JP2004188871A

JP2004188871A - Movable runner bush driving apparatus and its driving method,in runner-less molding apparatus for thermosetting resin, rubber or the like

Info

Publication number: JP2004188871A
Application number: JP2002361188A
Authority: JP
Inventors: Yoshiteru Tanaka; 義照田中; Masaaki Yoshida; 正明吉田
Original assignee: Seiki Corp
Current assignee: Seiki Corp
Priority date: 2002-12-12
Filing date: 2002-12-12
Publication date: 2004-07-08

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To attempt for reducing a cost by simplifying a driving mechanism of a movable runner bush corresponding to a movably constructed runner component and by utilizing an existing another component. <P>SOLUTION: The driving mechanism of a movable runner bush in a runner-less molding apparatus for a thermosetting resin and a rubber or the like utilizes a driving force generated on moving a molding machine and a stability of a spring mechanism compressed through a nozzle 24 by the driving force of the molding machine, as a driving source for moving the movable runner bush 11 in the front and in the rear. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、熱硬化性樹脂およびゴムなどのランナーレス成形装置における可動ランナーブッシュ駆動装置およびその駆動方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
この種の熱硬化性樹脂やゴム等のランナーレス成形装置およびその方法には、成形操作の際スプルーランナー部分を常時、未硬化・未加硫の低温状態に維持管理する必要がある（例えば、特許文献１，特許文献２，特許文献３参照。）。
【０００３】
【特許文献１】
実開昭６３−１４１７１４号公報
【特許文献２】
特開平１１−１２９２８９号公報
【特許文献３】
特開２０００−２８０２９３号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし乍ら、これらの従来例は、キャビティでの成形温度の流動原料を有するランナー部分への熱伝導を極力防止するための構成が複雑であり、しかも十分な効果が期待できないという問題があった。かかる問題に対して、主として成形操作の過程で流動原料を有するランナー部分をキャビティに対して前進、後退させる可動構成として、かつ自ら温調機構を有するか、或いは自らは温調機構を有しないが、金型内のランナー部分が前後動する箇所に温調空間部を形成することにより、成形時のキャビティの高温の成形温度がゲートよりの長い離開状態にあるランナー部分に伝導しないようにし、これによりスプルーランナーの材料ロスを皆無とし、かつ二次加工費、産業廃棄物化の軽減を図り、成形性の向上と地球環境への負荷軽減を奏し得るようにした熱硬化性樹脂およびゴムなどのランナーレス成形装置およびその成形方法について、本出願人は、特願２００２−１６２８７１および特願２００２−３５１１４７の発明を提案した。
【０００５】
