JP2004122741A

JP2004122741A - Exhibition device and exhibition method therefor, which bring about optical illusion by adding motion

Info

Publication number: JP2004122741A
Application number: JP2002327598A
Authority: JP
Inventors: Kokichi Sugihara; 杉原　厚吉
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2002-10-04
Filing date: 2002-10-04
Publication date: 2004-04-22

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an device and an exhibition method therefor, which give an onlooker the impression of the actual occurrence of an impossible physical phenomenon by imparting the motion of rolling an object in the exhibition device, passing a rod through the exhibition, passing light therethrough or passing a falling object therethrough the exhibition device, in spite of the appearance of an ordinary solid in a stationary state. <P>SOLUTION: Many different solids look the same as one another as seen from a fixed visual point;. By means of this characteristic, another solid, which looks the same as an initial solid, is created by shifting an apex position on a straight line which passes through the fixed visual point and the apex of the initial solid. A combination of the solid after deformation, which is created as above, and the ordinary physical phenomenon gives the onlooker the impression of the actual occurrence of the impossible phenomenon. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動きを加えることによって見る者にあり得ない物理現象が起こっているかのような錯覚を生じさせる展示装置、およびその展示装置の展示方法に関するものである。本装置は、科学博物館などにおける教育的効果を目的とした展示、遊戯施設におけるエンタテイメントを目的とした展示、およびマジックの仕掛として利用することができる。
【０００２】
【従来の技術】
立体を実際の形とは異なる形であるかのように見せることによって、見る人に錯覚をもたらす展示装置およびその展示方法はすでにいくつかある。それらは、展示装置に下から照明を当てることによって凹凸が逆転しているかのような印象を与える方法（たとえば、グレゴリー（金子隆芳訳）「インテリジェントアイ」（みすず書房）参照）、出っぱった部分を暗く塗りひっこんだ部分を明るく塗ることによって凹凸が逆転しているかのような印象を与える方法（たとえば公開特許公報（Ａ）特開２００１−３０１３９８号参照）、平面のように見える面を実際には曲面で作ることによって、作れるはずのない立体があたかも作れている印象を与える方法（たとえば、ブルーノ　エルンスト著「錯視」（ベネディクト　タッシェン出版社）の９３ページを参照）、つながっているように見える部分に奥行き方向の不連続性を設けることによって、作れるはずのない立体があたかも作れている印象を与える方法（たとえば、ブルーノ　エルンスト著「錯視」（ベネディクト　タッシェン出版社）に紹介されている福田繁夫の作品を参照）、あるいは空間においてねじれの位置にある直線が特定の視点からは平行に見えるという性質を利用して、作れるはずのない立体があたかも作れている印象を与える方法（杉原、早川著：「だまし絵であそぼう」（岩波書店）を参照）を採用している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術が提供する展示装置およびその展示方法は、いずれも静止したものであり、動きは伴わない。動かすと、仕掛がわかってしまうために、錯覚は消滅する。
【０００４】
