JP2004115151A - エレベータの呼び操作盤 - Google Patents

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Yuji Fujita
藤 田 祐 二
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Abstract

【課題】視覚障害者および聴覚障害者が容易にボタン操作を行えるように改良されたエレベータの呼び操作盤を提供する。
【解決手段】呼び操作盤の表面に設けられている複数の点字銘板12a〜12dおよび21c〜28cのいずれかにエレベータ利用者が触れると、呼び操作盤の操作ボタン31〜38の配置を案内する案内放送が放送される。操作ボタン31〜38に隣接して案内手段41〜48を配設しているから、視覚障害に加えて聴覚障害をも有するエレベータ利用者であっても、案内手段41〜48の助けにより操作ボタン31〜38を容易に探し出して操作することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータの呼び操作盤に関し、より詳しくは、視覚障害者および聴覚障害者が容易にボタン操作を行えるように改良された呼び操作盤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エレベータの乗りかごおよび乗り場にはそれぞれ呼び操作盤が設けられており、この呼び操作盤の操作ボタンを利用者が押すことにより呼び登録が行われてエレベータの運行が制御されるようになっている。
【0003】
呼び操作盤の表面には、視覚障害者によるエレベータの利用を容易なものとするために、点字による案内表示が設けられている。
例えば、図9に示したように、乗り場に設けられる呼び操作盤1には上方の階床に向かうための操作ボタン2aと下方の階床に向かうための操作ボタン2bとが設けられているが、これらの操作ボタン2a,2bの近傍には点字による案内表示3a〜3cがそれぞれ設けられている。
同様に、図10に示したように、乗りかご内に設けられる呼び操作盤4には行先の階床を指定するための操作ボタン5とドア開閉用の操作ボタン6a,6bが設けられているが、これらの操作ボタン5,6a,6bの近傍には点字による案内表示7a,7bがそれぞれ設けられている。
これにより、視覚障害者は、呼び操作盤に設けられている各操作ボタンの内容を理解しつつボタン操作を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
エレベータの呼び操作盤に点字による案内表示を設けることについては、日本エレベータ協会標準集(JEAS−515B:視覚障害者兼用エレベータに関する標準)に規定されている。
ところが、点字による案内表示を操作ボタンに対してどの位置に設けるかについては具体的に規定されていない。
【0005】
これにより、エレベータの呼び操作盤には、図9および図10に示したように点字による案内表示を各操作ボタンの下方に設けたものに加えて、図11に示したように操作ボタンの側方に設けたものや、図12に示したように操作ボタンの上方に設けたもの等が混在している。
したがって、視覚障害者がエレベータの呼び操作盤をボタン操作する際には、点字による案内表示の内容を理解した後に、その案内表示に対応する操作ボタンがどこにあるのかを手探りで探し出さなければならなかった。
【0006】
また、乗りかご内の呼び操作盤には多数の操作ボタンが設けられているが、これらの操作ボタンが全体的にどのように配列されているかについては、個々の点字による案内表示から把握することが極めて困難である。
さらに、点字による案内表示を見出すために呼び操作盤に振れている間に、誤って操作ボタンを操作してしまい、所望の行き先とは異なる呼び登録が行われることもあった。
【0007】
そこで本発明の目的は、上述した従来技術が有する問題点を解消し、視覚障害者および聴覚障害者が容易にボタン操作を行えるように改良されたエレベータの呼び操作盤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する請求項1に記載したエレベータの呼び操作盤は、
点字による案内表示をその表面に有した複数の点字銘板と、
前記点字銘板にエレベータ利用者が接触したことを検出する、前記点字銘板にそれぞれ設けられた接触検出手段と、
前記接触検出手段から得られた検出信号に基づいてエレベータ利用者がどの点字銘板に接触したかを識別する識別手段と、