この発明は、この先きの発明の内、可動構成のランナー部分に相当する可動ランナーブッシュの駆動手段を簡易にし、既設の他の構成を利用することによってコストの逓減を意図することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
この発明は、下記の構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
【０００７】
（１）未硬化、未加硫の低温度状態に維持した注入用ノズルより供給される流動原料を流通できる移動可能の可動ランナーブッシュをキャビティのゲートと通ずる金型内に前後動自在に配設して加熱処理時、前記可動ランナーブッシュとゲートとの距離を離開して断熱空間部を形成すると共に前記可動ランナーブッシュ内にバルブピンを移動自在に挿通し、流動原料の注出操作に関連して前記バルブピンで前記ゲートを開閉できるようにして成る熱硬化性樹脂およびゴムなどのランナーレス成形装置において、可動ランナーブッシュを前後動させる駆動源に、成形機の移動する駆動力と、この成形機の駆動力によりノズルを介して圧縮されるバネ機構の復元力を利用したことを特徴とする可動ランナーブッシュの駆動装置。
【０００８】
（２）未硬化、未加硫の低温度状態に維持した注入用ノズルより供給される流動原料を流通できる移動可能の可動ランナーブッシュをキャビティのゲートと通ずる金型内に前後動自在に配設して加熱処理時、前記可動ランナーブッシュとゲートとの距離を離開して断熱空間部を形成すると共に前記可動ランナーブッシュ内にバルブピンを移動自在に挿通し、流動原料の注出操作に関連して前記バルブピンで前記ゲートを開閉できるようにして成る熱硬化性樹脂およびゴムなどのランナーレス成形装置において、可動ランナーブッシュを、成形機の前進駆動により前進させ、この成形機の前進を受けてノズルを介して圧縮されるバネ機構の復元力を利用して後退させるようにしたことを特徴とする可動ランナーブッシュの駆動方法。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態を図面と共に説明する。
【００１０】
各図において、１は一方の金型のキャビティプレート２と、詳細に図示しない鎖線で示す他方の金型のコアプレート３との間で形成されるキャビティ、４は前記キャビティプレート２側に開口したゲート、５はこのゲート４を中心にしてキャビティプレート２側に穿った円錐状底部６を有する拡開円孔部、７，８は前記キャビティプレート２に重合固設される断熱板と、第１バックプレートを示し、前記拡開円孔部５と一致して連通され、通孔９，１０が穿ってある。
【００１１】
１１は、前記通孔９，１０に挿通される円筒状の可動ランナーブッシュを示し、通孔９，１０は、金型内に設けた連続した通孔である。この可動ランナーブッシュ１１の先端は、前記円錐状底部６と一致する円錐状頭部１１ａを形成してあり、かつゲート４と一致する吐出口１２を穿つと共に、外周は前記通孔９，１０と離開し、または離開することなく摺動自在に配設されている。１３は、バルブピン１４を縦通させた可動ランナーブッシュ１１のランナー部を示し、このランナー部１３の外周に沿って、中空状の温調空間部１５を形成し、この温調空間部１５内に温調媒体として水，油，空気，不活性ガスなどの好みの流体を供給して可動ランナーブッシュ１１内を流通する熱硬化樹脂や未加硫ゴムなどの流動原料に対して、金型より伝播される高温の熱により硬化する虞れを防ぐと共に、流動原料の温度降下を防いで常に的確な温度状態を保持できるように制御できるように形成してある。
【００１２】
そして、この可動ランナーブッシュ１１の基部は、前記ランナー部１３と連通するランナー部１６を穿ったマニホールド１７に固着され、このマニホールド１７内に配設される前記温調流体の通路（図示せず）と開孔１５ａを介して温調空間部１５と連通させている。
【００１３】
１８はマニホールド１７の中央に固着した駆動杆部を示し、この駆動杆部１８のランナー孔部１９と、マニホールド１７のランナー部１６と連通させると共に、第１バックプレート８上に固着される第一スペーサブロック２０を介して固着される第２バックプレート２１を貫通し、さらに第二スペーサブロック２２を固着した固定側取付板２３を貫通して射出成形機（図示せず）のノズル２４と一体的に接合固着し、ノズル２４の開口端２４ａを駆動杆部１８のランナー孔部１９とを連通できるように構成するものである。
【００１４】