本発明は、動きを伴わない従来の展示装置とは異なり、静止したままでは何の不思議もない立体のように見えるのに、そこに物をころがしたり棒を通過させたりするなどの動きを与えることによって、起こり得ない物理現象があたかも起こっているかのような印象を与え、それによって、従来の静止した展示装置にはない教育的効果及びエンタテイメント効果をもたらす展示装置およびその展示方法を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
固定されたのぞき穴を通して片方の目だけで物を見るときには、奥行きに関する情報が欠落するため、立体の形を完全には知ることができない。すなわち、奥行きのみが異なる多くの立体が、同一の網膜像をもたらす。人は、この情報の欠落を補うために、網膜像からもっともありそうな立体形状を思い浮かべようとする傾向がある。特に、面と面が直角に接続されてできた立体という解釈が可能なときには、人はそのような立体を思い浮かべようとする傾向がある。本発明では、この傾向を以下に述べる方法によって逆用して、立体の形を実際とは異なるように知覚させ、目的を達成する。
【０００６】
まず、身の回りのありふれた立体の中から、穴のあいたものあるいは斜面をもったものを一つ選ぶ。この立体を、以下では初期立体とよぶ。錯視の効果を大きくするために、初期立体には、面と面が直角に接続された部分を多くもつ立体を選ぶ。次に、図１に示すように、その初期立体を一つの固定視点から見た投影図を描く。そして、その投影図の中の各頂点を、その頂点と固定視点を結ぶ直線上において初期立体の頂点とは別の位置に配置し、そのように配置した頂点を通る面を張ることによって、初期立体とは逆向きに傾斜した斜面をもつか、あるいは初期立体では曲線しか通らない穴に直線が通るという性質をもつ別の立体形状を決定する。ここで決定した別の立体形状を、以下では変形後の立体形状とよぶ。最後に、この変形後の立体形状を固体材料を用いて作る。これによって請求項１の展示装置を作ることができる。
【０００７】
上記の性質を満たすように頂点を配置し、目的の立体形状を決定する具体的な方法は、次の七段階の手続きを順に踏むことによって得られる。
【０００８】
第一に、初期立体を一つの固定視点から見た投影図を作る。第二に、その投影図の各頂点に対して、その頂点と固定視点を結ぶ直線上に配置する点の、固定視点からの距離を表す変数を設ける。第三に、初期立体における各面の上の頂点が同一平面上になければならないという条件を上記変数を用いて線形方程式で表す。
【０００９】
以上の三段階の手続きによって得られる線形連立方程式の解の全体が、上の第一段階で作った投影図と同じように見えるすべての立体の集合に一致することは、文献（たとえば、杉原厚吉著：「不可能物体の数理」、森北出版）によってすでに知られている。
【００１０】
次に、この連立方程式にさらに条件を追加して、目的の立体形状を絞り込んでいく。すなわち、第四に、初期立体とは逆向きの傾きを与えたい面に対して、上記変数を用いて与えたい傾きをもつという条件を表す線形不等式を作り、第五に、初期立体では曲線となっている経路が直線となるという条件を表す線形不等式を作る。
【００１１】
第六に、上記のすべての線形方程式と線形不等式を満たす解の一つを見つける。第七に、その解に従って視点から頂点までの距離を定め、それらの頂点を通るように面を張ることによって変形後の立体形状を決定する。
【００１２】
以上の七段階の手続きによって、目的の立体形状を決定できる。
【００１３】
さらに上記の方法で決定した立体形状は、それを構成するおのおのの面の実形を平面状の板材から切り取って接着することによって、あるいは数値制御加工機械で材料を切削することによって作ることができる。これによって、請求項１の展示装置を製作することができる。
【００１４】
このようにして作った立体の、初期立体とは逆向きの傾きをもつ斜面に固体をころがすか、あるいは液体を流すと、実際には斜面に沿って低い方へ動くにもかかわらず、斜面を登っているかのような印象を与えることができ、請求項２の展示方法が実現できる。
【００１５】
また、このように作った立体の、もとの立体では曲線しか貫通していなかったのに直線が貫通するようにした経路に沿って、直線状の棒を通す、あるいは可視光線を通す、あるいは固体または液体を鉛直方向に落下させることによって、あたかも直線的に通過できるはずのない経路に沿って直線的に通過したかのような印象を与えることができ、請求項３、４の展示方法が実現できる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
一つの実施例を図２、図３、図４、図５、図６を使って説明する。この実施例は、曲線を使わないと通過できないという印象を与える経路に沿って直線状の棒を通すことのできる展示装置に関するものである。
【００１７】
図２は、二つの四角の窓枠５、６を直角に組み合わせた初期立体の投影図である。この図の曲線７、８、９をつないだ経路に沿って初期立体の二つの窓を通過するためには、曲線的に動かなければならず、直線的に通過することはできない。
固定視点から見たとき図２の絵と一致する立体で、頂点の位置を奥行き方向に調整することによって、図２の経路７、８、９を１本の直線で実現できるようにした変形後の立体の展開図の一部が図３と図４である。これは、課題を解決するための手段に記載した七段階の手続きによって決定した変形後の立体形状から、その展開図を計算して描画したものである。図３は、左側の窓枠の内側の４枚の面以外の部分の展開図であり、図４は、左側の窓枠の内側の４枚の面の展開図である。図３と図４の展開図を、直線に沿って折り、辺に沿って貼り合わせることによって、左側の窓枠が制作できる。
【００１８】
右側の窓枠は、図３、図４の展開図を鏡に写して得られる展開図から同じようにして制作できる。
