JP2004194415A - 電力量一定制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】電力の自由化に伴い、IPP発電所や電力小売業等の電力供給側と電力会社との間では、電力売電を行う系統の連系点で、規約による電力量一定制御が必要とされるが、複数台の発電所や発電機を対象とした電力量一定制御システムは、現在のところ見当たらない。この問題点を解消するため、補正すべき電力量を複数台の発電機に均等または重み付けをして指令するシステムを提供する。
【解決手段】データ部と演算部と振り分け演算部と出力部とを備えた電力量一定制御システムにおいて、振り分け演算部が複数の発電機に対して補正すべき負荷の各分担量を演算し、その結果を出力部を介して発電機に指令する。
【選択図】 図1
【解決手段】データ部と演算部と振り分け演算部と出力部とを備えた電力量一定制御システムにおいて、振り分け演算部が複数の発電機に対して補正すべき負荷の各分担量を演算し、その結果を出力部を介して発電機に指令する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の発電所や複数の発電機の発電出力量を系統との連系点において一定に制御するシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、我国においても電力の自由化が進み、従来の電力会社による電力供給に加え、企業や自治体が一般需要家に電力を供給するケースが増加してきている。この場合、企業や自治体が保有する発電所電力を一般需要家に直接売電するのではなく、前記企業や自治体が電力会社と取り交わした規約に基づいて発電電力を電力会社に売電するものである。企業や自治体と電力会社との売電電力量の精算は、系統への連系点で行われている。この場合、電力量が一定となるよう規約に定められており、供給すべき電力量が何らかの原因でばらつきが出た場合に、積算電力量の超過もしくは不足分を1時間で目標値となるよう発電機の出力指令を補正している。
【0003】
このような従来の発電機の出力一定制御システム技術として、自家用発電設備から電力系統へ送電する送電電力量を検出する第1の電力量計と、電力系統から電力会社が受電する受電電力量を検出する第2の電力量計と、前記第1の電力量計で検出した送電電力量と、第2の電力量計で検出した受電電力量に基づき、発電コントローラに対して発電指令を与える構成が示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−247768号公報(第3頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1で示された従来技術では、1台の発電機の発電出力を対象としたものであり、最近のように、IPP発電所や電力小売業の増加に伴う、前記電力会社への売電を行う系統への連系点における複数の発電所や発電機を対象とした電力量一定制御のできるものではない。また、複数の発電所や発電機の負荷分担を任意に行うという要求に対しても対応できないという問題点がある。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、電力売買の管理点である連系点において電力量を管理し、複数台の発電機または発電所に対して、均等または重み付けをもって補正分の負荷分担量の指令すなわち出力増減指令を出すシステムを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
複数の発電機の発電出力を系統に接続する連系点での電力量を一定に制御する電力量一定制御システムであって、データ部と演算部と振り分け演算部と出力部とを備え、
データ部は連系点における負荷パターンを格納するものであり、演算部は前記データ部の負荷パターンおよび前記連系点の電力量をもとに複数の発電機への出力指令を演算するものであり、振り分け演算部は前記演算部からの指令を受けて複数の発電機へ補正すべき負荷の各分担量を演算するものであり、出力部は振り分け演算部の演算結果を複数の発電機に出力するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、この実施の形態1による複数の発電機の発電出力を系統連系点において電力量を一定とする制御システムのブロック図である。
図において、電力量一定制御システム100は、系統の連系点6で実行する負荷パターンを格納するデータ部1と、このデータおよび前記連系点の電力量をもとに複数の発電機5A〜5Cの出力指令を演算する演算部2と、前記演算部からの指令を受けて複数の各発電機5A〜5Cの補正すべき負荷分担を演算する振り分け演算部4と、その演算結果を各発電機5A〜5Cに出力指令を出す出力部3とで構成されている。
【0009】
次に、動作について説明する。
図2は、系統の連系点における電力量の推移を示す図であり、この図に示すように一般的な連系点6における電力量は、理想の出力電力値と実際の電力値とは相異するため、一定時間毎に積算された電力量を前記演算部2で確認し、規約時間(例えば、1時間)で目標電力量を達成するように残りの時間で各発電機5A〜5Cに出力補正をかけている。
この実施の形態1では、前記補正負荷分を各発電機5A〜5Cに分担させるための振り分け演算部4を設け、前記補正分ΔWの電力量をn台の発電機(図1では3台)の各発電機5A〜5Cに均等割したΔW/nの負荷分担、つまり出力増減を演算し、その結果を出力部3を介して各発電機5A〜5Cに指令する。
これにより各発電機5A〜5Cは連系点における不足分または超過分の電力に相当する負荷を均等に分担し、出力補正を行うことで連系点6での電力量一定制御が行われ、規約の順守とともに、系統安定性が保たれる。なお、この実施の形態1では発電機台数を3としたが、これに限らず複数台数であればよいことは言うまでもない。
【0010】
実施の形態2.
