JP2004166635A - 農産物または水産物の収穫方法、収穫装置およびノズル - Google Patents
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Abstract
【課題】農産物または水産物を損傷させることなく、効率的に収穫する収穫方法、収穫装置およびこれらに使用されるノズルを提供する。
【解決手段】農産物が生育する泥田中または水産物が生育する海砂中にノズル33を埋没させ、ノズル33から略水平方向に流体を噴射して泥田または海砂の表面層を排除、攪拌し、農産物または水産物を収穫する。ノズル33は、略L字状をなし、長さが25〜35cm、内径が15〜25mmの先端部を有する
【選択図】 図1
【解決手段】農産物が生育する泥田中または水産物が生育する海砂中にノズル33を埋没させ、ノズル33から略水平方向に流体を噴射して泥田または海砂の表面層を排除、攪拌し、農産物または水産物を収穫する。ノズル33は、略L字状をなし、長さが25〜35cm、内径が15〜25mmの先端部を有する
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、泥田中で生育する農産物または海砂中で生育する水産物を収穫する収穫方法および装置等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
泥田で栽培されるレンコンのような農産物や海砂で養殖される貝類などの水産物を収穫するためには、これらを覆っている表面層を排除、攪拌する必要がある。
【0003】
例えば、実公平1−27622号公報には、レンコン掘機が開示されている。この掘機は、走行装置の上に機台が設けられ、機台上に通水管が設置されている。通水管の先端には下向きにノズルが付設されている。このレンコン掘機は、水源からポンプにより水を汲み上げ、ホースにより水を供給し、ノズルから水を放出させながらハス田の上を走行させることにより、レンコン周りの土の攪拌およびレンコンの掘出しを行う。
【0004】
【特許文献1】実公平1−27622号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の方法は、ノズルが下を向いているため、水流の勢いが強すぎるとレンコンに直接水が当たってしまい、土中のレンコンが損傷して商品価値が低下するという欠点がある。また、水流がレンコンの生育している軟らかい土の層(耕土)の上に張ってある水の層に当たってから表面層の土に当たる場合は、土の攪拌効率が低くなってしまう。
【0006】
本発明は、泥田中で生育する農産物または海砂中で生育する水産物を損傷させることなく、効率的に収穫する収穫方法、収穫装置およびこれらに使用されるノズルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1の収穫方法は、農産物が生育する泥田中または水産物が生育する海砂中にノズルを埋没させ、ノズルから略水平方向に流体を噴射して泥田または海砂の表面層を排除、攪拌し、農産物または水産物を収穫することを特徴とする。
(2)ノズルの先端部を埋没させる深さは、50〜100mm、流体を噴射させる角度は、水平方向に対して2〜7度であることが好ましい。
(3)請求項3の収穫装置は、泥田中で生育する農産物または海砂中で生育する水産物を収穫する収穫装置であって、泥田中または海砂中に埋没させたノズルから略水平方向に流体を噴射する噴射装置と、この噴射装置を搭載した水上移動体とを有することを特徴とする。水上移動体は、自走式であることが望ましいが、浮力により噴射装置を浮かせる機能が達成できれば、作業者により駆動されるものでも良い
(4)噴射装置は、泥田中または海砂中から水を吸い上げて噴射するポンプを有することが好ましい。さらに、噴射装置は、ポンプの吐き出し口に接続される通水管と、この通水管の先端に着脱自在に設けられる略L字状のノズルとを有することが好ましい。
(5)ノズルは、通水管に接続される接続部と、この接続部に対して略90度の角度で延在する先端部とを有し、この先端部は、長さが25〜35cm、ノズル内径が15〜25mmであることが望ましい。さらに、ノズルの埋没深さを調節する調節装置を有することが望ましい。
