【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、流体収納バッグの収容箱に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
飲料や果汁等の流体の包装容器として、前記流体を充填した流体収納バッグをその収容箱内に収容したものがある。なお、この種の容器は、一般に、バッグインボックスと呼ばれている。
【０００３】
図８は従来のバッグ収容箱の一部切開側面図であり、箱内に収容された流体収納バッグの注出用スパウトを箱外に突き出させた状態を示している。
【０００４】
まず、前記流体収納バッグ１について説明すると、この流体収納バッグ１は、可撓性を有するバッグ体の一部に内容物注出用スパウト３を設けたものである。なお、図では省略しているが、この流体収納バッグ１は、前記注出用スパウト３とは異なる箇所に流体充填口を有しており、この充填口は、バッグ１内に流体を充填した後に封止されている。
【０００５】
図９は前記流体収納バッグ１の注出用スパウト３が設けられた部分の拡大断面図、図１０は前記注出用スパウト３の正面図である。
【０００６】
前記流体収納バッグ１のバッグ体は、複数枚（例えば２枚）のフィルムを重ねた一対のバッグ材２をその周縁に沿ってシール溶着したものであり、注出用スパウト３は、その基端の外周にフランジ５を有しており、一方のバッグ材２に穿孔されたスパウト取付け孔に、スパウト３の先端側がバッグ外に突出する状態で嵌装され、前記フランジ５をバッグ材２の内面に溶着されている。
【０００７】
この注出用スパウト３は、バルブ機能を有するものであり、図９および図１０に示したように、基端の外周に前記フランジ５が一体に形成され、バッグ外突出部の外周に箱係合溝６が形成された樹脂成形品からなる円筒状のスパウト本体４と、このスパウト本体４の先端部に嵌着されたバルブキャップ７とからなっている。
【０００８】
前記バルブキャップ７は、軟質樹脂からなる成形品であり、前記スパウト本体４の先端部の外周に気密状態に嵌着される円筒状をなしており、その外端部の一側に、キャップ７内に連通させて形成された注出口８が形成され、内部に、外端の周縁部からキャップ７内に椀状に凹入し、外周部においてスパウト本体４の先端部の内周面に密接して前記スパウト本体４内を閉鎖するバルブ膜９が一体に形成されるとともに、このバルブ膜９の外面の一部に、リング状のバルブ開放摘み１０が一体に連結形成された構成となっている。
【０００９】
このバルブキャップ７は、そのバルブ開放摘み１０の引っ張り操作によりバルブを開放するものであり、バルブ開放摘み１０に指を掛けて外方に引っ張ると、前記バルブ膜９が図９に二点鎖線で示したように弾性変形してスパウト本体４の内周面から離れ、バッグ１内の流体が、図９に破線で示したように、スパウト本体４内とバルブキャップ７内とを通って前記注出口８から流出する。
【００１０】
また、前記バルブ開放摘み１０から指を離すと、前記可撓性バルブ膜９がその弾性により図９に実線で示した元の状態に復元してバルブ開状態になり、バッグ内流体の注出が停止される。
【００１１】
なお、前記流体収納バッグ１は、バッグ内流体の注出にともなって潰れ変形する。
【００１２】
次に、図８に示した従来のバッグ収容箱について説明すると、このバッグ収容箱１１は、段ボール箱であり、その前面の下端近くに、前記注出用スパウト３のフランジ５が溶着された部分の下端を箱内底面に近接させて箱内に収容される流体収納バッグ１のスパウト高さ（スパウト本体４の高さ）に対応させて、前記注出用スパウト３を箱外に突き出させるためのスパウト突き出し口１２を形成する円形の切取り部（図８では既に切取られている）が設けられている。この切取り部の切取りにより形成される前記スパウト突き出し口１２は、その周縁が前記注出用スパウト３の箱係合溝６内に入り込む径を有している。
【００１３】
また、このバッグ収容箱１１の前面には、前記スパウト突き出し口１２の形成部の上に、図８に二点鎖線で示したように切起されるフラップ部１３が、スパウト突き出し口１２の径よりも大きい高さおよび幅に形成されている。
【００１４】
前記バッグ収容箱１１は、前記流体収納バッグ１を、その注出用スパウト３のフランジ５が溶着された部分の下端を箱内底面に近接させ、前記注出用スパウト３を前記スパウト突き出し口１２の形成部に向き合わせた状態で収容するものであり、このバッグ収容箱１１に収容された流体収納バッグ１内の流体の注出は、箱前面の前記切取り部を切取ってスパウト突き出し口１２を形成し、前記流体収納バッグ１の注出用スパウト３を前記スパウト突き出し口１２から図８のように箱外に突き出させて行なわれる。
【００１５】
その場合、前記注出用スパウト３は、箱前面の前記フラップ部１３を切起してその切起し空間から箱外に引出され、前記スパウト突き出し口１２にその上方から、注出用スパウト３の箱係合溝６内にスパウト突き出し口１２の周縁を入り込ませて嵌装されて、前記スパウト突き出し口１２に、箱内外方向への移動を拘束されて保持される。
【００１６】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図８に示した従来のバッグ収容箱１１は、前記スパウト突き出し口１２が、注出用スパウト３のフランジ５が溶着された部分の下端を箱内底面に近接させて箱内に収容される流体収納バッグ１のスパウトの高さ（スパウト本体４の高さ）に対応させて設けられているため、箱内に収容された流体収納バッグ１の注出用スパウト３を前記スパウト突き出し口１２から突き出させた状態で行なわれる流体収納バッグ１内の流体の注出に限界があり、バッグ内流体の注出にともなってバッグ１内の流体量が減少し、バック内流体のレベルＬが前記注出用スパウト３のスパウト本体４の内周面の下端まで下がると、バッグ内流体の注出を行なうことができなくなって、バッグ１内に残った流体が無駄になってしまう。
