JP2004133797A - セキュリティシステム及びセキュリティシステムにおける警戒モードの切替方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】セキュリティシステム1は、携帯機側送信回路15、施解錠制御マイコン20、異常検知センサ22、警戒モード設定スイッチ21及びセキュリティ制御マイコン24を備えている。施解錠制御マイコン20は、携帯機側送信回路15からのID信号に含まれるIDコードの正否を判定し、IDコードが正規のものであると判定されたときに、ドア錠11,12を施錠または解錠する。警戒モード設定スイッチ21は、異常検知センサ22の検出機能を有効にする警戒モードの設定時に操作される。セキュリティ制御マイコン24は、警戒モード設定スイッチ21からの操作信号に基づいて警戒モードに設定する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、セキュリティシステム及びセキュリティシステムにおける警戒モードの切替方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば住宅のドア等の施解錠状態を検出する等して、住宅内の異常を監視するセキュリティシステムが提案されている(特許文献1参照)。セキュリティシステムは、警戒モードにおいてドアが開けられたり窓ガラスが割られたりしたときに警報を発するようになっている。このため、夜間や外出時にセキュリティシステムを警戒モードに設定しておくことにより、防犯性を向上させることができる。
【0003】
このようなセキュリティシステムとして、例えばメカキーを屋外に設けられた警戒モード設定用のキーシリンダに挿入して回動したときに警戒モードに設定し、メカキーを警戒モードへの設定時とは反対方向に回動したときに警戒モードを解除させるようにしたものがある。また、セキュリティシステムとして、ユーザが屋内にある設定スイッチを押圧操作し、所定時間(ディレー時間)内に屋外へ出たときに警戒モードに設定し、ユーザが屋内へ入り、ディレー時間内に屋内にある解除スイッチを押圧操作したときに警戒モードを解除させるようにしたものもある。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−115429号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、キーシリンダを回動させることによって警戒モードの設定・解除を行うセキュリティシステムにおいては、メカキーをキーシリンダに挿入して回動させる操作が面倒である。また、設定スイッチ、解除スイッチの押圧操作によって警戒モードの設定・解除を行うセキュリティシステムにおいては、例えば、ユーザが設定スイッチを押圧操作してから屋外へ出るまでの間にディレー時間が経過すると、ユーザが屋内にいるのにも拘わらず警戒モードに設定されてしまう。このとき、例えばユーザによってドアが開けられると、住宅内に異常がないのにも拘わらず警報が作動してしまう。
【0006】
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、警戒モードの設定・解除が容易なセキュリティシステム及びセキュリティシステムにおける警戒モードの切替方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、携帯可能であってID信号を送信する送信手段と、前記送信手段からのID信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信されたID信号に含まれるIDコードの正否を判定する判定手段と、前記判定手段によりIDコードが正規のものであると判定されたとき、ドア錠を施錠または解錠する施解錠手段と、所定の異常を検出する異常検出手段と、前記異常検出手段の検出機能が有効になる警戒モードとするために操作する操作手段と、前記操作手段から出力される操作信号に基づいて警戒モードに設定する警戒モード設定手段とを備えたことを要旨とする。
【0008】
本発明においては、操作手段を操作するだけで、セキュリティシステムは警戒モード設定手段によって警戒モードに設定される。したがって、警戒モードの設定・解除が容易になる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記施解錠手段は、前記操作手段が操作されたことを条件として前記ドア錠を施錠させることを要旨とする。
【0010】
本発明においては、操作手段は、警戒モードの設定を行うためだけでなく、ドア錠を施錠させるためにも用いられる。そのため、操作手段を操作してドア錠を施錠した場合、操作手段を操作したという事実や、ドアが開くか否かを確認すること等により、ドア錠の施錠を確認することができる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、警戒モードに設定された状態で、前記判定手段によって前記受信手段により受信された前記ID信号に含まれるIDコードが正規のものであると判定されたときに、前記施解錠手段は、ドア錠を解錠させるとともに、前記警戒モード設定手段は、警戒モードを解除させることを要旨とする。
【0012】
