JP2004137172A - 新規な芳香族スルホニウム化合物、これからなる光酸発生剤およびこれを含む光重合性組成物、インクジェット用インク組成物ならびにインクジェット記録方法 - Google Patents
新規な芳香族スルホニウム化合物、これからなる光酸発生剤およびこれを含む光重合性組成物、インクジェット用インク組成物ならびにインクジェット記録方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004137172A JP2004137172A JP2002301873A JP2002301873A JP2004137172A JP 2004137172 A JP2004137172 A JP 2004137172A JP 2002301873 A JP2002301873 A JP 2002301873A JP 2002301873 A JP2002301873 A JP 2002301873A JP 2004137172 A JP2004137172 A JP 2004137172A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- phenyl
- sulfonium
- phenylthio
- methoxyphenyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 0 C1C=CC=C*1 Chemical compound C1C=CC=C*1 0.000 description 3
- UHOVQNZJYSORNB-UHFFFAOYSA-N c1ccccc1 Chemical compound c1ccccc1 UHOVQNZJYSORNB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- OGVCOPRVGBYJPO-UHFFFAOYSA-N CC(c(cccc1)c1Sc1ccccc1)=O Chemical compound CC(c(cccc1)c1Sc1ccccc1)=O OGVCOPRVGBYJPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- PBSKYNMDSFKCGN-UHFFFAOYSA-N CC(c1cc(Sc2ccccc2)ccc1)=O Chemical compound CC(c1cc(Sc2ccccc2)ccc1)=O PBSKYNMDSFKCGN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
- Ink Jet (AREA)
Abstract
【課題】光源からのエネルギーを効率的に吸収し、迅速で良質な硬化物を与える良好な光重合開始剤として有用な新規化合物、これからなる光酸発生剤およびこれを含有する光重合性組成物を提供し、更に、インクジェット用インク組成物およびこれを用いたインクジェット記録方法を提供する。
【解決手段】一般式(I)で表されることを特徴とする芳香族スルホニウム化合物。
(式中、R1は、その水素原子の1つまたはそれ以上がハロゲン原子、あるいはアルキル基により置換されたo−またはm−フェニレン基を表し、R2は、酸素原子またはハロゲン原子を含んでもよい炭化水素基を表し、Y1およびY2は同一でも異なってもよい水素原子、ハロゲン原子、あるいは酸素原子またはハロゲン原子を含んでもよいアルキル基を表し、Xは1価のアニオンになりうる原子団を表す。)
【選択図】 なし
【解決手段】一般式(I)で表されることを特徴とする芳香族スルホニウム化合物。
(式中、R1は、その水素原子の1つまたはそれ以上がハロゲン原子、あるいはアルキル基により置換されたo−またはm−フェニレン基を表し、R2は、酸素原子またはハロゲン原子を含んでもよい炭化水素基を表し、Y1およびY2は同一でも異なってもよい水素原子、ハロゲン原子、あるいは酸素原子またはハロゲン原子を含んでもよいアルキル基を表し、Xは1価のアニオンになりうる原子団を表す。)
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規な芳香族スルホニウム化合物、これからなる光酸発生剤およびこの光酸発生剤を含む光重合性組成物、インクジェット用インク組成物ならびにインクジェット記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
芳香族スルホニウム化合物およびこれらを用いた光重合性組成物、ならびにエネルギー線硬化性組成物は開示(例えば、特許文献1、2参照)されている。しかしながら、これらに開示されている芳香族スルホニウム塩化合物では光重合、エネルギー線硬化にはまだ多大なエネルギーを必要(低感度)とし、保存安定性も不十分であった。
【0003】
一方、エネルギー線硬化性インクジェット用インク組成物については、既に(例えば、特許文献3参照)開示されており、スルホニウム化合物が用いられているが、インクジェット用インク組成物としては前記の課題に加え、インクジェットノズルでの吐出安定性にも問題があった。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−186071号公報 (特許請求の範囲、段落番号[0017]〜[0141])
【0005】
【特許文献2】
特開平8−27208号公報 (特許請求の範囲、段落番号[0005]〜[0047])
【0006】
【特許文献3】
特開2002−188025号公報 (特許請求の範囲、段落番号[0009]〜[0069])
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、光源からのエネルギーを効率的に吸収し、迅速で良質な硬化物を与える良好な光重合開始剤として有用な新規化合物、これからなる光酸発生剤およびこれを含有する光重合性組成物を提供することにある。
【0008】
また、本発明の他の目的は、上述の従来技術の欠点を解消した、インクジェット用インク組成物およびこれを用いたインクジェット記録方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、以下の構成によって達成された。
【0010】
1.前記一般式(I)で表されることを特徴とする芳香族スルホニウム化合物。
【0011】
2.一般式(I)におけるR2が、1つ以上の水素原子が水酸基、ハロゲン原子、フェニル基、アルコキシ基、フェノキシ基、アシル基およびエステル基からなる群から選ばれる基で置換されているアルキル基、または1つ以上の水素原子が水酸基、ハロゲン原子、フェニル基、アルコキシ基、フェノキシ基、アシル基およびエステル基からなる群から選ばれる基で置換されているフェニル基であることを特徴とする前記1記載の芳香族スルホニウム化合物。
【0012】
3.一般式(I)におけるY1およびY2が、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アシル基、ポリオキシアルキレン基およびエステル基からなる群から選ばれる、同一でも異なってもよいいずれかの基であることを特徴とする前記1又は2記載の芳香族スルホニウム化合物。
【0013】
4.前記一般式(II)又は(III)で表されることを特徴とする芳香族スルホニウム化合物。
【0014】
5.一般式(I)〜(III)のX−で表されるアニオン部がSbF6 −、PF6 −、AsF6 −、BF4 −、SbCl6 −、ClO4 −、CF3SO3 −、CH3SO3 −、FSO3 −、F2PO2 −、p−トルエンスルフォネート、カンファースルフォネート、ノナフロロブタンスルフォネート、アダマンタンカルボキシレート、テトラアリールボレートからなる群から選ばれるいずれかの基であることを特徴とする前記1〜4のいずれか一項記載の芳香族スルホニウム化合物。
【0015】
6.光酸発生剤が前記1〜5のいずれか一項記載の芳香族スルホニウム化合物であることを特徴とする光酸発生剤。
【0016】
7.前記6記載の光酸発生剤からなる光重合開始剤と、カチオン重合性有機物質とを含むことを特徴とする光重合性組成物。
【0017】
8.カチオン重合性有機物質が、1分子中に1個以上のエポキシ基を有する有機化合物であることを特徴とする前記7記載の光重合性組成物。
【0018】
9.カチオン重合性有機物質と、前記6記載の光酸発生剤を含有することを特徴とするインクジェット用インク組成物。
【0019】
10.前記9記載のインクジェット用インク組成物が、更に、ラジカル重合性有機物質とエネルギー線感受性ラジカル重合開始剤を含有することを特徴とするインクジェット用インク組成物。
【0020】
11.カチオン重合性有機物質のうち30質量%以上が分子中にシクロヘキセンオキシド構造を有する化合物であることを特徴とする前記9又は10記載のインクジェット用インク組成物。
【0021】
12.カチオン重合性有機物質のうち30質量%以上が分子中にオキセタン構造を有する化合物であることを特徴とする前記9又は10記載のインクジェット用インク組成物。
【0022】
13.ラジカル重合性有機物質のうち50質量%以上が分子中に(メタ)アクリル基を有する化合物であることを特徴とする前記10〜12のいずれか一項記載のインクジェット用インク組成物。
【0023】
14.エネルギー線硬化性インクジェット用インク組成物を被記録媒体に着弾した後、エネルギー線を照射して、被記録媒体上にインク組成物を硬化定着するインクジェット記録方法において、上記エネルギー線硬化性インクジェット用インク組成物が前記9〜13のいずれか一項記載のインクジェット用インク組成物であることを特徴とするインクジェット記録方法。
【0024】
本発明を更に詳しく説明する。本発明者は上記課題を解決するべく鋭意検討した結果、前記一般式(I)、(II)又は(III)で表される新規な芳香族スルホニウム化合物を合成するにいたり、またこの化合物が各種光重合性組成物に対して相溶性が良好であり、また効率良く光源の光を吸収し活性化されることを見出し、さらにこれを含有する光重合性組成物は迅速に硬化し良質な硬化物を与え、またこれを含有するフォトレジストが高感度を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0025】
また、カチオン重合性有機物質と、エネルギー線感受性カチオン重合開始剤として前記一般式(I)、(II)又は(III)で表される芳香族スルホニウム化合物を含有するインクジェット用インク組成物を使用し、インクジェットノズルでの吐出安定性に優れ、保存安定性も良好で、しかも照射エネルギーに対して高感度であることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0026】
更に本発明は、前記芳香族スルホニウム化合物からなることを特徴とする光酸発生剤である。
【0027】
更に本発明は、前記光酸発生剤を含有することを特徴とする光重合性組成物である。
【0028】
更に本発明は、カチオン重合性有機物質とエネルギー線感受性カチオン重合開始剤として前記光酸発生剤を含有するインクジェット用インク組成物である。
【0029】
更にまた、本発明は、エネルギー線硬化性インクジェット用インク組成物を被記録媒体に着弾した後、エネルギー線を照射して、被記録媒体上にインク組成物を硬化定着するインクジェット記録を特徴とするものである。
【0030】
必須の構成成分として更にラジカル重合性有機物質と、エネルギー線感受性ラジカル重合開始剤とを含めることができる。
【0031】
前記一般式(I)で表される化合物において、R1はその水素原子の1つまたはそれ以上がハロゲン原子、あるいはアルキル基により置換されたo−又はm−フェニレン基である。例えば、水素原子の1つまたはそれ以上がフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ターシャリブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ターシャリペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、2−エチルヘキシル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、イソトリデシル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基等により置換されたo−又はm−フェニレン基が挙げられる。これら置換基の数は1から4の範囲であり、また場所は特に限定されない。
【0032】
R2は酸素原子またはハロゲン原子を含んでもよい炭化水素基を示す。例えば、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシ基、フェニル基、アルキルフェニル基、ハロゲン化フェニル基、フェノキシ基、ヒドロキシフェニル基、アルコキシカルボニル基等が挙げられる。
【0033】
前記アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ターシャリブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ターシャリペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、2−エチルヘキシル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、イソトリデシル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基等が挙げられる。また、これらの基の1つ以上の水素原子がフェニル基、アシル基で置換されていてもよい。
【0034】
前記ハロゲン化アルキル基としては、前記アルキル基の1つ以上の水素原子をハロゲン原子で置換したものが挙げられる。
【0035】
前記アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、ブチルオキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、ヘプチルオキシ基、オクチルオキシ基、ノニルオキシ基、デシルオキシ基、ウンデシルオキシ基、ドデシルオキシ基、トリデシルオキシ基、ミリスチルオキシ基、パルミチルオキシ基、ステアリルオキシ基等が挙げられる。
【0036】
ヒドロキシアルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基においては炭素数1〜12のものが好ましい。
【0037】
また、前記炭化水素基がフェニル基を有するものにあっては、フェニル基中の1つ以上の水素原子がハロゲン原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシ基、水酸基、エステル基(アルコキシカルボニル基)、アシル基等で置換されていてもよく、これらの置換基中の1つ以上の水素原子がハロゲン原子、水酸基などで置換されていてもよい。これらのアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシ基、水酸基、エステル基(アルコキシカルボニル基)、アシル基等は前述の基であってもよい。
【0038】
次に、前記一般式(I)で表される化合物においてY1、Y2は同一でも異なってもよい水素原子、ハロゲン原子、あるいは酸素原子またはハロゲン原子を含んでもよいアルキル基を示す。酸素原子またはハロゲン原子を含んでもよいアルキル基にあっては、前記でR2の項で前述した基であってよく、その他にポリオキシアルキレン基であってよい。Y1、Y2の位置は特に限定されない。
【0039】
前記一般式(I)において、Xは1価のアニオンになりうる原子団である。これらの中でもX−としては、SbF6 −、PF6 −、AsF6 −、BF4 −、SbCl6 −、ClO4 −、CF3SO3 −、CH3SO3 −、FSO3 −、F2PO2 −、p−トルエンスルフォネート、カンファースルフォネート、ノナフロロブタンスルフォネート、アダマンタンカルボキシレート、テトラアリールボレート等が合成上特に好ましい。
【0040】
テトラアリールボレートの具体例としては、例えば、テトラフェニルボレート、及びこれのフェニル基上の少なくとも1つの水素原子がアルキル基、ハロゲン原子、ハロゲン化アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシル基、フェニル基、アルコキシカルボニル基で置換された化合物等を挙げることができ、好ましいものとしてはテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、テトラキス(4−フルオロフェニル)ボレート、テトラフェニルボレート等を挙げることができる。
【0041】
本発明における前記一般式(I)で表されるスルホニウム塩として好ましいものは、
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−メチルフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−(β−ヒドロキシエトキシ)フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−アセチルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−アセチルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−アセチルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−アセチルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−メチルフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−(β−ヒドロキシエトキシ)フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−アセチルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−アセチルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムテトラフロロボレート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムパークロレート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムパークロレート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−メチルフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−(β−ヒドロキシエトキシ)フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−メチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−メチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−フロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−メチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3,4,5,6−テトラメチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3,6−ジクロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3,6−ジメチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3,5−ジメチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−メチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−メチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−フロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−メチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3,4,5,6−テトラメチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3,6−ジクロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3,6−ジメチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3,4−ジメチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−アセチルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−アセチルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−アセチルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムパークロレート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−メチルフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−(β−ヒドロキシエトキシ)フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−メチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(5−メチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−フロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−メチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2,4,5,6−テトラメチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4,6−ジクロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4,6−ジメチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4,5−ジメチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−メチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−メチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−フロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−メチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2,4,5,6−テトラメチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4,6−ジクロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4,6−ジメチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4,6−ジメチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−アセチルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−アセチルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−アセチルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムテトラフロロボレート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムパークロレート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムカンファ−スルフォネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムパークロレート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムパークロレート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウム
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(3−メチル−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−メトキシ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3,4,5,6−テトラメチル−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−メチル−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−フロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート4−(2,4,5,6−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−メチル−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−フロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−メトキシ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(4−メチル−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(4−フロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(4−メトキシ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−メチル−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−フロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−メトキシ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(4−メチル−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(4−フロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(4−メトキシー3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−メチル−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−フロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−メトキシ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(4−メチル−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムパークロレート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムパークロレート
4−(4−フロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(4−メトキシ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−メチル−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(3−フロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(3−メトキシ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウム
4−(4−メチル−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(4−フロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(4−メトキシ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(3−メチル−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(3−フロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(3−メトキシ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(4−メチル−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(4−フロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(4−メトキシ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(3−メチル−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(3−フロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(3−メトキシ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(4−メチル−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(4−フロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(4−メトキシ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(3−メチル−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(3−フロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(3−メトキシ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(4−メチル−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(4−フロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(4−メトキシ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
などが挙げられる。
【0042】
上記の化合物は、例えば硫酸中で置換されたジフェニルスルフィドとジフェニルスルホキシドの脱水縮合によってスルホニウム塩を調製し、その後塩交換することによって得られる。
【0043】
本発明で用いる一般式(II)または(III)で表されるスルホニウム化合物としては、例えば、分子中に少なくとも1個の水酸基を有する化合物と、下記一般式(IV)または(V)で表されるスルホニウム化合物を反応させることにより得られるスルホニウム化合物等を挙げることができる。
【0044】
【化3】
【0045】
式中、Yは、ハロゲン原子、R3、R4、R5及びXは一般式(II)または(III)中のR3、R4、R5及びXと同一である。
【0046】
分子中に少なくとも1個の水酸基を有する化合物の具体例としては、例えば、フェノール、ナフトール、ビフェノール、ビスフェノールA、ビスフェノールS、ビスフェノールF、ビスフェノールZ、ビスフェノールI、トリスフェノールメタン、ポリ(4−ビニルフェノール)、フェノールノボラック、クレゾールノボラック、2,6−ナフタリン−ジオール、テトラブロムビスフェノールA、テトラメチルビスフェノールA等の水酸基含有芳香族化合物、エチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキサンジオール、グリセリン、1,4ブタンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ポリブタジエンポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカプロラクトンポリオール等の多価アルコール類、グリシドール、アリルアルコール、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート、ビスェノールA型エポキシ樹脂(例えば、油化シェルエポキシ(株)製、エピコート1001、1002、1004等)
等の水酸基及び重合性基を含有する化合物等を挙げることができる。
【0047】
一般式(IV)及び(V)で表されるスルホニウム化合物としては、例えば、一般式(VI)及び(VII)で表されるジフェニルスルフィド系化合物、
【0048】
【化4】
【0049】
(式中、Y及びR5は、一般式(IV)及び(V)中のY及びR5と同一である。)と置換または非置換ジフェニルスルホキシド化合物を公知のスルホニウム塩の生成反応を利用することによって得られるスルホニウム塩等を挙げることができる。すなわち、一般式(VI)及び(VII)で表されるジフェニルスルフィド系化合物、(例えば安息香酸、o−クロル安息香酸、m−クロル安息香酸、p−クロル安息香酸、o−フルオロ安息香酸、m−フルオロ安息香酸、p−フルオロ安息香酸、2−メチル−4−フルオロ安息香酸、2−メトキシ−4−クロル安息香酸、2−フェニル−4−フルオロ安息香酸、3−フルオロ−5−メチル安息香酸、3−ブロモ−6−エチル安息香酸、等の安息香酸誘導体とジフェニルスルフィドを反応することにより得ることができる。反応溶媒としてアルキルスルホン酸(例えば、メタンスルホン酸等)に無水リン酸を溶解させたものを用いるのが好ましく、反応温度は、常温〜130℃が好ましい。反応時は0.5〜15時間が好ましい。前記安息香酸誘導体中のカルボン酸1当量に対して、ジフェニルフィルィドを約1モル反応させるのが好ましい。)と置換または非置換ジフェニルスルホキシド化合物(例えば、ジフェニルスルホキシド、4,4′−ジメチルジフェニルスルホキシド、4,4′−ジエチルジフェニルスルホキシド、4,4′−ジメトキシジフェニルスルホキシド、4−メチルチオジフェニルスルホキシド、4−フェニルチオジフェニルスルホキシド、3,3′−ジメチルジフェニルスルホキシド、4−フェニルカルボニルジフェニルスルホキシド、4−ベンゾイルオキシジフェニルスルホキシド等)を公知の方法、例えば、脱水剤(例えば、五酸化リン、濃硫酸、無水酢酸等)中で、常温〜150℃で縮合反応を行ない、NaSbF6、NaPF6、NaAsF6、NaBF4、NaSbF5OH、KSbF6、KPF6、KAsF6、KSbF5OH等の水溶液に滴下し、スルホニウム化合物を得ることができる。
【0050】
前記、分子中に少なくとも1個の水酸基を有する化合物とハロゲン原子を有するスルホニウム化合物の反応は、公知の方法、例えは、塩基性化合物(例えば、水酸ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム等)の存在下、必要に応じてジメチルスルホキシド等の有機溶剤を使用して、室温〜150℃で反応させることにより、前記、分子中に少なくとも1個の水酸基を有する化合物の水酸基とハロゲン原子を有するスルホニウム化合物のハライド部との脱ハロゲン化水素反応により反応する。前記、分子中に少なくとも1個の水酸基を有する化合物の水酸基1当量に対して、スルホニウム化合物を0.1〜1モルの範囲で用いるのが好ましく、特に好ましくは0.3〜0.7モルである。
【0051】
本発明の光酸発生剤は、紫外線、電子線、X線、放射線、高周波などの活性エネルギー線の照射によりルイス酸を放出する特性を有し、カチオン重合性有機物質に作用して重合を開始することができる。従って、本発明の光酸発生剤は、カチオン性光重合開始剤として有用である。
【0052】
本発明の光酸発生剤は、前記一般式(I)、(II)または(III)で表される化合物がその分子中にアシル基を有することにより、従来の芳香族スルホニウム化合物と比較して、吸収波長領域が長波長部にシフトし、一般に使用される光源のなかでも、水銀灯の発光波長である313、365nmの光を効率よく吸収する。その結果、本発明の芳香族スルホニウム化合物を配合したカチオン重合性組成物やフォトレジストは従来の芳香族スルホニウム化合物を配合したカチオン重合組成物やフォトレジストに比較してその感度が大幅に向上する。
【0053】
本発明の光重合性組成物の成分であるカチオン重合性有機物質とは、光照射により活性化したカチオン性重合開始剤により高分子化または、架橋反応を起こす化合物をいう。
【0054】
例えば、エポキシ化合物、オキセタン化合物、環状ラクトン化合物、環状アセタール化合物、環状チオエーテル化合物、スピロオルトエステル化合物、ビニル化合物などであり、これらの1種または2種以上使用することができる。中でも入手するのが容易であり、取り扱いに便利なエポキシ化合物、オキセタン化合物が適している。該エポキシ化合物としては、芳香族エポキシ化合物、脂環族エポキシ化合物、脂肪族エポキシ化合物などが適している。
【0055】
前記脂環族エポキシ樹脂の具体例としては、少なくとも1個の脂環族環を有する多価アルコールのポリグリシジルエーテルまたはシクロヘキセンやシクロペンテン環含有化合物を酸化剤でエポキシ化することによって得られるシクロヘキセンオキサイドやシクロペンテンオキサイド含有化合物が挙げられる。たとえば、水素添加ビスフェノールAジグリシジルエーテル、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシ−1−メチルシクロヘキシル−3,4−エポキシ−1−メチルヘキサンカルボキシレート、6−メチル−3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−6−メチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシ−3−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−3−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシ−5−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−5−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル−5,5−スピロ−3,4−エポキシ)シクロヘキサン−メタジオキサン、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート、3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルカルボキシレート、メチレンビス(3,4−エポキシシクロヘキサン)、ジシクロペンタジエンジエポキサイド、エチレンビス(3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート)、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジオクチル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジ−2−エチルヘキシル等が挙げられる。
【0056】
前記脂環族エポキシ樹脂として好適に使用できる市販品としてはUVR−6100、UVR−6105、UVR−6110、UVR−6128、UVR−6200(以上、ユニオンカーバイド社製)、セロキサイド2021、セロキサイド2021P、セロキサイド2081、セロキサイド2083、セロキサイド2085、セロキサイド2000、セロキサイド3000、サイクロマーA200、サイクロマーM100、サイクロマーM101、エポリードGT−301、エポリードGT−302、エポリード401、エポリード403、ETHB、エポリードHD300(以上、ダイセル化学工業(株)製)、KRM−2110、KRM−2199(以上、旭電化工業(株)製)などを挙げることができる。
【0057】
前記脂環族エポキシ樹脂の中でも、シクロヘキセンオキシド構造を有するエポキシ樹脂は硬化性(硬化速度)の点で好ましい。
【0058】
前記芳香族エポキシ樹脂の具体例としては、少なくとも1個の芳香族環を有する多価フェノールまたは、そのアルキレンオキサイド付加物のポリグリシジルエーテル、例えばビスフェノールA、ビスフェノールF、またはこれらに更にアルキレンオキサイドを付加した化合物のグリシジルエーテルやエポキシノボラック樹脂などが挙げられる。
【0059】
また前記脂肪族エポキシ樹脂の具体例としては、脂肪族多価アルコールまたはそのアルキレンオキサイド付加物のポリグリシジルエーテル、脂肪族長鎖多塩基酸のポリグリシジルエステル、グリシジルアクリレートまたはグリシジルメタクリレートのビニル重合により合成したホモポリマー、グリシジルアクリレートまたはグリシジルメタクリレートとその他のビニルモノマーとのビニル重合により合成したコポリマー等が挙げられる。代表的な化合物として、1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、グリセリンのトリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンのトリグリシジルエーテル、ソルビトールのテトラグリシジルエーテル、ジペンタエリスリトールのヘキサグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールのジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールのジグリシジルエーテルなどの多価アルコールのグリシジルエーテル、またプロピレングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン等の脂肪族多価アルコールに1種または2種以上のアルキレンオキサイドを付加することによって得られるポリエーテルポリオールのポリグリシジルエーテル、脂肪族長鎖二塩基酸のジグリシジルエステルが挙げられる。さらに、脂肪族高級アルコールのモノグリシジルエーテルやフェノール、クレゾール、ブチルフェノール、また、これらにアルキレンオキサイドを付加することによって得られるポリエーテルアルコールのモノグリシジルエーテル、高級脂肪酸のグリシジルエステル、エポキシ化大豆油、エポキシステアリン酸オクチル、エポキシステアリン酸ブチル、エポキシ化大豆油、エポキシ化ポリブタジエン等が挙げられる。
【0060】
前記芳香族及び脂肪族エポキシ樹脂として好適に使用できる市販品としてはエピコート801、エピコート828(以上、油化シェルエポキシ社製)、PY−306、0163、DY−022(以上、チバガイギー社製)、KRM−2720、EP−4100、EP−4000、EP−4080、EP−4900、ED−505、ED−506(以上、旭電化工業(株)製)、エポライトM−1230、エポライトEHDG−L、エポライト40E、エポライト100E、エポライト200E、エポライト400E、エポライト70P、エポライト200P、エポライト400P、エポライト1500NP、エポライト1600、エポライト80MF、エポライト100MF、エポライト4000、エポライト3002、エポライトFR−1500(以上、共栄社化学(株)製)、サントートST0000、YD−716、YH−300、PG−202、PG−207、YD−172、YDPN638(以上、東都化成(株)製)などを挙げることができる。
【0061】
