JP2004162368A

JP2004162368A - Rail elastic fastener

Info

Publication number: JP2004162368A
Application number: JP2002329274A
Authority: JP
Inventors: Hirokazu Matsukawa; 浩和松川
Original assignee: Bando Chemical Industries Ltd
Current assignee: Bando Chemical Industries Ltd
Priority date: 2002-11-13
Filing date: 2002-11-13
Publication date: 2004-06-10
Anticipated expiration: 2022-11-13
Also published as: JP3829113B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a rail elastic fastener 1 capable of being used for a rail joint section. <P>SOLUTION: Uneven step sections 2f for lowering heights of the upper surfaces of standing up walls 2b are respectively formed on the surfaces of both standing up walls 2b respectively formed on both sides in the direction at right angles to the direction of rail construction of a rail mounting section 2a of a tie plate 2 to form a bolt mounting recess section 2d for mounting the head section of a rail fastening bolt 21 on the surface of each uneven step section 2f and, at the same time, a rail height adjusting plate 14 is provided on the rail mounting section 2a on the upper surface of the tie plate 2. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに長さ方向に対向する一対のレール端部同士が、該両レール端部のレール腹部にそれぞれ固定された継ぎ目板により結合されてなるレール継ぎ目部を、まくらぎ又はスラブ盤に弾性的に締結するためのレール弾性締結装置に関する技術分野に属する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、鉄道のレール継ぎ目部は、互いに長さ方向に対向する一対のレール端部同士が、該両レール端部のレール腹部に固定された継ぎ目板により結合されてなっている（例えば、特許文献１参照）。このレール継ぎ目部においては、２つの継ぎ目板がレール腹部をレール幅方向に挟むようにその両側に設けられて、その２つの継ぎ目板及びレール腹部を連続的に貫通しかつレール長さ方向に所定間隔をあけて配置された複数のボルトと該各ボルトに螺合するナットとにより、レール腹部に固定されている。
【０００３】
一方、従来のレール弾性締結装置としては、レール（５０Ｎレールや６０ｋｇレール）が第１締結具を介して上面に取り付けられるタイプレートと、第２締結具を介してまくらぎ又はスラブ盤に取り付けられるベースプレートと、これら両プレート間に介装された弾性部材とを備えたものが知られている（例えば、特許文献２参照）。上記第１締結具は、タイプレート上面におけるレールの幅方向両側相当位置に上方に起立するようにそれぞれ形成した２つの起立壁の上面のボルト取付用凹部に取り付けられるレール締結用ボルトと、このレール締結用ボルトのねじ部に螺合するナットと、ねじ部が挿通される貫通孔を有し、この貫通孔に上記ねじ部を挿通してその上から上記ナットを締め付けることにより、レール底部を下方に押圧するように構成された板バネ部材とからなっている。
【０００４】
【特許文献１】
特開平９−１１１７０２号公報
【特許文献２】
実開平５−３３０２号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のレール弾性締結装置は、レール継ぎ目部以外の部分には用いられているが、列車通過時に特に大きな衝撃力が作用するレール継ぎ目部には用いられておらず、このレール継ぎ目部には普通のレール締結装置が用いられている。これは、上記レール継ぎ目部には、継ぎ目板をレール腹部に固定するためのボルト及びナットがレール長さ方向に所定間隔をあけて存在しており、この継ぎ目板固定用ボルト及びナットの高さ位置が上記第１締結具のレール締結用ボルト及びナット並びに板バネ部材と干渉する高さ位置にあるからである。すなわち、たとえレール弾性締結装置を継ぎ目板固定用ボルト及びナットに対して平面視で異なる位置に配置したとしても、レールは気温差や鉄橋のたわみにより大きく伸縮するため、レール継ぎ目部の位置がレール弾性締結装置に対して３０〜５０ｃｍも移動することがあり、この移動距離は、上記継ぎ目板固定用ボルト及びナットの間隔よりもかなり大きいので、この移動時に継ぎ目板固定用ボルト又はナットとレール弾性締結装置の第１締結具とが干渉してしまう。
【０００６】