ところで、前記駆動杆部１８のノズル２４の開口端２４ａと、接触する側端には鍔部１８ａを設け、この鍔部１８ａと固定側取付板２３との間にコイルスプリング２５を介装し、環体２９で抱止させてコイルスプリング２５を介して駆動杆部１８をノズル２４の前後動により前後動させることができるようになっている。すなわち、射出成形機が射出操作に入る際、ノズル２４を前進（図示では下方に移動）させてコイルスプリング２５を加圧、圧縮し乍ら射出操作を行い、流動原料をランナー孔部１９よりマニホールド１７のランナー部１６を経て可動ランナーブッシュ１１を前進させ、かつ吐出口１２よりゲート４を経てキャビティ１内に必要量の流動原料を注入できる。なお、駆動杆部１８には、温調孔３０が設けられて、ランナー孔部１９を流通する流動原料を保温制御している。
【００１５】
他方、射出成形機のノズル２４よりの射出操作を終えると、射出成形機のノズル構成部分は後退し、ノズル２４も後退（図示では上方へ移動）すると、圧縮されていたコイルスプリングの復元力が鍔部１８ａに作用し、その作用を受けて駆動杆部１８を原状に帰動（図示では上方に移動）し、したがってマニホールド１７と共に、可動ランナーブッシュ１１も後動し、原状に復帰できるものである。
【００１６】
なお、射出成形に連動して可動ランナーブッシュ１１内に挿通されているバルブピン１４は、図示では固定側取付板２３内に設けたバルブ用摺動機構２６のシリンダー２６ａのピストン２６ｂで前後動するバルブピン作動プレート２７に基端を固着させて可動ランナーブッシュ１１内で前後動し、可動ランナーブッシュ１１の吐出口１２およびゲート４を開閉できるようになっている。
【００１７】
叙上の構成に基づいて、図２（ａ）（ｂ）（ｃ）および（ｄ）を参照にして、この発明の係るランナーレス成形方法の概要と、可動ランナーブッシュの作用すなわち駆動方法について説明する。
【００１８】
予め特定の熱硬化性樹脂またはゴムの原料を未硬化または未加硫、即ち流動原料の状態にしてノズル２４よりマニホールド１７のランナー部１６を経て可動ランナーブッシュ１１のランナー部１３内に滞留させて置き、図２（ａ）の状態に保持して置くもので、バルブピン１４の先端は可動ランナーブッシュ１１の先端の吐出口１２を貫通した状態に保持して置く。
【００１９】
すなわち、可動ランナーブッシュ１１もおよびバルブ用ピストンシリンダー機構２６を不作動に保持して置くもので、鎖線で示す可動側のコアプレート３が後退しており、キャビティ１は開放されて形成されていない状態にして置く。
【００２０】
つぎに、コアプレート３が固定側のキャビティプレート２側に前進して当接し、キャビティ１が形成されると共に、射出成形機が前進しノズル２４が前進し、コイルスプリング２５を圧縮すると共に、駆動杆部１８を押圧し、これに伴いマニホールド１７に固着されている可動ランナーブッシュ１１は金型内を摺動前進し、先端の円錐状頭部１１ａが円錐状底部６に当接し、可動ランナーブッシュ１１の吐出口１２はキャビティ１のゲート４と連通状態とする（図２（ｂ）参照）。
【００２１】
この状態ではバルブピン１４は、ゲート４内に挿入されておらず、「バルブ開」の状態を呈しており、流動原料の注入可能となっている。この状態で原料注出用各種成形機の注出作動力を得て、流動原料は駆動杆部１８のランナー孔部１９よりマニホールド１７のランナー部１６、可動ランナーブッシュ１１のランナー部１３内の滞留原料をゲート４より必要量キャビティ１内に注入させることができる。
【００２２】
そして、この流動原料のキャビティ１内への注入完了と同時にバルブ用ピストンシリンダー機構２６が作動し、ピストン部２６ｂが前進し、作動プレート２７を介してバルブピン１４も前進し、先端部は可動ランナーブッシュ１１の吐出口１２を経てゲート４内に挿入され、ゲート４の開口を閉じ、図２（ｃ）に示す、所謂「バルブ閉」の状態とすることができる。
【００２３】
ついで、直ちに可動ランナーブッシュ１１は、射出成形機の後動により圧縮されたコイルスプリング２５の復元力を得て、駆動杆部１８が後動し、これに伴いマニホールド１７と共に、可動ランナーブッシュ１１は金型内を後退し、図２（ｄ）に示すようにゲート４より十分に離開した位置に退避できると共に、金型内において可動ランナーブッシュ１１の先端との間に空間部、即ち、断熱空間部Ａを形成できる。
【００２４】
この状態において、キャビティ１に充填させた未硬化樹脂または未加硫ゴムは、硬化成形するための加熱処理をヒータなどの加熱手段２８により加熱され、そして加熱成形された成形品は、可動側のコアプレート３を可動させて固定側のキャビティプレート２より離開させて通常の方法によりキャビティ１の成形品を取り出すことができる。なお、バルブピン１４は、未硬化樹脂または未加硫ゴムの硬化開始時期から完全硬化に達する時期の間、好みの時期にバルブ用ピストンシリンダー機構２６の作動で後退させ、全体として図２（ａ）の状態に復帰させることができる。
