JP2004189944A - 樹脂状汚れ除去用洗浄剤、及び洗浄方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の樹脂状汚れ除去用洗浄剤は、グリコールジアルキルエーテル類5〜70質量%と、グリコールモノアルキルエーテル類0.5〜40質量%と、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、エタノールアミン類から選ばれる一種以上のアルカリ化合物0.01〜30質量%と、アニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤から選ばれる一種以上の界面活性剤0.001〜10質量%と、水10〜80質量%とを必須成分として含有する。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は樹脂状汚れ除去用洗浄剤に関し、より詳しくはプラスチックレンズ製造時に使用される成型用ガラス型や、治具類、またはプラスチックレンズ自体に付着したレンズ材料樹脂類、接着剤などを除去するのに好適な樹脂状汚れ除去用洗浄剤、およびその洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラスチックレンズは、一般に、成型用ガラス型(以下、ガラスモールドという)にモノマー等のレンズ材料を注入し、注型重合法によりガラスモールド内で重合後、ガラスモールドから離型して得られる。
レンズ材料の主剤としては、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂、チオウレタン系樹脂、チオエポキシ系樹脂等が用いられる。
【0003】
一方、ガラスモールドは、レンズという精密部品の製造に用いられることから、高い表面精度が要求される特殊なものであり、大変高価なため繰り返し使用される。離型後のガラスモールド表面には、レンズ材料の未反応モノマーや硬化した樹脂が残存しており、繰り返し使用するためには、これらを完全に洗浄除去する必要がある。ここで、ガラスモールド表面を浸食することなく、樹脂汚れを完全に除去できなければ、表面がスムーズな良質のプラスチックレンズを得られなくなるといった問題が発生する。
【0004】
そこで、使用後のガラスモールドを洗浄するための洗浄剤として、塩化メチレンを主剤とした洗浄剤が以前より用いられてきた(例えば、特許文献1参照。)。しかし、塩化メチレン等のハロゲン系洗浄剤は人体への毒性や地球環境への悪影響という問題を有している。
【0005】
塩化メチレンを含まない洗浄剤として、ジメチルスルホキシドを主剤とした洗浄剤(例えば、特許文献2参照。)、水溶性アミド溶剤を主剤とした洗浄剤(例えば、特許文献3参照。)、芳香族化合物を主剤とした洗浄剤(例えば、特許文献4参照。)等が提案されている。しかし、これらの洗浄剤では、耐薬品性に大変優れたレンズ材料樹脂類などの樹脂状汚れを完全に除去することができず、予備洗浄や拭き取り等の手作業を要するなど、洗浄工程が煩雑化する傾向が生じてきている。
また、グリコールジエーテル類を主剤とした洗浄剤も提案されている(例えば、特許文献5参照。)。しかし、洗浄性は他の洗浄剤に比べ若干向上はしたものの、ガラスモールドに付着した樹脂状汚れを完全に除去する能力は不十分と言わざるを得ない。
【0006】
【特許文献1】
特開昭58−119828号公報
【特許文献2】
特開平5−278041号公報
【特許文献3】
特開平9−3486号公報
【特許文献4】
特開平10−195492号公報
【特許文献5】
特開平8−224740号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来用いられている洗浄剤は、人体への毒性や地球環境への悪影響、洗浄性不良等の問題点を有している。従って、人体や地球環境への悪影響が無く、洗浄性も良好で、且つガラスモールドへのダメージのない洗浄剤の開発が望まれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、グリコールジアルキルエーテル類、グリコールモノアルキルエーテル類、アルカリ化合物、界面活性剤、水を必須成分として特定の比率で含有する洗浄剤によれば、従来みられたような問題が無く、樹脂状汚れの洗浄性に非常に優れていることを見出し、本発明に到達した。
【0009】
本発明の樹脂状汚れ除去用洗浄剤は、(a)一般式(1)で示されるグリコールジアルキルエーテル類5〜70質量%と、
R1O−(R2−O)m−R3・・・(1)
(式中、R1、R3は炭素原子数1〜2のアルキル基を示し、炭素原子数が同一でも異なっても良い。R2は炭素原子数2〜3のアルキレン基を示す。mは1〜3の整数を示す。)
(b)一般式(2)で示されるグリコールモノアルキルエーテル類0.5〜40質量%と、
R4O−(R5−O)n−H・・・(2)
(式中、R4は炭素数2〜6のアルキル基を示し、R5は炭素数2〜3のアルキレン基を示す。nは2〜3の整数を示す。)
