JP2004148523A - インクジェットプリンタの廃インク貯留装置 - Google Patents

インクジェットプリンタの廃インク貯留装置 Download PDF

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Takashi Goto
孝史 後藤
Hisashi Yoshimura
久 吉村
Naozumi Ueno
直純 上野
Masanori Matsushita
真規 松下
Hiroichi Nakamura
博一 中村
Muneo Kuroda
宗男 黒田
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Abstract

【課題】廃インク吸収パッドに対する廃インクの吸収開始範囲を拡大しつつ、廃インクチューブを介して注入した廃インクの乾燥を可及的に防止し、廃インクチューブからの廃インクを効率よく廃インク吸収パッドに吸収させる。
【解決手段】インクジェットプリンタの廃インク貯留部501に、画像形成ヘッドから吸い出された廃インクを廃インクチューブ502を介して下部空間501aに注入する廃インク容器501bと、この廃インク容器の上部に収容され、下部空間に注入された廃インクを吸収して貯留する廃インク吸収パッド501cとを備える。下部空間に、上方に突出するリブ501d,…をそれぞれ廃インクチューブの注入口502aを基点にしてこれとは反対方向の側壁に向かって放射状に延ばして設ける。この各リブの上面に廃インク吸収パッドを設置する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットプリンタにおいて廃インクを貯留する廃インク貯留装置に関し、詳しくは、廃インク容器内に注入された廃インクを効率よく廃インク吸収パッドに吸収させる対策に係わる。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種インクジェットプリンタの廃インク貯留装置としては、記録ヘッドのメンテナンス時などに、記録ヘッドから吸引された廃インクを廃インクチューブの排出口から廃インク吸収パッドに滴下させて吸収するように、廃インクチューブの排出口と廃インク吸収パッドとを密着させたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、その他の廃インク貯留装置としては、廃インク容器の下部に廃インク吸収パッドを収容し、この廃インク吸収パッドの上面に、記録ヘッドから吸い出された廃インクを導く廃インクチューブを載置し、この廃インクチューブに設けた多数の孔部を介して廃インクを廃インク吸収パッドに吸収させるようにしたものもある(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−168107号公報
【特許文献2】
特開2000−141705号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、廃インクが廃インク吸収パッドに滴下して排出されると、廃インク吸収パッドの滴下位置から廃インクの拡散が起こり、その廃インク吸収パッドの滴下位置から最も近い位置を廃インク吸収点として廃インクの吸収が再開される。一方、廃インク吸収パッド内に吸収された廃インクは廃インク吸収パッド内を伝播し、廃インク吸収パッド内部でも拡散していく。しかし、廃インクの排出が続き、継続的に廃インクが廃インク吸収点に集中して滴下することになると、廃インク吸収パッド内部での廃インクの伝播速度が遅くなり、廃インク吸収点での廃インクの吸収速度も遅くなる。そのため、廃インク吸収点での吸収速度が廃インクの排出速度(滴下速度)を下回ると、排出された廃インクは廃インク容底面上を伝い、最初の廃インク吸収点から新たな廃インク吸収点に移動する。このとき、廃インクは廃インク吸収パッド内に吸収されるまでに必ず、最初の廃インク吸収点を通過することになり、最初の廃インク吸収点は、排出された廃インクが新たな廃インク吸収点から吸収されてしまうまで、廃インクを吸収することもなく、廃インクに浸されていることになる。そうした場合、廃インクの性能によっては、廃インクが増粘し、最初の廃インク吸収点付近で廃インク流路を閉塞したり、廃インク吸収パッドに貼りついて廃インクの吸収を妨げたりすることになる。
【0006】
このような現象が生じることから、上記従来の廃インク吸収パッドに廃インクを滴下させて吸収するものでは、廃インクチューブの先端と廃インク容器底面上の廃インク吸収パッドとが密着しているため、廃インクチューブからの廃インク吸収パッドに対する廃インクの吸収開始範囲が非常に狭い限定された範囲となり、これでは、上述の如く最初の廃インク吸収点付近での廃インク流路の閉塞や、廃インクの貼り付きが生じ易く、廃インクチューブからの廃インクを効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることができない。
【0007】
また、上記従来の廃インク吸収パッド上に廃インクチューブを載置するものでは、多数の孔部によって廃インク吸収パッドに対する廃インクの吸収開始範囲が拡げられているものの、廃インクチューブの孔部から排出される廃インクが空気に直に触れるため、非常に乾燥しやすいものとなる。このため、廃インクの粘性が増して廃インク吸収パッド上の廃インクの吸収開始範囲付近で廃インク流路を閉塞したり、廃インク吸収パッドに貼りついて廃インクの吸収を妨げたりすることになり、このものにおいても、廃インクチューブからの廃インクを効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることができない。
【0008】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、廃インク吸収パッドに対する廃インクの吸収開始範囲を拡大しつつ、廃インクチューブを介した廃インクの乾燥を可及的に防止し、廃インクチューブからの廃インクを効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることができるインクジェットプリンタの廃インク貯留装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明が講じた解決手段は、インクジェットプリンタの廃インク貯留装置として、記録ヘッドから吸い出された廃インクを廃インクチューブを介して下部の空間に注入する廃インク容器と、この廃インク容器の上部に収容され、下部の空間に注入された廃インクを吸収して貯留する廃インク吸収パッドとを備えている。
【0010】
この特定事項により、廃インクチューブを介して廃インク容器の下部の空間に注入された廃インクは、廃インク容器(下部の空間)の底面に満遍なく拡がり、廃インク容器上部の廃インク吸収パッドに対し広い吸収開始範囲でバランスよく吸収される。
【0011】
その場合、廃インクチューブから廃インク容器の下部空間に注入される廃インクは、廃インク容器上部に収容した廃インク吸収パッドにより遮蔽されて空気に直に触れることがなく、廃インクの乾燥が可及的に防止されることになる。このため、廃インクチューブを介して廃インク容器の下部の空間に注入された廃インクの粘性の増加が抑制され、廃インク吸収パッドに対する廃インクの最初の吸収開始範囲付近での廃インク流路の閉塞や、廃インク吸収パッドへの廃インクの貼り付きが生じ難いものとなり、廃インクチューブからの廃インクを効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることが可能となる。