本発明においては、判定手段がID信号を正規のものであると判定したときには、ドア錠が解錠されるだけでなく警戒モードも解除されるため、警戒モードを解除させるときに操作手段の操作は必要ない。したがって、警戒モードの解除がより一層容易になる。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の発明において、前記警戒モード設定手段は、前記ドア錠の施錠が完了したことを条件として、前記操作手段の操作による前記警戒モードの設定を有効化することを要旨とする。
【0014】
本発明においては、ドア錠の施錠が完了したことを条件として、操作手段の操作による警戒モードの設定が有効化される。すなわち、セキュリティシステムが警戒モードに設定される前にドア錠が施錠される。そのため、ドアノブを操作する等してドア錠の施錠を確認しているときに、異常検出手段が誤作動するのを防止することができる。
【0015】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の発明において、前記操作手段は、前記受信手段が設けられている対象物の外部に配置されていることを要旨とする。
【0016】
本発明においては、操作手段は対象物の外部に配置されているため、操作手段を送信手段に配置した場合のように、警戒モードの設定時において操作手段を操作するときに送信手段を取り出す必要はない。よって、操作手段の操作性を向上させることができる。
【0017】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の発明において、前記操作手段は、前記送信手段を含んで構成される携帯機に配置されていることを要旨とする。
【0018】
本発明においては、操作手段は携帯機に配置されているため、操作手段が対象物の外部に配置されている場合のように、警戒モードの設定を行うために、操作手段が配置されている場所まで移動する必要はない。すなわち、対象物から離れた状態でも警戒モードの設定を行うことができる。
【0019】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の発明において、電気的エネルギの供給を受けてトランスポンダ信号を送信するトランスポンダと、前記トランスポンダ信号を受信したときに、そのトランスポンダ信号に含まれるトランスポンダコードが正規のものであると判定されたことを条件として、前記操作手段の操作による前記警戒モードの設定を有効化するイモビライザ用制御手段とを備えることを要旨とする。
【0020】
本発明においては、操作手段の操作は、トランスポンダを電気的エネルギが供給される範囲に進入させたときに、トランスポンダコードが正規のものであると判定されたことを条件として有効化される。すなわち、操作手段の操作を有効化するためには、トランスポンダを意識的に電気的エネルギが供給される範囲に進入させる必要がある。よって、操作手段が無意識に操作された場合に、セキュリティシステムが警戒モードに設定されるのを防止することができる。
【0021】
請求項8に記載の発明は、携帯機から送信されるID信号に含まれているIDコードが正規のものか否かを判定し、その判定結果に基づいてドア錠を施錠または解錠するようにしたセキュリティシステムであって、所定の異常を検出する異常検出手段の検出機能を、操作手段の操作によって有効にすることを要旨とする。
【0022】
本発明においては、操作手段を操作するだけで、セキュリティシステムは警戒モード設定手段によって異常検出手段の検出機能が有効化される。したがって、警戒モードの設定・解除が容易になる。
【0023】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記操作手段の操作に基づいて、前記異常検出手段の検出機能を有効にすると同時に前記ドア錠を施錠するようにしたことを要旨とする。
【0024】
本発明においては、操作手段を操作すると、ドア錠が施錠されると同時に異常検出手段の検出機能が有効化されるため、外出時における操作手段の利便性を向上させることができる。
【0025】
請求項10に記載の発明は、請求項8または請求項9に記載の発明において、警戒モードに設定された状態で、前記携帯機から送信される前記ID信号に含まれているIDコードが正規のものであると判定されたときに、前記異常検出手段の検出機能を無効にすると同時にドア錠を解錠するようにしたことを要旨とする。
【0026】
本発明においては、判定手段がID信号を正規のものであると判定したときには、ドア錠が解錠されると同時に異常検出手段の検出機能も無効化されるため、警戒モードを解除させるときに操作手段の操作は必要ない。したがって、警戒モードを素早く解除させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を住宅用のセキュリティシステムに具体化した第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0028】
