JP2004170273A - 変位センサ - Google Patents

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JP2004170273A JP2002337108A JP2002337108A JP2004170273A JP 2004170273 A JP2004170273 A JP 2004170273A JP 2002337108 A JP2002337108 A JP 2002337108A JP 2002337108 A JP2002337108 A JP 2002337108A JP 2004170273 A JP2004170273 A JP 2004170273A
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Toji Kin
東治 金
Tomoaki Toratani
智明 虎谷
Hisataro Abe
久太郎 阿部
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】安価でコンパクトなうえ、電磁環境適合性に必要な対策を簡単化でき、信頼性に優れた変位センサを提供すること。
【解決手段】コイル2bが巻回形成され、交流電流が印加されるコイル部材2と、コイル部材2との間に所定の間隔を置いて対向配置され、コイル2bに沿って変位する移動子3とを備えた変位センサ1。コイル2bと移動子3との間における実効誘導結合面積の変化によるコイル2bのインダクタンス変動に基づいて移動子3の変位量を検出する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、変位センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電磁誘導の原理を利用した変位センサは多数提案されており、導電性を有し、カプラディスクと呼ばれる回転子と、この回転子の回転位置によってコイルパターンが変化するコイル部材とを備え、回転子の回転によって変化する回転子とコイルパターンとの間の電磁的な結合状況を信号処理手段で検出し、回転子の回転位置信号に変換して回転子の回転位置である変位を検出する角度位置センサが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−82915号公報(第3−4頁、図5)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の角度位置センサにおいては、発振コイル用のコイル部材と受信コイル用のコイル部材が少なくとも1つずつ必要であり、その分コストが増加すると共に余分なスペースを取るという問題があった。
【0005】
また、上述の角度位置センサは、回転子の導電性を利用して、発振コイルに生ずる交流磁界を横切って回転子に渦電流を発生させ、この電流量の変化によって受信コイルに誘導される信号電圧を変動させることで角度位置を検出する原理を採用している。このため、上記角度位置センサは、発振コイルにおける発振周波数が高いことが望ましく、1MHzの信号源を使用している。しかし、電磁環境適合性(EMC:Electro−magnetic Compatibility)に関する試験においては、通常100kHz〜500MHzの周波数範囲が規定されている。このため、上述の周波数範囲における信号を使用する場合、周囲への電磁波の漏れを防いで電磁環境適合性に対する対策を施さなければならず、構造が非常に複雑になり、コストやスペースの面で問題があった。
【0006】
更に、上述の角度位置センサにおいては、発振コイルと受信コイルとの電磁的な結合状況やコイルのインピーダンスは、回転子に発生する渦電流の他、周囲に存在する導体から影響を受ける。このような影響は、具体的にはセンサのノイズとなり、S/N比が低下して信頼性の面での問題が生じる。
【0007】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、安価でコンパクトなうえ、電磁環境適合性に必要な対策を簡単化でき、信頼性に優れた変位センサを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係る変位センサは、コイルが巻回形成され、交流電流が印加されるコイル部材と、前記コイル部材との間に所定の間隔を置いて対向配置され、前記コイルに沿って変位する変位子とを備えた変位センサであって、前記コイルと前記変位子との間における実効誘導結合面積の変化による前記コイルのインダクタンス変動に基づいて前記変位子の変位量を検出することを特徴とする。
