JP2004150998A - ナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】現在位置を検出するGPS測位手段4と、出発地点と目的地間の走行予定経路を記憶するRAM3と、現在位置情報をGPS測位手段4より入力しながらRAM3に記憶される走行予定経路に基づいて目的地までの経路案内を行う制御回路1を有するナビゲーション装置において、
制御回路1は、実際の走行が前記走行予定経路から逸れた逸脱経路をRAM3に記憶させ、前記逸脱経路を含むように前記走行予定経路を変更した経路を生成する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行予定経路の案内を行うナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
走行予定経路の案内を行うナビゲーション装置において、迂回路やリルートにより走行予定経路を変更することが考えられた(例えば、特許文献1参照。)。迂回路は、前方の所定区間を避けて経路計算するものであり、リルートは現在位置から目的地まで、再度経路計算し直すものである。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−298797号公報(第2頁)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、迂回路とリルートはいずれも元の走行予定経路を変更して記憶するものではなく、帰路のときや、後日他の使用者が利用することはできなかった。更に、迂回路とリルートはいずれも現在位置(点)を基に計算して求められた走行予定経路であり、実走した経路(線)を含むような条件で求められた走行予定経路ではなかった。例えば、走行予定経路を走行中に、興味ある催し物会場の案内看板を見つけて、複数の案内看板を辿りながら催し物会場に到着する。そして、帰路時に時間の余裕があることから、その催し物会場に行くことを思い立っても、帰路時の催し物会場への経路がわからないという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のナビゲーション装置はかかる点に鑑みなされたもので、実際の走行が走行予定経路から逸れた逸脱経路を記憶手段に記憶させ、前記記憶手段に記憶される前記走行予定経路を前記逸脱経路で変更する制御手段を備える。
【0006】
また、操作を行う操作部と、実際の走行が走行予定経路から逸れた逸脱経路を記憶手段に記憶させ、前記操作部の操作に基づいて前記記憶手段に記憶される前記走行予定経路を前記逸脱経路で変更する制御手段を備える。
【0007】
また、始点キーと、終点キーと、前記始点キーが操作されてから前記終点キーが操作されるまでに実際に辿った実走経路を記憶手段に記憶させ、前記記憶手段に記憶される走行予定経路を前記実走経路で変更する制御手段を備える。
【0008】
また、前記制御手段は、前記走行予定経路から逸れた経路のみを前記実走経路として記憶させる。
【0009】
また、前記制御手段は、前記変更した経路の順を逆にして復路を生成する。
【0010】
また、前記記憶手段に記憶される逸脱経路あるいは実走経路より所定区間の経路を抽出する抽出手段を設け、該抽出された経路を含むように前記走行予定経路を変更した経路を生成する。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図面に基づき説明する。図1は第1実施例の要部の構成を示すブロック図である。(1)は制御回路であり、ROM(2)に書き込まれたプログラムに基づいて各部を制御する。(3)はRAMであり、制御回路(1)の動作に必要な情報を記憶する。(4)はGPS(Global Positioning System)測位手段であり、GPS衛星からの電波を受信して現在位置を測定し、測定データを制御回路(1)に出力する。(5)はDVD再生手段であり、地図情報が書き込まれているDVDから地図情報を読み取る。(6)は液晶の表示部であり、地図情報や現在位置を制御回路(1)の制御に基づき表示する。(7)は使用者が操作を行う操作部であり、経路案内の目的地の設定操作を行う目的地キー(71)と、実走に基づく経路変更の操作を行う変更キー(72)と、復路を開始する復路キー(73)を有する。
【0012】
次に、動作を説明する。目的地キー(71)により、目的地が設定されると、制御回路(1)は現在位置から目的地までの距離が最短となる経路を算出し、経路案内が始まる。
【0013】
図2は経路案内走行中の制御回路(1)の動作を示すフローチャートである。制御回路(1)はGPS測位手段(4)から得られた現在位置情報に基づいて、実際に走行している経路が走行予定経路から逸れていないかを監視する(S1)。逸れていれば(S1のY)、その経路をRAM(3)に記憶させる(S2)。そして、変更キー(72)が操作されると(S3のY)、RAM(3)に記憶されている実走経路を含むように走行予定経路を変更し、RAM(3)に記憶させる(S4)。この経路変更は、実走経路を含むことを追加条件に、コストが最も安い、最短距離あるいは最短時間の経路が選択される。
【0014】
尚、復路キー(73)が操作されると、その走行予定経路の順序を逆にして帰路が設定される。また、RAM(3)に変更された走行予定経路を記憶させて、後で読み出すことにより、別の使用者があるいは後日同一使用者が使用することもできる。
【0015】
また、元の走行予定経路は残し、実走経路を含むように変更した経路を新たに記憶させてもよい。
【0016】
また、走行予定経路を変更するときは、変更前の走行予定経路の設定条件(出発点、目的地、経由地点等)と実走経路を記憶していれば計算で求めることができ、変更前の走行予定経路全部を記憶しておく必要は無い。
