JP2004180209A - 高周波受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯型として使い勝手がよく、受信性能も良好な高周波受信装置を得る。
【解決手段】筐体11を前部筐体11aと後部筐体11bに分割し、内部に選局部27と、復調部30、デスクランブル部31、MPEGデコーダ32及び映像/音声信号処理部33とを、シールドケース22で覆う。また、ループ状のものポールアンテナ26を筐体11の内壁に沿うように這わせるかあるいは壁内に埋め込むように配置する。さらに、アンテナをVHF用43とUHF用44の両方を備え、使用するアンテナに合わせて整合回路48を選局部45とアンテナコネクタ46との間に挿入する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高周波受信装置に関し、特に地上波デジタル放送を受信するに適した携帯型の受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
2003年から地上波テレビジョン放送のデジタル化が一部の地域で開始され、2010年には全ての地域でアナログ放送に取って代わってデジタル放送が行なわれる計画が推進されている。
地上波デジタル放送は、当面は一部VHF(Very High Frequency)帯も使われるが、基本的にはUHF(Ultra High Frequency)帯を用いて放送が行われることが決まっている。
デジタル放送においては、テレビジョンプログラムを構成する映像及び音声信号が送信されるばかりでなくデータも送信される。データの内容としては、放送プログラムに関連した例えばドラマの荒筋とか出演者のプロフィールとかの他、プログラムとは関係しない一週間分の地域の天気予報とか、コマーシャルで流れる製品のメーカのURL(Uniform Resource Locator)アドレスとか、種々のものが考えられ、今後、その内容は益々多岐に亘りかつ多様性を帯びてくるものと考えられる。
【0003】
したがって、受ける側も従前のような家庭内での受信ばかりでなく、外出時にも受信したいという要求が強くなってくるものと考えられる。
現在、市場には手のひらサイズの携帯用テレビジョン受信機が出回っているが、アナログ放送受信用のものであり、地上波デジタル放送を受信するには、必ずしも適当ではない。すなわち、デジタル放送信号は当然ながらデジタル信号であり、受信機としてはデジタル信号を処理する回路を必然的に備えているが、デジタル信号処理回路からは広い周波数帯域成分を有するノイズが発生されているため、これがアンテナから入ると、本来の放送信号がノイズの中に埋没してしまって受信不可能となる。また、デジタル信号処理以外にも、放送信号の受信に影響を与えるスプリアス発生源は存在しており、その対策も必要である。
【0004】
市販されている携帯テレビジョン受像機は、アンテナとしてロッドアンテナを用いるのが一般であり、その他、ヘリカルアンテナを搭載した受信機も製品化されている。いずれにしても、受信機自体小型であるが故に、アンテナと受信回路との距離が短いため、内部からのノイズの影響を受け易くその対策が必要である。
【0005】
さらにまた、持ち運び等使い勝手という点で見ると、市販されている受信機は、受信機本体からアンテナが突出しておりそれが持ち運びに邪魔になるという問題もある。
従来の、携帯用受信機を地上波デジタル放送受信用として適用した場合、以上のような問題がある。ノイズに関しては、それを改善しようとする試みは現在のところ見当たらないのが現実であるが、アンテナの問題に関しては、提案なされている。
【0006】
例えば特許文献1には、アンテナとしてチップアンテナを用いた受信機が記載されている。この受信機では、チップアンテナが採用されているためアンテナ自体、外に突出することがないので、取り扱いという点では、改善されているが、チップアンテナの下の印刷配線基板の配線パターンとその周辺のアースパターンを除去する必要があり、実質的な実装面積が大きくなってしまうという問題がある。
【0007】
また、携帯用受信機は、場所を移動しながら視聴するという使い方をすることがあり、場所によって受信状態が大きく変わってしまうと好ましくないため、アンテナは、指向性の強くないものの方が好ましいが、従来、その面においても、満足できる製品がなく改善が強く求められている。
【0008】
特に、地上波デジタル放送がアナログ放送に完全に取って代わるまでは、アナログ放送と地上波デジタル放送が混在して放送されるため、地上波デジタル放送はアナログ放送に影響を与えないようにするために、その放送の出力レベルが抑えられることになっており、受信性能をいかに確保するかということは極めて重要な事項である。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−262199号公報(第2頁[0011]から第3頁[0018]、図2〜6)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来の携帯用受信機は、ノイズの対策という点で改善の余地があり、使い勝手の面でもアンテナが外に突出しているために持ち運びに邪魔になって不便であり、外にアンテナを出さないようにした受信機でも、アンテナの実装面積が大きくなり、受信機が大型になって、さらに取り扱いが悪くなるという問題を有していた。