実施の形態2を図3に基づいて説明する。前記実施の形態1では、複数台の発電機5A〜5Cに対して均等に負荷を分担する場合について述べたが、この実施の形態2では各発電機5A〜5Cにそれぞれある重み付けがなされている場合の電力量一定制御システム100Aについて述べる。
図3において、複数の発電機5A〜5Cにはそれぞれ個別にX、Y、Zの重み付けがなされている。振り分け演算部4は、演算時に別途データとして与えられた前記重み付けデータX、Y、Zを考慮し、補正分ΔW電力量の各発電機5A〜5Cへの負荷分担の演算を行う。
すなわち、発電機5AにはΔW×(X/X+Y+Z)、5BにはΔW×(Y/X+Y+Z)、5CにはΔW×(Z/X+Y+Z)の負荷分担を演算し、出力部3を介し各発電機5A〜5Cに出力増減指令を出す。このような実施の形態2のシステムを採用することによって、片寄った補正負荷を与えず各発電機の体格、特性に適合した負荷分担を設定することができるという効果を奏する。
【0011】
なお、前記重み付けX、Y、Zのデータは予め与えられている場合もあるが、変動要素が発生した場合にも適用できる。例えば、機械側の故障発生で、発電機5Aが定格出力運転が出来なくなった場合、その発電機5Aの重みをその時点における可能出力以下となるよう設定するとともに、他の発電機5B、5Cの負荷分担を大きくし、発電機5Aの出力不足分をカバーすることが可能となる。この際、他の発電機5B、5Cの重み付けの見直しも行われてもよい。このように発電機の負荷分担を任意に行うことが可能となる。なお、当然のことながら前記例では発電機5B、5Cの出力限界を越える負荷分担であってはならない。
【0012】
実施の形態3.
実施の形態3を図4に基づいて説明する。
前記実施の形態1、2では系統との連系点6に対し、複数の発電機に対して制御を行うシステムを示した。この実施の形態3では、前記連系点6に対し複数の発電所を含む一定のエリアに関する電力量一定制御システム100Bを説明する。
図4において、複数の発電所8A〜8Cの発電出力は連系点6を介して系統に送電されている。前記発電所8A〜8Cにはそれぞれ固有の制御システム9A〜9Cが設けられており、各発電所毎に設定されたそれぞれの電力量目標値となるよう出力電力量一定制御されている。
【0013】
このような構成の電力量一定制御システム100Bの動作につい説明する。前述した実施の形態1と同様に、振り分け演算部4は補正分ΔWの電力量をn個所の発電所、図4では3個所の各発電所8A〜8Cに均等割りしたΔW/nの負担分担つまり、各発電所の出力増減を演算し、その結果を出力部3を介して各発電所8A〜8Cの制御システム9A〜9Cに出力指令する。これにより、各発電所8A〜8Cは不足分または超過分の負荷を均等に分担し、出力補正を行うことで、片寄った補正負荷を与えることなく連系点6における電力量一定制御が行われ、規約の順守、系統の安定性を保つことができる。
【0014】
実施の形態4.
前記実施の形態3では、補正分ΔWの電力量をn個所の発電所8A〜8Cで均等割りする例を示したが、この実施の形態4では実施の形態2で示したように各発電所8A〜8Cにそれぞれある重み付けX、Y、Zを行い、振り分け演算部4は、演算時にこの各発電所毎の重みデータX、Y、Zを考慮して補正分ΔW電力量の各発電機8A〜8Cへの負荷分担の演算を行うものである。演算式は実施の形態2と同様なので説明を省略する。
このような実施の形態4のシステムを採用することによって、片寄った補正負荷を与えることなく各発電所の体格、特性に適合した負荷分担を設定することができる。また、前記重み付けX、Y、Zのデータは変動要素が発生した場合にも任意に変更可能なことは言うまでもない。
【0015】
実施の形態5.