【0009】
請求項1の発明によれば、コイルのインダクタンス変動を、変位子の実効誘導結合面積の変化に基づいて高精度に検出するようにしている。
【0010】
ここで、本明細書において、コイルとの間における変位子の実効誘導結合面積(Aeff)とは、コイルのコイル巻回面と変位子とが重なった部分の面積Sとその部分におけるコイルターン数nとの積(Aeff=S×n)と定義する。
【0011】
また、請求項2の発明に係る変位センサは、上記の発明において、前記コイル部材は、1ターン以上巻回され、前記変位子の変位方向に沿った位置によって、変位方向と直交する方向における幅が異なり、変位方向に沿った位置に拘わらずターン数が同じであるコイルが形成されていることを特徴とする。
【0012】
また、請求項3の発明に係る変位センサは、上記の発明において、前記コイル部材は、前記変位子の変位方向と直交する方向における幅が同じで、前記変位子の変位方向に沿った位置によってターン数が段階的に異なるコイルが形成されていることを特徴とする。
【0013】
また、請求項4の発明に係る変位センサは、上記の発明において、前記コイル部材は、前記変位子の変位方向に沿った位置によって、前記変位子の変位方向と直交する方向における幅と、ターン数とが異なるコイルが形成されていることを特徴とする。
【0014】
請求項2〜4の発明によれば、コイル部材を種々の形態とすることで変位子の実効誘導結合面積を好適に変化させている。
【0015】
また、請求項5の発明に係る変位センサは、上記の発明において、前記コイル部材は、ターン数が異なるコイルが前記変位子の変位方向に沿って複数連結され、各コイルはコイル巻回面の面積が等しく形成されていることを特徴とする。
【0016】
また、請求項6の発明に係る変位センサは、上記の発明において、前記コイル部材は、ターン数が異なるコイルが前記変位子の変位方向に沿って複数連結され、各コイルはコイル巻回面の面積が異なるように形成されていることを特徴とする。
【0017】
また、請求項7の発明に係る変位センサは、上記の発明において、前記コイル部材は、ターン数が等しいコイルが前記変位子の変位方向に沿って複数連結され、各コイルはコイル巻回面の面積が異なるように形成されていることを特徴とする。
【0018】
請求項5〜7の発明によれば、コイルを複数連結したコイル部材を種々の形態とすることで変位子の実効誘導結合面積を好適に変化させている。
【0019】
また、請求項8の発明に係る変位センサは、上記の発明において、前記コイル部材は、前記コイルが円板の表面に周方向に沿って形成されていることを特徴とする。
【0020】
請求項8の発明によれば、円板表面に周方向に沿って形成されたコイルに沿って変位子を回転させ、変位子の回転量を検出するようにしている。
【0021】
また、請求項9の発明に係る変位センサは、上記の発明において、前記コイル部材は、前記コイルが円筒の表面に周方向に沿って形成されていることを特徴とする。
【0022】
請求項9の発明によれば、円筒表面に周方向に沿って形成されたコイルに沿って変位子を回転させ、変位子の回転量を検出するようにしている。
【0023】
また、請求項10の発明に係る変位センサは、上記の発明において、前記変位子は、磁性材であることを特徴とする。
【0024】
請求項10の発明によれば、コイル部材のコイルとの間で、磁気回路を形成すると共に、導体の場合には磁性材表面に渦電流を生じさせるようにしている。
【0025】
また、請求項11の発明に係る変位センサは、上記の発明において、前記コイル部材と前記変位子の外側に導体からなる電磁遮蔽部材が配置されていることを特徴とする。
【0026】
請求項11の発明によれば、電磁遮蔽部材を配置することで、外部から受ける電磁波の影響を遮断して電磁環境適合性を向上させることができる。
【0027】
また、請求項12の発明に係る変位センサは、上記の発明において、前記コイル部材は、表裏両面にコイルが形成され、当該コイル部材を挟んで2つの移動子が、それぞれの移動子と前記コイル部材との間隔の和を一定に保持する固定手段によって固定されていることを特徴とする。
【0028】
請求項12の発明によれば、自動車等で使用することによって変位センサが振動しても、各移動子とコイル部材との間隔の和が一定に保持されるようにしている。
【0029】
また、請求項13の発明に係る変位センサは、上記の発明において、隣接するコイル間のターン数が異なる場合に、各ターンにおける変位子の変位方向に沿った長さの差分をLc、変位子の変位方向に沿った長さをLmとしたとき、長さLcが長さLmと等しいか小さい(Lm≧Lc)ことを特徴とする。
