JP2004191777A - 貼着用ラベルシート - Google Patents
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Abstract
【課題】保管中や高温トナー定着の複写機やレーザプリンター等で使用したとき、シートのカール、波打ち、ラベルのへたり等を防止できるようにした貼着用ラベルシートを提供する。
また、シートが往復動して反転する高温トナー定着の複写機やレーザプリンター等で使用したとき、貼着ラベルが剥離しないようにした貼着用ラベルシートを提供する。
【解決手段】表面に静電防止剤と微粒粉21を含有するマット剤層20を形成し、裏面に粘着剤層30を形成したポリエステル系フィルム製ラベル10と、表面にクレー層50をコーティングし、その上にシリコーン剥離剤層60を形成し、裏面にクレー層70をコーティングした剥離紙40とからなるもの。
【選択図】 図1
また、シートが往復動して反転する高温トナー定着の複写機やレーザプリンター等で使用したとき、貼着ラベルが剥離しないようにした貼着用ラベルシートを提供する。
【解決手段】表面に静電防止剤と微粒粉21を含有するマット剤層20を形成し、裏面に粘着剤層30を形成したポリエステル系フィルム製ラベル10と、表面にクレー層50をコーティングし、その上にシリコーン剥離剤層60を形成し、裏面にクレー層70をコーティングした剥離紙40とからなるもの。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、裏面に粘着剤を塗布したラベルと、粘着剤剥離紙を重合した貼着用ラベルシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の貼着用ラベルシートには、裏面に粘着剤層を形成したポリエステル系フィルム製ラベル又は紙製ラベルと、表面にポリエチレン等の熱可塑性樹脂をラミネート又はコーティングして、その上にシリコーン剥離剤層を形成した剥離紙とを重合したシートがあったが、レーザプリンターなどで使用すると、トナの定着温度が150〜200℃と高いため、シリコーン剥離剤にアンダコートしたポリエチレン等の熱可塑性フィルムが熱変形し、シートがカールしたり、波打ったり、ラベルが剥離紙側にへたる欠点があるほか、小型レーザプリンター等ではシートがプリンター内で往復動して反転するため、シートのラベルが剥離紙から剥離する欠点があった。
そこで、本発明者は、剥離紙表面のシリコーン剥離剤のアンダコート物質を熱可塑性樹脂から耐熱性クレーに変えると共に、剥離紙裏面に耐熱性クレーをコーティングすれば、シート保管中やコピー後のシートのカールや波打ち、またはラベルのへたりが防止でき、また、シート全体の厚みをある程度制限すれば、高温トナ定着の複写機やレーザプリンター等でシートが往復動して反転しても、ラベルが剥離するのを防止できることを見出し、本発明を完成した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、保管中や高温トナー定着の複写機やレーザプリンター等で使用したとき、シートのカール、波打ち、ラベルのへたりなどを防止できるようにした貼着用ラベルシートを提供するものである。
また、本発明は、シートが往復動して反転する高温トナー定着の複写機やレーザプリンター等で使用したとき、貼着ラベルが剥離しないようにした貼着用ラベルシートを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明貼着用ラベルシートは、上記課題を達成するため、図示するように、表面に静電防止剤と微粒粉21を含有するマット剤層20を形成し、裏面に粘着剤層30を形成したポリエステル系フィルム製ラベル10と、表面にクレー層50をコーティングし、その上にシリコーン剥離剤層60を形成し、裏面にクレー層70をコーティングした剥離紙40とからなるものである。
また、本発明貼着用ラベルシートは、上記課題を達成するため、図示するように、裏面に粘着剤層30Bを形成した紙製ラベル10Bと、表面にクレー層50Bをコーティングし、その上にシリコーン剥離剤層60Bを形成し、裏面にクレー層70Bをコーティングした剥離紙40Bとからなるものである。
本発明において、クレーは、カオリナイト・ハロサイト等のカオリン鉱物を主成分とするカオリン、ろう石、蛙目粘土やタルクを主成分とする滑石、パイロフイライトを主成分とするろう石などから精製され、耐熱性が大きい。
