JP2004158584A - 多結晶質シリコン膜製造装置及びそれを用いた製造方法並びに半導体装置 - Google Patents

多結晶質シリコン膜製造装置及びそれを用いた製造方法並びに半導体装置 Download PDF

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弘美 坂本
Shinji Maekawa
真司 前川
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Abstract

【課題】別個独立の工程を追加することなく、表面平坦性の良好な多結晶質シリコン膜を得ることができるその製造装置を提供する。
【解決手段】多結晶質シリコン膜製造装置(パルスレーザー照射装置)100は、非晶質シリコン膜210を多結晶質シリコン膜210’にするのに用いられるものである。多結晶質シリコン膜製造装置100は、非晶質シリコン膜210をその融点よりも高温に加熱して溶融させるレーザー光L1を発する第1レーザー光源120と、第1レーザー光源120からのレーザー光L1で非晶質シリコン膜210を加熱してなるシリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜210’が形成される過程において、固化完了前の多結晶質シリコン膜210’の表面を部分的に溶融させるレーザー光L2を発する第2レーザー光源130と、を備える。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多結晶質シリコン膜の製造装置及びそれを用いた製造方法並びに半導体装置に関し、特に、絶縁基板上に設けられた薄膜トランジスタ(以下「TFT」という)等を有する半導体装置に有効であり、アクティブマトリクス型の液晶表示装置などに利用することができるものである。
【0002】
【従来の技術】
高性能液晶表示装置などのデバイス実現に向けて、ガラス等の絶縁基板上に高性能なTFT等の半導体素子を形成することが試みられている。これらの装置の半導体素子には、非晶質(アモルファス)シリコン膜を多結晶化した薄膜状の多結晶質シリコン半導体を用いるのが一般的である。かかる多結晶質シリコン膜を製造する方法としては、非晶質シリコン膜を成膜しておき、強光を照射して多結晶化させるものが知られており、この方法によれば、溶融固化過程の多結晶化現象を利用するため高品質な多結晶性シリコン膜を得ることができる。また、現在最も一般的に利用されているエキシマーレーザーを例にとると、パルスレーザー光を用いて非晶質シリコン膜を多結晶化する手法は、非晶質シリコン膜を局所的に溶融させ、その溶融した領域を極めて短い時間だけ高温度にするものであるため、高熱が基板には伝わらないことから安価なガラス基板を利用することができ、大面積エレクトロニクスへの応用には最も適している。
【0003】
ところで、エキシマレーザーを用いて非晶質シリコン半導体膜の多結晶化を行うと、製造された多結晶質シリコン膜の結晶粒界に沿って突起(リッヂ)が形成される。そして、そのような突起が存在すると、突起の先端に電界が集中して絶縁破壊が起こりやすくなるため、突起の大きい多結晶質シリコン膜上にトップゲート構造の高性能TFTを形成するのが難しくなる。つまり、多結晶質シリコン膜表面に突起があると、TFTの特性及び信頼性が低いものとなり、ゲート絶縁膜の薄膜化が困難となる。
【0004】
そこで、非晶質シリコン膜のレーザー結晶化時に発生する表面の突起を低減するため、種々の技術が提案され、多結晶質シリコン膜表面の平坦化が試みられている。
【0005】
下記特許文献1には、下地基板の表面上に多結晶シリコンからなる第1の層を形成し、次いで、その第1の層の表面を、酸化シリコンをエッチングする環境下に置いて第1の層の表面が酸化シリコン膜で覆われている場合には、その酸化シリコン膜を除去し、次いで、第1の層にシリコン結晶の再成長が起こるエネルギーを与える半導体装置の製造方法が開示されており、このようにすれば、表面平均凹凸の小さい多結晶シリコン膜を形成することが可能になる、と記載されている。
【0006】
下記特許文献2には、透明絶縁性基板上に多結晶シリコン膜を形成した後、その他結晶シリコン膜の表面を酸化して厚い二酸化シリコン膜を形成し、次いで、二酸化シリコン膜を除去した後、多結晶シリコン膜の表面の凹凸をCMP法により研磨して平坦化し、再度多結晶シリコン膜の表面を酸化して薄い二酸化シリコン膜を形成し、次いで、その二酸化シリコン膜を除去する半導体装置の製造方法が開示されている。
