JP2004206544A - 情報処理システム、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】メッセージ送信者の感情または意図を、より豊かに表現する。
【解決手段】送信用データを受信したクライアントのCPUは、他のユーザのアバタ112の上部に、メッセージ中のキーワードに対応させて角丸長方型の吹き出しを配置し、その吹き出し上にメッセージ中のキーワードに対応させて「太陽マーク」の装飾物を3個配置し、さらに、その吹き出し上に、アバタ112のユーザが送信したメッセージ「こんにちわ!ラッキーでしたね!!」を表示する。そして、T/2時間が経過すると、モーフィング121が開始され、吹き出しの形状が雲型に変化する。そして、さらにT/2時間が経過すると、吹き出しおよび装飾物を含むメッセージが消去され、表示が終了する。本発明は、チャットサービスシステムに適用することができる。
【選択図】 図17

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理システム、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、共有仮想空間におけるユーザ同士の会話において、メッセージ送信側ユーザの感情を、より豊かに表現することができるようにした情報処理システム、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットの普及に伴い、様々なインターネット上のサービスが展開されている。その中に、複数のユーザが、インターネットを介してサーバに接続し、相互にメッセージを交換できるサービス(チャット)が存在する。
【0003】
このような仮想空間においてチャットを行う場合に、ユーザが自己のコンピュータを用いてメッセージを送信すると、そのメッセージが、チャット相手のコンピュータのディスプレイに表示される。
【0004】
その際、各コンピュータにチャット相手のユーザ等を表すキャラクタを表示するようにし、チャット相手から供給されたメッセージを、そのキャラクタが発話しているかのように、吹き出しとともに表示するようにする方法がある。
【0005】
このような方法において、さらに、メッセージの内容に合わせて、吹き出し画像の形態、キャラクタ画像の形態や色彩、または、メッセージのフォントが決定されるようにし、発言者の感情および意図の表現能力を拡張する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
例えば、吹き出しの形態について、メッセージを受信したコンピュータは、予め、定型的な会話や表現と吹き出しの形態を1対1に対応させて登録しておき、メッセージの文脈中に登録した会話や表現(以下、キーワードと称する)を検出した場合、そのキーワードに対応する形態の吹き出しをメッセージとともに表示する。もちろん、キャラクタ画像の形態や色彩、並びにメッセージのフォントについても同様である。
【0007】
【特許文献1】
特許3301983号公報(第11−12ページ、図7、図8)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のような方法において、メッセージに複数のキーワードが含まれている場合、いずれのキーワードに対応する表現をすればよいか不明であるという課題があった。特に、メッセージに含まれる複数のキーワードが、互いに異なる感情を表現する言葉である場合、いずれのキーワードを用いても不都合が生じてしまう。
【0009】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、メッセージ送信側ユーザの感情を、より豊かに表現することができるようにしたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理システムは、ネットワークを介して互いにメッセージを送受信する第1の情報処理装置および第2の情報処理装置を備える情報処理システムであって、第1の情報処理装置は、所定の文字列である第1のキーワードを、メッセージより検索する第1の検索手段と、第1の検索手段により第1のキーワードが複数検索された場合、それぞれの第1のキーワードに基づいて、メッセージとともに表示される吹き出しに関する情報を設定する第1の吹き出し設定手段と、第1の吹き出し設定手段により設定された複数の吹き出しに関する情報を全てメッセージに付加する第1の付加手段と、所定の文字列である第2のキーワードを、メッセージより検索する第2の検索手段と、第2の検索手段により第2のキーワードが複数検索された場合、それぞれの第2のキーワードに基づいて、メッセージとともに表示される装飾物に関する情報を設定する第1の装飾物設定手段と、第1の装飾物設定手段により設定された、複数の装飾物に関する情報を全てメッセージに付加する第2の付加手段と、第1の付加手段により複数の吹き出しに関する情報を付加され、第2の付加手段により複数の装飾物に関する情報を付加されたメッセージを、ネットワークを介して送信する送信手段とを備え、第2の情報処理装置は、メッセージを受信する受信手段と、受信手段により受信されたメッセージに付加された複数の装飾物に関する情報に基づいて、メッセージとともに表示される装飾物を複数設定する第2の装飾物設定手段と、受信手段により受信されたメッセージに付加された複数の吹き出しに関する情報に基づいて、メッセージとともに表示される吹き出しの形状を複数設定する第2の吹き出し設定手段と、受信手段により受信されたメッセージ、吹き出し、および、第2の装飾物設定手段により設定された複数の装飾物を表示するとともに、表示されている吹き出しの形状を切り替えて、第2の吹き出し設定手段により設定された全ての形状の吹き出しを順に表示するように制御する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
本発明の第1の情報処理装置は、所定の文字列である第1のキーワードを、メッセージより検索する第1の検索手段と、第1の検索手段により第1のキーワードが複数検索された場合、それぞれの第1のキーワードに基づいて、メッセージとともに表示される吹き出しに関する情報を設定する吹き出し設定手段と、吹き出し設定手段により設定された複数の吹き出しに関する情報を全てメッセージに付加する第1の付加手段と、所定の文字列である第2のキーワードを、メッセージより検索する第2の検索手段と、第2の検索手段により第2のキーワードが複数検索された場合、それぞれの第2のキーワードに基づいて、メッセージとともに表示される装飾物に関する情報を設定する装飾物設定手段と、装飾物設定手段により設定された、複数の装飾物に関する情報を全てメッセージに付加する第2の付加手段と、第1の付加手段により複数の吹き出しに関する情報を付加され、第2の付加手段により複数の装飾物に関する情報を付加されたメッセージを、ネットワークを介して送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
前記第1のキーワードおよび吹き出しに関する情報を関連付ける第1のテーブルと、第2のキーワードおよび装飾物に関する情報を関連付ける第2のテーブルとを有し、第1の検索手段は、第1のテーブルに含まれる第1のキーワードを、メッセージより検索し、吹き出し設定手段は、第1のテーブルを用いて、第1のキーワードに基づいた吹き出しに関する情報を設定し、第2の検索手段は、第2のテーブルに含まれる第2のキーワードを、メッセージより検索し、装飾物設定手段は、第2のテーブルを用いて、第2のキーワードに基づいた装飾物に関する情報を設定するようにすることができる。
【0013】
前記吹き出しの形状の変化および装飾物の表示を制御する制御設定情報を有し、制御設定情報に基づいて、吹き出しの形状を変化させるか否かを判定する第1の判定手段と、制御設定情報に基づいて、装飾物を吹き出しに付加させて表示させるか否かを判定する第2の判定手段とをさらに備えるようにすることができる。
【0014】
本発明の第1の情報処理方法は、所定の文字列である第1のキーワードを、メッセージより検索する第1の検索ステップと、第1の検索ステップの処理により第1のキーワードが複数検索された場合、それぞれの第1のキーワードに基づいて、メッセージとともに表示される吹き出しに関する情報を設定する吹き出し設定ステップと、吹き出し設定ステップの処理により設定された複数の吹き出しに関する情報を全てメッセージに付加する第1の付加ステップと、所定の文字列である第2のキーワードを、メッセージより検索する第2の検索ステップと、第2の検索ステップの処理により第2のキーワードが複数検索された場合、それぞれの第2のキーワードに基づいて、メッセージとともに表示される装飾物に関する情報を設定する装飾物設定ステップと、装飾物設定ステップの処理により設定された、複数の装飾物に関する情報を全てメッセージに付加する第2の付加ステップと、第1の付加ステップの処理により複数の吹き出しに関する情報を付加され、第2の付加ステップの処理により複数の装飾物に関する情報を付加されたメッセージを、ネットワークを介して送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0015】
本発明の第1の記録媒体のプログラムは、所定の文字列である第1のキーワードを、メッセージより検索する第1の検索ステップと、第1の検索ステップの処理により第1のキーワードが複数検索された場合、それぞれの第1のキーワードに基づいて、メッセージとともに表示される吹き出しに関する情報を設定する吹き出し設定ステップと、吹き出し設定ステップの処理により設定された複数の吹き出しに関する情報を全てメッセージに付加する第1の付加ステップと、所定の文字列である第2のキーワードを、メッセージより検索する第2の検索ステップと、第2の検索ステップの処理により第2のキーワードが複数検索された場合、それぞれの第2のキーワードに基づいて、メッセージとともに表示される装飾物に関する情報を設定する装飾物設定ステップと、装飾物設定ステップの処理により設定された、複数の装飾物に関する情報を全てメッセージに付加する第2の付加ステップと、第1の付加ステップの処理により複数の吹き出しに関する情報を付加され、第2の付加ステップの処理により複数の装飾物に関する情報を付加されたメッセージを、ネットワークを介して送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】
本発明の第1のプログラムは、所定の文字列である第1のキーワードを、メッセージより検索する第1の検索ステップと、第1の検索ステップの処理により第1のキーワードが複数検索された場合、それぞれの第1のキーワードに基づいて、メッセージとともに表示される吹き出しに関する情報を設定する吹き出し設定ステップと、吹き出し設定ステップの処理により設定された複数の吹き出しに関する情報を全てメッセージに付加する第1の付加ステップと、所定の文字列である第2のキーワードを、メッセージより検索する第2の検索ステップと、第2の検索ステップの処理により第2のキーワードが複数検索された場合、それぞれの第2のキーワードに基づいて、メッセージとともに表示される装飾物に関する情報を設定する装飾物設定ステップと、装飾物設定ステップの処理により設定された、複数の装飾物に関する情報を全てメッセージに付加する第2の付加ステップと、第1の付加ステップの処理により複数の吹き出しに関する情報を付加され、第2の付加ステップの処理により複数の装飾物に関する情報を付加されたメッセージを、ネットワークを介して送信する送信ステップとをコンピュータに実現させることを特徴とする。
【0017】
本発明の第2の情報処理装置は、メッセージを受信する受信手段と、受信手段により受信されたメッセージに付加された複数の装飾物に関する情報に基づいて、メッセージとともに表示される装飾物を複数設定する装飾物設定手段と、受信手段により受信されたメッセージに付加された複数の吹き出しに関する情報に基づいて、メッセージとともに表示される吹き出しの形状を複数設定する吹き出し設定手段と、受信手段により受信されたメッセージ、吹き出し、および、装飾物設定手段により設定された複数の装飾物を表示するとともに、表示されている吹き出しの形状を切り替えて、吹き出し設定手段により設定された全ての形状の吹き出しを順に表示するように制御する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【0018】
前記装飾物に関する情報および装飾物を関連付ける第1のテーブルと、吹き出しに関する情報および吹き出しの形状を関連付ける第2のテーブルとを有し、装飾物設定手段は、第1のテーブルを用いて、装飾物に関する情報に基づいた装飾物を設定し、吹き出し設定手段は、第2のテーブルを用いて、吹き出しに関する情報に基づいた吹き出しの形状を設定するようにすることができる。
【0019】
前記吹き出しの形状の変化および装飾物の表示を制御する制御設定情報を有し、制御設定情報に基づいて、装飾物を吹き出しに付加させて表示させるか否かを判定する第1の判定手段と、制御設定情報に基づいて、吹き出しの形状を変化させるか否かを判定する第2の判定手段とをさらに備えるようにすることができる。
【0020】
前記表示制御手段は、吹き出し設定手段により設定された吹き出しの形状の数で吹き出しの全表示時間を分割した時間毎に、吹き出しの形状を切り替えるようにすることができる。
【0021】
前記表示制御手段は、吹き出しの形状を、モーフィング処理を用いて切り替えるようにすることができる。
【0022】
所定の文字列である第1のキーワードを、受信手段により受信されたメッセージより検索する第1の検索手段と、所定の文字列である第2のキーワードを、受信手段により受信されたメッセージより検索する第2の検索手段とをさらに備え、吹き出し設定手段は、第1の検索手段により第1のキーワードが複数検索された場合、それぞれの第1のキーワードに基づいて、吹き出しの形状を複数設定し、装飾物設定手段は、第2の検索手段により第2のキーワードが複数検索された場合、それぞれの第2のキーワードに基づいて、メッセージとともに表示される吹き出しの形状を複数設定するようにすることができる。
【0023】
