JP2004164174A - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】外扉の組立作業を容易にするととともに半製品状態において電気系統の試験を行うこと。
【解決手段】前面が開口した本体キャビネット1と、この本体キャビネット1の前面開口に開閉可能に取付けた外扉2とを備えた自動販売機において、商品選択ボタン77、貨幣投入口72、表示器73、返却レバー74、釣銭返却口78、貨幣処理装置、制御ボックスを一つの枠体71に一体に取付けて独立した接客ユニット7として形成し、一方、外扉2には前記接客ユニット7の外形形状に相当する開口6を設け、この外扉2の開口6に前記接客ユニット7を装着する。また、商品選択ボタン77を接客ユニット7の枠体71に個別に取付け、商品選択ボタン77の配列をディスプレイ室4に左右に並べて展示された商品見本43の配列に一致させる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、本体キャビネットの前面開口に開閉可能に取付けられる外扉を備えた自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に自動販売機は前面が開口された本体キャビネットの庫内に商品を収納し、この本体キャビネットの前面開口を覆う外扉が本体キャビネットに片開き式に取付けられている。前記外扉の上部域には、商品見本を左右に並べて展示するとともに上下方向に複数段設けられたディスプレイ台を有するディスプレイ室、該ディスプレイ室の前面を覆う透明板に取付けられた商品選択ボタンが設けられ、前記外扉の中段域には、硬貨投入口、紙幣投入口、投入金額や販売中および釣銭切れを表示する表示器、返却レバー、釣銭返却口、ロック付きハンドルなどが設けられ、外扉の下部域には商品取出口が設けられている。また、外扉の背面側には投入された硬貨を識別する硬貨処理装置,投入された紙幣を識別する紙幣識別装置,制御ボックスなどが配設されている。制御ボックスは、商品販売価格などの各種データを記憶するメモリやマイクロコンピュータを備え、該マイクロコンピュータにより前記硬貨処理装置や紙幣識別装置からの貨幣信号に基づいて投入金額を演算して該投入金額を表示器に表示し、商品選択ボタンの操作信号に基づいて投入金額と商品販売価格とを比較演算して販売指令を出力し、商品の売切れ信号に基づいて表示器に売切れ表示を行う処理を実行する。
【0003】
前述した一般的な自動販売機の組立において、外扉の上部域におけるディスプレイ室に展示される商品見本は外扉にヒンジ結合されたディスプレイ扉に取付けられたディスプレイ台に固着される。したがって、ディスプレイ室に展示される個々の商品見本はディスプレイ扉に一括して取付けられ、ディスプレイ扉を外扉の裏面側からヒンジ結合させることにより外扉に取付けられる。一方、商品選択ボタン、硬貨投入口、紙幣投入口、表示器、返却レバー、釣銭返却口、商品取出口、ロック付きハンドル、硬貨処理装置、紙幣識別装置、制御ボックスなどは外扉の所定位置にそれぞれ別々に組付けられる。なお、硬貨投入口,紙幣投入口,表示器,返却レバーを操作パネルと称する部材に一括して取付け、この操作パネルを外扉に組付けるものも知られている。
【0004】
また、他の従来装置として、硬貨投入口、紙幣投入口、表示器、返却レバー、釣銭返却口、商品取出口、ロック付きハンドル、硬貨処理装置、紙幣識別装置を薄い箱形の筐体に取付けて金銭処理ユニットとし、この金銭処理ユニットに対応する開口を外扉に形成し、当該開口に金銭処理ユニットを装着するものも知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−184552号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来装置のうち前者においては、商品選択ボタン、硬貨投入口、紙幣投入口、表示器、返却レバー、釣銭返却口、商品取出口、ロック付きハンドル、硬貨処理装置、紙幣識別装置、制御ボックスを外扉の組立ラインにおいてそれぞれ別々に組付けねばならいことから組立ラインが長くなるととともに作業効率が悪いという欠点を有する。
一方、後者の従来装置においては、硬貨投入口、紙幣投入口、表示器、返却レバー、釣銭返却口、商品取出口、ロック付きハンドル、硬貨処理装置、紙幣識別装置を一体化して金銭処理ユニットとして形成されていることから、予め組立てられた金銭処理ユニットを外扉の組立ラインに投入することができるので、前述した前者の従来装置の欠点を除去することが可能である。
【0007】