(c)水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、エタノールアミン類から選ばれる一種以上のアルカリ化合物0.01〜30質量%と、(d)アニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤から選ばれる一種以上の界面活性剤0.001〜10質量%と、(e)水10〜80質量%とを必須成分として含有することを特徴とする。
なお、本明細書において「樹脂状汚れ」とは、未反応モノマーや硬化した樹脂、及びこれらの混合物を意味する。
更に、ジメチルスルホキシド0.5〜40質量%を含有することが好ましい。
また、本発明の樹脂状汚れ除去用洗浄剤は、加温することにより二層に分離する。
また、上記グリコールジアルキルエーテル類が、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、トリエチレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、トリプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、トリプロピレングリコールジエチルエーテルの群から選択される一種以上であることが好ましい。
また、プラスチックレンズ製造時に使用される成型用ガラス型、治具、またはプラスチックレンズ自体に付着したレンズ材料樹脂類、接着剤の除去に用いられることが好ましい。
【0010】
本発明の洗浄方法は、樹脂状汚れが付着した被洗浄物に、上記樹脂状汚れ除去用洗浄剤を接触させることを特徴とする。
また、上記被洗浄物がプラスチックレンズ製造時に使用される成型用ガラス型、治具、またはプラスチックレンズ自体であることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の樹脂状汚れ除去用洗浄剤(以下、洗浄剤と略す)に用いられるグリコールジアルキルエーテル類としては、モノエチレングリコールジアルキルエーテル、ジエチレングリコールジアルキルエーテル、トリエチレングリコールジアルキルエーテル、モノプロピレングリコールジアルキルエーテル、ジプロピレングリコールジアルキルエーテル、トリプロピレングリコールジアルキルエーテル(アルキル基としてはメチル基、エチル基)が挙げられる。これらの中で、ジエチレングリコールジアルキルエーテル、トリエチレングリコールジアルキルエーテル、ジプロピレングリコールジアルキルエーテル、トリプロピレングリコールジアルキルエーテル(アルキル基としてはメチル基、エチル基)が好ましい。
【0012】
具体的には、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、トリエチレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、トリプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、トリプロピレングリコールジエチルエーテルが樹脂状汚れの膨潤性、溶解性の点でより好ましい。膨潤作用、溶解作用が大きいと、被洗浄物に付着した樹脂状汚れを除去し易くなる。なお、これらのグリコールジアルキルエーテル類は、単独で又は二種類以上を組み合わせて用いられる。
【0013】
グリコールジアルキルエーテル類の含有量としては、5〜70質量%、好ましくは10〜60質量%、特に好ましくは20〜60質量%である。5質量%未満では、樹脂状汚れの洗浄性が劣り、また70質量%を越えると引火性の問題や、アルカリ化合物の溶解性に問題が生じる傾向にある。
【0014】
本発明に用いられるグリコールモノアルキルエーテル類としては、ジエチレングリコールモノアルキルエーテル、トリエチレングリコールモノアルキルエーテル、ジプロピレングリコールモノアルキルエーテル、トリプロピレングリコールモノアルキルエーテル(アルキル基としてはエチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基)が挙げられる。これらの中で、ジエチレングリコールモノアルキルエーテル、ジプロピレングリコールモノアルキルエーテル(アルキル基としてはエチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基)が好ましい。
【0015】
具体的には、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノヘキシルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノヘキシルエーテルが樹脂状汚れの膨潤性、溶解性の点でより好ましい。膨潤作用、溶解作用が大きいと、被洗浄物に付着した樹脂状汚れを除去し易くなる。なお、これらのグリコールモノアルキルエーテル類は、単独で又は二種類以上を組み合わせて用いられる。
【0016】
