JP2004124079A - Perfume composition for adjusting weight sense and cosmetic containing the same - Google Patents
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Abstract
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、重量感覚調整用香料組成物及びこれを含有した化粧料、更に詳細には、香りによりヒトの重量感覚を重くさせることのできる香料組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、香料等の芳香物質を吸入させることにより心身の治療を行う、アロマテラピー（芳香療法）という方法が知られており、ある特定の症状に対し、ある特定の香料（精油）が効果的であることが、古くから伝承的に知られていた。近年では、分析技術の発達によって、このような香りの心理・生理作用に与える影響について、少しずつ明らかになってきている。
【０００３】
そして現在、香料研究の分野では、香りがヒトの心理に与える効果についての研究が盛んに行われており、香りによって有意な効果を付与することのできる香料を見出すことが期待されている。
【０００４】
一方で、視覚がヒトの心理に影響を与えることも従来から知られており、この一例として、色がヒトの重量感覚に影響を与えていることが知られている。このような色とヒトの重量感覚との関係については、色相ではなく色の明度が関係していることが報告されている（Ｍｏｎｒｏｅ．Ｍ． Ａｍｅｒ．Ｊ．Ｐｓｙｃｈｏｌ．，３６，１９２−２０６（１９２５），Ｔａｙｌｏｒ．Ｃ．Ｄ． Ｊ．ｇｅｎ．Ｐｓｙｃｈｏｌ．，４，２２９−２４６（１９３０））。すなわち、同じ大きさ、同じ重量の物を用い、色を変化させて、その重量感覚を比較した場合、色の明度が高い物の方が明度の低いものよりも軽く感じるのである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、嗅覚、すなわち香りと重量感覚との関係について、科学的に検証された例は報告されておらず、香りが、前述した色の場合と同様に、ヒトの重量感覚に影響を与えるとの知見は未だ得られていない。
本発明は、前述のような課題に鑑み行われたものであり、その目的は、香りによりヒトの重量感覚を重くさせることのできる重量感覚調整用香料組成物を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前述の課題に鑑み、本発明者らが鋭意研究を行った結果、特定の香料がヒトの重量感覚に大きく影響を与えることを見出した。すなわち、ヒトに対して、特定の香料を配合した香料組成物を、気化、及び吸引させることによって、重量感覚を重くさせる影響を与えることを見出した。また、このような香料組成物を化粧料中に配合することにより、化粧料の塗布感覚を重くさせる等、化粧料の各種使用感を好適化することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【０００７】
すなわち、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物は、重量感覚を重くさせる香料成分を含有することを特徴とする。
また、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物は、香料組成物全体の香調の印象が、「濃い」印象が０〜６段階の評価において２．２以上であること、「むんむんする」印象が０〜６段階の評価において２．２以上であること、及び「明るい」印象が０〜６段階の評価において４．２以下であることを全て満たしていることが好適である。また、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物は、香料組成物全体の香調の印象が、「濃い」印象が０〜６段階の評価において２．２以上であること、「むんむんする」印象が０〜６段階の評価において２．２以上であること、及び「透明な」印象が０〜６段階の評価において２．５以下であることを全て満たしていることが好適である。
【０００８】
また、前記重量感覚調整用香料組成物において、該重量感覚を重くさせる香料成分は、オークモス油、クミン油、パチュリ油、クローブ油、サンダルウッド油、ジャスミン油、イソボルニルアセテート、メチル−Ｎ−３，７−ジメチル−７−ヒドロキシオクチリデンアンスラニレート、フェニルエチルアルコール、α−ダマスコン、アネトール、バニリン、７−アセチル−１，２，３，４，５，６，７，８−オクタヒドロ−１，１，６，７−テトラメチルナフタレンからなる群より選択されることが好適である。また、前記重量感覚調整用香料組成物において、該重量感覚を重くさせる香料成分の２種以上を含有することが好適である。
また、本発明にかかる化粧料は、前記重量感覚調整用香料組成物を含有することを特徴とする。
【０００９】
また、本発明にかかる重量感覚を重くさせる方法は、重量感覚を重くさせる香料成分を気化させ、ヒトに吸引させることを特徴とする。また、前記重量感覚を重くさせる方法において、該重量感覚を重くさせる香料成分は、オークモス油、クミン油、パチュリ油、クローブ油、サンダルウッド油、ジャスミン油、イソボルニルアセテート、メチル−Ｎ−３，７−ジメチル−７−ヒドロキシオクチリデンアンスラニレート、フェニルエチルアルコール、α−ダマスコン、アネトール、バニリン、７−アセチル−１，２，３，４，５，６，７，８−オクタヒドロ−１，１，６，７−テトラメチルナフタレンからなる群より選択されることが好適である。また、前記重量感覚を重くさせる方法において、該重量感覚を重くさせる香料成分の２種以上を気化させ、ヒトに吸引させることが好適である。
【００１０】
また、本発明にかかる化粧料の塗布感覚を重くさせる方法は、化粧料中に前記重量感覚調整用香料組成物を配合し、ヒトが該化粧料を塗布する際に、該化粧料中の該重量感覚調整用香料組成物を気化させ、該ヒトに吸引させることを特徴とする。
また、本発明にかかる化粧料のこってり感を強く感じさせる方法は、化粧料中に前記重量感覚調整用香料組成物を配合し、ヒトが該化粧料を塗布する際に、該化粧料中の該重量感覚調整用香料組成物を気化させ、該ヒトに吸引させることを特徴とする。
【００１１】
また、本発明にかかる化粧料における肌のふっくら感を強く感じさせる方法は、化粧料中に前記重量感覚調整用香料組成物を配合し、ヒトが該化粧料を塗布する際に、該化粧料中の該重量感覚調整用香料組成物を気化させ、該ヒトに吸引させることを特徴とする。
また、本発明にかかる化粧料における肌のもっちり感を強く感じさせる方法は、化粧料中に前記重量感覚調整用香料組成物を配合し、ヒトが該化粧料を塗布する際に、該化粧料中の該重量感覚調整用香料組成物を気化させ、該ヒトに吸引させることを特徴とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。
本発明は、香料がヒトの重量感覚に与える影響に着目して行われたものであり、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物は、重量感覚を重くさせる香料成分を含有することを特徴とする。
【００１３】
本発明に用いられる重量感覚を重くさせる香料成分とは、該香料成分を気化させ、ヒトに吸引させた場合に、該ヒトの重量感覚を重くさせる効果を有する香料成分のことであり、このようなものであれば、天然香料、合成香料、半合成香料等の何れのものでも良く、また、該香料成分の化学構造や香気の種類等によっても、特に制限されるものではない。
【００１４】
なお、本発明において、重量感覚を重くさせる効果とは、ヒトにおける物体の重量感覚、すなわち、ヒトが該物体を持ち上げたり、移動させたりするときに感じる負荷感覚を増大させる効果のことをいう。
また、前記重量感覚を重くさせる香料成分は、適当な官能試験を行うことによって、公知の香料の中から適宜選択することが可能である。なお、このような官能試験として、例えば、以下のような方法を用いて、公知の香料の中から、重量感覚を重くさせる香料成分を選択することができる。
【００１５】
（試験）
ガラス容器に水約５０ｍｌを入れて蓋をし、全体で１００．００ｇになるように重量を調整したものを複数準備する。このガラス容器の蓋に綿を取り付け、賦香条件では、各種濃度の香料／エタノール溶液１００μｌを綿に塗布し、１０分間放置する。また、無賦香条件では、綿には何も塗布しない。
１０名以上のパネラーにより、賦香条件と無賦香条件のそれぞれで、綿の香りを嗅ぎながら容器を持ち上げてもらい、賦香条件における重量感覚について、無賦香条件のそれと比較することにより、下記評価基準による点数判定を行ってもらう。なお、各パネラーによる点数の総和をパネラー人数で割った平均値を、重量感覚変化値とする。
【００１６】
〈評価基準〉
重い・・・・・＋２
やや重い・・・＋１
変わらない・・・０
やや軽い・・・−１
軽い・・・・・−２
【００１７】
以上のような試験を行った結果、重量感覚変化値が正の値となるような香料を、重量感覚を重くさせる香料成分として、本発明に用いることができる。なお、同試験結果において、重量感覚変化値の正の値で大きいものほど、重量感覚を重くさせる効果が大きいため、本発明に好適に用いることができる。
【００１８】
また、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物において、香料組成物全体の香調が特定の印象を有する場合に、重量感覚を重くさせる効果が特に好適に発揮される。
このため、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物においては、香料組成物全体の香調の印象が、「濃い」印象が０〜６段階の評価において２．２以上であること、「むんむんする」印象が０〜６段階の評価において２．２以上であること、及び「明るい」印象が０〜６段階の評価において４．２以下であることを全て満たしていることが好適である。また、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物においては、香料組成物全体の香調の印象が、「濃い」印象が０〜６段階の評価において２．２以上であること、「むんむんする」印象が０〜６段階の評価において２．２以上であること、及び「透明な」印象が０〜６段階の評価において２．５以下であることを全て満たしていることが好適である。
【００１９】