【００１７】
なお、その場合、台上に水平に置かれたバッグ収容箱１１を、その後側を持ち上げて前下がりに傾けてやれば、バッグ１内に残った流体を注出することができるが、このようにしてバッグ１内に残った流体を注出するのは面倒である。
【００１８】
この発明は、水平に置いたままの状態で、箱内に収容された流体収納バッグ内の流体をほとんど無駄にすること無く注出させることができるバッグ収容箱を提供することを目的としたものである。
【００１９】
【課題を解決するための手段】
この発明のバッグ収容箱は、箱前面の下端近くに、注出用スパウトのフランジが溶着された部分の下端を箱内底面に近接させて箱内に収容される流体収納バッグのスパウト高さに対応させて、前記注出用スパウトを箱外に突き出させるためのスパウト突き出し口を形成する第１の切取り部が設けられるとともに、前記箱前面に、前記スパウト突き出し口の形成部から箱前面の下縁にわたって、前記スパウト突き出し口から突き出された前記注出用スパウトを下方に案内するためのスパウト案内路を形成する第２の切取り部が設けられ、箱底面の前縁部に、前記流体収納バッグの注出用スパウトのフランジが溶着された部分の下端側を箱外に突き出させるためのフランジ溶着部突き出し口を形成する第３の切取り部が設けられていることを特徴とするものである。
【００２０】
すなわち、このバッグ収容箱は、前記第１の切取り部の切取りにより形成されたスパウト突き出し口の下に、前記第２および第３の切取り部の切取りにより、箱前面から箱底面の前縁部にわたって前記スパウト案内路およびフランジ溶着部突き出し口を形成するようにしたものであり、このバッグ収容箱によれば、注出用スパウトのフランジが溶着された部分の下端を箱内底面に近接させて箱内に収容された流体収納バッグの前記注出用スパウトを、その注出用スパウトの初期の突き出し位置に対応する前記スパウト突き出し口から下げ降ろして、スパウト下部を箱底面の下方に突き出させることができるため、水平に置いたままの状態で、箱内に収容された流体収納バッグ内の流体をほとんど無駄にすること無く注出させることができる。
【００２１】
この発明のバッグ収容箱において、前記第１の切取り部の切取りにより形成されるスパウト突き出し口は、その周縁が前記流体収納バッグの注出用スパウトの外周に設けられた箱係合溝内に入り込む径を有しており、前記第２の切取り部の切取りにより形成されるスパウト案内路は、その両側縁が前記注出用スパウトの箱係合溝内に入り込む幅を有しているのが望ましい。
【００２２】
また、前記スパウト案内路を形成する第２の切取り部と、前記フランジ溶着部突き出し口を形成する第３の切取り部は、一体につながった切取り部とするのが好ましい。
【００２３】
【発明の実施の形態】
図１〜図７はこの発明の一実施例を示しており、図１はバッグ収容箱の斜視図、図２は前記バッグ収容箱の前面にスパウト突き出し口を形成した状態の斜視図、図３は箱内に収容した流体収納バッグの注出用スパウトを前記スパウト突き出し口から突き出させた状態の斜視図、図４は図３の状態の拡大断面図、図５は前記バッグ収容箱の前面および底面にスパウト案内路およびフランジ溶着部突き出し口を形成した状態の斜視図、図６は前記流体収納バッグの注出用スパウトを下げ降ろした状態の斜視図、図７は図６の状態の拡大断面図である。
【００２４】
なお、この実施例のバッグ収容箱２１は、図９および図１０に示した注出用スパウト３を有する流体収納バッグ１を収容するものである。
【００２５】
このバッグ収容箱２１は、段ボール箱からなっており、図１に示したように、その前面の下端近くに、前記注出用スパウト３のフランジ５が溶着された部分の下端を箱内底面に近接させて箱内に収容される流体収納バッグ１のスパウト高さ（スパウト本体４の高さ）に対応させて、前記注出用スパウト３を箱外に突き出させるためのスパウト突き出し口２２ａ（図２〜図７参照）を形成する円形な第１の切取り部２２が設けられている。この切取り部２２は、箱前面に前記切取り部２２を囲んで設けられたミシン目ａに沿って切取られる。
【００２６】
前記第１の切取り部２２の切取りにより形成されるスパウト突き出し口２２ａは、その周縁が前記流体収納バッグ１の注出用スパウト３の外周に設けられた箱係合溝６内に入り込む径を有している。
【００２７】
また、このバッグ収容箱２１の前面には、前記スパウト突き出し口２２ａの形成部の上に、図２に示したように切起されるフラップ部２３が、スパウト突き出し口２２ａの径よりも大きい高さおよび幅に形成されている。
【００２８】
このフラップ部２３は、箱前面に前記フラップ部２３の上縁部と前記スパウト突き出し口２２ａに連通する下縁部を除く部分を囲んで設けられたミシン目ｂに沿って箱前面から切離され、箱前面につながる前記上縁部で折り曲げられて箱外に引き起こされる。
【００２９】
さらに、このバッグ収容箱２１は、図１に示したように、その前面に前記スパウト突き出し口２２ａの形成部から箱前面の下縁にわたって設けられた第２の切取り部２４と、箱底面の前縁部にその縁部沿わせて設けられた第３の切取り部２５とを有している。
【００３０】
前記第２の切取り部２４は、前記流体収納バッグ１の注出用スパウト３のフランジ５が溶着された部分の下端側を箱外に突き出させるためのスパウト案内路２４ａ（図５〜図７参照）を形成する切取り部であり、この第２の切取り部２４の切取りにより形成されるスパウト案内路２４ａは、その両側縁が前記注出用スパウト３の箱係合溝６内に入り込む幅を有している。
