JP2004126038A - 光情報記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】ホログラフィにより情報が記録される光ディスクを駆動するためのスピンドルを、この光ディスクに確実に差し込むことができるようにする。
【解決手段】光ディスク1は、透明基板5、ホログラム記録用の記録層7、透明基板9、ピット13(プリフォーマット領域)を有する透明基板11が積層された積層構造体3を備える。光ディスク1の軸差込部材19は、積層構造体3の中心部に設けられた貫通穴17に挿入された状態で積層構造体3に固定されている。軸差込部材19には、スピンドルが差し込まれるための差込穴21が形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】光ディスク1は、透明基板5、ホログラム記録用の記録層7、透明基板9、ピット13(プリフォーマット領域)を有する透明基板11が積層された積層構造体3を備える。光ディスク1の軸差込部材19は、積層構造体3の中心部に設けられた貫通穴17に挿入された状態で積層構造体3に固定されている。軸差込部材19には、スピンドルが差し込まれるための差込穴21が形成されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報がホログラフィにより記録される光情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ホログラフィによって情報をイメージ情報の形で光ディスクに高密度で記録する方式が知られている。この方式におけるイメージ情報の記録は、イメージ情報を担持する情報光と参照光とを光ディスクの記録層で重ね合わせ、情報光と参照光の干渉により生じる干渉縞パターンを記録層に書込むことにより実現される。再生照明光を干渉縞パターンが書込まれた記録層に照射すると、照射された光が干渉縞パターンによって回折されることによりイメージ情報が再生される。
【0003】
光ディスクの中心部には穴が設けられている。記録再生時における光ディスクの回転は、上記穴に光ディスクのドライブ装置のスピンドル(軸)を差し込んで光ディスクをスピンドルに固定し、スピンドルを回転させることにより実現している。したがって、上記穴がスピンドルに差し込まれた状態において上記穴が傾いていたり、上記穴にスピンドルがスムーズに差し込まれなかったりすると、ドライブ装置における光ディスクの自動挿入および自動取り出しの動作を円滑にすることができなるくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
さて、ホログラフィにより情報が記録される上記光ディスクは、記録層を一対の透明基板で挟み、セクターアドレスやトラックアドレスなどが記録されたプリフォーマット領域(エンボスピット)が形成された別の透明基板を、一対の透明基板の一方の上に重ねた構造をしている。なお、プリフォーマット領域を一方の透明基板に形成する場合もある。
【0005】
光ディスクは、上記各基板にスピンドル(軸)が差し込まれる穴を予め設けて、これらの基板を重ね合わせて作製するのが一般的である。重ね合わせ時に各基板の位置合わせ精度が悪いと、各基板の穴の中心がずれて光ディスクの穴にスピンドルを差し込むことができなくなる。これを防止するため、穴を大きめに形成した場合、光ディスクの駆動時に光ディスクに大きな振動や偏芯が生じ、正確な記録再生ができなくなる。
【0006】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、光情報記録媒体を駆動させるための軸をこの媒体に確実に差し込むことができる光情報記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る光情報記録媒体は、情報がホログラフィにより記録される光情報記録媒体であって、ホログラム記録用の記録層と前記記録層を挟んで保持する一対の透明基板とを含み、プリフォーマット領域を有すると共に光情報記録媒体を駆動するための軸が差し込まれる箇所において記録層および一対の透明基板を貫通する貫通穴を有する積層構造体と、貫通穴に挿入された状態で積層構造体に固定されており、軸が差し込まれる差込穴を有する軸差込部材と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明に係る光情報記録媒体によれば、光情報記録媒体を駆動するための軸を積層構造体自体に差し込むのではなく、積層構造体とは別に設けられた軸差込部材の差込穴に差し込むようにしている。差込穴の寸法は積層構造体を作製する際の位置合わせの影響を受けないので、差込穴に軸を確実に差し込むことができる。
【0009】
本発明に係る光情報記録媒体において、軸差込部材は積層構造体に固定されるフランジを有してもよい。これによれば、軸差込部材を積層構造体の貫通穴に確実に挿入できるように、軸差込部材を貫通穴より小さめにしても、軸差込部材を積層構造体に固定することができる。
【0010】
