JP2004149062A

JP2004149062A - Cup holder

Info

Publication number: JP2004149062A
Application number: JP2002318728A
Authority: JP
Inventors: Shigenori Shibata; 成徳柴田; Haruki Nagasaka; 春樹長坂
Original assignee: HAMANA PLAST KK; Toyoda Gosei Co Ltd
Current assignee: HAMANA PLAST KK; Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date: 2002-10-31
Filing date: 2002-10-31
Publication date: 2004-05-27
Anticipated expiration: 2022-10-31
Also published as: JP3962314B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a cup holder with a small number of part items, a simple mechanism, low manufacturing cost and high support holding property. <P>SOLUTION: The cup holder 1 is provided with a case 2, a tray 3 insertable into and drawable from the case 2, and a support 4 rotatable with respect to the tray 3, and locked over or below the tray 3 at a pull-out position. The case 2 has a case side guide part 21 and the tray 3 has a tray side guide part 32. The support 4 is engaged with the tray side guide part 32 and the case side guide part 21, and has a guided part 41 controlling the rotation of the support 4. When load under a set value is applied to the support 4 at the pull-out position, the movement of the guided part 41 is restrained by a braking means 50. When the load beyond the set value is applied to the support 4, the braking means 50 allows the movement of the guided part 41. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カップホルダ、より詳しくは引き出し時にケースから上下に分かれて展開する収納式のカップホルダに関する。
【０００２】
【従来の技術】
収納式のカップホルダとして、特許文献１には、ばね部材の付勢力によりサポートを保持するカップホルダが紹介されている。図１４に、このカップホルダの部分断面図を示す。
【０００３】
カップホルダ１００は、ケース１０１とトレイ１０２とサポート１０３とを備えている。トレイ１０２は、ケース１０１に対し出し入れ可能である。サポート１０３は、回動軸１０４を中心に、トレイ１０２に対し回動可能である。ばね部材１０５は、サポート１０３とトレイ１０２とを連結している。ばね部材１０５の付勢力により、サポート１０３は図中白抜き矢印で示す方向に引っ張られている。そして、ばね部材１０５の付勢力により、サポート１０３の上端はケース１０１の上壁内面に押しつけられている。すなわち、カップホルダ使用時においては、ばね部材１０５の付勢力により、サポート１０３が保持されている。
【０００４】
【特許文献１】
実開平６−５９１３２号公報（第５頁−第８頁、第１図）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献１のカップホルダ１００によると、サポート１０３の保持のため、ばね部材１０５が必要不可欠であった。このため、部品点数が多く機構が複雑であった。また、製造コストが高かった。また、ばねの付勢力によりサポート１０３を保持するという機構のため、サポート１０３に若干のがたつきがあった。
【０００６】
本発明のカップホルダは、上記課題に鑑みて完成されたものである。したがって、本発明は、部品点数が少なく機構が単純であり、製造コストが低く、サポート保持性が高いカップホルダを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
（１）上記課題を解決するため、本発明のカップホルダは、ケースと、該ケースに対し出し入れ可能なトレイと、該トレイに対し回動可能であって、該トレイが該ケースから引き出された引き出し位置において該トレイの上方または下方に展開され係止されるサポートと、を備えてなるカップホルダであって、前記ケースは、前記トレイの出し入れ方向に延在するケース側ガイド部を持ち、前記トレイは、前記サポートの回動中心を中心として弧状に延在するトレイ側ガイド部を持ち、前記サポートは、該トレイ側ガイド部および該ケース側ガイド部に係合し、該トレイ出し入れ時における該サポートの回動を制御する被ガイド部を持ち、前記引き出し位置において、該サポートに設定値未満の荷重が加わった場合は、該被ガイド部の移動を抑制することにより該サポートの誤回動を抑制し、該サポートに設定値以上の荷重が加わった場合は、該被ガイド部の移動を許容することにより該サポートの誤回動を許容する制動手段を持つことを特徴とする。
【０００８】
つまり、本発明のカップホルダは、ケースとトレイとサポートと制動手段とを備えるものである。ケースには、ケース側ガイド部が配置されている。トレイにはトレイ側ガイド部が配置されている。サポートには被ガイド部が配置されている。被ガイド部がケース側ガイド部およびトレイ側ガイド部と係合することにより、サポートの回動が制御される。
【０００９】
本発明のカップホルダは、被ガイド部とケース側ガイド部およびトレイ側ガイド部との係合機構によりサポートの回動を制御している。このため、前出の図１４に示すようなばね部材１０５は不要である。したがって、部品点数が少なく機構も単純である。また、製造コストも低い。
【００１０】
さらに、本発明のカップホルダは、制動手段を備えている。制動手段は、カップ使用位置つまり引き出し位置においてサポートに加わる荷重に応じて、サポートの誤回動を抑制したり許容したりする。
【００１１】
サポートに加わる荷重が設定値未満の場合、被ガイド部の移動は抑制される。つまり、サポートの誤回動は抑制される。仮に、小さな荷重が加わった場合サポートが簡単に誤回動すると、カップが揺動し内容物がこぼれるおそれがある。この点、本発明のカップホルダは設定値未満の小さな荷重が加わってもサポートが誤回動しない。すなわち、サポートががたつかない。このため、カップの揺動を抑制することができる。また、サポートは、被ガイド部がケース側ガイド部およびトレイ側ガイド部に係止されていることにより、引き出し位置に保持されている。このため、前出の図１４に示すようなばね部材１０５によるサポート保持と比較して、保持性が高い。
【００１２】
一方、サポートに加わる荷重が設定値以上の場合、被ガイド部の移動は許容される。つまり、サポートの誤回動は許容される。仮に、大きな荷重が加わった場合サポートが誤回動しないと、荷重を逃がすことができなくなる。このため、カップホルダが破損するおそれがある。この点、本発明のカップホルダは設定値以上の大きな荷重が加わるとサポートが誤回動する。このため、カップホルダの破損を抑制することができる。
【００１３】
このように、本発明のカップホルダは、制動手段を備えているため、サポートに設定値未満の荷重が加わった場合は、サポートのがたつきを抑制することができる。また、サポートに設定値以上の荷重が加わった場合は、カップホルダの破損を抑制することができる。
【００１４】
（２）好ましくは、前記制動手段は、前記ケース側ガイド部に対し上方または下方に湾曲して接続され、引き出し方向端に面取り部を持つ第一制動ガイド部であり、前記引き出し位置において、前記被ガイド部は該面取り部に係止され、前記サポートに設定値以上の荷重が加わった場合は、該被ガイド部を該面取り部から該第一制動ガイド部中央方向に移動させ該サポートの誤回動を許容する構成とする方がよい。
【００１５】
つまり、本構成は、制動手段として第一制動ガイド部を配置するものである。第一制動ガイド部は、ケース側ガイド部の端部あるいは途中に配置されている。第一制動ガイド部の引き出し方向端には面取り部が配置されている。
【００１６】
