JP2004197714A - モータ - Google Patents

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Toshiro Karaki
俊郎 唐木
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Abstract

【課題】電源平滑用コンデンサの冷却性能およびスペース効率を向上させる。
【解決手段】モータ部3と駆動回路部5とを、同一のケース7内に収容して一体化する。モータ部3は、回転子21の周囲にコイル23を備えた固定子25を有する。駆動回路部5は、リング状に形成した電源平滑用コンデンサ29(29a,29b,29c),モータ回転軸1の回転角センサ27,制御回路素子41を有する。モータ回転軸1の先端には冷却ファン43を連結し、この冷却ファン43により、空気導入孔13a,13bから空気を導入し、空気排出孔9aから空気を排出することで、駆動回路部5を冷却する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、モータ部と、このモータ部を駆動する駆動回路部とを、同一のケース内に収容して一体化したモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
モータ部と、このモータ部を駆動する駆動回路部とを、同一のケース内に収容して一体化する際の求められる要件として、サイズが小型であること並びに冷却が簡易であることが挙げられる。
【0003】
ところで、駆動回路部における電源供給側に用いる電源平滑用コンデンサは、冷却が必要であり、また駆動回路部内の容積の多くを占有することから、冷却効率の向上、小型化並びに占有スペース効率を向上する際の要求が高い部位である。
【0004】
従来の電源平滑用コンデンサの冷却並びにスペース効率の向上に関する従来技術としては、特許文献1に記載されたものがある。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−146142号公報
また、モータ部と駆動回路部とを、同一のケース内に収容して一体化したモータとしては、特許文献2に記載されたものがある。
【0006】
【特許文献2】
特開2002−31084号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のものは、電源平滑用コンデンサの冷却性能およびスペース効率の点で充分ではなく、改善が望まれている。
【0008】
そこで、この発明は、電源平滑用コンデンサの冷却性能およびスペース効率を向上させることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明は、モータ部と、このモータ部を駆動する駆動回路部とを、同一のケース内に収容して一体化するとともに、前記駆動回路部に設けた電源平滑用コンデンサをリング状に形成し、前記モータ部の回転軸に冷却ファンを連結し、この冷却ファンにより発生する冷却風で、前記リング状の電源平滑用コンデンサを冷却する構成としてある。
【0010】
【発明の効果】
この発明によれば、電源平滑用コンデンサをリング状に形成し、モータ部のモータ軸に冷却ファンを連結してこの冷却ファンにより電源平滑用コンデンサを冷却するようにしたため、電源平滑用コンデンサの冷却性能およびスペース効率を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0012】
図1は、この発明の第1の実施形態に係わるモータの側面断面図で、図2はこのモータの外観形状を示す斜視図である。
【0013】
上記したモータは、回転軸1を備えたモータ部3と、このモータ部3を駆動する駆動回路部5とを、同一のケース7内に収容して一体化している。
【0014】
ケース7は、円筒部9と、円筒部9の軸方向両端の端板11,13とを有して全体として円筒形状を呈し、このケース7内は、隔壁15により、前記したモータ部3を収容するモータ部収容空間17と、駆動回路部5を収容する駆動回路部収容空間19とに仕切ってある。
【0015】
上記した隔壁15および図1中で右側の端板11は、回転軸1を回転可能に支持している。この回転軸1の上記した隔壁15と図1中で右側の端板11との間に、モータ部3の回転子21を固定し、その周囲のケース7の内壁にコイル23を備えた固定子25を装着する。
【0016】
回転軸1は、隔壁15を貫通して駆動回路部収容空間19内に達している。この駆動回路部収容空間19内における回転軸1の周囲には、回転軸1の回転角を検出する回転角センサ27を、回転軸1に対して非接触の状態で配置してある。
