JP2004131047A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御部の組み付け性を向上させることができる電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
【解決手段】制御部3のスイッチングトランジスタ32は、支持部材8の斜面部82に直接ネジ止めにより固定されている。このスイッチングトランジスタ32は、スイッチングトランジスタ32の側方に取り出されたターミナルが軸方向のステアリング側に曲げられて制御基板31に半田により接続される。この構成により、スイッチングトランジスタ32と制御基板31とが支持部材8に支持された状態で、スイッチングトランジスタ32のターミナルと制御基板31とを半田により接続させることができる。これにより、従来のように、スイッチングトランジスタ32と制御基板31とがハウジング6に支持された状態で、スイッチングトランジスタ32のターミナルと制御基板とを半田により接続させる必要がないため、制御部の組み付け性向上が図れる。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のステアリングの操舵力を補助する電動パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、電動パワーステアリング装置は、ステアリングに加えられた操舵トルクを検出するトルクセンサと、このトルクセンサで検出した操舵トルクに基づいて操舵補助力を決定する制御部と、この制御部で決定された操舵補助力を出力する電動モータと、この電動モータで出力された操舵補助力を転舵輪側に伝達する動力伝達部とを一体に設けている。また、制御部は、電動モータに流れる電流をディーティー制御するためのスイッチングトランジスタと制御素子等が設けられた制御基板とを有しており、スイッチングトランジスタの発熱を考慮し、スイッチングトランジスタを制御基板に直接支持させずに、動力伝達部を収容するためのハウジングに支持させて半田により制御基板と接続させている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−188164号公報(第2頁右欄第50行〜第5頁右欄第29行、第6図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述の電動パワーステアリング装置では、スイッチングトランジスタが動力伝達部を収容するためのハウジングに支持されている。また、スイッチングトランジスタを制御基板に半田付けする工程と動力伝達部をハウジングに組み付ける工程とが異なるため、スイッチングトランジスタを制御基板に接続することが困難であるという問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、制御部の組み付け性を向上させることができる電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1では、電流をデューティー制御するためのスイッチングトランジスタとスイッチングトランジスタが電気的に接続される制御基板とを有し、操舵軸に加えられた操舵力に基づいて、操舵力を補助する操舵補助力を決定する制御部と、操舵補助力を操舵軸に伝達する動力伝達部と、動力伝達部を収容するための外枠とを備えた電動パワーステアリング装置において、操舵軸を支持し、且つ制御部を支持する支持部材を有し、支持部材は、外枠内に収納、且つ固定されることを特徴としている。
【0007】
この構成により、制御部は、動力伝達部を収容するための外枠に支持されずに外枠とは別部材の支持部材に支持されることから、制御部のスイッチングトランジスタと制御基板とを支持部材に支持させた状態で、電気的に接続させることができる。これにより、従来のようにスイッチングトランジスタと制御基板とが外枠に支持された状態で、電気的に接続させる必要がないため、制御部の組み付け性を向上させることができる。さらに、制御部を支持する支持部材を外枠内に収納、且つ固定させることで、操舵軸を支持させることができる。これにより、操舵軸を支持させるための新たな部材を設ける必要がない。
【0008】
また、請求項2では、支持部材は、軸方向に延びる円筒状の突出部を有し、突出部の内周で軸受を介して操舵軸を軸支し、且つ突出部の外周側に制御基板が設けられることを特徴としている。
【0009】
この構成により、支持部材の突出部は、内周で軸受を介して操舵軸を軸支し、且つ外周側に制御基板が設けられることから、軸受に含まれる油分が操舵軸を伝わって制御基板に流れ込むことを防止することができる。さらに、支持部材の内径の位置ずれを低減させることができる。
【0010】
また、請求項3では、操舵軸に加えられた操舵力を検出するトルクセンサが操舵軸に設けられ、支持部材の内周面がトルクセンサと対向すると共に、内周面には、トルクセンサの磁束密度を集中させる集磁体が設けられることを特徴としている。
【0011】
この構成により、支持部材の内周面に集磁体を設けることで、集磁体を設けるための新たな部材を設ける必要がない。また、支持部材には、トルクセンサの集磁体と制御部とが設けられることから、支持部材を外枠内に収納する前にトルクセンサと制御部とを電気的に接続させることができる。
