JP2004184462A - クリーニング装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置及びこれを用いた画像形成装置 Download PDF

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Toshihiko Mihashi
利彦 三橋
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Abstract

【解決課題】所謂”球形トナー”を使用した場合でも、良好にクリーニングすることができるのは勿論のこと、クリーニングブレードにブレード鳴きやブレード捲れ等が発生するのを防止することができるとともに、適切な喰い込み量に設定可能で、しかも、被クリーニング部材の駆動トルクが過大となることを防止可能なクリーニング装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することを課題とす る。
【解決手段】クリーニングブレードは、厚さ方向に沿って特性の異なる材料を複数の層状に積層して構成され、当該クリーニングブレードの被クリーニング部材に接触するクリーニングエッジ側の層を構成する材料が、高硬度の樹脂からなるように構成して課題を解決した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、電子写真方式を適用した複写機、プリンタ、ファクシミリあるいはこれらの複合機等の画像形成装置に用いられるクリーニング装置及びこれを用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【特許文献1】特開2002−182497号公報
【特許文献2】特開2001−343874号公報
【0003】
【従来の技術】
従来、上記電子写真方式を適用した複写機、プリンタ、ファクシミリあるいはこれらの複合機等の画像形成装置としては、例えば、図13に示すように構成したものがある。この画像形成装置は、図13に示すように、感光体ドラム1000が矢印方向に沿って所定の表面速度(例えば、100mm/sec程度)で回転駆動され、当該感光体ドラム1000の表面は、帯電装置1001によって−300V程度の所定の電位に帯電された後、この感光体ドラム1000の表面には、露光装置1002により画像露光が施されて露光部が除電され、画像情報に応じた静電潜像が形成される。上記感光体ドラム1000の表面に形成された静電潜像は、画像部の電位が−30V以下のレベルとなり、現像装置1003によって−150V程度の現像バイアスが印加された状態で現像され、感光体ドラム1000の表面には、−極性のトナー像が形成される。現像されたトナー像は、回転する転写ロール1004と感光体ドラム1000のニップ部に挟持された状態で搬送される転写材1005上に転写される。このとき、転写ロール1004には、1000V〜4000V程度の電位が印加される。トナー像が転写された転写材1005は、図示されない定着装置に搬送され、当該定着装置によりトナー像が転写材上に熱及び圧力によって定着される。
【0004】
転写後の感光体ドラム1000上には、転写材1005上に転写されなかったトナーが残留する。この残留トナーは、感光体ドラム1000の表面に当接するクリーニングブレード1006のクリーニングエッジに到達し、当該クリーニングブレード1006によって感光体ドラム1000の表面から掻き落される。そして、上記クリーニングブレード1006によって掻き落されたトナーは、回収ボックス1007に回収され、貯留される。
【0005】
その後、クリーニングブレード1006によって清掃された清浄な感光体ドラム1000の表面は、回転とともに帯電装置1001に達して、上記の一連の動作を繰り返すことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記従来の画像形成装置の場合には、単色の画像形成について説明したが、感光体ドラムから転写材、あるいは感光体ドラムから中間転写体、更には中間転写体から転写材等への転写性を高めることにより、カラー画像の画質を向上させるためなどの理由によって、略球形状のトナーである所謂”球形トナー”を用いる機種が増えてきている。
【0007】
かかる”球形トナー”としては、例えば、日立製作所製の走査型電子顕微鏡FE−SEM(S=800)を用いて、倍率500倍に拡大したトナーの像を、100個無作為にサンプリングし、その画像情報をインターフェイスを介して例えばニコレ社製の画像解析装置に導入し、トナー形状の解析を行い、下記式より算出して得られた値として定義される形状係数値SP1が100〜140の値を持つ、略球形トナーが用いられることがある。なお、トナー粒子が真球のとき、形状係数SP1は100となる。
SP1=(粒子の絶対最大長)/(粒子の投影面積)×(π/4)×100
【0008】
因みに、通常の混練粉砕法で作製したトナーの形状は、不定形であり、SP1は140〜160程度である。
【0009】
このような球形トナーを使用したとき、転写で残った残留トナーがクリーニングブレード部に達したとき、通常のウレタン製のブレードの場合には、クリーニング不良が発生するという問題点を有していた。
【0010】
クリーニングする際のクリーニングブレード1006のエッジ部は、図14に示すように、感光体ドラム1000表面との摩擦力によって、感光体ドラム1000の回転方向下流側に向けて弾性変形した状態となっている。このとき、上記クリーニングブレード1006では、図中に黒丸で示すように、球形トナーがクリーニングエッジの楔状の隙間に入り込むと、矢印方向に力が加わり、ブレードエッジを押し上げることになり、トナーがクリーニングエッジをすり抜けてしまう。
【0011】
上記の如く、クリーニングブレード1006のエッジ部をすり抜けたトナーは、そのまま帯電装置1001に進入してしまうため、帯電装置1001として使用される帯電ロールの表面を汚損し、感光体ドラム1000の表面に形成される静電潜像を乱して、画質障害の原因となるという問題点を招来する。
【0012】
これを防止するためには、クリーニングブレード1006の材質として、高反発弾性のウレタンブレードを使用し、クリーニングエッジに楔状の隙間が発生するのを防止することにより、球形トナーを除去することが可能となる。このタイプのウレタンブレードに使用される材料の反発弾性は、65%以上に設定されるのが一般的である。
【0013】
しかし、このような高反発弾性を有するウレタンブレードを使用すると、クリーニングエッジ部での振動が大きくなり、ブレードエッジから振動音が発生する所謂”ブレード鳴き”と呼ばれる現象や、ブレードエッジが捲れる所謂”ブレード捲れ”が発生する場合があるばかりか、感光体ドラムの磨耗が多くなることがあり、好ましくないという問題点を有している。
【0014】
そこで、かかる問題点を解決し得る技術としては、特開2002−182497号公報や特開2001−343874号公報に開示されているように、スクレーパを使用して、像担持体としての感光体ドラム上の残留トナーを掻き取る方法が既に提案されているが、スクレーパを使用した場合には、当該スクレーパによって感光体ドラムの表面を削ってしまう可能性があり、感光体ドラムの寿命を不必要に短くしたり、画質劣化を引き起こすという新たな問題点が生じる。
【0015】