【0030】
請求項13の発明によれば、変位センサの感度を高めるようにしている。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明に係る変位センサの好適な実施の形態について説明する。
【0032】
(実施の形態1)
まず、この発明の変位センサに係る実施の形態1について説明する。図1は、この発明の実施の形態1である変位センサの基本構成であるコイル部材と移動子との配置を示すもので、図1(a)は平面図、図1(b)は右側面図である。図2は、この発明の実施の形態1である変位センサを用いた位置検出装置の回路構成図である。
【0033】
変位センサ1は、図1(a),図1(b)に示すように、コイル部材2と移動子3が所定の間隔Gを置いて対向配置され、図2に示すように、位置検出装置10に組み込まれて使用される。
【0034】
コイル部材2は、矩形に形成された合成樹脂からなる基板2aの表面に微細なコイルパターンを長手方向に沿って所定ターン数巻回したプリント回路からなるコイル2bが形成されている。コイル2bは、図1(a)に示すように、移動子3の移動方向Aに沿った位置によって、移動子3の移動方向Aと直交する方向における幅が異なるコイルで、巻回された内端及び外端には、それぞれリード線2c,2dが接続されている。
【0035】
移動子3は、フェライト等の絶縁磁性材あるいは金属(鉄)等の導体を含む磁性材からなり、幅がコイル部材2と略同じで、長さが短い板状の部材である。従って、移動子3がコイル部材2に沿って移動した場合、移動子3に対して対向するコイル2bの巻回面は、図1(a)に示すように、移動子3がコイル2bの左端側に移動したときには面積S1、移動子3がコイル2bの中央に移動したときには面積S2、移動子3がコイル2bの右端側に移動したときには面積S3(S1<S2<S3)となる。
【0036】
このとき、コイル2bとの間における移動子3の実効誘導結合面積Aeffを、コイル2bのコイル巻回面と移動子3とが重なった部分の面積Sとターン数nとの積(Aeff=S×n)と定義する。すると、移動子3が絶縁磁性材、例えば、フェライトの場合には、各移動位置における移動子3の実効誘導結合面積は、Aeff1<Aeff2<Aeff3となる。このとき、コイル2bのインダクタンスは、前記面積Sが同じであれば、実効比透磁率に比例し、実効比透磁率が同じであれば前記面積Sに比例する。そして、移動子3がコイル部材2に沿って移動すると、コイル2bの幅は移動子3の移動距離に比例して変化し、前記面積Sが大きくなる。従って、変位センサ1においては、コイル2bのインダクタンスが移動子3の移動距離に比例して変化し、移動距離を絶対値で求めることができる。
【0037】
一方、移動子3が導電性を有する磁性材、例えば、金属の場合、移動子3の表面には渦電流が誘起され、この渦電流がインダクタンスを抑える。このため、コイル2bのインダクタンスは、磁性材の実効比透磁率及び面積に基づく前記インダクタンスと、移動子3の表面に誘起される渦電流によるインダクタンスの減少とのバランスによって決まる。このとき、移動子3が、実効比透磁率の影響よりも導電率の影響が勝る素材の場合、移動子3の実効誘導結合面積は、Aeff1>Aeff2>Aeff3となる。但し、移動子3の素材として機械構造用炭素鋼(S45C)を用いた場合、S45Cは透磁率が約2000で、導電率が銅よりかなり低い。このため、移動子3は、比透磁率の影響が導電率の影響よりも勝り、信号周波数が10kHzの場合、図1(a)に示す各移動位置における移動子3の実効誘導結合面積は、Aeff1<Aeff2<Aeff3となり、コイル2bのインダクタンスもこの傾向に従ったものとなる。実施の形態1の変位センサ1においては、移動子3の素材として機械構造用炭素鋼(S45C)を用いた。
【0038】
従って、コイル2bのインダクタンスは、移動子3の導電率が実効比透磁率よりも大きい影響を有する場合、移動子3の実効誘導結合面積は、移動子3と対向するコイル2bの巻回面の面積増加に対して減少する傾向を示す。一方、移動子3の実効比透磁率が導電率よりも大きい影響を有する場合、コイル2bのインダクタンスは、移動子3と対向するコイル2bの巻回面の面積増加に対して増加する傾向を示す。また、コイル2bのインダクタンスは、コイル2bに印加される交流電流の周波数が増加するのに伴って、減少する傾向がある。
【0039】
本発明の変位センサ1において、移動子3の素材としては、上述のフェライトや鉄等の磁性材を用いることができる。しかし、変位センサ1は、素材が安価で、例えば、自動車で使用する場合に、走行に伴う振動等の影響を受け難いことを考慮すると、移動子3の素材として鉄を用いることが好ましい。