【0012】
また、上方に突出するリブまたは下方に凹む溝を廃インク容器における下部の空間に設けている場合には、廃インク容器の下部の空間に注入された廃インクは、それぞれリブ間または溝を伝って底面上を拡散し、毛細管現象により廃インク吸収パッドに広い範囲で吸収される。このように、リブ間または溝を伝って拡散する廃インクによって廃インク吸収パッドに対する吸収箇所が確実に分散され、廃インクをより効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることが可能となる。
【0013】
そして、先端を廃インク容器の中心位置付近に位置させるように廃インクチューブを下部の空間内に導入させている場合には、廃インク容器の下部の空間に注入された廃インクは、廃インク容器の中心位置付近から底面上を拡散し、廃インク吸収パッドに対し広い範囲で吸収される。このように、廃インク容器の中心位置付近から底面上を拡散する廃インクによって廃インク吸収パッドに対する吸収箇所が確実に分散され、廃インクをより効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることが可能となる。
【0014】
しかも、下方に突出する多数の突起部を廃インク吸収パッドの底面に設けている場合には、廃インク容器の下部の空間に注入された廃インクは、多数の突起部により吸収開始位置が分散された状態で廃インク吸収パッドに吸収されることになる。このため、廃インク吸収パッドに対する廃インクの最初の吸収開始範囲付近での廃インク流路の閉塞や、廃インク吸収パッドへの廃インクの貼り付きが生じても、廃インク吸収パッドの吸収力の低下を抑制することが可能となる。
【0015】
また、廃インク容器の底面を、下部の空間に対する廃インクチューブの導入側とは反対方向に向かって下方に傾斜させている場合には、廃インク容器の下部の空間に注入された廃インクは、底面に沿って廃インクチューブの導入側とは反対方向に向かって導き易いものとなり、廃インクをより効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることが可能となる。
【0016】
更に、廃インク吸収パッドを略水平状態に保持する保持部材を廃インク容器内に設けている場合には、廃インク容器の底面に沿って廃インクチューブの導入側とは反対方向に向かって導かれた廃インクは、略水平状態に保持された廃インク吸収パッドに対し偏ることなくその表層面から効率よく廃インク吸収パッドに廃インクを吸収させることが可能となる。
【0017】
特に、廃インクチューブの多数の孔を介して廃インクを下部の空間に注入するものとして、以下の構成が掲げられる。
【0018】
つまり、記録ヘッドから吸い出された廃インクを廃インクチューブを介して下部の空間に注入する廃インク容器と、この廃インク容器の上部に収容され、下部の空間に注入された廃インクを吸収して貯留する廃インク吸収パッドとを備えたインクジェットプリンタの廃インク貯留装置を前提とする。そして、先端側部分を廃インク容器内に位置させるように廃インクチューブを下部の空間内に導入し、廃インクを下部の空間に注入する多数の排出孔を廃インクチューブの先端側部分に設けている。
【0019】
この特定事項により、廃インクは、廃インク容器の下部の空間に導入された廃インクチューブの先端側部分に開口する多数の孔部を介して廃インク容器の下部の空間に満遍なく注入され、廃インク吸収パッドに対し広い範囲で吸収される。このように、廃インクチューブ先端側部分の多数の孔部を介して廃インク容器の下部の空間に満遍なく注入される廃インクによって廃インク吸収パッドに対する吸収箇所が確実に分散され、廃インクを効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることが可能となる。
【0020】
また、廃インクチューブの先端側部分との干渉を回避しつつ上方に突出するリブ、または廃インクチューブの先端側部分を収容しつつ下方に凹む溝を廃インク容器における下部の空間に設けている場合には、廃インク容器の下部の空間に注入された廃インクは、それぞれリブ間または溝を伝って底面上を拡散し、毛細管現象により廃インク吸収パッドに広い範囲で吸収される。このように、リブ間または溝を伝って拡散する廃インクによって廃インク吸収パッドに対する吸収箇所が確実に分散され、廃インクをより効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることが可能となる。
【0021】
そして、廃インクチューブの先端側部分を下部の空間の底面上において円周状または渦巻き状に配置している場合には、孔部を介して注入される廃インクは、廃インクチューブの内外両方向にそれぞれ拡散し、廃インク吸収パッドに対し広い範囲で吸収される。このように、廃インクチューブの内外両方向にそれぞれ拡散する廃インクによって廃インク吸収パッドに対する吸収箇所が確実に分散され、廃インクをより効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることが可能となる。
【0022】
これに対し、廃インクチューブの先端側部分を下部の空間の底面上において略S字状に配置している場合には、孔部を介して注入される廃インクは、廃インクチューブのS字形状に沿って拡散し、廃インク吸収パッドに対し広い範囲で吸収される。このように、廃インクチューブのS字形状に沿って拡散する廃インクによって廃インク吸収パッドに対する吸収箇所が確実に分散され、廃インクをより効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることが可能となる。
【0023】
また、廃インクチューブの先端側部分を、下部の空間の底面上において枝分かれさせた状態で配置している場合には、孔部を介して注入される廃インクは、廃インクチューブの枝形状に沿って拡散し、廃インク吸収パッドに対し広い範囲で吸収される。このように、廃インクチューブの枝形状に沿って拡散する廃インクによって廃インク吸収パッドに対する吸収箇所が確実に分散され、廃インクをより効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることが可能となる。しかも、廃インクチューブの先端側部分を独立して枝分かれさせることによって先端側部分での枝毎の全長が短いもので済み、廃インクチューブ内での廃インクの流れをスムーズにすることが可能となる。
【0024】
そして、廃インク容器の底面を、下部の空間に対して導入された廃インクチューブの先端側部分の導入側とは反対方向に向かって下方に傾斜させている場合には、廃インクチューブの先端側部分内の廃インクは、底面に沿って廃インクチューブの導入側から先端側に向かって流れ易いものとなり、先端側部分内での廃インクの流れをより一層スムーズにすることが可能となる。
【0025】
また、廃インクチューブの先端側部分を下部の空間に対する導入側から先端側に向かって下方に傾斜させるように支持する支持部材を下部空間に設けている場合には、廃インクは、廃インクチューブの先端側部分内において導入側から先端側に向かって導き易いものとなり、先端側部分内での廃インクの流れをより一層スムーズにすることが可能となる。
【0026】