図1に示すように、セキュリティシステム1は、施解錠制御装置2及び対象物としての住宅3内に設置される住宅用セキュリティシステム4によって構成されている。施解錠制御装置2は、住宅3のユーザ(家人)に所持される携帯機5と、住宅3のドア6内に設置され、携帯機5と相互通信可能な通信制御装置7とを備えている。図2に併せ示すように、ドア6には、屋外側に露出する屋外側アンテナユニット8と、屋内側に露出する屋内側アンテナユニット9が配置されている。これらアンテナユニット8,9には、それぞれLED等の発光素子からなる表示部10が設けられている。本実施形態においてこの表示部10は2色発光ダイオードによって構成されている。屋外側アンテナユニット8には、図3に示す屋外側送信アンテナ8aと屋外側受信アンテナ8bとが設けられている。また、屋内側アンテナユニット9には、図3に示す屋内側送信アンテナ9aと屋内側受信アンテナ9bとが設けられている。なお、本実施形態において、送信アンテナ8a,9aは134kHzの電波を送信可能に設定され、受信アンテナ8b,9bは300MHzの電波を受信可能に設定されている。また、ドア6には2つのドア錠11,12が設けられており、ドア6の屋内側面には、これらドア錠11,12を手動で施解錠可能な図2に示すサムターン11a,12aが設置されている。
【0029】
図3に示すように、携帯機5は、携帯機側受信回路13、携帯機側マイクロコンピュータ(携帯機側マイコン)14、送信手段としての携帯機側送信回路15、施錠スイッチ16a及び解錠スイッチ16bを備えている。携帯機側受信回路13には受信アンテナ17aが接続され、携帯機側送信回路15には送信アンテナ17bが接続されている。携帯機側受信回路13は、通信制御装置7からのリクエスト信号を受信アンテナ17aを介して受信して、その信号を携帯機側マイコン14に入力するための回路である。
【0030】
携帯機側マイコン14は、携帯機側受信回路13からのリクエスト信号が入力されたときに、予め設定されたIDコードを含むID信号を出力するための回路である。また、施錠スイッチ16a及び解錠スイッチ16bは、携帯機5の外側面に設けられており、操作されるとその操作信号が携帯機側マイコン14に入力されるようになっている。そして、携帯機側マイコン14は、施錠スイッチ16aが操作された場合にはIDコードと施錠操作コードとを含む施錠操作信号を出力し、解錠スイッチ16bが操作された場合にはIDコードと解錠操作コードとを含む解錠操作信号を出力するようになっている。すなわち、携帯機側マイコン14は複数種の送信信号を出力可能となっている。
【0031】
携帯機側送信回路15は、ID信号、施錠操作信号及び解錠操作信号を所定周波数(ここでは300MHz)の電波に変調して送信アンテナ17bを介して外部に送信するための回路である。なお、これらID信号、施錠操作信号及び解錠操作信号は、図2に示すドア6付近の屋外側領域A1及び屋内側領域A2内で通信制御装置7と通信可能となっている。
【0032】
図3に示すように、通信制御装置7は、ドア側送信回路18、受信手段としてのドア側受信回路19及び判定手段としての施解錠制御マイクロコンピュータ(施解錠制御マイコン)20を備えている。ドア側送信回路18には送信アンテナ8a,9aが接続され、ドア側受信回路19には受信アンテナ8b,9bが接続されている。ドア側送信回路18は、施解錠制御マイコン20から出力されるリクエスト信号を所定周波数(ここでは134kHz)の電波に変換し、送信アンテナ8a,9aを介して出力するための回路である。リクエスト信号は、屋外側送信アンテナ8a及び屋内側送信アンテナ9aを介して、図2に示すドア6付近の領域A1,A2に出力される。よって、この領域A1,A2において携帯機5と通信制御装置7との相互通信が可能となる。図3に示すように、ドア側受信回路19は、携帯機5から出力されたID信号を受信アンテナ8b,9bを介して受信し、そのID信号をパルス信号に復調して受信信号を生成するとともに、その受信信号を施解錠制御マイコン20へ出力するための回路である。
【0033】
施解錠制御マイコン20にはドア錠11,12が電気的に接続されている。この施解錠制御マイコン20は、図示しないCPU、ROM、RAMからなるCPUユニットであり、ドア側送信回路18に対してリクエスト信号を出力する。また、施解錠制御マイコン20には予め設定されたIDコードが記憶されており、施解錠制御マイコン20は、前記受信信号が入力されたときに自身のIDコードと受信信号に含まれるIDコードとを比較する。そして、施解錠制御マイコン20は、それらIDコードが一致したときに、ドア錠11,12に対して駆動信号を出力する。詳しく言うと、施解錠制御マイコン20は、前記ID信号または前記解錠操作信号からなる受信信号が入力されたときに、ドア錠11,12に対して解錠駆動信号を出力し、ドア錠11,12を解錠させる。そして、ドア錠11,12は、施解錠制御マイコン20に対して解錠完了信号を出力する。また、施解錠制御マイコン20は、ID信号からなる受信信号が入力されなくなったときや、前記施錠操作信号からなる受信信号が入力されたときには、ドア錠11,12に対して施錠駆動信号を出力し、ドア錠11,12を施錠させる。そして、ドア錠11,12は、施解錠制御マイコン20に対して施錠完了信号を出力する。すなわち、施解錠制御マイコン20は施解錠手段として用いられている。
【0034】