本発明に係る光情報記録媒体において、軸差込部材は磁石に吸着される性質を有してもよい。これによれば、光情報記録媒体を駆動するための軸に軸差込部材を磁力により吸着させることが可能となり、上記軸への光情報記録媒体の取り付けの安定性を高めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態について説明する。図1はこの実施形態に係る光ディスク(光情報記録媒体の一例)1の断面模式図である。光ディスク1には、ホログラフィによりデジタル情報が記録される。図1に示すように、光ディスク1は、円盤状の積層構造体3を備える。積層構造体3は透明基板5、ホログラム記録用の記録層7、透明基板9、透明基板11を積層した構造である。透明基板5および透明基板9の材料は、例えば、ガラス、水晶、ダイヤモンド、樹脂(ポリカーボネートなど)である。透明基板5,9は板状でもよいし、フィルム状や透明コート膜状でもよい。透明基板5,9の厚みは例えば5〜1200μmである。
【0012】
記録層7は一対の透明基板5,9に挟まれて保持されている。記録層7の材料は、情報光や参照光となるレーザ光が記録層7に所定時間照射されたとき、レーザ光の強度に応じて照射箇所の光学特性(屈折率、吸収率、透過度、蛍光発光性、反射率など)が変化するホログラム記録材料である。具体的には、例えば、デュポン(Dupont)社製のフォトポリマ(Photopolymers)HRF−600(製品名)である。記録層7の厚みは、例えば4〜1000μmである。
【0013】
透明基板11の一方の面には、サーボ情報、セクターやトラックのアドレス情報などを示すピット13が形成されている。ピット13は光ディスクの製造時に予め形成されている。ピット13が形成された領域がプリフォーマット領域となる。ピット13を覆うように図示しないアルミニウム層が透明基板11の上に形成されている。このアルミニウム層はレーザ光を反射する層として機能する。透明基板11のピット13の形成面は、透明樹脂15により透明基板9に接着されている。
【0014】
積層構造体3の中心部つまり、光ディスク1を駆動するためのスピンドルが差し込まれる箇所において、積層構造体3を貫通する貫通穴17が形成されている。光ディスク1の構成要素である軸差込部材19は、貫通穴17に挿入された状態で積層構造体3に固定されている。軸差込部材19は円筒状をしており、一方の端部にはフランジ23が形成されている。フランジ23の径Dは貫通穴17の径よりも大きくされている。フランジ23において軸差込部材19を透明基板11に取り付けることにより、軸差込部材19を積層構造体3に固定している。
【0015】
軸差込部材19は上記のとおり円筒形状をしており、円筒で囲まれる空間が差込穴21となる。差込穴21に光ディスク1を駆動するためのスピンドル(光情報記録媒体を駆動する軸の一例)が差し込まれる。このように、本実施形態に係る光ディスク1は、スピンドルが差し込まれる差込穴21を有する軸差込部材19を積層構造体3と別に設けることにより、差込穴21にスピンドルが確実に差し込まれるようにしている。軸差込部材19の材料は、鉄やニッケルのような強磁性体である。この他にプラスチックなども用いることができる。
【0016】
次に、ホログラフィの一つの態様であるボリュームホログラフィを利用して、光ディスク1に情報を記録する方法を図2により簡単に説明する。図2は光ディスク1の積層構造体3の一部を拡大した図である。図2において、図1中の符号が示す要素と同一の要素については同一符号を付している。上記記録によれば、光ディスク1の記録層7に干渉縞パターンを三次元的に書込むことができ、記録密度を更に増加させることができる。
【0017】
透明基板11のピット13形成面上には、図1では記載を省略したアルミニウム層25が例えば蒸着のような方法で積層されている。アルミニウム層15はレーザ光を反射する層として機能する。
【0018】
情報光L1および参照光L2は、光ヘッドのレンズ27を通過したレーザ光である。透明基板5側から情報光L1と参照光L2とを同時に記録層7に照射して、記録層7に干渉縞パターンPを記録する。記録層7のうち干渉縞パターンが記録された箇所をスポットSという。図3はスポット群の一部の平面図である。光ディスク1を僅かに回転させて、先ほど形成されたスポットS(例えばスポットS1とする)と平面的に一部が重なる新たなスポットS(この場合はスポットS2となる)を記録層7に形成する。これを繰り返すことにより、記録層7に干渉縞パターンを多重記録する。
【0019】
次に、光ディスク1の製造方法の一例を図1及び図4により詳細に説明する。図4は図1に示す光ディスク1を分解した断面模式図である。図4において、軸差込部材19の半分は軸差込部材19の断面を示し、残りの半分は外観を示している。
【0020】
透明基板5,9の貫通穴17a,17bを軸差込部材19に通し、記録層7の厚みに相当するギャップを設けて対向配置する。軸差込部材19は透明基板5,9の位置合わせ機能を有する。貫通穴17a,17bは貫通穴17となるので、これらの径は貫通穴17の径と同じである。上記ギャップに、液状またはゲル状のホログラム記録材料を充填することにより、記録層7を形成する。なお、上記ギャップの周囲に図示しないスペーサを配置することにより、ホログラム記録材料がギャップの外に漏れるのを防止している。
【0021】
