
[0042]
A light emitting diode has an effect of having a longer life than a light bulb, but has a disadvantage that an irradiation angle is small. For example, the irradiation angle of the light emitting diode employed in the present invention is 24 degrees. For this reason, especially in a portable circular saw provided with a cutting depth adjustment mechanism, it becomes difficult to irradiate a desired irradiation area by adjusting the cutting depth. However, by adopting the configuration as in the above-described embodiment of the present invention, it is possible to irradiate a desired region even if the cutting depth is changed, and to provide a portable round having a long-life lighting device. it is possible to provide this.
[0043]
【The invention's effect】
According to the present invention, a plurality of light emitting diodes, an electronic circuit unit for supplying power to these light emitting diodes, and a switch for cutting off the power supply are configured as a unit, and this unit is formed of a saw blade surface and an extension surface of a handle unit. Since it is housed and arranged in the space between the two, it does not take much space, and it is possible to efficiently illuminate the cutting edge of the saw blade and the tip of the base.
[0044]
Also by placing all of the light emitting diode on one side of the plane of the saw blade, since the other side face of the saw blade will see a cutting edge and the base tip worker needs to take unnatural posture In addition, there is an effect that the cutting status can be easily confirmed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an embodiment of a power tool according to the present invention.
FIG. 2 is an essential part cross-sectional side view showing one embodiment of the power tool according to the present invention.
FIG. 3 is a rear view showing an embodiment of the power tool according to the present invention.
FIG. 4 is a front view showing a state where the cutting depth is changed in the electric tool shown in FIG. 3;
FIG. 5 is a rear view showing an embodiment of the power tool according to the present invention.
FIG. 6 is a plan view showing an embodiment of the power tool according to the present invention.
FIG. 7 is a drive circuit diagram of a light emitting diode used in the power tool of the present invention.
FIG. 8 is a wavelength characteristic diagram of the light emitting diode used in the power tool according to the present invention.
FIG. 9 is a plan view showing the mounting of the lighting device according to the present invention.
FIG. 10 is an explanatory view showing a state in which a work material is being cut by a portable dust collecting circular saw.
FIG. 11 is a partially enlarged view showing a state where a work material is being cut by a portable dust collecting circular saw.
[Explanation of symbols]
1: Circular saw body 2: Base 3: Support shaft 4: Saw blade 5: Saw cover 6: Rotating shaft 7: Safety cover 8: Gear case 9: Motor cover 10: Handle portion 11: Dust outlet 12: Base cover cut Units L1 to L4: light emitting diode