【００２５】
以上で一回目の成形操作を完了するので、爾後同一の操作を繰返して反覆することにより、同一成形品を量産製出できる。
【００２６】
以上、この発明のつき、ランナーレス成形装置については、可動ランナーブッシュの構成に関し、可動ランナーブッシュ自体に温調空間部１５を一体的に組み込んだ場合の例しか示していないが、可動ランナーブッシュ自体は、単に原料流動体が流通するランナー部のみとし、温調空間部を筒状形状として金型内に固定配設し、この筒状形状の温調空間部内を可動ランナーブッシュを前後動させるように構成して実施することもできる（図示せず）。
【００２７】
また、コイルスプリング２５の取付位置は、可動ランナーブッシュ１１の可動範囲内であればどこでも良く、何等特定されない。さらに、コイルスプリングに代る他のバネ機構でも良い。
【００２８】
さらにまた、成形構成、成形方法もキャビティ１を１個取りとしても、多数個取りとしても良く、かつゲート４も多ゲート構成とすることも可能である。
【００２９】
また、この発明に用いることができる熱硬化性樹脂としては、例えばユリア樹脂、フェノール樹脂，メラミン樹脂，フラン樹脂，アルキド樹脂，不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、エポキシ樹脂、珪素樹脂、ポリウレタン樹脂などを用いることができ、またゴム材料としては、スチレン−ブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレンター−ポリマーその他ブタジエンゴム、ハイスチレンゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、ビリンゴム、塩素化ポリエチレン、エチレン−アクリルゴムなどすべての材料を用いることができる。
【００３０】
【発明の効果】
この発明によれば、可動ランナーブッシュの駆動源は、直接的には射出成形機自体が保有する前進後退のための駆動手段を用い、間接的には金型内に設けたコイルスプリングなど好みのバネ材料を用いてその圧縮復元力を利用できるので、全体にコストを低減できると共に、構成を簡易化できるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明に係る熱硬化性樹脂およびゴムなどのランナーレス成形装置における可動ランナーブッシュ駆動装置の一実施例を示すもので、図中、右側は、コイルスプリングが圧縮状態である状態を示し、左側はコイルスプリングが非圧縮の無加圧状態を示している。
【図２（ａ）】順次の成形過程を示す要部説明図
【図２（ｂ）】順次の成形過程を示す要部説明図
【図２（ｃ）】順次の成形過程を示す要部説明図
【図２（ｄ）】順次の成形過程を示す要部説明図
【符号の説明】
１キャビティ
４ゲート
１１可動ランナーブッシュ
１２吐出口
１３，１６ランナー部
１４バルブピン
１５温調空間部
１７マニホールド
１８駆動杆部
１９ランナー孔部
２４ノズル
２５コイルスプリング
２６バルブ用摺動機構
２９環体
Ａ断熱空間部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a movable runner bush driving device and a driving method thereof in a runnerless molding device of a thermosetting resin, rubber, or the like.
[0002]
[Prior art]
In this type of runnerless molding apparatus and method for thermosetting resin or rubber, it is necessary to always maintain the sprue runner portion in an uncured / unvulcanized low temperature state during the molding operation (for example, Patent Document 1, Patent Document 2, Patent Document 3).