グリコールモノアルキルエーテル類の含有量としては、0.5〜40質量%、好ましくは1〜30質量%、特に好ましくは2〜30質量%である。0.5質量%未満、または40質量%を越えると、樹脂状汚れの洗浄性が劣る等の問題が生じる傾向にある。
【0017】
本発明の洗浄剤は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、エタノールアミン類から選ばれるアルカリ化合物を含有することが特徴の一つである。アルカリ化合物を添加することで、樹脂状汚れの膨潤、溶解作用を大幅に増大させ被洗浄物からの除去性が向上する。
上記エタノールアミン類としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンが好ましい。また、アルカリ化合物として特に好ましいのは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムである。
【0018】
アルカリ化合物の含有量としては、0.01〜30質量%、好ましくは0.1〜25質量%、より好ましくは0.1〜20質量%である。0.01質量%未満では樹脂状汚れの洗浄性が劣り、一方、30質量%を越えると、ガラスモールドの表面が浸食される等の問題が生じる傾向にある。
【0019】
界面活性剤としては、アニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤が挙げられ、これらの中でアニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤が樹脂状汚れへの洗浄剤の浸透性向上や、洗浄剤による洗浄後のすすぎ洗浄を効率的に行うことができる。
【0020】
界面活性剤の含有量としては、0.001〜10質量%、好ましくは0.01〜5質量%、特に好ましくは0.05〜4質量%である。0.001質量%未満では洗浄性向上等の効果を充分に得られず、10質量%を越えると界面活性剤の溶解性に問題が生じる傾向にある。
【0021】
本発明に用いられる水は、洗浄剤の不燃性化、アルカリ化合物の溶解等のために必須である。水としては、純水、蒸留水、イオン交換水、市水、井水が挙げられる。水の含有量としては10〜80質量%、好ましくは15〜70質量%、特に好ましくは15〜60質量%である。10質量%未満では不燃性化、洗浄剤有効成分の溶解性に問題が生じ、一方、80質量%を越えると洗浄性が低下する傾向にある。
【0022】
さらに、本発明の洗浄剤にジメチルスルホキシドを添加することで樹脂状汚れの洗浄性を向上できる。ジメチルスルホキシドの含有量としては、0.5〜40質量%、好ましくは1〜30質量%、より好ましくは2〜30質量%である。0.5質量%未満では洗浄性の向上に寄与せず、一方、40質量%を越えるとジメチルスルホキシドの分解による臭気問題が生じ作業環境が悪くなる場合がある。
【0023】
本発明の洗浄剤の調製方法としては、各有効成分が室温で均一に混合溶解される方法であれば特に限定されないが、水にグリコールジアルキルエーテル類、グリコールモノアルキルエーテル類、アルカリ化合物、界面活性剤を順次添加し、攪拌混合させることにより調製することができる。
【0024】
本発明の洗浄剤には、発明の効果を損なわない範囲で必要に応じ、通常、洗浄剤に用いられる公知の成分を添加することができる。例えば、エチレンジアミンテトラ酢酸塩、グルコン酸塩等の金属封止剤、防錆剤、アルコール類、ケトン類、アミド類、エステル類、炭化水素類等の有機溶剤が挙げられる。また、ガラスモールド表面の腐食を抑えるために、公知の添加剤、例えばカルシウム塩類等を添加しても良い。
【0025】
本発明の洗浄剤は、加温することにより二層に分離することも特徴の一つである。これはグリコールジアルキルエーテル類、グリコールモノアルキルエーテル類の曇点により発現する性質で、室温で均一状の本発明の洗浄剤を、特定の温度まで加温することにより洗浄剤は二層に分離する。なお、分離する温度は、各成分の含有量により任意に設定することができる。二層に分離した洗浄剤は、グリコールジアルキルエーテル類、グリコールモノアルキルエーテル類、アルカリ化合物、界面活性剤の濃度が局所的に増大し、その部分が樹脂状汚れに接触することで樹脂の膨潤、溶解、浸透、剥離作用に効果的に寄与する。この効果は、均一状態の洗浄剤を樹脂状汚れに接触させたときよりも大きい。
【0026】
本発明の洗浄剤は、特にプラスチックレンズ製造時に使用される成型用ガラス型、治具類、またはプラスチックレンズ自体に付着したレンズ材料樹脂類、接着剤に対して好適である。レンズ材料樹脂類としては、例えば、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂、チオウレタン系樹脂、チオエポキシ系樹脂等が挙げられる。
【0027】
本発明の樹脂状汚れの洗浄方法としては、樹脂状汚れが付着した被洗浄物を本発明の洗浄剤に接触させる方法であれば特に限定されないが、具体的な洗浄方法として、例えば、樹脂状汚れが付着したガラスモールドを洗浄剤中に浸漬し、揺動洗浄、超音波洗浄、液中噴流洗浄、スプレー洗浄などの方法により洗浄する。なお、洗浄剤の温度、洗浄時間等の洗浄条件は特に限定されるものではなく、被洗浄物の樹脂状汚れの付着具合により適宜選択すればよい。
