JP2004169670A - 電子制御システム及び電子制御ユニット - Google Patents

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Toshimi Kojima
利実 小嶋
Kazutoshi Morisada
和敏 森定
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Abstract

【課題】イグニッションスイッチのオフ時に自動的に起動して所定の制御動作を行う電子制御システムにおいて、バッテリ上がりを防止して、ソーク時間中の所定の制御処理とエンジンの始動を確実に実行できるようにする。
【解決手段】電子制御システム100においては、IGSW7がオフされた後も、バッテリ2の充電量が予め定める設定値以上となるまでは自動的にエンジンの駆動が継続されてバッテリ2への充電が行われる。このため、ソーク時間内に自動的に実行されるエバポチェックと次回のエンジン始動とを確実に実施することができる。そして、エンジンが始動した後は通常のようにバッテリ2が充電されることになるため、バッテリ2自体が特に劣化したり不良である場合を除き、バッテリ上がりを防止してソーク時間中のエバポチェックとエンジンの始動を確実に実行することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、イグニッションスイッチのオフ時に自動的に起動して所定の制御動作を行う電子制御システム、及び該電子制御システムを構成する電子制御ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば車両のエンジンを制御する電子制御システムにおいては、エンジン制御用の様々な処理や動作を行う制御部として、マイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)を中心とする各種電子回路が設けられており、イグニッションスイッチがオンされているときに、バッテリから電力が供給されて動作するようになっている。
【0003】
この種の電子制御システムには、イグニッションスイッチがオフされ、当該電子制御システムに実質的な動作電力が供給されなくなってからのソーク時間中に、自動的に起動して所定の制御動作を行うものがある。例えば、ソーク時間を用いてエンジン始動時の制御を切り替えるヒートマネージメント制御を行うものがある。このヒートマネージメント制御は、エンジンの冷却水を温水にしてから始動を開始させるものであり、それによってエンジン始動時の燃料消費を抑制することで、燃費の向上や排ガス規制への対応を実現するものである。また、EVPOBD(カリフォルニア州の排ガス規制)に対応し、ソーク中に電子制御システムを起動して、タンクからキャニスタ,サージタンクまでのEVP系(エバポレータ系)の漏れを検出する所謂穴あき確認(以下「エバポチェック」ともいう)を行うものもある。
【0004】
図15にその具体的構成の一例を示す。この車両用電子制御システム101は、エンジン駆動時に所定のエンジン制御を実行する電子制御ユニット102を中心に構成されている。電子制御ユニット102は、エンジンを構成する様々な負荷121〜124,・・・を制御したり、ソーク時間中に所定の動作をする負荷131を制御するための各種制御プログラムを実行するマイコン111と、マイコン111とのシリアル通信によりイグニッションスイッチ104がオフしてからのソーク時間を計測するためのソークタイマIC112と、バッテリ103からメインリレー105を介して入力されるバッテリ電圧(+B)から、マイコン111等を動作させるための主電源電圧Vmを生成して出力すると共に、常時入力されるバッテリ電圧(BATT)から、マイコン111に内蔵されたスタンバイRAMが常時データを保持したり、ソークタイマIC112を動作させるための副電源電圧Vsを生成して出力する電源回路113と、所定の条件下でメインリレー105をオンさせるためのメインリレー制御回路114を備えている。
【0005】
図14のフローチャートに、運転者によるイグニッションスイッチ104のオフからのソーク時間中に実行される上記エバポチェックの一例を示す。
まず、運転者がイグニッションスイッチ104をオフすると、ソークタイマIC112が起動して計時処理を開始し(S101,S102)、エバポチェック開始時間までの設定時間が経過するのを待つ(S103)。そして、その設定時間になると(S103:YES)、メインリレー制御回路114からメインリレー駆動信号が出力されてメインリレー105がオンされる(S104)。このとき、主電源電圧Vmがマイコン111に供給されると共に、エバポチェック用の負荷131にも電源が供給され、エバポチェックが実行される(S105)。そして、このエバポチェックが終了すると、メインリレー駆動信号の出力がオフとなり、マイコン111が再び動作停止状態(スリープ状態)に移行する(S106)。
【0006】
ところで、このような車両用電子制御システム101においては、イグニッションスイッチ104のオフ中はバッテリ103への充電が行われないため、例えばバッテリ103自体が劣化していたり、不良であったり、或いはエンジン停止時における他の負荷への制御動作に伴う電力の消費等によりバッテリの充電が不十分である場合に問題が生じる。つまり、このようにバッテリの充電が不十分な状態で上述したソーク時間中の所定の制御動作を実行すると、さらに電力を消費してバッテリ上がりとなる虞がある。
【0007】
一方、従来、バッテリの充電量が不十分である場合の対策として、エンジンキースイッチオフ時点でのバッテリ容量が予め定めた設定値以下か否かを判定し、設定値以下の場合に所定時間エンジンを自動的に駆動させてバッテリを充電する技術を開示したものがある(例えば特許文献1)。
【0008】
また、自動車電話による遠隔制御装置に組み込まれる自動車バッテリ監視装置に関するもので、バッテリの充電容量が所定値以下になった場合にエンジンを駆動させてバッテリを充電する技術を開示したものがある(例えば特許文献2)。
