JP2004116493A - ロータリーエンジンの燃料噴射装置 - Google Patents

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清水 良
Shuji Mitsui
満居 修司
Shinichi Wakutani
涌谷 新一
Kazuki Murakami
村上 一樹
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

【課題】ハウジング2,3内に収容したロータ6の回転に伴い、その外周側の作動室5,5,5がそれぞれ周方向に移動しながら順に吸気、圧縮、膨張及び排気の各行程をに行うロータリーエンジン1において、低負荷低回転時の吸気及び燃料の吸入効率を向上するとともに、高負荷高回転時でも十分に燃料を供給できるようにしながら、そのためのコストの増大は抑制する。
【解決手段】各気筒4毎に第1及び第2の独立吸気通路21,22を設けて、該第1独立吸気通路21に連通する第1吸気ポート11に小容量のプライマリインジェクタ26を配設する一方、第2独立吸気通路22に燃料を噴射するように、吸気マニホルドに比較的大容量のセカンダリインジェクタ32を配設し、さらに、プライマリインジェクタよりも上流の第1独立吸気通路21に燃料を噴射するように、吸気マニホルドに比較的大容量のサードインジェクタ25を配設する。セカンダリインジェクタ32の噴射作動に連携して第2独立吸気通路22のシャッター弁28を開閉させる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロータリーエンジンに燃料を供給するための燃料噴射装置に関し、特に、各気筒毎に複数の燃料噴射弁を備えたものに係る。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ロータリーエンジンの燃料噴射装置として、例えば特許文献1に開示されるように、各気筒毎の吸気通路にそれぞれ第1及び第2の2つの燃料噴射弁を備え、低負荷低回転で燃料供給量の少ない状態では比較的容量の小さい第1燃料噴射弁のみにより燃料を噴射させるようにして、燃料の制御性を高める一方、出力要求の高い高負荷乃至高回転側では第1及び第2の両方の燃料噴射弁により燃料を噴射させて、十分な燃料供給量を確保するようにしたものがある。
【0003】
また、前記のものでは、小容量の第1燃料噴射弁を吸気ポートに配設して、作動室までの輸送遅れを小さくすることにより、燃料制御の応答性を向上させる一方、大容量の第2燃料噴射弁は上流側の吸気マニホルドに配設して、噴射した燃料が気筒内の作動室に輸送されるまでの時間をある程度、長くなるようにし、これにより燃料の気化霧化を促進するようにしている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−158478号公報(第2頁〜第3頁、第2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来例の如きロータリーエンジンでは、1つの気筒内に3つの作動室が区画され、その各作動室において燃焼サイクルが並行して進行することから、1つの気筒毎にロータの1回転当たり3回の爆発が行われるようになる。このことは、クランク軸の1回転当たりに各気筒毎に1回の爆発が起きることを意味し、例えば4サイクルレシプロエンジンに比べて、1回の燃焼サイクル毎に燃料を供給可能なクランク角期間は略半分に過ぎない。
【0006】
しかも、前記ロータリーエンジンでは、ハウジング内で回転するロータの側面により吸気ポートを開閉する構造となっているので、このロータ側面への燃料の付着が多くなることを避けようとすれば、燃料の噴射作動に適する期間(クランク角期間)はさらに短くなってしまう。
【0007】
加えて、近年、高出力化の要請によってロータリーエンジンの最高回転速度は従来以上に高くなっているが、この回転速度の上昇に反比例して、同じクランク角期間に対応する時間間隔は短くなる。
【0008】
つまり、前記ロータリーエンジンでは、本来的に燃料を噴射供給できる時間が短く、特に高負荷高回転のときには極めて短い時間に多量の燃料を噴射しなくてはならないから、極めて容量の大きな専用の燃料噴射弁が必要となって、コストが嵩むという問題がある。
【0009】
この点について、前記従来例のものでは、1つの気筒当たりに2つの燃料噴射弁を備えているが、上述の如く燃料供給量の少ない低負荷低回転のときの制御性の問題を考慮して、下流側の燃料噴射弁を容量の小さなものとしており、その分、上流側の燃料噴射弁には大きな容量が要求されることになるから、前記の問題点を解消できるとは言い難い。
【0010】
また、前記従来例のものでは、1本の吸気通路により作動室に対してロータの片側のみから吸気を導入するようにしているので、当該作動室における燃料分布が偏りやすく、このことで燃焼性が低下する傾向がある。
【0011】
しかも、前記1本の吸気通路によってエンジンの高負荷高回転時の吸気量を確保しようとすれば、この吸気通路の断面積はかなり大きくしなくてはならないので、吸気流量の少ない低負荷低回転時には、どうしても吸気流速が低下してしまい、燃料を吸気ポートに噴射するようにしていても、ある程度の長さの輸送遅れが生じることは避けられない。つまり、燃料制御の応答性についても改善の余地が残されている。
【0012】
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上述の如きロータリーエンジンの特性に着目し、各気筒内の作動室にそれぞれ燃料を供給するための構成に工夫を凝らして、低負荷低回転のときの吸気及び燃料の吸入効率を向上する一方、高負荷高回転でも十分な燃料供給を行えるようにしながら、そのためのコストの増大は抑制することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明では、ロータリーエンジンの気筒への吸気通路を2本以上に分けて、そのうちの一つに小容量の第1燃料噴射弁を配設し、他の一つに比較的容量の大きな第2燃料噴射弁を配設するとともに、これと同じ容量の第3燃料噴射弁を前記第1燃料噴射弁の上流側にも配設して、燃料の最大供給能力を確保する。その上で、低負荷低回転のときには前記他の一つの吸気通路を閉じることにより、吸気を前記第1燃料噴射弁の配設された方の吸気通路のみに流通させて、総流量の少ない状態であっても流速を十分に高めるようにしたものである。
【0014】
