JP2004153675A - Regeneration system and output characteristic changing method - Google Patents

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To change an output characteristic corresponding to the characteristic of contents, in regeneration of the contents recorded in media. <P>SOLUTION: In accordance with input of output characteristic changing request from an output characteristic changing request input part 24, a control part 25 so controls equivalent mass variance parts 34, 35 and/or cabinet volume variance parts 36, 37 that equivalent mass of a duct of a speaker device and /or cabinet volume of a speaker cabinet are changed by a prescribed amount. A variation in frequency characteristic of a sound signal to be changed is controlled by a frequency characteristic changing part 22 based on a variation in equivalent mass of the duct and /or cabinet volume of the cabinet, and the request is realized. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声信号を含むコンテンツが記録されたメディアを再生し、再生した音声信号をスピーカシステムから出力するメディア再生システムに関するものであり、再生するメディアに記録されたコンテンツの特徴に応じて出力特性が変更可能な再生システム及び出力特性変更方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
音声信号を含むコンテンツが記録されたメディアを装着し、再生する再生装置と、再生装置で再生された音声信号を増幅するアンプ部と、アンプ部で増幅された音声信号を音声として出力するスピーカシステムからなるメディア再生システムがある。
【０００３】
このような、メディア再生システムは、音声信号を含むコンテンツとして、音楽コンテンツが記録された例えば、ＣＤ（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｋ）のようなメディアの再生の他にも、高音質、且つ、高画質な映像コンテンツが記録されたＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｃ）のようなメディアの再生も可能なシステムとなってきている。
【０００４】
劇場や、映画館といった広い空間で、多くの人々に対して提供されるような映像コンテンツは、視聴者に対して迫力ある映像を提供するために、低音域を非常に強調させた効果音や背景音楽を使用している。このような映像コンテンツが記録されたＤＶＤをメディア再生システムで再生する場合、上記空間で映像コンテンツを上映しているかのような音響効果を同じように視聴者に提供するために、一般的な音楽コンテンツに較べて低音域の周波数成分を強調することが求められる。
【０００５】
また、メディア再生システムは、いわゆる、”乗り”が求められるリズムを主体として構築された音楽コンテンツを再生する場合も、当該音楽コンテンツが有する特徴を表現するために、上述した映像コンテンツのように低音域の周波数成分を強調させることが要求される。
【０００６】
このように、映像コンテンツ、又は、音楽コンテンツが記録されたメディアを再生するメディア再生システムでは、記録されたコンテンツの音声がユーザに対してより効果的に再生されることが要求される。特に、上述したように音声の低音域は、コンテンツがユーザに与える印象を左右し、コンテンツを効果的に再生する際の重要なファクターとなっている。
【０００７】
そこで、メディア再生システムのスピーカシステムでは、低音域再生が得意なバスレフレックス（ｂａｓｓ−ｒｅｆｌｅｘ）型スピーカ（以下、バスレフ型スピーカと呼ぶ）が用いられている。図３２に縦断面図として示すバスレフ型スピーカ２００は、スピーカユニット２０１と、キャビネット２０２とからなる密閉型スピーカのバッフル面２０２ａにダクト２０３と呼ばれる所定の径の穴を有する円筒が設けられた構成をしている。ダクト２０３は、スピーカユニット２０１の後面から出る逆相の低音域の音波を反転して正相として放射するため、スピーカユニット２０１の前面から放射される低音域成分と相乗して、バスレフ型スピーカ２００全体として、豊かな低音を出力することができる。
【０００８】
さらに、メディア再生システムでは、上述したバスレフ型スピーカ２００からの出力をより効果的なものとするため、再生した音声を増幅するアンプ部に低音域の出力を補正するバスブースト回路を搭載させている。例えば、映像コンテンツが記録されたメディアをメディア再生システムで再生させる場合、上記アンプ部は、上記映像コンテンツに適合した所定のブースト量となるようにバスブースト回路を作動させることで、聴感上効果的な音声をバスレフ型スピーカ２００を介してユーザに提供することが可能となる。
【０００９】
また、開放されているダクトの面積を変化させて低音特性の調節を行うスピーカ装置も考案されている（例えば、特許文献１参照。）。
【特許文献１】
特開平６−１１３３８１号公報
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、バスレフ型スピーカ２００の低域周波数特性は、スピーカユニット２０１の性能、キャビネット２０２の容積、ダクト２０３の等価質量によって決まるため、当該バスレフ型スピーカ２００の仕様が決定されると一意的に定まってしまうことになる。
【００１１】
したがって、低域周波数特性が一意的に定まったバスレフ型スピーカ２００からコンテンツが要求する低音域の出力を得ようとして、このスピーカを駆動する増幅器において低音域成分を強調すると、過度にブーストをかける必要が生じてしまい、低音域において出力される音声が大きな歪みを伴ってしまうといった問題がある。
【００１２】
また、ユーザの嗜好性が多様化したことにより、メディア再生システムは、上述したような低音域を強調したコンテンツばかりではなく、例えば、クラシック音楽などのように、特定の周波数成分を強調することなく、低音域から高音域までの周波数成分が一様となることが求められようなコンテンツにも対応する必要がある。
【００１３】
しかし、上述したようにバスレフ型スピーカ２００の低域周波数特性は、一意的に定まってしまうことから、再生させるコンテンツに応じて臨機応変な対応ができないといった問題がある。
【００１４】
そこで、本発明は上述したような問題を解決するために案出されたものであり、再生するメディアに記録されたコンテンツの特徴に応じた出力特性となるようスピーカシステムの周波数特性及びアンプの周波数特性を連動して変更することが可能な再生システム及び出力特性変更方法を提供することを目的とする。
【００１５】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係る再生システムは、音声信号を増幅する増幅手段を有する増幅装置と、上記増幅手段によって増幅された音声信号を、スピーカキャビネットに取り付けられたスピーカユニットの前面から音声として出力すると共に、上記スピーカユニットの背面から上記スピーカキャビネットに取り付けられた１個以上のダクトを介して音声として出力するスピーカ装置とを備える再生システムであって、上記スピーカ装置は、上記ダクトの等価質量を変化させる等価質量変化手段、及び／又は、上記スピーカキャビネットのキャビネット容積を変化させるキャビネット容積変化手段を有し、上記増幅装置は、上記スピーカ装置から出力される音声の出力特性を所定の量だけ変更する出力特性変更要求を入力する出力特性変更要求入力手段と、上記増幅手段で増幅する上記音声信号の周波数特性を変更する周波数特性変更手段と、上記出力特性変更要求入力手段によって、出力特性変更要求が入力されたことに応じて、上記ダクトの等価質量、及び／又は上記スピーカキャビネットのキャビネット容積を所定の量だけ変化させるよう、上記等価質量変化手段、及び／又は上記キャビネット容積変化手段を制御するとともに、上記周波数特性変更手段で変更する上記音声信号の周波数特性の変更量を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【００１６】
上述の目的を達成するために、本発明に係る出力特性変更方法は、音声信号を増幅する増幅手段を有する増幅装置と、上記増幅手段によって増幅された音声信号を、スピーカキャビネットに取り付けられたスピーカユニットの前面から音声として出力すると共に、上記スピーカユニットの背面から上記スピーカキャビネットに取り付けられた１個以上のダクトを介して音声として出力するスピーカ装置とを備える再生システムの出力特性変更方法であって、上記増幅装置から、上記スピーカ装置から出力される音声の出力特性を所定の量だけ変更する出力特性変更要求を入力し、上記出力特性変更要求が入力されたことに応じて、上記スピーカ装置の上記ダクトの等価質量、及び／又は上記スピーカキャビネットのキャビネット容積を所定の量だけ変化させるとともに、上記増幅手段で増幅する音声信号の周波数特性を変更するよう制御することを特徴とする。
【００１７】
上述の目的を達成するために、本発明に係る再生システムは、音声信号を増幅する増幅手段を有する増幅装置と、上記増幅手段によって増幅された音声信号を、スピーカキャビネットに取り付けられたスピーカユニットの前面から音声として出力すると共に、上記スピーカユニットの背面から上記スピーカキャビネットに取り付けられた１個以上のダクトを介して音声として出力するスピーカ装置とを備える再生システムであって、上記スピーカ装置は、上記ダクトの等価質量を変化させる等価質量変化手段、及び／又は、上記スピーカキャビネットのキャビネット容積を変化させるキャビネット容積変化手段、及び／又は上記スピーカユニットの振動系の質量を変化させる質量変化手段を有し、上記増幅手段は、上記増幅手段で増幅する上記音声信号の周波数特性を変更する周波数特性変更手段と、上記等価質量変化手段、及び／又は上記キャビネット容積変化手段、及び／又は上記スピーカユニットの振動系の質量を変化させる質量変化手段によって変化させられた、上記ダクトの等価質量、及び／又は上記スピーカキャビネットのキャビネット容積、及び／又は上記スピーカユニットの振動系の質量の変化量に基づいて、上記周波数特性変更手段で変更する上記音声信号の周波数特性の変更量を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【００１８】
上述の目的を達成するために、本発明に係る出力特性変更方法は、音声信号を増幅する増幅手段を有する増幅装置と、上記増幅手段によって増幅された音声信号を、スピーカキャビネットに取り付けられたスピーカユニットの前面から音声として出力すると共に、上記スピーカユニットの背面から上記スピーカキャビネットに取り付けられた１個以上のダクトを介して音声として出力するスピーカ装置とを備える再生システムの出力特性変更方法であって、上記スピーカ装置のダクトの等価質量、及び／又は上記スピーカキャビネットのキャビネット容積、及び／又は上記スピーカユニットの振動系の質量を所定の量だけ変化させ、上記ダクトの等価質量、及び／又は上記スピーカキャビネットのキャビネット容積、及び／又は上記スピーカユニットの振動系の質量の変化量に基づいて、上記増幅手段で増幅する音声信号の周波数特性を変更することを特徴とする。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る再生システム及び出力特性変更方法の実施の形態を図面を参照にして詳細に説明する。
【００２０】
本発明は、図１に示すメディア再生システムに適用される。メディア再生システムは、メディア再生装置１０と、ＡＶレシーバ２０と、スピーカシステム３０と、モニタ４５とを備えている。
【００２１】
メディア再生装置１０は、例えば、ＣＤ（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｃ）、ＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｃ）−Ｖｉｄｅｏ、ＤＶＤ−Ａｕｄｉｏ、ＳＡＣＤ（Ｓｕｐｅｒ Ａｕｄｉｏ Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｃ）、ＤＡＴ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｕｄｉｏ Ｔａｐｅ）といった音声コンテンツを含むデジタルデータが記録されたメディアを再生する再生装置である。メディア再生装置１０は、再生したデジタル音声信号、デジタル映像信号を、ＡＶレシーバ２０に供給する。
【００２２】
ＡＶレシーバ２０は、メディア再生装置１０から供給されたデジタル音声信号を増幅して、スピーカシステム３０に出力するＡＶアンプである。さらに、ＡＶレシーバ２０は、メディア再生装置１０から供給された所定の映像フォーマットのデジタル映像信号をモニタ４５に出力する。また、ＡＶレシーバ２０は、ＦＭ放送を受信するためのＦＭ（Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｍｏｄｕｌａｔｉｏｎ）チューナ、ＡＭ放送を受信するためのＡＭ（Ａｍｐｌｉｔｕｄｅ Ｍｏｄｕｌａｔｉｏｎ）チューナを備えていてもよい。
【００２３】
ＡＶレシーバ２０は、メディア再生装置１０で再生されたメディアに記録されたコンテンツの特徴、例えば、音声コンテンツと映像コンテンツとの違いや、音楽コンテンツのジャンルの違いといった特徴に応じて、スピーカシステム３０に供給する音声信号の周波数特性を補正又は強調させることができる。ＡＶレシーバ２０による、音声信号の周波数特性の補正又は強調は、後述するスピーカシステム３０の機構変化による低域周波数特性の変化と連動して実行される。
【００２４】
スピーカシステム３０は、図２に縦断面図として示すように、スピーカユニット３１と、キャビネット３２とからなる密閉型スピーカのバッフル３２ａ所定の径の穴のポートが開けられ、上記ポートにダクト３３が接続された構成のバスレフ型スピーカである。
【００２５】
スピーカシステム３０は、スピーカユニット３１の振動板の質量、ボイスコイルの質量などといった振動系に関わる全ての質量をｍ０、振動板の周辺支持部（エッジ）、及び、中心で振動板を支える中心支持器（ダンパー）といった振動系が有するコンプライアンスをＣ０、スピーカユニット３１の等価抵抗をＲ０とし、キャビネット３２の容積に比例するコンプライアンスをＣ１、ダクト３３の等価質量をｍ１とすると、図３に示すような等価電気回路で表すことができる。
【００２６】
ところで、バスレフ型スピーカであるスピーカシステム３０のインピーダンス周波数特性を測定すると、図４の実線に示すようになる。図４中の破線は、スピーカユニット３１のインピーダンス周波数特性であり、ｆ０は、最低共振周波数である。また、キャビネット３２にスピーカユニット３１と、ダクト３３とを取り付けたスピーカシステム３０では、低音共振周波数がｆ１と、ｆ２の２つに分かれる。低音共振周波数ｆ２は、スピーカユニット３１が、ダクト３３を備えたキャビネット３２内に入れられたことによって、最低共振周波数ｆ０が上昇したことを示している。
【００２７】
低音共振周波数ｆ１と、ｆ２の間でインピーダンスが極小となる周波数ｆＢは、***振周波数である。バスレフ型スピーカであるスピーカシステム３０では、***振周波数ｆＢを境にｆＢ以上の周波数ではスピーカユニット３１の後面から出る逆相の低音域の音波が、反転され正相としてダクト３３から放射され、スピーカユニット３１の前面から放射される低音域成分と相乗して出力される。
【００２８】
また、***振周波数ｆＢ以下の周波数では、スピーカユニット３１の後面から出る逆相の低音域の音波が、ダクト３３から出力されるため、スピーカユニット３３の前面から放射される正相の低音域の音波を打ち消し合うため出力が急激に減少してしまう。
【００２９】
したがって、バスレフ型スピーカであるスピーカシステム３０において、***振周波数ｆＢまでが、低音を一様に再生できる周波数範囲となるため、当該***振周波数ｆＢは、低音の再生限界の目安となる低音限界周波数といえる。スピーカシステム３０の***振周波数ｆＢは、以下に示す（１）式のように表せる。
【００３０】
【数１】

Figure 2004153675
【００３１】
スピーカシステム３０は、キャビネット３２のキャビネット容積が変化する機構や、ダクト３３の開口面積、ダクト長が変化する機構を備えている。（１）式に示すように、スピーカシステム３０の低音限界周波数であるｆＢは、コンプライアンスＣ１、等価質量ｍ１によって決定される。また、コンプライアンスＣ１は、キャビネット３２の容積に比例し、等価質量ｍ１は、ダクト３３の開口面積に反比例、ダクト長に比例するため、キャビネットの容積、ダクト３３の開口面積、ダクト長を変化させるとｆＢを変化させることができ、スピーカシステム３０の低域周波数特性を任意に変えることが可能となる。上述したスピーカシステム３０の機構の変化については、後で、具体例を用いて詳細に説明をする。
【００３２】
モニタ４５は、ＡＶレシーバ２０から供給される映像信号を映像として出力表示する。モニタ４５は、ＡＶレシーバ２０から供給される所定のフォーマットのデジタル映像信号を映像として出力表示する。
【００３３】
また、メディア再生システムは、メディア再生装置１０、ＡＶレシーバ２０の各機能部を遠隔操作できるリモートコントローラ５０を備えていてもよい。
【００３４】
続いて、図５を用いて、本発明の実施の形態として示すメディア再生システムが備えるＡＶレシーバ２０、スピーカシステム３０の構成について詳細に説明をする。なお、上述したようにメディア再生装置１０は、映像コンテンツ、音楽コンテンツのどちらを記録したメディアを再生することも可能であり、ＡＶレシーバ２０にはデジタル映像信号、デジタル音声信号のどちらも入力されるが、スピーカシステム３０との連動について明らかにするため、デジタル音声信号を扱う機能部の構成についてのみ説明をする。
【００３５】
図５に示すように、ＡＶレシーバ２０は、入力インターフェース２１と、ＤＳＰ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｓｉｇｎａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ）２２と、アンプ２３と、入力部２４と、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）２５とを備える。
【００３６】
入力インターフェース２１は、メディア再生装置１０と、当該ＡＶレシーバ２０とのインターフェースであり、メディア再生装置１０で再生されたデジタル音声信号が入力される。入力されたデジタル音声信号は、後段のＤＳＰ２２に供給される。
【００３７】
ＤＳＰ２２は、入力部２４、ＣＰＵ２５を介して入力されるユーザからの命令に応じて、デジタル音声信号の低域周波数をブーストして強調するバスブースト処理機能や、デジタル音声信号に残響を付加するリバーブ処理機能、周波数特性の補正・変更などを行うイコライジング処理機能を備えた、デジタル音声信号処理部である。
【００３８】