更に、リブまたは溝を廃インク容器における下部の空間の側壁よりも内側に位置させている場合には、廃インク容器の下部の空間に注入された毛細管現象により吸い上げられた廃インクを、廃インク吸収パッドに対し内外両方向に拡散させて広い範囲で非常に効率よく吸収させることが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0028】
<第1の実施の形態>
図1および図2は、本実施の形態に係わるカラーインクジェットプリンタの構成を示す説明図である。
【0029】
図1および図2において、カラーインクジェットプリンタ1は、記録用紙P上にインクを吐出することによって画像を形成する画像形成装置であって、記録用紙Pに画像を形成する画像形成部10と、記録用紙Pをカラーインクジェットプリンタ本体1Aに供給する給紙部20と、給紙部20からの記録用紙Pを画像形成部10まで搬送する搬送部30と、画像形成部10により画像形成された記録用紙Pを排出する排出部40とを備えている。
【0030】
上記給紙部20は、給紙トレイ201、分離板202、給紙ローラ203を備えている。給紙トレイ201は、画像形成にかかる記録用紙Pを収容・給紙するものである。分離板202および給紙ローラ203は、給紙トレイ201に収容された記録用紙Pを一枚ずつ分離して搬送部30に供給するものである。
【0031】
搬送部30は、ガイド板301、搬送ローラ302を備えている。上記ガイド板301は、給紙ローラ203から給紙されてきた記録用紙Pを画像形成部10に導くためのものである。上記搬送ローラ302は、ガイド板301上を通過した記録用紙Pを後述する画像形成ヘッド101まで搬送するように構成されている。
【0032】
上記画像形成部10は、インクキャリッジ102、シャフト103(図1に表れる)、プラテン104(図2に表れる)を備えている。インクキャリッジ102は、図示しないDCモータに駆動連結されている。具体的には、図示しないが、DCモータの出力軸に回転一体に連結された駆動プーリ102aと従動プーリ102bとの間に掛け渡されたベルト102cの往路にインクキャリッジ102が固定され、DCモータの駆動に伴って図1における左右方向(走査方向)にインクキャリッジ102がガイドシャフト103に沿って、往復移動するようになっている。また、上記インクキャリッジ102は、図3に示すように、3つのインクカートリッジ105,…および画像形成ヘッド101(記録ヘッド)を備えている。各インクカートリッジ105は、インクを貯留(蓄積)するとともに、画像形成ヘッド101にインクを供給するものであり、画像形成ヘッド101の上部に取り付けられている。また、本カラーインクジェットプリンタ1では、互いに色の異なる3色(イエロー,マゼンタ,シアン)のインクを使用するようになっており、各インクを蓄積するために、インクカートリッジ105を3つ備えている。上記画像形成ヘッド101は、インクカートリッジ105から供給されたインクを吐出口101aから吐出して、記録用紙Pに画像を形成するものである。上記ガイドシャフト103は、インクキャリッジ102を、走査方向に沿って移動できるように案内するためのガイドである。そして、上記ガイドシャフト103の下方には、そのガイドシャフト103と平行に走査方向へ延びるタイミングフェンス106が設けられている。このタンミングフェンス106にはその長手方向に等ピッチのマーキングが施されている。更に、上記インクキャリッジ102には、上記タイミングフェンス106上のマークを検出するセンサ(図示せず)が取り付けられている。そして、図示しない制御部は、上記センサからの検出信号のカウント数や時間間隔に基づいてインクキャリッジ102の移動距離や移動速度を認識し、これに基づいてインクキャリッジ102を所定の速度で所定の距離移動させるように上記DCモータの駆動制御を行っている。ここで、走査方向とは、記録用紙Pの搬送方向と垂直な方向のことである。
【0033】
上記プラテン104は、画像形成(インク吐出)の際、記録用紙Pを載置するための台(印字台)となるものであり、記録用紙Pにおける平坦性の維持、および吐出口101aと記録用紙Pとの距離調整を行うためのものである。
【0034】
上記排出部40は、排出ローラ401および排出トレイ402を備えている。排出ローラ401は、画像形成ヘッド101で画像形成された記録用紙Pを排出トレイ402に排出するように構成されている。
【0035】
次に、本カラーインクジェットプリンタ1の印字動作について説明する。
【0036】
まず、ユーザーが、記録用紙Pを給紙トレイ201上に載置する。そして、本カラーインクジェットプリンタ1がコンピュータ等の画像形成要求を受信すると、分離板202と給紙ローラ203とによって、記録用紙Pを1枚ずつ搬送部30に給紙する。この給紙された記録用紙Pは、ガイド板301に支えられながら搬送ローラ302によって搬送される。
【0037】
そして、記録用紙Pが画像形成部10まで搬送されると、記録用紙Pに対して画像形成ヘッド101よりインクを吐出して画像形成を行う。この画像形成は、画像形成ヘッド101を備えたインクキャリッジ102を、シャフト103に沿って走査方向に移動させることにより行われる。すなわち、画像形成の際、インクキャリッジ102は、走査方向における一方の端部(図1では右端部)に設けられたスタート位置に配置される。そして、画像形成要求に応じて、他方の端部(図1では左端部)に設けられた停止位置まで、走査方向に沿って移動されるようになっている。そして、この移動の際、画像形成ヘッド101が、画像形成要求に応じて記録用紙Pに対してインクを吐出する。これにより、画像形成ヘッド101によって、1ライン分の画像(ライン画像)を形成できるようになっている。なお、ライン画像の幅は、画像形成ヘッド101の縦幅(記録用紙P搬送方向での幅)に相当する。また、1つのライン画像が形成された後、搬送ローラ302は、プラテン104上の記録用紙Pを、ライン画像の幅分だけ搬送させる。また、この搬送の間に、インクキャリッジ102は、スタート位置に復帰する。(画像形成走査)。そして、本カラーインクジェットプリンタ1では、このような画像形成走査を繰り返し行うことで、画像形成ヘッド101によって、画像形成要求に応じた情報を記録用紙Pに画像形成するようになっている。
【0038】
最後に、画像形成された記録用紙Pは、排紙ローラ401を経て排紙トレイ402に排出され、ユーザーにドキュメント(画像形成物)として提供されるようになっている。
【0039】
そして、インクキャリッジ102の走査方向における一方の端部には、画像形成ヘッド101をメンテナンスするメンテナンスユニット50が設けられている。このメンテナンスユニット50では、画像形成動作が停止または休止している状態において画像形成ヘッド101先端(インクノズル)の吐出口101aのインク滴が乾燥して凝固することがあるため、停止状態となるときに画像形成ヘッド101のクリーニングが、また休止状態(数秒以上)となるときに画像形成ヘッド101のフラッシングがそれぞれ行われるようになっている。このため、画像形成動作の停止または休止の際には、図1に二点鎖線で示すように、インクキャリッジ102が駆動して画像形成ヘッド101をメンテナンスユニット50に臨ませるようになされている。
【0040】