【0009】
【特許文献1】
特開昭60−226729号公報
【特許文献2】
特開平5−336252号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記各特許文献に記載された電子制御システムは、ソーク時間中に自動起動して所定の制御処理を行うものではなく、当該ソーク時間中の制御処理実行と次のエンジン始動制御の実行を確保するものではなかった。
【0011】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、イグニッションスイッチのオフ時に自動的に起動して所定の制御動作を行う電子制御システムを含む電子制御システムにおいて、バッテリ上がりを防止して、ソーク時間中の所定の制御処理とエンジンの始動を確実に実行できるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題に鑑み、請求項1記載の電子制御システムにおいては、イグニッションスイッチがオンされているときにバッテリから供給された主電源電圧を受けて所定の制御プログラムを実行し、車両エンジンの駆動制御を行う制御手段と、バッテリから供給された副電源電圧を受けて動作し、イグニッションスイッチのオフ後のソーク時間を計測する計時手段と、イグニッションスイッチのオフ時においても、所定条件の下、バッテリに接続された切替スイッチをオンして主電源電圧を供給させる電源供給手段とを備える。ここでいう「切替スイッチ」としては、例えば後述する実施例に示す電源リレーを採用することができる。
【0013】
そして、計時手段により計測された時間に基づいて電源供給手段が動作し、制御手段が、バッテリから供給された主電源電圧を受けて起動し、ソーク時間内に予め設定した制御動作を実行するように構成されている。尚、ここでいう「予め設定した制御動作」は、上述したヒートマネージメント制御やエバポチェック等、エンジンが停止してからのソーク時間中に予め設定したタイミングで実行される制御動作を意味する。
【0014】
そして特に、充電量検出手段が、イグニッションスイッチがオフされる際にバッテリの充電量を検出し、この充電量検出手段により検出されたバッテリの充電量が、上記ソーク時間内の制御動作及び次回のエンジンの始動を実現するために十分な予め定める設定値未満である場合には、電源供給手段が主電源電圧の供給を継続し、制御手段がエンジンの駆動制御を継続する。尚、この「予め定める設定値」は、ソーク時間内の制御動作と次回のエンジンの始動に必要な充電量が基準とされるが、それ以外にバッテリの電力が消費される要因やその程度を考慮したり、さらにバッテリ上がりを確実に防止するための安全率などを見込むなどして適宜設定することができる。
【0015】
かかる構成によれば、イグニッションスイッチがオフされた後も、バッテリの充電量が予め定める設定値以上となるまでは自動的にエンジンの駆動が継続されてバッテリへの充電が行われる。このため、ソーク時間内に自動的に実行される制御動作と次回のエンジン始動とを確実に実施することができる。そして、エンジンが始動した後は通常のようにバッテリが充電されることになるため、バッテリ自体が特に劣化したり不良である場合を除き、バッテリ上がりを防止してソーク時間中の所定の制御処理とエンジンの始動を確実に実行することができる。
【0016】
ただし、上記エンジンの駆動制御の継続は、イグニッションスイッチをオフにした運転者の意思に拘わらず自動的に実施されることになる。このため、例えば運転者の誤操作によりシフトレバーがPレンジ(パーキング)以外の状態でイグニッションスイッチがオフされたような場合、エンジンを継続させると、車両が突然動き出したりする等運転者の意に反した挙動を示す虞がないとはいえない。
【0017】
そこで、請求項2に記載のように、シフトポジション検出手段が、車両の運転者が操作するシフトレバーの操作位置を検出し、このシフトポジション検出手段がPレンジ以外のレンジを検出した場合には、制御手段がエンジンの駆動制御の継続を行わないようにするのが好ましい。
【0018】
かかる構成により、車両の運転者の意に反した挙動を防止して安全性を確保することができる。
また、請求項3に記載のように、イグニッションスイッチのオフ時において制御手段がエンジンの駆動制御を継続中である場合に、報知手段がその旨を運転者に報知するようにするのが好ましい。ここでいう「報知手段」としては、例えば車室内に設けられた表示装置にその旨を表示させたり、音声によりその旨をアナウンスさせたりすることが考えられる。
【0019】
かかる構成によれば、運転者が、イグニッションスイッチをオフにしたにも拘わらずエンジンの駆動が継続している理由を把握することができる。その結果、運転者が車両の故障であると誤認したり、又は不安に感じたりすることを防止することができる。
【0020】
さらに、請求項4に記載のように、上記シフトポジション検出手段がPレンジ以外のレンジを検出したために、制御手段がエンジンの駆動制御の継続を行わない場合には、第2の報知手段が、その旨及び充電量が不足している旨の少なくとも一方を運転者に報知するようにしてもよい。
【0021】
かかる構成により、「充電量が不足している」旨を報知した場合には、運転者がバッテリの充電量が不足していることを認識することができ、バッテリの充電又は交換等のしかるべき措置をとることができる。また、「Pレンジでない」旨を報知した場合には、Pレンジ以外で停止していることについて運転者に注意を喚起することができると共に、運転者が再度エンジンを駆動してPレンジでエンジンの停止操作をすることにより、自動的にエンジンを充電させることもできる。
【0022】
また、本発明は、イグニッションスイッチがオフにされること、つまり運転者によるエンジン停止の意思に基づいて充電量の検出及びその後の充電処理を開始することになる。しかし、イグニッションスイッチのオン・オフはエンジンの停止時のみならず始動時にも切り換わるため、その運転者のエンジン停止の意思を確実に把握できる構成とするのが好ましい。
