JP2004182147A - 横跳ね収納式スライドシート - Google Patents
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Abstract
【課題】シートクッションを元の使用状態に戻す際に、誤って操作レバーに触れても、シートブラケットとレールブラケットとを正確に再係合させることができる横跳ね収納式スライドシートを提供する。
【解決手段】横跳ね収納状態では、操作レバー18はストッパ部材17により回動操作不能にされているため、シートクッション2を横跳ね収納状態から元の使用状態に戻す際に、誤って操作レバー18に触れても、操作レバー18が回転しない。従って、シートブラケット14とレールブラケット13とを正確に再係合させることができる。
【選択図】 図8
【解決手段】横跳ね収納状態では、操作レバー18はストッパ部材17により回動操作不能にされているため、シートクッション2を横跳ね収納状態から元の使用状態に戻す際に、誤って操作レバー18に触れても、操作レバー18が回転しない。従って、シートブラケット14とレールブラケット13とを正確に再係合させることができる。
【選択図】 図8
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、横跳ね収納式スライドシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のリヤシート(セカンドシート又はサードシート)には、リヤシート後方の荷室を拡大するために、シートバックを後側に倒して水平状態とし、リヤシート全体をシートクッションの車外側端部を中心に引き起こすように回転させて収納する横跳ね収納式構造がある。
【0003】
シートクッションの車外側端部には、シートブラケットが取付けられ、このシートブラケットが、フロアに固定された第1スライドレールに取付けられて前後動自在なレールブラケットに、横跳ね方向へ回転自在に支持されている。
【0004】
一方、シートクッションの車内側端部も、第2スライドレールにより前後動自在に支持されていると共に、シートクッションの横跳ね収納を可能にするため、第2スライドレールに対して係脱自在になっている。
【0005】
第1スライドレール及び第2スライドレールには、それぞれ前後位置を固定する第1ロック機構及び第2ロック機構が設けられている。
【0006】
シートクッションの車外側端部に取付けられたシートブラケットには、そのレールブラケット側の側面部に、第1ロック機構を解除するための操作レバーが設けられている。操作レバーは持ち上げ等による回転操作式で、この操作レバーを操作することにより、少なくとも第1ロック機構を解除できるようになっている。
【0007】
操作レバーの操作力を第1スライドレールの第1ロック機構に伝達するに際し、操作レバーを設けたシートブラケットが、第1スライドレールに支持されたレールブラケットに対して回転自在であることから、シートブラケットと、レールブラケットとの間の操作力伝達構造が複雑になる。
【0008】
すなわち、シートクッションの通常使用状態では、シートブラケット側とレールブラケット側とが、互いに係合して、操作力が伝達されなければならないが、横跳ね収納時には、シートブラケットがレールブラケットから離反するため、係合が解除されなければならず、また元の通常使用状態に戻した場合には、自動的にシートブラケットとレールブラケットとが、正確に再係合しなければならない。
【0009】
そのため、シートブラケット側とレールブラケット側の係合構造には、厳密な位置関係が求められ、互いの係合関連部品の位置がずれると、シートクッションを通常使用状態に戻した際に再係合せず、操作力の伝達が不能になるばかりでなく、互いの係合関連部品同士が不正確な位置で干渉して、係合構造が破損するおそれもある。
【0010】
従って、シートブラケットとレールブラケットとの接近・離反により、係合状態と非係合状態とが確実に得られるように、例えば、シートブラケット側に操作レバーの回動操作により可動するピンを設け、そのピンをレールブラケット側の受動部に設けた孔に対して抜き差しすることで、そのピンから受動部の内部構造へ操作力を伝達するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0011】
【特許文献1】
特開平10−258661号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、シートクッション側に設けた設けたピンを、レールブラケット側の受動部に設けた設けた孔に抜き差しすること等により、シートブラケットとレールブラケットとの接近・離反時に、係合状態と非係合状態とが確実に得られるようにしているものの、操作レバーがシートブラケットに突出状態で設けられているため、シートクッションを手で持って、横跳ね収納状態から元の使用状態に戻す際に、誤って操作者の手が操作レバーに触れ、操作レバーが回転することにより、シートブラケット側の係合関連部品(例えば、ピン)の位置が正規位置から変位して、第1スライドレールの受動部側の構造と正確に係合しなくなるおそれがある。シートブラケットとレールブラケットとが正確に係合しないと、操作レバーの操作力が伝達できなくなるばかりでなく、互いの構造を変形或いは破損させるおそれがある。
【0013】
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、シートクッションを元の使用状態に戻す際に、誤って操作レバーに触れても、シートクッション側のシートブラケットと、第1スライドレール側のレールブラケットとを正確に再係合させることができる横跳ね収納式スライドシートを提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、後側へ倒せるシートバックが備えられたシートクッションの車外側端部にシートブラケットを取付け、フロアに固定された第1スライドレールに該第1スライドレールにより前後動自在なレールブラケットを取付け、該レールブラケットに対してシートブラケットをシートクッションごと横跳ね方向へ回転自在に支持し、シートクッションにおける車内側端部を、第2スライドレールにより前後動自在で且つ該第2スライドレールに対して係脱自在に取付け、シートブラケットのレールブラケット側の側面部に、第1スライドレールのロック機構を解除する操作レバーを回動操作自在に取付けた横跳ね収納式スライドシートであって、前記操作レバーを取付けたシートブラケットの側面部に、操作レバーの一部と当接して該操作レバーの回動操作を阻止可能なストッパ部材を側面部側へ付勢した状態で設けると共に、該ストッパ部材に側面部を貫通してレールブラケット側へ突出する作動ピンを形成し、シートクッションの通常使用状態では、作動ピンの先端がレールブラケットに押圧され、ストッパ部材が付勢手段に抗して側面部から離反することにより、操作レバーの回動操作を可能とし、シートクッションの横跳ね収納状態では、レールブラケットによる作動ピンの押圧が解放され、ストッパ部材が付勢手段により操作レバーの一部と当接する位置に付勢されることにより、操作レバーの回動操作を不能にすることを特徴とする。
【0015】
請求項1に記載の発明によれば、シートクッションの横跳ね収納状態では、ストッパ部材との当接により、操作レバーが回動操作不能とされるため、シートクッションを横跳ね収納状態から元の使用状態に戻す際に、誤って操作レバーに触れても、操作レバーが回転しない。従って、シートクッションのシートブラケット側の係合関連部品が位置ずれを起こすことがなく、シートブラケットとレールブラケットとを正確に再係合させることができる。また、操作レバーは、通常使用状態においては、ストッパ部材の作動ピンがレールブラケットに押圧されることにより、回動操作可能になるため、操作レバーの操作性の面で問題はない。