【0017】
また、上記した駆動回路部収容空間19には、図1のA−A断面図である図3および図1のB−B断面図である図4に示すように、電源平滑用コンデンサ29(29a,29b,29c)を配置してある。この各電源平滑用コンデンサ29は、互いに大きさの異なるリング状に形成し、これらを同心円状に配置してある。
【0018】
上記した各電源平滑用コンデンサ29は、中央に配置した矩形状の固定板31および、この固定板31とケース7の内壁とを連結する4本の固定ロッド33,35,37,39に固定する。この固定板31と固定ロッド33,35,37,39とで固定部材を構成している。
【0019】
前記した回転軸1は、固定板31を貫通しており、回転軸1の周囲に配置した前記回転角センサ27は、固定板31の図1中で左側に固定してある。この回転角センサ27を囲むように、最も小さい電源平滑用コンデンサ29cを、回転角センサ27と同じ側の固定板31上に固定する。他の電源平滑用コンデンサ29a,29bは、上記4本の固定ロッド33,35,37,39上の電源平滑用コンデンサ29cと同じ側に固定する。
【0020】
また、図4に示すように、固定板31の電源平滑用コンデンサ29および回転角センサ27と反対側の面には、制御回路素子41を固定する。
【0021】
上記した制御回路素子41,電源平滑用コンデンサ29および回転角センサ27により、駆動回路部5を構成する。
【0022】
前記した回転軸1は、図1に示すように、回転角センサ27よりさらに前方(図1中で左側)へ突出し、この突出した端部には、冷却ファン43を連結固定する。図5は、上記した冷却ファン43を示す図1のC−C断面図であり、この冷却ファン43は、回転軸1の回転によって回転し、冷却風を図1中で右方向に流す。
【0023】
図6は、図1のD矢視図であり、図1中で左側の端板13には、上記した冷却風を取り入れる空気導入孔13aおよび13bを、中央およびその周囲にそれぞれ設けてある。また、図1に示すように、ケース7における円筒部9の隔壁15近傍の駆動回路部収容空間19に対応する部位には、上記導入した冷却風をケース7の外部へ排出する空気排出孔9aを円周方向に沿って複数設けてある。
【0024】
次に、上記したモータにおける冷却動作を説明する。電源平滑用コンデンサ29と制御回路素子41によって電源からモータへ供給する電力を制御し、モータを駆動する。モータの駆動により回転軸1が回転することで、冷却ファン43が回転する。冷却ファン43の回転により、外部空気を端板13の空気導入孔13a,13bから導入し、空気排出孔9aから排出することで、図1に矢印で示すような冷却風が発生し、電源平滑用コンデンサ29,制御回路素子41および回転角センサ27を冷却する。
【0025】
ここで、上記した駆動回路部5に使用する電源平滑用コンデンサ29は、大きな容量が必要であり、アルミ電解コンデンサを用いるものとする。
【0026】
アルミ電解コンデンサは、陽極アルミ箔と陰極アルミ箔との間に誘電体である電解液を含ませた電解紙を挟み、それを巻回してケース内に収め、陽極アルミ箔と陰極アルミ箔それぞれから端子を取り出す。ここでは、リング状のケースに上記巻回した陽極アルミ箔と陰極アルミ箔を収容し、前記図3および図4に示したような複数のリング状のアルミ電解コンデンサ(電源平滑用コンデンサ29)を得る。
【0027】
また、各電源平滑用コンデンサ29の端子は図3中のT部のように作成し、各端子間を配線にて接続する。電源平滑用コンデンサ29の容量は、陽極アルミ箔と陰極アルミ箔の面積によって決まるので、陽極アルミ箔と陰極アルミ箔の面積を大きくするか、巻回する回数を多くすれば、大きな容量が実現できる。
【0028】
ここで巻回する回数を多くして大きな容量を得る際の問題として、コンデンサケースの表面を空冷することによって放熱させようとした場合、コンデンサ中心部の発熱を放熱しにくいという点が挙げられる。
【0029】
そこで上記した実施形態では、複数の電源平滑用コンデンサ29をリング状に形成してこれらを同心円状に配置し、単位体積当たりのコンデンサケースの表面積を増加させた。これにより、各電源平滑用コンデンサ29のコンデンサケース表面からコンデンサ中心部までの距離が短くなり、良好な冷却を行えて、コンデンサ中心部の発熱を放熱しにくいという上記した欠点を解消できる。
【0030】
また、電源平滑用コンデンサ29の最大直径(外径)は、モータケース7の内径とほぼ同じ寸法に設定できるため、容量を確保しやすい。これは電源平滑用コンデンサ29のモータ軸方向の寸法を短縮できることを示しており、モータ全体のサイズを小さくすることにつながる。