なお、上記香料組成物全体の香調の印象として規定される「濃い」、「むんむんする」、「明るい」、「透明な」といった各評価項目は、香りの感覚評価における適正な評価項目として、特開２００１−１７４４５０号に記載されているものである。
本発明の重量感覚調整用香料組成物においては、以下に示す評価試験を用いて、上記「濃い」、「むんむんする」、「明るい」、「透明な」といった、それぞれの印象の評価値が決定される。
【００２０】
「濃い」：１０名以上のパネラーにより、対象となる香料組成物と、２以上の比較香料組成物とを嗅いでもらい、対象香料組成物の「濃い」印象について、比較香料組成物のそれと比較することにより、下記評価基準による０〜６段階の点数判定を行ってもらう。ここで、比較香料組成物としては、クミン油の「透明な」評価が５．０、２−メチル−３−（４−ｔｅｒｔ−ブチルフェニル）プロパナールの「濃い」評価が２．０であることを基準として、各評価段階（例えば、１．０と５．０）の香料組成物を調整して用いる。なお、各パネラーによる点数の総和をパネラー人数で割った平均値を、「濃い」印象の評価値とする。
「むんむんする」：１０名以上のパネラーにより、対象となる香料組成物と、２以上の比較香料組成物とを嗅いでもらい、対象香料組成物の「むんむんする」印象について、比較香料組成物のそれと比較することにより、前記評価基準と同様にして０〜６段階の点数判定を行ってもらう。ここで、比較香料組成物としては、クミン油の「むんむんする」評価が３．０、２−メチル−３−（４−ｔｅｒｔ−ブチルフェニル）プロパナールの「むんむんする」評価が１．０であることを基準として、各評価段階（例えば、１．０と５．０）の香料組成物を調整して用いる。なお、各パネラーによる点数の総和をパネラー人数で割った平均値を、「むんむんする」印象の評価値とする。
【００２２】
「明るい」：１０名以上のパネラーにより、対象となる香料組成物と、２以上の比較香料組成物とを嗅いでもらい、対象香料組成物の「明るい」印象について、比較香料組成物のそれと比較することにより、前記評価基準と同様にして０〜６段階の点数判定を行ってもらう。ここで、比較香料組成物としては、２−メチル−３−（４−ｔｅｒｔ−ブチルフェニル）プロパナールの「明るい」評価が４．０、クミン油の「明るい」評価が２．０であることを基準として、各評価段階（例えば、１．０と５．０）の香料組成物を調整して用いる。なお、各パネラーによる点数の総和をパネラー人数で割った平均値を、「明るい」印象の評価値とする。
【００２３】
「透明な」：１０名以上のパネラーにより、対象となる香料組成物と、２以上の比較香料組成物とを嗅いでもらい、対象香料組成物の「透明な」印象について、比較香料組成物のそれと比較することにより、前記評価基準と同様にして０〜６段階の点数判定を行ってもらう。ここで、比較香料組成物としては、２−メチル−３−（４−ｔｅｒｔ−ブチルフェニル）プロパナールの「透明な」評価が４．０、クミン油の「透明な」評価が１．０であることを基準として、各評価段階（例えば、１．０と５．０）の香料組成物を調整して用いる。なお、各パネラーによる点数の総和をパネラー人数で割った平均値を、「透明な」印象の評価値とする。
【００２４】
また、本発明に用いられる重量感覚を重くさせる香料成分としては、具体的には、オークモス油、クミン油、パチュリ油、クローブ油、サンダルウッド油、ジャスミン油、イソボルニルアセテート、メチル−Ｎ−３，７−ジメチル−７−ヒドロキシオクチリデンアンスラニレート、フェニルエチルアルコール、α−ダマスコン、アネトール、バニリン、７−アセチル−１，２，３，４，５，６，７，８−オクタヒドロ−１，１，６，７−テトラメチルナフタレン等を挙げることができ、本発明においては、これらの香料を好適に用いることができる。
【００２５】
前記重量感覚を重くさせる香料成分としては、該香料の抽出方法や蒸留方法、合成方法等によって特に制限される訳ではなく、市販されているものを用いることもできる。重量感覚を重くさせる香料成分の一例として以上に挙げた各香料成分は、いずれも公知のものであり、一般に市販されているものを用いることもできるが、これらについて、以下に簡単に説明する。
【００２６】
オークモス油としては、例えば、サルオガセ科のエヴェニア・プルナストリ（Ｅｖｅｒｎｉａ ｐｒｕｎａｓｔｒｉ． Ａｃｈ）を溶剤抽出することによって得られる精油を用いることができる。
クミン油としては、例えば、セリ科のクミン（Ｃｕｍｉｎｕｍ ｃｙｍｉｎｕｍ Ｌ．）の果実を水蒸気蒸留することにより得られた精油を用いることができる。
【００２７】
パチュリ油としては、例えば、シソ科のパチュリ（Ｐｏｇｏｓｔｅｍｏｎ ｃａｂｉｎ）の全草を水蒸気蒸留することにより得られた精油を用いることができる。
クローブ油としては、例えば、フトモモ科のチョウジノキ（Ｓｙｚｙｇｉｕｍ ａｒｏｍａｔｉｃｕｍ）のつぼみを水蒸気蒸留することにより得られた精油を用いることができる。
【００２８】
サンダルウッド油としては、例えば、ビャクダン科のビャクダン（Ｓａｎｔａｌｕｍ ａｌｂｕｍ）の幹、根を水蒸気蒸留することにより得られた精油を用いることができる。
ジャスミン油としては、例えば、モクセイ科のソケイ（Ｊａｓｍｉｎｉｕｍ ｏｆｆｉｃｉｎａｌｅＬ．）の花を溶剤抽出し、さらにアルコール処理することにより得られたアブソリュートを用いることができる。
【００２９】
イソボルニルアセテートは、下記一般式化１で示される構造を有し、例えば、公知の合成方法によって合成された化合物を用いることができる。
【化１】
メチル−Ｎ−３，７−ジメチル−７−ヒドロキシオクチリデンアンスラニレートは、下記一般式化２で示される構造を有し、例えば、公知の合成方法によって合成された化合物を用いることができる。
【化２】
フェニルエチルアルコールは、下記一般式化３で示される構造を有し、例えば、ローズ油、ゼラニウム油等の精油から単離して得られた化合物、又は公知の合成方法によって合成された化合物を用いることができる。
【化３】
α−ダマスコンは、下記一般式化４で示される構造を有し、例えば、公知の合成方法によって合成された化合物を用いることができる。
【化４】
アネトールは、下記一般式化５で示される構造を有し、例えば、アニス、スターアニス等の精油から単離して得られた化合物、又は公知の合成方法によって合成された化合物を用いることができる。
【化５】
バニリンは、下記一般式化６で示される構造を有し、例えば、バニラ豆等から単離して得られた化合物、又は公知の合成方法によって合成された化合物を用いることができる。
【化６】
７−アセチル−１，２，３，４，５，６，７，８−オクタヒドロ−１，１，６，７−テトラメチルナフタレンは、下記一般式化７で示される構造を有し、例えば、公知の合成方法によって合成された化合物を用いることができる。
【化７】
また、以上に挙げた重量感覚を重くさせる香料成分のうち、特に、オークモス油、クミン油、パチュリ油、イソボルニルアセテートを用いると、重量感覚を重くさせる効果が高いため、本発明に特に好適に用いることができる。
【００３７】
また、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物において、前記重量感覚を重くさせる香料成分は、１種単独で、又は２種以上を混合して用いてもよいが、特に２種以上を混合して用いると、相乗効果によって、重量感覚を重くさせる効果が向上する。このため、本発明においては、前記重量感覚を重くさせる香料成分の２種以上を用いることが好適である。
【００３８】
本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物は、通常の調香手段により、前記重量感覚を重くする香料成分と、他の香料とを適当な割合で混合し、好適な香りとなるように調香したものを用いることができる。
【００３９】
また、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物は、香料成分が気化し、吸入し得る形態のものであればどのようなものでもよく、特にその剤型等の形態によって限定されるものではない。本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物は、香料単独で用いることもできるが、エチルアルコール、水等の溶媒に配合することによって、香水、オードトワレ、オーデコロン等の芳香性化粧料として用いることができる。また、これらの芳香性化粧料には、香料、溶媒の他に必要に応じて各種補助成分を加えることもできる。
また、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物を、溶媒や各種賦型剤とともに配合することによって、室内用芳香剤、浴用芳香剤等の各種芳香剤として用いることができる。
【００４０】
また、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物は、各種化粧料基剤中に配合することによって、化粧料として用いることができる。
そして、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物を化粧料に配合して用いた場合、該化粧料の塗布感覚を重くさせることができる。なお、本発明において、化粧料の塗布感覚とは、化粧料をヒトの皮膚表面に塗布する際の、該化粧料と皮膚との間の摩擦による抵抗感のことをいう。
また、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物を化粧料に配合して用いた場合には、該化粧料のこってり感を強く感じさせることができる。
【００４１】
また、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物を化粧料に配合して用いた場合には、該化粧料を塗布したときの肌のふっくら感を強く感じさせることができる。
また、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物を化粧料に配合して用いた場合には、該化粧料を塗布したときの肌のもっちり感を強く感じさせることができる。
【００４２】
本発明にかかる化粧料は、前記重量感覚調整用香料組成物を各種化粧料基剤中に配合し、また必要に応じて各種補助成分を加えたものであり、このようなものであれば何れのものでも良く、化粧料の剤型や使用目的等によって特に制限されるものではない。
本発明にかかる化粧料としては、例えば、クリーム、乳液、化粧水、化粧パウダー、ボディーローション、セッケン、シャンプー、リンス、トリートメント、ボディーシャンプー、洗顔料等を挙げることができる。
【００４３】