ピット13および貫通穴17cが形成された透明基板11を用意する。貫通穴17cは貫通穴17となるので、この径は貫通穴17の径と同じである。透明基板11のピット13が形成された面に、接着剤として機能する液状の透明樹脂15を塗布する。そして、透明基板11の貫通穴17cと、透明基板5、記録層7および透明基板9の積層物の貫通穴17a,17bとに、軸差込部材19を挿入することにより、上記積層物と透明基板11の位置合わせをして、透明基板11を透明樹脂15により透明基板9に接着することにより、積層構造体3を形成する。そして、フランジ23を透明基板11に接着し、軸差込部材19を積層構造体3に固定することにより、光ディスク1が完成する。
【0022】
なお、軸差込部材19の外径dは、軸差込部材19を貫通穴17に挿入したときに、軸差込部材19の外周面29と貫通穴17の側面との間に隙間を生じる寸法である。この外周面と側面とは、図1において接触しているように表現されているが、実際は上記隙間が生じている。上記隙間により、透明基板5,9,11の位置合わせ精度が多少悪くても、軸差込部材19を貫通穴17に確実に挿入することができる。本実施形態では、フランジ23を透明基板11に接着することにより、軸差込部材19を積層構造体3に取り付けている。よって、上記隙間が生じていても、軸差込部材19を積層構造体3に固定することができる。なお、フランジ23が形成されていない筒状の軸差込部材を貫通穴17に挿入して、隙間を樹脂などで埋めるようにしてもよい。
【0023】
従来の光ディスクのように、光ディスク1を駆動するためのスピンドルを貫通穴17に差し込むタイプの場合、貫通穴17の径をスピンドルの径に比べて大きめにすることにより、透明基板5,9,11の位置合わせ精度が多少悪くても、スピンドルを貫通穴17に差し込むことができる。しかし、光ディスクの駆動時に光ディスクに大きな振動や偏芯が生じ、正確な記録再生ができなくなる。
【0024】
これに対して、本実施形態に係る光ディスク1によれば、スピンドルを積層構造体3自体に差し込むのではなく、積層構造体3とは別に設けられた軸差込部材19の差込穴21に差し込むようにしている。差込穴21の径は、積層構造体3を作製する際における透明基板5,9,11の位置合わせの影響を受けないので、差込穴21にスピンドルを確実に差し込むことができる。
【0025】
なお、本実施形態では、軸差込部材19を透明基板5,9,11の位置合わせをするための部材として利用しているが、この位置合わせ部材と軸差込部材19とを別個の部材にしてもよい。また、透明基板5,9,11の各々に予めマークを設けておき、そのマークを目印として位置合わせをしてもよい。
【0026】
次に、本実施形態に係る光情報記録媒体に情報を記録・再生する装置(以下、ドライブ装置と記載する。)31について説明する。図5はこのドライブ装置31の構成を示すブロック図である。ドライブ装置31は、記録および再生機能うち少なくとも一方の機能を有する。
【0027】
ドライブ装置31は、回転軸33にスピンドル35(光情報記録媒体を駆動する軸の一例)が固定されたモータ37を備える。本実施形態に係る光ディスク1の軸差込部材19の差込穴にスピンドル35を差し込むことにより、光ディスク1がスピンドル35に固定され、スピンドル35の回転により光ディスク1が回転する。
【0028】
図6はスピンドル35が軸差込部材19の差込穴21に差し込まれた状態を示す断面図である。スピンドル35は差込穴21に挿入される円柱部39を有しており、モータ37側の側部にフランジ41が形成されている。フランジ41は、光ディスクが載置されるターンテーブルとして機能する。フランジ41の上面には磁石43が取り付けられている。軸差込部材19の材料は、鉄やニッケルのような強磁性体なので、光ディスク1の軸差込部材19をスピンドル35の磁石43に吸着させることができる。よって、記録再生時において光ディスク1の回転の安定性を高めることができ、ドライブ装置31の記録や再生などの特性を向上させることができる。なお、フランジ41を強磁性材料にして軸差込部材19を磁石とした態様でもよいし、軸差込部材19を磁石としフランジ41に磁石を取り付けた態様もよい。
【0029】
ドライブ装置31のその他の構成について簡単に説明する。スピンドルサーボ回路45は、スピンドル35の回転数を適正な値に保つようにモータ37を制御する。光ヘッド47は、半導体レーザおよび各種光学機器(レンズ、ミラーなど)により構成される。記録時において、光ヘッド47は情報光と参照光を光ディスク1に照射する。再生時において、光ヘッド47は参照光と同様の光を光ディスク1に照射すると共にこれにより再生されたイメージ情報を検出する。これらの光を図5では光Lで示している。移動機構49は、スピンドル35を光ディスク1の軸差込部材19に差し込んだ状態で、光ヘッド47を光ディスク1の半径方向に移動させる。
【0030】
制御回路51は、フォーカスサーボ制御、トラッキングサーボ制御、追跡サーボ制御、スライドサーボ制御などの各種制御をする。フォーカスサーボ制御は、光ディスク1に対する光ヘッド47のフォーカス調整をする制御である。トラッキングサーボ制御は、光ディスク1に対する光ヘッド47のトラッキング調整をする制御である。追跡サーボ制御は、情報光と参照光の照射位置が所定時間ずれないように光ヘッド47を追従させる制御である。これらの制御は、光ヘッド47のレンズを移動させることによりなされる。スライドサーボ制御は、移動機構49により光ヘッド47を光ディスク1の半径方向に移動させる制御である。