【0040】
上記のように構成される変位センサ1は、図2に示す回路構成を有する位置検出装置10に組み込んで使用される。位置検出装置10は、移動子3の移動によるコイル部材2におけるコイル2bのインダクタンス変動に基づいて移動子3の移動量を検出するもので、コイル2bのインダクタンス変動を、移動子3の移動に伴うコイル2bとの間における移動子3の実効誘導結合面積の変化に基づいて検出する。位置検出装置10は、図3に示すように、発振回路11、位相シフト部13、位相シフト検出部14及び制御部15を備えている。
【0041】
発振回路11は、分周回路12を介して位相シフト部13と接続され、例えば、16MHzの水晶発信回路を用いて20kHzのパルス信号を位相シフト部13に出力している。
【0042】
位相シフト部13は、抵抗13aとコンデンサ13bを有している。抵抗13aは、コイル部材2のコイル2bを介して位相シフト検出部14と接続され、コンデンサ13bは、コイル2bと直列接続されている。位相シフト部13においては、移動子3の移動によるコイル2bのインダクタンス変動に応じ、分周回路12から出力されたパルス信号の位相がシフトされて、位相シフト検出部14に出力される。
【0043】
位相シフト検出部14は、位相シフト部13から出力されたパルス信号の位相シフト量を検出し、この信号を交流信号から直流信号に変換して増幅した後、制御部15に出力する。
【0044】
制御部15は、ワンチップマイクロコンピュータ等が使用され、A/D変換ユニット15aとD/A変換ユニット15bとを有するワンチップマイクロコンピュータ等が使用されている。A/D変換ユニット15aは、位相シフト検出部14から入力された位相シフト量に関する直流信号をデジタル信号に変換し、D/A変換ユニット15bに出力する。D/A変換ユニット15bは、A/D変換ユニット15aから入力されたデジタル信号を移動子3の移動量に対応したアナログ出力電圧信号に変換する。この結果、位置検出装置10においては、変位センサ1におけるコイル2bのインダクタンス変動が、移動子3の移動量として検出されることになる。
【0045】
以上のように構成される変位センサ1においては、移動子3は、図1において、コイル部材2左方のコイル2bのコイル巻回面と移動子3とが重なる部分の面積SがS=0となる位置に設置され、この初期位置からコイル部材2に沿って図1において右方へと移動する。変位センサ1においては、移動子3の左右方向への移動により、移動子3とコイル2bのコイル巻回面とが重なる部分の面積Sが変動し、移動子3の実効誘導結合面積Aeffも変化する。このため、位置検出装置10においては、変位センサ1における移動子3の移動に伴うコイル2bのインダクタンス変動が、移動子3の移動量として高い精度の下に検出される。
【0046】
このように、変位センサ1は、コイル2bと移動子3との間における実効誘導結合面積Aeffの変化によるコイル2bのインダクタンス変動に基づいて移動子3の変位量を検出する。このため、変位センサ1は、コイル部材を2以上必要とする従来の変位センサに比べて、安価でコンパクトなうえ、低周波数のパルス信号(例えば、20kHz〜20MHz程度)を使用でき、電磁環境適合性に対する対策が簡単になり、信頼性に優れたものとなる。また、変位センサ1は、移動子3の移動に伴うコイル2bのインダクタンス変動を移動子3の移動量として検出することから、コイル2bの長さに対応した移動量を検出できる。このため、変位センサ1は、ロングレンジに亘って移動子3の移動量を検出することができる。
【0047】
ここで、コイル2bは、移動子3の移動に伴うインダクタンス変動を、コイル2bと移動子3との間における実効誘導結合面積Aeffの変化に基づいて検出することができれば、例えば、図3に示すように、1つのループ内に複数ターン巻回され、移動子の移動方向Aと直交する方向における幅が同じで、移動方向に沿った位置によってターン数が段階的に異なるように形成してもよい。このように構成すると、コイル2bは、長手方向に沿って幅が変化する図1(a)に示すコイル2bと異なり、ターン数の相違によって実効誘導結合面積Aeffを平均的に変化させることができる。
【0048】
即ち、図3において、移動子3の長さをLm、コイル2bの各枠内に記載した数字をコイル2bのターン数、コイル2bの各ターンにおける移動子3の移動方向に沿った長さの差分をLc(≦Lm)、コイル2bの幅をW、移動子3の移動距離(変位量)をd、コイル2bの2ターン目に重なっている移動子3の長さをaとする。すると、図3において、コイル2bの4ターン目に重なっている移動子3の長さはLm−Lc−a((a)参照)、コイル2bの3ターン目に重なっている移動子3の長さはLc+a−d((b)参照)、コイルの5ターン目に重なっている移動子の長さは−2・Lc−a+d{=Lm−(Lc+a−d)−Lc}((b)参照)となる。