また、上記特開2001−343874号公報に開示されているようなタイプのブレードクリーニング装置では、クリーニングブレードのエッジ部のみを高硬度としているので、自由長部分の運動性を維持したままの状態となっている。このとき、たとえクリーニングブレードのエッジ部を高硬度にして、クリーニング面とクリーニングブレードのエッジ部との摩擦係数を小さくできたとしても、自由長部分の運動性がエッジ以外のウレタンブレードによって維持されているので、エッジの振動が大きくなり、ブレード鳴きやブレード捲れ等が発生し易くなるという問題点を有している。
【0016】
また、クリーニングブレード全体を高硬度にした場合には、感光体ドラムに対する押圧力が大きくなってしまい、設定可能な喰い込み量が小さすぎて、使用することができないという問題点を有している。同時に、クリーニングブレード全体を高硬度にした場合には、感光体ドラムに対する摩擦力も大きくなるので、感光体ドラムを回転させるときの駆動トルクが過大となり、場合によっては、画像形成装置の駆動モーターが脱調してしまうことがあるという問題点を有している。
【0017】
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、所謂”球形トナー”を使用した場合でも、良好にクリーニングすることができるのは勿論のこと、クリーニングブレードにブレード鳴きやブレード捲れ等が発生するのを防止することができるとともに、適切な喰い込み量に設定可能で、しかも、被クリーニング部材の駆動トルクが過大となることを防止可能なクリーニング装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載された発明は、被クリーニング部材の表面に付着した付着物をクリーニングブレードによって除去するクリーニング装置において、前記クリーニングブレードは、厚さ方向に沿って特性の異なる材料を複数の層状に積層して構成され、当該クリーニングブレードの被クリーニング部材に接触するクリーニングエッジ側の層を構成する材料が、高硬度のウレタン樹脂からなることを特徴とするクリーニング装置である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載されたクリーニング装置において、前記高硬度の樹脂がウレタン樹脂からなることを特徴とするクリーニング装置である。
【0019】
また、請求項3に記載された発明は、請求項1に記載されたクリーニング装置において、前記クリーニングブレードを複数の層状に構成する特性の異なる材料は、すべて特性の異なるウレタン樹脂からなることを特徴とするクリーニング装置である。
【0020】
さらに、請求項4に記載された発明は、請求項1に記載されたクリーニング装置において、前記クリーニングブレードを複数の層状に構成する特性の異なる材料は、クリーニングエッジ側以外に配置される材料として、プラスチックフィルムを含むことを特徴とするクリーニング装置である。
【0021】
また更に、請求項5に記載された発明は、請求項1乃至4の何れかに記載されたクリーニング装置において、前記クリーニングエッジ側の高硬度ウレタン樹脂のJIS−A硬度が、90度以上であることを特徴とするクリーニング装置である。
【0022】
又、請求項6に記載された発明は、請求項3又は5に記載されたクリーニング装置において、前記クリーニングエッジ側の高硬度ウレタン樹脂の厚さは、クリーニングブレード全体の厚さの1/4以下に設定されていることを特徴とするクリーニング装置である。
【0023】
更に、請求項7に記載された発明は、請求項1乃至6の何れかに記載されたクリーニング装置において、前記被クリーニング部材が、感光体ドラム、転写ロール、中間転写体、クリーニングロールのうちの少なくとも何れか1つであることを特徴とするクリーニング装置である。
【0024】
また、請求項8に記載された発明は、請求項7に記載されたクリーニング装置において、前記被クリーニング部材は、表面に樹脂層を有することを特徴とするクリーニング装置である。
【0025】
さらに、請求項9に記載された発明は、請求項8に記載されたクリーニング装置において、前記表面樹脂層は、ポリイミド樹脂またはポリエーテルイミド樹脂に相当する値以上の表面微小硬度を有することを特徴とするクリーニング装置である。
【0026】
又、請求項10に記載された発明は、請求項7に記載されたクリーニング装置において、前記転写ロールは、ポリイミド樹脂またはポリエーテルイミド樹脂に相当する値以上の表面微小硬度を有するチューブを、半導電性ロールに被覆して構成されていることを特徴とするクリーニング装置である。
【0027】
更に、請求項11に記載された発明は、次式で規定される形状係数SP1が100〜140で、平均粒径が3μm〜10μmのトナーを用いて画像を形成するとともに、被クリーニング部材上に残留したトナーをクリーニングブレードによって除去するクリーニング装置を備えた画像形成装置において、前記クリーニング装置のクリーニングブレードは、厚さ方向に沿って特性の異なる材料を複数の層状に積層して構成され、当該クリーニングブレードの被クリーニング部材に接触するクリーニングエッジ側の層を構成する材料が、高硬度のウレタン樹脂からなることを特徴とする画像形成装置である。
SP1=(粒子の絶対最大長)/(粒子の投影面積)×(π/4)×100なお、粒子が真球のとき、形状係数SP1は100となる。
【0028】
また、請求項12に記載された発明は、請求項11に記載された画像形成装置において、前記クリーニングブレードを複数の層状に構成する異なる材料は、すべて特性の異なるウレタン樹脂からなることを特徴とする画像形成装置である。
【0029】
さらに、請求項13に記載された発明は、請求項11に記載された画像形成装置において、前記クリーニングブレードを複数の層状に構成する異なる材料は、クリーニングエッジ側以外に配置される材料として、プラスチックフィルムを含むことを特徴とする画像形成装置である。
【0030】
又さらに、請求項14に記載された発明は、請求項11乃至13の何れかに記載された画像形成装置において、前記クリーニングエッジ側の高硬度ウレタン樹脂のJIS−A硬度が、90度以上であることを特徴とする画像形成装置装置である。
【0031】
また、請求項15に記載された発明は、請求項12又は14に記載された画像形成装置において、前記クリーニングエッジ側の高硬度ウレタン樹脂の厚さは、クリーニングブレード全体の厚さの1/4以下に設定されていることを特徴とする画像形成装置である。
【0032】
さらに、請求項16に記載された発明は、請求項11乃至15の何れかに記載された画像形成装置において、前記被クリーニング部材が、感光体ドラム、転写ロール、中間転写体、クリーニングロールのうちの少なくとも何れか1つであることを特徴とする画像形成装置である。
【0033】
又、請求項17に記載された発明は、請求項16に記載された画像形成装置において、前記被クリーニング部材は、表面に樹脂層を有することを特徴とする画像形成装置である。
【0034】
更に、請求項18に記載された発明は、請求項17に記載された画像形成装置において、前記表面樹脂層は、ポリイミド樹脂またはポリエーテルイミド樹脂に相当する値以上の表面微小硬度を有することを特徴とする画像形成装置である。
【0035】
また、請求項19に記載された発明は、請求項16に記載された画像形成装置において、前記転写ロールは、ポリイミド樹脂またはポリエーテルイミド樹脂に相当する値以上の表面微小硬度を有するチューブを、半導電性ロールに被覆して構成されていることを特徴とする画像形成装置である。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0037】