前記第1のキーワードおよび吹き出しに関する情報を関連付ける第3のテーブルと、第2のキーワードおよび装飾物に関する情報を関連付ける第4のテーブルとをさらに有し、第1の検索手段は、第3のテーブルに含まれる第1のキーワードを、メッセージより検索し、吹き出し設定手段は、第3のテーブルおよび第2のテーブルを用いて、第1のキーワードに基づいた吹き出しの形状を設定し、第2の検索手段は、第4のテーブルに含まれる第2のキーワードを、メッセージより検索し、装飾物設定手段は、第2のテーブルおよび第1のテーブルを用いて、第2のキーワードに基づいた装飾物を設定するようにすることができる。
【0024】
前記受信手段により受信されたメッセージを、第1のキーワードを1つずつ含むように、複数に分割する分割手段をさらに備え、表示制御手段は、分割手段により複数に分割され、第1のキーワードを1つずつ含むメッセージの一部分である分割メッセージを、同じ第1のキーワードに対応する形状の吹き出しおよび装飾物とともに表示し、表示されている吹き出しの形状を切り替える際に、分割メッセージおよび装飾物も切り替えるようにすることができる。
【0025】
前記表示制御手段は、吹き出しの形状、分割メッセージ、および装飾物を、モーフィング処理を用いて切り替えるようにすることができる。
【0026】
本発明の第2の情報処理方法は、メッセージに付加された複数の装飾物に関する情報に基づいて、メッセージとともに表示される装飾物を複数設定する装飾物設定ステップと、メッセージに付加された複数の吹き出しに関する情報に基づいて、メッセージとともに表示される吹き出しの形状を複数設定する吹き出し設定ステップと、メッセージ、吹き出し、および、装飾物設定ステップの処理により設定された複数の装飾物を表示するとともに、表示されている吹き出しの形状を切り替えて、吹き出し設定ステップの処理により設定された全ての形状の吹き出しを順に表示するように制御する表示制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0027】
本発明の第2の記録媒体のプログラムは、メッセージに付加された複数の装飾物に関する情報に基づいて、メッセージとともに表示される装飾物を複数設定する装飾物設定ステップと、メッセージに付加された複数の吹き出しに関する情報に基づいて、メッセージとともに表示される吹き出しの形状を複数設定する吹き出し設定ステップと、メッセージ、吹き出し、および、装飾物設定ステップの処理により設定された複数の装飾物を表示するとともに、表示されている吹き出しの形状を切り替えて、吹き出し設定ステップの処理により設定された全ての形状の吹き出しを順に表示するように制御する表示制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0028】
本発明の第2のプログラムは、メッセージに付加された複数の装飾物に関する情報に基づいて、メッセージとともに表示される装飾物を複数設定する装飾物設定ステップと、メッセージに付加された複数の吹き出しに関する情報に基づいて、メッセージとともに表示される吹き出しの形状を複数設定する吹き出し設定ステップと、メッセージ、吹き出し、および、装飾物設定ステップの処理により設定された複数の装飾物を表示するとともに、表示されている吹き出しの形状を切り替えて、吹き出し設定ステップの処理により設定された全ての形状の吹き出しを順に表示するように制御する表示制御ステップとをコンピュータに実現させることを特徴とする。
【0029】
本発明の情報処理システムにおいては、ネットワークを介して互いにメッセージを送受信する第1の情報処理装置および第2の情報処理装置が備えられ、第1の情報処理装置においては、所定の文字列である第1のキーワードが、メッセージより検索され、第1のキーワードが複数検索された場合、それぞれの第1のキーワードに基づいて、メッセージとともに表示される吹き出しに関する情報が設定され、設定された複数の吹き出しに関する情報が全てメッセージに付加され、所定の文字列である第2のキーワードが、メッセージより検索され、第2のキーワードが複数検索された場合、それぞれの第2のキーワードに基づいて、メッセージとともに表示される装飾物に関する情報が設定され、設定された、複数の装飾物に関する情報が全てメッセージに付加され、複数の吹き出しに関する情報が付加され、複数の装飾物に関する情報を付加されたメッセージが、ネットワークを介して送信され、第2の情報処理装置においては、メッセージが受信され、受信されたメッセージに付加された複数の装飾物に関する情報に基づいて、メッセージとともに表示される装飾物が複数設定され、受信されたメッセージに付加された複数の吹き出しに関する情報に基づいて、メッセージとともに表示される吹き出しの形状が複数設定され、受信されたメッセージ、吹き出し、および、設定された複数の装飾物が表示されるとともに、表示されている吹き出しの形状が切り替えられて、設定された全ての形状の吹き出しを順に表示するように制御される。
【0030】
本発明の第1の情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムにおいては、所定の文字列である第1のキーワードが、メッセージより検索され、第1のキーワードが複数検索された場合、それぞれの第1のキーワードに基づいて、メッセージとともに表示される吹き出しに関する情報が設定され、設定された複数の吹き出しに関する情報が全てメッセージに付加され、所定の文字列である第2のキーワードが、メッセージより検索され、第2のキーワードが複数検索された場合、それぞれの第2のキーワードに基づいて、メッセージとともに表示される装飾物に関する情報が設定され、設定された、複数の装飾物に関する情報が全てメッセージに付加され、複数の吹き出しに関する情報が付加され、複数の装飾物に関する情報を付加されたメッセージが、ネットワークを介して送信される。
【0031】
本発明の第2の情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムにおいては、メッセージが受信され、受信されたメッセージに付加された複数の装飾物に関する情報に基づいて、メッセージとともに表示される装飾物が複数設定され、受信されたメッセージに付加された複数の吹き出しに関する情報に基づいて、メッセージとともに表示される吹き出しの形状が複数設定され、受信されたメッセージ、吹き出し、および、設定された複数の装飾物が表示されるとともに、表示されている吹き出しの形状が切り替えられて、設定された全ての形状の吹き出しを順に表示するように制御される。
【0032】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用した共有仮想空間提供システムの構成例を表すブロック図である。
【0033】
図1の共有仮想空間提供システムにおいて、サーバ1は、インターネットに代表されるネットワーク2を介して、複数のクライアント3乃至5と接続されている。クライアント3乃至5は、パーソナルコンピュータ等により構成され、それぞれ、ネットワーク2に接続されている。なお、クライアント3乃至5は、ISP(Internet Service Provider)等を介してネットワーク2に接続されるようにしてもよい。
【0034】
以上のような共有仮想空間提供システムにおいて、サーバは、図2に示されるような供給仮想空間を提供する。すなわち、クライアント3乃至5のユーザをそれぞれ、ユーザA、ユーザB、およびユーザCとすると、クライアント3乃至5がネットワーク2を介してサーバ1にアクセスすると、サーバは、図2のように、共有仮想空間10にユーザA、ユーザB、およびユーザCのアバタを形成する。
【0035】
サーバ1が提供する図2の共有仮想空間10は、図3に示されるように、アバタに対応するユーザA、ユーザB、およびユーザCの操作する、クライアント3乃至5において、共有仮想空間10−1乃至10−3として表示される。なお、共有仮想空間10−1乃至10−3は、同じ共有仮想空間10であり、これらの空間におけるアバタの位置関係等は全て同じである。
【0036】
ただし、クライアント3乃至5のモニタに表示される際の、共有仮想空間10−1乃至10−3の表示位置や向き等は、各ユーザに対応するアバタを中心に制御され、互いに独立している。すなわち、例えば、ユーザA、ユーザB、およびユーザCが同じ操作を行っても、クライアント3乃至5のモニタに表示された共有仮想空間10−1乃至10−3の画像は互いに異なる。
【0037】
以上のような共有仮想空間提供システムにおいて、例えば、図4に示されるように、クライアント4のユーザBが「HELLO」と入力し、送信を指示すると、クライアント4は、「HELLO」を含むメッセージ情報を、ネットワーク2を介してサーバ1に供給する。サーバ1は、形成した共有仮想空間10の情報に基づいて、ユーザAおよびユーザCにそれぞれ対応するクライアント3および5に、そのメッセージ情報を供給する。
【0038】
クライアント3は、取得したメッセージ情報に基づいて、共有仮想空間10−1のユーザBに対応するアバタが発話したように、吹き出し付きで「HELLO」を表示する。同様にメッセージ情報を取得したクライアント5も、そのメッセージ情報に基づいて、共有仮想空間10−3のユーザBに対応するアバタ付近に吹き出し付きで「HELLO」を表示し、ユーザBに対応するアバタが発話したように表示する。また、メッセージ情報の送信元であるクライアント4もまた、共有仮想空間10−2のユーザBのアバタが発話したように、そのアバタ付近に吹き出し付きで「HELLO」を表示する。
【0039】
図5は、以上のような共有仮想空間提供システムのクライアント3の内部の構成例を示すブロック図である。
【0040】
図5において、クライアント3のCPU(Central Processing Unit)21は、ROM(Read Only Memory)22に記憶されているプログラム、または記憶部33からRAM(Random Access Memory)23にロードされたプログラムに従って、サーバ1へのアクセスに関する処理、メッセージの送受信に関する処理、または、共有仮想空間10−1の表示に関する処理等、各種の処理を実行する。RAM23にはまた、CPU31が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。CPU21、ROM22、およびRAM23は、バス24を介して相互に接続されている。
【0041】
このバス24にはさらにまた、入出力インタフェース30も接続されている。
【0042】
入出力インタフェース30には、マイク、キーボード、マウスなどよりなり、ユーザAからの指示を受け付ける入力部31、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal display)などよりなり、共有仮想空間10−1やGUI(Graphical User Interface)等を表示するディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部32、ハードディスクなどより構成される記憶部33、モデム、ターミナルアダプタ、またはLAN(Local Area Network)アダプタなどより構成される通信部34が接続されている。通信部34は、インターネットやLANを含むネットワーク2を介して、サーバ1等と通信処理を行う。
【0043】
入出力インタフェース30にはまた、必要に応じてドライブ35が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア40が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部33にインストールされる。
【0044】
なお、クライアント4および5の内部の構成および動作は、クライアント3の内部の構成および動作と同様であり、図5を用いて説明したクライアント3の内部の構成例は、クライアント4および5にも適用することができるので、その説明を省略する。また、以下において、特に分けて説明する必要の無い場合、クライアント3乃至5をクライアントと称する。さらに、以下において説明するクライアント3、クライアント4、またはクライアント5の処理は、他のクライアントについても適用できる。
【0045】
図6は、図1のサーバ1の内部の構成例を示すブロック図である。
【0046】
図6において、サーバ1のCPU51は、ROM52に記憶されているプログラム、または記憶部63からRAM53にロードされたプログラムに従って、共有仮想空間10のユーザやメッセージの管理等、各種の処理を実行する。RAM53にはまた、CPU51が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。CPU51、ROM52、およびRAM53は、バス54を介して相互に接続されている。
【0047】
このバス54にはさらにまた、入出力インタフェース60も接続されている。
【0048】
入出力インタフェース60には、キーボード、マウスなどよりなる入力部61、CRT、LCDなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部62、ハードディスクなどより構成される記憶部63、モデム、ターミナルアダプタ、またはLANアダプタなどより構成される通信部64が接続されている。通信部64は、インターネットやLANを含むネットワーク2を介して、クライアント3乃至5等と通信処理を行う。
【0049】
入出力インタフェース60にはまた、必要に応じてドライブ65が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア70が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部63にインストールされる。
【0050】
以上のように構成される共有仮想空間提供システムにおいて、図4の共有仮想空間10−1乃至10−3は、それぞれ対応するクライアント3乃至5のモニタに、図7に示されるように表示される。
【0051】
図7において、ウィンドウ80は、ユーザが共有仮想空間10に参加するためのアプリケーションを起動した際に、そのユーザのクライアントのモニタに表示される、共有仮想空間10を表示するためのGUI画面である。
【0052】