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-63-141714 [Patent Document 2]
JP-A-11-129289 [Patent Document 3]
JP 2000-280293 A
[Problems to be solved by the invention]
However, these conventional examples have a problem that the structure for minimizing the heat conduction to the runner portion having the flowable material at the molding temperature in the cavity is as complicated as possible, and a sufficient effect cannot be expected. . In order to solve such a problem, a movable structure for advancing and retracting a runner portion having a flowable material with respect to a cavity mainly during a molding operation and having its own temperature control mechanism or not having its own temperature control mechanism, By forming a temperature control space at a position where the runner portion moves back and forth in the mold, the high molding temperature of the cavity at the time of molding is prevented from being conducted to the runner portion in a separated state longer than the gate. Runners such as thermosetting resins and rubbers that reduce sprue runner material loss, reduce secondary processing costs, reduce industrial waste, improve moldability, and reduce the burden on the global environment. The present applicant has proposed the inventions of Japanese Patent Application No. 2002-162871 and Japanese Patent Application No. 2002-351147 with respect to a molding apparatus and a molding method thereof.
[0005]
It is an object of the present invention to simplify the driving means of the movable runner bush corresponding to the movable-structured runner portion of the preceding invention, and to reduce the cost by utilizing another existing structure. Things.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention can solve the above problem by providing the following configuration.
[0007]
(1) A movable movable runner bush capable of flowing a flowable material supplied from an injection nozzle maintained at an uncured and unvulcanized low temperature state is disposed so as to be movable back and forth in a mold communicating with a gate of a cavity. During the heat treatment, the distance between the movable runner bush and the gate is increased to form an adiabatic space, and a valve pin is movably inserted into the movable runner bush, in connection with the operation of discharging the fluid raw material. In a runnerless molding device such as a thermosetting resin and rubber that can open and close the gate with the valve pin, a driving force for moving the molding machine is used as a driving source for moving the movable runner bush back and forth. A driving device for a movable runner bush, wherein a restoring force of a spring mechanism compressed via a nozzle by a driving force is used.
[0008]
(2) A movable movable runner bush through which a flowing raw material supplied from an injection nozzle maintained at a low temperature in an uncured or unvulcanized state can be freely moved back and forth in a mold communicating with a gate of a cavity. During the heat treatment, the distance between the movable runner bush and the gate is increased to form an adiabatic space, and a valve pin is movably inserted into the movable runner bush, in connection with the operation of discharging the fluid raw material. In a runnerless molding device such as a thermosetting resin and rubber that can open and close the gate with the valve pin, the movable runner bush is advanced by forward driving of the molding machine, and the nozzle is received in response to the advance of the molding machine. A method for driving a movable runner bush, characterized in that the movable runner bush is retracted by using a restoring force of a spring mechanism compressed through the spring.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0010]
In each of the drawings, reference numeral 1 denotes a cavity formed between a cavity plate 2 of one mold and a core plate 3 of the other mold indicated by a chain line (not shown in detail), and 4 is open to the cavity plate 2 side. Gate 5, 5 is an expanded circular hole having a conical bottom 6 drilled on the side of the cavity plate 2 with the gate 4 as the center, 7, 8 are heat insulating plates that are fixedly mounted on the cavity plate 2; It shows a back plate, which communicates with the expanding circular hole portion 5 and has through holes 9 and 10.
[0011]
Reference numeral 11 denotes a cylindrical movable runner bush inserted through the through holes 9 and 10, and the through holes 9 and 10 are continuous through holes provided in a mold. The front end of the movable runner bush 11 forms a conical head 11a coinciding with the conical bottom 6 and pierces a discharge port 12 coincident with the gate 4, and the outer periphery is formed with the through holes 9, 10. It is slidably disposed without separating or separating. Reference numeral 13 denotes a runner portion of the movable runner bush 11 through which the valve pin 14 is vertically passed. A hollow temperature control space portion 15 is formed along the outer periphery of the runner portion 13, and the temperature control space portion 15 has a hollow shape. A desired fluid such as water, oil, air, or an inert gas is supplied as a temperature control medium, and the material flows through the movable runner bush 11 and flows through the mold to a flowing raw material such as a thermosetting resin or unvulcanized rubber. It is formed so as to be able to prevent the possibility of hardening due to the high temperature heat to be applied and to control the temperature so that the temperature of the fluidized material is prevented from dropping and to always maintain an appropriate temperature state.