【００１９】
以上の手続きによって、請求項１に記載した展示装置を作ることができる。
【００２０】
図５は、上記の方法で作った展示装置に、演者が手に持った直線の棒を通すことによって、あり得ないことを実現したかのような誤った印象を与えることを目的とする展示方法を実行している写真である。
【００２１】
図６は、図５の展示物に棒を通したところを、横方向から撮影した写真である。
【００２２】
このようにして、請求項３および請求項４の展示方法を実現できる。
【００２３】
もう一つの実施例を図７、図８、図９、図１０、図１１、図１２、図１３、図１４、図１５、図１６を使って説明する。この実施例は、固体が重力に反して斜面を登るかのような印象を与えることを目的とする展示装置に関するものである。
【００２４】
図７は、二つの平行な斜面が垂直に立った２本ずつの支柱で支えられた構造をもつ初期立体の投影図である。この初期立体は台１０、斜面１１、１２、支柱１３、１４、１５、１６からなる。
【００２５】
変形後の立体形状においては、台１０、斜面１１、支柱１３、１４は初期立体と同一の立体形状を採用する。その展開図はそれぞれ、図８、図９、図１０、図１１に示すとおりである。
【００２６】
一方、斜面１２は、固定視点から見たとき、図７と一致する範囲で奥行きを変えることによって、斜傾を逆向きにし、その結果を変形後の立体形状として採用する。そして、それと連動して支柱１５、１６も変形させる。その結果得られる変形後の立体の変形した部分の展開図を図１２、図１３、図１４に示す。図１２は斜面１２の展開図、図１３は支柱１５の展開図、図１４は支柱１６の展開図である。
【００２７】
図１５は、図８から図１４までの展開図を用いて製作した立体を、図７と同じように見える固定視点から撮影した写真である。また、図１６は、この立体を別の角度から撮影した写真である。この写真からもわかるように、斜面の一つは傾斜が逆向きになっている。
【００２８】
図１５では、この傾斜を逆向きにした斜面に球体を載せたところである。この球体は、重力に引っぱられて、この斜面を右側へころがり降りていくが、見る者には斜面を登っていくかのような誤った印象を与えることができ、本展示の目的を実現することができる。
【００２９】
以上の方法で、請求項２に記載した展示方法を実現できる。
【００３０】
【発明の効果】
本展示装置は、固定視点から見たときには初期立体と同じように見えるという性質を保つように作り、しかも初期立体には面と面が直角に接続する構造がたくさん含まれているので、別の立体へ変形してあるにもかかわらず、見た者は初期立体の形状を思い浮かべる傾向が強い。そのため、実際には本装置の斜面に沿って固体や液体が下っているにもかかわらず、斜面を登っているという誤った印象を与えるか、あるいは、曲線的にしか通過できない経路を直線的に通過しているという誤った印象を与えることができ、いずれの場合も起こり得ない物理現象が起こっているという印象を与えることができる。
【００３１】
さらに本展示方法は、物がころがったり棒が貫通したりという動きを伴うため、見る者に、静止した展示装置にはない不思議な印象を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】初期立体、それを固定視点から見たときに得られる投影図、およびその投影図をもつ変形後の立体の関係を表す図である。
【図２】二つの四角の窓枠を直角に接続した立体を表す絵である。
【図３】図２の左側の窓枠の内側の４枚の面以外の面の展開図である。
【図４】図２の左側の窓枠の内側の４枚の面の展開図である。
【図５】図３、図４の展開図から作った左の窓枠と、それと鏡対称に作った右の窓枠からなる展示物に棒を貫通させた状況の写真である。
【図６】図５の立体を別方向から撮影した写真である。
【図７】二つの平行な斜面をもつ立体を表す絵である。
【図８】図７の台１０の展開図である。
【図９】図７の斜面１１の展開図である。
【図１０】図７の支柱１３の展開図である。
【図１１】図７の支柱１４の展開図である。
【図１２】図７の斜面１２の展開図である。
【図１３】図７の支柱１５の展開図である。
【図１４】図７の支柱１６の展開図である。
【図１５】展示物の斜面に球体をころがすところを図７と同じように見える位置から撮影した写真である
【図１６】図１５の展示物を別の方向から撮影した写真である。
【符号の説明】
１　初期立体
２　固定視点
３　初期立体の投影図
４　同じ投影図をもつ変形後の立体
５、６　窓枠
７、８、９　窓枠を貫通する経路
１０　　　　台
１１、１２　斜面
１３、１４、１５、１６　支柱[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a display device that causes an illusion of a physical phenomenon that cannot be seen by a viewer by adding motion, and a display method of the display device. The present device can be used as a display for educational effects in a science museum or the like, an exhibition for entertainment in an amusement facility, or as a magic device.
