JP2004151981A - 無線式入力システム及びそのシステムで用いられる送信装置、受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、ワイヤレスキーボード等の無線式の入力機器からのデータ送信量を増やすことなく正規入力機器からのデータか否かを識別することのできる無線式入力システム及びそのシステムで用いられる送信装置、受信装置を提供することである。
【解決手段】上記課題は、入力機器とこの入力機器と接続される送信機とからなる送信装置と、コンピュータとこのコンピュータと接続される受信機とからなる受信装置とを備え、前記送信装置が入力データに付随させて送信する識別コードを前記受信装置が受信して認識判定し、前記送信装置の正当性を確認するようにした無線式入力システムにおいて、前記送信装置は前記識別コードの正当性を示すチェックサムを付加して送信するチェックサム送信手段を備え、前記受信装置は、受信した識別コードが正しいコードであるか否かを前記チェックサムを用いて検証する識別コード検証手段を備えたことを特徴とする無線式入力システムにて解決される。
【選択図】 図1
【解決手段】上記課題は、入力機器とこの入力機器と接続される送信機とからなる送信装置と、コンピュータとこのコンピュータと接続される受信機とからなる受信装置とを備え、前記送信装置が入力データに付随させて送信する識別コードを前記受信装置が受信して認識判定し、前記送信装置の正当性を確認するようにした無線式入力システムにおいて、前記送信装置は前記識別コードの正当性を示すチェックサムを付加して送信するチェックサム送信手段を備え、前記受信装置は、受信した識別コードが正しいコードであるか否かを前記チェックサムを用いて検証する識別コード検証手段を備えたことを特徴とする無線式入力システムにて解決される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線式入力システム及びそのシステムで用いられる送信装置、受信装置に係り、詳しくは、同一識別コードを持つ他の入力機器(例:ワイヤレスキーボード等)からのアクセスを排除することのできる無線式入力システム及びそのシステムで用いられる送信装置、受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ等の情報機器においては、キーボード、マウス等の入力機器と本体機器とを、無線を用いて接続するシステム(=無線式入力システム)が存在する。例えば、コンピュータとの接続に赤外線や電波を使うキーボード、いわゆるワイヤレスキーボード(=ワイヤレスキーボード装置)は送信機と接続され、キーボードからの入力データであるキーコードデータ(コンピュータが処理できるデータをいい、以下、単にキーデータという)が該送信機からコンピュータに接続される受信機(レシーバ)に向けて送信される。送信機より送信されたキーデータは受信機にて受信された後、コンピュータにて解読され処理が実行される。
【0003】
このようにコンピュータはワイヤレスキーボードからのキーデータに基づいて動作を行なうが、どのワイヤレスキーボードからも無制限にキーデータを受け付けるというものではない。つまり、コンピュータは、あらかじめ登録されたIDを持つワイヤレスキーボードからのアクセスしか受け付けないようになっている。つまり、ワイヤレスキーボードには、機器毎に固有の識別コードが付与されており、コンピュータにその識別コードがあらかじめ登録される。ワイヤレスキーボードは、キーデータに識別コードを付随させて送信することにより、正規ユーザからのアクセスであることをコンピュータ側に認識させる。
【0004】
図7は、従来のワイヤレスキーボードの動作を示す図である。
【0005】
同図において、ワイヤレスキーボードA300は送信機400と接続され、コンピュータ100は受信機200と接続されている。なお、コンピュータ100内のメモリにはワイヤレスキーボードA300の識別コードがあらかじめ登録されているものとする(本例では、同メモリに他のワイヤレスキーボードの識別コードGが同様に登録されているものとする)。ワイヤレスキーボードA300から送信されるキーデータには識別コードAが付随され、コンピュータ100は受信機200を介して受けとると、識別コードAがメモリに登録されている識別コードか否かを判定し、登録済み識別コードであれば、ワイヤレスキーボードA300からのデータを正規データとして認識する。一方、ワイヤレスキーボードB310に識別コードBが付与されていているものとすると、ワイヤレスキーボードB310からはキーデータには識別コードBが付随されて送信される。コンピュータ100は上記同様、識別コードBを、受信機200を介して受けとると、識別コードBがメモリに登録されている識別コードか否かを判定する。ここでは、識別コードBはメモリに登録されていない識別コードであることから、ワイヤレスキーボードB310からのデータを不正データとみなして排除する。
【0006】