【0031】
本実施形態には変形例がいくつかあり、図7〜図16を用いて説明する。これらの図において、図1および図6中の符号が示す要素と同一の要素については同一符号を付している。図7は第1変形例に係る光ディスク61の断面模式図である。図1の光ディスクとの相違は、軸差込部材19のフランジ23が透明基板5側に位置することである。図8は図7の光ディスク61をスピンドル35に固定した状態を示す断面模式図である。
【0032】
図9は第2変形例に係る光ディスク63の断面模式図である。図10は光ディスク63の軸差込部材65の拡大図である。軸差込部材65の半分は軸差込部材65の断面を示し、残りの半分は外観を示している。図7の光ディスク61との相違は、軸差込部材65のフランジ23と反対側の端部において、開口67の径が差込穴21の径より小さくされている点である。図11は図9の光ディスク63をスピンドル35に固定した状態を示す断面模式図である。スピンドル35の端部のうちフランジ41と反対側の端部上に磁石69が取り付けられている。軸差込部材65の開口67を規定する部分が磁石69に吸着されている。なお、図12に示す第3変形例の光ディスク71のように、軸差込部材65のフランジ23が透明基板11側に位置していてもよい。
【0033】
図13は第4変形例に係る光ディスク73の断面模式図である。図1の光ディスク1との相違は、透明基板9にピット75を形成すると共にピット75を覆うように、透明基板9上に反射層となるアルミニウム層(図示せず)、ピット75を保護する透明樹脂からなる保護層77を積層したことである。
【0034】
図14は第5変形例に係る光ディスク79の断面模式図である。図13の光ディスク73との相違は、軸差込部材19のフランジ23が透明基板5側に位置することである。図15は第6変形例に係る光ディスク81の断面模式図であり、軸差込部材として図12に示す軸差込部材65を利用している点が図13の光ディスク73と相違する点である。図16は第7変形例に係る光ディスク83の断面模式図であり、軸差込部材65のフランジ23が透明基板5側に位置する点で、図15に示す光ディスク81と相違する。
【0035】
なお、本実施形態に係る光ディスク(光情報記録媒体)の形状は円盤状であればよく、例えば、外形が三角形、四角形や六角形等であり、大きさが名刺程度のカード状容器の中に円盤状の記録エリアを有する光情報記録媒体についても本実施形態を適用することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る光情報記録媒体によれば、光情報記録媒体の積層構造体とは別に、差込穴が設けられた軸差込部材を備えているので、光情報記録媒体を駆動させるための軸を確実に光情報記録媒体に差し込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る光ディスクの断面模式図である。
【図2】図1の光ディスクの積層構造体の一部を拡大した図である。
【図3】本実施形態に係る光ディスクの記録層に形成されたスポット群の一部の平面図である。
【図4】図1の光ディスクを分解した断面模式図である。
【図5】本実施形態に係る光情報記録媒体に情報を記録・再生する装置の構成を示すブロック図である。
【図6】図5のスピンドルが図1の光ディスクの軸差込部材の差込穴に差し込まれた状態を示す断面図である。
【図7】本実施形態の第1変形例に係る光ディスクの断面模式図である。
【図8】図7の光ディスクをスピンドルに固定した状態を示す断面模式図である。
【図9】本実施形態の第2変形例に係る光ディスクの断面模式図である。
【図10】図9の光ディスクの軸差込部材の拡大図である。
【図11】図9の光ディスクをスピンドルに固定した状態を示す断面模式図である。
【図12】本実施形態の第3変形例に係る光ディスクの断面模式図である。
【図13】本実施形態の第4変形例に係る光ディスクの断面模式図である。
【図14】本実施形態の第5変形例に係る光ディスクの断面模式図である。
【図15】本実施形態の第6変形例に係る光ディスクの断面模式図である。
【図16】本実施形態の第7変形例に係る光ディスクの断面模式図である。
【符号の説明】
1・・・光ディスク、3・・・積層構造体、5・・・透明基板、7・・・記録層、9・・・透明基板、11・・・透明基板、13・・・ピット(プリフォーマット領域)、15・・・透明樹脂、17,17a,17b,17c・・・貫通穴、19・・・軸差込部材、21・・・差込穴、23・・・フランジ、25・・・アルミニウム層、27・・・レンズ、29・・・外周面、31・・・光情報記録媒体用ドライブ装置、33・・・回転軸、35・・・スピンドル、37・・・モータ、39・・・円柱部、41・・・フランジ、43・・・磁石、45・・・スピンドルサーボ回路、47・・・光ヘッド、49・・・移動機構、51・・・制御回路、61・・・光ディスク、63・・・光ディスク、65・・・軸差込部材、67・・・開口、69・・・磁石、71・・・光ディスク、73・・・光ディスク、75・・・ピット、77・・・保護層、79・・・光ディスク、81・・・光ディスク、83・・・光ディスク