本発明にかかる化粧料においては、以上に挙げたような化粧料中に、前記重量感覚調整用香料組成物を含有しており、ヒトが該化粧料を塗布する際に、該化粧料中の該重量感覚調整用香料組成物中に含まれる重量感覚を重くさせる香料成分が気化し、これをヒトが吸引することになる。そして、これによって、該化粧料の塗布感覚を重くさせることができる。また、これとともに該化粧料のこってり感を強く感じさせること、該化粧料を塗布したときの肌のふっくら感を強く感じさせること、該化粧料を塗布したときの肌のもっちり感を強く感じさせることができる。
【００４４】
本発明にかかる化粧料としてクリームを例に挙げて説明すると、前記重量感覚調整用香料組成物を配合することによって、クリームの塗布感覚を重くさせる、クリームのこってり感を強く感じさせる、クリームを塗布したときの肌のふっくら感を強く感じさせる、クリームを塗布したときの肌のもっちり感を強く感じさせるといったように、各種の使用感を好適化することができる。通常、クリーム等の化粧料においては、基剤によって塗布感覚等の各種使用感を調整するものであるが、配合成分によって制約を受けることから、基剤による使用感の調整には限界がある。これに対して、本発明にかかる前記重量感覚調整用香料組成物をクリームに配合することによって、該クリームの塗布感覚を重くさせる等、使用感を好適に調整することができるのである。
【００４５】
また、化粧料中の該重量感覚調整用香料組成物の配合量、又は該重量感覚調整用香料組成物中における重量感覚を重くする香料成分の配合量、もしくはその種類を変化させることによって、得られる化粧料の各種使用感を適宜調整することも可能となる。
また、本発明にかかる化粧料において、その外観を明度の低い色となるように調整することによって、該化粧料の塗布感覚をさらに重くすることもできる。
【００４６】
また、化粧料に要求される使用感に応じ、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物の配合による使用感の調整と、基剤による使用感の調整とを合わせて行うことによって、さらに優れた使用感を創出することが可能となる。
【００４７】
また、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物は、前記した芳香化粧料、芳香剤、化粧料等への使用のみならず、種々の製品に賦香の目的で用いることができる。すなわち、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物を用い、製品に賦香を行うことによって、該製品を使用する際に重量感覚を重くする効果を付与することができるため、種々の製品にこのような効果を与える目的で、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物を好適に用いることができる。
【００４８】
【実施例】
以下、実施例に基づき、本発明について更に詳しく説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。
本発明の効果確認
１．重量感覚試験
本発明者らは、香料が重量感覚に与える影響について検討を行うため、まず最初に、オークモス油、クミン油、クマリン、マジョーラム油の香料原料４種を用い、以下の試験を行った。結果を表１に示す。なお、試験に用いた各種香料の濃度は表中に示すこととし、特に断りのない限り、質量％で示す。
【００４９】
（試験内容）
ガラス容器に水約５０ｍｌを入れて蓋をし、全体で１００．００ｇになるように重量を調整したものを複数準備した。このガラス容器の蓋に綿を取り付け、賦香条件では、各種濃度の香料／エタノール溶液１００μｌを綿に塗布し、１０分間放置した。また、無賦香条件では、綿には何も塗布しなかった。
１８名のパネラーにより、賦香条件と無賦香条件のそれぞれで、綿の香りを嗅ぎながら容器を持ち上げてもらい、賦香条件における重量感覚について、無賦香条件のそれと比較することにより、下記評価基準による点数判定を行ってもらった。なお、各パネラーによる点数の総和をパネラー人数で割った平均値を、重量感覚変化値とする。
【００５０】
〈評価基準〉
重い・・・・・＋２
やや重い・・・＋１
変わらない・・・０
やや軽い・・・−１
軽い・・・・・−２
【００５１】
【表１】
【００５２】
また、本発明者らは、上記試験により示された重量感覚を重くする効果と、香料の香調の印象との関係について検討するため、上記試験に用いたオークモス油、クミン油、クマリン、マジョーラム油について、以下に示す評価試験を用いて、「明るい」、「透明な」、「濃い」、「むんむんする」といったそれぞれの印象についての評価を行った。結果を表２に示す。
【００５３】
「明るい」：１８名のパネラーにより、対象となる香料の「明るい」印象について、下記評価基準による０〜６段階の点数判定を行ってもらった。なお、各パネラーによる点数の総和をパネラー人数で割った平均値を、「明るい」印象の評価値とした。
「透明な」：１８名のパネラーにより、対象となる香料の「透明な」印象について、前記評価基準と同様にして０〜６段階の点数判定を行ってもらった。なお、各パネラーによる点数の総和をパネラー人数で割った平均値を、「透明な」印象の評価値とした。
【００５５】
「濃い」：１８名のパネラーにより、対象となる香料の「濃い」印象について、前記評価基準と同様にして０〜６段階の点数判定を行ってもらった。なお、各パネラーによる点数の総和をパネラー人数で割った平均値を、「濃い」印象の評価値とした。
【００５６】
「むんむんする」：１８名のパネラーにより、対象となる香料の「むんむんする」印象について、前記評価基準と同様にして０〜６段階の点数判定を行ってもらった。なお、各パネラーによる点数の総和をパネラー人数で割った平均値を、「むんむんする」印象の評価値とした。
【００５７】
【表２】
【００５８】
また、本発明者らが他の香料原料について、前記試験と同様にして、更に検討を行ったところ、上記オークモス油、クミン油の他に、パチュリ油、クローブ油、イソボルニルアセテート、メチル−Ｎ−３，７−ジメチル−７−ヒドロキシオクチリデンアンスラニレート、フェニルエチルアルコール、α−ダマスコン、アネトールいった香料原料が、重量感覚を重くする効果を示すことが明らかとなった。これらの香料原料を用いて行った試験の結果を表３に示す。
【００５９】
【表３】
表３に示すように、前記オークモス油、クミン油に加えて、パチュリ油、クローブ油、イソボルニルアセテート、メチル−Ｎ−３，７−ジメチル−７−ヒドロキシオクチリデンアンスラニレート、フェニルエチルアルコール、α−ダマスコン、アネトールといった７種の香料原料も、重量感覚を重くする効果を有していることがわかる。
【００６１】
また、表１、表３から、オークモス油、クミン油、パチュリ油、クローブ油、イソボルニルアセテートの５種については、特に重量感覚を重くする効果が顕著であることが明らかとなった。
【００６２】
また、上記表には示さなかったが、本発明者らが更に検討を行ったところ、サンダルウッド油、ジャスミン油、バニリン、７−アセチル−１，２，３，４，５，６，７，８−オクタヒドロ−１，１，６，７−テトラメチルナフタレンといった各種香料原料においても、前記香料原料と同様に重量感覚を重くする効果を示すことも明らかとなった。
【００６３】
つづいて、本発明者らは、香料の濃度と重量感覚を重くする効果との相関について検討を行うために、香料濃度を変化させたものについて、前記試験同様にして重量感覚試験を行った。すなわち、前記試験において重量感覚を重くする影響が認められた香料原料のうち、オークモス油、クミン油の２種の香料原料を用い、前記試験において用いた香料濃度に対し、１０倍に希釈したものを用いて前記試験同様にして重量感覚試験を行い、香料濃度の異なる両者の試験結果についての比較を行った。結果を表４に示す。
【００６４】
【表４】
【００６５】
さらに、本発明者らは、重量感覚を重くさせる香料成分の２種以上を配合した場合の相乗効果について検討を行うため、前記試験において重量感覚を重くする影響が認められた香料原料のうち、オークモス油、イソボルニルアセテートの２種の香料原料を混合したものについて、前記試験と同様にして重量感覚試験を行い、１種単独で行った前記試験結果との比較を行った。なお、同試験においては、２種の香料各５０μｌを混合し、合わせて１００μｌとしたものを試験に用いた。結果を表５に示す。
【００６６】
【表５】
【００６７】
２．クリーム塗布感覚試験
つづいて、本発明者らは、前記試験において重量感覚を重くする影響が認められた香料原料のうち、オークモス油、クミン油を用い、クリームの塗布時の感覚に対しての影響について検討を行うため、以下の試験を行った。結果を表６に示す。
【００６８】
（試験内容）
無賦香のクリームと綿とを準備し、賦香条件では、各種濃度の香料／エタノール溶液１００μｌを綿に塗布し、１０分間放置した。また、無賦香条件では、綿には何も塗布しなかった。
１８名のパネラーにより、賦香条件と無賦香条件のそれぞれの綿を腕に付けてもらい、綿の香りを嗅ぎながら、自身の腕に無賦香クリームを塗布してもらい、賦香条件におけるクリーム塗布感覚について、無賦香条件のそれと比較することにより、下記評価基準による点数判定を行ってもらった。なお、各パネラーによる点数の総和をパネラー人数で割った平均値を、クリーム塗布感覚変化値とする。
下記評価基準による点数判定を行ってもらう。なお、各パネラーによる点数の総和をパネラー人数で割った平均値を、クリーム塗布感覚変化値とする。
【００６９】
〈判定基準〉
重い・・・・・＋２
やや重い・・・＋１
変わらない・・・０
やや軽い・・・−１
軽い・・・・・−２
【００７０】
【表６】
【００７１】
また、以上のことから、本発明にかかる重量感覚組成物を化粧料に配合することによって、該化粧料の塗布感覚を重くすることができると言える。
なお、本発明者らがさらに検討を行ったところ、本発明にかかる化粧料を明度の低い色となるように調整することによって、該化粧料の塗布感覚をさらに重くすることができることが明らかとなった。
【００７２】
また、本発明者らがさらに検討を行ったところ、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物を化粧料に配合することによって、さらに化粧料のこってり感を強く感じさせること、化粧料を塗布したときの肌のふっくら感を強く感じさせること、化粧料を塗布したときの肌のもっちり感を強く感じさせることが、それぞれ明らかとなった。
【００７３】
３．香調の印象との相関関係
つづいて、本発明者らは、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物が化粧料の使用感へと与える影響と、香料組成物の全体の香調との相関関係について検討を行った。
