JP2004187697A - 紅茶抽出方法および装置 - Google Patents

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Seiichi Takazawa
清一 高澤
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Abstract

【課題】給湯装置から抽出容器への流路中での温度低下を容易に補償でき、かつ、ランニングコストを節約できるようにすること。
【解決手段】抽出容器の底に排出筒を形成し、その入口にフィルターを装着し、本体架台に排出口をもつ定置座を設け、注湯ノズルを前記定置座の排出口内に設け、前記定置座に前記抽出容器の排出筒を挿入させて置き、該抽出容器内に紅茶葉を投入し、次いで、注湯ノズルから熱湯および蒸気を、それぞれのボイラーからの圧力で混合して供給し、一定時間後に前記定置座の下方に設けた排出弁を開いて飲料容器に排出する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紅茶抽出方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の技術として、特許文献1に示すものがあった。即ち、湯ボイラーから湯を抽出容器に供給するものである。おいしい紅茶を入れるには沸騰した湯がよいのであるが、ボイラーから給湯ヘッドまでの配管内の湯は、かなりの温度低下があり、紅茶をおいしく入れるには適さない温度となる。これを解決する手段として、この先行技術では循環ポンプを設け、常にボイラーで沸騰させた熱い湯が配管内にも供給できるようにしていた。
また、おいしい紅茶を入れるには空気の溶け込んだ沸騰した湯がよいが、ボイラー方式で湯を沸かす場合、ボイラー内の湯は沸かし過ぎた状態となる。従って、水に溶け込んでいた空気は気化して空気を含まない湯となり、紅茶には適しない湯になっている。これを解決する方法として、この先行技術では空気ポンプを設け、常にボイラー内に新しい空気を送り込み、ボイラー内の湯に空気を溶け込ますようにしていた。
【0003】
【特許文献1】
特開2002―306345公報 (第3頁3欄40行〜4欄3行)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ボイラーからの湯は送湯ポンプの連続運転によって、常に循環されており、そのうえ、ボイラーには空気ポンプの連続運転により、常にボイラー内に空気が供給されている。従って、これらの両ポンプのランニングコストがかかり、エネルギーが無駄に消費される。また、ボイラーへは常に空気が供給されているので、それだけボイラー内の温度低下を来すのである。
本発明は上記課題を解決し、給湯装置から抽出容器への流路中での温度低下を容易に補償でき、かつ、ランニングコストを節約できるようにした紅茶抽出方法および装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様である紅茶抽出方法は、抽出容器の底に排出筒を形成し、その入口にフィルターを装着し、本体架台に排出口をもつ定置座を設け、注湯ノズルを前記定置座の排出口内に設け、前記定置座に前記抽出容器の排出筒を挿入させて置き、該抽出容器内に紅茶葉を投入し、次いで、前記注湯ノズルから熱湯および蒸気を、それぞれのボイラーからの圧力で供給し、一定時間後に前記定置座の下方に設けた排出弁を開いて飲料容器に排出することを特徴としている。
【0006】
本発明の第2の態様である紅茶抽出方法は、第1態様に加え、前記熱湯および蒸気をそれぞれのボイラーからの圧力で供給するに際し、前記注湯ノズルに至る手前で熱湯および蒸気を混合することを特徴としている。
【0007】