【0031】
つまり、上記した実施形態によれば、電源平滑用コンデンサ29の冷却性能を向上させ、なおかつモータ部3と駆動回路部5とを同一のケース7内に収容して一体化したシステムにおける電源平滑用コンデンサ29のスペース効率を向上させるという効果が得られる。
【0032】
また、ケース7内を流れる冷却風が、駆動回路部収容空間19を通過する際には、固定板31および固定ロッド33,35,37,39を冷却するので、ケース7の熱が駆動回路部5へ伝達しにくいものとなり、駆動回路部5の冷却効果がさらに向上する。
【0033】
なお、上記した固定板31および固定ロッド33,35,37,39に断熱材を用いることで、ケース7の熱を駆動回路部5へさらに伝達しにくいものにでき、駆動回路部5の冷却効果をより一層高めることができる。
【0034】
また、本実施例では電源平滑用コンデンサ29を3つ用いているが、これ4つ以上もしくは2つ以下でも前述と同様の効果がある。
【0035】
図7は、この発明の第2の実施形態を示す、前記図4に相当する断面図である。この実施形態の前記第1の実施形態との違いは、電源平滑用コンデンサ29および制御回路素子41を固定する固定部材の形状である。
【0036】
第2の実施形態は、固定板31Aに固定してある制御回路素子41を、電源平滑用コンデンサ29bと電源平滑用コンデンサ29cとの間に配置している。これにより冷却風が、制御回路素子41の裏面側の固定板31Aに直接当たり、制御回路素子41の冷却効率が、第1の実施形態に比べて向上する。
【0037】
なお、上記した固定板31Aとその周囲の固定ロッド33A,35A,37A,39Aとで固定部材を構成している。
【0038】
図8は、この発明の第3の実施形態を示すモータの側面断面図である。この実施形態は、電源平滑用コンデンサ29および制御回路素子41の固定位置を、第1の実施形態と逆にしている。つまり、電源平滑用コンデンサ29を隔壁15側に、制御回路素子41を端板13側に、それぞれ配置し、回転角センサ27も電源平滑用コンデンサ29と同じ側に配置する。
【0039】
電源平滑用コンデンサ29、制御回路素子41および回転角センサ27に対する冷却動作および効果は、第1の実施形態ととほぼ同じである。
【0040】
図9は、この発明の第4の実施形態を示すモータの側面断面図である。この実施形態は、冷却ファン43Bを、図8に示した第3の実施形態に対し、隔壁15と電源平滑用コンデンサ29との間の回転軸1に連結固定するとともに、冷却風の流れる向きを第3の実施形態と逆にしている。冷却動作および効果は前記した各実施形態とほぼ同じである。
【0041】
図10は、この発明の第5の実施形態に係わるモータの側面断面図で、図11はこのモータの外観形状を示す斜視図である。この実施形態においても、モータは、回転軸1を備えたモータ部3Cと、このモータ部3Cを駆動する駆動回路部5Cとを、同一のケース7C内に収容して一体化している。
【0042】
ここでのモータは、磁石を用いていない高温動作が可能なスイッチドリラクタンスモータ(SRモータ)とし、このモータを駆動するスイッチング素子は、高温動作が可能な半導体スイッチング素子45とする(例えばSiCデバイス)。
【0043】
この実施形態は、前述した各実施形態が冷却風を発生させるために冷却ファンを使用するのに対し、モータ部3Cの回転子21C自身が冷却ファンとしての機能を備えている。
【0044】
図12は、上記した回転子21Cの図10中で右方向から見た図で、その外周部に、軸方向に沿って傾斜する空気案内凹部47を、円周方向等間隔に4つ形成してある。この回転子21Cは、回転軸1の周方向に沿って等間隔に4つの四角柱部49を軸方向に延長して形成し、この4つの四角柱部49を円周方向に所定角度捻ることで、上記した軸方向に沿って傾斜する空気案内凹部47を、四角柱部49相互間に形成する。
【0045】
上記した回転子21Cの外周側のケース7Cの内面には、固定子25Cを円周方向等間隔に6つ設けてある。各固定子25Cには、コイル23Cをそれぞれ巻き付けてあり、各コイル23Cの互いに対向するもの同士を、図10のE−E断面図である図13に示すように、U相,V相,W相とし、回転子4極、固定子6極の3相モータを構成する。
【0046】
ケース7Cの図10中で右側の端板11Cの回転子21Cに対応する位置には、空気導入孔11Caを円周方向に複数(ここでは4つ)設け、同左側の端板13には、前記図6に示した第1の実施形態の空気導入孔13a,13bを、空気排出孔13c,13dとしてそれぞれ設けてある。