この実施の形態5では、各発電所毎に複数の発電機を備えた複数の発電所の一定エリア内の発電出力を、系統に接続する連系点での電力量を一定制御する電力量一定制御システムに関するものである。この実施の形態5の図は前記した図4を流用するものであり、図4に示した各発電所8A〜8Cの内部にはそれぞれ複数の発電機が備えられているものである。
次に動作を説明する。前述した実施の形態3と同様に、補正分ΔWの電力量を振り分け演算部4は、n個所の複数の発電所8A〜8Cに均等割りしたΔW/nの負担分担、つまり各発電所8A〜8Cの出力増減を演算し、その結果を出力部3を介して各発電所8A〜8Cの制御システム9A〜9Cに出力指令する。前記制御システム9A〜9Cは各発電所毎の出力増減指令を受けて、自己の発電所毎に複数の発電機の出力を制御し、それぞれ設定された電力量目標値となるよう、発電所の出力電力量一定制御する。このようなシステム構成を採用しているので、各発電所8A〜8Cは補正分負荷を均等に分担するとともに、各発電所内の複数の発電機を発電所独自に制御して出力補正を行い、連系点6における電力量一定制御が行われるという効果を奏する。
【0016】
実施の形態6.
前記実施の形態5では、各発電所毎に補正分ΔWを均等割りを行う例を示したが、この実施の形態6では、各発電所毎に重み付けを行うものである。この実施の形態6の動作を説明する。振り分け演算部4による複数の各発電所8A〜8Cの補正分の負荷分担および各発電所への出力指令は前述した実施の形態4と同様であるので、説明を省略する。各発電所8A〜8Cの各制御システム9A〜9Cは各発電所毎の出力増減指令を受けて、自己の発電所毎に複数の発電機の出力を制御し、それぞれ設定された電力量目標値となるよう出力電力量を一定制御する。
このようなシステム構成でも前記[0015]に述べたと同様の効果を奏する。
【0017】
実施の形態7.
この実施の形態7は、前記した実施の形態5の各発電所8A〜8Cの補正負荷分担が均等割りになされたものに加えて各発電所8A〜8C内に設けられた複数の発電機に、各発電所毎に設定された補正負荷分担量を均等に行うものである。つまり、複数の発電所8A〜8CにΔW/nの均等負荷分担を行うまでの動作は前述の実施の形態5と同様である。各制御システム9A〜9Cは各発電所毎の出力増減指令を受けて、自己の発電所毎の複数の発電機に均等割りの負荷分担となるよう制御し、各発電所毎の電力目標値となるよう出力電力量を一定制御する。このようなシステム構成でも、前記[0015]に述べたと同様の効果を奏する。
【0018】
実施の形態8.
前記した実施の形態7が各発電機の補正負荷分担を均等に行うものであったのに対し、この実施の形態8では各発電機毎に重み付けをして負荷分担を行うものである。各発電所8A〜8Cの各制御システム9A〜9Cは各発電所毎の出力増減指令を受けて、自己の発電所内の複数の発電機毎に重み付けを行って各発電機の出力を制御し、それぞれ設定された電力量目標値となるよう出力電力量を一定制御する。
このようなシステム構成でも、前記[0015]に述べたと同様の効果を奏する。
【0019】
実施の形態9.
前記した実施の形態6が各発電所8A〜8Cの補正負荷分担が重み付けによってなされたものに加えて、各発電所8A〜8C内に設けられた複数の発電機に、負荷分担を均等に行うものである。
このようなシステム構成でも、前記[0015]に述べたと同様の効果を奏する。
【0020】
実施の形態10.
前記した実施の形態9が各発電機に補正負荷の分担を均等に行うものであったのに対し、この実施の形態10では各発電機毎に重み付けをして負荷分担を行うものである。
このようなシステム構成でも、前記[0015]に述べたと同様の効果を奏する。
【0021】
実施の形態11.