【0012】
また、請求項4では、制御部で決定された操舵補助力を操舵軸に与えるための電動モータを有し、制御部は、操舵補助力に応じて電動モータに流れる電流をデューティー制御し、外枠は、アルミニウム製であって、電動モータと制御部との間に接続され、且つ電動モータへ電流を供給するための給電線は、外枠内に設けられることを特徴としている。
【0013】
この構成により、電動モータと制御部とを接続して電動モータへ電流を供給するための給電線は、アルミニウム製の外枠内に設けられることから、制御部が電動モータへ流れる電流をデューティー制御することで給電線から発生する電磁波を外枠の外部に漏れることを抑制することができる。これにより、外部機器に悪影響を与えることを抑制できる。
【0014】
また、請求項5では、電動モータの給電線が接続される部分と制御部の給電線が接続される部分とを近づけて設けるように電動モータを覆うためのモータハウジングと外枠とが固定されていることを特徴としている。
【0015】
この構成により、電動モータと制御部とを接続して電動モータへ電流を供給するための給電線を短くすることができる。これにより、制御部が電動モータへ流れる電流をデューティー制御することで給電線から発生する電磁波の量を低減させることができる。
【0016】
また、請求項6では、トルクセンサ、制御部、電動モータ及び動力伝達部は、外枠及びモータハウジング内に一体化されて設けられることを特徴としている。
【0017】
この構成により、電動パワーステアリング装置の大型化を招かなくすることができると共に、トルクセンサ及び制御部と電動モータ及び制御部とのそれぞれの接続線を短くすることができる。さらに、トルクセンサ及び電動モータの制御部との接続線を制御部に直結させることができるため、余分なワイヤーハーネスが不要となる。
【0018】
また、請求項7では、電流をデューティー制御するためのスイッチングトランジスタとスイッチングトランジスタが電気的に接続される制御基板とを有し、操舵軸に加えられた操舵力に基づいて、操舵力を補助する操舵補助力を決定する制御部と、操舵補助力を操舵軸に伝達する動力伝達部と、動力伝達部を収容するためのハウジングとハウジングの開口端を塞ぐためのカバーとから構成される外枠とを備えた電動パワーステアリング装置において、カバーは、軸受を介して操舵軸を軸支し、且つ内壁に制御部が支持されることで、制御部が外枠内に収納されることを特徴としている。
【0019】
この構成により、制御部は、動力伝達部を収容するためのハウジングに固定されずにハウジングとは別部材のカバーの内壁に固定されることから、制御部のスイッチングトランジスタと制御基板とをカバーに固定させた状態で、電気的に接続させることができる。これにより、従来のようにスイッチングトランジスタと制御基板とがハウジングに固定された状態で、電気的に接続させる必要がないため、制御部の組み付け性を向上させることができる。さらに、制御部を支持するカバーによって軸受を介して操舵軸を軸支させることで、操舵軸を軸支させるための新たな部材を設ける必要がない。
【0020】
また、請求項8では、外枠は、支持部材が固定されるハウジングとハウジングの開口端を塞ぐためのカバーとから構成され、支持部材は、ハウジングとカバーとによって操舵軸の軸方向に挟まれて固定されることを特徴としている。
【0021】
この構成により、支持部材は、ハウジングとカバーとによって軸方向に挟まれて固定されていることから、支持部材の軸方向の位置ずれを防止できる。さらに、支持部材を軸方向に固定させるための新たな部材を設ける必要がない。
【0022】
また、請求項9では、支持部材には、スイッチングトランジスタが固定されることを特徴としている。
【0023】
この構成により、支持部材にスイッチングトランジスタを固定させることで、スイッチングトランジスタから発生する熱を支持部材によって放熱させることができる。
【0024】
また、請求項10では、外枠は、電動モータの回転を減速するための動力伝達部のウォームギヤを覆うために内壁の一部分を内径方向に向かって延出させた延出部を有し、支持部材は、延出部と当接する当接部を有していることを特徴としている。
【0025】
この構成により、支持部材は、電動モータの回転を減速するための動力伝達部のウォームギヤを覆うために外枠の内壁の一部分を内径方向に向かって延出させた延出部と当接する当接部を有していることから、スイッチングトランジスタから発生する熱を支持部材を介して外枠の延出部に放熱させることができ、放熱性を向上できる。
【0026】
また、請求項11では、スイッチングトランジスタは、当接部の近傍に設けられることを特徴としている。
【0027】
この構成により、スイッチングトランジスタを当接部の近傍に設けることで、熱の伝達経路が短くなるため、スイッチングトランジスタから発生する熱を支持部材を介して外枠に放熱させ易くすることができる。
【0028】
また、請求項12では、スイッチングトランジスタは、当接部と略対向する面に設けられること特徴としている。
【0029】
この構成により、スイッチングトランジスタを当接部と略対向する面に設けることで、熱の伝達経路がさらに短くなるため、スイッチングトランジスタから発生する熱を支持部材を介して外枠により放熱させ易くすることができる。
【0030】
