JP2004163876A - 画像読取方法及び画像調整方法並びにdlpプロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】DLPプロジェクタにおける反射型光スイッチパネル及び投影レンズの構成及び動作を利用し、反射型光スイッチパネルにおける光スイッチOFF時の入射光路の中心光軸上に配置した画像読取手段(イメージセンサ)でスクリーン画像を読み取る。また、読み取った画像情報をもとに画像信号処理部で投射の調整処理(投射画像補正処理、設定更新等)を行ったり、モニタ出力やデータ利用を行う。また、投射画像を工夫して(テストパターン等)、画像投射と画像読み取りを同時に処理する等を行う。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、DMD等の反射型光スイッチパネルを用いて構成されるDLPプロジェクタ、並びに、プロジェクタのスクリーン画像についての画像読み取り方法及びプロジェクタの投射画像についての画像調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プロジェクタ(投射型表示装置、投影装置)として、DLPプロジェクタが開発されている。DLPプロジェクタは、DLP(Digital Light Processing:ディジタルライトプロセッシング)方式のプロジェクタであり、DMD(Digital Micro mirror Device:ディジタルマイクロミラーデバイス)等の反射型光スイッチパネルを用いて構成される光反射型のプロジェクタである。
【0003】
まず、DLPプロジェクタについて以下簡単に説明する。DLP(ディジタルライトプロセッシング技術)は、DMD等の反射型光スイッチパネルを用いてディジタルの光変調を行う技術である。DMDは約50万〜130万個の極小サイズの鏡(マイクロミラー)がマトリクス状(アレイ状)に敷き詰められた構造の半導体デバイスである。画像フレームにおける画素と、パネルにおけるマイクロミラーが対応するものであり、パネル面(マイクロミラー)に対し光源ランプ光を照射し、マイクロミラーでの反射光を投影レンズを通してスクリーン(画像投影面)に投影する。DMDチップ(DMDパネル)における各マイクロミラーの傾斜角度が駆動データ(イメージ符号)に応じてON/OFF制御される。小型プロジェクタではこのDMDチップが1個使用され、大型プロジェクタでは3個使用されている。
【0004】
図11は、DLPプロジェクタ(DMD1チップ型の場合)の主要部の構造と投射光路について示す説明図である。DMDにおけるマイクロミラーは、駆動データ(投射画像データ=イメージ符号)に応じて、静電引力により各々が所定角度例えば±10度(ON時に+10度、OFF時に−10度)に傾くようになっている。マイクロミラーはディジタルで制御され、毎秒数千回等のハイスピードで切り替えされる。マイクロミラーにランプ光が当たると、+10度の傾き状態(ON時)のミラーに反射した光は投影レンズを通過してスクリーンに投射され画像を映し出す(出力画素がオン=白くなる)。また、−10度の傾き状態(OFF時)のミラーに反射した光は投影レンズ方向には向かわず例えばアブソーバ(吸収板)に吸収される(出力画素がオフ=黒くなる)。所定周期におけるマイクロミラーON/OFFの回数を調整すること(黒と光(白)の回数比の調整)によって濃度(階調)表現が行われる。図中で単位マイクロミラー拡大部分に示すように、マイクロミラーは、駆動データに応じたON/OFFによりDMDパネル面に対し±10度に傾く動作をする。図中の矢印(黒実線)は、DLPプロジェクタからスクリーンへの画像投射の際の投射光路(以下、単に「投射光路」とする)を示すものであり、マイクロミラーのON/OFFでの光路切り替わりを示している。
【0005】
図12は、従来のDLPプロジェクタのシステム構成を示す図である。DLPプロジェクタは、DVD(Digital Versatile Disk)やディジタルビデオ、BSディジタル放送などから映像源となるビデオ信号を、デコーダ、A/D変換部等を含むビデオフロントエンド部に入力してデコード、アナログからディジタルへA/D変換等を行い、メモリチップ、ビデオプロセッサ、DSP(ディジタルシグナルプロセッサ)等により構成される画像信号処理部(制御部)によりスケーリング、γ補正などの必要な画像処理を施し、処理されたディジタルの出力画像データ(=イメージ符号)をDMDに出力してマイクロミラーを駆動させる。
【0006】
DMDでは、画像信号処理部(フレームメモリ)から供給されるイメージ符号に従って、毎秒数千回の速度でマイクロミラーを±10度にON/OFFさせる動作が行われる。DMD1チップ型のDLPプロジェクタの場合、DMDにおけるマイクロミラーに対し、光源ランプからの出射光を、R(赤)・G(緑)・B(青)のフィルタを有するカラーホイールでの色切り替えを通して照射する。光源部からDMDパネル面に対して当たる光のうち、ON時のマイクロミラー(+10度の傾き状態)部分に反射した光は投影レンズを通じてスクリーンに映し出され、OFF時のマイクロミラー(−10度の傾き状態)部分に反射した光はアブソーバに吸収されるなどして投影レンズ方向には向かわない。マイクロミラーの配置間隔は極めて狭くまた高速で動作するため、非常に滑らかに動く映像として知覚される。
【0007】
図13は、1チップ型(単板式)のDLPプロジェクタの基本構造について示す図である。光源ランプ→カラーホイール→DMDマイクロミラー→投影レンズの順に経由する投射光路を通じて画像がスクリーンに投影される。1チップ型の場合では、DMD1チップでR・G・Bの各信号を切り替えてカラー映像の投影を行う。DMDにおけるマイクロミラーのON/OFFは毎秒数千回等で高速に実行されるので動画も滑らかとなる。
【0008】
図14は、3チップ型(3板式)のDLPプロジェクタの基本構造について示す図である。3チップ型の場合では、R・G・Bの各色の信号用に1つのDMDチップが割り当てられている。各色ごとに独立したDMDが動作することにより、よりパワフルで優れた大画面の映像を実現することができる。色分離合成光学系として所定のダイクロイックプリズムユニット等が使用される(図中おけるカラースプリッティングプリズムによる構成)。
【0009】
次に、図15は、従来における、DLPプロジェクタとそのスクリーンの設置・調整のための測定器の配置の様子について示す。プロジェクタの設置にあたっては、機器設置環境(スクリーン特性、室内照明の影響等)による投射画質の差異を少なくして適切な画像投射を行うために所定の調整作業を行う必要がある。
図中に示すように、従来、プロジェクタを実使用する際に、設置調整の段階で、照度計や色温度計等の専用の測定器及び専門技術を使用してスクリーン画像を測定し、画質の確認や調整作業を行っているが、スクリーン画像の読み取り(検出)に際して外乱の影響を避けるために測定器のセンサ部をスクリーンに近づけることが必要になる(スクリーンから離すとスクリーン画面外の余分な情報を読み取ってしまう)。その結果、スクリーンにおける投射画像範囲のうち一部の領域の画像情報しか検出できない、また、測定器とプロジェクタ本体が離れてしまう等、スクリーン画像の正確な読み取りが難しく、プロジェクタ設置・調整に多大な工数を要している。よって一般ユーザがプロジェクタ機器に関してスクリーン及び室内照明等の違いを調整することは、高価な測定器の入手と専門技術を要することから実際上不可能に近いのが現状である。
【0010】
また、プロジェクタ設置段階での調整作業だけでなく、保守作業として、プロジェクタの経時変化の把握を行って部品交換や位置ズレ調整作業等を行うことが必要あるいは望ましいが、上記と同様にスクリーン画像情報の読み取りが簡単でないことから手間やコストがかかってしまう。
【0011】
従来のDLPプロジェクタにおける、スクリーンの違いや室内照明の影響等のプロジェクタ設置・使用環境による画質の違いの較正、補正等の調整処理に関しては、スクリーンに投影された画像を見ながら輝度、コントラスト、カラーバランス等の画質調整を手動で行うことしかできなかった。
【0012】
従来のDLPプロジェクタは、画像をスクリーンに投射しながら同時にそのスクリーン画像を読み取る機能を持っていない。投射画質(輝度、色むら等)の経時変化を検出することが非常に困難であり、再調整や保守点検等が効率的に行えない。
【0013】