【0007】
下記特許文献3には、レーザーアニールにより得られたポリSi膜を表面研磨処理することで、膜厚を30〜50nmにし、ポリSi膜表面の平均面粗さ(Ra)を1nm以下にする半導体装置の製造方法が開示されており、このようにすれば、レーザーアニールによって得られるポリSi膜は表面性が悪いが、表面研磨によって平坦性が向上し、平坦化したポリSi膜をチャネルに用いることで優れたTFT特性を得ることができると共に半導体装置がキャリア注入のない信頼性の優れたものとなる、との内容が記載されている。
【0008】
下記特許文献4には、基板上に形成された非晶質シリコン層にエネルギービームを照射して非晶質シリコン層を結晶化させて結晶質シリコン層を形成した後、結晶質シリコン層の表面をエッチングして結晶質シリコン表面の凹凸を除去するTFTの製造方法が開示されており、このようにすれば、トランジスタのキャリアが通過する部分の結晶性を損なうことなく、しかも表面の凹凸が少ない多結晶シリコン層を有するTFTを製造することができる、との内容が記載されている。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−60551号公報
【特許文献2】
特開2000−22159号公報
【特許文献3】
特開平10−200120号公報
【特許文献4】
特開平11−186552号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のいずれの従来技術も、多結晶質シリコン膜を平坦化させるために研磨等の別個独立した工程を追加する必要のあるものであり、前洗浄なども含めると工程数が多くなる、という問題がある。
【0011】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、別個独立の工程を追加することなく、表面平坦性の良好な多結晶質シリコン膜を得ることができるその製造装置及びそれを用いた製造方法並びに半導体装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、非晶質シリコン膜を溶融固化により多結晶化させる際、シリコン温度が最高温度に達した時点から数十nsecずれてシリコン溶融物が固化することをシミュレーションにより確認した。その一例として図1は、300nmのベースコート酸化シリコン膜上に成膜した50nmの非晶質シリコン上に、エネルギー密度480mJ/cmで且つパルス幅30nsのXeClエキシマレーザーを照射したときのシリコン温度をシミュレーションにより求めた結果を示す。これによると、パルスレーザー光によりシリコン膜が最高温度に到達してから約30ns後にシリコンの温度が融点を下回って固化が完了すると考えられる。
【0013】
本発明は、非晶質シリコン膜を溶融するまで加熱し、そのシリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜が形成される過程において、その固化完了前の多結晶質シリコン膜にその表面が部分溶融するように加熱することで表面を平坦化させ、それによってシリコン膜の多結晶化と表面平坦化とを別個独立の工程を増やすことなく行うようにしたものである。
【0014】
本発明の多結晶質シリコン膜製造装置は、非晶質シリコン膜を多結晶質シリコン膜にするのに用いられるものであって、
非晶質シリコン膜をその融点よりも高温に加熱して溶融させた後、そのシリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜が形成される過程において、固化完了前の多結晶質シリコン膜を加熱してその表面を部分的に溶融させる加熱手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
本発明の多結晶質シリコン膜の製造方法は、非晶質シリコン膜から多結晶質シリコン膜を製造するものであって、
非晶質シリコン膜をその融点よりも高温に加熱して溶融させるステップと、
上記非晶質シリコン膜を加熱してなるシリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜が形成される過程において、固化完了前の多結晶質シリコン膜を加熱してその表面を部分的に溶融させるステップと、