引き出し位置において、被ガイド部は面取り部に係止されている。サポートに設定値未満の荷重が加わった場合、被ガイド部は面取り部に係止されたままである。このため、サポートのがたつきを抑制することができる。
【００１７】
一方、サポートに設定値以上の荷重が加わった場合、被ガイド部は面取り部から第一制動ガイド部中央方向に簡単に移動することができる。このため、カップホルダの破損を抑制することができる。
【００１８】
本構成によると、比較的単純な機構により、サポートのがたつきおよびカップホルダの破損を抑制することができる。
【００１９】
（３）好ましくは、上記（２）の構成において、前記トレイはカップ外周壁を支持するカップ挿入口を持ち、前記サポートは前記引き出し位置において該カップ挿入口の下方に展開されカップ底壁を支持し、前記被ガイド部は断面円状の被ガイド突起であり、該引き出し位置において、該被ガイド突起の軸中心と前記面取り部の引き出し方向端とは、０ｍｍを超えて該被ガイド突起の軸半径以下離れている構成とする方がよい。
【００２０】
本構成のカップホルダは、サポートがトレイ下方に展開するタイプのものである。トレイ引き出し位置において、被ガイド突起の軸中心と面取り部の引き出し方向端とは、０ｍｍを超えて該被ガイド突起の軸半径以下離れている。この軸中心から面取り部引き出し方向端までの間の距離を調整することにより、サポート誤回動時の荷重設定値を自在にチューニングすることができる。したがって、荷重設定値を簡単に最適化することができる。
【００２１】
ここで、被ガイド突起の軸中心と面取り部の引き出し方向端とを０ｍｍを超えるように離間させたのは、０ｍｍ以下だと大きな荷重が加わっても被ガイド突起が移動しにくくなり、カップホルダが破損するおそれがあるからである。すなわち、荷重の設定値が大きくなりすぎるおそれがあるからである。
【００２２】
一方、被ガイド突起の軸中心と面取り部の引き出し方向端とを軸半径以下離したのは、軸半径を超えると小さな荷重が加わっても簡単に被ガイド突起が移動してしまい、サポートががたつくおそれがあるからである。すなわち、荷重の設定値が小さくなりすぎるおそれがあるからである。
【００２３】
（４）好ましくは、前記制動手段は、前記ケース側ガイド部の一部をバイパスし、前記引き出し位置において前記トレイ側ガイド部の弧状軌道と重複して延在し、軌道途中に前記被ガイド部の移動抵抗となる抵抗手段を持つ第二制動ガイド部であり、該引き出し位置において、前記サポートに設定値以上の荷重が加わった場合は、該被ガイド部を、該抵抗手段に抗して該第二制動ガイド部に移動させ該サポートの誤回動を許容する構成とする方がよい。
【００２４】
つまり、本構成は、制動手段として第二制動ガイド部を配置するものである。第二制動ガイド部は、ケース側ガイド部の一部をバイパスしている。また、引き出し位置において、第二制動ガイド部の軌道は、トレイ側ガイド部の軌道と重複している。また、第二制動ガイド部の軌道中には、被ガイド部の移動抵抗となる抵抗手段が配置されている。
【００２５】
引き出し位置において、サポートに設定値未満の荷重が加わった場合、被ガイド部は抵抗手段の抵抗により移動することができない。このため、サポートのがたつきを抑制することができる。
【００２６】
一方、サポートに設定値以上の荷重が加わった場合、被ガイド部は抵抗手段の抵抗に抗して第二制動ガイド部に移動する。このため、カップホルダの破損を、抑制することができる。
【００２７】
本構成によると、比較的簡単な機構により、サポートのがたつきおよびカップホルダの破損を抑制することができる。また、抵抗手段の抵抗値を調整するという比較的単純な方法により、荷重設定値を自在にチューニングすることができる。このため、荷重設定値を簡単に最適化することができる。
【００２８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のカップホルダの実施の形態について説明する。
【００２９】
（１）第一実施形態
まず、本実施形態のカップホルダの構成について説明する。図１に、本実施形態のカップホルダの分解図を示す。図に示すように、カップホルダ１は、ケース２とトレイ３とサポート４とを備えている。
【００３０】
ケース２は、樹脂製であって直方体箱状を呈している。ケース２は、車室のインストルメントパネル（図略）に埋設されている。ケース２は、開口２０とケース側ガイド溝２１とを備えている。開口２０は、矩形状であってケース２の車室方向端に開設されている。ケース側ガイド溝２１は、ケース２の両側壁内面に合計二つ凹設されている。ケース側ガイド溝２１は、車室内−外方向つまりトレイ３出し入れ方向に延在している。ケース側ガイド溝２１は、本発明のケース側ガイド部に含まれる。
【００３１】
ケース側ガイド溝２１の車室方向端つまり引き出し方向端には、第一制動ガイド溝５０が接続されている。第一制動ガイド溝５０は、本発明の第一制動ガイド部に含まれる。第一制動ガイド溝５０は、ケース側ガイド溝２１の引き出し方向端から上方に湾曲して延在している。第一制動ガイド溝５０の引き出し方向端には、下方に湾曲する弧状の面取り部５００が配置されている。
【００３２】
トレイ３は、樹脂製であって下方に開口する引き出し状を呈している。トレイ３は、ケース２に対し、車室内−外方向に出し入れ可能である。トレイ３は、カップ挿入口３０とサポート回動孔３１とトレイ側ガイド溝３２とを備えている。カップ挿入口３０は、円状を呈している。カップ挿入口３０は、トレイ３の上底壁に開設されている。サポート回動孔３１は、トレイ３の両側壁に合計二つ穿設されている。トレイ側ガイド溝３２も、サポート回動孔３１と同様に、トレイ３の両側壁に合計二つ穿設されている。トレイ側ガイド溝３２は、サポート回動孔３１を中心とする三日月弧状を呈している。トレイ側ガイド溝３２は、本発明のトレイ側ガイド部に含まれる。
【００３３】
サポート４は、樹脂製であって角筒状を呈している。サポート４は、トレイ３から下方に展開可能に配置されている。サポート４は、サポート回動軸４０と被ガイド突起４１とを備えている。サポート回動軸４０は、サポート４の両側壁上端部に合計二つ突設されている。サポート回動軸４０は、図中一点鎖線で示すように、サポート回動孔３１に挿入される。したがって、サポート４はサポート回動軸４０を中心に回動可能である。被ガイド突起４１も、サポート回動軸４０と同様に、サポート４の両側壁上端部に合計二つ突設されている。被ガイド突起４１は、図中一点鎖線で示すように、トレイ側ガイド溝３２を貫通し、ケース側ガイド溝２１および第一制動ガイド溝５０に挿入され、これらの溝と摺接している。
【００３４】
飲み物などのカップ（図略）は、トレイ３のカップ挿入口３０に外周壁外面を支持され、かつサポート４の底壁４２上面に底壁下面を支持されることにより、カップホルダ１に保持されている。
【００３５】
次に、本実施形態のカップホルダのトレイ収納時における動きについて説明する。図２に、本実施形態のカップホルダの引き出し位置における斜視図を示す。図に示すように、引き出し位置において、サポート４はトレイ３の下方に展開され係止されている。図３に、本実施形態のカップホルダの引き出し位置におけるサポート回動軸付近の拡大透過図を示す。図に示すように、被ガイド突起４１は、面取り部５００とトレイ側ガイド溝３２上端との重複部分に係止されている。被ガイド突起４１の軸中心４１０から面取り部５００の引き出し方向端５０１までの距離Ｌ１は、０．５ｍｍに設定されている。
【００３６】
引き出し位置におけるトレイ３の引き出し方向端部を車室外方向つまりケース方向に押圧すると（図２参照）、トレイ３がケース２内部に入り始める。これと並行して、サポート４は、上方に回動し始める。図４に、本実施形態のカップホルダのサポート回動中におけるサポート回動軸付近の拡大透過図を示す。図中白抜き矢印６１で示すように、トレイ３をケース２方向に押圧すると、被ガイド突起４１が面取り部５００から第一制動ガイド溝５０中央方向に摺動する。これと同時に、被ガイド突起４１は、トレイ側ガイド溝３２内を下方に移動する。このため、サポート４は、サポート回動軸４０を中心に、図中白抜き矢印６０で示すように、上方に回動する。被ガイド突起４１が第一制動ガイド溝５０を通り過ぎると、サポート４の回動が終了する。図５に、本実施形態のカップホルダのサポート回動後におけるサポート回動軸付近の拡大透過図を示す。図に示すように、サポート４は、トレイ３内部に収納されている。この状態で、図中白抜き矢印６２で示すように、トレイ３をケース２方向にさらに押圧すると、トレイ３およびサポート４は、ケース２内部に完全に収納される。
【００３７】
次に、本実施形態のカップホルダにサポート下方から上向き荷重が加わった場合の動きについて説明する。サポート４に加わる荷重が設定値未満の場合、被ガイド突起４１の移動は抑制される。すなわち、被ガイド突起４１は前出の図３に示すように、面取り部５００とトレイ側ガイド溝３２上端との重複部分に係止されたままである。このため、サポート４は誤回動しない。
【００３８】
これに対し、サポート４に加わる荷重が設定値以上の場合、被ガイド突起４１の係止が解除され、被ガイド突起４１が動く。すなわち、被ガイド突起４１は、前出の図４に示すように、面取り部５００から第一制動ガイド溝５０中央方向に移動する。これと同時に、被ガイド突起４１は、トレイ側ガイド溝３２内を下方に移動する。このため、サポート４は誤回動する。なお、サポート４の誤回動量は、サポート４に加わる荷重に比例して大きくなる。