【0047】
また、モータ部3Cと駆動回路部5Cとを隔てる隔壁15Cには、モータ部収容空間17Cと駆動回路部収容空間19Cとを連通する空気流通孔15Caを、図10のF−F断面図である図14に示すように、円周方向に複数(ここでは4つ)設けてある。
【0048】
前記した半導体スイッチング素子45は、上記した隔壁15Cの駆動回路部収容空間19C側の外周側に配置してある。半導体スイッチング素子45を除く駆動回路部5の他の部品の配置構成は、前記図9に示した第4の実施形態と同様であり、また冷却ファンは設けておらず、ケース7Cの円筒部9Cには空気導入孔を設けていない。
【0049】
次に、上記図10に示したモータの動作について述べる。モータ部3Cの固定子25Cに巻かれた各コイル23CのU相−V相−W相の順にそれぞれに電流を流すと、これにより発生する磁束が回転子21Cを引きつけ、この吸引力がモータを回転させる力となる。
【0050】
各相の励磁のタイミングは、回転子21Cの位置を回転角センサ27が検知し、この検知結果に基づいて制御回路素子41が制御する。
【0051】
このモータは、前述したように磁石を用いない高温で動作することが可能なスイッチドリラクタンスモータであり、半導体スイッチング素子45も高温動作可能としてある。したがって、これらモータ部3Cおよび半導体スイッチング素子45の冷却については、ケース7Cからの自然空冷で実現することが可能である。
【0052】
しかしながら、電源平滑用コンデンサ29、回転角センサ27、制御回路素子41の動作可能温度は、前記モータ部3Cおよび半導体スイッチング素子45よりも低く、冷却が必要となる。
【0053】
次に、第5の実施形態おける冷却動作を説明する。
【0054】
モータを起動し、回転軸1を、回転子21Cとともに図12中で矢印Gの方向へ回転させると、回転子21Cに設けてある空気案内凹部47が、図10中で右側の空気を巻き込み左方向へ流す冷却風Hを発生させる。
【0055】
この冷却風Hは、端板11Cの空気導入孔11Caから導入するケース7C外部の空気を含んでおり、このケース7C内に導入した空気は、ケース7C内で図10中で左方向へ流れる冷却風となる。
【0056】
上記した冷却風は、モータ部3Cを経て隔壁15Cの空気流通孔15Caを通り、駆動回路部5Cを配置している駆動回路部収容空間19Cに達する。駆動回路部収容空間19Cに達した冷却風は、この冷却風の流れ方向前方に位置する電源平滑用コンデンサ29、制御回路素子41および回転角センサ27を冷却する。
【0057】
駆動回路部5を冷却した冷却風は、端板13の空気排出孔13c,13dを通ってケース7Cの外部へ排出される。
【0058】
上記した第5の実施形態によれば、スイッチドリアクタンスモータ(モータ部3C)と高温動作デバイス(半導体スイッチング素子45)とを組み合わせ、モータ部3Cと駆動回路部5Cとを、同一のケース7C内に収容して一体化したシステムを実現する際、高温動作に耐えられない部分(電源平滑用コンデンサ29,制御回路素子41,回転角センサ27)の冷却を、例えば専用の空冷ファンもしくは、専用の水冷系を設けるといったことなしに実現することが可能となり、システム全体の小型化を図ることができる。
【0059】
そして、ここでは、高温動作可能で冷却の必要がない半導体スイッチング素子45を、隔壁15Cに設けることで、スペース効率を上げることも可能となる。
【0060】
なお、回転子21Cに設けた空気案内凹部47は、回転軸1の軸方向に沿って直線的に傾斜させているが、この形状に限定するものではなく、例えば、軸方向に沿って螺旋形状となるようにしてもよい。
【0061】
また、本実施形態においても、図7に示した第2の実施形態のように、電源平滑用コンデンサ29cと29bとの間に制御回路素子41を配置することによって、冷却風が、制御回路素子41の裏面側に当たり、制御回路素子41の冷却効率を向上させることができる。
【0062】
図15は、この発明の第6の実施形態を示す回転子21Dの側面図である。この第6の実施形態の前記図10に示した第5の実施形態との違いは、回転子21Dにおける空気案内凹部47D相互間の四角柱部49Dの軸方向両端部に、軸方向に突出する空気取込部となる突起51を設けた点である。
【0063】
回転子21Dに突起51を設けることで、空気案内凹部47Dに空気を取り込みやすくなり、ケース7C内の冷却風がより発生しやすくなって冷却性能が向上する。
【0064】
