JP2004159939A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動部材により変動入賞装置内に導入された遊技球が特別入賞口に入賞するまでの挙動を一層複雑にして、遊技の興趣を高めることができる弾球遊技機を提供する。
【解決手段】取付基板15と、凹室25と、一対の可動部材20,20と、一般入賞口29および特別入賞口30と、可動部材開放ソレノイド84とを具備する変動入賞装置2を備える弾球遊技機において、凹室25は、遊技球が左右方向にも移動することを許容する移動許容空間部26と、遊技球が流入する流入空間部27とを備え、移動許容空間部26は、可動部材20の開閉動作範囲に対向する動作範囲開口空間部35と棚部34とを備え、流入空間部27は、状態変換動作可能な補助可動部材42を備え、可動部材20は、動作範囲開口空間部35の可動部材側を閉塞可能な規制閉塞部86と、開閉動作する際の基部側に形成されて、遊技球を動作範囲開口空間部35へ誘導可能な誘導部88とを備える。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技者にとって不利な状態と有利な状態とに変換可能な変動入賞装置を備えたパチンコ遊技機などの弾球遊技機に関し、特に変動入賞装置の内部状態が変換可能なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術を代表的な弾球遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて説明する。
パチンコ遊技機の中には、所謂羽根物と呼ばれるパチンコ遊技機がある。このパチンコ遊技機は、始動口への遊技球の入賞に基づいて、変動入賞装置の「羽根」と呼ばれる一対の可動部材を同時に開く補助遊技を行い、可動部材が開いた際に遊技球を変動入賞装置の内部に導入して、該遊技球が特別入賞口へ入賞すると特別遊技を行わせるというものである。この特別遊技では、例えば、可動部材が所定回数開閉するまで、或いは所定個の遊技球が変動入賞装置に導入されて入賞するまでの何れか早い方の条件成立に基づいて1ラウンドを規制し、このラウンド中に遊技球が再度特別入賞口に入賞することを条件として次のラウンドに移行(ラウンド更新)する。
【0003】
そして、この種のパチンコ遊技機においては、開状態における一対の可動部材の対向する端部の間に空間部を形成し、該空間部を開閉可能な役物部材を備えて、役物部材が空間部を開状態にした場合には可動部材に受け止められた遊技球が空間部に落下して特別入賞口に入賞し易くなるようにしたパチンコ遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平2−198571号公報(第5頁,第3−6図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記パチンコ遊技機においては、遊技球が特別入賞口に入賞し易い状態では、可動部材により取り込まれた遊技球は、可動部材に沿って転動するだけで空間部に落下してしまうため、遊技球の挙動が単調になりがちであり、遊技の興趣を損なう虞があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、可動部材により変動入賞装置内に導入された遊技球が特別入賞口に入賞するまでの挙動を一層複雑にして、遊技の興趣を高めることができる弾球遊技機を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技盤に取り付けるための取付基板と、前記取付基板の略中央部分に形成され、前記取付基板の後方に向かって突出し、前面が開口した凹室と、前記取付基板に設けられる可動部材と、前記凹室の所要部位に設けられて、前記可動部材により受け入れられた遊技球が入賞可能な一般入賞口および特別入賞口と、前記可動部材を開閉可能に駆動する可動部材用電気的駆動源とを具備する変動入賞装置と、
遊技盤の所要部位に設けられて遊技球が入賞可能な始動口と、
前記始動口へ遊技球が入賞することを補助遊技発生条件として前記可動部材が所定開閉回数の開閉動作を行う補助遊技を発生し、前記補助遊技中に前記変動入賞装置に受け入れられた遊技球が特別入賞口に入賞することを特別遊技発生条件として、前記補助遊技における前記可動部材の開閉回数よりも多い開閉回数を最大開閉回数とする開閉動作を行うサイクル遊技が行われ、前記サイクル遊技中に前記変動入賞装置に受け入れられた遊技球が前記特別入賞口に入賞されることを条件に新たなサイクル遊技が継続して行われる特別遊技を発生制御可能な制御手段と、
を備える弾球遊技機において、
前記凹室は、
前記可動部材の開動作により凹室内に受け入れられた遊技球が左右方向にも移動することを許容する移動許容空間部と、
前記移動許容空間部の下方に位置し、移動許容空間部から移動してきた遊技球が流入する流入空間部と、を備え、
前記移動許容空間部は、
遊技球が移動する前記流入空間部との連通箇所に形成され、前記可動部材の開閉動作範囲に対向する動作範囲開口空間部と、
前記動作範囲開口空間部に向かう下り傾斜面を備えた棚部と、を備え、
前記流入空間部は、
前記移動許容空間部から流入した遊技球の移動方向を変更するように状態変換動作可能な補助可動部材を備え、
前記可動部材は、
当該可動部材の開閉動作範囲を規制し、前記動作範囲開口空間部の可動部材側を閉塞可能な規制閉塞部と、
開閉動作する際の基部側に形成されて、遊技球を前記動作範囲開口空間部へ誘導可能な誘導部と、
を備えることを特徴とする弾球遊技機である。
【0008】
ここで、「サイクル遊技」とは、制御手段が可動部材用電気的駆動源のON状態(駆動状態)とOFF状態(非駆動状態)とを繰り返し行うことで、規定に基づいて可動部材を複数回開閉する遊技のことである。
【0009】
請求項2に記載のものは、前記制御手段は、可動部材を開動作してから一定時間経過後に補助可動部材を状態変換動作するように制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機である。
【0010】
請求項3に記載のものは、前記制御手段は、乱数値を生成し、該乱数値に基づいて可動部材と補助可動部材との動作開始間隔時間をランダムに設定し、
前記可動部材を開動作してから前記動作開始間隔時間の経過後に前記補助可動部材を状態変換動作するように制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機である。
【0011】
請求項4に記載のものは、前記移動許容空間部は、前記棚部の一部に開口して前記流入空間部と連通する棚部連通口を開設し、前記棚部連通口から前記流入空間部に向かって棚部流下路を延設し、前記棚部流下路の途中に遊技球を検出可能な遊技球検出センサを備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の弾球遊技機である。
【0012】
請求項5に記載のものは、前記凹室は、特別入賞口の後方に遊技球を特別入賞口へ誘導可能な特別入賞誘導路を備え、前記棚部流下路の遊技球出口を前記特別入賞誘導路の上方に配設したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の弾球遊技機である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、代表的な弾球遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の遊技盤1の正面図、図2は変動入賞装置2の正面図、図3は変動入賞装置2の断面図である。
【0014】
パチンコ遊技機の遊技盤1は、図1に示すように、表面にガイドレール等の区画部材3により区画された遊技領域4を形成し、該遊技領域4内において、ほぼ中央には変動入賞装置2を配設して、該変動入賞装置2の下方には、第1始動口5および第2始動口6を配設している。また、この遊技領域4内には、この他に、一般入賞具7…、遊技球の流下方向を変える風車8…や障害釘(図示せず)、発光により各種の装飾表示を行うランプ・LED9…、及び入賞せずに流下した遊技球を回収するアウト口10が設けられている。なお、第1始動口5、第2始動口6および一般入賞具7は、入賞した遊技球を検出する第1始動口センサ11、第2始動口センサ12および一般入賞具センサ13(図12参照)をそれぞれ備えている。
【0015】