ところで、自動販売機における外扉の電気系統の試験は外扉に各部品を組付けて完成させた後に実施される。これは、商品選択ボタン、表示器、硬貨処理装置、紙幣識別装置などの信号線を引回して制御ボックスに接続しなければ試験を行うことができないからである。このため、電気系統に不良が発見された場合には完成した外扉を分解して再び組立てねばならないという課題を有する。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、外扉の組立作業を容易にするととともに半製品状態において電気系統の試験を行うことが可能な自動販売機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、前面が開口した本体キャビネットと、この本体キャビネットの前面開口に開閉可能に取付けられるとともに、商品見本を左右に並ベて展示するディスプレイ室、商品選択ボタン、貨幣投入口、投入金額などの表示器、返却レバー、釣銭返却口、商品取出口、ロック付きハンドル、貨幣処理装置、投入金額の演算,投入金額と商品販売価格との比較演算などの演算処理を行う制御ボックスが配設された外扉とを備えた自動販売機において、前記商品選択ボタン、貨幣投入口、表示器、返却レバー、釣銭返却口、貨幣処理装置、制御ボックスを一つの枠体に一体に取付けて独立した接客ユニットとして形成し、一方、外扉には前記接客ユニットの外形形状に相当する開口を設け、この外扉の開口に前記接客ユニットを装着することを特徴とする。
【0009】
上記構成を採用した本発明においては、外扉の組立とは別個に接客ユニットを組立てることができ、接客ユニットには商品選択ボタン、貨幣投入口、表示器、返却レバー、釣銭返却口、貨幣処理装置、制御ボックスが装備されていることによって接客ユニットを外扉に組付ける以前に接客ユニットのみで電気系統の試験を行うことができる。
また、本発明によれば、商品選択ボタンを接客ユニットの枠体に個別に取付け、商品選択ボタンの配列をディスプレイ室に左右に並べて展示された商品見本の配列に一致させる(請求項2)構成を採用したことにより、商品見本と選択ボタンの配列が対応しているので購入者が商品選択ボタンの押し間違えるのを防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係る請求項1に記載した発明は、商品選択ボタン、貨幣投入口、表示器、返却レバー、釣銭返却口、貨幣処理装置、制御ボックスを一つの枠体に取付けて接客ユニットとして外扉とは別個に組立てる。そして、接客ユニットに電源を供給し、接客ユニットに搭載された制御ボックスのメモリに商品販売価格を記憶させ、硬貨投入口または紙幣挿入口から硬貨または紙幣を投入すると制御ボックスにおいて投入金額が演算され、演算結果が表示器に表示される。また、商品選択ボタンを操作することにより制御ボックスにおいて投入金額と商品販売価格が比較演算され、投入金額が商品販売価格を上回るときには販売指令が出力されるとともに釣銭を算出して硬貨処理装置に釣銭の払出し指令が送出される。このようにして予め試験された接客ユニットは外扉の組立ラインに投入されて組付けられる。外扉には接客ユニットの外形形状に相当する開口が予め形成されており、前記接客ユニットはその開口に嵌め込むようにして装着される。
【0011】
以下、本発明における自動販売機の実施の形態を図面を用いて説明する。なお、この実施の形態は発明の一実施例を示すものであり、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(実施例1)
図1は本発明における自動販売機の実施の形態の主要部の分解斜視図、図2は接客ユニットの背面図である。なお、図では缶,ビン,ペットボトルなどの商品を販売する自動販売機を例示している。
図において、1は断熱筐体として形成され、前面開口が断熱性を有する断熱内扉3により閉塞された本体キャビネット、2は本体キャビネット1の前面開口を覆うように断熱内扉3の前面に配置されるとともに本体キャビネット1の前面左端にヒンジ結合されて前記開口を開閉する片開き式の外扉である。前記本体キャビネット1の商品収納庫内には缶,壜,ペットボトルなどの商品を収納した商品ラックや冷却/加熱ユニットが収設され、該商品ラックに収容された商品を冷蔵,温蔵状態に区分して保存しており、商品収納庫の下部には冷却/加熱ユニットの冷却器と冷凍サイクルを構成する圧縮機,蒸発器,ファンなどが収設されている。
【0012】