上記メンテナンスユニット50は、廃インクを受けるべく画像形成ヘッド101に対峙するヘッドキャップ(図示せず)と、このヘッドキャップを進退させるキャップ移動機構(図示せず)と、回収した廃インクを貯留する廃インク貯留装置としての廃インク貯留部501(図4参照)と、一端がヘッドキャップに接続され、廃インク貯留部501まで延びる廃インクチューブ502(図4参照)と、廃インクチューブ502の途中に介在させた廃インクポンプ(図示せず)とを備えている。また、ヘッドキャップには、先端を大気に開放した通気チューブ(図示せず)が接続され、この通気チューブの途中にはバルブユニット(図示せず)が介在されている。上記廃インクチューブ502の先端は、廃インク貯留部501の側壁下端部に接続され、後述する下部の空間としての下部空間501aに対し廃インクを注入させるように構成されている。
【0041】
上述したクリーニングにおいては、キャップ移動機構によりヘッドキャップを画像形成ヘッド101に密着させ、廃インクポンプを駆動してインクの吸引が行われる。吸引が行われた後は、ヘッドキャップと画像形成ヘッド101との密着状態が保持され、画像形成ヘッド101の吐出口101aがインクの凝固(乾燥)や埃の付着から保護されるようになっている。また、フラッシングにおいては、画像形成ヘッド101に対しヘッドキャップを離間させた状態にしておき、画像形成ヘッド101からヘッドキャップに向かってインクの吐出が行われる。
【0042】
上記ヘッドキャップは、画像形成ヘッド101に対峙する開口を形成した図示しないキャップケース内にインク吸収体とキャップゴムとを収容して構成されている。キャップゴムは、画像形成ヘッド101の吐出口101aを包含する大きさを有しており、その縁部を画像形成ヘッド101に押し当てることにより、画像家ヘッド101とキャップケースとの間隙を封止する。
【0043】
上記廃インクポンプは、廃インクチューブ502をしごくように回転して、ヘッドキャップ内の廃インクを吸引する。この吸引の形式には、クリーニング時の本吸引と、単純にヘッドキャップ内に溜まった廃インクを吸引する空吸引とがある。本吸引では画像形成ヘッド101からインクの吸引を行うため、バルブユニットを作動させ通気チューブを閉状態にする一方、空吸引では、バルブユニットを作動させ通気チューブを開状態にするようにしている。
【0044】
そして、本発明の特徴部分として、図4に示すように、上記廃インク貯留部501は、画像形成ヘッド101から廃インクポンプにより吸い出された廃インクを廃インクチューブ502を介して下部空間501aに注入する廃インク容器501bと、この廃インク容器501bの上部に収容され、下部空間501aに注入された廃インクを吸収して貯留する廃インク吸収パッド501cとを備えている。上記廃インク容器501bは、上端を開放した方形の樹脂製容器であり、カラーインクジェットプリンタ1の耐用年数に相当する廃インクを貯留可能な容量を有している。そして、図5に示すように、上記廃インク容器501bの下部空間501aには、上方に突出する複数のリブ501d,…が設けられている。この場合、相隣なるリブ501d,501d間での毛細管現象により、廃インク容器501b底面のインクがリブ501d,501d間を伝って吸い上げられるようになっている。
【0045】
上記各リブ501dは、下部空間501aにおいてそれぞれ廃インクチューブ502の注入口502aを基点にしてこれとは反対方向の側壁(図4および図5では左側の側壁)に向かって放射状に延びて設けられ、その上面に上記廃インク吸収パッド501cを設置させている。また、上記各リブ501dは、廃インク容器501bにおける下部空間501a周囲の側壁よりも内側に位置している。つまり、各リブ501dは、廃インク容器501bにおける下部空間501a周囲の側壁に対し非接触で配置されている。
【0046】
したがって、上記実施形態では、廃インクチューブ502を介して廃インク容器501の下部空間501aに注入された廃インクは、廃インク容器501b(下部空間501a)の底面に満遍なく拡がり、廃インク容器501b上部の廃インク吸収パッド501cに対し広い吸収開始範囲でバランスよく吸収される。
【0047】
その場合、廃インクチューブ502から廃インク容器501bの下部空間501aに注入された廃インクは、廃インク容器501b上部に収容した廃インク吸収パッド501cにより遮蔽されて空気に直に触れることがなく、廃インクの乾燥が可及的に防止されることになる。このため、廃インクチューブ502を介して廃インク容器501bの下部空間501aに注入された廃インクの粘性が増すことが防止され、廃インク吸収パッド501cに対する廃インクの最初の吸収開始範囲付近での廃インク流路の閉塞や、廃インク吸収パッド501cへの廃インクの貼り付きが生じ難いものとなり、廃インクチューブ502からの廃インクを効率よく廃インク吸収パッド501cに吸収させることができる。
【0048】
また、廃インク容器501bの下部空間501aには、この下部空間501aにおいて上方に突出する複数のリブ501d,…が廃インクチューブ502の注入口502aを基点にしてこれとは反対方向の側壁に向かって放射状に延びて設けられているので、廃インク容器501bの下部空間501aに注入された廃インクは、それぞれ相隣なるリブ501d,501間を伝って底面上を拡散し、毛細管現象により廃インク吸収パッド501cに広い範囲で吸収される。このように、相隣なるリブ501d,501d間を伝って拡散する廃インクによって廃インク吸収パッド501cに対する吸収箇所が確実に分散され、廃インクをより効率よく廃インク吸収パッド501cに吸収させることができることになる。
【0049】
更に、各リブ501dは、廃インク容器501bにおける下部空間501a周囲の側壁に対し非接触で配置されているので、廃インク容器501bの下部空間501aにおいて相隣なるリブ501d,501dによる毛細管現象により吸い上げられた廃インクを、廃インク吸収パッド501cに対しリブの内外両方向に拡散させて広い範囲で非常に効率よく吸収させることができる。
【0050】
なお、上記第1の実施形態では、廃インク容器501bの下部空間501aにおいて上方に突出する複数のリブ501d,…を設けたが、廃インク容器の下部空間に下方に凹む複数の溝を設け、この各溝が、下部空間においてそれぞれ廃インクチューブの注入口を基点にしてこれとは反対方向の側壁に向かって放射状に延びて設けられていてもよい。その場合、廃インク容器(下部空間)の底面上に廃インク吸収パッドが設置され、また、各溝が、廃インク容器における下部空間周囲の側壁よりも内側に位置するようにしてもよい。
【0051】
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態を図6に基づいて説明する。
【0052】
この実施形態では、廃インクチューブの先端位置およびリブの形状を変更している。なお、リブを除くその他の構成は、上記第1の実施形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0053】
すなわち、本実施形態では、図6に示すように、廃インクチューブ502は、その先端(注入口502a)が廃インク容器501b(下部空間501a)の中心位置付近に位置するように下部空間501a内に導入されている。
【0054】
また、廃インク容器501bの下部空間501aには、上方に突出する複数のリブ503,…が設けられている。
【0055】
上記各リブ503は、下部空間501aにおける中心位置付近つまり廃インクチューブ502の先端(注入口502a)を中心にして下部空間501a周囲の側壁に向かって放射状に延びて設けられ、その上面に上記廃インク吸収パッド501cを設置させている。また、上記各リブ503は、廃インク容器501bにおける下部空間501a周囲の側壁よりも内側、つまり廃インク容器501bにおける下部空間501a周囲の側壁に対し非接触で配置されている。
