JP2004116131A

JP2004116131A - Dam body and protective facility for structure

Info

Publication number: JP2004116131A
Application number: JP2002280852A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Kamei; 亀井　宏之; Masaru Ogasa; 小笠　勝; Hiroshi Shimizu; 清水　弘; Hisashi Sekimoto; 関本　恒; Kazuhiro Nakamura; 中村　和博
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 2002-09-26
Filing date: 2002-09-26
Publication date: 2004-04-15
Anticipated expiration: 2022-09-26
Also published as: JP3958170B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a dam body and a protective facility for a structure which are normally submerged and which immediately respond to a sudden rise in water level to shut off the intrusion of water into a water intrusion area without becoming obstacles to a channel and scenic view, while facilitating maintenance and reuse. <P>SOLUTION: The dam body and the protective facility for the structure include a plurality of sheath pipes 15 vertically extending at the bottom of the sea at the position of a harbor entrance and buried at intervals to one another; steel pipes 17 vertically movably enclosed in the hollow parts 16 of the sheath pipes 15; films 18 disposed between adjacent steel pipes 17; a pipeline 20 for causing air supplied from an air supply device to circulate inside the steel pipes 17; and anchors 21 for anchoring the sea bottom side ends of the films 18 to the bottom of the sea. The steel pipe 17 has a closing wall 24 and a valve element 28 at its end facing the surface of the sea. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、防潮・防波堤等として使用可能な堤体及び構造物の保護設備に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の防潮堤を図６〜図８に示す。
この防潮堤は、海底に配設された固定基礎１と、固定基礎１の上面に配設される袋体（膜体）３と、固定基礎１と袋体３との間に水を充填／排水する給排水装置８とから構成されている。
【０００３】
この防潮堤において、海面位置が低い通常時には、袋体３が固定基礎１上を覆うように沈降しているが、増水時には、水が給排水装置８から固定基礎１と袋体３との間に導入されて、袋体３が海面に向けて膨張し、上端面が海上に現れるように張設される。これによって越流が遮られる。
通常の海面位置に戻った場合は、給排水装置８によって、固定基礎１と袋体３との間に導入された水が排水されて、袋体３が再び沈降する（特許文献１参照。）。
【０００４】
【特許文献１】
特開平９−２７３１３０号公報（第３図）。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記に示す従来の防潮堤においては、水を利用して袋体を膨張させ浮上させる構成であるから、高潮・高波等の突発的な増水に対して迅速に水を供給できず対応が間に合わないという問題があった。
【０００６】
また、上記に示す従来の防潮堤においては、袋体を固定する固定基礎を海底内に広く必要とする上に、固定基礎上端面を常時海上に突出させる必要があることから、港湾入口等の水路を狭くしてしまうという問題があった。
【０００７】