【００３１】
また、前記第３の切取り部２５は、前記流体収納バッグ１の注出用スパウト３のフランジ５が溶着された部分の下端側を箱外に突き出させるためのフランジ溶着部突き出し口２５ａ（図５〜図７参照）を形成する切取り部であり、この第３の切取り部２５の切取りにより形成されるフランジ溶着部突き出し口２５ａは、前記注出用スパウト３のフランジ５の厚さおよび直径よりも大きい幅および長さを有している。
【００３２】
前記スパウト案内路２４ａを形成する第２の切取り部２４と、前記フランジ溶着部突き出し口２５ａを形成する第３の切取り部２５は、これらを囲んで箱前面および箱底面に設けられたミシン目ｃに沿って切取られる。
【００３３】
このミシン目ｃは、第２の切取り部２４の下縁と第３の切取り部２５の前縁との境界部（箱前面と箱底面との間の折り曲げ部）を避けて設けられており、したがって、第２の切取り部２４と第３の切取り部２５は一体につながっている。
【００３４】
このバッグ収容箱２１は、前記流体収納バッグ１を、その注出用スパウト３のフランジ５が溶着された部分の下端を箱内底面に近接させ、前記注出用スパウト３を前記スパウト突き出し口２２ａの形成部に向き合わせた状態で収容するものであり、このバッグ収容箱２１に収容された流体収納バッグ１内の流体の注出は、箱前面の前記第１の切取り部を切取ってスパウト突き出し口２２ａを形成し、前記流体収納バッグ１の注出用スパウト３を前記スパウト突き出し口２２ａから箱外に突き出させて行なわれる。
【００３５】
その場合、前記注出用スパウト３は、図２に示したように前記第１の切取り部を切取ってスパウト突き出し口２２ａを形成するとともに、前記フラップ部２３を切起すことにより、フラップ部２３の切起し空間２３ａから箱外に引出され、前記スパウト突き出し口２２ａにその上方から、注出用スパウト３の箱係合溝６内にスパウト突き出し口２２ａの周縁を入り込ませて嵌装されて、図３に示したように、前記スパウト突き出し口２２ａに、箱内外方向への移動を拘束されて保持される。
【００３６】
なお、切起されたフラップ部２３は、スパウト突き出し口２２ａに注出用スパウト３を嵌装した後に元の状態に戻され、前記スパウト突き出し口２２ａに連通する下縁部を前記注出用スパウト３の箱係合溝６内に入り込ませることにより、前記切起し空間２３ａを塞いだ状態に保持される。
【００３７】
ところで、前記バッグ収容箱２１のスパウト突き出し口２２ａは、注出用スパウト３のフランジ５が溶着された部分の下端を箱内底面に近接させて箱内に収容される流体収納バッグ１のスパウトの高さ（スパウト本体４の高さ）に対応させて設けられているため、箱内に収容された流体収納バッグ１の注出用スパウト３を前記スパウト突き出し口２２ａから突き出させた状態では、前記流体収納バッグ１内の流体の注出に限界があり、バッグ内流体の注出にともなってバッグ１内の流体量が減少し、バック流体のレベルが前記注出用スパウト３のスパウト本体４の内周面の下端まで下がると、バッグ内流体の注出を行なうことができなくなる。
【００３８】
しかし、このバッグ収容箱２１は、箱前面に、前記スパウト突き出し口２２ａの形成部から箱前面の下縁にわたって、前記スパウト突き出し口２２ａから突き出された前記注出用スパウト３を下方に案内するためのスパウト案内路２４ａを形成する第２の切取り部２４を設けるとともに、箱底面の前縁部に、前記流体収納バッグ１の注出用スパウト３のフランジ５が溶着された部分の下端側を箱外に突き出させるためのフランジ溶着部突き出し口２５ａを形成する第３の切取り部２５を設けたものであるため、図５に示したように前記第２および第３の切取り部２４，２５を切取って前記スパウト案内路２４ａおよびフランジ溶着部突き出し口２５ａを形成することにより、前記流体収納バッグ１の前記注出用スパウト３を図６および図７に示したように下げ降ろして、スパウト下部を箱底面の下方に突き出させることができる。
【００３９】
その場合、前記スパウト案内路２４ａを形成する第２の切取り部２４と、前記フランジ溶着部突き出し口２５ａを形成する第３の切取り部２５は一体につながっているため、前記第２の切取り部２４と第３の切取り部２５のいずれかをミシン目ｃに沿って切起して外方に引っ張ることにより、前記第２の切取り部２４と第３の切取り部２５を一緒に切取って、簡単にスパウト案内路２４ａとフランジ溶着部突き出し口２５ａを形成することができる。
【００４０】
すなわち、このバッグ収容箱２１は、前記第１の切取り部２２の切取りにより形成されるスパウト突き出し口２２ａの下に、前記第２および第３の切取り部２４，２５の切取りにより、箱前面から箱底面の前縁部にわたって前記スパウト案内路２４ａおよびフランジ溶着部突き出し口２５ａを形成するようにしたものであり、したがって、注出用スパウト３のフランジ５が溶着された部分の下端を箱内底面に近接させて箱内に収容された流体収納バッグ１の前記注出用スパウト３を、その注出用スパウト３の初期の突き出し位置に対応する前記スパウト突き出し口２２ａから下げ降ろして、スパウト下部を箱底面の下方に突き出させることができる。
【００４１】
その場合、前記第２の切取り部２４の切取りにより形成されたスパウト案内路２４ａは、その両側縁が前記注出用スパウト３の箱係合溝６内に入り込む幅を有しているため、スパウト下部が箱底面の下方に突き出す状態に下げ降ろされた注出用スパウト３を、前記スパウト案内路２４ａに、箱内外方向への移動を拘束させて保持させることができる。