このように受信側のコンピュータ100では、メモリに登録されている識別コードをもつワイヤレスキーボードからのデータのみ正規データとして認識する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、コンピュータ100のメモリに登録のない識別コードを持つワイヤレスキーボードからのデータは排除できるが、同じ識別コードを持つワイヤレスキーボードが複数あった場合、いずれのワイヤレスキーボードからのデータも正規データとみなしてしまうため排除することができない。一般に識別コードの情報量は有限であるため、製造台数が増えれば、同じ識別コードを複数のワイヤレスキーボードに割当てる場合が生じる。上記の如く、コンピュータ100は登録済みの識別コードを持つワイヤレスキーボードからのデータであれば排除しないので、悪意のある第三者によるなりすましを防ぐことができない。
【0008】
そこで、このような問題点を解決すべく、識別コードの情報量を増やして、割当て可能な識別コード数を増やすことが考えられている。例えば、識別コードが8ビットであれば、組み合わせは256通りであるが、これを16ビットに増やすことで、65536通りの組み合わせの識別コードを生成することができる。
【0009】
このように識別コードの情報量を増やせば、同じ識別コードを持つワイヤレスキーボードを少なくすることも可能であるが、その分、キーデータに付随される識別コードの情報量も増すため、送信間隔が長くなり、データの送信効率が悪化してしまう。このため、ワイヤレスキーボードの電源に電池を使用している場合には、電池寿命が短くなるという問題があった。
【0010】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、ワイヤレスキーボード等の無線式の入力機器からのデータ送信量を増やすことなく正規入力機器からのデータか否かを識別することのできる無線式入力システム及びそのシステムで用いられる送信装置、受信装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、入力機器とこの入力機器と接続される送信機とからなる送信装置と、コンピュータとこのコンピュータと接続される受信機とからなる受信装置とを備え、前記送信装置が入力データに付随させて送信する識別コードを前記受信装置が受信して認識判定し、前記送信装置の正当性を確認するようにした無線式入力システムにおいて、
前記送信装置は前記識別コードの正当性を示すチェックサムを付加して送信するチェックサム送信手段を備え、前記受信装置は、受信した識別コードが正しいコードであるか否かを前記チェックサムを用いて検証する識別コード検証手段を備えたことを特徴としている。
【0012】
本発明の請求項2は、前記無線式入力システムにおいて、前記送信装置及び前記受信装置は、前記識別コード以外の識別コードを隠れ識別コードとして共有する隠れ識別コード共有手段を備え、前記チェックサム送信手段は、前記受信装置との間で共有している前記隠れ識別コードと前記入力データと前記識別コードとを加算し、加算結果を基にしてチェックサムを生成するチェックサム生成手段を備えたことを特徴としている。
【0013】
本発明の請求項3は、前記無線式入力システムにおいて、前記識別コード検証手段は、前記チェックサム送信手段により送信されたチェックサムを受信するチェックサム受信手段を備え、受信したチェックサムを基にして計算された計算結果より、前記識別コード及び前記隠れ識別コードが正しいコードであるか否かを検証することを特徴としている。
【0014】
本発明の請求項4は、前記無線式入力システムにおいて、前記送信装置と前記受信装置で共有される前記隠れ識別コードは、nビットで構成される前記入力データに基づき最大nビットまでとなることを特徴としている。
【0015】
本発明の請求項5は、前記無線式入力システムにおいて、前記送信装置と前記受信装置で共有される前記隠れ識別コードは、前記識別コードを前記受信装置のコンピュータに登録するときにのみ前記送信装置から送信されて該コンピュータに記憶させられることを特徴としている。
【0016】
上記本発明の構成によれば、ワイヤレスキーボード等の無線式の入力機器からの送信データの正規性判定にチェックサムが用いられ、さらにチェックサムの計算には、送信されるデータのみではなく隠れ識別コードが使われる。このため、識別コードの情報量を増やさず(送信時のデータ量を増やさない)に見かけ上の識別コードを増やすことができる。したがって、送受信側とも識別コード及び隠れ識別コードが同じでないと正規データとして認識されないようになり、同一の識別コードを持つワイヤレスキーボードからのデータをより的確に排除することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
本発明の実施の一形態に係る無線式入力システムは、例えば、ワイヤレスキーボードを入力機器とするシステム(以下、ワイヤレスキー入力システムという)であって、図1に示すように構成される。
【0019】
図1において、このワイヤレスキー入力システムは、ワイヤレスキーボード300と接続される送信機400を備えた送信装置と、コンピュータ100と接続される受信機200を備えた受信装置とから構成される。図2は上記送信装置におけるワイヤレスキーボード300と送信機400の機能ブロック図、図3は上記受信装置におけるコンピュータ100と受信機200の機能ブロック図である。
【0020】
図2において、上記送信装置のワイヤレスキーボード300はキー回路部301、キー回路制御部302、メモリ(不揮発性メモリ)303、通信インターフェース(I/F)304から構成され、送信機400は送信部401と送信用アンテナ402から構成される。本構成は、赤外線通信、無線通信でも成立するが、ここでは一例として無線方式を採用する。
