JP2004152034A - ウィンドウ表示制御装置及びプログラム - Google Patents

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Hiroki Iwamoto
宏樹 岩元
Kouno Takeuchi
孝能 武内
Morimasa Tanimura
守正 谷村
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Abstract

【課題】表示装置の画面の解像度の変更時に表示画面の見かけを変更しない。
【解決手段】ユーザが解像度の変更を指示すると、ウィンドウサイズ調整プログラムは、最初に、表示ウィンドウの一覧を取得する(ステップS1)。次に、ステップS1で得られたウィンドウ毎に、ウィンドウのサイズと表示位置とを取得する(ステップS2)。表示装置の現状の解像度を取得し、該解像度から変更しようとする解像度への変化比率を計算し(ステップS3)、表示装置に解像度の変更を指示する(ステップS4)。ステップS2で得られた、変更前のサイズと表示位置と、ステップS3で得られた変化比率とを用いて、新しいサイズと表示位置とを計算し、設定する(ステップS5)。同様にして、各種メトリックの値の変更を指示し(ステップS6)、マウスカーソルのサイズと表示位置の変更を指示し(ステップS7)、各アイコンの表示位置の変更を指示する(ステップS8)。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画面の表示解像度(以下、解像度と略称する)が変更されても、ウィンドウの表示サイズ等を見かけ上、実質的に同一のサイズ等に維持するように、ウィンドウ表示の制御を行う装置とプログラムとに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータの入力インターフェイスとして、GUI (Graphical User Interface)が現在主流であり、通常、ウィンドウシステムが使用される。このウィンドウシステムを使用した作業環境において、解像度を切り替える必要が生ずる場合がある。
【0003】
ところが、例えば、パーソナルコンピュータ等のオペレーティングシステムのデファクトスタンダードである、Microsoft(登録商標)Windows(登録商標)オペレーティングシステムによるウィンドウシステムは、解像度が変更されても、変更前の配置でウィンドウを表示しようとする。このために、解像度を低く変更すると、ウィンドウが見かけ上大きく表示され、ウィンドウが表示領域よりはみ出す場合が生じうる。この場合、はみ出した領域を見るためには、そのウィンドウを移動させなければならず、操作性が低下する。
【0004】
逆に、解像度を高く変更すると、ウィンドウのサイズが見かけ上、小さく表示される。また、ウィンドウのサイズが小さくなったことに伴い、ウィンドウ内のコントロールや文字の見かけの大きさも小さくなる。従って、視認性や操作性の低下を引き起こす場合が生じうる。
【0005】
この様な実情から、解像度に依存せずに、ウィンドウの見かけを変えない様に表示する、という表示調整機能が求められている。
【0006】
解像度を変更しても、ウィンドウの見かけの大きさを変えないように表示する機能を実現した技術がある(例えば、特許文献1)。特許文献1に開示されたウィンドウサイズの制御方法は、アプリケーション毎に基準となる解像度を設定し、これと表示する解像度との比率を計算した値を用いることで、ウィンドウの表示サイズを調整するものである。従って、アプリケーション毎に基準となる解像度の設定を行う必要性があり、設定作業に手間がかかる。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−159967号公報(第3、4頁)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、同一のディスプレイにおいて、解像度を切り替えると、ウィンドウの見かけの大きさは、低解像度では大きく、高解像度では小さくなり、表示位置も変動してしまう。従って、ユーザの操作性を低下させる。
【0009】
また、ウィンドウシステムにおいては、通常、アイコンやマウスカーソルも表示されている。解像度が変更されると、ウィンドウと同様に、アイコンやマウスカーソルの見かけの大きさや表示位置が変化してしまい、ユーザの操作性を低下させる。
【0010】
本発明は、上記実状に鑑みて成されたものであり、表示装置の解像度を変更しても、表示内容を見かけ上、実質的に変化させないようにすることを目的とする。
【0011】