実施の形態1
【0038】
図2及び図3はこの発明の実施の形態1に係るクリーニング装置を適用した画像形成装置としてのタンデム型のフルカラープリンタを示すものである。尚、図3中の矢印は、各回転部材の回転方向を示している。
【0039】
このフルカラープリンタ01は、図2及び図3に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)用の各感光体ドラム(像担持体)11, 12, 13, 14を有する画像形成ユニット1, 2, 3, 4と、これら感光体ドラム11, 12, 13, 14に接触する一次帯電用の帯電ロール(接触型帯電装置)21, 22, 23, 24と、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のレーザ光31, 32, 33, 34を照射する図2に示すレーザ光学ユニット03(露光装置)と、現像装置41, 42, 43, 44と、上記4つの感光体ドラム11, 12, 13, 14のうちの2つの感光体ドラム11, 12に接触する第1の一次中間転写ドラム(中間転写体)51及び他の2つの感光体ドラム13, 14に接触する第2の一次中間転写ドラム(中間転写体)52と、上記第1、第2の一次中間転写ドラム51, 52に接触する二次中間転写ドラム(中間転写体)53と、この二次中間転写ドラム53に接触する転写ロール(転写部材)60とで、その主要部が構成されている。
【0040】
感光体ドラム11, 12, 13, 14は、図3に示すように、共通の接平面M を有するように一定の間隔をおいて配置されている。また、第1の一次中間転写ドラム51及び第2の一次中間転写ドラム52は、各回転軸が該感光体ドラム11, 12, 13, 14軸に対し平行かつ所定の対象面を境界とした面対称の関係にあるように配置されている。さらに、二次中間転写ドラム53は、該感光体ドラム11, 12, 13, 14と回転軸が平行であるように配置されている。
【0041】
各色毎の画像情報に応じた信号は、図示しない画像処理ユニットによりラスタライジングされて図2に示すレーザ光学ユニット03に入力される。このレーザ光学ユニット03では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のレーザ光31, 32, 33, 34が変調され、対応する色の感光体ドラム11, 12, 13, 14に照射される。
【0042】
上記各感光体ドラム11, 12, 13, 14の周囲では、周知の電子写真方式による各色毎の画像形成プロセスが行なわれる。まず、上記感光体ドラム11, 12, 13, 14としては、例えば、直径20mmのOPC感光体を用いた感光体ドラム(像担持体)が用いられ、これらの感光体ドラム11, 12, 13, 14は、例えば、95mm/secの回転速度で回転駆動される。上記感光体ドラム11, 12, 13, 14の表面は、図3に示すように、接触型帯電装置としての帯電ロール21, 22, 23, 24に、約−840VのDC電圧を印加することによって、例えば約−300V程度に帯電される。なお、上記接触型の帯電装置としては、ロールタイプのもの、フィルムタイプのもの、ブラシタイプのもの等が挙げられるが、どのタイプのものを用いても良い。この実施の形態では、近年、電子写真装置で一般に使用されている帯電ロールを採用している。また、感光体ドラム11, 12, 13, 14の表面を帯電させるために、この実施の形態では、DCのみ印加の帯電方式をとっているが、AC+DC印加の帯電方式を用いても良い。
【0043】
その後、感光体ドラム11, 12, 13, 14の表面には、露光装置としてのレーザ光学ユニット03によってイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応したレーザ光31, 32, 33, 34が照射され、各色毎の入力画像情報に応じた静電潜像が形成される。感光体ドラム11, 12, 13, 14は、レーザ光学ユニットで静電潜像が書き込まれた際に、その画像露光部の表面電位は−60 V以下程度にまで除電される。
【0044】
また、上記感光体ドラム11, 12, 13, 14の表面に形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応した静電潜像は、対応する色の現像装置41, 42, 43, 44によって現像され、感光体ドラム11, 12, 13, 14上にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像として可視化される。
【0045】
この実施の形態では、現像装置41, 42, 43, 44として、磁気ブラシ接触型の二成分現像方式を採用しているが、この発明の適用範囲はこの現像方式に限定されるものではなく、一成分現像方式や非接触型の現像方式など、他の現像方式においてもこの発明を充分に適用することができることは勿論である。
【0046】
現像装置41, 42, 43, 44には、それぞれ色の異なったイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)色のトナーと、キャリアからなる現像剤が充填されている。これらの現像装置41, 42, 43, 44は、図2に示すトナーカートリッジ04Y ,04M ,04C ,04K からトナーが補給されると、この補給されたトナーは、オーガー404 で充分にキャリアと攪拌されて摩擦帯電される。現像ロール401 の内部には、複数の磁極を所定の角度に配置したマグネットロール(不図示)が固定した状態で配置されている。この現像ロール401 に現像剤を搬送するパドル403 によって、当該現像ロール401 の表面近傍に搬送された現像剤は、現像剤量規制部材402 によって現像部に搬送される量が規制される。この実施の形態では、上記現像剤の量は、30〜50g/mであり、また、このとき現像ロール401 上に存在するトナーの帯電量は、概ね−20 〜35μC/g 程度である。
【0047】
上記現像装置41, 42, 43, 44で使用されるトナーとしては、次式で規定される形状係数SP1が100〜140、例えば、SP1=130程度のもので、平均粒径が3μm〜10μmの所謂”球形トナー”が用いられる。
SP1=(粒子の絶対最大長)/(粒子の投影面積)×(π/4)×100
【0048】
上記現像ロール401 上に供給されたトナーは、マグネットロールの磁力によって、キャリアとトナーで構成された磁気ブラシ状となっており、この磁気ブラシが感光体ドラム11, 12, 13, 14と接触している。この現像ロール401 にAC+DCの現像バイアス電圧を印加して、現像ロール401 上のトナーを感光体ドラム11, 12, 13, 14上に形成された静電潜像に現像することにより、トナー像が形成される。この実施の形態では、この現像バイアス電圧はACが4 kHz、1.5 kVppで、DCが−230V程度である。
【0049】