ＤＳＰ２２は、入力されたデジタル音声信号を、ＣＰＵ２５の制御に応じて、例えば、クラシック、ロック、ジャズ、ダンスといった音楽のジャンルの違いによるモード毎、あるいは、コンサートホール、映画館、スタジアムといった、いわゆる音場の違いによるモード毎に異なる周波数特性、残響となるように演算処理をする。
【００３９】
アンプ２３は、ＤＳＰ２２で所定のデジタル音声信号処理が施され、図示しないＤ／Ａコンバータでデジタル音声信号から変換されたアナログ音声信号を増幅して、スピーカシステム３０に供給する。
【００４０】
入力部２４は、ユーザからのコマンドを入力する、例えば、キーボード、ボタン、タッチパネルなどといった、ユーザインターフェースである。ユーザは、当該入力部２４から、上述したＤＳＰ２２でのデジタル音声信号処理の各モードを指定することができる。入力部２４からモードが指定されると、モードを指定するコマンドは、ＣＰＵ２５に出力される。
【００４１】
なお、上記モードの変更は、リモートコントローラ５０からも実行することができる。
【００４２】
ＣＰＵ２５は、当該ＡＶレシーバ２０を統括的に制御する制御部である。ＣＰＵ２５は、入力部２４からモードが指定されたことに応じて、スピーカシステム３０のキャビネット３２のキャビネット容積、ダクト３３の開口面積、ダクト長を指定されたモードに対応して変化させる制御コマンドを生成し、スピーカシステム３０に出力する。
【００４３】
また、ＣＰＵ２５は、上記スピーカシステム３０のキャビネット容積、ダクトの開口面積、ダクト長の変化量を考慮して、ＤＳＰ２２に入力されたデジタル音声信号の周波数特性が補正又は強調されるように上記ＤＳＰ２２を制御する。
【００４４】
ＣＰＵ２５は、例えば、モード毎に、キャビネット３２のキャビネット容積、ダクト３３の開口面積、ダクト３３のダクト長を、それぞれどれだけ変化させるのかという制御量を対応させたテーブルを保持しており、ユーザによってモードが指定されたことに応じて、テーブルから上記制御量を読み出し、制御コマンドとしてスピーカシステム３０に出力する。
【００４５】
また、ＣＰＵ２５が保持する上記テーブルには、スピーカシステム３０の機構を変化させる制御量とともに、ＤＳＰ２２を制御するためのモード毎の周波数特性の補正量、強調量が格納されている。
【００４６】
ＣＰＵ２５は、ユーザによって入力部２４から所定のモードが入力されると、上記テーブルを参照し、モードに対応した制御コマンドをスピーカシステム３０に供給し、モードに対応した補正量又は強調量となるようにＤＳＰ２２を制御する。
【００４７】
スピーカシステム３０は、上述したスピーカユニット３１、キャビネット３２、ダクト３３の他に、ＣＰＵ２５から出力される制御コマンドに応じて、モータ３５を駆動制御する駆動制御部３４と、同じく制御コマンドに応じて、モータ３７を駆動制御する駆動制御部３６とを備えている。駆動制御部３４、モータ３５からなる駆動制御系によって、ダクト３３の開口面積、ダクト３３のダクト長が変化する。また、駆動制御部３６、モータ３７の駆動制御系によってキャビネット３２の容積が変化する。
【００４８】
以下に、ダクト３３の開口面積、ダクト３３のダクト長、キャビネット３２のキャビネット容積を変化させるための、スピーカシステム３０が備える具体的な変化機構について説明をする。
【００４９】
（１）ダクト３３の開口面積変化機構
例えば、図６に示すようにスピーカシステム３０には、複数本のダクト３３が、スピーカユニット３１の取り付けられているバッフル３２ａに設けられているとする。このような複数本のダクト３３の開口部分のそれぞれに、図７に示すような、シャッター開閉機構を設けることで、当該ダクト３３の開口面積を変えることができる。
【００５０】
図７は、バッフル３２ａ裏側、つまりキャビネット３２内から見た図である。シャッター開閉機構は、ダクト３３の開口部分の開閉をするシャッター５１と、シャッター５１の矢印方向への動作をガイドするレール５２と、回転運動を直線運動に変える上記シャッター５１に設けられたラックギア５３と、モータ３５の動力をラックギア５３に回転運動として伝えるピニオンギア５４とからなる。
【００５１】
シャッター開閉機構は、ＡＶレシーバ２０のＣＰＵ２５から出力される所定の制御コマンドに応じた駆動制御部３４の制御によって、モータ３５が回転運動をすることで、図７に示した矢印方向に所定の量だけシャッター５１がスライドするような機構である。
【００５２】
上述したようなシャッター開閉機構を複数のダクト３３にそれぞれ備えることで、当該ダクト３３の開口面積を可変させることができる。
【００５３】
続いて、図８に、図７に示すシャッター５１を全て開きダクト３３の開口面積を全開させた際の音圧レベル周波数特性と、シャッター５１を半分だけ閉じてダクト３３の開口面積を半開させた際の音圧レベル周波数特性を示す。また、図９には、それに対応したインピーダンス周波数特性を示す。なお、図８，図９で示す周波数特性は、スピーカユニット３１として、低音域用スピーカユニットを用いた場合の周波数特性である。
【００５４】
図８，図９のどちらにおいても、実線で示した周波数特性は、ダクト３３の開口面積を全開した場合、破線で示した周波数特性は、ダクト３３の開口面積を半開させた場合について示している。
【００５５】
図８に示すように、実線で示したダクト３３の開口面積を全開させた場合の音圧レベルは、高域周波数側から４０Ｈｚ付近までは比較的平坦な周波数特性を示しているが、４０Ｈｚ付近より低音域側で急激に音圧レベルが下降している。したがって、ダクト３３の開口面積を全開させた際の最低再生周波数は、およそ４０Ｈｚであるといえる。
【００５６】
また、破線で示したダクト３３の開口面積を半開させた場合の音圧レベルは、高域周波数側から７０Ｈｚ付近まで、開口面積が大きい場合の周波数特性と一致しているが、７０Ｈｚを過ぎたあたりから、３０Ｈｚまでなだらかに下降している。さらに、３０Ｈｚ付近より低音域側で、急激に音圧レベルが下降しているため、ダクト３３の開口面積を半開させた際の最低再生周波数は、およそ３０Ｈｚであるといえる。
【００５７】
また、図９に示すインピーダンス周波数特性からは、インピーダンスの２つの山として示された共振周波数の谷である***振周波数が、ダクト３３の開口面積を半開したことによって低くなっているので、ダクト３３の開口面積を全開状態から小さくすることで、等価質量が大きくなり***振周波数が低くなっていることがわかる。
【００５８】
図８、図９に示す各周波数特性からも分かるように、低音域を重視するコンテンツを再生させる場合は、シャッター５１をダクト３３の開口面積が所定の値となるように閉じていき、低音域にこだわらないコンテンツを再生させる場合は、シャッター５１をダクト３３の開口面積が全開する方向で開くようにすると効果的である。
【００５９】
ところで、スピーカシステム３０が、図８に示す音圧レベル周波数特性となるように機構変化された場合、ＡＶレシーバ２０から出力される音声信号は、ＣＰＵ２５の制御によってＤＳＰ２２で補正又は強調され、図１０に示すような音圧レベル周波数特性となる。
【００６０】
破線は、低音域を重視するコンテンツを再生した場合、実線は、低音域の強調にこだわらないコンテンツを再生した場合の音圧レベル周波数特性を示している。破線で示した低音域を重視するコンテンツを再生した場合は、３０〜４０Ｈｚに音圧レベルのピークとなるよにブーストされており、実線で示した低音域にこだわらないコンテンツを再生した場合では、音圧レベルがほぼ一定に保たれている。
【００６１】
以上のことより、メディア再生システムの総合特性、つまりスピーカシステム３０の出力特性は、例えば、図８に示すスピーカシステム３０の音圧レベル周波数特性と、図１０に示すＡＶレシーバ２０の音圧レベル周波数特性と掛け合わせることで得られ、図１１に示すようになる。図１１に示すように、低音域を重視するコンテンツを再生すると、低音域にこだわらないコンテンツを再生する場合に較べて、最低再生周波数が下がると共に、低音域が強調された特性となっている。
【００６２】
しかも、ＤＳＰ２２による補正又は強調は、スピーカシステム３０の低域周波数特性が変更されたことによって、過度にかける必要がなくなるため、音質の劣化も伴わないことになる。
【００６３】
（２）ダクト３３のダクト伸縮機構
例えば、図１２の縦断面図に示すようにダクト３３に延長ダクト６１を挿入し、延長ダクト６１をダクト３３に出し入れするダクト伸縮機構を設けることでダクト長を可変させることができる。
【００６４】
延長ダクト６１をダクト３３から出し入れするダクト伸縮機構は、延長ダクト６１と、回転運動を直線運動に変える上記延長ダクト６１に設けられたラックギア６２と、モータ３５の動力をラックギア６２に回転運動として伝えるピニオンギア６３とからなる。
【００６５】
図１２に示したダクト伸縮機構は、ＡＶレシーバ２０のＣＰＵ２５から出力される所定の制御コマンドに応じた駆動制御部３４の制御によって、モータ３５が回転運動をすることで、動力がピニオンギア６３、ラックギア６２へと伝わり、図１２に示した矢印方向に所定の量だけ延長ダクト６１を伸縮させる。上述したようなダクト伸縮機構をダクト３３に備えることで、当該ダクト３３のダクト長を変化させることができる。
【００６６】
続いて、図１３に延長ダクト６１を可変させ、ダクト３３のダクト長を最小にした際の音圧レベル周波数特性と、ダクト３３のダクト長を最長にした際の音圧レベル周波数特性を示す。また、図１４には、それに対応したインピーダンス周波数特性を示す。なお、図１３，図１４で示す周波数特性は、スピーカユニット３１として、低音域用スピーカユニットを用いた場合の周波数特性である。
【００６７】
図１３、図１４のどちらにおいても、実線で示した周波数特性は、ダクト３３のダクト長を最小にした場合、破線で示した周波数特性はダクト３３のダクト長を最長にした場合について示している。
【００６８】
図１３に示すように、実線で示したダクト３３のダクト長を最小にした場合の音圧レベルは、高域周波数側から４０Ｈｚ付近までは、比較的平坦な周波数特性を示しているが、４０Ｈｚ付近より低音域側で急激に音圧レベルが下降している。したがって、ダクト３３のダクト長を最小にした際の最低再生周波数は、およそ４０Ｈｚであるといえる。
【００６９】
また、破線で示したダクト３３のダクト長を最長にした場合の音圧レベルは、高域周波数側から７０Ｈｚ付近まで、ダクト長を最小にした場合の周波数特性と一致しているが、７０Ｈｚを過ぎたあたりから、３０Ｈｚまでなだらかに下降している。さらに３０Ｈｚ付近より低音域側で、急激に音圧レベルが下降しているため、最低再生周波数は、およそ３０Ｈｚであるといえる。
【００７０】
また、図１４に示すインピーダンス周波数特性からは、インピーダンスの２つの山として示された共振周波数の谷である***振周波数が、ダクト３３のダクト長を最長にしたことによって低くなっているので、ダクト３３のダクト長を最小状態から長くすることで等価質量が大きくなり、***振周波数が低くなっていくことがわかる。
【００７１】
図１３、図１４に示す各周波数特性からも分かるように、低音域を重視するコンテンツを再生させる場合は、ダクト３３のダクト長が所定の長さとなるように延長ダクト６１を引き出していき、低音域にこだわらないコンテンツを再生させる場合には、延長ダクト６１をダクト３３に挿入しダクト長を短くすると効果的である。
【００７２】
ダクト３３のダクト長を伸縮させる機構は、図１２に示した以外にも図１５に縦断面図として示すようなスピーカシステム３０に備えられた機構も考えられる。例えば、図１５に示すように延長ダクト６１に変えて、延長ダクト７１をダクト３３に出し入れするダクト伸縮機構を設けることでダクト長を可変させることができる。
【００７３】
延長ダクト７１は、一方の端部から所定の箇所まで外周面に雄ねじ部７１ａが形成されており、ダクト３３の内周面に形成された図示しない雌ねじ部と螺合する。また、延長ダクト７１の他方の端部には、当該延長ダクト７１を回転駆動させる際に用いられる駆動ギア７１ｂが備えられている。延長ダクト７１は、駆動ギア７１ｂが備えられた端部を先頭にしてダクト３３に挿入され、雄ねじ部７１ａは、ダクト３３の図示しない雌ねじ部と螺合する。ダクト３３は、螺合した延長ダクト７１に備えられた駆動ギア７１ｂが露出するように所定の位置にギア孔３３ａが開口されている。
【００７４】
延長ダクト７１をダクト３３から出し入れするダクト伸縮機構は、上述した構成である延長ダクト７１と、ダクト３３のギア孔３３ａから露出した駆動ギア７１ｂに回転動力を伝達する伝達ギア７２と、モータ３５の動力を伝達ギア７２に回転運動として伝えるピニオンギア７３とからなる。
【００７５】
図１５に示したダクト伸縮機構は、ＡＶレシーバ２０のＣＰＵ２５から出力される所定の制御コマンドに応じた駆動制御部３４の制御によって、モータ３５が回転運動をすることで、動力がピニオンギア７３、伝達ギア７２、駆動ギア７１ｂへと伝わり延長ダクト７１を回転させ、図１５に示した矢印方向に所定の量だけ延長ダクト７１を伸縮させる。上述したようなダクト伸縮機構をダクト３３に備えることで、当該ダクト３３のダクト長を可変させることができる。
【００７６】
また、ダクト３３のダクト長を直接伸縮させてはいないが、図１６に示すように当該ダクト３３の構造を変化させる機構を備えることでダクト長を可変させた場合と同様の効果を得ることができる。
【００７７】
例えば、図１６の縦断面図に示すように、ダクト３３に、当該ダクト３３のバッフル３２ａと反対側の端部を所定の大きさだけ切り取りダクト長調節部３３ｂを形成する。ここで用いるダクト３３のダクト長は、図１２、図１５で示したダクト３３のダクト長よりも長いものとする。
【００７８】
このようなダクト３３に形成したダクト長調節部３３ｂに、ダクト長調節機構を設けることで、当該ダクト３３のダクト長を調節することができる。
【００７９】
ダクト長調節機構は、ダクト長調節部３３ｂを開閉するシャッター８１と、シャッター８１の矢印方向への動作をガイドするレール８２と、回転運動を直線運動に変えるラックギア８３と、モータ３５の動力をラックギア８３に回転運動として伝えるピニオンギア８４とからなる。
【００８０】
ダクト長調節機構は、ＡＶレシーバ２０のＣＰＵ２５から出力される所定の制御コマンドに応じた駆動制御部３４の制御によって、モータ３５が回転運動をすることで、ピニオンギア８４、ラックギア８３を介して動力がシャッター８１へと伝わり、図１６に示した矢印方向に所定の量だけシャッター８１をスライドさせる。上述したような、ダクト長調節機構をダクト３３に備えることで、当該ダクト３３のダクト長を可変させることができる。
【００８１】
（３）キャビネット３２のキャビネット容積変化機構
例えば、図１７の縦断面図に示すように、スピーカシステム３０のキャビネット３２内が、スピーカユニット３１及びダクト３３を含む空間Ａと、それ以外の空間Ｂとに分離板９１にて分離されているとする。
【００８２】
分離板９１は、所定の箇所が開口されており、開口部をシャッター９２で自在に開閉可能なシャッター開閉機構が設けられている。シャッター９２が閉じている場合、空間Ａの容積のみがスピーカシステム３０の共振周波数を決定する容積となり、シャッター９２が開いている場合、空間Ａの容積と、空間Ｂの容積との和が上記共振周波数を決定する容積となる。
【００８３】
図１７に示すように、シャッター開閉機構は、分離板９１の開口部の開閉をするシャッター９２と、シャッター９２の矢印方向への動作をガイドするレール９３と、回転運動を直線運動に変える上記シャッター９２に設けられたラックギア９４と、モータ３７の動力をラックギア９４に伝えるピニオンギア９５とからなる。
【００８４】
シャッター開閉機構は、ＡＶレシーバ２０のＣＰＵ２５から出力される所定の制御コマンドに応じた駆動制御部３６の制御によって、モータ３７が回転運動をすることで、図１７に示した矢印方向にシャッター９２がスライドするような機構である。このような、シャッター開閉機構をキャビネット３２内の空間を分離する分離板９１に備えることで、キャビネット３２内の容積を変化させることができる。
【００８５】
続いて、図１８に、図１７に示すシャッター９２を閉じてキャビネット３２内の容積を空間Ａのみとした際の音圧レベル周波数特性と、シャッター９２を開いてキャビネット３２内の容積を空間Ａの容積と、空間Ｂの容積との和とした際の音圧レベル周波数特性を示す。また、図１９には、それに対応したインピーダンス周波数特性を示す。なお、図１８，図１９で示す周波数特性は、スピーカユニット３１として、低音域用スピーカユニットを用いた場合の周波数特性である。
【００８６】
図１８、図１９のどちらにおいても、実線で示した周波数特性は、シャッター９２を閉じた場合、破線で示した周波数特性は、シャッター９２を開いた場合について示している。
【００８７】
図１８に示すように、実線で示したシャッター９２を閉じた場合の音圧レベルは、高域周波数側から４０Ｈｚ付近までは比較的平坦な周波数特性を示しているが、４０Ｈｚ付近より低音域側で急激に音圧レベルが下降している。したがって、最低再生周波数は、およそ４０Ｈｚであるといえる。
【００８８】
また、破線で示したシャッター９２を開いた場合の音圧レベルは、高域周波数側から７０Ｈｚ付近まで、開口面積が大きい場合の周波数特性と一致しているが、７０Ｈｚを過ぎたあたりから、３０Ｈｚまでなだらかに下降している。さらに、３０Ｈｚ付近より低音域側で、急激に音圧レベルが下降しているため、シャッター９２を閉じた場合の最低再生周波数は、およそ３０Ｈｚであるといえる。
【００８９】
また、図１９に示すインピーダンス周波数特性からは、インピーダンスの２つの山として示された共振周波数の谷である***振周波数が、シャッター９２を開いたことによって低くなっているので、キャビネット３２内の容積を大きくすることで等価容量が大きくなり、***振周波数が低くなっていることがわかる。
【００９０】
図１８、図１９に示す各周波数特性からも分かるように、低音域を重視するコンテンツを再生させる場合は、シャッター９２を閉じてキャビネット３２内の容積を大きくし、低音域にこだわらないコンテンツを再生させる場合は、シャッター９２を開いてキャビネット３２内の容積を小さくすると効果的である。
【００９１】
なお、図１７に示すスピーカシステム３０は、当該スピーカシステム３０に供給する電気信号を増幅する破線で示したアンプ９６を搭載した、アクティブスピーカ、又は、アクティブサブウーハなどであってもよい。スピーカシステム３０が、アクティブスピーカ、又は、アクティブサブウーハである場合、アンプ９６は、図１７に示したように分離板９１でキャビネット３２の空間Ａと分離された空間Ｂに配置される。また、ＡＶレシーバ２０のＤＳＰ２２から出力された音声信号は、アンプ２３をスルーしてスピーカシステム３０に供給される。
【００９２】
また、図１７に示した以外のキャビネット３２のキャビネット容積を変化させる機構について図２０を用いて説明をする。
【００９３】
図２０の縦断面図に示すように、スピーカシステム３０のキャビネット３２内は、スピーカユニット３１と、ダクト３３とを含む空間Ｃと、空間分離箱１０１，１０３，１０５によって形成される空間Ｄ，Ｅ，Ｆとに分離されているとする。空間分離箱１０１，１０３，１０５は、それぞれシャッター１０２，１０４，１０６を備えており、シャッターを開くことで空間分離箱１０１，１０３，１０５が形成する空間Ｄ，Ｅ，Ｆと、空間Ｃとが結合される。なお、各シャッターのシャッター開閉機構は、図１７を用いて説明したシャッター開閉機構と全く同じ機構を用いることができるため説明を省略する。
【００９４】
シャッター１０２，１０４，１０６が全て閉じている場合、空間Ｃの容積のみがスピーカシステム３０の共振周波数を決定する容積となり、シャッター１０２，１０４，１０６が全て開いている場合、空間Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆの容積の和が上記共振周波数を決定する容積となる。
【００９５】
シャッター１０２，１０４，１０６の開閉は、ＣＰＵ２５からの制御コマンドにより駆動制御部３６でそれぞれ個別に制御可能であるため、細かくキャビネット３２の容積を増減させることができるため、再生するコンテンツの特性に合わせて、スピーカシステム３０の低域周波数特性を調節することができる。
【００９６】
また、キャビネット３２のキャビネット容積を変化させる機構として、図２１に縦断面図として示すような機構も考えられる。図２１に示すスピーカシステム３０は、キャビネット３２の背面板３２ｂを可動させることでキャビネット３２内の容積を増減させることができる。