また、水上構造物の保護を目的としてこの防潮堤を周囲の保護設備として用いる場合、固定基礎が邪魔となって水上構造物の景観を損ねてしまうという問題があった。
【０００８】
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、常時は水没された状態であって、水路や景観の障害にならず、かつ、急激な水位上昇に即応して水の浸入領域内への水の浸入を遮断する堤体及び構造物の保護設備を得ることを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
請求項１に記載の発明は、水位が上昇したときの水の浸入を阻止する堤体であって、水の浸入領域内に間隔をおいて設置され、その内部にそれぞれ中空部を有する複数の支柱と、これら支柱間にわたって張られた膜体と、前記水の浸入領域内に水が浸入したときに前記各支柱の中空部に気体を供給して、これら支柱を浮上させる気体供給装置とを備えてなることを特徴とする。
【００１０】
このような構成とすることで、水位が上昇したときに気体供給装置から各中空部に気体を供給することによって、各支柱が水上に向かって浮上する。このとき、水面上にあらわれた各支柱間に張られた膜体によって水の浸入が阻止される。
【００１１】
請求項２に記載の発明は、請求項１記載の堤体において、前記各支柱は、前記水の浸入領域内に埋設された複数の管体内に、上下動可能に挿入され、前記中空部に連通する弁体が設けられていることを特徴とする。
【００１２】
このような構成とすることで、水位が元に戻った場合には、排気手段によって支柱中空部の気体が外部に抜き出されて、支柱が管体内部に沿って下方向に移動して再び水中内に沈められる。
【００１３】
請求項３に記載の発明は、請求項１又は２に記載の堤体において、前記気体供給装置が、前記支柱及び前記膜体と隔離して地上に設置された気体供給源と、この気体供給源から供給される気体を前記支柱の各中空部に導入する配管とを備えることを特徴とする。
【００１４】
このような構成とすることで、水位上昇時に、支柱と膜体とから離れて地上に設置された気体供給源から供給される気体は、配管を通って支柱中空部に至って充填されて支柱を浮上させる。
【００１５】
請求項４に記載の発明は、請求項１から請求項３のいずれかに記載の堤体を備えた構造物の保護設備により、少なくとも一部領域が囲まれていることを特徴とする。
【００１６】
このような構成としたことで、水の浸入領域内に設置されている構造物の景観等を通常時には邪魔することなく、異常時に周囲の水位が上昇した場合には構造物を保護する。
【００１７】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図１〜図４は本発明の第１の実施形態を示す。
図１は、港湾における防潮・防波堤（堤体）１０の全体概要を示す。
この防潮・防波堤１０は、港湾入口１１の位置にあって、可撓防波堤１２と岸１３から張り出すように形成されている一対の固定防波堤１４とから構成されている。
【００１８】
図２、図３に示す可撓防波堤１２は、港湾入口１１の位置の海底にあって上下方向に延在し、間隔を隔てて埋設されている複数の鞘管（管体）１５と、これら各鞘管１５内部に形成された中空部１６を上下方向移動可能となるように収納されている鋼管（支柱）１７と、隣接する鋼管１７間に配設されて海底上に折りたたまれて設けられている膜体１８と、空気（気体）供給装置（図示せず）から供給される空気を各鋼管１７内部に流通させる配管２０と、膜体１８の海底側端部を海底に固定するアンカー２１とから構成されている。
【００１９】
鞘管１５は、筒状に形成されたものであって、その上端が上開口部２２となっており、上開口部２２が海底面に位置するように埋設されている。
鋼管１７は、筒状部２３と、筒状部２３の上端を塞ぐ閉止壁２４とからなり、下端は下開口部２５となっている。閉止壁２４には、膜体１８の海面側端部２６が固定されており、閉止壁２４の内部には孔２７が形成されている。孔２７は弁体２８によって開閉自在とされている。
【００２０】
上記の構成からなる防潮・防波堤１０において、通常時は、弁２８は閉とされて鋼管１７が鞘管１５内に収納され、中空部１６には海水が充填されて海底近傍位置まで水没している。
高潮や津波発生によって水位が上昇し、海水が港湾内に浸入する等の異常時には、前記空気供給装置を操作して、配管２０を経由して各鋼管１７内部に空気を同時に供給する。すると、配管２０の先端部から噴出した空気が鋼管１７内部を上昇するのに伴って、充填されている海水が、空気と置換されて下開口部２５から中空部１６内に排出される。このとき鋼管１７内部の上方に形成された空間部による浮力によって、鋼管１７は鞘管１５の内面に沿って海上に向けて浮上する。
【００２１】
前記鋼管１７は、内部に供給された空気量に応じた距離を上方向に移動することによって停止する。ここで、膜体１８は、鋼管１７の上昇に伴って隣接する鋼管１７間を海中及び海面上にわたって張られる（図４に示す）。
このとき、アンカー２１は、鋼管１７及び鋼管１７を収納する鞘管１５とともに膜体１８が水から受ける荷重を支持する。
【００２２】