[0002]
[Prior art]
There are already some display devices and display methods that give the illusion to the viewer by making the solid appear to be different from the actual shape. They appeared in a way that gives the impression that the unevenness is reversed by illuminating the display device from below (for example, see Gregory (translated by Takayoshi Kaneko) "Intelligent Eye" (Misuzu Shobo)) A method of giving an impression as if the unevenness is reversed by painting the part dark and brightly painting the recessed part (see, for example, JP-A-2001-301398). A way to give the impression that a solid that could not be made by making a curved surface is as if it were made (see, for example, page 93 of Bruno Ernst's "Illusion" (Benedict Taschen Publishers)). By creating depth discontinuities in parts, it is possible to make a solid that can not be made A method of giving an elephant (for example, see the work of Shigeo Fukuda introduced in Bruno Ernst's "Illusion" (Benedict Taschen Publishing Company)), or a straight line that is twisted in space looks parallel from a specific viewpoint By using this property, a method that gives the impression that a solid that cannot be created can be made as if it were created (see Sugihara and Hayakawa: "Let's play with deception picture" (Iwanami Shoten)).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The display device and the display method provided by the conventional technology are all stationary and do not move. When you move it, the illusion disappears because you understand the device.
[0004]
The present invention, unlike a conventional display device that does not involve motion, gives a movement such as rolling an object or passing a stick through it even though it looks like a strange three-dimensional object when it is stationary. The present invention provides an exhibition apparatus and an exhibition method that give an impression as if an impossible physical phenomenon is occurring, thereby providing an educational effect and an entertainment effect not available in the conventional stationary display apparatus. It is an object.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
When looking at an object with only one eye through a fixed peephole, information about depth is missing, so that the three-dimensional shape cannot be completely known. That is, many solids differing only in depth will result in the same retinal image. To compensate for this lack of information, one tends to imagine the most likely three-dimensional shape from the retinal image. In particular, when it is possible to interpret a solid formed by connecting surfaces at right angles, one tends to imagine such a solid. In the present invention, this tendency is reversed by the method described below so that the three-dimensional shape is perceived differently from the actual one, thereby achieving the object.
[0006]
First, select one with a hole or one with a slope from the common solid around you. This solid is hereinafter referred to as an initial solid. In order to increase the effect of the optical illusion, as the initial solid, a solid having many portions where surfaces are connected at right angles is selected. Next, as shown in FIG. 1, a projection view of the initial solid viewed from one fixed viewpoint is drawn. Then, each vertex in the projected view is arranged at a different position from the vertex of the initial solid on a straight line connecting the vertex and the fixed viewpoint, and a plane passing through the vertex arranged in such a manner is stretched to obtain an initial position. A different solid shape having a slope inclined in the opposite direction to the solid or having a property that a straight line passes through a hole that can only pass through a curve in the initial solid is determined. The different three-dimensional shape determined here is hereinafter referred to as a deformed three-dimensional shape. Finally, the deformed three-dimensional shape is made using a solid material. Thereby, the display device of claim 1 can be manufactured.
[0007]
A specific method of arranging vertices so as to satisfy the above properties and determining a target three-dimensional shape can be obtained by sequentially performing the following seven-step procedures.
[0008]
First, create a projection view of the initial solid from one fixed viewpoint. Second, for each vertex of the projection, a variable is provided that represents the distance from the fixed viewpoint to a point located on a straight line connecting the vertex and the fixed viewpoint. Third, the condition that the vertices on each surface in the initial solid must be on the same plane is expressed by a linear equation using the above variables.
[0009]
According to the literature (for example, Sugihara Atsukichi), the total solution of the system of linear equations obtained by the above three-step procedure corresponds to the set of all solids that look the same as the projection created in the first step above. Author: "Mathematics of Impossible Objects", Morikita Publishing).
[0010]
Next, conditions are further added to the simultaneous equations to narrow down the target three-dimensional shape. That is, fourthly, a linear inequality expressing the condition of having the inclination to be given by using the above variables is created for the surface to which the inclination is given in the opposite direction to the initial solid, and fifthly, the curve and the Create a linear inequality that represents the condition that the path is straight.
[0011]
Sixth, find one of the solutions that satisfies all the above linear equations and linear inequalities. Seventh, the distance from the viewpoint to the vertices is determined in accordance with the solution, and a plane is formed so as to pass through the vertices, thereby determining the deformed three-dimensional shape.