【0023】
そこで、請求項5に記載のように、イグニッションスイッチがイグニッションスイッチであり、切替検出手段が、イグニッションスイッチのONからACCへの切替わりを検出し、その切替わりが検出された際に、充電量検出手段がバッテリの充電量の検出を開始するようにするとよい。
【0024】
かかる構成によれば、イグニッションスイッチのONからACCへの切替えという運転者の動作に即してその停止の意思を確実にくみとった上で充電制御処理を実行できる。
具体的構成としては、請求項6に記載のように、電源供給手段が、制御手段によるエンジンの駆動制御に際して主電源電圧を供給するためにオンされる第1の切替スイッチと、制御手段によるソーク時間内の制御動作に際して主電源電圧を供給するためにオンされる第2の切替スイッチとを備えたものが考えられる。
【0025】
その際、例えば請求項7に記載のように、電源供給手段が、第1の切替スイッチと第2の切替スイッチとを同期してオン・オフ制御するようにしてもよい。
或いは、請求項8に記載のように、電源供給手段が、第1の切替スイッチと第2の切替スイッチとを独立してオン・オフ制御し、ソーク時間内に予め設定した制御動作を実行する際には、第1の切替スイッチをオフした状態で第2の切替スイッチのみオンするようにしてもよい。
【0026】
かかる構成によれば、ソーク時間内に予め設定した制御動作を実行する際に第1の切替スイッチがオフされるため、無用な電力の消費が防止される。このため、バッテリの消費電力を低減してその寿命を長くすることができる。
また、請求項9に記載のように、第2の計時手段が、電源供給手段が主電源電圧の供給を継続してからの経過時間を計測し、この第2の計時手段により予め定めた所定時間が計時された場合に、電源供給手段が主電源電圧の供給を停止し、制御手段がエンジンの駆動制御を停止するようにしてもよい。
【0027】
このように、充電のためのエンジン駆動制御の継続時間にガード値を設けることで、例えばバッテリが著しく劣化していたり不良である場合など、充電がなかなか完了しない場合にまで必要以上に充電制御を継続するのを防止し、無駄な制御を防止することができる。また、無理な制御動作による車両の故障等を防止し、その安全性を確保することができる。
【0028】
次に、請求項10に記載の電子制御ユニットは、イグニッションスイッチがオンされているときにバッテリから供給された主電源電圧を受けて所定の制御プログラムを実行し、車両エンジンの駆動制御を行う制御手段と、バッテリから供給された副電源電圧を受けて動作し、イグニッションスイッチのオフ後のソーク時間を計測する計時手段と、イグニッションスイッチのオフ時においても、所定条件の下、バッテリに接続された切替スイッチをオン制御して主電源電圧を供給させる電源供給制御手段とを備える。
【0029】
そして、計時手段により計測された時間に基づいて電源供給制御手段が切替スイッチをオン制御し、制御手段が、バッテリから供給された主電源電圧を受けて起動し、ソーク時間内に予め設定した制御動作を実行するように構成されている。
【0030】
そして特に、充電量判定手段が、イグニッションスイッチがオフされる際に、バッテリの充電量を検出する充電量検出センサから入力される信号に基づき、バッテリの充電量を判定する。そして、この充電量判定手段により判定されたバッテリの充電量が、ソーク時間内の制御動作及び次回のエンジンの始動を実現するために十分な予め定める設定値未満である場合に、電源供給制御手段が切替スイッチのオン状態を保持させて主電源電圧の供給を継続させ、制御手段が、エンジンの駆動制御を継続する。
【0031】
尚、ここでいう「切替スイッチ」,「予め設定した制御動作」及び「予め定める設定値」等の用語の意義は、請求項1において説明したものと同様である。
かかる電子制御ユニットを上記電源スイッチ等を備えた電子制御システムに組み込むことにより、上述した請求項1記載の電子制御システムと同様の作用効果を実現することができる。
【0032】
尚、請求項11〜18に記載の各電子制御ユニットについても、夫々上記請求項2〜9に記載の電子制御システムに対応した構成要件を備えており、かかる電子制御システムに組み込むことにより、請求項2〜9の夫々に記載の電子制御システムと同様の作用効果を実現することができる。
【0033】
尚、このような電子制御システムの各手段をコンピュータにて実現する機能は、例えば、コンピュータ側で起動するプログラムとして備えることができる(請求項19)。このようなプログラムの場合、例えば、FD、MO、DVD、CD−ROM、ハードディスク等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータにロードして起動することにより用いることができる。この他、ROMやバックアップRAMをコンピュータ読取可能な記録媒体としてプログラムを記録しておき、このROM或いはバックアップRAMをコンピュータに組み込んでもよい。尚、ここでいう「各手段」とは、各請求項中の各構成要件としての個々の手段を意味するのではなく、請求項単位の手段の集まりを意味する。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施例を図面と共に説明する。
[第1実施例]
本実施例の車両用電子制御システムは、エンジン停止時(ソーク時間内)にエバポチェックを行うシステムとして構成されており、図1は本実施例の車両用電子制御システムの電気的構成を表すブロック図である。
【0035】