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報がホログラフィにより記録される光情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ホログラフィによって情報をイメージ情報の形で光ディスクに高密度で記録する方式が知られている。この方式におけるイメージ情報の記録は、イメージ情報を担持する情報光と参照光とを光ディスクの記録層で重ね合わせ、情報光と参照光の干渉により生じる干渉縞パターンを記録層に書込むことにより実現される。再生照明光を干渉縞パターンが書込まれた記録層に照射すると、照射された光が干渉縞パターンによって回折されることによりイメージ情報が再生される。
【0003】
光ディスクの中心部には穴が設けられている。記録再生時における光ディスクの回転は、上記穴に光ディスクのドライブ装置のスピンドル(軸)を差し込んで光ディスクをスピンドルに固定し、スピンドルを回転させることにより実現している。したがって、上記穴がスピンドルに差し込まれた状態において上記穴が傾いていたり、上記穴にスピンドルがスムーズに差し込まれなかったりすると、ドライブ装置における光ディスクの自動挿入および自動取り出しの動作を円滑にすることができなるくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
さて、ホログラフィにより情報が記録される上記光ディスクは、記録層を一対の透明基板で挟み、セクターアドレスやトラックアドレスなどが記録されたプリフォーマット領域(エンボスピット)が形成された別の透明基板を、一対の透明基板の一方の上に重ねた構造をしている。なお、プリフォーマット領域を一方の透明基板に形成する場合もある。
【0005】
光ディスクは、上記各基板にスピンドル(軸)が差し込まれる穴を予め設けて、これらの基板を重ね合わせて作製するのが一般的である。重ね合わせ時に各基板の位置合わせ精度が悪いと、各基板の穴の中心がずれて光ディスクの穴にスピンドルを差し込むことができなくなる。これを防止するため、穴を大きめに形成した場合、光ディスクの駆動時に光ディスクに大きな振動や偏芯が生じ、正確な記録再生ができなくなる。
【0006】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、光情報記録媒体を駆動させるための軸をこの媒体に確実に差し込むことができる光情報記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る光情報記録媒体は、情報がホログラフィにより記録される光情報記録媒体であって、ホログラム記録用の記録層と前記記録層を挟んで保持する一対の透明基板とを含み、プリフォーマット領域を有すると共に光情報記録媒体を駆動するための軸が差し込まれる箇所において記録層および一対の透明基板を貫通する貫通穴を有する積層構造体と、貫通穴に挿入された状態で積層構造体に固定されており、軸が差し込まれる差込穴を有する軸差込部材と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明に係る光情報記録媒体によれば、光情報記録媒体を駆動するための軸を積層構造体自体に差し込むのではなく、積層構造体とは別に設けられた軸差込部材の差込穴に差し込むようにしている。差込穴の寸法は積層構造体を作製する際の位置合わせの影響を受けないので、差込穴に軸を確実に差し込むことができる。
【0009】
本発明に係る光情報記録媒体において、軸差込部材は積層構造体に固定されるフランジを有してもよい。これによれば、軸差込部材を積層構造体の貫通穴に確実に挿入できるように、軸差込部材を貫通穴より小さめにしても、軸差込部材を積層構造体に固定することができる。
【0010】
本発明に係る光情報記録媒体において、軸差込部材は磁石に吸着される性質を有してもよい。これによれば、光情報記録媒体を駆動するための軸に軸差込部材を磁力により吸着させることが可能となり、上記軸への光情報記録媒体の取り付けの安定性を高めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態について説明する。図1はこの実施形態に係る光ディスク(光情報記録媒体の一例)1の断面模式図である。光ディスク1には、ホログラフィによりデジタル情報が記録される。図1に示すように、光ディスク1は、円盤状の積層構造体3を備える。積層構造体3は透明基板5、ホログラム記録用の記録層7、透明基板9、透明基板11を積層した構造である。透明基板5および透明基板9の材料は、例えば、ガラス、水晶、ダイヤモンド、樹脂(ポリカーボネートなど)である。透明基板5,9は板状でもよいし、フィルム状や透明コート膜状でもよい。透明基板5,9の厚みは例えば5〜1200μmである。
【0012】
記録層7は一対の透明基板5,9に挟まれて保持されている。記録層7の材料は、情報光や参照光となるレーザ光が記録層7に所定時間照射されたとき、レーザ光の強度に応じて照射箇所の光学特性(屈折率、吸収率、透過度、蛍光発光性、反射率など)が変化するホログラム記録材料である。具体的には、例えば、デュポン(Dupont)社製のフォトポリマ(Photopolymers)HRF−600(製品名)である。記録層7の厚みは、例えば4〜1000μmである。