前記オキセタン化合物の具体例としては、例えば以下の化合物を挙げることができる。3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、3−(メタ)アリルオキシメチル−3−エチルオキセタン、(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチルベンゼン、4−フルオロ−1−(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル−ベンゼン、4−メトキシ−1−(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル−ベンゼン、1−(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)エチル−フェニルエーテル、イソブトキシメチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、イソボルニルオキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、イソボルニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−エチルヘキシル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、エチルジエチレングリコール(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジシクロペンタジエン(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジシクロペンテニルオキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジシクロペンテニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、テトラヒドロフルフリル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、テトラブロモフェニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−テトラブロモフェノキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、トリブロモフェニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−トリブロモフェノキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−ヒドロキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−ヒドロキシプロピル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ブトキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ペンタクロロフェニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ペンタブロモフェニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ボルニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、3,7−ビス(3−オキセタニル)−5−オキサ−ノナン、3,3′−(1,3−(2−メチレニル)プロパンジイルビス(オキシメチレン))ビス−(3−エチルオキセタン)、1,4−ビス((3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル)ベンゼン、1,2−ビス((3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル)エタン、1,3−ビス((3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル)プロパン、エチレングリコールビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジシクロペンテニルビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、トリエチレングリコールビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、テトラエチレングリコールビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、トリシクロデカンジイルジメチレン(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、トリメチロールプロパントリス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、1,4−ビス(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)ブタン、1,6−ビス(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)ヘキサン、ペンタエリスリトールトリス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ペンタエリスリトールテトラキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ポリエチレングリコールビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジペンタエリスリトールヘキサキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジペンタエリスリトールペンタキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジペンタエリスリトールテトラキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールペンタキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジトリメチロールプロパンテトラキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、EO変性ビスフェノールAビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、PO変性ビスフェノールAビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、EO変性水添ビスフェノールAビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、PO変性水添ビスフェノールAビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、EO変性ビスフェノールF(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテルなどを例示することができ、これらは1種単独あるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。これら、オキセタン化合物は特に可撓性を必要とする場合に使用すると効果的であり好ましい。
【0062】
本発明のインクジェット用インク組成物に使用するカチオン重合性有機物質としては、上記の光重合性組成物の成分としてのカチオン重合性有機物質を同様に使用することができる。
【0063】
また、インクジェット用インク組成物としては、上記のエポキシ化合物の中では分子中にシクロヘキセンオキシド構造を有するエポキシ化合物を、カチオン重合性有機物質全量に対して50質量%未満用いるのが硬化性(硬化速度)の点で特に好ましい。残りの50質量%以上のカチオン重合性有機物質成分は、その他のエポキシ樹脂や、以下に例示するエポキシ化合物以外のカチオン重合性有機物質であってよい。なお、エポキシ化合物以外のカチオン重合性有機物質と上記シクロヘキセンオキシド化合物の混合物も好ましい。
【0064】
本発明で用いることができるカチオン重合性有機物質のエポキシ化合物以外の具体例としては、上記オキセタン化合物、テトラヒドロフラン、2,3−ジメチルテトラヒドロフランなどのオキソラン化合物、トリオキサン、1,3−ジオキソラン、1,3,6−トリオキサンシクロオクタンなどの環状アセタール化合物、β−プロピオラクトン、ε−カプロラクトンなどの環状ラクトン化合物、エチレンスルフィド、チオエピクロルヒドリンなどのチイラン化合物、1,3−プロピンスルフィド、3,3−ジメチルチエタンなどのチエタン化合物、テトラヒドロチオフェン誘導体などの環状チオエーテル化合物、エチレングリコールジビニルエーテル、アルキルビニルエーテル、2−クロロエチルビニルエーテル、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、1,4−シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、プロピレングリコールのプロペニルエーテルなどのビニルエーテル化合物、エポキシ化合物とラクトンの反応によって得られるスピロオルトエステル化合物、スチレン、ビニルシクロヘキセン、イソブチレン、ポリブタジエンなどのエチレン性不飽和化合物および上記誘導体などが挙げられる。
【0065】
また、インクジェット用インク組成物として、特に吐出安定性を必要とする場合は、カチオン重合性有機物質として上記オキセタン化合物を、カチオン重合性有機物質全量に対して50質量%以上用いるのが好ましい。その他の50質量%未満のカチオン重合性有機物質の成分は、エポキシ樹脂等、オキセタン化合物以外の上記カチオン重合性有機物質であってよい。
【0066】
なお本発明においては、カチオン重合性有機物質として、上述したカチオン性有機化合物のうち1種または2種以上を配合して使用することができる。
【0067】
本発明の光酸発生剤を光重合開始剤として使用する場合の量は、通常用いられている範囲で制限なく使用できるが、カチオン重合性有機物質100質量部に対して0.05〜10質量部の割合で用いることが好ましい。但し、カチオン重合性有機物質の性質、光の照射強度、硬化に要する時間、硬化物の物性、コストなどの要因により、配合量を上述の範囲より増減させて用いることも可能である。
【0068】
本発明の光重合性組成物には必要に応じてアクリル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などラジカル重合性の光重合性組成物を混合して用いることもできる。
【0069】
本発明の光重合性組成物には必要に応じて、あるいは所望により、アントラセン誘導体、ピレン誘導体などの光増感剤、熱感応カチオン重合開始剤、充填剤、希釈剤、溶剤、顔料、可撓性付与剤、消泡剤、レベリング剤、増粘剤、安定剤、難燃剤、酸化防止剤などの添加剤を加えることができる。
【0070】
本発明の光重合性組成物は広範囲の応用分野に有用であり、例えば平版、凸版用印刷板の作製、プリント基板やIC、LSI作製のためのフォトレジスト、レリーフ像や画像複製等の画像形成、光硬化性のインキ、塗料、接着剤などに用いることができる。
【0071】
また、インクジェット用インクとして用いる場合、以上のようなエネルギー線感受性カチオン重合開始剤は、カチオン重合性有機物質に対して、好ましくは0.05〜10質量%、より好ましくは0.1〜10質量%配合されるのがよい。この範囲を上回ると十分な強度を有する硬化物が得られず、下回ると十分硬化しない場合がある。
【0072】
本発明に使用するラジカル重合性有機物質とは、エネルギー線感受性ラジカル重合開始剤の存在下、エネルギー線照射により高分子化または架橋反応するラジカル重合性有機物質で、好ましくは1分子中に少なくとも1個以上の不飽和二重結合を有する化合物である。
【0073】
かかる化合物としては、例えばアクリレート化合物、メタクリレート化合物、アリルウレタン化合物、不飽和ポリエステル化合物、スチレン系化合物等が挙げられる。
【0074】
かかるラジカル重合性有機物質の中でも(メタ)アクリル基を有する化合物は、合成、入手が容易であり、取り扱いが容易であり好ましい。例えばエポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、アルコール類の(メタ)アクリル酸エステルが挙げられる。
【0075】
ここで、エポキシ(メタ)アクリレートとは、例えば、従来公知の芳香族エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂などと、(メタ)アクリル酸とを反応させて得られるアクリレートである。これらのエポキシ(メタ)アクリレートのうち、特に好ましいものは、芳香族エポキシ樹脂の(メタ)アクリレートであり、少なくとも1個の芳香核を有する多価フェノールまたはそのアルキレンオキサイド付加体のポリグリシジルエーテルを、(メタ)アクリル酸と反応させて得られる(メタ)アクリレートである。例えば、ビスフェノールA、またはそのアルキレンオキサイド付加体をエピクロロヒドリンとの反応によって得られるグリシジルエーテルを、(メタ)アクリル酸と反応させて得られる(メタ)アクリレート、エポキシノボラック樹脂と(メタ)アクリル酸を反応して得られる(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0076】
ウレタン(メタ)アクリレートとして好ましいものは、1種または2種以上の水酸基含有ポリエステルや水酸基含有ポリエーテルに水酸基含有(メタ)アクリル酸エステルとイソシアネート類を反応させて得られる(メタ)アクリレートや、水酸基含有(メタ)アクリル酸エステルとイソシアネート類を反応させて得られる(メタ)アクリレート等である。
【0077】
ここで使用する水酸基含有ポリエステルとして好ましいものは、1種または2種以上の脂肪族多価アルコールと、1種または2種以上の多塩基酸との反応によって得られる水酸基含有ポリエステルであって、脂肪族多価アルコールとしては、例えば1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトールなどが挙げられる。多塩基酸としては、例えば、アジピン酸、テレフタル酸、無水フタル酸、トリメリット酸などが挙げられる。
【0078】
水酸基含有ポリエーテルとして好ましいものは、脂肪族多価アルコールに1種または2種以上のアルキレンオキサイドを付加することによって得られる水酸基含有ポリエーテルであって、脂肪族多価アルコールとしては、前述した化合物と同様のものが例示できる。アルキレンオキサイドとしては、例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドが挙げられる。
【0079】
水酸基含有(メタ)アクリル酸エステルとして好ましいものは、脂肪族多価アルコールと(メタ)アクリル酸のエステル化反応によって得られる水酸基含有(メタ)アクリル酸エステルであって、脂肪族多価アルコールとしては、前述した化合物と同様のものが例示できる。
【0080】
かかる水酸基含有(メタ)アクリル酸のうち、脂肪族二価アルコールと(メタ)アクリル酸とのエステル化反応によって得られる水酸基含有(メタ)アクリル酸エステルは特に好ましく、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートが挙げられる。
【0081】
イソシアネート類としては、分子中に1個以上のイソシアネート基を持つ化合物が好ましく、トリレンジイソシアネートや、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートなどの2価のイソシアネート化合物が特に好ましい。
【0082】
ポリエステル(メタ)アクリレートとして好ましいものは、水酸基含有ポリエステルと(メタ)アクリル酸とを反応させて得られるポリエステル(メタ)アクリレートである。ここで使用する水酸基含有ポリエステルとして好ましいものは、1種または2種以上の脂肪族多価アルコールと、1種または2種以上の1塩基酸、多塩基酸、及びフェノール類とのエステル化反応によって得られる水酸基含有ポリエステルであって、脂肪族多価アルコールとしては、前述した化合物と同様のものが例示できる。1塩基酸としては、例えば、ギ酸、酢酸、ブチルカルボン酸、安息香酸等が挙げられる。多塩基酸としては、例えば、アジピン酸、テレフタル酸、無水フタル酸、トリメリット酸等が挙げられる。フェノール類としては、例えば、フェノール、p−ノニルフェノール、ビスフェノールA等が挙げられる。
【0083】
ポリエーテル(メタ)アクリレートとして好ましいものは、水酸基含有ポリエーテルと、メタ(アクリル)酸とを反応させて得られるポリエーテル(メタ)アクリレートである。ここで使用する水酸基含有ポリエーテルとして好ましいものは、脂肪族多価アルコールに1種または2種以上のアルキレンオキサイドを付加することによって得られる水酸基含有ポリエーテルであって、脂肪族多価アルコールとしては、前述した化合物と同様のものが例示できる。アルキレンオキサイドとしては、例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等が挙げられる。
【0084】
アルコール類の(メタ)アクリル酸エステルとして好ましいものは、分子中に少なくとも1個の水酸基を持つ芳香族または脂肪族アルコール、及びそのアルキレンオキサイド付加体と(メタ)アクリル酸とを反応させて得られる(メタ)アクリレートであり、例えば、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ε−カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0085】
これらの(メタ)アクリレートのうち、多価アルコールのポリ(メタ)アクリレート類が特に好ましい。
【0086】
これらラジカル重合性有機物質の市販品としては、単官能の例として、アロニックスM−101、M−102、M−111、M−113、M−117、M−152、TO−1210(以上、東亜合成(株)製)、KAYARAD TC−110S、R−564、R−128H(以上、日本化薬(株)製)、ビスコート192、ビスコート220、ビスコート2311HP、ビスコート2000、ビスコート2100、ビスコート2150、ビスコート8F、ビスコート17F(以上、大阪有機化学工業(株)製)などを挙げることができる。
【0087】
また、多官能の例として、SA1002(以上、三菱化学(株)製)、ビスコート195、ビスコート230、ビスコート260、ビスコート215、ビスコート310、ビスコート214HP、ビスコート295、ビスコート300、ビスコート360、ビスコートGPT、ビスコート400、ビスコート700、ビスコート540、ビスコート3000、ビスコート3700(以上、大阪有機化学工業(株)製)、カヤラッドR−526、HDDA、NPGDA、TPGDA、MANDA、R−551、R−712、R−604、R−684、PET−30、GPO−303、TMPTA、THE−330、DPHA、DPHA−2H、DPHA−2C、DPHA−2I、D−310、D−330、DPCA−20、DPCA−30、DPCA−60、DPCA−120、DN−0075、DN−2475、T−1420、T−2020、T−2040、TPA−320、TPA−330、RP−1040、RP−2040、R−011、R−300、R−205(以上、日本化薬(株)製)、アロニックスM−210、M−220、M−233、M−240、M−215、M−305、M−309、M−310、M−315、M−325、M−400、M−6200、M−6400(以上、東亜合成(株)製)、ライトアクリレートBP−4EA、BP−4PA、BP−2EA、BP−2PA、DCP−A(以上、共栄社化学(株)製)、ニューフロンティアBPE−4、TEICA、BR−42M、GX−8345(以上、第一工業製薬(株)製)、ASF−400(以上、新日鉄化学(株)製)、リポキシSP−1506、SP−1507、SP−1509、VR−77、SP−4010、SP−4060(以上、昭和高分子(株)製)、NKエステルA−BPE−4(以上、新中村化学工業(株)製)などを挙げることができる。
【0088】
これらのラジカル重合性有機物質は1種あるいは2種以上のものを所望の性能に応じて、配合して使用することができる。
【0089】
ラジカル重合性有機物質のうち50質量%以上が、分子中に(メタ)アクリル基を有する化合物であることが好ましい。
【0090】
本発明におけるラジカル重合性有機物質の配合は、カチオン重合性有機物質100質量部に対して200質量部以下であることが好ましく、10〜100質量部であることが特に好ましい。
【0091】
本発明に使用するエネルギー線感受性ラジカル重合開始剤は、エネルギー線照射を受けることによってラジカル重合を開始させることが可能となる化合物であればよく、例えば、アセトフェノン系化合物、ベンジル系化合物、ベンゾフェノン系化合物、チオキサントン系化合物などのケトン系化合物を好ましいものとして例示することができる。
【0092】
アセトフェノン系化合物としては例えば、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、4′−イソプロピル−2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、2−ヒドロキシメチル−2−メチルプロピオフェノン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、p−ジメチルアミノアセトフェノン、p−ターシャリブチルジクロロアセトフェノン、p−ターシャリブチルトリクロロアセトフェノン、p−アジドベンザルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−(4−(メチルチオ)フェニル)−2−モルフォリノプロパノン−1、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、1−(4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン等が挙げられる。
【0093】
ベンジル系化合物としては、ベンジル、アニシル等が挙げられる。
ベンゾフェノン系化合物としては、例えば、ベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、ミヒラーケトン、4,4′−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、4,4′−ジクロロベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4′−メチルジフェニルスルフィドなどが挙げられる。
【0094】
チオキサントン系化合物としては、チオキサントン、2−メチルチオキサントン、2−エチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン等が挙げられる。
【0095】
その他のエネルギー線感受性ラジカル重合開始剤としては、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフェインオキサイド、ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3−(ピル−1−イル))チタニウムなどが挙げられる。
【0096】
これらのエネルギー線感受性ラジカル重合開始剤は1種あるいは2種以上のものを所望の性能に応じて配合して使用することができる。
【0097】
以上のようなエネルギー線感受性ラジカル重合開始剤は、ラジカル重合性有機物質に対して化学量論的必要量を使用すればよいが、好ましくはラジカル重合性有機物質に対して0.05〜10質量%、さらに好ましくは0.1〜10質量%配合するのがよい。この範囲を上回ると十分な強度を有する硬化物が得られず、下回ると樹脂が十分硬化しない場合がある。