変動入賞装置2は、図2に示すように、遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板15に正面から見て略矩形状の開口部16を開設し、該開口部16の左右及び下部の縁を囲むようにして横コ字形状の球侵入防止壁17を前方に突設し、また、開口部16の上方に庇部18を突設し、さらに一対の可動部材20を取付基板15のうち開口部16の左右位置に開閉可能な状態で配置して、庇部18の左右下端と球侵入防止壁17の左右上端との間をそれぞれ塞ぎ、開口部16の周囲を覆う構成を備えている。このようにして、変動入賞装置2は、可動部材20が閉状態の時に、遊技盤1の上方から流下してくる遊技球が内部に侵入するのを妨げる構造を有している。なお、この変動入賞装置2は、庇部18の下方にLCD(液晶ディスプレイ)やドットマトリクス状のLED等により構成した表示装置22を備えて、遊技進行に伴って数字や記号等を表示できるようになっている。また、可動部材20については、後で詳細に説明する。
【0016】
そして、変動入賞装置2は、取付基板15の裏側に後方からケース24を取り付けて前面が前記開口部16となる凹室25を形成している(図4参照)。この凹室25は、遊技球が左右方向あるいは可動部材20の後方に移動することを許容する移動許容空間部26と、該移動許容空間部26の下方に設けられて、移動許容空間部26から遊技球を流入可能な流入空間部27と、移動許容空間部26と流入空間部27とを連通状態にする連通流路28と、底面に設けられて一般入賞口29および特別入賞口30を横並びに開設した入賞口部31と、該入賞口部31に向かって下り傾斜した傾斜ステージ32とを備えて概略構成されている。
【0017】
移動許容空間部26は、可動部材20の開動作により凹室25内に受け入れられた遊技球が連通流路28の上側入口28a、すなわち流入空間部27との連通箇所が位置する方向や、連通流路28の上側入口28aとは異なる方向、例えば左右方向にも転動可能な空間である。この移動許容空間部26は、凹室25の上側に形成されており、流入空間部27との間仕切りとなる棚部34を下縁に備え、該棚部34の左右外側であって流入空間部27との連通箇所には、動作範囲開口空間部35を可動部材20の開閉動作範囲と対向させた状態で形成し、動作範囲開口空間部35の下方に連通流路28の入口を臨ませている。
【0018】
棚部34は、上に向かって凸状の緩やかな曲面により左右両側の動作範囲開口空間部35へ向かう下り傾斜面を形成し、頂部となる中央部分に遊技球滞留防止のための振り分け部材36を突設して、可動部材20によって導入された遊技球を左右いずれかの動作範囲空間部に向かって流下(転動)させるように構成されている。また、この棚部34の後方に位置する奥の面は、凹室25の下側を占める流入空間部27の奥の面よりも手前に浅くなるように配置され、且つ、動作範囲開口空間部35から棚部34あるいは移動許容空間部26の中心に向かうに連れて徐々に前方へ***するように形成されている(図5参照)。したがって、遊技者は、棚部34を転動する遊技球、特に棚部34の中心近傍の傾斜面上で移動の向きを変えようとしている遊技球の挙動を容易に視認しながら遊技を楽しむことができる。
【0019】
動作範囲開口空間部35は、可動部材20により取り込まれた遊技球、あるいは棚部34から転動してきた遊技球を連通流路28および流入空間部27へ通すための通路の役割を担っており、上縁を可動部材20の回動中心と同心の略円弧状にして、可動部材20が開状態になると、前方を可動部材20の回動範囲と略同等の範囲まで開口できるように形成されている。したがって、この動作範囲開口空間部35は、開状態の可動部材20に受け止められた遊技球を前方から導入して、迅速に連通流路28や下方の入賞口部31へ向かって流下させることができる。なお、この動作範囲開口空間部35は、可動部材20の開閉に拘らず凹室25中心側を遊技球が十分通過できる程度に開口しており、棚部34から転動してくる遊技球を詰まらせる虞がない。
【0020】
連通流路28は、正面から見て扇状を形成した遊技球の通路であり、外縁を動作範囲開口空間部35の円弧状縁と連続した円弧形状に形成し、上側入口28aを動作範囲開口空間部35に、下側出口28bを流入空間部27の側方にそれぞれ臨ませて、移動許容空間部26を移動してきた遊技球が棚部34の左右外側を回り込んで流入空間部27に流入できるように構成されている。なお、連通流路28は、上側入口28aに流下する遊技球を検出するための入賞球検出センサ38を臨ませて設けており、変動入賞装置2内に導入された遊技球を検出して、検出信号を出力できるようになっている。
【0021】
次に流入空間部27について説明する。
流入空間部27は、連通流路28の下側出口28bの下方に回動可能な補助可動部材40と、凹室25の奥側壁から該補助可動部材40の間に向かって延設された役物部材41とを備え、移動許容空間部26から流入してきた遊技球に複雑な挙動を与えながら入賞口部31へ流下させる空間である。
【0022】
補助可動部材40は、図4に示すように、閉状態では流入空間部27の側壁に設けられた窪み42に収納され、図6に示すように、開状態では先端を凹室25の中央側へ向けて略水平に展開する一対の羽根形状部材である。この補助可動部材40は、遊技盤1あるいは取付基板15に対して垂直な支軸43,43を中心に回動可能な状態で支持されて、該支軸43,43の後端に補助可動部材開放ソレノイド44(本発明の補助可動部材用電気的駆動源に相当)のプランジャを接続し、このプランジャをスプリングにより伸長方向に付勢して、補助可動部材開放ソレノイド44が消磁した常態においては閉状態を維持し、励磁すると内側上方に向かって回動して開状態に変換するように構成されている。
【0023】
そして、この補助可動部材40は、補助可動部材開放ソレノイド44の駆動により変換した開状態(変換状態)において遊技球が転動可能な第1遊技球転動面46と、補助可動部材開放ソレノイド44の非駆動による閉状態(非変換状態)において遊技球が転動可能な第2遊技球転動面47とを備えている(図7参照)。
【0024】
補助可動部材40が開状態であるときの第1遊技球転動面46は、連通流路28の下側出口28bから役物部材41までの空間を狭めるとともに、連通流路28から流下してきた遊技球が略水平方向に移動可能な上向きの転動面を形成して、遊技球を入賞口部31へ直接落下し難くしている。したがって、補助可動部材40は、遊技球を凹室25内の中央に向かって転動させて、遊技者が視認し易い状態で移動させることができる。
【0025】
そして、本実施形態における補助可動部材40は、第1遊技球転動面46に後方(凹室25の奥側)へ向かって下り傾斜する後方傾斜部49を備えており、第1遊技球転動面46を転動する遊技球を凹室25の奥側へ移動方向を変更できるように構成されている。したがって、補助可動部材40を駆動させると、遊技球を後方に向かって転動させて遊技者側から見え難くして、遊技者に遊技球の流下状態が変わったことをより一層実感させて遊技の興趣をさらに向上させることができる。
【0026】
一方、第2遊技球転動面47は、第1遊技球転動面46の支軸43側端(図7(a)中、左端)に補助可動部材40の先端とは反対方向を向く状態で形成されており、補助可動部材40が閉状態、すなわち先端が下側に向くと凹室25の内側壁から突出しながら上方を向くように構成されている。そして、この第2遊技球転動面47は、前方(開口部16側)へ向かって下り傾斜する前方傾斜部50を備えている。したがって、補助可動部材40が非変換状態であっても第2遊技球転動面47の前方傾斜部50により、遊技球が傾斜ステージ32の前側傾斜ステージ75(後述)に落下して手前側から特別入賞口30に入賞することもあり、遊技球の流下方向を変化させ得る状態にすることができる。このことから、補助可動部材40の非変換によって遊技の興趣が低下してしまうことを防ぐことができる。
【0027】
役物部材41は、本実施形態においては、前方を向いたヘリコプターを模した形状に形成されており、前側の胴体部(前部)41aを補助可動部材40の対向間隔内に突出させ、中間部41bを支軸52により上下揺動可能な状態で軸支し、後部41cを凹室25の奥側壁から後方に突出させるとともにカム53を介して役物部材用駆動モータ54(本発明の役物部材用電気的駆動源に相当)に連結している。また、役物部材41の上方には、ヘリコプターのローターを模した回転体55が支軸56により軸支されており、支軸56にギヤ57を介して回転体用駆動モータ58を接続している(図3参照)。
【0028】
なお、カム53は、円周方向に沿って厚みが徐々に変化しながら一巡するカム面53aと、カム53の回転位置により役物部材41の上下動位置、具体的には、役物部材41の最下降位置を検出させる役物部材位置検出部53bとを備えている。さらに、カム53の後方には、役物部材位置検出部53bを検出可能な役物部材位置検出センサ61を設けている。本実施形態では、役物部材用駆動モータ54が回転すると、役物部材41が支軸52を中心に上下動し、役物部材位置検出センサ61が役物部材位置検出部53bを検出すると、役物部材41が最下降位置にあることが検出されるように構成されている。
【0029】
さらに、役物部材41は、胴体部41aにより流入空間部27の上側を縦割にして、凹室25の左右側方に遊技球が凹室25の後方へ流下可能な後方誘導路66を区画形成し、胴体部41aの両側面から凹室25の両側内壁に向かって後方誘導路底面部67を延設して上記後方誘導路66の底面を形成し、流入空間部27を上下に区画している。