外扉2は天井枠21,底面枠22,左側面枠23および右側面枠24からなる枠体として形成されている。外扉2の上部域はディスプレイ室4として形成され、このディスプレイ室4には、外扉2の左側面枠23にヒンジ結合されるとともにディスプレイ室4の背面を形成するディスプレイ扉41が設けられ、このディスプレイ扉41に取付けられた上下3段のディスプレイ台42に複数の商品見本43が左右方向に並べて載置されている。ディスプレイ台42の前面には商品見本43と対応する位置に商品見本43の番号を示す算用数字が記入されている。外扉2の下部域には取出口組立体5が固着され、この取出口組立体5は板金をプレス加工して上端側が背面方向に位置するよう折り曲げるとともに中央部分に開口を形成し、該開口を商品取出口51とし、かつ、商品取出口51の前方に前壁52を形成したものである。前壁52の背面側は取出口底板(図では前壁52に隠れて見えない)が形成され、この底板の上にクッションが貼着されている。前記取出口組立体5とディスプレイ室4とに挟まれた外扉2の中央域は開口部6として形成され、この開口部6に本発明に係る接客ユニット7が嵌め込んで装着される。なお、25は外扉2の左側面枠23と右側面枠24との間に架設された横桟である。また、内扉3には商品取出口51と対峙する位置に商品ラックから払い出された商品が通過する商品搬出口およびその商品搬出口を常時閉塞するとともに払い出された商品により押し開かれる開閉式のフラッパが設けられている。
【0013】
前記接客ユニット7は板金を折り曲げて形成した枠体71を有し、この枠体71の前面上部には、左から順に、紙幣挿入口72,表示器73,返却レバー74,硬貨投入口75,ロック付きハンドル76が取付けられ、枠体71の略中央には商品選択ボタン77が取付けられ、枠体71の下部右端側には硬貨返却口78が取付けられている。また、枠体71の背面には、図2に示すように、紙幣識別装置8,硬貨処理装置9,制御ボックス10,電装ボックス11,リモコン12が取付けられている。なお、図2においては、表示器73,商品選択ボタン77,紙幣識別装置8,貨幣処理装置9,リモコン12と制御ボックス10との間の配線は図を分り易くするため省略している。
【0014】
図1に示す紙幣挿入口72は紙幣識別装置8の挿入口に連通しており、硬貨投入口75と硬貨処理装置9の投入口との間は硬貨通路部材91(図2参照)により連通している。この紙幣識別装置8および硬貨処理装置9が貨幣処理装置を形成する。表示器73は投入金額を表示する7セグメント数字表示器と「販売中」の文字を緑色で表示するための発光ダイオードと、「売切れ」の文字を赤色で表示するための発光ダイードを備えている。硬貨処理装置9の操作杆9aには返却レバー74の操作片74aが対峙している。操作杆9aは返却レバー74の回動操作に連動して回動する操作片74aにより押圧操作されることにより硬貨処理装置9の硬貨選別機を開放させて硬貨選別機内に硬貨が詰まっている場合には、当該硬貨を硬貨処理装置9のオーバーフロー通路を介して硬貨返却口78に放出する。また、返却レバー75の回動操作は不図示のスイッチにより検出され、その検知信号が制御ボックス10に返金指令として与えられる。この返金指令が商品選択ボタン77が操作される以前に与えられた場合には、制御ボックス10は紙幣識別装置8および硬貨処理装置9に返却指令を送出する。この返却指令により紙幣識別装置8は紙幣識別装置内に一時保留している紙幣を紙幣挿入口72に返却するととともに硬貨処理装置9は投入硬貨の金額に見合う硬貨を返却通路92(図2参照)を介して硬貨返却口78に払い出す。一方、返金指令が商品選択ボタン77が操作された後に与えられた場合には、制御ボックス10は硬貨処理装置9に釣銭の払い出し指令を送出する。
【0015】
商品選択ボタン77は、図3に示すように、円筒状の胴部771と外周縁が胴部771よりも張り出した頭部772からなる本体枠77aと、この本体枠77aの円筒部に前後方向にスライド可能に嵌め込まれた押しボタン77bからなる。本体枠77aには押しボタン77bの押圧操作により作動するスイッチおよび当該スイッチに電源を供給する電源ラインや信号ラインが接続されたコネクタ(不図示)が設けられており、その信号ラインが制御ボックス10に接続されている。押しボタン77bには後述する販売可能信号を受けて点灯する販売可能ランプ(発光ダイオード)や売切れを表示する記号(例えば、×マーク)を表示するランプ(発光ダイオード)が内蔵されている。この商品選択ボタン77は接客ユニット7の枠体71に穿孔された取付け穴(不図示)に取付けられる。その取付けは、枠体71の取付け穴に商品選択ボタン77の胴部771を枠体71の前方から押し込むと、胴部771に形成された弾性を有するストッパ773が取付け穴の縁に当接して撓む。該ストッパ773が取付け穴を通過するまで商品選択ボタン77を押し込むとストッパ773が元の状態に復帰して枠体71の背面に当接し、頭部772の外周縁とストッパ773により枠体71を挟み付ける。