ウィンドウ80は、共有仮想空間10を表示する仮想空間表示領域81と、選択された共有仮想空間10(ワールド)に参加しているユーザ名(ワールドを散歩しているユーザ名)を表示する参加者表示領域84とにより構成されている。
【0053】
仮想空間表示領域81には、現在、ユーザ(例えば、クライアント3のユーザA)が参加している共有仮想空間10(ユーザが散歩しているワールド)が、所定の視点で表示されている。図7においては、ユーザ(ユーザA)のアバタからの視点で共有仮想空間10が表示されており、共有仮想空間10上のアバタの目の前にいる他のユーザ(例えば、ユーザBまたはユーザC)のアバタ82が表示されている。
【0054】
このとき、ユーザ(ユーザA)がクライアント(クライアント3)を操作して、アバタを移動させたり、アバタの向きを変えたりする等した場合、その動きに合わせて視点位置も移動し、仮想空間表示領域81の画像も変化する。
【0055】
また、アバタ82のユーザ(ユーザBまたはユーザC)がアバタ82を移動させる等して、アバタ82を動作させた場合、その動きに合わせて、仮想空間表示領域81の画像のアバタ82が動作する。
【0056】
なお、上述したアバタの動作等は、同じ共有仮想空間10に参加しているユーザの各クライアント(クライアント3乃至5)に表示されている全ての仮想空間表示領域81の画像に反映され、必要である場合、その画像が変化する。
【0057】
なお、仮想空間表示領域の図中最下部には、ユーザが操作することによりアバタの動きを制御したり、各種の指示を入力したりすることができるボタン群が表示されたボタン群表示領域83が設けられている。
【0058】
図7の状態において、アバタ82のユーザ(ユーザBまたはユーザC)がメッセージを入力すると、後述するように、仮想空間表示領域81にそのメッセージが吹き出し付きで、アバタ82が発話したように表示される。逆に、ウィンドウ80が表示されているクライアントのユーザ(ユーザA)がメッセージを入力した場合、アバタ82のユーザ(ユーザBまたはユーザC)のクライアントに表示されたウィンドウ80の仮想空間表示領域81に表示されたアバタ付近に、そのメッセージが吹き出し付きで表示される。
【0059】
次に、以上のような、図1の共有仮想空間提供システムにおいて、共有仮想空間10に参加しているユーザがメッセージを他のユーザに送信する場合にそのユーザのクライアントが実行するメッセージ送信処理を、図8のフローチャートを参照して説明する。また、必要に応じて、図9乃至図13を参照して説明する。
【0060】
最初に、クライアントのCPU21は、ステップS1において、ユーザが入力部31を操作して入力したメッセージを用いて、送信用のデータを生成する。
【0061】
そして、ステップS2において、CPU21は、図9に示される制御設定情報91に基づいて、吹き出しの形状をメッセージに合わせて変更するか否かを判定する。
【0062】
図9の制御設定情報91は、後述するように、メッセージとともに表示される吹き出しおよび装飾物の制御に関する設定情報であり、CPU21は、この情報に基づいて、吹き出しの形状をメッセージに合わせて変化させるか否かを判定したり、メッセージに対応させた装飾物を吹き出しに付加するか否かを判定したりする。
【0063】
例えば、図9において、設定条件「全員」の吹き出しおよび装飾物の設定は、ともに「YES」となっており、CPU21は、この設定に基づいて、メッセージの送信先のユーザに関係なく、後述するように、吹き出しをメッセージの内容に合わせて変化させたり、吹き出しに装飾物を付加したりする。なお、この制御設定情報91は、図9に示されるように、ユーザ単位や、複数のユーザをまとめたグループ単位等でも設定することができ、階層的な設定にすることもできる。このとき、単位の小さい設定の方が優先される。
【0064】
例えば、図9において、設定条件「全員」の吹き出しおよび装飾物の設定は、ともに「YES」となっており、設定条件「グループA」の吹き出しおよび装飾物の設定も、ともに「YES」となっているが、設定条件「ユーザB」の吹き出しおよび装飾物の設定は、ともに「NO」となっているので、メッセージの送信先が「ユーザB」である場合、CPU21は、吹き出しの形状を変更しないと判定する。
【0065】
さらに、この制御設定情報91は、共有仮想空間10に参加している全てのユーザが各クライアントにおいて設定する情報であり、RAM23、記憶部33、またはリムーバブルメディア40等に記憶されている。従って、この制御設定情報91は、メッセージを送信する場合以外にも、後述するように、受信したメッセージを表示する場合においても参照される。
【0066】
図8のステップS2において、以上のような制御設定情報91を参照し、吹き出しの形状をメッセージに合わせて変更すると判定した場合、CPU21は、ステップS3に処理を進め、図10に示される第1キーワードテーブル92を参照し、第1キーワードテーブル92のキーワードが、送信するメッセージに含まれているか否かを判定する。
【0067】
図10の第1キーワードテーブル92は、所定の文字列であるキーワードに、吹き出しの形を指定する吹き出しの形状番号が対応させられている表であり、CPU21は、この第1キーワードテーブル92のキーワードがメッセージに含まれている場合、そのキーワードに対応する吹き出し形状番号を設定する。
【0068】
例えば、図10の上から2行目の場合、「こんにちわ」というキーワードに、番号「1」の吹き出し形状番号が対応付けられている。また、上から3行目の場合、「ラッキー」というキーワードに、番号「2」の吹き出し形状番号が対応付けられている。
【0069】
この第1キーワードテーブル92のキーワードと吹き出し形状番号の対応関係の情報は、サーバ1より供給され、RAM23、記憶部33、または、リムーバブルメディア40に記憶される。すなわち、サーバ1の提供する共有仮想空間提供サービスに参加する全てのクライアントにおいて同じ情報が蓄積されている。なお、この第1キーワードテーブル92は、メッセージを送信する場合以外にも、後述するように、受信したメッセージを表示する場合においても参照される。
【0070】
この吹き出し形状番号には、図11に示される吹き出しテーブル93によって、吹き出しの形状が対応付けられている。これにより、CPU21は、キーワードから吹き出しの形状を決定することができるようになる。なお、この吹き出しテーブル93における吹き出し形状番号と吹き出しの形状の対応関係も、第1キーワードテーブル92の場合と同様に、サーバ1より供給され、RAM23、記憶部33、または、リムーバブルメディア40に記憶される。
【0071】
図8のステップS3において、以上のような第1キーワードテーブル92を参照し、第1キーワードテーブルのキーワードがメッセージに含まれていると判定した場合、CPU21は、ステップS4に処理を進め、そのキーワードに対応する吹き出し形状番号を全て取得する。
【0072】
例えば、「こんにちわ!!ラッキーですね!」というメッセージが入力部31を介して入力された場合、CPU21は、図10の第1キーワードテーブル92を参照し、「こんにちわ」というキーワードから吹き出し形状番号「1」を取得するとともに、「ラッキー」というキーワードから吹き出し形状番号「2」を取得する。
【0073】
そして、ステップS4の処理を完了したCPU21は、処理をステップS6に進める。
【0074】
ところで、ステップS2において、制御設定情報91の設定情報が「NO」であり、吹き出しの形状を変更しないと判定した場合、CPU21は、処理をステップS5に進め、吹き出し形状番号をデフォルトの番号に設定し、処理をステップS6に進める。
【0075】
また、ステップS3において、第1キーワードテーブル92のキーワードがメッセージに含まれていないと判定した場合も、CPU21は、処理をステップS5に進め、吹き出し形状番号をデフォルトの番号に設定し、処理をステップS6に進める。
【0076】
ステップS6において、CPU21は、ステップS4において取得した吹き出し形状番号、または、ステップS5において設定した吹き出し形状番号を含む吹き出し形状番号情報を、ステップS1において生成した送信用データに付加し、ステップS7に処理を進める。
【0077】
ステップS7において、CPU21は、図9の制御設定情報91に基づいて、装飾物を吹き出しに付加するか否かを判定し、付加すると判定した場合、ステップS8において、図12に示される第2キーワードテーブル94を参照し、第2キーワードテーブルのキーワードがメッセージに含まれているか否かを判定する。
【0078】
図12の第2キーワードテーブル94は、所定の文字列であるキーワードに、装飾物の形状を指定する装飾物番号が対応させられている表であり、CPU21は、この第2キーワードテーブル94のキーワードがメッセージに含まれている場合、そのキーワードに対応する装飾物番号を設定する。例えば、図12の上から2行目の場合、星マークのキーワードに、番号「1」の装飾物番号が対応付けられている。
【0079】
この第2キーワードテーブル94のキーワードと装飾物番号の対応関係の情報は、サーバ1より供給され、RAM23、記憶部33、または、リムーバブルメディア40に記憶される。すなわち、サーバ1の提供する共有仮想空間提供サービスに参加する全てのクライアントにおいて同じ情報が蓄積されている。なお、この第2キーワードテーブル94は、メッセージを送信する場合以外にも、後述するように、受信したメッセージを表示する場合においても参照される。
【0080】
この装飾物番号には、図13に示される装飾物テーブル95によって、装飾物の形状が対応付けられている。これにより、CPU21は、キーワードから装飾物の形状を決定することができるようになる。なお、この装飾物テーブル95における装飾物番号と装飾物の形状の対応関係も、第2キーワードテーブル94の場合と同様に、サーバ1より供給され、RAM23、記憶部33、または、リムーバブルメディア40に記憶される。
【0081】
図8のステップS8において、以上のような第2キーワードテーブル94を参照し、第2キーワードテーブルのキーワードがメッセージに含まれていると判定した場合、CPU21は、ステップS9に処理を進め、そのキーワードに対応する装飾物番号を全て取得する。
【0082】
例えば、「こんにちわ!!ラッキーですね!」というメッセージが入力部31を介して入力された場合、CPU21は、図12の第2キーワードテーブル94を参照し、「!」というキーワードから装飾物番号「4」を3個取得する。
【0083】
そして、ステップS9の処理を完了したCPU21は、処理をステップS11に進める。
【0084】
ところで、ステップS7において、制御設定情報91の設定情報が「NO」であり、装飾物を吹き出しに付加しないと判定した場合、CPU21は、処理をステップS10に進め、装飾物番号をデフォルトの番号に設定し、処理をステップS11に進める。
【0085】
また、ステップS8において、第2キーワードテーブル94のキーワードがメッセージに含まれていないと判定した場合も、CPU21は、処理をステップS10に進め、装飾物番号をデフォルトの番号に設定し、処理をステップS11に進める。
【0086】
例えば、図13の装飾物テーブル95場合、デフォルトの番号は「0」であり、その装飾物番号には、装飾物の形状が設定されていない。すなわち、装飾物番号がデフォルトの番号の場合、装飾物は付加されないように設定される。
【0087】
図8のステップS11において、CPU21は、ステップS9において取得した装飾物番号、または、ステップS10において設定したデフォルトの装飾物番号を含む装飾物番号情報を、ステップS1において生成した送信用データに付加する。そして、CPU21は、ステップS12に処理を進め、通信部34を介して、送信用データをサーバ1に送信し、メッセージ送信処理を終了する。
【0088】
以上のようにして、ユーザがメッセージを入力すると、クライアントはメッセージ送信処理を実行し、入力されたメッセージを送信用データとして、ネットワーク2を介してサーバ1に送信する。
【0089】
このように送信処理を行うことにより、送信用データを受信したクライアントは、メッセージに複数のキーワードが含まれる場合においても、設定に応じて吹き出しの形状を変化させたり、装飾物を表示したりしながら、メッセージを表示させるように設定することができ、メッセージ送信ユーザの意図や感情をより豊かに表現させるように設定することができる。
【0090】
また、吹き出しの形状を変化させる場合、その形状は、キーワードに対応して設定されるので、ユーザは、メッセージを入力するだけで、吹き出しの形状を指定したり、装飾物を選択したりしなくても、容易にメッセージの内容に応じた吹き出しの形状や装飾物を設定することができる。
【0091】
さらに、制御設定情報91の設定に基づいて、メッセージの吹き出しの形状が変化したり、その吹き出しに装飾物が付加されたりするように設定するので、ユーザは、吹き出しの形状や装飾物に関する処理を容易に制御することができる。
【0092】
図14は、図8のメッセージ送信処理において生成され、吹き出し形状番号情報および装飾物番号情報が付加され、サーバ1に送信された送信用データの構成例を示す図である。
【0093】
図14において、クライアントより送信される送信用データ100は、データに関する情報を含むヘッダ情報101、図8のステップS6の処理により付加される吹き出し形状番号情報102、図8のステップS11の処理により付加される装飾物番号情報103、およびメッセージ104により構成される。
【0094】
吹き出し形状番号情報102は、取得された吹き出し形状番号の数を示す個数情報105と、取得した全ての吹き出し形状番号からなる番号情報106により構成される。同様に、装飾物番号情報103は、取得された装飾物番号の数を示す個数情報107と、取得した全ての装飾物番号からなる番号情報108により構成される。
【0095】
図14に示される例の場合、上述した「こんにちわ!!ラッキーですね!」というメッセージ104を含む送信用データ100に、番号「2」と番号「4」の「2」つの吹き出し形状番号を指定する吹き出し形状番号情報と、番号「4」の装飾物番号を「3」つ指定する装飾物番号情報とが付加されている。
【0096】
以上のような送信用データ100を受信したサーバ1は、送信用データ100の送信元以外のクライアントに、受信した送信用データ100を送信する。
【0097】