同図に示すように、車両用電子制御システム100は、車両に搭載されたエンジンを制御する電子制御ユニット(以下「ECU」という)1を中心に構成され、ECU1に電源電圧を供給するバッテリ2,エンジン駆動時においてECU1に主電源電圧を供給するためにオンされるメインリレー(第2の切替スイッチ:以下「MREL」と記す)3,エンジン停止時(ソーク時間内)において一定条件の下ECU1に主電源電圧を供給するためにオンされる電源供給用リレー(第1の切替スイッチ:以下「IGREL」と記す)4,エンジン回転数を検出してその検出信号をECU1に入力する回転センサ5,現在のシフトポジションを検出してその検出信号をECU1に入力するシフトポジションセンサ6,バッテリ2の充電状況を監視してその充電量を表す信号をECU1に入力する充電量検出センサ7等を備えている。
【0036】
ECU1は、バッテリ2のプラス端子にMREL3を介して接続される主電源端子J1と、バッテリ2のプラス端子に常時接続される副電源端子J2と、バッテリ2のプラス端子にイグニッションスイッチ(以下「IGSW」と記す)7を介して接続されるIGSW端子J3〜J5と、回転センサ5からのセンサ信号が入力される端子J6と、シフトポジションセンサ6からのセンサ信号が入力される端子J7と、充電量検出センサ7からのセンサ信号が入力される端子J8と、接地用のグランド端子J9と、一端が接地されたMREL3のコイルL1の他端に接続されたMREL駆動端子J10と、一端が接地されたIGREL4のコイルL2の他端に接続されたIGREL駆動端子J11と、エバポチェック用の負荷61が接続される端子J12と、運転者に対して警告等の所定のメッセージを表示するための表示装置62が接続される端子J13と、エンジンを構成する負荷であるインジェクタ63,イグナイタ64,・・・その他の負荷65が夫々接続される端子J14,J15・・・J16及び接地されるGND端子J17とを備えている。各負荷61〜65は、マイコン11からバッファ46〜50を介して夫々入力される駆動信号により、対応するトランジスタTR1〜TR5がオンされることにより、主電源電圧が供給されて駆動される。また、MREL3は、REL制御回路16からバッファ45を介して入力されるREL駆動信号により、電源回路15から副電源電圧Vsが常時印加されているトランジスタTR11がオンされることによりオンされ、ECU1及びエバポチェック用の負荷61に主電源電圧を供給させる。IGREL4は、REL制御回路16からバッファ51を介して入力されるREL駆動信号により、電源回路15から副電源電圧Vsが常時印加されているトランジスタTR12がオンされることによりオンされ、負荷62〜65に主電源電圧を供給させる。
【0037】
そして、ECU1は、CPU,RAM,ROM等を備え、エンジンを制御するための様々な制御プログラムを実行するマイコン11と、マイコン11とのシリアル通信によりIGSW7がオフしてからのソーク時間を計測し、予め定める設定時間を計時するとMREL3又はIGREL4の起動信号を出力するソークタイマIC12と、エンジン制御に用いられる各種センサ信号やバッテリ電圧(バッテリ2の電圧)などのアナログ値をデジタル値に変換してマイコン11に入力させる波形成形器13と、充電量検出センサ7から入力されたセンサ信号に基づきバッテリ2の充電量を監視する充電量監視回路14と、MREL3を介して主電源端子J1より入力されるバッテリ電圧(以下「+B」と記す)から、マイコン11,波形成形器13及び充電量監視回路14を動作させるための主電源電圧Vmを生成して出力すると共に、副電源端子J2より常時入力されるバッテリ電圧(以下「BATT」と記す)から、マイコン11に内蔵されたスタンバイRAMのデータを常時保持したり、ソークタイマIC12を動作させるための副電源電圧Vsを生成して出力する電源回路15と、所定の条件下でトランジスタTR11をオンしてMREL3のコイルL1に電流を流してMREL3をオンさせたり、又はトランジスタTR12をオンしてIGREL3のコイルL2に電流を流してIGREL4をオンさせるためのREL制御回路16とを備えている。IGSW7の切替えによって、アクセサリスイッチ(ACC),オンスイッチ(ON)又はスタータスイッチ(STA)から入力された信号は、夫々端子J3,J4,J5及びバッファ41,42,43を介してマイコン11又はREL制御回路16に入力される。
【0038】
次に、本実施例のバッテリの充電制御方法について、図2及び図3に基づいて説明する。図2はREL制御回路16及びマイコン11の動作を示す論理図を表し、図3は充電制御処理のタイミングチャートを表している。
図2(a)に示すように、REL制御回路16は、マイコン11から出力されるREL制御信号,IGSW7がACCにセットされたときに入力されるACC信号,又はIGSW7がONにセットされたときに入力されるON信号のいずれかが入力されると、MREL3及びIGREL4に対して駆動信号を出力する。換言すれば、いずれかの信号が入力されている間は、MREL3及びIGREL4に対して駆動信号の出力が継続される。
【0039】
一方、同図(b)に示すように、マイコン11側では、IGSW7がACCにセットされることによりREL制御信号が出力される。そして、次回のエンジン始動に向けての予め定める初期設定が完了し、かつ充電量監視回路14から入力された信号により充電状態が良好であることを条件に、IGSW7がONからACCに切り替えられた時点でREL制御信号の出力が停止される。尚、ここでいう「充電状態が良好」とは、バッテリ2の充電量がエンジン停止後のソーク時間内に実行されるエバポチェックと次回のエンジン始動を実現するために十分な充電量以上であることを意味する。
【0040】
従って、図3に示すように、IGSW7がACCにセットされた時点で、REL制御回路16からREL駆動信号が出力されてMREL3及びIGREL4がオンされ、ECU1及び各負荷に対して主電源電圧が供給される。そして、IGSW7がONからACCに切り替わると充電検出のための制御信号(トリガ信号)が出力され、バッテリ2の充電量の検出が行われる。そして、次回のエンジン始動のための初期設定が完了し、充電状態が良好であることが確認されると、REL制御信号がオフされ、それによりREL駆動出力がオフされる。その結果、MREL3及びIGREL4がオフされ、主電源電圧の供給が停止される。