【００３９】
次に、本実施形態のカップホルダの効果について説明する。本実施形態のカップホルダ１は、被ガイド突起４１とケース側ガイド溝２１およびトレイ側ガイド溝３２、または被ガイド突起４１と第一制動ガイド溝５０およびトレイ側ガイド溝３２、の係合機構、すなわち溝と突起との単純な係合機構により、サポート４の回動を制御している。このため、前出の図１４に示すようなばね部材１０５は不要である。したがって、部品点数が少なく機構も単純である。また、製造コストも低い。
【００４０】
また、本実施形態のカップホルダ１は、第一制動ガイド溝５０を備えている。このため、サポート４に設定値未満の荷重が加わった場合は、サポート４のがたつきを抑制することができる。したがって、カップが揺動しカップ内容物がこぼれるおそれが小さくなる。また、サポート４に設定値以上の荷重が加わった場合は、カップホルダ１の破損を抑制することができる。
【００４１】
また、本実施形態のカップホルダ１によると、前出の図３に示すように、トレイ３引き出し位置における被ガイド突起４１の軸中心４１０から面取り部５００の引き出し方向端５０１までの距離Ｌ１は、０．５ｍｍに設定されている。この距離Ｌ１によりサポート４誤回動の荷重設定値をチューニングすることができる。
【００４２】
図６に、本実施形態のカップホルダ１における距離Ｌ１と荷重設定値との関係をグラフで示す。なお、本グラフは、サポート４に下方から上向き荷重を静的に加える実験により得られたものである。グラフに示すように、距離Ｌ１を長くすると、荷重設定値を小さくすることができる。その理由は、被ガイド突起４１が、より第一制動ガイド溝５０中央方向に入りやすくなるからである（図３参照）。
【００４３】
これとは反対に、距離Ｌ１を短くすると、荷重設定値を大きくすることができる。その理由は、被ガイド突起４１が、より第一制動ガイド溝５０中央方向に入りにくくなるからである。
【００４４】
本実施形態のカップホルダ１によると、距離Ｌ１が０．５ｍｍに最適化されている。このため、サポート４のがたつき、カップホルダ１の破損を確実に抑制することができる。
【００４５】
（２）第二実施形態
本実施形態と第一実施形態との相違点は、第一制動ガイド溝の代わりに第二制動ガイド溝が配置されている点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
【００４６】
図７に、本実施形態のカップホルダの引き出し位置におけるサポート回動軸付近の拡大透過図を示す。なお、図３と対応する部位については同じ符号で示す。
【００４７】
図に示すように、ケース側ガイド溝２１は、トレイ引き出し方向に延びるにつれ、上方に立ち上がるように湾曲している。第二制動ガイド溝５１は、この立ち上がり部分をバイパスするように、ケース側ガイド溝２１の途中同士を連結している。第二制動ガイド溝５１は、トレイ側ガイド溝３２とは逆方向に反る弧状を呈している。第二制動ガイド溝５１は、本発明の第二制動ガイド部に含まれる。第二制動ガイド溝５１とトレイ側ガイド溝３２とは、上下方向に延在する重複部分（図中、ハッチングで示す。）を有している。また、第二制動ガイド溝５１の上端には、上端狭幅部５１１が配置されている。上端狭幅部５１１は、本発明の抵抗手段に含まれる。上端狭幅部５１１の幅Ｄ１は、被ガイド突起４１の直径Ｄ２よりも若干小さく設定されている。上端狭幅部５１１のトレイ引き出し方向側には、上端肉抜き部５１２が穿設されている。一方、第二制動ガイド溝５１の下端には、下端狭幅部５１３が配置されている。また、下端狭幅部５１３の下方には、下端肉抜き部５１４が穿設されている。
【００４８】
トレイ３出し入れ時においては、図中白抜き矢印６３で示すように、被ガイド突起４１はケース側ガイド溝２１内を摺動する。すなわち、第二制動ガイド溝５１の上下端には、それぞれ上端狭幅部５１１および下端狭幅部５１３が配置されている。このため、トレイ３出し入れ時においては、被ガイド突起４１は第二制動ガイド溝５１内には入らない。
【００４９】
一方、引き出し位置において設定値以上の荷重が加わった場合は、被ガイド突起４１は第二制動ガイド溝５１内に入る。図８に、本実施形態のカップホルダに設定値以上の荷重が加わった場合のサポート回動軸付近の拡大透過図を示す。図に示すように、設定値以上の荷重が加わると、被ガイド突起４１は、上端狭幅部５１１を上方から押圧する。この押圧力により、上端狭幅部５１１のトレイ引き出し方向の溝壁は、上端肉抜き部５１２方向に弾性変形する。そして、上端狭幅部５１１が拡張される。溝壁が弾性変形し、上端狭幅部５１１の幅が被ガイド突起４１の直径になると、被ガイド突起４１は上端狭幅部５１１を通過する。そして、被ガイド突起４１は、図中白抜き矢印６４で示すように、第二制動ガイド溝５１とトレイ側ガイド溝３２との重複部分に落ち込む。被ガイド突起４１が重複部分に落ち込むと、図中白抜き矢印６５で示すように、サポート回動軸４０を中心にサポート４が誤回動する。なお、落ち込んだ被ガイド突起４１は、下端狭幅部５１３を介して、ケース側ガイド溝２１に戻る。
【００５０】
本実施形態のカップホルダ１は、第一実施形態のカップホルダ同様の効果を有する。また、本実施形態のカップホルダ１によると、引き出し位置において、サポート４に設定値未満の荷重が加わった場合、被ガイド突起４１は上端狭幅部５１１の抵抗により移動することができない。このため、サポート４のがたつきを抑制することができる。
【００５１】
一方、サポート４に設定値以上の荷重が加わった場合、被ガイド突起４１は上端狭幅部５１１を拡張して第二制動ガイド溝５１に移動する。このため、カップホルダ１の破損を抑制することができる。
【００５２】
また、本実施形態のカップホルダ１によると、比較的簡単な機構により、サポート４のがたつきおよびカップホルダ１の破損を抑制することができる。また、被ガイド突起４１の直径Ｄ２に対する上端狭幅部５１１の幅Ｄ１の比を調整するという比較的単純な方法により、荷重設定値を自在にチューニングすることができる。このため、荷重設定値を簡単に最適化することができる。
【００５３】
また、本実施形態のカップホルダ１によると、引き出し位置において、第二制動ガイド溝５１とトレイ側ガイド溝３２とは、上下方向に延在する重複部分を有している。言い換えると、この重複部分は被ガイド突起４１の回動軌跡上に延在している。したがって、設定値以上の荷重が加わった場合、全荷重は被ガイド突起４１を介して上端狭幅部５１１に集中する。すなわち、荷重の分力がトレイ３に加わり、トレイ３がケース２方向に移動することがない。このため、本実施形態のカップホルダ１によると、設定値以上の荷重が加わった場合におけるサポート４の回動応答性が高い。言い換えると、設定値以上の荷重が加わった場合、サポート４が速やかに誤回動する。このため、カップホルダ１が破損しにくい。
【００５４】
（３）第三実施形態
本実施形態と第一実施形態との相違点は、サポートがトレイの上方に展開する点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
【００５５】
まず、構成上の相違点について説明する。図９に、本実施形態のカップホルダの分解図を示す。なお、図１と対応する部位については同じ符号で示す。図に示すように、第一制動ガイド溝５０は、ケース側ガイド溝２１の引き出し方向端から下方に湾曲して延在している。第一制動ガイド溝５０の引き出し方向端には、上方に湾曲する弧状の面取り部５００が配置されている。
【００５６】
トレイ３は、上方に開口する引き出し状を呈している。トレイ３は、サポート回動孔３１とトレイ側ガイド溝３２とを備えている。サポート回動孔３１は、トレイ３の両側壁に合計二つ穿設されている。トレイ側ガイド溝３２も、サポート回動孔３１と同様に、トレイ３の両側壁に合計二つ穿設されている。トレイ側ガイド溝３２は、サポート回動孔３１を中心とする三日月弧状を呈している。
【００５７】
サポート４は、トレイ３から上方に展開可能に配置されている。サポート４は、カップ挿入口４３とサポート回動軸４０と被ガイド突起４１とを備えている。カップ挿入口４３は、円状であって上底壁４４に開設されている。サポート回動軸４０は、サポート４の両側壁上端部に合計二つ突設されている。サポート回動軸４０は、図中一点鎖線で示すように、サポート回動孔３１に挿入される。したがって、サポート４はサポート回動軸４０を中心に回動可能である。被ガイド突起４１も、サポート回動軸４０と同様に、サポート４の両側壁上端部に合計二つ突設されている。被ガイド突起４１は、図中一点鎖線で示すように、トレイ側ガイド溝３２を貫通し、ケース側ガイド溝２１および第一制動ガイド溝５０に挿入され、これらの溝と摺接している。
【００５８】
飲み物などのカップ（図略）は、サポート４のカップ挿入口４３に外周壁外面を支持され、かつトレイ３の底壁上面に底壁下面を支持されることにより、カップホルダ１に保持されている。
【００５９】