また、本発明は、表示解像度を切り替える場合であっても、操作性に優れたシステムと方法とを提供することを他の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係るウィンドウ表示制御装置は、ウィンドウシステムにおいて、
前記表示装置の表示画面の解像度の変更の指示に応答し、変更前の解像度から、変更後の解像度への変化比率を計算する比率計算手段と、
表示中のウィンドウが、前記表示装置において解像度の変化に依存せずに実質的に同一に表示されるように、前記比率計算手段により得られた比率を用いて、解像度を変更した後のウィンドウのサイズと表示位置とを計算する、ウィンドウサイズ計算手段と、
前記ウィンドウサイズ計算手段により算出されたサイズと表示位置とを、前記表示装置に指示するウィンドウ表示変更手段と、
を有することを特徴とする。
【0013】
更に、本発明に係るウィンドウ表示制御プログラムは、ウィンドウシステムを制御するコンピュータに、
表示装置の解像度変更前の解像度から、変更後の解像度への変化比率を計算する比率計算手順と、
ウィンドウが、前記表示装置の画面の解像度に依存せずに一定のサイズで表示されるように、前記比率計算手順により得られた比率を用いて、解像度変更後のウィンドウのサイズと表示位置とを計算する、ウィンドウサイズ計算手順と、
ウィンドウを、前記ウィンドウサイズ計算手順により算出されたサイズと表示位置とで、表示装置に表示することを指示するウィンドウ表示変更手順と、
を実行させる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係るウィンドウ表示システムについて図1と図2とを用いて説明する。
【0015】
まず、この実施の形態に係るウィンドウシステム10は、図1に示すように、コンピュータ11と、表示装置12と、入力装置13とを具備する。
【0016】
コンピュータ11は、内部に中央演算処理装置(以下、CPUと略称する)111と、内部メモリ112と、画面制御部113と、入力インターフェイス回路(以下、入力I/Fと略称する)114と、内部バス115とを備える。CPU111と、内部メモリ112と、画面制御部113と、入力I/F114とは内部バス115により、相互にデータを交換可能に構成されている。
【0017】
CPU111は、内部メモリ112に格納された、ウィンドウシステム制御プログラム(以下、制御プログラムと略称する)22を実行し、その処理結果を画面制御部113に送る。
【0018】
内部メモリ112は、RAM(Random Access Memory)などから構成され、CPU111の主メモリ、補助記憶装置などを構成している。前述の制御プログラム22(例えば、マイクロソフト社から提供されるウインドウズシリーズのプログラム)及びウィンドウサイズ調整プログラム21を記憶する。
【0019】
画面制御部113は、CPU111の制御下に、表示装置12を制御し、任意の画像を表示させる。
【0020】
入力I/F114は、入力装置13からの指示やデータを取り込んで、CPU111や内部メモリ112に送信する。
【0021】
なお、コンピュータ11は、上記構成以外にも、補助記憶装置等の図示せぬ通常の構成を備える。
【0022】
表示装置12は、コンピュータ11の処理結果をユーザに表示する。
【0023】
入力装置13は、キーボード、マウス等の、ユーザがウィンドウシステム10を操作するための装置である。ユーザによる指示は、入力I/F114を通じて、CPU111上で実行されている制御プログラム22により処理される。
【0024】
ウィンドウシステム10のユーザは、表示装置12に表示された内容を認識し、入力装置13を通じて、制御プログラム22に指示を与える。
【0025】
ユーザが入力装置13により、例えば、ホットキーを操作する(例えば、コントロールキーとF11キーを同時に押す)ことにより、解像度の変更を指示すると、制御プログラム22はこの指示に応答し、ウィンドウサイズ調整プログラム(以下、調整プログラムと略称する)21を補助記憶装置から内部メモリ112に読み込む。読み込まれた調整プログラム21は、例えば、変更後の解像度を引数として、CPU111で実行される。
【0026】
なお、変更後の解像度を特定する手法は任意である。例えば、ユーザがコマンドラインで指定してもよく、或いは、内部メモリ112等上の設定ファイルに、解像度の変更シーケンスを予めデフォルト或いはユーザ設定で登録しておき、変更後の解像度を内部メモリ112のデータから取得するようにしてもよい。また、内部メモリ112等上の設定ファイルに、変更可能な解像度の一覧を予めデフォルト或いはユーザ設定で登録しておき、調整プログラム21が前記一覧を内部メモリ112のデータから取得し、リスト等の形態により表示し、ユーザがその中から、変更する解像度を選択することにより特定してもよい。
