JP2004178943A - 放電灯点灯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】照度を点灯時間によらず一定に補正する放電灯点灯装置において、高効率化を可能にすること。
【解決手段】スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q2は、駆動部7からの信号により、交互にオン・オフされて直流電圧を高周波の矩形波電圧に変換する。共振回路4は、矩形波電圧を正弦波状の交流電圧に変換して、放電ランプLaに印加する。照度補正回路11により、放電ランプLaの累積点灯時間の経過に伴う放電ランプLaの劣化による照度の低下を、放電ランプLaへの供給電力を増加させることで補正する。放電ランプLaへの供給電力を増加させることに伴ってランプ電流は増加し、ランプ電流のみでフィラメントFから十分な電子が放出されるようになった場合にはスイッチング素子Q3をオフさせる。
【選択図】 図1
【解決手段】スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q2は、駆動部7からの信号により、交互にオン・オフされて直流電圧を高周波の矩形波電圧に変換する。共振回路4は、矩形波電圧を正弦波状の交流電圧に変換して、放電ランプLaに印加する。照度補正回路11により、放電ランプLaの累積点灯時間の経過に伴う放電ランプLaの劣化による照度の低下を、放電ランプLaへの供給電力を増加させることで補正する。放電ランプLaへの供給電力を増加させることに伴ってランプ電流は増加し、ランプ電流のみでフィラメントFから十分な電子が放出されるようになった場合にはスイッチング素子Q3をオフさせる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の放電灯点灯装置として、本願出願人は、特開平9−199287に示す構成のものを提案している。このものは、放電ランプと、放電ランプに高周波電力を供給する高周波電源と、高周波電源の出力を制御して放電ランプを調光する調光制御部と、放電ランプのフィラメントに予熱電力を供給する予熱回路と、予熱回路の出力を制御する予熱制御部とを備え、ランプ動作ポイントを複数利用して調光制御を行う放電灯点灯装置において、放電ランプのランプ動作ポイントの切換えに応じて予熱回路の出力を切換えることを特徴としている。
【0003】
このようにすることにより、調光度に応じた最適な予熱電力を供給することができ、高出力時だけでなく、低出力時においても放電灯点灯装置としての総合的な効率を改善することができるという効果がある。
【0004】
また、別の従来例として、特開2002−43086に示されるものがある。このものは、放電灯と、放電灯を点灯させるとともに放電灯への供給電力を制御可能放電灯点灯部と、放電灯点灯部への給電時間を放電灯の点灯時間として計時する点灯時間タイマーと、放電灯の点灯時間の経過に伴う光束低下を抑制するように点灯時間タイマーにより計時された点灯時間に応じて放電灯への供給電力を放電灯点灯部に指示する制御部を備える放電灯点灯装置において、前記放電灯点灯装置が放電灯を一定電力若しくは放電灯の定格電力で、光束低下を抑制するように点灯時間タイマーにより計時された点灯時間に応じて放電灯へ電力を供給する機能を有することを特徴とする。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−199287号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2002−43086号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例の前者においては、調光度に応じた最適な予熱電力を供給することができるものであって、放電ランプの劣化を考慮したものではない。また、従来例の後者においては、放電灯(放電ランプ)の点灯時間の経過に伴って、ランプ電流が増加し、必要以上に放電ランプのフィラメントを加熱することが想定されるので、フィラメントでの消費電力を改善することで高効率化を図る余地がある。
【0008】
本発明は、かかる事由に鑑みてなしたものであり、その目的とするところは、照度を点灯時間によらず一定に補正する放電灯点灯装置において、高効率化を可能にすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、放電ランプと、放電ランプを高周波で点灯させるインバータ回路と、放電ランプのフィラメントに流れる常時予熱電流を制御する予熱制御回路と、放電ランプへの給電時間を放電ランプの累積点灯時間として計時する点灯時間タイマーと、点灯時間タイマーにより放電ランプの累積点灯時間を把握し、放電ランプの累積点灯時間の経過に伴う放電ランプの劣化による照度の低下を、放電ランプへの供給電力を増加させることにより補正する照度補正回路と、を備える放電灯点灯装置において、予熱制御回路は、放電ランプへの供給電力が所定の電力を超えた場合に、常時予熱電流を停止させるものであることを特徴とする。
【0010】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記予熱制御回路は、点灯時間タイマーによって計時された累積点灯時間が所定の時間を経過した時点で、放電ランプへの供給電力が所定の電力を超えたものと判断して、常時予熱電流を停止させるものであることを特徴とする。
【0011】
請求項3に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記予熱制御回路は、放電ランプに流れるランプ電流を検知するランプ電流検知回路を備え、ランプ電流が所定の電流値以上となった場合に、放電ランプへの供給電力が所定の電力を超えたものと判断して、常時予熱電流を停止させるものであることを特徴とする。
【0012】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明において、前記予熱制御回路は、周囲温度に応じて常時予熱電流を停止させる時間を変化させるものであることを特徴とする。
【0013】
請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明において、仕様が異なる複数の放電ランプを備え、各放電ランプの特性に応じて、前記予熱制御回路は、常時予熱電流を停止させるものであることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態を図1に基づいて説明する。図1は第1の実施形態の回路図である。
【0015】
整流回路1は、商用交流電源電圧を全波整流するダイオードブリッジ(図示はしない)からなるもので、入力端子は商用電源に接続され、出力端子間には、コンデンサC6、点灯時間検出回路2を構成する抵抗R1と抵抗R2の直列回路、インバータ回路3の一部である、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2の直列回路が接続されている。