本発明の第3の態様である紅茶抽出装置は、底に形成された排出筒口の入口にフィルターを持った抽出容器と、該抽出容器を支える本体架台と、前記抽出容器へ熱湯を供給する湯ボイラーと、前記抽出容器へ蒸気を供給する蒸気ボイラーと、前記抽出容器の排出筒口が液密的に装着されるように、前記本体架台に設けられた排出口を持つ定置座と、前記定置座の排出口内に設けられた注湯ノズルとを含むことを特徴としている。
【0008】
本発明の第4の態様である紅茶抽出装置は、第3態様に加え、前記注湯ノズルに至る手前に設けられた熱湯および蒸気の混合弁とを含むことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施態様を図面に示す一実施例にもとづき説明する。図1に示す管系統図のように、本発明の実施例を全体的に説明すれば、複数の抽出容器1へ、湯ボイラー6と蒸気ボイラー7から、混合弁8fを介して湯と蒸気が混合され、注湯ノズル3から導入される。抽出容器1の直下にカップAが置かれる。
【0010】
図2,3において、紅茶葉と熱湯を収容し混合させ抽出液を生成させる抽出容器1は、全体的に球状(又は円筒状)を呈し、蓋を持つ。前記抽出容器の底に形成された排出筒口1aの入口には、フィルター(上に凸の半球殻状金網)1bがコイルバネ1dで下方に引っ張られて設けられる。排出筒口1aの外周にゴムパッキン1cが固定されている。本体架台2には、排出口2bを持つ定置座(鍔付き短端円筒体)2aが、ナット2cで取り付けられる。そして、抽出容器1の排出筒口1aのゴムパッキン1cが、定置座2aの排出口2bに液密的に装着される。
【0011】
前記定置座2aの排出口2b内に注湯ノズル3設けられ、前記抽出容器1の下端開口から進入する。そして、鉛直パイプ本体3aの上端噴出口3bが、フィルター1bの内側に臨む。定置座2aの下端には、排出部9が設けられ、定置座2aの下端には、接続筒9a、排出弁9b,排出ノズル9cが順に接続される。その直下にカップAが置かれる。パイプ本体3aの下端が接続筒9aに貫通して固定される。
【0012】
図1,2において、また、パイプ本体3aの下端には、湯・蒸気混合管8gとなる可撓性ホースが接続され、その端部は湯供給手段6,蒸気供給手段7に接続されている。湯ボイラー6からの湯管系8aは減圧弁8h(2kg/cmG)、湯分岐ヘッダ8bを介して、各抽出容器用の電磁三方混合弁8fに接続されている。
【0013】
また、蒸気ボイラー7からの蒸気管8cは蒸気分岐ヘッダ8dを介して、前記三方混合弁8fへ接続される。混合弁までの間に電磁遮断弁8eが設けられる。湯供給手段としての湯ボイラー6は圧力4kg/cmG(大気圧よりも数倍かなり高い),温度95〜97℃(大気圧での水の沸騰直前温度であるが、湯ボイラー6の圧力のもとでは沸騰に遠い温度)である。蒸気供給手段として蒸気ボイラー7は圧力2kg/cmG,温度120℃(飽和温度)である。このように、湯ボイラー6の圧力は蒸気ボイラー7の圧力よりも高くされ、減圧弁8hで同一圧力となる。湯ボイラー6へは給水管8i,浄水器(図外)を経て水道水が供給される。
【0014】
本発明の方法を実施するに当たり、本体架台2の定置座2aに抽出容器1とその排出筒1aを挿入させて置き、該抽出容器内に紅茶葉を投入する。次いで、注湯ノズル3から熱湯および蒸気を供給し、一定時間後に、前記定置座2aの下方に設けた排出弁9bを開いて、飲料容器Aに排出するのである。
【0015】
本発明の方法を実施する一具体例は次のとおりである。定置座2aにある空の抽出容器1に、遮断弁8eと混合弁8fを開いて、注湯ノズル3から湯,蒸気を入れ容器を温め、混合弁8fを閉める。また、前回抽出分の茶葉残り分があるときも、同様に湯と蒸気を導入して、茶葉の排出・洗浄と容器温めを行い、排出弁9bを開いて配管内の残り水を排出する。
【0016】
次に、抽出容器1を定置座2aから抜いて茶葉を入れ、再び定置座にセットする。そして、混合弁8fを開き、注湯ノズル3から湯と蒸気を導入する。そして、一定時間(約1分)後、排出弁9bを開き、抽出させた紅茶をカップAに注ぐ。このとき、予めカップを温めるには、蒸気手動弁11を開いて蒸気ノズル10から蒸気をカップに導入する。