(3)請求項9のノズルは、農産物が生育する泥田中または水産物が生育する海砂中に埋没され、略水平方向に流体を噴射して泥田または海砂の表面層を排除、攪拌するノズルであって、略L字状をなし、長さが25〜35cm、内径が15〜25mmの先端部を有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
先ず、図1を参照して本発明の収穫装置について説明する。図1は、本発明による収穫装置の第1の実施の形態の全体構成を示す斜視図である。この収穫装置は、レンコン掘り機である。
【0009】
レンコン掘り機100は、走行体10と機台20を有する。走行体10は、浮体11と、浮体11の前後に設けられる駆動回転体12Fおよび従動回転体12Rと、駆動回転体12Fおよび従動回転体12Rとの間に掛け回された弾性ベルト13から構成されている。
【0010】
機台20は浮体11に取り付けられている。機台20には、原動機21と、減速機22および走行減速機23と、噴射装置30が設置されている。噴射装置30は、ポンプ31、通水管32、ノズル33および駆動装置34により構成される。駆動装置34により通水管32を上下左右に駆動する。
【0011】
原動機21によって発生した動力は、減速機22、走行減速機23を介して駆動回転体12Fの回転軸に伝えられる。駆動回転体12Fが回転することによって弾性ベルト13が駆動されて従動回転体12Rが回転する。このようにして、レンコン掘り機100は、浮体11による浮力によって、軟弱なハス田の上でも沈み込むことなく自走する。
【0012】
次に、噴射装置30の動作を説明する。噴射装置30の動作は、本発明の収穫方法の主要工程である。
【0013】
機台20に搭載されたポンプ31は、ホース35と不図示のフィルタを通して水源S1から水を吸い上げる。フィルタを用いることにより、泥田中の水を吸い上げて噴流を形成することができる。ポンプ吐出口31aは、通水管32に接続されており、その先端にノズル33が取り付けられている。水源S1から吸い上げられた水は、ポンプ吸入口31bからポンプ31に入り、ポンプ吐出口31aから通水管32を経てノズル33の先端部33aから噴射される。ノズル33は、ネジ部33bを有しており、通水管32に対して着脱可能となっている。
【0014】
通水管32およびノズル33は、駆動装置34によって上下の揺動Pおよび左右の首振り運動Rを行う。上下の揺動Pは、油圧シリンダ34aによって行われ、左右の首振り運動Rは、油圧シリンダ34bによって行われる。
【0015】
ここで、レンコンが生育しているハス田(泥田)の様子を簡単に説明する。図2は、レンコンを収穫する場合のハス田の状態を説明する概念図である。レンコンが生育しているハス田50は、一般に、土と水が混合された軟弱な土壌51とその表面を覆っている水の層52からなる。レンコン53は、軟弱な土壌51の中で生育している。軟弱な土壌51において、レンコンの上方にある表面層を以下、表土と呼ぶ。
【0016】
本実施の形態による収穫装置の収穫方法は、図2に示すように、表土51a中にノズル33の先端部33aを埋没させ、先端部33aから略水平方向の向きに流体(例えば、水)を噴出させる。なお、流体は水のみに限られず、水と土の粒子とが混合した流動体、いわゆる泥水も使用できる。この噴流54によって表土51aは排除、攪拌され、レンコン53がハス田50の表面に露出するので、これを回収する。
【0017】
さらに、図1、図2を参照しながら、本発明の収穫方法、収穫装置およびノズルについて詳述する。
【0018】
レンコン掘り機100をハス田の中に配置し、図1に示す油圧シリンダ34aを操作して、ノズル33の先端部33aを表土51a中に埋没させる。埋没深さの調節動作は、上下の揺動Pで示される。次に、油圧シリンダ34bを操作して、ノズル33の先端部33aを埋没深さが調節された位置、つまり、表土51a中の所定位置で水平方向に左右に振らせる。この左右の揺動は、首振り運動Rで示される。
【0019】
