JP2004128317A

JP2004128317A - Electromagnetic equipment

Info

Publication number: JP2004128317A
Application number: JP2002292345A
Authority: JP
Inventors: Shinichiro Tomota; 友田　真一郎; Shigeto Ryuen; 竜円　繁人; Hiroshi Yoshizawa; 吉澤　浩
Original assignee: Keihin Corp
Current assignee: Keihin Corp
Priority date: 2002-10-04
Filing date: 2002-10-04
Publication date: 2004-04-22
Anticipated expiration: 2022-10-04
Also published as: JP4042963B2

Abstract

PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an electromagnetic equipment where a coupler is attachedly set in a solenoid housing constituted so that the both ends of the housing main part can be covered with first and second edge walls wherein the coupler is to be set in the solenoid housing while the increase of the number of parts and the increase of work man-hours is being avoided. SOLUTION: One end of a housing main part 25 is integrally formed with an annular stage 25a for accepting the outer peripheral part of a first edge wall 26 and a caulking part 25b capable of interposing and caulking the outer peripheral part of a first end wall 26 with the stage 25a, and a coupler 38a is integrally formed with a mold sealing body 38 made of synthetic resin with which the outer periphery of a coil assembly 17 and an external surface other than the part interposed between the stage 25a and the caulking part 25b of the first end wall 26 are integrally continuously covered so as to be projected to the opposite side of the coil assembly 17 along the axial direction of a solenoid housing 18. COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁装置に関し、特に、中心孔を有する合成樹脂製のボビンにコイルが巻装されて成るコイル組立体と、該コイル組立体を囲繞する円筒状のハウジング主部の両端が前記ボビンの両端にそれぞれ対向する第１および第２端壁で閉じられて成る磁性金属製のソレノイドハウジングと、第１端壁に磁気的に結合されて前記中心孔の一端側に挿入される固定コアと、該固定コアに対向して前記中心孔の他端側に挿入される可動コアと、前記コイルに連なる端子部材を臨ませて前記ソレノイドハウジングに付設されるカプラとを備える電磁装置の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、かかる電磁装置では、ソレノイドハウジングとは別部材の支持板にカプラが取付けられ、その支持板がソレノイドハウジングに取付けられる構成となっている（たとえば特許文献１参照。）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００１−８２６２５号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の電磁装置の構成によれば、カプラを取付けるための支持板が必要となって部品点数が多くなるとともに、その支持板をソレノイドハウジングに取付ける作業も必要であるので作業工数が多くなる。
【０００５】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、部品点数の増大および作業工数の増加を回避しつつ、ソレノイドハウジングにカプラを付設し得るようにした電磁装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１記載の発明は、中心孔を有する合成樹脂製のボビンにコイルが巻装されて成るコイル組立体と、該コイル組立体を囲繞する円筒状のハウジング主部の両端が前記ボビンの両端にそれぞれ対向する第１および第２端壁で閉じられて成る磁性金属製のソレノイドハウジングと、第１端壁に磁気的に結合されて前記中心孔の一端側に挿入される固定コアと、該固定コアに対向して前記中心孔の他端側に挿入される可動コアと、前記コイルに連なる端子部材を臨ませて前記ソレノイドハウジングに付設されるカプラとを備える電磁装置において、前記ハウジング主部の一端部には、第１端壁の外周部を受ける環状の段部と、該段部との間に第１端壁の外周部を挟むようにしてかしめることを可能とした薄肉円筒状のかしめ部とが一体に設けられ、前記コイル組立体の外周と、前記ボビンの一端に内面を当接させた状態の第１端壁のうち前記段部および前記かしめ部間に挟まれる部分を除く外面とを一体に連なって覆う合成樹脂製のモールド封止体に、前記カプラが、ソレノイドハウジングの軸方向に沿って前記コイル組立体と反対側に突出するようにして一体に形成されることを特徴とする。
【０００７】
このような請求項１記載の発明の構成によれば、コイル組立体および第１端壁をユニット化し、第１端壁の外周部を円筒部の一端にかしめ結合することで、円筒部への第１端壁の組付け、コイル組立体のソレノイドハウジングへの収容およびモールド封止体のソレノイドハウジングへの組付けを同時に行なうことができ、組付け作業性を高めることができる。またモールド封止体にカプラが一体に形成されるので、別部材のカプラを準備することを不要として部品点数を低減することができ、別部材のカプラを組付けることも不要であるので組付工数を削減することができる。しかもカプラは、磁性金属から成る第１端壁および導電金属製の端子部材で補強されており、モールド封止体へのカプラの結合強度を増大することができる。さらにカプラはソレノイドハウジングの軸方向に沿って前記コイル組立体と反対側に突出するものであるので、カプラを設置するための部分をソレノイドハウジングに設けることを不要とし、ソレノイドハウジングの側方にカプラがはみ出すことがないようにして電磁装置がその幅方向に大型化することを回避することができる。
【０００８】
また請求項２記載の発明は、上記請求項１記載の発明の構成に加えて、前記固定コアが、前記第１端壁の中央部に固定されることをことを特徴とし、かかる構成によれば、モールド封止体が固定コアを含んでユニット化されるので、モールド封止体をより強固な構造体とすることができる。
【０００９】
請求項３記載の発明は、上記請求項２記載の発明の構成に加えて、前記第１端壁の中心部に係合孔が設けられ、前記固定コアに一体に連設されて前記係合孔を貫通する連結ピンの先端部が前記係合孔の周囲で第１端壁の外面側にかしめ係合されることを特徴とし、かかる構成によれば、固定コアを第１端壁に容易に固定することができる。
【００１０】
請求項４記載の発明は、上記請求項３記載の発明の構成に加えて、前記連結ピンの先端部は、前記コイルに連なるアース用の端子部材を前記係合孔の周囲で第１端壁の外面との間に挟むようにして、前記係合孔の周囲で第１端壁の外面側にかしめ係合されることを特徴とし、かかる構成によれば、第１端壁すなわちソレノイドハウジングにアース用の端子部材を電気的に接続することができ、しかもアース用の端子はモールド封止体で被覆されることになるので、外部に露出することがない。
【００１１】
請求項５記載の発明は、上記請求項１記載の発明の構成に加えて、前記ボビンの一端に、第１端壁に嵌合される突部が一体に突設され、前記コイルに連なって前記カプラ側に延びる端子部材が、前記突部内を経て該突部の先端から突出されることを特徴とし、かかる構成によれば、突部を第１端壁に嵌合することで第１端壁に対するボビンすなわちコイル組立体の位置決めが可能となり、しかも第１端壁との絶縁を確実に維持しつつ端子部材をカプラ側に延出することができる。またカプラ組立体がモールド封止体で被覆される前にはボビンから前記突部が突出した状態にあるが、その突部内には導電金属製の端子部材が内蔵されているので、突部の強度を維持することができる。
【００１２】
さらに請求項６記載の発明は、上記請求項１記載の発明の構成に加えて、前記ハウジング主部と、該ハウジング主部の他端を閉じる前記第２端壁と、前記可動コアの作動に応じて開閉作動する弁部のバルブボディとが一体に連なって形成されることを特徴とし、かかる構成によれば、バルブボディと、ソレノイドハウジングのうちバルブボディ側の構成部材である第２端壁およびハウジング主部が一体に形成されるので、ソレノイドハウジングおよびバルブボディの連結強度を、充分に高めることができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【００１４】
図１〜図１０は本発明の第１実施例を示すものであり、図１は三方電磁弁の縦断面図、図２は図１の上半部を拡大して示す縦断面図、図３は図１の下半部を拡大して示す縦断面図、図４はハウジング主部、第２端壁およびバルブボディの縦断面図、図５はコイル組立体、第１端壁および固定コアから成る予備組立ユニットの縦断面図であって図６の５−５線に沿う断面図、図６は図５の６矢視図、図７は予備組立ユニットをモールド封止体で被覆した状態の縦断面図、図８は弁座部材の縦断面図であって図９の８−８線に沿う断面図、図９は図８の９−９線断面図、図１０は図９の１０矢視図である。
【００１５】