また、請求項13では、支持部材の軸方向一端部に制御部が設けられ、且つ軸方向他端側に電動モータの回転を減速するための動力伝達部のウォームギヤが設けられ、支持部材は、全周に渡って外枠の内壁と当接していることを特徴としている。
【0031】
この構成により、支持部材は、全周に渡って外枠の内壁と当接していることから、支持部材の軸方向他端側に設けられるウォームギヤに塗布されているグリースが支持部材の軸方向一端側に進入することを抑制できる。これにより、支持部材の軸方向一端に設けられる制御部にグリースが付着することを防止でき、悪影響を与えることを抑制できる。また、外枠の内壁によって支持部材の径方向の位置決めをすることができる。
【0032】
また、請求項14では、操舵軸に加えられた操舵力を検出するトルクセンサが操舵軸に設けられ、支持部材の内周面には、トルクセンサの非回転部が設けられることを特徴としている。
【0033】
この構成により、支持部材の内周面にトルクセンサの非回転部を設けることで、非回転部を設けるための新たな部材を設ける必要がない。また、支持部材には、トルクセンサの非回転部と制御部とが設けられることから、支持部材を外枠内に収納する前にトルクセンサと制御部とを電気的に接続させることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施形態について説明する。
【0035】
(第1実施形態)
図1は、電動パワーステアリング装置1の一部の軸方向断面図である。図2は、電動パワーステアリング装置1の入力軸51及び出力軸52に沿った軸方向断面図である。図3は、図2における制御部3及び支持部材8を示す軸方向断面図である。図4の(a)は、制御部3の正面図であり、(b)は、図4(a)の側面図である。図5は、電動パワーステアリング装置1の一部の径方向断面図である。図6及び図7は、図1の一部分の拡大図である。
【0036】
本実施形態の電動パワーステアリング装置1は、車両の車室内に設けられ、図1及び図2に示すように、トルクセンサ2、制御部3、電動モータ4及び動力伝達部5から構成されており、トルクセンサ2と制御部3と動力伝達部5とがハウジング6及びカバー7内に設けられ、電動モータ4がヨーク49内に設けられている。
【0037】
操舵軸は、入力軸51、出力軸52及びトーションバー53から構成されており、ベアリング11、12、13、14により支持されている。
【0038】
入力軸51は、図2に示すように、ステアリング(図示しない)に連結され、出力軸52の内周に軸受14を介して相対回転可能に設けられている。
【0039】
出力軸52は、入力軸51と同軸上に設けられ、トーションバー53を介して入力軸51と相対回転可能に連結されている。
【0040】
トーションバー53は、入力軸51と出力軸52との中空部に挿入されて、両端がそれぞれピン9、10を介して入力軸51と出力軸52とに連結され、ステアリングの操作により入力軸51に操舵力が付与されると、自身に捩じれが生じることで、入力軸51と出力軸52とが相対回転する。
【0041】
トルクセンサ2は、ステアリングに加えられる操舵力を検出するものであり、磁石21、磁気ヨーク22、集磁体を成す集磁リング23及び磁気センサ24から構成されている。
【0042】
磁石21は、リング状であって、ステアリングと連結される入力軸51の外周に磁石固定部21aを介して圧入固定されており、周方向にN極とS極とが交互に着磁されている。
【0043】
磁気ヨーク22は、磁石21の極数(N極又はS極)と同数の磁極爪(図示しない)が全周に等間隔に設けられた環状体で、2個1組で構成され、磁石21の外周に一定のエアギャップを有して同心に設けられている。なお、1組の磁気ヨーク22は、互いの磁極爪が周方向にずれて交互に配置されるように位置決めされている。
【0044】
集磁リング23は、磁気ヨーク22と同様に2個1組で構成され、磁気ヨーク22の外周に近接して設けられる。この集磁リング23は、後述する支持部材8の内周面に集磁リング固定部23bを介して一体成形されている。なお、2個の集磁リング23は、それぞれ軸方向に平行になるように集磁リング固定部23bに一体成形されている。また、集磁リング23には、周方向の一部分に平板状の集磁部23aが設けられ、この集磁部23aは、互いの集磁部23aが軸方向に対向して設けられている。
【0045】
磁気センサ24は、軸方向に対向する集磁部23a同士の間に設けられ、両集磁部23a間に発生する磁束密度を検出し、その検出した磁束密度を電気信号(例えば電圧信号)に変換して出力する。この磁気センサ24は、例えばホールICであり、支持部材8に集磁リング固定部23bを介して固定され、ホールICターミナル24aが軸方向のステアリング側に直角に折り曲げられ、制御部3の制御基板31に半田により接続されている。
【0046】
制御部3は、上述のトルクセンサ2で検出された操舵トルクに基づいて、電動モータ4へ流れる電流をデューティー制御するものである。
【0047】
制御基板31は、板状であって、図4(a)に示すように、その平面形状が長方形と半円形とを組み合わせた形状を呈しており、半円形側の中央部に入力軸51を通すための丸孔31aが設けられている。また、制御基板31には、電動モータ4のモータターミナル41が接続される貫通孔31bが設けられている。
【0048】