を備えたことを特徴とする。
【0016】
本発明の半導体装置は、絶縁性基板上または絶縁性薄膜上に形成された非晶質シリコン膜をその融点よりも高温に加熱して溶融させ、その非晶質シリコン膜を加熱してなるシリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜が形成される過程において、固化完了前の多結晶質シリコン膜を加熱してその表面を部分的に溶融させてなる半導体膜で形成された半導体素子を備えたことを特徴とする。
【0017】
以上のように、本発明によれば、非晶質シリコン膜をその融点よりも高温に加熱して溶融させた後、そのシリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜が形成される過程において、固化完了前の多結晶質シリコン膜を加熱してその表面を部分的に溶融させて表面平坦化を図るようにしているので、別個独立の工程を増やすことなく表面凹凸の小さな多結晶質シリコン膜が形成され、この多結晶質シリコン膜を用いて信頼性の高い微細なTFT等の半導体素子を備えた半導体装置を得ることができる。
【0018】
本発明の具体的な構成の多結晶質シリコン膜製造装置は、
非晶質シリコン膜をその融点よりも高温に加熱して溶融させるレーザー光を発する第1レーザー光源と、
上記第1レーザー光源からのレーザー光で非晶質シリコン膜を加熱してなるシリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜が形成される過程において、固化完了前の多結晶質シリコン膜の表面を部分的に溶融させるレーザー光を発する第2レーザー光源と、
を備えたことを特徴とする。
【0019】
この構成の場合、上記第2レーザー光源は、上記第1レーザー光源が非晶質シリコン膜に対して発するレーザー光よりもエネルギー強度が低いレーザー光を発するものであってもよい。
【0020】
本発明の具体的な多結晶質シリコン膜の製造方法は、
第1及び第2レーザー光源を備えた多結晶質シリコン膜製造装置を用いるものであり、
上記第1レーザー光源からのレーザー光を非晶質シリコン膜に照射して該非晶質シリコン膜をその融点よりも高温に加熱して溶融させるステップと、
上記第2レーザー光源からのレーザー光を、上記非晶質シリコン膜を加熱してなるシリコン溶融物が最高温度に達した後の該シリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜が形成される過程において、固化完了前の多結晶質シリコン膜に照射してその表面を部分的に溶融させるステップと、
を備えたことを特徴とする。
【0021】
本発明の別の具体的な構成の多結晶質シリコン膜製造装置は、
各々、非晶質シリコン膜をその融点未満の温度に加熱するレーザー光を発する第1及び第2レーザー光源を備え、
上記第1及び第2レーザー光源からのレーザー光を同時に非晶質シリコン膜に照射するとその非晶質シリコン膜が融点よりも高温に加熱されて溶融し、そのシリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜が形成される過程において、該第1又は第2レーザー光源からのレーザー光を固化完了前の多結晶質シリコン膜に照射するとその表面が部分的に溶融するように構成されていることを特徴とする。
【0022】
この構成の場合、上記第2レーザー光源は、上記第1レーザー光源が非晶質シリコン膜に対して発するレーザー光よりもエネルギー強度が高いレーザー光を発するものであってもよい。
【0023】
本発明の別の具体的な多結晶質シリコン膜の製造方法は、
第1及び第2レーザー光源を備えた多結晶質シリコン膜製造装置を用いるものであり、
上記第1及び第2レーザー光源からのレーザー光を同時に非晶質シリコン膜に照射して該非晶質シリコン膜をその融点よりも高温に加熱して溶融させるステップと、
上記非晶質シリコン膜を加熱してなるシリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜が形成される過程において、上記第1又は第2レーザー光源からのレーザー光を固化完了前の多結晶質シリコン膜に照射してその表面を部分的に溶融させるステップと、