次に、トレイ収納時における動きの相違点について説明する。図１０に、本実施形態のカップホルダの引き出し位置における斜視図を示す。図に示すように、引き出し位置において、サポート４はトレイ３の上方に展開され係止されている。図１１に、本実施形態のカップホルダの引き出し位置におけるサポート回動軸付近の拡大透過図を示す。図に示すように、被ガイド突起４１は、面取り部５００とトレイ側ガイド溝３２下端との重複部分に係止されている。被ガイド突起４１の軸中心４１０から面取り部５００の引き出し方向端５０１までの距離Ｌ２は、０．５ｍｍに設定されている。
【００６０】
引き出し位置におけるトレイ３の引き出し方向端部を車室外方向つまりケース方向に押圧すると（図１０参照）、トレイ３がケース２内部に入り始める。これと並行して、サポート４は、下方に回動し始める。図１２に、本実施形態のカップホルダのサポート回動中におけるサポート回動軸付近の拡大透過図を示す。図中白抜き矢印６６で示すように、トレイ３をケース２方向に押圧すると、被ガイド突起４１が面取り部５００から第一制動ガイド溝５０中央方向に摺動する。これと同時に、被ガイド突起４１は、トレイ側ガイド溝３２内を上方に移動する。このため、サポート４は、サポート回動軸４０を中心に、図中白抜き矢印６７で示すように、下方に回動する。被ガイド突起４１が第一制動ガイド溝５０を通り過ぎると、サポート４の回動が終了する。図１３に、本実施形態のカップホルダのサポート回動後におけるサポート回動軸付近の拡大透過図を示す。図に示すように、サポート４は、トレイ３内部に収納されている。この状態で、図中白抜き矢印６８で示すように、トレイ３をケース２方向にさらに押圧すると、トレイ３およびサポート４は、ケース２内部に完全に収納される。
【００６１】
次に、本実施形態のカップホルダの効果について説明する。本実施形態のカップホルダ１は第一実施形態のカップホルダ同様の効果を有する。また、本実施形態のカップホルダ１によると、上方からサポート４に荷重が加わった場合において、サポート４のがたつきおよびカップホルダ１の破損を抑制することができる。
【００６２】
なお、本実施形態のように、上方から荷重が加わる場合としては、例えば、カップをカップ挿入口４３に挿入する際、カップ底壁がカップ挿入口４３の口縁に接触してしまう場合が想定される。一方、第一実施形態のように、下方から荷重が加わる場合としては、例えば、搭乗者が膝でサポート４を蹴り上げてしまう場合が想定される。このため、サポート４誤回動の荷重設定値は、本実施形態の方が、第一実施形態よりも小さい方が好ましい。したがって、前出の図１１の距離Ｌ２は、前出の図３の距離Ｌ１よりも長い方が好ましい。
【００６３】
（４）その他
以上、本発明のカップホルダの実施の形態について説明する。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
【００６４】
例えば、カップ挿入口３０、４３の形状は特に限定しない。円状ではなく例えばＣ字状であってもよい。また、上記実施形態においては、インストルメントパネル（図略）にケース２を埋設したが、例えばドアパネルなどに埋設してもよい。また、上記実施形態においては、サポート４の回動中心として、サポート４にサポート回動軸４０を、トレイ３にサポート回動孔３１を、それぞれ配置したが、この配置は逆であってもよい。すなわち、サポート４に回動孔を、トレイ３に回動軸を、それぞれ配置してもよい。また、第一制動ガイド溝５０は、ケース側ガイド溝２１の端部ではなく途中に配置してもよい。
【００６５】
【発明の効果】
本発明によると、部品点数が少なく機構が単純であり、製造コストが低く、サポート保持性が高いカップホルダを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第一実施形態のカップホルダの分解図である。
【図２】第一実施形態のカップホルダの引き出し位置における斜視図である。
【図３】第一実施形態のカップホルダの引き出し位置におけるサポート回動軸付近の拡大透過図である。
【図４】第一実施形態のカップホルダのサポート回動中におけるサポート回動軸付近の拡大透過図である。
【図５】第一実施形態のカップホルダのサポート回動後におけるサポート回動軸付近の拡大透過図である。
【図６】第一実施形態のカップホルダ１における距離Ｌ１と荷重設定値との関係を示すグラフである。
【図７】第二実施形態のカップホルダの引き出し位置におけるサポート回動軸付近の拡大透過図である。
【図８】第二実施形態のカップホルダに設定値以上の荷重が加わった場合のサポート回動軸付近の拡大透過図である。
【図９】第三実施形態のカップホルダの分解図である。
【図１０】第三実施形態のカップホルダの引き出し位置における斜視図である。
【図１１】第三実施形態のカップホルダの引き出し位置におけるサポート回動軸付近の拡大透過図である。
【図１２】第三実施形態のカップホルダのサポート回動中におけるサポート回動軸付近の拡大透過図である。
【図１３】第三実施形態のカップホルダのサポート回動後におけるサポート回動軸付近の拡大透過図である。
【図１４】従来のカップホルダの部分断面図である。
【符号の説明】
１：カップホルダ、２：ケース、２０：開口、２１：ケース側ガイド溝（ケース側ガイド部）、３：トレイ、３０：カップ挿入口、３１：サポート回動孔、３２：トレイ側ガイド溝（トレイ側ガイド部）、４：サポート、４０：サポート回動軸、４１：被ガイド突起、４１０：軸中心、４２：底壁、４３：カップ挿入口、４４：上底壁、５０：第一制動ガイド溝（第一制動ガイド部）、５００：面取り部、５０１：引き出し方向端、５１：第二制動ガイド溝（第二制動ガイド部）、５１１：上端狭幅部（抵抗手段）、５１２：上端肉抜き部、５１３：下端狭幅部、５１４：下端肉抜き部。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a cup holder, and more particularly, to a retractable cup holder that is separated from a case and unfolded when being pulled out.
[0002]
[Prior art]
As a retractable cup holder, Patent Literature 1 introduces a cup holder that holds a support by the urging force of a spring member. FIG. 14 shows a partial cross-sectional view of this cup holder.
[0003]
The cup holder 100 includes a case 101, a tray 102, and a support 103. The tray 102 can be taken in and out of the case 101. The support 103 is rotatable about the rotation shaft 104 with respect to the tray 102. The spring member 105 connects the support 103 and the tray 102. Due to the urging force of the spring member 105, the support 103 is pulled in the direction indicated by the white arrow in the drawing. The upper end of the support 103 is pressed against the inner surface of the upper wall of the case 101 by the urging force of the spring member 105. That is, when the cup holder is used, the support 103 is held by the urging force of the spring member 105.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Laid-Open Publication No. 6-59132 (pages 5 to 8, FIG. 1)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the cup holder 100 of Patent Document 1, the spring member 105 is indispensable for holding the support 103. For this reason, the number of parts was large and the mechanism was complicated. Also, the manufacturing cost was high. In addition, the support 103 has a slight backlash due to the mechanism for holding the support 103 by the urging force of the spring.