【0011】
本発明は、以上の点に対処してなされたものであり、受信性能が優れまた使い勝手を向上させることができる構造のアンテナを備えた高周波受信装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の高周波受信装置は、筐体内に配置され、高周波信号を受信し、受信した高周波信号から映像信号、音声信号あるいはデータ信号のいずれか、もしくはそれらの複数の信号を得て出力する受信手段と、前記筐体に沿うように配置され、前記高周波を受けて前記受信手段に供給するループ状モノポールアンテナと、を具備したことを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、アンテナが筐体外に突出することがないため、使い勝手がよく、またモノポールアンテナが指向性が少ないため場所によって受信状態が大きく変化することがなく、良好な視聴を行うことができるものである。
また、本発明の高周波受信装置は筐体内に配置され、複数の周波数帯の高周波信号を選択受信し、受信した高周波信号から映像信号、音声信号あるいはデータ信号のいずれか、もしくはそれらの複数の信号を得て出力する受信手段と、前記筐体に沿うようにそれぞれ配置され、前記それぞれの帯域の高周波信号を受けて前記受信手段に供給する、周波数帯に対応した異なる長さを有する複数のループ状モノポールアンテナと、前記受信手段によって受信される帯域に応じて前記複数のアンテナを択一的に切換える切換手段と、を具備したことを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、アンテナが筐体外に突出することがないため、使い勝手がよく、またモノポールアンテナが指向性が少ないため場所によって受信状態が大きく変化することがなく、異なる周波数帯に亘ってと好な視聴を行うことができるものである。
【0015】
また、本発明の高周波受信装置は、筐体内に配置され、高周波信号を受信し、受信した高周波信号から映像信号、音声信号あるいはデータ信号のいずれか、もしくはそれらの複数の信号を得て出力する受信手段と、前記筐体に沿うように配置され、前記高周波を受けて前記受信手段に供給するループ状モノポールアンテナと、前記受信手段及び受信信号処理に係わる回路をシールドするシールド手段と、を具備したことを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、受信手段及び受信手段に係る回路からのスプリアスの影響を抑制することができ、良好な受信特性を得ることができるものである。
また、本発明の高周波受信装置は、筐体内に配置され、高周波信号を受信し、受信した高周波信号から映像信号、音声信号あるいはデータ信号のいずれか、もしくはそれらの複数の信号を得て出力する受信手段と、一端が前記筐体から突出するように設けられ、前記高周波を受けて前記受信手段に供給するロッドアンテナと、前記受信手段及び受信信号処理に係わる回路をシールドするシールド手段と、を具備したことを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、受信手段及び受信手段に係る回路からのスプリアスの影響を抑制することができ、良好な受信特性を得ることができるものである。
さらに、本発明の高周波受信装置は、筐体内に配置され、高周波信号を受信し、受信した高周波信号から映像信号、音声信号あるいはデータ信号のいずれか、もしくはそれらの複数の信号を得て出力する受信手段と、一端が前記筐体から突出するように設けられ、前記高周波を受けて前記受信手段及び受信信号処理に係わる回路に供給するヘリカルアンテナと、前記受信手段をシールドするシールド手段と、を具備したことを特徴とする。
【0018】
本発明によれば、受信手段及び受信手段に係る回路からのスプリアスの影響を抑制することができ、良好な受信特性を得ることができるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の高周波受信装置10の外観を示す斜視図である。
図1において、高周波受信装置10は、筐体11を有し、筐体11は、長方体形状に整形されており、広い面積を有する2面の内一方の面が前面12として構成され、前面12には、開口13が設けられ、この開口13からその画像表示面が露出するように液晶表示パネル14が取り付けられている。
【0020】
さらに、前面12には、チャンネル切換、音量調整の他、受信機の機能を切換、あるいは調整するための複数の操作ボタン15が設けられ、さらに電源をオンオフするための操作ボタン16も設けられている。またさらに、前面12には、図示しないスピーカからの音を外部に導出するための複数の穴17も設けられている。
【0021】
筐体11は、厚さ方向の中間位置で、前面12と平行な面で前部筐体11aと後部筐体11bの2つに分割され、内部には、後述するアンテナの他、受信機の電気回路部品が収容されるスペースが設けられている。
