JP2004116633A - 油供給装置 - Google Patents

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Shinji Amamiya
雨宮 信次
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Abstract

【課題】配管の最上部と油タンク内の油の油面との高低差が大きな場合でも、油タンクに流入する油の流速の抑制が可能な油供給装置を提供する。
【解決手段】この発明の油供給装置1は従来例に対し、端部61に連接している部分の管路を端部61よりも下位となるように構成し、油タンク8に流入しようとする油99を一時滞留させるための滞留部21を設けた配管2を用いている。滞留部21は管路をU字状に構成することで形成し、その最低部にドレン抜き用のバルブ22を設置している。また配管2には、油タンク8内の空間部86と,滞留部21の油99の通流に関する上流側の配管2内の空間部とを連通させる連通管23が設けられている。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、蒸気タービンのような大形回転機械の軸受部などに潤滑油を供給するための装置に係わり、潤滑油などの油を貯留する油タンクと,油を油タンクに戻すための配管とを備えた油供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電力用・産業用のタービンやタービンで駆動される発電機などの大型の回転機械は、その軸受部に潤滑油が常時供給されることを前提にして構成されることが一般である。このためこれ等の大型の回転機械には、その軸受部などに配管を介して潤滑油を循環供給するための油供給装置が必ず付属されている。この油供給装置には潤滑油を貯留するための油タンクと、潤滑油を軸受部などから油タンクに戻すための配管などが備えられている。以下に大型回転機械用の油供給装置を例にとり、図3を用いて従来例の油供給装置を説明する。ここで図3は、従来例の油供給装置の要部の概要を示す構成図である。図3において、9は、潤滑油などの油99を貯蔵するための油タンク8と、油99をタービン(不図示)などの軸受部(不図示)などから油タンク8に戻すための配管6を備えた従来例の油供給装置である。配管6は、油99の通流に関する下流側の端部61の部位で油タンク8の本体部81に接続されている。
【0003】
油タンク8は、油99を貯蔵する部分である本体部81、配管6の端部61が接続される付近の本体部81の内側に設けられたストレーナ83、仕切板84,85、排気装置7を有する。ストレーナ83は油99に含まれる塵埃を油99から除去するために設けられており、塵埃の除去用として例えば、100メッシュ程度の金網が備えられている。仕切板84,85は油タンク8に流入してきた油99に含有されている空気を脱泡させるために設けられている。軸受部などから油タンク8に戻ってきた油99は、まずストレーナ83で塵埃を除去され、次いで仕切板84,85の部位で脱泡された上で本体部81に貯留される。油供給装置9は、油タンク8,排気装置7の他にいずれも不図示の、油99を加圧する油ポンプ,油99中の細かい塵埃までも除去するフィルター,油99を所定の温度にするクーラー,油ポンプで加圧された油99を軸受部などに供給する供給側配管などを備えている。そうして、油タンク8内部の油面98の上部部位の空間部86は、配管6の内部空間およびこれに連なるタービンの軸受部の低圧部(例えば、グランド部)と互いに連通している。
【0004】
排気装置7は排気用配管71と排気ファン72を有し、この排気ファン72を動作させて油タンク8内部の空間部86の空気を吸引し、排気ファン72により吸引された空気を排気用配管71によってタービンや油供給装置9などが設置された建屋91の屋外などへ排出する。排気装置7は油タンク8内部の空間部86,配管6の内部空間およびこれに連なる軸受部の低圧部を負圧にし、グランド部や配管6からの油99の漏れ出しを防止する役目を担っている。なお、タービンや油供給装置9は多層階の建屋91に収容されることが多く、油99を自重で油タンク8に戻せるようにするなどのために、油タンク8はタービンよりも下層の階に設置されるのが一般である。そうして、配管6の最上部(軸受部付近であることが一般である)と油タンク8内の油99の油面98との高低差には、油供給装置9を構成する前記機器類の配置がプラントによって異なるなどの理由により、タービンプラントによって幅広い差異がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来技術による油供給装置9には次記するような問題点が見出されており、その解決が望まれている。すなわち、タービンプラントの必要から定められた油供給装置9の機器類の配置関係などにより、配管6の最上部と油タンク8内の油99の油面98との高低差が大きくならざるを得ない場合がある。このような場合には、油供給装置9が油99を自重で油タンク8に戻す構成としているために、高低差が大きくなるほど油99は勢いよく配管6の端部61から油タンク8に流れ込んで、次のような問題を引き起こす懸念がある。
【0006】
▲1▼配管6の端部61が接続されている付近に設置されているストレーナ83には、端部61から勢いよく流れ込んだ油99による衝撃力が加わり、ストレーナ83が破損する度合いが増大する。ストレーナ83が破損した場合には、破損したストレーナ83(金網など)の破片や,ストレーナ83の破損により除去されなくなった油99中の塵埃は、前記フィルタにより除去されることになる。このためにフィルタの交換頻度が増大してその保守作業と保守費用が増大すると云う問題である。
【0007】
▲2▼油タンク8に勢いよく流れ込んだ油99は、油タンク8内に多量の飛沫を生じさせたり,油タンク8内に貯蔵されている油99を激しく泡立たせたりする。この飛沫や泡立ちは、油99と空気との接触機会を増大させて油99を酸化し易くするので油99の劣化が促進され、油99の交換頻度が増加してその保守作業と保守費用が増大すると云う問題である。
【0008】
この発明は、前述の従来技術の問題点に鑑みなされ、その目的は、配管の最上部と油タンク内の油の油面との高低差が大きな場合でも、油タンクに流入する油の流速の抑制が可能な油供給装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明では前述の目的は、
1)油を貯留する油タンクと、前記油を前記油タンクに戻すための配管とを備えた油供給装置において、前記配管は油タンク内に流入しようとする前記油の流速を抑制する流速抑制体を備えること、または、
2)前記1項に記載の手段において、前記流速抑制体は油タンクに流入しようとする前記油を一時滞留させる滞留部であること、または、