前記識別手段により識別された点字銘板に対応する操作ボタンがその点字銘板に対してどの位置にあるかを案内放送する案内放送手段と、
を備えることを特徴とする。
【0009】
すなわち、請求項1に記載したエレベータの呼び操作盤においては、呼び操作盤の表面に設けられている複数の点字銘板(点字による案内表示)のいずれかに視覚障害者が触れると、触れた点字銘板に対応する案内放送が放送される。
これにより、呼び操作盤の操作ボタンが全体的にどのように配列されているかについて、また触れている点字銘板に対応する操作ボタンがその点字銘板に対してどの位置にあるか等を案内放送により知ることができるから、操作したいボタンを容易に探し出すことができる。
【0010】
請求項2に記載したエレベータの呼び操作盤においては、点字銘板が操作ボタンを囲むように配設される。
これにより、視覚障害者が乗りかごや乗り場の壁面に触れながら呼び操作盤を探し出す際には、まず最初に呼び操作盤上の点字銘板に触れることになるから、目的外の操作ボタンを誤って押してしまうことを防止できる。
【0011】
請求項3に記載したエレベータの呼び操作盤は、前記操作ボタンの位置を案内する、前記操作ボタンに隣接して配設された案内手段と、前記識別手段により識別された点字銘板が対応する操作ボタンに隣接する案内手段の作動を制御する制御手段とをさらに備える。
案内手段は、操作ボタンに隣接して開口する噴出口から空気噴流を噴出させる送風機や、操作ボタンに隣接して配設された振動体、操作ボタンに隣接して配設された発熱体、および操作ボタンに隣接して配設された赤外線発光ダイオード、操作ボタンに向かって連続的に変位する部材表面を有した被駆動部材とすることができる。
これにより、点字銘板に触れている視覚障害者の指先を、その点字銘板に対応する操作ボタンに向かって確実に案内することができる。
また、視覚障害に加えて聴覚障害をも有するエレベータ利用者は、放送案内を聴くことができないが、案内手段の助けにより操作ボタンを探し出すことができる。
なお、空気噴流若しくは赤外線を用いて視覚障害者の指先を案内する場合は、視覚障害者が呼び操作盤の表面に常に触れている必要がないから、視覚障害者が目的外の操作ボタンを誤って操作してしまうことを確実に防止できる。
【0012】
請求項9に記載したエレベータの呼び操作盤においては、点字銘板が操作ボタンに向かって傾斜する斜面上に配設される。
これにより、点字銘板に触れている視覚障害者の指先を、斜面の傾斜に沿わせて、その点字銘板に対応する操作ボタンに向かって案内することができる。
なお、呼び操作盤の表面に凹設した収納凹部の底面上に操作ボタンを配設するとともに、点字銘板を配設する斜面がこの収納凹部の底面に連なるように配設すれば、収納凹部の縦壁面と斜面とによって視覚障害者の指先を操作ボタンに向かって確実に案内することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図8を参照し、本発明に係るエレベータの呼び操作盤の各実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明においては、同一の部分には同一の符号を用いてその説明を省略する。
【0014】
第1実施形態
まず最初に図1および図2を参照し、第1実施形態のエレベータの呼び操作盤について詳細に説明する。
【0015】
図1に示した第1実施形態のエレベータの呼び操作盤100は、エレベータの乗りかごの内壁面に装着されるもので、その基板10の上部に設けられた表示部11には停止中若しくは通過中の階床を表す数字と昇降方向を表す矢印とが表示される。
また、表示部11のすぐ下側と基板10の最下端部には、次述する操作ボタン31〜38の配置を案内するための点字銘板12a〜12dが配設されている。
さらに、基板10の中央部には、行先階を指定(呼び登録)するための階床指定ボタン31〜36およびドアを開閉するためのドア開閉ボタン37,38をそれぞれ収納するための収納凹部21〜28がそれぞれ配設されている。
【0016】
操作ボタン31〜38に関連する構造はすべて同一であるから、図2を参照して「1階」を指定するための操作ボタン31について説明する。
図2に示したように、操作ボタン31が配設されている収納凹部21の底面21aからは、基板10の左側の側縁に向かって傾斜して延びる傾斜面21bが一体に連設されている。
そして、この傾斜面21b上には、操作ボタン31が「1階」を指定するための操作ボタンであることを点字で表す点字銘板21cが配設されている。