これにより商品選択ボタン77はワンタッチ操作で枠体71に取付けられる。ここで、商品選択ボタン77の配列はディスプレイ室4に展示された商品見本43の配列に対応して配置されている。例えば、図1に示す実施例では上下3段のディスプレイ台42にそれぞれ商品見本43が左右に6個ずつ配置されており、上段のディスプレイ台42に展示された商品見本43の番号を左から1〜6とし、中段のディスプレイ台42に展示された商品見本43の番号を左から7〜12とし、下段のディスプレイ台42に展示された商品見本43の番号を左から13〜18とした場合には、商品選択ボタン77は上下3段で各段に左右方向に6個ずつそれぞれ配置されるとともに各段の商品選択ボタン77に対応する位置に1〜6、7〜12、13〜18の数字が記入されている。このように商品見本43と商品選択ボタン77の配列を一致させることにより所望の商品選択ボタ43ンの判別が容易となる。
【0016】
図1に示すロック付ハンドル76は該ハンドルに形成されたキー溝にキーを差し込んでキーを回転させることにより前方に飛び出す、いわゆるポップアップ式のハンドルである。ハンドル76の回動軸には操作杆761(図2参照)が設けられ、この操作杆761は枠体71と外扉2の右側面枠24に形成された開口(不図示)を介して右側面枠24内に上下方向にスライド可能に配置されたスライダの穴に係合している。スライダは本体キャビネット1の前面に設けられた鉤型のフックに係合・離脱するように構成され、外扉2が閉じられた状態ではスライダがフックに係合してロックしている。前記ハンドル76をポップアップさせて回動操作することにより操作杆761が連動して回動し、これによりスライダが上方にスライドしてフックとの係合が解除されることによって前記ロック状態が解除され、ハンドル76を回動させた状態で手前に引張ることにより外扉2が開放される。
【0017】
前述した接客ユニット7は外扉2の組立ラインに投入され、外扉2の開口部6に前方から嵌め込まれ、枠体71の上下両端を横桟25および取出口組立体5の上部にねじにより固着することにより外扉2に取付けられる。なお、図1において、13A,13Bはそれぞれ電源カプラであり、本体キャビネット1の底部に配置した電源ボックスからの電源カプラ13Bと接客ユニット7の電源カプラ13Aを接続することにより接客ユニット7に電源が供給される。前述したように接客ユニット7には、前面側に紙幣挿入口72,表示器73,返却レバー74,硬貨投入口75,ロック付きハンドル76,商品選択ボタン77,硬貨返却口78が取付けられ、また、背面には、紙幣識別装置8,硬貨処理装置9,制御ボックス10,電装ボックス11,リモコン12が一体的に取付けられているので、この接客ユニット7のみにより電気系統の試験ができる。すなわち、接客ユニット7の電源カプラ13Aに試験用の電源カプラを接続して接客ユニット7に電源を供給することにより接客ユニット7が動作可能状態となる。
【0018】
接客ユニット7の電気系統の試験として、リモコン12による各種データの設定や商品の販売に係わる動作などがあるが、ここでは商品の販売に係わる動作の試験について説明する。なお、制御ユニット10のメモリには電源が印加された後にリモコン12による各種データの設定により商品販売価格データが予め記憶されているものとする。
紙幣挿入口72または硬貨投入口75に紙幣または硬貨を投入すると紙幣識別装置8または硬貨処理装置9から制御ボックス10に貨幣信号が供給され、制御ボックス10で投入金額が演算されるとともに表示器73に投入金額が表示される。また、制御ボックス10では投入金額と商品販売価格データとを比較し、投入金額が商品販売価格データと一致するか上回ると販売可能信号を商品選択ボタン77に送出し、商品選択ボタン77の販売可能ランプを点灯させる。この販売可能ランプの点灯した商品選択ボタン77を操作すると制御ボックス10は操作された商品選択ボタン77に対応する商品販売価格データをメモリから読み出して投入金額と比較し、投入金額が商品販売価格に一致するか上回っている場合、商品搬出指令を出力する(商品搬出指令は庫内に収設された商品ラックの商品搬出装置に与えられるものであり、この試験状態においては商品搬出装置は接続されていないので作動しない)。そして、制御ボックス10は投入金額から商品販売価格データを減算して釣銭額を算出し、該釣銭額を表示器73に表示させるとともに硬貨処理装置9に釣銭払出し指令を出力する。制御ボックス10は硬貨処理装置9から釣銭が払出させる都度、釣銭額から払出された釣銭を減算して表示器73に表示する。制御ボックス10は釣銭額が零になるまで前述した動作を繰り返す。
【0019】