【0017】
前記のように本発明では、湯ボイラー6内の湯は空気を気化させ放出させてしまった状態と考えられる。しかし、別に設けた蒸気ボイラー7からの蒸気を混合弁8fで混合し、抽出容器1の中に勢いよく噴射するため、抽出容器内では空気を含んだ紅茶に適した湯となるのである。
【0018】
また、前記実施例では、実際の抽出前(茶葉を入れる前)に抽出容器1を温めること、および、前回抽出した紅茶液の洗浄と配管内の温度低下した湯を入れ替えるステップを組み込んでいる。そして、一旦排出した後に、茶葉を抽出容器の中に入れて本抽出を行うシステムになっている。従って、前注湯から本抽出までの僅かな時間で配管内の湯温は少しは低下するため、沸騰した湯とは言えない状態になると予想される。しかし、湯・蒸気の混合方式で、湯の温度を引き上げ、紅茶抽出に適した温度の湯を供給できることとなった。
【0019】
ここで、ノズル3から出た噴流体は、容器1の内面に衝突して撹拌作用が極めて効率的になされ、“ジャンピング効果”を促進し、同時に“蒸らし効果”もあり、紅茶のうまさをより効果的に引き出すのである。
【0020】
本発明は前記した実施例や実施態様に限定されず、特許請求の精神および範囲を逸脱せずに種々の変形を含む。
【0021】
【発明の効果】本発明により、給湯装置から抽出容器への流路中での温度低下を容易に補償できる。しかも従来技術のような循環ポンプ,空気ポンプがないので、ランニングコストを節約できることとなった。また、ノズルから出た湯・蒸気の混合した噴流体は、容器の内面に衝突して撹拌作用が極めて効率的になされ、“ジャンピング効果”を促進し、同時に“蒸らし効果”もあり、紅茶のうまさをより効果的に引き出すのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の系統図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【符号の説明】
A 飲料容器
1 抽出容器
1a 排水筒口
1b フィルター
1c パッキン
1d コイルバネ
2 本体架台
2a 定置座
2b 排出口
2c ナット
3 注湯ノズル
3a パイプ本体
3b 噴出口
6 湯供給手段(湯ボイラー)
7 蒸気供給手段(蒸気ボイラー)
8 管系
8a 湯管
8b 湯分岐ヘッダ
8c 蒸気管
8d 蒸気分岐ヘッダ
8e 電磁蒸気遮断弁
8f 電磁混合弁
8g 混合管
8h 減圧弁
8i 給水管
9 排出部
9a 接続筒
9b 排出弁
9c 排出ノズル
10 蒸気ノズル
11 蒸気手動弁

Claims (4)

  1. 抽出容器の底に排出筒を形成し、その入口にフィルターを装着し、本体架台に排出口をもつ定置座を設け、注湯ノズルを前記定置座の排出口内に設け、前記定置座に前記抽出容器の排出筒を挿入させて置き、該抽出容器内に紅茶葉を投入し、次いで、前記注湯ノズルから熱湯および蒸気を、それぞれのボイラーからの圧力で供給し、一定時間後に前記定置座の下方に設けた排出弁を開いて飲料容器に排出することを特徴とする紅茶抽出方法。
  2. 前記熱湯および蒸気をそれぞれのボイラーからの圧力で供給するに際し、前記注湯ノズルに至る手前で熱湯および蒸気を混合することを特徴とする請求項1記載の紅茶抽出方法。
  3. 底に形成された排出筒口の入口にフィルターを持った抽出容器と、該抽出容器を支える本体架台と、前記抽出容器へ熱湯を供給する湯ボイラーと、前記抽出容器へ蒸気を供給する蒸気ボイラーと、前記抽出容器の排出筒口が液密的に装着されるように、前記本体架台に設けられた排出口を持つ定置座と、前記定置座の排出口内に設けられた注湯ノズルとを含むことを特徴とする紅茶抽出装置。
  4. 前記注湯ノズルに至る手前に設けられた熱湯および蒸気の混合弁とを含むことを特徴とする請求項3記載の紅茶抽出装置。
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