したがって、従来のレール弾性締結装置では、上記継ぎ目板固定用ボルト又はナットとレール弾性締結装置の第１締結具との干渉があるために、レール継ぎ目部には使用することができず、このため、騒音や振動の低減効果が十分に得られないという問題がある。
【０００７】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上記のようなレール弾性締結装置に対して、その構成を改良することによって、第１締結具やレール継ぎ目部の構成を変えることなく、レール継ぎ目部に使用できるようにして、騒音や振動の低減効果が十分に得られるようにすることにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明では、タイプレートの両起立壁の上面に、該起立壁の上面の高さを低くする段差部をそれぞれ形成して、この各段差部の上面に、レール締結用ボルトの頭部を取り付けるためのボルト取付用凹部を形成するとともに、タイプレート上面のレール取付部上に、レール高さ調整板を設けるようにした。
【０００９】
具体的には、請求項１の発明では、互いに長さ方向に対向する一対のレール端部同士が、該両レール端部のレール腹部にそれぞれ固定された継ぎ目板により結合されてなるレール継ぎ目部を、まくらぎ又はスラブ盤に弾性的に締結するためのレール弾性締結装置を対象とする。
【００１０】
そして、上面にレール取付部が設けられ、該レール取付部に第１締結具を介して上記レール継ぎ目部におけるレール底部が取り付けられるように構成されたタイプレートと、上記タイプレートの下側に配設され、第２締結具を介して上記まくらぎ又はスラブ盤に取り付けられるベースプレートと、上記タイプレートとベースプレートとの間に介装された弾性部材とを備え、上記タイプレート上面において上記レール取付部のレール敷設方向と直交する方向の両側に、上方に起立しかつレール敷設方向に延びる起立壁がそれぞれ形成され、上記各起立壁は、該起立壁の上面の高さが低くなるように形成された段差部と、該段差部の上面に、レール敷設方向と直交する方向から見て略逆Ｔ字状をなすように形成されたボルト取付用凹部とを有し、上記第１締結具は、上記各ボルト取付用凹部に対し、ねじ部が上記段差部の上面から上側に突出するように取り付けられるレール締結用ボルトと、該レール締結用ボルトのねじ部に螺合するナットと、上記ねじ部が挿通される貫通孔を有し、該貫通孔にねじ部を挿通してその上から上記ナットを締め付けることにより、上記レール取付部に載置されたレール継ぎ目部におけるレール底部を下方に押圧するように構成された板バネ部材とからなり、上記タイプレート上面のレール取付部上に、レール高さ調整板が設けられているものとする。
【００１１】
上記の構成により、両起立壁のボルト取付用凹部が段差部の上面に形成されているので、その段差部の段差分だけ第１締結具の板バネ部材並びにレール締結用ボルトのねじ部の先端及び該ねじ部に螺合するナットの各高さ位置を、継ぎ目板固定用ボルト及びナットに対して低くすることができる。しかも、レール底部がレール高さ調整板を介してタイプレート上面のレール取付部に取り付けられることになるので、このレール高さ調整板によって継ぎ目板固定用ボルト及びナットの高さ位置を、第１締結具に対して高くすることができる。この結果、第１締結具と継ぎ目板固定用ボルト及びナットとの間には、高さ方向に十分な隙間を形成することができ、この隙間により、レールが伸縮しても、第１締結具が継ぎ目板固定用ボルト又はナットと干渉することはない。よって、このレール弾性締結装置をレール継ぎ目部に使用することができ、騒音や振動の低減効果を高めることができる。
【００１２】
また、起立壁の上面高さが段差部により低くなっても、起立壁における段差部以外の部分の高さは、従来のものと同じ程度の高さにすることができるので、レールの幅方向移動を確実に規制することができる。
【００１３】
さらに、第１締結具やレール継ぎ目部は従来の構成のままで変更する必要はなくて経済的である。また、このレール弾性締結装置は、レール継ぎ目部以外の箇所にも使用することができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図１〜図３は本発明のレール弾性締結装置１を示し、このレール弾性締結装置１は、図４〜図６に示すように、互いに長さ方向に対向する一対のレールＲの端部同士が、該両レールＲの端部における括れたレール腹部Ｒｂにそれぞれ固定された継ぎ目板３１により結合されてなるレール継ぎ目部を、まくらぎ１１（又はスラブ盤）に弾性的に締結するためのものである。
【００１５】
上記レール弾性締結装置１は、鉄板等からなるタイプレート２と、このタイプレート２の下側に配設された、鉄板等からなるベースプレート３と、これらタイプレート２とベースプレート３との間に介装された、天然ゴムからなる弾性部材４とを備えていて、これらが後述の中間部材６と共に加硫結合により一体的に結合されてなる。
【００１６】
上記タイプレート２の上面には、平坦状に形成されかつレールＲ（５０Ｎレールや６０ｋｇレール）が載置され取り付けられるレール取付部２ａが設けられており、このレール取付部２ａに第１締結具Ａ（図４〜図６参照）を介して上記レール継ぎ目部におけるレール底部Ｒａが取り付けられるようになっている。このタイプレート２の上面において上記レール取付部２ａのレール敷設方向と直交する方向（図１のＸ方向）の両側に、上方に起立しかつレール敷設方向（図１のＹ方向）に延びる起立壁２ｂがそれぞれ形成されている。この両起立壁２ｂの間隔は、レール底部Ｒａの幅と略同じに設定されている。また、上記タイプレート２の下面の中央部分には、下方に突出する嵌合突部２ｃが設けられている。
【００１７】
一方、上記ベースプレート３には、上記タイプレート２の嵌合突部２ｃに対応して、嵌合凹部としての嵌合孔部３ａが形成されている。また、このベースプレート３には、該ベースプレート３を第２締結具Ｂを介してまくらぎ１１に取り付けるための２つのボルト挿通孔３ｂが形成されており、このボルト挿通孔３ｂに、後述の如く第２締結具Ｂのプレート締結用ボルト２５（図４〜図６参照）が挿通されるようになっている。