【００４２】
このように、前記バッグ収容箱２１は、箱内に収容された流体収納バッグ１の前記注出用スパウト３を、スパウト下部が箱底面の下方に突き出す状態に下げ降ろすことができるため、前記注出用スパウト３のスパウト本体４の内周面の下端の位置を、バッグ底面よりも低くすることができ、したがって、バッグ収容箱２１をその支持台上に水平に置いたままの状態で、箱内に収容された流体収納バッグ１内の流体をほとんど無駄にすること無く注出させることができる。
【００４３】
前記注出用スパウト３の下げ降ろしは、バック内流体の注出にともなって潰れ変形する流体収納バッグ１の高さが図７のように注出用スパウト３の高さ付近まで低くなり、注出用スパウト３の注出口８から注出される流体の流量が減少し始める頃に行なうのが好ましく、このような時期に注出用スパウト３の下げ降ろしを行なうことにより、その下げ降ろしにより開放状態となるスパウト突き出し口２２ａの開放時間を短くすることができる。
【００４４】
なお、上記実施例では、前記スパウト案内路２４ａを形成する第２の切取り部２４と、前記フランジ溶着部突き出し口２５ａを形成する第３の切取り部２５とを、一体につながった切取り部としているが、これらの切取り部２４，２５は、個々に切取らせるようにしてもよい。
【００４５】
また、上記実施例のバッグ収容箱２１は、図９および図１０に示したバルブ機能を有する注出用スパウト３を備えた流体収納バッグ１を収容するものであるが、この発明は、他の内容物注出用スパウト、例えば蓋の脱着により開閉される注出用スパウトや、注出口をシールフィルムにより閉塞され、注出流体輸送ホースに接続された流体注出ヘッドを接続した状態で、前記ヘッド内に設けられたカッタにより前記シールフィルムを切開かれて注出口を開放される注出用スパウト等を有する内容物注出用スパウトの収容箱にも適用することができる。
【００４６】
【発明の効果】
この発明のバッグ収容箱は、箱前面の下端近くに、注出用スパウトのフランジが溶着された部分の下端を箱内底面に近接させて箱内に収容される流体収納バッグのスパウト高さに対応させて、前記注出用スパウトを箱外に突き出させるためのスパウト突き出し口を形成する第１の切取り部を設けるとともに、前記箱前面に、前記スパウト突き出し口の形成部から箱前面の下縁にわたって、前記スパウト突き出し口から突き出された前記注出用スパウトを下方に案内するためのスパウト案内路を形成する第２の切取り部を設け、箱底面の前縁部に、前記流体収納バッグの注出用スパウトのフランジが溶着された部分の下端側を箱外に突き出させるためのフランジ溶着部突き出し口を形成する第３の切取り部を設けたものであるため、注出用スパウトのフランジが溶着された部分の下端を箱内底面に近接させて箱内に収容された前記流体収納バッグの注出用スパウトを、その注出用スパウトの初期の突き出し位置に対応する前記スパウト突き出し口から下げ降ろして、スパウト下部を箱底面の下方に突き出させることができ、したがって、水平に置いたままの状態で、箱内に収容された流体収納バッグ内の流体をほとんど無駄にすること無く注出させることができる。
【００４７】
この発明のバッグ収容箱において、前記第１の切取り部の切取りにより形成されるスパウト突き出し口は、その周縁が前記流体収納バッグの注出用スパウトの外周に設けられた箱係合溝内に入り込む径を有しており、前記第２の切取り部の切取りにより形成されるスパウト案内路は、その両側縁が前記注出用スパウトの箱係合溝内に入り込む幅を有しているのが望ましく、このようにすることにより、前記スパウト突き出し口から突き出された前記注出用スパウトを、前記スパウト突き出し口に、箱内外方向への移動を拘束されて保持させることができるとともに、スパウト下部が箱底面の下方に突き出す状態に下げ降ろされた前記注出用スパウトを、前記スパウト案内路に、箱内外方向への移動を拘束させて保持させることができる。
【００４８】
また、前記スパウト案内路を形成する第２の切取り部と、前記フランジ溶着部突き出し口を形成する第３の切取り部は、一体につながった切取り部とするのが好ましく、このようにすることにより、前記第２の切取り部と第３の切取り部を一緒に切取って、簡単にスパウト案内路とフランジ溶着部突き出し口を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施例を示すバッグ収容箱の斜視図。
【図２】前記バッグ収容箱の前面にスパウト突き出し口を形成した状態の斜視図。
【図３】箱内に収容した流体収納バッグの注出用スパウトをスパウト突き出し口から突き出させた状態の斜視図。
【図４】図３の状態の拡大断面図。
【図５】前記バッグ収容箱の前面および底面にスパウト案内路およびフランジ溶着部突き出し口を形成した状態の斜視図。
【図６】前記流体収納バッグの注出用スパウトを下げ降ろした状態の斜視図。
【図７】図６の状態の拡大断面図。
【図８】従来のバッグ収容箱の一部切開側面図。
【図９】流体収納バッグの注出用スパウトが設けられた部分の拡大断面図。
【図１０】注出用スパウトの正面図。
【符号の説明】
１…流体収納バッグ
２…バッグ材
３…注出用スパウト
５…フランジ
６…箱係合溝
２１…バッグ収容箱
２２…第１の切取り部
２２ａ…スパウト突き出し口
２３…フラップ部
２４…第２の切取り部
２４ａ…スパウト案内路
２５…第３の切取り部
２５ａ…フランジ溶着部突き出し口[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a storage box for a fluid storage bag.