まず、本発明者らは、各種香料原料２４種について、「まろやか」、「甘い」、「明るい」、「透明な」、「すっとする」、「濃い」、「むんむんする」といったそれぞれの印象について評価を行い、ついで、それぞれの香料原料について前記試験と同様にしてクリーム塗布感覚試験を行うことにより、香調の印象の各評価項目とクリーム塗布感覚変化値との相関係数を求めた。結果を表７に示す。
【００７４】
なお、上記試験に用いた香料原料２４種は以下の通りである。ゼラニウム油、ペパーミント油、ライム油、カモミール油、ラベンダー油、ローズ油、ベルガモット油、スペアミント油、γ−ウンデカラクトン、２−メチル−３−（４−ｔｅｒｔ−ブチルフェニル）プロパナール、β−イオノン、７−メチル−３，５−ジヒドロ−２Ｈ−ベンゾジオキセピン−３−オン、ヘリオトロピン、（２，４−ジメチル−３−シクロヘキセニル）カルボキシアルデヒド、アンブロキサン、１，３，４，６，７，８−ヘキサヒドロ−４，６，６，７，８，８−ヘキサメチル−シクロペンタ−γ−２−ベンゾピラン、クミン油、パチュリ油、クローブ油、サンダルウッド油、ジャスミン油、メチル−Ｎ−３，７−ジメチル−７−ヒドロキシオクチリデンアンスラニレート、バニリン、マジョーラム油。
【００７５】
また、各種香料原料の香調の印象についての評価は以下のようにして行った。「まろやか」：１８名のパネラーにより、対象となる香料と、２つの比較香料とを嗅いでもらい、対象香料の「まろやかな」印象について、比較香料のそれと比較することにより、下記評価基準による０〜６段階の点数判定を行ってもらった。ここで、比較香料としては、ヘリオトロピンとクローブ油とを用い、ヘリオトロピンの「まろやかな」評価が５．０、クローブ油の「まろやかな」評価が１．０であることを基準として評価を行った。なお、各パネラーによる点数の総和をパネラー人数で割った平均値を、「まろやかな」印象の評価値とした。
「甘い」：１８名のパネラーにより、対象となる香料と、２つの比較香料とを嗅いでもらい、対象香料の「甘い」印象について、比較香料のそれと比較することにより、前記評価基準と同様にして０〜６段階の点数判定を行ってもらった。ここで、比較香料としては、バニリンとライム油とを用い、バニリンの「甘い」評価が６．０、ライム油の「甘い」評価が１．０であることを基準として評価を行った。なお、各パネラーによる点数の総和をパネラー人数で割った平均値を、「甘い」印象の評価値とした。
【００７７】
「明るい」：１８名のパネラーにより、対象となる香料と、２つの比較香料とを嗅いでもらい、対象香料の「明るい」印象について、比較香料のそれと比較することにより、前記評価基準と同様にして０〜６段階の点数判定を行ってもらった。ここで、比較香料としては、２−メチル−３−（４−ｔｅｒｔ−ブチルフェニル）プロパナールとクミン油とを用い、２−メチル−３−（４−ｔｅｒｔ−ブチルフェニル）プロパナールの「明るい」評価が４．０、クミン油の「明るい」評価が２．０であることを基準として評価を行った。なお、各パネラーによる点数の総和をパネラー人数で割った平均値を、「明るい」印象の評価値とした。
【００７８】
「透明な」：１８名のパネラーにより、対象となる香料と、２つの比較香料とを嗅いでもらい、対象香料の「透明な」印象について、比較香料のそれと比較することにより、前記評価基準と同様にして０〜６段階の点数判定を行ってもらった。ここで、比較香料としては、２−メチル−３−（４−ｔｅｒｔ−ブチルフェニル）プロパナールとクミン油とを用い、２−メチル−３−（４−ｔｅｒｔ−ブチルフェニル）プロパナールの「透明な」評価が４．０、クミン油の「透明な」評価が１．０であることを基準として評価を行った。なお、各パネラーによる点数の総和をパネラー人数で割った平均値を、「透明な」印象の評価値とした。
【００７９】
「すっとする」：１８名のパネラーにより、対象となる香料と、２つの比較香料とを嗅いでもらい、対象香料の「すっとする」印象について、比較香料のそれと比較することにより、前記評価基準と同様にして０〜６段階の点数判定を行ってもらった。ここで、比較香料としては、ペパーミント油とバニリンとを用い、ペパーミント油の「すっとする」評価が５．０、バニリンの「すっとする」評価が１．０であることを基準として評価を行った。なお、各パネラーによる点数の総和をパネラー人数で割った平均値を、「すっとする」印象の評価値とした。
【００８０】
「濃い」：１８名のパネラーにより、対象となる香料と、２つの比較香料とを嗅いでもらい、対象香料の「濃い」印象について、比較香料のそれと比較することにより、前記評価基準と同様にして０〜６段階の点数判定を行ってもらった。ここで、比較香料としては、クミン油と２−メチル−３−（４−ｔｅｒｔ−ブチルフェニル）プロパナールとを用い、クミン油の「透明な」評価が５．０、２−メチル−３−（４−ｔｅｒｔ−ブチルフェニル）プロパナールの「濃い」評価が２．０であることを基準として評価を行った。なお、各パネラーによる点数の総和をパネラー人数で割った平均値を、「濃い」印象の評価値とした。
【００８１】
「むんむんする」：１８名のパネラーにより、対象となる香料と、２つの比較香料とを嗅いでもらい、対象香料の「むんむんする」印象について、比較香料のそれと比較することにより、前記評価基準と同様にして０〜６段階の点数判定を行ってもらった。ここで、比較香料としては、２−メチル−３−（４−ｔｅｒｔ−ブチルフェニル）プロパナールとクミン油とを用い、クミン油の「むんむんする」評価が３．０、２−メチル−３−（４−ｔｅｒｔ−ブチルフェニル）プロパナールの「むんむんする」評価が２．０であることを基準として評価を行った。なお、各パネラーによる点数の総和をパネラー人数で割った平均値を、「むんむんする」印象の評価値とした。
【００８２】
【表７】
【００８３】
以上のことから、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物をクリームに配合して、クリームの塗布感覚を重くする効果を得ようとした場合には、香料組成物全体の香調が「濃い」、「むんむんする」印象が高くなるように調整することが好適であると言える。一方で、香料組成物全体の香調の印象が「明るい」、又は「透明」といったものである場合には、クリーム塗布感覚を重くする効果に悪影響を及ぼすと考えられるため、これらの印象が低くなるように調整することが好適であると言える。
【００８４】
さらに本発明者らが、詳細に検討を行ったところ、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物においては、香料組成物全体の香調の「濃い」印象を０〜６段階の評価において２．２以上、「むんむんする」印象を０〜６段階の評価において２．２以上とすることが好適であることが明らかとなった。一方で、香料組成物全体の香調の「明るい」印象を０〜６段階の評価において４．２以下、「透明な」印象を０〜６段階の評価において２．５以下とすることが好適であることも明らかとなった。
【００８５】
以下に、本発明の好適な配合例を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、配合量は質量％で示す。
Ａの成分を７０℃加熱溶解した水相成分に、Ｂの成分を７０℃加熱溶解した油相成分を加え、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくかき混ぜながら３０℃まで冷却する。
【００８９】
Ｃの成分を７０℃に加熱溶解したものに、Ｂの成分を７０℃に加熱溶解したものを加え、ホモミキサーで乳化する．乳化後、かき混ぜながら３０℃まで冷却し、Ａの成分を溶解したものを加え、均一に混合する。
【００９０】
Ａの成分を均一になるように分散を行い、Ｂの成分を９０℃加熱溶解し、冷却固化後、ホモミキサーにて均一分散して得られるミクロゲルを、Ａ成分中へ徐添しながら分散する。
【００９１】
Ａの成分を約７０℃で加熱溶解して、ディスパーミックスにて均一に撹拌混合した後、ディスパーミックスで撹拌しながら室温のＢの成分を徐々に添加して乳化させる。
【００９２】
Ａの成分を均一になるように分散を行い、Ｂの成分を加熱溶解し、冷却固化後、ホモミキサーにて均一分散したものを、Ａ成分中へ徐添しながら分散する。
【００９３】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物によると、重量感覚を重くさせる香料成分を含有しているため、これを気化・吸引させることによって、ヒトの重量感覚を重くさせる効果を付与することができる。また、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物は、重量感覚を重くさせる香料成分の２種以上を含有することによって、相乗的に高い効果を得ることができる。
また、本発明にかかる重量感覚調整用香料組成物を化粧料に配合すると、化粧料の塗布感覚を重くすることができ、さらに化粧料のこってり感を強く感じさせること、化粧料を塗布したときの肌のふっくら感を強く感じさせること、化粧料を塗布したときの肌のもっちり感を強く感じさせることができる。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a fragrance composition for adjusting weight sensation and a cosmetic containing the same, and more particularly, to a fragrance composition capable of increasing the weight sensation of a person by scent.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a method called aromatherapy (aroma therapy) for treating the mind and body by inhaling an aromatic substance such as a fragrance is known, and a certain fragrance (essential oil) is effective for a certain symptom. Something has been known for a long time. In recent years, the influence of such scents on psychological and physiological effects has been gradually revealed by the development of analytical techniques.