【００１８】
上記タイプレート２の嵌合突部２ｃには、中間部材６が外嵌され、この中間部材６の外側に、上記ベースプレート３の嵌合孔部３ａが外嵌している。上記中間部材６は、フラットな基部６ａと、該基部６ａの周縁より鉛直上方に延びる周壁部６ｂとを有していて、電気的な絶縁と衝撃荷重に耐え得るように、電気絶縁特性及び高圧縮特性を有する樹脂（例えばナイロン樹脂）で構成されている。そして、中間部材６は、レール敷設方向と直交する方向に対しては変位・変形が起こらないように隙間を略０とし、レール敷設方向に対してはレールＲの伸縮変形をある程度吸収できるように１０ｍｍ程度の隙間を設けるとともに、ゴム溝４ａを設けて許容範囲で動き易くしている。また、中間部材６付近の弾性部材４には、該弾性部材４の変形時の逃げとなる空隙部４ｂが、中間部材６のレール敷設方向と直交する方向の両側に形成されている。また、上記弾性部材４は、そのゴムの硬さ（ＪＩＳＡ）を４０°以上７０°以下の範囲で変更したりヤング率を変えたりすることにより、レール弾性締結装置１のバネ定数を４９ｋＮ／ｃｍ以上２９４ｋＮ／ｃｍ以下の範囲になるように調整して、防音・防振効果を得るようにしている。
【００１９】
上記タイプレート２の各起立壁２ｂは、タイプレート２上面のレール敷設方向全体に亘って形成されており、一方の起立壁２ｂの上面におけるレール敷設方向一端部側と、他方の起立壁２ｂの上面におけるレール敷設方向他端部側とに、起立壁２ｂの上面の高さを低くする段差部２ｆがそれぞれ形成されている。この各起立壁２ｂの段差部２ｆのレール取付部２ａと反対側におけるタイプレート２上面には、起立壁２ｂと平行にレール敷設方向に延びる板バネ受け凹部２ｅが形成されている。
【００２０】
上記各起立壁２ｂの段差部２ｆの上面には、レール敷設方向と直交する方向から見て略逆Ｔ字状をなすように形成されたボルト取付用凹部２ｄが設けられており、このボルト取付用凹部２ｄに、レール締結用ボルト２１の頭部をねじ部を上側にした状態で取付可能になっている。
【００２１】
上記第１締結具Ａは、図５に示すように、上記ボルト取付用凹部２ｄに対し、ねじ部が上記段差部２ｆの上面から上側に突出するように取り付けられるレール締結用ボルト２１と、このレール締結用ボルト２１のねじ部に螺合するナット２２と、板バネ部材２３とからなっている。この板バネ部材２３は、細長い矩形状板の長さ方向両端部を互いに厚み方向に重ねかつ長さ方向中間部を円弧状になるように曲げ加工することにより形成したものである。この板バネ部材２３の幅は上記段差部２ｆのレール敷設方向の長さよりも小さく設定されているとともに、互いに厚み方向に重ねられた両端部には、レール締結用ボルト２１のねじ部が挿通される貫通孔（図示せず）が形成されている。この貫通孔にレール締結用ボルト２１のねじ部を挿通した状態において、板バネ部材２３の両端部のうち下側に位置する端部が、起立壁２ｂの側面からレール取付部２ａ側に略水平状態で突出するようになっている。そして、上記貫通孔にレール締結用ボルト２１のねじ部を挿通してその上から上記ナット２２を締め付けることにより、板バネ部材２３の下側の端部が、レール取付部２ａに載置されたレール底部Ｒａの上面を下方に押圧するように構成されている。尚、このナット２２の締め付け時に、板バネ部材２３の円弧状の長さ方向中間部はタイプレート２上面の板バネ受け凹部２ｅに当接することによって、上記押圧力が生じるようになっている。
【００２２】
上記ベースプレート３の各ボルト挿通孔３ｂは、上記各板バネ受け凹部２ｅや板バネ部材２３のレール敷設方向一方の側に位置しており、これにより、レール弾性締結装置１のレール敷設方向と直交する方向の長さを出来る限り小さくして、鉄橋やカーブにおいて脱線を防止する安全レール（ガードレール）をレールＲと並設する場合であっても、この安全レールとレール弾性締結装置１とが干渉することはない。
【００２３】
次に、上記レール弾性締結装置１を上記レール継ぎ目部に使用する場合について説明する。
【００２４】
このレール継ぎ目部においては、図４〜図６に示すように、２つの継ぎ目板３１がレール腹部Ｒｂをレール幅方向に挟むようにその両側に設けられて、その２つの継ぎ目板３１及びレール腹部Ｒｂを連続的に貫通しかつレール長さ方向に所定間隔をあけて配置された複数の継ぎ目板固定用ボルト３２と該各継ぎ目板固定用ボルト３２に螺合するナット３３とにより、レール腹部Ｒｂに固定されている。
【００２５】
上記レール弾性締結装置１は、図６に示すように、レール継ぎ目部におけるレール長さ方向両端部と中央部（継ぎ目位置）との３箇所に配置されて、各々、第２締結具Ｂとしてのプレート締結用ねじ２５、座金２６及びゴムリング２７によりまくら木１１に締結される。尚、図７に示すように、レール弾性締結装置１をレール継ぎ目部におけるレール長さ方向両端部（上記のように３箇所に配置する場合よりも中央寄りの位置）の２箇所に配置してもよい。
【００２６】
上記タイプレート２上面のレール取付部２ａ上には、鉄板からなるレール高さ調整板１４が設けられ、レール底部Ｒａがこのレール高さ調整板１４を介してタイプレート２上面のレール取付部２ａに取り付けられることになる。このレール高さ調整板１４の下面のレール敷設方向両端部には、該下面から下方に突出する突出部１４ａ（図６参照）がそれぞれ形成されて、この各突出部１４ａの先端位置がタイプレート２上面よりも低い高さ位置になるように構成されており、レールＲが伸縮してレール高さ調整板１４がレールＲと共にレール長さ方向（レール敷設方向）に移動しようとしても、このレール高さ調整板１４の両突出部１４ａの一方がタイプレート２の側面に当接することでその移動が規制され、レール高さ調整板１４がタイプレート２から外れることがないようになされている。また、レール高さ調整板１４は、亜鉛メッキやダクロタイズド処理が施されており、表面を錆び難くしてレールＲの伸縮がスムーズに行われるようにしている。