図5は、この実施の形態11による複数の発電所を含むエリア内で負荷を含む場合の制御システム100Cのブロック図である。
図5において、負荷10は前記エリア内で系統に接続する連系点6に到るまでの間に存在するものを示す。前記負荷の出力するアナログ信号を振り分け演算部4が取り込み、補正負荷ΔWを含めて複数の発電所8A〜8Cの負荷分担量を演算し、各発電所の制御システム9A〜9Cに出力部3を介して指令するものである。
このような構成のシステム100Cでは、エリア内に電力を消費する負荷が含まれている場合にも、連系点6における電力量一定制御が可能となり、規約の順守と、系統の安定を図ることができるという効果を奏する。
【0022】
【発明の効果】
この発明は以上述べたように、複数の発電機の発電出力を系統に接続する連系点の電力量を一定に制御する電力量一定制御システムの構成であるので、以下のような効果がある。
データ部と演算部と振り分け演算部と出力部とを備え、
データ部は連系点における負荷パターンを格納するものであり、演算部は前記データ部の負荷パターンおよび前記連系点の電力量をもとに複数の発電機への出力指令を演算するものであり、振り分け演算部は前記演算部からの指令を受けて複数の発電機へ補正すべき負荷の各分担量を演算するものであり、出力部は振り分け演算部の演算結果を複数の発電機に出力するものであるので、系統への連系点における補正電力量つまり不足分電力量または超過分電力量を、複数の発電機が負担して出力補正を行うので、片寄った発電機負荷とならず、無理なく補正を行うことができ、その結果連系点での電力量一定制御が確実に行うことができ、電力供給、需要側との規約が順守できるとともに、系統安定性が保たれるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による電力量一定制御システムのブロック図である。
【図2】系統との連系点における一般的な電力量の推移を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態2による電力量一定制御システムのブロック図である。
【図4】この発明の実施の形態3〜実施の形態10による電力量一定制御システムのブロック図である。
【図5】この発明の実施の形態11による電力量一定制御システムのブロック図である。
【符号の説明】
1 データ部、2 演算部、3 出力部、4 振り分け演算部、
5A,5B,5C 発電機、6 連系点、8A,8B,8C 発電所、
9A,9B,9C 制御システム、10 負荷、
100,100A,100B,100C 電力量一定制御システム、
X,Y,Z 重み。
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の発電所や複数の発電機の発電出力量を系統との連系点において一定に制御するシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、我国においても電力の自由化が進み、従来の電力会社による電力供給に加え、企業や自治体が一般需要家に電力を供給するケースが増加してきている。この場合、企業や自治体が保有する発電所電力を一般需要家に直接売電するのではなく、前記企業や自治体が電力会社と取り交わした規約に基づいて発電電力を電力会社に売電するものである。企業や自治体と電力会社との売電電力量の精算は、系統への連系点で行われている。この場合、電力量が一定となるよう規約に定められており、供給すべき電力量が何らかの原因でばらつきが出た場合に、積算電力量の超過もしくは不足分を1時間で目標値となるよう発電機の出力指令を補正している。
【0003】
このような従来の発電機の出力一定制御システム技術として、自家用発電設備から電力系統へ送電する送電電力量を検出する第1の電力量計と、電力系統から電力会社が受電する受電電力量を検出する第2の電力量計と、前記第1の電力量計で検出した送電電力量と、第2の電力量計で検出した受電電力量に基づき、発電コントローラに対して発電指令を与える構成が示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−247768号公報(第3頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1で示された従来技術では、1台の発電機の発電出力を対象としたものであり、最近のように、IPP発電所や電力小売業の増加に伴う、前記電力会社への売電を行う系統への連系点における複数の発電所や発電機を対象とした電力量一定制御のできるものではない。また、複数の発電所や発電機の負荷分担を任意に行うという要求に対しても対応できないという問題点がある。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、電力売買の管理点である連系点において電力量を管理し、複数台の発電機または発電所に対して、均等または重み付けをもって補正分の負荷分担量の指令すなわち出力増減指令を出すシステムを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