【0027】
次に、図2を用いて調整プログラム21の構成について説明する。
【0028】
調整プログラム21は、図2に示すように、一覧取得部211と、ウィンドウサイズ判別部212と、変化比率計算部213と、ウィンドウサイズ計算部214と、ウィンドウサイズ設定部215と、解像度変更指示部216と、メトリック判別部217と、メトリック計算部218と、メトリック設定部219と、カーソルサイズ判別部220と、カーソルサイズ計算部221と、カーソルサイズ設定部222と、アイコン位置判別部223と、アイコン位置計算部224と、アイコン位置設定部225とを備える。
【0029】
一覧取得部211は、例えば、EnumWindows関数を用いる等して、表示装置12に表示されている、ウィンドウの一覧の取得を、制御プログラム22に要求する。制御プログラム22は、例えば、連結リストでウィンドウの一覧を保持していて、一覧取得部211にウィンドウの一覧を返す。
【0030】
ウィンドウサイズ判別部212は、例えば、GetWindowRect関数を用いる等して、制御プログラム22に、一覧取得部211により取得されたウィンドウの一覧にある各ウィンドウのサイズと表示位置(以下、属性値群と略称する)との取得を要求する。制御プログラム22は、属性値群を例えば、前記連結リスト内のポインタが指している構造体に保持しており、要求されたウィンドウの属性値群をウィンドウサイズ判別部212に返す。
【0031】
変化比率計算部213は、現在(即ち、解像度を変更する前)の解像度から新しい(即ち、解像度を変更した後の)解像度への変化比率を計算する。この比率は、例えば、(変更後の解像度)÷(変更前の解像度)により算出する。現在の解像度は、例えば、EnumDisplaySettings関数を用いる等して、制御プログラム22から取得する。制御プログラム22は、現在の解像度を例えば、表示可能な解像度の表から得る等して、要求された解像度を変化比率計算部213に返す。
【0032】
ウィンドウサイズ計算部214は、ウィンドウサイズ判別部212により得られた、ウィンドウの属性値群と、変化比率計算部213により得られた変化比率とを用いて、解像度変更後の該ウィンドウの属性値群を計算する。属性値群のそれぞれに対して、求める値は(変更前の値)×(変化比率)を整数値に丸めた値である。
【0033】
ウィンドウサイズ設定部215は、例えば、SetWindowPos関数を用いる等して、ウィンドウサイズ計算部214により得られたウィンドウの属性値群を、制御プログラム22を通じて設定する。制御プログラム22はそれらの属性値群を、例えば、制御プログラム22が保持している前記構造体に設定する。
【0034】
解像度変更指示部216は、表示装置12の解像度をユーザにより指示された解像度へ変更することを、例えば、ChangeDisplaySettingsEx関数に変更したい解像度を指定する等して、制御プログラム22に指示する。画面制御部113を通じて、制御プログラム22が表示装置12の解像度を変更する。
【0035】
メトリック判別部217は、例えば、SystemParametersInfo関数を用いる等して、制御プログラム22から、ウィンドウ表示に関係する各種メトリックの値を取得する。メトリックとは、例えば、ウィンドウのタイトル、メニュー等の部分に表示される文字のフォントサイズやアイコンのサイズ、等のウィンドウ表示における共通の属性であり、制御プログラム22は、例えば、各種メトリックの属性名とその値とを対応づけた対応表として保持している。制御プログラム22は要求されたメトリックの値をメトリック判別部217に返す。
【0036】
メトリック計算部218は、メトリック毎に、変化比率計算部213により計算された変化比率を用いて、解像度変更後のメトリックの値を計算する。新しいメトリックの値は、(変更前の値)×(変化比率)を整数値に丸めた値である。
【0037】
メトリック設定部219は、例えば、SystemParametersInfo関数を用いる等して、メトリックの設定値を、メトリック計算部218で計算された、解像度変更後のメトリックの値に変更することを制御プログラム22に指示する。制御プログラム22は、例えば、前記対応表の該当する値を書き換えることで、メトリックの値を設定する。
【0038】