図2は前部筐体11aの内部を示す斜視図で、説明の便宜上、前部筐体11aを点線で示す。
図において、液晶表示パネル14は、一般的な構成のもので、ドライバが設けられた枠状の印刷配線基板18に液晶部19が取り付けられている。
液晶表示パネルの下部には、電源ボタン16の他各種操作ボタンが設けられた印刷配線基板20が取り付けられ、図中その右側のスペースには、図示しないスピーカが取り付けられる。なお、印刷配線基板20には、受信機の各回路部の制御を行うマイクロコンピュータで構成される制御手段も収容されている。
【0022】
図3は後部筐体11bの内部を示す斜視図で、説明の便宜上、後部筐体11bを点線で示す。
図において、21は受信手段が収容されたブロック部で、シールドケース22で覆われ、印刷配線基板23に取り付けられている。受信手段は後述するようにチャンネルの選局を行なう選局部で選局された受信信号の復調を行う復調手段と、この復調手段から供給されるトランスポートストリーム信号の処理を行って映像信号及び音声信号を出力するデジタル信号処理手段を含む。
【0023】
後部筐体11b内には、さらに受信機10の動作電源となる電池24が収容されている。
ブロック部21には、コネクタ25が設けられ、このコネクタ25にアンテナ26が取り付けられている。アンテナ26は、コネクタ25を介して、ブロック部品21内の選局部と接続されており、キャッチした放送電波を信号として選局部に供給する。
【0024】
モノポールアンテナを構成するアンテナ26は、後部筐体11bの内壁に沿って延設されるもので、コネクタ25から上部内壁に沿うように折曲され、次に、図中右側の側部内壁に沿うように折曲され、さらに底部内壁で折曲され、図中左側の側部内壁に沿うように折曲されて、先端がコネクタ25の付近にまで到達している。
【0025】
図4は、後部筐体11bの内部を正面から見た図で、モノポールアンテナ26が内壁に沿って配設されていることがわかる。
図5は、本発明の受信機の回路図を示すものである。
アンテナ26は、コネクタ25を介して選局部27に接続され、ここで複数のチャンネルの中から所望のチャンネルが選局される。チャンネルの選局は、ユーザが操作入力部28の操作ボタン15を操作することで、制御部29に信号が加えられ、制御部29から選局部27に選局信号が供給されることで実行される。
【0026】
選局部27で受信された放送信号は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex:直交周波数分割多重)復調部30で復調され、トランスポートストリーム信号として出力される。OFDM復調部30からのトランスポートストリーム信号は、デスクランブル部31で、信号にスクランブルが掛けられていた場合には、それが解除され、MPEG(Moving Picture Experts Group)デコーダ32に供給されて映像信号及び音声信号がそれぞれ復号され、デジタル映像/音声信号処理部33に供給される。
【0027】
デジタル映像/音声処理部33では、映像信号については、グラフィックが多重される等の処理が施されて、アナログ信号に変換されて映像出力部34に供給され、ここで映像信号にしたがって、LCD(Liquid Crystal Display)表示部35が駆動され映像信号が表示される。また、音声信号については、音量等の調整が施された後、アナログ信号に変換されて音声出力部36で増幅されてスピーカ37から音声として出力される。あるいは、音声信号のまま、イヤホーンあるいはヘッドホーン端子38から出力される。
【0028】
デスクランブル部31、MPEGデコーダ32、映像/音声信号処理部の制御も制御部29によって行われる。
また、受信機10の動作電源となるバッテリー24が備えられており、そのバッテリー24から各回路用の電源を生成するための電源回路39が設けられ、制御部29によって制御される。電源回路39による電源供給のオンオフは、電源操作ボタン16(図1参照)によって実行される。
【0029】
以上のように構成された、回路において、OFDM復調部30から映像/音声信号処理部33の出力までは、扱う信号がデジタル信号であり、そこから発するデジタルノイズは、広範囲の周波数帯を有し、またレベルも高レベルのものであり、それがアンテナ26から取り込まれた場合、放送信号がノイズで埋もれてしまい受信不能となってしまう。
【0030】
このため、図に示すように、選局部27から映像/音声信号処理部33までをシールドケース22で覆うようにしている。
シールドケース22は選局部27から映像/音声信号処理部33までを一体的に覆うものではなく、各回路部を個別に覆うようにしてもよく、例えば選局部27と、他の回路部を別々のシールドケースで覆うように構成してもよいものである。
図6は、アンテナ26を他の方法で筐体11内に配置するようにした実施の形態を示すもので、アンテナ26の配置が異なる以外は、図4の実施の形態と同一である。
