JP2004170417A

JP2004170417A - 受動的ガスサンプリングのための装置

Info

Publication number: JP2004170417A
Application number: JP2003388125A
Authority: JP
Inventors: Rolf Castor; カストールロルフ; Magnus Hallback; ハルベックマグヌス
Original assignee: Siemens Elema AB
Current assignee: Siemens Elema AB
Priority date: 2002-11-20
Filing date: 2003-11-18
Publication date: 2004-06-17
Also published as: EP1421903A1; US20040094155A1; SE0203428D0

Abstract

【課題】呼吸システム内での受動的ガスサンプリングのための装置を改良して、択一的な実施例を提供する。
【解決手段】装置２；１４が導管４；１６から成っており、該導管４；１６が、導管４；１６内の呼吸ガスの流れに関連して導管４；１６内に圧力バリエーションを受動的に発生させるベンチュリ−ノズル８；１２を有しており、導管４；２２内で終了し、かつ測定室６；１８に接続された第１ポート１０；２２と第２ポート１２；２４とを有しており、第１ポート１０；２２と第２ポート１２；２４とが、ベンチュリ−ノズル８；２０に関連して、圧力バリエーションが、呼吸ガスの流れを第１ポート１０；２０を介して測定室６；１８）内へ、かつ第２ポート１２；２４を介して外側へ強いるように配置されているようにした。
【選択図】図１

Description

本発明は呼吸システム内での受動的ガスサンプリングのための装置に関する。

人工呼吸器及び麻酔装置のような呼吸システムでは、呼吸ガスが規則的に分析される。これはメイン供給部で直接に（「メインストリーム−分析装置」によって）行われるか、又はガスサンプルを測定室へ転向することによって行われる（「サイドストリーム−分析装置」）。

ガスサンプルの転向は、ポンプ又これに類似のものによって能動的に行うか、又は例えば圧力室の入口と出口との間に圧力バリエーションを生ぜしめることによって受動的に行うことができる。後者の例が米国特許第６，４５０，９６８号明細書に記載されている。
米国特許第６，４５０，９６８号明細書

本発明の課題は、受動的ガスサンプリングのための装置の択一的な実施例を提供することである。

この課題を解決した本発明の手段によれば、装置が導管から成っており、該導管が、該導管内の呼吸ガスの流れに関連して該導管内に圧力バリエーションを受動的に発生させるベンチュリ−ノズルを有しており、導管内で終了しかつ測定室に接続された第１ポートと第２ポートとを有しており、第１ポートと第２ポートとが、ベンチュリ−ノズルに関連して、圧力バリエーションが、呼吸ガスの流れが第１ポートを介して測定室内へ、そして第２ポートを介して外側へ強制されるように配置されている。

比較的短い距離に沿った圧力差は導管内に設けられたベンチュリ−ノズルによって発生させることができる。この圧力差は、ガスサンプルを第１ポートを介して測定室へ受動的に導入するために用いることができる。同時に、前のガスサンプルは第２ポートを介して測定室から導管へ導出される。

次に本発明による装置の実施例を図面につき説明する。

本発明による装置２の第１の実施例が図１に示されている。この装置２は導管４から成っており、この導管４を通って呼吸ガスが流れることができる（この呼吸ガスが吸気流なのか又は呼気流なのかは本発明には無関係である）。ガスサンプルは分析のために呼吸ガス流から測定室６へ受動的に搬送することができる。分析は公知のいずれかの形式で、例えば光学的、音響的又は電気化学的に行うことができる。

測定室６への受動的サンプリング−流を得るためには、ベンチュリ−ノズル８が導管４内に配置されている。共に測定室６に接続されている第１ポート１０と第２ポート１２とが導管４内に配置されており、これにより、ベンチュリ−ノズル８によって生ぜしめられた圧力バリエーションを最適に利用して、サンプリング−流を第１ポート１０を介して測定室６内へ導入することができる。同時に、前のサンプルは測定室６から第２ポート１２を介して導管４内の呼吸ガス流へ導出される。

測定室６のガスサンプルは、ほぼそれぞれの呼吸サイクルにつき１回、吸気又は呼気の間に交換される。測定室６内の分析は、新しいガスサンプルが測定室６内に流入した場合、又はサンプルの交換が行われない（呼気又は吸気）場合に形成される小休止の間に、連続的に行なってよい。

１実施態様が図２に示されている。この場合には、本発明による装置１４は導管１６、測定室１８、ベンチュリ−ノズル２０、第１ポート２２及び第２ポート２４から成っている。

相違点は主に、第２の実施例による装置１４では、ポート２２，２４が主にチューブ１６内に設けられた孔から成っていることであり、これらの孔は、ベンチュリ−ノズルによって発生した圧力バリエーションを利用するために有利に配置された開口を有している。

本発明による装置の第１実施例を示す図である。

本発明による装置の第２実施例を示す図である。

符号の説明

２装置、４導管、６測定室、８ベンチュリ−ノズル、１０第１ポート、１２第２ポート、１４装置、１６チューブ、１８測定室、２０ベンチュリ−ノズル、２２第１ポート、２４第２ポート

Claims

呼吸システム内での受動的ガスサンプリングのための装置（２；１４）において、該装置（２；１４）が導管（４；１６）から成っており、該導管（４；１６）が、該導管（４；１６）内の呼吸ガスの流れに関連して該導管（４；１６）内に受動的に圧力バリエーションを発生させるベンチュリ−ノズル（８；２０）を有しており、導管（４；２２）内で終了しかつ測定室（６；１８）に接続された第１ポート（１０；２２）と第２ポート（１２；２４）とを有しており、第１ポート（１０；２２）と第２ポート（１２；２４）とが、ベンチュリ−ノズル（８；２０）に関連して、圧力バリエーションが、呼吸ガスの流れを第１ポート（１０；２０）を介して測定室（６；１８）内へ、かつ２ポート（１２；２４）を介して外側へ強いるように配置されていることを特徴とする、受動的ガスサンプリングのための装置。