先ず図１において、この三方電磁弁１４は、流体供給源（図示せず）に連なる入口通路１１を流体圧アクチュエータ（図示せず）に連なる出口通路１２に連通させるとともにリザーバ（図示せず）に連なる排出通路１３および前記出口通路１２間を遮断する状態、ならびに入口通路１１および出口通路１２間を遮断するとともに排出通路１３および出口通路１２間を連通する状態を切換えるように作動する弁部１５と、該弁部１５を切換作動させるための電磁力を発揮するソレノイド部１６とで構成される。
【００１６】
ソレノイド部１６は、コイル組立体１７と、該コイル組立体１７を収容せしめる磁性金属製のソレノイドハウジング１８と、ソレノイドハウジング１８に磁気的に結合される磁性金属製の固定コア１９と、該固定コア１９に対向する可動コア２０とを備える。
【００１７】
図２および図３を併せて参照して、コイル組立体１７は、中心孔２２を有する合成樹脂製のボビン２３にコイル２４が巻装されて成るものである。またソレノイドハウジング１８は、前記コイル組立体１７を囲繞する円筒状のハウジング主部２５と、ボビン２３の一端に対向してハウジング主部２５の一端を閉じる第１端壁２６と、ボビン２３の他端に対向してハウジング主部２５の他端を閉じる第２端壁２７とで構成されるものであり、ハウジング主部２５とは別部材である第１端壁２６はハウジング主部２５の一端に固定され、第２端壁２７はハウジング主部２５の他端に一体に形成され、ハウジング主部２５にはブラケット３６が固着される。
【００１８】
図４を併せて参照して、ハウジング主部２５の一端には、円盤状に形成される第１端壁２６の外周部内面を受ける環状の第１段部２５ａと、第１段部２５ａとの間に第１端壁２６の外周部を挟むようにしてかしめることを可能とした薄肉円筒状の第１かしめ部２５ｂが一体に設けられており、第１段部２５ａに外周部内面を当接させた第１端壁２６の外周部外面に係合するように第１かしめ部２５ｂをかしめることで、第１端壁２６がハウジング主部２５の一端に固定される。
【００１９】
ところで、コイル組立体１７、固定コア１９および第１端壁２６は、図５および図６で示すように、予備組立ユニット２８としてユニット化されるものである。
【００２０】
第１端壁２６の外周部には、その一直径線上に位置する第１および第２凹部２９，３０が設けられており、第１端壁２６の周方向に沿う第１凹部２９の長さＬ１は、前記周方向に沿う第２凹部３０の長さＬ２よりも大きく設定される。しかもボビン２３の一端には、第１端壁２６の周方向に沿う第１凹部２９の両端に当接するようにして第１凹部２９に嵌合される突部２３ａが一体に突設されており、コイル２４の一端に連なる導電金属製の第１端子部材３１が前記突部２３ａ内を経て該突部２３ａの先端から突出される。またアース用である導電金属製の第２端子部材３２が前記コイル２４の他端に連なるようにしてボビン２３の一端から突出されており、この第２端子部材３２は第２凹部３０を貫通する。
【００２１】
ボビン２３における中心孔２２の一端側に挿入される固定コア１９は第１端壁２６の中央部にかしめ係合により固定される。すなわち第１端壁２６の中央部には係合孔３３が設けられており、固定コア１９の一端には、係合孔３３を貫通する連結ピン３４が同軸にかつ一体に連設され、係合孔３３を貫通する連結ピン３４の先端部が前記係合孔３３の周囲で第１端壁２６の外面側にかしめ係合される。
【００２２】
しかもアース用である第２端子部材３２は、第１端壁２６の外面に重なるように略直角に屈曲されるものであり、屈曲を容易とするために、ボビン２３の一端から突出した部分で第２端子部材３２の中間部には幅を狭くした首部３２ａが形成される。また第１端壁２６の外面に重なった第２端子部材３２の先端部には第１端壁２６の係合孔３３に対応した係合孔３５が設けられており、前記連結ピン３４は係合孔３３，３５を貫通する。
【００２３】
また係合孔３３，３５を貫通した連結ピン３４の先端部は、係合孔３５の周囲で第２端子部材３２の周囲に係合するようにかしめられる。すなわち連結ピン３４の先端部は、第２端子部材３２を前記係合孔３３，３５の周囲で第１端壁２６の外面との間に挟むようにして、第１端壁２６の外面側にかしめ係合されることになり、これにより、コイル組立体１７と、該コイル組立体１７におけるボビン２３の一端に当接する第１端壁２６と、前記ボビン２３における中心孔２２の一端側に挿入されて第１端壁２６に固定される固定コア１９とが、予備組立ユニット２８としてユニット化されることになる。
【００２４】
このような予備組立ユニット２８は、図７で示すように、合成樹脂製のモールド封止体３８で被覆される。このモールド封止体３８は、予備組立ユニット２８において、コイル組立体１７の外周と、第１端壁２６のうち第１段部２５ａおよび第１かしめ部２５ｂ間に挟まれる部分を除く外面とを一体に連なって覆うように形成され、しかもコイル２４の一端に連なる第１端子部材３１を臨ませるカプラ３８ａが、ソレノイドハウジング１８の軸方向に沿ってコイル組立体１７とは反対側に突出するようにしてモールド封止体３８に一体に形成される。しかも第１端子部材３１は、モールド封止体３８に内蔵される部分と、カプラ３８ａ内に臨む部分とが略直角に連なるように屈曲されるものであり、屈曲を容易とするために、ボビン２３の一端から突出した部分で第１端子部材３１の中間部には幅を狭くした首部３１ａが形成される。
【００２５】
第１端壁２６には、複数の透孔３９，３９…が設けられており、モールド封止体３８の一部が各透孔３９，３９…に食い込むことにより、モールド封止体３８および第１端壁２６が強固に結合される。
【００２６】
第２端壁２７の中央部には、前記中心孔２２と同軸の貫通孔４０が設けられるとともに、中心孔２２の他端側に挿入されている可動コア２０の一部を囲繞するようにして中心孔２２の他端側に挿入される円筒コア部４１が同軸にかつ一体に連設される。
【００２７】
可動コア２０には、該可動コア２０を同軸に貫通するロッド４２Ａが、固定コア１９とは反対側で可動コア２０の端部をかしめてロッド４２Ａに結合することによって固定される。固定コア１９の可動コア２０に対向する面の中央部には、ばね収容凹部４３が設けられており、前記ロッド４２Ａの一端にはばね収容凹部４３に突入する小径軸部４２ａが一体に設けられる。
【００２８】
前記ばね収容凹部４３には、可動コア２０を固定コア１９から離反する側にばね付勢するばね４４が収容されており、ばね収容凹部４３の閉塞端に一端が当接されるばね４４の他端は、可動コア２０が固定コア１９に磁気吸着されたままとなることを防止するために可動コア２０の固定コア１９側の端面に当接された非磁性材料製のマグネットキラー４５に、ロッド４２Ａの小径軸部４２ａを囲繞しつつ当接される。
【００２９】
また可動コア２０の軸方向中間部には、その内、外面間を結ぶ複数の通路４６…が設けられており、可動コア２０の固定コア１９側の端面から前記通路４６…に対応する部分間でロッド４２Ａの外面の周方向に間隔をあけた複数箇所には、可動コア２０の内面との間に通路４７…を形成する平坦面４２ｂ…が設けられる。このような通路４６…，４７…により、可動コア２０の軸方向移動時にばね収容凹部４３内での加圧や減圧が生じることを回避して、可動コア２０の円滑な軸方向移動を保証することができる。
【００３０】
ソレノイドハウジング１８における第２端壁２７には、第２端壁２７の貫通孔４０と同軸にしてソレノイドハウジング１８とは反対側に延びる筒状のバルブボディ４８の一端が一体に連設されており、貫通孔４０には、一部をバルブボディ４８側に突入せしめる段付円筒状のガイドカラー４９が圧入される。このガイドガイドカラー４９は、非磁性材料たとえばステンレス鋼から成るものであり、可動コア２０からバルブボディ４８側に突出したロッド４２Ａがガイドカラー４９に摺動可能に嵌合されることにより、ロッド４２Ａおよび可動コア２０の軸方向移動がガイドカラー４９でガイドされることになる。
【００３１】
弁部１５は、バルブボディ４８と、バルブボディ４８に嵌合、固定される弁座部材５０と、前記バルブボディ４８内に収容される球状の弁体５１と、ソレノイド部１６の可動コア２０および弁体５１間を連動、連結する前記ロッド４２Ａとで構成される。
【００３２】
バルブボディ４８の軸方向中間部には、内向き突部５３が半径方向内方に突出するようにして一体に突設されており、弁座部材５０は、前記内向き突部５３との間に弁室５４を形成するようにしてバルブボディ４８の他端部に嵌合、固定される。しかもバルブボディ４８には、前記弁室５４を出口通路１２に通じさせる複数の出口ポート６６…が設けられる。
【００３３】
内向き突部５３は、ロッド４２Ａがその他端に備える小径の押圧軸部４２ｃを同軸に貫通せしめる第１弁孔５５を内周で形成するものであり、該内向き突部５３の弁室５４側内周縁にテーパ状の第１弁座５６が設けられる。而してガイドカラー４９および内向き突部５３間でバルブボディ４８内には解放室５７が形成され、バルブボディ４８には、解放室５７を排出通路１３に通じさせる複数の排出ポート６７…が設けられる。
【００３４】
図８〜図１０を併せて参照して、弁座部材５０は、バルブボディ４８の他端側に嵌合し得る程度の直径を有する円筒状に形成されており、この弁座部材５０には、外端を開口して第１弁孔５５と同軸に配置される第２弁孔５８と、第２弁孔５８の内端を同軸に囲繞するようにして弁室５４に臨む第２弁座５９とが設けられ、第２弁座５９は、第２弁孔５８側を小径としたテーパ状に形成される。
【００３５】
一方、バルブボディ４８の他端部には軸方向外方に臨む環状の第２段部４８ａが設けられ、弁座部材５０において弁室５４と反対側の端部には第２段部４８ａに当接するようにして半径方向外方に張出すフランジ部５０ａが一体に設けられ、このフランジ部５０ａは、第２段部４８ａに当接するまでバルブボディ４８の他端部に圧入される。
【００３６】
また弁座部材５０の弁室５４側の端部には、弁体５１をガイドするガイド筒部６０が、弁座部材５０よりも小径にして同軸にかつ一体に連設され、該ガイド筒部６０には、弁体５１が第２弁座５９から離座して第１弁座５６側に移動したときに第２弁孔５８を弁室５４に連通せしめるためのたとえば一対の連通孔６１，６１が、ガイド筒部６０の先端部をリング状に残すようにして該ガイド筒部６０の周方向に等間隔をあけた位置に設けられ、これらの連通孔６１，６１は、弁体５１の第２弁座５９への着座シール部に極力近接して配置される。
【００３７】
前記連通孔６１は、４辺のうち２辺をガイド筒部６０の軸線に沿わせた略直角四辺形、望ましくは、ガイド筒部６０の軸線に沿う方向を短辺とした略長方形に形成される。
【００３８】
前記バルブボディ４８の他端部には、第２段部４８ａに当接したフランジ部５０ａに外方から外周部を当接させるようにしてフィルタ６２が嵌合される。このフィルタ６２は、第２弁孔５８に流入する流体を濾過するものであり、支持リング６３に濾過部材６４が支持されて成り、支持リング６３が前記フランジ部５０ａに当接される。しかもバルブボディ４８の他端部には、前記第２段部４８ａとの間に、前記フランジ部５０ａと、フランジ部５０ａに当接するフィルタ６２の外周部すなわち支持リング６３とを重ねて挟むようにしてかしめることを可能とした薄肉円筒状の第２かしめ部４８ｂが一体に設けられる。
【００３９】
さらに第２弁孔５８のフィルタ６２側の端部には、フィルタ６２側を大径としたテーパ部５８ａが形成される。