図6においては、筐体11の後部筐体11bの、前部筐体11aと接する部分に溝42を設け、この溝42内にアンテナ26を這わせるようにしたものである。このように構成すれば、筐体11内部にアンテナ26が露出しておらず、筐体11内部への印刷配線基板等他の電気部品の組み込み作業が行い易くなるものである。なお、溝42は、前部筐体11a側に設けるようにしてもよく、あるいは前部筐体11aと後部筐体11bの両方に設けるようにしてもよい。図6において、(a)は正面図、(b)は後部筐体11bの断面図である。
【0031】
図7は、アンテナ26をさらに他の方法で配置するようした実施の形態を示すもので、この例では、アンテナ26を筐体11の壁に埋め込むようにしたものである。この場合には、アンテナ26は、筐体の成形と同時に配置される。
図7に示す実施の形態においても、筐体11内部にアンテナ26が露出しておらず、筐体11内部への、印刷配線基板等他の電気部品の組み込み作業が行い易くなるものである。図7において、(a)は正面図、(b)は後部筐体11bの断面図である。
【0032】
図8は、アンテナを印刷配線基板23の縁に沿って配線パターン26aとして構成したものである。この実施の形態でも、筐体11内部にアンテナ26が露出しておらず、筐体11内部への電気部品の組み込み作業が行い易くなるものである。
図9は、アンテナの配置構造のさらに他の実施の形態を示すもので、地域によっては、地上波デジタル放送がVHFの一部のチャネルを使っ実施されることになっているため、VHFのアンテナ43とUHFのアンテナ44の両方を配置したものである。この場合、図10に示すように、選局部45もUHFとVHFの両方に対応したものであり、さらに、アンテナのコネクタ46と、選局部45の間に、アンテナを選択して選局部46に接続するためのスイッチ47が設けられている。スイッチ47は、制御部29によって制御されて切換えられる。
【0033】
さらに、VHFのチャンネルの一部も受信する場合には、整合回路もそれに合わせたものにすることで、安定な受信を行うことができるようになる。図11は、整合回路48をスイッチ49,50で切換えて、アンテナ51と選局部45の間に接続するか、スルーさせるかを切換えるようにしている。このスイッチの制御も制御部29によって実行される。
【0034】
図12は、整合回路48として直列インダクタンス48aを適用した例を示すもので、VHFの低バンドの整合回路として好適である。
以上述べたように、本発明の高周波受信装置は、スプリアス発生源となる回路部分をシールドで覆うようにしたので、スプリアスの影響を受けることなく安定した受信が可能である。
また、筐体の外表面より内側、モノポールアンテナを筐体壁に沿うように、あるいは筐体壁内に配置するようにしたので、アンテナが筐体の外に突出することなく、またモノポールアンテナが指向性が強くないため、移動しながら視聴しても受信状態が大きく変動することなく、使い勝手と受信性能の両方を満足する放送受信機を得ること駕できるものである。
【0035】
図13は、本発明の他の実施の形態を示すものであり、この例では、アンテナとして、モノポールではなく、ロッドアンテナ51を用いたものである。また、図14はさらに他の実施の形態を示すもので、この例では、アンテナとして、ヘリカルアンテナ52が用いられている。図13,14において、図3,4,6〜9に示す部分と同じ個所に同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0036】
13,14の実施の形態では、アンテナ51,52が筐体外部に突出するが、内部回路をシールドケース22内に収めたので内部回路から発せられるノイズをアンテナ51,52で拾ってしまう影響を抑えることが可能になり、受信性能を向上させることができるものである。
【0037】
なお、以上の説明では、受信装置10を映像表示部と音声出力部を備えたものとして説明したが、受信する信号の内容によっては、映像が関係ない場合もあり、映像表示部は必ずしも必須の構成要件ではない。
さらにまた、本発明の受信装置は、受信した信号を装置自身では利用することなく他の受信機等の機器に単に伝送するという使われ方をすることも考えられ、その場合には、音声出力部も必須ではなくなる。
以上のように、本発明の高周波受信装置によれば、地上波デジタル放送の携帯型受信機として取り扱い及び受信性能の両方を満足する装置を得ることができるものである。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、モノポールアンテナを筐体に沿うように配置するようにし、かつスプリアスを発生する回路部分をシールドで覆うようにしたので、ノイズで受信信号が埋もれてしまうというようなことはなく、また、持ち運びし易い外形になるたるめ、携帯型受信装置として、使い勝手がよく、安定した受信性能が得られる装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る、高周波受信装置の外観を示す斜視図。
【図2】図1に示す装置の内部を一方から見た斜視図。
【図3】図1に示す装置の内部を他方から見た斜視図。
【図4】図3に示す装置内部を正面から見た図。
【図5】図1に示す装置の電気回路構成を示すブロック図。
【図6】本発明の高周波受信装置の他の実施の形態を説明するための図。