具体的に、請求項1の発明では、ハウジング内にロータを収容してその外周側に複数の作動室を区画し、該ロータの回転に連れて各作動室がそれぞれ周方向に移動しながら、順に吸気、圧縮、膨張及び排気の各行程を行うようにしたロータリーエンジンの燃料噴射装置を対象とし、前記ロータの両側面にそれぞれ摺接するハウジング内壁面には、前記吸気行程にある作動室に連通するように第1及び第2吸気通路を各々開口させる。そして、前記第1吸気通路に燃料を噴射するように配設された第1燃料噴射弁と、この第1燃料噴射弁よりも容量が大きくて前記第2吸気通路に燃料を噴射するように配設された第2燃料噴射弁と、この第2燃料噴射弁と略同じ容量で前記第1燃料噴射弁よりも上流の第1吸気通路に燃料を噴射するように配設された第3燃料噴射弁と、前記第2吸気通路に配設されたシャッター弁と、エンジンが所定の低負荷低回転状態のときに、前記第1燃料噴射弁のみに燃料の噴射作動を行わせる燃料噴射制御手段と、エンジンが前記低負荷低回転状態のときに前記シャッター弁を閉じるシャッター弁制御手段とを備える構成とする。
【0015】
前記の構成により、ロータリーエンジンが所定の低負荷低回転状態のときには、第2吸気通路がシャッター弁により閉じられて、吸気は第1吸気通路のみを流通して作動室に吸入されるようになる。このことで、低負荷低回転で吸気流量の少ない状態であっても、第1吸気通路のみを流通する吸気の流速は十分に高くなり、この吸気及び燃料の作動室への吸入が効率よく行われ、燃料の気化霧化も促進されるとともに、燃料のポート壁面への付着を低減することができる。
【0016】
また、容量の小さな第1燃料噴射弁は最小分解能が高いので、燃料噴射量の少ないときでも制御精度は高くなり、前記の如く燃料の吸入効率がよいことも相俟って、燃料の制御性が向上する。
【0017】
一方、例えば高負荷高回転の状態では、第2吸気通路のシャッター弁を開いて、第1及び第2の両方の吸気通路に吸気を流通させるようにし、且つ第1、第2及び第3燃料噴射弁により燃料を噴射させるようにする。こうすれば、個々の燃料噴射弁の容量はあまり大きくしなくても十分な燃料供給能力を確保できるから、前記第2及び第3の燃料噴射弁としては特に容量の大きな専用のものを用いる必要はなく、また、その第2及び第3燃料噴射弁は共通化することもできる。よって、燃料噴射弁の個数は増えてもコストの増大は抑えることができる。
【0018】
請求項2の発明では、エンジンの運転状態に基づいて目標燃料供給量を決定する燃料供給量決定手段を備える。そして、燃料噴射制御手段は、前記目標燃料供給量が、第1燃料噴射弁により所定のクランク角期間内に噴射し得る第1の設定量以下のときに当該第1燃料噴射弁のみに燃料の噴射作動を行わせる一方、目標燃料供給量が前記第1の設定量よりも多くて且つその略2倍の第2設定量以下のときには前記第1及び第2燃料噴射弁の両方に燃料の噴射作動を行わせるとともに、該両方の燃料噴射弁による燃料噴射量を互いに略同じになるように制御するものとする。また、シャッター弁制御手段は、目標燃料供給量が前記第1の設定量よりも多いときにはシャッター弁を開くものとする。
【0019】
このことで、例えばエンジン負荷が低くて、燃料供給量決定手段により決定される目標燃料供給量が第1設定量以下のときには、第1吸気通路の第1燃料噴射弁のみにより燃料の噴射が行われる。このことは、当該第1燃料噴射弁による燃料の噴射が、燃料を吸気通路の壁面やロータ側面にあまり付着させずに良好に作動室に導入できるような所定のクランク角期間内にて行われることを意味し、これにより、前記請求項1の発明の作用効果が十分に得られる。
【0020】
一方、例えばエンジンの負荷が高くなって目標燃料供給量が前記第1設定量よりも多くなれば、シャッター弁が開かれて第2吸気通路にも吸気が流通するようになり、これとともに、第1及び第2燃料噴射弁の両方から燃料が噴射されて、第1及び第2吸気通路の両方から作動室に導入されるようになる。すなわち、前記第1及び第2吸気通路の下流端は、それぞれ、作動室の移動する方向に対して左右両側のハウジング内壁面に相対向するように開口されており、第1及び第2吸気通路にそれぞれ噴射された略同量の燃料が作動室に対し両側から導入されることで、作動室における燃料分布の偏りが非常に小さくなって、燃焼性が大幅に向上する。つまり、作動室における燃料分布の適正化によって、エンジンの出力を向上し、燃費を改善することができる。
【0021】
請求項3の発明では、前記請求項2の発明における燃料噴射制御手段を、目標燃料供給量が第2の設定量よりも多いときには、第1、第2及び第3燃料噴射弁の全てに燃料の噴射作動を行わせるとともに、第1燃料噴射弁により第1の設定量を噴射させ、第2燃料噴射弁により前記目標燃料噴射量の略半分を噴射させ、さらに、残りの燃料を第3燃料噴射弁によって噴射させるものとする。
【0022】
このことで、エンジンの負荷がさらに高くなり、目標燃料供給量が第1設定量の略2倍の第2設定量よりも多くなっても、第1燃料噴射弁による燃料の噴射期間は上述した所定のクランク角期間内に留められる。また、燃料の略半分が第1及び第3燃料噴射弁によって第1吸気通路に噴射されるとともに、略半分が第2燃料噴射弁によって第2吸気通路に噴射される。これにより、第1及び第2吸気通路によってそれぞれ略同量の燃料及び空気を作動室に対しその両側から導入することができ、燃料分布の適正化によって燃焼性を向上できる。
【0023】
従って、燃料噴射量の多い高負荷の状態でも出力の向上が図られるとともに、いわゆる後燃えの軽減により排ガスの温度が低下することから、エンジン及び触媒の温度上昇を抑えるための空燃比のリッチ化の度合いを弱めることが可能になり、もって、出力や燃費のさらなる改善が図られる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基いて説明する。
【0025】
(エンジンの全体構成)
図2は、本発明の実施形態に係るロータリーエンジン1の要部の構成を示し、トロコイド内周面2aを有する繭状のロータハウジング2とサイドハウジング3とに囲まれたロータ収容室4(気筒)には概略三角形状のロータ6が収容されていて、その外周側に3つの作動室5,5,5が区画されている。このロータリーエンジン1は、図3に示すように、2つのロータハウジング2,2を3つのサイドハウジング3,3,3の間に挟み込むようにして一体化し、その間に形成される2つの気筒4,4にそれぞれロータ6,6を収容した2ロータタイプのものである。以下、この実施形態では、2つのロータハウジング2,2の中間に位置するサイドハウジング3(図2に示すもの)を両端側のものと区別して、インターミディエイトハウジング3と呼ぶものとする。
【0026】