【００４０】
次にこの第１実施例の作用について説明すると、弁部１５およびソレノイド部１６で構成される三方電磁弁１４において、弁部１５のバルブボディ４８と、ソレノイド部１６のソレノイドハウジング１８のうちバルブボディ４８側の構成部材である第２端壁２７およびハウジング主部２５とが一体に形成されるので、ソレノイドハウジング１８およびバルブボディ４８の連結強度を、かしめ結合のものに比べて充分に高めることができる。
【００４１】
また可動コア２０を囲繞する円筒コア部４１が第２端壁２７に一体に連設され、バルブボディ４８には、第１および第２弁座５６，５９の少なくとも一方，この実施例では第１弁座５６を形成する内向き突部５３が一体に形成されるので、第１および第２弁座５６，５９の少なくとも一方および円筒コア部４１を別部材で構成するのに比べると、部品点数を低減することができるとともに組付工数を低減することができるだけでなく、バルブボディ４８、第２端壁２７、円筒コア部４１、ハウジング主部２５および内向き突部５３の同軸性を著しく高め、磁気効率を向上することができる。
【００４２】
またハウジング主部２５および第１端壁２６の結合部分は、大きな結合強度を必要としないのであるが、ハウジング主部２５の一端部に第１段部２５ａおよび第１かしめ部２５ｂを一体に設けておくことにより、ハウジング主部２５の一端部に第１端壁２６をかしめによって容易に連結、固定することができる。
【００４３】
ところでコイル組立体１７の外周と、該コイル組立体１７におけるボビン２３の一端に内面を当接させた状態の第１端壁２６のうち第１段部２５ａおよび第１かしめ部２５ｂ間に挟まれる部分を除く外面とが、一体に連なる合成樹脂製のモールド封止体３８で覆われる。したがってコイル組立体１７および第１端壁２６をユニット化し、第１端壁２６の外周部をハウジング主部２５の一端にかしめ結合することで、ソレノイドハウジング１８の組付け、コイル組立体１７のソレノイドハウジング１８への収容およびモールド封止体３８のソレノイドハウジング１８への組付けを同時に行なうことができ、組付け作業性を高めることができる。
【００４４】
またモールド封止体３８に、コイル２４の一端に連なる第１端子部材３１を臨ませるカプラ３８ａが一体に形成されるので、別部材のカプラを準備することを不要として部品点数を低減することができ、別部材のカプラを組付けることも不要であるので組付工数を削減することができる。しかもカプラ３８ａは、磁性金属から成る第１端壁２６および導電金属製の第１端子部材３１で補強されており、モールド封止体３８へのカプラ３８ａの結合強度を増大することができる。
【００４５】
さらにカプラ３８ａはソレノイドハウジング１８の軸方向に沿ってコイル組立体１７と反対側に突出するものであるので、カプラ３８ａを設置するための部分をソレノイドハウジング１８に設けることを不要とし、ソレノイドハウジング１８の側方にカプラ３８ａがはみ出すことがないようにして三方電磁弁１４がその幅方向に大型化することを回避することができる。
【００４６】
ところで、第１端壁２６の外周部には、その一直径線上に位置する第１および第２凹部２９，３０が設けられており、第１端壁２６の周方向に沿う第１凹部２９の長さＬ１は、前記周方向に沿う第２凹部３０の長さＬ２よりも大きく設定される。しかもボビン２３の一端には、第１端壁２６の周方向に沿う第１凹部２９の両端に当接するようにして第１凹部２９に嵌合される突部２３ａが一体に突設されており、コイル２４の一端に連なる導電金属製の第１端子部材３１が前記突部２３ａ内を経て該突部２３ａの先端から突出される。
【００４７】
したがって第１および第２凹部２９，３０のうち第１凹部２９に突部２３ａを確実に嵌合するようにして第１端壁２６およびコイル組立体１７の周方向相対位置を容易に一定に定めることが可能であり、しかも第１端壁２６との絶縁を確実に維持しつつ第１端子部材３１をカプラ３８ａ側に延出することができる。またカプラ組立体１７がモールド封止体３８で被覆される前には、ボビン２３から前記突部２３ａが突出した状態にあるが、突部２３ａ内には導電金属製の第１端子部材３１が内蔵されているので、突部２３ａの強度を維持することができる。
【００４８】
固定コア１９は第１端壁２６の中央部に固定されるものであり、モールド封止体３８は固定コア１９を含んでユニット化されるので、モールド封止体３８をより強固な構造体とすることができる。
【００４９】
固定コア１９の第１端壁２６への固定にあたって、第１端壁２６の中央部に係合孔３３が設けられ、固定コア１９に一体に連設されて係合孔３３を貫通する連結ピン３４の先端部が第１端壁２６の外面側にかしめ係合されるものであり、固定コア１９を第１端壁２６に容易に固定することができる。しかもコイル２４の他端に連なるアース用の第２端子部材３２を係合孔３３，３５の周囲で第１端壁２６の外面との間に挟むようにして連結ピン３４の先端部が第１端壁２６の外面側にかしめ係合されるので、第１端壁２６すなわちソレノイドハウジング１８にアース用の第２端子部材３２を電気的に接続することができる。またアース用の第２端子部材３２は、モールド封止体３８で被覆されることになるので外部に露出することがない。
【００５０】
ソレノイドハウジング１８の第２端壁２７に一端が一体に連設されるバルブボディ４８の他端部には軸方向外方に臨む環状の第２段部４８ａが設けられ、第２段部４８ａに当接するフランジ部５０ａを有する弁座部材５０が、内向き突部５３との間に弁室５４を形成するようにしてバルブボディ４８の他端部に嵌合、固定され、内周で第１弁孔５５を形成する内向き突部５３の弁室５４側内周縁に第１弁座５６が設けられ、弁座部材５０には、外端を開口して第１弁孔５５と同軸に配置される第２弁孔５８ならびに第２弁孔５８の内端を同軸に囲繞する第２弁座５９が設けられるとともに、可動コア２０に一端が固着されて第１弁孔５５を同軸にかつ移動可能に貫通するロッド４２Ａの他端に連接されるとともに第１および第２弁座５６，５９に択一的に着座可能な球状の弁体５１をガイドするガイド筒部６０が一体に連設され、弁体５１が第２弁座５９から離座したときに第２弁孔５８を弁室５４に連通せしめる連通孔６１…が、ガイド筒部６０の先端部をリング状に残すようにして該ガイド筒部６０に設けられている。
【００５１】
したがってガイド筒部６０の先端はリング状に連なっており、弁体５１をガイドするガイド筒部６０の強度を高くし、変形が生じることを防止することができ、ガイド筒部６０で弁体５１を精度よくガイドすることができる。
【００５２】
また前記連通孔６１…は、弁体５１の第２弁座５９への着座シール部に極力近接して配置されているので、弁体５１が第２弁座５９から離座する方向に移動し始めるのに応じて速やかに流体が連通孔６１…を流通することが可能となり、弁体５１の弁体５１の少ない移動量でより多くの流体を第２弁孔５８および弁室５４間で流通させることができる。
【００５３】
また第１および第２弁座５６，５９は、第１および第２弁孔５５，５８側を小径としたテーパ状に形成されるので、球状である弁体５１の着座性がよく、安定した閉弁状態を得ることができる。
【００５４】
しかも連通孔６１が、４辺のうち２辺をガイド筒部６０の軸線に沿わせた略直角四辺形に形成されており、連通孔６１が円形のものに比べると、弁体５１が第２弁座５９から離れる方向に移動する際の連通孔６１の開口面積を速やかに大きくすることができ、弁体５１の少ない移動量でより多くの流体を第２弁孔５８および弁室５４間で流通させることができる。しかもこの第１実施例では、連通孔６１がガイド筒部６０の軸線に沿う方向を短辺とした略長方形に形成されているので、弁体５１の移動量に対する流体の流通量をより多くすることができるとともに、ガイド筒部６０の軸方向長さ短縮に寄与することができる。
【００５５】
またガイド筒部６１は、弁座部材５０よりも小径に形成されており、弁座部材５０のバルブボディ４８への嵌合、固定時に、バルブボディ４８の内周およびガイド筒部６０の外周間に環状の間隙を形成することができ、その間隙に通じるようにしてバルブボディ４８に出口ポート６６…を設けておくことにより、連通孔６１の周方向位置を定めなくともバルブボディ４８への弁座部材５０の嵌合、固定によって連通孔６１が前記出口ポート６６…に通じることになり、弁座部材５０のバルブボディ４８への組付けが容易となる。
【００５６】
またバルブボディに４８嵌合し得るように弁座部材５０の直径が設定され、フランジ部５０ａが、バルブボディ４８の他端に圧入されているので、弁座部材５０の一端側をバルブボディ４８に嵌合することで安定的にガイドするようにして、フランジ部５０ａをバルブボディ４８の他端に圧入することができ、弁座部材５０のバルブボディ４８への組付け作業性を向上することができる。しかもフランジ部５０ａが圧入されることで、弁座部材５０およびバルブボディ４８間をシールすることが可能であり、シール部材を不要として部品点数を低減することができる。
【００５７】
さらにバルブボディ４８の他端部には、第２段部４８ａとの間に、弁座部材５０のフランジ部５０ａと、第２弁孔５８に流入する流体を濾過するようにしてフランジ部５０ａに当接するフィルタ６２の外周部とを重ねて挟むようにしてかしめることを可能とした薄肉円筒状の第２かしめ部４８ｂが一体に設けられているので、弁体５１を挿入したガイド筒部６０を一体に有する弁座部材５０およびフィルタ６２をバルブボディ４８に容易に組付けることができる。
【００５８】
また第２弁孔５８の前記フィルタ６２側の端部に、フィルタ６２側を大径としたテーパ部５８ａが形成されているので、フィルタ６２の濾過面積を大きく設定することを可能としつつ、第２弁孔５８を流通する流体の損失抵抗を小さく抑えることができる。
【００５９】
図１１は本発明の第２実施例を示すものであり、上記第１実施例に対応する部分には同一の参照符号を付す。
【００６０】
可動コア２０を貫通して該可動コア２０に固定されるロッド４２Ｂの一端には、固定コア１９のばね収容凹部４３に突入する小径軸部４２ａ′が一体にかつ同軸に設けられ、可動コア２０が固定コア１９から最も離反した状態での可動コア２０および固定コア１９間の間隔Ｌ３が、前記小径軸部２４ａ′の先端およびばね収容凹部４３の閉塞端間の間隔Ｌ４よりも大きく（Ｌ４＜Ｌ３）設定されている。
【００６１】
この第２実施例によれば、可動コア２０が固定コア１９側に吸引されても可動コア２０が固定コア１９に接触することはなく、したがって上記第１実施例で必要とされたマグネットキラー４５を不要とすることができる。
【００６２】
図１２は本発明の第３実施例を示すものであり、上記第１実施例に対応する部分には同一の参照符号を付す。
【００６３】
可動コア２０を貫通して該可動コア２０に固定されるロッド４２Ｃの外周には、可動コア２０に設けられた通路４６…に対応した位置で環状に連なる環状溝６５が設けられる。
【００６４】
この第３実施例によれば、可動コア２０に対するロッド４２Ｃの周方向相対位置がどのように変化しても、前記通路４６…が環状溝６５を介して通路４７…に通じることになり、ロッド４２Ｃを可動コア２０に固定する際のロッド４２Ｃの周方向位置決めが容易となる。