図16は、この発明の第7の実施形態を示す電源平滑用コンデンサの正面図である。前記した第1〜6の各実施形態との違いは、電源平滑用コンデンサ29のコンデンサケース間を、連結部材としてのリム53により連結している点である。リム53により連結した3つの電源平滑用コンデンサ29を、図3と同様に、固定板31および固定ロッド33,35,37,39に固定する。
【0065】
上記したように、電源平滑用コンデンサ29をリム53により互いに連結することで、電源平滑用コンデンサ29の熱をリム53を介して放熱し、電源平滑用コンデンサ29の冷却性がさらに向上すると同時に、構造的にも強化することができる。
【0066】
なお、上記したリム53の使用は、前記した第1〜6の各実施形態全てに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係わるモータの側面断面図である。
【図2】図1のモータの外観形状を示す斜視図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【図5】図1のC−C断面図である。
【図6】図1のD矢視図である。
【図7】この発明の第2の実施形態を示す、図4に相当する断面図である。
【図8】この発明の第3の実施形態を示すモータの側面断面図である。
【図9】この発明の第4の実施形態を示すモータの側面断面図である。
【図10】この発明の第5の実施形態を示すモータの側面断面図である。
【図11】図10のモータの外観形状を示す斜視図である。
【図12】図10における回転子の軸方向から見た正面図である。
【図13】図10のE−E断面図である。
【図14】図10のF−F断面図である。
【図15】この発明の第6の実施形態を示す回転子の側面図である。
【図16】この発明の第7の実施形態を示す電源平滑用コンデンサの正面図である。
【符号の説明】
1 回転軸
3,3C モータ部
5,5C 駆動回路部
7,7C ケース
21D 回転子
27 回転角センサ
29(29a,29b,29c) 電源平滑用コンデンサ
31,31A 固定板(固定部材)
33,35,37,39,33A,35A,37A,39A 固定ロッド(固定部材)
41 制御回路素子
43,43B 冷却ファン
45 半導体スイッチング素子
47,47D 空気案内凹部
51 突起(空気取込部)
53 リム(連結部材)

Claims (7)

  1. モータ部と、このモータ部を駆動する駆動回路部とを、同一のケース内に収容して一体化するとともに、前記駆動回路部に設けた電源平滑用コンデンサをリング状に形成し、前記モータ部の回転軸に冷却ファンを連結し、この冷却ファンにより発生する冷却風で、前記リング状の電源平滑用コンデンサを冷却することを特徴とするモータ。
  2. モータ部と、このモータ部を駆動する駆動回路部とを、同一のケース内に収容して一体化するとともに、前記駆動回路部に設けた電源平滑用コンデンサをリング状に形成し、前記モータ部の回転軸に設けた回転子の外周部に、軸方向に沿って傾斜する空気案内凹部を設け、前記回転子の回転により前記空気案内凹部に沿って流れる冷却風を発生させ、この冷却風の下流側の前記ケース内に、前記電源平滑用コンデンサを配置したことを特徴とするモータ。
  3. 前記リング状の電源平滑用コンデンサを、前記モータ部の回転軸を中心に同心状に配置したことを特徴とする請求項1または2記載のモータ。
  4. 前記駆動回路部は、前記電源平滑用コンデンサのほかに、スイッチング素子と前記回転軸の回転角センサと制御回路素子とをそれぞれ備え、このうち冷却に必要な部品のみを、前記空気案内凹部に沿って流れる冷却風により冷却することを特徴とする請求項2記載のモータ。
  5. 前記回転子の軸方向端部における前記空気案内凹部相互間の部位を、軸方向に突出させて、空気取込部を設けたことを特徴とする請求項2または4記載のモータ。
  6. 前記電源平滑用コンデンサを、前記ケース内に設けた固定部材の一方の面に固定するとともに、前記駆動回路部に設けた制御回路素子を、前記電源平滑用コンデンサに対し、前記冷却風の流れ方向と交差する方向にずれた位置にて前記固定部材の他方の面に固定したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のモータ。
  7. 前記リング状の電源平滑用コンデンサは、互いに大きさの異なるものを複数設けてこれらを同心円状に配置し、この複数の電源平滑用コンデンサ相互を、連結部材で連結したことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のモータ。
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