前述したように、商品選択ボタン77,貨幣投入口75,表示器73,返却レバー74,釣銭返却口78,貨幣処理装置(紙幣識別装置8または硬貨処理装置9),制御ボックス10を一つの枠体71に取付けて構成した接客ユニット7は、展示する商品見本43の数の異なる自動販売機に共通部品として使用することができる。例えば、図1では商品見本43の数が18個の自動販売機を示すものであるが、商品見本43が12個(上下3段で各段に4個の商品見本を展示)の自動販売機に接客ユニット7を取付けることもできる。この場合、接客ユニット7の枠体71に穿孔された商品選択ボタン77の取付け穴が3個だけ余るが、この取付け穴には盲板を嵌め込んで余分な取付け穴を塞げばよい。一方、商品見本43が18個よりも多い数の商品見本を展示するものもある。そこで、接客ユニット7における商品選択ボタン77の取付け穴を、最大の商品見本展示数分だけ予め穿孔しておき、不要な取付け穴を盲板により塞ぐようにするよう構成しておけば、接客ユニット7を展示数の異なる自動販売機に共通に使用することができる。
【0020】
なお、前述した実施例では、ディスプレイ室4の前面を覆う透明板を削除するとともに商品取出口51の前面を覆う化粧板を削除(取出口組立体5を剥き出し)した簡易形の自動販売機を示しているが、透明板や化粧板が取付けられた一般的な自動販売機に適用できることはいうまでもない。また、前述した実施例では接客ユニット7にロック付きハンドル76,リモコン12を取付けた例を示しているが、これらは必ずしも接客ユニット7に取付ける必要はないものである。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載した発明によれば、前面が開口した本体キャビネットと、この本体キャビネットの前面開口に開閉可能に取付けられるとともに、商品見本を左右に並ベて展示するディスプレイ室、商品選択ボタン、貨幣投入口、投入金額などの表示器、返却レバー、釣銭返却口、商品取出口、ロック付きハンドル、貨幣処理装置、投入金額の演算,投入金額と商品販売価格との比較演算などの演算処理を行う制御ボックスが配設された外扉とを備えた自動販売機において、前記商品選択ボタン、貨幣投入口、表示器、返却レバー、釣銭返却口、貨幣処理装置、制御ボックスを一つの枠体に一体に取付けて独立した接客ユニットとして形成し、一方、外扉には前記接客ユニットの外形形状に相当する開口を設け、この外扉の開口に前記接客ユニットを装着するよう構成したことにより、外扉の組立とは別個に接客ユニットを組立てることができるとともに接客ユニットを外扉に組付ける以前に接客ユニットのみで電気系統の試験を行うことができるという効果を有する。
【0022】
また、請求項2に記載した発明によれば、商品見本と商品選択ボタンの配列が対応しているので購入者が商品選択ボタンの押し間違えるのを防止できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における自動販売機の実施の形態の主要部の構成を示す分解斜視図
【図2】図1の接客ユニットの背面視図
【図3】図1の商品選択ボタンを示し、(a)は正面図、(b)は側面断面図
【符号の説明】
1 本体キャビネット
2 外扉
3 断熱内扉
4 ディスプレイ室
5 取出口組立体
6 開口部
7 接客ユニット
8 紙幣識別装置
9 硬貨処理装置
10 制御ボックス
41 ディスプレイ扉
42 ディスプレイ台
43 商品見本
71 枠体
72 紙幣挿入口
73 表示器
74 返却レバー
75 硬貨投入口
77 商品選択ボタン
78 硬貨返却口

Claims (2)

  1. 前面が開口した本体キャビネットと、この本体キャビネットの前面開口に開閉可能に取付けられるとともに、商品見本を左右に並ベて展示するディスプレイ室、商品選択ボタン、貨幣投入口、投入金額などの表示器、返却レバー、釣銭返却口、商品取出口、ロック付きハンドル、貨幣処理装置、投入金額の演算,投入金額と商品販売価格との比較演算などの演算処理を行う制御ボックスが配設された外扉とを備えた自動販売機において、
    前記商品選択ボタン、貨幣投入口、表示器、返却レバー、釣銭返却口、商品貨幣処理装置、制御ボックスを一つの枠体に一体に取付けて独立した接客ユニットとして形成し、一方、外扉には前記接客ユニットの外形形状に相当する開口を設け、この外扉の開口に前記接客ユニットを装着することを特徴とする自動販売機。
  2. 請求項1記載の自動販売機において、商品選択ボタンは接客ユニットの枠体に個別に取付けられ、商品選択ボタンの配列をディスプレイ室に左右に並べて展示された商品見本の配列に一致させたことを特徴とする自動販売機。
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