図8のメッセージ送信処理を行い、図14の送信用データ100を送信したクライアント(例えば、クライアント3)と同じ共有仮想空間に参加している他のクライアント(クライアント4および5)は、サーバ1を介して、図14の送信用データ100を受信すると、メッセージ受信処理を開始する。この、クライアントによるメッセージ受信処理を図15および図16のフローチャートを参照して説明する。
【0098】
最初に、クライアントのCPU21は、ステップS31において、RAM23、記憶部33、またはドライブ35に装着されたリムーバブルメディア40等に記録されている図9の制御設定情報91の設定に基づいて、装飾物を配置するか否かを判定する。
【0099】
制御設定情報91のメッセージの送信元であるユーザに対する設定が「YES」であり、装飾物を配置すると判定した場合、CPU21は、ステップS32において、受信した送信用データ100の装飾物番号情報103に基づいて、装飾物の形状を設定し、ステップS33に処理を進める。
【0100】
例えば、図14の送信用データ100の場合、装飾物番号情報103に基づいて、装飾物番号「4」の「3」個の装飾物が設定され、図13の装飾物テーブル95に基づいて、装飾物番号「4」に対応する装飾物の形状が設定される。なお、例えば、送信用データ100に、デフォルトの装飾物番号(例えば、図13の装飾物テーブル95の「0」)が設定されている場合、CPU21は、装飾物を配置しないように設定する。
【0101】
また、制御設定情報91のメッセージの送信元であるユーザに対する設定が「NO」であり、装飾物を配置しないと判定した場合、CPU21は、ステップS32の処理を省略し、ステップS33に処理を進める。
【0102】
CPU21は、ステップS33において、吹き出し、メッセージ、および装飾物等の配置、大きさ、色等のレイアウトを決定し、ステップS34において、メッセージの長さ等に応じて、メッセージの全表示時間Tを設定し、ステップS35において、RAM23、記憶部33、またはドライブ35に装着されたリムーバブルメディア40等に記録されている図9の制御設定情報91の設定に基づいて、吹き出しの形状を変更するか否かを判定する。
【0103】
制御設定情報91のメッセージの送信元であるユーザに対する設定が、「YES」であり、吹き出しの形状を変更すると判定した場合、CPU21は、ステップS36において、受信した送信用データ100の吹き出し形状番号情報102の個数情報105に基づいて、吹き出しの形状の個数Kを設定し、ステップS37において、吹き出し形状番号情報102の番号情報に基づいて、吹き出しの1番目の形状を取得する。
【0104】
例えば、図14の送信用データ100の場合、吹き出しの形状の個数Kは、「2」に設定され、1番目の吹き出し形状番号「1」に対応する吹き出しの形状が、図11の吹き出しテーブル93より取得される。
【0105】
ステップS37の処理を完了した、CPU21は、処理をステップS39に進める。
【0106】
ところで、ステップS35において、制御設定情報91のメッセージの送信元であるユーザに対する設定が、「NO」であり、吹き出しの形状を変更しないと判定した場合、CPU21は、ステップS38において、吹き出しの形状の個数Kを「1」に設定し、吹き出しのデフォルトの形状を取得し、処理をステップS39に進める。
【0107】
ステップS39において、CPU21は、ステップS37において取得した1番目の形状の吹き出し、または、ステップS38において取得したデフォルトの形状の吹き出しを、全表示時間Tを吹き出しの形状の個数Kで割った、T/K時間表示する。このとき、CPU21は、吹き出しとともにメッセージや装飾物もステップS33において設定されたレイアウトに従って表示し、図16のステップS40に処理を進める。
【0108】
CPU21は、図16のステップS40において、変数iに値「1」を代入し、ステップS41において、変数iの値が吹き出し形状の個数K以上であるか否かを判定する。変数iの値が吹き出し形状の個数Kより小さいと判定した場合、CPU21は、処理をステップS42に進め、送信用データ100の吹き出し形状番号情報102の番号情報106に基づいて、吹き出しテーブル93より吹き出しのi+1番目の形状を取得する。
【0109】
吹き出しの形状を取得したCPU21は、ステップS43に処理を進め、吹き出しの形状を、現在表示している形状から、i+1番目の形状に、モーフィングで切り替え、ステップS44において、切り替えたi+1番目の形状の吹き出しをT/K時間表示する。
【0110】
そして、CPU21は、ステップS45において、変数iの値に値「1」を加算した後、処理をステップS41に戻し、それ以降の処理を繰り返す。すなわち、CPU21は、ステップS41乃至S45の処理を、変数iの値が吹き出し形状の個数K以上になるまで繰り返す。これにより、図7のウィンドウ80に表示される吹き出しの形状が、メッセージに含まれるキーワードの数だけモーフィングで変化する。
【0111】
ステップS41において、変数iの値が吹き出し形状の個数K以上であると判定した場合、CPU21は、ステップS46に処理を進め、表示されている吹き出しを、メッセージや装飾物等とともに消去し、メッセージ受信処理を終了する。
【0112】
以上のようにして、クライアントは、メッセージ受信処理を行い、受信した送信用データ100に含まれるメッセージを、吹き出しや装飾物等とともに表示する。以上のように受信処理を行うことにより、メッセージ送信ユーザの意図や感情をより豊かに表現することができる。
【0113】
また、吹き出しの形状を変化させる場合や、装飾物を吹き出しに付加する場合、受信した送信用データの内容に基づいて、吹き出しの形状が決定され、付加する装飾物の形状が決定されるので、ユーザは、特別な操作をしなくても、容易にメッセージの内容に応じて吹き出しの形状を変化させたり、吹き出しに装飾物を付加したりすることができる。
【0114】
さらに、制御設定情報91の設定に基づいて、メッセージの吹き出しの形状が変化したり、その吹き出しに装飾物が付加されたりするように設定するので、ユーザは、吹き出しの形状や装飾物に関する処理を容易に制御することができる。
【0115】
図17は、以上のような処理によってクライアントに表示される吹き出しの形状の変化の様子を示す図である。
【0116】
まず、図14の送信用データ100を受信したクライアントのCPU21は、上述したメッセージ受信処理を行い、図17の図中左側のウィンドウ111のように、1番目の形状の吹き出しによってメッセージをモニタに表示させる。
【0117】
図17において、ウィンドウ111には、他のユーザのアバタ112の上部に、アバタ112のユーザが送信したメッセージ「こんにちわ!!ラッキーでしたね!」が1番目の形状の吹き出しおよび装飾物とともに、アバタ112が発話したように表示されている。
【0118】
上述したように、ウィンドウ111に表示されている装飾物は、送信用データ100に付加された装飾物番号情報103に基づいて、配置されたものである。すなわち、CPU21は、メッセージ中の3個のキーワード「!」マークに対応するように、装飾物テーブル95を用いて、装飾物番号「4」に対応する装飾物の形状「太陽マーク」の装飾物を3個吹き出し上に配置している。この、図15のステップS33の処理において決定される、装飾物の配置位置は、任意の位置に決定されるようにしてもよいし、予め決められた所定の位置または範囲に、決定されるようにしてもよい。
【0119】
また、ウィンドウ111に表示されている吹き出しの形状は、送信用データ100に付加された吹き出し形状番号情報に基づいて、設定されたものである。すなわち、CPU21は、メッセージ中のキーワード「こんにちわ」に対応するように、吹き出しテーブル93を用いて、1番目の吹き出し形状番号「1」に対応する吹き出しの形状(角丸長方型)が設定されている。この、図15のステップS33の処理において決定される、吹き出しの配置位置は、任意の位置に決定されるようにしてもよいし、予め決められた所定の位置または範囲に決定されるようにしてもよいが、その際、アバタ112が発話しているように見せるために、吹き出しの凸部の位置や向き等が必要に応じて調整される。
【0120】
以上のような、1番目の形状の吹き出しが表示されてから、T/K時間(図17の場合T/2時間)が経過すると、モーフィング121が開始され、吹き出しの形状が変化し、図17右側のウィンドウ131のような表示に切り替わる。
【0121】
ウィンドウ131には、ウィンドウ111のアバタ112に対応するアバタ132の上部に、アバタ132のユーザが送信したメッセージ「こんにちわ!!ラッキーでしたね!」が2番目の形状の吹き出しおよび装飾物とともに、アバタ132が発話したように表示されている。
【0122】
上述したように、ウィンドウ131に表示されている装飾物は、ウィンドウ111に表示されているものと同じであり、その形状や位置は変化していない。なお、逆に、モーフィング121の処理により装飾物の形状や位置が変化するようにしてももちろんよい。
【0123】
また、ウィンドウ131に表示されている吹き出しの形状は、送信用データ100に付加された吹き出し形状番号情報に基づいて、設定されたものである。すなわち、CPU21は、メッセージ中のキーワード「ラッキー」に対応するように、吹き出しテーブル93を用いて、2番目の吹き出し形状番号「2」に対応する吹き出しの形状(雲型)が設定されている。なお、この吹き出しの位置は、形状に関係なく固定されているようにしてもよいし、モーフィング121によって変化するようにしてもよい。
【0124】
以上のような、2番目の形状の吹き出しが表示されてから、さらにT/K時間(図17の場合T/2時間)が経過すると、吹き出しおよび装飾物を含むメッセージが消去され、表示が終了する。
【0125】
以上のように、メッセージに複数のキーワードが存在する場合、モーフィングにより吹き出しの形状を変化させ、全てのキーワードに対応した吹き出しの形状を表示するので、メッセージ送信者の感情または意図を、より豊かに表現することができる。また、メッセージが互いに異なる感情または意図を表す複数のキーワードを含む場合においても、より正確に表現することができる。
【0126】
さらに、吹き出しに装飾物を付加することができるので、メッセージ送信者の感情または意図を、より豊かに表現することができる。
【0127】
次に、ユーザが図9に示される制御設定情報91の内容を変更する際に実行される制御設定情報変更処理を、図18のフローチャートを参照して説明する。また、必要に応じて、図19を参照して説明する。
【0128】
CPU21は、最初に、ステップS61において、RAM23、記憶部33、またはドライブ35に装着されたリムーバブルメディア40等に記録されている図9の制御設定情報91をRAM23等に読み出し、ステップS62において、図19に示されるような、制御設定情報91を変更するためのGUIである制御設定情報変更画面141を表示し、入力部31を制御して、ユーザからの入力の受け付けを開始する。
【0129】
図19の制御設定情報変更画面141には、図9を参照して説明した制御設定情報の一覧142が表示されるとともに、ユーザからの、RAM23に保持されている制御設定情報91に設定情報の追加指示を受け付ける追加ボタン143、ユーザからの、RAM23に保持されている制御設定情報91の設定内容の変更指示を受け付ける変更ボタン144、ユーザからの、RAM23に保持されている制御設定情報91の設定情報を削除する処理を削除ボタン145、ユーザからの、RAM23に保持されている制御設定情報91の初期化指示を受け付ける初期化ボタン146、ユーザからの、RAM23に保持されている、更新された制御設定情報91の保存指示を受け付ける保存ボタン147、並びに、ユーザからの制御設定情報91の変更処理の終了指示を受け付ける終了ボタン148が設けられている。
【0130】
例えば、ユーザが、入力部31のマウス等を操作してカーソルを追加ボタン143、変更ボタン144、削除ボタン145、初期化ボタン146、保存ボタン147、または終了ボタン148上に位置させ、マウスの左ボタンをクリックするなどして実行を指示すると、CPU21は、その指示を受け付け、カーソルが指定する位置のボタンに対応した処理を行う。
【0131】
図18に戻り、CPU21は、ステップS63において、初期化指示が入力されたか否かを判定する。ユーザが、上述したようにカーソルを操作して初期化ボタン146を指定し、初期化指示が入力されたと判定した場合、CPU21は、ステップS64において、初期化指示に基づいて、RAM23に保持されている制御設定情報91の全ての設定内容を、予め定められているデフォルトの状態に戻し、ステップS65に処理を進める。
【0132】
また、ステップS63において、ユーザが初期化ボタン146を指定しておらず、初期化指示が入力されていないと判定した場合、CPU21は、ステップS64の処理を省略し、ステップS65に処理を進める。
【0133】
ステップS65において、CPU21は、設定変更指示が入力されたか否かを判定する。ユーザが上述したようにカーソルを操作して、追加ボタン143、変更ボタン144、または、削除ボタン145を指定し、追加指示、変更指示、または削除指示等の設定変更指示が入力されたと判定した場合、CPU21は、ステップS66において、入力された設定変更指示に基づいて、新たなGUIを表示する等して、指示の詳細を受け付け、その詳細指示に基づいて、RAM23に保持されている制御設定情報91を更新し、ステップS67に処理を進める。
【0134】
また、ステップS65において、ユーザが追加ボタン143、変更ボタン144、または削除ボタン145を指定しておらず、設定変更指示が入力されていないと判定した場合、CPU21は、ステップS66の処理を省略し、ステップS67に処理を進める。
【0135】
ステップS67において、CPU21は、設定保存指示が入力されたか否かを判定する。ユーザが上述したようにカーソルを操作して、保存ボタン147を指定し、設定保存指示が入力されたと判定した場合、CPU21は、ステップS68において、入力された設定保存指示に基づいて、RAM23に保持されている制御設定情報91を、RAM23の他の領域、記憶部33、またはドライブ35に装着されたリムーバブルメディア40等に記録し、ステップS69に処理を進める。