【0056】
したがって、上記実施形態では、廃インク容器501bの下部空間501aに注入された廃インクは、廃インク容器501bの中心位置付近からそれぞれ相隣なるリブ503,503間を伝って底面上を拡散し、相隣なるリブ503,503間での毛細管現象により吸い上げられて廃インク吸収パッド501cに対し広い範囲で吸収される。このように、廃インク容器501bの中心位置付近からリブ503,503間を伝って底面上を拡散する廃インクによって廃インク吸収パッド501cに対する吸収箇所が確実に分散され、廃インクをより効率よく廃インク吸収パッド501cに吸収させることができる。
【0057】
なお、上記第2の実施形態では、廃インク容器501bの下部空間501aにおいて上方に突出する複数のリブ503,…を設けたが、廃インク容器の下部空間に下方に凹む複数の溝を設け、この各溝が、下部空間において下部空間における中心位置付近つまり廃インクチューブの先端(注入口)を中心にして下部空間周囲の側壁に向かって放射状に延びて設けられていてもよい。その場合、廃インク容器(下部空間)の底面上に廃インク吸収パッドが設置され、また、各溝が、廃インク容器における下部空間周囲の側壁よりも内側に位置するようにしてもよい。
【0058】
<第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態を図7に基づいて説明する。
【0059】
この実施形態では、廃インク吸収パッドの形状を変更している。なお、廃インクパッドを除くその他の構成は、上記第1の実施形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0060】
すなわち、本実施形態では、図7に示すように、廃インク吸収パッド504の底面に、下方に突出する多数の突起部504a,…を設けている。
【0061】
この場合、廃インク容器501bの下部空間501aに注入された廃インクは、多数の突起部504a,…により吸収開始位置が分散された状態で廃インク吸収パッド504に吸収されることになる。このため、廃インク吸収パッド504に対する廃インクの最初の吸収開始範囲付近での廃インク流路の閉塞や、廃インク吸収パッドへの廃インクの貼り付きが生じても、廃インク吸収パッド504の吸収力の低下を抑制することができる。
【0062】
<第4の実施の形態>
次に、本発明の第4の実施の形態を図8に基づいて説明する。
【0063】
この実施形態では、廃インク容器の取り付け状態を変更している。なお、本実施形態における構成は、上記第1の実施形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0064】
すなわち、本実施形態では、図8に示すように、廃インク容器501dは、その底面が下部空間501aに対する廃インクチューブ502の注入口502a側の側壁(図では右側の側壁)とは反対方向の側壁(図では左側の側壁)に向かって下方に傾斜するように傾斜した状態でインクジェットプリンタ1に取り付けられている。
【0065】
この場合、廃インク容器501bの下部空間501aに注入された廃インクは、底面に沿って廃インクチューブ502の注入口502a側の側壁とは反対方向の側壁に向かって導き易いものとなり、廃インクをより効率よく廃インク吸収パッド501cに吸収させることができる。
【0066】
<第5の実施の形態>
次に、本発明の第5の実施の形態を図9に基づいて説明する。
【0067】
この実施形態では、廃インク容器の底面の形状を変更している。なお、廃インク容器の底面を除くその他の構成は、上記第1の実施形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0068】
すなわち、本実施形態では、図9に示すように、廃インク容器501bの底面は、下部空間501aに対する廃インクチューブ502の注入口502a側の側壁(図では右側の側壁)とは反対方向の側壁(図では左側の側壁)に向かって下方に傾斜している。
【0069】
また、廃インク容器501b内には、廃インク吸収パッド501cを略水平状態に保持する保持部材505が設けられている。この保持部材505は、廃インク吸収パッド501cの底面を略水平に保つ複数の梁505a,…と、廃インク容器501bの下部空間501a周囲の側壁上部に設けられ、上記各梁505aを支える枠状の支持枠505bとを備えている。
【0070】
したがって、上記実施形態では、廃インク容器の下部の空間に注入された廃インクは、底面に沿って廃インクチューブの注入口502a側の側壁とは反対方向の側壁に向かって導き易いものとなり、廃インクをより効率よく廃インク吸収パッド501cに吸収させることができる。
【0071】
また、廃インク容器501bの底面に沿って廃インクチューブ502の注入口502a側の側壁とは反対方向の側壁に向かって導かれた廃インクは、保持部材505によって略水平状態に保持された廃インク吸収パッド501cに対し偏ることなくその表層面から効率よく廃インク吸収パッド501cに廃インクを吸収させることができる。
【0072】
<第6の実施の形態>
次に、本発明の第6の実施の形態を図10ないし図12に基づいて説明する。
【0073】
この実施形態では、廃インクチューブの先端側部分の形状を変更している。なお、廃インクチューブの先端側部分を除くその他の構成は、上記第1の実施形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0074】
すなわち、本実施形態では、図10および図11に示すように、廃インクチューブ506は、その先端側部分506aを廃インク容器501b内に位置させるように下部空間501a内に導入されている。上記先端側部分506aは、廃インク容器501b内の略水平な底面上において略トラック状となるように配置されている。そして、図12に示すように、上記廃インクチューブ506の先端側部分506aには、廃インクを下部空間501aに注入する多数の排出孔506bが設けられている。
【0075】
また、廃インク容器501bの下部空間501aには、廃インクチューブ506の先端側部分506aとの干渉を回避しつつ上方に突出する4つの矩形状のリブ507,…が先端側部分の内側に所定間隔置きに設けられている。そして、この各リブ507の上面に廃インク吸収パッド501cが設置されている。
【0076】
したがって、上記実施形態では、廃インクは、廃インク容器501bの下部空間501aに導入された廃インクチューブ506の先端側部分506aに開口する多数の孔部506b,…を介して廃インク容器501bの下部空間501aに満遍なく注入され、廃インク吸収パッド501cに対し広い範囲で吸収される。このように、廃インクチューブ506の先端側部分506aの多数の孔部506b,…を介して廃インク容器501bの下部空間501aに満遍なく注入される廃インクによって廃インク吸収パッド501cに対する吸収箇所が確実に分散され、廃インクを効率よく廃インク吸収パッド501cに吸収させることができる。
【0077】
また、廃インク容器501bの下部空間501aに注入された廃インクは、それぞれリブ507,507間を伝って底面上を拡散し、毛細管現象により廃インク吸収パッド501cに広い範囲で吸収される。このように、リブ507,507間を伝って拡散する廃インクによって廃インク吸収パッド501cに対する吸収箇所が確実に分散され、廃インクの吸収効率をより高めることができる。
【0078】