【0030】
後方誘導路底面部67は、遊技球が後方に向かって転動可能な下り傾斜面を備えて、該傾斜面の前側上端を補助可動部材40の後方に、後方下端を凹室25の奥行きの途中に位置させている。そして、この後方誘導路底面部67は、役物部材41とともに上下動して、補助可動部材40に転動してきた遊技球が後方誘導路67へ転動させたり、あるいは転動を阻止したりできるように構成されている(図8参照)。
【0031】
また、後方誘導路底面部67は、後方下端を凹室25の奥側内面から離間して、区画された流入空間部27の上部と下部とを連通する流入空間連通口70を開設している。この流入空間連通口70は、遊技球が落下できる程度に開口しているので、後方誘導路66を転動してきた遊技球は、流入空間連通口70を通って凹室25の底面に落下する。
【0032】
そして、凹室25の底面に設けられた入賞口部31は、図9に示すように、取付基板15よりも奥側に位置し、中央に特別入賞口30を、左右両側に一般入賞口29を配置している。なお、特別入賞口30は、開口部分を狭めて入賞する直前の遊技球を貯留可能な特別入賞口球貯留部材71と、該特別入賞口球貯留部材71を駆動可能な特別入賞口球貯留部材ソレノイド72と、入賞した遊技球を検出する特別入賞口センサ73とを備えている。
【0033】
入賞口部31の前方から後方へ延在する傾斜ステージ32は、前側傾斜ステージ75と後側傾斜ステージ76とにより構成されている。具体的に説明すると、入賞口部31よりも前方の凹室25底面に形成された前側傾斜ステージ75は、球侵入防止壁17の内側縁から入賞口部31に向かって後方下り傾斜しており、例えば、第2遊技球転動面47の前方傾斜部50を転動して前方に向かって落下してくる遊技球が入賞口部31の前方に落下してもいずれかの入賞口29,30に向かって転動できるように構成されている。
【0034】
また、入賞口部31よりも後方の凹室25の底面に形成された後側傾斜ステージ76は、流入空間部27の奥に開設された流入空間連通口70の後方(下方)から入賞口部31に向かって前方に下り傾斜している。さらに、この後側傾斜ステージ76は、左右両側にガイド部78を僅かに***し、該ガイド部78の間隔を特別入賞口30に向かうに連れて徐々に狭くなるように形成して、下端幅が特別入賞口30の幅よりも僅かに広い略V字状の特別入賞誘導路79を設けている。したがって、遊技球が流入空間連通口70から後側傾斜ステージ76に落下すると、この遊技球は、ガイド部78に誘導されながら特別入賞誘導路79を前方に向かって転動し、高い確率で特別入賞口30に入賞し易い。
【0035】
次に、可動部材20について説明する。
変動入賞装置2の左右両側に取り付けられた可動部材20は、遊技盤1に対して垂直な支軸82を中心に回動可能な状態で支持されており、支軸82の後端にクランク部材83を介して、可動部材開放ソレノイド84(本発明の可動部材用電気的駆動源に相当)のプランジャを接続している。この可動部材開放ソレノイド84のプランジャは、スプリングにより伸長方向に付勢されており、可動部材開放ソレノイド84が消磁した常態では、図2、図4および図10に示すように、閉じた状態、すなわち先端を庇部18の側部に近接あるいは当接して、該先端と庇部18との間に遊技球の通過可能な空間が設けられるのを防ぎ、凹室25内に遊技球を受け入れないようにして遊技者にとって不利な状態を形成する。この不利な状態から可動部材開放ソレノイド84を励磁すると、可動部材20は、図11に示すように、上端を外側に向けて回動して逆「ハ」字状に開く。したがって、可動部材20は、遊技球を凹室25内に容易に受け入れて、入賞口部31の一般入賞口29や特別入賞口30に入賞させ易い状態、すなわち、遊技者にとって有利な状態に変換する。
【0036】
そして、可動部材20は、外側に略扇状のプレートを延設して規制閉塞部86を形成し、該規制閉塞部86を動作範囲開口空間部35あるいは連通流路28の前方に重合するように配置している(図2参照)。この規制閉塞部86は、可動部材20が閉状態では動作範囲開口空間部35の前方の開口箇所を閉塞し、可動部材20が開状態に変換すると、可動部材20とともに支軸82の周りを外側に向けて回動して連通流路28の前方へ移動し、可動部材20が十分に開いたところで、規制閉塞部86の先端を球侵入防止壁17の外側壁の一部に当接する。したがって、この規制閉塞部86は、可動部材20が開き過ぎないように開閉動作範囲を規制することができ、また、遊技球が可動部材20上に落下して衝撃を与えても回動しないようにして可動部材開放ソレノイド84に加わる負荷を軽減し、故障率の低下を図ることができる。
【0037】
さらに、この可動部材20は、開閉動作する際の基部側(支軸82側)に遊技球を前記動作範囲開口空間部35へ誘導可能な誘導部88を形成している。この誘導部88は、閉状態の可動部材20の基部から棚部34の外側端部に向かって突設され、後方に向かう下り傾斜面を有しており、可動部材20が閉状態あるいは半開状態では、可動部材20と棚部34との隙間を閉塞するように位置して、棚部34から転動してくる遊技球がスムーズに動作範囲開口空間部35へ移動できるように構成されている。
【0038】
また、可動部材20が開状態になると、この誘導部88は、可動部材20の上面(内側面)と合わせてV字状の溝89を後方に下る状態で形成する。可動部材20上に落下してきた遊技球がこの溝89に嵌ると、この遊技球は、棚部34へ移動し難く、後方の動作範囲開口空間部35に転動し易い状態になる(図11参照)。したがって、可動部材20が開いた状態では、遊技球は、迅速に入賞口部31に向かって転動し易い。一方、可動部材20が半開の状態、具体的には、可動部材20が開きかけた状態あるいは閉じかけた状態で遊技球が変動入賞装置2内に入ってくると、遊技球は、動作範囲開口空間部35に向かって直接転動し難く、一旦棚部34に移動してから動作範囲開口空間部35および連通流路28に移動しやすい。このようにして、可動部材20は、開閉状態により遊技球が入賞口部31に向かって動作範囲開口空間部35および連通流路28に流下するタイミングを変化させることができ、これにより遊技の興趣を高めることができる。
【0039】
そして、変動入賞装置2は、後側に中継基板90を備え、可動部材開放ソレノイド84、役物部材用駆動モータ54や、入賞球検出センサ38、特別入賞口センサ73、役物部材位置検出センサ61等の検出装置を電気的に接続し、後述の遊技制御装置95および演出制御装置96等に中継している。
【0040】
次に、パチンコ遊技機の遊技制御を行う遊技制御装置95とその制御内容について説明する。図12は、パチンコ遊技機に備えられる制御装置の構成図で、主として、遊技制御装置95を中心とする制御系統部分をブロック構成図として示したものである。なお、本実施形態における遊技制御装置95および演出制御装置96が本発明における制御手段に相当する。
【0041】
遊技制御装置95は、遊技を統括的に制御する主制御装置として機能し、遊技制御を司るCPU、遊技制御のためのプログラム等を記憶しているROM、および遊技制御時にワークエリアとして利用されるRAM、制御において計時を行うメイン制御タイマ、サブ制御タイマ、および後述する特別入賞口球貯留タイマとして機能するクロック、インターフェース等からから構成される。
【0042】
このような構成からなる遊技制御装置95は、各種検出装置(役物部材位置検出センサ61、第1始動口センサ11、第2始動口センサ12、入賞球検出センサ38、特別入賞口センサ73、一般入賞具センサ13)からの検出信号を受けて、大当たり遊技(特別遊技)等、種々の処理を行う。そして、各種制御装置(演出制御装置96、排出制御装置(図示せず)等)の他、回転体用駆動モータ58、役物部材用駆動モータ54、特別入賞口球貯留部材ソレノイド72、補助可動部材開放ソレノイド44、可動部材開放ソレノイド84等に指令信号を送信して、遊技を統括的に制御する。
【0043】
排出制御装置は、遊技制御装置95からの賞球指令信号または図示しないカード球貸ユニットからの貸球要求に基づいて、払出ユニットの動作を制御し、賞球または貸球の排出を行わせる。
【0044】
演出制御装置96は、CPU、ROM、RAM、インターフェース等から構成され、遊技制御装置95からの装飾制御指令信号(制御データ)に基づいて、ランプ・LED10…等の装飾発光装置を制御したり、スピーカー98からの効果音出力を制御したり、あるいは表示装置22の表示制御を行う。
【0045】
なお、遊技制御装置95から、各種従属制御装置としての排出制御装置、演出制御装置96等への通信は、遊技制御装置95からそれら従属制御装置に向かう単方向通信のみが許容されるようになっている。これにより、遊技制御装置95に従属制御装置側から不正な信号が入力されることを防止することができる。また、本実施形態では、パチンコ遊技機に備えられる制御装置を、主制御装置である遊技制御装置95と各種従属制御装置とに分割したが、1つの制御装置により全ての制御を行うようにしてもよい。