【0013】
透明基板11の一方の面には、サーボ情報、セクターやトラックのアドレス情報などを示すピット13が形成されている。ピット13は光ディスクの製造時に予め形成されている。ピット13が形成された領域がプリフォーマット領域となる。ピット13を覆うように図示しないアルミニウム層が透明基板11の上に形成されている。このアルミニウム層はレーザ光を反射する層として機能する。透明基板11のピット13の形成面は、透明樹脂15により透明基板9に接着されている。
【0014】
積層構造体3の中心部つまり、光ディスク1を駆動するためのスピンドルが差し込まれる箇所において、積層構造体3を貫通する貫通穴17が形成されている。光ディスク1の構成要素である軸差込部材19は、貫通穴17に挿入された状態で積層構造体3に固定されている。軸差込部材19は円筒状をしており、一方の端部にはフランジ23が形成されている。フランジ23の径Dは貫通穴17の径よりも大きくされている。フランジ23において軸差込部材19を透明基板11に取り付けることにより、軸差込部材19を積層構造体3に固定している。
【0015】
軸差込部材19は上記のとおり円筒形状をしており、円筒で囲まれる空間が差込穴21となる。差込穴21に光ディスク1を駆動するためのスピンドル(光情報記録媒体を駆動する軸の一例)が差し込まれる。このように、本実施形態に係る光ディスク1は、スピンドルが差し込まれる差込穴21を有する軸差込部材19を積層構造体3と別に設けることにより、差込穴21にスピンドルが確実に差し込まれるようにしている。軸差込部材19の材料は、鉄やニッケルのような強磁性体である。この他にプラスチックなども用いることができる。
【0016】
次に、ホログラフィの一つの態様であるボリュームホログラフィを利用して、光ディスク1に情報を記録する方法を図2により簡単に説明する。図2は光ディスク1の積層構造体3の一部を拡大した図である。図2において、図1中の符号が示す要素と同一の要素については同一符号を付している。上記記録によれば、光ディスク1の記録層7に干渉縞パターンを三次元的に書込むことができ、記録密度を更に増加させることができる。
【0017】
透明基板11のピット13形成面上には、図1では記載を省略したアルミニウム層25が例えば蒸着のような方法で積層されている。アルミニウム層15はレーザ光を反射する層として機能する。
【0018】
情報光L1および参照光L2は、光ヘッドのレンズ27を通過したレーザ光である。透明基板5側から情報光L1と参照光L2とを同時に記録層7に照射して、記録層7に干渉縞パターンPを記録する。記録層7のうち干渉縞パターンが記録された箇所をスポットSという。図3はスポット群の一部の平面図である。光ディスク1を僅かに回転させて、先ほど形成されたスポットS(例えばスポットS1とする)と平面的に一部が重なる新たなスポットS(この場合はスポットS2となる)を記録層7に形成する。これを繰り返すことにより、記録層7に干渉縞パターンを多重記録する。
【0019】
次に、光ディスク1の製造方法の一例を図1及び図4により詳細に説明する。図4は図1に示す光ディスク1を分解した断面模式図である。図4において、軸差込部材19の半分は軸差込部材19の断面を示し、残りの半分は外観を示している。
【0020】
透明基板5,9の貫通穴17a,17bを軸差込部材19に通し、記録層7の厚みに相当するギャップを設けて対向配置する。軸差込部材19は透明基板5,9の位置合わせ機能を有する。貫通穴17a,17bは貫通穴17となるので、これらの径は貫通穴17の径と同じである。上記ギャップに、液状またはゲル状のホログラム記録材料を充填することにより、記録層7を形成する。なお、上記ギャップの周囲に図示しないスペーサを配置することにより、ホログラム記録材料がギャップの外に漏れるのを防止している。
【0021】
ピット13および貫通穴17cが形成された透明基板11を用意する。貫通穴17cは貫通穴17となるので、この径は貫通穴17の径と同じである。透明基板11のピット13が形成された面に、接着剤として機能する液状の透明樹脂15を塗布する。そして、透明基板11の貫通穴17cと、透明基板5、記録層7および透明基板9の積層物の貫通穴17a,17bとに、軸差込部材19を挿入することにより、上記積層物と透明基板11の位置合わせをして、透明基板11を透明樹脂15により透明基板9に接着することにより、積層構造体3を形成する。そして、フランジ23を透明基板11に接着し、軸差込部材19を積層構造体3に固定することにより、光ディスク1が完成する。
【0022】
なお、軸差込部材19の外径dは、軸差込部材19を貫通穴17に挿入したときに、軸差込部材19の外周面29と貫通穴17の側面との間に隙間を生じる寸法である。この外周面と側面とは、図1において接触しているように表現されているが、実際は上記隙間が生じている。上記隙間により、透明基板5,9,11の位置合わせ精度が多少悪くても、軸差込部材19を貫通穴17に確実に挿入することができる。本実施形態では、フランジ23を透明基板11に接着することにより、軸差込部材19を積層構造体3に取り付けている。よって、上記隙間が生じていても、軸差込部材19を積層構造体3に固定することができる。なお、フランジ23が形成されていない筒状の軸差込部材を貫通穴17に挿入して、隙間を樹脂などで埋めるようにしてもよい。