【００９７】
背面板３２ｂには、キャビネット３２内に設置されるシャフト１１１の外周に刻まれた雄ねじ部１１１ｂと螺合する図示しない雌ねじ部を内周に有するシャフト受け１１２が図２２の背面図に示す４箇所に設けられている。シャフト１１１には、駆動ギア１１３が取り付けられており、モータ３７の回転運動をピニオンギア１１４から、上記駆動ギア１１３に伝達することで４本のシャフト１１１は、それぞれ回転し、背面板３２ｂを矢印方向に移動させる。
【００９８】
キャビネット３２の容積を増減させる背面板３２ｂの図２１に示す矢印方向の動作は、ＣＰＵ２５からの制御コマンドにより駆動制御部３６で制御可能であるため、キャビネット３２の容積を所定の範囲内で無段階で増減させることができる。したがって、再生するコンテンツの特性に合わせて、スピーカシステムの低域周波数特性をきめ細かに調節することができる。
【００９９】
続いて、上述した図５で示したＡＶレシーバ２０、スピーカシステム３０の構成とは異なる、ＡＶレシーバ２０’、スピーカシステム３０’の構成について図２３を用いて説明をする。
【０１００】
図５を用いて説明したＡＶレシーバ２０、スピーカシステム３０では、ユーザからのモード指定に応じて、ＡＶレシーバ２０のＣＰＵ２５がスピーカシステム３０のキャビネット３２のキャビネット容積、ダクト３３のダクト開口面積、ダクト３３のダクト長の機構を指定されたモードに対応して変化するよう制御していた。
【０１０１】
図２３を用いて説明するＡＶレシーバ２０’、スピーカシステム３０’では、スピーカシステム３０’のキャビネット３２のキャビネット容積、ダクト３３のダクト開口面積、ダクト３３のダクト長の機構をユーザが音声を聴取しながら直接手動で変化させ、変化量に応じてＡＶレシーバ２０のモードが切り替わる構成となっている。
【０１０２】
例えば、ダクト３３の開口面積、ダクト長を変化させるとダクト変化量検出部４３によって検出され、また、キャビネット３２のキャビネット容積を変化させるとキャビネット変化量検出部４２によって検出され、その変化量がＡＶレシーバ２０のＣＰＵ２５’に通知され、ＣＰＵ２５’の命令により上記変化量に応じたモード変更がＤＳＰ２２で実行される。
【０１０３】
また、スピーカユニット３１’の周波数特性も、後で詳細に説明するように、スピーカユニットの振動系に所定の錘を付加することで変更可能となるため、当該スピーカユニット３１’に錘を付加されたことが、錘検出部４１で検出されると、ＣＰＵ２５’に通知され、ＣＰＵ２５’の命令によりＤＳＰ２２のモードが変更される。
【０１０４】
まず、図２３に示すスピーカシステム３０’について説明をする。図２３に示すように、スピーカシステム３０’は、スピーカユニット３１’と、キャビネット３２と、ダクト３３と、錘検出部４１と、キャビネット変化量検出部４２と、ダクト変化量検出部４３とを備えている。
【０１０５】
スピーカユニット３１’は、図２４に示すように、ヨーク１２１、永久磁石１２２、ポール１２３を備えた磁気回路系と、音声電流が供給されるボイスコイル１２４、振動板１２５、振動板の周辺支持部であるエッジ１２６、振動板を中心で支える中心支持器であるダンパー１２７、振動板１２５の前面からの防塵を目的としたセンターキャップ１２８を備えた振動系とからなる。
【０１０６】
また、振動系であるボイスコイル１２４、振動板１２５、エッジ１２６、ダンパー１２７といった振動系に関わる全ての質量をｍ０、同じく振動系のコンプライアンスをＣ０とすると、スピーカユニット３１’の最低共振周波数ｆ０は（２）式に示すようになる。
【０１０７】
【数２】
Figure 2004153675
【０１０８】
ところで、スピーカユニット３１’の最低共振周波数ｆ０が変化すれば、スピーカシステム３０’全体として考えた場合の最低共振周波数もそれに応じて変化する。したがって、（２）式のパラメータであるスピーカシステム３１’の振動系の質量ｍ０、コンプライアンスＣ０を変えることで最低共振周波数ｆ０を任意の値にすることができるため、スピーカシステム３０の低音周波数特性の変更も可能となる。
【０１０９】
スピーカユニット３１’のコンプライアンスＣ０を変えることは現実的ではないが、振動系の質量ｍ０は、例えば、振動系のセンターキャップ１２８に錘を付加し質量を増加させることが可能であるため、最低共振周波数ｆ０を低くすることができる。
【０１１０】
図２５に、センターキャップ１２８と、付加する錘１２９との関係を示す。図２５に示すように、錘１２９には、雄ねじ部１２９ａが形成されており、センターキャップ１２８に形成された雌ねじ部１２８ａと螺合することで、センターキャップ１２８上に錘１２９が付加されることになる。
【０１１１】
また、錘１２９は、導電性の高い金属で形成されており、センターキャップ１２８には、図２６に示すように金属端子１３０ａ，１３０ｂが設けられている。錘１２９をセンターキャップ１１８に取り付けると、金属端子１３０ａと、金属端子１３０ｂとが錘１２９を介して短絡することになる。
【０１１２】
錘検出部４１からは、錘１２９がセンターキャップ１２８に付加されたかどうかを検出するための検出用の電流が出力されており、錘１２９によって金属端子１３０ａ，１３０ｂが短絡することで、錘１２９が付加されたかどうかを検出することができる。錘検出部４１は、錘１２９が付加されたことを検出すると、その旨をＡＶレシーバ２０’のＣＰＵ２５’に通知する。
【０１１３】
また、例えば、錘１２９を重さによって抵抗率の異なる金属で形成し、錘検出部４１によって抵抗率を検出することで、どれだけ質量ｍ０が増加したかという情報もＣＰＵ２５’に通知するようにしてもよい。
【０１１４】
キャビネット変化量検出部４２、ダクト変化量検出部４３は、上述したように、それぞれ、キャビネット３２内の容積の変化量、ダクト３３の開口面積、ダクト長の変化量を検出する。
【０１１５】
ダクト３３の開口面積を変化させる機構は、図７で示した機構に変えて図２７に示すようにダイヤル１３１を手動で回転させることで、ラックギア５３に動力を伝達し、シャッター５１を開閉させる機構とする。
【０１１６】
ダクト変化量検出部４３は、ダイヤル１３１の回転角を検出する図示しないロータリーエンコーダなどからの情報に基づいて、ダクト３３の開口面積がどれくらいであるのかを検出し、ＣＰＵ２５’に通知する。
【０１１７】
また、ダクト３３のダクト長を変化させる機構は、図１２で示した機構に変えて図２８に示すようにダイヤル１３２を手動で回転させることでピニオンギア６３を介してラックギア６２に動力を伝達し、延長ダクト６１を伸縮させる機構とする。
【０１１８】
開口面積の場合と同様に、ダクト変化量検出部４３は、ダイヤル１３２の回転角を検出する図示しないロータリーエンコーダなどからの情報に基づいて、延長ダクト６１の長さがどれくらいであるのかを検出し、ＣＰＵ２５’に通知する。
【０１１９】
なお、図１５，１６に示したダクト３３のダクト長を変化させる場合についても全く同様に考えることができるため説明を省略する。
【０１２０】
続いて、キャビネット３２のキャビネット容積を変化させる機構は、例えば、図１７で示した機構に変えて図２９に示すようにダイヤル１３３を手動で回転させることで、ピニオンギア９５を介して、ラックギア９４に動力を伝達し、シャッター９２を開閉させる機構とする。また、シャッター９２が完全に閉じられたかどうかを検出する検出センサー１３４が備えられているとする。
【０１２１】
キャビネット変化量検出部４２は、上述した検出センサー１３４の検出結果に基づいて、シャッター９２が開いているのか、閉じているのかを検出し、ＣＰＵ２５’に通知する。
【０１２２】
また、図２０で示した機構も、シャッター１０２，１０４，１０６の開閉状態を知らせるセンサーを備えることで同様に考えることができるため、説明を省略する。
【０１２３】
図２１に示した機構は、例えば、図３０に示すように背面板３２ｂを手動で動かせるように変更し、バッフル３２ａと、背面板３２ｂとの距離を計測する距離計測装置を設置する。距離計測装置は、例えば、レーザ計測装置１３５と、ミラー１３６などが考えられる。図３０に示すようにレーザ計測装置１３５は、バッフル３２ａのキャビネット内に設置され、背面板３２ｂに取り付けられたミラー１３６へと所定の波長のレーザ光を出射する。レーザ計測装置１３５は、ミラー１３６で反射されたレーザ光の到達時間と、レーザ光の出射時間とから、バッフル３２ａと、背面板３２ｂとの距離を算出する。
【０１２４】
算出されたバッフル３２ａと、背面板３２ｂの距離は、キャビネット変化量検出部４２に通知される。キャビネット変化量検出部４２は、上記距離からキャビネット３２の変化量を検出し、ＣＰＵ２５’に通知する。
【０１２５】
ＡＶレシーバ２０’のＣＰＵ２５’は、上述したようにして、スピーカシステム３０’の錘検出部４１、キャビネット変化量検出部４２、ダクト変化量検出部４３からそれぞれ通知された、錘の付加情報、錘の重さ情報、キャビネット３２の容積変化量情報、ダクト３３の開口面積変化量情報、ダクト３３のダクト長変化量情報に基づいて、ＤＳＰ２２のモードを決定し、モード変更をするコマンドをＤＳＰ２２に出力する。
【０１２６】
例えば、ＣＰＵ２５’は、通知された上記情報と、ＤＳＰ２２に入力されたデジタル音声信号の周波数特性をどれだけ補正するか、又は、どれだけ強調するかを対応させたテーブルを保持している。ＣＰＵ２５’は、各情報が通知されると上記テーブルを参照して補正量、強調量に基づいてＤＳＰ２２を制御して入力されたデジタル音声信号の周波数特性を補正又は強調する。
【０１２７】
また、図２３に示したスピーカシステム３０’に換えて、図３１に示すスピーカシステム３０’’を使用した構成とすることもできる。図２３に示したスピーカシステム３０’は、ダクト３３の開口面積、ダクト長、キャビネット３２のキャビネット容積を手動で変化させていたが、図３１に示すスピーカシステム３０’’では、これを、図５で示したスピーカシステム３０のようにモータ３５、モータ３７を使用して駆動制御部３４、駆動制御部３６による制御によって自動化させている。
【０１２８】
図３１に示したスピーカシステム３０には、駆動制御部３４，３６を制御するためのスイッチ１４１，１４２がそれぞれ設置され、スイッチ１４１，１４２をＯＮ、ＯＦＦさせることで駆動制御部３４，３６が作動し、モータ３５，３７を駆動制御する。
【０１２９】
また、モータ３５，３７には、それぞれ図示しないロータリーエンコーダが設置されている。ダクト変化量検出部４３、キャビネット変化量検出部４２は、各ロータリーエンコーダでそれぞれ測定されたモータの回転角から変化量を検出しＣＰＵ２５’に通知する。
【０１３０】
モータ３５又はモータ３７を使用した具体的なスピーカシステム３０’’の機構は、スイッチ１４１，１４２のＯＮ・ＯＦＦで駆動する以外、図７，１２，１５，１６，１７，２０，２１を用いて説明したのと全く同じであるため、説明を省略する。
【０１３１】
ＣＰＵ２５’は、図２３を用いて説明した場合と同様に、スピーカシステム３０’’のキャビネット変化量検出部４２、ダクト変化量検出部４３からそれぞれ通知されたキャビネット３２の容積変化量情報、ダクト３３の開口面積変化量情報、ダクト３３のダクト長変化量情報に基づいて、ＤＳＰ２２に入力されるデジタル音声信号の補正又は強調をするよう上記ＤＳＰ２２を制御する。
【０１３２】
このようにして、メディア再生システムは、再生するメディアに記録されたコンテンツの特徴に応じて、スピーカシステム３０，３０’，３０’’が備えるダクト３３の開口面積、ダクト３３のダクト長、キャビネット３２のキャビネット容積を変化させて、当該スピーカシステム３０，３０’，３０’’の低域周波数特性を変化させる。
【０１３３】
また、メディア再生システムは、スピーカシステム３０’，３０’’が備えるスピーカユニット３１’の振動系の質量を変化させることで、当該スピーカシステム３０’，３０’’の低域周波数特性を変化させる。
【０１３４】
この時、ＡＶレシーバ２０，２０’の、ＣＰＵ２５，２５’は、メディア再生装置１０によって再生されたデジタル音声信号の周波数特性をＤＳＰ２２によって補正又は強調する際、上記スピーカシステム３０，３０’３０’’の低域周波数特性が変化したことを考慮した補正量又は強調量とすることで、過度の補正又は強調による出力音の歪みなどを生じさせずに、メディアに記録されたコンテンツに最適な出力特性を得ることができる。
【０１３５】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明の再生システムは、出力特性変更要求に応じた制御手段の制御によって、スピーカ装置のダクトの等価質量、及び／又はキャビネットのキャビネット容積を変化させ、さらに、増幅装置の増幅手段で増幅する音声信号の周波数特性を上記スピーカ装置の機構変化に基づいて変更することで、コンテンツの特徴を反映させた出力特性を有する音声を、歪みなどを伴うことなく出力することを可能とする。
【０１３６】
以上の説明からも明らかなように、本発明の出力特性変更方法は、出力特性変更要求に応じた制御によって、スピーカ装置のダクトの等価質量、及び／又はキャビネットのキャビネット容積を変化させ、さらに、増幅装置の増幅手段で増幅する音声信号の周波数特性を上記スピーカ装置の機構変化に基づいて変更することで、コンテンツの特徴を反映させた出力特性を有する音声を、歪みなどを伴うことなく出力することを可能とする。
【０１３７】
また、以上の説明からも明らかなように、本発明の再生システムは、スピーカ装置のダクトの等価質量、及び／又はキャビネットのキャビネット容積、及び／又はスピーカユニットの振動系の質量を直接変化させ、さらに、増幅装置の増幅手段で増幅する音声信号の周波数特性を上記スピーカ装置の機構変化に基づいて変更することで、コンテンツの特徴を反映させた出力特性を有する音声を、歪みなどを伴うことなく出力することを可能とする。
【０１３８】
また、以上の説明からも明らかなように、本発明の出力特性変更方法は、スピーカ装置のダクトの等価質量、及び／又はキャビネットのキャビネット容積、及び／又はスピーカユニットの振動系の質量を直接変化させ、さらに、増幅装置の増幅手段で増幅する音声信号の周波数特性を上記スピーカ装置の機構変化に基づいて変更することで、コンテンツの特徴を反映させた出力特性を有する音声を、歪みなどを伴うことなく出力することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態として示すメディア再生システムの構成を説明するための図である。
【図２】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムの構成について説明するための縦断面図である。
【図３】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムの等価電気回路を示した図である。
【図４】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのインピーダンス周波数特性を示した図である。
【図５】同メディア再生システムが備えるＡＶレシーバ、スピーカシステムの構成について説明するためのブロック図である。
【図６】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのダクトの構成について説明するための斜視図である。
【図７】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのダクト開口部を開閉するシャッター開閉機構について説明するための図である。
【図８】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのダクト開口面積が異なる場合の音圧レベル周波数特性を示した図である。
【図９】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのダクト開口面積が異なる場合のインピーダンス周波数特性を示した図である。
【図１０】同メディア再生システムが備えるＡＶレシーバから供給される音声信号の音圧レベル周波数特性の一例を示した図である。
【図１１】同メディア再生システムで得られる音圧レベル周波数特性を示した図である。
【図１２】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのダクト長を伸縮させるダクト伸縮機構について説明するための縦断面図である。
【図１３】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのダクト長が異なる場合の音圧レベル周波数特性を示した図である。
【図１４】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのダクト長が異なる場合のインピーダンス周波数特性を示した図である。
【図１５】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのダクト長を伸縮させるダクト伸縮機構の別な例について説明するための縦断面図である。
【図１６】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのダクト長を伸縮させるダクト伸縮機構のさらに別な例について説明するための縦断面図である。
【図１７】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのキャビネット容積を変化させるキャビネット容積変化機構について説明するための縦断面図である。
【図１８】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのキャビネット容積が異なる場合の音圧レベル周波数特性を示した図である。
【図１９】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのキャビネット容積が異なる場合のインピーダンス周波数特性を示した図である。
【図２０】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのキャビネット容積を変化させるキャビネット容積変化機構の別な例について説明するための縦断面図である。
【図２１】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのキャビネット容積を変化させるキャビネット容積変化機構のさらに別な例について説明するための縦断面図である。
【図２２】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのキャビネット容積を変化させるキャビネット容積変化機構のさらに別な例について説明するための背面図である。
【図２３】同メディア再生システムが備えるＡＶレシーバ、スピーカシステムの別な構成について説明するためのブロック図である。
【図２４】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのスピーカユニットの構成について説明するための縦断面図である。
【図２５】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのスピーカユニットに錘をつける構成について説明するための縦断面図である。
【図２６】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのスピーカユニットに錘を付ける場合のセンターキャップの構成について説明するための図である。
【図２７】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのシャッター開閉機構を手動式にした場合について説明するための図である。
【図２８】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのダクト伸縮機構を手動式にした場合について説明するための図である。
【図２９】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのキャビネット容積変化機構を手動式にした場合について説明するための図である。
【図３０】同メディア再生システムが備えるスピーカシステムのキャビネット容積変化機構を手動式にした場合の別な例について説明するための図である。