【0041】
次に、ECU1が実行するバッテリ2の充電制御処理について、図4のフローチャートに基づいて説明する。尚、上述のように、本処理は運転者によってIGSW7がオフされる際に、IGSW7のONからACCへの切替えが検知される毎に実行される。
【0042】
まず、充電量検出センサ7から充電量監視回路14を介して入力された信号に基づいて、バッテリ2の充電量を確認する(S110)。このとき、充電量がソーク時間内のエバポチェック及び次回のエンジン始動を実行可能な予め定める設定値以上でない場合には(S120:NO)、続いてシフトポジションセンサ6からバッファ44を介して入力された信号に基づいて現在のシフトポジションを確認する(S130)。このとき、シフトポジションがPレンジであることが確認されると(S140:YES)、エンジンの駆動を継続してバッテリ2の充電を行う(S150)。
【0043】
一方、S120において、充電量が上記予め定める設定値以上であると判定された場合には、充電量が十分であると判断し、MREL3及びIGREL4を共にオフしてエンジンを停止させる(S160,S170)。このとき、同時にソークタイマIC12を起動して計時処理を開始し、エバポチェック開始時間までの設定時間が経過するのを待つ(S180,S190)。そして、設定時間になりソークタイマIC12からその旨を表す信号がREL制御回路16に入力されると(S190:YES)、REL制御回路16からMREL駆動信号が出力されてMREL3がオンされる(S200)。このとき、主電源電圧Vmがマイコン11に供給されると共に、エバポチェック用の負荷61にも電源が供給され、エバポチェックが実行される(S210)。そして、このエバポチェックが終了すると、MREL駆動信号の出力がオフとなってMREL3をオフし(S220)、マイコン11が再び動作停止状態(スリープ状態)に移行する。
【0044】
また、S140において、現在のシフトポジションがPレンジでないと判定された場合には(S140:NO)、運転者の意図していない状況下でのエンジンの駆動継続は危険であると判断し、MREL3及びIGREL4を共にオフしてエンジンを停止させる(S230,S240)。
【0045】
以上のように、本実施例の車両用電子制御システム100によれば、IGSW7がオフされた後も、バッテリ2の充電量が予め定める設定値以上となるまでは自動的にエンジンの駆動が継続されてバッテリ2への充電が行われる。このため、ソーク時間内に自動的に実行されるエバポチェックと次回のエンジン始動とを確実に実施することができる。そして、エンジンが始動した後は通常のようにバッテリ2が充電されることになるため、バッテリ2自体が特に劣化したり不良である場合を除き、バッテリ上がりを防止してソーク時間中のエバポチェックとエンジンの始動を確実に実行することができる。
【0046】
また、IGSW7のONからACCへの切替えを検出して充電制御処理に移行するため、運転者による停止の意思を確実にくみとった上で充電制御処理を実行できる。
さらに、Pレンジ以外でIGSW7がオフされた場合にはエンジンの駆動制御の継続が行われないため、運転者の意に反した車両の挙動を防止して安全性を確保することができる。
【0047】
尚、本実施例において、マイコン11が制御手段,充電量判定手段,シフトポジション判定手段及び切替判定手段に該当し、ソークタイマIC12が計時手段に該当する。また、マイコン11,ソークタイマIC12及びREL制御回路16が電源供給制御手段に該当し、充電量検出センサ7及び充電量監視回路14が充電量検出手段に該当し、シフトポジションセンサ6がシフトポジション検出手段に該当する。さらに、マイコン11,ソークタイマIC12,REL制御回路16,MREL3及びIGREL4が電源供給手段に該当し、IGSW7及びマイコン11が切替検出手段に該当する。
[変形例1]
図5に本実施例の変形例を示すように、S140において現在のシフトポジションがPレンジであると判定されエンジンの駆動を継続する際に(S140:YES)、運転者に対してバッテリ2の充電のためにエンジン駆動を継続中である旨を、表示装置62に表示するようにしてもよい(S145)。
【0048】
かかる構成により、運転者が自己の操作によりエンジンを停止させたにも拘わらずエンジンが駆動を継続している理由を把握することができ、運転者に注意を喚起すると共に、車両が故障したわけではない旨を知らせ安心させることができる。
【0049】
尚、本変形例において、マイコン11が報知指令手段に該当し、S145の処理が報知手段としての処理に該当する。
[変形例2]
図6に本実施例の更なる変形例を示すように、S140において現在のシフトポジションがPレンジでないと判定されエンジンの駆動を停止する際に(S140:NO)、運転者に対してバッテリ2の充電量がの不足している旨や、それと共にシフトポジションがPレンジになっていない旨を表示装置62に表示するようにしてもよい(S155)。
【0050】
かかる構成により、運転者がバッテリ2の充電量が不足していることを認識することができ、バッテリ2の充電又は交換等のしかるべき措置をとることができる。また、再度エンジンを駆動してPレンジでエンジンの停止操作をすることにより、上述したエンジンの充電制御に移行させることもできる。さらに、Pレンジ以外での上記充電制御を防止することで、車両が意に反して動き出す等の危険を回避することができる。
【0051】
尚、本変形例において、マイコン11が第2の報知指令手段に該当し、S155の処理が第2の報知手段としての処理に該当する。
[第2実施例]
上記第1実施例では、IGSW7のONからACCへの切替えを検出して充電制御処理に移行する例を示したが、本実施例では、IGSW7のオフ操作を検知して充電制御処理に移行する。図7は本実施例の車両用電子制御システムの電気的構成を表すブロック図である。
【0052】