複数の発電機の発電出力を系統に接続する連系点での電力量を一定に制御する電力量一定制御システムであって、データ部と演算部と振り分け演算部と出力部とを備え、
データ部は連系点における負荷パターンを格納するものであり、演算部は前記データ部の負荷パターンおよび前記連系点の電力量をもとに複数の発電機への出力指令を演算するものであり、振り分け演算部は前記演算部からの指令を受けて複数の発電機へ補正すべき負荷の各分担量を演算するものであり、出力部は振り分け演算部の演算結果を複数の発電機に出力するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、この実施の形態1による複数の発電機の発電出力を系統連系点において電力量を一定とする制御システムのブロック図である。
図において、電力量一定制御システム100は、系統の連系点6で実行する負荷パターンを格納するデータ部1と、このデータおよび前記連系点の電力量をもとに複数の発電機5A〜5Cの出力指令を演算する演算部2と、前記演算部からの指令を受けて複数の各発電機5A〜5Cの補正すべき負荷分担を演算する振り分け演算部4と、その演算結果を各発電機5A〜5Cに出力指令を出す出力部3とで構成されている。
【0009】
次に、動作について説明する。
図2は、系統の連系点における電力量の推移を示す図であり、この図に示すように一般的な連系点6における電力量は、理想の出力電力値と実際の電力値とは相異するため、一定時間毎に積算された電力量を前記演算部2で確認し、規約時間(例えば、1時間)で目標電力量を達成するように残りの時間で各発電機5A〜5Cに出力補正をかけている。
この実施の形態1では、前記補正負荷分を各発電機5A〜5Cに分担させるための振り分け演算部4を設け、前記補正分ΔWの電力量をn台の発電機(図1では3台)の各発電機5A〜5Cに均等割したΔW/nの負荷分担、つまり出力増減を演算し、その結果を出力部3を介して各発電機5A〜5Cに指令する。
これにより各発電機5A〜5Cは連系点における不足分または超過分の電力に相当する負荷を均等に分担し、出力補正を行うことで連系点6での電力量一定制御が行われ、規約の順守とともに、系統安定性が保たれる。なお、この実施の形態1では発電機台数を3としたが、これに限らず複数台数であればよいことは言うまでもない。
【0010】
実施の形態2.
実施の形態2を図3に基づいて説明する。前記実施の形態1では、複数台の発電機5A〜5Cに対して均等に負荷を分担する場合について述べたが、この実施の形態2では各発電機5A〜5Cにそれぞれある重み付けがなされている場合の電力量一定制御システム100Aについて述べる。
図3において、複数の発電機5A〜5Cにはそれぞれ個別にX、Y、Zの重み付けがなされている。振り分け演算部4は、演算時に別途データとして与えられた前記重み付けデータX、Y、Zを考慮し、補正分ΔW電力量の各発電機5A〜5Cへの負荷分担の演算を行う。
すなわち、発電機5AにはΔW×(X/X+Y+Z)、5BにはΔW×(Y/X+Y+Z)、5CにはΔW×(Z/X+Y+Z)の負荷分担を演算し、出力部3を介し各発電機5A〜5Cに出力増減指令を出す。このような実施の形態2のシステムを採用することによって、片寄った補正負荷を与えず各発電機の体格、特性に適合した負荷分担を設定することができるという効果を奏する。
【0011】
なお、前記重み付けX、Y、Zのデータは予め与えられている場合もあるが、変動要素が発生した場合にも適用できる。例えば、機械側の故障発生で、発電機5Aが定格出力運転が出来なくなった場合、その発電機5Aの重みをその時点における可能出力以下となるよう設定するとともに、他の発電機5B、5Cの負荷分担を大きくし、発電機5Aの出力不足分をカバーすることが可能となる。この際、他の発電機5B、5Cの重み付けの見直しも行われてもよい。このように発電機の負荷分担を任意に行うことが可能となる。なお、当然のことながら前記例では発電機5B、5Cの出力限界を越える負荷分担であってはならない。
【0012】
実施の形態3.
実施の形態3を図4に基づいて説明する。
前記実施の形態1、2では系統との連系点6に対し、複数の発電機に対して制御を行うシステムを示した。この実施の形態3では、前記連系点6に対し複数の発電所を含む一定のエリアに関する電力量一定制御システム100Bを説明する。
図4において、複数の発電所8A〜8Cの発電出力は連系点6を介して系統に送電されている。前記発電所8A〜8Cにはそれぞれ固有の制御システム9A〜9Cが設けられており、各発電所毎に設定されたそれぞれの電力量目標値となるよう出力電力量一定制御されている。
【0013】
このような構成の電力量一定制御システム100Bの動作につい説明する。前述した実施の形態1と同様に、振り分け演算部4は補正分ΔWの電力量をn個所の発電所、図4では3個所の各発電所8A〜8Cに均等割りしたΔW/nの負担分担つまり、各発電所の出力増減を演算し、その結果を出力部3を介して各発電所8A〜8Cの制御システム9A〜9Cに出力指令する。これにより、各発電所8A〜8Cは不足分または超過分の負荷を均等に分担し、出力補正を行うことで、片寄った補正負荷を与えることなく連系点6における電力量一定制御が行われ、規約の順守、系統の安定性を保つことができる。
【0014】
実施の形態4.