【0016】
請求項2に記載の発明は、操作レバーと第2スライドレール側のロック機構とを、操作力伝達手段により連結することで、第1スライドレールのロック機構と、第2スライドレールのロック機構とを同時に解除可能としたことを特徴とする。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、操作レバーの回転操作で、第1スライドレールと第2スライドレールの両ロック機構を同時に解除することができるため、ロック機構の解除操作が容易である。
【0018】
請求項3に記載の発明は、シートクッションの車内側端部を離脱させた際の第2スライドレールの位置が、そのまま維持されるようになっていることを特徴とする。
【0019】
請求項3に記載の発明によれば、第2スライドレールの位置がそのまま維持されるため、シートクッションを元の状態に戻す際に、シートクッションの車内側端部が第2スライドレールに対して正確に再係合する。
【0020】
請求項4に記載の発明は、第1スライドレールの方が第2スライドレールよりも高い位置にあり、シートクッションの車内側端部が、シートクッションの下面に折りたたみ自在に軸支された脚部であることを特徴とする。
【0021】
請求項4に記載の発明によれば、シートクッションの下面に折りたたみ自在な脚部を設けたことにより、第1スライドレールと第2スライドレールの上下高さが異なっていても、シートクッションを確実に前後動自在に支持することができる。シートクッションの横跳ね収納状態では、脚部を折りたためば拡大された荷室側に突出しない。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施形態を図1〜図14に基づいて説明する。
【0023】
符号1は、ワンボックス車のリヤシート(左側シート)で、シートクッション2とシートバック3とから成る。
【0024】
シートバック3は、後側に大きくリクライニング可能で、最大に倒した場合には、シートクッション2と同様に略水平状態となる。シートバック3の右側面部には前倒しして利用するアームレスト4が設けられている。
【0025】
リヤシート1の下方のフロア5は外側が高くなっており、そのフロア5の高い部分に第1スライドレール6が設けられ、低い部分に第2スライドレール7が設けられている。
【0026】
第1スライドレール6及び第2スライドレール7は、それぞれフロア5側の第1固定レール8及び第2固定レール9と、リヤシート1側の第1可動レール10及び第2可動レール11とから成っている。
【0027】
第1固定レール8及び第2固定レール9は、それぞれ上部に長手方向に沿った開口を有する断面チャンネル形状をしている。
【0028】
第1可動レール10は断面L形で、第2可動レール11は断面T形で、それぞれローラ12(図4、図5参照)により第1固定レール8及び第2固定レール9に対して前後動自在になっている。
【0029】
第1可動レール10の上面にはレールブラケット13が固定され、このレールブラケット13の前後両端部に、シートクッション2の車外側端部に一体化されたシートブラケット14が、回転軸Xを中心にして、回転自在に支持されている。
【0030】
シートブラケット14は、シートクッション2の内部でクッションフレーム15に固定され、レールブラケット13に対する回転軸Xを中心に、シートクッション2全体を回動させて、横跳ね収納状態にすることができる。
【0031】
シートブラケット14のレールブラケット13側の側面部には、操作レバー18が軸ピン16により持ち上げ回動自在に軸支されている。操作レバー18の前端部は、シートブラケット14の前壁に形成されたスリット21から前方へ突出している。
【0032】
操作レバー18の後端部には、L形のアクションレバー23が回動自在に軸支されている。アクションレバー23の前端にはピン24が形成され、このピン24を長孔25の後端に係合させることにより、アクションレバー23の回動は規制され、操作レバー18と共に持ち上げ方向へ回動する。
【0033】
アクションレバー23は、長孔25内でピン24が移動することにより、操作レバー18に対して逆側へ回動することができる。アクションレバー23が逆側へ回動することにより、アクションレバー23に連結された機構に逆側への荷重が加わっても、その荷重を吸収して、機構の保護を図ることができる。
【0034】
アクションレバー23の後端には、リンクシャフト26を介してリンクプレート27が連結され、リンクプレート27は下端を中心に前後に揺動可能な揺動レバー28の上端に連結されている。
【0035】
揺動レバー28にはシートブラケット14に形成された円弧孔29から外部へ突出する可動ピン30が形成されている。可動ピン30は、レールブラケット13の上部を貫通するシャフト31の一端に固定されたカムプレート32の長孔33内に挿入可能である。
【0036】
操作レバー18を上方へ回動させると、前述のアクションレバー23、リンクシャフト26、リンクプレート27を介して、揺動レバー28が前方へ回転し、可動ピン30がカムプレート32の長孔33内に係合したまま前方へ揺動して、シャフト31を回転させる。
【0037】
シャフト31の他端には回転プレート34が固定され、この回転プレート34の下端で、図13に示すように、回転自在に軸支された第1リフトレバー35の前端を押すことにより、第1インターロック36を持ち上げ、第1可動レール10の前後動を可能にする。
【0038】
第1インターロック36は、常時下方へ付勢されており、通常は第1固定レール8の底面に形成された複数の切欠(図示せず)に係合して、第1可動レール10の前後位置をロックしている。以上のようなカムプレート32、シャフト31、回転プレート34、第1リフトレバー35、第1インターロック36により、「第1ロック機構」が構成される。
【0039】
操作レバー18を取付けたシートブラケット14の側面部には、図8〜図11に示すように、操作レバー18の上部後方位置に、ストッパ部材17が設けられている。このストッパ部材17はシートブラケット14を貫通する作動ピン19の途中に設けられ、断面コ字状のブラケット20にて支持されている。ブラケット20とストッパ部材17との間には、スプリング(付勢手段)22が設けられ、ストッパ部材17をシートブラケット14側に付勢している。
【0040】
また、この作動ピン19は、シートクッション2の通常使用状態で、レールブラケット13に押圧されて、ストッパ部材17をスプリング22に抗して離反させる。
【0041】
従って、シートクッション2を横跳ね収納状態にして、作動ピン19の押圧を解放した場合には、ストッパ部材17はシートブラケット14側に押し付けられ(図10)、シートクッション2を通常使用状態にすると、作動ピン19はレールブラケット13に押圧されて、シートブラケット14から離反した状態(図11)となる。
【0042】
ストッパ部材17がシートブラケット14に接した状態では、ストッパ部材17に操作レバー18の対応端が当接して、操作レバー18の回動操作が不能になり、操作レバー18の非操作状態が維持される。
【0043】
ストッパ部材17がシートブラケット14から離反した状態では、操作レバー18の対応端が、ストッパ部材17とシートブラケット14との間に入り込むため、操作レバー18の回動操作が可能になる。
【0044】