[0003]
At present, in the field of fragrance research, studies on the effects of scents on human psychology are being actively conducted, and it is expected to find scents that can impart significant effects by scents.
[0004]
On the other hand, it is conventionally known that vision affects human psychology, and as one example, it is known that color affects human weight perception. It has been reported that the relationship between the color and the human sense of weight is related not to the hue but to the brightness of the color (Monroe. M. @Amer. J. Psychol., 36, 192-206 ( 1925), Taylor.CD {J. gen. Psychol., 4, 229-246 (1930)). In other words, when objects having the same size and the same weight are used, the colors are changed, and the weight sensation is compared, an object having a high lightness of a color feels lighter than an object having a low lightness.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, no scientifically verified example has been reported on the sense of smell, that is, the relationship between scent and weight sensation, and it is reported that scent affects human weight sensation, as in the case of the color described above. No knowledge has yet been obtained.
The present invention has been made in view of the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a fragrance composition for adjusting a weight sensation, which can increase the weight sensation of a human due to a scent.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In view of the above-mentioned problems, the present inventors have conducted intensive studies and, as a result, have found that a specific fragrance has a great effect on human weight perception. That is, it has been found that by causing a human to vaporize and inhale a fragrance composition containing a specific fragrance, he or she exerts an effect of increasing the sense of weight. In addition, it has been found that by blending such a fragrance composition in a cosmetic, it is possible to optimize the feeling of application of the cosmetic, such as increasing the application feeling of the cosmetic, and to complete the present invention. Reached.
[0007]
That is, the fragrance composition for adjusting a weight sensation according to the present invention is characterized by containing a fragrance component that increases the weight sensation.
In addition, the fragrance composition for adjusting weight sensation according to the present invention is such that the impression of the fragrance of the entire fragrance composition is such that the “dark” impression is 2.2 or more in a 0 to 6 scale evaluation, It is preferable that the image satisfies all that the impression is 2.2 or more in the evaluation of 0 to 6 levels and that the “bright” impression is 4.2 or less in the evaluation of 0 to 6 levels. In addition, the fragrance composition for adjusting weight sensation according to the present invention is such that the impression of the fragrance of the entire fragrance composition is such that the “dark” impression is 2.2 or more in a 0 to 6 scale evaluation, It is preferable that all the conditions satisfy the condition that the impression is 2.2 or more in the evaluation of 0 to 6 levels and that the “transparent” impression is 2.5 or less in the evaluation of 0 to 6 levels.
[0008]
Further, in the weight sensation-adjusting fragrance composition, the fragrance component that increases the weight sensation is oak moss oil, cumin oil, patchouli oil, clove oil, sandalwood oil, jasmine oil, isobornyl acetate, methyl-N-. 3,7-dimethyl-7-hydroxyoctylidene anthranilate, phenylethyl alcohol, α-damascon, anethole, vanillin, 7-acetyl-1,2,3,4,5,6,7,8-octahydro-1 , 1,6,7-tetramethylnaphthalene. In addition, it is preferable that the flavor composition for adjusting a weight sensation contains two or more kinds of fragrance components that increase the weight sensation.
Further, the cosmetic according to the present invention is characterized by containing the flavor composition for adjusting weight sensation.
[0009]
In addition, the method of increasing the weight sensation according to the present invention is characterized in that a fragrance component that increases the weight sensation is vaporized and is inhaled by a human. Further, in the method for increasing the weight sensation, the fragrance component that increases the weight sensation may be oak moss oil, cumin oil, patchouli oil, clove oil, sandalwood oil, jasmine oil, isobornyl acetate, methyl-N-3. , 7-Dimethyl-7-hydroxyoctylidene anthranilate, phenylethyl alcohol, α-damascon, anethole, vanillin, 7-acetyl-1,2,3,4,5,6,7,8-octahydro-1, Preferably, it is selected from the group consisting of 1,6,7-tetramethylnaphthalene. In the method for increasing the weight sensation, it is preferable that two or more kinds of the fragrance components that increase the weight sensation are vaporized and inhaled by a human.
[0010]
Further, the method for increasing the application sensation of the cosmetic according to the present invention is characterized in that the weight sensation adjusting fragrance composition is blended into the cosmetic, and when a human applies the cosmetic, the cosmetic composition contains the perfume composition. It is characterized in that the perfume composition for adjusting weight sensation is vaporized and the human is inhaled.
Further, the method for strongly feeling the thickened feeling of the cosmetic according to the present invention comprises blending the weight sensation adjusting fragrance composition into the cosmetic, and when applying the cosmetic to a human, the cosmetic contains The fragrance composition for adjusting weight sensation is vaporized, and the human is inhaled.
[0011]
In addition, the method of making the cosmetic according to the present invention strongly feel the plumpness of the skin comprises blending the fragrance composition for adjusting weight sensation into a cosmetic, and applying the cosmetic when a human applies the cosmetic. The fragrance composition for adjusting the weight sensation therein is vaporized and is inhaled by the human.
In addition, the method of making the cosmetic product according to the present invention strongly feel the dustiness of the skin is characterized in that the weight sensation-adjusting fragrance composition is incorporated into the cosmetic material, and the cosmetic composition is applied when a human applies the cosmetic material. The fragrance composition for adjusting the weight sensation in the ingredients is vaporized and the human is inhaled.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a preferred embodiment of the present invention will be described.
The present invention has been made by paying attention to the effect of the fragrance on human weight sensation, and the fragrance composition for adjusting weight sensation according to the present invention contains a fragrance component that makes the weight sensation heavy. And
[0013]
The fragrance component that increases the weight sensation used in the present invention is a fragrance component having an effect of increasing the weight sensation of the human when the fragrance component is vaporized and inhaled by a human. Natural flavors, synthetic fragrances, semi-synthetic fragrances, etc. may be used as long as they are suitable, and there is no particular limitation on the chemical structure of the fragrance component or the type of fragrance.
[0014]
In the present invention, the effect of increasing the weight sensation refers to an effect of increasing the weight sensation of an object in a human being, that is, the effect of increasing the load sensation felt when a person lifts or moves the object.
Further, the perfume component for increasing the weight sensation can be appropriately selected from known perfumes by conducting an appropriate sensory test. As such a sensory test, for example, a perfume component that increases the sense of weight can be selected from known perfumes using the following method.
[0015]
(test)
About 50 ml of water is put into a glass container, and a lid is prepared. A plurality of the containers whose weight is adjusted to be 100.00 g in total are prepared. Cotton is attached to the lid of this glass container, and under the scenting conditions, 100 μl of a fragrance / ethanol solution of various concentrations is applied to the cotton and left for 10 minutes. In the non-scented condition, nothing is applied to the cotton.
By 10 or more panelists, in each of the fragrance condition and the non-fragrance condition, have the container lifted while sniffing the scent of cotton, and by comparing the weight sensation in the fragrance condition with that of the non-fragrance condition, Have them judge the score according to the following evaluation criteria. The average value obtained by dividing the sum of the scores by each panelist by the number of panelists is defined as the weight perception change value.
[0016]
<Evaluation criteria>
Heavy ... +2
Somewhat heavy ... + 1
No change ... 0
Somewhat light ...- 1
Light ... 2
[0017]
As a result of the above test, a fragrance having a positive change in weight sensation can be used in the present invention as a fragrance component for increasing the weight sensation. In the test results, the larger the positive value of the weight sensation change value, the greater the effect of making the weight sensation heavier, so that it can be suitably used in the present invention.
[0018]
Further, in the fragrance composition for adjusting weight sensation according to the present invention, when the fragrance of the entire fragrance composition has a specific impression, the effect of increasing the weight sensation is particularly preferably exerted.
For this reason, in the fragrance composition for adjusting weight sensation according to the present invention, the impression of the fragrance tone of the entire fragrance composition is such that the “dark” impression is 2.2 or more in the evaluation of 0 to 6 levels, It is preferable to satisfy all that the "do" impression is 2.2 or more in the evaluation of 0 to 6 grades and that the "bright" impression is 4.2 or less in the evaluation of 0 to 6 grades. Moreover, in the weight perception adjusting fragrance composition according to the present invention, the impression of the fragrance tone of the entire fragrance composition is such that the "dark" impression is 2.2 or more in a 0 to 6 scale evaluation, It is preferable that all of the following conditions are satisfied: "the impression is 2.2 or more in the evaluation of 0 to 6 grades, and 2.5 or less in the evaluation of 0 to 6 grades."
[0019]
In addition, each evaluation item such as `` dark '', `` mummunsu '', `` bright '', and `` transparent '' defined as the impression of the fragrance of the whole fragrance composition is an appropriate evaluation item in the sensation evaluation of the fragrance, This is described in JP-A-2001-174450.
In the weight perception adjusting fragrance composition of the present invention, using the evaluation test shown below, the evaluation value of each impression, such as the above-mentioned "dark", "mummy", "bright", "transparent", is determined. Is done.
[0020]
"Dark": Ten or more panelists smell the target fragrance composition and two or more comparative fragrance compositions, and compare the "dense" impression of the target fragrance composition with that of the comparative fragrance composition By doing so, a score determination of 0 to 6 levels based on the following evaluation criteria is performed. Here, as a comparative fragrance composition, the "clear" evaluation of cumin oil is 5.0, and the "dark" evaluation of 2-methyl-3- (4-tert-butylphenyl) propanal is 2.0. Based on this, the fragrance composition at each evaluation stage (for example, 1.0 and 5.0) is adjusted and used. The average value obtained by dividing the sum of the scores by each panelist by the number of panelists is used as the evaluation value of the “dark” impression.