を備えたことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0025】
(実施形態1)
図2は、本発明の実施形態1に係るパルスレーザー照射装置(多結晶質シリコン膜製造装置)100を示す。
【0026】
このパルスレーザー照射装置100は、一方の表面を覆うように非晶質シリコン膜220が設けられた基板200を載置するためのステージ110と、ステージ110上の基板200の非晶質シリコン膜220にパルスレーザー光L1,L2を照射するための第1及び第2レーザー光源120,130と、それらの第1及び第2レーザー光源120,130がそれぞれ接続された発振制御器140と、を備えている。
【0027】
ステージ110は、加工対象である基板200の形状に合わせた長方形状に形成されており、大きさは基板200よりやや大きく構成されている。このステージ110は、その長辺方向に沿って移動可能に構成されている。
【0028】
第1レーザー光源120は、発振制御器140に接続された第1レーザー発振器121と、第1レーザー発振器121から発されたパルスレーザー光L1を受光してそのパワーを所定量減衰させる第1アッテネータ122と、第1アッテネータ122からのパルスレーザー光L1を反射して光路を変更する第1ターンミラー123と、第1ターンミラー123からのパルスレーザー光L1をステージ110に載置された基板200の短辺方向に均一に照射する第1ホモジナイザー124と、で構成されている。また、この第1レーザー光源120は、ステージ110に載置された基板200に対し、その短辺方向に均一なパルスレーザー光L1を照射すると共に、ステージ110がその長辺方向に沿って移動することにより、そのパルスレーザー光L1が基板200上をその長辺方向に走査するように構成されている。第1レーザー光源120として、例えば波長308nmのXeClエキシマレーザーや波長400nm以下のエキシマレーザーやYAG等の固体レーザーが用いられる。第1レーザー光源120が発するパルスレーザー光L1は、パルス幅が比較的短く、基板200上の非晶質シリコン膜220をその融点よりも高温に加熱して溶融させるエネルギー強度を有するものである(例えば、エネルギー密度480mJ/cm、パルス幅30ns、繰り返し周波数30Hz)。
【0029】
第2レーザー光源130は、第1レーザー光源120と同様の構成であり、第2レーザー発振器131と、第2アッテネータ132と、第2ターンミラー133と、第2ホモジナイザー134と、で構成されており、ステージ110に載置された基板200に対し、第1レーザー光源120からのパルスレーザー光L1の照射位置と略同位置にその短辺方向に均一なパルスレーザー光L2を照射すると共に、ステージ110がその長辺方向に沿って移動することにより、そのパルスレーザー光L2が基板200上をその長辺方向に走査するように構成されている。第2レーザー光源130の発するパルスレーザー光L2は、パルス幅が第1レーザー光源120のものよりも相対的に長く、エネルギー強度が非晶質シリコン膜220をその融点よりも高温に加熱する程のものではなく且つ第1レーザー光源120のものよりも相対的に低いものである(例えば、エネルギー密度380mJ/cm、パルス幅60ns、繰り返し周波数30Hz)。
【0030】
発振制御器140は、第1及び第2レーザー光源120,130の発振制御、具体的には図3に示すように、第1レーザー光源120からのパルスレーザー光L1の照射の後、例えば、第1レーザー光源120からのパルスレーザー光L1の照射終了直後から10ns以内の短い非照射期間を経て第2レーザー光源130からのパルスレーザー光L2の照射を行う制御を行うものである。
【0031】
次に、このパルスレーザー照射装置100を用いた多結晶質シリコン膜220’の製造方法について説明する。
【0032】
まず、絶縁基板(ガラス基板)210の一方の表面が厚さ50nmの真性(I型)の非晶質シリコン膜220で被覆された基板200を準備する。非晶質シリコン膜220の形成は、例えばプラズマCVD法を用いる。絶縁基板210としてガラス基板を用いる場合には不純物の拡散を防止するためガラス基板と非晶質シリコン膜220との間にベースコートとして例えば厚さ300nm程度の酸化シリコン膜を設けるとよい。
【0033】