【0046】
次に、上記した構成を有する本実施形態の動作について、特に、上記した各始動口5,6に遊技球が入賞した際の動作について説明する。なお、遊技開始前において遊技制御装置95は、可動部材20および補助可動部材40を閉状態に、特別入賞口球貯留部材71を球貯留可能状態に、役物部材41を最上昇位置において停止状態(非上下動状態)に、回転体55を停止状態に、各始動口11,12を入賞検出可能な状態(有効状態)に、特別入賞口センサ73を入賞検出不可の状態(無効状態)になるように制御している。
【0047】
発射装置(図示せず)により発射された遊技球は、区画部材3に沿って案内されて遊技領域4の上部に達した後、障害釘や風車8により方向を変えながら遊技領域4内を流下する。この遊技球が一般入賞具7、第1始動口5および第2始動口6に入賞した場合には所定の賞球が得られ、何れにも入賞しなかった場合には、この遊技球はアウト口10から回収される。
【0048】
遊技球が第1始動口5に入賞すると、第1始動口センサ11が遊技球の入賞を検出し、第2始動口6に入賞すると、第2始動口センサ12が遊技球の入賞を検出して、各検出信号を遊技制御装置95に送信する。両始動口センサ11,12からの検出信号に基づき、遊技制御装置95は、可動部材開放ソレノイド84を励磁(ON状態)して、可動部材20を逆「ハ」字状に所定回数開かせる補助遊技を行う。すなわち、始動口5,6への遊技球入賞が補助遊技発生条件となる。
【0049】
具体的に説明すると、遊技球が第1始動口5に入賞した場合には、遊技制御装置95は、補助遊技において特別入賞口センサ73を有効状態に変換すると同時に、各始動口11,12を無効状態に変換する制御を行う(図14参照)。また、遊技制御装置95は、特別入賞口センサ73が有効状態である期間に回転体用駆動モータ58をオンにして回転体55を回動させて、遊技者に特別入賞口センサ73が遊技球検出可能であることを報知する制御を行う。
【0050】
そして、遊技球が第1始動口5に入賞してから所定時間(例えば、1000ms)が経過すると、遊技制御装置95は、可動部材開放ソレノイド84を所定時間(例えば、400ms間)ON状態にして可動部材20を1回だけ開状態に変換し、この可動部材20が開動作してから一定の遅れ時間(例えば、200ms)経過後に補助可動部材開放ソレノイド44をON状態にして補助可動部材40を1回だけ開状態に変換する制御を行う。
【0051】
開状態に変換した可動部材20は、変動入賞装置2の上方から流下してくる遊技球を変動入賞装置2内に取り込み得るが、遊技球の流下タイミングにおける可動部材20の状態によって変動入賞装置2内での遊技球の挙動が変化してくる。以下、可動部材20および補助可動部材40の状態による場合分けをして遊技球の流下状態を説明する。
【0052】
まず、可動部材20が開きかけた状態で遊技球が取り込まれると、この遊技球は、棚部34の外端の近くに位置する誘導部88に衝突し、そのまま後方へ転動する可能性もあるが、棚部34に向かって転動し易い(図13(a)参照)。そして、この遊技球は、棚部34の頂部を越えて反対側の動作範囲開口空間部35に移動するか、あるいは、棚部34の途中から戻って取り込まれた側の動作範囲開口空間部35に移動して、左右いずれかの連通流路28を通り、流入空間部27に流入する。このとき、上記遅れ時間が過ぎて補助可動部材40が半開状態であれば、補助可動部材40の先端と役物部材41との間に遊技球が通過可能な空間が丁度特別入賞口30の上方に形成されている場合がある。このタイミングで遊技球が下側出口28bから流下してくると、この遊技球は、補助可動部材40の第1遊技球転動面46を転動して、特別入賞口30あるいはその縁に落下し易い。したがって、この遊技球は特別入賞口30に入賞し易い。
【0053】
また、可動部材20が十分に開いた状態で遊技球が取り込まれると、この遊技球は、誘導部88および溝89により後方の動作範囲開口空間部35に誘導されて、直ちに連通流路28を流下する。このとき、補助可動部材40がすでに開いている場合には(図13(b)参照)、遊技球は、連通流路28を流下した勢いで第1遊技球転動面46を転動し、当接部64に衝突して失速し、後方傾斜部49により後方誘導路66に向かって転動しようとする。ところが、役物部材41が最上昇位置に停止しているので、この遊技球は、後方誘導路底面部67によって後方誘導路66への流下を阻止されて、補助可動部材40上、すなわち第1遊技球転動面46上に貯留され激しく転動しない。そして、後述するように補助可動部材40が所定時間経過後に閉状態に戻ると、遊技球は、貯留されている位置から自由落下し易い。したがって、遊技球は、この貯留位置の下方、すなわち開状態の補助可動部材40の下方の一般入賞口29に入賞し易く、特別入賞口30に入賞し難い。
【0054】
一方、まだ補助可動部材40が開く時間に達していない場合には(図13(c)参照)、遊技球は、そのまま下側出口28bから流入空間部27に飛び出す。すると、役物部材41の当接部64に衝突して、そのまま下方の特別入賞口30に落下する場合もあるが、大抵の遊技球は、凹室25の側方へ跳ね返って、一般入賞口29あるいはその縁に落下し易い。したがって、この遊技球は一般入賞口29に入賞し易く、特別入賞口30に入賞し難い。
【0055】
さらに、可動部材20が閉じかけた状態で遊技球が取り込まれると(図13(d)参照)、このときの補助可動部材40は十分に開いた状態になっているので、この遊技球は、連通流路28から流入空間部27に流入し、連通流路28を流下した勢いで第1遊技球転動面46を転動し、当接部64に衝突して失速する。失速した遊技球は、後方誘導路底面部67によって後方誘導路66への流下を阻止されて、補助可動部材40上、すなわち第1遊技球転動面46上に貯留されて後方や下方に移動することを規制される。そして、補助可動部材40が所定時間経過後に閉状態に戻ると(後述)、遊技球は、貯留されている位置から自由落下し易い。したがって、遊技球は、この貯留位置の下方、すなわち開状態の補助可動部材40の下方の一般入賞口29に入賞し易く、特別入賞口30に入賞し難い。
【0056】
このようにして、変動入賞装置2は、補助可動部材40の状態により異なる移動態様で遊技球を入賞させることができる。したがって、遊技者は、様々な遊技球の動きを見ながら遊技を楽しむことができる。
【0057】
そして、補助可動部材40の開状態時間は、可動部材20の開状態時間(例えば、400ms間)よりも長い時間(例えば、1100ms間)に設定されている。したがって、開状態時間の終了間近で可動部材20により取り込まれた遊技球は、流入空間部27に流入する際に補助可動部材40によって後方誘導路66に誘導される可能性が高く、特別入賞口30に入賞し易い。このことから、遊技者は可動部材20の閉状態変換直前で遊技球が変動入賞装置2に流入するように発射打球を調整するようになり、遊技に対して遊技者の技術介入の度合いを増加させることができる。
【0058】
なお、特別入賞口30に落下した遊技球は、特別入賞口球貯留部材71により特別入賞口センサ73が有効状態でも検出できない位置で一旦貯留される。
【0059】
そして、遊技制御装置95は、可動部材開放ソレノイド84をOFF状態にして可動部材20を閉状態に戻すと同時に各始動口センサ11,12を有効状態に戻す。また、遊技制御装置95は、可動部材20を閉状態に変換してから所定時間(例えば、1100ms間)を挟んで、補助可動部材開放ソレノイド44をOFF状態にし、補助可動部材40を閉状態に戻す。このように可動部材20および補助可動部材40を閉状態に変換したならば、遊技制御装置95は、特別入賞口球貯留部材ソレノイド72を所定時間(例えば、1500ms間)ON状態にして特別入賞口30での球貯留状態を解除し、特別入賞口球貯留部材71により貯留された遊技球を特別入賞口30に入賞させる。
【0060】
特別入賞口球貯留ソレノイド72のON時間が終了したならば、遊技制御装置95は、再び特別入賞口センサ73を無効状態に戻して、通常状態に戻す。
【0061】
一方、第2始動口6に遊技球が入賞した場合には、遊技制御装置95は、特別入賞口センサ73を有効状態に、各始動口11,12を無効状態にし、回転体用駆動モータ58を回転させる(図15参照)。そして、遊技球が第2始動口6に入賞してから所定時間経過後(例えば、1000ms後)に可動部材開放ソレノイド84をON状態にし、引き続き一定の遅れ時間(例えば、200ms間)を挟んで補助可動部材開放ソレノイド44をON状態にする。このように可動部材20、補助可動部材40の順で開状態に変換して、遊技球を凹室25内に取り込む。
【0062】