クレーは、剥離紙の両面にコーティングされるが、その厚みは通常、それぞれ5ミクロン乃至15ミクロンが好ましい。厚み5ミクロン以下では、剥離紙の腰が弱くなり、ラベルが切目から剥離紙側に折れてへたりやすく、複写機又はレーザプリンター等をシートが通過しにくくなる。また、厚み15ミクロン以上では、シートが往復動して反転するのが困難になる。
また、本発明において、ポリエステル系フィルムは、通常、厚み38ミクロン乃至75ミクロンまでのものが使用される。
ラベル紙は、通常、米坪64g/m2 〜104.7g/m2 の上質紙、コート紙などが使用される。
剥離紙は、通常、米坪81.4g/m2 〜127.9g/m2 の上質紙が使用される。
マット剤は、シリカ、合成樹脂等の微粒粉が含まれる公知のものである
シリコーン剥離剤層は、通常、3ミクロン乃至5ミクロンの厚みに塗布される。
シート全体の厚みは、シートが反転して往復動する150℃以上の高温トナー定着の高速複写機やレーザプリンター等に使用しても、ラベルが剥離紙から剥離する恐れがない、250ミクロン以下が好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態1】
本発明の実施の形態1が図1に示されている。
本発明の貼着用ラベルシートは、ポリエステル系ラベル10と剥離紙40とからなっている。
ポリエステル系ラベル10は、表面に静電気防止剤(図示しない)と、平均粒度0.4ミクロン以下のシリカ微粒粉21とを含有する厚み7ミクロンのマット剤層20を形成し、裏面に厚み21ミクロンのアクリル樹脂系の粘着剤層30を形成した厚み50ミクロンのポリエステル系フィルムで、全体は厚み78ミクロン、重さ65g/m2 である。
剥離紙40は、表面に厚み10ミクロンのクレーのコーティング層50を塗布し、その上に厚み5ミクロンのシリコーン剥離剤のコーティング層60を塗布し、裏面に厚み10ミクロンのクレーのコーティング層を塗布した厚み約76ミクロンの上質紙40で、全体は厚み101ミクロン、重さ95g/m2 である。
本発明の貼着用ラベルシートは、ラベル10と剥離紙40とを合わせた厚み179ミクロンで、剥離紙40は、ラベル10より30g/m2 重く形成されている。
従って、剥離紙40には両面にクレーがコーティングされているので、保管中、カールや波打ちは生じにくく、また、シート全体の厚みが179ミクロンで、シートが反転して往復動する高速高温の複写機やレーザプリンター等で使用しても、ラベル10の剥離はなく、また、剥離紙40には熱可塑性物質が使用されていないので、トナーが高温定着されてもカールや波打ち現象は生じない。更に、剥離紙40は、両面にクレー層50、70を設けると共に、粘着剤30付きのラベル10より重く形成されているので、トナーの高温定着の際、ラベル10が剥離紙40側にへたり込む現象が生じない。
さらに、剥離紙裏面に静電気防止剤が塗布されていないが、複写機又は印刷機を高速走行させても、各シートは重送されることがない。
【0006】
【発明の実施の形態2】
本発明の実施の形態2が図2に示されている。
本発明の貼着用ラベルシートは、ラベル紙10Bと剥離紙40Bとからなっている。
ラベル紙10Bは、裏面に厚み21ミクロンのアクリル樹脂系の粘着剤層30Bを形成した厚み約50ミクロンの上質紙で、全体は厚み71ミクロン、重さ60g/m2 である。
剥離紙40Bは、表面に厚み10ミクロンのクレーのコーティング層50Bを塗布し、その上に厚み3ミクロンのシリコーン剥離剤のコーティング層60Bを塗布し、裏面に厚み10ミクロンのクレー層70Bをコーティングした厚み約76ミクロンの上質紙40Bで、全体は厚み99ミクロン、重さ95g/m2 である。
本発明の貼着用ラベルシートは、ラベル10Bと剥離紙40Bとを合わせた厚み170ミクロンで、剥離紙40Bは、ラベル10Bより35g/m2 重く形成されている。
従って、剥離紙40Bの両面にクレーがコーティングされているので、保管中、カールや波打ちは生じにくく、また、シート全体の厚みが170ミクロンで、シートが反転して往復動する高速高温の複写機やレーザプリンター等で使用しても、ラベル10Bの剥離はなく、また、剥離紙40Bには熱可塑性物質が使用されていないので、トナーが高温定着されてもカールや波打ち現象は生じない。更に、剥離紙40Bは、両面にクレー層50B、70Bが塗布されると共に、粘着剤30B付きのラベル10Bより重く形成されているので、トナーの高温定着の際、ラベル10Bが剥離紙40B側にへたり込む現象が生じない。