次いで、基板200に脱水素処理を施した後、表面の自然酸化膜を希フッ酸等により除去する。
【0034】
次いで、非晶質シリコン膜220側が上となるようにその基板200をステージ110に載置する。
【0035】
次いで、第1及び第2レーザー光源120,130からのパルスレーザー光L1,L2を大気と同じ酸素/窒素混合比の雰囲気中で基板200上の非晶質シリコン膜220に照射する。ここで、基板200の長手方向に沿って走査する第1及び第2レーザー光源120,130からのそれぞれのパルスレーザー光L1,L2を、繰り返し周波数10〜300Hz、オーバーラップ率90〜95%に設定しておく。このとき、非晶質シリコン膜220には、第1レーザー光源120からのパルスレーザー光L1が照射された後、短い非照射期間を経て第2レーザー光源130からのパルスレーザー光L2が照射される。そして、第1レーザー光源120からのパルスレーザー光L1が非晶質シリコン膜220に照射されて非晶質シリコン膜220がその融点よりも高温に加熱されて溶融し、その非晶質シリコン膜220を加熱してなるシリコン溶融物が最高温度に達した後であってシリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜220’が形成される過程において、第2レーザー光源130からのパルスレーザー光L2が固化完了前の多結晶質シリコン膜220’に照射されてその表面が部分的に溶融して平坦化し、固化する。
【0036】
以上のようにして基板200上の非晶質シリコン膜220が多結晶質シリコン膜220’とされ、これを用いてTFT等の半導体素子が形成される。そして、かかる半導体素子を備えた半導体装置が構成される。
【0037】
以上のようなパルスレーザー照射装置100を用いることにより、第1レーザー光源120からのパルスレーザー光L1を非晶質シリコン膜220に照射して非晶質シリコン膜220をその融点よりも高温に加熱して溶融させ、第2レーザー光源130からのパルスレーザー光L2を、非晶質シリコン膜220を加熱してなるシリコン溶融物が最高温度に達した後のシリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜220’が形成される過程、具体的には、シリコン溶融物が最高温度に達してから約30ns後の多結晶質シリコン膜220’の固化が完了する時点までにおいて、固化完了前の多結晶質シリコン膜220’に照射してその表面を部分的に溶融させて表面平坦化を図るようにしているので、別個独立の工程を増やすことなく表面凹凸の小さな多結晶質シリコン膜220’が形成され、この多結晶質シリコン膜220’を用いて信頼性の高い微細なTFT等の半導体素子を備えた半導体装置を得ることができる。
【0038】
次に具体的に行った実験について説明する。
【0039】
上記実施形態と同一の方法でガラス基板上の非晶質シリコン膜を多結晶質シリコン膜にした本発明例と、第2レーザー光源によるパルスレーザー光の照射をせずに第1レーザー光源によるパルスレーザー光の照射のみを行ってガラス基板上の非晶質シリコン膜を多結晶質シリコン膜にした比較例と、を作製した。
【0040】
そして、それぞれの多結晶質シリコン膜の最大高さ(P−V値)、中心線平均粗さ(Ra値)及び自乗平均平方根粗さ(Rms値)を求めた。なお、各表面粗さを10μm×10μm四方、50μm×50μm四方のそれぞれについて測定した。
【0041】
結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
Figure 2004158584
【0043】
表1によれば、本発明例は、最大高さ(P−V値)、中心線平均粗さ(Ra値)及び自乗平均平方根粗さ(Rms値)のいずれにおいても比較例に比べて値が極めて小さく、表面平坦性が著しく優れているということが分かる。
【0044】
(実施形態2)
本発明の実施形態2に係るに係るパルスレーザー照射装置(多結晶質シリコン膜製造装置)の外観構成は図2に示す実施形態1のものと同一である。
【0045】