なお、補助可動部材40の開状態時間は、前記した第1始動口5入賞の場合と同様に、可動部材20の開状態時間(例えば、400ms間)よりも長い時間(例えば、1100ms間)に設定されている。そして、このときの遊技球の挙動は、前記した第1始動口5への入賞による補助遊技の場合と同様であるので、説明を省略する。
【0063】
開状態時間の経過後に可動部材20、補助可動部材40の順で閉状態に戻したならば、遊技制御装置95は、再び可動部材20、補助可動部材40の順に1回目と同じ開状態時間および同じ遅れ時間で開状態に変換する制御を行う。そして、可動部材20、補助可動部材40を再び閉状態に変換した後、遊技制御装置95は、特別入賞口球貯留部材ソレノイド72を所定時間(例えば、1500ms間)ON状態にして特別入賞口30での球貯留状態を解除し、特別入賞口球貯留部材71により貯留された遊技球を特別入賞口30に入賞させる。このように遊技制御装置95は、第2始動口6に入賞した際の補助遊技の制御を行う。
【0064】
そして、流下してきた遊技球が特別入賞口30に入賞すると、所謂大当たりとなり、遊技球検出可能状態である特別入賞口センサ73が遊技球の入賞を検出して、該検出信号を遊技制御装置95に送信する。遊技制御装置95は、この検出信号に基づいて大当たり動作(特別遊技の動作)を行わせるとともに、演出制御装置96に制御データを送信する。すると、演出制御装置96は、表示装置22に、例えば大当たりを意味する「V」の文字を表示して大当たり遊技(特別遊技)の第1ラウンドの開始を遊技者に報知する。
【0065】
上記大当たり遊技において、遊技制御装置95は、可動部材開放ソレノイド84のON状態とOFF状態とを繰り返し行い、規定に基づいて両可動部材20を開閉するサイクル遊技を行って遊技者にとって不利な閉状態と有利な開状態とを交互に変換して特別遊技発生状態にする。本実施形態では、遊技制御装置95は、図16に示すように、閉状態にある可動部材20を所定時間(例えば、800ms間)だけ開状態に所定回数(例えば、最大18回)まで変換する変換動作を行う。このとき、遊技制御装置95は、開状態への変換回数をカウントするとともに、入賞球検出センサ38からの検出信号に基づいて導入した遊技球の数をカウントする。なお、この大当たり遊技中においては、各始動口11,12を無効状態にしている。
【0066】
また、大当たり遊技期間の初期においては、遊技制御装置95は、補助可動部材40も開閉動作を繰り返す制御を行っている。詳細に説明すると、遊技制御装置95は、可動部材20の最初の開動作から所定の遅れ時間経過後(例えば、800ms後)に補助可動部材開放ソレノイド44を繰り返してON・OFFする制御を開始し、補助可動部材40を3回開放する。
【0067】
そして、遊技制御装置95は、可動部材20の開閉動作の開始と同時に回転体用駆動モータ58を駆動させて回転体55を回転させるとともに、役物部材用駆動モータ54を駆動させて役物部材41を繰り返し上下動する制御を行っている。したがって、可動部材20により取り込まれた遊技球が開状態の補助可動部材40の第1遊技球転動面46に達した時に、役物部材41が最下降位置に移動していれば、この遊技球は後方誘導路66を転動し、該後方誘導路66から流入空間連通口70を落下して後側傾斜ステージ76上の特別入賞誘導路79を転動する。このようにして、遊技球は、特別入賞口30に入賞することができる。
【0068】
ところが、役物部材41が最上昇位置に移動していれば、遊技球は後方誘導路底面部67により後方誘導路66への移動を阻止される。しかしながら、この後に役物部材41が下降すれば、遊技球は後方誘導路66に移動して、特別入賞口30に入賞することができる。また、役物部材41が下降する前に補助可動部材40が閉状態に変換すれば、役物部材41と補助可動部材40との間隙が特別入賞口30の方向を向きながら広くなっていくので、遊技球はこの間隙を落下して特別入賞口30に入賞し易くなる。このように役物部材41および補助可動部材40の状態を変換させて遊技球の入賞ルートを変更することができるので、遊技者は、遊技球の挙動の変化を見て楽しみながら遊技を行うことができる。
【0069】
なお、本実施形態では、遊技制御装置95は、可動部材20と補助可動部材40とが交互に開閉するように制御している。そして、補助可動部材40の繰り返し開閉動作が終了した後、遊技制御装置95は、可動部材20の繰り返し変換動作が終了するまで、補助可動部材40を開状態に維持する。
【0070】
さらに、遊技制御装置95は、大当たり遊技の途中から役物部材用駆動モータ54の回転挙動に変化を加えて凹室25内の遊技球の流路を複雑な周期の挙動を行わせている。
【0071】
具体的には、役物部材用駆動モータ54を駆動させてから役物部材位置検出部53bが役物部材位置検出センサ61により所定回数(例えば、4回)検出されると、すなわち役物部材41が所定の回数だけ最下降状態に位置すると、遊技制御装置95は、役物部材用駆動モータ54の回転数を上げて役物部材41の上下動速度を速くし、加えて役物部材用駆動モータ54を周期的に正回転、停止、逆回転させて、役物部材41の上下動の挙動を複雑に変化させる制御を行う。このように、大当たり遊技の途中で役物部材41の上下動のパターンを変更することで、遊技者に対して、大当たり遊技のラウンドの残り時間が少なくなってきているという緊迫感を視覚的に与えることができ、遊技の興趣を高めることができる。
【0072】
そして、上記した可動部材20の変換動作が所定回数を満了するか、この変換動作の繰り返し中に、所定個数(例えば、10個)の遊技球を変動入賞装置2に導入するかの何れか早い方の条件が成立後、すなわちV有効時間経過後、遊技制御装置95は、所定時間(例えば、1400ms)を経てから補助可動部材40を閉状態に戻す。補助可動部材40を閉じたならば、遊技制御装置95は、特別入賞口球貯留部材ソレノイド72をON状態に変換する。
【0073】
このとき、遊技球が特別入賞口球貯留部材71により貯留されておらず、遊技球が特別入賞口30に入賞しなかった場合は、遊技制御装置95は、第1ラウンドを終了するとともに、大当たり遊技も終了して通常遊技に復帰する。しかしながら、遊技球が特別入賞口球貯留部材71により貯留されていて、この遊技球が特別入賞口30に入賞し、このラウンド中に特別入賞口センサ73からの検出信号が出力されたならば、遊技制御装置95は、ラウンド更新をし、次回のラウンド(第2ラウンド)に移行する。
【0074】
そして、上記した大当たり遊技が、ラウンド更新しながら繰り返し行われて最終ラウンドまで達し、最終ラウンドが終了すると、大当たり遊技が終了して通常遊技に戻る。
【0075】
次に、上記した動作、特に補助遊技に関する動作を実現するための遊技制御装置95による制御をフローチャートに基づいて説明する。
【0076】
遊技制御装置95は、図17に示すように、メイン処理である遊技制御処理において、まずRAMの記憶領域をクリアする等の初期化処理(S1)を施す。初期化処理を行ったならば、遊技制御装置95は、各始動口5,6への入賞に基づいて可動部材20、補助可動部材40等に関して変換(作動)時間や回数等の条件を設定する始動口センサ判定処理(S2)を行い、続いて、始動口センサ判定処理での条件設定に基づいて可動部材20や補助可動部材40の変換動作等、補助遊技に関する動作を処理する始動入賞開閉処理(S3)を行う。なお、始動口センサ判定処理および始動入賞開閉処理については、後で詳細に説明する。そして、遊技制御装置95は、補助遊技中に特別入賞口30への入賞(大当たり)があったか否かを、大当たりフラグのセットの有無により判定し(S4)、大当たりフラグがRAM上のワーキングエリアにセットされていれば引き続き大当たり処理を行って上記したラウンドにおけるサイクル遊技の制御を行い(S5)、大当たりフラグがセットされていなければ、再び特別入賞口30への入賞判定に移行する。
【0077】
次に、タイマ割込処理について説明する。このタイマ割込処理は、所定間隔(例えば、4ms)毎に、上記の遊技制御処理に割り込んで実行される。このタイマ割込処理において、遊技制御装置95は、図18(a)に示すように、まず各種センサ監視処理(S6)を行い、引き続いて、各種センサ監視処理にて生成されたフラグ等(後述)のデータを送信する各種データ送信処理(S7)、および各種タイマの更新処理(S8)を行う。
【0078】
なお、各種センサ監視処理において、遊技制御装置95は、図18(b)に示すように、始動口での入賞状況を監視する始動口センサ監視処理(S9)およびその他のセンサ監視処理(S10)を行う。
【0079】