【0098】
本発明に使用するインクジェット用インク組成物には任意の成分として1分子中に2個以上の水酸基を有する有機化合物を配合することができる。
【0099】
上記1分子中に2個以上の水酸基を含有する有機化合物としては、多価アルコール、水酸基含有ポリエーテル、水酸基含有ポリエステル、多価フェノールなどが好ましい。
【0100】
多価アルコールの例としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、4,8−ビス(ヒドロキシメチル)トリシクロ[5.2.1.02,6]デカン等が挙げられる。
【0101】
水酸基含有ポリエーテルとは、1種または2種以上の多価アルコールまたは多価フェノールに1種または2種以上のアルキレンオキサイドを付加して得られる化合物である。これに用いられる多価アルコール、多価フェノールの例としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ビスフェノールA、ビスフェノールF、フェノールノボラック、クレゾールノボラック等が挙げられる。またアルキレンオキサイドの例としては、プロピレンオキサイド、エチレンオキサイドなどが挙げられる。
【0102】
水酸基含有ポリエステルとしては、1種または2種以上の多価アルコール及び/又は多価フェノールと1種または2種以上の1塩基酸、多塩基酸などとのエステル化反応によって得られる水酸基含有ポリエステル、および1種または2種以上のラクトン類と、1種または2種以上の多価アルコールとのエステル化反応によって得られる水酸基含有ポリエステルが挙げられる。多価アルコール、多価フェノールの例としては、前述のものと同様のものが挙げられる。1塩基酸としては、例えばギ酸、酢酸、ブチルカルボン酸、安息香酸などが挙げられる。多塩基酸としては、例えばアジピン酸、テレフタル酸、トリメリット酸などが挙げられる。ラクトン類としては、β−プロピオラクトン、ε−カプロラクトンなどが挙げられる。多価フェノールとは、芳香環に直接結合した水酸基を1分子中に2個以上含有する化合物である。例えば、ビスフェノールA、ビスフェノールF、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂などが挙げられる。
【0103】
これらの1分子中に2個以上の水酸基を含有する有機化合物は、単独あるいは2種以上の物を所望の性能に応じて使用することができる。
【0104】
この、1分子中に2個以上の水酸基を含有する有機化合物の好ましい配合量は、組成物中のカチオン重合性有機物質100質量部に対して1〜50質量部である。
【0105】
本発明のインクジェット用インク組成物には、必須ではないが必要に応じて光増感剤などを配合することができる。例えば、アントラセン誘導体、ピレン誘導体等の光増感剤を併用することにより、これらを配合しない場合に比べて光造形を行った際の硬化速度がさらに向上し、樹脂組成物として好ましいものになる。
【0106】
また、本発明の硬化を損なわない限り、必要に応じて熱感応性カチオン重合開始剤、無機フィラー、有機フィラー、顔料、染料などの着色剤、レベリング剤、消泡剤、増粘剤、難燃剤、酸化防止剤、安定剤等の各種樹脂添加物等を添加することができる。上記熱感応性カチオン重合開始剤としては、例えば特開昭57−49613号、特開昭58−37004号公報記載の脂肪族オニウム塩類が挙げられる。
【0107】
本発明においては、本発明の効果を阻害しない範囲で所望により、上記のような熱感応性カチオン重合開始剤、無機フィラー、有機フィラー、顔料、染料などの着色剤、レベリング剤、消泡剤、増粘剤、難燃剤、酸化防止剤、安定剤等の各種樹脂添加物等を通常の使用の範囲で併用することができるが、吐出安定性の点で、本発明のインクジェット用インク組成物の総量に対して150質量%以下とするのが好ましい。
【0108】
本発明の光照射に用いられる光源としては、波長180〜500nmの紫外線又は可視光線を発生する光源が有効である。例えば、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、ケミカルランプ、ブラックライトランプ、水銀−キセノンランプ、エキシマーランプ、ショートアーク灯、ヘリウム・カドミニウムレーザー、アルゴンレーザー、エキシマーレーザー、太陽光が挙げられる。
【0109】
【実施例】
以下に、実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
【0110】
合成例1:4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートの合成
以下の3段階の手順にて合成した。
【0111】
(1)2−フェニルチオ−ベンゾフェノンの合成
500mlの三口フラスコにジメチルホルムアミド150g、ベンゼンチオール27.5g、水酸化ナトリウム20.0gを入れ、100℃に加熱した。撹拌しながら2−クロロベンゾフェノン54.1gを4回に分けて仕込み3時間撹拌を続けた。冷却後、トルエン500gを添加し、トルエン層を500gの水で5回洗浄した。トルエン層を減圧濃縮することにより、2−フェニルチオ−ベンゾフェノンが68.2g(収率94%)得られた。
【0112】
(2)4−メトキシフェニル−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルフィドの合成
500mlの三口フラスコにジメチルホルムアミド150g、4−メトキシベンゼンチオール35.1g、水酸化ナトリウム20.0gを入れ、100℃に加熱した。撹拌しながら4−ブロモ−2,3,5,6−テトラフロロ−トリフロロメチルベンゼン74.2gを4回に分けて仕込み3時間撹拌を続けた。冷却後、トルエン500gを添加し、トルエン層を500gの水で5回洗浄した。トルエン層を減圧濃縮することにより、4−メトキシフェニル−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルフィドが83.7g(収率94%)得られた。
【0113】
(3)4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートの合成
1000mlの三口フラスコに硫酸を300g仕込み、攪拌しながら4−メトキシフェニル−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルフィド63.8g仕込んだ。4−メトキシフェニル−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルフィドが完全に溶解するのを確認した後、2−フェニルチオ−ベンゾフェノン30.1gを5回に分けて添加した。
【0114】
添加と同時に反応物は暗褐色となった。そのまま室温で24時間撹拌を続けた。次いで3000mlのビーカーに氷500gとメタノール500gを混合しておき、ここに反応液を投入し、さらにトルエン300gを加えた。下層を取り出し、40%水酸化ナトリウム水溶液で中和した後に酢酸エチル1500gを加え撹拌した。
【0115】
ここにKPF647.5gを添加し、2時間撹拌した。酢酸エチル層を水1000gで2回洗浄後、減圧濃縮することによって4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェート151.3g(収率89%)が白色粉末として得られた。同定は赤外吸収スペクトル、元素分析、1H−NMR,13C−NMRによって行った。
【0116】
合成例2:4−(5−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロアンチモネートの合成
合成例1の(1)において、2−クロロベンゾフェノンを3,5−ジクロロベンゾフェノンに代え、合成例1の(3)において、KPF6をKSbF6に代え、合成例1に準じて合成し、4−(5−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロアンチモネートが白色粉末として得られた。同定は赤外吸収スペクトル、元素分析、1H−NMR,13C−NMRによって行った。
【0117】
合成例3:4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートの合成
合成例1の(2)において、4−ブロモ−2,3,5,6−テトラフロロ−トリフロロメチルベンゼンを2−トリフロロメチル−ブロムベンゼンに代え、合成例1に準じて合成し、4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートが白色粉末として得られた。同定は赤外吸収スペクトル、元素分析、1H−NMR,13C−NMRによって行った。
【0118】
合成例4:4−(5−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートの合成
合成例3で2−クロロベンゾフェノンを3,5−ジクロロベンゾフェノンに代え、合成例3に準じて合成し、4−(5−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートが白色粉末として得られた。同定は赤外吸収スペクトル、元素分析、1H−NMR,13C−NMRによって行った。
【0119】
合成例5:4−{5−(5−ヒドロキシ−ナフチルオキシ)−2−ベンゾイルフェニルチオ}フェニル−(4−フロロフェニル)−フェニル−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートの合成
(4)4−(5−フロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)−(4−フロロフェニル)−フェニル−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートの合成
合成例1において、2−クロロベンゾフェノンを2−クロロ−4−フロロベンゾフェノンに代え、4−メトキシベンゼンチオールをベンゼンチオールに代え、4−ブロモ−2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルベンゼンを4−フロロ−クロロベンゼンに代えて、合成例1に準じて合成し、4−(5−フロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)−(4−フロロフェニル)−フェニル−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートが白色粉末として得られた。同定は赤外吸収スペクトル、元素分析、1H−NMR,13C−NMRによって行った。
【0120】
(5)4−{5−(5−ヒドロキシ−ナフチルオキシ)−2−ベンゾイルフェニルチオ}フェニル−(4−フロロフェニル)−フェニル−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートの合成
1,5−ジヒドロキシ−ナフタレン8.0g、前記(4)で合成したスルホニウム化合物35.0g、炭酸カリウム28.8gをジメチルスルホキシド900g中で90℃で18時間反応する。次いで反応混合物を冷却し、水2000gに注入し、得られた粉体をろ過、水及びエチルエーテルで洗浄、乾燥し淡褐色粉末として得られた。同定は赤外吸収スペクトル、元素分析、1H−NMR,13C−NMRによって行った。
【0121】
合成例6:4−{6−(5−ヒドロキシ−ナフチルオキシ)−3−ベンゾイルフェニルチオ}フェニル−(4−フロロフェニル)−フェニル−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートの合成
合成例5において、2−クロロ−4−フロロベンゾフェノンを3−クロロ−4−フロロベンゾフェノンに代え、合成例5に準じて合成し、4−{6−(5−ヒドロキシ−ナフチルオキシ)−3−ベンゾイルフェニルチオ}フェニル−(4−フロロフェニル)−フェニル−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートが淡褐色粉末として得られた。同定は赤外吸収スペクトル、元素分析の、1H−NMR,13C−NMRによって行った。
【0122】
なお、以下の実施例では、比較のために以下の化合物についても評価を行った。
【0123】
比較例示化合物1:4−(3−クロロ−4−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェート
比較例示化合物2:4−(3−クロロ−4−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロアンチモネート
比較例示化合物3:4−(4−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェート
比較例示化合物4:4−(4−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェート
比較例示化合物5:4−{2−(5−ヒドロキシ−ナフチルオキシ)−4−ベンゾイルフェニルチオ}フェニル−ビス(4−フロロフェニル)スルホニウム・ヘキサフロロホスフェート
実施例1
下記の光重合性組成物を作製し、バーコーターを用いてガラス版上に約10ミクロンの厚さに塗布して、ベルトコンベア付の光照射装置を使用して80mW高圧水銀灯の光を照射し、硬化に必要な最低露光エネルギーを測定した(感度)。また、光重合性樹脂組成物を55℃で1週間保存し、その安定性を評価した。得られた結果(実験No.1〜6)を表1に示す。
合成例1〜6の芳香族スルホニウム化合物 7g
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキシルカル
ボキシレート 100g
実施例2
下記の光重合性組成物を作製し、ポリエチレンテレフタレートフイルム上にバーコーターで約6ミクロンの厚さに塗布し、実施例1と同様にして評価した。得られた結果(実験No.7〜12)を表1に示す。
合成例1〜6の芳香族スルホニウム化合物 5g
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカル
ボキシレート 40g
1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル 10g
トリメチロールプロパントリアクリレート 50g
2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン 5g
実施例3
下記のインク組成物を混合攪拌した後、得られた液体をフィルターでろ過しインク組成物を得た。
着色材:CI pigment Blue 15:3
(平均分散粒径:100nm) 5g
重合性化合物:脂環式エポキシ化合物(CEL2021P、ダイセル化学工業(
株)製) 40g
オキセタン(OXT221、東亞合成(株)製) 70g
芳香族スルホニウム化合物:合成例1、3、5の化合物 2.5g
得られたインクをインクジェットプリンタPSASER860(PHASERPRINTING JAPAN社製)を部分的に改造して、50℃に加温したインクジェットヘッドから被記録媒体であるPET(ポリエチレンテレフタレート)上に射出して画像形成した。インク射出直後に313nmの強度が10mW/cm2の紫外線ランプを用いて照射し、媒体上にインクの定着画像を作成した。また、作製したインクを55℃の環境下に一週間放置した後、その安定性を評価した。結果(実験No.13〜15)は表1にまとめて示す。
【0124】
比較例1
芳香族スルホニウム化合物を比較例示化合物1〜5に代えた以外は実施例1と同様に行い、表1の結果(実験No.21〜25)を得た。
【0125】
比較例2
芳香族スルホニウム化合物を比較例示化合物1〜5に代えた以外は実施例2と同様に行い、表1の結果(実験No.26〜30)を得た。
【0126】
比較例3
実施例3の芳香族スルホニウム化合物を合成例1、3、5の化合物から比較例示化合物1、3、5に代えた以外は実施例3と同様に行い、表1の結果(実験No.31〜33)を得た。
【0127】
感度・硬化性:指触乾燥するまでの最低露光エネルギー(mJ/cm2)で、小さいほど高感度で硬化性良好。
【0128】
保存安定性:組成物を55℃で1週間保存し、粘度変化を評価。
○:全く変化していない
△:やや増粘している
×:ゲル化している。
【0129】
吐出安定性(インク射出の直進性、サテライト):ヘッドと印字媒体の距離を1mmに設定し、記録媒体上に形成された着弾インクを評価した。直進性については、着弾予定位置からのずれを、サテライトについては主ドロップの周辺に着弾した副ドロップの状況を目視で評価した。
【0130】
【表1】
【0131】
表1から、本発明の芳香族スルホニウム化合物を用いた試料は、感度、保存安定性、吐出安定性に優れていることが分かる。
【0132】
【発明の効果】
本発明により、光源からのエネルギーを効率的に吸収し、迅速で良質な硬化物を与える良好な光重合開始剤として有用な新規化合物、これからなる光酸発生剤およびこれを含有する光重合性組成物を提供し、更に、従来技術の欠点を解消したインクジェット用インク組成物およびこれを用いたインクジェット記録方法を提供することができた。
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規な芳香族スルホニウム化合物、これからなる光酸発生剤およびこの光酸発生剤を含む光重合性組成物、インクジェット用インク組成物ならびにインクジェット記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
芳香族スルホニウム化合物およびこれらを用いた光重合性組成物、ならびにエネルギー線硬化性組成物は開示(例えば、特許文献1、2参照)されている。しかしながら、これらに開示されている芳香族スルホニウム塩化合物では光重合、エネルギー線硬化にはまだ多大なエネルギーを必要(低感度)とし、保存安定性も不十分であった。
【0003】
一方、エネルギー線硬化性インクジェット用インク組成物については、既に(例えば、特許文献3参照)開示されており、スルホニウム化合物が用いられているが、インクジェット用インク組成物としては前記の課題に加え、インクジェットノズルでの吐出安定性にも問題があった。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−186071号公報 (特許請求の範囲、段落番号[0017]〜[0141])
【0005】
【特許文献2】
特開平8−27208号公報 (特許請求の範囲、段落番号[0005]〜[0047])
【0006】
【特許文献3】
特開2002−188025号公報 (特許請求の範囲、段落番号[0009]〜[0069])
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、光源からのエネルギーを効率的に吸収し、迅速で良質な硬化物を与える良好な光重合開始剤として有用な新規化合物、これからなる光酸発生剤およびこれを含有する光重合性組成物を提供することにある。
【0008】
また、本発明の他の目的は、上述の従来技術の欠点を解消した、インクジェット用インク組成物およびこれを用いたインクジェット記録方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、以下の構成によって達成された。
【0010】
1.前記一般式(I)で表されることを特徴とする芳香族スルホニウム化合物。
【0011】
2.一般式(I)におけるR2が、1つ以上の水素原子が水酸基、ハロゲン原子、フェニル基、アルコキシ基、フェノキシ基、アシル基およびエステル基からなる群から選ばれる基で置換されているアルキル基、または1つ以上の水素原子が水酸基、ハロゲン原子、フェニル基、アルコキシ基、フェノキシ基、アシル基およびエステル基からなる群から選ばれる基で置換されているフェニル基であることを特徴とする前記1記載の芳香族スルホニウム化合物。
【0012】
3.一般式(I)におけるY1およびY2が、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アシル基、ポリオキシアルキレン基およびエステル基からなる群から選ばれる、同一でも異なってもよいいずれかの基であることを特徴とする前記1又は2記載の芳香族スルホニウム化合物。
【0013】
4.前記一般式(II)又は(III)で表されることを特徴とする芳香族スルホニウム化合物。
【0014】
5.一般式(I)〜(III)のX−で表されるアニオン部がSbF6 −、PF6 −、AsF6 −、BF4 −、SbCl6 −、ClO4 −、CF3SO3 −、CH3SO3 −、FSO3 −、F2PO2 −、p−トルエンスルフォネート、カンファースルフォネート、ノナフロロブタンスルフォネート、アダマンタンカルボキシレート、テトラアリールボレートからなる群から選ばれるいずれかの基であることを特徴とする前記1〜4のいずれか一項記載の芳香族スルホニウム化合物。
【0015】
6.光酸発生剤が前記1〜5のいずれか一項記載の芳香族スルホニウム化合物であることを特徴とする光酸発生剤。
【0016】
7.前記6記載の光酸発生剤からなる光重合開始剤と、カチオン重合性有機物質とを含むことを特徴とする光重合性組成物。
【0017】
8.カチオン重合性有機物質が、1分子中に1個以上のエポキシ基を有する有機化合物であることを特徴とする前記7記載の光重合性組成物。
【0018】
9.カチオン重合性有機物質と、前記6記載の光酸発生剤を含有することを特徴とするインクジェット用インク組成物。
【0019】
10.前記9記載のインクジェット用インク組成物が、更に、ラジカル重合性有機物質とエネルギー線感受性ラジカル重合開始剤を含有することを特徴とするインクジェット用インク組成物。
【0020】
11.カチオン重合性有機物質のうち30質量%以上が分子中にシクロヘキセンオキシド構造を有する化合物であることを特徴とする前記9又は10記載のインクジェット用インク組成物。
【0021】
12.カチオン重合性有機物質のうち30質量%以上が分子中にオキセタン構造を有する化合物であることを特徴とする前記9又は10記載のインクジェット用インク組成物。
【0022】
13.ラジカル重合性有機物質のうち50質量%以上が分子中に(メタ)アクリル基を有する化合物であることを特徴とする前記10〜12のいずれか一項記載のインクジェット用インク組成物。
【0023】
14.エネルギー線硬化性インクジェット用インク組成物を被記録媒体に着弾した後、エネルギー線を照射して、被記録媒体上にインク組成物を硬化定着するインクジェット記録方法において、上記エネルギー線硬化性インクジェット用インク組成物が前記9〜13のいずれか一項記載のインクジェット用インク組成物であることを特徴とするインクジェット記録方法。
【0024】