【0017】
図3は第2の実施例を示すフローチャートである。経路案内走行中、変更キー(72)が操作されると(S11のY)、制御回路(1)はGPS測位手段(4)から得られた現在位置情報に基づいて、実際に走行している経路のRAM(3)への記憶を開始する(S12)。再度、変更キー(72)が操作されると(S13のY)、実際に走行している経路の記憶を終了し(S14)、RAM(3)に記憶されている実走経路を含むように走行予定経路を変更し、RAM(3)に記憶させる(S15)。
【0018】
尚、ステップS11での始点および/あるいはステップS13での終点が予定走行経路上である場合は、記憶させる実走経路は予定走行経路を含んでもよく、これを含まずに逸脱した経路のみにしてもよい。
【0019】
尚、第2の実施例に於けるステップS13の操作の替わりに、実走経路が予定走行経路に戻ったときに、実際に走行している経路の記憶を終了させてもよい。
【0020】
また、記憶させた実走経路(あるいは逸脱経路)から使用者によって抽出する抽出手段を設け、抽出された実走経路のみで走行予定経路を変更させてもよい。これにより、記憶媒体の記憶容量が多い場合は、全実走経路を記憶させて、使用者が必要なときに必要な部分の経路を通るように経路設定ができる。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、上述の如く、実走経路を含むように前記走行予定経路を変更するために、使用者は実際に走行した経路でコンピュータが作成した予定経路を容易に変更することができる。このようにして変更した経路は、帰路や次回に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御回路
3 RAM
7 操作部
72 変更キー
Claims (6)
- 現在位置を検出する位置検出手段と、出発地点と目的地間の走行予定経路を記憶する記憶手段と、現在位置情報を前記位置検出手段より入力しながら前記記憶手段に記憶される走行予定経路に基づいて目的地までの経路案内を行う制御手段を有するナビゲーション装置において、
前記制御手段は、実際の走行が前記走行予定経路から逸れた逸脱経路を前記記憶手段に記憶させ、前記逸脱経路を含むように前記走行予定経路を変更した経路を生成することを特徴とするナビゲーション装置。 - 現在位置を検出する位置検出手段と、出発地点と目的地間の走行予定経路を記憶する記憶手段と、現在位置情報を前記位置検出手段より入力しながら前記記憶手段に記憶される走行予定経路に基づいて目的地までの経路案内を行う制御手段を有するナビゲーション装置において、
操作を行う操作部を備え、前記制御手段は、実際の走行が前記走行予定経路から逸れた逸脱経路を前記記憶手段に記憶させ、前記操作部の操作に基づいて前記逸脱経路を含むように前記走行予定経路を変更した経路を生成することを特徴とするナビゲーション装置。 - 現在位置を検出する位置検出手段と、出発地点と目的地間の走行予定経路を記憶する記憶手段と、現在位置情報を前記位置検出手段より入力しながら前記記憶手段に記憶される走行予定経路に基づいて目的地までの経路案内を行う制御手段を有するナビゲーション装置において、
始点キーと、終点キーを備え、前記制御手段は、前記始点キーが操作されてから前記終点キーが操作されるまでに実際に辿った実走経路を前記記憶手段に記憶させ、前記実走経路を含むように前記走行予定経路を変更した経路を生成することを特徴とするナビゲーション装置。 - 前記制御手段は、前記走行予定経路から逸れた経路のみを前記実走経路として記憶させることを特徴とする請求項3のナビゲーション装置。
- 前記制御手段は、前記変更した経路の順を逆にして復路を生成することを特徴とする請求項1〜3のナビゲーション装置。
- 前記記憶手段に記憶される逸脱経路あるいは実走経路より所定区間の経路を抽出する抽出手段を設け、該抽出された経路を含むように前記走行予定経路を変更した経路を生成することを特徴とする請求項1〜3のナビゲーション装置。
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JP2002317929A JP2004150998A (ja) | 2002-10-31 | 2002-10-31 | ナビゲーション装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006064563A (ja) * | 2004-08-27 | 2006-03-09 | Xanavi Informatics Corp | ナビゲーション装置 |
WO2016006634A1 (ja) * | 2014-07-11 | 2016-01-14 | シャープ株式会社 | 携帯端末 |
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2002
- 2002-10-31 JP JP2002317929A patent/JP2004150998A/ja active Pending
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JP4486448B2 (ja) * | 2004-08-27 | 2010-06-23 | クラリオン株式会社 | ナビゲーション装置 |
WO2016006634A1 (ja) * | 2014-07-11 | 2016-01-14 | シャープ株式会社 | 携帯端末 |
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