【0021】
上記構成において、キー回路制御部302はキー押下、放しのキーデータをキー回路部301から取得し、メモリ303に保持されている識別コードと、この識別コードとは別の2番目の識別コード(本例では、この2番目の識別コードを「隠れ識別コード」と呼ぶ)とを基にしてチェックサムを計算(詳細は後述)し、送信したいデータにこのチェックサムを付加して通信I/F304に出力する。通信I/F304はキー回路制御部302から出力された送信データを所定の送信フォーマットに変換して送信機400の送信部401へ出力する。
【0022】
送信部401はチェックサムの付加された送信データを無線周波数信号に変換し、送信用アンテナ402に供給する。送信用アンテナ402からは送信データ(キーデータ、識別コード、チェックサム)が所定タイミングで送信されるようになっている。
【0023】
上記のように上記メモリ303には、送信データ送信時に常に付随される識別コードとは別に、受信装置との間で共有する隠れ識別コードが保持されており、チェックサムを計算するときのみメモリ303から出力される。
【0024】
図3において、上記受信装置の受信機200は受信部201、受信用アンテナ202から構成され、コンピュータ100は通信I/F101、識別コード解析部102、キーコード制御部103、CPU104、メモリ105(不揮発性メモリ)から構成される。
【0025】
上記構成において、受信機200の受信部201は、送信装置から送られてきた送信データ(識別コード、キーデータ、チェックサムを含む)を、受信用アンテナ202を介して受信し、所定の周波数帯域周波数信号に変換してコンピュータ100側の通信I/F101へ出力する。通信I/F101は受信したデータをコンピュータ内で処理可能なデータフォーマットに変換して識別コード解析部102に出力する。識別コード解析部102は受信データのチェックサムを検証(詳細は後述)し、その検証結果で「0」が得られれば当該受信データを正規データとみなしてキーコード制御部103に送る。キーコード制御部103は受けとったデータ(=キーデータ)をキーメークデータとキーブレークデータに解析し、CPU104に出力する。CPU104は、上記キーデータに基づく処理が実行される。なお、メモリ103には送信装置との間で共有する隠れ識別コードが保持されている。
【0026】
図4は、チェックサムが送信データに付加されるまでのキー回路制御部302での処理手順を示したフローチャートである。
【0027】
同図に示すように、キー回路制御部302は、送信すべきキーデータがある場合に、まず、メモリ303から識別コードと受信装置との間で共有している隠れ識別コードとを読み出す(S1)。ここでは、上記識別コードが16ビット(2バイト)で、キーデータが8ビット(1バイト)であると仮定する(図5の(a)参照)。なお、図5の(a)において、1st、2ndBYTE(バイト)のID0〜ID15が識別コードのフィールドを表し、3rdBYTEのD0〜D7の8ビットがキーデータのフィールドを表す。また、同図(b)のX0〜X7の8ビットは隠れコード(=隠れ識別コード)のフィールドを表す。上記例ではD0〜D7の1BYTEはキーデータのみから構成されているがスタートビットやストップビットならびにパリティビットが付加されていてもよい。
【0028】
キー回路制御部302は、図5の(a)で示した3BYTE(1st、2ndBYTEが識別コード、3rdBYTEがキーデータ)のデータと同図(b)で示した1BYTEの隠れ識別コードの計4BYTEのデータを基にチェックサムを計算(S2)する。
【0029】
(チェックサムの計算)
まず、所定のチェックサムフィールドをゼロにする(クリアーにする)。次に、
上述した4BYTEのデータを所定ビット長データにし、その所定ビット長データの1の補数和(1の補数和はデータの全てを足し算した結果の桁上がり分を最下位ビットに加算することで求められる)を計算する。そして、その求めた1の補数和を上記所定のチェックサムフィールドに入れる。例えば、本例の場合、チェックサムフィールドが1BYTE(0〜255)で表されるので、送りたいデータの加算値を256で除算し、1の補数和を求めればよい。
【0030】
上記のようにして計算されるチェックサムは上記4BYTEのデータすべてを加算した時に下位8ビットが00となるように計算された後、チェックサムフィールドS0〜S7に入れられる。キー回路制御部302は、このチェックサムを送信すべきデータに付加(図6参照)して所定の送信データフォーマットに変換(S3)する。所定の送信データフォーマットに変換された送信データはその後、送信部401へと出力(S4)されてコンピュータ100側の受信部201へと送信される。
【0031】
受信装置の受信部201は上記のようにして送信装置から送信された送信データを所定の周波数帯域の周波数信号に変換した後、コンピュータ100の通信I/F101を経て識別コード解析部102に送る。識別コード解析部102では、受信したデータに対するチェックサムの検証が行なわれる。
【0032】
(チェックサムの検証)