上下の揺動Pを行ない、首振り運動Rを行いながら上述した噴流54によって、表土51aは排除、攪拌される。排除、攪拌の際に、レンコン掘り機100は、走行しながら、上述の動作を行う。噴射装置30、駆動装置34、走行体10は連動して動く。すなわち、ノズル33を表土51aに埋没させ、水を略水平方向に噴射しながらノズル33をレンコン掘り機100の走行方向に対して左右に揺動する。これにより、表土51aを排除、攪拌し、レンコンを収穫することができる。埋没、左右揺動、噴射の一連の動作と走行とは交互に行う。
【0020】
本実施の形態による収穫方法では、表土51aにノズルを埋没させ、略水平方向に水を噴出させるので、レンコン53に直接に噴流54が当たらず、レンコン53を傷つける恐れがない。また、表面の水の層52に妨害されることなく、直接に表土51aに水を噴出させるので、排土効率(表土を排除する効率)、攪拌効率が高い。
【0021】
本実施の形態による収穫装置では、機台20上にポンプ31を設置し、ポンプ31により排土、攪拌に用いられる水をハス田から吸い上げるようにした。その結果、ホースの引き回しなどの重労働を必要とせずに収穫作業を行うことができる。ホースが不要となるので、ポンプ一体型のコンパクトな掘り機を提供できる。さらに、走行装置を備えた自走式とすることにより、多大の労働軽減が可能である。
【0022】
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の第2の実施の形態の収穫装置の全体構成を示す斜視図である。本実施の形態による収穫装置のレンコン掘り機101は、図3に示すように、ポンプ31を機台20に設置せず、別置きとしたものである。ポンプ31を別置きとしたことが第1の実施の形態のレンコン掘り機と異なる。
【0023】
ポンプ31は、ハス田周囲の地面に設置され、水源S2から水を吸い上げる。水源S2は用水路などである。ポンプ31は、吸込口にホース36が接続されており、水源S2から水を吸い上げる。ポンプ31は、吐出口にホース37が接続されており、このホース37を介して通水管32に水を供給する。本実施の形態による収穫装置のその他の構成は、第1の実施の形態のものと同様であり、説明を省略する。
【0024】
第2の実施の形態による収穫方法も、ノズル33をハス田の中に埋没させ、上述のようにして水源S2から導かれた水を表土中で略水平方向に噴出させて表土を排除、攪拌する。水の供給方法以外の収穫方法は、第1の実施の形態のものと同様であり、説明を省略する。
【0025】
本実施の形態による収穫装置では、ポンプ31を別置きとしたことで、レンコン掘り機101の重量が軽くなり、浮体11を小さくすることができるので、より一層コンパクトなレンコン掘り機を実現できる。
【0026】
(第3の実施の形態)
図4は、本発明の第3実施の形態の収穫装置を示す全体図である。本実施の形態による収穫装置では、作業者自身が通水管42を持ってノズル43をハス田の表土に埋没させる。通水管42の一端には略L字状のノズル43が接続され、他端にはホース37が接続されている。
【0027】
用水路などの水源S2からポンプ31によって吸い上げられた水は、ホース36、ポンプ31、ホース37を通って通水管42に導かれる。ノズル43から略水平方向に噴射される噴流により、ハス田の表土を直接に排除、攪拌することができるので、収穫効率が向上する。また、第1および第2の実施の形態のような大掛かりな装置ではないので、大幅なコスト低減を図ることができる。
【0028】
(第4の実施の形態)
図1、3を参照しながら、本発明によるノズルの第4の実施の形態について説明する。ノズル33は、内径を19.5mm、先端部長さを30cmとし、ノズル内管を先すぼまりテーパ形状とする。これは実験結果に基づくものであるが、ハス田の土質およびレンコンの生育している深さ等に応じて、内径を15〜25mm、先端部長さを25〜35cmの範囲で変えることができる。また、ノズル内管は、ストレート、先広がりテーパ形状、先すぼまりテーパ形状としてもよい。
【0029】
ノズル33をハス田の表土の中に埋没させ、流体を噴射させる際に、埋没深さを90mm、水平方向から上方向に5度傾けたものが実験において最も排土効率が高かった。しかし、これは一例であり、ハス田の土質およびレンコンの生育している深さ等に応じて、2〜7度の範囲で変えることができる。