【００２７】
尚、上記レール高さ調整板１４は、鉄板のような剛性板に限らず、例えば図８に示すように、調整パッキン１５と軌道パッド１６とを組み合わせたものであってもよい。
【００２８】
上記レール弾性締結装置１を用いてレール継ぎ目部をまくらぎ１１に締結するには、予めベースプレート３を第２締結具Ｂを介してまくらぎ１１に締結したレール弾性締結装置１におけるタイプレート２のレール取付部２ａに、レール高さ調整板１４を配置した状態でレール底部Ｒａを載置する。そして、起立壁２ｂのボルト取付用凹部２ｄにレール締結用ボルト２１の頭部をねじ部を上側にした状態で取り付けて、このレール締結用ボルト２１のねじ部を板バネ部材２３の貫通孔に挿通させるとともに、該板バネ部材２３の長さ方向中間部をタイプレート２上面の板バネ受け凹部２ｅに当接させて位置決めする。この状態で、レール締結用ボルト２１のねじ部にナット２２を締め付けることにより、板バネ部材２３の下側の端部によって、レール底部Ｒａの上面を下方に押圧するようにする。このことで、レールＲがレール弾性締結装置１に締結されて、まくら木１１に対して弾性的に締結されることになる。
【００２９】
したがって、上記実施形態では、ボルト取付用凹部２ｄが、起立壁２ｂの上面高さを低くする段差部２ｆの上面に形成されているので、その段差分だけ第１締結具Ａの板バネ部材２３並びにレール締結用ボルト２１のねじ部の先端及び該ねじ部に螺合するナット２２の各高さ位置を継ぎ目板固定用ボルト３２及びナット３３に対して低くすることができる。しかも、レール底部Ｒａとレール取付部２ａとの間に配設されたレール高さ調整板１４により、継ぎ目板固定用ボルト３２及びナット３３の高さ位置を、第１締結具Ａに対して高くすることができるとともに、レール高さ調整板１４の厚みによりレール高さを容易に調整することができる。この結果、第１締結具Ａと継ぎ目板固定用ボルト３２及びナット３３との間には、高さ方向に十分な隙間を形成することができ、この隙間により、レールＲが伸縮したとしても、第１締結具Ａが継ぎ目板固定用ボルト３２又はナット３３と干渉することはない。よって、このレール弾性締結装置１をレール継ぎ目部に使用することができ、騒音や振動の低減効果を高めることができる。
【００３０】
また、起立壁２ｂの上面高さが段差部２ｆにより低くなっても、起立壁２ｂ全体を低くするのとは異なり、起立壁２ｂにおける段差部２ｆ以外の部分の高さは、従来のものと同じ程度の高さに維持することができるので、レールＲをレール取付部２ａに対してレール幅方向に移動しないように確実に規制することができる。
【００３１】
さらに、第１締結具Ａのレール締結用ボルト２１、ナット２２及び板バネ部材２３並びにレール継ぎ目部の継ぎ目板３１、継ぎ目板固定用ボルト３２及びナット３３は、既存のものがそのまま利用できるので経済的である。また、このレール弾性締結装置１は、レール継ぎ目部以外の箇所にも使用することができる。
【００３２】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のレール弾性締結装置によると、タイプレートにおけるレール取付部のレール敷設方向と直交する方向の両側にそれぞれ形成した両起立壁の上面に、該起立壁の上面の高さを低くする段差部をそれぞれ形成して、この各段差部の上面に、レール締結用ボルトの頭部を取り付けるためのボルト取付用凹部を形成するとともに、タイプレート上面のレール取付部上に、レール高さ調整板を設けるようにしたことにより、第１締結具やレール継ぎ目部の構成を変えることなく、レール弾性締結装置をレール継ぎ目部に使用することができ、騒音や振動の低減効果が最大限に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態に係るレール弾性締結装置を示す平面図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線断面図である。
【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線断面図である。
【図４】レール弾性締結装置をレール継ぎ目部に使用した場合を示す平面図である。
【図５】図４のＶ−Ｖ線断面図である。
【図６】レール弾性締結装置の配置例を示すレール継ぎ目部の側面図である。
【図７】レール弾性締結装置の別の配置例を示す図６相当図である。
【図８】レール高さ調整板の変形例を示す図５相当図である。
【符号の説明】
１レール弾性締結装置
２タイプレート
２ａレール取付部
２ｂ起立壁
２ｄボルト取付用凹部
２ｆ段差部
３ベースプレート
４弾性部材
１１まくら木
１４レール高さ調整板
２１レール締結用ボルト
２２ナット
２３板バネ部材
３１継ぎ目板
Ａ第１締結具
Ｂ第２締結具
Ｒレール
Ｒａレール底部
Ｒｂレール腹部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a rail joint or a slab board, in which a pair of rail ends opposed to each other in the longitudinal direction are joined by a joint plate fixed to a rail abdomen of the two rail ends. The present invention belongs to a technical field related to a rail elastic fastening device for elastically fastening.