スイッチングトランジスタ32は、電動モータ4に流れる電流をデューティー制御するためのものであって、支持部材8の斜面部82に直接ネジ止め等により固定されている。このスイッチングトランジスタ32は、図2に示すように、スイッチングトランジスタ32の側方に取り出されたターミナルが軸方向のステアリング側に曲げられて制御基板31に半田により接続されている。
【0049】
制御基板31には、図3及び図4(a)に示すように、制御素子33、リレー34、35及びコンデンサ36が直接基板上に組み付けられている。また、制御基板31には、トルクセンサ2からの端子が接続され、操舵力が入力される。
【0050】
制御素子33は、マイクロコンピュータ等の素子であり、トルクセンサ2からの操舵力に応じて、電動モータ4に流す電流を決定し、且つスイッチングトランジスタ32をデューティー制御するための信号を生成する。リレー34は、イグニッションスイッチ(図示しない)がオン及びオフされることで電動モータ4へ流れる電流を通電及び遮断させるものである。リレー35は、電動モータ4の駆動回路がフェ−ルした際に、ステアリングの入力に対して電動モータ4が回転されることで、電動モータ4が発電しないように電動モータ4とスイッチングトランジスタ32との間に流れる電流を遮断させるものである。コンデンサ36は、電源電圧の変動を抑制するものである。
【0051】
電動モータ4は、上述した制御部3で決定されたステアリングの操舵力を補助するための操舵補助力を出力軸52に付与するものであり、モータハウジングを成す磁性体のヨーク49の内周にマグネット48を有する界磁、この界磁の内周に回転自在に支持されたアーマチャ47及びこのアーマチャ47に設けられたコンミテータ46に摺接するブラシ43等から構成される直流モータである。また、ブラシ43をブラシホルダ43a内に設けられたスプリング44により、内径方向に付勢することで、ブラシ43をコンミテータ46に摺接させている。さらに、電動モータ4は、図5に示すように、ヨーク49の開口端面がハウジング6の側面に当接して組み付けられ、ボルト18によりフレームエンド70に固定されている。
【0052】
また、電動モータ4は、図1に示すように、ピグテール42を介してブラシ43と電気的に接続され、ハウジング6内に設けられる金属製のモータターミナル41を具備し、このモータターミナル41が例えば樹脂製のホルダプレート19にインサート成形されたプレート19aに抵抗溶接されている。
【0053】
ホルダプレート19は、ブラシ43を摺動自在に保持するブラシホルダ43aを固定するもので、図5に示すように、ヨーク49の開口端部に組み付けられたフレームエンド70内に組み付けられる。また、電動モータ4のハウジング6への組み付けは、ハウジング6の側面に形成された開口部20よりハウジング6の内部へ挿入されて行われる。
【0054】
また、モータターミナル41は、給電のためのものであって、ほぼ直角に折り曲げられ、一端がエンドフレーム43dとブラシホルダ43aとの間にゴムマウント43bを介して挟持されたターミナルプレート43cに接続されている。また、図1及び図6に示すように、電動モータ4をハウジング6に組み付けた後、モータターミナル41の他端が制御部3の制御基板31に半田を介して接続されている。なお、モータターミナル41が接続される制御基板31とターミナルプレート43cとを近づけて設けるように、ヨーク49とハウジング6とが固定されている。
【0055】
エンドフレーム43dは、鉄板であって、ヨーク49に固定され、ハウジング6とヨーク49との間で挟持されている。ゴムマウント43bは、ブラシ43がコンミテータ46の外周面上を摺動する時に発生する振動を吸収するものである。ターミナルプレート43cは、樹脂製の部材の内部に金属製のターミナルが保持されており、このターミナルプレート43c内のターミナルがモータターミナル41及びピグテール42と接続されることで、バッテリからブラシ43に電流を供給している。
【0056】
そして、制御部3で決定され、スイッチングトランジスタ32によりデューティー制御された電流がモータターミナル41、プレート19a、ピグテール42及びブラシ43を介してアーマチャ47に供給される。
【0057】
動力伝達部5は、上述した電動モータ4から出力される操舵補助力を転舵輪側へ伝達するものであり、入力軸51、出力軸52、トーションバー53、ウォームホイール54及びウォームギヤ55から構成されている。
【0058】
ウォームギヤ55は、図1に示すように、電動モータ4のアーマチャシャフト45に圧入固定された伝達部材16を介してアーマチャシャフト45の回転力が伝達されることで回転する。
【0059】
ウォームホイール54は、図2に示すように、出力軸52の外周に固定され、ウォームホイール54の外周がウォームギヤ55と噛み合っており、ウォームギヤ55が回転することで周方向に回転する。
【0060】
ハウジング6は、外枠を成し、動力伝達部5を収容するためのものであって、アルミニウム製であり、ハウジング6内に支持部材8が固定される。このハウジング6は、ベアリング12を介して出力軸52を回転自在に支持している。
【0061】