【００６５】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【００６６】
たとえば本発明は、三方電磁弁１４等の電磁弁だけでなく、電磁力を発揮する電磁装置に広く適用可能である。
【００６７】
【発明の効果】
以上のように請求項１記載の発明によれば、円筒部への第１端壁の組付け、コイル組立体のソレノイドハウジングへの収容およびモールド封止体のソレノイドハウジングへの組付けを同時に行なうことができ、組付け作業性を高めることができる。また別部材のカプラを準備することを不要として部品点数を低減することができ、別部材のカプラを組付けることも不要であるので組付工数を削減することができる。しかもモールド封止体へのカプラの結合強度を増大することができ、ソレノイドハウジングの側方にカプラがはみ出すことがないようにして電磁装置がその幅方向に大型化することを回避することができる。
【００６８】
また請求項２記載の発明によれば、モールド封止体が固定コアを含んでユニット化されるので、モールド封止体をより強固な構造体とすることができる。
【００６９】
請求項３記載の発明によれば、固定コアを第１端壁に容易に固定することができる。
【００７０】
請求項４記載の発明によれば、第１端壁すなわちソレノイドハウジングにアース用の端子部材を電気的に接続することができ、しかもアース用の端子はモールド封止体で被覆されることになるので、外部に露出することがない。
【００７１】
請求項５記載の発明によれば、第１端壁に対するボビンすなわちコイル組立体の位置決めが可能となり、第１端壁との絶縁を確実に維持しつつ端子部材をカプラ側に延出することができる。またカプラ組立体がモールド封止体で被覆される前において突部の強度を維持することができる。
【００７２】
さらに請求項６記載の発明によれば、バルブボディと、ソレノイドハウジングのうちバルブボディ側の構成部材である第２端壁およびハウジング主部が一体に形成されるので、ソレノイドハウジングおよびバルブボディの連結強度を、充分に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施例の三方電磁弁の縦断面図である。
【図２】図１の上半部を拡大して示す縦断面図である。
【図３】図１の下半部を拡大して示す縦断面図である。
【図４】ハウジング主部、第２端壁およびバルブボディの縦断面図である。
【図５】コイル組立体、第１端壁および固定コアから成る予備組立ユニットの縦断面図であって図６の５−５線に沿う断面図である。
【図６】図５の６矢視図である。
【図７】予備組立ユニットをモールド封止体で被覆した状態の縦断面図である。
【図８】弁座部材の縦断面図であって図９の８−８線に沿う断面図である。
【図９】図８の９−９線断面図である。
【図１０】図９の１０矢視図である。
【図１１】第２実施例の三方電磁弁の縦断面図である。
【図１２】第３実施例の三方電磁弁の縦断面図である。
【符号の説明】
１５・・・弁部
１７・・・コイル組立体
１８・・・ソレノイドハウジング
１９・・・固定コア
２０・・・可動コア
２２・・・中心孔
２３・・・ボビン
２３ａ・・・突部
２４・・・コイル
２５・・・ハウジング主部
２５ａ・・・段部
２５ｂ・・・かしめ部
２６・・・第１端壁
２７・・・第２端壁
３１・・・端子部材
３３・・・係合孔
３４・・・連結ピン
３８・・・モールド封止体
３８ａ・・・カプラ
３２・・・アース用の端子部材
４８・・・バルブボディ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electromagnetic device, and in particular, a coil assembly in which a coil is wound around a synthetic resin bobbin having a center hole, and both ends of a cylindrical housing main part surrounding the coil assembly are the bobbin. A magnetic metal solenoid housing which is closed by first and second end walls respectively facing both ends of the first end wall, and a fixed core which is magnetically coupled to the first end wall and inserted into one end side of the central hole. The present invention relates to an improvement in an electromagnetic device including a movable core that is inserted on the other end side of the center hole so as to face the fixed core, and a coupler that is attached to the solenoid housing so as to face a terminal member connected to the coil.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in such an electromagnetic device, a coupler is attached to a support plate that is a separate member from the solenoid housing, and the support plate is attached to the solenoid housing (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2001-82625 A
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the configuration of the above conventional electromagnetic device, a support plate for mounting the coupler is required and the number of parts is increased, and the work of mounting the support plate to the solenoid housing is also required, so that the number of work steps is large. Become.
[0005]
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object thereof is to provide an electromagnetic device in which a coupler can be attached to a solenoid housing while avoiding an increase in the number of parts and an increase in work man-hours. .
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a first aspect of the present invention is directed to a coil assembly in which a coil is wound around a synthetic resin bobbin having a central hole, and a cylindrical housing main body surrounding the coil assembly. A magnetic metal solenoid housing having both ends of the portion closed by first and second end walls opposed to both ends of the bobbin, and magnetically coupled to the first end wall, A fixed core to be inserted; a movable core that is inserted on the other end side of the central hole so as to face the fixed core; and a coupler that is attached to the solenoid housing so as to face a terminal member connected to the coil. In the electromagnetic device, the one end portion of the housing main portion is caulked so that the outer peripheral portion of the first end wall is sandwiched between the annular step portion receiving the outer peripheral portion of the first end wall and the step portion. Possible thin-walled cylindrical shape A caulking portion is integrally provided, and a portion sandwiched between the stepped portion and the caulking portion is excluded from the outer periphery of the coil assembly and the first end wall in a state where the inner surface is in contact with one end of the bobbin. The coupler is integrally formed on a synthetic resin mold sealing body that integrally covers the outer surface so as to protrude to the opposite side of the coil assembly along the axial direction of the solenoid housing. Features.