【0030】
これら第1〜第4の実施の形態では、本発明をレンコン掘機に適用した場合について説明したが、しじみ、あさり、ハマグリなどの貝類を収穫する方法、装置にも本発明を適用することができる。すなわち、ノズルを貝類が生育している海砂の上方に埋没させ、ノズルの先端から海水を略水平方向に噴射させ、貝類を覆っている表土(表面の砂)を排除、攪拌する。これにより、貝類を砂の中から露出させることができる。効率良く排土、攪拌できるので、収穫効率が従来の手掘りに比べて向上する。この場合、貝類が海中で飛散しないようネット内でノズルの噴流を噴射させるとよい。海砂から露出した貝類はネットで飛散されることが防止される。
【0031】
図1、2及び5を参照しながら、本発明の変形例として以下のものを示す。
(1)通水管42の少なくとも先端曲げ部42aに蛇腹構造の管を介在させ、その先端にノズル43を設けてもよい。蛇腹を介してノズル43の角度を作業者が容易に調節できる。これにより、レンコンの生育している深さに対応した表土の排除、攪拌を行うことができる。
(2)ノズル43を伸縮可能な構造とし、作業者が長さを調節可能にしてもよい。これにより、土質に対応した表土の排除、攪拌を行うことができる。
【0032】
(3)図5に示すようにノズルを構成してもよい。図5は、本発明のノズルの変形例を示す拡大図である。ノズル60の直管61は、一端が通水管に接続され、他端がエルボ管62に接続される直管構造である。エルボ管62は、ノズル先端部63と接続される。チー64は、エルボ管65に接続され、エルボ管65は、大気開放された直管66に接続される。ノズル63から水を噴射させることにより、直管66から空気を引き込み、直管61内で水に混入させる。空気の泡を混ぜた水を噴出させると、泡が表土中で破裂する際に砂を壊食するので、排土効率、攪拌効率を向上させることができる。
【0033】
(4)第1および第2の実施の形態では、動力を備えた自走式の収穫装置を説明したが、ボート、いかだのような「非自走式」の水上移動体を備えた収穫装置としてもよい。この非自走式の収穫装置に、ポンプ、通水管、ノズルおよび駆動装置を設置して、作業者が移動体を動かしてもよい。また、通水管とノズルの上下の揺動をアクチュエータを用いずに、作業者が操作してもよい。このように、人力を用いれば、装置の軽量化、コスト低減を図ることができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、泥田または海砂中にノズルを埋没させ、ノズルから略水平方向に流体を噴射して泥田または海砂の表面層を排除、攪拌するので、排土効率、攪拌効率が向上する。収穫物上部の表土のみを排除、攪拌するので、収穫物に直接水流が当たることがなく、収穫物を傷つけることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る収穫装置の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るレンコンを収穫する場合のハス田の状態を説明する概念図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る収穫装置の全体構成を示す斜視図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る収穫装置の全体構成を示す斜視図である。
【図5】本発明のノズルの変形例を示す拡大図である。
【符号の説明】
10:走行装置 20:機台
30:噴射装置 31:ポンプ
32、42:通水管 33、43:ノズル
34:駆動装置 37:ホース
50:ハス田 51:軟弱な土壌
51a:表土(表面層の土) 52:水の層
53:レンコン 54:噴流
【発明の属する技術分野】
本発明は、泥田中で生育する農産物または海砂中で生育する水産物を収穫する収穫方法および装置等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
泥田で栽培されるレンコンのような農産物や海砂で養殖される貝類などの水産物を収穫するためには、これらを覆っている表面層を排除、攪拌する必要がある。
【0003】