このパルスレーザー照射装置では、第1レーザー光源が発するパルスレーザー光は、パルス幅が比較的短く、非晶質シリコン膜をその融点未満の温度に加熱する程度のエネルギー強度を有するものである(例えば、エネルギー密度100mJ/cm、パルス幅30ns、繰り返し周波数30Hz)。また、第2レーザー光源の発するパルスレーザー光は、パルス幅が第1レーザー光源のものよりも相対的に長く、エネルギー強度が第1レーザー光源のものよりもエネルギー強度が相対的に高いものの、非晶質シリコン膜をその融点未満の温度に加熱する程度のものである(例えば、エネルギー密度380mJ/cm、パルス幅90ns、繰り返し周波数30Hz)。
【0046】
発振制御器は、第1及び第2レーザー光源120,130の発振制御、具体的には図4に示すように、第1及び第2レーザー光源からのパルスレーザー光を同時に照射した後、第1レーザー光源からのパルスレーザー光の照射のみを停止し、第2レーザー光源からのパルスレーザー光の照射を継続して行う制御を行うものである。
【0047】
次に、このパルスレーザー照射装置を用いた多結晶質シリコン膜の製造方法について説明する。
【0048】
まず、絶縁基板(ガラス基板)の一方の表面が厚さ50nmの真性(I型)の非晶質シリコン膜で被覆された基板を準備する。非晶質シリコン膜の形成は、例えばプラズマCVD法を用いる。絶縁基板としてガラス基板を用いる場合には不純物の拡散を防止するためガラス基板と非晶質シリコン膜との間にベースコートとして例えば厚さ300nm程度の酸化シリコン膜を設けるとよい。
【0049】
次いで、基板に脱水素処理を施した後、表面の自然酸化膜を希フッ酸等により除去する。
【0050】
次いで、非晶質シリコン膜側が上となるようにその基板をステージに載置する。
【0051】
次いで、第1及び第2レーザー光源からのパルスレーザー光を大気と同じ酸素/窒素混合比の雰囲気中で基板上の非晶質シリコン膜に照射する。ここで、基板の長手方向に沿って走査する第1及び第2レーザー光源からのそれぞれのパルスレーザー光を、繰り返し周波数10〜300Hz、オーバーラップ率90〜95%に設定しておく。このとき、非晶質シリコン膜には、第1及び第2レーザー光源からのパルスレーザー光が同時に照射された後、第1レーザー光源からのパルスレーザー光の照射が停止され、第2レーザー光源からのパルスレーザー光が継続して照射される。そして、第1及び第2レーザー光源からパルスレーザー光が同時に照射されて非晶質シリコン膜がその融点よりも高温に加熱されて溶融する。つまり、非晶質シリコン膜には、第1レーザー光源からのパルスレーザー光のエネルギーと第2レーザー光源からのパルスレーザー光のエネルギーとが合わさって与えられ(図4中の破線)、それによって、非晶質シリコン膜がその融点よりも高温に加熱されて溶融する。また、第1レーザー光源からのパルスレーザー光の照射が停止された後には、非晶質シリコン膜を加熱してなるシリコン溶融物が最高温度に達した後であってシリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜が形成される過程において、第2レーザー光源からのパルスレーザー光が固化完了前の多結晶質シリコン膜に照射されてその表面が部分的に溶融して平坦化し、固化する。
【0052】
以上のようにして基板上の非晶質シリコン膜が多結晶質シリコン膜とされ、これを用いてTFT等の半導体素子が形成される。そして、かかる半導体素子を備えた半導体装置が構成される。
【0053】
以上のようなパルスレーザー照射装置を用いることにより、第1及び第2レーザー光源からのパルスレーザー光を同時に非晶質シリコン膜に照射して非晶質シリコン膜を融点よりも高温に加熱して溶融させ、非晶質シリコン膜を加熱してなるシリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜が形成される過程、具体的には、シリコン溶融物が最高温度に達してから約30ns後の多結晶質シリコン膜の固化が完了する時点までにおいて、第1又は第2レーザー光源からのパルスレーザー光を固化完了前の多結晶質シリコン膜に照射してその表面を部分的に溶融させて表面平坦化を図るようにしているので、別個独立の工程を増やすことなく表面凹凸の小さな多結晶質シリコン膜が形成され、この多結晶質シリコン膜を用いて信頼性の高い微細なTFT等の半導体素子を備えた半導体装置を得ることができる。
【0054】
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態1及び2に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