【0016】
インバータ回路3は、前述のスイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2の直列回路と、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2の接続点に接続されるカップリングコンデンサC3、及びスイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2のゲートに接続される抵抗とからなる。
【0017】
そして、スイッチング素子Q2の両端には、矩形波電圧を正弦波の交流電圧に変換し、放電ランプに印加するチョークコイルLと、共振コンデンサC1の直列接続からなる共振回路4が接続されている。さらに、共振コンデンサC1には、蛍光ランプである放電ランプLaが並列に接続されている。
【0018】
インバータ制御回路5は、インバータ回路3の発振周波数を決定する発振部6とその発振周波数でスイッチング素子Q1、スイッチング素子Q2を駆動する駆動部7により構成される。発振部6の出力端子は、駆動部7に接続され、駆動部7の出力端子cは、抵抗を介してスイッチング素子Q2に接続されている。また、
駆動部7の出力端子aは、抵抗を介してスイッチング素子Q1に接続されている。
そして、駆動部7の出力端子bは、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2の接続点に接続されている。
【0019】
予熱制御回路8は、放電ランプLaの始動時及び点灯時にフィラメントFからの電子の放出を容易にするためフィラメントFに電流(常時予熱電流)を流すものである。カップリングコンデンサC3の放電ランプLa側の端子とスイッチング素子Q2のソース端子間には、予熱トランスT1とコンデンサC2とスイッチング素子Q3の直列接続回路が接続されている。そして、予熱トランスT1の2次巻線N21、N22は、予熱電流制限用コンデンサC4、C5を介して放電ランプLaのフィラメントFの両端に接続されている。また、スイッチング素子Q3のゲートには抵抗を介して、予熱制御部9が接続されている。
【0020】
点灯時間タイマー10は、コンデンサC6の両端の電圧が、規定の電圧値以上であることを計時するもので、点灯時間タイマー10の入力端子は、点灯時間検出部2を構成する抵抗R1と抵抗R2の接続部に接続され、点灯時間タイマー10の出力端子は、後述する照度補正回路11に接続される。
【0021】
照度補正回路11は、放電ランプLaの使用時間の経過に伴う照度の低下を放電ランプLaへの供給電力を増加させることにより補正するため、スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q2をオン・オフさせる周波数を変化させる信号を出力するものである。また、照度補正回路11には、点灯時間タイマー10により計時した累積点灯時間を記憶しておく、たとえばEEPROMのようなメモリー12が接続されている。
【0022】
以上の回路構成において、AC電源が接続されると、整流回路1及びコンデンサC6は、交流電圧を整流平滑して、直流電圧を出力する。スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q2は、駆動部7からの信号により、交互にオン・オフされて直流電圧を高周波の矩形波電圧に変換する。共振回路4は、矩形波電圧を正弦波状の交流電圧に変換して放電ランプLaに印加し、放電ランプLaを点灯させる。放電ランプLaが点灯すると、フィラメントFにはランプ電流が流れる。
ここで、発振部6の周波数を変化させると、放電ランプLaに供給される電力が変化して、放電ランプLaを調光し、照度を変化させることができる。また、スイッチング素子Q3がオンの状態で、カップリングコンデンサC3の放電ランプLa側の端子とスイッチング素子Q2のソース端子間に矩形波電圧が印加されると、予熱トランスT1によりT1の巻き数に比例した電圧を、予熱トランスT1の2次巻線N21及びN22に発生させる。そして、予熱トランスT1の2次巻線N21及びN22に発生した電圧により、予熱電流制限用コンデンサC4及びC5を介してフィラメントFに常時予熱電流を流す。この常時予熱電流は、フィラメントFから十分な電子を放出させるために流すものである。またAC電源が接続され、コンデンサC6の両端が規定の電圧値以上になると、照度補正回路11は、メモリー12から放電ランプLaの累積点灯時間を読み出す。そして、メモリー12に格納されている補正用テーブルと累積点灯時間を照合し、累積点灯時間に対応した調光比を読み出す。そして照度補正回路11は、累積点灯時間に対応した調光比を調光信号Vsとして発振部6に出力する。発振部6は、調光信号Vsに対応する周波数に変換して、駆動部7に出力する。これにより、スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q2の動作周波数が変化して、放電ランプLaへの供給電力が調整され、照度を一定に保つことができる。その後、点灯時間タイマー10は、点灯時間を計時し、照度補正回路11を介して計時後の時間を定期的にメモリー12に格納する。以降は、AC電源が接続されてコンデンサC6の両端が規定の電圧値以上になっている期間には、累積点灯時間をメモリー12に書きこむ動作を繰り返し、累積点灯時間に対応した調光比を読み出し、前述のように放電ランプLaへの供給電力の調整を行う。ここで、累積点灯時間は、定期的にメモリー12に格納されているので、電源が遮断されても、その時の累積点灯時間を記憶しておくことができる。そして、再度電源を投入した時に、その累積点灯時間のデータを読み出すことで、電源遮断時の累積点灯時間から引き続き累積点灯時間を計時することができる。
【0023】
ここで、重要なことは、予熱制御回路8の予熱制御部9が、放電ランプLaへの供給電力が所定の電力を超えた場合に、常時予熱電流を停止させることである。
すなわち、放電ランプLaへの供給電力が累積点灯時間の増加とともに増加し、これに伴いランプ電流も増加する。そして、点灯時間タイマー10で計時する累積点灯時間が、ランプ電流のみでフィラメントFから十分な電子を放出させる程度にフィラメントFを加熱するようになる所定の累積点灯時間を経過した場合には、照度補正回路11が予熱制御信号Vfを予熱制御回路8の予熱制御部9に出力し、予熱制御部9はスイッチング素子Q3をオフさせるのである。これにより、フィラメントFで消費される電力は、ランプ電流によるものだけになるので、高効率化を図ることができるのである。なお、一般にフィラメントの適正温度は900℃から1000℃程度である。
【0024】