[0002]
[Prior art]
Generally, a rail joint portion of a railway is formed by joining a pair of rail ends facing each other in a longitudinal direction by a joint plate fixed to a rail abdomen at both rail ends (for example, see Patent Document 1). 1). In this rail seam portion, two seam plates are provided on both sides of the rail abdomen so as to sandwich the rail abdomen in the rail width direction, continuously penetrate the two seam plates and the rail abdomen, and are provided in the rail length direction. It is fixed to the rail abdomen by a plurality of bolts arranged at intervals and nuts screwed to the bolts.
[0003]
On the other hand, as a conventional rail elastic fastening device, a rail (50N rail or 60 kg rail) is attached to an upper surface via a first fastener and to a sleeper or slab board via a second fastener. 2. Description of the Related Art There is known a device provided with a base plate and an elastic member interposed between the two plates (for example, see Patent Document 2). The first fastener comprises: a rail fastening bolt attached to a bolt attachment recess formed on an upper surface of two upright walls formed so as to stand upward at positions corresponding to both sides in the width direction of the rail on the upper surface of the tie plate; A nut screwed into the screw part of the fastening bolt, and a through hole through which the screw part is inserted. By inserting the screw part into this through hole and tightening the nut from above, the rail bottom part is lowered. And a leaf spring member that is configured to press the plate spring member.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-111702 [Patent Document 2]
Japanese Utility Model Laid-Open No. 5-3302
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-mentioned conventional rail elastic fastening device is used for parts other than the rail joint, but is not used for the rail joint where a particularly large impact force acts when passing through the train. Uses an ordinary rail fastening device. This is because, at the rail joint, bolts and nuts for fixing the joint plate to the abdomen of the rail are present at predetermined intervals in the rail length direction, and the height of the joint plate fixing bolt and nut is This is because the position is at a height that interferes with the rail fastening bolt and nut of the first fastener and the leaf spring member. That is, even if the rail elastic fastening device is arranged at a different position in plan view with respect to the seam plate fixing bolt and nut, the rail is greatly expanded and contracted due to a temperature difference and the deflection of the iron bridge, so that the position of the rail seam portion is the rail. It may move as much as 30 to 50 cm with respect to the elastic fastening device, and the moving distance is considerably larger than the gap between the seam plate fixing bolt and the nut. It interferes with the first fastener of the fastening device.
[0006]
Therefore, the conventional rail elastic fastening device cannot be used for the rail joint because of the interference between the seam plate fixing bolt or nut and the first fastener of the rail elastic fastening device. However, there is a problem that the effect of reducing noise and vibration cannot be sufficiently obtained.
[0007]
The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to improve the configuration of the rail elastic fastening device as described above to improve the first fastener and the rail joint portion. Without changing the configuration, it is possible to use it for the rail joint so that the effect of reducing noise and vibration can be sufficiently obtained.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the present invention, on the upper surfaces of both upright walls of the tie plate, step portions for lowering the height of the upper surfaces of the upright walls are formed, and on the upper surfaces of the respective step portions, A bolt mounting recess for mounting the head of the rail fastening bolt is formed, and a rail height adjusting plate is provided on the rail mounting portion on the upper surface of the tie plate.
[0009]
More specifically, according to the first aspect of the present invention, a pair of rail ends facing each other in the longitudinal direction are connected to each other by a seam plate fixed to a rail abdomen at each of the two rail ends. Rail elastic fastening device for elastically fastening a rail to a sleeper or slab board.
[0010]
A tie plate provided with a rail attachment portion on the upper surface, and a rail bottom portion at the rail joint portion attached to the rail attachment portion via a first fastener; and a tie plate disposed below the tie plate. A base plate attached to the sleeper or slab board via a second fastener, and an elastic member interposed between the tie plate and the base plate. On both sides in a direction perpendicular to the rail laying direction, upright walls that rise upward and extend in the rail laying direction are formed, respectively, and each of the upright walls is formed so that the height of the upper surface of the upright wall is reduced. A stepped portion, and a bolt mounting recess formed on the upper surface of the stepped portion so as to form a substantially inverted T-shape when viewed from a direction perpendicular to the rail laying direction, The first fastener includes a rail fastening bolt attached to each of the bolt attaching recesses such that a screw portion protrudes upward from an upper surface of the step portion, and is screwed to the thread portion of the rail fastening bolt. And a nut having a through hole through which the screw portion is inserted. By inserting the screw portion into the through hole and tightening the nut from above, a rail joint portion mounted on the rail mounting portion is formed. It is a leaf spring member configured to press the rail bottom downward, and a rail height adjusting plate is provided on the rail mounting portion on the upper surface of the tie plate.
[0011]
According to the above configuration, since the bolt mounting recesses of both upright walls are formed on the upper surface of the stepped portion, the leaf spring member of the first fastener and the tip of the screw portion of the rail fastening bolt are provided by the stepped difference of the stepped portion. Each height position of the nut screwed into the screw portion can be made lower than the seam plate fixing bolt and the nut. In addition, since the rail bottom is attached to the rail mounting portion on the upper surface of the tie plate via the rail height adjusting plate, the height positions of the joint plate fixing bolts and nuts are adjusted by the rail height adjusting plate. Can be higher for fasteners. As a result, a sufficient gap can be formed in the height direction between the first fastener and the seam plate fixing bolt and the nut. Does not interfere with the seam plate fixing bolts or nuts. Therefore, this rail elastic fastening device can be used for a rail joint, and the effect of reducing noise and vibration can be enhanced.
[0012]
Also, even if the height of the upper surface of the upright wall is lower due to the step portion, the height of the portion other than the step portion of the upright wall can be made to be approximately the same height as the conventional one, so that the rail width direction Movement can be reliably restricted.