3)前記1項に記載の手段において、前記流速抑制体は前記配管内に設置されて油タンクに流入しようとする前記油の流れに抵抗する抵抗体であること、さらにまたは、
4)前記1項から3項までのいずれかに記載の手段において、前記油タンクの内部の空間部と、前記流速抑制体の油の通流に関する上流側の前記配管の空間部とを連通させる連通管を備えることにより達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下この発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお以下の説明においては、図3に示した従来例の油供給装置と同一部分には同じ符号を付してその説明を省略する。また以後の説明に用いる図中には、図3で付した符号については極力代表的な符号のみを記すようにしている。図1は、この発明の実施の形態の一例による油供給装置の要部の概要を示す構成図である。図1において、1は、図3に示した従来例による油供給装置9に対して、配管6に代えて配管2を用いるようにした油供給装置である。配管2は端部61に連接している部分の管路を端部61よりも下位となるように構成し、油タンク8に流入しようとする油99を一時滞留させるための滞留部21を設けていることが、従来例の配管6に対する特徴点である。この事例の配管2では、滞留部21は管路をU字状に構成することによって形成している。配管2は滞留部21の最低部にドレン抜き用のバルブ22を設置している。また配管2には、油タンク8内部の空間部86と,滞留部21の油99の通流に関する上流側の配管2内の空間部とを連通させる連通管23も設けられている。
【0011】
図1に示すこの発明の実施の形態の一例による油供給装置1では前述の構成としたので、配管2内を自重で流れてきた油99は油タンク8に流入する前に滞留部21に流れ込む。滞留部21に滞留する油99の量が増大しその油面が端部61のレベルを越えると、その越えた分だけが自重によって滞留部21から流れ出て端部61から油タンク8に流れ込む。したがって、滞留部21が油99で満たされた以降では、滞留部21に流れ込む量の油99が滞留部21から流れ出て油タンク8に流れ込む。そうして、配管2の最上部(配管6の最上部と全く同一)と油タンク8内の油99の油面98との高低差が大きくて、油99が勢いよく滞留部21に流れ込むような場合であっても、この油99の流速は油99が滞留部21に滞留されることで失われる。したがって、油供給装置1では配管2の最上部と油タンク8内の油99の油面98との高低差の如何に関わらず、油タンク8に流れ込む油99の流速を油面98と端部61との間の僅かな高低差における油99の自重による流下の流速に限定できる。
【0012】
この結果、油供給装置1では、端部61から油タンク8内に流れ込んだ油99がストレーナ83に与える衝撃力を無視することができると共に油99の飛沫の発生や泡立ちが実質的に無くなり、フィルタや油99の交換に関する保守作業を大幅に軽減することができる。そうして、油供給装置1の滞留部21は油タンク8に流れ込む油99の流速を抑制する働きを行うことから、油タンク8に流れ込む油99に関する流速抑制体とみることも可能である。なお油供給装置1では、従来例の場合に形成されていた油タンク8内部の空間部86と配管6(油供給装置1では配管2)の内部空間との連通関係が、配管2に滞留部21を形成することで失われてしまうので、連通管23を設けることでこのことを回避している。
【0013】
次に、図2を用いてこの発明の実施の形態の異なる例による油供給装置を説明する。図2は、この発明の実施の形態の異なる例による油供給装置の要部の概要を示す構成図である。図2において、3は、図1に示したこの発明による油供給装置1に対して、配管2に代えて配管4を用いるようにした油供給装置である。配管4は、従来例の配管6に対し、端部61に連接させて滞留部5を追加して設置するようにしている。この事例の場合には滞留部5は気密容器であり、その側壁部に端部61を有する配管6を接続し、その上壁部に最上部から下りてくる配管6を接続し、底部には油供給装置1と同様にドレン抜き用のバルブ22を設けている。滞留部5による作用・効果は油供給装置1の滞留部21と同一なので、重複を避けてその説明を省略する。滞留部5の滞留部21に対する特長は、端部61を有する配管6と最上部から下りてくる配管6とが、滞留部5の内部に滞留している油99の油面よりも上部部位の空間部51を介して連通されていることである。これにより、油供給装置3は油供給装置1と同一の作用・効果を得ながら、油供給装置1では不可欠であった連通管23が不要になるとの利点を得られる。
【0014】
前述の説明では、この発明になる油供給装置が備える流速抑制体は油タンク8に流入しようとする油99を一時滞留させる滞留部であるとしてきたが、これに限定されるものではなく、例えば、配管(例えば、配管6)内に設置されて油タンク8に流入しようとする油99の流れに抵抗する抵抗体であってもよいものである。油99の流速が速過ぎる場合には、この抵抗体で得られる流体抵抗によって油99の流速を減速させて、ストレーナ83の破損,油99の飛沫や泡立ちの発生を防止する。この抵抗体には、油99の流れを部分的に遮るように設置された邪魔板や,配管内の油99の流路の全面を覆う金網体などを採用できる。そうして抵抗体が邪魔板のような場合には、流速抑制体は油タンク8との接続部61に連接されて横方向に配置された配管内に設置されることが油99の流速を効果的に抑制する上で好ましい。
【0015】
【発明の効果】
この発明による油供給装置では、前記課題を解決するための手段の項で述べた構成とすることで次記する効果を得られる。
▲1▼前記課題を解決するための手段の項の第(1)項〜第(3)項による構成とすることで、配管の最上部と油タンク8内の油99の油面98との高低差が大きい場合でも、油99を一時滞留させて油99の流速の影響を無くしたり,流体抵抗により油99の流速を減速させたりすることで、配管の接続部61から油タンク8に流入しようとする油99の流速の抑制が可能になる。これにより、ストレーナ83の破損,油99の飛沫や泡立ちの発生を防止することができて、フィルタや油99の交換に関する保守作業と保守費用の大幅な低減が可能になる。また、
▲2▼前記課題を解決するための手段の項の第(4)項による構成とすることで、油タンク8内部の空間部86と配管(油供給装置1では配管2)の内部空間との連通関係が失われること無しに、前記▲1▼項による効果を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の一例による油供給装置の要部の概要を示す構成図
【図2】この発明の実施の形態の異なる例による油供給装置の要部の概要を示す構成図
【図3】従来例の油供給装置の要部の概要を示す構成図
【符号の説明】
1  油供給装置
2  配管
21 滞留部
22 バルブ
23 連通管
61 端部
8  油タンク
86 空間部
99 油