【0049】
従って、図3(a)に示す位置においてコイル2bの各枠毎に求めた移動子3の実効誘導結合面積の総和Aeff(A)は、次式のようになる。ここで、移動子3の実効誘導結合面積Aeffは、コイル2bのコイル巻回面と移動子3とが重なった部分の面積Sとターン数nとの積(S×n)である。
Figure 2004170273
【0050】
一方、図3(b)に示す位置における移動子3の実効誘導結合面積Aeff(B)は、同様にして次式のようになる。
Figure 2004170273
【0051】
従って、移動に伴う移動子3の実効誘導結合面積の変化量は、次式で表される。この場合、移動子3は、左右方向へ移動することから変化量は絶対値で考える。
Figure 2004170273
【0052】
ここで、式(1)はコイルのターン数が1ずつ変化する場合であるが、2あるいはそれ以上で変化する場合、式(1)の各項にはターン数に応じた係数が掛けられる。従って、式(1)より、変位センサ1の感度を高めるには、式(1)の変化量を大きくする。即ち、移動子3の長さLm,コイル2bの幅W,移動子3の変位量dを大きくし、コイル2bの各ターンにおける移動子3の移動方向に沿った長さの差分Lcを小さく設定すると共に、Lm≧Lcとすればよい。
【0053】
一方、コイル2bにおける移動子3の移動方向に沿った長さの差分Lcが移動子3の長さLmよりも大きい場合(Lc>Lm)、移動子3の移動前後における実効誘導結合面積の総和Aeff(A),Aeff(B)は次のようになる。
Figure 2004170273
【0054】
従って、移動に伴う移動子3の実効誘導結合面積の変化量は、前記と同様にして次式で表される。
Figure 2004170273
但し、この場合、d<Lc−Lmであり、かつ、移動子3が同じターン数のコイル2b内のみを移動するときには、Aeff(B)−Aeff(A)=0となり、この範囲内では移動量が検出できない不感帯が生じてしまうという問題がある。
【0055】
また、Lc<Lm<2・Lcの場合には、式(1)が成立し、移動子3の移動量を適正に検出することができる。
【0056】
更に、2・Lc<Lm<3・Lcの場合には、実効誘導結合面積の総和Aeff(A),Aeff(B)は以下のようになる。
Figure 2004170273
【0057】
従って、実効誘導結合面積の変化量は、前記と同様にして次式で表される。
Figure 2004170273
【0058】
以上求めた式(1)〜(3)より、変位センサ1の感度は移動子3の変位量を表すパラメータdの係数の大小によっても影響される。上記式(1)〜(3)を比較すると、dの係数は式(3)>(1)>(2)の関係にある。
【0059】
従って、以上より、変異センサ1は、Lm≧Lcであって、かつ、Lm/Lcが大きい程、大きな感度を有することになる。
【0060】
ここで、コイル2bは、変位センサ1において十分な感度を有し、移動子3の広範囲な移動に伴って移動子3の実効誘導結合面積が平均的に変化すれば、図4(a)に示すコイル2bのように、1つのループ内に複数ターン巻回され、移動子3の移動方向と直交する方向における幅が同じで、左側から1ターン,2ターン,3ターンのように、移動子3の移動方向に沿った位置によってコイルのターン数が段階的に異なるようにしてもよい。あるいは、図4(b)に示すコイル2bのように、1つのループ内に複数ターン巻回され、移動子3の移動方向に沿った位置によって、移動方向と直交する方向における幅が移動方向に向かって狭くなり、左側から1ターン,2ターン,3ターンのように、移動子3の移動方向に沿った位置によってコイル2bのターン数が異なるようにしてもよい。
【0061】
このとき、図4(a)に示すコイル2bを用いた変位センサ1において、コイル2bに印加する交流電流の周波数が200Hz,500Hz,1kHz,2kHz,5kHz,10kHz,20kHzのそれぞれの場合における0〜190mmに及ぶ移動子3の移動量(mm)とインダクタンス(μH)との関係を測定したところ、図5に示す結果が得られた。従って、変位センサ1は、電磁環境適合性に必要な対策を簡単化できる20kHz以下の周波数領域において、移動子3の移動量(mm)を高精度に検出することができる。しかも、変位センサ1は、特許文献1に開示された従来の変位センサのように、発振コイル用のコイル部材と受信コイル用のコイル部材とを必要とせず、コイル部材2のみでよいので、安価でコンパクトに製造することができる。