一方、シートクッション2の車内側端部のクッションフレーム15には、上端を中心に全体をシートクッション2の下面側へ折りたたみ自在な脚部37が軸支されている。
【0045】
この脚部37は、第1スライドレール6と第2スライドレール7との上下高さの差を補うためのもので、脚部37のクッションフレーム15に対する回動支点には、図示せぬスプリングが設けられ、シートクッション2の下面から引き出して回転させた状態及び下面に折りたたんだ状態をそれぞれ一定の付勢力で保持できるようになっている。
【0046】
この脚部37は、引き出された状態で、その下端部が第2スライドレール7の第2可動レール11に対して係脱自在に取付けられる。
【0047】
この脚部37の前寄り位置には、中央部の支点を中心に回転自在なT形レバー38が設けられている。また、このT形レバー38の下端は、リンクレバー39の下端部付近に軸支されている。
【0048】
このリンクレバー39は、上下サイズが大きく、その上端の支点を中心に下端部が揺動する。リンクレバー39の上端とT形レバー38の前端との間には、両者を引っ張るスプリング40が設けられており、該スプリング40により両者のガタつきを防止している。
【0049】
T形レバー38の後端と、前記可動ピン30が固定された揺動レバー28とは、ワイヤ41により連結されている。このワイヤ41は、両端部が固定されたアウタチューブ42にて覆われており、その経路や曲がり具合にかかわらず、一方側におけるアウタチューブ42に対する相対移動量が他方側に伝達される。但し、ワイヤ41とアウタチューブ42の内径との関係から多少の誤差は生じる。
【0050】
ワイヤ41には、スプリング49からの引張力が加わるため、この引張力により、ワイヤ41が引っ張られ、揺動レバー28を後側へ回動させる。従って、操作レバー18は常に非操作状態になるように付勢された状態となる。
【0051】
この実施形態の「操作力伝達手段」は、以上のようなワイヤ41、T形レバー38、リンクレバー39などにより形成される。
【0052】
従って、操作レバー18を上方へ回転操作すると、第1ロック機構側の揺動レバー28を介して、ワイヤ41が所定のストローク分だけ引かれ、脚部37側におけるT形レバー38を回転させる。
【0053】
T形レバー38が回転すると、リンクレバー39の下端部も上側の支点を中心に後側へ揺動する。リンクレバー39の上側の支点から下端部までの上下サイズが大きいため、該リンクレバー39の下端部は水平移動に近い近い大きな円弧で後側へ回転する。
【0054】
脚部37の後寄り位置には、U字形のストライカ43が溶接されている。脚部37は、このストライカ43を利用して第2スライドレール7に対して係脱自在に取付けられる。
【0055】
第2可動レール11のストライカ43に対応する部分には、図示せぬ開口が形成されおり、その開口からストライカ43は第2可動レール11の内部まで挿入される。
【0056】
第2可動レール11の前記ストライカ43に対応する部分には、下方の支点を中心に回転自在なキャッチ44が設けられている。このキャッチ44の上部は係合凹部を有したフック形状になっており、該係合凹部にストライカ43が係合される。
【0057】
キャッチ44は、常時ストライカ43から離脱する方向に(前側へ回転するように)付勢されており、キャッチ44の前方の窪みに係合するカム45により、キャッチ44の離脱方向への回転が防止されている。
【0058】
また、カム45の回転軸には、前端が同軸で軸支された補助プレート46が設けられている。この補助プレート46の後端は、キャッチ44の下端部における支点よりも後側位置に軸支されており、ストライカ43により下方へ押されることにより、キャッチ44を係合方向へ強制的に回転させる。
【0059】
キャッチ44の下端前方には、凸部47が形成されており、キャッチ44が離脱方向へ回転した際に、第2固定レール9の底面に形成された図示せぬ切欠に係合し、第2可動レール11の第2固定レール9に対する前後動をロックできる。
【0060】
キャッチ44の離脱方向への回転を防止するカム45には、リリースロッド48が連結されており、該リリースロッド48の前端部は、リリース部49として、第2可動レール11の前方へ突出している。
【0061】
このリリースロッド48は、カム45をキャッチ44に係合させる方向へ向けて(後側へ向けて)付勢されている。そして、リリース部49を前側へ引っ張って、リリースロッド48を前方へ移動させることにより、カム45がキャッチ44の窪みから外れ、キャッチ44が付勢力により離脱方向へ回転し、ストライカ43との係合が解除されるようになっている。
【0062】
第2可動レール11の縦面におけるキャッチ44の若干前寄り位置には、下端部が軸支されてその前端が上下に揺動し且つ上端が前後に揺動する第2リフトレバー50が設けられている。この第2リフトレバー50の前端には、第2インターロック51が軸支されている。この第2インターロック51は、第2固定レール9の底面に切欠形成された図示せぬ複数の切欠と任意の位置で係合し、第2可動レール11の第2固定レール9に対する前後動をロックする。
【0063】
また、第2リフトレバー50の上端には、前側へ水平に延びるプッシュロッド52の後端が軸支されている。このプッシュロッド52の前端付近には、図示せぬ開口が形成されており、該開口から前記脚部37におけるリンクレバー39の下端部が挿入される。これらのプッシュロッド52、第2インターロック51、第2リフトレバー50により「第2ロック機構」が構成される。
【0064】
第2インターロック51には、常時下向きの付勢力が加えられており、第2可動レール11の第2固定レール9に対するロック状態が維持されている。
【0065】
そして、リンクレバー39の下端部がプッシュロッド52の前端を後方へ押すと、第2リフトレバー50が回転して、第2インターロック51を持ち上げるため、第2可動レール11は第2固定レール9に対して前後動可能となる。
【0066】
シートクッション2の下面の内側寄り位置には、着脱自在なベルトフック53が設けられている(図1参照)。このベルトフック53はシートクッション2の横跳ね収納状態を保持すべく、シートクッション2から外して車体のアシストグリップ54に引っ掛けることができる。
【0067】
次に、この実施形態の横跳ね収納式スライドシートの各状態における作用を図12〜図14に基づいて説明する。
【0068】
通常の着座状態(図12参照):通常の着座状態では、第1スライドレール6側では、第1インターロック21が第1固定レール8に係合しており、第2スライドレール7側では第2インターロック51が第2固定レール9に係合しているため、リヤシート1の前後動はロックされている。
【0069】
また、脚部37のストライカ43もキャッチ44に係合されているため、シートクッション2が横跳ねすることもない。リンクレバー39の下端部は、プッシュロッド52の前端部分に上から挿入された状態となっている。
【0070】
操作レバー18では、ストッパ部材17の作動ピン19がレールブラケット13に押圧されて、ストッパ部材17がシートブラケット14から離反した状態になっている。従って、操作レバー18の回動操作は可能な状態になっている。
【0071】
操作レバー18の操作状態(図13参照):次に、操作レバー18を上方へ回転操作させる。すると、アクションレバー23、リンクシャフト26、リンクプレート27を介して、揺動レバー28が前方へ揺動するため、可動ピン30がカムプレート32を回転させる。
【0072】
そして、その回転がシャフト31を介して回転プレート34に伝達され、回転プレート34が第1リフトレバー35を回転させるため、第1インターロック36が持ち上がり、第1スライドレール6のロック解除がなされる。