[0013]
Further, the first fasteners and the rail joints are economical because they do not need to be changed in the conventional configuration. Further, this rail elastic fastening device can also be used at locations other than the rail joint.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIGS. 1 to 3 show a rail elastic fastening device 1 of the present invention. As shown in FIGS. 4 to 6, the rail elastic fastening device 1 has ends of a pair of rails R facing each other in the longitudinal direction. Are used to elastically fasten rail joints, which are connected by joint plates 31 fixed to the constricted rail abdomen Rb at the ends of both rails R, to the sleeper 11 (or slab board). It is.
[0015]
The rail elastic fastening device 1 includes a tie plate 2 made of an iron plate or the like, a base plate 3 made of an iron plate or the like disposed below the tie plate 2, and an interposition between the tie plate 2 and the base plate 3. And an elastic member 4 made of natural rubber, which are integrally connected together with an intermediate member 6 described later by vulcanization.
[0016]
The upper surface of the tie plate 2 is provided with a rail mounting portion 2a which is formed in a flat shape and on which a rail R (50N rail or 60 kg rail) is placed and mounted. The rail mounting portion 2a has a first fastener. A rail bottom portion Ra at the rail joint portion is attached via A (see FIGS. 4 to 6). On the upper surface of the tie plate 2, on both sides in a direction (X direction in FIG. 1) orthogonal to the rail laying direction of the rail mounting portion 2a, an upright wall which rises upward and extends in the rail laying direction (Y direction in FIG. 1). 2b are respectively formed. The interval between the upright walls 2b is set to be substantially the same as the width of the rail bottom Ra. A fitting projection 2c is provided at the center of the lower surface of the tie plate 2 so as to project downward.
[0017]
On the other hand, the base plate 3 has a fitting hole 3a as a fitting recess corresponding to the fitting projection 2c of the tie plate 2. The base plate 3 is formed with two bolt insertion holes 3b for attaching the base plate 3 to the sleeper 11 via the second fasteners B. The bolt insertion holes 3b are provided with the following bolt insertion holes 3b. The plate fastening bolt 25 (see FIGS. 4 to 6) of the second fastener B is inserted therethrough.
[0018]
An intermediate member 6 is externally fitted to the fitting projection 2c of the tie plate 2, and a fitting hole 3a of the base plate 3 is externally fitted to the outside of the intermediate member 6. The intermediate member 6 has a flat base portion 6a and a peripheral wall portion 6b extending vertically above the periphery of the base portion 6a. It is made of a resin having a compression characteristic (for example, a nylon resin). The intermediate member 6 has a gap of approximately 0 so as not to be displaced or deformed in a direction perpendicular to the rail laying direction, and can absorb a certain degree of expansion and contraction deformation of the rail R in the rail laying direction. A gap of about 10 mm is provided, and a rubber groove 4a is provided to facilitate movement within an allowable range. In the elastic member 4 in the vicinity of the intermediate member 6, voids 4b serving as relief when the elastic member 4 is deformed are formed on both sides in a direction orthogonal to the rail laying direction of the intermediate member 6. The elastic member 4 changes the hardness of the rubber (JIS A) in the range of 40 ° to 70 ° and changes the Young's modulus, so that the spring constant of the rail elastic fastening device 1 is 49 kN /. cm to 294 kN / cm or less so as to obtain sound and vibration proof effects.
[0019]
Each of the upright walls 2b of the tie plate 2 is formed over the entire rail laying direction of the upper surface of the tie plate 2, and one end side of the upper surface of one upright wall 2b in the rail laying direction and the other upright wall 2b. A stepped portion 2f for lowering the height of the upper surface of the upright wall 2b is formed at the other end of the upper surface in the rail laying direction. On the upper surface of the tie plate 2 on the side opposite to the rail mounting portion 2a of the step portion 2f of each of the upright walls 2b, a leaf spring receiving concave portion 2e extending in the rail laying direction in parallel with the upright wall 2b is formed.
[0020]
The upper surface of the step portion 2f of each of the upright walls 2b is provided with a bolt mounting concave portion 2d formed in a substantially inverted T-shape when viewed from a direction perpendicular to the rail laying direction. The head of the rail fastening bolt 21 can be attached to the recess 2d for use with the screw portion facing upward.
[0021]
As shown in FIG. 5, the first fastener A is a rail fastening bolt 21 that is mounted so that a screw portion protrudes upward from an upper surface of the stepped portion 2 f with respect to the bolt mounting recess 2 d. It is composed of a nut 22 screwed into the screw portion of the rail fastening bolt 21 and a leaf spring member 23. The leaf spring member 23 is formed by overlapping lengthwise ends of an elongated rectangular plate in the thickness direction and bending an intermediate portion in the lengthwise direction into an arc shape. The width of the leaf spring member 23 is set to be smaller than the length of the stepped portion 2f in the rail laying direction, and the threaded portion of the rail fastening bolt 21 is inserted into both ends overlapped in the thickness direction. Through holes (not shown) are formed. In a state where the screw portion of the rail fastening bolt 21 is inserted into the through hole, the lower end of the both ends of the leaf spring member 23 is substantially horizontal from the side surface of the upright wall 2b to the rail mounting portion 2a. It protrudes in a state. The lower end of the leaf spring member 23 was placed on the rail mounting portion 2a by inserting the thread portion of the rail fastening bolt 21 into the through hole and tightening the nut 22 from above. The upper surface of the rail bottom Ra is configured to be pressed downward. When the nut 22 is tightened, the above-described pressing force is generated by bringing the arc-shaped longitudinal middle portion of the leaf spring member 23 into contact with the leaf spring receiving recess 2 e on the upper surface of the tie plate 2.