施解錠制御マイコン20には、作動時に警戒モードの設定を所定時間(設定許可時間)許可する警戒モード設定許可用のタイマが含まれている。また、施解錠制御マイコン20には、操作手段としての警戒モード設定スイッチ21が電気的に接続されている。警戒モード設定スイッチ21は前記屋外側アンテナユニット8の外側面に配置されている。施解錠制御マイコン20は、警戒モード設定スイッチ21がユーザに操作されたときにドア錠11,12に対して施錠駆動信号を出力し、ドア錠11,12を施錠させるとともに、警戒モード設定許可用のタイマを作動させるようになっている。また、施解錠制御マイコン20は、タイマが設定許可時間を経過する前に警戒モード設定スイッチ21が再度ユーザに操作されると、前記住宅用セキュリティシステム4に対して操作信号としての警戒モード設定信号を出力するようになっている。
【0035】
図3に示すように、住宅用セキュリティシステム4は、住宅3内に設置される異常検出手段としての異常検知センサ22及びコントローラ23によって構成されている。異常検知センサ22は、住宅3の窓ガラスが割られたことを検知してコントローラ23に異常検知信号を出力する。コントローラ23には、セキュリティ制御マイクロコンピュータ(セキュリティ制御マイコン)24、前記表示部10及び警報部25が電気的に接続されている。表示部10は、セキュリティ制御マイコン24からの出力信号に基づいて点灯する。表示部10は、ドア錠11,12からの施錠完了信号及び解錠完了信号に基づいて、ドア6の施錠状態または解錠状態を表示部10に表示する。本実施形態においてこの表示部10は、施錠状態で緑色点灯、解錠状態で赤色点灯するように設定されている。警報部25は、例えばブザーやスピーカによって構成され、セキュリティ制御マイコン24からの作動信号に基づいて動作する。
【0036】
セキュリティ制御マイコン24は、ドア錠11,12から出力される施錠完了信号を検知したときに、ドア錠11,12が施錠されているとみなすようになっている。この状態において、施解錠制御マイコン20から警戒モード設定信号が出力されると、セキュリティ制御マイコン24は、住宅用セキュリティシステム4を異常検知センサ22の検出機能を有効化させる警戒モードに設定させるようになっている。すなわち、セキュリティ制御マイコン24は警戒モード設定手段として用いられている。また、セキュリティ制御マイコン24は、ドア錠11,12から出力される解錠完了信号を検知したときに、ドア錠11,12が解錠されているとみなすようになっている。この状態において、施解錠制御マイコン20から警戒モード解除信号が出力されると、住宅用セキュリティシステム4の警戒モードを解除して在宅モードに復帰させるようになっている。それとともに、セキュリティ制御マイコン24は、異常検知センサ22の検出機能を無効化させるようになっている。
【0037】
警戒モードにおいてセキュリティ制御マイコン24は、ドア錠11,12からの解錠完了信号が入力されたときや、異常検知センサ22からの異常検知信号が入力されたときに、警報部25に対して作動信号を出力する。これにより、警報部25から警報音が発せられる。
【0038】
次に、このように構成されたセキュリティシステム1の携帯機側マイコン14、施解錠制御マイコン20及びセキュリティ制御マイコン24によって行われる一連の動作を、図4〜図6に従って説明する。
【0039】
まず、ステップS1では、通信制御装置7の屋内側送信アンテナ9aから図2に示すドア6付近の屋内側領域A2に対してリクエスト信号が一定時間おきに出力されている。外出時においてユーザが携帯機5を所持したままドア6付近の屋内側領域A2内に進入すると、携帯機5によって通信制御装置7からのリクエスト信号が受信され、その受信に基づいて携帯機5からID信号が通信制御装置7へ送信される。なお、携帯機5は、通常、リクエスト信号を受信可能なスタンバイモードとなっており、同リクエスト信号の受信時にのみID信号が送信されるようになっている。
【0040】
ステップS2において通信制御装置7がID信号を受信すると、ステップS3においてID信号及び施解錠制御マイコン20のIDコード同士が一致するか否かが判断される。IDコード同士が一致すると判断された場合には、ステップS4においてドア錠11,12が施錠されていれば、ステップS5においてドア錠11,12を解錠する。ステップS2においてID信号を受信できなかったり、ステップS3においてID信号及び施解錠制御マイコン20のIDコード同士が一致しない場合で、さらにステップS15においてドア錠11,12が解錠状態にあれば、ステップS16においてドア錠11,12が施錠される。
【0041】
前記ステップS4において、ドア錠11,12が解錠状態にあるときには、ステップS5の処理を行うことなくステップS6の処理を開始させる。ステップS6において、ドア錠11,12から施解錠制御マイコン20に解錠完了信号が出力されると、ステップS7で、通信制御装置7の屋外側送信アンテナ8aから図2に示すドア6付近の屋外側領域A1に対してリクエスト信号が出力される。
【0042】