前記実施の形態3では、補正分ΔWの電力量をn個所の発電所8A〜8Cで均等割りする例を示したが、この実施の形態4では実施の形態2で示したように各発電所8A〜8Cにそれぞれある重み付けX、Y、Zを行い、振り分け演算部4は、演算時にこの各発電所毎の重みデータX、Y、Zを考慮して補正分ΔW電力量の各発電機8A〜8Cへの負荷分担の演算を行うものである。演算式は実施の形態2と同様なので説明を省略する。
このような実施の形態4のシステムを採用することによって、片寄った補正負荷を与えることなく各発電所の体格、特性に適合した負荷分担を設定することができる。また、前記重み付けX、Y、Zのデータは変動要素が発生した場合にも任意に変更可能なことは言うまでもない。
【0015】
実施の形態5.
この実施の形態5では、各発電所毎に複数の発電機を備えた複数の発電所の一定エリア内の発電出力を、系統に接続する連系点での電力量を一定制御する電力量一定制御システムに関するものである。この実施の形態5の図は前記した図4を流用するものであり、図4に示した各発電所8A〜8Cの内部にはそれぞれ複数の発電機が備えられているものである。
次に動作を説明する。前述した実施の形態3と同様に、補正分ΔWの電力量を振り分け演算部4は、n個所の複数の発電所8A〜8Cに均等割りしたΔW/nの負担分担、つまり各発電所8A〜8Cの出力増減を演算し、その結果を出力部3を介して各発電所8A〜8Cの制御システム9A〜9Cに出力指令する。前記制御システム9A〜9Cは各発電所毎の出力増減指令を受けて、自己の発電所毎に複数の発電機の出力を制御し、それぞれ設定された電力量目標値となるよう、発電所の出力電力量一定制御する。このようなシステム構成を採用しているので、各発電所8A〜8Cは補正分負荷を均等に分担するとともに、各発電所内の複数の発電機を発電所独自に制御して出力補正を行い、連系点6における電力量一定制御が行われるという効果を奏する。
【0016】
実施の形態6.
前記実施の形態5では、各発電所毎に補正分ΔWを均等割りを行う例を示したが、この実施の形態6では、各発電所毎に重み付けを行うものである。この実施の形態6の動作を説明する。振り分け演算部4による複数の各発電所8A〜8Cの補正分の負荷分担および各発電所への出力指令は前述した実施の形態4と同様であるので、説明を省略する。各発電所8A〜8Cの各制御システム9A〜9Cは各発電所毎の出力増減指令を受けて、自己の発電所毎に複数の発電機の出力を制御し、それぞれ設定された電力量目標値となるよう出力電力量を一定制御する。
このようなシステム構成でも前記[0015]に述べたと同様の効果を奏する。
【0017】
実施の形態7.
この実施の形態7は、前記した実施の形態5の各発電所8A〜8Cの補正負荷分担が均等割りになされたものに加えて各発電所8A〜8C内に設けられた複数の発電機に、各発電所毎に設定された補正負荷分担量を均等に行うものである。つまり、複数の発電所8A〜8CにΔW/nの均等負荷分担を行うまでの動作は前述の実施の形態5と同様である。各制御システム9A〜9Cは各発電所毎の出力増減指令を受けて、自己の発電所毎の複数の発電機に均等割りの負荷分担となるよう制御し、各発電所毎の電力目標値となるよう出力電力量を一定制御する。このようなシステム構成でも、前記[0015]に述べたと同様の効果を奏する。
【0018】
実施の形態8.
前記した実施の形態7が各発電機の補正負荷分担を均等に行うものであったのに対し、この実施の形態8では各発電機毎に重み付けをして負荷分担を行うものである。各発電所8A〜8Cの各制御システム9A〜9Cは各発電所毎の出力増減指令を受けて、自己の発電所内の複数の発電機毎に重み付けを行って各発電機の出力を制御し、それぞれ設定された電力量目標値となるよう出力電力量を一定制御する。
このようなシステム構成でも、前記[0015]に述べたと同様の効果を奏する。
【0019】
実施の形態9.
前記した実施の形態6が各発電所8A〜8Cの補正負荷分担が重み付けによってなされたものに加えて、各発電所8A〜8C内に設けられた複数の発電機に、負荷分担を均等に行うものである。
このようなシステム構成でも、前記[0015]に述べたと同様の効果を奏する。
【0020】
実施の形態10.