識別コード解析部102では、受信データを所定ビット長にして加算し、受信データの1の補数和が求められる。そして、その求められた結果が0であるかどうかをチェックし、結果が0であれば正規データであることを認識する。例えば、本例の場合、上記の如くチェックサムフィールドは1BYTE(0〜255)で表されるので、受信データの加算値を256で除算した結果が0であれば送られてきたデータを正規データと認識する。このことは、登録済みの識別コードと隠れ識別コードによる二重のチェックが正しくなされたことを意味する。一方、上記結果が0でないときは受信データを正規データと認識せずに拒否する。
【0033】
このように本実施形態では、ワイヤレスキーボード等の無線式の入力機器からの送信データの正規性判定にチェックサムが用いられ、さらにチェックサムの計算には、送信されるデータのみではなく隠れ識別コードが使われる。このため、識別コードの情報量を増やさず(送信時のデータ量を増やさない)に見かけ上の識別コードを増やすことができる。したがって、送受信側とも識別コード及び隠れ識別コードが同じでないと正規データとして認識されないようになり、同一の識別コードを持つワイヤレスキーボードからのデータをより的確に排除することが可能となる。
【0034】
なお、上記隠れ識別コードは、入力端末であるワイヤレスキーボードの識別コードをコンピュータに登録するときにのみ送信され、ワイヤレスキーボードとコンピュータのメモリには同一の識別コードと隠れ識別コードが保持される。
【0035】
上記実施形態では、ワイヤレスキーボード300のキー回路制御部302にてチェックサムの計算を行なう形態であったが、送信機400内にチェックサム計算が可能な回路を具備するような形態であってもよい。また、上記実施形態では、チェックサムの検証をコンピュータ100側の識別コード解析部102にて行なう形態であったが、受信機200内にチェックサム検証可能な回路を具備するような形態であってもよい。
【0036】
さらに、上記実施形態では、無線方式による入力機器として、ワイヤレスキーボードを想定したが、本発明はワイヤレス式マウス等の入力機器にも適用することが可能である。
【0037】
上記例において、キー回路制御部302のチェックサム計算機能がチェックサム生成手段に対応し、送信部401のチェックサム付加後の送信データ送信機能がチェックサム送信手段に対応する。また、受信部201のチェックサム受信機能がチェックサム受信手段に、識別コード解析部102のチェックサム検証機能が識別コード検証手段に対応し、メモリ105、303の2番目の識別コード登録保持機能が隠れ識別コード共有手段に対応する。
【0038】
【発明の効果】
以上、説明したように、本願発明によれば、ワイヤレスキーボード等の無線式の入力機器からの送信データの正規性判定にチェックサムが用いられ、さらにチェックサムの計算には、送信されるデータのみではなく隠れ識別コードが使われる。このため、識別コードの情報量を増やさず(送信時のデータ量を増やさない)に見かけ上の識別コードを増やすことができる。したがって、送受信側とも識別コード及び隠れ識別コードが同じでないと正規データとして認識されないようになり、同一の識別コードを持つワイヤレスキーボードからのデータをより的確に排除することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るワイヤレスキー入力システムの構成図である。
【図2】図1に示す送信装置の機能ブロック図である。
【図3】図1に示す受信装置の機能ブロック図である。
【図4】キー回路制御部での処理手順を示すフローチャートである。
【図5】送信データと隠れ識別コードを示す図である。
【図6】送信装置から送信されるチェックサム付加後の送信データ例を示す図である。
【図7】従来のワイヤレスキーボードの動作を示す図である。
【符号の説明】
100 コンピュータ
101 通信I/F(インターフェース)
102 識別コード解析部
103 キーコード制御部
104 CPU
105 メモリ
200 受信機
201 受信部
202 受信用アンテナ
300 ワイヤレスキーボード(ワイヤレスキーボードA)
301 キー回路部
302 キー回路制御部
303 メモリ
304 通信I/F(インターフェース)
310 ワイヤレスキーボードB
400、410 送信機
401 送信部
402 送信用アンテナ
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線式入力システム及びそのシステムで用いられる送信装置、受信装置に係り、詳しくは、同一識別コードを持つ他の入力機器(例:ワイヤレスキーボード等)からのアクセスを排除することのできる無線式入力システム及びそのシステムで用いられる送信装置、受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ等の情報機器においては、キーボード、マウス等の入力機器と本体機器とを、無線を用いて接続するシステム(=無線式入力システム)が存在する。例えば、コンピュータとの接続に赤外線や電波を使うキーボード、いわゆるワイヤレスキーボード(=ワイヤレスキーボード装置)は送信機と接続され、キーボードからの入力データであるキーコードデータ(コンピュータが処理できるデータをいい、以下、単にキーデータという)が該送信機からコンピュータに接続される受信機(レシーバ)に向けて送信される。送信機より送信されたキーデータは受信機にて受信された後、コンピュータにて解読され処理が実行される。
【0003】