[0002]
[Prior art]
As a packaging container for a fluid such as a beverage or fruit juice, there is a container in which a fluid storage bag filled with the fluid is accommodated in the accommodation box. In addition, this kind of container is generally called a bag-in-box.
[0003]
FIG. 8 is a partially cutaway side view of a conventional bag storage box, and shows a state in which a spout for discharging a fluid storage bag stored in the box is projected outside the box.
[0004]
First, the fluid storage bag 1 will be described. The fluid storage bag 1 is provided with a spout 3 for discharging contents in a part of a flexible bag body. Although omitted in the figure, the fluid storage bag 1 has a fluid filling port at a location different from the spout 3 for pouring, and the filling port fills the bag 1 with a fluid. Later sealed.
[0005]
FIG. 9 is an enlarged cross-sectional view of a portion of the fluid storage bag 1 where the spout 3 for pouring is provided, and FIG. 10 is a front view of the spout 3 for pouring.
[0006]
The bag body of the fluid storage bag 1 is formed by sealingly welding a pair of bag materials 2 each having a plurality of (for example, two) films stacked along a peripheral edge thereof, and a spout 3 for pouring is a base end thereof. Has a flange 5 on its outer periphery, and is fitted in a spout mounting hole drilled in one of the bag members 2 in a state in which the tip side of the spout 3 projects outside the bag. Is welded to.
[0007]
This spout 3 has a valve function. As shown in FIGS. 9 and 10, the flange 5 is integrally formed on the outer periphery of a base end, and a box member is formed on the outer periphery of a protruding portion outside the bag. It comprises a cylindrical spout main body 4 formed of a resin molded product having a mating groove 6 formed therein, and a valve cap 7 fitted to the tip of the spout main body 4.
[0008]
The valve cap 7 is a molded product made of a soft resin, and has a cylindrical shape which is fitted in an air-tight state around an outer periphery of a tip end of the spout main body 4. A spout 8 is formed so as to communicate with the inside, and is recessed in the inside of the cap 7 from the outer peripheral portion to the inside of the cap 7, and close to the inner peripheral surface of the distal end portion of the spout main body 4 at the outer peripheral portion. A valve membrane 9 for closing the inside of the spout main body 4 is formed integrally, and a ring-shaped valve opening knob 10 is integrally formed on a part of the outer surface of the valve membrane 9. I have.
[0009]
The valve cap 7 opens the valve by a pulling operation of the valve opening knob 10. When a finger is pulled on the valve opening knob 10 and pulled outward, the valve film 9 is shown by a two-dot chain line in FIG. 9. As shown in the figure, the fluid is elastically deformed and separated from the inner peripheral surface of the spout main body 4, and the fluid in the bag 1 passes through the inside of the spout main body 4 and the inside of the valve cap 7, as indicated by a broken line in FIG. It flows out of exit 8.
[0010]
When the finger is released from the valve opening knob 10, the flexible valve membrane 9 is restored to its original state shown by the solid line in FIG. Is stopped.
[0011]
The fluid storage bag 1 is crushed and deformed as the fluid in the bag is poured.
[0012]
Next, the conventional bag storage box shown in FIG. 8 will be described. This bag storage box 11 is a corrugated cardboard box, and a portion where the flange 5 of the spout 3 is welded near the lower end of the front surface thereof. The spout 3 for pouring out of the box in accordance with the spout height of the fluid storage bag 1 (height of the spout main body 4) accommodated in the box with the lower end of the spout 3 close to the bottom of the box. A circular cutout (which has already been cut off in FIG. 8) forming the spout ejection port 12 is provided. The spout protrusion opening 12 formed by cutting the cutout portion has a diameter such that the periphery thereof enters the box engaging groove 6 of the spout 3 for pouring.
[0013]
On the front surface of the bag housing box 11, a flap portion 13 cut and raised as shown by a two-dot chain line in FIG. It is formed to have a height and width larger than that.
[0014]
The bag storage box 11 moves the fluid storage bag 1 such that the lower end of a portion of the spout 3 to which the flange 5 of the spout 3 is welded is close to the bottom surface in the box, and moves the spout 3 into the spout outlet 12. When the fluid in the fluid storage bag 1 stored in the bag storage box 11 is poured out, the cutout portion on the front surface of the box is cut out and the spout protrusion 12 is inserted. Then, the spout 3 for pouring out of the fluid storage bag 1 is projected from the spout outlet 12 to the outside of the box as shown in FIG.