[0007]
According to the configuration of the invention described in claim 1, the coil assembly and the first end wall are unitized, and the outer peripheral portion of the first end wall is caulked and coupled to one end of the cylindrical portion. The assembly of the first end wall, the housing of the coil assembly in the solenoid housing, and the assembly of the mold sealing body to the solenoid housing can be performed simultaneously, and the assembly workability can be improved. In addition, since the coupler is formed integrally with the mold sealing body, it is not necessary to prepare a separate coupler, so the number of parts can be reduced, and it is not necessary to assemble a separate coupler. Man-hours can be reduced. Moreover, the coupler is reinforced with the first end wall made of magnetic metal and the terminal member made of conductive metal, and the coupling strength of the coupler to the mold sealing body can be increased. Furthermore, since the coupler protrudes on the opposite side of the coil assembly along the axial direction of the solenoid housing, it is not necessary to provide a portion for installing the coupler in the solenoid housing, and the coupler is disposed on the side of the solenoid housing. It is possible to prevent the electromagnetic device from becoming large in the width direction so that the electromagnetic device does not protrude.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, in addition to the structure of the first aspect of the invention, the fixed core is fixed to a central portion of the first end wall. For example, since the mold sealing body is unitized including the fixed core, the mold sealing body can be made a stronger structure.
[0009]
According to a third aspect of the present invention, in addition to the configuration of the second aspect of the present invention, an engagement hole is provided in the center of the first end wall, and the engagement hole is integrally provided with the fixed core. The distal end portion of the connecting pin that penetrates the hole is caulked and engaged with the outer surface side of the first end wall around the engagement hole. According to this configuration, the fixed core can be easily engaged with the first end wall. Can be fixed to.
[0010]
According to a fourth aspect of the present invention, in addition to the configuration of the third aspect of the present invention, the distal end portion of the connecting pin has a grounding terminal member connected to the coil as a first end wall around the engaging hole. Between the outer surface of the first end wall and the outer surface of the first end wall so that the first end wall, that is, the solenoid housing is grounded. These terminal members can be electrically connected, and the grounding terminal is covered with the mold sealing body, so that it is not exposed to the outside.
[0011]
According to a fifth aspect of the present invention, in addition to the configuration of the first aspect of the present invention, a protrusion fitted to the first end wall is integrally provided at one end of the bobbin, and is connected to the coil. The terminal member extending toward the coupler protrudes from the tip of the protrusion through the protrusion, and according to such a configuration, the protrusion is fitted to the first end wall to thereby form the first end. The bobbin, that is, the coil assembly can be positioned with respect to the wall, and the terminal member can be extended to the coupler side while maintaining the insulation from the first end wall. Before the coupler assembly is covered with the mold sealing body, the protrusion protrudes from the bobbin, but since the conductive metal terminal member is built in the protrusion, the protrusion The strength can be maintained.
[0012]
Furthermore, in addition to the structure of the invention described in the first aspect, the invention described in claim 6 operates in the operation of the housing main portion, the second end wall closing the other end of the housing main portion, and the movable core. Accordingly, the valve body of the valve portion that opens and closes in response is integrally formed, and according to such a configuration, the valve body and the second end wall that is a component on the valve body side of the solenoid housing Since the housing main part is integrally formed, the connection strength between the solenoid housing and the valve body can be sufficiently increased.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Embodiments of the present invention will be described below based on examples of the present invention shown in the accompanying drawings.
[0014]
1 to 10 show a first embodiment of the present invention. FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a three-way solenoid valve, FIG. 2 is an enlarged longitudinal sectional view showing an upper half portion of FIG. 1 is an enlarged longitudinal sectional view of the lower half of FIG. 1, FIG. 4 is a longitudinal sectional view of a housing main part, a second end wall and a valve body, and FIG. 5 is a view from a coil assembly, a first end wall and a fixed core. FIG. 6 is a sectional view taken along line 5-5 in FIG. 6, FIG. 6 is a view taken along arrow 6 in FIG. 5, and FIG. 7 is a state in which the preliminary assembly unit is covered with a mold sealing body. 8 is a longitudinal sectional view of the valve seat member, and is a sectional view taken along line 8-8 in FIG. 9, FIG. 9 is a sectional view taken along line 9-9 in FIG. 8, and FIG. FIG.
[0015]
In FIG. 1, this three-way solenoid valve 14 communicates an inlet passage 11 connected to a fluid supply source (not shown) with an outlet passage 12 connected to a fluid pressure actuator (not shown) and a reservoir (not shown). A valve portion 15 that operates so as to switch between a state in which the discharge passage 13 and the outlet passage 12 connected to each other are cut off, and a state in which the passage between the inlet passage 11 and the outlet passage 12 is cut off and the communication between the discharge passage 13 and the outlet passage 12 is switched; , And a solenoid portion 16 that exerts electromagnetic force for switching the valve portion 15.
[0016]
The solenoid unit 16 includes a coil assembly 17, a magnetic metal solenoid housing 18 that houses the coil assembly 17, a magnetic metal fixed core 19 that is magnetically coupled to the solenoid housing 18, and the fixed core. 19 and a movable core 20 facing the main body 19.
[0017]
2 and 3 together, the coil assembly 17 is formed by winding a coil 24 around a synthetic resin bobbin 23 having a center hole 22. The solenoid housing 18 includes a cylindrical housing main portion 25 that surrounds the coil assembly 17, a first end wall 26 that faces one end of the bobbin 23 and closes one end of the housing main portion 25, and the bobbin 23. The first end wall 26, which is a member different from the housing main portion 25, is configured as one end of the housing main portion 25. The second end wall 27 is formed integrally with the other end of the housing main portion 25, and a bracket 36 is fixed to the housing main portion 25.
[0018]
Referring also to FIG. 4, at one end of the housing main portion 25, an annular first step portion 25 a that receives the inner surface of the outer peripheral portion of the first end wall 26 formed in a disc shape, a first step portion 25 a, A thin cylindrical first caulking portion 25b that can be caulked so as to sandwich the outer peripheral portion of the first end wall 26 is integrally provided, and the inner surface of the outer peripheral portion is in contact with the first step portion 25a. The first end wall 26 is fixed to one end of the housing main portion 25 by caulking the first caulking portion 25 b so as to engage with the outer surface of the outer peripheral portion of the first end wall 26 that is made to move.
[0019]
Incidentally, the coil assembly 17, the fixed core 19, and the first end wall 26 are unitized as a preliminary assembly unit 28 as shown in FIGS.
[0020]
First and second recesses 29 and 30 located on one diameter line are provided on the outer peripheral portion of the first end wall 26, and the length of the first recess 29 along the circumferential direction of the first end wall 26 is provided. L1 is set larger than length L2 of the 2nd recessed part 30 along the said circumferential direction. In addition, a protrusion 23a fitted into the first recess 29 is integrally provided at one end of the bobbin 23 so as to contact both ends of the first recess 29 along the circumferential direction of the first end wall 26. The first terminal member 31 made of a conductive metal connected to one end of the coil 24 protrudes from the tip of the protrusion 23a through the protrusion 23a. A second terminal member 32 made of conductive metal for grounding is projected from one end of the bobbin 23 so as to be connected to the other end of the coil 24, and the second terminal member 32 penetrates the second recess 30. .
[0021]
The fixed core 19 inserted into one end side of the center hole 22 in the bobbin 23 is fixed to the center portion of the first end wall 26 by caulking engagement. That is, an engagement hole 33 is provided at the center of the first end wall 26, and a connection pin 34 that penetrates the engagement hole 33 is coaxially and integrally connected to one end of the fixed core 19. The distal end portion of the connecting pin 34 that penetrates the joint hole 33 is caulked and engaged with the outer surface side of the first end wall 26 around the engagement hole 33.
[0022]
Moreover, the second terminal member 32 for grounding is bent at a substantially right angle so as to overlap the outer surface of the first end wall 26, and is a portion protruding from one end of the bobbin 23 to facilitate bending. A neck portion 32 a having a narrow width is formed at an intermediate portion of the second terminal member 32. An engagement hole 35 corresponding to the engagement hole 33 of the first end wall 26 is provided at the tip of the second terminal member 32 that overlaps the outer surface of the first end wall 26, and the connecting pin 34 is engaged. The joint holes 33 and 35 are penetrated.
[0023]
Further, the distal end portion of the connecting pin 34 penetrating the engagement holes 33 and 35 is caulked so as to engage with the periphery of the second terminal member 32 around the engagement hole 35. That is, the distal end portion of the connecting pin 34 is caulked to the outer surface side of the first end wall 26 so that the second terminal member 32 is sandwiched between the outer peripheral surface of the first end wall 26 around the engagement holes 33 and 35. As a result, the coil assembly 17 is inserted into one end side of the center hole 22 in the bobbin 23 and the first end wall 26 in contact with one end of the bobbin 23 in the coil assembly 17. The fixed core 19 fixed to the first end wall 26 is unitized as the preliminary assembly unit 28.