また、プロジェクタから壁面や天井へ画像を直接投射する場合に、スクリーンとなる壁面等の影響により高品位の画像投射ができないという現状もある。壁面等への直接投射を行う際の投射画質を較正、補正するに足るだけのスクリーン画像情報を読み取ることが同様に容易でない。
【0014】
上記のように、DLPプロジェクタにおけるスクリーン画像を正確、高品位に読み取るための手段が不十分であるという現状があるが、プロジェクタ投射画質を適正で高品位なものとするために、プロジェクタ設置環境における実使用状態において簡単かつ高品位に低コストでスクリーン画像情報を読み取る手段の実現が望まれる。
【0015】
一方、DMDを用いて構成されたDLPプロジェクタにおいて、スクリーン画像(スクリーンでの反射光)が投影レンズを介してプロジェクタに入射しDMDパネル面上に結像していることが従来から知られていた。しかしながら、その入射光は投射光路上にあるため投射画像に影響を与えることなくその情報を読み取ることはできないというのが常識であった。そのため、その入射光(スクリーン画像)を読み取って利用するということについて今まで考えられたことがなかった。
【0016】
図16は、DLPプロジェクタの主要部構造及びDLPプロジェクタにおけるスクリーン側からの入射光路について示す図である。図中の矢印(黒実線)は、スクリーン方向からDLPプロジェクタへの入射光(投影レンズを介してDMDパネル面に結像するスクリーン画像)の入射光路(以下、単に「入射光路」とする)を示すものであり、マイクロミラーのON/OFFでの光路切り替わりを示している。図に示すように、入射光路は投射光路と重なっている。入射光であるスクリーン画像は、プロジェクタからの投射画像にスクリーン特性や室内照明の影響等が反映されたものである。
【0017】
なお、マイクロミラーを用いて光変調を行う装置として、特許文献1記載の技術がある。特許文献1記載の技術「マイクロミラー式画像形成装置及びその管理方法」は、マイクロミラーの動作状態を知るために、またマイクロミラーの欠陥を検出するために、マイクロミラーの角度を無効反射状態に設定し、その光軸上にある除去光路にスポット光を測光する受光素子を配置している。この技術では、3色LEDにより構成された光源からの出射光を、マイクロミラーを利用しての画像形成用(有効反射状態)とマイクロミラー検査用(無効反射状態)とに使い分けている。
【0018】
また、特許文献2記載の技術「画像入出力装置」は、単一の装置で被写体の画像入力と撮像信号による画像出力とをマイクロミラーを追加することで実現させている技術であるが、本発明のように、投影レンズと反射型光スイッチをそのまま利用してスクリーン画像情報の読み取りを実現するものではない。また、本発明では、画像出力時に撮像動作を停止する、スクリーン等に投影する時に入出力光路変更ミラーを設ける、カラー画像の入出力を行うために光路上にカラーフィルタを設ける等の必要も無い。
【0019】
上記のような特許文献他に参照されるような従来技術では、課題を解決するために新たにマイクロミラーを設置したり、新たなマイクロミラー角度を設定したり等を行うが、本発明ではそのようなことは必要ない。スクリーン側から投影レンズを介してプロジェクタに入射する光(スクリーン画像)について、反射型光スイッチパネルの光スイッチ(マイクロミラー)OFF時の光路を利用して読み取る技術は従来存在しなかった。
【0020】
【特許文献1】
特開平9−229818号公報
【特許文献2】
特開平11−164183号公報
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来ではDLPプロジェクタにおけるスクリーン画像(投射画質調整のために必要十分なスクリーン画像情報)を簡単かつ高品位に低コストで読み取ることが難しいため、スクリーン特性や室内照明の影響等のプロジェクタ設置・使用環境に応じた出力画像の違いを少なくする調整や、プロジェクタの経時変化等の状況把握が難しいという問題がある。また、壁面や天井をスクリーンとしてプロジェクタから画像を直接投射する場合にも同様にそのスクリーン画像情報を読み取ることが難しいため高品位の画像投射が行えないという問題がある。
【0022】
DLPプロジェクタの設置・調整、保守、及び操作を簡単にする為には、機器の実使用状態において投射画質の較正や補正等の調整処理が簡単かつ確実に実施できることが望ましく、機器の設置現場においてスクリーン画像情報を簡単かつ高品位に読み取ることのできる測定(画像読み取り)手段や、読み取ったスクリーン画像情報をプロジェクタの画像処理回路に反映させて投射画像の調整を行う画像調整手段等の実現が望まれる。
【0023】
本発明は、これらの問題を解決し、DLPプロジェクタに関して、スクリーン画像情報を簡単かつ高品位にまた低コストで読み取ることのできる画像読取方法を提供すること、また、スクリーン画像情報を用いて投射画質の調整を行って適正で高品位な画像投射を行うことのできる画像調整方法を提供すること、及びこれら方法の処理機能を備え利用性を大きく高めたDLPプロジェクタを提供することが目的である。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明では、DLPプロジェクタに関して、スクリーン画像の読み取り方法として、スクリーン方向から投影レンズに入射して反射型光スイッチパネル面に結像するスクリーン画像について、反射型光スイッチパネルの光スイッチOFF時の光路の中心光軸上に配置した画像読取手段(イメージセンサ)により読み取る。また画像調整方法として、上記画像読取手段にて読み取ったスクリーン画像情報を利用して画像調整処理を行う。また、読み取り画像情報をモニタ出力する。
また、光スイッチのフルOFF動作でスクリーン画像の撮像を行い、データとしての利用等を行う。また投射画像としてテストパターン画像を工夫して反射型光スイッチパネルの光スイッチを部分的に画像投射と画像読み取りとに使い分け、画像投射と画像読み取りを同時に処理すること等を行う。
【0025】
本発明は、スクリーン画像情報の読み取りに際して、反射型光スイッチOFF時の入射光路を利用して投射画像に影響を与えることなく入射光(スクリーン画像)を読み取る。本発明の構成では、反射型光スイッチパネルと投影レンズによる画像投射の機構に対応した画像読取手段により、丁度、スクリーンにおける画像投射範囲(投射サイズ)分の画像情報を読み取る。
【0026】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、反射型光スイッチがマトリクス状に配置された反射型光スイッチパネルと投影レンズとを備えるDLPプロジェクタにおけるスクリーン画像について読み取る画像読取方法であって、投影レンズを介してスクリーン方向から入射し反射型光スイッチパネル面に結像するスクリーン画像について、反射型光スイッチパネルにおける光スイッチOFF時の入射光路を利用して画像読取手段にて読み取ることにより、スクリーン面におけるDLPプロジェクタの画像投射サイズでスクリーン画像情報を読み取ることを特徴としている。
【0027】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、投影レンズと反射型光スイッチパネルの光スイッチOFF時の入射光路の中心光軸上に画像読取手段として配置されたイメージセンサによりスクリーン画像を読み取ることを特徴としている。
【0028】
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、画像フレーム内で反射型光スイッチパネルにおける複数の光スイッチをON/OFFで画像投射用と画像読取用とに使い分けるテストパターン画像をスクリーンに投射することにより、画像投射と投射画像を含んだスクリーン画像情報の読み取りとを同時に処理することを特徴としている。
【0029】
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、RGBカラーフィルタ回路を備え色切り替え制御を行う1チップ型のDLPプロジェクタにおける画像読取方法であって、画像読取手段によるスクリーン画像の読み取り動作タイミングをカラーフィルタ回路の色切り替え動作と同期させることを特徴としている。
【0030】