[0006]
The cup holder of the present invention has been completed in view of the above problems. Accordingly, an object of the present invention is to provide a cup holder having a small number of parts, a simple mechanism, a low manufacturing cost, and a high support retention.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
(1) In order to solve the above problem, a cup holder according to the present invention includes a case, a tray that can be taken in and out of the case, and a rotatable with respect to the tray, and the tray is drawn out of the case. A support that is deployed and locked above or below the tray at the pull-out position, wherein the case has a case-side guide portion extending in the direction of loading and unloading the tray, The tray has a tray-side guide portion that extends in an arc around the center of rotation of the support, and the support engages with the tray-side guide portion and the case-side guide portion, and the tray is inserted and removed when the tray is taken in and out. A guide portion for controlling the rotation of the support, and when a load less than a set value is applied to the support at the pulled-out position, the guided portion is moved. Brake means for suppressing erroneous rotation of the support by suppressing the erroneous rotation of the support by allowing the guided portion to move when a load greater than a set value is applied to the support. It is characterized by having.
[0008]
That is, the cup holder of the present invention includes the case, the tray, the support, and the braking means. The case has a case-side guide portion. The tray has a tray-side guide section. A guided portion is arranged on the support. The rotation of the support is controlled by engaging the guided portion with the case-side guide portion and the tray-side guide portion.
[0009]
In the cup holder of the present invention, the rotation of the support is controlled by an engagement mechanism between the guided portion, the case-side guide portion, and the tray-side guide portion. Therefore, the spring member 105 as shown in FIG. 14 is unnecessary. Therefore, the number of parts is small and the mechanism is simple. Also, the manufacturing cost is low.
[0010]
Further, the cup holder of the present invention includes a braking means. The braking means suppresses or allows erroneous rotation of the support in accordance with the load applied to the support at the cup use position, that is, the pull-out position.
[0011]
When the load applied to the support is less than the set value, the movement of the guided portion is suppressed. That is, erroneous rotation of the support is suppressed. If the support is easily erroneously rotated when a small load is applied, the cup may swing and the contents may spill. In this regard, in the cup holder of the present invention, the support does not erroneously rotate even when a small load less than the set value is applied. That is, support is not lost. For this reason, the swinging of the cup can be suppressed. The support is held at the pulled-out position because the guided portion is locked to the case-side guide portion and the tray-side guide portion. For this reason, the holding property is higher than that of the support holding by the spring member 105 as shown in FIG.
[0012]
On the other hand, when the load applied to the support is equal to or larger than the set value, the movement of the guided portion is allowed. That is, erroneous rotation of the support is allowed. If the support does not rotate incorrectly when a large load is applied, the load cannot be released. For this reason, the cup holder may be damaged. In this regard, in the cup holder of the present invention, when a large load equal to or greater than the set value is applied, the support erroneously rotates. For this reason, breakage of the cup holder can be suppressed.
[0013]
As described above, since the cup holder of the present invention includes the braking means, when a load less than the set value is applied to the support, the backlash of the support can be suppressed. Further, when a load equal to or more than the set value is applied to the support, breakage of the cup holder can be suppressed.
[0014]
(2) Preferably, the braking means is a first braking guide part which is curvedly connected to the case-side guide part upward or downward, and has a chamfered part at an end in a pulling-out direction. The guided portion is locked by the chamfered portion, and when a load equal to or more than a set value is applied to the support, the guided portion is moved from the chamfered portion toward the center of the first braking guide portion, and the support is erroneously moved. It is better to adopt a configuration that allows rotation.
[0015]
That is, in this configuration, the first braking guide portion is disposed as the braking means. The first braking guide portion is disposed at an end or in the middle of the case-side guide portion. A chamfer is disposed at an end of the first braking guide in the pull-out direction.
[0016]
In the pulled-out position, the guided portion is locked by the chamfered portion. When a load less than the set value is applied to the support, the guided portion remains locked by the chamfered portion. Therefore, the backlash of the support can be suppressed.
[0017]
On the other hand, when a load equal to or greater than the set value is applied to the support, the guided portion can easily move from the chamfered portion toward the center of the first braking guide portion. For this reason, breakage of the cup holder can be suppressed.
[0018]
According to this configuration, the backlash of the support and the breakage of the cup holder can be suppressed by a relatively simple mechanism.
[0019]
(3) Preferably, in the configuration of the above (2), the tray has a cup insertion port for supporting a cup outer peripheral wall, and the support is deployed below the cup insertion port at the draw-out position to support the cup bottom wall. The guided portion is a guided projection having a circular cross section, and in the pulled-out position, the center of the guided projection and the end of the chamfered portion in the pulling-out direction exceed 0 mm. It is better to have a configuration separated by a radius or less.
[0020]
The cup holder of this configuration is of a type in which the support expands below the tray. At the tray pull-out position, the center of the shaft of the guided protrusion and the end of the chamfered portion in the drawing direction are separated by more than 0 mm and less than or equal to the shaft radius of the guided protrusion. By adjusting the distance from the center of the shaft to the end of the chamfered portion in the drawing direction, the load set value at the time of incorrect rotation of the support can be tuned freely. Therefore, the load set value can be easily optimized.
[0021]
Here, the reason why the axial center of the guided projection and the end of the chamfered portion in the drawing direction are separated from each other so as to exceed 0 mm is that if it is 0 mm or less, the guided projection becomes difficult to move even when a large load is applied, and the cup holder Is likely to be damaged. That is, the set value of the load may be too large.
[0022]
On the other hand, the fact that the axial center of the guided projection and the end of the chamfered portion in the drawing direction are separated by an axis radius or less means that, when the axial radius is exceeded, the guided projection easily moves even if a small load is applied, and the support is loose. This is because there is a fear. That is, the set value of the load may be too small.
[0023]
(4) Preferably, the braking means bypasses a part of the case-side guide portion, extends at the draw-out position so as to overlap with the arc-shaped trajectory of the tray-side guide portion, and extends the guided portion in the middle of the trajectory. A second braking guide portion having resistance means serving as a movement resistance of the support member, and when a load equal to or more than a set value is applied to the support at the pulled-out position, the guided portion is moved against the resistance means. It is preferable that the support is moved to the second braking guide so as to allow erroneous rotation of the support.
[0024]
That is, in this configuration, the second braking guide portion is disposed as the braking means. The second braking guide part bypasses a part of the case-side guide part. Further, at the pull-out position, the trajectory of the second braking guide overlaps the trajectory of the tray-side guide. In addition, resistance means serving as a movement resistance of the guided portion is disposed in the track of the second braking guide portion.
[0025]
If a load less than the set value is applied to the support at the pull-out position, the guided portion cannot move due to the resistance of the resistance means. Therefore, the backlash of the support can be suppressed.
[0026]
On the other hand, when a load equal to or greater than the set value is applied to the support, the guided portion moves to the second braking guide portion against the resistance of the resistance means. For this reason, breakage of the cup holder can be suppressed.
[0027]
According to this configuration, the backlash of the support and the breakage of the cup holder can be suppressed by a relatively simple mechanism. Further, the load set value can be tuned freely by a relatively simple method of adjusting the resistance value of the resistance means. Therefore, the load set value can be easily optimized.
[0028]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the cup holder of the present invention will be described.
[0029]
(1) First embodiment
First, the configuration of the cup holder of the present embodiment will be described. FIG. 1 shows an exploded view of the cup holder of the present embodiment. As shown in the figure, the cup holder 1 includes a case 2, a tray 3, and a support 4.
[0030]
The case 2 is made of resin and has a rectangular parallelepiped box shape. The case 2 is buried in an instrument panel (not shown) in the passenger compartment. The case 2 has an opening 20 and a case-side guide groove 21. The opening 20 has a rectangular shape and is opened at an end of the case 2 in the vehicle compartment direction. A total of two case-side guide grooves 21 are formed in the inner surfaces of both side walls of the case 2. The case-side guide groove 21 extends in the vehicle interior-outside direction, that is, in the tray 3 insertion / removal direction. The case-side guide groove 21 is included in the case-side guide portion of the present invention.