図7に示すように、本実施例の車両用電子制御システム200は、ECU201を中心に構成されており、第1実施例と比較して、図1に示したIGSW7のACC接点からマイコン11への配線,端子J3,バッファ41,IGSW7のON接点とECU1の端子J4とを接続する配線から引き出されて各負荷に接続される配線がない点で異なる。その他の構成については、第1実施例とほぼ同様であるため、同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0053】
次に、本実施例のバッテリの充電制御方法について、図8及び図9に基づいて説明する。図8はREL制御回路16及びマイコン11の動作を示す論理図を表し、図9は充電制御処理のタイミングチャートを表している。
図8(a)に示すように、REL制御回路16は、マイコン11から出力されるREL制御信号、又はIGSW7がONにセットされたときに入力されるON信号のいずれかが入力されると、MREL3及びIGREL4に対して駆動信号を出力する。換言すれば、いずれかの信号が入力されている間は、MREL3及びIGREL4に対して駆動信号の出力が継続される。
【0054】
一方、同図(b)に示すように、マイコン11側では、次回のエンジン始動に向けての予め定める初期設定が完了し、かつ充電量監視回路14から入力された信号により充電状態が良好であることが確認されるまで、REL制御信号の出力を継続する。
【0055】
従って、図9に示すように、IGSW7がONにセットされた時点で、マイコン11からREL制御信号が出力されると同時に、REL制御回路16からREL駆動信号が出力され、MREL3及びIGREL4がオンされてECU1及び各負荷に対して主電源電圧が供給される。そして、IGSW7がオフされると、バッテリ2の充電量の検出が行われる。そして、次回のエンジン始動のための初期設定が完了し、充電状態が良好であることが確認されると、REL制御信号がオフされ、それによりREL駆動出力がオフされる。その結果、MREL3及びIGREL4がオフされ、主電源電圧の供給が停止される。
【0056】
以上のように、本実施例の車両用電子制御システム200においては、第1実施例よりも配線等の構造や制御処理が簡素化されているため、低コストに実現することができる。
[第3実施例]
本実施例では、IGSW7のオフ操作を検出して充電制御処理に移行する点で上記第2実施例と共通するが、MREL3とIGREL4とを夫々独立にオン・オフ制御できる構成である点で異なる。図10は本実施例の車両用電子制御システムの電気的構成を表すブロック図である。
【0057】
図10に示すように、本実施例の車両用電子制御システム300は、ECU301を中心に構成されており、第2実施例と比較して、REL制御回路16からMREL3へのラインとIGREL4へのラインとが別々に設けられている点で異なる。その他の構成については、第2実施例とほぼ同様であるため、同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0058】
次に、本実施例のバッテリの充電制御方法について、図11及び図12に基づいて説明する。図11はREL制御回路16及びマイコン11の動作を示す論理図を表し、図12は充電制御処理のタイミングチャートを表している。
図11(a)に示すように、REL制御回路16は、マイコン11から出力されるREL制御信号、又はIGSW7がONにセットされたときに入力されるON信号のいずれかが入力されると、IGREL4に対してIGREL駆動信号を出力する。また、これらREL制御信号,ON信号,又はソークタイマ12から出力される起動信号のいずれかが入力されると、MREL3に対してMREL駆動信号を出力する。換言すれば、いずれかの信号が入力されている間は、MREL3及びIGREL4の夫々に対して各駆動信号の出力が継続される。
【0059】
一方、同図(b)に示すように、マイコン11側では、次回のエンジン始動に向けての予め定める初期設定が完了し、かつ充電量監視回路14から入力された信号により充電状態が良好であることが確認されるまで、REL制御信号の出力を継続する。
【0060】
従って、図12に示すように、IGSW7がONにセットされた時点で、マイコン11からREL制御信号が出力されると同時に、REL制御回路16からMREL3及びIGREL4の夫々に対してREL駆動信号が出力され、MREL3及びIGREL4がオンされてECU1及び各負荷に対して主電源電圧が供給される。そして、IGSW7がオフされると、バッテリ2の充電量の検出が行われる。そして、次回のエンジン始動のための初期設定が完了し、充電状態が良好であることが確認されると、REL制御信号がオフされ、それによりREL駆動出力がオフされる。その結果、MREL3及びIGREL4がオフされ、主電源電圧の供給が停止される。
【0061】
一方、REL制御信号がオフされると同時にソークタイマ12が計時処理を開始しており、予め定める所定の計時時間が経過してREL制御回路16に対して起動信号が入力されると、MREL3に対してMREL駆動信号が出力される。そして、エバポチェックが開始され、その処理が終了すると、ソークタイマ12からの起動信号の出力が停止されるため、MREL駆動信号の出力が停止され、MREL3がオフされて主電源電圧の供給が停止される。
【0062】
以上のように、本実施例の車両用電子制御システム300においては、MREL3とIGREL4とが夫々独立にオン・オフ制御され、ソーク時間内のエバポチェック時にはMREL3のみオンし、IGREL4をオフして無用な電力の消費を防止している。このため、バッテリ2の消費電力を低減してその寿命を長くすることができ、車両用電子制御システムの運用コストを低減することができる。
【0063】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明の実施の形態は、上記実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記各実施例ではMREL3とIGREL4の二つのリレーを設けた構成を示したが、例えば図13に示すように、IGREL4を設けない構成としてもよい。すなわち、同図の構成は、第1実施例においてIGREL4を省略し、MREL3から各負荷に対して主電源電圧を供給するものである。