次に、上記各感光体ドラム11, 12, 13, 14上に形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像は、第1の一次中間転写ドラム51及び第2の一次中間転写ドラム52上に、静電的に二次転写される。感光体ドラム11, 12上に形成されたイエロー(Y)及びマゼンタ(M)色のトナー像は、第1の一次中間転写ドラム51上に、感光体ドラム13, 14上に形成されたシアン(C)及びブラック(K)色のトナー像は、第2の一次中間転写ドラム52上に、それぞれ転写される。従って、第1の一次中間転写ドラム51上には、感光体ドラム11または12のどちらから転写された単色像と、感光体ドラム11及び12の両方から転写された2色のトナー像が重ね合わされた二重色像が形成されることになる。また、第2の一次中間転写ドラム52上にも、感光体ドラム13,14 から同様な単色像と二重色像が形成される。
【0050】
上記第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 上に感光体ドラム11,12,13,14 からトナー像を静電的に転写するために必要な表面電位は、+250〜500 V程度である。この表面電位は、トナーの帯電状態や雰囲気温度、湿度によって最適値に設定されることになる。この雰囲気温度や湿度は、雰囲気温度や湿度によって抵抗値が変化する特性を持った部材の抵抗値を検知することで簡易的に知ることが可能である。上述のように、トナーの帯電量が−20 〜35μC/g の範囲内にあり、常温常湿環境下にある場合には、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 の表面電位は、+380V程度が望ましい。
【0051】
この実施の形態で用いる第1、第2の一次中間転写ドラム51, 52は、例えば、外径が42mmに形成され、抵抗値は10Ω程度に設定される。第1、第2の一次中間転写ドラム51, 52は、単層、あるいは複数層からなる表面が可撓性、もしくは弾性を有する円筒状の回転体であり、一般的にはFeやAl等からなる金属製コアとしての金属パイプの上に、導電性シリコーンゴム等で代表される低抵抗弾性ゴム層(R=10〜10Ω)が、厚さ0.1 〜10mm程度に設けられている。更に、第1、第2の中間転写ドラム51, 52の最表面は、代表的にはフッ素樹脂微粒子を分散させたフッ素ゴムを厚さ3 〜100 μmの高離型層(R=10〜10Ω)として形成し、シランカップリング剤系の接着剤(プライマ)で接着されている。ここで重要なのは、抵抗値と表面の離型性であり、高離型層の抵抗値がR=10〜10Ω程度であり、高離型性を有する材料であれば、特に材料は限定されない。
【0052】
このように第1、第2の一次中間転写ドラム51, 52上に形成された単色又は二重色のトナー像は、二次中間転写ドラム53上に静電的に二次転写される。従って、二次中間転写ドラム53上には、単色像からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)色の四重色像までの最終的なトナー像が形成されることになる。
【0053】
この二次中間転写ドラム53上へ第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 からトナー像を静電的に転写するために必要な表面電位は、+600〜1200V程度である。この表面電位は、感光体ドラム11, 12, 13, 14から第1の一次中間転写ドラム51及び第2の一次中間転写ドラム52へ転写するときと同様に、トナーの帯電状態や雰囲気温度、湿度によって最適値に設定されることになる。また、転写に必要なのは、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 と二次中間転写ドラム53との間の電位差であるので、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 の表面電位に応じた値に設定することが必要である。上述のように、トナーの帯電量が−20 〜35μC/g の範囲内にあり、常温常湿環境下であって、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 の表面電位が+380V程度の場合には、二次中間転写ドラム53の表面電位は、+880V程度、つまり第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 と二次中間転写ドラム53との間の電位差は、+500V程度に設定することが望ましい。
【0054】
この実施の形態で用いる二次中間転写ドラム53は、例えば、外径が第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 と同じ42mmに形成され、抵抗値は1011Ω程度に設定される。また、上記二次中間転写ドラム53も第1、第2の一次中間転写ドラム51, 52と同様、単層、あるいは複数層からなる表面が可撓性、もしくは弾性を有する円筒状の回転体であり、一般的にはFeやAl等からなる金属製コアとしての金属パイプの上に、導電性シリコーンゴム等で代表される低抵抗弾性ゴム層(R=10〜10Ω)が、厚さ0.1 〜10mm程度に設けられている。更に、二次中間転写ドラム53の最表面は、代表的にはフッ素樹脂微粒子を分散させたフッ素ゴムを厚さ3 〜100 μmの高離型層として形成し、シランカップリング剤系の接着剤(プライマ)で接着されている。ここで、二次中間転写ドラム53の抵抗値は、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 よりも高く設定する必要がある。そうしないと、二次中間転写ドラム53が第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 を帯電してしまい、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 の表面電位の制御が難しくなる。このような条件を満たす材料であれば、特に材料は限定されない。
【0055】
次に、上記二次中間転写ドラム53上に形成された単色像から四重色像までの最終的なトナー像は、最終転写ロール60によって、用紙搬送路を通る転写用紙P 上に3次転写される。この転写用紙P は、図3に示すような紙送り工程を経てレジストロール対90を通過し、二次中間転写ドラム53と転写ロール60のニップ部に送り込まれる。この最終転写工程の後、転写用紙P 上に形成された最終的なトナー像は、定着器70によって熱及び圧力で定着され、一連の画像形成プロセスが完了する。
【0056】
転写ロール60は、例えば、外径が20mmに形成され、抵抗値は10Ω程度に設定される。この転写ロール60は、図4に示すように、金属シャフト61の上にウレタンゴム等からなる半導電性の被覆層62を設け、この被覆層62の上にポリイミド樹脂またはポリエーテルイミド樹脂に相当する値以上の表面微小硬度を有するチューブ63を被覆して構成されている。具体的には、チューブ63としてポリイミド樹脂またはポリエーテルイミド樹脂からなるものが用いられる。転写ロール60に印加される電圧は、雰囲気温度、湿度、用紙の種類(抵抗値等)等によって最適値が異なり、概ね+1200 〜5000V程度である。この実施の形態では、定電流方式を採用しており、常温常湿環境下で約+6μAの電流を通電して、ほぼ適正な転写電圧(+1600〜2000V) を得ている。
【0057】