点字銘板21cは、エレベータ利用者が指先で触れたことを検出可能な静電スイッチとして構成されるとともに、エレベータ利用者がどの点字銘板に触れているかを識別するための識別手段51に接続されている。
【0017】
なお、各操作ボタン31〜38の配置を案内するための点字銘板12a〜12cもまた、エレベータ利用者が指先で触れたことを検出可能な静電スイッチとして構成され、かつ識別手段51に接続されている。
【0018】
識別手段51は、接続されている点字銘板21c〜28cおよび点字銘板12a〜12cのうち、どの点字銘板にエレベータ利用者が触れているかを識別し、放送案内制御手段52に識別信号を送信する。
放送案内制御手段52は、各点字銘板に対応する放送案内の内容を記憶しており、かつ識別手段51から送信された識別信号に対応する放送案内を放送案内手段53に出力してエレベータ利用者に対する放送案内を行う。
【0019】
一方、図2に示したように、収納凹部21の底面21a若しくは傾斜面21bのうち点字銘板21cと操作ボタン31との間の部分には、空気噴流を噴出するパイプ54の先端開口54aが開口している。
パイプ54の基端は、送風制御手段54によってその作動が制御される送風機55に接続されている。
送風機制御手段54は識別手段51に接続されており、識別手段51から識別信号を受信すると送風機55を作動させ、図2中に矢印で示したようにパイプ54の先端開口54aから空気噴流を噴出させる。
すなわち、パイプ54、先端開口54a、送風機55、送風制御手段56が案内手段を構成している。
【0020】
次に、上述した構造を有する第1実施形態のエレベータの呼び操作盤100の作用効果について説明する。
【0021】
本第1実施形態のエレベータの呼び操作盤100においては、全ての操作ボタン31〜38が複数の点字銘板12a〜12cおよび21c〜28cによって囲まれている。
これにより、視覚障害者が乗りかごや乗り場の壁面に触れながらこの呼び操作盤100を探し出すときには、まず最初に呼び操作盤100上の点字銘板12a〜12cおよび21c〜28cに触れるから、目的外の操作ボタンを誤って押してしまうことを防止できる。
【0022】
また、本第1実施形態のエレベータの呼び操作盤100においては、操作ボタン31〜38に対応する点字銘板21c〜28cが、これらの操作ボタン31〜38に向かって傾斜する傾斜面(21b等)上に配設されている。
これにより、点字銘板21c〜28cに触れている視覚障害者の指先を、この傾斜面の傾斜に沿わせてその点字銘板に対応する操作ボタン31〜38に向かって案内することができる。
【0023】
また、本第1実施形態のエレベータの呼び操作盤100においては、操作ボタン31〜38が、それぞれ呼び操作盤100の表面に配設された収納凹部21〜28の底面上に配設されている。
これにより、視覚障害者が乗りかごや乗り場の壁面に触れながらこの呼び操作盤100を探し出すときに、操作ボタン31〜38に触れて操作してしまうことを防止できる。
また、点字銘板21c〜28cに触れている視覚障害者の指先を、収納凹部21〜28の傾斜面(21b等)と縦壁面(21d等)とによって操作ボタン31〜38に向かって確実に案内することができる。
【0024】
また、本第1実施形態のエレベータの呼び操作盤100においては、視覚障害者が触れている点字銘板に応じて異なった放送案内が行われる。
例えば、点字銘板12aに触れたときには「この部分の下側には1階,2階,3階を指定するためのボタンと、ドアを開くためのボタンが上から順に並んでいます。」との放送案内が行われる。
同様に、点字銘板12dに触れたときには「この部分の上側には4階,5階,6階を指定するためのボタンと、ドアを閉じるためのボタンが上から順に並んでいます。」との放送案内が行われる。
これにより、視覚障害者は、この呼び操作盤100においては各操作ボタンが全体的にどのように配置されているかを容易に知ることができる。
【0025】
さらに、1階を指定するための操作ボタン31に対応する点字銘板21cに触れると「この部分の右側には1階を指定するための操作ボタンがあります。」との放送が行われる。
同様に、ドアを閉じるための操作ボタン38に対応する点字銘板28cに触れると「この部分の左側にはドアを閉じるための操作ボタンがあります。」との放送が行われる。
これにより、視覚障害者は、各操作ボタンの内容および位置を容易に知ることができる。
【0026】