カバー7は、外枠を成し、ハウジング6と同様にアルミニウム製であり、ハウジング6内にトルクセンサ2、制御部3及び動力伝達部5を収容するために設けられたハウジング6の操舵軸方向の開口端を塞ぐためのものであって、入力軸51を支持するベアリング13を固定する。また、カバー7は、ハウジング6に固定される際に、支持部材8をハウジング6の内壁と当接するように支持部材8を押し付ける。そして、支持部材8は、カバー7の端面7aとハウジング6の内壁6aとによって軸方向に挟み込んで固定されている。また、カバー7は、図5に示すように、ハウジング6に設けられたカバー固定部71a、71bに固定される。このカバー固定部71aは、ハウジング6の外壁とヨーク49の外壁とが接する線に近接する位置に設けられる。カバー固定部71bは、カバー固定部71aと軸心の対称位置に設けられる。
【0062】
なお、特許請求の範囲の外枠内とは、本実施形態でのハウジング6とカバー7と間の空間内に相当する。
【0063】
支持部材8は、アルミニウム製であって、円筒形状と直方体形状とを組み合わせた形状を呈しており、ハウジング6とカバー7との間の空間内に設けられる。また、支持部材8は、図2に示すように、軸方向のステアリング側の面で制御部3を支持し、反ステアリング側の面でハウジング6の内壁に固定される。さらに、支持部材8は、内周面に集磁リング23が設けられた集磁リング固定部23bが設けられている。また、支持部材8は、ベアリング11を介して出力軸52を軸支している。さらに、支持部材8は、ウォームギヤ55を覆うためにハウジング6の内壁の一部分を内径方向に向かって延出させた延出部61と当接する当接部81を有している。この当接部81の支持部材8のスイッチングトランジスタ32が固定される面の裏面側が延出部61と当接している。また、支持部材8には、図4(b)に示すように、バッテリ(図示しない)との接続するための電源用ターミナルと、車速信号等を入力するための信号用ターミナルとを有するコネクタ15が固定されている。また、支持部材8には、転舵輪側の軸方向端部の径方向一部分を軸方向に延伸させた延伸部84が設けられている。この延伸部84は、外周が全周に渡ってハウジング6の内壁に当接している。また、この延伸部84の内周には、上述のベアリング11が挿入されている。
【0064】
また、図3に示すように、支持部材8は、制御部3が支持された状態で、ハウジング6とカバー7との間の空間内に収納される。
【0065】
(第1実施形態の効果)
本実施形態の電動パワーステアリング装置1は、制御部3が動力伝達部5を収容するためのハウジング6とは別部材の支持部材8に支持されていることから、スイッチングトランジスタ32と制御基板31とが支持部材8に支持された状態で、スイッチングトランジスタ32のターミナルと制御基板31とを半田により接続させることができる。これにより、従来のように、スイッチングトランジスタ32と制御基板31とがハウジング6に支持された状態で、スイッチングトランジスタ32のターミナルと制御基板とを半田により接続させる必要がないため、制御部の組み付け性を向上させることができる。
【0066】
また、制御部3をハウジング6に収容させずに、支持部材8に支持させた状態で制御部3の動作確認を行うができるため、制御部3をハウジング6に収容させてから制御部3の電気的な検査を行う必要がなくなる。
【0067】
さらに、支持部材8は、ハウジング6とカバー7との間の空間内に設けられることから、支持部材8がベアリング11を介して出力軸52を軸支させることができる。これにより、出力軸52を支持させるための新たな部材を設ける必要がない。
【0068】
また、支持部材8は、アルミニウム製であって、スイッチングトランジスタ32が支持部材8の斜面部82に固定、且つ当接されることから、スイッチングトランジスタ32から発生する熱を支持部材8によって放熱させることができる。さらに、支持部材8は、ウォームギヤ55を覆うために設けられたハウジング6の延出部61と当接する当接部81を有していることから、スイッチングトランジスタ32から発生する熱をハウジング6の延出部61に支持部材8を介して放熱させることができる。これにより、放熱性を向上させることができる。
【0069】
さらに、当接部81は、支持部材8のスイッチングトランジスタ32が固定される面の裏面側がハウジング6の延出部61と当接されることから、スイッチングトランジスタ32から発生する熱をハウジング6に支持部材8を介して放熱させ易くすることができる。これにより、放熱性をより向上させることができる。
【0070】
さらに、支持部材8の内周面には、集磁リング23が設けられた集磁リング固定部23bが設けられることから、集磁リング固定部23bを設けるための新たな部材を設ける必要がないため、部品点数の増大を招かなくすることができる。
【0071】
また、電動モータ4への給電のためのモータターミナル41がアルミニウム製のハウジング6内に設けられることから、制御部3が電動モータ4へ流れる電流をデューティー制御することでモータターミナル41から発生する電磁波をハウジング6の外部に漏れることを抑制することができる。これにより、外部機器、例えばラジオのレシバーに悪影響を与えることを抑制できる。
【0072】
さらに、モータターミナル41が接続される制御基板31とターミナルプレート43cとを近づけて設けるように、電動モータ4のヨーク49とハウジング6とが固定されていることから、制御基板31とターミナルプレート43cとを接続するモータターミナル41を短くすることができる。これにより、制御部3が電動モータ4へ流れる電流をデューティー制御することでモータターミナル41の電磁波発生部位を少なくすることができる。