【0062】
また、コイル2bは、図6に示すように、左から順に2ターン,3ターン,4ターンのように、ターン数が異なるコイルC1〜C3を移動子3の移動方向に沿って複数連結し、両端にコイル端子2e,2fを設けてもよい。このとき、複数のコイルは、図7(a)に示すように、左から順に6ターン,5ターン,………,1ターンのようにターン数が異なり、移動子3の移動方向に沿って移動子3に対向するコイル巻回面の面積S1〜S6を等しく形成したコイルC1〜C6を連結したり、図7(b)に示すように、ターン数が同じで、移動子3に対向するコイル巻回面の面積S1〜S6がS1>S2>S3>S4>S5>S6のように異なるコイルC1〜C6を連結したり、図7(c)に示すように、左から順に6ターン,5ターン,………,1ターンのようにターン数が異なり、移動子3に対向するコイル巻回面の面積S1〜S6がS1>S2>S3>S4>S5>S6のように異なるコイルC1〜C6を連結したりしてもよい。コイルC1〜C6をこのように連結することによって、コイル2bは、移動子3の実効誘導結合面積を高感度の下に変化させることができる。
【0063】
(実施の形態2)
次に、この発明の変位センサに係る実施の形態2について説明する。図8は、この発明の実施の形態2である変位センサの基本構成であるコイル部材と移動子との配置を示す図である。この発明の実施の形態1である変位センサ1においては、コイル部材2と移動子3との間隔Gが変動すると、コイル2bのインダクタンスに影響を及ぼす場合が考えられる。このため、実施の形態2に係る変位センサ20においては、コイル部材2の表裏両面にコイル2bを形成すると共に、2つの移動子3をコイル部材2の両面に一定間隔で対向配置させてある。
【0064】
即ち、変位センサ20は、コイル部材2と移動子3との相対的な位置ずれが生じたとしても、図8に示すように、コイル部材2と移動子3との間隔(G1+G2)が一定に保持されるように、2つの移動子3が複数箇所でリベットやボルト等の固定手段21によって固定されている。このため、変位センサ20は、自動車等で使用することによって振動しても、コイル部材2と2つの移動子3との関係においては、コイル部材2の表面と表面に対向する左側の移動子3との間隔G1が減少しても、その減少分はコイル部材2の裏面と裏面に対向する右側の移動子3との間隔G2が増加して補償され、コイル部材2と移動子3との間隔G1+G2が常に一定に保持される。
【0065】
従って、変位センサ20は、振動等によってコイル部材2と移動子3との間隔G1+G2が変動しないため、検出されるコイル2bのインダクタンス変動に振動等の影響が及ばず、変位センサ1と比べて間隙G1+G2の変動を1/10以下に抑えることができた。このため、変位センサ20は、移動子3の変位量をより一層高精度に検出でき、高い信頼性を有したものとなる。
【0066】
また、変位センサ20は、各移動子3の外側に鉄,ステンレス(SUS430等),アルミニウム,真鍮等の導体からなる遮蔽板22,23が設けられている。遮蔽板22,23は、導体であれば磁性体でも非磁性体の何れであっても良い。ここで、コイル部材2と移動子3との間隔G1+G2を常に一定に保持する手段として上述の固定手段の他に、スペーサを2つの移動子3の間に配置してもよい。このように、変位センサ20は、遮蔽板22,23を設けると、外部から受ける電磁波の影響を遮断することができるので、変位センサ1以上に電磁環境適合性が向上する。
【0067】
(実施の形態3)
次に、この発明の変位センサを角度センサとした実施の形態3について説明する。図9は、この発明の実施の形態3である変位センサの基本構成であるコイル部材と移動子との配置を示す図である。この発明の実施の形態1である変位センサ1は、コイル部材2に沿った移動子3の移動によるコイル2bのインダクタンス変動に基づいて移動子3の直線方向の移動量を検出するリニアセンサであった。これに対し、実施の形態3の変位センサ25は、コイル部材26のコイル26bに沿った移動子3の周方向における変位、即ち、移動子3の回転角度を検出する角度センサである。
【0068】
変位センサ25は、円形の基板26a上に周方向に沿ってプリント回路からなるコイル26bが形成され、中央に軸孔26cが設けられている。変位センサ25は、上記のような構成とすることにより、変位センサ1と同様に、安価でコンパクトなうえ、電磁環境適合性に必要な対策を簡単化でき、高い信頼性の下に移動子3の矢印Aで示す周方向に沿った回転角度を検出することができる。