前記ロータ6の内側には、図示しないが内歯車が形成されていて、この内歯車とサイドハウジング3側の外歯車とが噛合するとともに、ロータ6は、インターミディエイトハウジング3及びサイドハウジング3を貫通するクランクシャフト7に対して、遊星回転運動をするように支持されている。すなわち、前記ロータ6の回転運動は内歯車と外歯車との噛み合いによって規定され、ロータ6は、外周の3つの頂部にそれぞれ配設されたシール部が各々ロータハウジング2のトロコイド内周面2aに当接した状態で前記クランクシャフト7の偏心輪7aの周りを自転しながら、該クランクシャフト7の軸心Xの周りに公転する。そして、ロータ6が1回転する間に、該ロータ6の各頂部間にそれぞれ形成された作動室5,5,…が周方向に移動しながら、吸気、圧縮、膨張(燃焼)及び排気の各行程を行い、これにより発生する回転力がロータ6を介してクランクシャフト7から出力される。
【0027】
より具体的に、図2に示すようにクランクシャフト7の軸心Xの方向に見ると、各気筒4の左右方向の一側(図例では左側)が概ね吸気及び排気行程の領域になり、その反対側(図例では右側)が概ね圧縮及び膨張行程の領域になる。そして、図示の如く第1吸気ポート11(後述)等に連通する作動室5(図の左上側の作動室)は吸気行程の後半にあり、この作動室5がロータ6の回転に連れて図の時計回りに移動して圧縮行程になると、その内部に吸入された混合気が圧縮され、その後、図の右側に示す作動室5のように圧縮行程の終盤から膨張行程にかけて所定のタイミングにて点火プラグ9,10により混合気に点火されて、燃焼が行われるものである。
【0028】
前記インターミディエイトハウジング3には、両側の2つの気筒4,4においてそれぞれ吸気行程にある作動室5に連通するように一対の第1吸気ポート11,11(図2には1つのみ示す)が形成され、同様に、排気行程にある作動室5,5にそれぞれ連通するように一対の第1排気ポート12,12(図2には1つのみ示す)が形成されている。一方、前記サイドハウジング3には、吸気行程にある作動室5にそれぞれ連通するように第2及び第3の2つの吸気ポート13,14が形成され、また、排気行程にある作動室5に連通するように第2排気ポート15が形成されている。
【0029】
そして、前記第1、第2及び第3吸気ポート11,13,14が、それぞれ、各気筒4の吸気行程にある作動室5に吸気を供給する吸気通路16の下流端部を構成している。すなわち、図1に示すように、吸気通路16は、各気筒4毎に3つに分岐してそれぞれ前記3つの吸気ポート11,13,14に連通していて、それら3つの経路による吸気の供給状態をエンジン1の運転状態に応じて変更することで、低負荷低回転から高負荷高回転まで全ての運転領域に渡って気筒4への吸気の充填を効率良く行えるようになっている。尚、図1は、2つの気筒4,4のうちの一方(図3における手前側のもの)を模式的に2つに分けて、吸排気系の全体的な構成と制御システムの構成とを示したものであり、図の左側には、図2と同様にインターミディエイトハウジング3の側が、また、図の右側にはサイドハウジング3の側が示されている。
【0030】
前記図1に示すように、吸気通路16の上流端にはエアクリーナ17が配設され、そこから下流側に向かって順に、ホットワイヤ式エアフローセンサ18と、ステッピングモータ等により駆動されて通路の断面積を調節する第1の電気式スロットル弁23とが配設されている。また、吸気通路16はスロットル弁23よりも下流側で2つの通路19,20に分岐し、そのうちの一方の通路19は下流側でさらに2つの独立吸気通路21,22に分かれている。そして、第1の独立吸気通路21の下流端が前記第1吸気ポート11に接続され、第2の独立吸気通路22の下流端が前記第2吸気ポート13に連通されている。
【0031】
また、前記他方の通路20の下流端は第3吸気ポート14に接続されるとともに、そこにはアクチュエータにより駆動される電磁式のロータリーバルブ(図示せず)が配設されており、前記第1及び第2独立吸気通路21,22による吸気の供給だけでは吸気量が不足する所定の高回転状態でのみ、前記ロータリーバルブが開かれて、吸気を供給するようになっている。以下、この通路20を追加吸気通路20と呼ぶ。
【0032】
前記第1独立吸気通路21には、吸気マニホルド24内の通路に燃料を噴射するように比較的大容量のマニホルド噴射用第1インジェクタ25(燃料噴射弁)が配設されるとともに、それよりも下流側の第1吸気ポート11内に燃料を噴射するように比較的小容量のポート噴射用インジェクタ26(燃料噴射弁)が配設されている。このポート噴射用インジェクタ26は、作動室5に開口する第1吸気ポート11の下流端部近傍に向かって燃料を噴射するように配置されており、さらに、そのように噴射された燃料噴霧が衝突するポート壁面に向かって、スロットル弁23よりも上流の吸気通路16から取り出した高速の空気流を吹出すように、空気吹出し通路27が設けられている。
【0033】
一方、前記第2独立吸気通路22には、この通路22を開閉するシャッター弁28が配設されている。このシャッター弁28はバタフライバルブからなり、吸気通路16の負圧を利用する電磁空圧式のアクチュエータ29によって駆動されて、第2独立吸気通路22を全閉とするか又は全開とするかのいずれかの状態に切換えられるようになっている。尚、シャッター弁28は、弁体の固着を防止するために、全閉状態であっても通路22の周壁との間に所定量の隙間を生じるように設けられている。また、前記シャッター弁28よりも下流側の第2独立吸気通路22には、前記第1独立吸気通路21のマニホルド噴射用第1インジェクタ25と同じインジェクタ(マニホルド噴射用第2インジェクタ32)が配設されている。
【0034】
尚、図1及び図2に示す符号30は、ロータ6側面等から吹き抜けたブローバイガスの一部を回収するキャッチタンクであり、ここで回収されたブローバイガスは、図1にのみ示すブローバイガス通路31によって吸気通路16に導入される。
【0035】
上述の如き構成の吸気系に対し、エンジン1の排気系は、前記第1及び第2排気ポート12,15がそれぞれ排気マニホルド33に接続し、この排気マニホルド33において2つの気筒4,4からの排気が集合されて、下流側の排気管34に流通するようになっている。そして、前記排気マニホルド33には、排気中の酸素濃度を検出するリニアO2センサ35が配設され、また、排気管34には排気を浄化するための2つの触媒コンバータ36,37が直列に配設されている。前記リニアO2センサ35は、理論空燃比を含む所定の空燃比範囲において酸素濃度に対しリニアな信号を出力するものであり、前記インジェクタ25,26,32による燃料噴射量のフィードバック制御のために用いられる。