【0073】
また、揺動レバー28によって、ワイヤ41が引っ張られ、T形レバー38及びリンクレバー39が回転し、リンクレバー39の下端部の略水平な動きにより、プッシュロッド52が押される。
【0074】
プッシュロッド52が押されると、第2リフトレバー50が回転して、第2インターロック51が持ち上がり、第2スライドレール7のロック解除が行われる。このように、操作レバー15の回転により、第1スライドレール6と第2スライドレール7の両方を同時にロック解除することができるため、乗員は着座状態のままリヤシート1を前後に動かすことができる。
【0075】
第2スライドレール7からの離脱状態(図14参照):次ぎに、脚部37を第2スライドレール7から離脱させて、リヤシート1を横跳ね収納にする場合は、第2スライドレール7の前方にあるリリース部49を引っ張って、リリースロッド48を前方へ移動させる。
【0076】
すると、カム45がキャッチ44の窪みから外れ、キャッチ44は自身の付勢力により回転し、ストライカ43との係合が外れる。また、キャッチ44の凸部47が第2固定レール9の図示せぬ切欠内に係合し、第2スライドレール7をロックする。
【0077】
キャッチ44とストライカ43との係合が外れるため、シートクッション2を後方へ倒した後、リヤシート1全体をシートブラケット14とレールブラケット13との回転軸Xを中心に持ち上げて横跳ね収納状態にすることができる。
【0078】
脚部37が第2スライドレール7から離脱すると、プッシュロッド52を押すことができないため、第2スライドレール7のロック状態は維持される。前述のように、キャッチ44の凸部47による係合もあるため、第2スライドレール7のロック状態は確実に維持される。
【0079】
従って、横跳ね収納状態にした後に、荷室として利用されるフロア5上に荷物を入れて、その荷物が第2スライドレール7に当たっても第2スライドレール7の状態は変わらない。
【0080】
第1スライドレール6側においても、第1インターロック36が自身の付勢力により第1固定レール8に係合しているため、第1スライドレール6のロック状態は維持される。
【0081】
従って、横跳ね収納状態のリヤシート1が前後に動くことはない。持ち上げられて横跳ね収納状態になったリヤシート1は、ベルトフック53を車体側壁のアシストグリップ54に引っかけることにより、その横跳ね収納状態が保たれる。脚部37がシートクッション2の下面側に折りたたまれるため、拡大された荷室側に突出しない。
【0082】
そして、横跳ね収納状態から、元の状態に戻す場合も、前述のように、第1スライドレール6も第2スライドレール7の両方が、シートクッション2を横跳ね状態にしたままの位置でロックされているため、元に戻した際に、脚部37と第2スライドレール7とは正確に再係合する。
【0083】
脚部37のストライカ43が第2スライドレール7のキャッチ44と正確に位置が合い、ストライカ43が補助プレート46を押すことにより、キャッチ44が付勢力に抗して立ち上がり、ストライカ43とも再係合する。キャッチ44が立ち上がると、それに付随してカム45も自身の付勢力で窪み内に係合し、キャッチ44の係合状態を維持する。
【0084】
更に、シートクッション2を元に戻す際に、誤って操作レバー18に触れても、シートクッション2を横跳ね状態にした際に、ストッパ部材17の作動ピン19の押圧が解放されることにより、ストッパ部材17がシートブラケット14の対応端に当接して、操作レバー18の回動操作を不能にしているため、操作レバー18は動かない。
【0085】
従って、揺動レバー28に固定された可動ピン30の位置は変化せず、シートクッション2を戻した際に、正確にカムプレート32の長孔33に正確に挿入され、操作レバー18の操作力を伝達可能な係合状態となる。
【0086】
可動ピン30がカムプレート32の長孔33内に正確に係合して通常使用状態に戻った後は、再度、作動ピン19がレールブラケット13に押圧されて、ストッパ部材17が操作レバー18の対応端に当接する位置から変位するため、操作レバー18の回動操作を可能とする。
【0087】
【発明の効果】
この発明によれば、シートクッションの横跳ね収納状態では、ストッパ部材との当接により、操作レバーが回動操作不能とされるため、シートクッションを横跳ね収納状態から元の使用状態に戻す際に、誤って操作レバーに触れても、操作レバーが回転しない。従って、シートクッションのシートブラケット側の係合関連部品が位置ずれを起こすことがなく、シートブラケットとレールブラケットとを正確に再係合させることができる。また、操作レバーは、通常使用状態においては、ストッパ部材の作動ピンがレールブラケットに押圧されることにより、回動操作可能になるため、操作レバーの操作性の面で問題はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示すリヤシートの正面図。
【図2】図1のリヤシートを横跳ね収納した状態を示す正面図。
【図3】図1のリヤシートの平面図。
【図4】図1のリヤシートの側面図。
【図5】図3中矢示DA方向から見た正面図。
【図6】図1のシートブラケット及びレールブラケットを示す斜視図。
【図7】図1のシートブラケット及びレールブラケットを図5とは別の方向から見た分解斜視図。
【図8】図6の操作レバーの非回転操作状態を示す要部拡大図。
【図9】図8の操作レバーの回転操作状態を示す要部拡大図。
【図10】図8の作動ピンの押圧が解放されてストッパ部材がシートブラケットに接した状態を示す拡大断面図。
【図11】図8の作動ピンが押圧されてストッパ部材がシートブラケットから離反した状態を示す拡大断面図。
【図12】図1の第1ロック機構と第2ロック機構との関連構造を示す通常状態の側面図。
【図13】操作レバーの操作状態を示す図12相当の側面図。
【図14】脚部の第2スライドレールからの離脱状態を示す図12相当の側面図。
【符号の説明】
1 リヤシート
2 シートクッション
3 シートバック
5 フロア
6 第1スライドレール
7 第2スライドレール
8 第1固定レール
9 第2固定レール
10 第1可動レール
11 第2可動レール
13 レールブラケット
14 シートブラケット
15 クッションフレーム
17 ストッパ部材
18 操作レバー
19 作動ピン
22 スプリング(付勢手段)
30 可動ピン
36 第1インターロック
41 ワイヤ
51 第2インターロック
X 回転軸
【発明の属する技術分野】
本発明は、横跳ね収納式スライドシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のリヤシート(セカンドシート又はサードシート)には、リヤシート後方の荷室を拡大するために、シートバックを後側に倒して水平状態とし、リヤシート全体をシートクッションの車外側端部を中心に引き起こすように回転させて収納する横跳ね収納式構造がある。
【0003】
シートクッションの車外側端部には、シートブラケットが取付けられ、このシートブラケットが、フロアに固定された第1スライドレールに取付けられて前後動自在なレールブラケットに、横跳ね方向へ回転自在に支持されている。
【0004】
一方、シートクッションの車内側端部も、第2スライドレールにより前後動自在に支持されていると共に、シートクッションの横跳ね収納を可能にするため、第2スライドレールに対して係脱自在になっている。
【0005】
第1スライドレール及び第2スライドレールには、それぞれ前後位置を固定する第1ロック機構及び第2ロック機構が設けられている。