さらに、剥離紙裏面に静電気防止剤が塗布されていないが、複写機又は印刷機を高速走行させても、各シートは重送されることがない。
【0007】
【発明の効果】
本発明によれば、保管中や高速高温定着の複写機やレーザプリンター等で使用したときシートのカール、波打ち、ラベルのへたりや剥離等が生ずることがない。また、反転式複写機やプリンタで使用してもラベルが剥離紙から剥離することがない。
さらに、複写機や印刷機の走行面となる剥離紙裏面に静電気防止剤を塗布されていなくても、高速走行時に重送されることがない。
加うるに、シートの製造が従来より安価かつ簡単にできるので、多量に消費される粘着剤付きラベルに対応した本発明の実用的価値は極めて大きい。
なお、本発明シートの剥離紙は無公害の上、再生可能に処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す拡大断面説明図である。
【図2】本発明の別の実施の形態を示す拡大断面説明図である。
【符号の説明】
10、10B ラベル
20 マット剤層
21 微粒粉
30、30B 粘着剤層
40、40B 剥離紙
50、50B クレー層
60、60B シリコーン剥離剤層
70、70B クレー層
【発明の属する技術分野】
本発明は、裏面に粘着剤を塗布したラベルと、粘着剤剥離紙を重合した貼着用ラベルシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の貼着用ラベルシートには、裏面に粘着剤層を形成したポリエステル系フィルム製ラベル又は紙製ラベルと、表面にポリエチレン等の熱可塑性樹脂をラミネート又はコーティングして、その上にシリコーン剥離剤層を形成した剥離紙とを重合したシートがあったが、レーザプリンターなどで使用すると、トナの定着温度が150〜200℃と高いため、シリコーン剥離剤にアンダコートしたポリエチレン等の熱可塑性フィルムが熱変形し、シートがカールしたり、波打ったり、ラベルが剥離紙側にへたる欠点があるほか、小型レーザプリンター等ではシートがプリンター内で往復動して反転するため、シートのラベルが剥離紙から剥離する欠点があった。
そこで、本発明者は、剥離紙表面のシリコーン剥離剤のアンダコート物質を熱可塑性樹脂から耐熱性クレーに変えると共に、剥離紙裏面に耐熱性クレーをコーティングすれば、シート保管中やコピー後のシートのカールや波打ち、またはラベルのへたりが防止でき、また、シート全体の厚みをある程度制限すれば、高温トナ定着の複写機やレーザプリンター等でシートが往復動して反転しても、ラベルが剥離するのを防止できることを見出し、本発明を完成した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、保管中や高温トナー定着の複写機やレーザプリンター等で使用したとき、シートのカール、波打ち、ラベルのへたりなどを防止できるようにした貼着用ラベルシートを提供するものである。
また、本発明は、シートが往復動して反転する高温トナー定着の複写機やレーザプリンター等で使用したとき、貼着ラベルが剥離しないようにした貼着用ラベルシートを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明貼着用ラベルシートは、上記課題を達成するため、図示するように、表面に静電防止剤と微粒粉21を含有するマット剤層20を形成し、裏面に粘着剤層30を形成したポリエステル系フィルム製ラベル10と、表面にクレー層50をコーティングし、その上にシリコーン剥離剤層60を形成し、裏面にクレー層70をコーティングした剥離紙40とからなるものである。
また、本発明貼着用ラベルシートは、上記課題を達成するため、図示するように、裏面に粘着剤層30Bを形成した紙製ラベル10Bと、表面にクレー層50Bをコーティングし、その上にシリコーン剥離剤層60Bを形成し、裏面にクレー層70Bをコーティングした剥離紙40Bとからなるものである。
本発明において、クレーは、カオリナイト・ハロサイト等のカオリン鉱物を主成分とするカオリン、ろう石、蛙目粘土やタルクを主成分とする滑石、パイロフイライトを主成分とするろう石などから精製され、耐熱性が大きい。