【0136】
また、ステップS67において、ユーザが保存ボタン147を指定しておらず、設定保存指示が入力されていないと判定した場合、CPU21は、ステップS68の処理を省略し、ステップS9に処理を進める。
【0137】
ステップS69において、CPU21は、終了指示が入力されたか否かを判定し、ユーザが終了ボタン148を指定しておらず、終了指示が入力されていないと判定した場合、処理をステップS63に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0138】
また、ステップS69において、ユーザが上述したようにカーソルを操作して、終了ボタンは148を指定し、終了指示が入力されたと判定した場合、CPU21は、ステップS70において、制御設定情報変更画面141の表示を削除する等の終了処理を行い、制御設定情報変更処理を終了する。
【0139】
すなわち、CPU21は、ステップS62の処理において、図19の制御設定情報変更画面141を表示した後、ステップS63乃至ステップS69の処理を繰り返し、ユーザが制御設定情報変更画面141のボタンを指定するまで待機し、ボタンが指定された場合、その指定されたボタンに応じた処理を実行する。そして、終了ボタン148が操作された場合、CPU21は、制御設定情報変更画面141のを消去し、制御設定情報変更処理を終了する。
【0140】
なお、ステップS70の終了処理の1つとして、CPU21が、RAM23に保持されている制御設定情報91を、RAM23の他の領域、記憶部33、またはドライブ35に装着されたリムーバブルメディア40等に記録する保存処理も実行するようにしてももちろんよい。
【0141】
以上のように制御設定情報変更処理が実行されるため、ユーザは、制御設定情報91を容易に設定することができる。
【0142】
次に、図10の第1キーワードテーブル92、図11の吹き出しテーブル93、図12の第2キーワードテーブル94、および、図13の装飾物テーブル95の更新方法について説明する。
【0143】
上述したように、クライアント3乃至5の第1キーワードテーブル92、吹き出しテーブル93、第2キーワードテーブル94、および装飾物テーブル95は、サーバ1よりネットワーク2を介して供給された更新情報に基づいて更新される。
【0144】
これらの更新情報を取得するとクライアントは、テーブル情報更新処理を開始し、対応するテーブルの内容を更新する。図20のフローチャートを参照して、テーブル情報更新処理を説明する。
【0145】
最初にクライアントのCPU21は、ステップS81において、通信部34を介して取得した更新情報を参照し、第1キーワードテーブル92を更新するための第1キーワードテーブル更新情報を取得したか否かを判定し、取得したと判定した場合、ステップS82において、第1キーワードテーブル92を更新し、処理をステップS83に進める。
【0146】
ステップS81において、第1キーワードテーブル更新情報を取得していないと判定した場合、CPU21は、ステップS82の処理を省略し、ステップS83に処理を進める。
【0147】
ステップS83において、CPU21は、ステップS81と同様に、取得した更新情報を参照し、吹き出しテーブル93を更新するための吹き出しテーブル更新情報を取得したか否かを判定し、取得したと判定した場合、ステップS84において、吹き出しテーブル93を更新し、処理をステップS85に進める。
【0148】
ステップS83において、吹き出しテーブル更新情報を取得していないと判定した場合、CPU21は、ステップS84の処理を省略し、ステップS85に処理を進める。
【0149】
ステップS85において、CPU21は、ステップS81と同様に、取得した更新情報を参照し、第2キーワードテーブル94を更新するための第2キーワードテーブル更新情報を取得したか否かを判定し、取得したと判定した場合、ステップS86において、第2キーワードテーブル94を更新し、処理をステップS87に進める。
【0150】
ステップS85において、第2のキーワードテーブル更新情報を取得していないと判定した場合、CPU21は、ステップS86の処理を省略し、ステップS87に処理を進める。
【0151】
ステップS87において、CPU21は、ステップS81と同様に、取得した更新情報を参照し、装飾物テーブル94を更新するための装飾物テーブル更新情報を取得したか否かを判定し、取得したと判定した場合、ステップS88において、装飾物テーブル94を更新し、処理をステップS89に進める。
【0152】
ステップS87において、装飾物テーブル更新情報を取得していないと判定した場合、CPU21は、ステップS88の処理を省略し、ステップS89に処理を進める。
【0153】
そして、CPU21は、ステップS89において、更新したテーブルの情報を保存し、テーブル情報更新処理を終了する。
【0154】
以上のようにして、クライアント3乃至5のCPU21は、テーブル情報更新処理を実行し、サーバ1より供給された更新情報に基づいて、テーブルを更新する。これにより、ユーザは、テーブルの更新に関する作業を行わなくても、各テーブルは、最新の情報に更新されることができる。
【0155】
以上においては、メッセージに含まれるキーワードを送信側のクライアントで検出し、それに応じて、吹き出しの形状や装飾物の形状等に関する指示をメッセージとともに受信側のクライアントに供給するように説明したが、これに限らず、受信側のクライアントがメッセージに含まれるキーワードを検出し、吹き出しや装飾物の形状等を決定するようにしてもよい。
【0156】
その場合の、メッセージを受信したクライアントが実行するメッセージ受信処理を、図21および図22のフローチャートを参照して説明する。
【0157】
最初に、クライアントのCPU21は、ステップS101において、図15のステップS31の場合と同様に、制御設定情報91の設定に基づいて、装飾物を配置するか否かを判定する。
【0158】
制御設定情報91のメッセージの送信元であるユーザに対する設定が「YES」であり、装飾物を配置すると判定した場合、CPU21は、ステップS102に処理を進め、RAM23、記憶部33、またはドライブ35に装着されたリムーバブルメディア40等に記録されている第2キーワードテーブル94を参照し、第2キーワードテーブル94のキーワードがメッセージに含まれているか否かを判定し、含まれていると判定した場合、ステップS103において、第2キーワードテーブル94よりキーワードに対応する装飾物番号を全て取得し、装飾物テーブル95を用いて装飾物の形状を設定し、処理をステップS104に進める。
【0159】
ところで、ステップS101において、制御設定情報91のメッセージの送信元であるユーザに対する設定が「NO」であり、装飾物を配置しないと判定した場合、CPU21は、ステップS102およびステップS103の処理を省略し、ステップS104に処理を進める。
【0160】
また、ステップS102において、第2キーワードテーブルのキーワードが受信したメッセージに含まれていないと判定した場合、CPU21は、ステップS103の処理を省略し、ステップS104に処理を進める。
【0161】
CPU21は、ステップS104において、図15のステップS33の処理と同様にレイアウトを決定し、ステップS105において、図15のステップS34の処理と同様に、全表示時間Tを設定し、ステップS106において、図15のステップS35の処理と同様に、吹き出しの形状を変更するか否かを判定する。
【0162】
制御設定情報91のメッセージの送信元であるユーザに対する設定が、「YES」であり、吹き出しの形状を変更すると判定した場合、CPU21は、ステップS107に処理を進め、RAM23、記憶部33、またはドライブ35に装着されたリムーバブルメディア40等に記録されている第1キーワードテーブル92を参照し、第1キーワードテーブル92のキーワードがメッセージに含まれているか否かを判定し、含まれていると判定した場合、ステップS108において、第1キーワードテーブル92よりキーワードに対応する吹き出し形状番号を全て取得するとともに、その個数をカウントし、吹き出しの形状の個数Kを設定する。
【0163】
そして、CPU21は、ステップS109において、吹き出しテーブル93を用いて、取得した吹き出し形状番号より吹き出しの1番目の形状を取得し、処理をステップS111に進める。
【0164】
ところで、ステップS106において、制御設定情報91のメッセージの送信元であるユーザに対する設定が、「NO」であり、吹き出しの形状を変更しないと判定した場合、CPU21は、ステップS110に処理を進め、吹き出しの形状の個数Kを「1」に設定し、吹き出しのデフォルトの形状を取得し、処理をステップS111に進める。
【0165】
ステップS111において、CPU21は、ステップS109において取得した1番目の形状の吹き出し、または、ステップS110において取得したデフォルトの形状の吹き出しを、全表示時間Tを吹き出しの形状の個数Kで割った、T/K時間表示する。このとき、CPU21は、吹き出しとともにメッセージや装飾物もステップS104において設定されたレイアウトに従って表示し、図22のステップS112に処理を進める。
【0166】
そして、CPU21は、図16のステップS112において、変数iに値「1」を代入した後、図16のステップS41乃至ステップS46の場合と同様に、ステップS113において、変数iの値がK以上であるか否かを判定し、Kより小さいと判定した場合、ステップS114に処理を進め、ステップS108において取得した吹き出し形状番号に基づいて、吹き出しのi+1番目の形状を取得する。
【0167】
吹き出しの形状を取得したCPU21は、ステップS115において、吹き出しの形状を、現在表示している形状からi+1番目の形状に、モーフィングで切り替え、ステップS116において、切り替えたi+1番目の形状の吹き出しをT/K時間表示し、ステップS117において、変数iの値に値「1」を加算し、ステップS113に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0168】
以上のステップS113乃至ステップS117を繰り返し、ステップS113において変数iの値がK以上であると判定した場合、CPU21は,ステップS118に処理を進め、表示されている吹き出しを消去し、メッセージ受信処理を終了する。
【0169】
以上のようにして、メッセージを受信したクライアントは、メッセージ受信処理を行い、受信したメッセージより吹き出しや装飾物の形状等を決定し、それらを表示する。以上のように受信処理を行うことにより、メッセージの送信側のクライアントが、吹き出しや装飾物の形状等を決定しなくても、メッセージ送信ユーザの意図や感情をより豊かに表現することができる。
【0170】
また、吹き出しの形状を変化させる場合や、装飾物を吹き出しに付加する場合、受信した送信用データのメッセージに基づいて、吹き出しの形状が決定され、付加する装飾物の形状が決定されるので、ユーザは、特別な操作をしなくても、容易にメッセージの内容に応じて吹き出しの形状を変化させたり、吹き出しに装飾物を付加したりすることができる。
【0171】
さらに、制御設定情報91の設定に基づいて、メッセージの吹き出しの形状が変化したり、その吹き出しに装飾物が付加されたりするように設定するので、ユーザは、吹き出しの形状や装飾物に関する処理を容易に制御することができる。
【0172】
また、この場合、送信側のクライアントより送信される送信用データのデータ構成は、図23に示されるような構成でよい。図23において、送信用データ150は、メッセージ152と、送信用データ150に関するヘッダ情報151とにより構成される。すなわち、メッセージを受信する側のクライアントにおいて、吹き出しや装飾物に関する決定が行われるので、図14に示される送信用データ100のように、吹き出し形状番号情報102や装飾物番号情報103を送信用データに付加する必要がなくなり、送信用データのデータ量を減らすことができる。
【0173】
以上においては、複数のキーワードが含まれるメッセージを受信したクライアントは、そのメッセージを、吹き出しや装飾物ともに、1度に表示し、吹き出しの形状がモーフィングにより変化するように説明したが、これ以外にも、例えば、受信したメッセージを、キーワードに合わせて分割し、吹き出しとともに、メッセージも切り替わるようにしてもよい。
【0174】
その場合の、メッセージを送信する側のクライアントにおいて実行されるメッセージ送信処理を、図24のフローチャートを参照して説明する。
【0175】
最初に、クライアントのCPU21は、ステップS131において、ユーザが入力部31を操作して入力したメッセージを用いて、送信用のデータを生成し、ステップS132において、図9の制御設定情報91に基づいて、吹き出しの形状をメッセージに合わせて変更するか否かを判定する。
【0176】
制御設定情報91を参照し、吹き出しの形状をメッセージに合わせて変更すると判定した場合、CPU21は、ステップS133に処理を進め、図10の第1キーワードテーブル92を参照し、第1キーワードテーブル92のキーワードが、送信するメッセージに含まれているか否かを判定する。
【0177】
第1キーワードテーブル92を参照し、第1キーワードテーブルのキーワードがメッセージに含まれていると判定した場合、CPU21は、ステップS134に処理を進め、メッセージにキーワードが複数含まれているか否かを判定し、複数含まれていると判定した場合、ステップS135において、キーワードを1つずつ含むように、送信用データのメッセージを分割し、ステップS136に処理を進める。
【0178】
また、ステップS135において、メッセージにキーワードが1つしか含まれていないと判定した場合、CPU21は、ステップS135の処理を省略し、ステップS136に処理を進める。
【0179】
ステップS136において、CPU21は、第1キーワードテーブル92より、全てのキーワードについて、各キーワードに対応する吹き出し形状番号を取得し、ステップS138に処理を進める。
【0180】