なお、上記第6の実施形態では、廃インク容器501bの下部空間501aにおいて上方に突出する複数のリブ507,…を設けたが、廃インク容器の下部空間において廃インクチューブの先端側部分を収容しつつ下方に凹む略トラック状の溝を設けてもよい。その場合、廃インク容器(下部空間)の底面上に廃インク吸収パッドが設置されることになる。
【0079】
<第7の実施の形態>
次に、本発明の第7の実施の形態を図13に基づいて説明する。
【0080】
この実施形態では、廃インクチューブの先端側部分の形状を変更している。なお、廃インクチューブの先端側部分を除くその他の構成は、上記第6の実施形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0081】
すなわち、本実施形態では、図13に示すように、廃インクチューブ508の先端側部分508aが、下部空間501aの略水平な底面上において渦巻き状に配置されている。また、先端側部分508aの曲折部の内側には、円柱状のリブ509,…が立設されており、この各リブ509に沿わせて先端側部分508aを曲折させることで、渦巻き状に形が決められるようになっている。そして、先端側部分508aの孔部508bは、リブ509と対応する部位での形成が免除されている。そして、この各リブ509の上面に廃インク吸収パッド501cが設置されている。
【0082】
したがって、上記実施形態では、孔部508bを介して下部空間501aに注入された廃インクは、廃インクチューブ508の先端側部分508aの内外両方向にそれぞれ拡散し、廃インク吸収パッド501cに対し広い範囲で吸収される。このように、廃インクチューブ508の先端側部分508aの内外両方向にそれぞれ拡散する廃インクによって廃インク吸収パッド501cに対する吸収箇所が確実に分散され、廃インクをより効率よく廃インク吸収パッド501cに吸収させることができる。
【0083】
<第8の実施の形態>
次に、本発明の第8の実施の形態を図14に基づいて説明する。
【0084】
この実施形態では、廃インクチューブの先端側部分の形状を変更している。なお、廃インクチューブの先端側部分を除くその他の構成は、上記第6の実施形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0085】
すなわち、本実施形態では、図14に示すように、廃インクチューブ510の先端側部分510aを下部空間501aの略水平な底面上において略S字状に配置している。また、先端側部分510aの曲折部の内側には、上方に突出する円柱状のリブ511,…が設けられており、この各リブ511に沿わせて先端側部分510aを曲折させることで、略S字状に形が決められるようになっている。そして、先端側部分510aの孔部510bは、リブ511と対応する部位での形成が免除されている。また、上記各リブ511の上面に廃インク吸収パッド501cが設置されている。
【0086】
したがって、上記実施形態では、孔部510bを介して下部空間501aに注入される廃インクは、廃インクチューブ510の先端側部分510aのS字形状に沿って拡散し、廃インク吸収パッド501cに対し広い範囲で吸収される。このように、廃インクチューブ510の先端側部分510aのS字形状に沿って拡散する廃インクによって廃インク吸収パッド501cに対する吸収箇所が確実に分散され、廃インクをより効率よく廃インク吸収パッド501cに吸収させることができる。
【0087】
なお、上記第8の実施形態では、廃インクチューブ510の先端側部分510aを下部空間501aの略水平な床面上に配置したが、図15に示すように、廃インク容器520の底面を、下部空間520aに対して導入された廃インクチューブ510の先端側部分510aの導入側の側壁(図では右側の側壁)とは反対方向の側壁(図では左側の側壁)に向かって下方に傾斜させ、この傾斜する底面上に先端側部分521aが配置されるようにしたり、下部の空間に対して導入された先端側部分の導入側の側壁とは反対方向の側壁に向かって下方に傾斜させるように廃インクチューブの先端側部分を傾斜状態で配置したりしてもよい。この場合、廃インクチューブ510の先端側部分510a内の廃インクは、床面に沿って下部空間520aに対する廃インクチューブ510の導入側から先端側に向かって流れ易いものとなり、廃インクチューブ510内での廃インクの流れをより一層スムーズにすることができることになる。
【0088】
<第9の実施の形態>
次に、本発明の第9の実施の形態を図16に基づいて説明する。
【0089】
この実施形態では、廃インクチューブの先端側部分の形状を変更している。なお、廃インクチューブの先端側部分を除くその他の構成は、上記第6の実施形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0090】
すなわち、本実施形態では、図16に示すように、廃インクチューブ512の先端側部分512aを、下部空間501aに対する廃インクチューブ512の導入側の側壁(図では左側の側壁)とは反対方向の側壁(図では右側の側壁)に向かって枝分かれさせた状態で下部空間501aの略水平な底面上に配置している。この枝分かれしている先端側部分512a,…の間には、上方に突出する細長いリブ513,513が設けられ、この各リブ513の上面に廃インク吸収パッド501cが設置されている。また、先端側部分512aには多数の孔部512b,…が設けられている。
【0091】
したがって、上記実施形態では、孔部512b,…を介して下部空間501aに注入される廃インクは、廃インクチューブ512の枝形状に沿って拡散し、廃インク吸収パッド501cに対し広い範囲で吸収される。このように、廃インクチューブ512の枝形状に沿って拡散する廃インクによって廃インク吸収パッド501cに対する吸収箇所が確実に分散され、廃インクをより効率よく廃インク吸収パッド501cに吸収させることができる。
【0092】
しかも、廃インクチューブ512の先端側部分512aを枝分かれさせて独立させることによって先端側部分512aでの枝毎の全長が短いもので済み、廃インクチューブ512内での廃インクの流れをスムーズにすることができる。
【0093】
なお、上記第9の実施形態では、廃インクチューブ512の先端側部分512aを下部空間501aの略水平な床面上に配置したが、廃インク容器の底面を、下部の空間に対して導入された廃インクチューブの先端側部分の導入側の側壁とは反対方向の側壁に向かって下方に傾斜させ、この傾斜する底面上に先端側部分が配置されるようにしたり、下部の空間に対して導入された先端側部分の導入側の側壁とは反対方向の側壁に向かって下方に傾斜させるように廃インクチューブの先端側部分を傾斜状態で配置したりしてもよい。この場合、廃インクチューブの先端側部分内の廃インクは、床面に沿って下部空間に対する廃インクチューブの導入側から先端側に向かって流れ易いものとなり、廃インクチューブ内での廃インクの流れをより一層スムーズにすることができることになる。
【0094】
<第10の実施の形態>
次に、本発明の第10の実施の形態について説明する。
【0095】
この実施形態では、廃インクチューブの先端側部分の形状を変更している。なお、廃インクチューブの先端側部分を除くその他の構成は、上記第6の実施形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0096】
すなわち、本実施形態では、廃インクチューブの先端側部分を、下部空間の底面上に円周状に巻回された状態で配置されている。
【0097】