ここで、図2に累積点灯時間と各パラメータの関係を示す。図2(a)は累積点灯時間と放電ランプLaの光束の関係を、図2(b)は累積点灯時間と調光比の関係を、図2(c)は、本実施形態において、照度補正を行った場合の累積点灯時間と放電ランプLaの光束の関係を、図2(d)は本実施形態における、累積点灯時間と常時予熱電流及びランプ電流の関係を、図2(e)は本実施形態における、累積点灯時間とフィラメントの消費電力の関係をそれぞれ示す。放電ランプLaの光束は、図2(a)に示すように点灯時間時間に伴って蛍光体が劣化することにより低下し、これに伴って照度が低下する。また、放電ランプLaを装着している灯具や放電ランプLaが時間の経過に伴って汚れることによっても照度は低下する。照度補正回路11は、前述のように放電ランプLaへの供給電力を調整することで点灯時間の経過に伴う照度の低下を補正するものであって、図2(b)に示すように、放電ランプLaの交換直後には、放電ランプLaを調光点灯させておき、放電ランプLaの点灯時間が経過することに伴って、放電ランプLaへの供給電力を増加させて調光比を増加させる。これにより、放電ランプLaへの供給電力が一定の場合には、放電ランプLaの光束が点灯時間の経過に伴って低下するのに対して、放電ランプLaへの供給電力を増加させて調光比を増加させるることで、図2(c)のように、光束を一定に保ち、これにより照度を略一定に保つことができるのである。また、放電ランプLaへの供給電力を増加させることにより、放電ランプLaのランプ電流は、図2(d)に示すように、累積点灯時間とともに増加する。ここで、放電ランプLaのランプ電流のみで十分な電子が放出される程度にフィラメントを加熱し、常時予熱電流を必要としなくなった場合には、スイッチング素子Q3をオフさせ、常時予熱電流を停止させる。これにより、フィラメントFには、過剰な常時予熱電流が流れないので、図2(c)に示すようにフィラメントFで消費される電力が抑制され、高効率化を図ることができる。また、フィラメントFから電子放射性物質であるエミッタの損失が抑制され、ランプ寿命の短寿命化を防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図3及び図4に基づいて説明する。図3は、第2の実施形態の回路図を示したものである。また図4は、ランプ電流と周囲温度との関係を示す図である。本実施形態は、第1の実施形態の構成に、周囲温度補正回路20を付加したもので、他は第1の実施形態と同様である。
【0025】
周囲温度補正回路20は、周囲の温度を検出する温度センサ21と、抵抗R12、R13とコンデンサC9で構成されている。周囲温度を検出する温度センサ21は、抵抗R12を介して照度補正回路11の入力端子に接続されている。また、抵抗R12と照度補正回路11の入力端子の接続部とグランドとの間には、フィルタとして作用する抵抗R13とコンデンサC9が並列に接続されている。
【0026】
以上の構成において、照度補正回路11は、まず第1の実施形態と同様に点灯時間に応じてインバータ制御回路6に出力する調光信号Vsを決定する。また、温度センサ21は、放電ランプLaの周囲温度を検出し、照度補正回路11に周囲温度に相当する信号を出力する。照度補正回路11は、温度センサ21が検出した周囲温度において常時予熱電流を停止する調光信号Vsの領域を、メモリー12から読み出す。このとき、実施形態1で述べた方法で決定した調光信号Vsが、常時予熱電流を停止できる領域にあれば、予熱制御部4にスイッチング素子Q3をオフさせる予熱制御信号Vfを出力し、常時予熱電流を停止できない領域であれば、スッチング素子Q3をオンする予熱制御信号Vfを出力する。
【0027】
放電ランプLaが蛍光ランプである場合には、一般に図4に示すように、周囲温度25℃付近でランプ電流が最も少なくなり、それよりも低温、あるいは高温になるとランプ電流は増加する傾向にある。常時予熱電流を一定とすれば、ランプ電流が大きいほどフィラメントFの温度は高くなるので、周囲温度25℃よりも低温又は高温になるほどフィラメントFの温度は上昇することになる。これにより、周囲温度25℃では常時予熱電流によってフィラメントFを加熱する必要があっても、周囲温度が変化することにより常時予熱電流が不必要になる場合がある。すなわち、周囲温度の変化によって、常時予熱電流を停止させる時間を変化させることが必要となる。
【0028】
以上のような制御を行うことにより、周囲温度の変化に応じて常時予熱電流を停止する累積点灯時間を変化させることができるため、消費電力の削減をより効果的に行うことができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を図5に基づいて説明する。図5は、第3の実施形態の回路図である。本実施形態は、第1の実施形態の構成に、ランプ電流検出回路30を付加したもので、他は第1の実施形態と同様である。
【0029】
放電ランプLaが常時予熱電流を必要としない領域では、ランプ電流によってフィラメントの温度が決定される。つまり、放電ランプLaに流れるランプ電流を検出すれば、周囲温度に関わらず、常時予熱電流が必要かどうかを判断することが可能となる。
【0030】
ランプ電流検出回路30は、以下の構成からなる。すなわち、ランプ電流検出用の抵抗R17が、放電ランプLaとグランド間に接続されている。抵抗R17と放電ランプLaの接続部は、抵抗R16を介してオペアンプ31の入力端子(−)に接続され、オペアンプ31の入力端子(−)とオペアンプ31の出力端子間には、コンデンサC11が接続されている。この抵抗R16、オペアンプ31及びコンデンサC11により、ランプ電流検出用の抵抗R17の電圧を、直流に変換する積分回路を構成している。そして、オペアンプ31の出力端子は、抵抗R14を介して照度補正回路11に接続されている。また、抵抗R14と照度補正回路11の接続部とグランド間には、コンデンサC10と抵抗R15とが並列に接続されている。
【0031】
以上の構成において、放電ランプLaが点灯している状態では、放電ランプLaにランプ電流が流れ、抵抗R17の両端にはランプ電流に対応する電圧が発生する。抵抗R17の両端の電圧は、抵抗R16、オペアンプ31及びコンデンサC11により構成される積分回路にて、直流電圧に変換して出力され、この直流電圧を抵抗R14と抵抗R15により分圧して、照度補正回路11に入力する。照度補正回路11は、ランプ電流検出回路30の出力電圧から、相当するランプ電流を読み取り、そのランプ電流の値が、常時予熱電流を停止できるランプ電流の値よりも大きければ、放電ランプへの供給電力が所定の電力を超え、ランプ電流のみでフィラメントFから十分な電子を放出させる程度にフィラメントFが加熱されたものと判断し、常時予熱電流を停止する予熱制御信号Vfを出力する。
【0032】