例えば、実公平1−27622号公報には、レンコン掘機が開示されている。この掘機は、走行装置の上に機台が設けられ、機台上に通水管が設置されている。通水管の先端には下向きにノズルが付設されている。このレンコン掘機は、水源からポンプにより水を汲み上げ、ホースにより水を供給し、ノズルから水を放出させながらハス田の上を走行させることにより、レンコン周りの土の攪拌およびレンコンの掘出しを行う。
【0004】
【特許文献1】実公平1−27622号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の方法は、ノズルが下を向いているため、水流の勢いが強すぎるとレンコンに直接水が当たってしまい、土中のレンコンが損傷して商品価値が低下するという欠点がある。また、水流がレンコンの生育している軟らかい土の層(耕土)の上に張ってある水の層に当たってから表面層の土に当たる場合は、土の攪拌効率が低くなってしまう。
【0006】
本発明は、泥田中で生育する農産物または海砂中で生育する水産物を損傷させることなく、効率的に収穫する収穫方法、収穫装置およびこれらに使用されるノズルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1の収穫方法は、農産物が生育する泥田中または水産物が生育する海砂中にノズルを埋没させ、ノズルから略水平方向に流体を噴射して泥田または海砂の表面層を排除、攪拌し、農産物または水産物を収穫することを特徴とする。
(2)ノズルの先端部を埋没させる深さは、50〜100mm、流体を噴射させる角度は、水平方向に対して2〜7度であることが好ましい。
(3)請求項3の収穫装置は、泥田中で生育する農産物または海砂中で生育する水産物を収穫する収穫装置であって、泥田中または海砂中に埋没させたノズルから略水平方向に流体を噴射する噴射装置と、この噴射装置を搭載した水上移動体とを有することを特徴とする。水上移動体は、自走式であることが望ましいが、浮力により噴射装置を浮かせる機能が達成できれば、作業者により駆動されるものでも良い
(4)噴射装置は、泥田中または海砂中から水を吸い上げて噴射するポンプを有することが好ましい。さらに、噴射装置は、ポンプの吐き出し口に接続される通水管と、この通水管の先端に着脱自在に設けられる略L字状のノズルとを有することが好ましい。
(5)ノズルは、通水管に接続される接続部と、この接続部に対して略90度の角度で延在する先端部とを有し、この先端部は、長さが25〜35cm、ノズル内径が15〜25mmであることが望ましい。さらに、ノズルの埋没深さを調節する調節装置を有することが望ましい。
(3)請求項9のノズルは、農産物が生育する泥田中または水産物が生育する海砂中に埋没され、略水平方向に流体を噴射して泥田または海砂の表面層を排除、攪拌するノズルであって、略L字状をなし、長さが25〜35cm、内径が15〜25mmの先端部を有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
先ず、図1を参照して本発明の収穫装置について説明する。図1は、本発明による収穫装置の第1の実施の形態の全体構成を示す斜視図である。この収穫装置は、レンコン掘り機である。
【0009】
レンコン掘り機100は、走行体10と機台20を有する。走行体10は、浮体11と、浮体11の前後に設けられる駆動回転体12Fおよび従動回転体12Rと、駆動回転体12Fおよび従動回転体12Rとの間に掛け回された弾性ベルト13から構成されている。
【0010】
機台20は浮体11に取り付けられている。機台20には、原動機21と、減速機22および走行減速機23と、噴射装置30が設置されている。噴射装置30は、ポンプ31、通水管32、ノズル33および駆動装置34により構成される。駆動装置34により通水管32を上下左右に駆動する。
【0011】
原動機21によって発生した動力は、減速機22、走行減速機23を介して駆動回転体12Fの回転軸に伝えられる。駆動回転体12Fが回転することによって弾性ベルト13が駆動されて従動回転体12Rが回転する。このようにして、レンコン掘り機100は、浮体11による浮力によって、軟弱なハス田の上でも沈み込むことなく自走する。