これら一連の転写工程においては、各転写工程の転写部位をトナー像が通過するとき、パッシェン放電や電荷注入により、(−)帯電している像中の正極性トナーの一部が逆極性の(+)帯電トナーとなることがある。この(+)帯電トナーは、次工程へ転写されずに、上流側に逆流することになるので、最もマイナス電位が高い帯電装置21, 22, 23, 24に付着、堆積する。これら帯電装置21, 22, 23, 24のトナーが付着した部分は、放電が活発となり、感光体ドラム11, 12, 13, 14の表面電位が高くなる傾向になるため、トナーの付着が多い部分、トナーの付着が少ない部分、トナーの付着がない部分で感光体ドラム11, 12, 13, 14の表面電位にムラが生じることになる。感光体ドラム11, 12, 13, 14の表面電位にムラが生じると、静電潜像を形成させるために当該感光体ドラム11, 12, 13, 14の表面に画像を一様に露光しても、潜像電位にムラが生じてしまい、現像量に違いが出てきてしまうので、特に中間調画像を現像しようとすると、濃度ムラが目立つことになる。
【0058】
そこで、このような帯電装置21, 22, 23, 24に付着したトナーによる濃度ムラの発生を防ぐために、この実施の形態では、印字動作前、印字動作後、連続印字持の所定枚数毎など、ある所定のタイミングで以下のようなクリーニング動作を行なうようになっている。
【0059】
帯電装置21, 22, 23, 24、感光体ドラム11, 12, 13, 14、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 、二次中間転写ドラム53、最終転写ロール60に、最終転写ロール60が最もマイナス電位が高くなるように、順々に電位勾配をつけた電圧を印加することによって、印字動作中に、帯電装置21, 22, 23, 24に付着、堆積した逆極性の(+)帯電トナーを、最終転写ロール60まで順々に転写して移動し、最終転写ロール60に接触して設けたブレードなどの最終クリーニング部材801 を含んだクリーニング装置80によって回収する。
【0060】
この実施の形態では、帯電装置21, 22, 23, 24の表面電位を0V、感光体ドラム11, 12, 13, 14の表面電位を−300V、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 の表面電位を−800V、二次中間転写ドラム53の表面電位を−1300 V、最終転写ロール60の表面電位を−2000 Vに設定している。この電位勾配は、各部材の金属部(シャフト、パイプ)に電圧を給電する方式によって得ているが、例えば、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 又は二次中間転写ドラム53などを電気的に浮かせて、これら部材の抵抗値の関係によって所望の表面電位が得られる場合には、そのような方法をとっても良い。このようなマイナス印加クリーニングモード、つまり逆極性の(+)帯電トナー回収モードによって帯電装置21, 22, 23, 24に付着したトナーによる濃度ムラの発生を防ぐことができる。
【0061】
以上が、上記の如く構成されるフルカラープリンタにおける画像形成プロセスであるが、ゼログラフィ方式等では、静電気を利用しているため、環境変動や経時によって画像濃度が変動しやすい。このため、環境変動や経時変化等に対して、プロセスを制御することが望ましい。
【0062】
その方法の一つとして、感光体や中間転写体、あるいは用紙への転写ロール、転写ベルト等の画像濃度検知媒体の表面に、テスト用のトナーパッチを形成し、その濃度を光学濃度センサで検知し、制御する方法がある。
【0063】
この実施の形態では、転写ロール60や二次中間転写ドラム53等の画像濃度検知媒体上において、その軸方向の同じ位置に、プロセス方向には位置をずらして、画像濃度制御用のトナー像(以下、「テストパッチ」という。)を形成することにより、1つの光学濃度検知手段で各色のテストパッチを検知することができるように構成されている。
【0064】
感光体ドラム11, 12, 13, 14上でテストパッチを検知するには、各感光体ドラム11, 12, 13, 14に対して、つまり4つの光学濃度検知手段が必要となってしまう。第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 上であれば、2つの光学濃度検知手段で良い。二次中間転写ドラム53上あるいは転写ロール60上であれば、1つの光学濃度検知手段で良い。また、テストパッチで画像濃度を制御する場合、下流のプロセスの方が用紙に近い条件となるので好ましい。つまり、二次中間転写ドラム53、更に好ましくは最終転写ロール60を、テストパッチの濃度を検知する画像濃度検知媒体とするのが良い。
【0065】
この実施の形態では、転写ロール60上にテストパッチを転写し、当該最終転写ロール60上に転写されたテストパッチの濃度を、光学濃度センサで検知するように構成されている。
【0066】
上記テストパッチは、非画像領域ここでは画像を形成していないタイミングで、画像形成時と同じ帯電、露光、現像、転写条件で、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色につき、像密度40%あるいは他の像密度の12×12mmのテストパッチ200 を、図5及び図6に示すように、最終転写ロール60上に3 mmの間隔で形成するようになっている。
【0067】
上記光学濃度センサ100 は、図7に示すように、転写ロール60の軸方向の中央部に、当該転写ロール60の外周において、半径方向の延長線上に位置するように配置されている。この光学濃度センサ100 は、ホルダ101 内に固定した状態で取り付けられている。また、転写ロール60の下部には、クリーニングブレード801 を備えたクリーニング装置80が配設されている。なお、図7中、802 はトナー回収ボックス、803 は最終転写ロール60の支持フレーム、804 は支持フレーム803 に設けられた除電器、805 はバイアスプレートをそれぞれ示している。
【0068】
また、上記光学濃度センサ100 は、図8に示すように、鏡面反射光を検知する鏡面反射型のセンサとなっており、転写ロール60表面の検知位置に対して、所定の入射角度φだけ傾斜して配置されたLED等からなる発光素子102 と、この発光素子102 から最終転写ロール60表面の検知位置に照射され、当該検知位置から正反射される鏡面反射光を検知するため、転写ロール60表面の検知位置に対して、前記所定の入射角度と等しい反射角度だけ傾斜して配置されたフォトトランジスタ等からなる受光素子103 とから構成されている。
【0069】
なお、上記光学濃度センサ100 としては、図9に示すように、拡散光を検知する拡散反射型のセンサを用いてよい。また、鏡面反射型のセンサと拡散反射型のセンサの双方を用いても良い。この場合には、鏡面反射成分と散乱光成分の両方の値に基づいてトナー濃度を検知することにより、トナー濃度の検知精度を一層向上させることが可能となる。
【0070】
ところで、この実施の形態に係るクリーニング装置は、被クリーニング部材の表面に付着した付着物をクリーニングブレードによって除去するクリーニング装置において、前記クリーニングブレードは、厚さ方向に沿って特性の異なる材料を複数の層状に積層して構成され、当該クリーニングブレードの被クリーニング部材に接触するクリーニングエッジ側の層を構成する材料が、高硬度のウレタン樹脂からなるように構成されている。
【0071】
また、この実施の形態に係るクリーニング装置は、前記クリーニングブレードを複数の層状に構成する特性の異なる材料が、すべて特性の異なるウレタン樹脂からなるように構成されている。