以上のように、本実施形態においては、ランプ電流の値によって、常時予熱電流の停止を判定するので、比較的簡単な回路構成で周囲温度に応じて適切に常時予熱電流を停止することができ、消費電力の削減を効果的に行うことができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態を図6及び図7に基づいて説明する。図6は、第4の実施形態の回路図であり、図7は、仕様が異なる2種類の放電ランプLaのランプ電流とランプ電圧の関係を示す図である。本実施形態は、第2の実施形態の構成に、第3の実施形態で述べた周囲温度補正回路20を加え、さらにランプ電圧検出回路40を付加したもので、他は第2の実施形態と同様であるので、ランプ電圧検出回路40以外の回路については説明を省略する。
【0033】
ランプ電圧検出回路40は、抵抗R18、R19、R20とダイオードD1及びコンデンサC12で構成される。ランプ電圧を分圧する抵抗R18と抵抗R19の直列接続回路は、チョークコイルLとグランドの間に接続される。抵抗R18と抵抗R19の接続部には、ダイオードD1のアノードが接続され、ダイオードD1のカソードは、照度補正回路11の入力端子に接続されている。そして、ダイオードD1のアノードには、ダイオードD1のアノードに出力される電圧を平滑する抵抗R20、コンデンサC12がグランドに対して並列に接続されている。また、メモリー12には、仕様の異なる種類の放電ランプLaにおいて、常時予熱電流を停止する累積点灯時間及びランプ電流等のデータが記憶されている。
【0034】
以上の回路構成において、放電ランプLaが点灯している状態では、抵抗R19に放電ランプLaのランプ電圧を分圧した電圧が印加される。そして、抵抗R19の両端の電圧は、ダイオードD1を介して整流され、抵抗R20、コンデンサC12で平滑される。ランプ電圧が増加すると、抵抗R19の両端の電圧が上昇する。これにより、ランプ電圧検出回路40の出力も増加する。
【0035】
放電ランプLaの仕様が異なる場合には、一般にランプ電流とランプ電圧の電流電圧特性が異なる。たとえば、図7に示すように直管タイプの蛍光ランプで32Wのものと、同じく直管タイプの蛍光ランプで40Wのものとでは、同じランプ電流であっても、直管タイプの蛍光ランプ40Wの方がランプ電圧が高くなる。なお、これらの各ランプの電流電圧特性は、メモリー12に記憶されている。そして、照度補正回路11は、ランプ電圧検出回路40の出力とメモリー12に記憶された特性を比較し、放電ランプLaの種類を判別する。そして、放電ランプLaの種類に応じて、ランプ電流のみで十分フィラメントが加熱される累積点灯時間において、常時予熱電流を停止する予熱制御信号Vfを出力し、常時予熱電流を停止させる。
【0036】
以上の動作により、放電ランプLaの種類に応じて、適切に常時予熱電流を停止することができ、消費電力の削減を効果的に行うことができる。また、放電ランプLaの電流電圧特性は、周囲温度の変化によって変動するが、放電ランプLaの電流電圧特性と周囲温度関係を示すデータをメモリー12に記憶させておけば、周囲温度の変化により放電ランプLaの電流電圧特性が変化しても、放電ランプLaの種別を判別することができる。さらに、放電ランプLaによって常時予熱電流を停止できるランプ電流若しくはランプ電力等の領域が異なる場合であっても、その領域についてもメモリー12に記憶させておけば、放電ランプLaの種類に応じて、適切に常時予熱電流を停止することができる。
【0037】
【発明の効果】
請求項1に係る発明は、放電ランプと、放電ランプを高周波で点灯させるインバータ回路と、放電ランプのフィラメントに流れる常時予熱電流を制御する予熱制御回路と、放電ランプへの給電時間を放電ランプの累積点灯時間として計時する点灯時間タイマーと、点灯時間タイマーにより放電ランプの累積点灯時間を把握し、放電ランプの累積点灯時間の経過に伴う放電ランプの劣化による照度の低下を、放電ランプへの供給電力を増加させることにより補正する照度補正回路と、を備える放電灯点灯装置において、予熱制御回路は、放電ランプへの供給電力が所定の電力を超えた場合に、常時予熱電流を停止させるものであるようにしたので、フィラメントで消費される電力を抑制することができ、放電灯点灯装置の高効率化を図ることができる。
【0038】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記予熱制御回路は、点灯時間タイマーによって計時された累積点灯時間が所定の時間を経過した時点で、放電ランプへの供給電力が所定の電力を超えたものと判断して、常時予熱電流を停止させるものであるので、請求項1の効果を直接電力を測定することなく実現することができる。
【0039】
請求項3に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記予熱制御回路は、放電ランプに流れるランプ電流を検知するランプ電流検知回路を備え、ランプ電流が所定の電流値以上となった場合に、放電ランプへの供給電力が所定の電力を超えたものと判断して、常時予熱電流を停止させるものであるので、よりフィラメントでの消費電力を把握し易く、精度良く請求項1の効果を得ることができる。
【0040】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明において、前記予熱制御回路は、周囲温度に応じて常時予熱電流を停止させる時間を変化させるものであるようにしたので、周囲温度が変化することにより、放電ランプのランプ電流が変動しても、精度良く請求項1の効果を得ることができる。
【0041】
請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明において、仕様が異なる複数の放電ランプを備え、各放電ランプの特性に応じて、前記予熱制御回路は、常時予熱電流を停止させるものであるようにしたので、仕様が異なる複数の放電ランプを用いる場合においても、請求項1の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の回路図である。
【図2】(a)は累積点灯時間と放電ランプLaの光束の関係を、(b)は累積点灯時間と調光比の関係を、(c)は、本実施形態において、照度補正を行った場合の累積点灯時間と放電ランプLaの光束の関係を、(d)は本実施形態における、累積点灯時間と常時予熱電流及びランプ電流の関係を、(e)は本実施形態における、累積点灯時間とフィラメントの消費電力の関係をそれぞれ示す図である。
【図3】第2の実施形態の回路図である。
【図4】ランプ電流と周囲温度との関係を示す図である。
【図5】第3の実施形態の回路図である。
【図6】第4の実施形態の回路図である。
【図7】仕様の異なる2種類のランプのランプ電流とランプ電圧の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 整流回路
2 点灯時間検出回路
3 インバータ回路
4 共振回路
5 インバータ制御回路
6 発振部
7 駆動部
8 予熱制御回路
10 点灯時間タイマー
11 照度補正回路
La 放電ランプ