“Munmunsu”: Ten or more panelists smell the target fragrance composition and two or more comparative fragrance compositions, and as to the “perfect” impression of the target fragrance composition, By comparing with that, the score judgment of 0 to 6 steps is performed in the same manner as the evaluation standard. Here, as a comparative fragrance composition, the evaluation of cumin oil was 3.0, and the evaluation of 2-methyl-3- (4-tert-butylphenyl) propanal was 1.0. The fragrance composition of each evaluation stage (for example, 1.0 and 5.0) is adjusted and used on the basis of the existence. The average value obtained by dividing the sum total of the scores by each panelist by the number of panelists is used as the evaluation value of the impression of "Munmun".
[0022]
“Bright”: Ten or more panelists smell the target fragrance composition and two or more comparative fragrance compositions, and compare the “bright” impression of the target fragrance composition with that of the comparative fragrance composition By doing so, a score determination of 0 to 6 steps is performed in the same manner as the evaluation criteria. Here, as the comparative fragrance composition, the “bright” evaluation of 2-methyl-3- (4-tert-butylphenyl) propanal is 4.0, and the “bright” evaluation of cumin oil is 2.0. The fragrance composition of each evaluation stage (for example, 1.0 and 5.0) is adjusted and used on the basis of. The average value obtained by dividing the sum of the scores by each panelist by the number of panelists is used as the evaluation value of the “bright” impression.
[0023]
"Transparent": The target fragrance composition and two or more comparative fragrance compositions were smelled by 10 or more panelists, and the "transparent" impression of the target fragrance composition was evaluated. By comparing with that, the score judgment of 0 to 6 steps is performed in the same manner as the evaluation standard. Here, as the comparative fragrance composition, the “transparent” evaluation of 2-methyl-3- (4-tert-butylphenyl) propanal was 4.0, and the “transparent” evaluation of cumin oil was 1.0. The fragrance composition of each evaluation stage (for example, 1.0 and 5.0) is adjusted and used on the basis of the existence. The average value obtained by dividing the total score of each panelist by the number of panelists is used as the evaluation value of the “transparent” impression.
[0024]
In addition, as the fragrance component for increasing the sense of weight used in the present invention, specifically, oak moss oil, cumin oil, patchouli oil, clove oil, sandalwood oil, jasmine oil, isobornyl acetate, methyl-N- 3,7-dimethyl-7-hydroxyoctylidene anthranilate, phenylethyl alcohol, α-damascon, anethole, vanillin, 7-acetyl-1,2,3,4,5,6,7,8-octahydro-1 , 1,6,7-tetramethylnaphthalene and the like, and in the present invention, these fragrances can be suitably used.
[0025]
The flavor component that increases the weight sensation is not particularly limited by a method for extracting the flavor, a distillation method, a synthesis method, and the like, and a commercially available one may be used. Each of the above-mentioned perfume components as an example of the perfume component for increasing the weight sensation is publicly known, and generally commercially available perfume components can be used. These will be briefly described below.
[0026]
As the oak moss oil, for example, an essential oil obtained by solvent-extracting Evenia prunastri.
As the cumin oil, for example, an essential oil obtained by steam-distilling the fruit of cumin (Cumum @ cyminum @ L.) In the Apiaceae family can be used.
[0027]
As the patchouli oil, for example, an essential oil obtained by steam distillation of whole plant of Patchouli (Pogostemon cabin) of the Labiatae family can be used.
As the clove oil, for example, an essential oil obtained by steam-distilling a bud of Syzygium aromaticum of the family Myrtaceae can be used.
[0028]
As the sandalwood oil, for example, an essential oil obtained by steam distillation of the trunk and root of sandalwood (Santalum @ album) of the sandalwood family can be used.
As the jasmine oil, for example, an absolute obtained by extracting a flower of Jasminium officinale L. belonging to the family Oleaceae with a solvent and further treating it with alcohol can be used.
[0029]
Isobornyl acetate has a structure represented by the following general formula 1, and for example, a compound synthesized by a known synthesis method can be used.
Embedded image
Methyl-N-3,7-dimethyl-7-hydroxyoctylidene anthranilate has a structure represented by the following general formula 2, and for example, a compound synthesized by a known synthesis method can be used.
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Phenylethyl alcohol has a structure represented by the following general formula 3, and for example, a compound obtained by isolating from essential oils such as rose oil and geranium oil, or a compound synthesized by a known synthesis method is used. Can be.
Embedded image
α-Damascon has a structure represented by the following general formula 4, and for example, a compound synthesized by a known synthesis method can be used.
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Anethole has a structure represented by the following general formula 5, and for example, a compound isolated from an essential oil such as anise or star anise or a compound synthesized by a known synthesis method can be used.
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Vanillin has a structure represented by the following general formula 6, and for example, a compound obtained by isolation from vanilla beans or the like, or a compound synthesized by a known synthesis method can be used.
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7-acetyl-1,2,3,4,5,6,7,8-octahydro-1,1,6,7-tetramethylnaphthalene has a structure represented by the following general formula 7, for example, A compound synthesized by a known synthesis method can be used.
Embedded image
In addition, among the above-listed flavor components that increase the weight sensation, particularly, use of oak moss oil, cumin oil, patchouli oil, or isobornyl acetate is particularly suitable for the present invention because the effect of increasing the weight sensation is high. Can be used.
[0037]
In the fragrance composition for adjusting weight sensation according to the present invention, the fragrance component for increasing the weight sensation may be used alone or in combination of two or more. When used in combination, the effect of increasing the sense of weight is enhanced by the synergistic effect. For this reason, in the present invention, it is preferable to use two or more kinds of the fragrance components that increase the sense of weight.
[0038]
The fragrance composition for adjusting a weight sensation according to the present invention is prepared by mixing a fragrance component for increasing the weight sensation with another fragrance in an appropriate ratio by a usual scenting means, and adjusting the fragrance to a suitable scent. Incense can be used.
[0039]
The weight perception adjusting fragrance composition according to the present invention may be of any type as long as the fragrance component is vaporized and inhalable, and is not particularly limited by the form of the dosage form. Absent. The fragrance composition for adjusting weight sensation according to the present invention can be used alone as a fragrance, but it can be used as an aromatic cosmetic such as perfume, eau de toilette, eau de cologne, etc. by blending in a solvent such as ethyl alcohol or water. it can. Further, in addition to the fragrance and the solvent, various auxiliary components can be added to these aromatic cosmetics as needed.
In addition, by blending the weight sensation adjusting fragrance composition according to the present invention with a solvent and various excipients, it can be used as various fragrances such as an indoor fragrance and a bath fragrance.
[0040]
The fragrance composition for adjusting weight sensation according to the present invention can be used as a cosmetic by being blended in various cosmetic bases.
When the perfume composition for adjusting a weight sensation according to the present invention is used in a cosmetic, the application sensation of the cosmetic can be increased. In the present invention, the sense of application of the cosmetic refers to a feeling of resistance caused by friction between the cosmetic and the skin when the cosmetic is applied to the surface of human skin.
In addition, when the weight perception adjusting fragrance composition according to the present invention is used in a cosmetic, the thickening of the cosmetic can be strongly felt.
[0041]
In addition, when the weight perception adjusting fragrance composition according to the present invention is blended into a cosmetic and used, a plump feeling of the skin when the cosmetic is applied can be strongly felt.
In addition, when the weight perception adjusting fragrance composition according to the present invention is blended into a cosmetic and used, the skin can be made to feel strongly when the cosmetic is applied.
[0042]
The cosmetic according to the present invention is a composition in which the weight perception adjusting flavor composition is blended in various cosmetic bases, and various auxiliary components are added as necessary. Which is not particularly limited by the dosage form of the cosmetic, the purpose of use, and the like.
Examples of the cosmetics according to the present invention include creams, emulsions, lotions, cosmetic powders, body lotions, soaps, shampoos, rinses, treatments, body shampoos, facial cleansers, and the like.
[0043]
In the cosmetic according to the present invention, the cosmetics as described above contain the fragrance composition for adjusting weight sensation, and when a human applies the cosmetic, the cosmetic contains The perfume component contained in the weight perception adjusting perfume composition, which increases the weight perception, evaporates, and this is inhaled by humans. Thus, the application feeling of the cosmetic can be increased. Further, together with this, the firm feeling of the cosmetic is strongly felt, the fluffy feeling of the skin when the cosmetic is applied is strongly felt, and the skin feeling when the cosmetic is applied is strongly felt. Can be done.
[0044]
Explaining the cream as an example of the cosmetic according to the present invention, by blending the fragrance composition for adjusting the weight sensation, the application sensation of the cream is increased, the thickening of the cream is strongly felt, and the cream is applied. Various feelings of use can be optimized, for example, to make the skin feel more plump when the cream is applied, and to make the skin firmer when the cream is applied. Usually, in cosmetics such as creams, various usage feelings such as application feeling are adjusted by the base, but there is a limit in adjustment of the usage feeling by the base because it is restricted by the components. On the other hand, by blending the fragrance composition for adjusting weight sensation according to the present invention into a cream, it is possible to suitably adjust the feeling of use such as increasing the application sensation of the cream.
[0045]
Further, by changing the amount of the perfume composition for adjusting the weight sensation in a cosmetic, or the amount of the perfume component that increases the weight sensation in the perfume composition for adjusting a weight sensation, or by changing the type thereof. It is also possible to appropriately adjust various feelings of use of the cosmetic.