ユーザが屋外に移動してドア6が閉じられ、ステップS8において警戒モード設定スイッチ21が操作されると、図5に示すステップS9においてドア錠11,12が施錠され、ステップS10において施解錠制御マイコン20に含まれている警戒モード設定許可用のタイマが作動する。そして、ステップS11において警戒モード設定スイッチ21を再度操作したときに、ステップS12でタイマが作動していると判断され、ステップS13でタイマが警戒モードの設定許可時間を経過していないと判断されれば、ステップS14で住宅用セキュリティシステム4が警戒モードに設定される。なお、ステップS10、S12及びS13の処理は省略されていてもよい。また、ステップS11において警戒モード設定スイッチ21が操作されなかった場合、ステップS12においてタイマが作動していない場合及びステップS13において設定許可時間の経過後に警戒モード設定スイッチ21が操作された場合には警戒モードに設定されることはない。
【0043】
前記ステップS8において、所定時間が経過したのにも拘わらず、警戒モード設定スイッチ21が操作されていない場合、図5に示すステップS17において通信制御装置7がID信号を受信し続けていないと確認されれば、ステップS18においてドア錠11,12が施錠される。なお、ステップS17の処理は、ID信号を受信できなくなるまで繰り返し行われる。
【0044】
次に帰宅時について説明する。帰宅時における施解錠は、図6のステップS19〜S23、ステップS27〜S30に示すように、基本的に上述した外出時の場合と逆の処理が行われ、住宅用セキュリティシステム4の警戒モードを解除する点が異なっている。
【0045】
すなわち、ドア6が閉められている状態で携帯機5を所持したユーザが屋外側領域A1に進入すると、携帯機5によってドア錠11,12が解錠され、ドア錠11,12から解錠完了信号が出力される。このとき、ステップS24において、住宅用セキュリティシステム4が警戒モードに設定されていれば、ステップS25において住宅用セキュリティシステム4の警戒モードが解除され、警戒モードに設定されていなければ、警戒モードを解除する処理が省略される。警戒モードが解除された後、ステップS26において、通信制御装置7の屋内側送信アンテナ9aからドア6付近の屋内側領域A2に対してリクエスト信号が出力される。その後、ステップS27に移行し、それ以降は第1実施形態と逆の処理が行われる。
【0046】
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)住宅用セキュリティシステム4を警戒モードに設定するためには、ユーザは警戒モード設定スイッチ21を操作するだけでよい。また、施解錠制御マイコン20がID信号を受信したときには、ドア錠11,12が解錠されるだけでなく警戒モードも解除されるため、警戒モードを解除させるときにユーザの操作は必要ない。したがって、警戒モードの設定・解除が容易になり、セキュリティシステム1の利便性が向上する。
【0047】
(2)警戒モード設定スイッチ21は、ドア6に設けられた屋外側アンテナユニット8の外側面に配置されている。よって、警戒モード設定スイッチ21を例えば携帯機5の外側面に配置した場合のように、ユーザは、警戒モードの設定時において警戒モード設定スイッチ21の操作を行うために携帯機5を取り出す必要はない。よって、警戒モード設定スイッチ21の操作性を向上させることができる。
【0048】
(3)ドア錠11,12は、携帯機5を所持したユーザが屋外側領域A1外に移動したときに、施解錠制御マイコン20がID信号を受信できなくなったことを条件として施錠されるようになっているが、警戒モード設定スイッチ21の操作によっても施錠されるようになっている。そのため、警戒モード設定スイッチ21を操作してドア錠11,12を施錠した場合、ユーザは、警戒モード設定スイッチ21を操作したという事実や、ドアノブを操作してドア6が開くか否かを確認することにより、ドア錠11,12の施錠を確認することができる。よって、ユーザに安心感を与えることができる。
【0049】
また、住宅用セキュリティシステム4が警戒モードに設定される前にドア錠11,12が施錠されるようになっている。そのため、ユーザがドアノブを操作する等してドア錠11,12の施錠を確認しているときに、住宅用セキュリティシステム4が誤作動して警報部25から警報音が発せられるのを防止することができる。
【0050】
(第2実施形態)
第2実施形態において第1実施形態と同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
【0051】
図7,図8に示すように、警戒モード設定スイッチ21を操作手段として用いる代わりに、携帯機5に設けられた施錠スイッチ16aが操作手段として用いられている。よって、本実施形態におけるセキュリティシステム1は、前記第1実施形態におけるセキュリティシステム1から警戒モード設定スイッチ21を省略した構成となっている。
【0052】
施錠スイッチ16aは、操作されるとその操作信号が携帯機側マイコン14に入力されるようになっている。このとき、携帯機5に設けられた携帯機側マイコン14は、IDコードと施錠操作コードとを含む施錠操作信号を出力するようになっている。
【0053】
一方、通信制御装置7に設けられた施解錠制御マイコン20は、施錠操作信号からなる受信信号が入力されたときには、ドア錠11,12に対して施錠駆動信号を出力し、ドア錠11,12を施錠させる。それと同時に、施解錠制御マイコン20は、住宅用セキュリティシステム4に対して警戒モード設定信号を出力するようになっている。その結果、住宅用セキュリティシステム4が警戒モードに設定される。