このようにコンピュータはワイヤレスキーボードからのキーデータに基づいて動作を行なうが、どのワイヤレスキーボードからも無制限にキーデータを受け付けるというものではない。つまり、コンピュータは、あらかじめ登録されたIDを持つワイヤレスキーボードからのアクセスしか受け付けないようになっている。つまり、ワイヤレスキーボードには、機器毎に固有の識別コードが付与されており、コンピュータにその識別コードがあらかじめ登録される。ワイヤレスキーボードは、キーデータに識別コードを付随させて送信することにより、正規ユーザからのアクセスであることをコンピュータ側に認識させる。
【0004】
図7は、従来のワイヤレスキーボードの動作を示す図である。
【0005】
同図において、ワイヤレスキーボードA300は送信機400と接続され、コンピュータ100は受信機200と接続されている。なお、コンピュータ100内のメモリにはワイヤレスキーボードA300の識別コードがあらかじめ登録されているものとする(本例では、同メモリに他のワイヤレスキーボードの識別コードGが同様に登録されているものとする)。ワイヤレスキーボードA300から送信されるキーデータには識別コードAが付随され、コンピュータ100は受信機200を介して受けとると、識別コードAがメモリに登録されている識別コードか否かを判定し、登録済み識別コードであれば、ワイヤレスキーボードA300からのデータを正規データとして認識する。一方、ワイヤレスキーボードB310に識別コードBが付与されていているものとすると、ワイヤレスキーボードB310からはキーデータには識別コードBが付随されて送信される。コンピュータ100は上記同様、識別コードBを、受信機200を介して受けとると、識別コードBがメモリに登録されている識別コードか否かを判定する。ここでは、識別コードBはメモリに登録されていない識別コードであることから、ワイヤレスキーボードB310からのデータを不正データとみなして排除する。
【0006】
このように受信側のコンピュータ100では、メモリに登録されている識別コードをもつワイヤレスキーボードからのデータのみ正規データとして認識する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、コンピュータ100のメモリに登録のない識別コードを持つワイヤレスキーボードからのデータは排除できるが、同じ識別コードを持つワイヤレスキーボードが複数あった場合、いずれのワイヤレスキーボードからのデータも正規データとみなしてしまうため排除することができない。一般に識別コードの情報量は有限であるため、製造台数が増えれば、同じ識別コードを複数のワイヤレスキーボードに割当てる場合が生じる。上記の如く、コンピュータ100は登録済みの識別コードを持つワイヤレスキーボードからのデータであれば排除しないので、悪意のある第三者によるなりすましを防ぐことができない。
【0008】
そこで、このような問題点を解決すべく、識別コードの情報量を増やして、割当て可能な識別コード数を増やすことが考えられている。例えば、識別コードが8ビットであれば、組み合わせは256通りであるが、これを16ビットに増やすことで、65536通りの組み合わせの識別コードを生成することができる。
【0009】
このように識別コードの情報量を増やせば、同じ識別コードを持つワイヤレスキーボードを少なくすることも可能であるが、その分、キーデータに付随される識別コードの情報量も増すため、送信間隔が長くなり、データの送信効率が悪化してしまう。このため、ワイヤレスキーボードの電源に電池を使用している場合には、電池寿命が短くなるという問題があった。
【0010】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、ワイヤレスキーボード等の無線式の入力機器からのデータ送信量を増やすことなく正規入力機器からのデータか否かを識別することのできる無線式入力システム及びそのシステムで用いられる送信装置、受信装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、入力機器とこの入力機器と接続される送信機とからなる送信装置と、コンピュータとこのコンピュータと接続される受信機とからなる受信装置とを備え、前記送信装置が入力データに付随させて送信する識別コードを前記受信装置が受信して認識判定し、前記送信装置の正当性を確認するようにした無線式入力システムにおいて、
前記送信装置は前記識別コードの正当性を示すチェックサムを付加して送信するチェックサム送信手段を備え、前記受信装置は、受信した識別コードが正しいコードであるか否かを前記チェックサムを用いて検証する識別コード検証手段を備えたことを特徴としている。
【0012】
本発明の請求項2は、前記無線式入力システムにおいて、前記送信装置及び前記受信装置は、前記識別コード以外の識別コードを隠れ識別コードとして共有する隠れ識別コード共有手段を備え、前記チェックサム送信手段は、前記受信装置との間で共有している前記隠れ識別コードと前記入力データと前記識別コードとを加算し、加算結果を基にしてチェックサムを生成するチェックサム生成手段を備えたことを特徴としている。
【0013】
本発明の請求項3は、前記無線式入力システムにおいて、前記識別コード検証手段は、前記チェックサム送信手段により送信されたチェックサムを受信するチェックサム受信手段を備え、受信したチェックサムを基にして計算された計算結果より、前記識別コード及び前記隠れ識別コードが正しいコードであるか否かを検証することを特徴としている。