カーソルサイズ判別部220は、例えば、LoadImage関数を用いる等して、制御プログラム22からマウスカーソルの表示サイズと表示位置とを取得する。制御プログラム22は、例えば、マウスカーソルの表示サイズと表示位置とをテーブルに保持していて、要求に応じて、そのテーブルから表示サイズと表示位置とをカーソルサイズ判別部220に返す。
【0039】
カーソルサイズ計算部221は、カーソルサイズ判別部220が取得したマウスカーソルの表示サイズと表示位置と、変化比率計算部213により計算された変化比率とに基づいて、解像度変更後のマウスカーソルの表示サイズと表示位置とを計算する。計算方法は、表示サイズと表示位置との縦横それぞれにおいて、(変更前の値)×(変化比率)を整数値に丸めた値である。
【0040】
カーソルサイズ設定部222は、カーソルサイズ計算部221より計算された表示サイズと表示位置とを、例えば、LoadImage関数を用いる等して、制御プログラム22に設定するように指示する。制御プログラム22は、例えば、前記テーブルに保持しているマウスカーソルの表示サイズと表示位置とを変更することにより、設定する。
【0041】
アイコン位置判別部223は、例えば、GetIconInfo関数を用いる等して、制御プログラム22から各アイコンの表示位置を取得する。制御プログラム22は、各アイコンの表示位置を、例えば、前記連結リストとは別の連結リストで保持しており、要求されたアイコンの表示位置をアイコン位置判別部223に返す。
【0042】
アイコン位置計算部224は、アイコン位置判別部223が取得したアイコンの表示位置と、変化比率計算部213により計算された変化比率とに基づいて、解像度変更後のアイコンの表示位置を計算する。計算方法は、表示位置の縦横それぞれにおいて、(変更前の値)×(変化比率)を整数値に丸めた値である。
【0043】
アイコン位置設定部225は、例えば、DrawIcon関数を用いる等して、アイコン位置計算部224で得られた表示位置で表示するように、制御プログラム22に指示する。制御プログラム22は、例えば、連結リストにこの表示位置を設定することで、設定する。
【0044】
次に、このプログラムの実行過程を図1乃至図3を用いて説明する。
【0045】
まず、ユーザは、表示装置12の表示画面の解像度を変更したい場合、入力装置13の、例えば、ホットキーを操作し、解像度の変更を指示する。この指示は、入力I/F114を介してCPU111で実行中の制御プログラム22に通知される。制御プログラム22は、この通知に応答し、調整プログラム21を内部メモリ112に読み込み、これを起動する。
【0046】
調整プログラム21は、起動されると、図3に示す処理を開始し、まず、一覧取得部211の機能により、表示装置12に現在表示している、ウィンドウの一覧の情報を取得する(ステップS1)。
【0047】
次に、ウィンドウサイズ判別部212の作用により、ステップS1で得られたウィンドウ毎に、属性値群を取得する(ステップS2)。即ち、ウィンドウ毎に、サイズと表示位置との情報を取得する。
【0048】
次に、変化比率計算部213の作用により、解像度の変化比率を計算する(ステップS3)。まず、この計算のために現状の解像度を制御プログラム22から取得する。次に、変更後の解像度を、例えば、プログラムに渡された引数或いは設定ファイルから取得する。そして、例えば、変化比率を、(変更後の解像度)÷(変更前の解像度)として計算する。
【0049】
次に、解像度変更指示部216の作用により、制御プログラム22に表示装置12の解像度の変更を指示する(ステップS4)。
【0050】
次に、ウィンドウサイズ計算部214の作用により、ステップS1で得られたウィンドウ毎に、ステップS2で得られた解像度変更前の属性値群に、ステップS3で得られた変化比率を掛け合わせた値を整数値に丸めることで、新しい属性値群を算出する。そして、ウィンドウサイズ設定部215の作用により、これらの値を更新する(ステップS5)。
【0051】
次に、メトリック判別部217とメトリック計算部218とメトリック設定部219との作用により、(1)制御プログラム22からメトリック毎の値を取得し、(2)(1)で得られた値とステップS3で得られた変化比率とを掛け合わせた値を整数値に丸めることにより、解像度を変更した後のメトリックの値を算出する。(3)制御プログラム22を通じて、(2)で得られた値を設定する(ステップS6)。
【0052】
ステップS6において、大きさが変更できるフォントは、ウィンドウのタイトルやメニュー、等に使用されているフォントである。それら以外のフォントは、ウィンドウシステム10が固定サイズのフォントを使用しているか、アプリケーションの所謂、クライアント領域にあるために、通常は変更できない。