[0012]
The base of the movable runner bush 11 is fixed to a manifold 17 formed with a runner portion 16 communicating with the runner portion 13, and a temperature control fluid passage (not shown) disposed in the manifold 17. And the temperature control space 15 through the opening 15a.
[0013]
Reference numeral 18 denotes a drive rod fixed to the center of the manifold 17. The drive rod 18 communicates with the runner hole 19 of the drive rod 18 and the runner 16 of the manifold 17, and the first drive rod is fixed on the first back plate 8. It penetrates the second back plate 21 fixed via the spacer block 20 and further penetrates the fixed side mounting plate 23 to which the second spacer block 22 is fixed, and is integrated with the nozzle 24 of an injection molding machine (not shown). , So that the open end 24a of the nozzle 24 can communicate with the runner hole 19 of the drive rod 18.
[0014]
By the way, a flange 18a is provided on the opening end 24a of the nozzle 24 of the driving rod 18 and the side end in contact therewith, and a coil spring 25 is interposed between the flange 18a and the fixed-side mounting plate 23, The driving rod 18 can be moved forward and backward by the forward and backward movement of the nozzle 24 via the coil spring 25 while being held by the ring 29. That is, when the injection molding machine starts the injection operation, the nozzle 24 is advanced (moved downward in the drawing) to perform the injection operation while pressurizing and compressing the coil spring 25, and the fluid material is supplied from the runner hole 19 to the manifold. The movable runner bush 11 is moved forward through the runner section 16 of 17, and a required amount of the flowable material can be injected into the cavity 1 from the discharge port 12 through the gate 4. The drive rod portion 18 is provided with a temperature control hole 30 to control the temperature of the flowing raw material flowing through the runner hole portion 19.
[0015]
On the other hand, when the injection operation from the nozzle 24 of the injection molding machine is completed, the nozzle component of the injection molding machine retreats, and when the nozzle 24 also retreats (moves upward in the drawing), the restoring force of the compressed coil spring is reduced. Acting on the flange 18a, the action causes the drive rod 18 to return to its original shape (moves upward in the figure), and accordingly, the movable runner bush 11 moves back together with the manifold 17 so that it can return to its original shape. is there.
[0016]
The valve pin 14 inserted into the movable runner bush 11 in conjunction with the injection molding is a valve pin which is moved back and forth by a piston 26b of a cylinder 26a of a valve sliding mechanism 26 provided in a fixed side mounting plate 23 in the drawing. The base end is fixed to the operation plate 27 and moves back and forth in the movable runner bush 11, so that the discharge port 12 and the gate 4 of the movable runner bush 11 can be opened and closed.
[0017]
2 (a), 2 (b), 2 (c) and 2 (d), the outline of the runnerless molding method according to the present invention and the operation of the movable runner bush, that is, the driving method will be described. I do.
[0018]
A specific thermosetting resin or rubber material is previously uncured or unvulcanized, that is, in the state of a fluid material, and is retained in the runner portion 13 of the movable runner bush 11 from the nozzle 24 via the runner portion 16 of the manifold 17. 2 (a). The tip of the valve pin 14 is held and placed in a state of penetrating the discharge port 12 at the tip of the movable runner bush 11.
[0019]
That is, the movable runner bush 11 and the valve piston cylinder mechanism 26 are inoperatively held and placed. The movable side core plate 3 shown by a dashed line is retracted, and the cavity 1 is not opened and formed. Put it in a state.