加えて、本第1実施形態のエレベータの呼び操作盤100においては、点字銘板21c〜28cと操作ボタン31〜38との間に、視覚障害者の指先を操作ボタン31〜38に向かって案内するための案内手段41〜48がそれぞれ設けられている。
そして、送風制御手段56は、エレベータ利用者の指先が点字銘板21cに触れていることを表す識別信号が識別手段51から得ると、送風機55を作動させてパイプ54の先端開口54aから空気噴流を噴射させる。
これにより、視覚障害に加えて聴覚障害をも有するエレベータ利用者であっても、空気噴流を感じ取って操作ボタン31がある方向を認識できるから、その指先を点字銘板21cから操作ボタン31へと確実に向かわせることができる。
【0027】
第2実施形態
次に図3を参照し、第2実施形態のエレベータの呼び操作盤について詳細に説明する。
【0028】
図3に示した第2実施形態のエレベータの呼び操作盤110は、上述した第1実施形態における案内手段41〜48の構成のみを変更したものである。
すなわち、本第2実施形態においては、点字銘板21c〜28cと操作ボタン31〜38の間に配設される案内手段41〜48が、振動体57と、この振動体57に内蔵されている電磁コイルに対する通電を制御する、識別手段51に接続された振動体制御手段58とから構成されている。
そして、振動体57の振動部分57aは、収納凹部21の底面21a若しくは傾斜面21bのうち点字銘板21cと操作ボタン31との間の部分に露出している。
【0029】
振動体制御手段58は、エレベータ利用者の指先が操作ボタン31に対応する点字銘板21cに触れていることを表す識別信号が識別手段51から得られると、振動体57を作動させて振動部分57aを振動させる。
すると、視覚障害に加えて聴覚障害をも有するエレベータ利用者は、振動体57の振動を感じ取って操作ボタン31がある方向を認識できるから、その指先を点字銘板21cから操作ボタン31へと確実に向かわせることができる。
【0030】
第3実施形態
次に図4を参照し、第3実施形態のエレベータの呼び操作盤について詳細に説明する。
【0031】
図4に示した第3実施形態のエレベータの呼び操作盤120は、上述した第1実施形態における案内手段41〜48の構成のみを変更したものである。
すなわち、本第3実施形態においては、点字銘板21c〜28cと操作ボタン31〜38の間に配設される案内手段41〜48が、発熱体59と、この発熱体59に内蔵されている電気コイルに対する通電を制御する、識別手段51に接続された発熱体制御手段60とから構成されている。
そして、発熱体59の先端59aは、収納凹部21の底面21a若しくは傾斜面21bのうち点字銘板21cと操作ボタン31との間の部分に露出している。
【0032】
発熱体制御手段60は、エレベータ利用者の指先が操作ボタン31に対応する点字銘板21cに触れていることを表す識別信号が識別手段51から得られると、発熱体59の電気コイルに通電して発熱体59を加熱する。
すると、視覚障害に加えて聴覚障害をも有するエレベータ利用者は、発熱体59の発熱を感じ取って操作ボタン31がある方向を認識できるから、その指先を点字銘板21cから操作ボタン31へと確実に向かわせることができる。
【0033】
第4実施形態
次に図5および図6を参照し、第4実施形態のエレベータの呼び操作盤について詳細に説明する。
【0034】
図5および図6に示した第4実施形態のエレベータの呼び操作盤200においては、点字銘板21c〜28cおよび操作ボタン31〜38が、基板10の表面と面一に配設されている。
また、視覚障害に加えて聴覚障害をも有するエレベータ利用者の指先を点字銘板21c〜28cから操作ボタン31〜38へと案内する案内手段が、それぞれ赤外線発光体61〜68により構成されている。
【0035】
赤外線発光体61〜68は、操作ボタン31〜38を囲むように配設され、かつその表面には複数の赤外線発光ダイオード61aが等間隔に並設されている。そして、これらの赤外線発光ダイオード61aは、識別手段51に接続された赤外線発光体制御手段69によってその点滅が制御されている。
【0036】
赤外線発光体制御手段69は、エレベータ利用者の指先が操作ボタン31に対応する点字銘板21cに触れていることを表す識別信号が識別手段51から得られると、赤外線発光ダイオード61aを連続的に点灯させる。
すると、視覚障害に加えて聴覚障害をも有するエレベータ利用者は、図6中に矢印で示したように赤外線発光ダイオード61aから放射される赤外線を熱として感じ取って操作ボタン31の位置を認識できるから、その指先を点字銘板21cから操作ボタン31へと確実に向かわせることができる。