【0053】
尤も、制御プログラム22が、アプリケーションに解像度が変更されたことを通知するので、表示装置における見かけを変えない様に、該アプリケーションはクライアント領域に表示している文字のフォントサイズを変更できる。
【0054】
次に、カーソルサイズ判別部220とカーソルサイズ計算部221とカーソルサイズ設定部222との作用により、(1)制御プログラム22からマウスカーソルのサイズと表示位置とを取得する。次に、(2)解像度変更後のマウスカーソルのサイズと表示位置とを次の様にして算出する。(1)で得られた値とステップS3で得られた変化比率とを掛け合わせた値を整数値に丸める。更に、(3)制御プログラム22を通じて、(2)で得られた値を設定する(ステップS7)。
【0055】
最後に、アイコン位置判別部223とアイコン位置計算部224とアイコン位置設定部225との作用により、(1)アイコン毎の表示位置を取得する。(2)(1)で得られた値とステップS3で得られた変化比率とを掛け合わせた値を整数値に丸めることにより、解像度を変更した後のアイコンの表示位置を算出する。(3)制御プログラム22を通じて、(2)で得られた値を設定する(ステップS8)。
【0056】
この様な一連の処理により、表示装置12の表示解像度が変更された場合でも、従前から表示されていたウィンドウを、その見かけ上のサイズと位置を変化させることなく、表示させ続けることができる。
【0057】
次に、本発明の具体例を、図4 (a)〜(c)及び図5(a)〜(c)を参照して説明する。
【0058】
まず、本発明を適用せずに、単純に表示装置12の解像度を変更した場合の画面表示のイメージを図4により説明する。
【0059】
例えば、SVGAモード(解像度:800(横)*600(縦)、図4(b))で表示されている状態を基準として、SVGAモードより低解像度である、VGAモード(解像度:640*480、図4(a))の画面表示を見ると、SVGAモードよりウィンドウが見かけ上、大きくかつ右側に表示される。図4(a)は更に、解像度の変更によりウィンドウの右端が切れて表示される例でもある。
【0060】
逆に、SVGAモードより高解像度である、XGAモード(解像度:1024*768、図4(c))の画面表示を見ると、SVGAモードよりウィンドウが見かけ上、小さくかつ左側に表示される。
【0061】
上記実施の形態を適用する場合、解像度の変化比率に従い、ウィンドウのサイズと表示位置とフォントサイズとを再設定する。このため、解像度が変更された場合においても、図5(a)〜(c)に例示するように、ウィンドウの表示サイズと表示画面上の位置を見かけ上一定に保つことができる。
【0062】
次に、上記実施の形態を実施した場合のウィンドウのサイズと表示位置とフォントサイズとに関する計算例を図3で示されたフローチャートに沿って具体例に基づいて説明する。
【0063】
今、表示装置12の画面の左上を(0,0)とした座標系を設定し、640*480の解像度(96dpiとする)において、左上隅が(100,50)、サイズ(400,280)、フォントサイズが10ポイントのウィンドウが表示されているものとする(図5(a)の状態)。ここで、解像度を800*600(120dpi)に変更せよ、とユーザが前述のホットキーを押して、指示したとする。
【0064】
すると、調整プログラム21は、まず、ステップS1で、表示されているウィンドウの一覧を取得する。この例では、1個のウィンドウを特定する情報が取得される。
【0065】
次に、ステップS2に移り、取得したウィンドウのサイズと表示位置とを、制御プログラム22から取得する。取得した値は、サイズが(400,280)、表示位置が(100,50)である。
【0066】
そして、変更前後の解像度の変化比率を計算する(ステップS3)。この例では、変更前の解像度の値は96dpiであり、変更後の解像度の値は120dpiであるから、120÷96=1.25が求める値である。次に、ステップS4に移り、表示装置12の表示画面の解像度を800×600に変更することを制御プログラム22に指示する。
【0067】
次に、ステップS5が実行され、ウィンドウの新しい属性値群を計算し、制御プログラム22を通じて設定する。この例において、属性値群の新しい値における丸め方を小数点以下四捨五入とすると、計算結果は、ウィンドウのサイズは(500,350)で、表示位置の左上隅が(125,63)となる。
【0068】
次に、ステップS6に移り、各種メトリックの値を計算する。例えば、制御プログラム22からフォントサイズを取得する。値は10ポイントである。フォントサイズの新しい値の丸め方を小数点以下四捨五入するものとすると、新しいフォントサイズは13ポイントと求められる。他のメトリックについても、それぞれ、同様に計算する。