【0014】
本発明の請求項4は、前記無線式入力システムにおいて、前記送信装置と前記受信装置で共有される前記隠れ識別コードは、nビットで構成される前記入力データに基づき最大nビットまでとなることを特徴としている。
【0015】
本発明の請求項5は、前記無線式入力システムにおいて、前記送信装置と前記受信装置で共有される前記隠れ識別コードは、前記識別コードを前記受信装置のコンピュータに登録するときにのみ前記送信装置から送信されて該コンピュータに記憶させられることを特徴としている。
【0016】
上記本発明の構成によれば、ワイヤレスキーボード等の無線式の入力機器からの送信データの正規性判定にチェックサムが用いられ、さらにチェックサムの計算には、送信されるデータのみではなく隠れ識別コードが使われる。このため、識別コードの情報量を増やさず(送信時のデータ量を増やさない)に見かけ上の識別コードを増やすことができる。したがって、送受信側とも識別コード及び隠れ識別コードが同じでないと正規データとして認識されないようになり、同一の識別コードを持つワイヤレスキーボードからのデータをより的確に排除することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
本発明の実施の一形態に係る無線式入力システムは、例えば、ワイヤレスキーボードを入力機器とするシステム(以下、ワイヤレスキー入力システムという)であって、図1に示すように構成される。
【0019】
図1において、このワイヤレスキー入力システムは、ワイヤレスキーボード300と接続される送信機400を備えた送信装置と、コンピュータ100と接続される受信機200を備えた受信装置とから構成される。図2は上記送信装置におけるワイヤレスキーボード300と送信機400の機能ブロック図、図3は上記受信装置におけるコンピュータ100と受信機200の機能ブロック図である。
【0020】
図2において、上記送信装置のワイヤレスキーボード300はキー回路部301、キー回路制御部302、メモリ(不揮発性メモリ)303、通信インターフェース(I/F)304から構成され、送信機400は送信部401と送信用アンテナ402から構成される。本構成は、赤外線通信、無線通信でも成立するが、ここでは一例として無線方式を採用する。
【0021】
上記構成において、キー回路制御部302はキー押下、放しのキーデータをキー回路部301から取得し、メモリ303に保持されている識別コードと、この識別コードとは別の2番目の識別コード(本例では、この2番目の識別コードを「隠れ識別コード」と呼ぶ)とを基にしてチェックサムを計算(詳細は後述)し、送信したいデータにこのチェックサムを付加して通信I/F304に出力する。通信I/F304はキー回路制御部302から出力された送信データを所定の送信フォーマットに変換して送信機400の送信部401へ出力する。
【0022】
送信部401はチェックサムの付加された送信データを無線周波数信号に変換し、送信用アンテナ402に供給する。送信用アンテナ402からは送信データ(キーデータ、識別コード、チェックサム)が所定タイミングで送信されるようになっている。
【0023】
上記のように上記メモリ303には、送信データ送信時に常に付随される識別コードとは別に、受信装置との間で共有する隠れ識別コードが保持されており、チェックサムを計算するときのみメモリ303から出力される。
【0024】
図3において、上記受信装置の受信機200は受信部201、受信用アンテナ202から構成され、コンピュータ100は通信I/F101、識別コード解析部102、キーコード制御部103、CPU104、メモリ105(不揮発性メモリ)から構成される。
【0025】
上記構成において、受信機200の受信部201は、送信装置から送られてきた送信データ(識別コード、キーデータ、チェックサムを含む)を、受信用アンテナ202を介して受信し、所定の周波数帯域周波数信号に変換してコンピュータ100側の通信I/F101へ出力する。通信I/F101は受信したデータをコンピュータ内で処理可能なデータフォーマットに変換して識別コード解析部102に出力する。識別コード解析部102は受信データのチェックサムを検証(詳細は後述)し、その検証結果で「0」が得られれば当該受信データを正規データとみなしてキーコード制御部103に送る。キーコード制御部103は受けとったデータ(=キーデータ)をキーメークデータとキーブレークデータに解析し、CPU104に出力する。CPU104は、上記キーデータに基づく処理が実行される。なお、メモリ103には送信装置との間で共有する隠れ識別コードが保持されている。
【0026】
図4は、チェックサムが送信データに付加されるまでのキー回路制御部302での処理手順を示したフローチャートである。
【0027】
同図に示すように、キー回路制御部302は、送信すべきキーデータがある場合に、まず、メモリ303から識別コードと受信装置との間で共有している隠れ識別コードとを読み出す(S1)。ここでは、上記識別コードが16ビット(2バイト)で、キーデータが8ビット(1バイト)であると仮定する(図5の(a)参照)。なお、図5の(a)において、1st、2ndBYTE(バイト)のID0〜ID15が識別コードのフィールドを表し、3rdBYTEのD0〜D7の8ビットがキーデータのフィールドを表す。また、同図(b)のX0〜X7の8ビットは隠れコード(=隠れ識別コード)のフィールドを表す。上記例ではD0〜D7の1BYTEはキーデータのみから構成されているがスタートビットやストップビットならびにパリティビットが付加されていてもよい。