ところで、ステップS132において、制御設定情報91に基づいて、吹き出しの形状を変更しないと判定した場合、CPU21は、ステップS137に処理を進め、吹き出し形状番号をデフォルトの番号に設定し、ステップS138に処理を進める。また、ステップS133において、第1キーワードテーブル92のキーワードがメッセージに含まれていないと判定した場合、CPU21は、処理をステップS137に進め、吹き出し形状番号をデフォルトの番号に設定し、ステップS138に処理を進める。
【0181】
ステップS138において、CPU21は、後述するように、送信用データに吹き出し形状番号情報を分割されたメッセージごとに付加する。そして、ステップS139に処理を進め、CPU21は、図9の制御設定情報91に基づいて、装飾物を吹き出しに付加するか否かを判定し、付加すると判定した場合、ステップS140において、図12の第2キーワードテーブル94を参照し、第2キーワードテーブル94のキーワードがメッセージに含まれているか否かを判定する。
【0182】
第2キーワードテーブル94を参照し、第2キーワードテーブル94のキーワードがメッセージに含まれていると判定した場合、CPU21は、ステップS141に処理を進め、そのキーワードに対応する装飾物番号を全て取得し、処理をステップS143に進める。
【0183】
ところで、ステップS139において、制御設定情報91の設定情報が「NO」であり、装飾物を吹き出しに付加しないと判定した場合、CPU21は、処理をステップS142に進め、装飾物番号をデフォルトの番号に設定し、処理をステップS143に進める。
【0184】
また、ステップS140において、第2キーワードテーブル94のキーワードがメッセージに含まれていないと判定した場合も、CPU21は、処理をステップS142に進め、装飾物番号をデフォルトの番号に設定し、処理をステップS143に進める。
【0185】
ステップS143において、CPU21は、送信用データに、ステップS141において取得した装飾物番号、または、ステップS142において設定したデフォルトの装飾物番号を含む装飾物番号情報を、分割されたメッセージごとに付加し、ステップS144において、通信部34を介して、送信用データをサーバ1に送信し、メッセージ送信処理を終了する。
【0186】
以上のようにして、ユーザがメッセージを入力すると、クライアントはメッセージ送信処理を実行し、入力されたメッセージを送信用データとして、ネットワーク2を介してサーバ1に送信する。
【0187】
図25は、図24のメッセージ送信処理において生成され、メッセージが分割され、吹き出し形状番号情報および装飾物番号情報が、分割されたメッセージごとに付加され、サーバ1に送信された送信用データの構成例を示す図である。
【0188】
図25において、クライアントより送信される送信用データ160は、データに関する情報を含むヘッダ情報161、2つに分割されたメッセージである分割メッセージ164および167、分割メッセージ164に対応して付加される吹き出し形状番号情報162および装飾物番号情報163、分割メッセージ167に対応して付加される吹き出し形状番号情報165および装飾物番号情報166により構成される。
【0189】
この送信用データ160において、「こんにちわ!!ラッキーでしたね!」というメッセージは、キーワード「こんにちわ」を含む文字列「こんにちわ!!」からなる分割メッセージ164と、キーワード「ラッキー」を含む文字列「ラッキーでしたね!」からなる分割メッセージ167とに分割されている。
【0190】
吹き出し形状番号情報160は、分割メッセージ164に対応する情報であり、その番号情報168の値は、キーワード「こんにちわ」に対応する「1」である。また、装飾物番号情報163も、分割メッセージ164に対応する情報であり、その個数情報169の値は、キーワード「!」の数「2」であり、番号情報170の値は、キーワード「!」に対応する2つの「4」により構成されている。
【0191】
同様に、吹き出し形状番号情報165は、分割メッセージ167に対応する情報であり、その番号情報171の値は、キーワード「ラッキー」に対応する「2」である。また、装飾物番号情報166も、分割メッセージ167に対応する情報であり、その個数情報172の値は、キーワード「!」の数「1」であり、番号情報173の値は、キーワード「!」に対応する1つの「4」により構成されている。
【0192】
以上のような送信用データ160を受信したサーバ1は、送信用データ160の送信元以外のクライアントに、受信した送信用データ160を送信する。
【0193】
次に、この場合の、メッセージを受信するクライアントにおいて実行されるメッセージ受信処理について、図26乃至28のフローチャートを参照して説明する。
【0194】
最初に、クライアントのCPU21は、ステップS161において、受信した送信用データにメッセージが複数存在するか否かを判定し、図25の送信用メッセージ160のように、複数存在すると判定した場合、ステップS162に処理を進める。
【0195】
ステップS162において、CPU21は、RAM23、記憶部33、またはドライブ35に装着されたリムーバブルメディア40等に記録されている図9の制御設定情報91の設定に基づいて、装飾物を配置するか否かを判定する。
【0196】
制御設定情報91のメッセージの送信元であるユーザに対する設定が「YES」であり、装飾物を配置すると判定した場合、CPU21は、ステップS163において、装飾物番号情報に基づいて、分割メッセージごとに装飾物の形状を設定し、ステップS164に処理を進める。
【0197】
また、制御設定情報91のメッセージの送信元であるユーザに対する設定が「NO」であり、装飾物を配置しないと判定した場合、CPU21は、ステップS163の処理を省略し、ステップS164に処理を進める。
【0198】
CPU21は、ステップS164において、吹き出し、メッセージ、および装飾物等の配置、大きさ、色等のレイアウトを分割メッセージごとに決定し、ステップS165において、全てのメッセージの長さ等に応じて、全てのメッセージの全表示時間Tを設定し、ステップS166において、RAM23、記憶部33、またはドライブ35に装着されたリムーバブルメディア40等に記録されている図9の制御設定情報91の設定に基づいて、吹き出しの形状を変更するか否かを判定する。
【0199】
制御設定情報91のメッセージの送信元であるユーザに対する設定が、「YES」であり、吹き出しの形状を変更すると判定した場合、CPU21は、ステップS167において、受信した送信用データの吹き出し形状番号情報に基づいて、吹き出しの個数Kを設定し、ステップS168において、吹き出し形状番号情報に基づいて、1番目の吹き出しの形状を取得する。
【0200】
そして、ステップS169において、CPU21は、ステップS168において取得した1番目の吹き出しを、全表示時間Tを吹き出しの個数Kで割った、T/K時間表示する。このとき、CPU21は、吹き出しとともに、その吹き出しに対応する分割メッセージや装飾物もステップS164において設定されたレイアウトに従って表示し、図27のステップS172に処理を進める。
【0201】
CPU21は、図27のステップS172において、変数iに値「1」を代入し、ステップS173において、変数iの値が吹き出し形状の個数K以上であるか否かを判定する。変数iの値が吹き出しの個数Kより小さいと判定した場合、CPU21は、処理をステップS174に進め、吹き出し形状番号情報に基づいて、吹き出しテーブル93よりi+1番目の吹き出しの形状を取得する。
【0202】
吹き出しの形状を取得したCPU21は、ステップS175に処理を進め、現在表示している吹き出しから、i+1番目の吹き出しに、モーフィングで切り替え、ステップS176において、切り替えたi+1番目の吹き出しをT/K時間表示する。
【0203】
そして、CPU21は、ステップS177において、変数iの値に値「1」を加算した後、処理をステップS173に戻し、それ以降の処理を繰り返す。すなわち、CPU21は、ステップS173乃至S177の処理を、変数iの値が吹き出し形状の個数K以上になるまで繰り返す。これにより、分割メッセージ、並びに、分割メッセージに対応する吹き出しおよび装飾物が、分割メッセージの数だけモーフィングで変化する。
【0204】
ところで、図26のステップS161において、送信用データにメッセージが複数存在しないと判定した場合、CPU21は、処理を図28のステップS178に進める。
【0205】
図28のステップS178において、クライアントのCPU21は、RAM23、記憶部33、またはドライブ35に装着されたリムーバブルメディア40等に記録されている図9の制御設定情報91の設定に基づいて、装飾物を配置するか否かを判定する。
【0206】
制御設定情報91のメッセージの送信元であるユーザに対する設定が「YES」であり、装飾物を配置すると判定した場合、CPU21は、ステップS179において、受信した送信用データの装飾物番号情報に基づいて、装飾物の形状を設定し、ステップS180に処理を進める。
【0207】
また、制御設定情報91のメッセージの送信元であるユーザに対する設定が「NO」であり、装飾物を配置しないと判定した場合、CPU21は、ステップS179の処理を省略し、ステップS180に処理を進める。
【0208】
CPU21は、ステップS180において、吹き出し、メッセージ、および装飾物等の配置、大きさ、色等のレイアウトを決定し、ステップS181において、メッセージの長さ等に応じて、メッセージの全表示時間Tを設定し、ステップS182において、RAM23、記憶部33、またはドライブ35に装着されたリムーバブルメディア40等に記録されている図9の制御設定情報91の設定に基づいて、吹き出しの形状を変更するか否かを判定する。
【0209】
制御設定情報91のメッセージの送信元であるユーザに対する設定が、「YES」であり、吹き出しの形状を変更すると判定した場合、CPU21は、ステップS183において、受信した送信用データの吹き出し形状番号情報に基づいて、吹き出しの形状を取得し、ステップS185に処理を進める。
【0210】
また、ステップS182において、制御設定情報91のメッセージの送信元であるユーザに対する設定が、「NO」であり、吹き出しの形状を変更しないと判定した場合、CPU21は、ステップS184において、吹き出しのデフォルトの形状を取得し、処理をステップS185に進める。
【0211】
そして、CPU21は、ステップS185において、吹き出しをT時間表示し、ステップS186において、表示されている吹き出しを消去し、メッセージ受信処理を終了する。
【0212】
ところで、図27のステップS173乃至ステップS177の処理を繰り返し、ステップS173において、変数iの値が吹き出しの個数K以上であると判定した場合、CPU21は、処理を図28のステップS186に進め、表示されている吹き出しを消去し、メッセージ受信処理を終了する。
【0213】
また、図26のステップS166において、吹き出しの形状を変更しないと判定した場合、CPU21は、ステップS170に処理を進め、吹き出しの形状の個数Kを値「1」に設定し、吹き出しのデフォルトの形状を取得し、ステップS171において、分割メッセージおよび装飾物の設定を合成し、図28のステップS185に処理を進め、合成した吹き出しをT時間表示し、ステップS186において、表示されている吹き出しを消去し、メッセージ受信処理を終了する。
【0214】
以上のようにメッセージ受信処理を行うことで、クライアントは、受信した送信用データ160に含まれる、キーワードに応じて分割されたメッセージを、吹き出しや装飾物等とともに切り替えながら表示し、メッセージ送信ユーザの意図や感情をより豊かに表現することができる。
【0215】
図29は、以上のような処理によってクライアントに表示される吹き出しの変化の様子を示す図である。
【0216】
まず、図25の送信用データ160を受信したクライアントのCPU21は、上述したメッセージ受信処理を行い、図29の図中左側のウィンドウ181のように、1番目の吹き出しによって1番目の分割メッセージをモニタに表示させる。
【0217】
図29において、ウィンドウ181には、他のユーザのアバタ182の上部に、アバタ182のユーザが送信した1番目の分割メッセージ「こんにちわ!!」が1番目の吹き出しおよび装飾物とともに、アバタ182が発話したように表示されている。
【0218】
上述したように、ウィンドウ181に表示されている装飾物は、送信用データ160の分割メッセージ164に対応して付加された装飾物番号情報163に基づいて、配置されたものである。すなわち、CPU21は、分割メッセージ164中の2個のキーワード「!」マークに対応するように、装飾物テーブル95を用いて、装飾物番号「4」に対応する装飾物の形状「太陽マーク」の装飾物を2個吹き出し上に配置している。この装飾物の配置位置は、任意の位置に決定されるようにしてもよいし、予め決められた所定の位置または範囲に、決定されるようにしてもよい。
【0219】
また、ウィンドウ181に表示されている吹き出しは、送信用データ160の分割メッセージ164に対応して付加された吹き出し形状番号情報162に基づいて、設定されたものである。すなわち、CPU21は、分割メッセージ164中のキーワード「こんにちわ」に対応するように、吹き出しテーブル93を用いて、1番目の吹き出し形状番号「1」に対応する形状(角丸長方型)の吹き出しが設定されている。この吹き出しの配置位置は、任意の位置に決定されるようにしてもよいし、予め決められた所定の位置または範囲に決定されるようにしてもよいが、その際、アバタ182が発話しているように見せるために、吹き出しの凸部の位置や向き等が必要に応じて調整される。
【0220】
以上のような、1番目の吹き出しが表示されてから、T/K時間(図29の場合T/2時間)が経過すると、モーフィング191が開始され、吹き出しが変化し、図29右側のウィンドウ201のような表示に切り替わる。
【0221】
ウィンドウ201には、ウィンドウ181のアバタ182に対応するアバタ202の上部に、アバタ202のユーザが送信した2番目の分割メッセージ「ラッキーでしたね!」が2番目の吹き出しおよび装飾物とともに、アバタ202が発話したように表示されている。
【0222】