本発明を更に詳しく説明する。本発明者は上記課題を解決するべく鋭意検討した結果、前記一般式(I)、(II)又は(III)で表される新規な芳香族スルホニウム化合物を合成するにいたり、またこの化合物が各種光重合性組成物に対して相溶性が良好であり、また効率良く光源の光を吸収し活性化されることを見出し、さらにこれを含有する光重合性組成物は迅速に硬化し良質な硬化物を与え、またこれを含有するフォトレジストが高感度を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0025】
また、カチオン重合性有機物質と、エネルギー線感受性カチオン重合開始剤として前記一般式(I)、(II)又は(III)で表される芳香族スルホニウム化合物を含有するインクジェット用インク組成物を使用し、インクジェットノズルでの吐出安定性に優れ、保存安定性も良好で、しかも照射エネルギーに対して高感度であることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0026】
更に本発明は、前記芳香族スルホニウム化合物からなることを特徴とする光酸発生剤である。
【0027】
更に本発明は、前記光酸発生剤を含有することを特徴とする光重合性組成物である。
【0028】
更に本発明は、カチオン重合性有機物質とエネルギー線感受性カチオン重合開始剤として前記光酸発生剤を含有するインクジェット用インク組成物である。
【0029】
更にまた、本発明は、エネルギー線硬化性インクジェット用インク組成物を被記録媒体に着弾した後、エネルギー線を照射して、被記録媒体上にインク組成物を硬化定着するインクジェット記録を特徴とするものである。
【0030】
必須の構成成分として更にラジカル重合性有機物質と、エネルギー線感受性ラジカル重合開始剤とを含めることができる。
【0031】
前記一般式(I)で表される化合物において、R1はその水素原子の1つまたはそれ以上がハロゲン原子、あるいはアルキル基により置換されたo−又はm−フェニレン基である。例えば、水素原子の1つまたはそれ以上がフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ターシャリブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ターシャリペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、2−エチルヘキシル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、イソトリデシル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基等により置換されたo−又はm−フェニレン基が挙げられる。これら置換基の数は1から4の範囲であり、また場所は特に限定されない。
【0032】
R2は酸素原子またはハロゲン原子を含んでもよい炭化水素基を示す。例えば、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシ基、フェニル基、アルキルフェニル基、ハロゲン化フェニル基、フェノキシ基、ヒドロキシフェニル基、アルコキシカルボニル基等が挙げられる。
【0033】
前記アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ターシャリブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ターシャリペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、2−エチルヘキシル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、イソトリデシル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基等が挙げられる。また、これらの基の1つ以上の水素原子がフェニル基、アシル基で置換されていてもよい。
【0034】
前記ハロゲン化アルキル基としては、前記アルキル基の1つ以上の水素原子をハロゲン原子で置換したものが挙げられる。
【0035】
前記アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、ブチルオキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、ヘプチルオキシ基、オクチルオキシ基、ノニルオキシ基、デシルオキシ基、ウンデシルオキシ基、ドデシルオキシ基、トリデシルオキシ基、ミリスチルオキシ基、パルミチルオキシ基、ステアリルオキシ基等が挙げられる。
【0036】
ヒドロキシアルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基においては炭素数1〜12のものが好ましい。
【0037】
また、前記炭化水素基がフェニル基を有するものにあっては、フェニル基中の1つ以上の水素原子がハロゲン原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシ基、水酸基、エステル基(アルコキシカルボニル基)、アシル基等で置換されていてもよく、これらの置換基中の1つ以上の水素原子がハロゲン原子、水酸基などで置換されていてもよい。これらのアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシ基、水酸基、エステル基(アルコキシカルボニル基)、アシル基等は前述の基であってもよい。
【0038】
次に、前記一般式(I)で表される化合物においてY1、Y2は同一でも異なってもよい水素原子、ハロゲン原子、あるいは酸素原子またはハロゲン原子を含んでもよいアルキル基を示す。酸素原子またはハロゲン原子を含んでもよいアルキル基にあっては、前記でR2の項で前述した基であってよく、その他にポリオキシアルキレン基であってよい。Y1、Y2の位置は特に限定されない。
【0039】
前記一般式(I)において、Xは1価のアニオンになりうる原子団である。これらの中でもX−としては、SbF6 −、PF6 −、AsF6 −、BF4 −、SbCl6 −、ClO4 −、CF3SO3 −、CH3SO3 −、FSO3 −、F2PO2 −、p−トルエンスルフォネート、カンファースルフォネート、ノナフロロブタンスルフォネート、アダマンタンカルボキシレート、テトラアリールボレート等が合成上特に好ましい。
【0040】
テトラアリールボレートの具体例としては、例えば、テトラフェニルボレート、及びこれのフェニル基上の少なくとも1つの水素原子がアルキル基、ハロゲン原子、ハロゲン化アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシル基、フェニル基、アルコキシカルボニル基で置換された化合物等を挙げることができ、好ましいものとしてはテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、テトラキス(4−フルオロフェニル)ボレート、テトラフェニルボレート等を挙げることができる。
【0041】
本発明における前記一般式(I)で表されるスルホニウム塩として好ましいものは、
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−メチルフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−(β−ヒドロキシエトキシ)フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−アセチルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−アセチルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−アセチルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−アセチルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−メチルフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−(β−ヒドロキシエトキシ)フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−アセチルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−アセチルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムテトラフロロボレート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムパークロレート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムパークロレート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−メチルフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−(β−ヒドロキシエトキシ)フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−メチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−メチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−フロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−メチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3,4,5,6−テトラメチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3,6−ジクロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3,6−ジメチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3,5−ジメチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−メチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−メチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−フロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−メチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3,4,5,6−テトラメチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3,6−ジクロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3,6−ジメチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3,4−ジメチル−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−アセチルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−アセチルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−アセチルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムパークロレート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−メチルフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−(β−ヒドロキシエトキシ)フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−メチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(5−メチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−フロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−メチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2,4,5,6−テトラメチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4,6−ジクロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4,6−ジメチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4,5−ジメチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−メチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−メチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−フロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−メチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2,4,5,6−テトラメチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4,6−ジクロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4,6−ジメチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4,6−ジメチル−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−アセチルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−アセチルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−アセチルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−(4−メチルベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−(4−フロロベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−(4−メトキシベンゾイル)フェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−ドデカノイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムテトラフロロボレート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムパークロレート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムカンファ−スルフォネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−フロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルビス(4−クロロフェニル)スルホニウムトリフロロメタンスルホネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムパークロレート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムパークロレート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウム
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(3−メチル−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−メトキシ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3,4,5,6−テトラメチル−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−メチル−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(4−フロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート4−(2,4,5,6−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート
4−(3−メチル−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−フロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−メトキシ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(4−メチル−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(4−フロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(4−メトキシ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムヘキサフロロホスフェート
4−(3−メチル−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−フロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−メトキシ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(4−メチル−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(4−フロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(4−メトキシー3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムテトラフロロボレート
4−(3−メチル−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−フロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−メトキシ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(4−メチル−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムパークロレート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムパークロレート
4−(4−フロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(4−メトキシ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムパークロレート
4−(3−メチル−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(3−フロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(3−メトキシ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウム
4−(4−メチル−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(4−フロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(4−メトキシ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムメタンスルホネート
4−(3−メチル−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(3−フロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(3−メトキシ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(4−メチル−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(4−フロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(4−メトキシ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムp−トルエンスルフォネート
4−(3−メチル−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(3−フロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(3−メトキシ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(4−メチル−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(4−フロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(4−メトキシ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムカンファースルフォネート
4−(3−メチル−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(3−クロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(3−フロロ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(3−メトキシ−2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(4−メチル−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(4−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(4−フロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(ペンタフロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
4−(4−メトキシ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−フロロ−4−トリフロロフェニル)スルホニウムノナフロロブタンスルフォネート
などが挙げられる。
【0042】
上記の化合物は、例えば硫酸中で置換されたジフェニルスルフィドとジフェニルスルホキシドの脱水縮合によってスルホニウム塩を調製し、その後塩交換することによって得られる。
【0043】
本発明で用いる一般式(II)または(III)で表されるスルホニウム化合物としては、例えば、分子中に少なくとも1個の水酸基を有する化合物と、下記一般式(IV)または(V)で表されるスルホニウム化合物を反応させることにより得られるスルホニウム化合物等を挙げることができる。
【0044】
【化3】
【0045】
式中、Yは、ハロゲン原子、R3、R4、R5及びXは一般式(II)または(III)中のR3、R4、R5及びXと同一である。
【0046】
分子中に少なくとも1個の水酸基を有する化合物の具体例としては、例えば、フェノール、ナフトール、ビフェノール、ビスフェノールA、ビスフェノールS、ビスフェノールF、ビスフェノールZ、ビスフェノールI、トリスフェノールメタン、ポリ(4−ビニルフェノール)、フェノールノボラック、クレゾールノボラック、2,6−ナフタリン−ジオール、テトラブロムビスフェノールA、テトラメチルビスフェノールA等の水酸基含有芳香族化合物、エチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキサンジオール、グリセリン、1,4ブタンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ポリブタジエンポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカプロラクトンポリオール等の多価アルコール類、グリシドール、アリルアルコール、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート、ビスェノールA型エポキシ樹脂(例えば、油化シェルエポキシ(株)製、エピコート1001、1002、1004等)
等の水酸基及び重合性基を含有する化合物等を挙げることができる。
【0047】
一般式(IV)及び(V)で表されるスルホニウム化合物としては、例えば、一般式(VI)及び(VII)で表されるジフェニルスルフィド系化合物、
【0048】
【化4】
【0049】
(式中、Y及びR5は、一般式(IV)及び(V)中のY及びR5と同一である。)と置換または非置換ジフェニルスルホキシド化合物を公知のスルホニウム塩の生成反応を利用することによって得られるスルホニウム塩等を挙げることができる。すなわち、一般式(VI)及び(VII)で表されるジフェニルスルフィド系化合物、(例えば安息香酸、o−クロル安息香酸、m−クロル安息香酸、p−クロル安息香酸、o−フルオロ安息香酸、m−フルオロ安息香酸、p−フルオロ安息香酸、2−メチル−4−フルオロ安息香酸、2−メトキシ−4−クロル安息香酸、2−フェニル−4−フルオロ安息香酸、3−フルオロ−5−メチル安息香酸、3−ブロモ−6−エチル安息香酸、等の安息香酸誘導体とジフェニルスルフィドを反応することにより得ることができる。反応溶媒としてアルキルスルホン酸(例えば、メタンスルホン酸等)に無水リン酸を溶解させたものを用いるのが好ましく、反応温度は、常温〜130℃が好ましい。反応時は0.5〜15時間が好ましい。前記安息香酸誘導体中のカルボン酸1当量に対して、ジフェニルフィルィドを約1モル反応させるのが好ましい。)と置換または非置換ジフェニルスルホキシド化合物(例えば、ジフェニルスルホキシド、4,4′−ジメチルジフェニルスルホキシド、4,4′−ジエチルジフェニルスルホキシド、4,4′−ジメトキシジフェニルスルホキシド、4−メチルチオジフェニルスルホキシド、4−フェニルチオジフェニルスルホキシド、3,3′−ジメチルジフェニルスルホキシド、4−フェニルカルボニルジフェニルスルホキシド、4−ベンゾイルオキシジフェニルスルホキシド等)を公知の方法、例えば、脱水剤(例えば、五酸化リン、濃硫酸、無水酢酸等)中で、常温〜150℃で縮合反応を行ない、NaSbF6、NaPF6、NaAsF6、NaBF4、NaSbF5OH、KSbF6、KPF6、KAsF6、KSbF5OH等の水溶液に滴下し、スルホニウム化合物を得ることができる。
【0050】
前記、分子中に少なくとも1個の水酸基を有する化合物とハロゲン原子を有するスルホニウム化合物の反応は、公知の方法、例えは、塩基性化合物(例えば、水酸ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム等)の存在下、必要に応じてジメチルスルホキシド等の有機溶剤を使用して、室温〜150℃で反応させることにより、前記、分子中に少なくとも1個の水酸基を有する化合物の水酸基とハロゲン原子を有するスルホニウム化合物のハライド部との脱ハロゲン化水素反応により反応する。前記、分子中に少なくとも1個の水酸基を有する化合物の水酸基1当量に対して、スルホニウム化合物を0.1〜1モルの範囲で用いるのが好ましく、特に好ましくは0.3〜0.7モルである。
【0051】
本発明の光酸発生剤は、紫外線、電子線、X線、放射線、高周波などの活性エネルギー線の照射によりルイス酸を放出する特性を有し、カチオン重合性有機物質に作用して重合を開始することができる。従って、本発明の光酸発生剤は、カチオン性光重合開始剤として有用である。
【0052】
本発明の光酸発生剤は、前記一般式(I)、(II)または(III)で表される化合物がその分子中にアシル基を有することにより、従来の芳香族スルホニウム化合物と比較して、吸収波長領域が長波長部にシフトし、一般に使用される光源のなかでも、水銀灯の発光波長である313、365nmの光を効率よく吸収する。その結果、本発明の芳香族スルホニウム化合物を配合したカチオン重合性組成物やフォトレジストは従来の芳香族スルホニウム化合物を配合したカチオン重合組成物やフォトレジストに比較してその感度が大幅に向上する。
【0053】
本発明の光重合性組成物の成分であるカチオン重合性有機物質とは、光照射により活性化したカチオン性重合開始剤により高分子化または、架橋反応を起こす化合物をいう。
【0054】
例えば、エポキシ化合物、オキセタン化合物、環状ラクトン化合物、環状アセタール化合物、環状チオエーテル化合物、スピロオルトエステル化合物、ビニル化合物などであり、これらの1種または2種以上使用することができる。中でも入手するのが容易であり、取り扱いに便利なエポキシ化合物、オキセタン化合物が適している。該エポキシ化合物としては、芳香族エポキシ化合物、脂環族エポキシ化合物、脂肪族エポキシ化合物などが適している。
【0055】
前記脂環族エポキシ樹脂の具体例としては、少なくとも1個の脂環族環を有する多価アルコールのポリグリシジルエーテルまたはシクロヘキセンやシクロペンテン環含有化合物を酸化剤でエポキシ化することによって得られるシクロヘキセンオキサイドやシクロペンテンオキサイド含有化合物が挙げられる。たとえば、水素添加ビスフェノールAジグリシジルエーテル、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシ−1−メチルシクロヘキシル−3,4−エポキシ−1−メチルヘキサンカルボキシレート、6−メチル−3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−6−メチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシ−3−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−3−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシ−5−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−5−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル−5,5−スピロ−3,4−エポキシ)シクロヘキサン−メタジオキサン、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート、3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルカルボキシレート、メチレンビス(3,4−エポキシシクロヘキサン)、ジシクロペンタジエンジエポキサイド、エチレンビス(3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート)、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジオクチル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジ−2−エチルヘキシル等が挙げられる。
【0056】
前記脂環族エポキシ樹脂として好適に使用できる市販品としてはUVR−6100、UVR−6105、UVR−6110、UVR−6128、UVR−6200(以上、ユニオンカーバイド社製)、セロキサイド2021、セロキサイド2021P、セロキサイド2081、セロキサイド2083、セロキサイド2085、セロキサイド2000、セロキサイド3000、サイクロマーA200、サイクロマーM100、サイクロマーM101、エポリードGT−301、エポリードGT−302、エポリード401、エポリード403、ETHB、エポリードHD300(以上、ダイセル化学工業(株)製)、KRM−2110、KRM−2199(以上、旭電化工業(株)製)などを挙げることができる。
【0057】
前記脂環族エポキシ樹脂の中でも、シクロヘキセンオキシド構造を有するエポキシ樹脂は硬化性(硬化速度)の点で好ましい。
【0058】
前記芳香族エポキシ樹脂の具体例としては、少なくとも1個の芳香族環を有する多価フェノールまたは、そのアルキレンオキサイド付加物のポリグリシジルエーテル、例えばビスフェノールA、ビスフェノールF、またはこれらに更にアルキレンオキサイドを付加した化合物のグリシジルエーテルやエポキシノボラック樹脂などが挙げられる。
【0059】
また前記脂肪族エポキシ樹脂の具体例としては、脂肪族多価アルコールまたはそのアルキレンオキサイド付加物のポリグリシジルエーテル、脂肪族長鎖多塩基酸のポリグリシジルエステル、グリシジルアクリレートまたはグリシジルメタクリレートのビニル重合により合成したホモポリマー、グリシジルアクリレートまたはグリシジルメタクリレートとその他のビニルモノマーとのビニル重合により合成したコポリマー等が挙げられる。代表的な化合物として、1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、グリセリンのトリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンのトリグリシジルエーテル、ソルビトールのテトラグリシジルエーテル、ジペンタエリスリトールのヘキサグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールのジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールのジグリシジルエーテルなどの多価アルコールのグリシジルエーテル、またプロピレングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン等の脂肪族多価アルコールに1種または2種以上のアルキレンオキサイドを付加することによって得られるポリエーテルポリオールのポリグリシジルエーテル、脂肪族長鎖二塩基酸のジグリシジルエステルが挙げられる。さらに、脂肪族高級アルコールのモノグリシジルエーテルやフェノール、クレゾール、ブチルフェノール、また、これらにアルキレンオキサイドを付加することによって得られるポリエーテルアルコールのモノグリシジルエーテル、高級脂肪酸のグリシジルエステル、エポキシ化大豆油、エポキシステアリン酸オクチル、エポキシステアリン酸ブチル、エポキシ化大豆油、エポキシ化ポリブタジエン等が挙げられる。
【0060】
前記芳香族及び脂肪族エポキシ樹脂として好適に使用できる市販品としてはエピコート801、エピコート828(以上、油化シェルエポキシ社製)、PY−306、0163、DY−022(以上、チバガイギー社製)、KRM−2720、EP−4100、EP−4000、EP−4080、EP−4900、ED−505、ED−506(以上、旭電化工業(株)製)、エポライトM−1230、エポライトEHDG−L、エポライト40E、エポライト100E、エポライト200E、エポライト400E、エポライト70P、エポライト200P、エポライト400P、エポライト1500NP、エポライト1600、エポライト80MF、エポライト100MF、エポライト4000、エポライト3002、エポライトFR−1500(以上、共栄社化学(株)製)、サントートST0000、YD−716、YH−300、PG−202、PG−207、YD−172、YDPN638(以上、東都化成(株)製)などを挙げることができる。
【0061】
前記オキセタン化合物の具体例としては、例えば以下の化合物を挙げることができる。3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、3−(メタ)アリルオキシメチル−3−エチルオキセタン、(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチルベンゼン、4−フルオロ−1−(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル−ベンゼン、4−メトキシ−1−(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル−ベンゼン、1−(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)エチル−フェニルエーテル、イソブトキシメチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、イソボルニルオキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、イソボルニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−エチルヘキシル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、エチルジエチレングリコール(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジシクロペンタジエン(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジシクロペンテニルオキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジシクロペンテニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、テトラヒドロフルフリル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、テトラブロモフェニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−テトラブロモフェノキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、トリブロモフェニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−トリブロモフェノキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−ヒドロキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−ヒドロキシプロピル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ブトキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ペンタクロロフェニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ペンタブロモフェニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ボルニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、3,7−ビス(3−オキセタニル)−5−オキサ−ノナン、3,3′−(1,3−(2−メチレニル)プロパンジイルビス(オキシメチレン))ビス−(3−エチルオキセタン)、1,4−ビス((3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル)ベンゼン、1,2−ビス((3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル)エタン、1,3−ビス((3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル)プロパン、エチレングリコールビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジシクロペンテニルビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、トリエチレングリコールビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、テトラエチレングリコールビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、トリシクロデカンジイルジメチレン(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、トリメチロールプロパントリス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、1,4−ビス(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)ブタン、1,6−ビス(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)ヘキサン、ペンタエリスリトールトリス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ペンタエリスリトールテトラキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ポリエチレングリコールビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジペンタエリスリトールヘキサキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジペンタエリスリトールペンタキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジペンタエリスリトールテトラキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールペンタキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジトリメチロールプロパンテトラキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、EO変性ビスフェノールAビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、PO変性ビスフェノールAビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、EO変性水添ビスフェノールAビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、PO変性水添ビスフェノールAビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、EO変性ビスフェノールF(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテルなどを例示することができ、これらは1種単独あるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。これら、オキセタン化合物は特に可撓性を必要とする場合に使用すると効果的であり好ましい。
【0062】
本発明のインクジェット用インク組成物に使用するカチオン重合性有機物質としては、上記の光重合性組成物の成分としてのカチオン重合性有機物質を同様に使用することができる。
【0063】
また、インクジェット用インク組成物としては、上記のエポキシ化合物の中では分子中にシクロヘキセンオキシド構造を有するエポキシ化合物を、カチオン重合性有機物質全量に対して50質量%未満用いるのが硬化性(硬化速度)の点で特に好ましい。残りの50質量%以上のカチオン重合性有機物質成分は、その他のエポキシ樹脂や、以下に例示するエポキシ化合物以外のカチオン重合性有機物質であってよい。なお、エポキシ化合物以外のカチオン重合性有機物質と上記シクロヘキセンオキシド化合物の混合物も好ましい。
【0064】
本発明で用いることができるカチオン重合性有機物質のエポキシ化合物以外の具体例としては、上記オキセタン化合物、テトラヒドロフラン、2,3−ジメチルテトラヒドロフランなどのオキソラン化合物、トリオキサン、1,3−ジオキソラン、1,3,6−トリオキサンシクロオクタンなどの環状アセタール化合物、β−プロピオラクトン、ε−カプロラクトンなどの環状ラクトン化合物、エチレンスルフィド、チオエピクロルヒドリンなどのチイラン化合物、1,3−プロピンスルフィド、3,3−ジメチルチエタンなどのチエタン化合物、テトラヒドロチオフェン誘導体などの環状チオエーテル化合物、エチレングリコールジビニルエーテル、アルキルビニルエーテル、2−クロロエチルビニルエーテル、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、1,4−シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、プロピレングリコールのプロペニルエーテルなどのビニルエーテル化合物、エポキシ化合物とラクトンの反応によって得られるスピロオルトエステル化合物、スチレン、ビニルシクロヘキセン、イソブチレン、ポリブタジエンなどのエチレン性不飽和化合物および上記誘導体などが挙げられる。