【0006】
シートクッションの車外側端部に取付けられたシートブラケットには、そのレールブラケット側の側面部に、第1ロック機構を解除するための操作レバーが設けられている。操作レバーは持ち上げ等による回転操作式で、この操作レバーを操作することにより、少なくとも第1ロック機構を解除できるようになっている。
【0007】
操作レバーの操作力を第1スライドレールの第1ロック機構に伝達するに際し、操作レバーを設けたシートブラケットが、第1スライドレールに支持されたレールブラケットに対して回転自在であることから、シートブラケットと、レールブラケットとの間の操作力伝達構造が複雑になる。
【0008】
すなわち、シートクッションの通常使用状態では、シートブラケット側とレールブラケット側とが、互いに係合して、操作力が伝達されなければならないが、横跳ね収納時には、シートブラケットがレールブラケットから離反するため、係合が解除されなければならず、また元の通常使用状態に戻した場合には、自動的にシートブラケットとレールブラケットとが、正確に再係合しなければならない。
【0009】
そのため、シートブラケット側とレールブラケット側の係合構造には、厳密な位置関係が求められ、互いの係合関連部品の位置がずれると、シートクッションを通常使用状態に戻した際に再係合せず、操作力の伝達が不能になるばかりでなく、互いの係合関連部品同士が不正確な位置で干渉して、係合構造が破損するおそれもある。
【0010】
従って、シートブラケットとレールブラケットとの接近・離反により、係合状態と非係合状態とが確実に得られるように、例えば、シートブラケット側に操作レバーの回動操作により可動するピンを設け、そのピンをレールブラケット側の受動部に設けた孔に対して抜き差しすることで、そのピンから受動部の内部構造へ操作力を伝達するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0011】
【特許文献1】
特開平10−258661号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、シートクッション側に設けた設けたピンを、レールブラケット側の受動部に設けた設けた孔に抜き差しすること等により、シートブラケットとレールブラケットとの接近・離反時に、係合状態と非係合状態とが確実に得られるようにしているものの、操作レバーがシートブラケットに突出状態で設けられているため、シートクッションを手で持って、横跳ね収納状態から元の使用状態に戻す際に、誤って操作者の手が操作レバーに触れ、操作レバーが回転することにより、シートブラケット側の係合関連部品(例えば、ピン)の位置が正規位置から変位して、第1スライドレールの受動部側の構造と正確に係合しなくなるおそれがある。シートブラケットとレールブラケットとが正確に係合しないと、操作レバーの操作力が伝達できなくなるばかりでなく、互いの構造を変形或いは破損させるおそれがある。
【0013】
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、シートクッションを元の使用状態に戻す際に、誤って操作レバーに触れても、シートクッション側のシートブラケットと、第1スライドレール側のレールブラケットとを正確に再係合させることができる横跳ね収納式スライドシートを提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、後側へ倒せるシートバックが備えられたシートクッションの車外側端部にシートブラケットを取付け、フロアに固定された第1スライドレールに該第1スライドレールにより前後動自在なレールブラケットを取付け、該レールブラケットに対してシートブラケットをシートクッションごと横跳ね方向へ回転自在に支持し、シートクッションにおける車内側端部を、第2スライドレールにより前後動自在で且つ該第2スライドレールに対して係脱自在に取付け、シートブラケットのレールブラケット側の側面部に、第1スライドレールのロック機構を解除する操作レバーを回動操作自在に取付けた横跳ね収納式スライドシートであって、前記操作レバーを取付けたシートブラケットの側面部に、操作レバーの一部と当接して該操作レバーの回動操作を阻止可能なストッパ部材を側面部側へ付勢した状態で設けると共に、該ストッパ部材に側面部を貫通してレールブラケット側へ突出する作動ピンを形成し、シートクッションの通常使用状態では、作動ピンの先端がレールブラケットに押圧され、ストッパ部材が付勢手段に抗して側面部から離反することにより、操作レバーの回動操作を可能とし、シートクッションの横跳ね収納状態では、レールブラケットによる作動ピンの押圧が解放され、ストッパ部材が付勢手段により操作レバーの一部と当接する位置に付勢されることにより、操作レバーの回動操作を不能にすることを特徴とする。
【0015】
請求項1に記載の発明によれば、シートクッションの横跳ね収納状態では、ストッパ部材との当接により、操作レバーが回動操作不能とされるため、シートクッションを横跳ね収納状態から元の使用状態に戻す際に、誤って操作レバーに触れても、操作レバーが回転しない。従って、シートクッションのシートブラケット側の係合関連部品が位置ずれを起こすことがなく、シートブラケットとレールブラケットとを正確に再係合させることができる。また、操作レバーは、通常使用状態においては、ストッパ部材の作動ピンがレールブラケットに押圧されることにより、回動操作可能になるため、操作レバーの操作性の面で問題はない。
【0016】
請求項2に記載の発明は、操作レバーと第2スライドレール側のロック機構とを、操作力伝達手段により連結することで、第1スライドレールのロック機構と、第2スライドレールのロック機構とを同時に解除可能としたことを特徴とする。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、操作レバーの回転操作で、第1スライドレールと第2スライドレールの両ロック機構を同時に解除することができるため、ロック機構の解除操作が容易である。
【0018】
請求項3に記載の発明は、シートクッションの車内側端部を離脱させた際の第2スライドレールの位置が、そのまま維持されるようになっていることを特徴とする。
【0019】
請求項3に記載の発明によれば、第2スライドレールの位置がそのまま維持されるため、シートクッションを元の状態に戻す際に、シートクッションの車内側端部が第2スライドレールに対して正確に再係合する。
【0020】
請求項4に記載の発明は、第1スライドレールの方が第2スライドレールよりも高い位置にあり、シートクッションの車内側端部が、シートクッションの下面に折りたたみ自在に軸支された脚部であることを特徴とする。
【0021】
請求項4に記載の発明によれば、シートクッションの下面に折りたたみ自在な脚部を設けたことにより、第1スライドレールと第2スライドレールの上下高さが異なっていても、シートクッションを確実に前後動自在に支持することができる。シートクッションの横跳ね収納状態では、脚部を折りたためば拡大された荷室側に突出しない。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施形態を図1〜図14に基づいて説明する。
【0023】
符号1は、ワンボックス車のリヤシート(左側シート)で、シートクッション2とシートバック3とから成る。
【0024】
シートバック3は、後側に大きくリクライニング可能で、最大に倒した場合には、シートクッション2と同様に略水平状態となる。シートバック3の右側面部には前倒しして利用するアームレスト4が設けられている。
【0025】