高潮・津波が引いて再び通常水位に戻った場合は、海面上に現れている弁体２８を遠隔操作等により開とすることによって、前記鋼管１７内部に供給された空気を孔２７から外部へ排出させる。これに伴って鋼管１７は再び鞘管１５内面に沿って海中に沈降して鞘管１５内に収納される。このとき、膜体１８は前記アンカー２１近傍位置に再び折りたたまれて海底内に設置される。収納後、弁体２８は再び閉とされる。
【００２３】
この防潮・防波堤１０によれば、通常時には海中に水没されてあるため、海上の水路を邪魔することにならず、港湾内外の海水交換を妨げることもない。
高潮・津波等の異常時には、急激に増大する水位に対して空気を急速に供給することによって膜体１８を張ることができるため、短時間のうちに港湾内への浸水を食い止めることができる。
また、各鋼管１７に取り付けられた弁体２８の開閉によって、再び海中に水没させることができるため何度でも再使用が可能となる。
【００２４】
また、膜体１８は鋼管１７で保持されているため、破損が生じても膜体１８全体を補修する必要がない。さらに、前記空気供給装置が防潮・防波堤１０と切り離されて設置されているため、メンテナンス作業の効率が向上できる。
【００２５】
なお、水底内に埋設された複数の鞘管１５の間隔を小さくすることによって、越流を受け止める膜体１８にかかる張力の上昇を抑えることができる。
【００２６】
図５は、本発明の第２の実施形態を示す。なお、以下の説明において、上記第１の実施形態において説明したものと同一の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
【００２７】
図５は、海に臨んで構築されている歴史的な価値を有する神社等の構造物３２と、これを保護する構造物の保護設備３３とを示す。
保護設備３３は、図２及び図３に示す第１の実施形態における可撓防波堤１２と同様の構成からなる。
前記保護設備３３は、水の浸水方向である構造物３２の海に臨む側の周囲に配設されている。
【００２８】
上記の構成からなる保護設備３３においては、通常時には上述したように前記膜体１８は前記鋼管１７とともに海中に水没しているが、増水時には、上述したように膜体１８と鋼管１７とが浮上して、水の越流を抑える可撓防波堤１２と同様の作用を得ることができる。
【００２９】
この保護設備３３によれば、上記第１の実施形態と同様の効果を得ることができるが、通常時は保護設備３３がすべて水中に水没されているため、保護設備３３の内側に存在する構造物３２の景観を邪魔することなく保護することが可能となる。
【００３０】
なお、上記の第１の実施形態は、固定防波堤のない港湾等の水域における浸水保護設備としても使用することもできる。
【００３１】
【発明の効果】
以上説明した本発明の堤体及び構造物の保護壁においては以下の効果を奏する。
請求項１記載の発明によれば、気体の高速・大量導入によって支柱及び膜体を水上まで持ち上げて、水の浸入領域への越流を迅速に阻止することができる。また、通常時は支柱や膜体すべてが没水しているため、堤体内外の水の交換が可能となるとともに、水上交通物の進路及び堤体によって囲まれた内部の構造物の景観を邪魔させることがない。
【００３２】
請求項２記載の発明によれば、支柱の中空部に気体を導入させることによって、管体内面に沿って支柱及び膜体を水面上に浮上させることができる。また、排気手段によって、支柱を再び水中内に沈めることができるため、堤体の再使用が可能となる。
【００３３】
請求項３記載の発明によれば、支柱及び膜体の構造を簡単化でき、設置工事の簡略化を図ることができるとともにメンテナンスが容易となる。また、地上から支柱に気体を供給することができるため、水位に応じて支柱及び膜体の浮上高さを調節することができる。
【００３４】
請求項４記載の発明によれば、港湾における防潮・防波堤としてのみならず、水の浸入領域内に設置された構造物を越流から保護する堤体としても使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施形態における防潮・防波堤の全体概要図である。
【図２】本発明の第１の実施形態における通常時の堤体の断面図である。
【図３】本発明の第１の実施形態における増水時の堤体の断面図である。
【図４】本発明の第１の実施形態における増水時の堤体の概要図である。
【図５】本発明の第２の実施形態における増水時の構造物の保護設備の全体概要図である。
【図６】従来の防潮堤の増水時の平面図である。
【図７】図６の（ＩＩ−ＩＩ）線の断面図である。
【図８】図６の（ＩＩＩ−ＩＩＩ）線の断面図である。
【符号の説明】
１０　防潮・防波堤（保護設備）
１１　港湾入口
１２　可撓防波堤（堤体）
１５　鞘管（管体）
１６　中空部
１７　鋼管（支柱）
１８　膜体
２０　配管
２４　閉止壁
２８　弁体
３２　構造物
３３　保護壁（構造物の保護設備）[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an embankment body and a structure protection facility that can be used as a tide barrier, a breakwater, and the like.