ここで、始動口センサ監視処理について詳しく説明すると、図19に示すように、遊技制御装置95は、まず、各始動口11,12が有効状態(ON状態)であるか否かを判断する(S11)。各始動口11,12が無効状態であった場合には、遊技制御装置95は、タイマ割込処理に復帰(RET)し、有効状態であった場合には、第2始動口センサ12が遊技球を検出したかどうかを判定する(S12)。そして、第2始動口6による遊技球の検出があった場合には、遊技制御装置95のRAM上のワークエリアに第2始動口入賞フラグをセットして(S13)、タイマ割込処理に復帰(RET)する。一方、第2始動口センサ12の遊技球検出がなかった場合、遊技制御装置95は、第1始動口センサ11が遊技球を検出したかどうかを判定し(S14)、第1始動口センサ11により遊技球検出があれば、遊技制御装置95のRAM上のワークエリアに第1始動口入賞フラグをセットして(S15)、タイマ割込処理に復帰(RET)し、遊技球検出がなければ、そのままタイマ割込処理に復帰(RET)する。
【0080】
次に、始動口センサ判定処理について説明する。
この始動口センサ判定処理においては、遊技制御装置95は、図20に示すように、まず第2始動口入賞フラグがセットされているか否かを判断する。第2始動口入賞フラグがセットされていると判定すると、遊技制御装置95は、第2始動口6入賞に伴う補助遊技に関する準備設定を行う。具体的には、遊技制御装置95は、メイン制御タイマおよびサブ制御タイマのクリア、第2始動口入賞フラグのリセット、可動部材20の開動作回数の設定(2回)、可動部材20および補助可動部材40の動作準備時間、開放(動作)時間、および閉状態時間、特別入賞口センサ73の有効時間の設定を行う(S22〜S32)。なお、本実施形態の遊技制御装置95は、第2始動口6への入賞時の可動部材20について、動作準備時間を1000ms、開放時間を400ms、閉止時間を1024msに設定し、補助可動部材40については、動作準備時間を1200ms、開放時間を1100ms、閉止時間を324msに設定し、特別入賞口センサ73の有効時間を5000msに設定する。したがって、この遊技制御装置95は、可動部材20の開動作から補助可動部材40の開動作までの動作開始間隔時間を、1回目および2回目の開動作とも200msに設定している。
【0081】
一方、第2始動口入賞フラグがセットされていないと認められると、遊技制御装置95は、第1始動口入賞フラグがセットされているか否かを判断し(S33)、第1始動口入賞フラグがセットされていると判定すると、遊技制御装置95は、第1始動口5入賞に伴う補助遊技に関する準備設定を行う。具体的には、遊技制御装置95は、メイン制御タイマおよびサブ制御タイマのクリア、第1始動口入賞フラグのリセット、可動部材20の開動作回数の設定(1回)、可動部材20および補助可動部材40の動作準備時間、開放(動作)時間、および閉状態時間、特別入賞口センサ73の有効時間の設定を行う(S34〜S44)。なお、本実施形態の遊技制御装置95は、第1始動口5入賞時の可動部材20について、動作準備時間を1000ms、開放時間を400ms、閉止時間を0msに設定し、補助可動部材40の設定値について、動作準備時間を1200ms、開放時間を1100ms、閉止時間を0msに設定し、特別入賞口センサ73の有効時間を5000msに設定している。したがって、遊技制御装置95は、可動部材20の開動作から補助可動部材40の開動作までの動作開始間隔時間を、第2始動口6入賞での動作開始間隔時間と同じ200msに設定している。
【0082】
このように、遊技制御装置95は、可動部材20を開動作してから一定時間経過後に補助可動部材40を開動作するように制御を行うので、複雑な制御手順(制御プログラム)を必要としないで遊技球の複雑な挙動を発生可能な状態を実現することができる。
【0083】
そして、第1始動口入賞フラグがセットされていないと判定すると、遊技制御装置95は、再び第2始動口入賞フラグのセットの有無(S21)を判定する。
【0084】
さらに、遊技制御装置95は、引き続き特別入賞口球貯留部材71の動作準備時間および動作時間を設定し(S45,S46)、特別入賞口球貯留部材ソレノイド72をOFF状態に変換し(S47)、RAMのワーキングエリア内に始動口センサ無効フラグをセットして(S48)、遊技制御処理に復帰(RET)する。
【0085】
なお、上記した各設定値は、遊技制御装置95におけるRAMのワーキングエリア内に記憶される。
【0086】
次に、始動入賞開閉処理について説明する。
図21〜図24に示すように、始動入賞開閉処理では、遊技制御装置95は、まずメイン制御タイマに可動部材20の動作準備時間を設定し(S51)、サブ制御タイマに補助可動部材40の動作準備時間を設定する(S52)。そして、遊技制御装置95は、メイン制御タイマがタイムアップ(計時終了)したか否かを判定する(S53)。なお、このステップS53では、遊技制御装置95は、可動部材20の動作準備時間、開状態時間、あるいは閉状態時間が終了して状態を変換するかどうかを判定する。メイン制御タイマがタイムアップしたと判断した場合には、可動部材開放ソレノイド84がON状態であるか否かにより可動部材20の変換状態を判断し(S54)、動作準備時間から開状態時間への移行段階であって可動部材開放ソレノイド84がOFF状態であれば、遊技制御装置95は、可動部材開放ソレノイド84をON状態にして可動部材20を開状態に変換し(S55)、続いてメイン制御タイマに可動部材20の開状態時間を設定する(S56)。
【0087】
また、可動部材20が開状態時間から閉状態時間への移行段階であって可動部材開放ソレノイド84がON状態であれば、遊技制御装置95は、可動部材開放ソレノイド84をOFF状態にして可動部材20を閉状態に変換し(S57)、続いてメイン制御タイマに可動部材20の閉状態時間を設定する(S58)。さらに、遊技制御装置95は、設定された可動部材20作動回数を減算(−1)し(S59)、この値が0になったか否かを判断して(S60)、0であれば補助遊技における可動部材20の開閉動作の制御を終了し、始動口センサの無効フラグをクリアする(S61)。
【0088】
一方、ステップS53にてメイン制御タイマがまだ計時中であると判断すると、遊技制御装置95は、特別入賞口センサ73をチェックし(S71、図22参照)、特別入賞口センサ73が遊技球の入賞を検出(ON)していれば、大当たり遊技の制御に移行し、入賞を検出していなければ(OFF)、補助可動部材40に関するタイマであるサブ制御タイマの状態を判断する(S72)。サブ制御タイマがタイムアップしたと判断した場合には、補助可動部材開放ソレノイド44がON状態であるか否かにより補助可動部材40の変換状態を判断し(S73)、動作準備時間から開状態時間への移行段階であって補助可動部材開放ソレノイド44がOFF状態であれば、遊技制御装置95は、補助可動部材開放ソレノイド44をON状態にして補助可動部材40を開状態に変換し(S74)、続いてサブ制御タイマに補助可動部材40の開状態時間を設定して(S75)、上記したステップS53に移行してメイン制御タイマのタイムアップをチェックする。
【0089】
また、補助可動部材40が開状態時間から閉状態時間への移行段階であって補助可動部材開放ソレノイド44がON状態であれば、遊技制御装置95は、補助可動部材開放ソレノイド44をOFF状態にして補助可動部材40を閉状態に変換し(S76)、続いてサブ制御タイマに補助可動部材40の閉状態時間を設定して(S77)、上記したステップS53に移行してメイン制御タイマのタイムアップをチェックする。
【0090】
そして、遊技制御装置95は、ステップS61の始動口センサの無効化フラグをクリアした後、メイン制御タイマに特別入賞口センサ73の有効時間を設定し(S81)、続けて特別入賞口球貯留制御タイマに所定時間(例えば、3000ms間)を設定する(S82)(図23参照)。
【0091】
これらのタイマを設定したならば、遊技制御装置95は、新たに始動口5,6へ遊技球が入賞したかどうかをチェックする。具体的には、遊技制御装置95は、第2始動口入賞フラグがセットされたかどうか(S83)、あるいは第1始動口入賞フラグがセットされたかどうか(S84)を判断し、第2始動口入賞フラグがセットされていれば、始動口センサ判定処理のステップS22に移行し、第1始動口入賞フラグがセットされていれば、始動口センサ判定処理のステップS34に移行して、それぞれの新たな始動口入賞に対応した設定値を取得し、改めて始動入賞開閉処理を行う。
【0092】
始動口入賞が検出されなった場合、遊技制御装置95は、サブ制御タイマがタイムアップしたか否かを判断して可動部材20の開状態時間が終了したかどうかを確認する(S85)。サブ制御タイマがタイムアップしていれば、補助可動部材開放ソレノイド44をOFF状態にして補助可動部材40を閉状態にし(S86)、サブ制御タイマに所定時間(例えば、5000ms)をセットする(S87)。
【0093】