【0069】
(実施の形態4)
次に、この発明の変位センサに係る実施の形態4について説明する。図10は、この発明の実施の形態4である変位センサを遮蔽板の一部を破断して示す斜視図である。図11は、図10に示す変位センサの平面図である。この発明の実施の形態1である変位センサ1においては、コイル部材2は、矩形の基板2aの表面に長手方向に沿ってコイル2bを形成したが、実施の形態4の変位センサ30においては、コイル部材31は、円筒基板31aの外周面上に周方向に沿ってプリント回路からなるコイル31bが形成されている。
【0070】
変位センサ30は、コイル部材31の内周側と外周側に2つの移動子3を配置すると共に、移動子3とコイル部材31との間に一定の間隔を保持して2つの移動子3をリベットやボルト等の固定手段32によって固定し、2つの移動子3の内周側と外周側に鉄,ステンレス(SUS430等),アルミニウム,真鍮等の導体からなる遮蔽板33,34を配置したものである。
【0071】
変位センサ30は、移動子3の長手方向に沿った変位を検出する変位センサ1と異なり、移動子3の矢印Aで示す周方向に沿った変位、即ち、移動子3の回転角度の検出に使用される。変位センサ30は、上述の構成とすることにより、変位センサ1と同様に、安価でコンパクトなうえ、電磁環境適合性に必要な対策を簡単化でき、高い信頼性の下に移動子3の回転角度を検出することができる。
【0072】
しかも、変位センサ30は、移動子3とコイル部材31とを遮蔽板33,34で遮蔽したので、周囲からの電磁的ノイズを遮断できる。このため、変位センサ30は、変位センサ1,20,25に比べてS/N比が改善され、一層信頼性が向上する。
【0073】
また、変位センサ30は、2つの移動子3を固定手段32によって固定したので、振動等によってコイル部材31と移動子3との間隔変動が抑えられ、検出されるコイル31bのインダクタンス変動に振動等の影響が及ばず、移動子3の変位量をより一層高精度に検出でき、高い信頼性を有したものとなる。
【0074】
尚、上記各実施の形態においては、移動子3の移動や回転に基づく移動量や回転量(回転角度)を検出する場合について説明した。しかし、本発明の思想においては、移動子が停止し、コイル部材側が移動や回転をしても、同様にして移動子3の相対移動量や相対回転量(回転角度)として検出することができる。
【0075】
また、実施の形態1〜4において、コイル部材2,26,31においては、コイル2b,26b,31bを基板2a,26aや円筒基板31aの表面に形成したが、基板2a,26aや円筒基板31aの内部に形成されていてもよい。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、コイルが巻回形成され、交流電流が印加されるコイル部材と、前記コイル部材との間に所定の間隔を置いて対向配置され、前記コイルに沿って変位する変位子とを備えた変位センサであって、前記コイルと前記変位子との間における実効誘導結合面積の変化による前記コイルのインダクタンス変動に基づいて前記変位子の変位量を検出するので、安価でコンパクトなうえ、電磁環境適合性に必要な対策を簡単化でき、信頼性に優れた変位センサを提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1である変位センサの基本構成であるコイル部材と移動子との配置を示す平面図と右側面図である。
【図2】この発明の実施の形態1である変位センサを用いた位置検出装置の回路構成図である。
【図3】この発明の実施の形態1である変位センサで使用するコイル部材に形成するコイルの変形例を示す平面図である。
【図4】コイル部材に形成されるコイルの他の変形例を示す平面図である。
【図5】図4に示すコイルを用いた変位センサにおいて、コイルに印加する交流電流の周波数が異なる場合における移動子の移動量(mm)とインダクタンス(μH)との関係の実測図である。
【図6】コイル部材に形成するコイルの変形例を示し、ターン数が異なるコイルを移動子の移動方向に沿って複数連結したコイルを示す平面図である。
【図7】コイル部材に形成するコイルの他の変形例を示す平面図である。
【図8】この発明の実施の形態2である変位センサの基本構成であるコイル部材と移動子との配置を示す図である。
【図9】この発明の実施の形態3である変位センサの基本構成であるコイル部材と移動子との配置を示す図である。
【図10】この発明の実施の形態4である変位センサを遮蔽板の一部を破断して示す斜視図である。
【図11】図10に示す変位センサの平面図である。
【符号の説明】
1 変位センサ