【0073】
また、トルクセンサ2、制御部3、電動モータ4及び動力伝達部5は、一体に設けられることから、電動パワーステアリング装置1の大型化を招かなくすることができると共に、トルクセンサ2及び制御部3と電動モータ4と制御部3とのそれぞれの接続線を短くすることができる。さらに、モータターミナル41と磁気センサ24のターミナルとが制御基板31に直結できるため、余分なワイヤーハーネスが不要となる。
【0074】
また、ターミナルプレート43cとブラシホルダ43aとの間にゴムマウント43bを設けることで、ブラシ43がコンミテータ46に摺動する時に発生する振動をゴムマウント43cが吸収するため、ターミナルプレート43cには、その振動が伝達され難い。このことから、金属製のモータターミナル41をターミナルプレート43cと制御基板31との間に設けても、モータターミナル41に振動による応力が加わることがなく、モータターミナル41と制御基板31との接続を確実にすることができる。
【0075】
さらに、支持部材8には、転舵輪側の軸方向端部の径方向一部分を軸方向に延伸させた延伸部84が設けられ、この延伸部84の外周が全周に渡ってハウジング6の内壁に当接していることから、支持部材8を操舵軸に対して径方向に位置決めすることができ、支持部材8の内径の位置ずれを抑制できる。これにより、集磁リング23の内径と磁気ヨーク22との接触を避けるために、集磁リング23の内径と磁気ヨークとの径方向のクリアランスを大きくする必要がなくなると共に、集磁リング23に流れる磁束密度が低下することを抑制でき、磁気センサ24での磁束密度の検出精度を向上させることができる。さらに、延伸部84の外周が全周に渡ってハウジング6の内壁と当接していることから、ウォームギヤ55に塗布されているグリースが制御部3側に進入することを抑制できる。これにより、制御基板31にグリースが付着することを防止でき、制御基板31に設けられた素子等に悪影響を与えることを抑制できる。
【0076】
また、支持部材8は、ハウジング6の内壁とカバー7とによって軸方向に挟み込んで固定されていることから、支持部材8の軸方向の位置ずれを防止できる。さらに、支持部材8を軸方向に動かないように固定するための新たな部材を設ける必要がない。
【0077】
さらに、支持部材8には、トルクセンサ2の磁気センサ24と制御部3の制御基板31とが設けられることから、磁気センサ24のホールICターミナル24aと制御基板31とをハウジング6に収納する前に、電気的に接続することができる。これにより、支持部材8をハウジング6に収納する前に、制御部3の動作確認を行うことができ、支持部材8をハウジング6に収納した後に、制御部3の電気的な検査を行う必要がなくなる。さらに、磁気センサ24と制御基板31とを直接接続させることができるため、例えば余分な配線やコネクタ等が不要にでき、部品点数の低減を図ることができる。
【0078】
なお、本実施形態の電動パワーステアリング装置1は、伝熱性を向上させるために、支持部材8の当接部81とハウジング6の内壁との間にグリースを介在させていてもよい。
【0079】
なお、集磁リング固定部23bを支持部材8の内周面に一体成形させていてもよい。
【0080】
なお、本実施形態の支持部材8は、アルミニウム製であるが、磁性材料であってもよい。支持部材8を磁性材料にすることで、ハウジング6の外部からの磁気的な影響を抑制することができる。
【0081】
なお、集磁リング固定部23bと支持部材8との径方向の間に磁性材の磁気遮蔽板を設けていてもよい。この場合、アルミニウム製からなる支持部材8には、ハウジング6の外部からの外部磁束が通過してトルクセンサ2の検出値に悪影響を与えてしまうおそれがあるが、集磁リング固定部23bと支持部材8との径方向の間に磁気遮蔽板を設けることで、外部磁束をトルクセンサ2の検出部に流れ難くすることができ、トルクセンサ2の検出値に悪影響を与えることを抑制できる。
【0082】
なお、本実施形態での制御基板31とターミナルプレート43cとの接続線は、モータターミナル41を用いているが、図7に示すようなピグテール41aもしくは被覆線(図示しない)であってもよい。この場合、もし何らかの原因(例えば、ブラシの振動)でターミナルプレート43cに振動が伝達されても、制御基板31に振動が伝達され難い。
【0083】
なお、本実施形態でのトルクセンサ2の集磁リング23、集磁リング固定部23b及び磁気センサ24が特許請求の範囲の非回転部に相当する。また、他の方式のトルクセンサ2の非回転部を支持部材8に設けることで、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0084】
なお、インダクタンス式のトルクセンサ2を用いる場合には、集磁リング23の変わりにコイルが用いられるが、そのコイルを支持部材8に設けることで、本実施形態と同様の効果を得ることができる。また、このコイルは、特許請求の範囲の非回転部に相当する。
【0085】
なお、スイッチングトランジスタ32は、支持部材8の斜面部82に直接固定されているが、図示しない金属基板を介して固定させていてもよい。