[0031]
A first braking guide groove 50 is connected to an end of the case-side guide groove 21 in the vehicle compartment, that is, an end in the pull-out direction. The first braking guide groove 50 is included in the first braking guide section of the present invention. The first braking guide groove 50 extends upward from the end of the case-side guide groove 21 in the drawing direction. At the end of the first braking guide groove 50 in the pull-out direction, an arc-shaped chamfered portion 500 that curves downward is arranged.
[0032]
The tray 3 is made of resin and has a drawer shape that opens downward. The tray 3 can be moved in and out of the case 2 in the vehicle interior-outside direction. The tray 3 includes a cup insertion port 30, a support rotation hole 31, and a tray-side guide groove 32. The cup insertion opening 30 has a circular shape. The cup insertion opening 30 is opened in the upper bottom wall of the tray 3. A total of two support rotation holes 31 are formed in both side walls of the tray 3. Similarly to the support rotation hole 31, two tray-side guide grooves 32 are formed on both side walls of the tray 3. The tray-side guide groove 32 has a crescent arc shape centered on the support rotation hole 31. The tray-side guide groove 32 is included in the tray-side guide portion of the present invention.
[0033]
The support 4 is made of resin and has a rectangular cylindrical shape. The support 4 is arranged so as to be deployable downward from the tray 3. The support 4 includes a support rotation shaft 40 and a guided protrusion 41. A total of two support rotation shafts 40 are provided at the upper ends of both side walls of the support 4. The support rotation shaft 40 is inserted into the support rotation hole 31 as shown by a dashed line in the figure. Therefore, the support 4 can rotate about the support rotation shaft 40. Similarly to the support rotation shaft 40, a total of two guided projections 41 are provided at the upper ends of both side walls of the support 4. The guided protrusion 41 penetrates the tray-side guide groove 32, is inserted into the case-side guide groove 21 and the first braking guide groove 50, and is in sliding contact with these grooves, as shown by the one-dot chain line in the drawing.
[0034]
A cup (not shown) of a drink or the like is held by the cup holder 1 by the outer peripheral wall outer surface being supported by the cup insertion opening 30 of the tray 3 and the bottom wall lower surface being supported by the upper surface of the bottom wall 42 of the support 4. ing.
[0035]
Next, the movement of the cup holder of this embodiment when the tray is stored will be described. FIG. 2 shows a perspective view of the cup holder according to the present embodiment in a drawn-out position. As shown in the drawing, the support 4 is deployed and locked below the tray 3 in the pulled-out position. FIG. 3 is an enlarged transparent view of the vicinity of the support rotation axis at the position where the cup holder according to the present embodiment is pulled out. As shown in the figure, the guided protrusion 41 is locked at an overlapping portion between the chamfered portion 500 and the upper end of the tray-side guide groove 32. The distance L1 from the axis center 410 of the guided projection 41 to the end 501 of the chamfered portion 500 in the pull-out direction is set to 0.5 mm.
[0036]
When the end of the tray 3 in the pull-out position in the pull-out direction is pressed toward the outside of the vehicle compartment, that is, toward the case (see FIG. 2), the tray 3 starts to enter the inside of the case 2. Concurrently, the support 4 starts to pivot upward. FIG. 4 is an enlarged perspective view of the vicinity of the support rotation axis during the support rotation of the cup holder of the present embodiment. As shown by a white arrow 61 in the figure, when the tray 3 is pressed in the direction of the case 2, the guided projection 41 slides from the chamfered portion 500 toward the center of the first braking guide groove 50. At the same time, the guided projection 41 moves downward in the tray-side guide groove 32. For this reason, the support 4 rotates upward about the support rotation shaft 40 as indicated by a white arrow 60 in the drawing. When the guided projection 41 passes through the first braking guide groove 50, the rotation of the support 4 ends. FIG. 5 is an enlarged transparent view of the vicinity of the support rotation axis after the support rotation of the cup holder of the present embodiment. As shown in the figure, the support 4 is stored inside the tray 3. In this state, when the tray 3 is further pressed in the direction of the case 2 as indicated by a white arrow 62 in the drawing, the tray 3 and the support 4 are completely stored inside the case 2.
[0037]
Next, the movement when an upward load is applied to the cup holder of the present embodiment from below the support will be described. When the load applied to the support 4 is less than the set value, the movement of the guided projection 41 is suppressed. That is, as shown in FIG. 3 described above, the guided projection 41 remains locked at the overlapping portion between the chamfered portion 500 and the upper end of the tray-side guide groove 32. Therefore, the support 4 does not rotate incorrectly.
[0038]
On the other hand, when the load applied to the support 4 is equal to or larger than the set value, the engagement of the guided projection 41 is released, and the guided projection 41 moves. That is, the guided projection 41 moves from the chamfered portion 500 toward the center of the first braking guide groove 50, as shown in FIG. At the same time, the guided projection 41 moves downward in the tray-side guide groove 32. Therefore, the support 4 rotates incorrectly. Note that the erroneous rotation amount of the support 4 increases in proportion to the load applied to the support 4.
[0039]
Next, effects of the cup holder of the present embodiment will be described. The cup holder 1 of the present embodiment has an engagement mechanism of the guided protrusion 41 and the case-side guide groove 21 and the tray-side guide groove 32, or the engagement mechanism of the guided protrusion 41 and the first braking guide groove 50 and the tray-side guide groove 32, That is, the rotation of the support 4 is controlled by a simple engagement mechanism between the groove and the projection. Therefore, the spring member 105 as shown in FIG. 14 is unnecessary. Therefore, the number of parts is small and the mechanism is simple. Also, the manufacturing cost is low.
[0040]
Further, the cup holder 1 of the present embodiment includes a first braking guide groove 50. Therefore, when a load less than the set value is applied to the support 4, the backlash of the support 4 can be suppressed. Therefore, the possibility that the cup swings and the contents of the cup spills is reduced. Further, when a load equal to or more than the set value is applied to the support 4, damage to the cup holder 1 can be suppressed.
[0041]
Further, according to the cup holder 1 of the present embodiment, as shown in FIG. 3 described above, the distance L1 from the axis center 410 of the guided projection 41 at the tray 3 pull-out position to the pull-out direction end 501 of the chamfered portion 500 is: It is set to 0.5 mm. With this distance L1, the load set value of the support 4 erroneous rotation can be tuned.
[0042]
FIG. 6 is a graph showing the relationship between the distance L1 and the load set value in the cup holder 1 of the present embodiment. This graph is obtained by an experiment in which an upward load is statically applied to the support 4 from below. As shown in the graph, when the distance L1 is increased, the load set value can be reduced. The reason is that the guided projection 41 is more likely to enter the center direction of the first braking guide groove 50 (see FIG. 3).
[0043]
Conversely, when the distance L1 is reduced, the load set value can be increased. The reason is that the guided projection 41 is less likely to enter the center direction of the first braking guide groove 50.
[0044]
According to the cup holder 1 of the present embodiment, the distance L1 is optimized to 0.5 mm. For this reason, the backlash of the support 4 and the breakage of the cup holder 1 can be reliably suppressed.
[0045]
(2) Second embodiment
The difference between the present embodiment and the first embodiment is that a second braking guide groove is arranged instead of the first braking guide groove. Therefore, only the differences will be described here.
[0046]
FIG. 7 is an enlarged transparent view of the vicinity of the support rotation axis at the position where the cup holder according to the present embodiment is pulled out. Parts corresponding to those in FIG. 3 are denoted by the same reference numerals.
[0047]
As shown in the figure, the case-side guide groove 21 is curved so as to rise upward as it extends in the tray pull-out direction. The second braking guide groove 51 connects the middle portions of the case-side guide grooves 21 so as to bypass the rising portion. The second braking guide groove 51 has an arc shape that is warped in the opposite direction to the tray-side guide groove 32. The second braking guide groove 51 is included in the second braking guide section of the present invention. The second braking guide groove 51 and the tray-side guide groove 32 have an overlapping portion (indicated by hatching in the figure) extending in the vertical direction. In addition, an upper end narrow portion 511 is arranged at the upper end of the second braking guide groove 51. The upper end narrow portion 511 is included in the resistance means of the present invention. The width D1 of the upper end narrow portion 511 is set slightly smaller than the diameter D2 of the guided projection 41. On the tray pulling-out side of the upper end narrow portion 511, an upper end lightening portion 512 is formed. On the other hand, at the lower end of the second braking guide groove 51, a lower end narrow portion 513 is arranged. A lower end lightening portion 514 is formed below the lower end narrow portion 513.