2 コイル部材
2a 基板
2b コイル
2c,2d リード線
2e,2f コイル端子
3 移動子
10 位置検出装置
11 発振回路
12 分周回路
13 位相シフト部
13a 抵抗
13b コンデンサ
14 位相シフト検出部
15 制御部
15a A/D変換ユニット
15b D/A変換ユニット
20 変位センサ
21 固定手段
22,23 遮蔽板
25 変位センサ
26 コイル部材
26a 基板
26b コイル
26c 軸孔
30 変位センサ
31 コイル部材
31a 円筒基板
31b コイル
32 固定手段
33,34 遮蔽板
C1〜C6 コイル
G 間隔
S1〜S6 コイル巻回面の面積

Claims (13)

  1. コイルが巻回形成され、交流電流が印加されるコイル部材と、
    前記コイル部材との間に所定の間隔を置いて対向配置され、前記コイルに沿って変位する変位子と
    を備えた変位センサであって、
    前記コイルと前記変位子との間における実効誘導結合面積の変化による前記コイルのインダクタンス変動に基づいて前記変位子の変位量を検出することを特徴とする変位センサ。
  2. 前記コイル部材は、1ターン以上巻回され、前記変位子の変位方向に沿った位置によって、変位方向と直交する方向における幅が異なり、変位方向に沿った位置に拘わらずターン数が同じであるコイルが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の変位センサ。
  3. 前記コイル部材は、前記変位子の変位方向と直交する方向における幅が同じで、前記変位子の変位方向に沿った位置によってターン数が段階的に異なるコイルが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の変位センサ。
  4. 前記コイル部材は、前記変位子の変位方向に沿った位置によって、前記変位子の変位方向と直交する方向における幅と、ターン数とが異なるコイルが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の変位センサ。
  5. 前記コイル部材は、ターン数が異なるコイルが前記変位子の変位方向に沿って複数連結され、各コイルはコイル巻回面の面積が等しく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の変位センサ。
  6. 前記コイル部材は、ターン数が異なるコイルが前記変位子の変位方向に沿って複数連結され、各コイルはコイル巻回面の面積が異なるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の変位センサ。
  7. 前記コイル部材は、ターン数が等しいコイルが前記変位子の変位方向に沿って複数連結され、各コイルはコイル巻回面の面積が異なるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の変位センサ。
  8. 前記コイル部材は、前記コイルが円板の表面に周方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の変位センサ。
  9. 前記コイル部材は、前記コイルが円筒の表面に周方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の変位センサ。
  10. 前記変位子は、磁性材であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の変位センサ。
  11. 前記コイル部材と前記変位子の外側に導体からなる電磁遮蔽部材が配置されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の変位センサ。
  12. 前記コイル部材は、表裏両面にコイルが形成され、当該コイル部材を挟んで2つの移動子が、それぞれの移動子と前記コイル部材との間隔の和を一定に保持する固定手段によって固定されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載の変位センサ。
  13. 隣接するコイル間のターン数が異なる場合に、各ターンにおける変位子の変位方向に沿った長さの差分をLc、変位子の変位方向に沿った長さをLmとしたとき、長さLcが長さLmと等しいか小さいことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の変位センサ。
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