【0036】
尚、図1に示す符号38は、ロータリーエンジン1のクランクシャフト7の一端側に配設されてその回転角度を検出する電磁式のクランク角センサである。また、符号39は、ロータハウジング2の内部に形成されたウォータジャケット(図示せず)に臨んで冷却水の温度状態(エンジン水温)を検出する水温センサである。
【0037】
前記点火プラグ9,10の点火回路、スロットル弁23のモータ、インジェクタ25,26,32、シャッター弁28のアクチュエータ29等は、コントロールユニット40(以下、ECUと略称する)により作動制御されるようになっている。このECU40には少なくとも前記エアフローセンサ18の出力信号と、リニアO2センサ35の出力信号と、クランク角センサ38の出力信号と、水温センサ39の出力信号とが入力され、さらに、アクセル開度センサ41からの信号が入力されるようになっている。そして、このECU40においてエンジン1の運転状態(例えばエンジン負荷及びエンジン回転速度)を判定するとともに、その運転状態に応じて各気筒4に点火時期の制御や燃料噴射量及び噴射タイミングの制御が行われ、さらに吸気の流通する経路の切換え等が行われる。
【0038】
すなわち、図4に制御マップの一例を示すように、エンジン1の低負荷域及び中負荷域では各気筒4の作動室5,5,…に供給される空気及び燃料の比率(空燃比)は略理論空燃比になるように制御され(図にλ=1領域と示す)、一方、高負荷域では理論空燃比よりもリッチになるように制御される(図にエンリッチ領域と示す)。具体的には、スロットル弁23により調整される吸気の流量がエアフローセンサ18により検出され、この検出値に応じて、目標とする空燃比になるようにインジェクタ25,26,32による燃料の噴射量が制御される。
【0039】
尚、図示のエンリッチ領域の高回転側に斜線を入れて示す領域では、エンジン1及び触媒コンバータ36,37の過度の温度上昇を抑制すべく、意図的に排ガスの温度を下げる必要があり、このために、空燃比をエンリッチ領域でも特にリッチな状態(例えばA/F=11〜12)になるように制御する。
【0040】
また、主にエンジン回転速度に対応してシャッター弁28の開閉状態が切換えられる。すなわち、シャッター弁28は低回転域(例えば3000rpm以下)では全閉とされ、低中回転域(例えば3000〜4000rpm)では比較的低負荷側で全閉とされる一方、比較的高負荷側では全開とされる。また、中高回転域及び高回転域(例えば4000rpmよりも高回転域)では全開とされる。さらに、前記高回転域(例えば6500rpmよりも高回転域)では追加吸気通路20と第3吸気ポート14との間のロータリーバルブが開かれて、気筒4には追加吸気通路20及び第3吸気ポート14からも吸気が供給されるようになる。
【0041】
(燃料噴射制御)
次に、本発明の主たる特徴部分として、3つのインジェクタ25,26,32を使い分ける燃料噴射制御の手順について、詳細に説明する。
【0042】
まず、図5の機能ブロック図に示すように、ECU40には、クランク角センサ38からの信号に基づいてエンジン回転速度を演算する回転速度演算部40aと、そうして求めたエンジン回転速度とエアフローセンサ18の信号から求めた吸気量とに基づいて、作動室5への吸気充填効率(エンジン負荷)を演算するエンジン負荷演算部40bと、エンジン水温や大気圧、さらには空調装置の作動状態等の環境条件を検出し、この環境条件やエンジン1の運転状態に応じた空燃比のリッチ化補正等のための補正係数を演算する環境条件演算部40cと、それら各演算部による演算結果に基づいて、即ち、主にエンジン1の運転状態に基づいて、3つのインジェクタ25,26,32による総噴射量(目標燃料供給量)を演算する総噴射量演算部40d(燃料供給量決定手段)とを備えている。
【0043】
さらに、ECU40には、前記総噴射量演算部40dにより演算された総噴射量とエンジン回転速度とに基づいて、ポート噴射用インジェクタ26、マニホルド噴射用第2インジェクタ32及びマニホルド噴射用第1インジェクタ25のそれぞれによる燃料噴射量を演算する第1、第2及び第3の3つの噴射量演算部40e,40f,40gと、前記マニホルド噴射用第2インジェクタ32の作動状態に対応するように、シャッター弁28の開閉切換えの判断を行うシャッター弁開閉判断部40hとを備えている。尚、前記40a〜40hの各部の機能は、いずれも、ECU40のメモリに電子的に格納されているプログラムがCPUにより実行されることによって、実現する。
【0044】
前記3つのインジェクタ25,26,32による燃料噴射の順序は、基本的には、まず、ポート噴射用インジェクタ26を作動させ、次にマニホルド噴射用第2インジェクタ32を作動させ、その次にマニホルド噴射用第1インジェクタ25を作動させるというものである。このことから、以下、前記ポート噴射用インジェクタ26をプライマリインジェクタ26と呼び、マニホルド噴射用第2インジェクタ32をセカンダリインジェクタ32と呼び、さらに、マニホルド噴射用第1インジェクタ25をサードインジェクタ25と呼ぶことにする。従って、前記第1噴射量演算部40eはプライマリインジェクタ26の燃料噴射量を演算し、第2噴射量演算部40fはセカンダリインジェクタ32の燃料噴射量を演算し、第3噴射量演算部40gはサードインジェクタ25の燃料噴射量を演算する。
【0045】
より具体的には、図6のダイヤグラムに示すように、3つのインジェクタ25,26,32の使い分けは、基本的に、ECU40の総噴射量演算部40dによって演算された総噴射量Qに基づいて決定される。すなわち、まず、図の横軸に示す総噴射量Qが少なくて、プライマリインジェクタ26のみにより所定のクランク角期間内に噴射し得る第1設定量Q1以下のときには(Q≦Q1)、図に実線で示すように、プライマリインジェクタ26のみに燃料の噴射作動を行わせる。その所定のクランク角期間というのは、プライマリインジェクタ26によって噴射した燃料が吸気の流れに載って良好に輸送されて、第1吸気ポート11の壁面やロータ6の側面等にあまり付着することなく、作動室5に吸入されるような期間であり、以下、この期間を好適噴射期間ともいう。尚、インジェクタ26による燃料の噴射開始時期はエンジン1の運転状態によってある程度、変更されるが、噴射期間が前記好適噴射期間内に収まるかどうかは、実質的にはインジェクタ26の開弁期間の長さ(クランク角)、即ちパルス巾T1が設定値T0以下になるかどうかで判断できる。
【0046】