[0015]
In that case, the spout 3 for pouring out cuts and raises the flap portion 13 on the front of the box, is drawn out of the box from the cut-and-raised space, and is spouted from the spout outlet 12 from above the spout 3. The outer periphery of the spout protrusion 12 is fitted into the box engaging groove 6 so that the spout protrusion 12 is restrained from moving in and out of the box.
[0016]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional bag storage box 11 shown in FIG. 8, the spout protrusion 12 is stored in the box with the lower end of the portion of the spout 3 to which the flange 5 of the spout 3 is welded approaching the bottom surface of the box. The spout 3 is provided so as to correspond to the height of the spout of the fluid storage bag 1 (the height of the spout main body 4). There is a limit to the ejection of the fluid in the fluid storage bag 1 performed in a state in which the bag is protruded from the bag, and the amount of fluid in the bag 1 decreases with the ejection of the fluid in the bag. When the spout 3 is lowered to the lower end of the inner peripheral surface of the spout main body 4, the fluid in the bag cannot be poured out, and the fluid remaining in the bag 1 is wasted.
[0017]
In this case, the fluid remaining in the bag 1 can be poured out by tilting the bag storage box 11 placed horizontally on the table upward and downward so as to lean forward. It is troublesome to pour out the fluid remaining in the bag 1.
[0018]
SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a bag housing box that can be poured out of a fluid housing bag housed in a box with almost no waste while being placed horizontally. It is.
[0019]
[Means for Solving the Problems]
The bag storage box of the present invention has a spout height of a fluid storage bag stored in the box, with the lower end of the portion where the flange of the spout is welded close to the bottom of the box, near the lower end of the front of the box. Correspondingly, there is provided a first cutout for forming a spout protrusion for projecting the spout for spouting out of the box, and at the front of the box, a portion below the front of the box from the formation of the spout protrusion. A second cutout portion is provided over the edge to form a spout guide path for guiding the spout spout projected from the spout ejection port downward, and the fluid storage bag is provided at a front edge portion of the bottom surface of the box. A third cutout portion forming a flange welded portion projecting port for projecting a lower end side of a portion of the spout for spout flange welded out of the box. It is intended to.
[0020]
In other words, this bag storage box extends from the front of the box to the front edge of the bottom of the box by cutting the second and third cuts below the spout protrusion formed by cutting the first cut. The spout guide path and the flange welding portion projecting opening are formed, and according to this bag storage box, the lower end of the portion where the flange of the spout spout is welded is brought close to the inner bottom surface of the box. Lowering the spout for spout of the fluid storage bag housed therein from the spout outlet corresponding to the initial projecting position of the spout for spout so that the lower part of the spout protrudes below the bottom of the box. As a result, the fluid in the fluid storage bag stored in the box can be poured out with almost no waste in a state of being placed horizontally.
[0021]
In the bag storage box according to the present invention, a spout protrusion formed by cutting out the first cutout portion has a peripheral edge that enters into a box engaging groove provided on an outer periphery of the spout for pouring out the fluid storage bag. Preferably, the spout guide path having a diameter and formed by cutting out the second cutout portion has a width such that both side edges thereof enter into the box engaging groove of the spout for spouting. .
[0022]
Further, it is preferable that the second cutout portion forming the spout guide path and the third cutout portion forming the flange welding portion projecting opening are cutout portions integrally connected.
[0023]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
1 to 7 show one embodiment of the present invention. FIG. 1 is a perspective view of a bag storage box, FIG. 2 is a perspective view of a state in which a spout protrusion is formed on the front surface of the bag storage box, and FIG. Is a perspective view of a state in which a spout for discharging a fluid storage bag housed in a box is projected from the spout outlet, FIG. 4 is an enlarged sectional view of the state of FIG. 3, and FIG. 5 is a front view of the bag storage box. FIG. 6 is a perspective view of a state in which a spout guide path and a flange welding portion projecting opening are formed on the bottom surface, FIG. 6 is a perspective view of a state in which the spout for discharging the fluid storage bag is lowered, and FIG. 7 is an enlarged cross section of the state of FIG. FIG.
[0024]
The bag storage box 21 of this embodiment stores the fluid storage bag 1 having the spout 3 for pouring shown in FIG. 9 and FIG.
[0025]
This bag storage box 21 is made of a cardboard box. As shown in FIG. 1, near the lower end of the front surface, the lower end of the portion where the flange 5 of the spout 3 is welded is placed on the bottom of the box. A spout outlet 22a (FIG. 8) for allowing the spout 3 to be ejected out of the box in accordance with the spout height (the height of the spout main body 4) of the fluid storage bag 1 to be housed in the box in close proximity. 2 to 7) are provided. The cutout 22 is cut along a perforation a provided on the front surface of the box so as to surround the cutout 22.
[0026]
The spout protrusion 22a formed by cutting out the first cutout portion 22 has a diameter such that its peripheral edge enters the box engaging groove 6 provided on the outer periphery of the spout 3 for pouring out of the fluid storage bag 1. are doing.
[0027]
On the front surface of the bag storage box 21, a flap 23 cut and raised as shown in FIG. 2 is formed on the portion where the spout protrusion 22a is formed, with a height larger than the diameter of the spout protrusion 22a. It is formed in width and width.