【0028】
キー回路制御部302は、図5の(a)で示した3BYTE(1st、2ndBYTEが識別コード、3rdBYTEがキーデータ)のデータと同図(b)で示した1BYTEの隠れ識別コードの計4BYTEのデータを基にチェックサムを計算(S2)する。
【0029】
(チェックサムの計算)
まず、所定のチェックサムフィールドをゼロにする(クリアーにする)。次に、
上述した4BYTEのデータを所定ビット長データにし、その所定ビット長データの1の補数和(1の補数和はデータの全てを足し算した結果の桁上がり分を最下位ビットに加算することで求められる)を計算する。そして、その求めた1の補数和を上記所定のチェックサムフィールドに入れる。例えば、本例の場合、チェックサムフィールドが1BYTE(0〜255)で表されるので、送りたいデータの加算値を256で除算し、1の補数和を求めればよい。
【0030】
上記のようにして計算されるチェックサムは上記4BYTEのデータすべてを加算した時に下位8ビットが00となるように計算された後、チェックサムフィールドS0〜S7に入れられる。キー回路制御部302は、このチェックサムを送信すべきデータに付加(図6参照)して所定の送信データフォーマットに変換(S3)する。所定の送信データフォーマットに変換された送信データはその後、送信部401へと出力(S4)されてコンピュータ100側の受信部201へと送信される。
【0031】
受信装置の受信部201は上記のようにして送信装置から送信された送信データを所定の周波数帯域の周波数信号に変換した後、コンピュータ100の通信I/F101を経て識別コード解析部102に送る。識別コード解析部102では、受信したデータに対するチェックサムの検証が行なわれる。
【0032】
(チェックサムの検証)
識別コード解析部102では、受信データを所定ビット長にして加算し、受信データの1の補数和が求められる。そして、その求められた結果が0であるかどうかをチェックし、結果が0であれば正規データであることを認識する。例えば、本例の場合、上記の如くチェックサムフィールドは1BYTE(0〜255)で表されるので、受信データの加算値を256で除算した結果が0であれば送られてきたデータを正規データと認識する。このことは、登録済みの識別コードと隠れ識別コードによる二重のチェックが正しくなされたことを意味する。一方、上記結果が0でないときは受信データを正規データと認識せずに拒否する。
【0033】
このように本実施形態では、ワイヤレスキーボード等の無線式の入力機器からの送信データの正規性判定にチェックサムが用いられ、さらにチェックサムの計算には、送信されるデータのみではなく隠れ識別コードが使われる。このため、識別コードの情報量を増やさず(送信時のデータ量を増やさない)に見かけ上の識別コードを増やすことができる。したがって、送受信側とも識別コード及び隠れ識別コードが同じでないと正規データとして認識されないようになり、同一の識別コードを持つワイヤレスキーボードからのデータをより的確に排除することが可能となる。
【0034】
なお、上記隠れ識別コードは、入力端末であるワイヤレスキーボードの識別コードをコンピュータに登録するときにのみ送信され、ワイヤレスキーボードとコンピュータのメモリには同一の識別コードと隠れ識別コードが保持される。
【0035】
上記実施形態では、ワイヤレスキーボード300のキー回路制御部302にてチェックサムの計算を行なう形態であったが、送信機400内にチェックサム計算が可能な回路を具備するような形態であってもよい。また、上記実施形態では、チェックサムの検証をコンピュータ100側の識別コード解析部102にて行なう形態であったが、受信機200内にチェックサム検証可能な回路を具備するような形態であってもよい。
【0036】
さらに、上記実施形態では、無線方式による入力機器として、ワイヤレスキーボードを想定したが、本発明はワイヤレス式マウス等の入力機器にも適用することが可能である。
【0037】
上記例において、キー回路制御部302のチェックサム計算機能がチェックサム生成手段に対応し、送信部401のチェックサム付加後の送信データ送信機能がチェックサム送信手段に対応する。また、受信部201のチェックサム受信機能がチェックサム受信手段に、識別コード解析部102のチェックサム検証機能が識別コード検証手段に対応し、メモリ105、303の2番目の識別コード登録保持機能が隠れ識別コード共有手段に対応する。
【0038】
【発明の効果】
以上、説明したように、本願発明によれば、ワイヤレスキーボード等の無線式の入力機器からの送信データの正規性判定にチェックサムが用いられ、さらにチェックサムの計算には、送信されるデータのみではなく隠れ識別コードが使われる。このため、識別コードの情報量を増やさず(送信時のデータ量を増やさない)に見かけ上の識別コードを増やすことができる。したがって、送受信側とも識別コード及び隠れ識別コードが同じでないと正規データとして認識されないようになり、同一の識別コードを持つワイヤレスキーボードからのデータをより的確に排除することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るワイヤレスキー入力システムの構成図である。
