JP2004156271A - 分水路の分流装置 - Google Patents

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Tsutomu Fukai
務 深井
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Abstract

【課題】ごく簡単な操作で水流を精度良く切り分けることができ、設備コストなども比較的低廉に抑えることの可能な分水路の分流装置を提供する。
【解決手段】分水路2a、2bの分岐点8にゲート軸5を垂設し、このゲート軸5には先端部を水路1の上流側へ向けた水流制御用のゲート板6を回動自在に軸着する。また、ゲート板6近傍にはゲート板6回動用の駆動手段7を備える。そして、この駆動手段7の駆動操作にてゲート板6の向きを制御し、各分水路2a、2bへの開口部3a、3bの間口を調節することにより、各分水路2a、2bへ分流させる水流量を調整する。このように、ゲート板6の回動といったごく簡単な操作だけで分流を精度良く行えると共に、各分水路2a、2b毎に水門設備などを別途設置する必要がないので設備コストなどを低廉に抑えられる
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水路を二方へ分岐させて形成される各分水路に上流より流下してくる水流を分流させる分水路の分流装置に関し、特に各分水路へ分流させる水流量を調整可能とした分水路の分流装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例を図3にて説明すると、農業用などに設置されている水路101では、必要に応じて水路の途中を二方へ分岐させて分水路102a、102bを形成し、上流より流下してくる水流を各分水路102a、102bへ分流させるようにしている。そして、各分水路102a、102bへの水流量を調節する必要がある場合には、各分水路102a、102bへの開口部103a、103bにそれぞれ水門104a、104bを設置し、各分水路102a、102bの水流量のバランスを見ながら各水門104a、104bのゲート開度を操作して調節を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような各分水路102a、102bへの水流量を見ながら行う各水門104a、104bの開閉作業は甚だ面倒であり、またその手間の割には水流を各分水路102a、102bへあまり正確に切り分けることはできず、ごく曖昧な分流となっていた。また、各分水路102a、102b毎に水門104a、104bを設置する必要があるため設備費なども決して安いものではなかった。
【0004】
本発明は上記の点に鑑み、ごく簡単な操作で水流を精度良く切り分けることができ、設備コストなども比較的低廉に抑えることの可能な分水路の分流装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1記載の分水路の分流装置にあっては、水路を二方へ分岐させて形成される分水路の分岐点にゲート軸を垂設し、該ゲート軸には先端部を水路の上流側へ向けた水流制御用のゲート板を回動自在に軸着すると共に、該ゲート板近傍にはゲート板を回動させる駆動手段を備え、該駆動手段の駆動操作にてゲート板の向きを制御して各分水路への開口部の間口を調節することにより各分水路へ分流させる水流量を調整するように構成したことを特徴としている。
【0006】
また、請求項2記載の分水路の分流装置にあっては、前記各分水路には水流量計測用の流量計を備え、各流量計にて計測されたそれぞれの水流量に基づいてゲート板の向きを制御するように構成したことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明に係わる請求項1記載の分水路の分流装置によれば、分水路への水流量を調整する際には、駆動手段を駆動操作して水流制御用のゲート板を回動させ、水路に対するゲート板の向きを変える。このとき、ゲート板の向きが変わるのに伴い、各分水路への開口部における間口が調節され、例えば、一方の分水路側にゲート板を傾けると傾け側の分水路の開口部幅が狭まる結果、分流される水流量は減少することになる反面、他方の分水路の開口部幅は広がる結果、分流される水流量は増加することになる。そして、各分水路への水流量の増減具合を見ながら所望の分流となったところで駆動手段を停止してゲート板を制止させ、各分水路への水流量の調整を完了する。
【0008】
このように、分水路の分岐点に水流制御用のゲート板を備え、このゲート板の回動操作のみで各分水路へ分流される水流量の調整を可能としたので、ごく簡単な操作でありながら各分水路へ水流を精度良く切り分けることができると共に、従来のように各分水路に水門設備を設置する必要がないので設備コストなどを低廉に抑えることが可能となる。
【0009】
また、請求項2記載の分水路の分流装置によれば、各分水路内に水流量計測用の流量計を備え、各分水路を流下する水流のリアルタイムの流量を正確に把握する。そして、これら各水流量に基づいてゲート板の向きを制御し、各分水路の開口部の開口幅を所望する水流量が得られるように最適な大きさに調整する。
【0010】
このように、各分水路を流下するリアルタイムの水流量に基づいてゲート板を回動制御するようにしたので、装置構成の自動化が容易に図れて操作をより簡単なものとすると共に、更に精度の高い水流の切り分けが可能となる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】
図中の1は、農業用などに設置されている水路であって、途中で二方に分岐させて分水路2a、2bを形成している。前記分水路2a、2bの開口部3a、3bには、各分水路2a、2bへ上流より流下してくる水流を分流させる分流装置4を配設しており、該分流装置4は、ゲート軸5、ゲート板6、及び駆動手段7を主体に構成している。
【0013】
前記ゲート軸5は、各分水路2a、2b間に挟まれている分岐点8に垂設しており、このゲート軸5には水流制御用のゲート板6の基端部を回動自在に軸着している。また、前記ゲート板6は、回動させた際にゲート板6の先端部が水路1の両側面に当接可能な程度の長さに形成した、軽量でかつ錆びにくい、例えばステンレス製の板状部材であって、その先端部が少なくとも水路の上流側へと向いた状態となるようにゲート軸5に軸着している。
【0014】