前記のように、燃料をプライマリインジェクタ26のみにより前記好適噴射期間内にて噴射するようにすれば、最小分解能の高い小容量のインジェクタ26のみによって燃料が噴射されることで、自ずと噴射量の制御精度が高くなるとともに、燃料は作動室5への開口部に近い第1吸気ポート11に噴射されることから、輸送遅れが小さくなって、制御の応答性も高くなる。
【0047】
さらに、その際、シャッター弁28は全閉として、吸気を主に第1独立吸気通路21のみに流通させるようにする。これにより、吸気の流量の少ない状態であっても、第1独立吸気通路21における吸気の流速は十分に高くなり、作動室5への吸気及び燃料の吸入は極めて効率良く行われて、輸送遅れが可及的に小さくなるとともに、燃料のポート壁面への付着も軽減され、気化霧化も良好なものとなる。
【0048】
次に、総噴射量Qが前記第1設定量Q1よりも多くて、且つその略2倍の第2設定量Q2以下のときには、前記プライマリインジェクタ26だけでなく、セカンダリインジェクタ32によっても燃料を噴射させ(図には破線で示す)、且つ、それら両方のインジェクタ26,32による燃料噴射量を互いに略同じになるように制御する。ここで、図の縦軸に示す燃料パルス巾は、プライマリインジェクタ26の容量がセカンダリインジェクタ32よりも小さいことを反映して、プライマリインジェクタ26のパルス巾T1がセカンダリインジェクタのパルス巾T2よりも長くなっているが、2つのインジェクタ26,32によって各々第1及び第2独立吸気通路21,22に噴射される燃料の量は略同じである。
【0049】
その際、シャッター弁28は、少なくとも前記セカンダリインジェクタ32が作動するときには開くようにする(Q≦Q1であってもエンジン回転速度が高いときにはシャッター弁28は開かれる)。これにより、第1及び第2独立吸気通路21,22を略同じ量の吸気が流通して、第1及び第2吸気ポート11,13により吸気及び燃料の混合気が作動室5に対しその両側から導入されるようになる。すなわち、第1及び第2吸気ポート11,13は、それぞれ、ロータ6の両側面に摺接するインターミディエイトハウジング3及びサイドハウジング3の各内壁面に開口されており、ロータ6の回転に伴い吸気行程にある作動室5が第1及び第2吸気ポート11,13に連通し、さらにその作動室5の容積が増大すると、これに伴い第1及び第2独立吸気通路21,22並びに第1及び第2吸気ポート11,13からそれぞれ略同じ量の混合気が相対向して作動室5に導入されるようになる。このように、ロータ6及び作動室5の移動する方向に対して左右両側から略同じ量の混合気(吸気及び燃料)が導入されることで、作動室5における燃料分布の偏りは非常に小さくなり、燃焼性が大幅に向上する。
【0050】
次に、総噴射量Qが第2設定量Q2よりも多くなれば、3つのインジェクタ25,26,32の全てによって燃料を噴射させる。この際、プライマリインジェクタ26による燃料噴射量は前記第1設定量Q1に固定し(T1=T0)、セカンダリインジェクタ32による燃料噴射量は総噴射量Qの略半分とし、さらに、それらの噴射量を合わせても総噴射量Qに不足する残りの燃料を、図6において一点差線で示すようにサードインジェクタ25によって噴射させる。言い換えると、前記プライマリインジェクタ26及びサードインジェクタ25によって総噴射量の略半分の燃料を第1独立吸気通路21に噴射させるとともに、前記セカンダリインジェクタ32によって総噴射量Qの略半分の燃料を第2独立吸気通路22に噴射させる。
【0051】
このことで、燃料の総噴射量Qが多くなっても、プライマリインジェクタ26による燃料の噴射期間を好適噴射期間内に留めて、噴射した燃料を作動室5に対し良好に輸送することができるとともに、第1及び第2独立吸気通路21,22にそれぞれ噴射する燃料の量を略同じにして、その略同量の燃料を作動室5に対しその両側から導入することができる。
【0052】
さらに、引き続いて総噴射量Qが増大して、セカンダリインジェクタ32による燃料噴射量が増量され、このセカンダリインジェクタ32によって前記好適噴射期間内に噴射し得る量を超えたときでも(Q>Q3)、該セカンダリインジェクタ32による燃料噴射量はサードインジェクタ25と略同様に増量するようにする(T2>T0)。このことは、セカンダリインジェクタ32からの燃料の作動室5への輸送効率がやや低下しても、当該作動室5に対してその両側から略同量の吸気及び燃料を供給することを優先するということである。
【0053】
そして、さらに総噴射量Qが多くなって、セカンダリインジェクタ32による燃料噴射量が、このインジェクタ32によって燃料を噴射し得る制御上の上限値に達すれば(Q=Q4)、該セカンダリインジェクタ32による燃料噴射量はその上限値に固定せざるを得ないので(T2=Tmax)、それ以降は、サードインジェクタ25の燃料噴射量のみを増量するようにする。そして、サードインジェクタ25による燃料噴射量が好適噴射期間内に噴射し得る量を超えれば(Q>Q5)、該サードインジェクタ25による燃料噴射量は第1設定量Q1に固定して(T3=T0)、プライマリインジェクタ26による燃料噴射量を前記第1設定量Q1を超えて増量するようにする(T1>T0)。
【0054】
すなわち、プライマリインジェクタ26又はサードインジェクタ25のいずれか一方の燃料噴射量を第1設定量Q1を超えて増量しなくてはならないのであれば、そのときには制御応答性の高いプライマリインジェクタ26の方を増量するようにする。こうすれば、その後に総噴射量Qが減少したときに、プライマリインジェクタ26の燃料噴射量は直ちに第1設定量Q1以下に減量することができるから、比較的悪い影響を小さくすることができる。
【0055】
そうして、さらに総噴射量Qが多くなって、前記プライマリインジェクタ26による燃料噴射量も制御上の上限値に達すれば(Q=Q6)、該プライマリインジェクタ26による燃料噴射量はその上限値に固定せざるを得ないから(T1=Tmax)、それ以降は、サード1インジェクタ25による燃料噴射量を第1設定量Q1を超えて増量するようにする(T3>T0)。
【0056】
以下に、前記の如くインジェクタ25,26,32を使い分ける制御の手順を図7及び図8に示すフローチャート図に基づいて具体的に説明する。尚、この制御は、各気筒4の作動室5,5,…毎にその点火時期に同期した所定のタイミングにて、実行される。
【0057】