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の放電灯点灯装置として、本願出願人は、特開平9−199287に示す構成のものを提案している。このものは、放電ランプと、放電ランプに高周波電力を供給する高周波電源と、高周波電源の出力を制御して放電ランプを調光する調光制御部と、放電ランプのフィラメントに予熱電力を供給する予熱回路と、予熱回路の出力を制御する予熱制御部とを備え、ランプ動作ポイントを複数利用して調光制御を行う放電灯点灯装置において、放電ランプのランプ動作ポイントの切換えに応じて予熱回路の出力を切換えることを特徴としている。
【0003】
このようにすることにより、調光度に応じた最適な予熱電力を供給することができ、高出力時だけでなく、低出力時においても放電灯点灯装置としての総合的な効率を改善することができるという効果がある。
【0004】
また、別の従来例として、特開2002−43086に示されるものがある。このものは、放電灯と、放電灯を点灯させるとともに放電灯への供給電力を制御可能放電灯点灯部と、放電灯点灯部への給電時間を放電灯の点灯時間として計時する点灯時間タイマーと、放電灯の点灯時間の経過に伴う光束低下を抑制するように点灯時間タイマーにより計時された点灯時間に応じて放電灯への供給電力を放電灯点灯部に指示する制御部を備える放電灯点灯装置において、前記放電灯点灯装置が放電灯を一定電力若しくは放電灯の定格電力で、光束低下を抑制するように点灯時間タイマーにより計時された点灯時間に応じて放電灯へ電力を供給する機能を有することを特徴とする。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−199287号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2002−43086号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例の前者においては、調光度に応じた最適な予熱電力を供給することができるものであって、放電ランプの劣化を考慮したものではない。また、従来例の後者においては、放電灯(放電ランプ)の点灯時間の経過に伴って、ランプ電流が増加し、必要以上に放電ランプのフィラメントを加熱することが想定されるので、フィラメントでの消費電力を改善することで高効率化を図る余地がある。
【0008】
本発明は、かかる事由に鑑みてなしたものであり、その目的とするところは、照度を点灯時間によらず一定に補正する放電灯点灯装置において、高効率化を可能にすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、放電ランプと、放電ランプを高周波で点灯させるインバータ回路と、放電ランプのフィラメントに流れる常時予熱電流を制御する予熱制御回路と、放電ランプへの給電時間を放電ランプの累積点灯時間として計時する点灯時間タイマーと、点灯時間タイマーにより放電ランプの累積点灯時間を把握し、放電ランプの累積点灯時間の経過に伴う放電ランプの劣化による照度の低下を、放電ランプへの供給電力を増加させることにより補正する照度補正回路と、を備える放電灯点灯装置において、予熱制御回路は、放電ランプへの供給電力が所定の電力を超えた場合に、常時予熱電流を停止させるものであることを特徴とする。
【0010】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記予熱制御回路は、点灯時間タイマーによって計時された累積点灯時間が所定の時間を経過した時点で、放電ランプへの供給電力が所定の電力を超えたものと判断して、常時予熱電流を停止させるものであることを特徴とする。
【0011】
請求項3に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記予熱制御回路は、放電ランプに流れるランプ電流を検知するランプ電流検知回路を備え、ランプ電流が所定の電流値以上となった場合に、放電ランプへの供給電力が所定の電力を超えたものと判断して、常時予熱電流を停止させるものであることを特徴とする。
【0012】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明において、前記予熱制御回路は、周囲温度に応じて常時予熱電流を停止させる時間を変化させるものであることを特徴とする。
【0013】
請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明において、仕様が異なる複数の放電ランプを備え、各放電ランプの特性に応じて、前記予熱制御回路は、常時予熱電流を停止させるものであることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態を図1に基づいて説明する。図1は第1の実施形態の回路図である。
【0015】
整流回路1は、商用交流電源電圧を全波整流するダイオードブリッジ(図示はしない)からなるもので、入力端子は商用電源に接続され、出力端子間には、コンデンサC6、点灯時間検出回路2を構成する抵抗R1と抵抗R2の直列回路、インバータ回路3の一部である、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2の直列回路が接続されている。
【0016】
インバータ回路3は、前述のスイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2の直列回路と、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2の接続点に接続されるカップリングコンデンサC3、及びスイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2のゲートに接続される抵抗とからなる。
【0017】
そして、スイッチング素子Q2の両端には、矩形波電圧を正弦波の交流電圧に変換し、放電ランプに印加するチョークコイルLと、共振コンデンサC1の直列接続からなる共振回路4が接続されている。さらに、共振コンデンサC1には、蛍光ランプである放電ランプLaが並列に接続されている。
【0018】
インバータ制御回路5は、インバータ回路3の発振周波数を決定する発振部6とその発振周波数でスイッチング素子Q1、スイッチング素子Q2を駆動する駆動部7により構成される。発振部6の出力端子は、駆動部7に接続され、駆動部7の出力端子cは、抵抗を介してスイッチング素子Q2に接続されている。また、
駆動部7の出力端子aは、抵抗を介してスイッチング素子Q1に接続されている。
そして、駆動部7の出力端子bは、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2の接続点に接続されている。
【0019】