In addition, by adjusting the appearance of the cosmetic according to the present invention so as to be a color having low brightness, the application sensation of the cosmetic can be further increased.
[0046]
Further, according to the feeling of use required for the cosmetics, by further adjusting the feeling of use by blending the perfume composition for adjusting weight sensation according to the present invention and adjusting the feeling of use by the base, it is even more excellent. It is possible to create a feeling of use.
[0047]
In addition, the fragrance composition for adjusting weight sensation according to the present invention can be used not only for the above-mentioned aromatic cosmetics, fragrances, cosmetics and the like but also for various products for the purpose of flavoring. That is, by using the perfume composition for adjusting weight sensation according to the present invention, and by perfuming the product, it is possible to impart an effect of increasing the weight sensation when using the product. For the purpose of providing such effects, the fragrance composition for adjusting weight sensation according to the present invention can be suitably used.
[0048]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail based on examples, but the present invention is not limited thereto.
Confirming the effects of the present invention
1. Weight perception test
The present inventors first conducted the following tests using four kinds of perfume raw materials of oak moss oil, cumin oil, coumarin, and majoram oil in order to examine the effect of the fragrance on the weight sensation. Table 1 shows the results. The concentrations of the various fragrances used in the test are shown in the table, and are shown in mass% unless otherwise specified.
[0049]
(contents of the test)
About 50 ml of water was put into a glass container, which was then capped, and a plurality of glass containers having a weight adjusted to 100.00 g in total were prepared. Cotton was attached to the lid of this glass container, and under the fragrance conditions, 100 μl of a fragrance / ethanol solution having various concentrations was applied to the cotton, and allowed to stand for 10 minutes. In the non-scented condition, nothing was applied to the cotton.
Under the scenting condition and the non-scenting condition, the container was lifted while smelling the scent of cotton by 18 panelists, and the weight perception under the scenting condition was compared with that under the non-scenting condition. They were evaluated based on the evaluation criteria. The average value obtained by dividing the sum of the scores by each panelist by the number of panelists is defined as the weight perception change value.
[0050]
<Evaluation criteria>
Heavy ... +2
Somewhat heavy ... + 1
No change ... 0
Somewhat light ...- 1
Light ... 2
[0051]
[Table 1]
[0052]
In addition, the present inventors examined the relationship between the effect of increasing the weight sensation shown in the above test and the impression of the fragrance of the fragrance, and used the oak moss oil, cumin oil, coumarin, and majola used in the above test. Using the evaluation test shown below, mummy oil was evaluated for each impression such as “bright”, “transparent”, “dark”, and “mummunsu”. Table 2 shows the results.
[0053]
“Bright”: Eighteen panelists evaluated the “bright” impression of the target fragrance on a scale of 0 to 6 based on the following evaluation criteria. The average value obtained by dividing the total score by each panelist by the number of panelists was used as the evaluation value of the “bright” impression.
"Transparent": 18 panelists evaluated the "transparent" impression of the perfume of interest in a scale of 0 to 6 in the same manner as the evaluation criteria. The average value obtained by dividing the sum of the scores by each panelist by the number of panelists was used as the evaluation value of the “transparent” impression.
[0055]
"Dark": 18 panelists evaluated the "dense" impression of the target fragrance on a scale of 0 to 6 in the same manner as the evaluation criteria. The average value obtained by dividing the sum of the scores by each panelist by the number of panelists was used as the evaluation value of the “dark” impression.
[0056]
"Munmunsu": Eighteen panelists evaluated the impression of the target perfume "Munmunsu" on a scale of 0 to 6 in the same manner as the evaluation criteria. The average value obtained by dividing the sum total of the scores by each panelist by the number of panelists was used as the evaluation value of the impression of “Munmun”.
[0057]
[Table 2]
[0058]
Further, the present inventors conducted further investigations on other perfume raw materials in the same manner as in the above test. In addition to the above-mentioned oak moss oil and cumin oil, patchouli oil, clove oil, isobornyl acetate, methyl- It has been clarified that perfume raw materials such as N-3,7-dimethyl-7-hydroxyoctylidene anthranilate, phenylethyl alcohol, α-damascon, and anethole have an effect of increasing the sense of weight. Table 3 shows the results of tests performed using these fragrance raw materials.
[0059]
[Table 3]
As shown in Table 3, in addition to the above-mentioned oak moss oil and cumin oil, patchouli oil, clove oil, isobornyl acetate, methyl-N-3,7-dimethyl-7-hydroxyoctylidene anthranilate, phenylethyl alcohol It can be seen that seven kinds of perfume raw materials such as .alpha .-. Alpha.-damascon and anethole also have the effect of increasing the sense of weight.
[0061]
Also, from Tables 1 and 3, it became clear that the effect of increasing the weight sensation was particularly remarkable for the five kinds of oak moss oil, cumin oil, patchouli oil, clove oil, and isobornyl acetate.
[0062]
Although not shown in the above table, the present inventors further studied and found that sandalwood oil, jasmine oil, vanillin, 7-acetyl-1,2,3,4,5,6,7, It has also been found that various perfume raw materials such as 8-octahydro-1,1,6,7-tetramethylnaphthalene also exhibit the effect of increasing the weight sensation similarly to the aforementioned perfume raw materials.
[0063]
Subsequently, the present inventors conducted a weight sensation test in the same manner as in the above test for the fragrance having a different fragrance concentration in order to examine the correlation between the concentration of the fragrance and the effect of increasing the weight sensation. In other words, among the fragrance raw materials in which the effect of increasing the weight sensation was recognized in the above test, two kinds of fragrance raw materials of oak moss oil and cumin oil were used, and diluted 10 times with respect to the fragrance concentration used in the above test. , A weight sensation test was performed in the same manner as in the above test, and a comparison was made between the test results of the two samples having different flavor concentrations. Table 4 shows the results.
[0064]
[Table 4]
[0065]
Furthermore, the present inventors, in order to investigate the synergistic effect of blending two or more flavor components that increase the weight sensation, among the perfume raw materials in which the effect of increasing the weight sensation was observed in the above test, For a mixture of two kinds of perfume raw materials, oak moss oil and isobornyl acetate, a weight perception test was carried out in the same manner as in the above test, and the results were compared with the test results obtained by using one kind alone. In the same test, 50 μl of each of the two kinds of fragrances were mixed to make a total of 100 μl, which was used in the test. Table 5 shows the results.
[0066]
[Table 5]
[0067]
2. Cream application feeling test
Subsequently, the present inventors use oak moss oil and cumin oil among the fragrance raw materials in which the effect of increasing the weight sensation was observed in the above test, and examine the effect on the sensation at the time of applying the cream. Therefore, the following test was conducted. Table 6 shows the results.
[0068]
(contents of the test)
Unscented cream and cotton were prepared, and under the conditions of scenting, 100 μl of a fragrance / ethanol solution having various concentrations was applied to cotton, and allowed to stand for 10 minutes. In the non-scented condition, nothing was applied to the cotton.
By 18 panelists, each of the cotton under the fragrance condition and the non-fragrance condition was attached to the arm, and while smelling the fragrance of the cotton, the non-fragrance cream was applied to his / her arm, and under the fragrance condition. The cream application sensation was compared with that under the unscented condition, and a score was determined based on the following evaluation criteria. The average value obtained by dividing the sum of the scores by each panelist by the number of panelists is defined as the cream application feeling change value.
Have them judge the score according to the following evaluation criteria. The average value obtained by dividing the sum of the scores by each panelist by the number of panelists is defined as the cream application feeling change value.
[0069]
<Judgment criteria>
Heavy ... +2
Somewhat heavy ... + 1
No change ... 0
Somewhat light ...- 1
Light ... 2
[0070]
[Table 6]
[0071]
Further, from the above, it can be said that the application feeling of the cosmetic can be increased by blending the weight sensation composition according to the present invention into the cosmetic.
In addition, the present inventors have further studied, it is clear that by adjusting the cosmetic according to the present invention to have a low brightness color, it is clear that the application feeling of the cosmetic can be further heavier. became.
[0072]
Further, the present inventors further studied, by blending the perfume composition for adjusting weight sensation according to the present invention into a cosmetic, it is possible to further feel the rich feeling of the cosmetic, applying the cosmetic It was clarified that the skin had a strong plump feeling when the skin was applied, and that the skin had a strong moist feeling when the cosmetic was applied.
[0073]
3. Correlation with incense impression
Subsequently, the present inventors examined the correlation between the effect of the perfume composition for adjusting weight sensation according to the present invention on the feeling of use of cosmetics and the overall fragrance of the perfume composition.
First, the present inventors described the impressions of each of the 24 kinds of perfume raw materials, such as "mellow", "sweet", "bright", "transparent", "smooth", "dark", and "mummunsu". The evaluation was performed, and then a cream application sensation test was performed on each of the fragrance raw materials in the same manner as in the above test, thereby obtaining a correlation coefficient between each evaluation item of the fragrance impression and the cream application sensation change value. Table 7 shows the results.
[0074]
The 24 kinds of fragrance raw materials used in the above test are as follows. Geranium oil, peppermint oil, lime oil, chamomile oil, lavender oil, rose oil, bergamot oil, spearmint oil, γ-undecalactone, 2-methyl-3- (4-tert-butylphenyl) propanal, β-ionone , 7-methyl-3,5-dihydro-2H-benzodioxepin-3-one, heliotropin, (2,4-dimethyl-3-cyclohexenyl) carboxaldehyde, ambroxane, 1,3,4,6 , 7,8-Hexahydro-4,6,6,7,8,8-hexamethyl-cyclopenta-γ-2-benzopyran, cumin oil, patchouli oil, clove oil, sandalwood oil, jasmine oil, methyl-N-3 , 7-Dimethyl-7-hydroxyoctylidene anthranilate, vanillin, majororum oil.