[0048]
When the tray 3 is taken in and out, the guided protrusion 41 slides in the case-side guide groove 21 as shown by a white arrow 63 in the drawing. That is, an upper end narrow portion 511 and a lower end narrow portion 513 are arranged at the upper and lower ends of the second braking guide groove 51, respectively. Therefore, when the tray 3 is taken in and out, the guided projection 41 does not enter the second braking guide groove 51.
[0049]
On the other hand, when a load equal to or greater than the set value is applied at the pull-out position, the guided projection 41 enters the second braking guide groove 51. FIG. 8 is an enlarged perspective view of the vicinity of the support rotation axis when a load equal to or more than the set value is applied to the cup holder of the present embodiment. As shown in the drawing, when a load equal to or greater than the set value is applied, the guided protrusion 41 presses the upper end narrow portion 511 from above. Due to this pressing force, the groove wall of the upper end narrow portion 511 in the tray pull-out direction is elastically deformed toward the upper end lightening portion 512. Then, the upper end narrow portion 511 is expanded. When the groove wall is elastically deformed and the width of the upper end narrow portion 511 becomes the diameter of the guided protrusion 41, the guided protrusion 41 passes through the upper end narrow portion 511. Then, the guided protrusion 41 falls into an overlapping portion between the second braking guide groove 51 and the tray-side guide groove 32, as indicated by a white arrow 64 in the drawing. When the guided projection 41 falls into the overlapping portion, the support 4 is erroneously rotated about the support rotation shaft 40 as shown by a white arrow 65 in the drawing. The fallen guided protrusion 41 returns to the case-side guide groove 21 via the lower end narrow portion 513.
[0050]
The cup holder 1 of the present embodiment has the same effect as the cup holder of the first embodiment. Further, according to the cup holder 1 of the present embodiment, when a load less than the set value is applied to the support 4 at the pulled-out position, the guided protrusion 41 cannot move due to the resistance of the upper end narrow portion 511. For this reason, rattling of the support 4 can be suppressed.
[0051]
On the other hand, when a load equal to or greater than the set value is applied to the support 4, the guided protrusion 41 expands the narrow upper end portion 511 and moves to the second braking guide groove 51. For this reason, breakage of the cup holder 1 can be suppressed.
[0052]
Further, according to the cup holder 1 of the present embodiment, the backlash of the support 4 and the breakage of the cup holder 1 can be suppressed by a relatively simple mechanism. Further, the load set value can be tuned freely by a relatively simple method of adjusting the ratio of the width D1 of the upper end narrow portion 511 to the diameter D2 of the guided projection 41. Therefore, the load set value can be easily optimized.
[0053]
According to the cup holder 1 of the present embodiment, the second braking guide groove 51 and the tray-side guide groove 32 have an overlapping portion extending in the up-down direction at the pulled-out position. In other words, this overlapping portion extends on the rotation locus of the guided projection 41. Therefore, when a load equal to or greater than the set value is applied, the entire load is concentrated on the upper end narrow portion 511 via the guided projection 41. That is, the component force of the load is applied to the tray 3 and the tray 3 does not move in the case 2 direction. For this reason, according to the cup holder 1 of the present embodiment, the rotation responsiveness of the support 4 when a load equal to or greater than the set value is applied is high. In other words, when a load equal to or greater than the set value is applied, the support 4 quickly erroneously rotates. Therefore, the cup holder 1 is hardly damaged.
[0054]
(3) Third embodiment
The difference between the present embodiment and the first embodiment is that the support is deployed above the tray. Therefore, only the differences will be described here.
[0055]
First, differences in configuration will be described. FIG. 9 shows an exploded view of the cup holder of the present embodiment. Parts corresponding to those in FIG. 1 are denoted by the same reference numerals. As shown in the drawing, the first braking guide groove 50 extends downward from the end of the case-side guide groove 21 in the pull-out direction. At the end of the first braking guide groove 50 in the pull-out direction, an arc-shaped chamfered portion 500 that curves upward is arranged.
[0056]
The tray 3 has a drawer shape that opens upward. The tray 3 has a support rotation hole 31 and a tray-side guide groove 32. A total of two support rotation holes 31 are formed in both side walls of the tray 3. Similarly to the support rotation hole 31, two tray-side guide grooves 32 are formed on both side walls of the tray 3. The tray-side guide groove 32 has a crescent arc shape centered on the support rotation hole 31.
[0057]
The support 4 is arranged so as to be deployable upward from the tray 3. The support 4 includes a cup insertion opening 43, a support rotation shaft 40, and a guided protrusion 41. The cup insertion opening 43 has a circular shape and is opened in the upper bottom wall 44. A total of two support rotation shafts 40 are provided at the upper ends of both side walls of the support 4. The support rotation shaft 40 is inserted into the support rotation hole 31 as shown by a dashed line in the figure. Therefore, the support 4 can rotate about the support rotation shaft 40. Similarly to the support rotation shaft 40, a total of two guided projections 41 are provided at the upper ends of both side walls of the support 4. The guided protrusion 41 penetrates the tray-side guide groove 32, is inserted into the case-side guide groove 21 and the first braking guide groove 50, and is in sliding contact with these grooves, as shown by the one-dot chain line in the drawing.
[0058]
A cup (not shown) for a drink or the like is held by the cup holder 1 by the outer peripheral wall outer surface supported by the cup insertion opening 43 of the support 4 and the bottom wall lower surface supported by the tray 3 upper surface. I have.
[0059]
Next, the difference in movement when the tray is stored will be described. FIG. 10 shows a perspective view of the cup holder according to the present embodiment at the drawn-out position. As shown in the drawing, the support 4 is deployed and locked above the tray 3 in the pulled-out position. FIG. 11 is an enlarged transparent view of the vicinity of the support rotation axis at the position where the cup holder according to the present embodiment is pulled out. As shown in the figure, the guided protrusion 41 is locked at an overlapping portion between the chamfered portion 500 and the lower end of the tray-side guide groove 32. The distance L2 from the axis center 410 of the guided projection 41 to the end 501 of the chamfered portion 500 in the pull-out direction is set to 0.5 mm.
[0060]
When the end of the tray 3 in the pull-out position in the pull-out direction is pressed toward the outside of the vehicle compartment, that is, in the case direction (see FIG. 10), the tray 3 starts to enter the case 2. Concurrently, the support 4 starts rotating downward. FIG. 12 is an enlarged transparent view of the vicinity of the support rotation axis during the support rotation of the cup holder of the present embodiment. As shown by a white arrow 66 in the figure, when the tray 3 is pressed in the direction of the case 2, the guided projection 41 slides from the chamfered portion 500 toward the center of the first braking guide groove 50. At the same time, the guided projection 41 moves upward in the tray-side guide groove 32. For this reason, the support 4 rotates downward about the support rotation shaft 40 as indicated by a white arrow 67 in the drawing. When the guided projection 41 passes through the first braking guide groove 50, the rotation of the support 4 ends. FIG. 13 is an enlarged transparent view of the vicinity of the support rotation axis after the support rotation of the cup holder of the present embodiment. As shown in the figure, the support 4 is stored inside the tray 3. In this state, when the tray 3 is further pressed in the direction of the case 2 as indicated by a white arrow 68 in the drawing, the tray 3 and the support 4 are completely stored inside the case 2.
[0061]
Next, effects of the cup holder of the present embodiment will be described. The cup holder 1 of the present embodiment has the same effect as the cup holder of the first embodiment. Further, according to the cup holder 1 of the present embodiment, when a load is applied to the support 4 from above, it is possible to suppress the backlash of the support 4 and the damage of the cup holder 1.