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、画像投射と画像読取の同時実行時に、投影レンズの焦点をスクリーン面の前後に少し外す焦点調整制御を行って光スイッチON部分に対応する画像を拡大あるいは位置調整し、光スイッチOFF部分で光スイッチON部分の画像情報を読み取ることを特徴としている。
【0031】
請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の発明において、反射型光スイッチパネルの光スイッチをフルOFFにして画像読取手段にてスクリーン画像情報を撮像し、その画像データを出力することを特徴としている。
【0032】
請求項7記載の発明は、反射型光スイッチがマトリクス状に配置された反射型光スイッチパネルと投影レンズとを備えるDLPプロジェクタの投射画像の調整を行う画像調整方法であって、投影レンズを介してスクリーン方向から入射し反射型光スイッチパネル面に結像するスクリーン画像について、反射型光スイッチパネルにおける光スイッチOFF時の入射光路を利用して画像読取手段にて読み取り、読み取ったスクリーン画像情報をもとに画像信号処理部にて投射画像の調整処理を行うことを特徴としている。
【0033】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明において、画像読取手段にて読み取ったスクリーン画像情報をもとに、投射画質、スクリーン特性、室内照明の影響、プロジェクタ構成部品状態、及びそれらの経時変化や調整ズレを検出し、これをもとに画像信号処理部にて投射画像データの較正、補正、キャリブレーション等の調整処理あるいは投射設定変更処理を行うことを特徴としている。
【0034】
請求項9記載の発明は、ランプ等から成る光源部と、光源部からの出射光を反射する光スイッチがマトリクス状に配置された構造の反射型光スイッチパネルと、入力ビデオ信号に基づき、光スイッチの反射状態をON/OFF制御するイメージ符号データを生成、出力する画像信号処理部と、光スイッチがON時に反射した光をスクリーン面に投影する投影レンズと、光スイッチがOFF時に投影レンズを介してスクリーン方向から入射するスクリーン画像の光路を利用してそのスクリーン画像を読み取る画像読取手段と、を有し、これによりスクリーン面における当該DLPプロジェクタの画像投射サイズでスクリーン画像情報を読み取ることを特徴としている。
【0035】
請求項10記載の発明は、請求項9記載の発明において、投影レンズと反射型光スイッチパネルの光スイッチOFF時の入射光路の中心光軸上に画像読取手段としてイメージセンサが配置され、イメージセンサによりスクリーン画像情報の読み取りを行うことを特徴としている。
【0036】
請求項11記載の発明は、請求項9または10に記載の発明において、画像フレームにおける光スイッチON/OFFの使い分けのパターンを有するテストパターン画像の投射を行う手段を有し、テストパターン画像の投射時に画像読取手段によりスクリーン画像情報として光スイッチON部分の画像情報を光スイッチOFF部分で読み取ることを特徴としている。
【0037】
請求項12記載の発明は、請求項9から11のいずれか1項に記載の発明において、RGBカラーフィルタ回路を備え色切り替え制御を行う1チップ型のDLPプロジェクタであって、画像読取手段によるスクリーン画像の読み取り動作タイミングをカラーフィルタ回路の色切り替え動作と同期させることを特徴としている。
【0038】
請求項13記載の発明は、請求項9から12のいずれか1項に記載の発明において、画像投射と画像読取の同時実行時に、投影レンズの焦点をスクリーン面の前後に少し外す焦点調整制御を行って光スイッチON部分に対応する画像を拡大あるいは位置調整する手段を有し、光スイッチOFF部分で光スイッチON部分の画像情報を読み取ることを特徴としている。
【0039】
請求項14記載の発明は、請求項9から13のいずれか1項に記載の発明において、反射型光スイッチパネルの光スイッチをフルOFFにして画像読取手段にてスクリーン画像情報を撮像し、その画像データを出力する手段を有することを特徴としている。
【0040】
請求項15記載の発明は、請求項9から14のいずれか1項に記載の発明において、画像読取手段にて読み取ったスクリーン画像情報をもとに画像信号処理部内で投射画像の調整処理を行う調整部を有することを特徴としている。
【0041】
請求項16記載の発明は、請求項15記載の発明において、画像読取手段にて読み取ったスクリーン画像情報をもとに、投射画質、スクリーン特性、室内照明の影響、プロジェクタ構成部品状態、及びそれらの経時変化や調整ズレを検出し、これら情報をもとに画像信号処理部にて投射画像データの較正、補正、キャリブレーション等の調整処理あるいは投射設定変更処理を行うことを特徴としている。
【0042】
請求項17記載の発明は、請求項1、2、3、4、6のいずれか1項に記載の発明において、前記投影レンズの直前に測定用スクリーンを設置して前記光スイッチON部分により前記測定用スクリーンに投射した画像を前記光スイッチOFF部分で読み取ることを特徴としている。
【0043】
請求項18記載の発明は、請求項17に記載の発明において、前記測定用スクリーンとして前記投影レンズ用レンズキャップを使用することを特徴としている。
【0044】
請求項19記載の発明は、請求項9、10、11、12、14のいずれか1項に記載の発明において、前記投影レンズの直前に設置される測定用スクリーンを備えることを特徴としている。
【0045】
請求項20記載の発明は、請求項19に記載の発明において、前記測定用スクリーンとしての前記投影レンズ用レンズキャップを備えることを特徴としている。
【0046】
請求項21記載の発明は、請求項20に記載の発明において、前記投影レンズ用レンズキャップは、内側に設置されたスクリーン体を備えることを特徴としている。
【0047】
請求項22記載の発明は、光源部と、反射型光スイッチがマトリクス状に配置された反射型光スイッチパネルと、投影レンズと、画像読取手段と、を備え、前記光スイッチON部分により前記光源部の光を反射して前記投影レンズから投射し、前記光スイッチOFF部分により前記投影レンズに入射する光を反射して前記画像読取手段に入力することを特徴としている。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。構成要素には記号を付与して区別する。図1は、本発明の実施の形態における画像読取方法及び画像調整方法での処理機能を備えた本発明の実施の形態におけるDLPプロジェクタのシステム構成を示す図である。
【0049】
図1において、本実施形態のDLPプロジェクタは、光源部(照明系)1、反射型光スイッチパネル2、投影レンズ3、イメージセンサ(撮像素子)4、アブソーバ(吸収板)5、ビデオフロントエンド部6、画像信号処理部7、及び調整部8(画像信号処理部7に含まれる)等を有して構成される。本DLPプロジェクタは特にスクリーン画像情報の読み取り手段としてイメージセンサ4を設け、また、画像調整処理(投射調整処理)を行う手段として調整部8を設けている。
DLPプロジェクタからの投射画像は、所定のスクリーン9に投影される。
【0050】
本実施形態では、光スイッチ(マイクロミラー)の傾斜角度として±10度で切り替わるDMDチップを使った1チップ型のDLPプロジェクタを例に採り説明するが、本発明は、異なる切り替え角度を有する反射型光スイッチパネルでも、また3チップ型、2チップ型のプロジェクタにおいても同様に適用可能である。DMD1チップ型、DMD3チップ型のそれぞれの場合の基本構成は図13、図14に示している。
【0051】
本発明の画像読取方法は、DMD等の反射型光スイッチパネルを用いて構成されるDLPプロジェクタにおいて、光スイッチ(=マイクロミラー)のOFF時には投射光とスクリーンからの入射光との光路が重ならない(別になる)ことに着目し、その性質を利用して、またプロジェクタの備える投影レンズと反射型光スイッチパネルの機構をそのまま共用(画像投射の機能と共用)して、光スイッチOFF時の入射光路の中心光軸上に配設したスクリーン画像情報読み取り手段としてのイメージセンサ(4)によってスクリーン画像情報の読み取り(検出、測定)を行うものである。
【0052】
また、本発明の画像調整方法は、上記スクリーン画像情報読取手段(イメージセンサ等)にて読み取ったスクリーン画像情報を用いて画像信号処理部7(調整部8)で投射画像の調整処理(較正、補正等)を行うものである。本発明のDLPプロジェクタは、これら方法の処理を実行する機能及び対応する構成部品を内蔵したプロジェクタである。