【0065】
また、インクジェット用インク組成物として、特に吐出安定性を必要とする場合は、カチオン重合性有機物質として上記オキセタン化合物を、カチオン重合性有機物質全量に対して50質量%以上用いるのが好ましい。その他の50質量%未満のカチオン重合性有機物質の成分は、エポキシ樹脂等、オキセタン化合物以外の上記カチオン重合性有機物質であってよい。
【0066】
なお本発明においては、カチオン重合性有機物質として、上述したカチオン性有機化合物のうち1種または2種以上を配合して使用することができる。
【0067】
本発明の光酸発生剤を光重合開始剤として使用する場合の量は、通常用いられている範囲で制限なく使用できるが、カチオン重合性有機物質100質量部に対して0.05〜10質量部の割合で用いることが好ましい。但し、カチオン重合性有機物質の性質、光の照射強度、硬化に要する時間、硬化物の物性、コストなどの要因により、配合量を上述の範囲より増減させて用いることも可能である。
【0068】
本発明の光重合性組成物には必要に応じてアクリル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などラジカル重合性の光重合性組成物を混合して用いることもできる。
【0069】
本発明の光重合性組成物には必要に応じて、あるいは所望により、アントラセン誘導体、ピレン誘導体などの光増感剤、熱感応カチオン重合開始剤、充填剤、希釈剤、溶剤、顔料、可撓性付与剤、消泡剤、レベリング剤、増粘剤、安定剤、難燃剤、酸化防止剤などの添加剤を加えることができる。
【0070】
本発明の光重合性組成物は広範囲の応用分野に有用であり、例えば平版、凸版用印刷板の作製、プリント基板やIC、LSI作製のためのフォトレジスト、レリーフ像や画像複製等の画像形成、光硬化性のインキ、塗料、接着剤などに用いることができる。
【0071】
また、インクジェット用インクとして用いる場合、以上のようなエネルギー線感受性カチオン重合開始剤は、カチオン重合性有機物質に対して、好ましくは0.05〜10質量%、より好ましくは0.1〜10質量%配合されるのがよい。この範囲を上回ると十分な強度を有する硬化物が得られず、下回ると十分硬化しない場合がある。
【0072】
本発明に使用するラジカル重合性有機物質とは、エネルギー線感受性ラジカル重合開始剤の存在下、エネルギー線照射により高分子化または架橋反応するラジカル重合性有機物質で、好ましくは1分子中に少なくとも1個以上の不飽和二重結合を有する化合物である。
【0073】
かかる化合物としては、例えばアクリレート化合物、メタクリレート化合物、アリルウレタン化合物、不飽和ポリエステル化合物、スチレン系化合物等が挙げられる。
【0074】
かかるラジカル重合性有機物質の中でも(メタ)アクリル基を有する化合物は、合成、入手が容易であり、取り扱いが容易であり好ましい。例えばエポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、アルコール類の(メタ)アクリル酸エステルが挙げられる。
【0075】
ここで、エポキシ(メタ)アクリレートとは、例えば、従来公知の芳香族エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂などと、(メタ)アクリル酸とを反応させて得られるアクリレートである。これらのエポキシ(メタ)アクリレートのうち、特に好ましいものは、芳香族エポキシ樹脂の(メタ)アクリレートであり、少なくとも1個の芳香核を有する多価フェノールまたはそのアルキレンオキサイド付加体のポリグリシジルエーテルを、(メタ)アクリル酸と反応させて得られる(メタ)アクリレートである。例えば、ビスフェノールA、またはそのアルキレンオキサイド付加体をエピクロロヒドリンとの反応によって得られるグリシジルエーテルを、(メタ)アクリル酸と反応させて得られる(メタ)アクリレート、エポキシノボラック樹脂と(メタ)アクリル酸を反応して得られる(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0076】
ウレタン(メタ)アクリレートとして好ましいものは、1種または2種以上の水酸基含有ポリエステルや水酸基含有ポリエーテルに水酸基含有(メタ)アクリル酸エステルとイソシアネート類を反応させて得られる(メタ)アクリレートや、水酸基含有(メタ)アクリル酸エステルとイソシアネート類を反応させて得られる(メタ)アクリレート等である。
【0077】
ここで使用する水酸基含有ポリエステルとして好ましいものは、1種または2種以上の脂肪族多価アルコールと、1種または2種以上の多塩基酸との反応によって得られる水酸基含有ポリエステルであって、脂肪族多価アルコールとしては、例えば1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトールなどが挙げられる。多塩基酸としては、例えば、アジピン酸、テレフタル酸、無水フタル酸、トリメリット酸などが挙げられる。
【0078】
水酸基含有ポリエーテルとして好ましいものは、脂肪族多価アルコールに1種または2種以上のアルキレンオキサイドを付加することによって得られる水酸基含有ポリエーテルであって、脂肪族多価アルコールとしては、前述した化合物と同様のものが例示できる。アルキレンオキサイドとしては、例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドが挙げられる。
【0079】
水酸基含有(メタ)アクリル酸エステルとして好ましいものは、脂肪族多価アルコールと(メタ)アクリル酸のエステル化反応によって得られる水酸基含有(メタ)アクリル酸エステルであって、脂肪族多価アルコールとしては、前述した化合物と同様のものが例示できる。
【0080】
かかる水酸基含有(メタ)アクリル酸のうち、脂肪族二価アルコールと(メタ)アクリル酸とのエステル化反応によって得られる水酸基含有(メタ)アクリル酸エステルは特に好ましく、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートが挙げられる。
【0081】
イソシアネート類としては、分子中に1個以上のイソシアネート基を持つ化合物が好ましく、トリレンジイソシアネートや、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートなどの2価のイソシアネート化合物が特に好ましい。
【0082】
ポリエステル(メタ)アクリレートとして好ましいものは、水酸基含有ポリエステルと(メタ)アクリル酸とを反応させて得られるポリエステル(メタ)アクリレートである。ここで使用する水酸基含有ポリエステルとして好ましいものは、1種または2種以上の脂肪族多価アルコールと、1種または2種以上の1塩基酸、多塩基酸、及びフェノール類とのエステル化反応によって得られる水酸基含有ポリエステルであって、脂肪族多価アルコールとしては、前述した化合物と同様のものが例示できる。1塩基酸としては、例えば、ギ酸、酢酸、ブチルカルボン酸、安息香酸等が挙げられる。多塩基酸としては、例えば、アジピン酸、テレフタル酸、無水フタル酸、トリメリット酸等が挙げられる。フェノール類としては、例えば、フェノール、p−ノニルフェノール、ビスフェノールA等が挙げられる。
【0083】
ポリエーテル(メタ)アクリレートとして好ましいものは、水酸基含有ポリエーテルと、メタ(アクリル)酸とを反応させて得られるポリエーテル(メタ)アクリレートである。ここで使用する水酸基含有ポリエーテルとして好ましいものは、脂肪族多価アルコールに1種または2種以上のアルキレンオキサイドを付加することによって得られる水酸基含有ポリエーテルであって、脂肪族多価アルコールとしては、前述した化合物と同様のものが例示できる。アルキレンオキサイドとしては、例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等が挙げられる。
【0084】
アルコール類の(メタ)アクリル酸エステルとして好ましいものは、分子中に少なくとも1個の水酸基を持つ芳香族または脂肪族アルコール、及びそのアルキレンオキサイド付加体と(メタ)アクリル酸とを反応させて得られる(メタ)アクリレートであり、例えば、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ε−カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0085】
これらの(メタ)アクリレートのうち、多価アルコールのポリ(メタ)アクリレート類が特に好ましい。
【0086】
これらラジカル重合性有機物質の市販品としては、単官能の例として、アロニックスM−101、M−102、M−111、M−113、M−117、M−152、TO−1210(以上、東亜合成(株)製)、KAYARAD TC−110S、R−564、R−128H(以上、日本化薬(株)製)、ビスコート192、ビスコート220、ビスコート2311HP、ビスコート2000、ビスコート2100、ビスコート2150、ビスコート8F、ビスコート17F(以上、大阪有機化学工業(株)製)などを挙げることができる。
【0087】
また、多官能の例として、SA1002(以上、三菱化学(株)製)、ビスコート195、ビスコート230、ビスコート260、ビスコート215、ビスコート310、ビスコート214HP、ビスコート295、ビスコート300、ビスコート360、ビスコートGPT、ビスコート400、ビスコート700、ビスコート540、ビスコート3000、ビスコート3700(以上、大阪有機化学工業(株)製)、カヤラッドR−526、HDDA、NPGDA、TPGDA、MANDA、R−551、R−712、R−604、R−684、PET−30、GPO−303、TMPTA、THE−330、DPHA、DPHA−2H、DPHA−2C、DPHA−2I、D−310、D−330、DPCA−20、DPCA−30、DPCA−60、DPCA−120、DN−0075、DN−2475、T−1420、T−2020、T−2040、TPA−320、TPA−330、RP−1040、RP−2040、R−011、R−300、R−205(以上、日本化薬(株)製)、アロニックスM−210、M−220、M−233、M−240、M−215、M−305、M−309、M−310、M−315、M−325、M−400、M−6200、M−6400(以上、東亜合成(株)製)、ライトアクリレートBP−4EA、BP−4PA、BP−2EA、BP−2PA、DCP−A(以上、共栄社化学(株)製)、ニューフロンティアBPE−4、TEICA、BR−42M、GX−8345(以上、第一工業製薬(株)製)、ASF−400(以上、新日鉄化学(株)製)、リポキシSP−1506、SP−1507、SP−1509、VR−77、SP−4010、SP−4060(以上、昭和高分子(株)製)、NKエステルA−BPE−4(以上、新中村化学工業(株)製)などを挙げることができる。
【0088】
これらのラジカル重合性有機物質は1種あるいは2種以上のものを所望の性能に応じて、配合して使用することができる。
【0089】
ラジカル重合性有機物質のうち50質量%以上が、分子中に(メタ)アクリル基を有する化合物であることが好ましい。
【0090】
本発明におけるラジカル重合性有機物質の配合は、カチオン重合性有機物質100質量部に対して200質量部以下であることが好ましく、10〜100質量部であることが特に好ましい。
【0091】
本発明に使用するエネルギー線感受性ラジカル重合開始剤は、エネルギー線照射を受けることによってラジカル重合を開始させることが可能となる化合物であればよく、例えば、アセトフェノン系化合物、ベンジル系化合物、ベンゾフェノン系化合物、チオキサントン系化合物などのケトン系化合物を好ましいものとして例示することができる。
【0092】
アセトフェノン系化合物としては例えば、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、4′−イソプロピル−2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、2−ヒドロキシメチル−2−メチルプロピオフェノン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、p−ジメチルアミノアセトフェノン、p−ターシャリブチルジクロロアセトフェノン、p−ターシャリブチルトリクロロアセトフェノン、p−アジドベンザルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−(4−(メチルチオ)フェニル)−2−モルフォリノプロパノン−1、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、1−(4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン等が挙げられる。
【0093】
ベンジル系化合物としては、ベンジル、アニシル等が挙げられる。
ベンゾフェノン系化合物としては、例えば、ベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、ミヒラーケトン、4,4′−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、4,4′−ジクロロベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4′−メチルジフェニルスルフィドなどが挙げられる。
【0094】
チオキサントン系化合物としては、チオキサントン、2−メチルチオキサントン、2−エチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン等が挙げられる。
【0095】
その他のエネルギー線感受性ラジカル重合開始剤としては、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフェインオキサイド、ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3−(ピル−1−イル))チタニウムなどが挙げられる。
【0096】
これらのエネルギー線感受性ラジカル重合開始剤は1種あるいは2種以上のものを所望の性能に応じて配合して使用することができる。
【0097】
以上のようなエネルギー線感受性ラジカル重合開始剤は、ラジカル重合性有機物質に対して化学量論的必要量を使用すればよいが、好ましくはラジカル重合性有機物質に対して0.05〜10質量%、さらに好ましくは0.1〜10質量%配合するのがよい。この範囲を上回ると十分な強度を有する硬化物が得られず、下回ると樹脂が十分硬化しない場合がある。
【0098】
本発明に使用するインクジェット用インク組成物には任意の成分として1分子中に2個以上の水酸基を有する有機化合物を配合することができる。
【0099】
上記1分子中に2個以上の水酸基を含有する有機化合物としては、多価アルコール、水酸基含有ポリエーテル、水酸基含有ポリエステル、多価フェノールなどが好ましい。
【0100】
多価アルコールの例としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、4,8−ビス(ヒドロキシメチル)トリシクロ[5.2.1.02,6]デカン等が挙げられる。
【0101】
水酸基含有ポリエーテルとは、1種または2種以上の多価アルコールまたは多価フェノールに1種または2種以上のアルキレンオキサイドを付加して得られる化合物である。これに用いられる多価アルコール、多価フェノールの例としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ビスフェノールA、ビスフェノールF、フェノールノボラック、クレゾールノボラック等が挙げられる。またアルキレンオキサイドの例としては、プロピレンオキサイド、エチレンオキサイドなどが挙げられる。
【0102】
水酸基含有ポリエステルとしては、1種または2種以上の多価アルコール及び/又は多価フェノールと1種または2種以上の1塩基酸、多塩基酸などとのエステル化反応によって得られる水酸基含有ポリエステル、および1種または2種以上のラクトン類と、1種または2種以上の多価アルコールとのエステル化反応によって得られる水酸基含有ポリエステルが挙げられる。多価アルコール、多価フェノールの例としては、前述のものと同様のものが挙げられる。1塩基酸としては、例えばギ酸、酢酸、ブチルカルボン酸、安息香酸などが挙げられる。多塩基酸としては、例えばアジピン酸、テレフタル酸、トリメリット酸などが挙げられる。ラクトン類としては、β−プロピオラクトン、ε−カプロラクトンなどが挙げられる。多価フェノールとは、芳香環に直接結合した水酸基を1分子中に2個以上含有する化合物である。例えば、ビスフェノールA、ビスフェノールF、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂などが挙げられる。
【0103】
これらの1分子中に2個以上の水酸基を含有する有機化合物は、単独あるいは2種以上の物を所望の性能に応じて使用することができる。
【0104】
この、1分子中に2個以上の水酸基を含有する有機化合物の好ましい配合量は、組成物中のカチオン重合性有機物質100質量部に対して1〜50質量部である。
【0105】
本発明のインクジェット用インク組成物には、必須ではないが必要に応じて光増感剤などを配合することができる。例えば、アントラセン誘導体、ピレン誘導体等の光増感剤を併用することにより、これらを配合しない場合に比べて光造形を行った際の硬化速度がさらに向上し、樹脂組成物として好ましいものになる。
【0106】
また、本発明の硬化を損なわない限り、必要に応じて熱感応性カチオン重合開始剤、無機フィラー、有機フィラー、顔料、染料などの着色剤、レベリング剤、消泡剤、増粘剤、難燃剤、酸化防止剤、安定剤等の各種樹脂添加物等を添加することができる。上記熱感応性カチオン重合開始剤としては、例えば特開昭57−49613号、特開昭58−37004号公報記載の脂肪族オニウム塩類が挙げられる。
【0107】
本発明においては、本発明の効果を阻害しない範囲で所望により、上記のような熱感応性カチオン重合開始剤、無機フィラー、有機フィラー、顔料、染料などの着色剤、レベリング剤、消泡剤、増粘剤、難燃剤、酸化防止剤、安定剤等の各種樹脂添加物等を通常の使用の範囲で併用することができるが、吐出安定性の点で、本発明のインクジェット用インク組成物の総量に対して150質量%以下とするのが好ましい。
【0108】
本発明の光照射に用いられる光源としては、波長180〜500nmの紫外線又は可視光線を発生する光源が有効である。例えば、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、ケミカルランプ、ブラックライトランプ、水銀−キセノンランプ、エキシマーランプ、ショートアーク灯、ヘリウム・カドミニウムレーザー、アルゴンレーザー、エキシマーレーザー、太陽光が挙げられる。
【0109】
【実施例】
以下に、実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
【0110】
合成例1:4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートの合成
以下の3段階の手順にて合成した。
【0111】
(1)2−フェニルチオ−ベンゾフェノンの合成
500mlの三口フラスコにジメチルホルムアミド150g、ベンゼンチオール27.5g、水酸化ナトリウム20.0gを入れ、100℃に加熱した。撹拌しながら2−クロロベンゾフェノン54.1gを4回に分けて仕込み3時間撹拌を続けた。冷却後、トルエン500gを添加し、トルエン層を500gの水で5回洗浄した。トルエン層を減圧濃縮することにより、2−フェニルチオ−ベンゾフェノンが68.2g(収率94%)得られた。
【0112】
(2)4−メトキシフェニル−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルフィドの合成
500mlの三口フラスコにジメチルホルムアミド150g、4−メトキシベンゼンチオール35.1g、水酸化ナトリウム20.0gを入れ、100℃に加熱した。撹拌しながら4−ブロモ−2,3,5,6−テトラフロロ−トリフロロメチルベンゼン74.2gを4回に分けて仕込み3時間撹拌を続けた。冷却後、トルエン500gを添加し、トルエン層を500gの水で5回洗浄した。トルエン層を減圧濃縮することにより、4−メトキシフェニル−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルフィドが83.7g(収率94%)得られた。
【0113】
(3)4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートの合成
1000mlの三口フラスコに硫酸を300g仕込み、攪拌しながら4−メトキシフェニル−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルフィド63.8g仕込んだ。4−メトキシフェニル−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルフィドが完全に溶解するのを確認した後、2−フェニルチオ−ベンゾフェノン30.1gを5回に分けて添加した。
【0114】
添加と同時に反応物は暗褐色となった。そのまま室温で24時間撹拌を続けた。次いで3000mlのビーカーに氷500gとメタノール500gを混合しておき、ここに反応液を投入し、さらにトルエン300gを加えた。下層を取り出し、40%水酸化ナトリウム水溶液で中和した後に酢酸エチル1500gを加え撹拌した。
【0115】
ここにKPF647.5gを添加し、2時間撹拌した。酢酸エチル層を水1000gで2回洗浄後、減圧濃縮することによって4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェート151.3g(収率89%)が白色粉末として得られた。同定は赤外吸収スペクトル、元素分析、1H−NMR,13C−NMRによって行った。
【0116】
合成例2:4−(5−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロアンチモネートの合成
合成例1の(1)において、2−クロロベンゾフェノンを3,5−ジクロロベンゾフェノンに代え、合成例1の(3)において、KPF6をKSbF6に代え、合成例1に準じて合成し、4−(5−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロアンチモネートが白色粉末として得られた。同定は赤外吸収スペクトル、元素分析、1H−NMR,13C−NMRによって行った。