予熱制御回路8は、放電ランプLaの始動時及び点灯時にフィラメントFからの電子の放出を容易にするためフィラメントFに電流(常時予熱電流)を流すものである。カップリングコンデンサC3の放電ランプLa側の端子とスイッチング素子Q2のソース端子間には、予熱トランスT1とコンデンサC2とスイッチング素子Q3の直列接続回路が接続されている。そして、予熱トランスT1の2次巻線N21、N22は、予熱電流制限用コンデンサC4、C5を介して放電ランプLaのフィラメントFの両端に接続されている。また、スイッチング素子Q3のゲートには抵抗を介して、予熱制御部9が接続されている。
【0020】
点灯時間タイマー10は、コンデンサC6の両端の電圧が、規定の電圧値以上であることを計時するもので、点灯時間タイマー10の入力端子は、点灯時間検出部2を構成する抵抗R1と抵抗R2の接続部に接続され、点灯時間タイマー10の出力端子は、後述する照度補正回路11に接続される。
【0021】
照度補正回路11は、放電ランプLaの使用時間の経過に伴う照度の低下を放電ランプLaへの供給電力を増加させることにより補正するため、スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q2をオン・オフさせる周波数を変化させる信号を出力するものである。また、照度補正回路11には、点灯時間タイマー10により計時した累積点灯時間を記憶しておく、たとえばEEPROMのようなメモリー12が接続されている。
【0022】
以上の回路構成において、AC電源が接続されると、整流回路1及びコンデンサC6は、交流電圧を整流平滑して、直流電圧を出力する。スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q2は、駆動部7からの信号により、交互にオン・オフされて直流電圧を高周波の矩形波電圧に変換する。共振回路4は、矩形波電圧を正弦波状の交流電圧に変換して放電ランプLaに印加し、放電ランプLaを点灯させる。放電ランプLaが点灯すると、フィラメントFにはランプ電流が流れる。
ここで、発振部6の周波数を変化させると、放電ランプLaに供給される電力が変化して、放電ランプLaを調光し、照度を変化させることができる。また、スイッチング素子Q3がオンの状態で、カップリングコンデンサC3の放電ランプLa側の端子とスイッチング素子Q2のソース端子間に矩形波電圧が印加されると、予熱トランスT1によりT1の巻き数に比例した電圧を、予熱トランスT1の2次巻線N21及びN22に発生させる。そして、予熱トランスT1の2次巻線N21及びN22に発生した電圧により、予熱電流制限用コンデンサC4及びC5を介してフィラメントFに常時予熱電流を流す。この常時予熱電流は、フィラメントFから十分な電子を放出させるために流すものである。またAC電源が接続され、コンデンサC6の両端が規定の電圧値以上になると、照度補正回路11は、メモリー12から放電ランプLaの累積点灯時間を読み出す。そして、メモリー12に格納されている補正用テーブルと累積点灯時間を照合し、累積点灯時間に対応した調光比を読み出す。そして照度補正回路11は、累積点灯時間に対応した調光比を調光信号Vsとして発振部6に出力する。発振部6は、調光信号Vsに対応する周波数に変換して、駆動部7に出力する。これにより、スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q2の動作周波数が変化して、放電ランプLaへの供給電力が調整され、照度を一定に保つことができる。その後、点灯時間タイマー10は、点灯時間を計時し、照度補正回路11を介して計時後の時間を定期的にメモリー12に格納する。以降は、AC電源が接続されてコンデンサC6の両端が規定の電圧値以上になっている期間には、累積点灯時間をメモリー12に書きこむ動作を繰り返し、累積点灯時間に対応した調光比を読み出し、前述のように放電ランプLaへの供給電力の調整を行う。ここで、累積点灯時間は、定期的にメモリー12に格納されているので、電源が遮断されても、その時の累積点灯時間を記憶しておくことができる。そして、再度電源を投入した時に、その累積点灯時間のデータを読み出すことで、電源遮断時の累積点灯時間から引き続き累積点灯時間を計時することができる。
【0023】
ここで、重要なことは、予熱制御回路8の予熱制御部9が、放電ランプLaへの供給電力が所定の電力を超えた場合に、常時予熱電流を停止させることである。
すなわち、放電ランプLaへの供給電力が累積点灯時間の増加とともに増加し、これに伴いランプ電流も増加する。そして、点灯時間タイマー10で計時する累積点灯時間が、ランプ電流のみでフィラメントFから十分な電子を放出させる程度にフィラメントFを加熱するようになる所定の累積点灯時間を経過した場合には、照度補正回路11が予熱制御信号Vfを予熱制御回路8の予熱制御部9に出力し、予熱制御部9はスイッチング素子Q3をオフさせるのである。これにより、フィラメントFで消費される電力は、ランプ電流によるものだけになるので、高効率化を図ることができるのである。なお、一般にフィラメントの適正温度は900℃から1000℃程度である。
【0024】
ここで、図2に累積点灯時間と各パラメータの関係を示す。図2(a)は累積点灯時間と放電ランプLaの光束の関係を、図2(b)は累積点灯時間と調光比の関係を、図2(c)は、本実施形態において、照度補正を行った場合の累積点灯時間と放電ランプLaの光束の関係を、図2(d)は本実施形態における、累積点灯時間と常時予熱電流及びランプ電流の関係を、図2(e)は本実施形態における、累積点灯時間とフィラメントの消費電力の関係をそれぞれ示す。放電ランプLaの光束は、図2(a)に示すように点灯時間時間に伴って蛍光体が劣化することにより低下し、これに伴って照度が低下する。また、放電ランプLaを装着している灯具や放電ランプLaが時間の経過に伴って汚れることによっても照度は低下する。照度補正回路11は、前述のように放電ランプLaへの供給電力を調整することで点灯時間の経過に伴う照度の低下を補正するものであって、図2(b)に示すように、放電ランプLaの交換直後には、放電ランプLaを調光点灯させておき、放電ランプLaの点灯時間が経過することに伴って、放電ランプLaへの供給電力を増加させて調光比を増加させる。これにより、放電ランプLaへの供給電力が一定の場合には、放電ランプLaの光束が点灯時間の経過に伴って低下するのに対して、放電ランプLaへの供給電力を増加させて調光比を増加させるることで、図2(c)のように、光束を一定に保ち、これにより照度を略一定に保つことができるのである。また、放電ランプLaへの供給電力を増加させることにより、放電ランプLaのランプ電流は、図2(d)に示すように、累積点灯時間とともに増加する。ここで、放電ランプLaのランプ電流のみで十分な電子が放出される程度にフィラメントを加熱し、常時予熱電流を必要としなくなった場合には、スイッチング素子Q3をオフさせ、常時予熱電流を停止させる。これにより、フィラメントFには、過剰な常時予熱電流が流れないので、図2(c)に示すようにフィラメントFで消費される電力が抑制され、高効率化を図ることができる。また、フィラメントFから電子放射性物質であるエミッタの損失が抑制され、ランプ寿命の短寿命化を防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図3及び図4に基づいて説明する。図3は、第2の実施形態の回路図を示したものである。また図4は、ランプ電流と周囲温度との関係を示す図である。本実施形態は、第1の実施形態の構成に、周囲温度補正回路20を付加したもので、他は第1の実施形態と同様である。