前記した実施の形態9が各発電機に補正負荷の分担を均等に行うものであったのに対し、この実施の形態10では各発電機毎に重み付けをして負荷分担を行うものである。
このようなシステム構成でも、前記[0015]に述べたと同様の効果を奏する。
【0021】
実施の形態11.
図5は、この実施の形態11による複数の発電所を含むエリア内で負荷を含む場合の制御システム100Cのブロック図である。
図5において、負荷10は前記エリア内で系統に接続する連系点6に到るまでの間に存在するものを示す。前記負荷の出力するアナログ信号を振り分け演算部4が取り込み、補正負荷ΔWを含めて複数の発電所8A〜8Cの負荷分担量を演算し、各発電所の制御システム9A〜9Cに出力部3を介して指令するものである。
このような構成のシステム100Cでは、エリア内に電力を消費する負荷が含まれている場合にも、連系点6における電力量一定制御が可能となり、規約の順守と、系統の安定を図ることができるという効果を奏する。
【0022】
【発明の効果】
この発明は以上述べたように、複数の発電機の発電出力を系統に接続する連系点の電力量を一定に制御する電力量一定制御システムの構成であるので、以下のような効果がある。
データ部と演算部と振り分け演算部と出力部とを備え、
データ部は連系点における負荷パターンを格納するものであり、演算部は前記データ部の負荷パターンおよび前記連系点の電力量をもとに複数の発電機への出力指令を演算するものであり、振り分け演算部は前記演算部からの指令を受けて複数の発電機へ補正すべき負荷の各分担量を演算するものであり、出力部は振り分け演算部の演算結果を複数の発電機に出力するものであるので、系統への連系点における補正電力量つまり不足分電力量または超過分電力量を、複数の発電機が負担して出力補正を行うので、片寄った発電機負荷とならず、無理なく補正を行うことができ、その結果連系点での電力量一定制御が確実に行うことができ、電力供給、需要側との規約が順守できるとともに、系統安定性が保たれるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による電力量一定制御システムのブロック図である。
【図2】系統との連系点における一般的な電力量の推移を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態2による電力量一定制御システムのブロック図である。
【図4】この発明の実施の形態3〜実施の形態10による電力量一定制御システムのブロック図である。
【図5】この発明の実施の形態11による電力量一定制御システムのブロック図である。
【符号の説明】
1 データ部、2 演算部、3 出力部、4 振り分け演算部、
5A,5B,5C 発電機、6 連系点、8A,8B,8C 発電所、
9A,9B,9C 制御システム、10 負荷、
100,100A,100B,100C 電力量一定制御システム、
X,Y,Z 重み。
Claims (14)
- 複数の発電機の発電出力を系統に接続する連系点での電力量を一定に制御する電力量一定制御システムであって、データ部と演算部と振り分け演算部と出力部とを備え、
前記データ部は前記連系点における負荷パターンを格納するものであり、前記演算部は前記データ部の負荷パターンおよび前記連系点の電力量をもとに前記複数の発電機への出力指令を演算するものであり、前記振り分け演算部は前記演算部からの指令を受けて前記複数の発電機へ補正すべき負荷の各分担量を演算するものであり、前記出力部は前記振り分け演算部の演算結果を前記複数の発電機に出力するものであることを特徴とする電力量一定制御システム。 - 前記振り分け演算部は、前記演算部からの指令を受けて前記複数の発電機へ補正すべき負荷の各分担量を、前記複数の発電機に均等割になるよう演算するものであることを特徴とする請求項1に記載の電力量一定制御システム。
- 前記振り分け演算部は、前記演算部からの指令を受けて前記複数の発電機へ補正すべき負荷の各分担量を、前記複数の発電機毎にそれぞれ重みをつけて演算するものであることを特徴とする請求項1に記載の電力量一定制御システム。
- 複数の発電所の発電出力を系統に接続する連系点での電力量を一定に制御する電力量一定制御システムであって、データ部と演算部と振り分け演算部と出力部とを備え、
前記データ部は前記連系点における負荷パターンを格納するものであり、前記演算部は前記データ部の負荷パターンおよび前記連系点の電力量をもとに前記複数の発電機への出力指令を演算するものであり、前記振り分け演算部は前記演算部からの指令を受けて前記複数の発電所へ補正すべき負荷の各分担量を演算するものであり、前記出力部は前記振り分け演算部の演算結果を前記複数の発電所に出力するものであることを特徴とする電力量一定制御システム。 - 前記振り分け演算部は、前記演算部からの指令を受けて前記複数の発電所へ補正すべき負荷の各分担量を、前記複数の発電所に均等割になるよう演算するものであることを特徴とする請求項4に記載の電力量一定制御システム。