そして、遊技制御装置95は、ステップS82にてセットした特別入賞口球貯留制御タイマがタイムアップしたかどうかを判断する(S88)。特別入賞口球貯留制御タイマがタイムアップしたと判断した場合には、特別入賞口球貯留部材ソレノイド72がON状態であるか否かにより特別入賞口球貯留部材71の変換状態を判断し(S89)、動作準備時間から開状態時間への移行段階であって特別入賞口球貯留部材ソレノイド72がOFF状態であれば、遊技制御装置95は、特別入賞口球貯留部材ソレノイド72をON状態にして特別入賞口球貯留部材71を開状態に変換して(S90)貯留された遊技球を入賞させ、続けて特別入賞口球貯留制御タイマに所定時間(例えば、1500ms間)をセットする(S91)。
【0094】
また、特別入賞口球貯留部材71が開状態時間から閉状態時間への移行段階であって特別入賞口球貯留部材ソレノイド72がON状態であれば、遊技制御装置95は、特別入賞口球貯留部材ソレノイド72をOFF状態にして特別入賞口球貯留部材71を閉状態に変換し(S92)、続けて特別入賞口球貯留制御タイマに所定時間(例えば、1000ms間)をセットする(S93)。
【0095】
特別入賞口球貯留制御タイマに所定時間をセットしたならば、遊技制御装置95は、メイン制御タイマが計時終了しているかどうか、すなわちステップS81にて設定した特別入賞口センサ73の有効時間が経過しているかを判断する(S94)。特別入賞口センサ73の有効時間が経過していなければ、遊技制御装置95は、さらに、特別入賞口センサ73の検出の有無を調べて特別入賞口30への遊技球入賞があったかどうかを判断する(S95)。そして、特別入賞口30への遊技球入賞が検出されたならば、遊技制御装置95は、大当たりフラグをセットして(S96、図24参照)、各ソレノイドをOFF状態に変換し(S97)、各タイマおよび可動部材20の作動回数をクリアして(S98、S99)、遊技制御処理に復帰して大当たり処理を実行する。
【0096】
一方、ステップS94にて、特別入賞口センサ73の有効時間が経過していないと判断すると、遊技制御装置95は、大当たりフラグのセットをスキップして、ステップS97〜S99の補助遊技の終了処理を行い、遊技制御処理に復帰して通常遊技を実行する。
【0097】
また、ステップS95にて、特別入賞口センサ73の有効時間であっても特別入賞口30への遊技球入賞がないと判断された場合には、遊技制御装置95は、ステップS83に移行して、繰り返し始動口あるいは特別入賞口30への遊技球の入賞を調べる。
【0098】
ところで、上記した実施形態では、遊技制御装置95は、可動部材20を開動作してから補助可動部材40を開動作するまでの時間を一定にして制御を行うようにしたが、本発明はこれに限らない。例えば、遊技制御装置95は、可動部材20を開動作してから補助可動部材40を開動作するまでの時間がランダムに設定されるように制御を行ってもよい。
【0099】
具体的に説明すると、図25に示す第2実施形態の始動口センサ監視処理では、始動口入賞フラグをセットするまでは、第1実施形態の始動口センサ監視処理と同じであり、始動口センサの有効状態を確認し、始動口センサの遊技球検出の有無、そして、始動口入賞フラグのセットを実行する。そして、いずれかの始動口入賞フラグのセット処理の後、遊技制御装置95は、乱数抽出処理(S101)および抽出乱数格納処理(S102)を実施する。
【0100】
乱数抽出処理では、遊技制御装置95は、0から255までの数値(整数)である乱数値を生成して抽出する。また、抽出乱数格納処理では、遊技制御装置95は、乱数抽出処理にて抽出した乱数を遊技制御装置95のRAM内のワークエリアに格納して記憶する。
【0101】
そして、遊技制御装置95は、図26に示す第2実施形態の始動口センサ判定処理において可動部材20、補助可動部材40および特別入賞口球貯留部材71の動作条件を決定する。この始動口センサ判定処理は、基本的には上記した第1実施形態の始動口センサ判定処理と同じ処理を行っているが、補助可動部材40に関する条件設定が異なる。すなわち、この第2実施形態の始動口センサ判定処理の場合、第1始動入賞フラグあるいは第2始動入賞フラグの確認の後、遊技制御装置95は、抽出した乱数を用いて補助可動部材40の動作条件を決定する。具体的には、遊技制御装置95は、第1始動口5への入賞があった場合、補助可動部材40の動作準備時間および開状態時間を決定し(S30´)、第2指導口への入賞があった場合、補助可動部材40の動作準備時間、開状態時間および閉状態時間を決定する(S42´)。
【0102】
詳しく説明すると、遊技制御装置95は、図27のような補助可動部材40の時間決定テーブルを予めRAMあるいはROMに記憶しておき、この時間決定テーブルに基づいて各時間を決定する。この時間決定テーブルでは、抽出し得る乱数値範囲(0〜255)を4等分にグループ分けし、異なる組み合わせで動作順部時間、開状態時間および閉状態時間が設定されている。したがって、遊技制御装置95は、第1始動口5への入賞による補助遊技において、図27(a)に示すように、抽出した乱数が0〜63の間であれば、可動部材20と補助可動部材40との動作開始間隔時間を0msに設定し、抽出した乱数が64〜127の間であれば、動作開始間隔時間を100msに、抽出した乱数が128〜191の間あるいは192〜255の間であれば、動作開始間隔時間を200msに設定することになる。
【0103】
一方、第2始動口6への入賞による補助遊技においては、遊技制御装置95は、図27(b)に示すように、抽出した乱数が0〜63の間であれば、動作開始間隔時間の1回目を0msに、2回目も0msに設定し、抽出した乱数が64〜127の間であれば、動作開始間隔時間の1回目を100msに、2回目を0msに設定し、抽出した乱数が128〜191の間あるいは192〜255の間であれば、動作開始間隔時間の1回目を200msに、2回目を0msに設定することになる。
【0104】
このように遊技制御装置95は、乱数値を生成し、該乱数値に基づいて可動部材20と補助可動部材40との動作開始間隔時間をランダムに設定し、可動部材20を開動作してから動作開始間隔時間の経過後に前記補助可動部材40を状態変換動作するように制御を行うことができるので、遊技球が可動部材20に取り込まれてから、凹室25内の状況をランダムのタイミングで変換することができる。したがって、遊技球の挙動を単調になり難くして、遊技の興趣が損なわれることを防止することができる。
【0105】
ところで、上記した実施形態の変動入賞装置2は、移動許容空間部26の左右両側に連通流路28を連通させて、遊技球が凹室25の外寄りを流下するように構成されていたが、本発明はこれに限らず、例えば、凹室25の中央に遊技球が流下可能な流路を設けてもよい。
【0106】
具体的に説明すると、図28および図29に示す変動入賞装置2´は、基本的には前記した実施形態の変動入賞装置2と同じであるが、移動許容空間部26および流入空間部27の構成が異なる。この変動入賞装置2´は、移動許容空間部26内の棚部34の一部、詳しくは頂部を開口して、下方の流入空間部27と連通する棚部連通口105を開設している。そして、この変動入賞装置2´は、棚部連通口105から流入空間部27の底部に向かって棚部流下路106を延設し、該棚部流下路106の途中であって棚部34の直ぐ下に遊技球検出センサ107を備えて、棚部流下路106内を流下する遊技球が検出できるように構成されている。このような棚部流下路106を棚部34に備えて遊技球が変動入賞装置2´内に取り込まれると、遊技球は、棚部34を移動している途中であっても迅速に流入空間部27へ移動し得る。したがって、可動部材20に取り込まれてから間もなく流入空間部27に移動する遊技球を増やすことで遊技の展開をスピーディに進めて、遊技者が早々に遊技に飽きてしまうことを防ぐことができる。また、遊技球が移動可能な空間を増やすことができ、複雑な遊技球の動きを楽しむことができる。
【0107】
そして、この棚部流下路106は、役物部材41の前方を位置し、役物部材41が上下動してもぶつからない程度に前方へ緩やかに湾曲して、遊技球が流下中に詰まらないようにしてある。また、この棚部流下路106は、下側の遊技球出口108を特別入賞誘導路79の上方に配置し、特別入賞誘導路79および左右のガイド部78との間に遊技球1個が十分に通過できる程度の間隔を設けている(図30参照)。このように棚部流下路106を配設することで、特別入賞口30に入賞しやすい遊技球の流下ルートを増やすことができ、遊技の興趣を高めることができる。
【0108】
なお、棚部流下路106は、透明プラスチック等の透明部材により形成すれば、遊技者が棚部流下路106内の遊技球の挙動も見ながら遊技を楽しむことができるので好適である。
【0109】
前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
【0110】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次の効果を奏する。