上述したように、ウィンドウ201に表示されている装飾物は、送信用データ160の分割メッセージ167に対応して付加された装飾物番号情報166に基づいて、配置されたものである。すなわち、CPU21は、分割メッセージ167中の1個のキーワード「!」マークに対応するように、装飾物テーブル95を用いて、装飾物番号「4」に対応する装飾物の形状「太陽マーク」の装飾物を1個吹き出し上に配置している。この装飾物の配置位置は、任意の位置に決定されるようにしてもよいし、予め決められた所定の位置または範囲に、決定されるようにしてもよい。
【0223】
また、ウィンドウ201に表示されている吹き出しの形状は、送信用データ160の分割メッセージ167に対応して付加された吹き出し形状番号情報165に基づいて、設定されたものである。すなわち、CPU21は、メッセージ中のキーワード「ラッキー」に対応するように、吹き出しテーブル93を用いて、2番目の吹き出し形状番号「2」に対応する吹き出しの形状(雲型)が設定されている。なお、この吹き出しの位置は、形状に関係なく固定されているようにしてもよいし、モーフィング191によって変化するようにしてもよい。
【0224】
以上のような、2番目の吹き出しが表示されてから、さらにT/K時間(図29の場合T/2時間)が経過すると、吹き出しおよび装飾物を含むメッセージが消去され、表示が終了する。
【0225】
以上のように、メッセージに複数のキーワードが存在する場合、モーフィングにより、分割されたメッセージを表示する吹き出しの形状を変化させ、全てのキーワードに対応した吹き出しを表示するので、メッセージ送信者の感情または意図を、より豊かに表現することができる。また、メッセージが互いに異なる感情または意図を表す複数のキーワードを含む場合においても、より正確に表現することができる。
【0226】
さらに、それぞれの吹き出しに、互いに異なる分割メッセージに対応する装飾物を付加することができるので、メッセージ送信者の感情または意図を、より豊かに表現することができる。
【0227】
以上においては、メッセージに含まれるキーワードを送信側のクライアントで検出し、それに応じて、吹き出しの形状や装飾物の形状等に関する指示をメッセージとともに受信側のクライアントに供給するように説明したが、これに限らず、受信側のクライアントがメッセージに含まれるキーワードを検出し、吹き出しや装飾物の形状等を決定するようにしてもよい。
【0228】
その場合、メッセージを受信したクライアントは、受信したメッセージに含まれるキーワードに応じて、受信したメッセージを分割するメッセージ分割処理を行い、分割されたそれぞれの分割メッセージに対して、図21および図22のフローチャートを参照して説明したメッセージ受信処理を実行する。
【0229】
この、メッセージを受信したクライアントによるメッセージ分割処理を、図30のフローチャートを参照して説明する。
【0230】
最初に、ステップS201において、CPU21は、制御設定情報91に基づいて、受信したメッセージとともに表示する吹き出しの形状を変更するか否かを判定し、変更すると判定した場合、ステップS202において、第1キーワードテーブル92のキーワードがメッセージに含まれているか否かを判定する。
【0231】
第1キーワードテーブル92のキーワードがメッセージに含まれていると判定した場合、CPU21は、ステップS203に処理を進め、メッセージにキーワードが複数含まれるか否かを判定し、複数のキーワードが、受信したメッセージに含まれると判定した場合、ステップS204において、分割したメッセージがキーワードを1つずつ含むように、メッセージを分割し、メッセージ分割処理を終了する。
【0232】
ところで、ステップS201において、制御設定情報91に基づいて、吹き出しの形状を変更しないと判定した場合、CPU21は、メッセージ分割処理を終了する。
【0233】
また、ステップS202において、第1キーワードテーブル92のキーワードがメッセージに含まれていないと判定した場合、CPU21は、メッセージ分割処理を終了する。
【0234】
さらに、ステップS203において、受信したメッセージにキーワードが1つしか含まれておらず、複数含まれていないと判定した場合、CPU21は、メッセージ分割処理を終了する。
【0235】
以上のように、メッセージを受信したクライアントは、上述したメッセージ分割処理を行ってから、図21および図22のフローチャートを参照して説明したメッセージ受信処理を実行する。
【0236】
このようにすることにより、メッセージを受信したクライアントは、複数のキーワードが含まれるメッセージを、キーワードごとに分割し、異なるキーワードに対応する吹き出しや装飾物とともに表示することができ、メッセージ送信者の感情または意図を、より豊かに表現することができる。
【0237】
以上においては、メッセージに含まれるキーワードに応じて、吹き出しの形状が変化したり、吹き出しに装飾物が付加される場合について説明したが、これに限らず、例えば、表示されたメッセージのフォント、フォントサイズ、または、文字列の色等が変化するようにしてもよいし、表示された吹き出しや装飾物の色が変化するようにしてもよい。
【0238】
また、以上において、共有仮想空間提供システムは、図1に示されるように、ネットワーク2に接続されたサーバ1、並びに、クライアント3乃至5により構成されるように説明したが、これに限らず、例えば、複数のサーバが設けられるようにしてもよいし、サーバとクライアントが複数のネットワークを介して接続されるようにしてもよい。また、クライアントの数はいくつであってもよい。
【0239】
さらに、クライアントは、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯電話機、ノート型コンピュータ、デジタルカメラ、または、情報処理能力を有する家庭電化製品等、上述した機能を有する機器であれば何でもよい。
【0240】
また、サーバおよび各クライアント間は、有線通信により接続されていてもよいし、その一部または全部が無線通信により接続されるようにしてもよい。
【0241】
また、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば、汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0242】
この記録媒体は、図5または図6に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア40または70により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM22、または52や、ハードディスク等よりなる記憶部33または63などで構成される。
【0243】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0244】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0245】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、メッセージの送受信を行うことができる。特に、メッセージ送信者の感情または意図を、より豊かに表現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した共有仮想空間提供システムの構成例を表すブロック図である。
【図2】共有仮想空間の構成例を示す模式図である。
【図3】図1の共有仮想空間提供システムと図2の共有仮想空間の関係を示す図である。
【図4】図1の共有仮想空間提供システムにおけるメッセージの送受信の様子を示す図である。
【図5】図1のクライアントの内部の構成例を示すブロック図である。
【図6】図1のサーバの内部の構成例を示すブロック図である。
【図7】図5のクライアントに表示される共有仮想空間表示用のウィンドウの構成例を示す図である。
【図8】図5のクライアントによるメッセージ送信処理の例を説明するフローチャートである。
【図9】制御設定情報の構成例を示す図である。
【図10】第1キーワードテーブルの構成例を示す図である。
【図11】吹き出しテーブルの構成例を示す図である。
【図12】第2キーワードテーブルの構成例を示す図である。
【図13】装飾物テーブルの構成例を示す図である。
【図14】送信用データの構成例を示す図である。
【図15】図5のクライアントによるメッセージ受信処理の例を説明するフローチャートである。
【図16】図5のクライアントによるメッセージ受信処理の例を説明する、図15に続くフローチャートである。
【図17】吹き出しの形状の変化の様子の例を示す図である。
【図18】図5のクライアントによる制御設定情報変更処理の例を説明するフローチャートである。
【図19】図9の制御設定情報を変更する際に表示される制御設定情報変更画面の構成例を示す図である。
【図20】図5のクライアントによるテーブル情報更新処理の例を説明するフローチャートである。
【図21】図5のクライアントによるメッセージ受信処理の他の例を説明するフローチャートである。
【図22】図5のクライアントによるメッセージ受信処理の他の例を説明する、図21に続くフローチャートである。
【図23】送信用データの、他の構成例を示す図である。
【図24】図5のクライアントによるメッセージ送信処理の他の例を説明するフローチャートである。
【図25】送信用データの、さらに他の構成例を示す図である。
【図26】図5のクライアントによるメッセージ受信処理の、さらに他の例を説明するフローチャートである。
【図27】図5のクライアントによるメッセージ受信処理の、さらに他の例を説明する、図26に続くフローチャートである。
【図28】図5のクライアントによるメッセージ受信処理の、さらに他の例を説明する、図27に続くフローチャートである。
【図29】メッセージ吹き出し、および装飾物の表示の変化の様子を示す図である。
【図30】図5のクライアントによるメッセージ分割処理の例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 サーバ, 3乃至5 クライアント, 10 共有仮想空間, 21 CPU, 22 ROM, 23 RAM, 31 入力部, 32 出力部, 33 記憶部, 34 通信部, 35 ドライブ, 40 リムーバブルメディア, 81 仮想空間表示領域, 82 アバタ, 91 制御情報設定情報, 92第1キーワードテーブル, 93 吹き出しテーブル, 94 第2キーワードテーブル, 95 装飾物テーブル, 100 送信用データ, 102 吹き出し形状番号情報, 103 装飾物番号情報, 104 メッセージ, 162 吹き出し形状番号情報, 163 装飾物番号情報, 164 分割メッセージ, 165 吹き出し形状番号情報, 166 装飾物番号情報, 167 分割メッセージ

Claims (19)

  1. ネットワークを介して互いにメッセージを送受信する第1の情報処理装置および第2の情報処理装置を備える情報処理システムであって、
    前記第1の情報処理装置は、
    所定の文字列である第1のキーワードを、前記メッセージより検索する第1の検索手段と、
    前記第1の検索手段により前記第1のキーワードが複数検索された場合、それぞれの前記第1のキーワードに基づいて、前記メッセージとともに表示される吹き出しに関する情報を設定する第1の吹き出し設定手段と、
    前記第1の吹き出し設定手段により設定された複数の前記吹き出しに関する情報を全て前記メッセージに付加する第1の付加手段と、
    所定の文字列である第2のキーワードを、前記メッセージより検索する第2の検索手段と、
    前記第2の検索手段により前記第2のキーワードが複数検索された場合、それぞれの前記第2のキーワードに基づいて、前記メッセージとともに表示される装飾物に関する情報を設定する第1の装飾物設定手段と、
    前記第1の装飾物設定手段により設定された、複数の前記装飾物に関する情報を全て前記メッセージに付加する第2の付加手段と、
    前記第1の付加手段により複数の前記吹き出しに関する情報を付加され、前記第2の付加手段により複数の前記装飾物に関する情報を付加された前記メッセージを、前記ネットワークを介して送信する送信手段と
    を備え、
    前記第2の情報処理装置は、
    前記メッセージを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記メッセージに付加された複数の前記装飾物に関する情報に基づいて、前記メッセージとともに表示される前記装飾物を複数設定する第2の装飾物設定手段と、
    前記受信手段により受信された前記メッセージに付加された複数の前記吹き出しに関する情報に基づいて、前記メッセージとともに表示される前記吹き出しの形状を複数設定する第2の吹き出し設定手段と、
    前記受信手段により受信された前記メッセージ、前記吹き出し、および、前記第2の装飾物設定手段により設定された複数の装飾物を表示するとともに、表示されている前記吹き出しの形状を切り替えて、前記第2の吹き出し設定手段により設定された全ての前記形状の吹き出しを順に表示するように制御する表示制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. ネットワークを介して、他の情報処理装置と互いにメッセージを送受信する情報処理装置であって、
    所定の文字列である第1のキーワードを、前記メッセージより検索する第1の検索手段と、
    前記第1の検索手段により前記第1のキーワードが複数検索された場合、それぞれの前記第1のキーワードに基づいて、前記メッセージとともに表示される吹き出しに関する情報を設定する吹き出し設定手段と、
    前記吹き出し設定手段により設定された複数の前記吹き出しに関する情報を全て前記メッセージに付加する第1の付加手段と、
    所定の文字列である第2のキーワードを、前記メッセージより検索する第2の検索手段と、
    前記第2の検索手段により前記第2のキーワードが複数検索された場合、それぞれの前記第2のキーワードに基づいて、前記メッセージとともに表示される装飾物に関する情報を設定する装飾物設定手段と、
    前記装飾物設定手段により設定された、複数の前記装飾物に関する情報を全て前記メッセージに付加する第2の付加手段と、