【0072】
すなわち、この実施の形態1に係るクリーニング装置80は、図7に示すように、被クリーニング部材としての転写ロール60の表面に付着した残留トナーや紙粉、あるいはテストパッチ200 等の付着物をクリーニングブレード801 によって除去するように構成されている。また、上記クリーニングブレード801 は、図1及び図7に示すように、ホルダー板金806 に接着又はネジ止め等の手段によって取り付けられており、被クリーニング部材としての転写ロール60の表面に、所定の喰い込み量及び接触角で接触するように配設されている。
【0073】
上記クリーニングブレード801 は、図1に示すように、厚さ方向に沿って特性の異なる材料を複数の層状(図示例では、2層)に積層して構成されており、当該クリーニングブレード801 を構成する特性の異なる材料として。この実施の形態は、すべて特性の異なるウレタン樹脂が用いられている。更に説明すると、上記クリーニングブレード801 は、当該クリーニングブレード801 の転写ロール60に接触するクリーニングエッジ側の層801 aを構成する材料が、高硬度のウレタン樹脂からなるように構成されているとともに、当該高硬度のウレタン樹脂からなる材料層801 aの裏面側には、低硬度のウレタン樹脂からなる材料層801 bが積層されている。
【0074】
上記クリーニングブレード801 は、例えば、その自由長Aが7.5mmに、厚さが1.8mm(高硬度材料層801 aの厚さBが0.3mm、低硬度材料層801 bの厚さCが1.5mm)にそれぞれ設定されている。また、上記クリーニングブレード801 を構成する材料層のうち、高硬度材料層801 aを構成する材料としては、JIS−A硬度で90度以上の硬度のウレタン樹脂が好適に使用される。また、高硬度のウレタン樹脂は、一般的に圧縮永久歪みが大きいため、高硬度材料からなるクリーニングエッジを被クリーニング部材に安定した押圧力で押し付けるためには、クリーニングエッジを形成する高硬度材料からなる層801 aの裏面に、低硬度の材料からなる層801 bを積層した少なくとも二層の構造を採用するのが望ましい。ここで、低硬度材料層801 bを構成する材料としては、例えば、JIS−A硬度で80度以下の硬度であって、さらに反発弾性率が常温23℃の条件で50%程度のウレタン樹脂からなるものが挙げられる。これらクリーニングブレード801 を構成する高硬度材料層801 a及び低硬度材料層801 bは、例えば、当該クリーニングブレード801 を遠心成形機によって成形する際に、先に何れかの層を形成する材料を遠心成形した後、その上に他方の層を形成する材料を遠心成形することによって、各層とも所定の厚さに密着積層された状態で、遠心成形することが可能となる。そして、遠心成形されたクリーニングブレード801 を構成する材料を、所定の形状に裁断することによって、クリーニングブレード801 を製造することが可能となる。
【0075】
ここで、上記クリーニングブレード801 を構成する材料のJIS−A硬度は、高分子計器株式会社製のアナログ型硬度計A型によって測定した。また、クリーニングブレード801 を構成する材料の反発弾性率は、JIS K 6255で規格化されている方法によって測定した。
【0076】
この実施の形態に係るクリーニングブレード801 は、厚さ方向に沿って特性の異なる材料を複数の層状に積層して構成され、当該クリーニングブレード801 の被クリーニング部材に接触するクリーニングエッジ側の層を構成する材料が、高硬度のウレタン樹脂からなるように構成したことを特徴とするものであるが、高硬度材料層801 a及びその裏面側に積層される低硬度材料層801 bの厚さも、重要なファクターとなる。
【0077】
本発明者は、高硬度材料からなる層801 aと低硬度材料からなる層801 bの厚さを種々変化させて、被クリーニング部材に対する押し付け力やトルクの変化、あるいは喰い込み量の設定値等について検討した。その結果、図15に示すように、高硬度材料層801 aの厚さの比率が0.25(1/4)を越えると、全体の厚さが厚い(2mm程度)ときは、使用できる喰い込み量が0.2mm程度となり、量産性に問題が出てくる。また、全体の厚さが薄い(1mm程度)ときは、押し付け力が過小となり、実際に使える喰い込み量は0.2mm以上にしなければならない。この場合、曲率を持つ被クリーニング部材に対しては、腹当たり状態となる危険がある。腹当たり状態となると、エッジに紙粉等が絡み付きやすくなるため、紙粉によるクリーニング不良が発生しやすくなる。
【0078】
そのため、上記クリーニングブレード801 としては、高硬度材料からなる層801 aの厚さを、クリーニングブレード801 全体の厚さの1/4程度以下に設定したものが好適に使用される。因みに、図15において、クリーニングブレードの自由長は、7.5mmに設定されている。上記高硬度材料からなる層801 aの厚さは、例えば、0.3mmに設定されるが、量産上の制約がなければ、高硬度材料からなる層801 aの厚さは、0.3mm以下が望ましい。さらに、クリーニングブレード801 の他の部分を占める低硬度材料層801 bの厚さは、クリーニングブレード801 の安定的な押圧力を得るために、高硬度材料層801 aの厚さの3倍以上であることが望ましい。したがって、上記低硬度材料層801 bの厚さは、高硬度材料層801 aの厚さを0.3mmとすると、0.9mm以上であることが望ましい。
【0079】
本発明者の研究によれば、高硬度材料からなる層の厚さを0.3mmに設定した場合には、図15に示すように、低硬度材料からなる層の厚さを、1.7mmに設定するのが最も望ましいことがわかった。よって、量産的には、クリーニングブレード801 として、両方の厚さを合わせて、2.0mm程度の厚さのものが使用される。
【0080】
なお、上記高硬度材料からなる層と低硬度材料からなる層とを貼り合わせるためには、二つの層の間に接着層を設けるように構成しても良い。
【0081】
以上の構成において、この実施の形態に係るクリーニング装置の場合には、次のようにして、所謂”球形トナー”を使用した場合でも、良好にクリーニングすることができるのは勿論のこと、クリーニングブレードにブレード鳴きやブレード捲れ等が発生するのを防止することができるとともに、適切な喰い込み量に設定可能で、しかも、被クリーニング部材の駆動トルクが過大となることを防止することが可能となっている。
【0082】
すなわち、上記実施の形態1に係るクリーニング装置80を適用したフルカラープリンタの場合には、感光体ドラム11, 12, 13, 14から第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 へのトナー像の転写性、あるいは第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 から二次中間転写ドラム53への転写性、更には二次中間転写ドラム53から転写用紙P 上への転写性を良好とするため、前述したように、形状係数SP1が100〜140の所謂”球形トナー”を用いるように構成されている。
【0083】