【0064】
かかる構成は、IGREL4が不要となる分、低コストに実現することができる。尚、第2実施例についても同様に、IGREL4を省略した本構成を適用することが可能である。ただし、本構成においては、エバポチェック時に当該エバポチェック用の負荷61以外の負荷にも主電源電圧が供給されることになる。このため、省電力化の観点からは、第3実施例のようにMREL3とIGREL4とを別々にオン・オフ制御する構成の方が好ましいと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる電子制御システムの概略構成を表すブロック図である。
【図2】第1実施例の充電制御方法を説明するための説明図である。
【図3】第1実施例の充電制御方法を表すタイミングチャートである。
【図4】第1実施例の充電制御処理を表すフローチャートである。
【図5】第1実施例の充電制御処理の変形例を表すフローチャートである。
【図6】第1実施例の充電制御処理の変形例を表すフローチャートである。
【図7】第2実施例にかかる電子制御システムの概略構成を表すブロック図である。
【図8】第2実施例の充電制御方法を説明するための説明図である。
【図9】第2実施例の充電制御方法を表すタイミングチャートである。
【図10】第3実施例にかかる電子制御システムの概略構成を表すブロック図である。
【図11】第3実施例の充電制御方法を説明するための説明図である。
【図12】第3実施例の充電制御方法を表すタイミングチャートである。
【図13】変形例にかかる電子制御システムの概略構成を表すブロック図である。
【図14】従来の電子制御システムの概略構成を表すブロック図である。
【図15】従来の充電制御処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
2・・・バッテリ、 3・・・メインリレー、 4・・・電源供給用リレー、
5・・・回転センサ、 6・・・シフトポジションセンサ、
7・・・充電量検出センサ、 11・・・マイコン、
12・・・ソークタイマIC、 13・・・波形成形器、
14・・・充電量監視回路、 15・・・電源回路、
16・・・REL制御回路、
100,200,300・・・電子制御システム、
1,201,301・・・電子制御ユニット

Claims (19)

  1. イグニッションスイッチがオンされているときにバッテリから供給された主電源電圧を受けて所定の制御プログラムを実行し、車両エンジンの駆動制御を行う制御手段と、
    前記バッテリから供給された副電源電圧を受けて動作し、前記イグニッションスイッチのオフ後のソーク時間を計測する計時手段と、
    前記イグニッションスイッチのオフ時においても、所定条件の下、前記バッテリに接続された切替スイッチをオンして主電源電圧を供給する電源供給手段と、
    を備え、前記計時手段により計測された時間に基づいて前記電源供給手段が動作し、前記制御手段が、前記バッテリから供給された主電源電圧を受けて起動し、前記ソーク時間内に予め設定した制御動作を実行するように構成された電子制御システムにおいて、
    さらに、前記イグニッションスイッチがオフされる際に、前記バッテリの充電量を検出する充電量検出手段を備え、
    該充電量検出手段により検出された前記バッテリの充電量が、前記ソーク時間内の制御動作及び次回のエンジンの始動を実現するために十分な予め定める設定値未満である場合に、前記電源供給手段が前記主電源電圧の供給を継続させ、前記制御手段が、前記エンジンの駆動制御を継続することを特徴とする電子制御システム。
  2. 請求項1に記載の電子制御システムにおいて、
    車両の運転者が操作するシフトレバーの操作位置を検出するシフトポジション検出手段を備え、
    該シフトポジション検出手段がPレンジ以外のレンジを検出した場合には、前記電源供給手段は前記主電源電圧の供給を継続せず、前記制御手段は前記エンジンの駆動制御を停止することを特徴とする電子制御システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電子制御システムにおいて、さらに、前記イグニッションスイッチのオフ時において前記制御手段が前記エンジンの駆動制御を継続中である場合に、その旨を運転者に報知する報知手段を備えたことを特徴とする電子制御システム。
  4. 請求項2に記載の電子制御システムにおいて、
    前記シフトポジション検出手段がPレンジ以外のレンジを検出したために、前記制御手段が前記エンジンの駆動制御の継続を行わない場合に、その旨及び充電量が不足している旨の少なくとも一方を運転者に報知する第2の報知手段を備えたことを特徴とする電子制御システム。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の電子制御システムにおいて、
    前記イグニッションスイッチのオンからアクセサリ(以下「ACC」)への切替わりを検出する切替検出手段を備え、
    前記充電量検出手段は、該切替検出手段が前記オンからACCへの切替わりを検出することにより、前記バッテリの充電量の検出を行うことを特徴とする電子制御システム。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の電子制御システムにおいて、
    前記電源供給手段は、
    前記制御手段による前記エンジンの駆動制御に際して主電源電圧を供給するためにオンされる第1の切替スイッチと、
    前記制御手段による前記ソーク時間内の制御動作に際して主電源電圧を供給するためにオンされる第2の切替スイッチと、
    を備えたことを特徴とする電子制御システム。
  7. 請求項6記載の電子制御システムにおいて、