【0053】
図2は、本実施形態のDLPプロジェクタにおける画像読取手段たるイメージセンサ4の配置位置を示す図である。図16に示したように、スクリーン方向から投影レンズ3に入射してくるスクリーン画像(反射光)の光路はマイクロミラーのON/OFFで切り替わる。本実施形態では、投影レンズ3と反射型光スイッチ2の光スイッチOFF時に形成される入射光路の中心光軸上にイメージセンサ(撮像素子)4を設置しており、これにより、投射画像に全く影響を与えることなく反射型光スイッチパネル2(DMD)上に結像しているスクリーン画像を読み取る(=撮像する)ことができる。画像フレームにおける光スイッチOFF相当部分でスクリーン画像を読み取ることになる。
【0054】
図3は、本DLPプロジェクタにおける反射型光スイッチパネル(DMD)2での光スイッチ(マイクロミラー)ON/OFFに応じた光路(投射光路/入射光路)の切り替わりについて示す図であり、特に光スイッチOFF時の投射光路(実線矢印)と入射光路(点線矢印)について示している。図中に示すように、光スイッチOFF時の投射光路と入射光路とは別の光路となっており、これを利用して入射光(スクリーン画像)をイメージセンサ4にて読み取る。反射型光スイッチパネル2における光スイッチのON/OFFに応じた投射光路の切り替わり及び入射光路の切り替わりについては、図11、図16に示したのと同様である。
【0055】
図3に示すように、本DLPプロジェクタでは、投影レンズ3を介して反射型光スイッチパネル2上に結像したスクリーン画像を、OFF時の光スイッチでの反射を通じてイメージセンサ4で読み取る。そして、図1に示すように、イメージセンサ4にて読み取ったスクリーン画像情報を画像信号処理部7及び調整部8にフィードフォワードして投射画像の調整処理を行ったりあるいはモニタ出力したり等を行う。
【0056】
以下、本DLPプロジェクタの各部の機能について説明する。光源部(照明系)1は、ランプ11、カラーホイール12、インテグレータロッド13等から構成され、反射型光スイッチパネル2の光スイッチ(マイクロミラー)に対して光を照射する。DMD1チップ型の構成の場合、色切り替えされるカラーホイール(R・G・Bのカラーフィルタを有した回転盤)12を通過させてR・G・Bの各色を形成する。
【0057】
反射型光スイッチパネル2は、DMD等のデバイスであり、極小サイズの光スイッチがマトリクス状(アレイ状)に配置されたパネルである。特にDMDは、極小サイズのマイクロミラーが配置されたパネルであり、各マイクロミラーの傾斜が駆動データ(投射画像データ=イメージ符号)に応じてON/OFF制御されることにより、所定の傾斜角度におけるマイクロミラーでの反射光が投影レンズ3を介してスクリーン9に投影されることにより映像を形成する。各マイクロミラーが画像フレームにおける画素に対応する。マイクロミラーON/OFFの回数の調整により濃度表現が行われる。図面では反射型光スイッチパネル2及び光スイッチとしてDMD及びマイクロミラーの場合について示す。
【0058】
投影レンズ3は、反射型光スイッチパネル2における光スイッチ(マイクロミラー)ON時の反射光をスクリーン9に対して投影するレンズである。また同時に、投影レンズ3は、スクリーン9方向からの光(スクリーン画像)を入射している。入射光は光スイッチ(マイクロミラー)OFF時の反射を通じて後述のイメージセンサ4に対して入力される。
【0059】
イメージセンサ4は、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子であり、本発明に特徴的な画像読取手段の主要部を構成する。イメージセンサ4は、反射型光スイッチパネル2の光スイッチOFF時の入射光路の中心光軸上に配設されている。イメージセンサ4は、投影レンズ3を介して反射型光スイッチパネル2面に結像するスクリーン画像について、OFF時の光スイッチでの反射光を受光することにより読み取る(=撮像する)。イメージセンサ4にて読み取ったスクリーン画像データは、ディジタル形式の情報としてメモリに一旦格納される。読み取ったスクリーン画像情報は画像信号処理部7(の調整部8)に入力されて画像調整処理等に使用される。イメージセンサ4の解像度は、画像調整処理等に必要なだけの解像度に構成・設定すれば良いが、プロジェクタの解像度と同等の解像度のイメージセンサであれば十分大きな効果を実現することができる。
【0060】
アブソーバ(吸収板)5は、光源部1からの出射光で反射型光スイッチパネル2の光スイッチ(マイクロミラー)がOFF時に反射される光(画素オフ=黒くなる)について吸収する役割を持つ。なお、プロジェクタとしてはアブソーバを設けないタイプもある。アブソーバ5を設けることにより、光スイッチOFF時の反射光を吸収し、プロジェクタ装置内で光スイッチOFF時の反射光が乱反射して投影映像に影響するのを防ぎ、映像の品質を高める効果がある。
【0061】
ビデオフロントエンド部6は、投影対象の映像情報であるビデオ信号等の入出力を処理するインタフェース部分であり、デコーダ、A/D変換部等から構成される。ビデオ信号は、垂直/水平方向の同期信号(V/Hsync)と共にビデオフロントエンド部6に入力され、A/D変換、デコード等され、ディジタル化された映像信号(画像信号)が画像信号処理部7に入力される。
【0062】
画像信号処理部7は、メモリチップ、ビデオプロセッサ、DSP等で構成されるプロジェクタ主制御部であり、ビデオフロントエンド部6からディジタルの画像信号を入力して、スケーリング、γ補正等の投影のために必要な各種画像処理を施し、処理された画像データ(投射画像データ=イメージ符号)をフレームメモリに蓄積する。イメージ符号は、画像信号処理部7におけるフレームメモリから反射型光スイッチパネル2に対し出力され、このイメージ符号に基づき反射型光スイッチパネル2における各マイクロミラーのON/OFFが制御される。また、画像信号処理部7は、本発明に特徴的な処理を行う調整部(画像調整機能)8を含む。
【0063】
調整部8は、イメージセンサ4で読み取られたスクリーン画像情報をもとに画像調整処理(キャリブレーション処理(出力特性を考慮してシステム全体として正しい画像を出力表示できるように調整する)、オリジナル画像に正す較正処理、経時変化の補正等の各種補正処理等)を行う。これによりスクリーン画像(ユーザが見る映像)を適正、高品位なものに調整する。調整処理として特に、投射画像データに対し画質調整のための画像処理を施したり、投射処理に関わる設定値変更・更新等を実行する。イメージセンサ4にて読み取ったスクリーン画像情報から画質とともに環境特性・状態を認識できるから、これをもとに、画像信号処理部7での制御量を目標値に一致するように調整する等の制御を行う。また、このようなスクリーン画像情報の取得に基づく調整処理を、操作命令入力に基づく任意タイミングで実行する、あるいは設定に応じて所定タイミングで自動的に実行する(例えばプロジェクタ起動時ごとに自動実行など)。
【0064】
図4は、特に、イメージセンサ4にて読み取ったスクリーン画像情報をもとに画像信号処理部7及び調整部8により投射の調整処理を行う場合のシステム構成を示す。イメージセンサ4にて読み取られメモリに一旦格納されたスクリーン画像情報を画像信号処理部7及び調整部8にフィードフォワードして投射画像の較正、補正等の調整処理を行う。この投射調整処理により投射画像を高品位にすることができる。投射調整処理を所定タイミングで自動で実行するように設定・制御することができる。
【0065】
調整部8による画像調整処理の具体例としては例えば、イメージセンサ4にて読み取ったスクリーン画像情報をもとに画像フレームにおける色ムラを検出した場合に、投射画像データの該当領域に対して色ムラ部分とは逆特性となるように補正を加えてやれば、投射されたスクリーン画像において色ムラを消去することができる。
【0066】
図3他に示すように、本DLPプロジェクタでは、反射型光スイッチパネル2における光スイッチON部分で画像を投射し、同時に、光スイッチOFF部分でスクリーン画像を読み取るように機能的に使い分けており、これにより、プロジェクタからの投射画像をモニタできる。また、特に反射型光スイッチパネル2の全ての光スイッチをOFF(フルOFF)にすれば、画像フレームにおける画素が全て画像読み取りの機能状態となるので、他の光源(室内照明等)の反射光によるスクリーン画像を読み取ることができる。