[0022]
Each bolt insertion hole 3b of the base plate 3 is located on one side in the rail laying direction of the leaf spring receiving recesses 2e and the leaf spring member 23, so that it is orthogonal to the rail laying direction of the rail elastic fastening device 1. Even if a safety rail (guard rail) for preventing derailment in an iron bridge or a curve is installed side by side with the rail R, the safety rail and the rail elastic fastening device 1 may interfere with each other even if the length of the safety rail is reduced as much as possible. I will not.
[0023]
Next, a case where the rail elastic fastening device 1 is used for the rail joint will be described.
[0024]
In the rail joint, as shown in FIGS. 4 to 6, two joint plates 31 are provided on both sides of the rail abdomen Rb so as to sandwich the rail abdomen Rb in the rail width direction, and the two joint plates 31 and the rail abdomen are provided. Rb abdominal portion Rb is formed by a plurality of seam plate fixing bolts 32 continuously penetrating Rb and arranged at predetermined intervals in the rail length direction and nuts 33 screwed to the respective seam plate fixing bolts 32. Fixed to.
[0025]
As shown in FIG. 6, the rail elastic fastening devices 1 are arranged at three places at both ends in the rail length direction and at the center (seam position) at the rail joints, and each of the rail elastic fastening devices 1 serves as a second fastener B. It is fastened to the pillow 11 by the plate fastening screws 25, washers 26 and rubber rings 27. As shown in FIG. 7, the rail elastic fastening device 1 is disposed at two positions at both ends in the rail length direction at the rail joint portion (a position closer to the center than when the three positions are disposed as described above). Is also good.
[0026]
A rail height adjusting plate 14 made of an iron plate is provided on the rail mounting portion 2a on the upper surface of the tie plate 2, and the rail bottom Ra is connected to the rail mounting portion 2a on the upper surface of the tie plate 2 via the rail height adjusting plate 14. Will be attached to Projections 14a (see FIG. 6) projecting downward from the lower surface are formed at both ends of the lower surface of the rail height adjusting plate 14 in the rail laying direction. 2 is configured to be at a height lower than the upper surface, and even if the rail R expands and contracts and the rail height adjustment plate 14 attempts to move with the rail R in the rail length direction (rail laying direction), One of the protrusions 14a of the height adjustment plate 14 abuts on the side surface of the tie plate 2 to restrict its movement, so that the rail height adjustment plate 14 does not come off the tie plate 2. Further, the rail height adjusting plate 14 is subjected to a galvanizing or dacrotizing treatment so that the surface is hardly rusted, and the rail R is smoothly expanded and contracted.
[0027]
Note that the rail height adjusting plate 14 is not limited to a rigid plate such as an iron plate, and may be a combination of an adjusting packing 15 and a track pad 16 as shown in FIG. 8, for example.
[0028]
In order to fasten the rail joint portion to the sleeper 11 using the rail elastic fastening device 1, the tie plate 2 in the rail elastic fastening device 1 in which the base plate 3 is fastened to the sleeper 11 via the second fastener B in advance. The rail bottom Ra is placed on the rail mounting portion 2a with the rail height adjusting plate 14 arranged. Then, the head of the rail fastening bolt 21 is attached to the bolt attachment recess 2 d of the upright wall 2 b with the screw portion facing upward, and the screw portion of the rail fastening bolt 21 is inserted into the through hole of the leaf spring member 23. At the same time, the plate spring member 23 is positioned by bringing the middle portion in the length direction of the plate spring member 23 into contact with the plate spring receiving recess 2 e on the upper surface of the tie plate 2. In this state, the nut 22 is fastened to the thread portion of the rail fastening bolt 21 so that the lower end of the leaf spring member 23 presses the upper surface of the rail bottom Ra downward. Thus, the rail R is fastened to the rail elastic fastening device 1 and elastically fastened to the sleeper 11.
[0029]
Therefore, in the above embodiment, the bolt mounting recess 2d is formed on the upper surface of the stepped portion 2f that lowers the height of the upper surface of the upright wall 2b, so that the leaf spring member 23 of the first fastener A is provided by that level difference. In addition, the height of the tip of the threaded portion of the rail fastening bolt 21 and the height of the nut 22 screwed to the threaded portion can be made lower than the seam plate fixing bolt 32 and the nut 33. Moreover, the height of the joint plate fixing bolts 32 and the nuts 33 is raised with respect to the first fastener A by the rail height adjusting plate 14 disposed between the rail bottom Ra and the rail mounting portion 2a. In addition, the rail height can be easily adjusted by the thickness of the rail height adjusting plate 14. As a result, a sufficient gap in the height direction can be formed between the first fastener A and the seam plate fixing bolt 32 and the nut 33. Even if the rail R expands and contracts due to this gap, The first fastener A does not interfere with the seam plate fixing bolt 32 or the nut 33. Therefore, the rail elastic fastening device 1 can be used for a rail joint, and the effect of reducing noise and vibration can be enhanced.