【図３１】同メディア再生システムが備えるＡＶレシーバ、スピーカシステムのさらに別な構成について説明するためのブロック図である。
【図３２】従来の技術として示すバスレフ型スピーカの構成について説明するための縦断面図である。
【符号の説明】
１０ メディア再生装置、２０，２０’ ＡＶレシーバ、２１ 入力インターフェース、２２ ＤＳＰ、２３ アンプ、２４ 入力部、２５，２５’ ＣＰＵ、３０，３０’，３０’’ スピーカシステム、３１，３１’ スピーカユニット、３２ キャビネット、３２ａ バッフル、３３ ダクト、３４，３６ 駆動制御部、３５，３７ モータ、４１ 錘検出部、４２ キャビネット変化量検出部、４３ ダクト変化量検出部、１２８ センターキャップ、１２９ 錘[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a media playback system that plays back media on which content including audio signals is recorded, and outputs the played back audio signals from a speaker system, and outputs according to the characteristics of the content recorded on the media to be played back The present invention relates to a reproduction system capable of changing characteristics and an output characteristic changing method.
[0002]
[Prior art]
A playback device for mounting and playing media on which content including an audio signal is recorded, an amplifier unit for amplifying the audio signal reproduced by the playback device, and a speaker system for outputting the audio signal amplified by the amplifier unit as sound There is a media playback system consisting of
[0003]
Such a media playback system, in addition to playback of media such as a CD (Compact Disk) in which music content is recorded as content including audio signals, has high-quality and high-quality video content. It has become a system capable of reproducing media such as a DVD (Digital Versatile Disc) on which is recorded.
[0004]
Video content that is provided to many people in large spaces such as theaters and movie theaters has sound effects that emphasize the low frequency range in order to provide powerful images to viewers. I use background music. When a DVD on which such video content is recorded is played back by a media playback system, general music is used in order to provide the viewer with the same sound effect as if the video content was being shown in the space. It is required to emphasize the frequency component in the low frequency range compared to the content.
[0005]
In addition, the media playback system, when playing music content mainly composed of so-called “riding” rhythms, is as low as the video content described above in order to express the characteristics of the music content. It is required to emphasize the frequency component of the range.
[0006]
Thus, in a media playback system that plays back media in which video content or music content is recorded, it is required that the audio of the recorded content be played back more effectively for the user. In particular, as described above, the low frequency range of the audio affects the impression that the content gives to the user, and is an important factor in effectively reproducing the content.
[0007]
Therefore, in the speaker system of the media reproduction system, a bass-reflex type speaker (hereinafter referred to as a bass reflex type speaker) that is good at low-frequency reproduction is used. The bass reflex type speaker 200 shown as a vertical cross-sectional view in FIG. 32 has a configuration in which a cylinder having a hole with a predetermined diameter called a duct 203 is provided on a baffle surface 202a of a closed type speaker composed of a speaker unit 201 and a cabinet 202. doing. Since the duct 203 inverts the low-frequency sound wave of the reverse phase coming out from the rear surface of the speaker unit 201 and radiates it as the normal phase, it synergizes with the low-frequency component radiated from the front surface of the speaker unit 201, so Overall, rich bass can be output.
[0008]
Furthermore, in the media playback system, in order to make the output from the bass reflex type speaker 200 described above more effective, a bass boost circuit for correcting the output of the low frequency range is mounted on the amplifier unit that amplifies the reproduced sound. . For example, in the case of playing media on which video content is recorded by a media playback system, the amplifier unit operates a bass boost circuit so as to achieve a predetermined boost amount suitable for the video content, which is effective for hearing. It is possible to provide a user with a sound through the bass reflex speaker 200.
[0009]
A speaker device that adjusts bass characteristics by changing the area of an open duct has also been devised (see, for example, Patent Document 1).
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 6-113381
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the low frequency characteristics of the bass reflex speaker 200 are determined by the performance of the speaker unit 201, the volume of the cabinet 202, and the equivalent mass of the duct 203, they are uniquely determined when the specification of the bass reflex speaker 200 is determined. Will end up.
[0011]
Therefore, if the bass drive component is emphasized in the amplifier driving the speaker in order to obtain the low-frequency output required by the content from the bass reflex type speaker 200 whose low-frequency characteristics are uniquely determined, it is necessary to apply an excessive boost. This causes a problem that the sound output in the low sound range is accompanied by a large distortion.
[0012]
In addition, due to the diversification of user preferences, the media playback system not only emphasizes the low frequency range as described above but also emphasizes a specific frequency component such as classical music. In addition, it is necessary to deal with content that requires a uniform frequency component from the low sound range to the high sound range.
[0013]
However, as described above, the low frequency characteristics of the bass reflex type speaker 200 are uniquely determined, and thus there is a problem that it is not possible to respond flexibly according to the content to be reproduced.
[0014]
Accordingly, the present invention has been devised to solve the above-described problems, and the frequency characteristics of the speaker system and the amplifier frequency are set so that the output characteristics correspond to the characteristics of the content recorded on the media to be played back. It is an object of the present invention to provide a reproduction system and an output characteristic changing method capable of changing characteristics in conjunction with each other.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described object, a reproduction system according to the present invention includes an amplifying device having an amplifying unit for amplifying an audio signal, and a speaker unit attached to a speaker cabinet for the audio signal amplified by the amplifying unit. A speaker system that outputs as sound from the front and outputs as sound from one or more ducts attached to the speaker cabinet from the back of the speaker unit, wherein the speaker device includes: Equivalent mass changing means for changing the equivalent mass of the duct and / or cabinet volume changing means for changing the cabinet volume of the speaker cabinet, wherein the amplifying device has an output characteristic of sound output from the speaker device. Output request for changing output characteristics to be changed by a predetermined amount In response to the output characteristic change request input by the characteristic change request input means, the frequency characteristic change means for changing the frequency characteristic of the audio signal amplified by the amplification means, and the output characteristic change request input means, The equivalent mass changing means and / or the cabinet volume changing means are controlled and changed by the frequency characteristic changing means so as to change the equivalent mass of the duct and / or the cabinet volume of the speaker cabinet by a predetermined amount. Control means for controlling the amount of change in the frequency characteristic of the audio signal.
[0016]
In order to achieve the above-described object, an output characteristic changing method according to the present invention includes an amplifying device having an amplifying means for amplifying an audio signal, and a speaker in which the audio signal amplified by the amplifying means is attached to a speaker cabinet. A method for changing the output characteristics of a reproduction system comprising: a speaker device that outputs sound from the front of the unit and outputs sound from one or more ducts attached to the speaker cabinet from the back of the speaker unit. In response to the input of the output characteristic change request, the output characteristic change request for changing the output characteristic of the sound output from the speaker apparatus by a predetermined amount is input from the amplifying apparatus. The equivalent mass of the duct and / or the cabinet volume of the speaker cabinet Causes only changed, and controlling to change the frequency characteristic of the audio signal amplified by the amplifying means.