【0012】
次に、噴射装置30の動作を説明する。噴射装置30の動作は、本発明の収穫方法の主要工程である。
【0013】
機台20に搭載されたポンプ31は、ホース35と不図示のフィルタを通して水源S1から水を吸い上げる。フィルタを用いることにより、泥田中の水を吸い上げて噴流を形成することができる。ポンプ吐出口31aは、通水管32に接続されており、その先端にノズル33が取り付けられている。水源S1から吸い上げられた水は、ポンプ吸入口31bからポンプ31に入り、ポンプ吐出口31aから通水管32を経てノズル33の先端部33aから噴射される。ノズル33は、ネジ部33bを有しており、通水管32に対して着脱可能となっている。
【0014】
通水管32およびノズル33は、駆動装置34によって上下の揺動Pおよび左右の首振り運動Rを行う。上下の揺動Pは、油圧シリンダ34aによって行われ、左右の首振り運動Rは、油圧シリンダ34bによって行われる。
【0015】
ここで、レンコンが生育しているハス田(泥田)の様子を簡単に説明する。図2は、レンコンを収穫する場合のハス田の状態を説明する概念図である。レンコンが生育しているハス田50は、一般に、土と水が混合された軟弱な土壌51とその表面を覆っている水の層52からなる。レンコン53は、軟弱な土壌51の中で生育している。軟弱な土壌51において、レンコンの上方にある表面層を以下、表土と呼ぶ。
【0016】
本実施の形態による収穫装置の収穫方法は、図2に示すように、表土51a中にノズル33の先端部33aを埋没させ、先端部33aから略水平方向の向きに流体(例えば、水)を噴出させる。なお、流体は水のみに限られず、水と土の粒子とが混合した流動体、いわゆる泥水も使用できる。この噴流54によって表土51aは排除、攪拌され、レンコン53がハス田50の表面に露出するので、これを回収する。
【0017】
さらに、図1、図2を参照しながら、本発明の収穫方法、収穫装置およびノズルについて詳述する。
【0018】
レンコン掘り機100をハス田の中に配置し、図1に示す油圧シリンダ34aを操作して、ノズル33の先端部33aを表土51a中に埋没させる。埋没深さの調節動作は、上下の揺動Pで示される。次に、油圧シリンダ34bを操作して、ノズル33の先端部33aを埋没深さが調節された位置、つまり、表土51a中の所定位置で水平方向に左右に振らせる。この左右の揺動は、首振り運動Rで示される。
【0019】
上下の揺動Pを行ない、首振り運動Rを行いながら上述した噴流54によって、表土51aは排除、攪拌される。排除、攪拌の際に、レンコン掘り機100は、走行しながら、上述の動作を行う。噴射装置30、駆動装置34、走行体10は連動して動く。すなわち、ノズル33を表土51aに埋没させ、水を略水平方向に噴射しながらノズル33をレンコン掘り機100の走行方向に対して左右に揺動する。これにより、表土51aを排除、攪拌し、レンコンを収穫することができる。埋没、左右揺動、噴射の一連の動作と走行とは交互に行う。
【0020】
本実施の形態による収穫方法では、表土51aにノズルを埋没させ、略水平方向に水を噴出させるので、レンコン53に直接に噴流54が当たらず、レンコン53を傷つける恐れがない。また、表面の水の層52に妨害されることなく、直接に表土51aに水を噴出させるので、排土効率(表土を排除する効率)、攪拌効率が高い。
【0021】
本実施の形態による収穫装置では、機台20上にポンプ31を設置し、ポンプ31により排土、攪拌に用いられる水をハス田から吸い上げるようにした。その結果、ホースの引き回しなどの重労働を必要とせずに収穫作業を行うことができる。ホースが不要となるので、ポンプ一体型のコンパクトな掘り機を提供できる。さらに、走行装置を備えた自走式とすることにより、多大の労働軽減が可能である。
【0022】
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の第2の実施の形態の収穫装置の全体構成を示す斜視図である。本実施の形態による収穫装置のレンコン掘り機101は、図3に示すように、ポンプ31を機台20に設置せず、別置きとしたものである。ポンプ31を別置きとしたことが第1の実施の形態のレンコン掘り機と異なる。