まず、図7に示すフローのスタート後のステップSA1において、クランク角センサ38からの信号に基づいてエンジン回転速度を演算し、続くステップSA2では前記エンジン回転速度とエアフローセンサ18からの信号とに基づいて作動室5への吸気充填効率(エンジン負荷)を演算する。続いて、ステップSA3ではエンジン水温等の環境条件等に基づいて補正係数を演算し、続くステップSA4において、前記の演算した吸気充填効率に対して目標とする空燃比(図4の制御マップ参照)になるように、インジェクタ総噴射量Qを演算する。尚、前記の如く演算したエンジン回転速度、吸気充填効率、総噴射量Q等は逐次ECU40のメモリに記憶更新される。この点は、以下のステップにおける噴射パルス巾T1,T2,T3についても同様である。
【0058】
続いて、ステップSA5において、プライマリインジェクタ26へ出力する燃料噴射パルスのパルス巾T1を演算する。ここで求めるのは、前記ステップSA4で求めたインジェクタ総噴射量Qを全てプライマリインジェクタ26により噴射する場合に必要なパルス巾であり、総噴射量Qとインジェクタ26の流量係数とに基づいて周知の計算により求めればよい。そして、ステップSA6において、そのようにして求めたパルス巾T1が好適噴射期間に対応する設定範囲内にあるかどうか判定し(T1≦T0?)、この判定がYESならば図8のフローのステップSA17に進んで、プライマリインジェクタ26に燃料噴射パルスを出力して、燃料を噴射させ(噴射実行)、しかる後にリターンする。
【0059】
一方、前記の判定がNOであればステップSA7に進み、今度はセカンダリインジェクタ32へ出力する燃料噴射パルスのパルス巾T2を演算し、続いて、ステップSA8においてプライマリインジェクタ26への燃料噴射パルス巾T1を再度、演算して、図8のフローに示すステップSA9に進む。すなわち、総噴射量Qを2等分して、それぞれプライマリ及びセカンダリインジェクタ26,32により噴射させるよう、燃料噴射パルス巾T1,T2をそれぞれ決定する。この際、インジェクタの容量が異なることから、燃料噴射パルス巾T1,T2の大小関係は、T1>T2になる。また、プライマリインジェクタ26の燃料噴射パルス巾T1は後述の如く再度、演算される場合があるが、セカンダリインジェクタ32の燃料噴射パルス巾T2は再度、演算されることはない。それ故、パルス巾T2については制御上の上限値Tmax以下に制限される。
【0060】
つまり、プライマリインジェクタ26のみによって総噴射量Qの燃料を所定クランク角期間内にて噴射できるときには、該プライマリインジェクタ26のみから燃料を噴射供給し、そうでないときには少なくともプライマリ及びセカンダリインジェクタ26,32によって燃料を噴射させるとともに、それらの噴射量を略同量になるように制御する。
【0061】
前記ステップSA8に続いて、図8に示すフローのステップSA9では、前記ステップSA6と同様に、プライマリインジェクタ26の燃料噴射パルス巾T1が好適噴射期間に対応する設定範囲内にあるかどうか判定する(T1≦T0?)。この判定がYESならばステップSA17に進んで、プライマリ及びセカンダリインジェクタ26,32にそれぞれ燃料噴射パルスを出力して、両方のインジェクタ26,32から略同量の燃料を噴射させ(噴射実行)、しかる後にリターンする。
【0062】
一方、前記の判定がNOであればステップSA10に進み、一旦、プライマリインジェクタ26の燃料噴射パルス巾T1を前記設定範囲の上限値である設定パルス巾T0に固定し(T1←T0)、続くステップSA11において、サードインジェクタ25へ出力する燃料噴射パルスのパルス巾T3を演算する。すなわち、まず、総噴射量Qを半分にして、これから前記設定パルス巾にてプライマリインジェクタ26が噴射する燃料の量を減算し、これにより得られた量の燃料をサードインジェクタ25により噴射する場合のパルス巾を求める。そして、ステップSA12において、前記サードインジェクタ25の燃料噴射パルス巾T3が好適噴射期間に対応する設定範囲内にあるかどうか判定し(T3≦T0?)、この判定がYESならばステップSA17に進んで、プライマリ、セカンダリ及びサードインジェクタ26,32、25にそれぞれ燃料噴射パルスを出力して、3つのインジェクタ25,26,32により燃料を噴射させ(噴射実行)、しかる後にリターンする。
【0063】
すなわち、プライマリインジェクタ26により総噴射量Qの略半分の燃料を所定クランク角期間内にて噴射できるときには、このプライマリインジェクタ26とセカンダリインジェクタ32とによって略同量の燃料を噴射させる。また、そうでないときでもプライマリインジェクタ26の燃料噴射量は前記所定クランク角期間内にて噴射可能な量に制限し、不足分はサードインジェクタ25により噴射させて、該プライマリ及びサードインジェクタ26,25による燃料噴射量とセカンダリインジェクタ32による燃料噴射量とが略同じになるようにする。
【0064】
前記ステップSA12における判定がNOで、サードインジェクタ25により燃料を好適噴射期間内に噴射できない場合には、ステップSA13に進んでサードインジェクタ25の燃料噴射パルス巾T3を前記設定パルス巾T0に固定し(T3←T0)、続くステップSA14において、プライマリインジェクタ26への燃料噴射パルス巾T1を再度、演算する。すなわち、総噴射量Qからセカンダリインジェクタ32による燃料噴射量を減算し、そこからさらにサードインジェクタ25による燃料噴射量(前記設定パルス巾T0にてサードインジェクタ25が噴射する燃料の量)を減算し、これにより得られた量の燃料をプライマリインジェクタ26により噴射する場合のパルス巾を求める。
【0065】
続いて、ステップSA15において、前記プライマリインジェクタ26の燃料噴射パルス巾T1が、制御上の上限値Tmax以下であるかどうか判定し(T1≦Tmax?)、この判定がYESならばステップSA17に進んで、プライマリ、セカンダリ及びサードインジェクタ26,32、25にそれぞれ燃料噴射パルスを出力して、3つのインジェクタ25,26,32により燃料を噴射させ(噴射実行)、しかる後にリターンする。
【0066】
つまり、総噴射量Qが多くなって、その半分の燃料をプライマリ及びサードインジェクタ32によっても所定クランク角期間内にて噴射できないようになれば、それ以降はサードインジェクタ25ではなく、より応答性の高いプライマリインジェクタ26の燃料噴射量を制御上の上限値になるまで増量する。
【0067】
一方、前記プライマリインジェクタ26の燃料噴射パルス巾T1が制御上の上限値Tmaxを超えていれば(判定がNO)、ステップSA16に進んで、サードインジェクタ25への燃料噴射パルス巾T3を再度、演算する。すなわち、総噴射量Qからセカンダリインジェクタ32による燃料噴射量と前記上限値のパルス巾Tmaxにてプライマリインジェクタ26により噴射される燃料の量とをそれぞれ減算し、これにより得られた量の燃料をサードインジェクタ25により噴射する場合のパルス巾を求める。そうして、ステップSA17に進んで、プライマリ、セカンダリ及びサードインジェクタ26,32、25にそれぞれ燃料噴射パルスを出力して、3つのインジェクタ25,26,32により燃料を噴射させ(噴射実行)、しかる後にリターンする。