    前記第1の付加手段により複数の前記吹き出しに関する情報を付加され、前記第2の付加手段により複数の前記装飾物に関する情報を付加された前記メッセージを、前記ネットワークを介して送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記第1のキーワードおよび前記吹き出しに関する情報を関連付ける第1のテーブルと、
    前記第2のキーワードおよび前記装飾物に関する情報を関連付ける第2のテーブルとを有し、
    前記第1の検索手段は、前記第1のテーブルに含まれる前記第1のキーワードを、前記メッセージより検索し、
    前記吹き出し設定手段は、前記第1のテーブルを用いて、前記第1のキーワードに基づいた前記吹き出しに関する情報を設定し、
    前記第2の検索手段は、前記第2のテーブルに含まれる前記第2のキーワードを、前記メッセージより検索し、
    前記装飾物設定手段は、前記第2のテーブルを用いて、前記第2のキーワードに基づいた前記装飾物に関する情報を設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記吹き出しの形状の変化および前記装飾物の表示を制御する制御設定情報を有し、
    前記制御設定情報に基づいて、前記吹き出しの形状を変化させるか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記制御設定情報に基づいて、前記装飾物を前記吹き出しに付加させて表示させるか否かを判定する第2の判定手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. ネットワークを介して、他の情報処理装置と互いにメッセージを送受信する情報処理装置の情報処理方法であって、
    所定の文字列である第1のキーワードを、前記メッセージより検索する第1の検索ステップと、
    前記第1の検索ステップの処理により前記第1のキーワードが複数検索された場合、それぞれの前記第1のキーワードに基づいて、前記メッセージとともに表示される吹き出しに関する情報を設定する吹き出し設定ステップと、
    前記吹き出し設定ステップの処理により設定された複数の前記吹き出しに関する情報を全て前記メッセージに付加する第1の付加ステップと、
    所定の文字列である第2のキーワードを、前記メッセージより検索する第2の検索ステップと、
    前記第2の検索ステップの処理により前記第2のキーワードが複数検索された場合、それぞれの前記第2のキーワードに基づいて、前記メッセージとともに表示される装飾物に関する情報を設定する装飾物設定ステップと、
    前記装飾物設定ステップの処理により設定された、複数の前記装飾物に関する情報を全て前記メッセージに付加する第2の付加ステップと、
    前記第1の付加ステップの処理により複数の前記吹き出しに関する情報を付加され、前記第2の付加ステップの処理により複数の前記装飾物に関する情報を付加された前記メッセージを、前記ネットワークを介して送信する送信ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  6. ネットワークを介して、他の情報処理装置と互いにメッセージを送受信する情報処理装置用のプログラムであって、
    所定の文字列である第1のキーワードを、前記メッセージより検索する第1の検索ステップと、
    前記第1の検索ステップの処理により前記第1のキーワードが複数検索された場合、それぞれの前記第1のキーワードに基づいて、前記メッセージとともに表示される吹き出しに関する情報を設定する吹き出し設定ステップと、
    前記吹き出し設定ステップの処理により設定された複数の前記吹き出しに関する情報を全て前記メッセージに付加する第1の付加ステップと、
    所定の文字列である第2のキーワードを、前記メッセージより検索する第2の検索ステップと、
    前記第2の検索ステップの処理により前記第2のキーワードが複数検索された場合、それぞれの前記第2のキーワードに基づいて、前記メッセージとともに表示される装飾物に関する情報を設定する装飾物設定ステップと、
    前記装飾物設定ステップの処理により設定された、複数の前記装飾物に関する情報を全て前記メッセージに付加する第2の付加ステップと、
    前記第1の付加ステップの処理により複数の前記吹き出しに関する情報を付加され、前記第2の付加ステップの処理により複数の前記装飾物に関する情報を付加された前記メッセージを、前記ネットワークを介して送信する送信ステップとを含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  7. ネットワークを介して、他の情報処理装置と互いにメッセージを送受信する処理をコンピュータに行わせるプログラムにおいて、
    所定の文字列である第1のキーワードを、前記メッセージより検索する第1の検索ステップと、
    前記第1の検索ステップの処理により前記第1のキーワードが複数検索された場合、それぞれの前記第1のキーワードに基づいて、前記メッセージとともに表示される吹き出しに関する情報を設定する吹き出し設定ステップと、
    前記吹き出し設定ステップの処理により設定された複数の前記吹き出しに関する情報を全て前記メッセージに付加する第1の付加ステップと、
    所定の文字列である第2のキーワードを、前記メッセージより検索する第2の検索ステップと、
    前記第2の検索ステップの処理により前記第2のキーワードが複数検索された場合、それぞれの前記第2のキーワードに基づいて、前記メッセージとともに表示される装飾物に関する情報を設定する装飾物設定ステップと、
    前記装飾物設定ステップの処理により設定された、複数の前記装飾物に関する情報を全て前記メッセージに付加する第2の付加ステップと、
    前記第1の付加ステップの処理により複数の前記吹き出しに関する情報を付加され、前記第2の付加ステップの処理により複数の前記装飾物に関する情報を付加された前記メッセージを、前記ネットワークを介して送信する送信ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
  8. ネットワークを介して、他の情報処理装置と互いにメッセージを送受信する情報処理装置であって、
    前記メッセージを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記メッセージに付加された複数の前記装飾物に関する情報に基づいて、前記メッセージとともに表示される前記装飾物を複数設定する装飾物設定手段と、
    前記受信手段により受信された前記メッセージに付加された複数の前記吹き出しに関する情報に基づいて、前記メッセージとともに表示される前記吹き出しの形状を複数設定する吹き出し設定手段と、
    前記受信手段により受信された前記メッセージ、前記吹き出し、および、前記装飾物設定手段により設定された複数の装飾物を表示するとともに、表示されている前記吹き出しの形状を切り替えて、前記吹き出し設定手段により設定された全ての前記形状の吹き出しを順に表示するように制御する表示制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  9. 前記装飾物に関する情報および前記装飾物を関連付ける第1のテーブルと、
    前記吹き出しに関する情報および前記吹き出しの形状を関連付ける第2のテーブルとを有し、
    前記装飾物設定手段は、前記第1のテーブルを用いて、前記装飾物に関する情報に基づいた前記装飾物を設定し、
    前記吹き出し設定手段は、前記第2のテーブルを用いて、前記吹き出しに関する情報に基づいた前記吹き出しの形状を設定する
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記吹き出しの形状の変化および前記装飾物の表示を制御する制御設定情報を有し、
    前記制御設定情報に基づいて、前記装飾物を前記吹き出しに付加させて表示させるか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記制御設定情報に基づいて、前記吹き出しの形状を変化させるか否かを判定する第2の判定手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  11. 前記表示制御手段は、前記吹き出し設定手段により設定された吹き出しの形状の数で前記吹き出しの全表示時間を分割した時間毎に、前記吹き出しの形状を切り替える
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  12. 前記表示制御手段は、前記吹き出しの形状を、モーフィング処理を用いて切り替える
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  13. 所定の文字列である第1のキーワードを、前記受信手段により受信された前記メッセージより検索する第1の検索手段と、
    所定の文字列である第2のキーワードを、前記受信手段により受信された前記メッセージより検索する第2の検索手段と
    をさらに備え、
    前記吹き出し設定手段は、前記第1の検索手段により前記第1のキーワードが複数検索された場合、それぞれの前記第1のキーワードに基づいて、前記吹き出しの形状を複数設定し、
    前記装飾物設定手段は、前記第2の検索手段により前記第2のキーワードが複数検索された場合、それぞれの前記第2のキーワードに基づいて、前記メッセージとともに表示される前記吹き出しの形状を複数設定する
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  14. 前記第1のキーワードおよび前記吹き出しに関する情報を関連付ける第3のテーブルと、
    前記第2のキーワードおよび前記装飾物に関する情報を関連付ける第4のテーブルとをさらに有し、
    前記第1の検索手段は、前記第3のテーブルに含まれる前記第1のキーワードを、前記メッセージより検索し、
    前記吹き出し設定手段は、前記第3のテーブルおよび前記第2のテーブルを用いて、前記第1のキーワードに基づいた前記吹き出しの形状を設定し、
    前記第2の検索手段は、前記第4のテーブルに含まれる前記第2のキーワードを、前記メッセージより検索し、
    前記装飾物設定手段は、前記第2のテーブルおよび前記第1のテーブルを用いて、前記第2のキーワードに基づいた前記装飾物を設定する
    ことを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記受信手段により受信された前記メッセージを、前記第1のキーワードを1つずつ含むように、複数に分割する分割手段をさらに備え、前記表示制御手段は、前記分割手段により複数に分割され、前記第1のキーワードを1つずつ含む前記メッセージの一部分である分割メッセージを、同じ前記第1のキーワードに対応する形状の前記吹き出しおよび前記装飾物とともに表示し、表示されている前記吹き出しの形状を切り替える際に、前記分割メッセージおよび前記装飾物も切り替える
    ことを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
  16. 前記表示制御手段は、前記吹き出しの形状、前記分割メッセージ、および前記装飾物を、モーフィング処理を用いて切り替える
    ことを特徴とする請求項15に記載の情報処理装置。
  17. ネットワークを介して、他の情報処理装置と互いにメッセージを送受信する情報処理装置の情報処理方法であって、
    前記メッセージに付加された複数の前記装飾物に関する情報に基づいて、前記メッセージとともに表示される前記装飾物を複数設定する装飾物設定ステップと、
    前記メッセージに付加された複数の前記吹き出しに関する情報に基づいて、前記メッセージとともに表示される前記吹き出しの形状を複数設定する吹き出し設定ステップと、
    前記メッセージ、前記吹き出し、および、前記装飾物設定ステップの処理により設定された複数の装飾物を表示するとともに、表示されている前記吹き出しの形状を切り替えて、前記吹き出し設定ステップの処理により設定された全ての前記形状の吹き出しを順に表示するように制御する表示制御ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  18. ネットワークを介して、他の情報処理装置と互いにメッセージを送受信する情報処理装置用のプログラムであって、
    前記メッセージに付加された複数の前記装飾物に関する情報に基づいて、前記メッセージとともに表示される前記装飾物を複数設定する装飾物設定ステップと、
    前記メッセージに付加された複数の前記吹き出しに関する情報に基づいて、前記メッセージとともに表示される前記吹き出しの形状を複数設定する吹き出し設定ステップと、
    前記メッセージ、前記吹き出し、および、前記装飾物設定ステップの処理により設定された複数の装飾物を表示するとともに、表示されている前記吹き出しの形状を切り替えて、前記吹き出し設定ステップの処理により設定された全ての前記形状の吹き出しを順に表示するように制御する表示制御ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  19. ネットワークを介して、他の情報処理装置と互いにメッセージを送受信する処理をコンピュータに行わせるプログラムにおいて、
    前記メッセージに付加された複数の前記装飾物に関する情報に基づいて、前記メッセージとともに表示される前記装飾物を複数設定する装飾物設定ステップと、
    前記メッセージに付加された複数の前記吹き出しに関する情報に基づいて、前記メッセージとともに表示される前記吹き出しの形状を複数設定する吹き出し設定ステップと、
    前記メッセージ、前記吹き出し、および、前記装飾物設定ステップの処理により設定された複数の装飾物を表示するとともに、表示されている前記吹き出しの形状を切り替えて、前記吹き出し設定ステップの処理により設定された全ての前記形状の吹き出しを順に表示するように制御する表示制御ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
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