【0054】
次に、このように構成されたセキュリティシステム1の動作を説明する。なお、図7において、ステップS31〜S37、ステップS41,S42の処理は、前記第1実施形態におけるステップS1〜S7、ステップS15,S16の処理と同等の処理であるため、ここでの説明を省略する。
【0055】
ユーザが屋外に移動してドア6が閉じられ、図7に示すステップS38において所定時間内に施錠スイッチ16aが操作されると、図8に示すステップS39においてドア錠11,12が施錠される。それと同時に、住宅用セキュリティシステム4が警戒モードに設定される。
【0056】
ステップS38において、所定時間が経過したのにも拘わらず、施錠スイッチ16aが操作されていない場合、図8に示すステップS43において、通信制御装置7がID信号を受信し続けていないと確認されれば、ステップS44においてドア錠11,12が施錠される。ステップS43の処理は、ID信号を受信できなくなるまで繰り返し行われる。
【0057】
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(4)住宅用セキュリティシステム4を警戒モードに設定するときに操作される施錠スイッチ16aは、携帯機5の外側面に配置されている。よって、施錠スイッチ16aと同等の操作手段を住宅3側に配置した場合のように、警戒モードの設定時にユーザが住宅3から離れていても、ユーザが操作手段を操作するために住宅3まで戻る必要はない。すなわち、例えば住宅用セキュリティシステム4を警戒モードに設定し忘れたままの状態でユーザが住宅3から離れた場合でも、ユーザが携帯機5を所持していれば、施錠スイッチ16aを操作することで警戒モードの設定を行うことができる。
【0058】
(第3実施形態)
第3実施形態において第1実施形態と同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
【0059】
図9に示すように、携帯機5にはトランスポンダ26が内蔵されており、トランスポンダ26にはトランスポンダ制御部27が設けられている。トランスポンダ制御部27は、外部から受ける電磁界により誘導された起電力(電気的エネルギ)により、予め設定された所定のトランスポンダ用のIDコード(トランスポンダコード)を含むトランスポンダ信号を出力するようになっている。詳しくは、このトランスポンダ制御部27は、通信制御装置7からのトランスポンダ駆動電波を受信すると、トランスポンダ信号を出力するようになっている。
【0060】
一方、通信制御装置7は、ドア側送信回路18及びイモビライザ用受信回路(イモビ用受信回路)28を備えている。イモビ用受信回路28は施解錠制御マイコン20に接続されている。イモビ用受信回路28には、屋外側アンテナユニット8に配置される受信アンテナ29が接続されている。また、ドア側送信回路18は、施解錠制御マイコン20から出力されるトランスポンダ駆動信号を所定周波数の電波に変換してトランスポンダ駆動電波を生成し、屋外側送信アンテナ8aを介して出力するようになっている。すなわち、屋外側送信アンテナ8aからは、リクエスト信号だけでなくトランスポンダ駆動電波も出力されるようになっている。つまり、リクエスト信号の出力アンテナとトランスポンダ駆動電波の出力アンテナとが共用されている。また、イモビ用受信回路28は、ユーザが携帯機5を屋外側アンテナユニット8に近付けたときに、受信アンテナ29を介して携帯機5からのトランスポンダ信号を受信可能となっている。そして、イモビ用受信回路28は、そのトランスポンダ信号をパルス信号に復調して受信信号を生成するとともに、その受信信号を施解錠制御マイコン20へ出力するようになっている。
【0061】
施解錠制御マイコン20は、トランスポンダコードを含む受信信号が入力されたときには、予め設定されたトランスポンダコードと受信信号に含まれるトランスポンダコードとの比較(トランスポンダコードの照合)を行うようになっている。そして、施解錠制御マイコン20は、トランスポンダコード同士が一致したことを条件として、警戒モード設定スイッチ21の操作を有効化するようになっている。具体的には、施解錠制御マイコン20は、トランスポンダコード同士が一致した状態で警戒モード設定スイッチ21がユーザに操作されたときに、ドア錠11,12に対して施錠駆動信号を出力し、ドア錠11,12を施錠させるとともに、警戒モード設定許可用のタイマを作動させるようになっている。また、施解錠制御マイコン20は、タイマが設定許可時間を経過する前に、トランスポンダコード同士が一致した状態で警戒モード設定スイッチ21が再度ユーザに操作されると、前記住宅用セキュリティシステム4に対して警戒モード設定信号を出力するようになっている。その結果、住宅用セキュリティシステム4が警戒モードに設定される。すなわち、施解錠制御マイコン20はイモビライザ用制御手段として用いられている。
【0062】
次に、このように構成されたセキュリティシステム1の動作を、図10,図11に従って説明する。なお、図10において、ステップS51〜S57、ステップS67,S68の処理は、前記第1実施形態におけるステップS1〜S7、ステップS15,S16の処理と同等の処理であるため、ここでの説明を省略する。