リヤシート1の下方のフロア5は外側が高くなっており、そのフロア5の高い部分に第1スライドレール6が設けられ、低い部分に第2スライドレール7が設けられている。
【0026】
第1スライドレール6及び第2スライドレール7は、それぞれフロア5側の第1固定レール8及び第2固定レール9と、リヤシート1側の第1可動レール10及び第2可動レール11とから成っている。
【0027】
第1固定レール8及び第2固定レール9は、それぞれ上部に長手方向に沿った開口を有する断面チャンネル形状をしている。
【0028】
第1可動レール10は断面L形で、第2可動レール11は断面T形で、それぞれローラ12(図4、図5参照)により第1固定レール8及び第2固定レール9に対して前後動自在になっている。
【0029】
第1可動レール10の上面にはレールブラケット13が固定され、このレールブラケット13の前後両端部に、シートクッション2の車外側端部に一体化されたシートブラケット14が、回転軸Xを中心にして、回転自在に支持されている。
【0030】
シートブラケット14は、シートクッション2の内部でクッションフレーム15に固定され、レールブラケット13に対する回転軸Xを中心に、シートクッション2全体を回動させて、横跳ね収納状態にすることができる。
【0031】
シートブラケット14のレールブラケット13側の側面部には、操作レバー18が軸ピン16により持ち上げ回動自在に軸支されている。操作レバー18の前端部は、シートブラケット14の前壁に形成されたスリット21から前方へ突出している。
【0032】
操作レバー18の後端部には、L形のアクションレバー23が回動自在に軸支されている。アクションレバー23の前端にはピン24が形成され、このピン24を長孔25の後端に係合させることにより、アクションレバー23の回動は規制され、操作レバー18と共に持ち上げ方向へ回動する。
【0033】
アクションレバー23は、長孔25内でピン24が移動することにより、操作レバー18に対して逆側へ回動することができる。アクションレバー23が逆側へ回動することにより、アクションレバー23に連結された機構に逆側への荷重が加わっても、その荷重を吸収して、機構の保護を図ることができる。
【0034】
アクションレバー23の後端には、リンクシャフト26を介してリンクプレート27が連結され、リンクプレート27は下端を中心に前後に揺動可能な揺動レバー28の上端に連結されている。
【0035】
揺動レバー28にはシートブラケット14に形成された円弧孔29から外部へ突出する可動ピン30が形成されている。可動ピン30は、レールブラケット13の上部を貫通するシャフト31の一端に固定されたカムプレート32の長孔33内に挿入可能である。
【0036】
操作レバー18を上方へ回動させると、前述のアクションレバー23、リンクシャフト26、リンクプレート27を介して、揺動レバー28が前方へ回転し、可動ピン30がカムプレート32の長孔33内に係合したまま前方へ揺動して、シャフト31を回転させる。
【0037】
シャフト31の他端には回転プレート34が固定され、この回転プレート34の下端で、図13に示すように、回転自在に軸支された第1リフトレバー35の前端を押すことにより、第1インターロック36を持ち上げ、第1可動レール10の前後動を可能にする。
【0038】
第1インターロック36は、常時下方へ付勢されており、通常は第1固定レール8の底面に形成された複数の切欠(図示せず)に係合して、第1可動レール10の前後位置をロックしている。以上のようなカムプレート32、シャフト31、回転プレート34、第1リフトレバー35、第1インターロック36により、「第1ロック機構」が構成される。
【0039】
操作レバー18を取付けたシートブラケット14の側面部には、図8〜図11に示すように、操作レバー18の上部後方位置に、ストッパ部材17が設けられている。このストッパ部材17はシートブラケット14を貫通する作動ピン19の途中に設けられ、断面コ字状のブラケット20にて支持されている。ブラケット20とストッパ部材17との間には、スプリング(付勢手段)22が設けられ、ストッパ部材17をシートブラケット14側に付勢している。
【0040】
また、この作動ピン19は、シートクッション2の通常使用状態で、レールブラケット13に押圧されて、ストッパ部材17をスプリング22に抗して離反させる。
【0041】
従って、シートクッション2を横跳ね収納状態にして、作動ピン19の押圧を解放した場合には、ストッパ部材17はシートブラケット14側に押し付けられ(図10)、シートクッション2を通常使用状態にすると、作動ピン19はレールブラケット13に押圧されて、シートブラケット14から離反した状態(図11)となる。
【0042】
ストッパ部材17がシートブラケット14に接した状態では、ストッパ部材17に操作レバー18の対応端が当接して、操作レバー18の回動操作が不能になり、操作レバー18の非操作状態が維持される。
【0043】
ストッパ部材17がシートブラケット14から離反した状態では、操作レバー18の対応端が、ストッパ部材17とシートブラケット14との間に入り込むため、操作レバー18の回動操作が可能になる。
【0044】
一方、シートクッション2の車内側端部のクッションフレーム15には、上端を中心に全体をシートクッション2の下面側へ折りたたみ自在な脚部37が軸支されている。
【0045】
この脚部37は、第1スライドレール6と第2スライドレール7との上下高さの差を補うためのもので、脚部37のクッションフレーム15に対する回動支点には、図示せぬスプリングが設けられ、シートクッション2の下面から引き出して回転させた状態及び下面に折りたたんだ状態をそれぞれ一定の付勢力で保持できるようになっている。
【0046】
この脚部37は、引き出された状態で、その下端部が第2スライドレール7の第2可動レール11に対して係脱自在に取付けられる。
【0047】
この脚部37の前寄り位置には、中央部の支点を中心に回転自在なT形レバー38が設けられている。また、このT形レバー38の下端は、リンクレバー39の下端部付近に軸支されている。
【0048】
このリンクレバー39は、上下サイズが大きく、その上端の支点を中心に下端部が揺動する。リンクレバー39の上端とT形レバー38の前端との間には、両者を引っ張るスプリング40が設けられており、該スプリング40により両者のガタつきを防止している。
【0049】
T形レバー38の後端と、前記可動ピン30が固定された揺動レバー28とは、ワイヤ41により連結されている。このワイヤ41は、両端部が固定されたアウタチューブ42にて覆われており、その経路や曲がり具合にかかわらず、一方側におけるアウタチューブ42に対する相対移動量が他方側に伝達される。但し、ワイヤ41とアウタチューブ42の内径との関係から多少の誤差は生じる。
【0050】
ワイヤ41には、スプリング49からの引張力が加わるため、この引張力により、ワイヤ41が引っ張られ、揺動レバー28を後側へ回動させる。従って、操作レバー18は常に非操作状態になるように付勢された状態となる。
【0051】
この実施形態の「操作力伝達手段」は、以上のようなワイヤ41、T形レバー38、リンクレバー39などにより形成される。
【0052】
従って、操作レバー18を上方へ回転操作すると、第1ロック機構側の揺動レバー28を介して、ワイヤ41が所定のストローク分だけ引かれ、脚部37側におけるT形レバー38を回転させる。
【0053】
T形レバー38が回転すると、リンクレバー39の下端部も上側の支点を中心に後側へ揺動する。リンクレバー39の上側の支点から下端部までの上下サイズが大きいため、該リンクレバー39の下端部は水平移動に近い近い大きな円弧で後側へ回転する。