[0020]
Next, the core plate 3 moves forward and abuts on the fixed side cavity plate 2 side, and the cavity 1 is formed. At the same time, the injection molding machine moves forward, the nozzle 24 moves forward, and the coil spring 25 is compressed and driven. The movable runner bush 11 fixed to the manifold 17 is slid forward in the mold, and the conical head 11a at the tip comes into contact with the conical bottom 6 to move the movable runner bush. The discharge port 11 of the nozzle 11 is in communication with the gate 4 of the cavity 1 (see FIG. 2B).
[0021]
In this state, the valve pin 14 is not inserted into the gate 4 and is in an “valve open” state, and the flowable material can be injected. In this state, the pouring operation force of various molding machines for pouring the raw material is obtained, and the flowing raw material stays in the runner portion 16 of the manifold 17 and the runner portion 13 of the movable runner bush 11 from the runner hole 19 of the driving rod portion 18. A required amount of raw material can be injected into the cavity 1 through the gate 4.
[0022]
Simultaneously with the completion of the injection of the fluidized material into the cavity 1, the valve piston cylinder mechanism 26 operates, the piston portion 26b moves forward, the valve pin 14 also moves forward via the operating plate 27, and the distal end portion moves. The gate 4 is inserted into the gate 4 through the outlets 11 of the nozzle 11 and the opening of the gate 4 is closed, so that a so-called “valve closed” state shown in FIG.
[0023]
Next, the movable runner bush 11 immediately obtains the restoring force of the coil spring 25 compressed by the backward movement of the injection molding machine, and the drive rod portion 18 moves backward. Accordingly, the movable runner bush 11 and the manifold 17 are moved together. As shown in FIG. 2 (d), the inside of the mold is retracted to a position sufficiently separated from the gate 4, and a space between the movable runner bush 11 and the space, that is, a heat insulating space. Part A can be formed.
[0024]
In this state, the uncured resin or unvulcanized rubber filled in the cavity 1 is heated by a heating means 28 such as a heater in a heat treatment for hardening and molding, and the molded article which has been heated is molded on the movable side. The molded product of the cavity 1 can be taken out by a usual method by moving the core plate 3 and separating it from the fixed cavity plate 2. The valve pin 14 is retracted by the operation of the valve piston cylinder mechanism 26 at a desired time during a period from when the hardening of the uncured resin or the unvulcanized rubber reaches a complete hardening to a time when the uncured resin or unvulcanized rubber is completely cured. State can be restored.
[0025]
Since the first molding operation is completed as described above, the same molded product can be mass-produced by repeating the same operation and repeating.
[0026]
As described above, with respect to the runnerless molding apparatus according to the present invention, only an example in which the temperature control space portion 15 is integrated into the movable runner bush itself is shown with respect to the configuration of the movable runner bush. Is simply a runner portion through which the raw material fluid flows, and the temperature control space is fixedly disposed in the mold as a cylindrical shape, and the movable runner bush is moved back and forth in the cylindrical temperature control space. (Not shown).
[0027]
Further, the mounting position of the coil spring 25 may be anywhere within the movable range of the movable runner bush 11, and is not specified at all. Further, another spring mechanism may be used instead of the coil spring.
[0028]
Furthermore, the molding configuration and the molding method may be such that the cavity 1 is formed as a single piece or as a plurality of pieces, and the gate 4 may be formed as a multiple gate.
[0029]
Examples of the thermosetting resin that can be used in the present invention include urea resin, phenol resin, melamine resin, furan resin, alkyd resin, unsaturated polyester resin, diallyl phthalate resin, epoxy resin, silicon resin, and polyurethane resin. And styrene-butadiene rubber, ethylene-propylene rubber, ethylene-propylene terpolymer, butadiene rubber, high styrene rubber, isoprene rubber, butyl rubber, halogenated butyl rubber, bilin rubber, chlorinated polyethylene. And all materials such as ethylene-acryl rubber.