次いで、純水や市水、界面活性剤含有水等ですすぎ洗浄を行い、熱風乾燥、自然乾燥、溶剤置換等により乾燥させる。
【0028】
【実施例】
以下に本発明方法を実施例により説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0029】
(実施例1〜9、比較例1〜6)
表1(実施例1〜9)及び表2(比較例1〜6)記載の組成の洗浄剤を調製した。この洗浄剤を用いて、下記の洗浄試験を実施した。
【0030】
〈洗浄試験〉
プラスチックレンズ成形に使用し、レンズ材料樹脂(A)〜(C)の付着したガラスモールドを実施例1〜9、及び比較例1〜6記載の洗浄剤に浸漬し、超音波洗浄を4分間実施した。その後、純水(60℃)にて水洗後、熱風乾燥し、レンズ材料樹脂(A)〜(C)の除去状況を顕微鏡及び目視にて観察した。洗浄剤の温度は、比較例3は25℃、それ以外は60℃にて行った。結果を表3に示す。
〈評価基準〉
◎:顕微鏡観察で樹脂が完全に除去できている。
○:目視観察では残渣は確認できないが、顕微鏡観察で僅かに残渣有り。
△:目視観察でも残渣が確認できる。
×:残渣が多い。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
なお、レンズ材料樹脂(A)〜(C)は以下の通りである。
レンズ材料樹脂(A):ジエチレングリコールビスアリルカーボネート系樹脂
レンズ材料樹脂(B):チオウレタン系樹脂
レンズ材料樹脂(C):チオエポキシ系樹脂
【0034】
表3から明らかなように、実施例1〜9で得られた洗浄剤は、ガラスモールドに付着したレンズ材料樹脂(A)〜(C)の何れに対しても、優れた洗浄性を示した。
【0035】
【発明の効果】
本発明の樹脂状汚れ除去用洗浄剤は、人体への毒性や地球環境への悪影響の問題が無く、洗浄性に優れ、被洗浄物へのダメージを与えないものである。
また、本発明の樹脂状汚れの洗浄方法は、本発明の洗浄剤を用いることにより、効率的、且つ安全に樹脂状汚れを完全に除去することができるものである。
Claims (7)
- (a)一般式(1)で示されるグリコールジアルキルエーテル類5〜70質量%と、
R1O−(R2−O)m−R3・・・(1)
(式中、R1、R3は炭素原子数1〜2のアルキル基を示し、炭素原子数が同一でも異なっても良い。R2は炭素原子数2〜3のアルキレン基を示す。mは1〜3の整数を示す。)
(b)一般式(2)で示されるグリコールモノアルキルエーテル類0.5〜40質量%と、
R4O−(R5−O)n−H・・・(2)
(式中、R4は炭素数2〜6のアルキル基を示し、R5は炭素数2〜3のアルキレン基を示す。nは2〜3の整数を示す。)
(c)水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、エタノールアミン類から選ばれる一種以上のアルカリ化合物0.01〜30質量%と、
(d)アニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤から選ばれる一種以上の界面活性剤0.001〜10質量%と、
(e)水10〜80質量%とを必須成分として含有することを特徴とする樹脂状汚れ除去用洗浄剤。 - 更に、ジメチルスルホキシド0.5〜40質量%を含有する請求項1記載の樹脂状汚れ除去用洗浄剤。
- 加温することにより二層に分離する請求項1又は2記載の樹脂状汚れ除去用洗浄剤。
- 前記グリコールジアルキルエーテル類が、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、トリエチレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、トリプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、トリプロピレングリコールジエチルエーテルの群から選択される一種以上である請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂状汚れ除去用洗浄剤。
- プラスチックレンズ製造時に使用される成型用ガラス型、治具、またはプラスチックレンズ自体に付着したレンズ材料樹脂類、又は接着剤の除去用である請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂状汚れ除去用洗浄剤。
- 樹脂状汚れが付着した被洗浄物に、請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂状汚れ除去用洗浄剤を接触させることを特徴とする樹脂状汚れの洗浄方法。
- 被洗浄物がプラスチックレンズ製造時に使用される成型用ガラス型、治具、またはプラスチックレンズ自体である請求項6記載の樹脂状汚れの洗浄方法。
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