この廃インクチューブの先端側部分は、下部空間に対する廃インクチューブの導入側(先端側部分の基端側)から先端に行くに従い高さが徐々に低くなるように支持する傾斜板状の支持部材によって支持されている。そして、廃インク吸収パッドは、網状の部材に支持されて下部空間の上方に設けられている。また、先端側部分には多数の孔部が設けられている。
【0098】
この場合、先端側部分の各孔部を介して下部空間に注入された廃インクは、先端側部分の高低差により、下部空間に対する廃インクチューブの導入側(先端側部分の基端側)から先端側にスムーズに流れ、孔部を介して下部空間に貯留される。そして、下部空間の廃インクがインク吸収パッドの下面に達するまで貯まると、下部空間の廃インクが廃インク吸収パッドに吸収されて貯留される。
【0099】
このように、支持部材による高低差によって廃インクチューブの先端側部分内の廃インクが導入側(先端側部分の基端側)から先端側まで導き易いものとなり、先端側部分内での廃インクの流れをより一層スムーズにすることができる。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、廃インクを廃インクチューブを介して廃インク容器の下部の空間に注入することで、廃インク容器の底面に満遍なく拡がる廃インクを廃インク容器上部の廃インク吸収パッドにより遮蔽し、空気への直触れをなくして廃インクの乾燥を可及的に防止し、廃インクの粘性の増加を抑制して、最初の廃インク吸収点付近での廃インク流路の閉塞や、廃インクの貼り付きを防止して、廃インクチューブからの廃インクを効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることができる。
【0101】
また、上方に突出するリブまたは下方に凹む溝を廃インク容器における下部の空間に設けることで、リブ間または溝を伝って拡散する廃インクによって廃インク吸収パッドに対する吸収箇所を確実に分散し、廃インクをより効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることができる。
【0102】
そして、先端を廃インク容器の中心位置付近に位置させるように廃インクチューブを下部の空間内に導入させることで、廃インク容器の中心位置付近から底面上を拡散する廃インクによって廃インク吸収パッドに対する吸収箇所を確実に分散させ、廃インクをより効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることができる。
【0103】
しかも、下方に突出する多数の突起部を廃インク吸収パッドの底面に設けることで、多数の突起部により吸収開始位置を分散させた状態で廃インク吸収パッドに廃インクを吸収し、最初の廃インク吸収点付近での廃インク流路の閉塞や、廃インクの貼り付きに左右されることなく廃インク吸収パッドの吸収力の低下を抑制することができる。
【0104】
また、廃インク容器の底面を、下部の空間に対する廃インクチューブの導入側とは反対方向に向かって下方に傾斜させることで、底面に沿って下部空間に対する廃インクチューブの注入口側からその反対方向に向かって廃インクを導き易いものとし、廃インクをより効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることができる。
【0105】
更に、廃インク吸収パッドを略水平状態に保持する保持部材を廃インク容器内に設けることで、廃インク容器の底面に沿って下部空間に対する廃インクチューブの注入口側からその反対方向に向かって導いた廃インクを廃インク吸収パッドに対し偏ることなくその表層面から効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることができる。
【0106】
特に、先端側部分を廃インク容器内に位置させるように廃インクチューブを下部の空間内に導入し、廃インクを下部の空間に注入する多数の排出孔を廃インクチューブの先端側部分に設けることで、先端側部分の多数の孔部を介して廃インク容器の下部の空間に満遍なく注入した廃インクによって廃インク吸収パッドに対する吸収箇所を確実に分散し、廃インクを効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることができる。
【0107】
また、廃インクチューブの先端側部分との干渉を回避しつつ上方に突出するリブ、または廃インクチューブの先端側部分を収容しつつ下方に凹む溝を廃インク容器の下部の空間に設けることで、リブ間または溝を伝って拡散する廃インクによって廃インク吸収パッドに対する吸収箇所を確実に分散でき、廃インクをより効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることができる。
【0108】
そして、廃インクチューブの先端側部分を下部の空間の底面上において円周状または渦巻き状に配置することで、廃インクチューブの内外両方向に廃インクをそれぞれ拡散させて廃インク吸収パッドに対する廃インクの吸収箇所を確実に分散でき、廃インクをより効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることができる。
【0109】
これに対し、廃インクチューブの先端側部分を下部の空間の底面上において略S字状に配置することで、廃インクチューブのS字形状に沿って廃インクを拡散させて廃インク吸収パッドに対する廃インクの吸収箇所を確実に分散でき、廃インクをより効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることができる。
【0110】
また、廃インクチューブの先端側部分を、下部の空間の底面上において枝分かれさせた状態で配置することで、廃インクチューブの枝形状に沿って廃インクを拡散させて廃インク吸収パッドに対する廃インクの吸収箇所を確実に分散でき、廃インクをより効率よく廃インク吸収パッドに吸収させることができる。しかも、廃インクチューブの先端側部分を独立して枝分かれさせることによって先端側部分での枝毎の全長を短くでき、廃インクチューブ内での廃インクの流れをスムーズにすることができる。
【0111】
そして、廃インク容器の底面を、下部の空間に対して導入された廃インクチューブの先端側部分の導入口側とは反対方向に向かって下方に傾斜させることで、廃インクチューブの先端側部分内の廃インクを底面に沿って廃インクチューブの導入側から先端側に向かって流れ易いものにし、先端側部分内での廃インクの流れをより一層スムーズにすることができる。
【0112】
また、廃インクチューブの先端側部分を下部の空間に対する導入側から先端側に向かって下方に傾斜させるように支持する支持部材を設けることで、廃インクチューブの先端側部分内において導入側から先端側に向かって廃インクを導き易いものとし、先端側部分内での廃インクの流れをより一層スムーズにすることができる。
【0113】
更に、リブまたは溝を廃インク容器における下部の空間の側壁よりも内側に位置させることで、廃インク吸収パッドに対し廃インクをリブまたは溝の内外両方向に拡散させて広い範囲で非常に効率よく吸収させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るカラーインクジェットプリンタの内部構成を示す斜視図である。
【図2】同じくカラーインクジェットプリンタの内部構成を示す断面図である。
【図3】同じくインクキャリッジの斜視図である。
【図4】同じく廃インク容器の縦断面図である。