[0030]
【The invention's effect】
According to the present invention, the drive source of the movable runner bush directly uses the drive means for forward / backward movement held by the injection molding machine itself, and indirectly uses a favorite spring such as a coil spring provided in the mold. Since the compression restoring force can be utilized by using a spring material, the cost can be reduced as a whole, and the configuration can be simplified.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows an embodiment of a movable runner bush driving device in a runnerless molding device for thermosetting resin and rubber according to the present invention, in which the right side shows a state in which a coil spring is in a compressed state. The left side shows a non-compressed state in which the coil spring is not compressed.
FIG. 2 (a) is an explanatory view of a main part showing a sequential forming process. FIG. 2 (b) is an explanatory view of a main part showing a sequential forming step. FIG. 2 (c) is an explanatory view of a main part showing a sequential forming step. FIG. 2 (d) is an explanatory view of a main part showing a sequential molding process.
Reference Signs List 1 cavity 4 gate 11 movable runner bush 12 discharge port 13, 16 runner section 14 valve pin 15 temperature control space section 17 manifold 18 drive rod section 19 runner hole section 24 nozzle 25 coil spring 26 valve sliding mechanism 29 ring body A heat insulating space Department

Claims

未硬化、未加硫の低温度状態に維持した注入用ノズルより供給される流動原料を流通できる移動可能の可動ランナーブッシュをキャビティのゲートと通ずる金型内に前後動自在に配設して加熱処理時、前記可動ランナーブッシュとゲートとの距離を離開して断熱空間部を形成すると共に前記可動ランナーブッシュ内にバルブピンを移動自在に挿通し、流動原料の注出操作に関連して前記バルブピンで前記ゲートを開閉できるようにして成る熱硬化性樹脂およびゴムなどのランナーレス成形装置において、可動ランナーブッシュを前後動させる駆動源に、成形機の移動する駆動力と、この成形機の駆動力によりノズルを介して圧縮されるバネ機構の復元力を利用したことを特徴とする可動ランナーブッシュの駆動装置。An uncured, unvulcanized low-temperature state is maintained by moving a movable runner bush that can flow the flowable material supplied from the injection nozzle maintained in a low temperature state in a mold that communicates with the gate of the cavity, and is movable back and forth. At the time of processing, the distance between the movable runner bush and the gate is increased to form an adiabatic space, and a valve pin is movably inserted into the movable runner bush. In a runnerless molding device such as a thermosetting resin and rubber capable of opening and closing the gate, a driving source for moving the movable runner bush back and forth, a driving force for moving the molding machine, and a driving force for the molding machine. A driving device for a movable runner bush, wherein a restoring force of a spring mechanism compressed through a nozzle is used.

未硬化、未加硫の低温度状態に維持した注入用ノズルより供給される流動原料を流通できる移動可能の可動ランナーブッシュをキャビティのゲートと通ずる金型内に前後動自在に配設して加熱処理時、前記可動ランナーブッシュとゲートとの距離を離開して断熱空間部を形成すると共に前記可動ランナーブッシュ内にバルブピンを移動自在に挿通し、流動原料の注出操作に関連して前記バルブピンで前記ゲートを開閉できるようにして成る熱硬化性樹脂およびゴムなどのランナーレス成形装置において、可動ランナーブッシュを、成形機の前進駆動により前進させ、この成形機の前進を受けてノズルを介して圧縮されるバネ機構の復元力を利用して後退させるようにしたことを特徴とする可動ランナーブッシュの駆動方法。An uncured, unvulcanized low-temperature state is maintained by moving a movable runner bush that can flow the flowable material supplied from the injection nozzle maintained in a low temperature state in a mold that communicates with the gate of the cavity, and is movable back and forth. At the time of processing, the distance between the movable runner bush and the gate is increased to form an adiabatic space, and a valve pin is movably inserted into the movable runner bush. In a runnerless molding device such as a thermosetting resin and rubber capable of opening and closing the gate, the movable runner bush is advanced by a forward drive of the molding machine, and is compressed via a nozzle in response to the advance of the molding machine. The movable runner bush is driven using a restoring force of a spring mechanism.