クレーは、剥離紙の両面にコーティングされるが、その厚みは通常、それぞれ5ミクロン乃至15ミクロンが好ましい。厚み5ミクロン以下では、剥離紙の腰が弱くなり、ラベルが切目から剥離紙側に折れてへたりやすく、複写機又はレーザプリンター等をシートが通過しにくくなる。また、厚み15ミクロン以上では、シートが往復動して反転するのが困難になる。
また、本発明において、ポリエステル系フィルムは、通常、厚み38ミクロン乃至75ミクロンまでのものが使用される。
ラベル紙は、通常、米坪64g/m2 〜104.7g/m2 の上質紙、コート紙などが使用される。
剥離紙は、通常、米坪81.4g/m2 〜127.9g/m2 の上質紙が使用される。
マット剤は、シリカ、合成樹脂等の微粒粉が含まれる公知のものである
シリコーン剥離剤層は、通常、3ミクロン乃至5ミクロンの厚みに塗布される。
シート全体の厚みは、シートが反転して往復動する150℃以上の高温トナー定着の高速複写機やレーザプリンター等に使用しても、ラベルが剥離紙から剥離する恐れがない、250ミクロン以下が好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態1】
本発明の実施の形態1が図1に示されている。
本発明の貼着用ラベルシートは、ポリエステル系ラベル10と剥離紙40とからなっている。
ポリエステル系ラベル10は、表面に静電気防止剤(図示しない)と、平均粒度0.4ミクロン以下のシリカ微粒粉21とを含有する厚み7ミクロンのマット剤層20を形成し、裏面に厚み21ミクロンのアクリル樹脂系の粘着剤層30を形成した厚み50ミクロンのポリエステル系フィルムで、全体は厚み78ミクロン、重さ65g/m2 である。
剥離紙40は、表面に厚み10ミクロンのクレーのコーティング層50を塗布し、その上に厚み5ミクロンのシリコーン剥離剤のコーティング層60を塗布し、裏面に厚み10ミクロンのクレーのコーティング層を塗布した厚み約76ミクロンの上質紙40で、全体は厚み101ミクロン、重さ95g/m2 である。
本発明の貼着用ラベルシートは、ラベル10と剥離紙40とを合わせた厚み179ミクロンで、剥離紙40は、ラベル10より30g/m2 重く形成されている。
従って、剥離紙40には両面にクレーがコーティングされているので、保管中、カールや波打ちは生じにくく、また、シート全体の厚みが179ミクロンで、シートが反転して往復動する高速高温の複写機やレーザプリンター等で使用しても、ラベル10の剥離はなく、また、剥離紙40には熱可塑性物質が使用されていないので、トナーが高温定着されてもカールや波打ち現象は生じない。更に、剥離紙40は、両面にクレー層50、70を設けると共に、粘着剤30付きのラベル10より重く形成されているので、トナーの高温定着の際、ラベル10が剥離紙40側にへたり込む現象が生じない。
さらに、剥離紙裏面に静電気防止剤が塗布されていないが、複写機又は印刷機を高速走行させても、各シートは重送されることがない。
【0006】
【発明の実施の形態2】
本発明の実施の形態2が図2に示されている。
本発明の貼着用ラベルシートは、ラベル紙10Bと剥離紙40Bとからなっている。
ラベル紙10Bは、裏面に厚み21ミクロンのアクリル樹脂系の粘着剤層30Bを形成した厚み約50ミクロンの上質紙で、全体は厚み71ミクロン、重さ60g/m2 である。
剥離紙40Bは、表面に厚み10ミクロンのクレーのコーティング層50Bを塗布し、その上に厚み3ミクロンのシリコーン剥離剤のコーティング層60Bを塗布し、裏面に厚み10ミクロンのクレー層70Bをコーティングした厚み約76ミクロンの上質紙40Bで、全体は厚み99ミクロン、重さ95g/m2 である。
本発明の貼着用ラベルシートは、ラベル10Bと剥離紙40Bとを合わせた厚み170ミクロンで、剥離紙40Bは、ラベル10Bより35g/m2 重く形成されている。
従って、剥離紙40Bの両面にクレーがコーティングされているので、保管中、カールや波打ちは生じにくく、また、シート全体の厚みが170ミクロンで、シートが反転して往復動する高速高温の複写機やレーザプリンター等で使用しても、ラベル10Bの剥離はなく、また、剥離紙40Bには熱可塑性物質が使用されていないので、トナーが高温定着されてもカールや波打ち現象は生じない。更に、剥離紙40Bは、両面にクレー層50B、70Bが塗布されると共に、粘着剤30B付きのラベル10Bより重く形成されているので、トナーの高温定着の際、ラベル10Bが剥離紙40B側にへたり込む現象が生じない。