    前記電源供給手段は、前記第1の切替スイッチと前記第2の切替スイッチとを同期してオン・オフ制御することを特徴とする電子制御システム。
  8. 請求項6記載の電子制御システムにおいて、
    前記電源供給手段は、前記第1の切替スイッチと前記第2の切替スイッチとを独立してオン・オフ制御し、前記制御手段が前記ソーク時間内に予め設定した制御動作を実行する際には、前記第1の切替スイッチをオフした状態で前記第2の切替スイッチのみオンすることを特徴とする電子制御システム。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の電子制御システムにおいて、
    さらに、前記電源供給手段が前記主電源電圧の供給を継続してからの経過時間を計測する第2の計時手段を備え、
    該第2の計時手段により予め定めた所定時間が計時された場合に、前記電源供給手段は前記主電源電圧の供給を停止し、前記制御手段は前記エンジンの駆動制御を停止することを特徴とする電子制御システム。
  10. イグニッションスイッチがオンされているときにバッテリから供給された主電源電圧を受けて所定の制御プログラムを実行し、車両エンジンの駆動制御を行う制御手段と、
    前記バッテリから供給された副電源電圧を受けて動作し、前記イグニッションスイッチのオフ後のソーク時間を計測する計時手段と、
    前記イグニッションスイッチのオフ時においても、所定条件の下、前記バッテリに接続された切替スイッチをオン制御して主電源電圧を供給させる電源供給制御手段と、
    を備え、前記計時手段により計測された時間に基づいて前記電源供給制御手段が前記切替スイッチをオン制御し、前記制御手段が、前記バッテリから供給された主電源電圧を受けて起動し、前記ソーク時間内に予め設定した制御動作を実行するように構成された電子制御ユニットにおいて、
    さらに、前記イグニッションスイッチがオフされる際に、前記バッテリの充電量を検出する充電量検出センサから入力される信号に基づき、前記バッテリの充電量を判定する充電量判定手段を備え、
    該充電量判定手段により判定された前記バッテリの充電量が、前記ソーク時間内の制御動作及び次回のエンジンの始動を実現するために十分な予め定める設定値未満である場合に、前記電源供給制御手段が前記切替スイッチのオン状態を保持させて主電源電圧の供給を継続させ、前記制御手段が、前記エンジンの駆動制御を継続することを特徴とする電子制御ユニット。
  11. 請求項10に記載の電子制御ユニットにおいて、
    車両の運転者が操作するシフトレバーの操作位置を検出するシフトポジションセンサから入力される信号に基づき、前記シフトレバーの操作位置を判定するシフトポジション判定手段を備え、
    該シフトポジション判定手段がPレンジ以外のレンジを判定した場合には、前記電源供給制御手段は前記主電源電圧の供給を継続させず、前記制御手段は前記エンジンの駆動制御を停止することを特徴とする電子制御ユニット。
  12. 請求項10又は請求項11記載の電子制御ユニットにおいて、さらに、前記イグニッションスイッチのオフ時において前記制御手段が前記エンジンの駆動制御を継続中である場合に、その旨を車両に報知させるための信号を出力する報知指令手段を備えたことを特徴とする電子制御ユニット。
  13. 請求項11に記載の電子制御ユニットにおいて、
    前記シフトポジション判定手段がPレンジ以外のレンジを判定したために、前記制御手段が前記エンジンの駆動制御の継続を行わない場合に、その旨及び充電量が不足している旨の少なくとも一方を、車両に報知させるための信号を出力する第2の報知指令手段を備えたことを特徴とする電子制御ユニット。
  14. 請求項10〜13のいずれかに記載の電子制御ユニットにおいて、前記イグニッションスイッチがオンからACCへ切替わった際に入力される信号に基づき、その切替わりを判定する切替判定手段を備え、
    前記充電量判定手段は、該切替判定手段が前記オンからACCへの切替わりを判定することにより、前記バッテリの充電量の判定を開始することを特徴とする電子制御ユニット。
  15. 請求項10〜14のいずれかに記載の電子制御ユニットにおいて、
    前記電源供給制御手段は、
    前記制御手段による前記エンジンの駆動制御に際して主電源電圧を供給するためにオンされる第1の切替スイッチと、
    前記制御手段による前記ソーク時間内の制御動作に際して主電源電圧を供給するためにオンされる第2の切替スイッチと、
    をオン・オフ制御することを特徴とする電子制御ユニット。
  16. 請求項15記載の電子制御ユニットにおいて、
    前記電源供給制御手段は、前記第1の切替スイッチと前記第2の切替スイッチとを同期してオン・オフ制御することを特徴とする電子制御ユニット。
  17. 請求項15記載の電子制御ユニットにおいて、
    前記電源供給制御手段は、前記第1の切替スイッチと前記第2の切替スイッチとを独立してオン・オフ制御し、前記制御手段により前記ソーク時間内に予め設定した制御動作を実行する際には、前記第1の切替スイッチをオフ制御した状態で前記第2の切替スイッチのみオン制御することを特徴とする電子制御ユニット。
  18. 請求項10〜17のいずれかに記載の電子制御ユニットにおいて、さらに、前記電源供給制御手段が前記主電源電圧の供給を継続させてからの経過時間を計測する第2の計時手段を備え、
    該第2の計時手段により予め定めた所定時間が計時された場合に、前記電源供給制御手段は前記主電源電圧の供給を停止させ、前記制御手段は前記エンジンの駆動制御を停止することを特徴とする電子制御ユニット。
  19. 請求項10〜18のいずれかに記載の電子制御ユニットの前記各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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