- 前記振り分け演算部は、前記演算部からの指令を受けて前記複数の発電所へ補正すべき負荷の各分担量を、前記複数の発電所毎にそれぞれ重みをつけて演算するものであることを特徴とする請求項4に記載の電力量一定制御システム。
- 発電所毎に複数の発電機を備え、前記発電所に個別の制御システムを設けた複数の発電所の発電出力を、系統に接続する連系点での電力量を一定に制御する電力量一定制御システムであって、データ部と演算部と振り分け演算部と出力部とを備え、前記データ部は前記連系点における負荷パターンを格納するものであり、前記演算部は前記データ部の負荷パターンおよび前記連系点の電力量をもとに前記複数の発電機への出力指令を演算するものであり、前記振り分け演算部は前記演算部からの指令を受けて前記複数の発電所へ補正すべき負荷の各分担量を演算するものであり、前記出力部は前記振り分け演算部の演算結果を前記複数の発電所個別の制御システムに出力するものであることを特徴とする電力量一定制御システム。
- 前記振り分け演算部は、前記演算部からの指令を受けて前記複数の発電所へ補正すべき負荷の各分担量を、前記複数の発電所に均等割になるよう演算するものであることを特徴とする請求項7に記載の電力量一定制御システム。
- 前記振り分け演算部は、前記演算部からの指令を受けて前記複数の発電所へ補正すべき負荷の各分担量を、前記複数の発電所毎にそれぞれ重みをつけて演算するものであることを特徴とする請求項7に記載の電力量一定制御システム。
- 前記振り分け演算部は、前記演算部からの指令を受けて前記複数の発電所へ補正すべき負荷の各分担量を、前記複数の発電所に均等割になるよう演算し、その演算結果を受けた前記出力部は前記複数の発電所個別の制御システムに出力し、前記個別制御システムは、前記複数の発電機に均等割になるよう補正すべき負荷分担量を指令するものであることを特徴とする請求項7に記載の電力量一定制御システム。
- 前記振り分け演算部は、前記演算部からの指令を受けて前記複数の発電所へ補正すべき負荷の各分担量を、前記複数の発電所に均等割になるよう演算し、その演算結果を受けた前記出力部は前記複数の発電所個別の制御システムに出力し、前記個別制御システムは、前記複数の発電機毎にそれぞれ重みをつけて補正すべき負荷分担量を指令するものであることを特徴とする請求項7に記載の電力量一定制御システム。
- 前記振り分け演算部は、前記演算部からの指令を受けて前記複数の発電所へ補正すべき負荷の各分担量を、前記複数の発電所毎にそれぞれ重みをつけて演算し、その演算結果を受けた前記出力部は前記複数の発電所個別の制御システムに出力し、前記個別制御システムは、前記複数の発電機に均等割になるよう補正すべき負荷の各分担量を指令するものであることを特徴とする請求項7に記載の電力量一定制御システム。
- 前記振り分け演算部は、前記演算部からの指令を受けて前記複数の発電所へ補正すべき負荷の各分担量を、前記複数の発電所毎にそれぞれ重みをつけて演算し、その演算結果を受けた前記出力部は前記複数の発電所個別の制御システムに出力し、前記個別制御システムは、前記複数の発電機毎にそれぞれ重みをつけて、補正すべき負荷の各分担量を指令するものであることを特徴とする請求項7に記載の電力量一定制御システム。
- 前記複数の発電所を含むエリア内で、前記系統に接続する連系点に到るまでの間に、エリア内負荷を有し、前記エリア内負荷の信号が前記振り分け演算部に入力されるとともに、前記振り分け演算部は前記エリア内負荷を含めて前記複数の発電所へ補正すべき負荷の各分担量を演算することを特徴とする請求項4または請求項7に記載の電力量一定制御システム。
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JP2002358818A JP2004194415A (ja) | 2002-12-11 | 2002-12-11 | 電力量一定制御システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017135859A (ja) * | 2016-01-27 | 2017-08-03 | 京セラ株式会社 | 発電システム、発電制御方法及び発電装置 |
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- 2002-12-11 JP JP2002358818A patent/JP2004194415A/ja active Pending
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