[0024]
Such a pre-assembly unit 28 is covered with a synthetic resin mold sealing body 38 as shown in FIG. In the preliminary assembly unit 28, the mold sealing body 38 includes the outer periphery of the coil assembly 17 and the outer surface of the first end wall 26 excluding the portion sandwiched between the first step portion 25a and the first caulking portion 25b. A coupler 38 a that is formed so as to be integrally covered and faces the first terminal member 31 that is continuous with one end of the coil 24 protrudes to the opposite side of the coil assembly 17 along the axial direction of the solenoid housing 18. Thus, it is integrally formed with the mold sealing body 38. In addition, the first terminal member 31 is bent so that the part built in the mold sealing body 38 and the part facing the coupler 38a are connected substantially at right angles, and in order to facilitate bending, the bobbin A portion 31 protruding from one end of the first terminal member 31 is formed with a neck portion 31 a having a narrow width.
[0025]
The first end wall 26 is provided with a plurality of through holes 39, 39... And a part of the mold sealing body 38 bites into the through holes 39, 39. The one end wall 26 is firmly bonded.
[0026]
A through hole 40 coaxial with the center hole 22 is provided at the center of the second end wall 27 and surrounds a part of the movable core 20 inserted on the other end side of the center hole 22. A cylindrical core portion 41 inserted on the other end side of the center hole 22 is coaxially and integrally connected.
[0027]
A rod 42A that passes through the movable core 20 coaxially is fixed to the movable core 20 by caulking the end of the movable core 20 on the side opposite to the fixed core 19 and coupling to the rod 42A. A spring accommodating recess 43 is provided at the center of the surface of the fixed core 19 that faces the movable core 20, and a small-diameter shaft portion 42a that projects into the spring accommodating recess 43 is integrally provided at one end of the rod 42A. .
[0028]
The spring accommodating recess 43 accommodates a spring 44 that urges the movable core 20 toward the side away from the fixed core 19. In addition to the spring 44 whose one end is in contact with the closed end of the spring accommodating recess 43. In order to prevent the movable core 20 from being magnetically attracted to the fixed core 19, the end is connected to the magnet killer 45 made of a non-magnetic material that is in contact with the end surface of the movable core 20 on the fixed core 19 side. The small diameter shaft portion 42a of 42A is contacted while surrounding it.
[0029]
In addition, a plurality of passages 46 that connect the outer surfaces of the movable core 20 are provided in the axially intermediate portion of the movable core 20, and the portion corresponding to the passage 46 from the end surface of the movable core 20 on the fixed core 19 side is provided. Thus, flat surfaces 42b, which form passages 47 between the inner surfaces of the movable cores 20, are provided at a plurality of positions spaced in the circumferential direction of the outer surface of the rod 42A. The passages 46, 47,... Prevent the pressurization and decompression in the spring accommodating recess 43 when the movable core 20 is moved in the axial direction, and ensure the smooth movement of the movable core 20 in the axial direction. be able to.
[0030]
One end of a cylindrical valve body 48 that extends coaxially with the through hole 40 of the second end wall 27 and extends to the opposite side of the solenoid housing 18 is integrally connected to the second end wall 27 of the solenoid housing 18. A stepped cylindrical guide collar 49 that is partially inserted into the valve body 48 is press-fitted into the through hole 40. The guide guide collar 49 is made of a nonmagnetic material such as stainless steel, and a rod 42A protruding from the movable core 20 toward the valve body 48 is slidably fitted to the guide collar 49, whereby the rod 42A. The axial movement of the movable core 20 is guided by the guide collar 49.
[0031]
The valve portion 15 includes a valve body 48, a valve seat member 50 fitted and fixed to the valve body 48, a spherical valve body 51 accommodated in the valve body 48, a movable core 20 of the solenoid portion 16, and It is comprised with the said rod 42A which interlocks and connects between the valve bodies 51. FIG.
[0032]
An inward protruding portion 53 protrudes in an axially intermediate portion of the valve body 48 so as to protrude radially inward, and the valve seat member 50 is provided between the inward protruding portion 53 and the inward protruding portion 53. The valve chamber 54 is formed and fitted to the other end of the valve body 48 and fixed. In addition, the valve body 48 is provided with a plurality of outlet ports 66 that allow the valve chamber 54 to communicate with the outlet passage 12.
[0033]
The inwardly protruding portion 53 forms a first valve hole 55 on the inner periphery of the rod 42 A so that the small-diameter pressing shaft portion 42 c provided at the other end of the rod 42 A is coaxially penetrated. A tapered first valve seat 56 is provided on the side inner periphery. Thus, a release chamber 57 is formed in the valve body 48 between the guide collar 49 and the inward projection 53, and the valve body 48 has a plurality of discharge ports 67 that allow the release chamber 57 to communicate with the discharge passage 13. Provided.
[0034]
Referring to FIGS. 8 to 10 together, the valve seat member 50 is formed in a cylindrical shape having a diameter that can be fitted to the other end side of the valve body 48. A second valve hole 58 that opens at the outer end and is arranged coaxially with the first valve hole 55; and a second valve seat that faces the valve chamber 54 so as to coaxially surround the inner end of the second valve hole 58. 59, and the second valve seat 59 is formed in a tapered shape having a small diameter on the second valve hole 58 side.
[0035]
On the other hand, an annular second step portion 48a facing outward in the axial direction is provided at the other end portion of the valve body 48, and the end portion of the valve seat member 50 opposite to the valve chamber 54 is connected to the second step portion 48a. A flange portion 50a projecting radially outward so as to abut is integrally provided, and this flange portion 50a is press-fitted into the other end portion of the valve body 48 until it abuts against the second step portion 48a.
[0036]
A guide tube portion 60 for guiding the valve body 51 is coaxially and integrally connected to the end portion of the valve seat member 50 on the valve chamber 54 side so as to have a smaller diameter than the valve seat member 50. 60, for example, a pair of communication holes 61 for connecting the second valve hole 58 to the valve chamber 54 when the valve body 51 moves away from the second valve seat 59 and moves to the first valve seat 56 side. 61 are provided at positions spaced at equal intervals in the circumferential direction of the guide cylinder portion 60 so that the tip end portion of the guide cylinder portion 60 remains in a ring shape. It arrange | positions as close as possible to the seating seal part to the 2nd valve seat 59. FIG.
[0037]
The communication hole 61 is formed in a substantially right-angled quadrilateral shape in which two of the four sides are aligned with the axis of the guide tube portion 60, and preferably in a substantially rectangular shape having a short side in the direction along the axis of the guide tube portion 60. The
[0038]
The other end portion of the valve body 48 is fitted with a filter 62 so that the outer peripheral portion is brought into contact with the flange portion 50a in contact with the second step portion 48a from the outside. The filter 62 filters the fluid flowing into the second valve hole 58. The filter 62 is supported by a support ring 63, and the support ring 63 is brought into contact with the flange portion 50a. In addition, the flange 50a and the outer periphery of the filter 62 that contacts the flange 50a, that is, the support ring 63 may be sandwiched between the second step 48a and the other end of the valve body 48. A thin cylindrical second caulking portion 48b that can be caulked is integrally provided.
[0039]
Further, a tapered portion 58a having a large diameter on the filter 62 side is formed at the end of the second valve hole 58 on the filter 62 side.
[0040]
Next, the operation of the first embodiment will be described. In the three-way electromagnetic valve 14 composed of the valve portion 15 and the solenoid portion 16, the valve body 48 of the valve portion 15 and the valve body of the solenoid housing 18 of the solenoid portion 16 are described. Since the second end wall 27 and the housing main portion 25 which are constituent members on the 48 side are integrally formed, the connection strength between the solenoid housing 18 and the valve body 48 can be sufficiently increased as compared with that of the caulking connection. it can.
[0041]
A cylindrical core portion 41 surrounding the movable core 20 is integrally connected to the second end wall 27. The valve body 48 includes at least one of the first and second valve seats 56, 59, which is the first in this embodiment. Since the inward projection 53 that forms the valve seat 56 is integrally formed, the number of parts is smaller than that in which at least one of the first and second valve seats 56 and 59 and the cylindrical core portion 41 are formed of separate members. In addition to reducing the number of assembly steps, the coaxiality of the valve body 48, the second end wall 27, the cylindrical core portion 41, the housing main portion 25, and the inward protruding portion 53 is significantly increased. , Magnetic efficiency can be improved.
[0042]
Further, the coupling portion between the housing main portion 25 and the first end wall 26 does not require a large coupling strength, but the first step portion 25a and the first caulking portion 25b are integrally provided at one end portion of the housing main portion 25. Accordingly, the first end wall 26 can be easily connected and fixed to one end portion of the housing main portion 25 by caulking.
[0043]
By the way, the coil assembly 17 is sandwiched between the first step portion 25a and the first caulking portion 25b in the first end wall 26 in which the inner surface is in contact with one end of the bobbin 23 in the coil assembly 17. The outer surface excluding the portion is covered with a synthetic resin mold sealing body 38 that is integrally connected. Therefore, the coil assembly 17 and the first end wall 26 are unitized, and the outer peripheral portion of the first end wall 26 is caulked and coupled to one end of the housing main portion 25, so that the solenoid housing 18 can be assembled, and the solenoid of the coil assembly 17. Housing in the housing 18 and assembly of the mold sealing body 38 to the solenoid housing 18 can be performed simultaneously, and assembly workability can be improved.