【0063】
ユーザが屋外に移動してドア6が閉じられ、ステップS58において通信制御装置7が携帯機5から出力されるトランスポンダ信号を所定時間内に受信すると、図11に示すステップS59においてトランスポンダコード同士が一致するか否かが判断される。トランスポンダコード同士が一致されていることを条件として、ステップS60において警戒モード設定スイッチ21が操作されると、ステップS61においてドア錠11,12が施錠され、ステップS62において施解錠制御マイコン20に含まれている警戒モード設定許可用のタイマが作動する。そして、ステップS63において警戒モード設定スイッチ21が再度操作したときに、ステップS64でタイマが作動していると判断され、ステップS65でタイマが警戒モードの設定許可時間を経過していないと判断されれば、ステップS66で住宅用セキュリティシステム4が警戒モードに設定される。なお、ステップS62,S64及びS65の処理は省略されていてもよい。また、ステップS63において警戒モード設定スイッチ21が操作されなかった場合、ステップS64においてタイマが作動していない場合及びステップS65において設定許可時間の経過後に警戒モード設定スイッチ21が操作された場合には警戒モードに設定されることはない。
【0064】
前記ステップS58において、所定時間が経過したのにも拘わらず、トランスポンダ信号の受信を確認できない場合、図11に示すステップS69の処理へ移行する。また、ステップS59においてトランスポンダコード同士が一致しない場合や、ステップS60において警戒モード設定スイッチ21が操作されなかった場合においても、ステップS69の処理へ移行する。ステップS69において、通信制御装置7がID信号を受信しなくなったことが確認されれば、ステップS70においてドア錠11,12が施錠される。なお、ステップS69の処理は、ID信号を受信できなくなるまで繰り返し行われる。
【0065】
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(5)警戒モード設定スイッチ21の操作は、携帯機5を電気的エネルギが供給される範囲に進入させたとき、すなわち、屋外側アンテナユニット8に近付けたときに、トランスポンダコード同士が一致することを条件として有効化される。すなわち、警戒モード設定スイッチ21の操作を有効化するためには、ユーザは、携帯機5を意識的に屋外側アンテナユニット8の近傍に近付ける必要がある。よって、警戒モード設定スイッチ21が無意識に操作された場合に、通信制御装置7が警戒モードに設定されるのを防止することができる。
【0066】
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記各実施形態において、警戒モード設定スイッチ21や施錠スイッチ16aを操作手段として用いる代わりに、解錠スイッチ16b等を操作手段として用いてもよい。
【0067】
・前記第1及び第3実施形態において、警戒モード設定スイッチ21を1回操作したときに、施解錠制御マイコン20を作動してドア錠11,12を施錠させると同時に、警戒モードの設定を行うようにしてもよい。また、前記第2実施形態において、警戒モード設定スイッチ21を1回操作したときに施解錠制御マイコン20を作動してドア錠11,12を施錠させ、再度警戒モード設定スイッチ21を操作したときに警戒モードの設定を行うようにしてもよい。
【0068】
・前記第1及び第3実施形態では、住宅用セキュリティシステム4が警戒モードに設定される前にドア錠11,12が施錠されるようになっている。しかし、ドア錠11,12が施錠される前に住宅用セキュリティシステム4を警戒モードに設定してもよい。
【0069】
・前記各実施形態では、ドア錠11,12が施錠されているときに、住宅用セキュリティシステム4が警戒モードに設定されるようになっていた。しかし、ドア錠11,12の施解錠に関係なく、警戒モード設定スイッチ21あるいは施錠スイッチ16aが操作されたときに、警戒モードの設定を行うようにしてもよい。
【0070】
・前記第1及び第3実施形態において、警戒モード設定スイッチ21は、ドア6の屋外側に配置された屋外側アンテナユニット8に設けられていたが、住宅3の外壁面等に設けられていてもよい。
【0071】
・前記各実施形態において、ドア6の屋外側に出力されるリクエスト信号及び屋内側に出力されるリクエスト信号は、それぞれ個別のタイミングで出力されるようになっている。しかし、これらリクエスト信号は、それぞれ同じタイミングで出力されるようになっていてもよい。
【0072】
・前記各実施形態では、リクエスト信号を電波として出力している。しかし、リクエスト信号は、領域A1,A2に磁界として出力されていてもよい。
・前記各実施形態において施解錠制御装置2は、ドア錠11,12の施解錠を行うようになっている。しかし、施解錠制御装置2は、ドア錠11,12に限らず、例えば窓や引き戸等、各種建具(門扉も含む)の錠の施解錠を行うようになっていてもよい。
【0073】
・セキュリティシステム1は、住宅3に限らず車両に適用されてもよい。