[0017]
In order to achieve the above-described object, a reproduction system according to the present invention includes an amplifying device having an amplifying unit for amplifying an audio signal, and a speaker unit attached to a speaker cabinet for the audio signal amplified by the amplifying unit. A speaker system that outputs as sound from the front and outputs as sound from one or more ducts attached to the speaker cabinet from the back of the speaker unit, wherein the speaker device includes: Equivalent mass changing means for changing the equivalent mass of the duct, and / or cabinet volume changing means for changing the cabinet volume of the speaker cabinet, and / or mass changing means for changing the mass of the vibration system of the speaker unit The amplifying means performs amplification by the amplifying means. The frequency characteristic changing means for changing the frequency characteristics of the audio signal, the equivalent mass changing means, and / or the cabinet volume changing means, and / or the mass changing means for changing the mass of the vibration system of the speaker unit. The frequency characteristic of the audio signal is changed by the frequency characteristic changing unit based on the amount of change in the equivalent mass of the duct and / or the volume of the speaker cabinet and / or the mass of the vibration system of the speaker unit. And a control means for controlling the amount of change.
[0018]
In order to achieve the above-described object, an output characteristic changing method according to the present invention includes an amplifying device having an amplifying means for amplifying an audio signal, and a speaker in which the audio signal amplified by the amplifying means is attached to a speaker cabinet. A method for changing the output characteristics of a reproduction system comprising: a speaker device that outputs sound from the front of the unit and outputs sound from one or more ducts attached to the speaker cabinet from the back of the speaker unit. The equivalent mass of the duct of the speaker device and / or the cabinet volume of the speaker cabinet and / or the mass of the vibration system of the speaker unit are changed by a predetermined amount, and the equivalent mass of the duct and / or the speaker is changed. Cabinet volume of the cabinet and / or the above speaker Based on the amount of change in the mass of the vibration system of the knit, and changes the frequency characteristic of the audio signal amplified by the amplifying means.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of a playback system and an output characteristic changing method according to the present invention will be described below in detail with reference to the drawings.
[0020]
The present invention is applied to the media playback system shown in FIG. The media playback system includes a media playback device 10, an AV receiver 20, a speaker system 30, and a monitor 45.
[0021]
The media playback device 10 is, for example, digital data including audio content such as CD (Compact Disc), DVD (Digital Versatile Disc) -Video, DVD-Audio, SACD (Super Audio Compact Disc), and DAT (Digital Audio Tape). Is a playback device for playing back recorded media. The media playback device 10 supplies the played back digital audio signal and digital video signal to the AV receiver 20.
[0022]
The AV receiver 20 is an AV amplifier that amplifies the digital audio signal supplied from the media playback device 10 and outputs the amplified signal to the speaker system 30. Further, the AV receiver 20 outputs a digital video signal of a predetermined video format supplied from the media playback device 10 to the monitor 45. The AV receiver 20 may include an FM (Frequency Modulation) tuner for receiving FM broadcasts and an AM (Amplitude Modulation) tuner for receiving AM broadcasts.
[0023]
The AV receiver 20 is connected to the speaker system 30 according to the characteristics of the content recorded on the media played back by the media playback device 10, for example, the characteristics such as the difference between the audio content and the video content and the genre of the music content. The frequency characteristic of the supplied audio signal can be corrected or emphasized. Correction or enhancement of the frequency characteristic of the audio signal by the AV receiver 20 is executed in conjunction with a change in the low frequency characteristic due to a mechanism change of the speaker system 30 described later.
[0024]
As shown in a longitudinal sectional view in FIG. 2, the speaker system 30 has a baffle 32a of a sealed speaker comprising a speaker unit 31 and a cabinet 32, a port having a predetermined diameter, and a duct 33 connected to the port. This is a bass reflex type speaker having the above-described configuration.
[0025]
The speaker system 30 measures all the masses related to the vibration system, such as the mass of the diaphragm of the speaker unit 31 and the mass of the voice coil. 0 The compliance of the vibration system such as the peripheral support part (edge) of the diaphragm and the central supporter (damper) that supports the diaphragm at the center is C 0 , The equivalent resistance of the speaker unit 31 is R 0 And the compliance proportional to the volume of the cabinet 32 is C 1 , The equivalent mass of duct 33 is m 1 Then, it can be represented by an equivalent electric circuit as shown in FIG.
[0026]
By the way, when the impedance frequency characteristic of the speaker system 30 which is a bass reflex type speaker is measured, it is as shown by a solid line in FIG. The broken line in FIG. 4 is the impedance frequency characteristic of the speaker unit 31, and f 0 Is the lowest resonance frequency. In the speaker system 30 in which the speaker unit 31 and the duct 33 are attached to the cabinet 32, the bass resonance frequency is f. 1 And f 2 It is divided into two. Bass resonance frequency f 2 The speaker unit 31 is placed in a cabinet 32 having a duct 33, so that the lowest resonance frequency f 0 Indicates that it has risen.
[0027]
Bass resonance frequency f 1 And f 2 The frequency f at which the impedance becomes minimum between B Is the anti-resonance frequency. In the speaker system 30 which is a bass reflex type speaker, the anti-resonance frequency f B F B At the above frequencies, the low-frequency sound waves in the reverse phase that come out from the rear surface of the speaker unit 31 are inverted and radiated from the duct 33 as normal phases, and are output in synergy with the low-frequency component radiated from the front surface of the speaker unit 31. .
[0028]
The antiresonance frequency f B At the following frequencies, since low-frequency sound waves in the reverse phase that come out from the rear surface of the speaker unit 31 are output from the duct 33, they are output to cancel out the sound waves in the low-frequency sound region radiated from the front surface of the speaker unit 33. Decreases rapidly.
[0029]
Therefore, in the speaker system 30 which is a bass reflex type speaker, the anti-resonance frequency f B Up to the frequency range where bass can be reproduced uniformly, the anti-resonance frequency f B Can be said to be a bass limit frequency that is a measure of the bass playback limit. Anti-resonance frequency f of speaker system 30 B Can be expressed as the following equation (1).
[0030]
[Expression 1]
Figure 2004153675
[0031]
The speaker system 30 includes a mechanism for changing the cabinet volume of the cabinet 32 and a mechanism for changing the opening area of the duct 33 and the duct length. As shown in the equation (1), f that is the bass limit frequency of the speaker system 30 B Is Compliance C 1 , Equivalent mass m 1 Determined by. Compliance C 1 Is proportional to the volume of the cabinet 32 and is equivalent to m 1 Is inversely proportional to the opening area of the duct 33 and proportional to the duct length. Therefore, if the cabinet volume, the opening area of the duct 33, and the duct length are changed, f B The low frequency characteristics of the speaker system 30 can be arbitrarily changed. The change in the mechanism of the speaker system 30 described above will be described later in detail using a specific example.
[0032]
The monitor 45 outputs and displays the video signal supplied from the AV receiver 20 as a video. The monitor 45 outputs and displays a digital video signal of a predetermined format supplied from the AV receiver 20 as a video.
[0033]
In addition, the media playback system may include a remote controller 50 that can remotely control each functional unit of the media playback device 10 and the AV receiver 20.
[0034]
Next, the configuration of the AV receiver 20 and the speaker system 30 included in the media playback system shown as the embodiment of the present invention will be described in detail with reference to FIG. As described above, the media playback device 10 can play back media that records either video content or music content, and the AV receiver 20 receives both digital video signals and digital audio signals. However, in order to clarify the linkage with the speaker system 30, only the configuration of the functional unit that handles the digital audio signal will be described.
[0035]
As shown in FIG. 5, the AV receiver 20 includes an input interface 21, a DSP (Digital Signal Processor) 22, an amplifier 23, an input unit 24, and a CPU (Central Processing Unit) 25.
[0036]
The input interface 21 is an interface between the media playback device 10 and the AV receiver 20 and receives a digital audio signal played back by the media playback device 10. The input digital audio signal is supplied to the subsequent DSP 22.
[0037]
The DSP 22 has a bass boost processing function for boosting and emphasizing the low frequency of the digital audio signal according to an instruction from the user input via the input unit 24 and the CPU 25, and a reverb for adding reverberation to the digital audio signal. This is a digital audio signal processing unit having an equalizing processing function for performing a processing function and correcting / changing frequency characteristics.
[0038]
The DSP 22 controls the input digital audio signal according to the control of the CPU 25, for example, for each mode depending on the music genre such as classical, rock, jazz, dance, or so-called sound such as a concert hall, a movie theater, a stadium. Arithmetic processing is performed so that the frequency characteristics and reverberation differ for each mode depending on the field.
[0039]
The amplifier 23 performs predetermined digital audio signal processing by the DSP 22, amplifies an analog audio signal converted from the digital audio signal by a D / A converter (not shown), and supplies the amplified analog audio signal to the speaker system 30.
[0040]
The input unit 24 is a user interface such as a keyboard, a button, or a touch panel for inputting a command from the user. The user can specify each mode of the digital audio signal processing in the DSP 22 described above from the input unit 24. When a mode is specified from the input unit 24, a command for specifying the mode is output to the CPU 25.
[0041]
The mode change can also be executed from the remote controller 50.
[0042]
The CPU 25 is a control unit that comprehensively controls the AV receiver 20. The CPU 25 generates a control command for changing the cabinet volume of the cabinet 32 of the speaker system 30, the opening area of the duct 33, and the duct length in accordance with the designated mode in response to the designated mode from the input unit 24. And output to the speaker system 30.
[0043]
Further, the CPU 25 considers the cabinet volume of the speaker system 30, the opening area of the duct, and the amount of change in the duct length so that the DSP 22 corrects or emphasizes the frequency characteristics of the digital audio signal input to the DSP 22. Control.
[0044]
The CPU 25 holds, for example, a table in which control amounts corresponding to how much the cabinet volume of the cabinet 32, the opening area of the duct 33, and the duct length of the duct 33 are changed for each mode. In response to the mode being specified, the control amount is read from the table and output to the speaker system 30 as a control command.
[0045]
The table held by the CPU 25 stores the amount of correction and enhancement of the frequency characteristic for each mode for controlling the DSP 22 as well as the amount of control for changing the mechanism of the speaker system 30.
[0046]
When a predetermined mode is input from the input unit 24 by the user, the CPU 25 refers to the table and supplies a control command corresponding to the mode to the speaker system 30 so that the correction amount or enhancement amount corresponding to the mode is obtained. The DSP 22 is controlled.
[0047]
In addition to the above-described speaker unit 31, cabinet 32, and duct 33, the speaker system 30 includes a drive control unit 34 that drives and controls the motor 35 in accordance with a control command output from the CPU 25, and also in accordance with the control command. And a drive control unit 36 that drives and controls the motor 37. An opening area of the duct 33 and a duct length of the duct 33 are changed by a drive control system including the drive control unit 34 and the motor 35. Further, the volume of the cabinet 32 is changed by the drive control system of the drive control unit 36 and the motor 37.
[0048]
Below, the concrete change mechanism with which the speaker system 30 for changing the opening area of the duct 33, the duct length of the duct 33, and the cabinet volume of the cabinet 32 is demonstrated is demonstrated.
[0049]
(1) Mechanism for changing the opening area of the duct 33
For example, as shown in FIG. 6, the speaker system 30 is provided with a plurality of ducts 33 on a baffle 32 a to which the speaker unit 31 is attached. By providing a shutter opening / closing mechanism as shown in FIG. 7 at each of the opening portions of the plurality of ducts 33, the opening area of the duct 33 can be changed.
[0050]
FIG. 7 is a view seen from the back side of the baffle 32 a, that is, from the inside of the cabinet 32. The shutter opening / closing mechanism includes a shutter 51 that opens and closes the opening portion of the duct 33, a rail 52 that guides the operation of the shutter 51 in the direction of the arrow, and a rack gear 53 that is provided in the shutter 51 that changes the rotational motion into a linear motion. The pinion gear 54 transmits the power of the motor 35 to the rack gear 53 as a rotational motion.
[0051]
The shutter opening / closing mechanism is rotated by a predetermined amount in the direction of the arrow shown in FIG. 7 when the motor 35 rotates by the control of the drive control unit 34 according to a predetermined control command output from the CPU 25 of the AV receiver 20. Only the shutter 51 slides.
[0052]
By providing each of the plurality of ducts 33 with the shutter opening / closing mechanism as described above, the opening area of the ducts 33 can be varied.
[0053]
Next, in FIG. 8, the sound pressure level frequency characteristics when the shutter 51 shown in FIG. 7 is fully opened and the opening area of the duct 33 is fully opened, and the opening area of the duct 33 is half opened by closing the shutter 51 by half. Shows the sound pressure level frequency characteristics. FIG. 9 shows the impedance frequency characteristics corresponding thereto. The frequency characteristics shown in FIG. 8 and FIG. 9 are frequency characteristics when a low-frequency speaker unit is used as the speaker unit 31.
[0054]
In both FIG. 8 and FIG. 9, the frequency characteristic indicated by the solid line indicates the case where the opening area of the duct 33 is fully opened, and the frequency characteristic indicated by the broken line indicates the case where the opening area of the duct 33 is half-opened. .
[0055]
As shown in FIG. 8, the sound pressure level when the opening area of the duct 33 indicated by the solid line is fully opened shows a relatively flat frequency characteristic from the high frequency side to around 40 Hz, but around 40 Hz. The sound pressure level suddenly decreases on the lower sound range side. Therefore, it can be said that the minimum reproduction frequency when the opening area of the duct 33 is fully opened is approximately 40 Hz.
[0056]
Further, the sound pressure level when the opening area of the duct 33 indicated by the broken line is half-opened matches the frequency characteristic when the opening area is large from the high frequency side to near 70 Hz, but has exceeded 70 Hz. It has been gradually decreasing from around to 30Hz. Furthermore, since the sound pressure level suddenly drops in the low sound region side from around 30 Hz, it can be said that the minimum reproduction frequency when the opening area of the duct 33 is half-opened is about 30 Hz.
[0057]
Further, from the impedance frequency characteristics shown in FIG. 9, the anti-resonance frequency, which is the valley of the resonance frequency shown as two peaks of impedance, is lowered by partially opening the opening area of the duct 33. It can be seen that the equivalent mass is increased and the antiresonance frequency is decreased by reducing the opening area from the fully open state.
[0058]
As can be seen from the frequency characteristics shown in FIGS. 8 and 9, when reproducing content that emphasizes the low frequency range, the shutter 51 is closed so that the opening area of the duct 33 becomes a predetermined value, In the case of reproducing contents that are not particular, it is effective to open the shutter 51 in a direction in which the opening area of the duct 33 is fully opened.
[0059]
By the way, when the mechanism of the speaker system 30 is changed so that the sound pressure level frequency characteristic shown in FIG. 8 is obtained, the audio signal output from the AV receiver 20 is corrected or emphasized by the DSP 22 under the control of the CPU 25, and FIG. Sound pressure level frequency characteristics as shown in FIG.
[0060]
The broken line indicates the sound pressure level frequency characteristic when content that emphasizes the low sound range is reproduced, and the solid line indicates the sound pressure level frequency characteristic when content that does not focus on emphasis on the low sound range is reproduced. When playing content that emphasizes the low frequency range indicated by the broken line, it is boosted so that the sound pressure level peaks at 30 to 40 Hz, and when playing content that does not stick to the low frequency range indicated by the solid line, The sound pressure level is kept almost constant.