[0002]
[Prior art]
A conventional seawall is shown in FIGS.
The seawall includes a fixed foundation 1 disposed on the sea floor, a bag (membrane) 3 disposed on the upper surface of the fixed foundation 1, and a space between the fixed foundation 1 and the bag 3 filled with water. And a water supply / drainage device 8 for draining water.
[0003]
In this seawall, when the sea level is low, the bag 3 sinks so as to cover the fixed foundation 1 when the sea level is low, but when the water rises, water is supplied from the water supply / drainage device 8 to between the fixed foundation 1 and the bag 3. When introduced, the bag body 3 is expanded toward the sea surface and stretched so that the upper end surface appears on the sea. This blocks the overflow.
When returning to the normal sea level position, the water introduced between the fixed foundation 1 and the bag body 3 is drained by the water supply / drainage device 8, and the bag body 3 sinks again (see Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-9-273130 (FIG. 3).
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional seawall described above, since the bag body is inflated and floated using water, it is not possible to supply water promptly to sudden surges of storm surges and waves. There was a problem that it was not in time.
[0006]
In addition, in the conventional seawall described above, a fixed foundation for fixing the bag body is required widely in the seabed, and the upper end surface of the fixed foundation must always protrude into the sea. There was a problem of narrowing the waterway.
[0007]
In addition, when this seawall is used as surrounding protection equipment for the purpose of protecting floating structures, there is a problem that the fixed foundation hinders the view of the floating structures.
[0008]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and is always in a submerged state, does not obstruct waterways and landscapes, and is provided in a water inflow area in response to a rapid rise in water level. The purpose of this project is to obtain protection facilities for embankments and structures that block water from entering the water.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention employs the following means in order to solve the above problems.
The invention according to claim 1 is a levee body that prevents water intrusion when the water level rises, and is provided at intervals in a water intrusion area and has a plurality of hollow portions therein. A support, a film body stretched over the support, and a gas supply device that supplies gas to the hollow portion of each support when water infiltrates into the water infiltration area, and floats the support. It is characterized by comprising.
[0010]
With such a configuration, when the water level rises, the gas is supplied from the gas supply device to each hollow portion, so that each column rises toward the water. At this time, the infiltration of water is prevented by the film body stretched between the columns that appear on the water surface.
[0011]
The invention according to claim 2 is the embankment according to claim 1, wherein each of the struts is vertically movably inserted into a plurality of pipes embedded in the water infiltration area, and is inserted into the hollow portion. It is characterized in that a communicating valve element is provided.
[0012]
With such a configuration, when the water level returns to the original level, the gas in the hollow portion of the support column is extracted to the outside by the exhaust means, and the support column moves downward along the inside of the tubular body and again. Submerged in water.
[0013]
According to a third aspect of the present invention, in the embankment according to the first or second aspect, the gas supply device is provided on the ground separately from the column and the membrane, and the gas supply source is provided on the ground. And a pipe for introducing gas supplied from a source into each hollow portion of the column.
[0014]
With this configuration, when the water level rises, the gas supplied from the gas supply source installed on the ground apart from the support and the membrane body is filled through the pipe to the support hollow, filling the support. Surface.
[0015]
A fourth aspect of the present invention is characterized in that at least a part of the area is surrounded by the facility for protecting a structure provided with the embankment according to any one of the first to third aspects.
[0016]
With such a configuration, the structure of the structure installed in the water intrusion area is not obstructed at normal times, and the structure is protected when the surrounding water level rises in an abnormal case.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 to 4 show a first embodiment of the present invention.
FIG. 1 shows an overall outline of a tide / breakwater (embankment) 10 in a harbor.
The tide breakwater 10 is located at a port entrance 11 and includes a flexible breakwater 12 and a pair of fixed breakwaters 14 formed so as to project from a shore 13.