【0025】
周囲温度補正回路20は、周囲の温度を検出する温度センサ21と、抵抗R12、R13とコンデンサC9で構成されている。周囲温度を検出する温度センサ21は、抵抗R12を介して照度補正回路11の入力端子に接続されている。また、抵抗R12と照度補正回路11の入力端子の接続部とグランドとの間には、フィルタとして作用する抵抗R13とコンデンサC9が並列に接続されている。
【0026】
以上の構成において、照度補正回路11は、まず第1の実施形態と同様に点灯時間に応じてインバータ制御回路6に出力する調光信号Vsを決定する。また、温度センサ21は、放電ランプLaの周囲温度を検出し、照度補正回路11に周囲温度に相当する信号を出力する。照度補正回路11は、温度センサ21が検出した周囲温度において常時予熱電流を停止する調光信号Vsの領域を、メモリー12から読み出す。このとき、実施形態1で述べた方法で決定した調光信号Vsが、常時予熱電流を停止できる領域にあれば、予熱制御部4にスイッチング素子Q3をオフさせる予熱制御信号Vfを出力し、常時予熱電流を停止できない領域であれば、スッチング素子Q3をオンする予熱制御信号Vfを出力する。
【0027】
放電ランプLaが蛍光ランプである場合には、一般に図4に示すように、周囲温度25℃付近でランプ電流が最も少なくなり、それよりも低温、あるいは高温になるとランプ電流は増加する傾向にある。常時予熱電流を一定とすれば、ランプ電流が大きいほどフィラメントFの温度は高くなるので、周囲温度25℃よりも低温又は高温になるほどフィラメントFの温度は上昇することになる。これにより、周囲温度25℃では常時予熱電流によってフィラメントFを加熱する必要があっても、周囲温度が変化することにより常時予熱電流が不必要になる場合がある。すなわち、周囲温度の変化によって、常時予熱電流を停止させる時間を変化させることが必要となる。
【0028】
以上のような制御を行うことにより、周囲温度の変化に応じて常時予熱電流を停止する累積点灯時間を変化させることができるため、消費電力の削減をより効果的に行うことができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を図5に基づいて説明する。図5は、第3の実施形態の回路図である。本実施形態は、第1の実施形態の構成に、ランプ電流検出回路30を付加したもので、他は第1の実施形態と同様である。
【0029】
放電ランプLaが常時予熱電流を必要としない領域では、ランプ電流によってフィラメントの温度が決定される。つまり、放電ランプLaに流れるランプ電流を検出すれば、周囲温度に関わらず、常時予熱電流が必要かどうかを判断することが可能となる。
【0030】
ランプ電流検出回路30は、以下の構成からなる。すなわち、ランプ電流検出用の抵抗R17が、放電ランプLaとグランド間に接続されている。抵抗R17と放電ランプLaの接続部は、抵抗R16を介してオペアンプ31の入力端子(−)に接続され、オペアンプ31の入力端子(−)とオペアンプ31の出力端子間には、コンデンサC11が接続されている。この抵抗R16、オペアンプ31及びコンデンサC11により、ランプ電流検出用の抵抗R17の電圧を、直流に変換する積分回路を構成している。そして、オペアンプ31の出力端子は、抵抗R14を介して照度補正回路11に接続されている。また、抵抗R14と照度補正回路11の接続部とグランド間には、コンデンサC10と抵抗R15とが並列に接続されている。
【0031】
以上の構成において、放電ランプLaが点灯している状態では、放電ランプLaにランプ電流が流れ、抵抗R17の両端にはランプ電流に対応する電圧が発生する。抵抗R17の両端の電圧は、抵抗R16、オペアンプ31及びコンデンサC11により構成される積分回路にて、直流電圧に変換して出力され、この直流電圧を抵抗R14と抵抗R15により分圧して、照度補正回路11に入力する。照度補正回路11は、ランプ電流検出回路30の出力電圧から、相当するランプ電流を読み取り、そのランプ電流の値が、常時予熱電流を停止できるランプ電流の値よりも大きければ、放電ランプへの供給電力が所定の電力を超え、ランプ電流のみでフィラメントFから十分な電子を放出させる程度にフィラメントFが加熱されたものと判断し、常時予熱電流を停止する予熱制御信号Vfを出力する。
【0032】
以上のように、本実施形態においては、ランプ電流の値によって、常時予熱電流の停止を判定するので、比較的簡単な回路構成で周囲温度に応じて適切に常時予熱電流を停止することができ、消費電力の削減を効果的に行うことができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態を図6及び図7に基づいて説明する。図6は、第4の実施形態の回路図であり、図7は、仕様が異なる2種類の放電ランプLaのランプ電流とランプ電圧の関係を示す図である。本実施形態は、第2の実施形態の構成に、第3の実施形態で述べた周囲温度補正回路20を加え、さらにランプ電圧検出回路40を付加したもので、他は第2の実施形態と同様であるので、ランプ電圧検出回路40以外の回路については説明を省略する。
【0033】
ランプ電圧検出回路40は、抵抗R18、R19、R20とダイオードD1及びコンデンサC12で構成される。ランプ電圧を分圧する抵抗R18と抵抗R19の直列接続回路は、チョークコイルLとグランドの間に接続される。抵抗R18と抵抗R19の接続部には、ダイオードD1のアノードが接続され、ダイオードD1のカソードは、照度補正回路11の入力端子に接続されている。そして、ダイオードD1のアノードには、ダイオードD1のアノードに出力される電圧を平滑する抵抗R20、コンデンサC12がグランドに対して並列に接続されている。また、メモリー12には、仕様の異なる種類の放電ランプLaにおいて、常時予熱電流を停止する累積点灯時間及びランプ電流等のデータが記憶されている。
【0034】
以上の回路構成において、放電ランプLaが点灯している状態では、抵抗R19に放電ランプLaのランプ電圧を分圧した電圧が印加される。そして、抵抗R19の両端の電圧は、ダイオードD1を介して整流され、抵抗R20、コンデンサC12で平滑される。ランプ電圧が増加すると、抵抗R19の両端の電圧が上昇する。これにより、ランプ電圧検出回路40の出力も増加する。
【0035】