[0061]
From the above, the overall characteristics of the media playback system, that is, the output characteristics of the speaker system 30 are, for example, the sound pressure level frequency characteristics of the speaker system 30 shown in FIG. 8 and the sound pressure level frequency of the AV receiver 20 shown in FIG. It is obtained by multiplying with the characteristic, and is as shown in FIG. As shown in FIG. 11, when content that emphasizes the low frequency range is reproduced, the minimum reproduction frequency is lowered and the low frequency range is emphasized as compared with the case of reproducing content that does not focus on the low frequency range.
[0062]
In addition, the correction or enhancement by the DSP 22 does not need to be applied excessively due to a change in the low frequency characteristics of the speaker system 30 and therefore does not involve deterioration in sound quality.
[0063]
(2) Duct expansion / contraction mechanism of duct 33
For example, as shown in the longitudinal sectional view of FIG. 12, the duct length can be changed by inserting a duct 61 into the duct 33 and providing a duct expansion / contraction mechanism for taking the extension duct 61 into and out of the duct 33.
[0064]
The duct expansion / contraction mechanism for taking the extension duct 61 into and out of the duct 33 transmits the power of the extension duct 61, the rack gear 62 provided in the extension duct 61 that changes the rotational motion to a linear motion, and the motor 35 as a rotational motion. And a pinion gear 63.
[0065]
The duct expansion / contraction mechanism shown in FIG. 12 is driven by the rotation of the motor 35 under the control of the drive control unit 34 in accordance with a predetermined control command output from the CPU 25 of the AV receiver 20. The extension duct 61 is extended and contracted by a predetermined amount in the direction of the arrow shown in FIG. By providing the duct 33 with the duct expansion / contraction mechanism as described above, the duct length of the duct 33 can be changed.
[0066]
Next, FIG. 13 shows the sound pressure level frequency characteristics when the extension duct 61 is varied and the duct length of the duct 33 is minimized, and the sound pressure level frequency characteristics when the duct length of the duct 33 is maximized. FIG. 14 shows the impedance frequency characteristics corresponding thereto. The frequency characteristics shown in FIG. 13 and FIG. 14 are frequency characteristics when a low-frequency speaker unit is used as the speaker unit 31.
[0067]
In both FIG. 13 and FIG. 14, the frequency characteristic indicated by the solid line indicates the case where the duct length of the duct 33 is minimized, and the frequency characteristic indicated by the broken line indicates the case where the duct length of the duct 33 is maximized. .
[0068]
As shown in FIG. 13, the sound pressure level when the duct length of the duct 33 indicated by the solid line is minimized shows a relatively flat frequency characteristic from the high frequency side to around 40 Hz. The sound pressure level suddenly drops in the low frequency range from near. Accordingly, it can be said that the minimum reproduction frequency when the duct length of the duct 33 is minimized is approximately 40 Hz.
[0069]
Further, the sound pressure level when the duct length of the duct 33 indicated by the broken line is the longest is the same as the frequency characteristic when the duct length is minimized from the high frequency side to around 70 Hz. From around that time, it has fallen gently to 30Hz. Furthermore, since the sound pressure level is abruptly lowered on the low sound range side from around 30 Hz, it can be said that the minimum reproduction frequency is about 30 Hz.
[0070]
Further, from the impedance frequency characteristic shown in FIG. 14, the anti-resonance frequency, which is the valley of the resonance frequency shown as two peaks of impedance, is lowered by maximizing the duct length of the duct 33. It can be seen that by increasing the duct length of 33 from the minimum state, the equivalent mass increases and the anti-resonance frequency decreases.
[0071]
As can be seen from the frequency characteristics shown in FIGS. 13 and 14, when reproducing content that emphasizes the low sound range, the extension duct 61 is pulled out so that the duct length of the duct 33 becomes a predetermined length. In the case of reproducing contents not particular to the sound range, it is effective to insert the extension duct 61 into the duct 33 and shorten the duct length.
[0072]
As a mechanism for expanding and contracting the duct length of the duct 33, a mechanism provided in the speaker system 30 as shown in a longitudinal sectional view in FIG. For example, instead of the extension duct 61 as shown in FIG. 15, the duct length can be varied by providing a duct expansion / contraction mechanism for taking the extension duct 71 into and out of the duct 33.
[0073]
The extension duct 71 has a male screw portion 71 a formed on the outer peripheral surface from one end portion to a predetermined location, and is screwed with a female screw portion (not shown) formed on the inner peripheral surface of the duct 33. The other end of the extension duct 71 is provided with a drive gear 71b that is used when the extension duct 71 is rotationally driven. The extension duct 71 is inserted into the duct 33 with the end provided with the drive gear 71b as the head, and the male screw portion 71a is screwed with a female screw portion (not shown) of the duct 33. In the duct 33, a gear hole 33a is opened at a predetermined position so that the drive gear 71b provided in the screwed extension duct 71 is exposed.
[0074]
The duct expansion / contraction mechanism for taking the extension duct 71 in and out of the duct 33 includes the extension duct 71 having the above-described configuration, the transmission gear 72 for transmitting rotational power to the drive gear 71b exposed from the gear hole 33a of the duct 33, and the motor 35. It comprises a pinion gear 73 that transmits power to the transmission gear 72 as a rotational motion.
[0075]
The duct expansion / contraction mechanism shown in FIG. 15 is configured such that the motor 35 rotates in accordance with the control of the drive control unit 34 according to a predetermined control command output from the CPU 25 of the AV receiver 20, so that the power is reduced to the pinion gear 73, The extension duct 71 is rotated to the transmission gear 72 and the drive gear 71b, and the extension duct 71 is expanded and contracted by a predetermined amount in the arrow direction shown in FIG. By providing the duct 33 with the duct expansion / contraction mechanism as described above, the duct length of the duct 33 can be varied.
[0076]
Further, although the duct length of the duct 33 is not directly expanded and contracted, the same effect as when the duct length is varied can be obtained by providing a mechanism for changing the structure of the duct 33 as shown in FIG. it can.
[0077]
For example, as shown in the longitudinal sectional view of FIG. 16, the duct 33 is formed with a duct length adjusting portion 33b by cutting off the end portion of the duct 33 opposite to the baffle 32a by a predetermined size. The duct length of the duct 33 used here is longer than the duct length of the duct 33 shown in FIGS.
[0078]
By providing a duct length adjusting mechanism in the duct length adjusting portion 33b formed in such a duct 33, the duct length of the duct 33 can be adjusted.
[0079]
The duct length adjusting mechanism includes a shutter 81 that opens and closes the duct length adjusting portion 33b, a rail 82 that guides the operation of the shutter 81 in the direction of the arrow, a rack gear 83 that changes the rotational motion into a linear motion, and the power of the motor 35 as a rack gear. And a pinion gear 84 which is transmitted to 83 as a rotational motion.
[0080]
The duct length adjusting mechanism is powered via the pinion gear 84 and the rack gear 83 when the motor 35 rotates by the control of the drive control unit 34 according to a predetermined control command output from the CPU 25 of the AV receiver 20. Is transmitted to the shutter 81, and the shutter 81 is slid by a predetermined amount in the direction of the arrow shown in FIG. By providing the duct 33 with the duct length adjusting mechanism as described above, the duct length of the duct 33 can be varied.
[0081]
(3) Cabinet volume changing mechanism of the cabinet 32
For example, as shown in the longitudinal sectional view of FIG. 17, the cabinet 32 of the speaker system 30 is separated into a space A including the speaker unit 31 and the duct 33 and a space B other than that by a separation plate 91. And
[0082]
The separation plate 91 is opened at a predetermined location, and a shutter opening / closing mechanism capable of freely opening and closing the opening with the shutter 92 is provided. When the shutter 92 is closed, only the volume of the space A becomes the volume that determines the resonance frequency of the speaker system 30, and when the shutter 92 is opened, the sum of the volume of the space A and the volume of the space B is the resonance. This is the volume that determines the frequency.
[0083]
As shown in FIG. 17, the shutter opening / closing mechanism includes a shutter 92 that opens and closes the opening of the separation plate 91, a rail 93 that guides the operation of the shutter 92 in the direction of the arrow, and the shutter that changes the rotational motion to a linear motion. The rack gear 94 provided in 92 and the pinion gear 95 which transmits the motive power of the motor 37 to the rack gear 94 are comprised.
[0084]
The shutter opening / closing mechanism causes the shutter 92 to move in the direction of the arrow shown in FIG. 17 when the motor 37 rotates by the control of the drive control unit 36 according to a predetermined control command output from the CPU 25 of the AV receiver 20. It is a mechanism that slides. By providing such a shutter opening / closing mechanism in the separation plate 91 that separates the space in the cabinet 32, the volume in the cabinet 32 can be changed.
[0085]
Next, in FIG. 18, the sound pressure level frequency characteristic when the shutter 92 shown in FIG. 17 is closed and the volume in the cabinet 32 is limited to the space A, and the volume in the cabinet 32 is opened by opening the shutter 92. The sound pressure level frequency characteristics when the sum of the volume and the volume of the space B is shown. Further, FIG. 19 shows impedance frequency characteristics corresponding thereto. The frequency characteristics shown in FIG. 18 and FIG. 19 are frequency characteristics when a low-frequency speaker unit is used as the speaker unit 31.
[0086]
In both FIG. 18 and FIG. 19, the frequency characteristic indicated by the solid line indicates the case where the shutter 92 is closed, and the frequency characteristic indicated by the broken line indicates the case where the shutter 92 is opened.
[0087]
As shown in FIG. 18, the sound pressure level when the shutter 92 shown by the solid line is closed shows a relatively flat frequency characteristic from the high frequency side to the vicinity of 40 Hz, but the low frequency side from the vicinity of 40 Hz. The sound pressure level suddenly drops. Therefore, it can be said that the minimum reproduction frequency is approximately 40 Hz.
[0088]
Further, the sound pressure level when the shutter 92 indicated by the broken line is opened is consistent with the frequency characteristic when the opening area is large from the high frequency side to the vicinity of 70 Hz, but from around 70 Hz, 30 Hz. It is slowly going down. Furthermore, since the sound pressure level suddenly drops in the low sound region side near 30 Hz, it can be said that the minimum reproduction frequency when the shutter 92 is closed is approximately 30 Hz.
[0089]
Further, from the impedance frequency characteristic shown in FIG. 19, the anti-resonance frequency, which is the valley of the resonance frequency shown as two peaks of impedance, is lowered by opening the shutter 92, so the volume in the cabinet 32 is reduced. It can be seen that increasing the value increases the equivalent capacitance and lowers the antiresonance frequency.
[0090]
As can be seen from the frequency characteristics shown in FIGS. 18 and 19, when reproducing content that emphasizes the low frequency range, the shutter 92 is closed to increase the volume in the cabinet 32, and content that does not stick to the low frequency range is reproduced. In this case, it is effective to open the shutter 92 and reduce the volume in the cabinet 32.
[0091]
Note that the speaker system 30 shown in FIG. 17 may be an active speaker or an active subwoofer equipped with an amplifier 96 indicated by a broken line for amplifying an electric signal supplied to the speaker system 30. When the speaker system 30 is an active speaker or an active subwoofer, the amplifier 96 is disposed in the space B separated from the space A of the cabinet 32 by the separation plate 91 as shown in FIG. The audio signal output from the DSP 22 of the AV receiver 20 passes through the amplifier 23 and is supplied to the speaker system 30.
[0092]
A mechanism for changing the cabinet volume of the cabinet 32 other than that shown in FIG. 17 will be described with reference to FIG.
[0093]
As shown in the longitudinal sectional view of FIG. 20, inside the cabinet 32 of the speaker system 30, spaces D and E formed by a space C including a speaker unit 31 and a duct 33 and space separation boxes 101, 103, and 105. , F are separated. The space separation boxes 101, 103, and 105 include shutters 102, 104, and 106, respectively, and the spaces D, E, and F formed by the space separation boxes 101, 103, and 105 formed by opening the shutters are the space C. Combined. The shutter opening / closing mechanism of each shutter can be the same as the shutter opening / closing mechanism described with reference to FIG.
[0094]
When the shutters 102, 104, and 106 are all closed, only the volume of the space C is a volume that determines the resonance frequency of the speaker system 30, and when the shutters 102, 104, and 106 are all open, the spaces C, D, and E are open. , F is a volume that determines the resonance frequency.
[0095]
Since the opening and closing of the shutters 102, 104, and 106 can be individually controlled by the drive control unit 36 by a control command from the CPU 25, the volume of the cabinet 32 can be finely increased / decreased, so that it matches the characteristics of the content to be played back. Thus, the low frequency characteristics of the speaker system 30 can be adjusted.
[0096]
Further, as a mechanism for changing the cabinet volume of the cabinet 32, a mechanism as shown in a longitudinal sectional view in FIG. The speaker system 30 shown in FIG. 21 can increase or decrease the volume in the cabinet 32 by moving the back plate 32 b of the cabinet 32.
[0097]
In the back plate 32b, there are four shaft receivers 112 shown in the rear view of FIG. 22 that have a female screw portion (not shown) that is screwed with a male screw portion 111b carved on the outer periphery of the shaft 111 installed in the cabinet 32. Is provided. A drive gear 113 is attached to the shaft 111, and the four shafts 111 rotate by transmitting the rotational movement of the motor 37 from the pinion gear 114 to the drive gear 113, and the rear plate 32 b is moved to the arrow. Move in the direction.
[0098]
The operation in the direction of the arrow shown in FIG. 21 of the back plate 32b for increasing / decreasing the volume of the cabinet 32 can be controlled by the drive control unit 36 by a control command from the CPU 25, so the volume of the cabinet 32 is stepless within a predetermined range. Can be increased or decreased. Therefore, the low frequency characteristics of the speaker system can be finely adjusted in accordance with the characteristics of the content to be reproduced.
[0099]
Next, the configuration of the AV receiver 20 ′ and the speaker system 30 ′ different from the configuration of the AV receiver 20 and the speaker system 30 shown in FIG. 5 will be described with reference to FIG.
[0100]
In the AV receiver 20 and the speaker system 30 described with reference to FIG. 5, the CPU 25 of the AV receiver 20 causes the cabinet volume of the cabinet 32 of the speaker system 30, the duct opening area of the duct 33, and the duct 33 according to the mode designation from the user. The duct length mechanism was controlled to change according to the specified mode.
[0101]
In the AV receiver 20 ′ and the speaker system 30 ′ described with reference to FIG. 23, the user listens to the mechanism of the cabinet volume of the speaker 32, the duct opening area of the duct 33, and the duct length of the duct 33 of the speaker system 30 ′. However, the AV receiver 20 mode is changed according to the amount of change directly and manually.
[0102]
For example, when the opening area and the duct length of the duct 33 are changed, the duct change amount detection unit 43 detects the change, and when the cabinet volume of the cabinet 32 is changed, the change amount detection unit 42 detects the change amount. The notification is sent to the CPU 25 ′ of the receiver 20, and the DSP 22 executes the mode change according to the change amount by the instruction of the CPU 25 ′.
[0103]
Further, since the frequency characteristics of the speaker unit 31 ′ can be changed by adding a predetermined weight to the vibration system of the speaker unit, as will be described in detail later, a weight is added to the speaker unit 31 ′. When the weight detection unit 41 detects that the CPU 25 'is notified, the mode of the DSP 22 is changed by a command from the CPU 25'.
[0104]
First, the speaker system 30 ′ shown in FIG. 23 will be described. As shown in FIG. 23, the speaker system 30 ′ includes a speaker unit 31 ′, a cabinet 32, a duct 33, a weight detector 41, a cabinet change amount detector 42, and a duct change amount detector 43. ing.