【0068】
つまり、プライマリインジェクタ26の燃料噴射量が制御上の上限値に達すれば、それ以降はサードインジェクタ25の燃料噴射量のみを制御上の上限値になるまで増量する。
【0069】
前記図7に示すフローのステップSA1がECU40の回転速度演算部40aに、また、ステップSA2がエンジン負荷演算部40bに、それぞれ対応する。さらに、ステップSA3が環境条件演算部40cに、また、ステップSA4が総噴射量演算部40dに、それぞれ対応する。
【0070】
また、前記フローのステップSA5、SA8、及び図8のフローのステップSA10、SA14が第1噴射量演算部40eに、ステップSA7が第2噴射量演算部40fに、さらに、ステップSA11、SA13、SA16が第3噴射量演算部40gに、それぞれ対応する。
【0071】
次に、ECU40のシャッター弁開閉判断部40hによるシャッター弁28の制御手順を図9に示すフローチャート図に基づいて具体的に説明する。尚、この制御も前記したインジェクタの制御と同じタイミングにて、実行される。
【0072】
まず、スタート後のステップSB1,SB2において、それぞれ、前記図7のフローのステップSA1,SA2にて演算されて、ECU40のメモリに記憶更新されているエンジン回転速度及び吸気充填効率を読み込む。続いて、ステップSB3において、同様に前記フローのステップSA7にて演算されて、ECU40のメモリに記憶更新されているセカンダリインジェクタ32の燃料噴射パルス巾T2を読み込む。
【0073】
続いて、ステップSB4において、燃料噴射パルス巾T2に基づいて、セカンダリインジェクタ32により燃料を噴射するのか否かを判定するとともに、エンジン回転速度が所定値(例えば4000回転)以上であるかどうか判定する。そして、それらの判定の結果、少なくとも一方がYESならばステップSB5に進んでシャッター弁28を開く一方、いずれの判定結果もNOであればステップSB6に進んでシャッター弁28を閉じ、しかる後にリターンする。
【0074】
つまり、この実施形態ではシャッター弁28を主にセカンダリインジェクタ32による噴射作動の有無に対応して開閉するようにしており、この結果、総噴射量Qが第1設定量Q1よりも多いときにはシャッター弁28が開かれるようになる。
【0075】
尚、総噴射量Qが第1設定量Q1以下であっても、エンジン回転速度が所定値以上のときにはシャッター弁28は開かれる。すなわち、図4の制御マップにおいてエンジン回転速度が所定値(図に破線で示す)以上のときには、エンジン負荷の大きさによらずシャッター弁28が開かれることになるが、この際、エンジン負荷が低くて総噴射量Qが第1設定量Q1以下であれば、実際にはいわゆる燃料カット制御が行われることになり、一時的に燃料の供給が停止した状態で、次にアクセルペダルが踏まれて燃料の供給を再開するときのために、予めシャッター弁28を開いておくのである。
【0076】
したがって、この実施形態に係るロータリーエンジン1の燃料噴射装置Aによると、各気筒4に連通する吸気通路16の下流側を3本に分岐させ、そのうちの第1独立吸気通路21に連通する第1吸気ポート11に比較的小容量のプライマリインジェクタ26を配設し、第2独立吸気通路22には比較的大容量のセカンダリインジェクタ32を配設するとともに、これと同じインジェクタ25を前記プライマリインジェクタ26よりも上流の第1独立吸気通路21にも配設したことで、即ち、各気筒4毎に3つのインジェクタ25,26,32を装備したことにより、燃料の最大供給能力を確保して、エンジン1の高負荷高回転状態での運転にも十分に対応することができる。
【0077】
ここで、吸気ポート噴射用のプライマリインジェクタ26の容量は比較的小さいものが好ましく、また、マニホルド噴射用のセカンダリ及びサードインジェクタ32,25の容量もあまり大きくする必要はないから、特に容量の大きな専用のインジェクタを用いる必要がなくなり、しかも、マニホルド噴射用の2つのインジェクタ32,25は同じものなので、部品の共通化によってコストの低減が図られる。故に、インジェクタの個数は多くても、コストの増大は抑制できる。
【0078】
また、エンジン1が例えば低負荷低回転領域にあって、インジェクタ総噴射量Qが第1設定量Q1以下のときには、シャッター弁28を閉じて、吸気を主に第1独立吸気通路21のみに流通させるとともに、燃料を前記プライマリインジェクタ26のみによって第1吸気ポート11へ噴射させるようにする。すなわち、吸気流量の少ない状態であっても、第1吸気ポート11を流れる吸気の流速を十分に高めることができ、これにより、燃料の吸気ポート壁面への付着を抑制し、気化霧化を促しながら、燃料及び空気を作動室5へ極めて効率良く吸入させることができる。
【0079】
しかも、その際、前記プライマリインジェクタ26による燃料の噴射は、その燃料を吸気ポート壁面やロータ6側面にあまり付着させずに良好に作動室5に導入できるような所定のクランク角期間内にて行われるので、前記の作用効果が一層、高くなる。
【0080】
一方、エンジン1が中負荷以上の運転状態にあって、総噴射量Qが前記第1設定量Q1よりも多いときには、シャッター弁28が開かれて第2独立吸気通路22にも吸気が流通するようになり、これとともに、少なくともプライマリ及びセカンダリインジェクタ26,32から燃料が噴射されて、第1及び第2独立吸気通路21,22の両方から作動室5に対して略同量の吸気及び燃料が導入されるようになる。これにより、当該作動室5における燃料分布の適正化が図られ、燃焼性の向上によって出力及び燃費が改善される。
【0081】
特に、高負荷高回転の状態では、前記の如く作動室5の燃料分布が適正化されることによって混合気の燃え残りが少なくなり、いわゆる後燃えの軽減によって排ガスの温度が低下する。このことから、例えば図4の制御マップ上で斜線を入れて示す高負荷高回転の領域において、排ガス温度を下げるための空燃比のリッチ化度合いを弱めることができ、これにより、出力や燃費のさらなる改善が図られる。
【0082】
尚、本発明の構成は、前記実施形態のものに限定されることなく、その他の種々の構成を包含するものである。すなわち、前記実施形態では、追加吸気通路20を設けて、特に吸気量の多くなる高回転域においては第1及び第2独立吸気通路21,22に加えて前記追加吸気通路20からも作動室5に吸気を導入するようにしているが、この追加吸気通路20は設けなくてもよい。