【0023】
従来の光ディスクのように、光ディスク1を駆動するためのスピンドルを貫通穴17に差し込むタイプの場合、貫通穴17の径をスピンドルの径に比べて大きめにすることにより、透明基板5,9,11の位置合わせ精度が多少悪くても、スピンドルを貫通穴17に差し込むことができる。しかし、光ディスクの駆動時に光ディスクに大きな振動や偏芯が生じ、正確な記録再生ができなくなる。
【0024】
これに対して、本実施形態に係る光ディスク1によれば、スピンドルを積層構造体3自体に差し込むのではなく、積層構造体3とは別に設けられた軸差込部材19の差込穴21に差し込むようにしている。差込穴21の径は、積層構造体3を作製する際における透明基板5,9,11の位置合わせの影響を受けないので、差込穴21にスピンドルを確実に差し込むことができる。
【0025】
なお、本実施形態では、軸差込部材19を透明基板5,9,11の位置合わせをするための部材として利用しているが、この位置合わせ部材と軸差込部材19とを別個の部材にしてもよい。また、透明基板5,9,11の各々に予めマークを設けておき、そのマークを目印として位置合わせをしてもよい。
【0026】
次に、本実施形態に係る光情報記録媒体に情報を記録・再生する装置(以下、ドライブ装置と記載する。)31について説明する。図5はこのドライブ装置31の構成を示すブロック図である。ドライブ装置31は、記録および再生機能うち少なくとも一方の機能を有する。
【0027】
ドライブ装置31は、回転軸33にスピンドル35(光情報記録媒体を駆動する軸の一例)が固定されたモータ37を備える。本実施形態に係る光ディスク1の軸差込部材19の差込穴にスピンドル35を差し込むことにより、光ディスク1がスピンドル35に固定され、スピンドル35の回転により光ディスク1が回転する。
【0028】
図6はスピンドル35が軸差込部材19の差込穴21に差し込まれた状態を示す断面図である。スピンドル35は差込穴21に挿入される円柱部39を有しており、モータ37側の側部にフランジ41が形成されている。フランジ41は、光ディスクが載置されるターンテーブルとして機能する。フランジ41の上面には磁石43が取り付けられている。軸差込部材19の材料は、鉄やニッケルのような強磁性体なので、光ディスク1の軸差込部材19をスピンドル35の磁石43に吸着させることができる。よって、記録再生時において光ディスク1の回転の安定性を高めることができ、ドライブ装置31の記録や再生などの特性を向上させることができる。なお、フランジ41を強磁性材料にして軸差込部材19を磁石とした態様でもよいし、軸差込部材19を磁石としフランジ41に磁石を取り付けた態様もよい。
【0029】
ドライブ装置31のその他の構成について簡単に説明する。スピンドルサーボ回路45は、スピンドル35の回転数を適正な値に保つようにモータ37を制御する。光ヘッド47は、半導体レーザおよび各種光学機器(レンズ、ミラーなど)により構成される。記録時において、光ヘッド47は情報光と参照光を光ディスク1に照射する。再生時において、光ヘッド47は参照光と同様の光を光ディスク1に照射すると共にこれにより再生されたイメージ情報を検出する。これらの光を図5では光Lで示している。移動機構49は、スピンドル35を光ディスク1の軸差込部材19に差し込んだ状態で、光ヘッド47を光ディスク1の半径方向に移動させる。
【0030】
制御回路51は、フォーカスサーボ制御、トラッキングサーボ制御、追跡サーボ制御、スライドサーボ制御などの各種制御をする。フォーカスサーボ制御は、光ディスク1に対する光ヘッド47のフォーカス調整をする制御である。トラッキングサーボ制御は、光ディスク1に対する光ヘッド47のトラッキング調整をする制御である。追跡サーボ制御は、情報光と参照光の照射位置が所定時間ずれないように光ヘッド47を追従させる制御である。これらの制御は、光ヘッド47のレンズを移動させることによりなされる。スライドサーボ制御は、移動機構49により光ヘッド47を光ディスク1の半径方向に移動させる制御である。
【0031】
本実施形態には変形例がいくつかあり、図7〜図16を用いて説明する。これらの図において、図1および図6中の符号が示す要素と同一の要素については同一符号を付している。図7は第1変形例に係る光ディスク61の断面模式図である。図1の光ディスクとの相違は、軸差込部材19のフランジ23が透明基板5側に位置することである。図8は図7の光ディスク61をスピンドル35に固定した状態を示す断面模式図である。
【0032】
図9は第2変形例に係る光ディスク63の断面模式図である。図10は光ディスク63の軸差込部材65の拡大図である。軸差込部材65の半分は軸差込部材65の断面を示し、残りの半分は外観を示している。図7の光ディスク61との相違は、軸差込部材65のフランジ23と反対側の端部において、開口67の径が差込穴21の径より小さくされている点である。図11は図9の光ディスク63をスピンドル35に固定した状態を示す断面模式図である。スピンドル35の端部のうちフランジ41と反対側の端部上に磁石69が取り付けられている。軸差込部材65の開口67を規定する部分が磁石69に吸着されている。なお、図12に示す第3変形例の光ディスク71のように、軸差込部材65のフランジ23が透明基板11側に位置していてもよい。