[0105]
As shown in FIG. 24, the speaker unit 31 ′ includes a magnetic circuit system including a yoke 121, a permanent magnet 122, and a pole 123, a voice coil 124 to which an audio current is supplied, a diaphragm 125, and a peripheral support portion of the diaphragm. And a vibration system including a center cap 128 for the purpose of preventing dust from the front surface of the vibration plate 125.
[0106]
In addition, all the masses related to the vibration system such as the voice coil 124, the vibration plate 125, the edge 126, and the damper 127, which are the vibration system, are expressed as 0 , The compliance of vibration system is also C 0 Then, the minimum resonance frequency f of the speaker unit 31 ′ 0 Is as shown in equation (2).
[0107]
[Expression 2]
Figure 2004153675
[0108]
By the way, the minimum resonance frequency f of the speaker unit 31 ′. 0 Changes, the lowest resonance frequency when the speaker system 30 'is considered as a whole also changes accordingly. Therefore, the mass m of the vibration system of the speaker system 31 ′, which is the parameter of the equation (2) 0 , Compliance C 0 By changing the minimum resonance frequency f 0 Therefore, the bass frequency characteristic of the speaker system 30 can be changed.
[0109]
Compliance C of speaker unit 31 ' 0 Is not realistic, but the mass m of the vibration system 0 Since, for example, a weight can be added to the center cap 128 of the vibration system to increase the mass, the minimum resonance frequency f 0 Can be lowered.
[0110]
FIG. 25 shows the relationship between the center cap 128 and the weight 129 to be added. As shown in FIG. 25, the weight 129 has a male screw portion 129a, and the weight 129 is added on the center cap 128 by screwing with the female screw portion 128a formed on the center cap 128. become.
[0111]
The weight 129 is made of a highly conductive metal, and the center cap 128 is provided with metal terminals 130a and 130b as shown in FIG. When the weight 129 is attached to the center cap 118, the metal terminal 130a and the metal terminal 130b are short-circuited via the weight 129.
[0112]
The weight detection unit 41 outputs a detection current for detecting whether or not the weight 129 is added to the center cap 128. The weight 129 causes the metal terminals 130a and 130b to be short-circuited. Whether it has been added can be detected. When detecting that the weight 129 has been added, the weight detection unit 41 notifies the CPU 25 ′ of the AV receiver 20 ′ to that effect.
[0113]
Further, for example, the weight 129 is formed of a metal having a different resistivity depending on the weight, and the mass detection unit 41 detects the resistivity so that the mass m 0 The CPU 25 'may also be notified of information indicating whether the increase has occurred.
[0114]
As described above, the cabinet change amount detection unit 42 and the duct change amount detection unit 43 detect the change amount of the volume in the cabinet 32, the opening area of the duct 33, and the change amount of the duct length, respectively.
[0115]
The mechanism for changing the opening area of the duct 33 is a mechanism for transmitting power to the rack gear 53 and opening and closing the shutter 51 by manually rotating the dial 131 as shown in FIG. 27 instead of the mechanism shown in FIG. And
[0116]
The duct change amount detection unit 43 detects how much the opening area of the duct 33 is based on information from a rotary encoder (not shown) that detects the rotation angle of the dial 131 and notifies the CPU 25 ′.
[0117]
Further, the mechanism for changing the duct length of the duct 33 is changed to the mechanism shown in FIG. 12 and the power is transmitted to the rack gear 62 via the pinion gear 63 by manually rotating the dial 132 as shown in FIG. The extension duct 61 is extended and contracted.
[0118]
As in the case of the opening area, the duct change amount detection unit 43 detects how long the extension duct 61 is based on information from a rotary encoder (not shown) that detects the rotation angle of the dial 132. CPU 25 'is notified.
[0119]
The case of changing the duct length of the duct 33 shown in FIGS.
[0120]
Subsequently, the mechanism for changing the cabinet volume of the cabinet 32 is changed to the mechanism shown in FIG. 17, for example, by manually rotating the dial 133 as shown in FIG. 29, and the rack gear 94 via the pinion gear 95. The mechanism transmits power to the shutter 92 to open and close the shutter 92. Further, it is assumed that a detection sensor 134 for detecting whether the shutter 92 is completely closed is provided.
[0121]
The cabinet change amount detection unit 42 detects whether the shutter 92 is open or closed based on the detection result of the detection sensor 134 described above, and notifies the CPU 25 ′.
[0122]
Also, the mechanism shown in FIG. 20 can be considered in the same way by providing a sensor for notifying the open / closed state of the shutters 102, 104, and 106, and thus the description thereof is omitted.
[0123]
The mechanism shown in FIG. 21 is changed so that the back plate 32b can be moved manually as shown in FIG. 30, for example, and a distance measuring device that measures the distance between the baffle 32a and the back plate 32b is installed. As the distance measuring device, for example, a laser measuring device 135 and a mirror 136 can be considered. As shown in FIG. 30, the laser measuring device 135 is installed in the cabinet of the baffle 32a and emits laser light having a predetermined wavelength to a mirror 136 attached to the back plate 32b. The laser measuring device 135 calculates the distance between the baffle 32a and the back plate 32b from the arrival time of the laser light reflected by the mirror 136 and the emission time of the laser light.
[0124]
The calculated distance between the baffle 32 a and the back plate 32 b is notified to the cabinet change amount detection unit 42. The cabinet change amount detection unit 42 detects the change amount of the cabinet 32 from the distance, and notifies the CPU 25 ′ of the change.
[0125]
As described above, the CPU 25 ′ of the AV receiver 20 ′ transmits the additional weight information and weights notified from the weight detection unit 41, the cabinet change amount detection unit 42, and the duct change amount detection unit 43 of the speaker system 30 ′. Based on the weight information, the volume change information of the cabinet 32, the opening area change information of the duct 33, and the duct length change information of the duct 33, the mode of the DSP 22 is determined and a command for changing the mode is output to the DSP 22 To do.
[0126]
For example, the CPU 25 ′ holds a table in which the notified information is associated with how much the frequency characteristics of the digital audio signal input to the DSP 22 are corrected or how much is emphasized. When each information is notified, the CPU 25 ′ refers to the table and controls the DSP 22 based on the correction amount and the enhancement amount to correct or emphasize the frequency characteristic of the input digital audio signal.
[0127]
Further, instead of the speaker system 30 ′ shown in FIG. 23, a configuration using a speaker system 30 ″ shown in FIG. In the speaker system 30 ′ shown in FIG. 23, the opening area of the duct 33, the duct length, and the cabinet volume of the cabinet 32 are manually changed. In the speaker system 30 ″ shown in FIG. As in the speaker system 30 shown in FIG. 5, the motor 35 and the motor 37 are used to automate the control by the drive control unit 34 and the drive control unit 36.
[0128]
In the speaker system 30 shown in FIG. 31, switches 141 and 142 for controlling the drive control units 34 and 36 are installed, and the drive control units 34 and 36 are operated by turning the switches 141 and 142 on and off. Then, the motors 35 and 37 are driven and controlled.
[0129]
The motors 35 and 37 are each provided with a rotary encoder (not shown). The duct change amount detection unit 43 and the cabinet change amount detection unit 42 detect the change amount from the rotation angle of the motor measured by each rotary encoder, and notify the CPU 25 ′ of the change amount.
[0130]
The specific mechanism of the speaker system 30 ″ using the motor 35 or 37 is shown in FIGS. 7, 12, 15, 16, 17, 20, 21 except that the switch 141, 142 is driven ON / OFF. Since it is exactly the same as described, the description is omitted.
[0131]
Similarly to the case described with reference to FIG. 23, the CPU 25 ′ notifies the volume change amount information of the cabinet 32 and the duct 33 notified from the cabinet change amount detection unit 42 and the duct change amount detection unit 43 of the speaker system 30 ″. The DSP 22 is controlled to correct or enhance the digital audio signal input to the DSP 22 based on the opening area variation information and the duct length variation information of the duct 33.
[0132]
In this way, the media playback system is configured such that the opening area of the duct 33, the duct length of the duct 33, the cabinet 32 provided in the speaker systems 30, 30 ′, 30 ″ according to the characteristics of the content recorded on the media to be played back. The cabinet volume is changed to change the low frequency characteristics of the speaker systems 30, 30 ', 30''.
[0133]
Further, the media reproduction system changes the low frequency characteristics of the speaker systems 30 ′ and 30 ″ by changing the mass of the vibration system of the speaker unit 31 ′ included in the speaker systems 30 ′ and 30 ″.
[0134]
At this time, when the CPUs 25 and 25 ′ of the AV receivers 20 and 20 ′ correct or emphasize the frequency characteristics of the digital audio signal reproduced by the media reproducing device 10 by the DSP 22, the speaker systems 30 and 30′30 ″. By setting the amount of correction or enhancement taking into account the change in the low frequency characteristics of the output, the output characteristics that are optimal for the content recorded on the media without causing distortion of the output sound due to excessive correction or enhancement Can be obtained.
[0135]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, the reproduction system of the present invention changes the equivalent mass of the duct of the speaker device and / or the cabinet volume of the cabinet by controlling the control means according to the output characteristic change request, By changing the frequency characteristics of the audio signal amplified by the amplification means of the amplifying device based on the mechanism change of the speaker device, the audio having the output characteristics reflecting the characteristics of the content is output without distortion. It is possible to do.
[0136]
As apparent from the above description, the output characteristic changing method of the present invention changes the equivalent mass of the duct of the speaker device and / or the cabinet volume of the cabinet by the control according to the output characteristic change request. By changing the frequency characteristics of the audio signal amplified by the amplification means of the amplifying device based on the mechanism change of the speaker device, the audio having the output characteristics reflecting the characteristics of the content is output without distortion. Make it possible.
[0137]
Further, as is clear from the above description, the reproduction system of the present invention directly changes the equivalent mass of the duct of the speaker device and / or the cabinet volume of the cabinet and / or the mass of the vibration system of the speaker unit, Furthermore, by changing the frequency characteristics of the audio signal amplified by the amplification means of the amplifying device based on the mechanism change of the speaker device, the audio having the output characteristics reflecting the characteristics of the content is not distorted. It is possible to output.
[0138]
Further, as apparent from the above description, the output characteristic changing method of the present invention directly changes the equivalent mass of the duct of the speaker device and / or the cabinet volume of the cabinet and / or the mass of the vibration system of the speaker unit. Furthermore, by changing the frequency characteristics of the audio signal amplified by the amplifying means of the amplifying device based on the mechanism change of the speaker device, the audio having output characteristics reflecting the characteristics of the content is accompanied by distortion or the like. It is possible to output without any.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram for explaining a configuration of a media playback system shown as an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view for explaining a configuration of a speaker system included in the media playback system.
FIG. 3 is a diagram showing an equivalent electric circuit of a speaker system provided in the media playback system.
FIG. 4 is a diagram showing impedance frequency characteristics of a speaker system provided in the media playback system.
FIG. 5 is a block diagram for explaining a configuration of an AV receiver and a speaker system provided in the media playback system.
FIG. 6 is a perspective view for explaining a configuration of a duct of a speaker system provided in the media playback system.
FIG. 7 is a diagram for explaining a shutter opening / closing mechanism that opens and closes a duct opening of a speaker system included in the media playback system.
FIG. 8 is a diagram showing sound pressure level frequency characteristics when the duct opening areas of the speaker system included in the media playback system are different.
FIG. 9 is a diagram illustrating impedance frequency characteristics when duct opening areas of speaker systems included in the media playback system are different.
FIG. 10 is a diagram illustrating an example of a sound pressure level frequency characteristic of an audio signal supplied from an AV receiver included in the media playback system.
FIG. 11 is a diagram showing sound pressure level frequency characteristics obtained by the media playback system.
FIG. 12 is a longitudinal sectional view for explaining a duct expansion / contraction mechanism that expands / contracts the duct length of the speaker system included in the media playback system.
FIG. 13 is a diagram showing sound pressure level frequency characteristics when duct lengths of speaker systems included in the media playback system are different.
FIG. 14 is a diagram showing impedance frequency characteristics when duct lengths of speaker systems included in the media playback system are different.
FIG. 15 is a longitudinal sectional view for explaining another example of a duct expansion / contraction mechanism that expands / contracts the duct length of the speaker system included in the media playback system.
FIG. 16 is a longitudinal sectional view for explaining still another example of the duct expansion / contraction mechanism that expands / contracts the duct length of the speaker system included in the media playback system.
FIG. 17 is a longitudinal sectional view for explaining a cabinet volume changing mechanism for changing the cabinet volume of the speaker system included in the media playback system.
FIG. 18 is a diagram illustrating sound pressure level frequency characteristics when cabinet volumes of speaker systems included in the media playback system are different.
FIG. 19 is a diagram showing impedance frequency characteristics when cabinet volumes of speaker systems included in the media playback system are different.
FIG. 20 is a longitudinal sectional view for explaining another example of the cabinet volume changing mechanism for changing the cabinet volume of the speaker system included in the media playback system.
FIG. 21 is a longitudinal sectional view for explaining still another example of the cabinet volume changing mechanism for changing the cabinet volume of the speaker system included in the media playback system.
FIG. 22 is a rear view for explaining still another example of the cabinet volume changing mechanism for changing the cabinet volume of the speaker system included in the media playback system.
FIG. 23 is a block diagram for explaining another configuration of the AV receiver and the speaker system provided in the media playback system.
FIG. 24 is a longitudinal sectional view for explaining a configuration of a speaker unit of the speaker system provided in the media playback system.
FIG. 25 is a longitudinal sectional view for explaining a configuration in which a weight is attached to a speaker unit of a speaker system included in the media playback system.
FIG. 26 is a diagram for explaining a configuration of a center cap when a weight is attached to a speaker unit of a speaker system provided in the media playback system.
FIG. 27 is a diagram for explaining a case where a shutter opening / closing mechanism of a speaker system included in the media playback system is manually operated.
FIG. 28 is a diagram for explaining a case where the duct expansion / contraction mechanism of the speaker system included in the media playback system is manually operated.
FIG. 29 is a diagram for explaining a case where the cabinet volume changing mechanism of the speaker system included in the media playback system is a manual type.
FIG. 30 is a diagram for explaining another example when the cabinet volume changing mechanism of the speaker system included in the media playback system is manually operated.
FIG. 31 is a block diagram for explaining yet another configuration of the AV receiver and the speaker system provided in the media playback system.
FIG. 32 is a longitudinal sectional view for explaining a configuration of a bass reflex speaker shown as a conventional technique.