前記駆動手段7は、ゲート板6を回動させるためのものであって、油圧シリンダ9及び油圧ユニット10を主体として構成されている。そして、前記油圧ユニット10の操作によって油圧シリンダ9のピストンシリンダ11を伸縮駆動させることにより、シリンダヘッド12とリンク結合させたゲート板6を左右へ回動可能としている。
【0015】
また、ゲート板6の先端部及び底部には水密性部材である水密ゴム13を貼り付けている一方、ゲート板6を回動させる際にゲート板6底部が摺接する水路1の底面部、及びゲート板6を左右に最大限回動させた際にゲート板6先端部が当接する水路1の側面部には、平滑な、例えばステンレス鋼製の板材14、15を設置しており、これら板材14、15表面に前記水密ゴム13が押し付けられると、板材14、15表面に水密ゴム13が密着して水密が図れるようにしている。
【0016】
したがって、ゲート板6の下端部から水流が漏れ出すようなことはほとんど無く、各分水路2a、2bへの水流量はあくまでも各開口部3a、3bの開口幅によって決定されるため、ゲート板6の回動操作にて各分水路2a、2bへの分流を精度良く調節することができる。また、ゲート板6を左右何れかに最大限回動させ、水路1の側面に設置した板材15にゲート板6先端部を当接させた場合には、ゲート板6の下端部及び先端部からも水流が漏れ出すようなことはほとんど無く、水路1を流下してくる水流の全量を他方側の分水路へ流下させるということもできる。
【0017】
しかして、上記分流装置4を操作して水路1を流下してくる水流を各分水路2a、2bへ切り分ける際には、駆動手段7を駆動させてゲート板6を回動制御し、各分水路2a、2bへの水流量がそれぞれ所望量となるように各開口部3a、3bの開口幅を調節する。例えば、分水路2aへの水流量を増加させたいときには、ゲート板6を分水路2b側へ徐々に傾けていく。すると、分水路2bの開口部3bの開口幅は狭まっていき、分水路2bへの水流量は次第に減少していく一方、分水路2aの開口部3aの開口幅は広がっていき、分水路2aへの水流量は次第に増加していく。そして、分水路2aへの水流量が所望量となったところでゲート板6の回動を停止し、水流量の調整制御を終える。
【0018】
このように、分流制御を行いたい水路1に上記分流装置4を一基配設すれば事足り、比較的低廉なコストで設置を可能とすると共に、ゲート板6の回動操作のみで分流制御を精度良く行えるため、たいした面倒もなく非常に容易に分流操作をすることができる。
【0019】
また、上記分流装置4において、各分水路2a、2b内に水流量計測用の流量計16a、16bを備え、これら流量計16a、16bにて計測される各分水路2a、2bのリアルタイムの水流量を制御盤17に取り込み、設定された水流量と比較しながら所望の水流量に切り分けるようにゲート板6の向きを制御する。
【0020】
このように、各分水路2a、2bを流下するリアルタイムの水流量に基づいてゲート板6を回動制御するようにしたので、装置構成を自動化でき、より簡単な分流操作を可能とすると共に、上流側の水流量の変動が大きい場合でも影響を受けにくく、精度の高い水流の切り分けができる。
【0021】
なお、分水路2a、2bに備えた流量計16a、16b以外に上流側の水路1にも流量計18を備え、分水路2a、2b、並びに水路1を流下するリアルタイムの水流量に基づいてゲート板6を回動制御するようにすれば、流下する水流の全体的なバランスを考慮しながら水流を切り分けることができ、より実情に合った好適な分流制御を行うことが可能となる。
【0022】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る請求項1記載の分水路の分流装置によれば、水路を二方へ分岐させて形成される分水路の分岐点にゲート軸を垂設し、該ゲート軸には先端部を水路の上流側へ向けた水流制御用のゲート板を回動自在に軸着すると共に、該ゲート板近傍にはゲート板を回動させる駆動手段を備え、該駆動手段の駆動操作にてゲート板の向きを制御して各分水路への開口部の間口を調節することにより各分水路へ分流させる水流量を調整するように構成したので、ゲート板の回動といったごく簡単な操作だけで各分水路への分流を精度良く行えると共に、各分水路毎に水門設備などを設置する必要がないので設備コストなどを低廉に抑えることが可能となる。
【0023】
また請求項2記載の分水路の分流装置によれば、前記各分水路には水流量計測用の流量計を備え、各流量計にて計測されたそれぞれの水流量に基づいてゲート板の向きを制御するように構成したので、各分水路のリアルタイムの水流量に基づいてゲート板を回動制御することができ、装置構成の自動化が容易に図れて操作をより簡単なものとすると共に、水流量の変動などに影響を受けにくく、精度の高い水流の切り分けが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分水路の分流装置の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1の一部切り欠きX矢視図である。
【図3】従来の分流装置を示す図1に相当する図である。
【符号の説明】
1…水路 2a、2b…分水路
3a、3b…開口部 4…分流装置
5…ゲート軸 6…ゲート板
7…駆動手段 8…分岐点
13…水密ゴム 16a、16b、18…流量計
17…制御盤

Claims (2)

  1. 水路を二方へ分岐させて形成される分水路の分岐点にゲート軸を垂設し、該ゲート軸には先端部を水路の上流側へ向けた水流制御用のゲート板を回動自在に軸着すると共に、該ゲート板近傍にはゲート板を回動させる駆動手段を備え、該駆動手段の駆動操作にてゲート板の向きを制御して各分水路への開口部の間口を調節することにより各分水路へ分流させる水流量を調整するように構成したことを特徴とする分水路の分流装置。
  2. 前記各分水路には水流量計測用の流量計を備え、各流量計にて計測されたそれぞれの水流量に基づいてゲート板の向きを制御するように構成したことを特徴とする請求項1記載の分水路の分流装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101348310B1 (ko) 2012-03-05 2014-01-16 (주)덕유 레버형 분수문장치
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JP7487981B1 (ja) 2023-06-26 2024-05-21 株式会社ジェック 水流方向切替装置

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