[0012]
The desired three-dimensional shape can be determined by the above seven-step procedure.
[0013]
Further, the three-dimensional shape determined by the above method can be created by cutting and bonding the actual shape of each of the constituent surfaces from a flat plate material, or by cutting the material with a numerical control processing machine. . Thus, the display device according to the first aspect can be manufactured.
[0014]
When the solid is rolled on the slope of the solid created in this way, the slope of which is opposite to that of the initial solid, or when the liquid flows, the slope is moved despite the fact that it actually moves down the slope. An impression as if climbing can be given, and the exhibition method of claim 2 can be realized.
[0015]
In addition, a solid rod made in this way passes a straight rod, or passes visible light along a path that allows a straight line to penetrate while the original solid only penetrated a curve, or By dropping the solid or liquid in the vertical direction, it is possible to give an impression as if the object has passed linearly along a path that should not be able to pass linearly. realizable.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
One embodiment will be described with reference to FIGS. 2, 3, 4, 5, and 6. FIG. This embodiment relates to a display device which can pass a straight bar along a path giving an impression that the vehicle cannot pass without a curve.
[0017]
FIG. 2 is a projection view of an initial solid body in which two rectangular window frames 5 and 6 are combined at a right angle. In order to pass through the two windows of the initial solid along the path connecting the curves 7, 8, 9 in this figure, the user must move in a curved manner and cannot pass in a straight line.
When viewed from a fixed viewpoint, the three-dimensional image coincides with the picture in FIG. 2, and the paths 7, 8, and 9 in FIG. 2 can be realized by one straight line by adjusting the positions of vertices in the depth direction. 3 and 4 are a part of a development view of the solid. This is a drawing in which a development view is calculated from the deformed three-dimensional shape determined by the seven-step procedure described in Means for Solving the Problems. FIG. 3 is a development view of portions other than the four inner surfaces of the left window frame, and FIG. 4 is a development view of four inner surfaces of the left window frame. By folding the developed views of FIGS. 3 and 4 along a straight line and pasting them along the sides, a left window frame can be produced.
[0018]
The window frame on the right side can be produced in the same manner from a development obtained by copying the developments of FIGS. 3 and 4 to a mirror.
[0019]
According to the above procedure, the display device described in claim 1 can be manufactured.
[0020]
FIG. 5 shows an exhibition intended to give an erroneous impression as if the impossible had been realized by passing a straight stick held by the performer through the exhibition apparatus made by the above method. Here's a picture of how to do it.
[0021]
FIG. 6 is a photograph taken from the lateral direction of a bar passed through the exhibit of FIG.
[0022]
In this way, the exhibition method according to claims 3 and 4 can be realized.
[0023]
Another embodiment will be described with reference to FIGS. 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 13, 14, 15, and 16. FIG. This embodiment relates to a display apparatus for giving an impression that a solid climbs a slope against gravity.
[0024]
FIG. 7 is a projection view of an initial solid having a structure in which two parallel slopes are supported by two columns each standing vertically. The initial three-dimensional body is composed of a base 10, slopes 11, 12, and columns 13, 14, 15, 16.
[0025]
In the three-dimensional shape after the deformation, the base 10, the slope 11, and the columns 13, 14 adopt the same three-dimensional shape as the initial three-dimensional shape. The developed views are as shown in FIGS. 8, 9, 10, and 11, respectively.
[0026]
On the other hand, when the slope 12 is viewed from a fixed viewpoint, the slope is reversed by changing the depth within a range that matches FIG. 7, and the result is adopted as a deformed three-dimensional shape. Then, the supports 15 and 16 are also deformed in conjunction with this. FIGS. 12, 13 and 14 show developed views of the deformed portions of the three-dimensional body after the deformation. FIG. 12 is a development view of the slope 12, FIG. 13 is a development view of the column 15, and FIG.
[0027]
FIG. 15 is a photograph of a solid produced using the development views of FIGS. 8 to 14 taken from a fixed viewpoint that looks the same as FIG. 7. FIG. 16 is a photograph of this solid taken from another angle. As can be seen from this picture, one of the slopes has the slope reversed.
[0028]
In FIG. 15, the sphere is placed on an inclined surface with this inclination reversed. The sphere is pulled by gravity and rolls down this slope to the right, but gives the viewer the wrong impression of climbing the slope, realizing the purpose of this exhibition. be able to.