さらに、剥離紙裏面に静電気防止剤が塗布されていないが、複写機又は印刷機を高速走行させても、各シートは重送されることがない。
【0007】
【発明の効果】
本発明によれば、保管中や高速高温定着の複写機やレーザプリンター等で使用したときシートのカール、波打ち、ラベルのへたりや剥離等が生ずることがない。また、反転式複写機やプリンタで使用してもラベルが剥離紙から剥離することがない。
さらに、複写機や印刷機の走行面となる剥離紙裏面に静電気防止剤を塗布されていなくても、高速走行時に重送されることがない。
加うるに、シートの製造が従来より安価かつ簡単にできるので、多量に消費される粘着剤付きラベルに対応した本発明の実用的価値は極めて大きい。
なお、本発明シートの剥離紙は無公害の上、再生可能に処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す拡大断面説明図である。
【図2】本発明の別の実施の形態を示す拡大断面説明図である。
【符号の説明】
10、10B ラベル
20 マット剤層
21 微粒粉
30、30B 粘着剤層
40、40B 剥離紙
50、50B クレー層
60、60B シリコーン剥離剤層
70、70B クレー層
Claims (2)
- 表面に静電防止剤と微粒粉21を含有するマット剤層20を形成し、裏面に粘着剤層30を形成したポリエステル系フィルム製ラベル10と、表面にクレー層50をコーティングし、その上にシリコーン剥離剤層60を形成し、裏面にクレー層70をコーティングした剥離紙40とからなることを特徴とする貼着用ラベルシート。
- 裏面に粘着剤層30Bを形成した紙製ラベル10Bと、表面にクレー層50Bをコーティングし、その上にシリコーン剥離剤層60Bを形成し、裏面にクレー層70Bをコーティングした剥離紙40Bとからなることを特徴とする貼着用ラベルシート。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002361273A JP2004191777A (ja) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | 貼着用ラベルシート |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002361273A JP2004191777A (ja) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | 貼着用ラベルシート |
Publications (1)
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JP2004191777A true JP2004191777A (ja) | 2004-07-08 |
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JP2002361273A Pending JP2004191777A (ja) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | 貼着用ラベルシート |
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JP (1) | JP2004191777A (ja) |
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2002
- 2002-12-12 JP JP2002361273A patent/JP2004191777A/ja active Pending
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2003
- 2003-11-10 US US10/705,630 patent/US20040131817A1/en not_active Abandoned
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