【0067】
本構成では、画像投射の機構と画像読み取りの機構とで構成部(投影レンズ3及び反射型光スイッチパネル2)を共用して機能的に使い分け、あるいは連動させ、プロジェクタ自体によるスクリーン画像読み取りを行っている。このため、スクリーン画像情報として、丁度、スクリーン9への投射画像範囲(投射サイズ)分の画像情報をイメージセンサ4にて読み取ることになり、これが本発明の大きな特徴となっている。従来、スクリーン画像について一部しか読み取れなかったりあるいは余分な外部情報を読み取ったりしていたのとは大きく異なり、画像調整等に必要なスクリーン画像情報を効果的に読み取ることができる。また投射画像サイズでのスクリーン画像読み取りを実現していることから、後述するようにスクリーンにおける画像情報をこのサイズで読み取ってデータ利用すること(高精度なディジタルカメラとしての利用)が可能である。
【0068】
上記のように、イメージセンサ4により、投影レンズ3を介して反射型光スイッチパネル2面上に結像したスクリーン画像情報を受光して読み取るが、ここで、読み取られるスクリーン画像は、プロジェクタからの画像投射が無い場合は室内照明等の他の光源によるスクリーン反射光となり、プロジェクタからの画像投射が有る場合はその投射画像にスクリーン特性や室内照明の影響等が反映された画像である。
【0069】
図10は、本実施形態のDLPプロジェクタでの、光スイッチ(マイクロミラー)OFF時における各コンポーネントの配置の相対角度について示す図である。DMDにおけるマイクロミラーの傾き角度の設定は、±10°である。マイクロミラーOFF時の面に垂直なライン(図中の1点鎖線)を中心に考えて、その左右に10°で投影レンズ3とイメージセンサ4の中心光軸が位置する。また左右に30°で光源部1とアブソーバ5の中心光軸が位置する。マイクロミラーの傾き角度の設定が違えば各コンポーネント間の配置角度も変化することとなるが同様である。
【0070】
次に、本発明の第2の実施形態の画像読取方法及び画像調整方法及びDLPプロジェクタでは、上記のように反射型光スイッチパネル2における光スイッチON部分で画像投射、OFF部分でスクリーン画像読み取り、と機能的に使い分けると共に、投射画像を工夫することでプロジェクタからの画像投射とスクリーン画像読み取りとを同時に行って投射画質等の把握を行う。画像投射と画像読取の同時処理を行う際の投射画像として図5に示すような各種のテストパターン画像を設ける。第2の実施形態のDLPプロジェクタは、これらテストパターン画像の投射機能を備える。図中で、画像フレームにおいて、白は画素オン(=光スイッチON)、黒は画素オフ(=光スイッチOFF)を示す。所定のテストパターン画像をスクリーン9に投射してイメージセンサ4にて画像読み取りを行うことにより、所定の映像特性(輝度、コントラスト、カラーバランス等)あるいは環境特性等を測定することができる。図示したのはテストパターン画像の一例である。
【0071】
本DLPプロジェクタでは、所定タイミングでこのようなテストパターン画像を投射し、テストパターン画像の投射時にイメージセンサ4にてスクリーン画像情報を読み取って、調整部8で画質及びスクリーン条件、室内照明の影響等を検出、算出でき、これをもとに投射調整処理を行う。映像特性の検出として、例えば画像フレームにおける色ムラを検出することもできる。またスクリーンの傾きを検出することもできる。また、繰り返しスクリーン画像読み取り処理を行うことで経時変化も検出できる。例えば、光源ランプの照度の経時変化等を検出することもできる。
【0072】
図5に示したようなテストパターン画像として、特に左上の格子のパターン(画素において白黒(ON/OFF)交互配置したパターン)では、光スイッチON部分とOFF部分が交互に配置され、OFF部分を通じた画像読み取りによりON部分による画像投射成分を読み取ることができ、画像投射と画像読み取りの同時処理を効率良く行える画像パターンとなっている。
【0073】
図6は、画像投射と画像読み取りを同時実行する場合の説明図である。下(b)は、テストパターン画像として上記の白黒(ON/OFF)交互配置した格子縞パターンについて示す。上(a)は、そのパターンの投射の際の反射型光スイッチパネル(DMD)2におけるマイクロミラーの状態について示す。画像フレームの隣接画素において、OFF部分でその周辺のON部分による画像情報を読み取ることができる。
【0074】
さらに、本発明の他の実施形態として、上述の画像読取手段(イメージセンサ4等)によるスクリーン画像情報の読み取りの精度を高めるための構成を示す。
図7は、本発明の第3の実施形態の画像読取方法及びこの方法での処理機能を備えるDLPプロジェクタの構成を示す図である。前述のイメージセンサ4によるスクリーン画像読み取りの解像度を上げるために、1チップ型DLPプロジェクタの場合において、イメージセンサ4の画像読み取り動作タイミングをカラーフィルタ同期信号(Vsync)に同期させつまり投射における色切り替えのタイミングに同期させて、R・G・Bの各色画像を読み取る構成である。
【0075】
1チップ型のDLPプロジェクタの場合に、色切り替えのためにカラーホイール12に対してカラーフィルタ同期信号(Vsyncに基づく)が供給されており、これをイメージセンサ4に対しても供給して同期させる。イメージセンサ4では、R・G・Bの色切り替えと同時タイミングでスクリーン画像情報を各色画像として読み取る。これにより、3チップ型の場合と同等の読み取り解像度を得ることができる。
【0076】
また、スクリーン画像情報の読み取り精度を高めるための他の実施形態として、本発明の第4の実施形態では、スクリーン9への画像投射とスクリーン画像読み取りとの同時処理時に、投影レンズ3の焦点の調整を行って、光スイッチON部分による画像を光スイッチOFF部分で効率的に読み取るようにする。図8は、第4の実施形態の画像読取方法及びDLPプロジェクタにおける画像読み取りについての説明図である。この画像読取方法では、スクリーン9上の画像(光スイッチON部を通じた投射画像)を光スイッチOFF部を通じてイメージセンサ4で読み取るために、投影レンズ3による投影の焦点をスクリーン面から前後に少し外す(ずらす)フォーカス調整を行って画像投射を行う。また逆に焦点をスクリーン面に合わせるフォーカス調整の時には、イメージセンサ4での読み取り信号出力が最小になるようにすればよい。
【0077】
図8において、左(a)は、通常時における、投影レンズ3の焦点がスクリーン9面に合致している場合を示す。例として、上述の画像フレームにおいて光スイッチ(マイクロミラー)ON/OFFを交互に配置するテストパターン画像の場合について示している(ON部分を実線、OFF部分を点線)。光スイッチON部に対応する画素がスクリーン9面で白くなる(図中における白線部)。中央(b)、右(c)は、投影レンズ3の焦点調整を行って焦点をスクリーン9面から手前にずらした様子を示している。中央(b)は、単一のマイクロミラーON部についての焦点の移動を示す。この焦点の移動により、光スイッチON部分の表示画素の大きさあるいは表示位置をOFF部分相当表示位置(図中における黒線部)に重なるように変換する。この実施形態では、元の画素(マイクロミラー)に比して1±0.5程度となるように変換した場合を示しており、これにより、隣接のOFF部分画素の位置に画像が重なるため、右(c)に示すように、OFF部分においてその周辺のON部分の画像情報が重なり、イメージセンサ4にて効率良く光スイッチON部分による投射画像情報を読み取ることができ、モニタや投射調整処理等を行うことができる。
【0078】
また、図1に示したように、本DLPプロジェクタでは、イメージセンサ4から得られるスクリーン画像情報をモニタ出力することができる。このモニタ出力を参照することでスクリーン画像あるいはそれをもとにして算出された投射画質情報やスクリーン特性、室内照明の影響等の情報を確認することができる。また、このモニタ出力機能を備えるDLPプロジェクタをネットワークに接続し、遠隔地からプロジェクタにアクセスすれば、遠隔地からモニタ出力を参照することができる。これによりスクリーン画像情報やプロジェクタ状態等を把握できるので、保守作業等に有効である。
【0079】