上記感光体ドラム11, 12, 13, 14の表面には、画像情報に応じて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像が形成され、これらのイエロー(Y)及びマゼンタ(M)のトナー像は、第1の一次中間転写ドラム51上へ転写されるとともに、シアン(C)及びブラック(K)のトナー像は、第2の一次中間転写ドラム52上へ転写される。そして、上記第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像は、二次中間転写ドラム53上に多重に転写された後、当該二次中間転写ドラム53上から転写用紙P に一括して転写され、当該転写用紙P 上に定着されて、カラー画像が形成される。
【0084】
その際、上記の如くトナー像を形成するトナーとして”球形トナー”を用いることによって、トナー像の転写性を向上させることができ、感光体ドラム11, 12, 13, 14、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 、二次中間転写ドラム53上に残留するトナーの量を、従来に比べて大幅に低減させることができる。
【0085】
また、上記感光体ドラム11, 12, 13, 14や第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 、あるいは二次中間転写ドラム53上にトナーが微量に残留した場合であっても、前述したように、クリーニングモードにおいて、各感光体ドラム11, 12, 13, 14及び第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 、更には二次中間転写ドラム53に電位勾配を設定することによって、当該感光体ドラム11, 12, 13, 14及び第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 、更には二次中間転写ドラム53の表面に残留したトナーを、最終的に転写ロール60上に集め、この転写ロール60上に集められた残留トナーを、クリーニング装置80のクリーニングブレード801 によって除去し、回収ボックスに回収することが可能となる。
【0086】
ところで、上記クリーニングブレード801 は、当該クリーニングブレード801 の転写ロール60に接触するクリーニングエッジ側の材料が、高硬度のウレタン樹脂からなるように構成したので、高硬度のウレタン樹脂からなるクリーニングエッジ側の層801 aによって、クリーニングエッジに楔状の隙間が発生するのを防止することができ、球形トナーを効果的に除去することが可能となる。
【0087】
但し、上記クリーニングブレード801 の全体を高硬度のウレタン樹脂から構成した場合には、転写ロール60に対する押圧力が大きくなってしまい、喰い込み量を小さくして設定できず、実際に使用することができないばかりか、転写ロール60に対する摩擦力も大きくなるので、当該転写ロール60等を回転駆動させるための駆動トルクが過大となり、場合によっては、画像形成装置の駆動モーターが脱調してしまうことになる。
【0088】
これに対して、本実施の形態に係るクリーニングブレード801 では、図1に示すように、高硬度のウレタン樹脂からなる層801 aの裏面側に、低硬度材料層801 bが積層されているため、当該クリーニングブレード801 の転写ロール60に対する押圧力を適度に設定することができ、喰い込み量もある程度大きくすることができるとともに、転写ロール60に対する摩擦力も低減することができ、当該転写ロール60等を回転駆動させるための駆動トルクを小さくすることができ、画像形成装置の駆動モーターに脱調等が発生するのを防止することができる。
【0089】
さらに、このクリーニングブレード801 を使用すると、金属製のスクレーパと異なって被クリーニング部材の表面を傷付けることがないので、被クリーニング部材としての転写ロール60上に作られたテストパッチ200 の反射濃度の測定が安定するので、安定したプロセスコントロールが実現できる。
【0090】
図10はクリーニングブレード801 を構成する高硬度ウレタン樹脂層801 aの硬度を変化させた場合に、図11に示すように、ポリイミド樹脂の表面層を有する転写ロール60に対する摩擦係数がどのように変化するかを測定した結果を示すグラフである。
【0091】
この図10から明らかなように、高硬度ウレタン樹脂層801 aのJIS−A硬度を90度以上に設定することによって、摩擦係数を0.5以下にすることができることが判る。
【0092】
実施の形態2
図12はこの発明の実施の形態2を示すものであり、この実施の形態2では、前記クリーニングブレードを複数の層状に構成する特性の異なった材料が、クリーニングエッジ側以外に配置される材料として、プラスチックフィルムを含むように構成したものである。
【0093】
すなわち、この実施の形態2に係るクリーニングブレード801 は、図12に示すように、当外クリーニングブレード801 を複数の層状に構成する特性の異なった材料として、ウレタン樹脂以外に、プラスチックフィルムからなる層801 cを用いるように構成されている。
【0094】
図12に示すクリーニングブレード801 は、ウレタンとプラスチックフィルムの二層タイプのブレードである。ブレード材料として、厚さ0.1〜0.5mm程度のPETフィルム801 cに、厚さ0.05〜0.2mm程度の高硬度の熱可塑性ウレタンゴム層801 aを塗布硬化させたものが用いられている。上記ウレタンゴムからなる層801 aとPETフィルムからなる層801 cとの間に剥離を防止するため、接着層を設けるように構成しても良い。クリーニングエッジは、カット加工による加工がなされる。このクリーニングブレード801 は、図12に示すように、ブレードホルダ806 に接着若しくはネジ止め等により取り付けられる。また、上記クリーニングブレード801 は、被クリーニング部材の表面に所定の喰い込み量及び接触角で接触するように装着される。被クリーニング部材に押し付ける側は、カット加工等によってクリーニングエッジが作られたウレタンゴムからなる側である。このときのブレードの自由長は、4mm〜10mm程度であり、喰い込み量は0.3〜1.5mm程度に調整されるのが好適である。
【0095】
また、熱可塑性ウレタンの微小硬度(JIS−A硬度)は、95度が最適であるが、90度以上であれば球形トナーのクリーニング性を確保することができる。最適な条件としては、厚さ0.3mmのPETフィルム801 cに、厚さ0.1mmの熱可塑性ウレタンを塗布し、自由長を7.5mmとして、喰い込み量を0.6mmに設定した場合が挙げられる。
【0096】
さらに、このクリーニングブレード801 を使用すると、被クリーニング部材の表面を傷付けることがないので、被クリーニング部材としての転写ロール60上に作られたテストパッチ200 の反射濃度の測定が安定するので、安定したプロセスコントロールが実現できる。
【0097】
以上、二種類のクリーニングブレードを説明したが、これは転写ロールだけでなく、表面微小硬度がポリイミド樹脂またはポリエーテルイミド樹脂に相当する値以上の表面微小硬度を持つ転写部材に対して、例えば、感光体ドラム、中間転写ベルトやクリーニングロール等にも使用できる。
【0098】
また、クリーニングブレードを構成する層の数としては、2層に限らず、3層以上に形成しても勿論よい。
【0099】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、所謂”球形トナー”を使用した場合でも、良好にクリーニングすることができるのは勿論のこと、クリーニングブレードにブレード鳴きやブレード捲れ等が発生するのを防止することができるとともに、適切な喰い込み量に設定可能で、しかも、被クリーニング部材の駆動トルクが過大となることを防止可能なクリーニング装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の実施の形態1に係るクリーニング装置を示す構成図である。