[0028]
The flap 23 is separated from the front of the box along a perforation b provided on the front of the box except for an upper edge of the flap 23 and a lower edge communicating with the spout protrusion 22a. , Being bent at the upper edge leading to the front of the box and raised outside the box.
[0029]
Further, as shown in FIG. 1, the bag storage box 21 has a second cutout portion 24 provided on the front surface thereof from a portion where the spout protrusion 22a is formed to a lower edge of the front surface of the box, and a front portion of the bottom surface of the box. And a third cutout 25 provided on the edge along the edge.
[0030]
The second cutout portion 24 is provided with a spout guide path 24a (see FIGS. 5 to 7) for protruding the lower end side of the spout 3 of the fluid storage bag 1 where the flange 5 is welded out of the box. The spout guide path 24a formed by cutting out the second cutout 24 has a width such that both side edges thereof enter the box engaging groove 6 of the spout 3 for pouring. are doing.
[0031]
The third cut-out portion 25 is provided with a flange welding portion protrusion port 25a (FIG. 5) for projecting the lower end side of the portion of the fluid storage bag 1 where the flange 5 of the spout 3 is welded to the outside of the box. 7), and the flange welding portion protrusion 25a formed by cutting the third cutting portion 25 is larger than the thickness and diameter of the flange 5 of the spout 3 for pouring. It has a large width and length.
[0032]
The second cutout portion 24 forming the spout guide path 24a and the third cutout portion 25 forming the flange welding portion projecting port 25a are provided with perforations c provided on the front and bottom surfaces of the box so as to surround them. Cut along.
[0033]
The perforation c is provided so as to avoid a boundary portion (a bent portion between the box front surface and the box bottom surface) between the lower edge of the second cutout portion 24 and the front edge of the third cutout portion 25, Therefore, the second cutout portion 24 and the third cutout portion 25 are integrally connected.
[0034]
In the bag storage box 21, the lower end of the portion of the fluid storage bag 1 to which the flange 5 of the spout 3 is welded is brought close to the bottom of the box, and the spout 3 is pushed out of the spout outlet 22a. The fluid in the fluid storage bag 1 stored in the bag storage box 21 is poured out by cutting out the first cutout on the front of the box. The ejection port 22a is formed, and the spout 3 for discharging the fluid storage bag 1 is projected from the spout ejection port 22a to the outside of the box.
[0035]
In this case, the spout 3 for pouring out cuts out the first cutout portion to form a spout protrusion 22a as shown in FIG. Is drawn out of the box from the cut-and-raised space 23a, and fitted into the spout protrusion 22a by inserting the peripheral edge of the spout protrusion 22a into the box engagement groove 6 of the spout 3 from above. As shown in FIG. 3, the spout protrusion 22a restrains the inner and outer movements of the box from being moved.
[0036]
The cut and raised flap portion 23 is returned to its original state after the spout 3 is fitted into the spout protrusion 22a, and the lower edge communicating with the spout protrusion 22a is moved to the spout protrusion 22a. By making the cut-and-raised space 23a closed, it is held by being inserted into the box engaging groove 6 of FIG.
[0037]
By the way, the spout protruding port 22a of the bag storage box 21 is provided with a spout of the fluid storage bag 1 housed in the box with the lower end of the portion where the flange 5 of the spout 3 is welded approaching the bottom of the box. Since the spout 3 is provided corresponding to the height (the height of the spout main body 4), the spout 3 for pouring out the spout 3 of the fluid storage bag 1 housed in the box is projected from the spout outlet 22a. There is a limit to the discharge of the fluid in the fluid storage bag 1, and the amount of the fluid in the bag 1 decreases with the discharge of the fluid in the bag, and the level of the back fluid becomes lower than the level of the spout body 4 of the spout 3. When the inner peripheral surface is lowered to the lower end, the fluid in the bag cannot be poured out.
[0038]
However, since the bag storage box 21 guides the spout 3 from the spout outlet 22a downward from the formation of the spout outlet 22a to the lower edge of the box front at the front of the box. A second cut-out portion 24 forming a spout guide path 24a is provided, and a lower end of a portion of the fluid storage bag 1 where the flange 5 of the spout 3 for pouring is welded to the front edge of the bottom surface of the box. Since the third cutout 25 is formed to form the flange welding portion protrusion port 25a for protruding outside, the second and third cutouts 24, 25 are cut as shown in FIG. By taking out the spout guide path 24a and forming the flange welding portion protruding port 25a, the spout 3 for pouring out the fluid storage bag 1 is shown in FIG. 6 and FIG. The way to down down, it is possible to protrude the spout bottom below the box bottom.
[0039]
In this case, the second cutout portion 24 forming the spout guide path 24a and the third cutout portion 25 forming the flange welding portion projecting opening 25a are integrally connected. And any one of the third cutouts 25 is cut and raised along the perforation c and pulled outward, so that the second cutout 24 and the third cutout 25 can be cut out together to easily The spout guide path 24a and the flange welding portion protruding port 25a can be formed on the spout guide path 24a.
[0040]
That is, the bag storage box 21 is cut from the front of the box by cutting the second and third cutting sections 24 and 25 below the spout protrusion 22a formed by cutting the first cutting section 22. The spout guide path 24a and the flange welding portion protruding port 25a are formed over the front edge of the bottom surface. Therefore, the lower end of the spout 3 to which the flange 5 is welded is attached to the bottom surface of the box. The spout 3 for spouting of the fluid storage bag 1 housed in the box in close proximity is lowered from the spout outlet 22a corresponding to the initial projecting position of the spout 3 for spouting, and the lower part of the spout is boxed. It can protrude below the bottom surface.