Claims (4)

  1. 油を貯留する油タンクと、前記油を前記油タンクに戻すための配管とを備えた油供給装置において、
    前記配管は油タンク内に流入しようとする前記油の流速を抑制する流速抑制体を備えることを特徴とする油供給装置。
  2. 請求項1に記載の油供給装置において、前記流速抑制体は油タンクに流入しようとする前記油を一時滞留させる滞留部であることを特徴とする油供給装置。
  3. 請求項1に記載の油供給装置において、前記流速抑制体は前記配管内に設置されて油タンクに流入しようとする前記油の流れに抵抗する抵抗体であることを特徴とする油供給装置。
  4. 請求項1から3までのいずれかに記載の油供給装置において、前記油タンクの内部の空間部と、前記流速抑制体の油の通流に関する上流側の前記配管の空間部とを連通させる連通管を備えることを特徴とする油供給装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012171723A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Toshiba Elevator Co Ltd 乗客コンベアのオイルパン
JP2013122078A (ja) * 2011-12-12 2013-06-20 Nippon Steel & Sumikin Engineering Co Ltd 循環設備およびその消泡方法
JP2017223178A (ja) * 2016-06-16 2017-12-21 株式会社東芝 配管装置
CN112594533A (zh) * 2020-12-29 2021-04-02 宁波世通汽车零部件有限公司 一种电机变速箱的注油装置

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