【図2】図2はこの発明の実施の形態1に係るクリーニング装置を用いた画像形成装置としてのタンデム型フルカラープリンタを示す構成図である。
【図3】図3はこの発明の実施の形態1に係るクリーニング装置を用いた画像形成装置としてのタンデム型フルカラープリンタの画像形成部を示す構成図である。
【図4】図4は転写ロールを示す構成図である。
【図5】図5は転写ロール上に形成されたテストパッチを示す模式図である。
【図6】図6は転写ロール上に形成されたテストパッチを示す模式図である。
【図7】図7はこの発明の実施の形態1に係るクリーニング装置を示す構成図である。
【図8】図8は濃度センサを示す構成図である。
【図9】図9は濃度センサを示す構成図である。
【図10】図10はクリーニングブレードとポリイミド樹脂の摩擦係数の関係を示すグラフである。
【図11】図11はクリーニングブレードとポリイミド樹脂の摩擦係数の測定状態を示す説明図である。
【図12】図12はこの発明の実施の形態2に係るクリーニング装置を示す構成図である。
【図13】図13は従来のクリーニング装置を用いた画像形成装置を示す構成図である。
【図14】図14は従来のクリーニング装置によって感光体ドラム上の球形トナーをクリーニングした状態を示す模式図である。
【図15】図15はこの発明の実施の形態1に係るクリーニング装置において、高硬度側材料と低硬度側材料の厚さの比率と押し付け量等の関係を示す図表である。
【符号の説明】
80:クリーニング装置、801 :クリーニングブレード、801 a:高硬度ウレタン樹脂からなる層、801 b:低硬度ウレタン樹脂からなる層。

Claims (19)

  1. 被クリーニング部材の表面に付着した付着物をクリーニングブレードによって除去するクリーニング装置において、
    前記クリーニングブレードは、厚さ方向に沿って特性の異なる材料を複数の層状に積層して構成され、当該クリーニングブレードの被クリーニング部材に接触するクリーニングエッジ側の層を構成する材料が、高硬度の樹脂からなることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 請求項1に記載されたクリーニング装置において、前記高硬度の樹脂がウレタン樹脂からなることを特徴とするクリーニング装置。
  3. 請求項1に記載されたクリーニング装置において、前記クリーニングブレードを複数の層状に構成する特性の異なる材料は、すべて特性の異なるウレタン樹脂からなることを特徴とするクリーニング装置。
  4. 請求項1に記載されたクリーニング装置において、前記クリーニングブレードを複数の層状に構成する特性の異なる材料は、クリーニングエッジ側以外に配置される材料として、プラスチックフィルムを含むことを特徴とするクリーニング装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載されたクリーニング装置において、前記クリーニングエッジ側の高硬度ウレタン樹脂のJIS−A硬度が、90度以上であることを特徴とするクリーニング装置。
  6. 請求項3又は5に記載されたクリーニング装置において、前記クリーニングエッジ側の高硬度ウレタン樹脂の厚さは、クリーニングブレード全体の厚さの1/4以下に設定されていることを特徴とするクリーニング装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載されたクリーニング装置において、前記被クリーニング部材が、感光体ドラム、転写ロール、中間転写体、クリーニングロールのうちの少なくとも何れか1つであることを特徴とするクリーニング装置。
  8. 請求項7に記載されたクリーニング装置において、前記被クリーニング部材は、表面に樹脂層を有することを特徴とするクリーニング装置。
  9. 請求項8に記載されたクリーニング装置において、前記表面樹脂層は、ポリイミド樹脂またはポリエーテルイミド樹脂に相当する値以上の表面微小硬度を有することを特徴とするクリーニング装置。
  10. 請求項7に記載されたクリーニング装置において、前記転写ロールは、ポリイミド樹脂またはポリエーテルイミド樹脂に相当する値以上の表面微小硬度を有するチューブを、半導電性ロールに被覆して構成されていることを特徴とするクリーニング装置。
  11. 次式で規定される形状係数SP1が100〜140で、平均粒径が3μm〜10μmのトナーを用いて画像を形成するとともに、被クリーニング部材上に残留したトナーをクリーニングブレードによって除去するクリーニング装置を備えた画像形成装置において、
    前記クリーニング装置のクリーニングブレードは、厚さ方向に沿って特性の異なる材料を複数の層状に積層して構成され、当該クリーニングブレードの被クリーニング部材に接触するクリーニングエッジ側の層を構成する材料が、高硬度のウレタン樹脂からなることを特徴とする画像形成装置。
    SP1=(粒子の絶対最大長)/(粒子の投影面積)×(π/4)×100
  12. 請求項11に記載された画像形成装置において、前記クリーニングブレードを複数の層状に構成する異なる材料は、すべて特性の異なるウレタン樹脂からなることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項11に記載された画像形成装置において、前記クリーニングブレードを複数の層状に構成する異なる材料は、クリーニングエッジ側以外に配置される材料として、プラスチックフィルムを含むことを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項11乃至13の何れかに記載された画像形成装置において、前記クリーニングエッジ側の高硬度ウレタン樹脂のJIS−A硬度が、90度以上であることを特徴とする画像形成装置装置。
  15. 請求項12又は14に記載された画像形成装置において、前記クリーニングエッジ側の高硬度ウレタン樹脂の厚さは、クリーニングブレード全体の厚さの1/4以下に設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項11乃至15の何れかに記載された画像形成装置において、前記被クリーニング部材が、感光体ドラム、転写ロール、中間転写体、クリーニングロールのうちの少なくとも何れか1つであることを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項16に記載された画像形成装置において、前記被クリーニング部材は、表面に樹脂層を有することを特徴とする画像形成装置。
  18. 請求項17に記載された画像形成装置において、前記表面樹脂層は、ポリイミド樹脂またはポリエーテルイミド樹脂に相当する値以上の表面微小硬度を有することを特徴とする画像形成装置。
  19. 請求項16に記載された画像形成装置において、前記転写ロールは、ポリイミド樹脂またはポリエーテルイミド樹脂に相当する値以上の表面微小硬度を有するチューブを、半導電性ロールに被覆して構成されていることを特徴とする画像形成装置。
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