このとき、エレベータ利用者は基板10の表面から指先を離しても赤外線発光ダイオード61aから放射される赤外線を熱として感じ取ることができるから、操作ボタン31の位置を確実に認識することができる。
【0037】
エレベータ利用者が点字銘板12a〜12dに触れたときには、赤外線発光体61〜68を点滅させることにより、操作ボタン31〜38の配置を案内することができる。
例えば、点字銘板12aに触れたときには、1階,2階,3階を指定するための操作ボタン31〜33の周囲に配設されている赤外線発光体61〜63と、ドアを開くための操作ボタン37の周囲に配設されている赤外線発光体67とを点滅させる。
なお、赤外線発光体61〜68が放射する赤外線を目に見えない波長とすれば、健常者の視覚を妨げることがなく、かつ呼び操作盤200の意匠性を高めることができる。
【0038】
第5実施形態
次に図7を参照し、第5実施形態のエレベータの呼び操作盤について詳細に説明する。
【0039】
図7に示した第5実施形態のエレベータの呼び操作盤300においては、エレベータ利用者の指先を点字銘板21c〜28cから操作ボタン31〜38へと案内する案内手段が、駆動モータ70により回転駆動される平歯車状の被駆動体71から構成されている。
被駆動体71の外周面は、点字銘板21cと操作ボタン31との間において基板10の表面10aに露出している。
また、駆動モータ70の作動を制御する駆動モータ制御手段72は、識別手段51に接続されている。
【0040】
駆動モータ制御手段72は、エレベータ利用者の指先が操作ボタン31に対応する点字銘板21cに触れていることを表す識別信号が識別手段51から得られると、駆動モータ70を作動させて被駆動体71を回転させる。
すると、視覚障害に加えて聴覚障害をも有するエレベータ利用者は、その振動を感じ取るとともに、その指先を被駆動体71の外周面71aに載せることにより、その指先を点字銘板21cから操作ボタン31へと確実に向かわせることができる。
【0041】
第6実施形態
次に図8を参照し、第6実施形態のエレベータの呼び操作盤について詳細に説明する。
【0042】
図7に示した第6実施形態のエレベータの呼び操作盤310においては、一対のローラ73,74間に巻回されたベルト75が被駆動体となっており、その外周面が点字銘板21cと操作ボタン31との間において基板10の表面10aに露出している。
また、駆動モータ76の出力プーリ77と一方のローラ74と一体に回転するプーリ78との間には駆動ベルト79が巻回されている。
さらに、駆動モータ76の作動を制御する駆動モータ制御手段72は、識別手段51に接続されている。
【0043】
駆動モータ制御手段72は、エレベータ利用者の指先が操作ボタン31に対応する点字銘板21cに触れていることを表す識別信号が識別手段51から得られると、駆動モータ76を作動させて被駆動体75を作動させる。
すると、視覚障害に加えて聴覚障害をも有するエレベータ利用者は、その振動を感じ取るとともに、その指先を被駆動体75の外周面に載せることにより、その指先を点字銘板21cから操作ボタン31へと向かわせることができる。
【0044】
以上、本発明に係るエレベータの呼び操作盤の各実施形態ついて詳しく説明したが、本発明は上述した実施形態によって限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態はいずれもエレベータの乗りかごに設けられる呼び操作盤について説明しているが、エレベータの乗り場に設ける呼び操作盤にも本発明を適用できることは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係るエレベータの呼び操作盤においては、呼び操作盤の表面に設けられている複数の点字銘板のいずれかにエレベータ利用者が触れると、触れた点字銘板の案内表示に対応する案内放送が放送される。
これにより、呼び操作盤の操作ボタンが全体的にどのように配列されているかについて、また触れている点字銘板に対応する操作ボタンがその点字銘板に対してどの位置にあるか等を案内放送により知ることができるから、操作したいボタンがどこにあるのかを容易に探し出して操作することができる。
また、本発明に係るエレベータの呼び操作盤においては、操作ボタンに隣接して案内手段を配設しているから、視覚障害に加えて聴覚障害をも有するエレベータ利用者であっても、案内手段の助けにより操作ボタンを容易に探し出して操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のエレベータの呼び操作盤を示す正面図。