【0055】
例えば、非晶質シリコン膜220はプラズマCVD法により成膜されたものに限定されるものではなく、他の成膜法により成膜してもよい。
【0056】
また、非晶質シリコン膜220の多結晶化の前処理は、基板の脱水素処理及び表面の自然酸化膜の希フッ酸等による除去に限定されるものではなく、他の前処理を施すようにしてもよい。
【0057】
また、第1及び第2レーザー光源120,130からのパルスレーザー光L1,L2の照射を大気と同じ酸素/窒素混合比の雰囲気中で行うことに限定されるものではなく、他の雰囲気中で行うようにしてもよい。
【0058】
また、非晶質シリコン膜220として多結晶性を助長する金属元素を添加して固相成長させた多結晶構造を有するものを用いてもよい。
【0059】
また、第1及び第2レーザー光源120,130からのパルスレーザー光L1,L2のエネルギー強度及びパルス幅については非晶質シリコン膜220の状態によって決めればよい。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、非晶質シリコン膜をその融点よりも高温に加熱して溶融させた後、そのシリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜が形成される過程において、固化完了前の多結晶質シリコン膜を加熱してその表面を部分的に溶融させて表面平坦化を図るようにしているので、別個独立の工程を増やすことなく表面凹凸の小さな多結晶質シリコン膜が形成され、この多結晶質シリコン膜を用いて信頼性の高い微細なTFT等の半導体素子を備えた半導体装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】厚さ50nmの非晶質シリコン膜ににXeClエキシマレーザーを照射したシミュレーションにおける経過時間とシリコン温度との関係を示すグラフである。
【図2】本発明の実施形態1に係るパルスレーザー照射装置の構成を示す模式図である。
【図3】本発明の実施形態1における第1及び第2レーザー光源からそれぞれ発されるパルスレーザー光のパルス形状を示す図である。
【図4】本発明の実施形態1における第1及び第2レーザー光源からそれぞれ発されるパルスレーザー光のパルス形状を示す図である。
【符号の説明】
100 パルスレーザー照射装置
110 ステージ
120 第1レーザー光源
121 第1レーザー発振器
122 第1アッテネータ
123 第1ターンミラー
124 第1ホモジナイザー
130 第2レーザー光源
131 第2レーザー発振器
132 第2アッテネータ
133 第2ターンミラー
134 第2ホモジナイザー
140 発振制御器
200 基板
210 絶縁基板
220 非晶質シリコン膜
220’ 多結晶質シリコン膜
L1,L2 パルスレーザー光

Claims (9)

  1. 非晶質シリコン膜を多結晶質シリコン膜にするのに用いられる多結晶質シリコン膜製造装置であって、
    非晶質シリコン膜をその融点よりも高温に加熱して溶融させた後、そのシリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜が形成される過程において、固化完了前の多結晶質シリコン膜を加熱してその表面を部分的に溶融させる加熱手段を備えたことを特徴とする多結晶質シリコン膜製造装置。
  2. 非晶質シリコン膜を多結晶質シリコン膜にするのに用いられる多結晶質シリコン膜製造装置であって、
    非晶質シリコン膜をその融点よりも高温に加熱して溶融させるレーザー光を発する第1レーザー光源と、
    上記第1レーザー光源からのレーザー光で非晶質シリコン膜を加熱してなるシリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜が形成される過程において、固化完了前の多結晶質シリコン膜の表面を部分的に溶融させるレーザー光を発する第2レーザー光源と、
    を備えたことを特徴とする多結晶質シリコン膜製造装置。
  3. 請求項2に記載された多結晶質シリコン膜製造装置において、
    上記第2レーザー光源は、上記第1レーザー光源が非晶質シリコン膜に対して発するレーザー光よりもエネルギー強度が低いレーザー光を発することを特徴とする多結晶質シリコン膜製造装置。