【図2】図1に示す送信装置の機能ブロック図である。
【図3】図1に示す受信装置の機能ブロック図である。
【図4】キー回路制御部での処理手順を示すフローチャートである。
【図5】送信データと隠れ識別コードを示す図である。
【図6】送信装置から送信されるチェックサム付加後の送信データ例を示す図である。
【図7】従来のワイヤレスキーボードの動作を示す図である。
【符号の説明】
100 コンピュータ
101 通信I/F(インターフェース)
102 識別コード解析部
103 キーコード制御部
104 CPU
105 メモリ
200 受信機
201 受信部
202 受信用アンテナ
300 ワイヤレスキーボード(ワイヤレスキーボードA)
301 キー回路部
302 キー回路制御部
303 メモリ
304 通信I/F(インターフェース)
310 ワイヤレスキーボードB
400、410 送信機
401 送信部
402 送信用アンテナ
Claims (9)
- 入力機器とこの入力機器と接続される送信機とからなる送信装置と、コンピュータとこのコンピュータと接続される受信機とからなる受信装置とを備え、前記送信装置が入力データに付随させて送信する識別コードを前記受信装置が受信して認識判定し、前記送信装置の正当性を確認するようにした無線式入力システムにおいて、
前記送信装置は前記識別コードの正当性を示すチェックサムを付加して送信するチェックサム送信手段を備え、
前記受信装置は、受信した識別コードが正しいコードであるか否かを前記チェックサムを用いて検証する識別コード検証手段を備えたことを特徴とする無線式入力システム。 - 請求項1記載の無線式入力システムにおいて、
前記送信装置及び前記受信装置は、前記識別コード以外の識別コードを隠れ識別コードとして共有する隠れ識別コード共有手段を備え、
前記チェックサム送信手段は、前記受信装置との間で共有している前記隠れ識別コードと前記入力データと前記識別コードとを加算し、加算結果を基にしてチェックサムを生成するチェックサム生成手段を備えたことを特徴とする無線式入力システム。 - 請求項2記載の無線式入力システムにおいて、
前記識別コード検証手段は、前記チェックサム送信手段により送信されたチェックサムを受信するチェックサム受信手段を備え、
受信したチェックサムを基にして計算された計算結果より、前記識別コード及び前記隠れ識別コードが正しいコードであるか否かを検証することを特徴とする無線式入力システム。 - 請求項2記載の無線式入力システムにおいて、
前記送信装置と前記受信装置で共有される前記隠れ識別コードは、nビットで構成される前記入力データに基づき最大nビットまでとなることを特徴とする無線式入力システム。 - 請求項2又は4記載の無線式入力システムにおいて、
前記送信装置と前記受信装置で共有される前記隠れ識別コードは、前記識別コードを前記受信装置のコンピュータに登録するときにのみ前記送信装置から送信されて該コンピュータに記憶させられることを特徴とする無線式入力システム。 - 入力機器とこの入力機器と接続される送信機とからなる送信装置であって、コンピュータとこのコンピュータと接続される受信機とからなる受信装置に対し、正当性を確認するための識別コードを入力データに付随させて無線送信する当該送信装置において、
前記識別コード以外の識別コードを隠れ識別コードとして前記受信装置との間で共有する隠れ識別コード共有手段と、
前記隠れ識別コードと前記入力データと前記識別コードとを加算し、加算結果を基にしてチェックサムを生成するチェックサム生成手段と、
生成されたチェックサムを前記入力データと前記識別コードを送信する際に付加して送信するチェックサム送信手段とを備えたことを特徴とする送信装置。 - 請求項6記載の送信装置において、
前記送信装置と前記受信装置で共有される前記隠れ識別コードは、nビットで構成される前記入力データに基づき最大nビットまでとなることを特徴とする送信装置。 - 請求項6又は7記載の送信装置において、
前記識別コードを前記受信装置のコンピュータに登録するときにのみ前記送信装置と前記受信装置で共有される前記隠れ識別コードを該コンピュータに送信して記憶させる隠れ識別コード登録手段を備えたことを特徴とする送信装置。 - コンピュータとこのコンピュータと接続される受信機とからなる受信装置であって、入力機器とこの入力機器と接続される送信機とからなる送信装置が入力データに付随させて送信する識別コードを、自装置にて受信して認識判定し、前記送信装置の正当性を確認するようにした当該受信装置において、
前記識別コード以外の識別コードを隠れ識別コードとして前記送信装置との間で共有する隠れ識別コード共有手段と、
前記送信装置が前記隠れ識別コードと前記入力データと前記識別コードとを基にして生成したチェックサムを受信するチェックサム受信手段と、
受信したチェックサムを基にして計算された計算結果より、前記識別コード及び前記隠れ識別コードが正しいコードであるか否かを検証することを識別コード検証手段とを備えたことを特徴とする受信装置。
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