[0062]
In the case where a load is applied from above as in the present embodiment, for example, when a cup is inserted into the cup insertion opening 43, it is assumed that the cup bottom wall comes into contact with the edge of the cup insertion opening 43. Is done. On the other hand, as in the first embodiment, as a case where a load is applied from below, for example, a case where the occupant kicks up the support 4 with the knee is assumed. For this reason, it is preferable that the load setting value of the support 4 erroneous rotation is smaller in the present embodiment than in the first embodiment. Therefore, it is preferable that the distance L2 in FIG. 11 described above is longer than the distance L1 in FIG. 3 described above.
[0063]
(4) Other
The embodiment of the cup holder of the present invention has been described above. However, embodiments are not particularly limited to the above embodiments. Various modifications and improvements that can be made by those skilled in the art are also possible.
[0064]
For example, the shapes of the cup insertion ports 30, 43 are not particularly limited. Instead of a circular shape, the shape may be, for example, a C shape. Further, in the above embodiment, the case 2 is embedded in the instrument panel (not shown), but may be embedded in a door panel, for example. In the above-described embodiment, the support rotation shaft 40 and the support rotation hole 31 are arranged on the support 4 and the tray 3, respectively, as the rotation center of the support 4, but the arrangement may be reversed. . That is, the rotation hole may be disposed on the support 4 and the rotation shaft may be disposed on the tray 3. Further, the first braking guide groove 50 may be arranged in the middle instead of the end of the case-side guide groove 21.
[0065]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to provide a cup holder having a small number of parts, a simple mechanism, a low manufacturing cost, and a high support retention.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded view of a cup holder according to a first embodiment.
FIG. 2 is a perspective view of a cup holder of the first embodiment in a drawn-out position.
FIG. 3 is an enlarged transparent view of the vicinity of a support rotation shaft at a position where the cup holder according to the first embodiment is pulled out.
FIG. 4 is an enlarged transparent view of the vicinity of a support rotation axis during support rotation of the cup holder of the first embodiment.
FIG. 5 is an enlarged transparent view of the vicinity of the support rotation axis after the support rotation of the cup holder of the first embodiment.
FIG. 6 is a graph showing a relationship between a distance L1 and a load set value in the cup holder 1 of the first embodiment.
FIG. 7 is an enlarged see-through view of the vicinity of a support rotation axis at a pull-out position of a cup holder according to a second embodiment.
FIG. 8 is an enlarged perspective view of the vicinity of a support rotation axis when a load equal to or more than a set value is applied to a cup holder of the second embodiment.
FIG. 9 is an exploded view of the cup holder according to the third embodiment.
FIG. 10 is a perspective view of a cup holder according to a third embodiment in a drawn-out position.
FIG. 11 is an enlarged transparent view of the vicinity of a support rotation axis at a pull-out position of a cup holder according to a third embodiment.
FIG. 12 is an enlarged transparent view near the support rotation axis during support rotation of the cup holder of the third embodiment.
FIG. 13 is an enlarged perspective view of the vicinity of a support rotation axis after the support rotation of the cup holder of the third embodiment.
FIG. 14 is a partial sectional view of a conventional cup holder.
[Explanation of symbols]
1: cup holder, 2: case, 20: opening, 21: case side guide groove (case side guide portion), 3: tray, 30: cup insertion port, 31: support rotation hole, 32: tray side guide groove ( (Tray side guide portion), 4: support, 40: support rotation shaft, 41: guided projection, 410: shaft center, 42: bottom wall, 43: cup insertion opening, 44: upper bottom wall, 50: first braking Guide groove (first braking guide portion), 500: chamfered portion, 501: end in pull-out direction, 51: second braking guide groove (second braking guide portion), 511: upper end narrow portion (resistance means), 512: upper end Lightening portion, 513: lower end narrow portion, 514: lower end lightening portion.

Claims

ケースと、
該ケースに対し出し入れ可能なトレイと、
該トレイに対し回動可能であって、該トレイが該ケースから引き出された引き出し位置において該トレイの上方または下方に展開され係止されるサポートと、を備えてなるカップホルダであって、
前記ケースは、前記トレイの出し入れ方向に延在するケース側ガイド部を持ち、
前記トレイは、前記サポートの回動中心を中心として弧状に延在するトレイ側ガイド部を持ち、
前記サポートは、該トレイ側ガイド部および該ケース側ガイド部に係合し、該トレイ出し入れ時における該サポートの回動を制御する被ガイド部を持ち、
前記引き出し位置において、該サポートに設定値未満の荷重が加わった場合は、該被ガイド部の移動を抑制することにより該サポートの誤回動を抑制し、該サポートに設定値以上の荷重が加わった場合は、該被ガイド部の移動を許容することにより該サポートの誤回動を許容する制動手段を持つことを特徴とするカップホルダ。Case and
A tray that can be taken in and out of the case,
A support that is rotatable with respect to the tray and that is deployed and locked above or below the tray at a withdrawal position where the tray is pulled out of the case,
The case has a case-side guide portion extending in the tray insertion / removal direction,
The tray has a tray-side guide portion extending in an arc around the center of rotation of the support,
The support has a guided portion that engages with the tray-side guide portion and the case-side guide portion and controls rotation of the support when the tray is taken in and out,
When a load less than a set value is applied to the support at the pull-out position, erroneous rotation of the support is suppressed by suppressing movement of the guided portion, and a load equal to or more than the set value is applied to the support. A cup holder characterized in that the cup holder has a braking means for allowing the guided portion to move, thereby allowing the support to erroneously rotate.

前記制動手段は、前記ケース側ガイド部に対し上方または下方に湾曲して接続され、引き出し方向端に面取り部を持つ第一制動ガイド部であり、
前記引き出し位置において、前記被ガイド部は該面取り部に係止され、前記サポートに設定値以上の荷重が加わった場合は、該被ガイド部を該面取り部から該第一制動ガイド部中央方向に移動させ該サポートの誤回動を許容する請求項１に記載のカップホルダ。The braking means is a first braking guide part which is connected to the case-side guide part by bending upward or downward, and has a chamfered part at an end in the pull-out direction,
In the pulled-out position, the guided portion is locked to the chamfered portion, and when a load equal to or more than a set value is applied to the support, the guided portion is moved from the chamfered portion toward the center of the first braking guide portion. 2. The cup holder according to claim 1, wherein the cup holder is moved to allow erroneous rotation of the support.

前記トレイはカップ外周壁を支持するカップ挿入口を持ち、前記サポートは前記引き出し位置において該カップ挿入口の下方に展開されカップ底壁を支持し、前記被ガイド部は断面円状の被ガイド突起であり、
該引き出し位置において、該被ガイド突起の軸中心と前記面取り部の引き出し方向端とは、０ｍｍを超えて該被ガイド突起の軸半径以下離れている請求項２に記載のカップホルダ。The tray has a cup insertion port for supporting a cup outer peripheral wall, the support is deployed below the cup insertion port at the draw-out position to support a cup bottom wall, and the guided portion has a guided projection having a circular cross section. And
3. The cup holder according to claim 2, wherein in the pulled-out position, the center of the guided protrusion and the end of the chamfered portion in the drawing direction are separated by more than 0 mm and less than or equal to the radius of the guided protrusion.

前記制動手段は、前記ケース側ガイド部の一部をバイパスし、前記引き出し位置において前記トレイ側ガイド部の弧状軌道と重複して延在し、軌道途中に前記被ガイド部の移動抵抗となる抵抗手段を持つ第二制動ガイド部であり、
該引き出し位置において、前記サポートに設定値以上の荷重が加わった場合は、該被ガイド部を、該抵抗手段に抗して該第二制動ガイド部に移動させ該サポートの誤回動を許容する請求項１に記載のカップホルダ。The braking means bypasses a part of the case-side guide portion, extends in the drawing position so as to overlap with the arc-shaped trajectory of the tray-side guide portion, and serves as a movement resistance of the guided portion in the middle of the trajectory. A second braking guide having means,
When a load equal to or more than a set value is applied to the support at the pull-out position, the guided portion is moved to the second braking guide portion against the resistance means to allow erroneous rotation of the support. The cup holder according to claim 1.