【図5】同じく廃インク吸収パッドを取り外した状態で廃インク容器を上方から見た平面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るカラーインクジェットプリンタの廃インク吸収パッドを取り外した状態で廃インク容器を上方から見た平面図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係るカラーインクジェットプリンタの廃インク容器の縦断面図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に係るカラーインクジェットプリンタの廃インク容器の縦断面図である。
【図9】本発明の第5の実施形態に係るカラーインクジェットプリンタの廃インク容器の縦断面図である。
【図10】本発明の第6の実施形態に係るカラーインクジェットプリンタの廃インク吸収パッドを取り外した状態で廃インク容器を上方から見た平面図である。
【図11】同じく廃インク容器の縦断面図である。
【図12】同じく廃インクチューブの先端側部分の縦断面図である。
【図13】本発明の第7の実施形態に係るカラーインクジェットプリンタの廃インク吸収パッドを取り外した状態で廃インク容器を上方から見た平面図である。
【図14】本発明の第8の実施形態に係るカラーインクジェットプリンタの廃インク吸収パッドを取り外した状態で廃インク容器を上方から見た平面図である。
【図15】第8の実施形態の変形例に係わる廃インク容器の縦断面図である。
【図16】本発明の第9の実施形態に係るカラーインクジェットプリンタの廃インク吸収パッドを取り外した状態で廃インク容器を上方から見た平面図である。
【符号の説明】
1 カラーインクジェットプリンタ(インクジェットプリンタ)
101 画像形成ヘッド(記録ヘッド)
501 廃インク貯留部(廃インク貯留装置)
501a,520a下部空間(下部の空間)
501b,520廃インク容器
501c 廃インク吸収パッド
501d リブ
502 廃インクチューブ
503 リブ
504 廃インク吸収パッド
504a 突起部
505 保持部材
506 廃インクチューブ
506a 先端側部分
506b 孔部(排出孔)
507 リブ
508 廃インクチューブ
508a 先端側部分
508b 孔部(排出孔)
509 リブ
510 廃インクチューブ
510a 先端側部分
510b 孔部(排出孔)
511 リブ
512 廃インクチューブ
512a 先端側部分
512b 孔部(排出孔)
513 リブ

Claims (14)

  1. 記録ヘッドから吸い出された廃インクを廃インクチューブを介して下部の空間に注入する廃インク容器と、
    この廃インク容器の上部に収容され、下部の空間に注入された廃インクを吸収して貯留する廃インク吸収パッドと
    を備えていることを特徴とするインクジェットプリンタの廃インク貯留装置。
  2. 上記請求項1に記載のインクジェットプリンタの廃インク貯留装置において、
    廃インク容器における下部の空間には、上方に突出するリブまたは下方に凹む溝が設けられていることを特徴とするインクジェットプリンタの廃インク貯留装置。
  3. 上記請求項1に記載のインクジェットプリンタの廃インク貯留装置において、
    廃インクチューブは、その先端が廃インク容器の中心位置付近に位置するように下部の空間内に導入されていることを特徴とするインクジェットプリンタの廃インク貯留装置。
  4. 上記請求項1に記載のインクジェットプリンタの廃インク貯留装置において、
    廃インク吸収パッドの底面には、下方に突出する多数の突起部が設けられていることを特徴とするインクジェットプリンタの廃インク貯留装置。
  5. 上記請求項1に記載のインクジェットプリンタの廃インク貯留装置において、
    廃インク容器の底面は、下部の空間に対する廃インクチューブの導入側とは反対方向に向かって下方に傾斜していることを特徴とするインクジェットプリンタの廃インク貯留装置。
  6. 上記請求項5に記載のインクジェットプリンタの廃インク貯留装置において、
    廃インク容器内には、廃インク吸収パッドを略水平状態に保持する保持部材が設けられていることを特徴とするインクジェットプリンタの廃インク貯留装置。
  7. 記録ヘッドから吸い出された廃インクを廃インクチューブを介して下部の空間に注入する廃インク容器と、
    この廃インク容器の上部に収容され、下部の空間に注入された廃インクを吸収して貯留する廃インク吸収パッドと
    を備え、
    上記廃インクチューブは、その先端側部分が廃インク容器内に位置するように下部の空間内に導入され、
    この廃インクチューブの先端側部分には、廃インクを下部の空間に注入する多数の排出孔が設けられていることを特徴とするインクジェットプリンタの廃インク貯留装置。
  8. 上記請求項7に記載のインクジェットプリンタの廃インク貯留装置において、
    廃インク容器における下部の空間には、廃インクチューブの先端側部分との干渉を回避しつつ上方に突出するリブ、または廃インクチューブの先端側部分を収容しつつ下方に凹む溝が設けられていることを特徴とするインクジェットプリンタの廃インク貯留装置。
  9. 上記請求項7に記載のインクジェットプリンタの廃インク貯留装置において、
    廃インクチューブの先端側部分は、下部の空間の底面上において円周状または渦巻き状に配置されていることを特徴とするインクジェットプリンタの廃インク貯留装置。
  10. 上記請求項7に記載のインクジェットプリンタの廃インク貯留装置において、
    廃インクチューブの先端側部分は、下部の空間の底面上において略S字状に配置されていることを特徴とするインクジェットプリンタの廃インク貯留装置。
  11. 上記請求項7に記載のインクジェットプリンタの廃インク貯留装置において、
    廃インクチューブの先端側部分は、下部の空間の底面上において枝分かれした状態で配置されていることを特徴とするインクジェットプリンタの廃インク貯留装置。
  12. 上記請求項10または請求項11に記載のインクジェットプリンタの廃インク貯留装置において、
    廃インク容器の底面は、下部の空間に対して導入された廃インクチューブの先端側部分の導入側とは反対方向に向かって下方に傾斜していることを特徴とするインクジェットプリンタの廃インク貯留装置。
  13. 上記請求項7に記載のインクジェットプリンタの廃インク貯留装置において、
    下部空間には、廃インクチューブの先端側部分を下部の空間に対する導入側から先端側に向かって下方に傾斜するように支持する支持部材が設けられていることを特徴とするインクジェットプリンタの廃インク貯留装置。
  14. 上記請求項2または請求項8に記載のインクジェットプリンタの廃インク貯留装置において、
    リブまたは溝は、廃インク容器における下部の空間の側壁よりも内側に位置していることを特徴とするインクジェットプリンタの廃インク貯留装置。
JP2002312973A 2002-10-28 2002-10-28 インクジェットプリンタの廃インク貯留装置 Pending JP2004148523A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019187655A1 (ja) * 2018-03-27 2019-10-03 セイコーエプソン株式会社 インク吸収体収納容器およびインク吸収用構造体

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