【0054】
脚部37の後寄り位置には、U字形のストライカ43が溶接されている。脚部37は、このストライカ43を利用して第2スライドレール7に対して係脱自在に取付けられる。
【0055】
第2可動レール11のストライカ43に対応する部分には、図示せぬ開口が形成されおり、その開口からストライカ43は第2可動レール11の内部まで挿入される。
【0056】
第2可動レール11の前記ストライカ43に対応する部分には、下方の支点を中心に回転自在なキャッチ44が設けられている。このキャッチ44の上部は係合凹部を有したフック形状になっており、該係合凹部にストライカ43が係合される。
【0057】
キャッチ44は、常時ストライカ43から離脱する方向に(前側へ回転するように)付勢されており、キャッチ44の前方の窪みに係合するカム45により、キャッチ44の離脱方向への回転が防止されている。
【0058】
また、カム45の回転軸には、前端が同軸で軸支された補助プレート46が設けられている。この補助プレート46の後端は、キャッチ44の下端部における支点よりも後側位置に軸支されており、ストライカ43により下方へ押されることにより、キャッチ44を係合方向へ強制的に回転させる。
【0059】
キャッチ44の下端前方には、凸部47が形成されており、キャッチ44が離脱方向へ回転した際に、第2固定レール9の底面に形成された図示せぬ切欠に係合し、第2可動レール11の第2固定レール9に対する前後動をロックできる。
【0060】
キャッチ44の離脱方向への回転を防止するカム45には、リリースロッド48が連結されており、該リリースロッド48の前端部は、リリース部49として、第2可動レール11の前方へ突出している。
【0061】
このリリースロッド48は、カム45をキャッチ44に係合させる方向へ向けて(後側へ向けて)付勢されている。そして、リリース部49を前側へ引っ張って、リリースロッド48を前方へ移動させることにより、カム45がキャッチ44の窪みから外れ、キャッチ44が付勢力により離脱方向へ回転し、ストライカ43との係合が解除されるようになっている。
【0062】
第2可動レール11の縦面におけるキャッチ44の若干前寄り位置には、下端部が軸支されてその前端が上下に揺動し且つ上端が前後に揺動する第2リフトレバー50が設けられている。この第2リフトレバー50の前端には、第2インターロック51が軸支されている。この第2インターロック51は、第2固定レール9の底面に切欠形成された図示せぬ複数の切欠と任意の位置で係合し、第2可動レール11の第2固定レール9に対する前後動をロックする。
【0063】
また、第2リフトレバー50の上端には、前側へ水平に延びるプッシュロッド52の後端が軸支されている。このプッシュロッド52の前端付近には、図示せぬ開口が形成されており、該開口から前記脚部37におけるリンクレバー39の下端部が挿入される。これらのプッシュロッド52、第2インターロック51、第2リフトレバー50により「第2ロック機構」が構成される。
【0064】
第2インターロック51には、常時下向きの付勢力が加えられており、第2可動レール11の第2固定レール9に対するロック状態が維持されている。
【0065】
そして、リンクレバー39の下端部がプッシュロッド52の前端を後方へ押すと、第2リフトレバー50が回転して、第2インターロック51を持ち上げるため、第2可動レール11は第2固定レール9に対して前後動可能となる。
【0066】
シートクッション2の下面の内側寄り位置には、着脱自在なベルトフック53が設けられている(図1参照)。このベルトフック53はシートクッション2の横跳ね収納状態を保持すべく、シートクッション2から外して車体のアシストグリップ54に引っ掛けることができる。
【0067】
次に、この実施形態の横跳ね収納式スライドシートの各状態における作用を図12〜図14に基づいて説明する。
【0068】
通常の着座状態(図12参照):通常の着座状態では、第1スライドレール6側では、第1インターロック21が第1固定レール8に係合しており、第2スライドレール7側では第2インターロック51が第2固定レール9に係合しているため、リヤシート1の前後動はロックされている。
【0069】
また、脚部37のストライカ43もキャッチ44に係合されているため、シートクッション2が横跳ねすることもない。リンクレバー39の下端部は、プッシュロッド52の前端部分に上から挿入された状態となっている。
【0070】
操作レバー18では、ストッパ部材17の作動ピン19がレールブラケット13に押圧されて、ストッパ部材17がシートブラケット14から離反した状態になっている。従って、操作レバー18の回動操作は可能な状態になっている。
【0071】
操作レバー18の操作状態(図13参照):次に、操作レバー18を上方へ回転操作させる。すると、アクションレバー23、リンクシャフト26、リンクプレート27を介して、揺動レバー28が前方へ揺動するため、可動ピン30がカムプレート32を回転させる。
【0072】
そして、その回転がシャフト31を介して回転プレート34に伝達され、回転プレート34が第1リフトレバー35を回転させるため、第1インターロック36が持ち上がり、第1スライドレール6のロック解除がなされる。
【0073】
また、揺動レバー28によって、ワイヤ41が引っ張られ、T形レバー38及びリンクレバー39が回転し、リンクレバー39の下端部の略水平な動きにより、プッシュロッド52が押される。
【0074】
プッシュロッド52が押されると、第2リフトレバー50が回転して、第2インターロック51が持ち上がり、第2スライドレール7のロック解除が行われる。このように、操作レバー15の回転により、第1スライドレール6と第2スライドレール7の両方を同時にロック解除することができるため、乗員は着座状態のままリヤシート1を前後に動かすことができる。
【0075】
第2スライドレール7からの離脱状態(図14参照):次ぎに、脚部37を第2スライドレール7から離脱させて、リヤシート1を横跳ね収納にする場合は、第2スライドレール7の前方にあるリリース部49を引っ張って、リリースロッド48を前方へ移動させる。
【0076】
すると、カム45がキャッチ44の窪みから外れ、キャッチ44は自身の付勢力により回転し、ストライカ43との係合が外れる。また、キャッチ44の凸部47が第2固定レール9の図示せぬ切欠内に係合し、第2スライドレール7をロックする。
【0077】
キャッチ44とストライカ43との係合が外れるため、シートクッション2を後方へ倒した後、リヤシート1全体をシートブラケット14とレールブラケット13との回転軸Xを中心に持ち上げて横跳ね収納状態にすることができる。
【0078】
脚部37が第2スライドレール7から離脱すると、プッシュロッド52を押すことができないため、第2スライドレール7のロック状態は維持される。前述のように、キャッチ44の凸部47による係合もあるため、第2スライドレール7のロック状態は確実に維持される。
【0079】
従って、横跳ね収納状態にした後に、荷室として利用されるフロア5上に荷物を入れて、その荷物が第2スライドレール7に当たっても第2スライドレール7の状態は変わらない。
【0080】
第1スライドレール6側においても、第1インターロック36が自身の付勢力により第1固定レール8に係合しているため、第1スライドレール6のロック状態は維持される。
【0081】