[0044]
In addition, since the coupler 38a that faces the first terminal member 31 connected to one end of the coil 24 is integrally formed on the mold sealing body 38, it is not necessary to prepare another coupler, and the number of parts can be reduced. In addition, since it is not necessary to assemble a separate coupler, the number of assembling steps can be reduced. In addition, the coupler 38a is reinforced by the first end wall 26 made of magnetic metal and the first terminal member 31 made of conductive metal, so that the coupling strength of the coupler 38a to the mold sealing body 38 can be increased.
[0045]
Further, since the coupler 38a projects to the opposite side of the coil assembly 17 along the axial direction of the solenoid housing 18, it is not necessary to provide the solenoid housing 18 with a portion for installing the coupler 38a. It is possible to prevent the three-way solenoid valve 14 from increasing in size in the width direction so that the coupler 38a does not protrude from the side of the valve.
[0046]
By the way, the 1st and 2nd recessed parts 29 and 30 located on the outer peripheral part of the 1st end wall 26 are provided in the one diameter line, and the 1st recessed part 29 along the circumferential direction of the 1st end wall 26 is provided. The length L1 is set to be greater than the length L2 of the second recess 30 along the circumferential direction. In addition, a protrusion 23a fitted into the first recess 29 is integrally provided at one end of the bobbin 23 so as to contact both ends of the first recess 29 along the circumferential direction of the first end wall 26. The first terminal member 31 made of a conductive metal connected to one end of the coil 24 protrudes from the tip of the protrusion 23a through the protrusion 23a.
[0047]
Accordingly, the circumferential relative positions of the first end wall 26 and the coil assembly 17 are easily and uniformly determined so that the protrusion 23a is securely fitted to the first recess 29 of the first and second recesses 29 and 30. In addition, it is possible to extend the first terminal member 31 toward the coupler 38a while reliably maintaining insulation from the first end wall 26. Before the coupler assembly 17 is covered with the mold sealing body 38, the protrusion 23a protrudes from the bobbin 23. The first terminal member 31 made of conductive metal is formed in the protrusion 23a. Since it is built in, the strength of the protrusion 23a can be maintained.
[0048]
The fixed core 19 is fixed to the central portion of the first end wall 26, and the mold sealing body 38 is unitized including the fixed core 19, so that the mold sealing body 38 is made a stronger structure. can do.
[0049]
When fixing the fixed core 19 to the first end wall 26, an engagement hole 33 is provided in the center of the first end wall 26, and a connecting pin that is integrally connected to the fixed core 19 and passes through the engagement hole 33. The front end portion of 34 is caulked and engaged with the outer surface side of the first end wall 26, and the fixed core 19 can be easily fixed to the first end wall 26. In addition, the second terminal member 32 for earth connected to the other end of the coil 24 is sandwiched between the outer surface of the first end wall 26 around the engagement holes 33 and 35, and the tip end portion of the connecting pin 34 is the first end wall. 26, the second terminal member 32 for grounding can be electrically connected to the first end wall 26, that is, the solenoid housing 18. Further, since the second terminal member 32 for grounding is covered with the mold sealing body 38, it is not exposed to the outside.
[0050]
An annular second step portion 48a facing outward in the axial direction is provided at the other end portion of the valve body 48, one end of which is integrally connected to the second end wall 27 of the solenoid housing 18, and the second step portion 48a is provided with the second step portion 48a. A valve seat member 50 having a flange portion 50a that abuts is fitted and fixed to the other end portion of the valve body 48 so as to form a valve chamber 54 between the valve member 54 and the inwardly protruding portion 53. A first valve seat 56 is provided on the inner peripheral edge of the inwardly protruding portion 53 forming the valve hole 55 on the valve chamber 54 side, and the valve seat member 50 is arranged coaxially with the first valve hole 55 by opening the outer end. The second valve hole 58 and the second valve seat 59 that coaxially surrounds the inner end of the second valve hole 58 are provided, and one end is fixed to the movable core 20 to move the first valve hole 55 coaxially and move. The first and second valve seats 56, 5 are connected to the other end of the rod 42A penetrating through the first and second valve seats 56, 5. Alternatively, a guide tube portion 60 for guiding a spherical valve body 51 that can alternatively be seated is integrally provided, and when the valve body 51 is separated from the second valve seat 59, the second valve hole 58 is formed in the valve chamber. 54 is provided in the guide tube portion 60 so as to leave the tip of the guide tube portion 60 in a ring shape.
[0051]
Accordingly, the distal end of the guide tube portion 60 is continuous in a ring shape, and the strength of the guide tube portion 60 that guides the valve body 51 can be increased and deformation can be prevented. Can be accurately guided.
[0052]
The communication holes 61 are arranged as close as possible to the seating seal portion of the valve body 51 with respect to the second valve seat 59, so that the valve body 51 moves in a direction away from the second valve seat 59. The fluid can quickly flow through the communication holes 61 in response to the start, and more fluid flows between the second valve hole 58 and the valve chamber 54 with a small movement amount of the valve body 51 of the valve body 51. Can be made.
[0053]
Further, since the first and second valve seats 56 and 59 are formed in a tapered shape with a small diameter on the first and second valve holes 55 and 58 side, the seating property of the spherical valve body 51 is good and stable. A closed state can be obtained.
[0054]
In addition, the communication hole 61 is formed in a substantially right-angled quadrilateral shape in which two of the four sides are aligned with the axis of the guide tube portion 60, and the valve body 51 is second in comparison with a circular communication hole 61. The opening area of the communication hole 61 when moving away from the valve seat 59 can be quickly increased, and a larger amount of fluid can be transferred between the second valve hole 58 and the valve chamber 54 with a small movement amount of the valve body 51. It can be distributed. In addition, in the first embodiment, the communication hole 61 is formed in a substantially rectangular shape having a short side in the direction along the axis of the guide tube portion 60, so that the amount of fluid flow with respect to the amount of movement of the valve body 51 is increased. It is possible to contribute to shortening the axial length of the guide tube 60.
[0055]
Further, the guide tube portion 61 is formed to have a smaller diameter than the valve seat member 50, and between the inner periphery of the valve body 48 and the outer periphery of the guide tube portion 60 when the valve seat member 50 is fitted and fixed to the valve body 48. An annular gap can be formed in the valve body 48, and an outlet port 66 is provided in the valve body 48 so as to communicate with the gap, so that the valve position to the valve body 48 can be reduced without determining the circumferential position of the communication hole 61. By fitting and fixing the seat member 50, the communication hole 61 communicates with the outlet port 66, and the assembly of the valve seat member 50 to the valve body 48 is facilitated.
[0056]
Further, the diameter of the valve seat member 50 is set so that it can be fitted into the valve body 48, and the flange portion 50a is press-fitted into the other end of the valve body 48, so that one end side of the valve seat member 50 is connected to the valve body 48. The flange portion 50a can be press-fitted into the other end of the valve body 48 so as to be stably guided by fitting into the valve body, and the workability of assembling the valve seat member 50 to the valve body 48 is improved. Can do. Moreover, since the flange portion 50a is press-fitted, it is possible to seal between the valve seat member 50 and the valve body 48, eliminating the need for the seal member and reducing the number of parts.
[0057]
Further, at the other end of the valve body 48, the flange 50a of the valve seat member 50 and the fluid flowing into the second valve hole 58 are filtered between the second step 48a and the flange 50a. Since the thin-walled cylindrical second caulking portion 48b that can be caulked so as to overlap the outer peripheral portion of the abutting filter 62 is integrally provided, the guide tube portion 60 into which the valve body 51 is inserted is integrated. Thus, the valve seat member 50 and the filter 62 can be easily assembled to the valve body 48.
[0058]
In addition, since the tapered portion 58a having a large diameter on the filter 62 side is formed at the end of the second valve hole 58 on the filter 62 side, the filtration area of the filter 62 can be set large, The loss resistance of the fluid flowing through the two valve holes 58 can be kept small.
[0059]
FIG. 11 shows a second embodiment of the present invention, and parts corresponding to the first embodiment are given the same reference numerals.
[0060]
A small diameter shaft portion 42 a ′ that penetrates the spring accommodating recess 43 of the fixed core 19 is integrally and coaxially provided at one end of the rod 42 B that penetrates the movable core 20 and is fixed to the movable core 20. The distance L3 between the movable core 20 and the fixed core 19 in the state of being farthest from the fixed core 19 is larger than the distance L4 between the tip of the small diameter shaft portion 24a 'and the closed end of the spring accommodating recess 43 (L4 < L3) is set.
[0061]
According to the second embodiment, even if the movable core 20 is attracted to the fixed core 19 side, the movable core 20 does not come into contact with the fixed core 19, and therefore the magnet killer 45 required in the first embodiment is used. Can be made unnecessary.
[0062]
FIG. 12 shows a third embodiment of the present invention, and parts corresponding to the first embodiment are given the same reference numerals.
[0063]
On the outer periphery of the rod 42 C that passes through the movable core 20 and is fixed to the movable core 20, an annular groove 65 that is annularly connected is provided at a position corresponding to the passage 46 provided in the movable core 20.