【0117】
合成例3:4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートの合成
合成例1の(2)において、4−ブロモ−2,3,5,6−テトラフロロ−トリフロロメチルベンゼンを2−トリフロロメチル−ブロムベンゼンに代え、合成例1に準じて合成し、4−(2−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートが白色粉末として得られた。同定は赤外吸収スペクトル、元素分析、1H−NMR,13C−NMRによって行った。
【0118】
合成例4:4−(5−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートの合成
合成例3で2−クロロベンゾフェノンを3,5−ジクロロベンゾフェノンに代え、合成例3に準じて合成し、4−(5−クロロ−3−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートが白色粉末として得られた。同定は赤外吸収スペクトル、元素分析、1H−NMR,13C−NMRによって行った。
【0119】
合成例5:4−{5−(5−ヒドロキシ−ナフチルオキシ)−2−ベンゾイルフェニルチオ}フェニル−(4−フロロフェニル)−フェニル−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートの合成
(4)4−(5−フロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)−(4−フロロフェニル)−フェニル−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートの合成
合成例1において、2−クロロベンゾフェノンを2−クロロ−4−フロロベンゾフェノンに代え、4−メトキシベンゼンチオールをベンゼンチオールに代え、4−ブロモ−2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルベンゼンを4−フロロ−クロロベンゼンに代えて、合成例1に準じて合成し、4−(5−フロロ−2−ベンゾイルフェニルチオ)−(4−フロロフェニル)−フェニル−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートが白色粉末として得られた。同定は赤外吸収スペクトル、元素分析、1H−NMR,13C−NMRによって行った。
【0120】
(5)4−{5−(5−ヒドロキシ−ナフチルオキシ)−2−ベンゾイルフェニルチオ}フェニル−(4−フロロフェニル)−フェニル−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートの合成
1,5−ジヒドロキシ−ナフタレン8.0g、前記(4)で合成したスルホニウム化合物35.0g、炭酸カリウム28.8gをジメチルスルホキシド900g中で90℃で18時間反応する。次いで反応混合物を冷却し、水2000gに注入し、得られた粉体をろ過、水及びエチルエーテルで洗浄、乾燥し淡褐色粉末として得られた。同定は赤外吸収スペクトル、元素分析、1H−NMR,13C−NMRによって行った。
【0121】
合成例6:4−{6−(5−ヒドロキシ−ナフチルオキシ)−3−ベンゾイルフェニルチオ}フェニル−(4−フロロフェニル)−フェニル−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートの合成
合成例5において、2−クロロ−4−フロロベンゾフェノンを3−クロロ−4−フロロベンゾフェノンに代え、合成例5に準じて合成し、4−{6−(5−ヒドロキシ−ナフチルオキシ)−3−ベンゾイルフェニルチオ}フェニル−(4−フロロフェニル)−フェニル−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェートが淡褐色粉末として得られた。同定は赤外吸収スペクトル、元素分析の、1H−NMR,13C−NMRによって行った。
【0122】
なお、以下の実施例では、比較のために以下の化合物についても評価を行った。
【0123】
比較例示化合物1:4−(3−クロロ−4−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェート
比較例示化合物2:4−(3−クロロ−4−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロアンチモネート
比較例示化合物3:4−(4−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(2−トリフロロメチル−フェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェート
比較例示化合物4:4−(4−ベンゾイル−フェニルチオ)フェニル−(4−メトキシフェニル)−(4−トリフロロメチル−フェニル)−スルホニウム・ヘキサフロロホスフェート
比較例示化合物5:4−{2−(5−ヒドロキシ−ナフチルオキシ)−4−ベンゾイルフェニルチオ}フェニル−ビス(4−フロロフェニル)スルホニウム・ヘキサフロロホスフェート
実施例1
下記の光重合性組成物を作製し、バーコーターを用いてガラス版上に約10ミクロンの厚さに塗布して、ベルトコンベア付の光照射装置を使用して80mW高圧水銀灯の光を照射し、硬化に必要な最低露光エネルギーを測定した(感度)。また、光重合性樹脂組成物を55℃で1週間保存し、その安定性を評価した。得られた結果(実験No.1〜6)を表1に示す。
合成例1〜6の芳香族スルホニウム化合物 7g
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキシルカル
ボキシレート 100g
実施例2
下記の光重合性組成物を作製し、ポリエチレンテレフタレートフイルム上にバーコーターで約6ミクロンの厚さに塗布し、実施例1と同様にして評価した。得られた結果(実験No.7〜12)を表1に示す。
合成例1〜6の芳香族スルホニウム化合物 5g
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカル
ボキシレート 40g
1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル 10g
トリメチロールプロパントリアクリレート 50g
2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン 5g
実施例3
下記のインク組成物を混合攪拌した後、得られた液体をフィルターでろ過しインク組成物を得た。
着色材:CI pigment Blue 15:3
(平均分散粒径:100nm) 5g
重合性化合物:脂環式エポキシ化合物(CEL2021P、ダイセル化学工業(
株)製) 40g
オキセタン(OXT221、東亞合成(株)製) 70g
芳香族スルホニウム化合物:合成例1、3、5の化合物 2.5g
得られたインクをインクジェットプリンタPSASER860(PHASERPRINTING JAPAN社製)を部分的に改造して、50℃に加温したインクジェットヘッドから被記録媒体であるPET(ポリエチレンテレフタレート)上に射出して画像形成した。インク射出直後に313nmの強度が10mW/cm2の紫外線ランプを用いて照射し、媒体上にインクの定着画像を作成した。また、作製したインクを55℃の環境下に一週間放置した後、その安定性を評価した。結果(実験No.13〜15)は表1にまとめて示す。
【0124】
比較例1
芳香族スルホニウム化合物を比較例示化合物1〜5に代えた以外は実施例1と同様に行い、表1の結果(実験No.21〜25)を得た。
【0125】
比較例2
芳香族スルホニウム化合物を比較例示化合物1〜5に代えた以外は実施例2と同様に行い、表1の結果(実験No.26〜30)を得た。
【0126】
比較例3
実施例3の芳香族スルホニウム化合物を合成例1、3、5の化合物から比較例示化合物1、3、5に代えた以外は実施例3と同様に行い、表1の結果(実験No.31〜33)を得た。
【0127】
感度・硬化性:指触乾燥するまでの最低露光エネルギー(mJ/cm2)で、小さいほど高感度で硬化性良好。
【0128】
保存安定性:組成物を55℃で1週間保存し、粘度変化を評価。
○:全く変化していない
△:やや増粘している
×:ゲル化している。
【0129】
吐出安定性(インク射出の直進性、サテライト):ヘッドと印字媒体の距離を1mmに設定し、記録媒体上に形成された着弾インクを評価した。直進性については、着弾予定位置からのずれを、サテライトについては主ドロップの周辺に着弾した副ドロップの状況を目視で評価した。
【0130】
【表1】
【0131】
表1から、本発明の芳香族スルホニウム化合物を用いた試料は、感度、保存安定性、吐出安定性に優れていることが分かる。
【0132】
【発明の効果】
本発明により、光源からのエネルギーを効率的に吸収し、迅速で良質な硬化物を与える良好な光重合開始剤として有用な新規化合物、これからなる光酸発生剤およびこれを含有する光重合性組成物を提供し、更に、従来技術の欠点を解消したインクジェット用インク組成物およびこれを用いたインクジェット記録方法を提供することができた。
Claims (14)
- 一般式(I)におけるR2が、1つ以上の水素原子が水酸基、ハロゲン原子、フェニル基、アルコキシ基、フェノキシ基、アシル基およびエステル基からなる群から選ばれる基で置換されているアルキル基、または1つ以上の水素原子が水酸基、ハロゲン原子、フェニル基、アルコキシ基、フェノキシ基、アシル基およびエステル基からなる群から選ばれる基で置換されているフェニル基であることを特徴とする請求項1記載の芳香族スルホニウム化合物。
- 一般式(I)におけるY1およびY2が、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アシル基、ポリオキシアルキレン基およびエステル基からなる群から選ばれる、同一でも異なってもよいいずれかの基であることを特徴とする請求項1又は2記載の芳香族スルホニウム化合物。
- 一般式(I)〜(III)のX−で表されるアニオン部がSbF6 −、PF6 −、AsF6 −、BF4 −、SbCl6 −、ClO4 −、CF3SO3 −、CH3SO3 −、FSO3 −、F2PO2 −、p−トルエンスルフォネート、カンファースルフォネート、ノナフロロブタンスルフォネート、アダマンタンカルボキシレート、テトラアリールボレートからなる群から選ばれるいずれかの基であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の芳香族スルホニウム化合物。
- 光酸発生剤が請求項1〜5のいずれか一項記載の芳香族スルホニウム化合物であることを特徴とする光酸発生剤。
- 請求項6記載の光酸発生剤からなる光重合開始剤と、カチオン重合性有機物質とを含むことを特徴とする光重合性組成物。
- カチオン重合性有機物質が、1分子中に1個以上のエポキシ基を有する有機化合物であることを特徴とする請求項7記載の光重合性組成物。
- カチオン重合性有機物質と、請求項6記載の光酸発生剤を含有することを特徴とするインクジェット用インク組成物。
- 請求項9記載のインクジェット用インク組成物が、更に、ラジカル重合性有機物質とエネルギー線感受性ラジカル重合開始剤を含有することを特徴とするインクジェット用インク組成物。
- カチオン重合性有機物質のうち30質量%以上が分子中にシクロヘキセンオキシド構造を有する化合物であることを特徴とする請求項9又は10記載のインクジェット用インク組成物。
- カチオン重合性有機物質のうち30質量%以上が分子中にオキセタン構造を有する化合物であることを特徴とする請求項9又は10記載のインクジェット用インク組成物。
- ラジカル重合性有機物質のうち50質量%以上が分子中に(メタ)アクリル基を有する化合物であることを特徴とする請求項10〜12のいずれか一項記載のインクジェット用インク組成物。
- エネルギー線硬化性インクジェット用インク組成物を被記録媒体に着弾した後、エネルギー線を照射して、被記録媒体上にインク組成物を硬化定着するインクジェット記録方法において、上記エネルギー線硬化性インクジェット用インク組成物が請求項9〜13のいずれか一項記載のインクジェット用インク組成物であることを特徴とするインクジェット記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002301873A JP2004137172A (ja) | 2002-10-16 | 2002-10-16 | 新規な芳香族スルホニウム化合物、これからなる光酸発生剤およびこれを含む光重合性組成物、インクジェット用インク組成物ならびにインクジェット記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002301873A JP2004137172A (ja) | 2002-10-16 | 2002-10-16 | 新規な芳香族スルホニウム化合物、これからなる光酸発生剤およびこれを含む光重合性組成物、インクジェット用インク組成物ならびにインクジェット記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004137172A true JP2004137172A (ja) | 2004-05-13 |
Family
ID=32450109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002301873A Pending JP2004137172A (ja) | 2002-10-16 | 2002-10-16 | 新規な芳香族スルホニウム化合物、これからなる光酸発生剤およびこれを含む光重合性組成物、インクジェット用インク組成物ならびにインクジェット記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004137172A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005116151A1 (ja) * | 2004-05-31 | 2005-12-08 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | 活性光線硬化型インクジェットインク、活性光線硬化型インクジェットインクの保存方法及び画像形成方法、インクジェット記録装置 |
JP2011102269A (ja) * | 2009-11-11 | 2011-05-26 | San Apro Kk | スルホニウム塩,光酸発生剤,硬化性組成物及びポジ型フォトレジスト組成物 |
US20110300482A1 (en) * | 2009-02-20 | 2011-12-08 | San-Apro, Ltd | Sulfonium salt, photo-acid generator, and photosensitive resin composition |
JP2013043864A (ja) * | 2011-08-25 | 2013-03-04 | San Apro Kk | スルホニウム塩、光酸発生剤、硬化性組成物およびレジスト組成物 |
JP2014234348A (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-15 | サンアプロ株式会社 | スルホニウム塩および光酸発生剤 |
US9005871B2 (en) | 2008-10-20 | 2015-04-14 | Basf Se | Sulfonium derivatives and the use therof as latent acids |
EP2495234A4 (en) * | 2009-10-26 | 2015-06-24 | Adeka Corp | AROMATIC SULFONIUM SALT COMPOUND |
WO2017018472A1 (ja) * | 2015-07-29 | 2017-02-02 | 東亞合成株式会社 | プラスチック製フィルム又はシート用活性エネルギー線硬化型接着剤組成物 |
CN108424745A (zh) * | 2013-07-04 | 2018-08-21 | 东洋油墨Sc控股株式会社 | 活性能量线聚合性树脂组合物、粘接剂、涂布剂、层叠体及光学元件用层叠体 |
JP2022186755A (ja) * | 2018-12-04 | 2022-12-15 | 東京応化工業株式会社 | 化合物 |
-
2002
- 2002-10-16 JP JP2002301873A patent/JP2004137172A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005116151A1 (ja) * | 2004-05-31 | 2005-12-08 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | 活性光線硬化型インクジェットインク、活性光線硬化型インクジェットインクの保存方法及び画像形成方法、インクジェット記録装置 |
US9005871B2 (en) | 2008-10-20 | 2015-04-14 | Basf Se | Sulfonium derivatives and the use therof as latent acids |
US20110300482A1 (en) * | 2009-02-20 | 2011-12-08 | San-Apro, Ltd | Sulfonium salt, photo-acid generator, and photosensitive resin composition |
US8617787B2 (en) * | 2009-02-20 | 2013-12-31 | San-Apro, Ltd. | Sulfonium salt, photo-acid generator, and photosensitive resin composition |
EP2495234A4 (en) * | 2009-10-26 | 2015-06-24 | Adeka Corp | AROMATIC SULFONIUM SALT COMPOUND |
JP2011102269A (ja) * | 2009-11-11 | 2011-05-26 | San Apro Kk | スルホニウム塩,光酸発生剤,硬化性組成物及びポジ型フォトレジスト組成物 |
JP2013043864A (ja) * | 2011-08-25 | 2013-03-04 | San Apro Kk | スルホニウム塩、光酸発生剤、硬化性組成物およびレジスト組成物 |
JP2014234348A (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-15 | サンアプロ株式会社 | スルホニウム塩および光酸発生剤 |
CN108424745A (zh) * | 2013-07-04 | 2018-08-21 | 东洋油墨Sc控股株式会社 | 活性能量线聚合性树脂组合物、粘接剂、涂布剂、层叠体及光学元件用层叠体 |
WO2017018472A1 (ja) * | 2015-07-29 | 2017-02-02 | 東亞合成株式会社 | プラスチック製フィルム又はシート用活性エネルギー線硬化型接着剤組成物 |
CN107849420A (zh) * | 2015-07-29 | 2018-03-27 | 东亚合成株式会社 | 塑料制膜或片用活性能量射线固化型胶粘剂组合物 |
JPWO2017018472A1 (ja) * | 2015-07-29 | 2018-06-07 | 東亞合成株式会社 | プラスチック製フィルム又はシート用活性エネルギー線硬化型接着剤組成物 |
JP2022186755A (ja) * | 2018-12-04 | 2022-12-15 | 東京応化工業株式会社 | 化合物 |
JP7414926B2 (ja) | 2018-12-04 | 2024-01-16 | 東京応化工業株式会社 | 化合物 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4204113B2 (ja) | 新規な芳香族スルホニウム化合物、これからなる光酸発生剤およびこれを含む光重合性組成物、光造形用樹脂組成物ならびに光学的立体造形法 | |
JP5131888B2 (ja) | 新規な芳香族スルホニウム塩化合物、これからなる光酸発生剤およびこれを含む光重合性組成物、光学的立体造形用樹脂組成物並びに光学的立体造形法 | |
KR101602756B1 (ko) | 염 화합물, 양이온 중합 개시제 및 양이온 중합성 조성물 | |
US6096796A (en) | Photo-curable resin composition | |
EP0837366B1 (en) | Photocurable resin composition | |
US7595351B2 (en) | Actinic radiation curable compositions and their use | |
EP0892941B1 (en) | Photo-curable resin composition | |
JP4716749B2 (ja) | 新規な芳香族スルホニウム塩化合物、これからなる光酸発生剤およびこれを含む光重合性組成物、光学的立体造形用樹脂組成物ならびに光学的立体造形法 | |
JP3715244B2 (ja) | 光硬化性樹脂組成物 | |
JP2007002073A (ja) | 光学的立体造形用樹脂組成物及びこれを用いた光学的立体造形方法 | |
JP2004137172A (ja) | 新規な芳香族スルホニウム化合物、これからなる光酸発生剤およびこれを含む光重合性組成物、インクジェット用インク組成物ならびにインクジェット記録方法 | |
US20040110857A1 (en) | Photo-curable resin composition containing cyclic acetal compound and cured product | |
JP2015131927A (ja) | インクジェット光造形用液状樹脂組成物 | |
EP0848293B1 (en) | Photo-curable resin composition | |
JP2006316213A (ja) | 光学的立体造形用樹脂組成物及びこれを用いた光学的立体造形方法 | |
JP6247875B2 (ja) | スルホニウム塩型カチオン発生剤及びそれを含むカチオン重合性組成物 | |
JP2015113284A (ja) | スルホニウム塩型カチオン発生剤及びそれを含むカチオン重合性組成物 |