[Explanation of symbols]
10 Media playback device, 20, 20 ′ AV receiver, 21 input interface, 22 DSP, 23 amplifier, 24 input unit, 25, 25 ′ CPU, 30, 30 ′, 30 ″ speaker system, 31, 31 ′ speaker unit, 32 cabinets, 32a baffles, 33 ducts, 34, 36 drive control units, 35, 37 motors, 41 spindle detection units, 42 cabinet change detection units, 43 duct change detection units, 128 center caps, 129 spindles

Claims (13)

音声信号を増幅する増幅手段を有する増幅装置と、上記増幅手段によって増幅された音声信号を、スピーカキャビネットに取り付けられたスピーカユニットの前面から音声として出力すると共に、上記スピーカユニットの背面から上記スピーカキャビネットに取り付けられた１個以上のダクトを介して音声として出力するスピーカ装置とを備える再生システムであって、
上記スピーカ装置は、上記ダクトの等価質量を変化させる等価質量変化手段、及び／又は上記スピーカキャビネットのキャビネット容積を変化させるキャビネット容積変化手段を有し、
上記増幅装置は、上記スピーカ装置から出力される音声の出力特性を所定の量だけ変更する出力特性変更要求を入力する出力特性変更要求入力手段と、
上記増幅手段で増幅する上記音声信号の周波数特性を変更する周波数特性変更手段と、
上記出力特性変更要求入力手段によって、出力特性変更要求が入力されたことに応じて、上記ダクトの等価質量、及び／又は上記スピーカキャビネットのキャビネット容積を所定の量だけ変化させるよう、上記等価質量変化手段、及び／又は上記キャビネット容積変化手段を制御するとともに、
上記周波数特性変更手段で変更する上記音声信号の周波数特性の変更量を制御する制御手段とを備えること
を特徴とする再生システム。An amplifying apparatus having an amplifying means for amplifying an audio signal, and outputting the audio signal amplified by the amplifying means as sound from the front surface of the speaker unit attached to the speaker cabinet, and from the back surface of the speaker unit to the speaker cabinet. A speaker system that outputs sound as sound through one or more ducts attached to
The speaker device has equivalent mass changing means for changing the equivalent mass of the duct, and / or cabinet volume changing means for changing the cabinet volume of the speaker cabinet,
The amplifying apparatus includes an output characteristic change request input means for inputting an output characteristic change request for changing an output characteristic of sound output from the speaker device by a predetermined amount;
Frequency characteristic changing means for changing the frequency characteristic of the audio signal amplified by the amplification means;
The equivalent mass change so as to change the equivalent mass of the duct and / or the cabinet volume of the speaker cabinet by a predetermined amount in response to the output characteristic change request input by the output characteristic change request input means. Controlling the means and / or the cabinet volume changing means,
And a control means for controlling a change amount of the frequency characteristic of the audio signal changed by the frequency characteristic changing means. 上記等価質量変化手段は、上記１個以上のダクトの開口部分にそれぞれ備えられるシャッターをそれぞれ独立に開閉することで、上記ダクトの開口面積を変化させるシャッター開閉機構であり、
上記制御手段は、上記出力特性変更要求入力手段から低域側の周波数を強調する要求が入力された場合、上記シャッターを所定の量だけ開くよう上記シャッター開閉機構を制御すること
を特徴とする請求項１記載の再生システム。The equivalent mass changing means is a shutter opening / closing mechanism that changes the opening area of the duct by independently opening and closing the shutters respectively provided in the opening portions of the one or more ducts.
The control means controls the shutter opening / closing mechanism to open the shutter by a predetermined amount when a request for emphasizing a low frequency is input from the output characteristic change request input means. Item 5. A reproduction system according to item 1. 上記等価質量変化手段は、上記１個以上のダクトをそれぞれ独立に伸縮させることで、上記ダクトのダクト長を変化させるダクト長変化機構であり、
上記制御手段は、上記出力特性変更要求入力手段から低域側の周波数を強調する要求が入力された場合、上記ダクトのダクト長を所定の量だけ伸ばすよう上記ダクト長変化機構を制御すること
を特徴とする請求項１記載の再生システム。The equivalent mass changing means is a duct length changing mechanism that changes the duct length of the duct by independently expanding and contracting the one or more ducts.
The control means controls the duct length changing mechanism to extend the duct length of the duct by a predetermined amount when a request for emphasizing a low frequency is input from the output characteristic change request input means. The reproduction system according to claim 1, wherein 上記等価質量変化手段は、上記１個以上のダクトの壁面の所定の箇所にそれぞれ形成された開口部分に備えられたシャッターを、独立に所定の量だけ開閉することで上記ダクトのダクト長を変化させるダクト形状変化機構であり、
上記制御手段は、上記出力特性変更要求入力手段から低域側の周波数を強調する要求が入力された場合、上記シャッターを所定の量だけ閉じるよう上記ダクト形状変化機構を制御すること
を特徴とする請求項１記載の再生システム。The equivalent mass changing means changes the duct length of the duct by independently opening and closing shutters provided at opening portions respectively formed at predetermined positions on the wall surfaces of the one or more ducts by a predetermined amount. A duct shape change mechanism
The control means controls the duct shape changing mechanism to close the shutter by a predetermined amount when a request for emphasizing a low frequency is input from the output characteristic change request input means. The reproduction system according to claim 1. 上記キャビネット容積変化手段は、上記スピーカキャビネット内の空間を、上記スピーカユニット及び上記１個以上のダクトを含んだ第１の空間と、上記スピーカユニット及び上記１個以上のダクトを含まない第２の空間とに分離する分離板の所定の箇所に形成された開口部分にシャッターを備え、
上記シャッターを開閉することで、上記スピーカユニット及び上記１個以上のダクトを含んだ第１の空間の容積を変化させるキャビネット容積変化機構であり、
上記制御手段は、上記出力特性変更要求入力手段から低域側の周波数を強調する要求が入力された場合、上記シャッターを開くよう上記キャビネット容積変化機構を制御すること
を特徴とする請求項１記載の再生システム。The cabinet volume changing means includes a space inside the speaker cabinet, a first space including the speaker unit and the one or more ducts, and a second space not including the speaker unit and the one or more ducts. A shutter is provided at an opening formed in a predetermined portion of the separation plate that separates into a space,
A cabinet volume changing mechanism that changes the volume of the first space including the speaker unit and the one or more ducts by opening and closing the shutter;
2. The control unit according to claim 1, wherein the control unit controls the cabinet volume changing mechanism to open the shutter when a request for emphasizing a low frequency is input from the output characteristic change request input unit. Playback system. 音声信号を増幅する増幅手段を有する増幅装置と、上記増幅手段によって増幅された音声信号を、スピーカキャビネットに取り付けられたスピーカユニットの前面から音声として出力すると共に、上記スピーカユニットの背面から上記スピーカキャビネットに取り付けられた１個以上のダクトを介して音声として出力するスピーカ装置とを備える再生システムの出力特性変更方法であって、
上記増幅装置から、上記スピーカ装置から出力される音声の出力特性を所定の量だけ変更する出力特性変更要求を入力し、
上記出力特性変更要求が入力されたことに応じて、上記スピーカ装置の上記ダクトの等価質量、及び／又は上記スピーカキャビネットのキャビネット容積を所定の量だけ変化させるとともに、
上記増幅手段で増幅する音声信号の周波数特性を変更するよう制御すること
を特徴とする出力特性変更方法。An amplifying apparatus having an amplifying means for amplifying an audio signal, and outputting the audio signal amplified by the amplifying means as sound from the front surface of the speaker unit attached to the speaker cabinet, and from the back surface of the speaker unit to the speaker cabinet. An output characteristic changing method of a reproduction system comprising a speaker device that outputs sound through one or more ducts attached to
From the amplification device, an output characteristic change request for changing the output characteristic of the sound output from the speaker device by a predetermined amount is input,
In response to the input of the output characteristic change request, the equivalent mass of the duct of the speaker device and / or the cabinet volume of the speaker cabinet is changed by a predetermined amount,
An output characteristic changing method, wherein control is performed to change a frequency characteristic of an audio signal amplified by the amplification means. 音声信号を増幅する増幅手段を有する増幅装置と、上記増幅手段によって増幅された音声信号を、スピーカキャビネットに取り付けられたスピーカユニットの前面から音声として出力すると共に、上記スピーカユニットの背面から上記スピーカキャビネットに取り付けられた１個以上のダクトを介して音声として出力するスピーカ装置とを備える再生システムであって、
上記スピーカ装置は、上記ダクトの等価質量を変化させる等価質量変化手段、及び／又は、上記スピーカキャビネットのキャビネット容積を変化させるキャビネット容積変化手段、及び／又は上記スピーカユニットの振動系の質量を変化させる質量変化手段を有し、
上記増幅手段は、上記増幅手段で増幅する上記音声信号の周波数特性を変更する周波数特性変更手段と、
上記等価質量変化手段、及び／又は上記キャビネット容積変化手段、及び／又は上記スピーカユニットの振動系の質量を変化させる質量変化手段によって変化させられた、上記ダクトの等価質量、及び／又は上記スピーカキャビネットのキャビネット容積、及び／又は上記スピーカユニットの振動系の質量の変化量に基づいて、上記周波数特性変更手段で変更する上記音声信号の周波数特性の変更量を制御する制御手段とを備えること
を特徴とする再生システム。An amplifying apparatus having an amplifying means for amplifying an audio signal, and outputting the audio signal amplified by the amplifying means as sound from the front surface of the speaker unit attached to the speaker cabinet, and from the back surface of the speaker unit to the speaker cabinet. A speaker system that outputs sound as sound through one or more ducts attached to
The speaker device changes the mass of the equivalent mass changing means for changing the equivalent mass of the duct and / or the cabinet volume changing means for changing the cabinet volume of the speaker cabinet and / or the mass of the vibration system of the speaker unit. Having mass changing means,
The amplification means includes frequency characteristic changing means for changing a frequency characteristic of the audio signal amplified by the amplification means;
The equivalent mass of the duct and / or the speaker cabinet changed by the mass changing means for changing the mass of the vibration system of the speaker unit and / or the cabinet volume changing means and / or the cabinet volume changing means. Control means for controlling the change amount of the frequency characteristic of the audio signal to be changed by the frequency characteristic change means based on the cabinet volume and / or the change amount of the mass of the vibration system of the speaker unit. And playback system. 上記等価質量変化手段は、上記１個以上のダクトの開口部分にそれぞれ備えられるシャッターをそれぞれ独立に開閉することで、上記ダクトの開口面積を変化させるシャッター開閉機構であり、
上記制御手段は、上記シャッター開閉機構の上記シャッターが所定の量だけ開かれたことに応じて、上記増幅手段で増幅する音声信号の低域側の周波数を所定の量だけ強調するよう上記周波数変更手段を制御すること
を特徴とする請求項７記載の再生システム。The equivalent mass changing means is a shutter opening / closing mechanism that changes the opening area of the duct by independently opening and closing the shutters respectively provided in the opening portions of the one or more ducts.
The control means changes the frequency so as to enhance the low frequency side frequency of the audio signal amplified by the amplification means by a predetermined amount in response to the shutter of the shutter opening / closing mechanism being opened by a predetermined amount. 8. The reproduction system according to claim 7, wherein the reproduction unit is controlled. 上記等価質量変化手段は、上記１個以上のダクトをそれぞれ独立に伸縮させることで、上記ダクトのダクト長を変化させるダクト長変化機構であり
上記制御手段は、上記ダクト長変化機構の上記ダクトが所定の量だけ伸ばされたことに応じて、上記増幅手段で増幅する音声信号の低域側の周波数を所定の量だけ強調するよう上記周波数変更手段を制御すること
を特徴とする請求項７記載の再生システム。The equivalent mass changing means is a duct length changing mechanism that changes the duct length of the duct by independently expanding and contracting each of the one or more ducts, and the control means includes the duct of the duct length changing mechanism. 8. The frequency changing means is controlled so as to emphasize a low-frequency side frequency of the audio signal amplified by the amplifying means by a predetermined amount in response to being extended by a predetermined amount. Playback system. 上記等価質量変化手段は、上記１個以上のダクトの壁面の所定の箇所にそれぞれ形成された開口部分に備えられたシャッターを、独立に所定の量だけ開閉することで上記ダクトのダクト長を変化させるダクト形状変化機構であり、
上記制御手段は、上記ダクト形状変化機構の上記シャッターが所定の量だけ閉ざされたことに応じて、上記増幅手段で増幅する音声信号の低域側の周波数を所定の量だけ強調するよう上記周波数変更手段を制御すること
を特徴とする請求項７記載の再生システム。The equivalent mass changing means changes the duct length of the duct by independently opening and closing shutters provided at opening portions respectively formed at predetermined positions on the wall surfaces of the one or more ducts by a predetermined amount. A duct shape change mechanism
The control means enhances the frequency on the low frequency side of the audio signal amplified by the amplification means by a predetermined amount in response to the shutter of the duct shape changing mechanism being closed by a predetermined amount. 8. The reproduction system according to claim 7, wherein the changing means is controlled. 上記キャビネット容積変化手段は、上記スピーカキャビネット内の空間を、上記スピーカユニット及び上記１個以上のダクトを含んだ第１の空間と、上記スピーカユニット及び上記１個以上のダクトを含まない第２の空間とに分離する分離板の所定の箇所に形成された開口部分にシャッターを備え、上記シャッターを開閉することで、上記スピーカユニット及び上記１個以上のダクトを含んだ第１の空間の容積を変化させるキャビネット容積変化機構であり、
上記制御手段は、上記キャビネット変化機構の上記シャッターが所定の量だけ開かれたことに応じて、上記増幅手段で増幅する音声信号の低域側の周波数を所定の量だけ強調するよう上記周波数変更手段を制御すること
を特徴とする請求項７記載の再生システム。The cabinet volume changing means includes a space inside the speaker cabinet, a first space including the speaker unit and the one or more ducts, and a second space not including the speaker unit and the one or more ducts. A shutter is provided at an opening formed in a predetermined portion of the separation plate that separates into a space, and the volume of the first space including the speaker unit and the one or more ducts is increased by opening and closing the shutter. It is a cabinet volume change mechanism to change,
The control means changes the frequency so as to emphasize a low frequency side frequency of the audio signal amplified by the amplification means by a predetermined amount in response to the shutter of the cabinet changing mechanism being opened by a predetermined amount. 8. The reproduction system according to claim 7, wherein the reproduction unit is controlled. 上記質量変化手段は、上記スピーカユニットの振動系に錘を付加することで質量を変化させる錘付加機構であり、
上記制御手段は、上記錘付加機構によって上記スピーカユニットの振動系に錘が付加されたことに応じて、上記増幅手段で増幅する音声信号の低域側の周波数を所定の量だけ強調するよう上記周波数変更手段を制御すること
を特徴とする請求項７記載の再生システム。The mass changing means is a weight adding mechanism that changes mass by adding a weight to the vibration system of the speaker unit.
The control means emphasizes the frequency on the low frequency side of the audio signal amplified by the amplification means by a predetermined amount in response to the weight added to the vibration system of the speaker unit by the weight addition mechanism. 8. The reproduction system according to claim 7, wherein the frequency changing means is controlled. 音声信号を増幅する増幅手段を有する増幅装置と、上記増幅手段によって増幅された音声信号を、スピーカキャビネットに取り付けられたスピーカユニットの前面から音声として出力すると共に、上記スピーカユニットの背面から上記スピーカキャビネットに取り付けられた１個以上のダクトを介して音声として出力するスピーカ装置とを備える再生システムの出力特性変更方法であって、
上記スピーカ装置のダクトの等価質量、及び／又は上記スピーカキャビネットのキャビネット容積、及び／又は上記スピーカユニットの振動系の質量を所定の量だけ変化させ、
上記ダクトの等価質量、及び／又は上記スピーカキャビネットのキャビネット容積、及び／又は上記スピーカユニットの振動系の質量の変化量に基づいて、上記増幅手段で増幅する音声信号の周波数特性を変更すること
を特徴とする出力特性変更方法。An amplifying apparatus having an amplifying means for amplifying an audio signal, and outputting the audio signal amplified by the amplifying means as sound from the front surface of the speaker unit attached to the speaker cabinet, and from the back surface of the speaker unit to the speaker cabinet. An output characteristic changing method of a reproduction system comprising a speaker device that outputs sound through one or more ducts attached to
Changing the equivalent mass of the duct of the speaker device and / or the cabinet volume of the speaker cabinet and / or the mass of the vibration system of the speaker unit by a predetermined amount;
The frequency characteristic of the audio signal amplified by the amplifying means is changed based on the equivalent mass of the duct and / or the volume of the speaker cabinet and / or the mass of the vibration system of the speaker unit. A characteristic output characteristic change method.
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