[0064]
According to the third embodiment, no matter how the circumferential relative position of the rod 42C with respect to the movable core 20 changes, the passage 46 leads to the passage 47 through the annular groove 65. Positioning of the rod 42C in the circumferential direction when fixing 42C to the movable core 20 is facilitated.
[0065]
Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various design changes can be made without departing from the present invention described in the claims. It is.
[0066]
For example, the present invention is widely applicable not only to electromagnetic valves such as the three-way electromagnetic valve 14 but also to electromagnetic devices that exhibit electromagnetic force.
[0067]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the assembly of the first end wall to the cylindrical portion, the housing of the coil assembly in the solenoid housing, and the assembly of the mold sealing body to the solenoid housing are simultaneously performed. It is possible to improve the assembly workability. In addition, it is not necessary to prepare a separate coupler, and the number of parts can be reduced. Since it is not necessary to assemble a separate coupler, the number of assembling steps can be reduced. In addition, it is possible to increase the coupling strength of the coupler to the mold sealing body, and to prevent the coupler from protruding to the side of the solenoid housing and to prevent the electromagnetic device from being enlarged in the width direction. .
[0068]
According to the second aspect of the present invention, since the mold sealing body is unitized including the fixed core, the mold sealing body can be made a stronger structure.
[0069]
According to invention of Claim 3, a fixed core can be easily fixed to a 1st end wall.
[0070]
According to the fourth aspect of the present invention, the grounding terminal member can be electrically connected to the first end wall, that is, the solenoid housing, and the grounding terminal is covered with the mold sealing body. So it is not exposed to the outside.
[0071]
According to the fifth aspect of the present invention, the bobbin, that is, the coil assembly can be positioned with respect to the first end wall, and the terminal member can be extended to the coupler side while reliably maintaining insulation from the first end wall. it can. Further, the strength of the protrusion can be maintained before the coupler assembly is covered with the mold sealing body.
[0072]
According to the sixth aspect of the present invention, the valve body, the second end wall, which is a component on the valve body side of the solenoid housing, and the housing main part are integrally formed. The strength can be sufficiently increased.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a three-way solenoid valve according to a first embodiment.
2 is an enlarged longitudinal sectional view showing an upper half part of FIG.
FIG. 3 is an enlarged longitudinal sectional view showing a lower half part of FIG. 1;
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of a housing main part, a second end wall, and a valve body.
5 is a longitudinal sectional view of a preliminary assembly unit including a coil assembly, a first end wall, and a fixed core, and is a sectional view taken along line 5-5 of FIG.
6 is a view taken in the direction of arrow 6 in FIG. 5;
FIG. 7 is a longitudinal sectional view of a state in which a preliminary assembly unit is covered with a mold sealing body.
8 is a longitudinal sectional view of the valve seat member, and is a sectional view taken along line 8-8 of FIG.
9 is a cross-sectional view taken along line 9-9 of FIG.
10 is a view taken in the direction of arrow 10 in FIG. 9;
FIG. 11 is a longitudinal sectional view of a three-way solenoid valve according to a second embodiment.
FIG. 12 is a longitudinal sectional view of a three-way solenoid valve according to a third embodiment.
[Explanation of symbols]
15 ... Valve
17 ... Coil assembly
18 ... Solenoid housing
19: Fixed core
20 ... movable core
22 ... Center hole
23 ... Bobbin
23a ... Projection
24 ... Coil
25 ... Housing main part
25a ... Stepped part
25b ... caulking part
26 ... 1st end wall
27 ... Second end wall
31 ... Terminal member
33 ... engaging hole
34 ... Connecting pin
38 ... Mold sealing body
38a ... Coupler
32 ... Terminal member for grounding
48 ... Valve body

Claims

中心孔（２２）を有する合成樹脂製のボビン（２３）にコイル（２４）が巻装されて成るコイル組立体（１７）と、該コイル組立体（１７）を囲繞する円筒状のハウジング主部（２５）の両端が前記ボビン（２３）の両端にそれぞれ対向する第１および第２端壁（２６，２７）で閉じられて成る磁性金属製のソレノイドハウジング（１８）と、第１端壁（２６）に磁気的に結合されて前記中心孔（２２）の一端側に挿入される固定コア（１９）と、該固定コア（１９）に対向して前記中心孔（２２）の他端側に挿入される可動コア（２０）と、前記コイル（２４）に連なる端子部材（３１）を臨ませて前記ソレノイドハウジング（１８）に付設されるカプラ（３８ａ）とを備える電磁装置において、前記ハウジング主部（２５）の一端部には、第１端壁（２６）の外周部を受ける環状の段部（２５ａ）と、該段部（２５ａ）との間に第１端壁（２６）の外周部を挟むようにしてかしめることを可能とした薄肉円筒状のかしめ部（２５ｂ）とが一体に設けられ、前記コイル組立体（１７）の外周と、前記ボビン（２３）の一端に内面を当接させた状態の第１端壁（２６）のうち前記段部（２５ａ）および前記かしめ部（２５ｂ）間に挟まれる部分を除く外面とを一体に連なって覆う合成樹脂製のモールド封止体（３８）に、前記カプラ（３８ａ）が、ソレノイドハウジング（１８）の軸方向に沿って前記コイル組立体（１７）と反対側に突出するようにして一体に形成されることを特徴とする電磁装置。A coil assembly (17) in which a coil (24) is wound around a synthetic resin bobbin (23) having a center hole (22), and a cylindrical housing main part surrounding the coil assembly (17) A magnetic metal solenoid housing (18) having both ends of (25) closed by first and second end walls (26, 27) opposed to both ends of the bobbin (23), and a first end wall ( 26) and a fixed core (19) that is magnetically coupled to one end of the center hole (22) and is opposed to the fixed core (19) on the other end of the center hole (22). An electromagnetic device comprising: a movable core (20) to be inserted; and a coupler (38a) attached to the solenoid housing (18) facing a terminal member (31) connected to the coil (24). At one end of the part (25) It is possible to crimp the outer peripheral portion of the first end wall (26) between the annular step portion (25a) receiving the outer peripheral portion of the first end wall (26) and the step portion (25a). And the first end wall (26) in which the inner surface is in contact with the outer periphery of the coil assembly (17) and one end of the bobbin (23). ), The coupler (38a) is formed on a synthetic resin mold sealing body (38) that integrally covers the outer surface excluding the portion sandwiched between the step portion (25a) and the caulking portion (25b). The electromagnetic device is integrally formed so as to protrude to the opposite side of the coil assembly (17) along the axial direction of the solenoid housing (18).

前記固定コア（１９）が、前記第１端壁（２６）の中央部に固定されることを特徴とする請求項１記載の電磁装置。The electromagnetic device according to claim 1, wherein the fixed core (19) is fixed to a central portion of the first end wall (26).

前記第１端壁（２６）の中心部に係合孔（３３）が設けられ、前記固定コア（１９）に一体に連設されて前記係合孔（３３）を貫通する連結ピン（３４）の先端部が前記係合孔（３３）の周囲で第１端壁（２６）の外面側にかしめ係合されることを特徴とする請求項２記載の電磁装置。An engagement hole (33) is provided at the center of the first end wall (26), and is connected to the fixed core (19) so as to be integrated with the connection pin (34) passing through the engagement hole (33). 3. The electromagnetic device according to claim 2, wherein a front end portion of the first end wall is caulked and engaged with the outer surface side of the first end wall around the engagement hole.

前記連結ピン（３４）の先端部は、前記コイル（２４）に連なるアース用の端子部材（３２）を前記係合孔（３３）の周囲で第１端壁（２６）の外面との間に挟むようにして、前記係合孔（３３）の周囲で第１端壁（２６）の外面側にかしめ係合されることを特徴とする請求項３記載の電磁装置。The distal end of the connecting pin (34) has a grounding terminal member (32) connected to the coil (24) between the outer surface of the first end wall (26) around the engaging hole (33). The electromagnetic device according to claim 3, wherein the electromagnetic device is caulked and engaged with the outer surface side of the first end wall (26) around the engagement hole (33).

前記ボビン（２３）の一端に、第１端壁（２６）に嵌合される突部（２３ａ）が一体に突設され、前記コイル（２４）に連なって前記カプラ（３８ａ）側に延びる端子部材（３１）が、前記突部（２３ａ）内を経て該突部（２３ａ）の先端から突出されることを特徴とする請求項１記載の電磁装置。A protrusion (23a) fitted to the first end wall (26) is integrally provided at one end of the bobbin (23), and is connected to the coil (24) and extends to the coupler (38a) side. The electromagnetic device according to claim 1, wherein the member (31) protrudes from the tip of the protrusion (23a) through the protrusion (23a).

前記ハウジング主部（２５）と、該ハウジング主部（２５）の他端を閉じる前記第２端壁（２７）と、前記可動コア（２０）の作動に応じて開閉作動する弁部（１５）のバルブボディ（４８）とが一体に連なって形成されることを特徴とする請求項１記載の電磁装置。The housing main part (25), the second end wall (27) for closing the other end of the housing main part (25), and a valve part (15) that opens and closes in response to the operation of the movable core (20). The electromagnetic device according to claim 1, wherein the valve body (48) is integrally formed.