【0069】
最後に、これらの計算結果を表示装置12の表示内容に反映させるように、制御プログラム22が画面制御部113に表示装置12の表示画像を再描画させる。すると、丸め誤差による影響を除けば、ウィンドウの見かけの大きさは変化しない。
【0070】
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、ユーザが解像度の変更を指示すると、ウィンドウサイズ調整プログラムは、表示装置の解像度を変更し、現在表示されているウィンドウの、解像度変更後のサイズと表示位置とフォントサイズとを計算して、これを設定する。これにより、解像度が変更された場合においても、ウィンドウの見かけの大きさと表示位置を一定に保つことができる。
【0071】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
【0072】
例えば、調整プログラム21が、制御プログラム22の所謂常駐型プログラムである形態、或いは制御プログラム22の一機能として実装された形態でも構わない。
【0073】
更に、調整プログラム21が制御プログラム22を通さないで、各種の値を取得し、設定してもよい。
【0074】
他に、解像度の変化比率を計算する際に、表示装置の縦方向或いは横方向の表示ピクセル数を基準として計算を行ってもよい。
【0075】
更に、例えば、ステップS3で得られた変化比率が1である場合に、ステップS5を実行しないことも可能である。
【0076】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、解像度を変更しても、ウィンドウのサイズはほとんど変化しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るウィンドウシステムのブロック図。
【図2】本発明におけるウィンドウサイズ調整プログラムのブロック図。
【図3】本発明におけるウィンドウサイズ調整プログラムの実行手順のフローチャート。
【図4】単に解像度を変更した場合の、画面表示イメージ図。
【図5】ウィンドウサイズ調整プログラムを適用した場合の、画面表示イメージ図。
【符号の説明】
10 ウィンドウシステム
11 コンピュータ
12 表示装置
13 入力装置
111 CPU
112 内部メモリ
113 画面制御部
114 入力I/F
115 内部バス
21 ウィンドウサイズ調整プログラム
211 一覧取得部
212 ウィンドウサイズ判別部
213 変化比率計算部
214 ウィンドウサイズ計算部
215 ウィンドウサイズ設定部
216 解像度変更指示部
217 メトリック判別部
218 メトリック計算部
219 メトリック設定部
220 カーソルサイズ判別部
221 カーソルサイズ計算部
222 カーソルサイズ設定部
223 アイコン位置判別部
224 アイコン位置計算部
225 アイコン位置設定部
22 ウィンドウシステム制御プログラム

Claims (2)

  1. 画面を備える表示装置にウィンドウ画像を表示させるウィンドウ表示制御装置において、
    前記表示装置の表示画面の解像度の変更の指示に応答し、変更前の解像度から、変更後の解像度への変化比率を計算する比率計算手段と、
    表示中のウィンドウが、前記表示装置において解像度の変化に依存せずに実質的に同一に表示されるように、前記比率計算手段により得られた比率を用いて、解像度を変更した後のウィンドウのサイズと表示位置とを計算する、ウィンドウサイズ計算手段と、
    前記ウィンドウサイズ計算手段により算出されたサイズと表示位置とを、前記表示装置に指示するウィンドウ表示変更手段と、
    を有することを特徴とするウィンドウ表示制御装置。
  2. コンピュータに、
    表示装置の解像度変更前の解像度から、変更後の解像度への変化比率を計算する比率計算手順と、
    ウィンドウが、前記表示装置の画面の解像度に依存せずに一定のサイズで表示されるように、前記比率計算手順により得られた比率を用いて、解像度変更後のウィンドウのサイズと表示位置とを計算する、ウィンドウサイズ計算手順と、
    ウィンドウを、前記ウィンドウサイズ計算手順により算出されたサイズと表示位置とで、表示装置に表示することを指示するウィンドウ表示変更手順と、
    を実行させるための、ウィンドウ表示制御プログラム。
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