また、特に前述のフルOFFの場合(=投射画像フレームにおいて全画素オフ=反射型光スイッチパネル2において全ての光スイッチがOFF)、スクリーン9における投射画像範囲そのままのサイズでスクリーン画像(投射画像は無し)を読み取ることができるから、これを利用して、スクリーン9面における投射画像以外の情報をディジタルカメラ機能のように撮像することができる。
【0080】
図9は、本発明の第5の実施形態のDLPプロジェクタ及びこれを含んだシステムとして、スクリーン画像撮像と撮像したスクリーン画像のデータ利用を行う場合のシステム構成を示す。例えば、スクリーン9としてホワイトボードを用いて電子黒板システムとして使用することができる。スクリーン9としてのホワイトボード面にプロジェクタからの画像投射を行えると同時に、ボード上に描かれた手書きの情報や貼り付けられた資料等を、反射型光スイッチパネル2の光スイッチフルOFF時のイメージセンサ4での画像読み取りにより撮像し、撮像した画像データをメモリに格納する。撮像のサイズは、スクリーンへの画像投射サイズである。撮像したスクリーン画像データを、カードI/F及びPCMCIAカード等の情報記憶媒体14などのI/Fを介してパソコン等のコンピュータ15に転送する。パソコン15では、プロジェクタでの画像投射対象のプレゼンテーションデータ(ビデオ信号)をビデオフロントエンド部6に入力している。パソコン15において、元のプレゼンテーションデータに対し、撮像したスクリーン画像データ(手書き情報、資料等)を添付あるいは貼り付ける等のデータ加工を施すことができる。このような電子黒板システムとしての利用に限らず、スクリーン面における画像を画像投射サイズで撮像できデータ利用できる。
【0081】
なお、従来では、反射型光スイッチパネルたるDMDに関し、マイクロミラーの傾き角度についてON時の角度(例えば、+10度)については投射画質保証の為に品質が厳密に管理されているものであったが、マイクロミラーOFF時の傾き角度については、さほど厳密な管理を求められることがなくあるいは事実上厳密に管理されているものではなかった。一方、本発明のスクリーン画像読み取り/調整機構内蔵のDLPプロジェクタは、光スイッチOFF時の傾き角度の品質についても厳密に管理されたDMDチップを使用してマイクロミラーOFF時の光路を積極的に利用することが有効となる。それによりスクリーン画像の読み取り・映像調整をより高品位に行えるようになる。
【0082】
以上、本実施形態では、光スイッチが傾斜角度±10度で切り換わるタイプのDMDチップを使用した1チップ型のDLPプロジェクタを例に説明したが、異なる切り換え角度を持つ反射型光スイッチパネルでも同様に適用可能であり、また、3チップ型、2チップ型のDLPプロジェクタにおいても、同様の概念で反射型光スイッチOFF時の入射光路の中心光軸上に画像読取手段(イメージセンサ他)を配置すれば、反射型光スイッチパネル面上に結像したスクリーン画像が読み取れることは同様である。
【0083】
次に本発明の第6の実施の形態のDLPプロジェクタの構成について図17を参照して説明する。図17は、本発明の第6の実施の形態のDLPプロジェクタの構成図である。図17に示す本発明の第6の実施の形態のDLPプロジェクタの構成と図1に示す構成との相違部分は、投影レンズ3からスクリーン9に対し画像を投射するのではなく、投影レンズ3から投影レンズ3の直前に位置して設置された測定用スクリーン19を備えるように変更した部分のみであって、他の構成部分は同一であるため、図17に示す構成と図1に示す構成との同一構成部分には同一符号を付してその詳細説明を省略する。
【0084】
本実施の形態は、測定用スクリーン19にテストパターンを投射して、その投射画像を読み取ることにより、測定用スクリーン19に対する投射の照度特性を測定するための構成である。
【0085】
図17に示すように、本発明の第6の実施の形態のDLPプロジェクタは、ランプ11、カラーホイール12、インテグレータロッド13等から構成された光源部(照明系)1、反射型光スイッチパネル2、投影レンズ3、イメージセンサ(撮像素子)4、アブソーバ(吸収板)5、ビデオフロントエンド部6、画像信号処理部7及び調整部8(画像信号処理部7に含まれる)等を備え、さらに、投影レンズ3からの投射画像が投影される小型の測定用スクリーン19を備えている。
【0086】
また、図18に示すように、測定用スクリーン19は、プロジェクタ本体18が有する投影レンズ3の直前に位置して中心光軸に対し垂直に設置される。また、測定用スクリーン19は、投影レンズ3を挟んで反射型光スイッチパネル2とは反対側に設置され、投影レンズ3と測定用スクリーン19との間隔は所定の値である。測定用スクリーン19は、プロジェクタ本体18とは分離されたものであってもよく、プロジェクタ本体18に接続部材を用いて連結された構造を有していてもよい。測定用スクリーン19を蝶番を介してプロジェクタ本体18に設置すれば、通常使用時には測定用スクリーン19を投影レンズ3から回動させて離し、照度測定時には測定用スクリーン19を投影レンズ3の前部に回動させることができ、通常使用と照度測定との切替を短時間で行うことができる。
【0087】
また、図19(a)に示すように、測定用スクリーン19として、投影レンズ3及び内部の光学系を保護するためのレンズキャップ20を使用することができる。従来のレンズキャップは、遮光性の材質で形成され或いは塗装が施されているため、レンズキャップ20の投影レンズ3側の表面は、スクリーン面として機能するように投射光を反射するように、たとえば白色となっているが、図19(b)に示すように、レンズキャップ20の投影レンズ3側の表面に個別のスクリーン体21を接着などにより固着する構造にすることもできる。
【0088】
次に照度測定の方法を説明する。測定用スクリーン19の照度測定は、図20に示すように、測定用スクリーン19の9分割測定ポイントの各照度を測定する。また、照度を測定することにより、光束、周辺照度比、コントラストなどを求めることができる。
【0089】
光束は、本実施の形態のDLPプロジェクタに白100%(R:255、G:255、B:255、8ビット映像信号の場合)の信号を入力して9ポイントの照度を測定し、光束(ANSIルーメン)=9ポイントの平均照度(ルクス)×測定用スクリーン19の面積(平方メートル)として求められる。周辺照度比は、9ポイントのうちの4隅のポイントの各照度を平均して中央の照度で除算して求められる。コントラストは、本実施の形態のDLPプロジェクタに黒100%(R:0、G:0、B:0)の信号を入力して9ポイントの照度を測定し、コントラスト=白の9ポイントの平均照度(ルクス)÷黒の9ポイントの平均照度(ルクス)として求められる。
【0090】
次に動作について説明する。光源部1からの光は、反射型光スイッチパネル2における光スイッチON部分で反射され、投影レンズ3を介して測定用スクリーン19にテストパターン画像が投射され、同時に、測定用スクリーン19における投射画像が投影レンズ3を介して反射型光スイッチパネル2に入射して、反射型光スイッチパネル2における光スイッチOFF部分で反射され、イメージセンサ4に入力されて読み取られる。
【0091】
画像投射と画像読取の同時処理を行うための投射画像としては、図21(a)に示すような白黒の市松模様状に配列したテストパターンが適用できる。図中、白は画素オン(=光スイッチON)、黒は画素オフ(=光スイッチOFF)を示す。
【0092】
本実施の形態のDLPプロジェクタは、所定タイミングで図21(a)に示すテストパターン画像を測定用スクリーン19に投射し、測定用スクリーン19上の投射画像をイメージセンサ4により読み取って、画像信号処理部7により測定用スクリーン19全体の照度が算出される。
【0093】
ここで、測定用スクリーン19が投影レンズ3の直前に配置されるため、投影レンズ3の焦点は、測定用スクリーン19の位置からずれることになり、光スイッチON部分に対応する画像を拡大あるいは位置調整し、光スイッチOFF部分で光スイッチON部分の画像情報を読み取ることにより、光スイッチON部分による投射画像即ち測定用スクリーン19の照度は、光スイッチOFF部分を介してイメージセンサ4により読み取られた画像情報を画像信号処理部7により9分割測定ポイント毎に画像処理してANSIルーメンを算出する。
【0094】