[0075]
In addition, the evaluation of the impression of the fragrance of the various fragrance materials was performed as follows. "Melody": 18 panelists smell the target fragrance and two comparative fragrances, and compare the "mellow" impression of the target fragrance with that of the comparative fragrance to obtain 0 based on the following evaluation criteria. We had you judge the score of-6 steps. Here, heliotropin and clove oil were used as comparative fragrances, and the evaluation was made on the basis that the “mellow” evaluation of heliotropin was 5.0 and the “mellow” evaluation of clove oil was 1.0. went. The average value obtained by dividing the sum of the scores by each panelist by the number of panelists was used as the evaluation value of the impression of “mellow”.
“Sweet”: 18 panelists smelled the target fragrance and two comparative fragrances, and compared the “sweet” impression of the target fragrance with that of the comparative fragrance in the same manner as the above evaluation criteria. And scored on a scale of 0-6. Here, vanillin and lime oil were used as comparative fragrances, and the evaluation was made based on the evaluation that the “sweet” evaluation of vanillin was 6.0 and the “sweet” evaluation of lime oil was 1.0. The average value obtained by dividing the sum of the scores by each panelist by the number of panelists was used as the evaluation value of the “sweet” impression.
[0077]
“Bright”: 18 panelists smelled the target fragrance and two comparative fragrances, and compared the “bright” impression of the target fragrance with that of the comparative fragrance in the same manner as the above evaluation criteria. And scored on a scale of 0-6. Here, as a comparative fragrance, 2-methyl-3- (4-tert-butylphenyl) propanal and cumin oil were used, and 2-methyl-3- (4-tert-butylphenyl) propanal was “bright. The evaluation was performed on the basis that the “evaluation” was 4.0 and the “bright” evaluation of cumin oil was 2.0. The average value obtained by dividing the total score by each panelist by the number of panelists was used as the evaluation value of the “bright” impression.
[0078]
“Transparent”: 18 panelists smell the target fragrance and two comparative fragrances, and compare the “transparent” impression of the target fragrance with that of the comparative fragrance. In the same manner, a score determination of 0 to 6 steps was performed. Here, as a comparative fragrance, 2-methyl-3- (4-tert-butylphenyl) propanal and cumin oil were used, and “transparent” of 2-methyl-3- (4-tert-butylphenyl) propanal was used. The evaluation was performed on the basis that the evaluation of “N” was 4.0 and the evaluation of “transparent” of cumin oil was 1.0. The average value obtained by dividing the sum of the scores by each panelist by the number of panelists was used as the evaluation value of the “transparent” impression.
[0079]
“Smooth”: 18 panelists smell the target fragrance and two comparative fragrances, and compare the “perfect” impression of the target fragrance with that of the comparative fragrance to obtain the evaluation criteria. In the same manner, a score determination of 0 to 6 steps was performed. Here, peppermint oil and vanillin were used as comparative fragrances, and the evaluation was performed on the basis that the "smooth" evaluation of peppermint oil was 5.0 and the "smooth" evaluation of vanillin was 1.0. . In addition, the average value obtained by dividing the total score of each panelist by the number of panelists was used as the evaluation value of the impression of "smooth".
[0080]
“Dark”: 18 panelists smell the target fragrance and two comparative fragrances, and compare the “dense” impression of the target fragrance with that of the comparative fragrance in the same manner as the above evaluation criteria. And scored on a scale of 0-6. Here, cumin oil and 2-methyl-3- (4-tert-butylphenyl) propanal were used as comparative fragrances, and the “transparent” evaluation of cumin oil was 5.0, and 2-methyl-3-cumene was evaluated. (4-tert-butylphenyl) propanal was evaluated based on a "dark" rating of 2.0. The average value obtained by dividing the sum of the scores by each panelist by the number of panelists was used as the evaluation value of the “dark” impression.
[0081]
“Munmunsu”: 18 panelists smell the target fragrance and two comparative fragrances, and compare the “perfect” impression of the target fragrance with that of the comparative fragrance. In the same manner, 0 to 6 levels of score judgment were performed. Here, as a comparative fragrance, 2-methyl-3- (4-tert-butylphenyl) propanal and cumin oil were used, and the evaluation of cumin oil was 3.0 and 2-methyl-3-. (4-tert-butylphenyl) propanal was evaluated on the basis that the evaluation was "2.0". The average value obtained by dividing the sum total of the scores by each panelist by the number of panelists was used as the evaluation value of the impression of “Munmun”.
[0082]
[Table 7]
[0083]
From the above, when the weight sensation adjusting flavor composition according to the present invention is blended with a cream to obtain an effect of increasing the application sensation of the cream, the fragrance tone of the whole fragrance composition is "dense." It can be said that it is preferable to make adjustments so that the impression of "smoothing" is high. On the other hand, when the impression of the fragrance of the entire fragrance composition is “bright” or “transparent”, it is considered that these impressions have an adverse effect on the effect of increasing the cream application sensation, so these impressions are low. It can be said that it is preferable to adjust so that
[0084]
Furthermore, the present inventors have conducted a detailed study, and found that in the perfume composition for adjusting the weight sensation according to the present invention, the “dense” impression of the perfume tone of the entire perfume composition was evaluated in a scale of 0 to 6 to 2. .2 or more, it became clear that it is preferable to set the impression of "Munmun" to 2.2 or more in the evaluation of 0 to 6 levels. On the other hand, it is preferable that the “bright” impression of the fragrance tone of the entire perfume composition be 4.2 or less in the evaluation of 0 to 6 levels, and the “transparent” impression be 2.5 or less in the evaluation of 0 to 6 levels. It became clear that it was.
[0085]
Hereinafter, preferred formulation examples of the present invention will be described, but the present invention is not limited thereto. In addition, the compounding amount is shown by mass%.
The oil phase component obtained by heating and dissolving the component A at 70 ° C. is added to the oil phase component obtained by heating and dissolving the component A at 70 ° C. The mixture is uniformly emulsified by a homomixer, and then cooled to 30 ° C. while stirring well.
[0089]
A component obtained by heating and dissolving the component C at 70 ° C. is added to a component obtained by heating and dissolving the component C at 70 ° C., and the mixture is emulsified by a homomixer. After the emulsification, the mixture is cooled to 30 ° C. while stirring, and a solution obtained by dissolving the component A is added, followed by uniform mixing.
[0090]
The component A is dispersed so as to be uniform, the component B is heated and dissolved at 90 ° C., and after cooling and solidifying, the microgel obtained by uniform dispersion with a homomixer is dispersed while gradually adding to the component A. .
[0091]
The component A is heated and dissolved at about 70 ° C., and uniformly stirred and mixed with a dispermix. Then, while stirring with the dispermix, the room temperature component B is gradually added and emulsified.
[0092]
The component A is dispersed so as to be uniform, the component B is dissolved by heating, solidified by cooling, and then uniformly dispersed with a homomixer while gradually adding to the component A.
[0093]
【The invention's effect】
As described above, the fragrance composition for adjusting weight sensation according to the present invention contains a fragrance component that increases the sensation of weight. An effect can be provided. In addition, the fragrance composition for adjusting weight sensation according to the present invention can achieve a synergistically high effect by containing two or more kinds of fragrance components that increase weight sensation.
Also, when the weight sensation-adjusting fragrance composition according to the present invention is blended with a cosmetic, the application sensation of the cosmetic can be increased, and the firmness of the cosmetic can be further increased. This makes it possible to make the skin feel more plump and to feel the moist feeling of the skin when the cosmetic is applied.
Claims (13)
「濃い」印象が０〜６段階の評価において２．２以上であること、
「むんむんする」印象が０〜６段階の評価において２．２以上であること、及び「明るい」印象が０〜６段階の評価において４．２以下であること
を全て満たすことを特徴とする重量感覚調整用香料組成物。The fragrance composition for adjusting weight sensation according to claim 1, wherein the impression of the fragrance tone of the entire fragrance composition is:
That the “dark” impression is 2.2 or more on a scale of 0 to 6;
A weight that satisfies all the criteria of “immun” impression of 2.2 or more in a 0 to 6 rating and “bright” impression of 4.2 or less in a 0 to 6 rating. Perfume composition for sensation adjustment.
「濃い」印象が０〜６段階の評価において２．２以上であること、
「むんむんする」印象が０〜６段階の評価において２．２以上であること、及び「透明な」印象が０〜６段階の評価において２．５以下であること
を全て満たすことを特徴とする重量感覚調整用香料組成物。The fragrance composition for adjusting weight sensation according to claim 1, wherein the impression of the fragrance tone of the entire fragrance composition is:
That the “dark” impression is 2.2 or more on a scale of 0 to 6;
It is characterized by satisfying all that the impression of “Munmun” is 2.2 or more in the evaluation of 0 to 6 and that the impression of “Transparent” is 2.5 or less in the evaluation of 0 to 6 A perfume composition for adjusting weight sense.
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN110179705A (en) * | 2019-05-22 | 2019-08-30 | 田丹 | It is a kind of to sterilize peculiar smell perfume and preparation method thereof of dispelling |
| CN110917096A (en) * | 2019-12-25 | 2020-03-27 | 河南中医药大学 | Perfume for relieving sports fatigue |
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2003
- 2003-07-31 JP JP2003204692A patent/JP2004124079A/en active Pending
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