放電ランプLaの仕様が異なる場合には、一般にランプ電流とランプ電圧の電流電圧特性が異なる。たとえば、図7に示すように直管タイプの蛍光ランプで32Wのものと、同じく直管タイプの蛍光ランプで40Wのものとでは、同じランプ電流であっても、直管タイプの蛍光ランプ40Wの方がランプ電圧が高くなる。なお、これらの各ランプの電流電圧特性は、メモリー12に記憶されている。そして、照度補正回路11は、ランプ電圧検出回路40の出力とメモリー12に記憶された特性を比較し、放電ランプLaの種類を判別する。そして、放電ランプLaの種類に応じて、ランプ電流のみで十分フィラメントが加熱される累積点灯時間において、常時予熱電流を停止する予熱制御信号Vfを出力し、常時予熱電流を停止させる。
【0036】
以上の動作により、放電ランプLaの種類に応じて、適切に常時予熱電流を停止することができ、消費電力の削減を効果的に行うことができる。また、放電ランプLaの電流電圧特性は、周囲温度の変化によって変動するが、放電ランプLaの電流電圧特性と周囲温度関係を示すデータをメモリー12に記憶させておけば、周囲温度の変化により放電ランプLaの電流電圧特性が変化しても、放電ランプLaの種別を判別することができる。さらに、放電ランプLaによって常時予熱電流を停止できるランプ電流若しくはランプ電力等の領域が異なる場合であっても、その領域についてもメモリー12に記憶させておけば、放電ランプLaの種類に応じて、適切に常時予熱電流を停止することができる。
【0037】
【発明の効果】
請求項1に係る発明は、放電ランプと、放電ランプを高周波で点灯させるインバータ回路と、放電ランプのフィラメントに流れる常時予熱電流を制御する予熱制御回路と、放電ランプへの給電時間を放電ランプの累積点灯時間として計時する点灯時間タイマーと、点灯時間タイマーにより放電ランプの累積点灯時間を把握し、放電ランプの累積点灯時間の経過に伴う放電ランプの劣化による照度の低下を、放電ランプへの供給電力を増加させることにより補正する照度補正回路と、を備える放電灯点灯装置において、予熱制御回路は、放電ランプへの供給電力が所定の電力を超えた場合に、常時予熱電流を停止させるものであるようにしたので、フィラメントで消費される電力を抑制することができ、放電灯点灯装置の高効率化を図ることができる。
【0038】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記予熱制御回路は、点灯時間タイマーによって計時された累積点灯時間が所定の時間を経過した時点で、放電ランプへの供給電力が所定の電力を超えたものと判断して、常時予熱電流を停止させるものであるので、請求項1の効果を直接電力を測定することなく実現することができる。
【0039】
請求項3に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記予熱制御回路は、放電ランプに流れるランプ電流を検知するランプ電流検知回路を備え、ランプ電流が所定の電流値以上となった場合に、放電ランプへの供給電力が所定の電力を超えたものと判断して、常時予熱電流を停止させるものであるので、よりフィラメントでの消費電力を把握し易く、精度良く請求項1の効果を得ることができる。
【0040】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明において、前記予熱制御回路は、周囲温度に応じて常時予熱電流を停止させる時間を変化させるものであるようにしたので、周囲温度が変化することにより、放電ランプのランプ電流が変動しても、精度良く請求項1の効果を得ることができる。
【0041】
請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明において、仕様が異なる複数の放電ランプを備え、各放電ランプの特性に応じて、前記予熱制御回路は、常時予熱電流を停止させるものであるようにしたので、仕様が異なる複数の放電ランプを用いる場合においても、請求項1の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の回路図である。
【図2】(a)は累積点灯時間と放電ランプLaの光束の関係を、(b)は累積点灯時間と調光比の関係を、(c)は、本実施形態において、照度補正を行った場合の累積点灯時間と放電ランプLaの光束の関係を、(d)は本実施形態における、累積点灯時間と常時予熱電流及びランプ電流の関係を、(e)は本実施形態における、累積点灯時間とフィラメントの消費電力の関係をそれぞれ示す図である。
【図3】第2の実施形態の回路図である。
【図4】ランプ電流と周囲温度との関係を示す図である。
【図5】第3の実施形態の回路図である。
【図6】第4の実施形態の回路図である。
【図7】仕様の異なる2種類のランプのランプ電流とランプ電圧の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 整流回路
2 点灯時間検出回路
3 インバータ回路
4 共振回路
5 インバータ制御回路
6 発振部
7 駆動部
8 予熱制御回路
10 点灯時間タイマー
11 照度補正回路
La 放電ランプ
Claims (5)
- 放電ランプと、放電ランプを高周波で点灯させるインバータ回路と、放電ランプのフィラメントに流れる常時予熱電流を制御する予熱制御回路と、放電ランプへの給電時間を放電ランプの累積点灯時間として計時する点灯時間タイマーと、点灯時間タイマーにより放電ランプの累積点灯時間を把握し、放電ランプの累積点灯時間の経過に伴う放電ランプの劣化による照度の低下を、放電ランプへの供給電力を増加させることにより補正する照度補正回路と、を備える放電灯点灯装置において、
予熱制御回路は、放電ランプへの供給電力が所定の電力を超えた場合に、常時予熱電流を停止させるものであることを特徴とする放電灯点灯装置。 - 前記予熱制御回路は、点灯時間タイマーによって計時された累積点灯時間が所定の時間を経過した時点で、放電ランプへの供給電力が所定の電力を超えたものと判断して、常時予熱電流を停止させるものであることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
- 前記予熱制御回路は、放電ランプに流れるランプ電流を検知するランプ電流検知回路を備え、ランプ電流が所定の電流値以上となった場合に、放電ランプへの供給電力が所定の電力を超えたものと判断して、常時予熱電流を停止させるものであることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
- 前記予熱制御回路は、周囲温度に応じて常時予熱電流を停止させる時間を変化させるものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
- 仕様が異なる複数の放電ランプを備え、各放電ランプの特性に応じて、前記予熱制御回路は、常時予熱電流を停止させるものであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
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