[0018]
The flexible breakwater 12 shown in FIGS. 2 and 3 extends vertically in the seabed at the position of the harbor entrance 11, and is buried at intervals. A steel pipe (post) 17 is provided so as to be able to move up and down in a hollow portion 16 formed inside each sheath pipe 15, and is provided between adjacent steel pipes 17 so as to be folded on the seabed. Film body 18, a pipe 20 for flowing air supplied from an air (gas) supply device (not shown) into each steel pipe 17, and an anchor 21 for fixing the seabed side end of the film body 18 to the seabed. It is composed of
[0019]
The sheath tube 15 is formed in a tubular shape, and has an upper opening 22 at its upper end, and is buried so that the upper opening 22 is located on the sea floor.
The steel pipe 17 includes a tubular portion 23 and a closing wall 24 that closes an upper end of the tubular portion 23, and a lower end is a lower opening 25. The sea surface side end 26 of the membrane 18 is fixed to the closing wall 24, and a hole 27 is formed inside the closing wall 24. The hole 27 can be opened and closed by a valve body 28.
[0020]
In the tide / breakwater 10 configured as described above, the valve 28 is normally closed, the steel pipe 17 is housed in the sheath pipe 15, and the hollow portion 16 is filled with seawater and submerged to a position near the seabed. I have.
When the water level rises due to the occurrence of a storm surge or a tsunami and seawater invades the harbor or the like, the air supply device is operated to simultaneously supply air into each steel pipe 17 via the pipe 20 by operating the air supply device. Then, as the air ejected from the tip of the pipe 20 rises inside the steel pipe 17, the filled seawater is replaced with the air and discharged from the lower opening 25 into the hollow part 16. At this time, the steel pipe 17 floats toward the sea along the inner surface of the sheath pipe 15 due to the buoyancy of the space formed above the inside of the steel pipe 17.
[0021]
The steel pipe 17 stops by moving upward by a distance corresponding to the amount of air supplied to the inside. Here, the film body 18 is stretched between the adjacent steel pipes 17 in the sea and on the sea surface with the rise of the steel pipes 17 (shown in FIG. 4).
At this time, the anchor 21 supports the steel pipe 17 and the sheath pipe 15 accommodating the steel pipe 17 and the load that the membrane body 18 receives from water.
[0022]
When the storm surge and the tsunami drop and return to the normal water level again, the air supplied to the inside of the steel pipe 17 is opened from the hole 27 to the outside by opening the valve body 28 appearing on the sea surface by remote control or the like. Let it drain. Along with this, the steel pipe 17 sinks again into the sea along the inner surface of the sheath pipe 15 and is stored in the sheath pipe 15. At this time, the film body 18 is folded again to a position near the anchor 21 and installed on the seabed. After the storage, the valve body 28 is closed again.
[0023]
According to the tide and breakwater 10, since it is normally submerged in the sea, it does not obstruct the waterway on the sea and does not hinder the exchange of seawater inside and outside the harbor.
In the event of an abnormal situation such as a storm surge or tsunami, the membrane 18 can be stretched by rapidly supplying air to the rapidly increasing water level, so that flooding in the port can be stopped in a short time.
Further, by opening and closing the valve body 28 attached to each steel pipe 17, it is possible to be submerged again in the sea, so that it can be reused any number of times.
[0024]
Further, since the film body 18 is held by the steel pipe 17, it is not necessary to repair the entire film body 18 even if it is damaged. Furthermore, since the air supply device is installed separately from the tide / breakwater 10, the efficiency of maintenance work can be improved.
[0025]
By reducing the interval between the plurality of sheath tubes 15 buried in the water bottom, it is possible to suppress an increase in tension applied to the film body 18 that receives the overflow.
[0026]
FIG. 5 shows a second embodiment of the present invention. In the following description, the same components as those described in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
[0027]
FIG. 5 shows a structure 32 such as a shrine having a historical value, which is constructed facing the sea, and a protection facility 33 for a structure that protects the structure.
The protection facility 33 has the same configuration as the flexible breakwater 12 in the first embodiment shown in FIGS.
The protection equipment 33 is disposed around the side of the structure 32 facing the sea in the direction of water inundation.
[0028]
In the protective equipment 33 having the above-described configuration, the membrane 18 is submerged in the sea together with the steel pipe 17 as described above at normal times, but the membrane 18 and the steel pipe 17 float as described above when the water is increased. Thus, the same operation as that of the flexible breakwater 12 that suppresses overflow of water can be obtained.