【0074】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、警戒モードの設定・解除が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態におけるセキュリティシステムの概略斜視図。
【図2】同じく、ドアを示す概略側面図。
【図3】同じく、セキュリティシステムの概略構成を示すブロック図。
【図4】同じく、セキュリティシステムの動作を示すフローチャート。
【図5】同じく、セキュリティシステムの動作を示すフローチャート。
【図6】同じく、セキュリティシステムの動作を示すフローチャート。
【図7】第2実施形態におけるセキュリティシステムの動作を示すフローチャート。
【図8】同じく、セキュリティシステムの動作を示すフローチャート。
【図9】第3実施形態におけるセキュリティシステムの概略構成を示すブロック図。
【図10】同じく、セキュリティシステムの動作を示すフローチャート。
【図11】同じく、セキュリティシステムの動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…セキュリティシステム、3…対象物としての住宅、5…携帯機、11,12…ドア錠、15…送信手段としての携帯機側送信回路、16a…操作手段としての施錠スイッチ、19…受信手段としてのドア側受信回路、20…判定手段、施解錠手段及びイモビライザ用制御手段としての施解錠制御マイクロコンピュータ(施解錠制御マイコン)、21…操作手段としての警戒モード設定スイッチ、22…異常検出手段としての異常検知センサ、24…警戒モード設定手段としてのセキュリティ制御マイクロコンピュータ(セキュリティ制御マイコン)、26…トランスポンダ。
Claims (10)
- 携帯可能であってID信号を送信する送信手段と、
前記送信手段からのID信号を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信されたID信号に含まれるIDコードの正否を判定する判定手段と、
前記判定手段によりIDコードが正規のものであると判定されたとき、ドア錠を施錠または解錠する施解錠手段と、
所定の異常を検出する異常検出手段と、
前記異常検出手段の検出機能が有効になる警戒モードとするために操作する操作手段と、
前記操作手段から出力される操作信号に基づいて警戒モードに設定する警戒モード設定手段と
を備えたことを特徴とするセキュリティシステム。 - 前記施解錠手段は、前記操作手段が操作されたことを条件として前記ドア錠を施錠させることを特徴とする請求項1に記載のセキュリティシステム。
- 警戒モードに設定された状態で、前記判定手段によって前記受信手段により受信された前記ID信号に含まれるIDコードが正規のものであると判定されたときに、前記施解錠手段は、ドア錠を解錠させるとともに、前記警戒モード設定手段は、警戒モードを解除させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセキュリティシステム。
- 前記警戒モード設定手段は、前記ドア錠の施錠が完了したことを条件として、前記操作手段の操作による前記警戒モードの設定を有効化することを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のセキュリティシステム。
- 前記操作手段は、前記受信手段が設けられている対象物の外部に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のセキュリティシステム。
- 前記操作手段は、前記送信手段を含んで構成される携帯機に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のセキュリティシステム。
- 電気的エネルギの供給を受けてトランスポンダ信号を送信するトランスポンダと、前記トランスポンダ信号を受信したときに、そのトランスポンダ信号に含まれるトランスポンダコードが正規のものであると判定されたことを条件として、前記操作手段の操作による前記警戒モードの設定を有効化するイモビライザ用制御手段とを備えることを特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載のセキュリティシステム。
- 携帯機から送信されるID信号に含まれているIDコードが正規のものか否かを判定し、その判定結果に基づいてドア錠を施錠または解錠するようにしたセキュリティシステムであって、
所定の異常を検出する異常検出手段の検出機能を、操作手段の操作によって有効にすることを特徴とするセキュリティシステムにおける警戒モードの切替方法。 - 前記操作手段の操作に基づいて、前記異常検出手段の検出機能を有効にすると同時に前記ドア錠を施錠するようにしたことを特徴とする請求項8に記載のセキュリティシステムにおける警戒モードの切替方法。
- 警戒モードに設定された状態で、前記携帯機から送信される前記ID信号に含まれているIDコードが正規のものであると判定されたときに、前記異常検出手段の検出機能を無効にすると同時にドア錠を解錠するようにしたことを特徴とする請求項8または請求項9に記載のセキュリティシステムにおける警戒モードの切替方法。
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