【図7】本発明の高周波受信装置のさらに他の実施の形態を説明するための図。
【図8】本発明の高周波受信装置のさらに他の実施の形態を説明するための図。
【図9】本発明の高周波受信装置のさらに他の実施の形態を説明するための図。
【図10】図9に示す実施の形態に適用される回路構成を示すブロック図。
【図11】図9に示す実施の形態に適用される回路構成を示すブロック図。
【図12】図9に示す実施の形態に適用される回路構成を示すブロック図。
【図13】本発明の高周波受信装置のさらに他の実施の形態を説明するための図。
【図14】本発明の放高周波受信装置のさらに他の実施の形態を説明するための図
【符号の説明】
11…筐体
12…前面
14…液晶表示パネル
15,16…操作ボタン
18,20,23…印刷配線基板
21…ブロック部
22…シールド
24…バッテリー
25,45…コネクタ
26…アンテナ
38…イヤーホーン/ヘッドホーン端子
42…溝
43…VHFアンテナ
44…UHFアンテナ
47,49,50…スイッチ

Claims (12)

  1. 筐体内に配置され、高周波信号を受信し、受信した高周波信号から映像信号、音声信号あるいはデータ信号のいずれか、もしくはそれらの複数の信号を得て出力する受信手段と、
    前記筐体に沿うように配置され、前記高周波を受けて前記受信手段に供給するループ状モノポールアンテナと、
    を具備したことを特徴とする高周波受信装置。
  2. 前記モノポールアンテナは、前記筐体を略一周する長さを有することを特徴とする請求項1に記載の高周波受信装置。
  3. 前記高周波信号は、異なる複数の周波数帯域の信号からなり、前記アンテナと受信手段の間に前記周波数帯域に応じて切換えられる整合回路が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の高周波受信装置。
  4. 前記高周波信号は、VHF帯の信号とUHF帯の信号からなり、前記整合回路がVHF低バンド用として直列インダクタンスを備えることを特徴とする請求項3に記載の高周波受信装置。
  5. 筐体内に配置され、複数の周波数帯の高周波信号を選択受信し、受信した高周波信号から映像信号、音声信号あるいはデータ信号のいずれか、もしくはそれらの複数の信号を得て出力する受信手段と、前記筐体に沿うようにそれぞれ配置され、前記それぞれの周波数帯の高周波信号を受けて前記受信手段に供給する、周波数帯に対応した異なる長さを有する複数のループ状モノポールアンテナと、
    前記受信手段によって受信される帯域に応じて前記複数のアンテナを択一的に切換える切換手段と、
    を具備したことを特徴とする高周波受信装置。
  6. 前記周波数帯は、VHF帯とUHF帯であることを特徴とする請求項5に記載の高周波受信装置。
  7. 筐体内に配置され、高周波信号を受信し、受信した高周波信号から映像信号、音声信号あるいはデータ信号のいずれか、もしくはそれらの複数の信号を得て出力する受信手段と、
    前記筐体に沿うように配置され、前記高周波を受けて前記受信手段に供給するループ状モノポールアンテナと、
    前記受信手段及び受信信号処理に係わる回路をシールドするシールド手段と、
    を具備したことを特徴とする高周波受信装置。
  8. 前記ループ状モノポールアンテナが、前記筐体を構成する壁内に埋め込まれていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の高周波受信装置。
  9. 前記筐体が前面部と後部に分割され、前記ループ状モノポールアンテナが、前記前面部と後部で挟み込まれるように筐体に組み込まれていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の高周波受信装置。
  10. 前記ループ状モノポールアンテナが前記筐体内に配置された印刷配線基板の配線パターンとして構成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の高周波受信装置。
  11. 筐体内に配置され、高周波信号を受信し、受信した高周波信号から映像信号、音声信号あるいはデータ信号のいずれか、もしくはそれらの複数の信号を得て出力する受信手段と、
    一端が前記筐体から突出するように設けられ、前記高周波を受けて前記受信手段に供給するロッドアンテナと、
    前記受信手段及び受信信号処理に係わる回路をシールドするシールド手段と、
    を具備したことを特徴とする高周波受信装置。
  12. 筐体内に配置され、高周波信号を受信し、受信した高周波信号から映像信号、音声信号あるいはデータ信号のいずれか、もしくはそれらの複数の信号を得て出力する受信手段と、
    一端が前記筐体から突出するように設けられ、前記高周波を受けて前記受信手段及び受信信号処理に係わる回路に供給するヘリカルアンテナと、前記受信手段をシールドするシールド手段と、
    を具備したことを特徴とする高周波受信装置。
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