[0029]
According to this protection facility 33, the same effect as in the first embodiment can be obtained. However, since the protection facility 33 is normally submerged in water, the structure existing inside the protection facility 33 can be obtained. It is possible to protect the scenery of the object 32 without disturbing it.
[0030]
The first embodiment can also be used as inundation protection equipment in a water area such as a harbor without a fixed breakwater.
[0031]
【The invention's effect】
The bank wall and the protective wall of the structure of the present invention described above have the following effects.
According to the first aspect of the present invention, the column and the membrane are lifted up to the water by high-speed and large-volume introduction of the gas, so that the overflow of the water into the inflow area can be quickly prevented. In addition, since all the columns and membranes are submerged under normal conditions, water inside and outside the embankment can be exchanged, and the landscape of waterway traffic and the internal structures surrounded by the embankment can be seen. Does not disturb.
[0032]
According to the second aspect of the present invention, by introducing gas into the hollow portion of the support, the support and the membrane can float on the water surface along the inner surface of the pipe. In addition, the pillar can be submerged again in the water by the exhaust means, so that the embankment can be reused.
[0033]
According to the third aspect of the present invention, the structures of the support and the membrane can be simplified, the installation work can be simplified, and the maintenance is facilitated. Further, since gas can be supplied to the support from the ground, the flying height of the support and the membrane can be adjusted according to the water level.
[0034]
According to the invention described in claim 4, it can be used not only as a tide breakwater in a harbor, but also as a levee for protecting a structure installed in a water intrusion area from overflow.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall schematic view of a tide / breakwater according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the embankment body in a normal state according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a bank body at the time of increasing water in the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a schematic diagram of a bank body at the time of increasing water in the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an overall schematic diagram of a facility for protecting a structure at the time of increasing water in a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a plan view of a conventional tide embankment when water is increased.
FIG. 7 is a sectional view taken along line (II-II) of FIG. 6;
FIG. 8 is a sectional view taken along line (III-III) of FIG. 6;
[Explanation of symbols]
10 Sea tide breakwater (protection equipment)
11 Port entrance 12 Flexible breakwater (bank body)
15 sheath tube (tube body)
16 hollow part 17 steel pipe (post)
18 Membrane 20 Pipe 24 Closing wall 28 Valve 32 Structure 33 Protection wall (protection equipment for structure)

Claims

水位が上昇したときの水の浸入を阻止する堤体であって、水の浸入領域内に間隔をおいて設置され、その内部にそれぞれ中空部を有する複数の支柱と、これら支柱間に渡って張られた膜体と、前記水の浸入領域内に水が浸入したときに前記各支柱の中空部に気体を供給して、これら支柱を浮上させる気体供給装置とを備えてなることを特徴とする堤体。A levee body that prevents water intrusion when the water level rises, is installed at intervals in the water intrusion area, and has a plurality of struts each having a hollow portion therein, and It is characterized by comprising a stretched film body, a gas supply device that supplies gas to the hollow portion of each of the columns when water enters the water infiltration area, and floats the columns. Levee body.

前記各支柱は、
前記水の浸入領域内に埋設された複数の管体内に、上下動可能に挿入され、
前記中空部に連通する弁体が設けられていることを特徴とする請求項１に記載の堤体。Each of the struts,
Inserted movably up and down into a plurality of pipes embedded in the water infiltration area,
The embankment body according to claim 1, wherein a valve body communicating with the hollow portion is provided.

前記気体供給装置は、前記支柱及び前記膜体と隔離して地上に設置された気体供給源と、この気体供給源から供給される気体を前記支柱の各中空部に導入する配管とを備えることを特徴とする請求項１又は２に記載の堤体。The gas supply device includes a gas supply source installed on the ground separately from the support and the film body, and a pipe for introducing gas supplied from the gas supply source into each hollow portion of the support. The embankment according to claim 1 or 2, wherein:

請求項１から請求項３の何れかに記載の堤体を備えた構造物の保護設備により、少なくとも一部領域が囲まれていることを特徴とする構造物の保護設備。A structure protection facility, wherein at least a part of the area is surrounded by the structure protection facility provided with the bank according to any one of claims 1 to 3.