【0086】
なお、本実施形態での電動モータ4は、ブラシ付きの電動モータ4で説明したが、ブラシレスの電動モータ4であってもよい。
【0087】
(第2実施形態)
図8及び図9は、電動パワーステアリング装置1の入力軸51及び出力軸52に沿った軸方向断面図である。ここでは、第1実施形態と同様な箇所は省略し、相違する箇所についてのみ説明する。
【0088】
本実施形態での制御部3は、図8に示すように、支持部材8に支持させずに、カバー7の内壁に支持させている。また、カバー7は、制御部3が支持された状態で、且つハウジング6の開口端を塞ぐことで、制御部3がハウジング6とカバー7との間の空間内に収納される。また、集磁リング固定部23bは、制御基板31に固定されている。また、集磁リング固定部23bの外周には、Oリング23cが設けられ、このOリング23cは、ウォームギヤ55に塗布されているグリースが制御部3に侵入することを防止している。なお、本実施形態では、制御部3が固定されたカバー7がハウジング6の開口端と連結されると、モータターミナル41を制御基板31に半田付けできないため、モータターミナル41は、コネクタ(図示しない)を介して接続される。この構成により、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0089】
なお、本実施形態の電動パワーステアリング装置1は、図8に示すように、支持部材8がベアリング11を介して出力軸52の外周を支持しているが、図9に示すように、操舵軸の剛性が高い場合には、支持部材8とベアリング11とを用いない構成にしてもよい。この場合、ウォームギヤ55に塗布されているグリースが制御基板31に侵入しないようにするための隔壁17が設置される。
【0090】
(第3実施形態)
図10は、電動パワーステアリング装置1の入力軸51及び出力軸52に沿った軸方向断面図である。ここでは、第1実施形態と同様な箇所は省略し、相違する箇所についてのみ説明する。
【0091】
本実施形態での支持部材8は、軸方向のステアリング側に突出させた円筒状の突出部83を有している。この突出部83は、内周でベアリング13を介して入力軸51を軸支すると共に、ステアリングコラム56の外周と当接し、外周がカバー7の内周面と当接する。また、突出部83の外周側に制御基板3が設けられる。この構成により、突出部83は、内周でベアリング13を介して入力軸51を軸支し、且つ外周側に制御基板31が設けられることから、ベアリング13に含まれる油分が操舵軸を伝わって制御基板31に流れ込むことを防止することができる。さらに、支持部材8の内径の位置ずれを低減させることができる。
【0092】
(第4実施形態)
図11は、電動パワーステアリング装置1の一部の径方向断面図である。ここでは、第1実施形態と同様な箇所は省略し、相違する箇所についてのみ説明する。
【0093】
本実施形態での制御基板31は、入力軸51に貫通されておらず、平面形状が略長方形の形状を呈している。この構成は、制御基板31に設けられる制御素子33の構成部品の個数が少ない場合、もしくは制御素子33が小型化された場合に用いられる。
【0094】
なお、図11での制御素子33は、マクロコンピュータとICとをまとめた集積チップのみで構成されているが、図4に示すように、集積チップを用いずにマイクロコンピュータとICとそれぞれを分けて構成していてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動パワーステアリング装置の一部の軸方向断面図である。(第1実施形態)
【図2】電動パワーステアリング装置の入力軸及び出力軸に沿った軸方向断面図である。(第1実施形態)
【図3】図2における制御部及び支持部材を示す軸方向断面図である。(第1実施形態)
【図4】(a)は、制御部の正面図であり、(b)は、(a)の側面図である。(第1実施形態)
【図5】電動パワーステアリング装置の一部の径方向断面図である。(第1実施形態)
【図6】図1の一部分の拡大図である。(第1実施形態)
【図7】図1の一部分の拡大図である。(第1実施形態)
【図8】電動パワーステアリング装置の入力軸及び出力軸に沿った軸方向断面図である。(第2実施形態)
【図9】電動パワーステアリング装置の入力軸及び出力軸に沿った軸方向断面図である。(第2実施形態)
【図10】電動パワーステアリング装置の入力軸及び出力軸に沿った軸方向断面図である。(第3実施形態)
【図11】電動パワーステアリング装置の一部の径方向断面図である。(第4実施形態)
【符号の説明】
1…電動パワーステアリング装置、
2…トルクセンサ、
3…制御部、
4…電動モータ、
5…動力伝達部、
6…ハウジング、
7…カバー、
8…支持部材、
11、12、13…ベアリング、
21…磁石、
22…磁気ヨーク、
23…集磁リング、
24…磁気センサ、
31…制御基板、32…スイッチングトランジスタ、
33…制御素子、
34、35…リレー、
36…コンデンサ、
41…モータターミナル、
42…ピグテール、
43…ブラシ、
43a…ブラシホルダ、
43b…ゴムマウント、
43c…ターミナルプレート、
43d…エンドフレーム、
44…スプリング、
45…アーマチャシャフト、
46…コンミテータ、
47…アーマチャ、
48…マグネット、
49…ヨーク、
51…入力軸、