【図2】図1中のII−破断線に沿った水平断面図と共に示すブロック図。
【図3】第2実施形態のエレベータの呼び操作盤を水平断面図と共に示すブロック図。
【図4】第3実施形態のエレベータの呼び操作盤を水平断面図と共に示すブロック図。
【図5】第4実施形態のエレベータの呼び操作盤を示す正面図。
【図6】図1中のVI−破断線に沿った水平断面図と共に示すブロック図。
【図7】第5実施形態のエレベータの呼び操作盤を水平断面図と共に示すブロック図。
【図8】第6実施形態のエレベータの呼び操作盤を水平断面図と共に示すブロック図。
【図9】従来のエレベータの呼び操作盤を示す正面図。
【図10】従来のエレベータの呼び操作盤を示す正面図。
【図11】従来のエレベータの呼び操作盤を示す正面図。
【図12】従来のエレベータの呼び操作盤を示す正面図。
【符号の説明】
1,4,8 従来の呼び操作盤
2 昇降ボタン
3,7 点字銘板
5 階床ボタン
6 ドア開閉ボタン
10 基板
11 表示部
12a〜12d 点字銘板
21〜26 収納凹部
21c〜28c 点字銘板
31〜36 階床ボタン
37,38 ドア開閉ボタン
41〜48 案内手段
51 非接触点字銘板識別手段
52 放送案内制御手段
53 放送案内手段
54 パイプ
55 送風機
56 送風制御手段
57 振動体
58 振動体制御手段
59 発熱体
60 発熱体制御手段
61〜68 赤外線発光体
69 赤外線発光体制御手段
70 駆動モータ
71 被駆動体
72 駆動モータ制御手段
75 被駆動体
76 駆動モータ
100 第1実施形態の呼び操作盤
110 第2実施形態の呼び操作盤
120 第3実施形態の呼び操作盤
200 第4実施形態の呼び操作盤
300 第5実施形態の呼び操作盤
310 第6実施形態の呼び操作盤

Claims (10)

  1. 点字による案内表示をその表面に有した複数の点字銘板と、
    前記点字銘板にエレベータ利用者が接触したことを検出する、前記点字銘板にそれぞれ設けられた接触検出手段と、
    前記接触検出手段から得られた検出信号に基づいてエレベータ利用者がどの点字銘板に接触したかを識別する識別手段と、
    前記識別手段により識別された点字銘板に対応する操作ボタンがその点字銘板に対してどの位置にあるかを案内放送する案内放送手段と、
    を備えることを特徴とするエレベータの呼び操作盤。
  2. 前記点字銘板は、前記操作ボタンを囲むように配設されることを特徴とする請求項1に記載したエレベータの呼び操作盤。
  3. 前記操作ボタンの位置を案内する、前記操作ボタンに隣接して配設された案内手段と、
    前記識別手段により識別された点字銘板が対応する操作ボタンに隣接する前記案内手段の作動を制御する制御手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載したエレベータの呼び操作盤。
  4. 前記案内手段は、前記操作ボタンに隣接して開口する噴出口から空気噴流を噴出させる送風機であることを特徴とする請求項3に記載したエレベータの呼び操作盤。
  5. 前記案内手段は、前記操作ボタンに隣接して配設された振動体であることを特徴とする請求項3に記載したエレベータの呼び操作盤。
  6. 前記案内手段は、前記操作ボタンに隣接して配設された発熱体であることを特徴とする請求項3に記載したエレベータの呼び操作盤。
  7. 前記案内手段は、前記操作ボタンに隣接して配設された赤外線発光ダイオードであることを特徴とする請求項3に記載したエレベータの呼び操作盤。
  8. 前記案内手段は、前記操作ボタンに向かって連続的に変位する表面を有した被駆動部材であることを特徴とする請求項3に記載したエレベータの呼び操作盤。
  9. 前記点字銘板は、前記操作ボタンに向かって傾斜する斜面上に配設されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載したエレベータの呼び操作盤。
  10. 前記操作ボタンは、呼び操作盤の表面に凹設された収納凹部の底面上に配設され、
    かつ前記斜面は、前記収納凹部の底面に連設されている、
    ことを特徴とする請求項9に記載したエレベータの呼び操作盤。
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