従って、横跳ね収納状態のリヤシート1が前後に動くことはない。持ち上げられて横跳ね収納状態になったリヤシート1は、ベルトフック53を車体側壁のアシストグリップ54に引っかけることにより、その横跳ね収納状態が保たれる。脚部37がシートクッション2の下面側に折りたたまれるため、拡大された荷室側に突出しない。
【0082】
そして、横跳ね収納状態から、元の状態に戻す場合も、前述のように、第1スライドレール6も第2スライドレール7の両方が、シートクッション2を横跳ね状態にしたままの位置でロックされているため、元に戻した際に、脚部37と第2スライドレール7とは正確に再係合する。
【0083】
脚部37のストライカ43が第2スライドレール7のキャッチ44と正確に位置が合い、ストライカ43が補助プレート46を押すことにより、キャッチ44が付勢力に抗して立ち上がり、ストライカ43とも再係合する。キャッチ44が立ち上がると、それに付随してカム45も自身の付勢力で窪み内に係合し、キャッチ44の係合状態を維持する。
【0084】
更に、シートクッション2を元に戻す際に、誤って操作レバー18に触れても、シートクッション2を横跳ね状態にした際に、ストッパ部材17の作動ピン19の押圧が解放されることにより、ストッパ部材17がシートブラケット14の対応端に当接して、操作レバー18の回動操作を不能にしているため、操作レバー18は動かない。
【0085】
従って、揺動レバー28に固定された可動ピン30の位置は変化せず、シートクッション2を戻した際に、正確にカムプレート32の長孔33に正確に挿入され、操作レバー18の操作力を伝達可能な係合状態となる。
【0086】
可動ピン30がカムプレート32の長孔33内に正確に係合して通常使用状態に戻った後は、再度、作動ピン19がレールブラケット13に押圧されて、ストッパ部材17が操作レバー18の対応端に当接する位置から変位するため、操作レバー18の回動操作を可能とする。
【0087】
【発明の効果】
この発明によれば、シートクッションの横跳ね収納状態では、ストッパ部材との当接により、操作レバーが回動操作不能とされるため、シートクッションを横跳ね収納状態から元の使用状態に戻す際に、誤って操作レバーに触れても、操作レバーが回転しない。従って、シートクッションのシートブラケット側の係合関連部品が位置ずれを起こすことがなく、シートブラケットとレールブラケットとを正確に再係合させることができる。また、操作レバーは、通常使用状態においては、ストッパ部材の作動ピンがレールブラケットに押圧されることにより、回動操作可能になるため、操作レバーの操作性の面で問題はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示すリヤシートの正面図。
【図2】図1のリヤシートを横跳ね収納した状態を示す正面図。
【図3】図1のリヤシートの平面図。
【図4】図1のリヤシートの側面図。
【図5】図3中矢示DA方向から見た正面図。
【図6】図1のシートブラケット及びレールブラケットを示す斜視図。
【図7】図1のシートブラケット及びレールブラケットを図5とは別の方向から見た分解斜視図。
【図8】図6の操作レバーの非回転操作状態を示す要部拡大図。
【図9】図8の操作レバーの回転操作状態を示す要部拡大図。
【図10】図8の作動ピンの押圧が解放されてストッパ部材がシートブラケットに接した状態を示す拡大断面図。
【図11】図8の作動ピンが押圧されてストッパ部材がシートブラケットから離反した状態を示す拡大断面図。
【図12】図1の第1ロック機構と第2ロック機構との関連構造を示す通常状態の側面図。
【図13】操作レバーの操作状態を示す図12相当の側面図。
【図14】脚部の第2スライドレールからの離脱状態を示す図12相当の側面図。
【符号の説明】
1 リヤシート
2 シートクッション
3 シートバック
5 フロア
6 第1スライドレール
7 第2スライドレール
8 第1固定レール
9 第2固定レール
10 第1可動レール
11 第2可動レール
13 レールブラケット
14 シートブラケット
15 クッションフレーム
17 ストッパ部材
18 操作レバー
19 作動ピン
22 スプリング(付勢手段)
30 可動ピン
36 第1インターロック
41 ワイヤ
51 第2インターロック
X 回転軸
Claims (4)
- 後側へ倒せるシートバックが備えられたシートクッションの車外側端部にシートブラケットを取付け、フロアに固定された第1スライドレールに該第1スライドレールにより前後動自在なレールブラケットを取付け、該レールブラケットに対してシートブラケットをシートクッションごと横跳ね方向へ回転自在に支持し、
シートクッションにおける車内側端部を、第2スライドレールにより前後動自在で且つ該第2スライドレールに対して係脱自在に取付け、
シートブラケットのレールブラケット側の側面部に、第1スライドレールのロック機構を解除する操作レバーを回動操作自在に取付けた横跳ね収納式スライドシートであって、
前記操作レバーを取付けたシートブラケットの側面部に、操作レバーの一部と当接して該操作レバーの回動操作を阻止可能なストッパ部材を側面部側へ付勢した状態で設けると共に、該ストッパ部材に側面部を貫通してレールブラケット側へ突出する作動ピンを形成し、
シートクッションの通常使用状態では、作動ピンの先端がレールブラケットに押圧され、ストッパ部材が付勢手段に抗して側面部から離反することにより、操作レバーの回動操作を可能とし、
シートクッションの横跳ね収納状態では、レールブラケットによる作動ピンの押圧が解放され、ストッパ部材が付勢手段により操作レバーの一部と当接する位置に付勢されることにより、操作レバーの回動操作を不能にすることを特徴とする横跳ね収納式スライドシート。 - 請求項1に記載の横跳ね収納式スライドシートであって、
操作レバーと第2スライドレール側のロック機構とを、操作力伝達手段により連結することで、第1スライドレールのロック機構と、第2スライドレールのロック機構とを同時に解除可能としたことを特徴とする横跳ね収納式スライドシート。 - 請求項1又は請求項2に記載の横跳ね収納式スライドシートであって、
シートクッションの車内側端部を離脱させた際の第2スライドレールの位置が、そのまま維持されるようになっていることを特徴とする横跳ね収納式スライドシート。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の横跳ね収納式スライドシートであって、
第1スライドレールの方が第2スライドレールよりも高い位置にあり、シートクッションの車内側端部が、シートクッションの下面に折りたたみ自在に軸支された脚部であることを特徴とする横跳ね収納式スライドシート。
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JP2007202787A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Amano:Kk | 入浴用リフト装置 |
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2002
- 2002-12-05 JP JP2002353468A patent/JP2004182147A/ja active Pending
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JP4562588B2 (ja) * | 2005-05-27 | 2010-10-13 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニー | 乗り物用シート |
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