また、図21(b)に示すように、9分割された測定用スクリーン19の各領域に1対1に対応するように9分割された白黒の市松模様状に配列したテストパターンを適用し、そして、測定用スクリーン19上の9分割テストパターンの画像読取をそれに1対1に対応する領域のイメージセンサ4のセンサ部分で行えばANSIルーメンを算出できる。これらテストパターンは、例えば、図21(b)の左上のパターンから右下のパターンまで順次切り替えて画像投射とイメージセンサ4による画像読取とが繰り返される。
【0095】
さらに、上記の照度測定を所定時間をおいて繰り返して行うことにより、例えば、ランプ11の輝度の経時変化を検出することもできる。
【0096】
以上のように、本発明の第6の実施の形態のDLPプロジェクタによれば、投影レンズ3の直前に配置された測定用スクリーン19を備える構成としたことにより、周囲の明るさなどの外部環境に影響されることなく、プロジェクタ自体で画像投射と画像読取の同時処理により照度を正確に測定することができるようになり、較正された専用の照度測定サイトを使用しなくて済むという効果が得られる。
【0097】
特に、プロジェクタの製造段階や設置段階での調整作業のみならず、保守作業としてプロジェクタの経時変化の把握を行って部品交換や位置ズレ調整作業等を行う場合にもプロジェクタ自体で照度を正確に測定することができるようになるという効果が得られる。
【0098】
以上のように、本発明のいくつかの実施の形態について説明したが、上述した各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
【0099】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明では、従来のDLPプロジェクタの構成及び動作の特徴(投影レンズと反射型光スイッチパネル、投射光路及び入射光路等)を踏まえ、投影レンズと反射型光スイッチパネルの機構をそのまま有効に利用して反射型光スイッチOFF時の入射光路上に画像読取手段(イメージセンサ)を配置しており、これによりDLPプロジェクタ自体によるスクリーン画像情報の高品位な読み取り(プロジェクタの解像度と同等)を実現した。特に、スクリーン画像についてスクリーン面における丁度画像投射範囲(投射サイズ)分の画像情報(画像投射範囲の一部でなくまた外部情報を含むのでもない)を正確に読み取ることが実現された。読み取り画像情報をもとに有効に効率良く画像調整を行うことができ、高品位な画像投射を実現できる。
【0100】
本発明では、従来必要としていた専用の測定器及び専門技術を必要とすることなくスクリーン画像の簡単かつ高品位な読み取り(測定)を実現し、また投射画質の経時変化や調整ズレを検出できるようになったので投射画質の較正や補正、キャリブレーション等の調整処理を実現でき映像品質を高めることができる。投射画質の較正・補正等の調整処理により、実使用時のスクリーン表面(色、模様、凹凸、傷、ゴミ、室内照明の反射光等)の違いが投射画質に与える影響を解消させて設置・投射環境が大きく異なる場合でも投射画質の均一化を実現できる。
実使用時のスクリーン画像を高精度で把握できるようになったのでプロジェクタ設置・調整及び保守作業等を容易なものにする。スクリーン画像情報の読み取り及び画像調整機能により、特に壁面や天井に直接画像を投射する場合においても専用スクリーンを使用した場合に近い高品位な投射画像が実現できる。
【0101】
更には、画像読取手段にて読み取ったスクリーン画像情報を画像信号処理部にフィードフォワードして画像調整を行うことによる投射調整処理の自動化が可能になる。プロジェクタ起動時など所定タイミングで自動でスクリーン画像読み取り及び画質調整処理等を行わせることにより従来必要としていた調整作業の手間が大きく削減され常に高品位な画像投射を維持できる。調整の自動化により経時変化(ランプの輝度、光学系の調整ずれ等)が投射画質に与える影響を軽減させることができる。
【0102】
また本発明では、スクリーン画像のモニタ出力を可能としており、これにより例えば本プロジェクタをネットワークに接続して遠隔地からアクセスしてプロジェクタの状態(画質、経時変化や故障症状等)を認識、監視すること等が可能となり、保守作業等の面でも有効である。
【0103】
また、本発明のDLPプロジェクタは、スクリーン画像の調整のため以外にも、スクリーン面における画像を画像読取手段にて丁度画像投射範囲分のサイズで撮像してデータとして利用することが可能であり、例えば電子黒板システムとして利用すること等が可能である。電子黒板システムとして利用する場合、プロジェクタによる画像投射だけでなくスクリーン(ホワイトボード等)における手描き画像や貼り付け資料等が撮影できる。スクリーンとして使用されたボードに描きこまれた手描き画像等を画像読取手段にて読み取り、そのデータを画像投射によるプレゼンテーションに使ったデータに貼り付ける等の利用ができる。
【0104】
本発明では、スクリーン画像情報の読み取りのために新たに光スイッチ(マイクロミラー)を設置したり、新たな光スイッチの角度の設定・制御による光路切り替えを行う等の必要が無く、従来存在する機構を有効に利用して画像読取手段(イメージセンサ)をプロジェクタ本体内部に配置しただけでスクリーン画像情報の読み取りを実現している。従来のプロジェクタでは投影レンズ及び反射型光スイッチパネルはあくまで画像投射のための単方向の利用であったが、本発明では双方向の利用にして入射光路を利用したスクリーン画像読み取りを行うという転換がなされている。これにより、スクリーン画像読み取りの品質という点では、高解像度(プロジェクタの解像度と同等)のディジタルカメラを内蔵させたのと同等あるいはそれ以上の効果が期待できる。
【0105】
特に請求項4、12記載の発明では、画像読取手段の動作をカラーフィルタの色切り替え動作に同期させることによりスクリーン画像読み取りの品質をより高めることができる。
【0106】
特に請求項5、13記載の発明では、画像投射と画像読み取りの同時実行の際に投影レンズの焦点調整を行って画像フレームにおける光スイッチOFF部分で光スイッチON部分の読み取りをより効率良く行えるように制御するのでスクリーン画像読み取りの品質をより高めることができる。
【0107】
特に請求項6、14記載の発明では、反射型光スイッチパネルにおける光スイッチフルOFFの動作での画像読み取りにより、スクリーン画像を画像投射サイズで撮像してデータ利用することができる。
【0108】
以上の効果により、DLPプロジェクタの設置・調整及び保守やユーザによる操作を簡単で手間のかからないものにし、利用性を大きく向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるDLPプロジェクタのシステム構成を示す図である。
【図2】イメージセンサの設置位置を示す概念図である。
【図3】本実施形態のDLPプロジェクタにおける光スイッチOFF時の投射光路、入射光路について示す図である。
【図4】スクリーン画像情報を画像信号処理部にフィードフォワードして画像調整処理を行う場合のシステム構成を示す概念図である。
【図5】テストパターン画像の例について示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態としての画像投射と画像読み取りの同時処理について説明するための図であり、特に、テストパターン画像として白黒交互配置の画像投射を行う場合の図である。
【図7】本発明の第3の実施形態として、色切り替えに同期して画像読み取りを行う場合のシステム構成を示す図である。
【図8】本発明の第4の実施形態として、投影レンズの焦点調整制御を行う際の説明図である。
【図9】本発明の第5の実施形態として、スクリーン画像の撮像と撮像した画像のデータ利用を行う場合のシステム構成を示す図である。
【図10】DLPプロジェクタのDMDのミラーOFF時の各コンポーネントの配置の相対角度を示す図である。
【図11】1チップ型DLPプロジェクタのDMDのミラーON/OFF時の投射光路を示す概念図である。
【図12】従来のDLPプロジェクタのシステム構成を示す図である。
【図13】1チップ型DLPプロジェクタの構造を示す概念図である。
【図14】3チップ型DLPプロジェクタの構造を示す概念図である。
【図15】専用の測定器等を使用してプロジェクタを設置調整する様子を示す図である。
【図16】1チップ型DLPプロジェクタのDMDのミラーON/OFF時の入射光路を示す概念図である。
【図17】本発明の第6の実施の形態のDLPプロジェクタの構成図である。