【0083】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1の発明に係るロータリーエンジンの燃料噴射装置によると、ロータリーエンジンの気筒への吸気通路として、少なくとも第1及び第2の2本の吸気通路を設けて、そのうちの第1吸気通路の下流側に相対的に容量の小さな第1燃料噴射弁を配設し、第2吸気通路には相対的に容量の大きな第2燃料噴射弁を配設するとともに、該第2燃料噴射弁と略同じ容量の第3燃料噴射弁を前記第1燃料噴射弁の上流側にも配設したことで、即ち、3つの燃料噴射弁によって燃料の最大供給能力を確保することで、特に容量の大きな専用の燃料噴射弁を不要とし、部品の共通化によって、コストの増大を抑制することができる。
【0084】
また、エンジンの低負荷低回転状態では、シャッター弁により前記第2吸気通路を閉じて、吸気を第1吸気通路のみに流通させることにより、吸気流量の少ない状態であっても流速を十分に高めることができる。これにより、相対的に吸気流量の少ない状態であっても、吸気及び燃料の作動室への吸入効率を高め、燃料の気化霧化を促進し、さらに、ポート壁面への燃料付着を低減できる。加えて、燃料の制御性も向上できる。
【0085】
請求項2の発明によると、第1燃料噴射弁のみに燃料を噴射させる場合に、その噴射作動を、燃料が特に効率良く作動室に導入されるような所定のクランク角期間内にて行わせることができ、これにより前記請求項1の発明の効果を十分に得ることができる。また、それよりも燃料供給量の多いときには、第1及び第2燃料噴射弁の両方により略同量の燃料を噴射させて、略同量の混合気を作動室に対しその両側から導入することで、当該作動室における燃料分布を適正化して、エンジンの出力を向上し、燃費を改善することができる。
【0086】
請求項3の発明によると、第1、第2及び第3燃料噴射弁の全てにより燃料を噴射させる場合に、まず、第1燃料噴射弁による燃料の噴射期間を所定のクランク角期間内に留めて、燃料を効率良く作動室に導入することができる。また、燃料噴射量の多い高負荷の状態でも、燃料分布の適正化によって燃焼性を向上し、その分、燃料のリッチ化度合いを弱めることができるから、出力や燃費をさらに改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るロータリーエンジンの燃料噴射装置の全体構成を示す図である。
【図2】エンジンの要部構成を示す図である。
【図3】エンジンの要部の構成を一部分、切り欠いて示す斜視図である。
【図4】エンジンの運転制御マップの一例を示す図である。
【図5】燃料噴射制御の構成を示す機能ブロック図である。
【図6】総噴射量の変化と、これに対する各インジェクタの燃料噴射パルス巾の変化との対応関係を示すダイヤグラムである。
【図7】燃料噴射制御の前半の手順を示すフローチャート図である。
【図8】燃料噴射制御の後半の手順を示すフローチャート図である。
【図9】シャッター弁の制御手順を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
A   燃料噴射装置
1   ロータリーエンジン
2   ロータハウジング
3   サイドハウジング、インターミディエイトハウジング
5   作動室
6   ロータ
11  第1吸気ポート(第1吸気通路)
13  第2吸気ポート(第2吸気通路)
21  第1独立吸気通路(第1吸気通路)
22  第2独立吸気通路(第2吸気通路)
25  サードインジェクタ(第3燃料噴射弁)
26  プライマリインジェクタ(第1燃料噴射弁)
28  シャッター弁
32  セカンダリインジェクタ(第2燃料噴射弁)
40  コントロールユニット(ECU)
40d 総噴射量算出部(燃料供給量決定手段)
40e 第1噴射量算出部(燃料噴射制御手段)
40f 第2噴射量算出部(燃料噴射制御手段)
40g 第3噴射量算出部(燃料噴射制御手段)
40h シャッター弁開閉判断部(シャッター弁制御手段)

Claims (3)

  1. ハウジング内にロータを収容してその外周側に複数の作動室を区画し、該ロータの回転に連れて各作動室がそれぞれ周方向に移動しながら、順に吸気、圧縮、膨張及び排気の各行程を行うようにしたロータリーエンジンの燃料噴射装置であって、
    前記ロータの両側面にそれぞれ摺接するハウジング内壁面には、前記吸気行程にある作動室に連通するように第1及び第2吸気通路が各々開口されており、
    前記第1吸気通路に燃料を噴射するように配設された第1燃料噴射弁と、
    前記第1燃料噴射弁よりも容量が大きくて前記第2吸気通路に燃料を噴射するように配設された第2燃料噴射弁と、
    前記第2燃料噴射弁と略同じ容量とされ、前記第1燃料噴射弁よりも上流の第1吸気通路に燃料を噴射するように配設された第3燃料噴射弁と、
    前記第2吸気通路に配設されたシャッター弁と、
    エンジンが所定の低負荷低回転状態のときに、前記第1燃料噴射弁のみに燃料の噴射作動を行わせる燃料噴射制御手段と、
    エンジンが前記低負荷低回転状態のときに前記シャッター弁を閉じるシャッター弁制御手段とを備えることを特徴とするロータリーエンジンの燃料噴射装置。
  2. 請求項1において、
    エンジンの運転状態に基づいて目標燃料供給量を決定する燃料供給量決定手段を備え、
    燃料噴射制御手段は、
    前記目標燃料供給量が、第1燃料噴射弁により所定のクランク角期間内に噴射し得る第1の設定量以下のときに、当該第1燃料噴射弁のみに燃料の噴射作動を行わせる一方、
    目標燃料供給量が前記第1の設定量よりも多くて且つその略2倍の第2設定量以下のときには、前記第1及び第2燃料噴射弁の両方に燃料の噴射作動を行わせるとともに、該両方の燃料噴射弁による燃料噴射量を互いに略同じになるように制御するものであり、
    シャッター弁制御手段は、目標燃料供給量が前記第1の設定量よりも多いときにシャッター弁を開くように構成されていることを特徴とするロータリーエンジンの燃料噴射装置。
  3. 請求項2において、
    燃料噴射制御手段は、目標燃料供給量が第2の設定量よりも多いときには、第1、第2及び第3燃料噴射弁の全てに燃料の噴射作動を行わせるとともに、第1燃料噴射弁により第1の設定量を噴射させ、第2燃料噴射弁により前記目標燃料噴射量の略半分を噴射させ、残りの燃料を第3燃料噴射弁によって噴射させるように構成されていることを特徴とするロータリーエンジンの燃料噴射装置。
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