JP2004169533A - 免震支承装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】免震効果をより一層向上できると共に、従来に比して簡便かつ低コストで実施ができる、免震支承装置を提供する。
【解決手段】構築物等の基礎と、この基礎上に支持される構築物とにそれぞれ結合固定される免震支承装置のベースプレートとアッパープレートとの間に、複数の半円形弓状の免震用バネ部材を介し、バネ部材の両端を上下両プレートに固定させることにより免震支承装置として一体となり、地震による水平荷重或いは上下方向からの荷重による変位を吸収して地震による揺れを免震をする構成となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構築物の免震支承構造に係り、特に構築物の中でも比較的軽荷重の木造や鉄骨造建築物等において、外部から加わる地震力による荷重に対し、十分な免震効果を有し、免震構造として優れた建造物が得られるための免震支承装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、構築物として、例えば木造や鉄骨造等の建築物等の基礎施工に際しては、一般的には布基礎の上に土台を載置固定し、この土台の上に所用間隔離間して柱脚を適宜筋交いと共に結合して固定を行っている。
【0003】しかるに、この種の基礎施工法による建造物においては、大きな地震等により基礎構造に対して過度の応力が作用した場合、前記基礎構造において破壊を生じ、建造物を損壊ないしは倒壊させる危険がある。
【0004】また従来、ゴム等が積層された積層ゴム型の免震支承装置もあるが、比較的軽荷重の構築物には適さなく、また、水平方向の相対変位を減衰させるダンパーの組み合わせも必要とされることが多かった。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】本発明は前述した従来技術における構築物の基礎とこの基礎の上部に支持される構築物との間に設置する免震支承装置において、前記基礎または基礎杭頭と上部構築物にそれぞれ結合固定されるベースプレートとアッパープレートの間に複数の半円形弓状の免震用バネ部材をそれぞれ適宜間隔で配置固定をする方式を取ることにより、免震効果をより一層向上させることができる免震支承装置の開発に成功した。
【0006】従って、本発明の目的は、免震効果をより一層向上できると装置の提供と共に、取り付け作業が簡便にして簡易、かつ低コストに製造することができ、しかもダンパー機能の作用も兼ね備えた免震支承装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するため、本発明に係る免震支承装置は、構築物等の基礎と、この基礎上に支持される構築物に結合固定される支承装置の、ベースプレートとアッパープレートとの間に半円形弓状の免震用バネ部材を介し、免震用バネ部材の上下両端を両プレートに固定させることで一体の免震支承装置となり、この装置が地震力による水平荷重或いは上下方向からの荷重による変位を吸収し、地震による揺れを免震をする構成とすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る免震用バネ部材及びこれを使用する免震支承装置の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0009】図1ないし図3は、本発明に係る免震用バネ部材及びこれを使用すた免震支承装置の実施例を示すものであって、図1は装置全体の斜視図、図2は図3のA−Aのベースプレート方向平面図であり、これは逆にアッパープレート方向を見上げた平面図でも略共通している。図3は本装置のベースプレート並びにアッパープレートで半円形弓状の免震用バネ部材とを固定する固定プレート及び固定ボルトの関係を示す要部側面断面図となる。
【0010】図1において、参照符号1は本装置のベースプレートを示し、このベースプレート1の上には、半円形弓状の免震用バネ部材3を等角度に8本周立させ、これを固定プレート4と固定ボルト8でベースプレート1に固定する。また上部のアッパープレート2にも同様方法の固定プレート5と固定ボルト8で免震用バネ部材3を固定する。この免震用バネ部材3は、例えばステンレス鋼等の強靭性と防錆効果を有する金属材料により構成させる。
【0011】上記ベースプレートは構築物の基礎または基礎杭頭にボルト挿通孔6を通して固定され、アッパープレート2はボルト挿通孔7を通して上部に築かれる構築物に固定され、全体として免震建造物となる。
【0012】以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内において、多くの設計変更が可能である。
【0013】
【発明の効果】前述した実施例から明らかな通り、本発明に係る免震支承装置は、構築物の地盤側基礎または基礎杭頭と、構築物の下部との間に構築される支承装置の要部に、半円形弓状の免震用バネ部材を構成させることにより、地震力による多方向からの荷重に対応し、その変位をバネ部材が吸収することにより、優れた免震効果を発揮させることができる。
【0013】特に、本発明に係る免震支承装置によれば、基礎地盤から伝播される地震動の水平方向の表面波は勿論のこと、垂直方向の実体波に対しても有効な免震効果を発揮させることができる。しかも本発明の免震支承装置を使用することにより、比較的簡単な構成で、強靭かつ耐久性に優れ、各種構築物の免震基礎構造として簡便かつ低コストに実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る免震型支承装置の一実施例を示すものであって、その斜視図である。
【図2】本発明に係る免震型支承装置の一実施例を示すものであって、図3A−A方向の平面図である。
【図3】本発明に係る免震型支承装置の一実施例を示すものであって、要部側面断面図である。
【符号の説明】
1 ベースプレート
2 アッパープレート
3 半円形弓状の免震用バネ部材
4 ベースプレート側固定プレート
5 アッパープレート側固定プレート
6 ベースプレートのボルト挿通孔
7 アッパープレートボルト挿通孔
8 固定ボルト

Claims (2)

  1. 構築物が構築される地盤に形成された地盤側基礎と、構築物の下部に間に構成される支承装置で、複数の半円形弓状或いは略半円形弓状の免震用バネ部材を適宜間隔に配置させ、これをベースプレートとアッパープレートで下部と上部から固定して提灯形に形成させることにより、この固定された半円形弓状のバネ部材が地震動による水平荷重又は上下方向からの荷重による変位を吸収して免震するよう設けたことを特徴とする免震支承装置。
  2. 前記支承装置で、円形或いは略円形のバネ部材をベースプレートとアッパープレートで上下から固定して提灯形に形成させた請求項1記載の免震支承装置。
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