  4. 非晶質シリコン膜を多結晶質シリコン膜にするのに用いられる多結晶質シリコン膜製造装置であって、
    各々、非晶質シリコン膜をその融点未満の温度に加熱するレーザー光を発する第1及び第2レーザー光源を備え、
    上記第1及び第2レーザー光源からのレーザー光を同時に非晶質シリコン膜に照射するとその非晶質シリコン膜が融点よりも高温に加熱されて溶融し、そのシリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜が形成される過程において、該第1又は第2レーザー光源からのレーザー光を固化完了前の多結晶質シリコン膜に照射するとその表面が部分的に溶融するように構成されていることを特徴とする多結晶質シリコン膜製造装置。
  5. 請求項4に記載された多結晶質シリコン膜製造装置において、
    上記第2レーザー光源は、上記第1レーザー光源が非晶質シリコン膜に対して発するレーザー光よりもエネルギー強度が高いレーザー光を発することを特徴とする多結晶質シリコン膜製造装置。
  6. 非晶質シリコン膜から多結晶質シリコン膜を製造する方法であって、
    非晶質シリコン膜をその融点よりも高温に加熱して溶融させるステップと、
    上記非晶質シリコン膜を加熱してなるシリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜が形成される過程において、固化完了前の多結晶質シリコン膜を加熱してその表面を部分的に溶融させるステップと、
    を備えたことを特徴とする多結晶質シリコン膜の製造方法。
  7. 非晶質シリコン膜から多結晶質シリコン膜を製造する方法であって、
    第1及び第2レーザー光源を備えた多結晶質シリコン膜製造装置を用い、
    上記第1レーザー光源からのレーザー光を非晶質シリコン膜に照射して該非晶質シリコン膜をその融点よりも高温に加熱して溶融させるステップと、
    上記第2レーザー光源からのレーザー光を、上記非晶質シリコン膜を加熱してなるシリコン溶融物が最高温度に達した後の該シリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜が形成される過程において、固化完了前の多結晶質シリコン膜に照射してその表面を部分的に溶融させるステップと、
    を備えたことを特徴とする多結晶質シリコン膜の製造方法。
  8. 非晶質シリコン膜から多結晶質シリコン膜を製造する方法であって、
    第1及び第2レーザー光源を備えた多結晶質シリコン膜製造装置を用い、
    上記第1及び第2レーザー光源からのレーザー光を同時に非晶質シリコン膜に照射して該非晶質シリコン膜をその融点よりも高温に加熱して溶融させるステップと、
    上記非晶質シリコン膜を加熱してなるシリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜が形成される過程において、上記第1又は第2レーザー光源からのレーザー光を固化完了前の多結晶質シリコン膜に照射してその表面を部分的に溶融させるステップと、
    を備えたことを特徴とする多結晶質シリコン膜の製造方法。
  9. 絶縁性基板上または絶縁性薄膜上に形成された非晶質シリコン膜をその融点よりも高温に加熱して溶融させ、その非晶質シリコン膜を加熱してなるシリコン溶融物が固化して多結晶質シリコン膜が形成される過程において、固化完了前の多結晶質シリコン膜を加熱してその表面を部分的に溶融させてなる半導体膜で形成された半導体素子を備えたことを特徴とする半導体装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006073165A1 (ja) * 2005-01-07 2006-07-13 Sharp Kabushiki Kaisha 半導体デバイス、その製造方法および製造装置
JP2007273833A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Sharp Corp 半導体膜の結晶化装置および結晶化方法
KR100814821B1 (ko) 2006-09-19 2008-03-20 삼성에스디아이 주식회사 실리콘 박막의 결정화 장치 및 방법

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