【0033】
図13は第4変形例に係る光ディスク73の断面模式図である。図1の光ディスク1との相違は、透明基板9にピット75を形成すると共にピット75を覆うように、透明基板9上に反射層となるアルミニウム層(図示せず)、ピット75を保護する透明樹脂からなる保護層77を積層したことである。
【0034】
図14は第5変形例に係る光ディスク79の断面模式図である。図13の光ディスク73との相違は、軸差込部材19のフランジ23が透明基板5側に位置することである。図15は第6変形例に係る光ディスク81の断面模式図であり、軸差込部材として図12に示す軸差込部材65を利用している点が図13の光ディスク73と相違する点である。図16は第7変形例に係る光ディスク83の断面模式図であり、軸差込部材65のフランジ23が透明基板5側に位置する点で、図15に示す光ディスク81と相違する。
【0035】
なお、本実施形態に係る光ディスク(光情報記録媒体)の形状は円盤状であればよく、例えば、外形が三角形、四角形や六角形等であり、大きさが名刺程度のカード状容器の中に円盤状の記録エリアを有する光情報記録媒体についても本実施形態を適用することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る光情報記録媒体によれば、光情報記録媒体の積層構造体とは別に、差込穴が設けられた軸差込部材を備えているので、光情報記録媒体を駆動させるための軸を確実に光情報記録媒体に差し込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る光ディスクの断面模式図である。
【図2】図1の光ディスクの積層構造体の一部を拡大した図である。
【図3】本実施形態に係る光ディスクの記録層に形成されたスポット群の一部の平面図である。
【図4】図1の光ディスクを分解した断面模式図である。
【図5】本実施形態に係る光情報記録媒体に情報を記録・再生する装置の構成を示すブロック図である。
【図6】図5のスピンドルが図1の光ディスクの軸差込部材の差込穴に差し込まれた状態を示す断面図である。
【図7】本実施形態の第1変形例に係る光ディスクの断面模式図である。
【図8】図7の光ディスクをスピンドルに固定した状態を示す断面模式図である。
【図9】本実施形態の第2変形例に係る光ディスクの断面模式図である。
【図10】図9の光ディスクの軸差込部材の拡大図である。
【図11】図9の光ディスクをスピンドルに固定した状態を示す断面模式図である。
【図12】本実施形態の第3変形例に係る光ディスクの断面模式図である。
【図13】本実施形態の第4変形例に係る光ディスクの断面模式図である。
【図14】本実施形態の第5変形例に係る光ディスクの断面模式図である。
【図15】本実施形態の第6変形例に係る光ディスクの断面模式図である。
【図16】本実施形態の第7変形例に係る光ディスクの断面模式図である。
【符号の説明】
1・・・光ディスク、3・・・積層構造体、5・・・透明基板、7・・・記録層、9・・・透明基板、11・・・透明基板、13・・・ピット(プリフォーマット領域)、15・・・透明樹脂、17,17a,17b,17c・・・貫通穴、19・・・軸差込部材、21・・・差込穴、23・・・フランジ、25・・・アルミニウム層、27・・・レンズ、29・・・外周面、31・・・光情報記録媒体用ドライブ装置、33・・・回転軸、35・・・スピンドル、37・・・モータ、39・・・円柱部、41・・・フランジ、43・・・磁石、45・・・スピンドルサーボ回路、47・・・光ヘッド、49・・・移動機構、51・・・制御回路、61・・・光ディスク、63・・・光ディスク、65・・・軸差込部材、67・・・開口、69・・・磁石、71・・・光ディスク、73・・・光ディスク、75・・・ピット、77・・・保護層、79・・・光ディスク、81・・・光ディスク、83・・・光ディスク
Claims (3)
- 情報がホログラフィにより記録される光情報記録媒体であって、
ホログラム記録用の記録層と前記記録層を挟んで保持する一対の透明基板とを含み、プリフォーマット領域を有すると共に前記光情報記録媒体を駆動するための軸が差し込まれる箇所において前記記録層および前記一対の透明基板を貫通する貫通穴を有する積層構造体と、
前記貫通穴に挿入された状態で前記積層構造体に固定されており、前記軸が差し込まれる差込穴を有する軸差込部材と、
を備えたことを特徴とする光情報記録媒体。 - 前記軸差込部材は前記積層構造体に固定されたフランジを有することを特徴とする請求項1記載の光情報記録媒体。
- 前記軸差込部材は磁石に吸着される性質を有することを特徴とする請求項1または2記載の光情報記録媒体。
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-
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- 2002-09-30 JP JP2002287726A patent/JP2004126038A/ja active Pending
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