[0030]
Also, even if the height of the upper surface of the upright wall 2b is lower due to the step 2f, unlike the case where the entire upright wall 2b is made lower, the height of the portion of the upright wall 2b other than the step 2f is different from that of the conventional one. Since the height can be maintained at the same level, it is possible to reliably restrict the rail R from moving in the rail width direction with respect to the rail mounting portion 2a.
[0031]
Furthermore, since the rail fastening bolt 21, nut 22, and plate spring member 23 of the first fastener A, and the seam plate 31, seam plate fixing bolt 32, and nut 33 of the rail seam can be used as they are, economy is achieved. It is a target. In addition, the rail elastic fastening device 1 can be used in a portion other than the rail joint.
[0032]
【The invention's effect】
As described above, according to the rail elastic fastening device of the present invention, the height of the upper surface of the upright wall is formed on both upper surfaces of the upright walls formed on both sides in the direction perpendicular to the rail laying direction of the rail mounting portion in the tie plate. Steps to lower the height are formed, and on the upper surface of each step, a bolt mounting recess for mounting the head of the rail fastening bolt is formed, and on the rail mounting portion on the upper surface of the tie plate, By providing the rail height adjusting plate, the rail elastic fastening device can be used for the rail joint without changing the configuration of the first fastener and the rail joint, and the noise and vibration reduction effect is reduced. You get the maximum.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a rail elastic fastening device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a sectional view taken along line II-II of FIG.
FIG. 3 is a sectional view taken along line III-III of FIG. 1;
FIG. 4 is a plan view showing a case where a rail elastic fastening device is used for a rail joint.
FIG. 5 is a sectional view taken along line VV of FIG. 4;
FIG. 6 is a side view of a rail joint portion showing an example of arrangement of the rail elastic fastening device.
FIG. 7 is a diagram corresponding to FIG. 6, showing another example of arrangement of the rail elastic fastening device.
FIG. 8 is a diagram corresponding to FIG. 5, showing a modification of the rail height adjustment plate.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS LIST 1 rail elastic fastening device 2 tie plate 2 a rail mounting portion 2 b upright wall 2 d bolt mounting recess 2 f step 3 base plate 4 elastic member 11 sleeper 14 rail height adjusting plate 21 rail fastening bolt 22 nut 23 leaf spring member 31 seam plate A First fastener B Second fastener R Rail Ra Rail bottom Rb Rail abdomen

Claims

互いに長さ方向に対向する一対のレール端部同士が、該両レール端部のレール腹部にそれぞれ固定された継ぎ目板により結合されてなるレール継ぎ目部を、まくらぎ又はスラブ盤に弾性的に締結するためのレール弾性締結装置であって、
上面にレール取付部が設けられ、該レール取付部に第１締結具を介して上記レール継ぎ目部におけるレール底部が取り付けられるように構成されたタイプレートと、
上記タイプレートの下側に配設され、第２締結具を介して上記まくらぎ又はスラブ盤に取り付けられるベースプレートと、
上記タイプレートとベースプレートとの間に介装された弾性部材とを備え、
上記タイプレート上面において上記レール取付部のレール敷設方向と直交する方向の両側に、上方に起立しかつレール敷設方向に延びる起立壁がそれぞれ形成され、
上記各起立壁は、該起立壁の上面の高さが低くなるように形成された段差部と、該段差部の上面に、レール敷設方向と直交する方向から見て略逆Ｔ字状をなすように形成されたボルト取付用凹部とを有し、
上記第１締結具は、上記各ボルト取付用凹部に対し、ねじ部が上記段差部の上面から上側に突出するように取り付けられるレール締結用ボルトと、該レール締結用ボルトのねじ部に螺合するナットと、上記ねじ部が挿通される貫通孔を有し、該貫通孔にねじ部を挿通してその上から上記ナットを締め付けることにより、上記レール取付部に載置されたレール継ぎ目部におけるレール底部を下方に押圧するように構成された板バネ部材とからなり、
上記タイプレート上面のレール取付部上に、レール高さ調整板が設けられていることを特徴とするレール弾性締結装置。A pair of rail ends facing each other in the longitudinal direction are elastically fastened to a sleeper or a slab board by connecting rail joints formed by joining seam plates fixed to rail abdominal parts of the two rail ends. A rail elastic fastening device for
A tie plate provided with a rail mounting portion on an upper surface, and a rail bottom portion at the rail joint portion is mounted on the rail mounting portion via a first fastener;
A base plate disposed below the tie plate and attached to the sleeper or slab board via a second fastener;
An elastic member interposed between the tie plate and the base plate,
On the upper surface of the tie plate, on both sides in a direction orthogonal to the rail laying direction of the rail mounting portion, upright walls are formed to rise upward and extend in the rail laying direction, respectively.
Each of the upright walls has a step portion formed so that the height of the upper surface of the upright wall is reduced, and has a substantially inverted T-shape on the upper surface of the step portion when viewed from a direction orthogonal to the rail laying direction. And a bolt mounting recess formed as described above,
The first fastener includes a rail fastening bolt attached to each of the bolt attachment recesses such that a screw portion protrudes upward from an upper surface of the step portion, and is screwed to the thread portion of the rail fastening bolt. A nut having a through hole through which the screw portion is inserted, and by inserting the screw portion into the through hole and tightening the nut from above, the rail joint portion mounted on the rail mounting portion It consists of a leaf spring member configured to press the rail bottom downward,
A rail elastic fastening device, wherein a rail height adjusting plate is provided on a rail mounting portion on the upper surface of the tie plate.