すなわち、前記凹室は、前記可動部材の開動作により凹室内に受け入れられた遊技球が左右方向にも移動することを許容する移動許容空間部と、前記移動許容空間部の下方に位置し、移動許容空間部から移動してきた遊技球が流入する流入空間部とを備え、前記移動許容空間部は、遊技球が移動する前記流入空間部との連通箇所に形成され、前記可動部材の開閉動作範囲に対向する動作範囲開口空間部と、前記動作範囲開口空間部に向かう下り傾斜面を備えた棚部と、を備え、前記流入空間部は、前記移動許容空間部から流入した遊技球の移動方向を変更するように状態変換動作可能な補助可動部材を備え、前記可動部材は、当該可動部材の開閉動作範囲を規制し、前記動作範囲開口空間部の可動部材側を閉塞可能な規制閉塞部と、開閉動作する際の基部側に形成されて、遊技球を前記動作範囲開口空間部へ誘導可能な誘導部とを備えたので、可動部材により取り込まれた遊技球が今までにない挙動で変動入賞装置内を流下することができる。したがって、この遊技球の動きを見て楽しみながら、遊技の興趣を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤の正面図である。
【図2】変動入賞装置の正面図である。
【図3】図2における変動入賞装置のA−A断面図である。
【図4】変動入賞装置の斜視図である。
【図5】図2における変動入賞装置のB−B断面図である。
【図6】開状態の補助可動部材の説明図である。
【図7】(a)は補助可動部材の正面図、(b)は断面図、(c)は斜視図である。
【図8】(a)は後方誘導路底面部が上昇した状態図、(b)は下降した状態図である。
【図9】入賞口部および傾斜ステージの説明図である。
【図10】(a)は可動部材の正面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図である。
【図11】可動部材が開状態であるときの遊技球の挙動を説明する図である。
【図12】制御系の構成図で、主に、遊技制御装置と演出制御装置の説明に供するブロック構成図である。
【図13】(a)は可動部材が開きかけた状態で変動入賞装置内に流下してきた遊技球の挙動説明図、(b)は可動部材および補助可動部材が開状態の場合の遊技球の挙動説明図、(c)は可動部材が開状態で補助可動部材が閉状態の場合の遊技球の挙動説明図、(d)は可動部材が閉じかけた状態における遊技球の挙動説明図である。
【図14】第1始動口への入賞による補助遊技のタイムチャートである。
【図15】第2始動口への入賞による補助遊技のタイムチャートである。
【図16】特別入賞口への入賞による特別遊技のタイムチャートである。
【図17】遊技制御処理のフローチャートである。
【図18】(a)はタイマ割込処理のフローチャート、(b)は各種センサ監視処理のフローチャートである。
【図19】始動口センサ監視処理のフローチャートである。
【図20】始動口センサ判定処理のフローチャートである。
【図21】始動入賞開閉処理のフローチャートである。
【図22】始動入賞開閉処理のフローチャートである。
【図23】始動入賞開閉処理のフローチャートである。
【図24】始動入賞開閉処理のフローチャートである。
【図25】第2実施形態における始動口センサ監視処理のフローチャートである。
【図26】第2実施形態における始動口センサ判定処理のフローチャートである。
【図27】補助可動部材に関する補助遊技の時間決定テーブルであり、(a)は第1始動口入賞による補助遊技のテーブル、(b)は第2始動口入賞による補助遊技のテーブルである。
【図28】棚部流下路を備えた変動入賞装置の正面図である。
【図29】棚部流下路を備えた変動入賞装置の斜視図である。
【図30】棚部流下路の遊技球出口と特別入賞誘導路との位置関係を示す図である。
【符号の説明】
1 遊技盤
2 変動入賞装置
3 区画部材
4 遊技領域
5 第1始動口
6 第2始動口
7 一般入賞具
8 風車
9 ランプ・LED
10 アウト口
11 第1始動口センサ
12 第2始動口センサ
15 取付基板
16 開口部
17 球侵入防止壁
18 庇部
20 可動部材
22 表示装置
24 ケース
25 凹室
26 移動許容空間部
27 流入空間部
28 連通流路
28a 上側入口
28b 下側出口
29 一般入賞口
30 特別入賞口
31 入賞口部
32 傾斜ステージ
34 棚部
35 動作範囲開口空間部
36 振り分け部材
38 入賞球検出センサ
40 補助可動部材
41 役物部材
41a 胴体部
41b 中間部
41c 後部
42 窪み
43 支軸
44 補助可動部材開放ソレノイド
46 第1遊技球転動面
47 第2遊技球転動面
49 後方傾斜部
50 前方傾斜部
52 支軸
53 カム
53a カム面
53b 役物部材位置検出部
54 役物部材用駆動モータ
55 回転体
56 支軸
57 ギヤ
58 回転体用駆動モータ
61 役物部材位置検出センサ
64 当接部
66 後方誘導路
67 後方誘導路底面部
70 流入空間連通口
71 特別入賞口球貯留部材
72 特別入賞口球貯留ソレノイド
73 特別入賞口センサ
75 前側傾斜ステージ
76 後側傾斜ステージ
78 ガイド部
79 特別入賞誘導路
82 支軸
84 可動部材開放ソレノイド
86 規制閉塞部
88 誘導部
89 溝
90 中継基板
95 遊技制御装置
96 演出制御装置
97 一般入賞具センサ
98 スピーカー
105 棚部連通口
106 棚部流下路
107 遊技球検出センサ
108 遊技球出口

Claims (5)

  1. 遊技盤に取り付けるための取付基板と、前記取付基板の略中央部分に形成され、前記取付基板の後方に向かって突出し、前面が開口した凹室と、前記取付基板に設けられる可動部材と、前記凹室の所要部位に設けられて、前記可動部材により受け入れられた遊技球が入賞可能な一般入賞口および特別入賞口と、前記可動部材を開閉可能に駆動する可動部材用電気的駆動源とを具備する変動入賞装置と、
    遊技盤の所要部位に設けられて遊技球が入賞可能な始動口と、
    前記始動口へ遊技球が入賞することを補助遊技発生条件として前記可動部材が所定開閉回数の開閉動作を行う補助遊技を発生し、前記補助遊技中に前記変動入賞装置に受け入れられた遊技球が特別入賞口に入賞することを特別遊技発生条件として、前記補助遊技における前記可動部材の開閉回数よりも多い開閉回数を最大開閉回数とする開閉動作を行うサイクル遊技が行われ、前記サイクル遊技中に前記変動入賞装置に受け入れられた遊技球が前記特別入賞口に入賞されることを条件に新たなサイクル遊技が継続して行われる特別遊技を発生制御可能な制御手段と、
    を備える弾球遊技機において、
    前記凹室は、
    前記可動部材の開動作により凹室内に受け入れられた遊技球が左右方向にも移動することを許容する移動許容空間部と、
    前記移動許容空間部の下方に位置し、移動許容空間部から移動してきた遊技球が流入する流入空間部と、を備え、
    前記移動許容空間部は、
    遊技球が移動する前記流入空間部との連通箇所に形成され、前記可動部材の開閉動作範囲に対向する動作範囲開口空間部と、
    前記動作範囲開口空間部に向かう下り傾斜面を備えた棚部と、を備え、
    前記流入空間部は、
    前記移動許容空間部から流入した遊技球の移動方向を変更するように状態変換動作可能な補助可動部材を備え、
    前記可動部材は、
    当該可動部材の開閉動作範囲を規制し、前記動作範囲開口空間部の可動部材側を閉塞可能な規制閉塞部と、
    開閉動作する際の基部側に形成されて、遊技球を前記動作範囲開口空間部へ誘導可能な誘導部と、
    を備えることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記制御手段は、可動部材を開動作してから一定時間経過後に補助可動部材を状態変換動作するように制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記制御手段は、乱数値を生成し、該乱数値に基づいて可動部材と補助可動部材との動作開始間隔時間をランダムに設定し、
    前記可動部材を開動作してから前記動作開始間隔時間の経過後に前記補助可動部材を状態変換動作するように制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  4. 前記移動許容空間部は、前記棚部の一部に開口して前記流入空間部と連通する棚部連通口を開設し、前記棚部連通口から前記流入空間部に向かって棚部流下路を延設し、前記棚部流下路の途中に遊技球を検出可能な遊技球検出センサを備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記凹室は、特別入賞口の後方に遊技球を特別入賞口へ誘導可能な特別入賞誘導路を備え、前記棚部流下路の遊技球出口を前記特別入賞誘導路の上方に配設したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の弾球遊技機。
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