【図18】測定用スクリーンの説明図である。
【図19】レンズキャップの説明図である。
【図20】照度測定の説明図である。
【図21】照度測定用テストパターンの説明図である。
【符号の説明】
1 光源部
11 ランプ
12 カラーホイール
13 インテグレータロッド
2 反射型光スイッチパネル(DMD等)
3 投影レンズ
4 イメージセンサ
5 アブソーバ
6 ビデオフロントエンド部
7 画像信号処理部
8 調整部
9 スクリーン
14 カードI/F及びカード(情報記憶媒体)
15 パソコン等のコンピュータ
18 プロジェクタ本体
19 測定用スクリーン
20 レンズキャップ
21 スクリーン体
Claims (22)
- 反射型光スイッチがマトリクス状に配置された反射型光スイッチパネルと投影レンズとを備えるDLPプロジェクタにおけるスクリーン画像について読み取る画像読取方法であって、前記投影レンズを介して前記スクリーン方向から入射し前記反射型光スイッチパネル面に結像するスクリーン画像について、前記反射型光スイッチパネルにおける光スイッチOFF時の入射光路を利用して画像読取手段にて読み取ることにより、前記スクリーン面におけるDLPプロジェクタの画像投射サイズでスクリーン画像情報を読み取ることを特徴とする画像読取方法。
- 前記投影レンズと前記反射型光スイッチパネルの光スイッチOFF時の入射光路の中心光軸上に前記画像読取手段として配置されたイメージセンサにより前記スクリーン画像を読み取ることを特徴とする請求項1記載の画像読取方法。
- 画像フレーム内で前記反射型光スイッチパネルにおける複数の光スイッチをON/OFFで画像投射用と画像読取用とに使い分けるテストパターン画像をスクリーンに投射することにより、画像投射と該投射画像を含んだスクリーン画像情報の読み取りとを同時に処理することを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取方法。
- RGBカラーフィルタ回路を備え色切り替え制御を行う1チップ型のDLPプロジェクタにおける画像読取方法であって、前記画像読取手段によるスクリーン画像の読み取り動作タイミングを前記カラーフィルタ回路の色切り替え動作と同期させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像読取方法。
- 前記画像投射と画像読取の同時実行時に、前記投影レンズの焦点を前記スクリーン面の前後に少し外す焦点調整制御を行って前記光スイッチON部分に対応する画像を拡大あるいは位置調整し、前記光スイッチOFF部分で光スイッチON部分の画像情報を読み取ることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像読取方法。
- 前記反射型光スイッチパネルの光スイッチをフルOFFにして前記画像読取手段にてスクリーン画像情報を撮像し、該画像データを出力することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像読取方法。
- 反射型光スイッチがマトリクス状に配置された反射型光スイッチパネルと投影レンズとを備えるDLPプロジェクタの投射画像の調整を行う画像調整方法であって、前記投影レンズを介して前記スクリーン方向から入射し前記反射型光スイッチパネル面に結像するスクリーン画像について、前記反射型光スイッチパネルにおける光スイッチOFF時の入射光路を利用して画像読取手段にて読み取り、読み取ったスクリーン画像情報をもとに画像信号処理部にて投射画像の調整処理を行うことを特徴とする画像調整方法。
- 前記画像読取手段にて読み取ったスクリーン画像情報をもとに、投射画質、スクリーン特性、室内照明の影響、プロジェクタ構成部品状態、及びそれらの経時変化や調整ズレを検出し、これをもとに画像信号処理部にて投射画像データの較正、補正、キャリブレーション等の調整処理あるいは投射設定変更処理を行うことを特徴とする請求項7記載の画像調整方法。
- ランプ等から成る光源部と、前記光源部からの出射光を反射する光スイッチがマトリクス状に配置された構造の反射型光スイッチパネルと、入力ビデオ信号に基づき、前記光スイッチの反射状態をON/OFF制御するイメージ符号データを生成、出力する画像信号処理部と、前記光スイッチがON時に反射した光をスクリーン面に投影する投影レンズと、前記光スイッチがOFF時に前記投影レンズを介してスクリーン方向から入射するスクリーン画像の光路を利用して該スクリーン画像を読み取る画像読取手段と、を有し、これにより前記スクリーン面における当該DLPプロジェクタの画像投射サイズでスクリーン画像情報を読み取ることを特徴とするDLPプロジェクタ。
- 前記投影レンズと前記反射型光スイッチパネルの光スイッチOFF時の入射光路の中心光軸上に前記画像読取手段としてイメージセンサが配置され、該イメージセンサにより前記スクリーン画像情報の読み取りを行うことを特徴とする請求項9記載のDLPプロジェクタ。
- 画像フレームにおける光スイッチON/OFFの使い分けのパターンを有するテストパターン画像の投射を行う手段を有し、該テストパターン画像の投射時に前記画像読取手段によりスクリーン画像情報として前記光スイッチON部分の画像情報を前記光スイッチOFF部分で読み取ることを特徴とする請求項9または10に記載のDLPプロジェクタ。
- RGBカラーフィルタ回路を備え色切り替え制御を行う1チップ型のDLPプロジェクタであって、前記画像読取手段によるスクリーン画像の読み取り動作タイミングを前記カラーフィルタ回路の色切り替え動作と同期させることを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載のDLPプロジェクタ。
- 前記画像投射と画像読取の同時実行時に、前記投影レンズの焦点を前記スクリーン面の前後に少し外す焦点調整制御を行って前記光スイッチON部分に対応する画像を拡大あるいは位置調整する手段を有し、前記光スイッチOFF部分で光スイッチON部分の画像情報を読み取ることを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載のDLPプロジェクタ。
- 前記反射型光スイッチパネルの光スイッチをフルOFFにして前記画像読取手段にてスクリーン画像情報を撮像し、該画像データを出力する手段を有することを特徴とする請求項9から13のいずれか1項に記載のDLPプロジェクタ。
- 前記画像読取手段にて読み取ったスクリーン画像情報をもとに画像信号処理部内で投射画像の調整処理を行う調整部を有することを特徴とする請求項9から14のいずれか1項に記載のDLPプロジェクタ。
- 前記画像読取手段にて読み取ったスクリーン画像情報をもとに、投射画質、スクリーン特性、室内照明の影響、プロジェクタ構成部品状態、及びそれらの経時変化や調整ズレを検出し、これら情報をもとに画像信号処理部にて投射画像データの較正、補正、キャリブレーション等の調整処理あるいは投射設定変更処理を行うことを特徴とする請求項15記載のDLPプロジェクタ。
- 前記投影レンズの直前に測定用スクリーンを設置して前記光スイッチON部分により前記測定用スクリーンに投射した画像を前記光スイッチOFF部分で読み取ることを特徴とする請求項1、2、3、4、6のいずれか1項に記載の画像読取方法。
- 前記測定用スクリーンとして前記投影レンズ用レンズキャップを使用することを特徴とする請求項17に記載の画像読取方法。
- 前記投影レンズの直前に設置される測定用スクリーンを備えることを特徴とする請求項9、10、11、12、14のいずれか1項に記載のDLPプロジェクタ。
- 前記測定用スクリーンとしての前記投影レンズ用レンズキャップを備えることを特徴とする請求項19に記載のDLPプロジェクタ。
- 前記投影レンズ用レンズキャップは、内側に設置されたスクリーン体を備えることを特徴とする請求項20に記載のDLPプロジェクタ。
- 光源部と、反射型光スイッチがマトリクス状に配置された反射型光スイッチパネルと、投影レンズと、画像読取手段と、を備え、前記光スイッチON部分により前記光源部の光を反射して前記投影レンズから投射し、前記光スイッチOFF部分により前記投影レンズに入射する光を反射して前記画像読取手段に入力することを特徴とするDLPプロジェクタ。
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