【0023】
ポンプ31は、ハス田周囲の地面に設置され、水源S2から水を吸い上げる。水源S2は用水路などである。ポンプ31は、吸込口にホース36が接続されており、水源S2から水を吸い上げる。ポンプ31は、吐出口にホース37が接続されており、このホース37を介して通水管32に水を供給する。本実施の形態による収穫装置のその他の構成は、第1の実施の形態のものと同様であり、説明を省略する。
【0024】
第2の実施の形態による収穫方法も、ノズル33をハス田の中に埋没させ、上述のようにして水源S2から導かれた水を表土中で略水平方向に噴出させて表土を排除、攪拌する。水の供給方法以外の収穫方法は、第1の実施の形態のものと同様であり、説明を省略する。
【0025】
本実施の形態による収穫装置では、ポンプ31を別置きとしたことで、レンコン掘り機101の重量が軽くなり、浮体11を小さくすることができるので、より一層コンパクトなレンコン掘り機を実現できる。
【0026】
(第3の実施の形態)
図4は、本発明の第3実施の形態の収穫装置を示す全体図である。本実施の形態による収穫装置では、作業者自身が通水管42を持ってノズル43をハス田の表土に埋没させる。通水管42の一端には略L字状のノズル43が接続され、他端にはホース37が接続されている。
【0027】
用水路などの水源S2からポンプ31によって吸い上げられた水は、ホース36、ポンプ31、ホース37を通って通水管42に導かれる。ノズル43から略水平方向に噴射される噴流により、ハス田の表土を直接に排除、攪拌することができるので、収穫効率が向上する。また、第1および第2の実施の形態のような大掛かりな装置ではないので、大幅なコスト低減を図ることができる。
【0028】
(第4の実施の形態)
図1、3を参照しながら、本発明によるノズルの第4の実施の形態について説明する。ノズル33は、内径を19.5mm、先端部長さを30cmとし、ノズル内管を先すぼまりテーパ形状とする。これは実験結果に基づくものであるが、ハス田の土質およびレンコンの生育している深さ等に応じて、内径を15〜25mm、先端部長さを25〜35cmの範囲で変えることができる。また、ノズル内管は、ストレート、先広がりテーパ形状、先すぼまりテーパ形状としてもよい。
【0029】
ノズル33をハス田の表土の中に埋没させ、流体を噴射させる際に、埋没深さを90mm、水平方向から上方向に5度傾けたものが実験において最も排土効率が高かった。しかし、これは一例であり、ハス田の土質およびレンコンの生育している深さ等に応じて、2〜7度の範囲で変えることができる。
【0030】
これら第1〜第4の実施の形態では、本発明をレンコン掘機に適用した場合について説明したが、しじみ、あさり、ハマグリなどの貝類を収穫する方法、装置にも本発明を適用することができる。すなわち、ノズルを貝類が生育している海砂の上方に埋没させ、ノズルの先端から海水を略水平方向に噴射させ、貝類を覆っている表土(表面の砂)を排除、攪拌する。これにより、貝類を砂の中から露出させることができる。効率良く排土、攪拌できるので、収穫効率が従来の手掘りに比べて向上する。この場合、貝類が海中で飛散しないようネット内でノズルの噴流を噴射させるとよい。海砂から露出した貝類はネットで飛散されることが防止される。
【0031】
図1、2及び5を参照しながら、本発明の変形例として以下のものを示す。
(1)通水管42の少なくとも先端曲げ部42aに蛇腹構造の管を介在させ、その先端にノズル43を設けてもよい。蛇腹を介してノズル43の角度を作業者が容易に調節できる。これにより、レンコンの生育している深さに対応した表土の排除、攪拌を行うことができる。
(2)ノズル43を伸縮可能な構造とし、作業者が長さを調節可能にしてもよい。これにより、土質に対応した表土の排除、攪拌を行うことができる。
【0032】
(3)図5に示すようにノズルを構成してもよい。図5は、本発明のノズルの変形例を示す拡大図である。ノズル60の直管61は、一端が通水管に接続され、他端がエルボ管62に接続される直管構造である。エルボ管62は、ノズル先端部63と接続される。チー64は、エルボ管65に接続され、エルボ管65は、大気開放された直管66に接続される。ノズル63から水を噴射させることにより、直管66から空気を引き込み、直管61内で水に混入させる。空気の泡を混ぜた水を噴出させると、泡が表土中で破裂する際に砂を壊食するので、排土効率、攪拌効率を向上させることができる。