[0029]
With the above method, the exhibition method described in claim 2 can be realized.
[0030]
【The invention's effect】
This display device is designed to maintain the property of seeing the same thing as the initial solid when viewed from a fixed viewpoint, and since the initial solid contains a lot of structures that connect the surfaces at right angles, Despite being transformed into a solid, viewers tend to imagine the shape of the initial solid. Therefore, although solids and liquids are actually descending along the slope of this device, it gives a false impression that they are climbing the slope, or a straight line that can only pass through a curve. An erroneous impression of passing can be given, and an impression that a physical phenomenon that cannot occur in any case can be given.
[0031]
Furthermore, since the present display method involves movements such as a rolling object and a stick penetrating, it is possible to give a strange impression to a viewer that a stationary display device does not have.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating a relationship between an initial solid, a projection obtained when the initial solid is viewed from a fixed viewpoint, and a deformed solid having the projection.
FIG. 2 is a picture showing a solid body in which two rectangular window frames are connected at a right angle.
FIG. 3 is a development view of a surface other than the four surfaces inside the left window frame of FIG. 2;
FIG. 4 is a development view of four surfaces inside a left window frame in FIG. 2;
FIG. 5 is a photograph of a situation in which a bar is penetrated through an exhibit consisting of a left window frame made from the developed views of FIGS. 3 and 4 and a right window frame made mirror-symmetrically thereto.
6 is a photograph of the solid of FIG. 5 taken from another direction.
FIG. 7 is a picture showing a solid body having two parallel slopes.
FIG. 8 is a development view of the table 10 of FIG. 7;
9 is a development view of the slope 11 of FIG.
FIG. 10 is a developed view of the column 13 of FIG.
FIG. 11 is a development view of the column 14 of FIG. 7;
FIG. 12 is a development view of the slope 12 of FIG. 7;
FIG. 13 is a development view of the column 15 of FIG.
FIG. 14 is a development view of the column 16 of FIG. 7;
15 is a photograph taken from a position where a sphere is rolled on the slope of the exhibit in the same manner as in FIG. 7; FIG. 16 is a photograph taken from another direction of the exhibit in FIG. 15;
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 1 Initial solid 2 Fixed viewpoint 3 Projection of initial solid 4 Drawing 3 of deformed solid having the same projected view 5, 6 Window frames 7, 8, 9 Paths 10 penetrating window frames 11, 12 Slope 13, 14, 15, 16 props

Claims

いくつかの多角形および多面体で構成され、特定の唯一視点から見たとき、面が直角に接続されているという誤った印象を与えることによって、その立体を構成する斜面が現実とは逆向きに傾いているという誤った印象を与えるか、あるいは、その立体の間を通過する経路が一本の直線で構成できるにもかかわらず、曲線を使わないと構成できないという誤った印象を与えることを目的とした展示装置。It consists of several polygons and polyhedra, and when viewed from a specific perspective, gives the false impression that the faces are connected at right angles, causing the slopes that make up the solid to be the opposite of reality The purpose is to give the wrong impression that the object is tilted, or the impression that it cannot be constructed without using a curve, even though the path passing between the solids can be composed of a single straight line And display equipment.

請求項１の展示装置の斜面に沿って固体をころがすか、あるいは液体を流すことによって、あたかも重力に反してその固体または液体が斜面を登るかのような印象を与えることを目的とした展示方法。2. A display method for rolling a solid or flowing a liquid along a slope of the display device according to claim 1 so as to give an impression as if the solid or liquid climbs the slope against gravity. .

請求項１の展示装置の曲線を使わないと構成できないという誤った印象をもたらす経路に沿って、直線が通ることを物理現象を利用して示すことにより、あり得ないことが起こっているという印象を与えることを目的とした展示方法。The impression that impossible things are happening by using physical phenomena to show that a straight line passes along a path that gives an erroneous impression that it cannot be constructed without using the curve of the display device of claim 1. Exhibition method aimed at giving.

請求項１の展示装置に対する請求項３の物理現象として、直線状の棒を通す、あるいは直進する可視光線を通す、あるいは固体または液体を鉛直に落下させるという現象を用いることによって実現する展示方法。The display method according to claim 3, wherein the physical phenomenon according to claim 3 with respect to the display device according to claim 1 is realized by using a phenomenon of passing a straight rod, passing a visible ray that goes straight, or dropping a solid or liquid vertically.