52…出力軸、
53…トーションバー、
54…ウォームホイール、
55…ウォームギヤ。

Claims (14)

  1. 電流をデューティー制御するためのスイッチングトランジスタと前記スイッチングトランジスタが電気的に接続される制御基板とを有し、操舵軸に加えられた操舵力に基づいて、前記操舵力を補助する操舵補助力を決定する制御部と、
    前記操舵補助力を前記操舵軸に伝達する動力伝達部と、
    前記動力伝達部を収容するための外枠とを備えた電動パワーステアリング装置において、
    前記操舵軸を支持し、且つ前記制御部を支持する支持部材を有し、
    前記支持部材は、前記外枠内に収納、且つ固定されることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記支持部材は、軸方向に延びる円筒状の突出部を有し、
    前記突出部の内周で軸受を介して前記操舵軸を軸支し、且つ前記突出部の外周側に前記制御基板が設けられることを特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記操舵軸に加えられた前記操舵力を検出するトルクセンサが前記操舵軸に設けられ、
    前記支持部材の内周面が前記トルクセンサと対向すると共に、前記内周面には、前記トルクセンサの磁束密度を集中させる集磁体が設けられることを特徴とする請求項1又は2記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記制御部で決定された前記操舵補助力を前記操舵軸に与えるための電動モータを有し、
    前記制御部は、前記操舵補助力に応じて前記電動モータに流れる電流をデューティー制御し、
    前記外枠は、アルミニウム製であって、
    前記電動モータと前記制御部との間に接続され、且つ前記電動モータへ前記電流を供給するための給電線は、前記外枠内に設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 前記電動モータの前記給電線が接続される部分と前記制御部の前記給電線が接続される部分とを近づけて設けるように前記電動モータを覆うためのモータハウジングと前記外枠とが固定されていることを特徴とする請求項4記載の電動パワーステアリング装置。
  6. 前記トルクセンサ、前記制御部、前記電動モータ及び前記動力伝達部は、前記外枠及び前記モータハウジング内に一体化されて設けられることを特徴とする請求項4又は5記載の電動パワーステアリング装置。
  7. 電流をデューティー制御するためのスイッチングトランジスタと前記スイッチングトランジスタが電気的に接続される制御基板とを有し、操舵軸に加えられた操舵力に基づいて、前記操舵力を補助する操舵補助力を決定する制御部と、
    前記操舵補助力を前記操舵軸に伝達する動力伝達部と、
    前記動力伝達部を収容するためのハウジングと前記ハウジングの開口端を塞ぐためのカバーとから構成される外枠とを備えた電動パワーステアリング装置において、
    前記カバーは、軸受を介して前記操舵軸を軸支し、且つ内壁に前記制御部が支持されることで、前記制御部が前記外枠内に収納されることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  8. 前記外枠は、前記支持部材が固定されるハウジングと前記ハウジングの開口端を塞ぐためのカバーとから構成され、
    前記支持部材は、前記ハウジングと前記カバーとによって前記操舵軸の軸方向に挟まれて固定されることを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の電動パワーステアリング装置。
  9. 前記支持部材には、前記スイッチングトランジスタが固定されることを特徴とする請求項1から6のいずれか1つ又は請求項8に記載の電動パワーステアリング装置。
  10. 前記外枠は、前記電動モータの回転を減速するための前記動力伝達部のウォームギヤを覆うために内壁の一部分を内径方向に向かって延出させた延出部を有し、
    前記支持部材は、前記延出部と当接する当接部を有していることを特徴とする請求項9記載の電動パワーステアリング装置。
  11. 前記スイッチングトランジスタは、前記当接部の近傍に設けられることを特徴とする請求項10記載の電動パワーステアリング装置。
  12. 前記スイッチングトランジスタは、前記当接部と略対向する面に設けられること特徴とする請求項11記載の電動パワーステアリング装置。
  13. 前記支持部材の軸方向一端部に前記制御部が設けられ、且つ軸方向他端側に前記電動モータの回転を減速するための前記動力伝達部のウォームギヤが設けられ、
    前記支持部材は、全周に渡って前記外枠の内壁と当接していることを特徴とする請求項1から6のいずれか1つ又は請求項8から12のいずれか1つに記載の電動パワーステアリング装置。
  14. 前記操舵軸に加えられた前記操舵力を検出するトルクセンサが前記操舵軸に設けられ、
    前記支持部材の内周面には、前記トルクセンサの非回転部が設けられることを特徴とする請求項1又は2記載の電動パワーステアリング装置。
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