[0041]
In this case, the spout guide path 24a formed by cutting out the second cutout portion 24 has a width such that both side edges thereof enter the box engaging groove 6 of the spout 3 for spouting. The spout 3 for pouring, which has been lowered so that the lower part protrudes below the bottom of the box, can be held by the spout guide path 24a while restricting movement in the inside and outside of the box.
[0042]
In this way, the bag storage box 21 can lower and lower the spout 3 for spouting of the fluid storage bag 1 stored in the box so that the lower part of the spout projects below the bottom of the box. The position of the lower end of the inner peripheral surface of the spout main body 4 of the spout 3 can be made lower than the bottom surface of the bag, and therefore, while the bag storage box 21 is placed horizontally on its support base, The fluid in the fluid storage bag 1 accommodated therein can be poured out with almost no waste.
[0043]
When the spout 3 for pouring is lowered, the height of the fluid storage bag 1 which is crushed and deformed with the pouring of the fluid in the bag decreases to near the height of the spout 3 for pouring as shown in FIG. It is preferable to perform the discharge spout 3 when the flow rate of the fluid discharged from the spout 8 of the discharge spout 3 starts to decrease. At this time, the spout 3 is lowered and lowered to open the spout 3. The opening time of the spout protrusion 22a can be shortened.
[0044]
In the above embodiment, the second cutout portion 24 forming the spout guide path 24a and the third cutout portion 25 forming the flange welding portion protrusion port 25a are cutout portions that are integrally connected. However, these cutouts 24 and 25 may be cut off individually.
[0045]
Further, the bag storage box 21 of the above-described embodiment stores the fluid storage bag 1 provided with the spout 3 for pouring having the valve function shown in FIGS. 9 and 10. Content spouting spout, for example, a spout for opening and closing by opening and closing of a lid, and a spouting port closed with a seal film and a fluid spouting head connected to a spouting fluid transport hose connected to the spout, The present invention is also applicable to a spout storage box for discharging contents having a spout for pouring or the like in which the seal film is cut open by a cutter provided in the head to open a spout.
[0046]
【The invention's effect】
The bag storage box of the present invention has a spout height of a fluid storage bag stored in the box, with the lower end of the portion where the flange of the spout is welded close to the bottom of the box, near the lower end of the front of the box. Correspondingly, a first cutout for forming a spout protrusion for projecting the spout for pouring out of the box is provided, and a lower edge of the front of the box is formed on the front of the box from the formation of the spout protrusion. A second cutout portion forming a spout guide path for guiding the spout for spout protruded from the spout protrusion port downward is provided, and the front end of the bottom surface of the box is provided with a second cut-out portion. Since a third cut-out portion is formed to form a flange welding portion projecting opening for projecting a lower end side of a portion of the spout flange to which the flange is welded out of the box, the spouting spout is provided. The spout for ejecting the fluid storage bag housed in the box with the lower end of the portion where the flange of the seal is welded approaching the bottom surface in the box, and the spout corresponding to the initial projecting position of the spout for spouting. The spout can be lowered from the spout so that the lower part of the spout can protrude below the bottom of the box, so that the fluid in the fluid storage bag accommodated in the box is almost wasted while being kept horizontally. It can be poured without.
[0047]
In the bag storage box according to the present invention, a spout protrusion formed by cutting out the first cutout portion has a peripheral edge that enters into a box engaging groove provided on an outer periphery of the spout for pouring out the fluid storage bag. It is preferable that the spout guide path formed by cutting the second cutout has a width such that both side edges thereof enter the box engaging groove of the spout for spouting. By doing so, the spout for spout protruding from the spout protrusion can be held at the spout protrusion by restricting movement in and out of the box, and the lower part of the spout can be held in the box. The spout spout lowered and lowered so as to protrude below the bottom surface can be held by the spout guide path by restricting movement in and out of the box.
[0048]
In addition, the second cutout forming the spout guide path and the third cutout forming the flange welding portion ejection opening are preferably cutouts that are integrally connected. The second and third cutouts can be cut out together to easily form the spout guide path and the flange welding portion ejection port.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a bag storage box showing one embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a state in which a spout protrusion is formed on a front surface of the bag storage box.
FIG. 3 is a perspective view of a state in which a spout for discharging a fluid storage bag housed in a box is projected from a spout outlet.
FIG. 4 is an enlarged sectional view of the state shown in FIG. 3;
FIG. 5 is a perspective view showing a state in which a spout guide path and a flange welding portion projecting opening are formed on a front surface and a bottom surface of the bag storage box.
FIG. 6 is a perspective view of a state in which a spout for discharging the fluid storage bag is lowered and lowered.
FIG. 7 is an enlarged sectional view of the state of FIG. 6;
FIG. 8 is a partially cut-away side view of a conventional bag storage box.
FIG. 9 is an enlarged sectional view of a portion of the fluid storage bag where a spout for pouring is provided.
FIG. 10 is a front view of a spout for pouring.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Fluid storage bag 2 ... Bag material 3 ... Spout 5 for pouring out 5 ... Flange 6 ... Box engagement groove 21 ... Bag storage box 22 ... 1st cutout part 22a ... Spout ejection port 23 ... Flap part 24 ... 2nd Cutout portion 24a Spout guide path 25 Third cutout portion 25a Flange welded portion protrusion