【0033】
(4)第1および第2の実施の形態では、動力を備えた自走式の収穫装置を説明したが、ボート、いかだのような「非自走式」の水上移動体を備えた収穫装置としてもよい。この非自走式の収穫装置に、ポンプ、通水管、ノズルおよび駆動装置を設置して、作業者が移動体を動かしてもよい。また、通水管とノズルの上下の揺動をアクチュエータを用いずに、作業者が操作してもよい。このように、人力を用いれば、装置の軽量化、コスト低減を図ることができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、泥田または海砂中にノズルを埋没させ、ノズルから略水平方向に流体を噴射して泥田または海砂の表面層を排除、攪拌するので、排土効率、攪拌効率が向上する。収穫物上部の表土のみを排除、攪拌するので、収穫物に直接水流が当たることがなく、収穫物を傷つけることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る収穫装置の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るレンコンを収穫する場合のハス田の状態を説明する概念図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る収穫装置の全体構成を示す斜視図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る収穫装置の全体構成を示す斜視図である。
【図5】本発明のノズルの変形例を示す拡大図である。
【符号の説明】
10:走行装置 20:機台
30:噴射装置 31:ポンプ
32、42:通水管 33、43:ノズル
34:駆動装置 37:ホース
50:ハス田 51:軟弱な土壌
51a:表土(表面層の土) 52:水の層
53:レンコン 54:噴流
Claims (9)
- 農産物が生育する泥田中または水産物が生育する海砂中にノズルを埋没させ、前記ノズルから略水平方向に流体を噴射して前記泥田または海砂の表面層を排除、攪拌し、農産物または水産物を収穫することを特徴とする収穫方法。
- 請求項1の収穫方法において、
前記ノズルの先端部を埋没させる深さは、50〜100mm、前記流体を噴射させる角度は、水平方向に対して2〜7度であることを特徴とする収穫方法。 - 泥田中で生育する農産物または海砂中で生育する水産物を収穫する収穫装置において、
前記泥田中または海砂中に埋没させたノズルから略水平方向に流体を噴射する噴射装置と、
この噴射装置を搭載した水上移動体とを有することを特徴とする収穫装置。 - 請求項3の収穫装置において、
前記噴射装置は、前記泥田中または海砂中から水を吸い上げて噴射するポンプを有することを特徴とする収穫装置。 - 請求項3または4の収穫装置において、
前記噴射装置は、前記ポンプの吐き出し口に接続される通水管と、この通水管の先端に着脱自在に設けられる略L字状のノズルとを有することを特徴とする収穫装置。 - 請求項3〜5のいずれかの収穫装置において、
前記ノズルは、前記通水管に接続される接続部と、この接続部に対して略90度の角度で延在する先端部とを有し、前記先端部は、長さが25〜35cm、ノズル内径が15〜25mmであることを特徴とする収穫装置。 - 請求項3〜6のいずれかの収穫装置において、
前記ノズルの埋没深さを調節する調節装置をさらに有することを特徴とする収穫装置。 - 請求項3〜7のいずれかの収穫装置において、
前記水上移動体は、自走式であることを特徴とする収穫装置。 - 農産物が生育する泥田中または水産物が生育する海砂中に埋没され、略水平方向に流体を噴射して前記泥田または海砂の表面層を排除、攪拌するノズルにおいて、
略L字状をなし、長さが25〜35cm、内径が15〜25mmの先端部を有することを特徴とするノズル。
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