JP2004113009A

JP2004113009A - Agrochemical-free cultivation method for leaf vegetable

Info

Publication number: JP2004113009A
Application number: JP2002276883A
Authority: JP
Inventors: Michiharu Okuyama; 奥山　道治
Original assignee: OKUYAMA SANGYO CO Ltd; OKUYAMA SANGYO KK; Kanebo Synthetic Fibers Ltd; Kanebo Ltd
Current assignee: OKUYAMA SANGYO CO Ltd; OKUYAMA SANGYO KK; Kanebo Synthetic Fibers Ltd; Kanebo Ltd
Priority date: 2002-09-24
Filing date: 2002-09-24
Publication date: 2004-04-15
Anticipated expiration: 2022-09-24
Also published as: JP3921663B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an agrochemical-free cultivation method for leaf vegetables by which leaf vegetables are cultivated without using agrochemicals and being damaged by harmful insects. <P>SOLUTION: The agrochemical-free cultivation method for leaf vegetables comprises the following process: transplanting sheedlings 50 into a ridge 10; laying a piece of woven or nonwoven fabric where holes 21 for sheedlings are dug; covering the leaf vegetables with the piece of fabric and also with a mulching sheet 30 where holes 31 for the piece of fabric around the sheedlings are dug so as not to make the piece of fabric and the ground surface of the ridge expose out; and covering the upper part of the ridge with sieve opening net 40 capable of preventing invasion of butterflies and moths. It is preferable that the upper part of the ridge is covered with the sieve opening net 40 capable of preventing invasion of the butterflies and moths. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は葉菜の無農薬栽培方法に関し、特に害虫による被害を受けることなく無農薬で葉菜を栽培するようにした方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
例えば、キャベツ、白菜、レタス、ケール等の葉菜を栽培する場合、蝶や蛾の幼虫やナメクジ等の害虫による被害が葉菜の収穫に大きな影響を与える。
【０００３】
通常、害虫による農作物の被害に対しては農薬を散布することによって害虫を駆除し、農作物の被害を予防することが行われている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、同一の農薬を長期にわたって使用し続けると、害虫が農薬の薬効に対して耐性を示すようになることから、使用量が次第に増加し、農作物に残留する農薬の量も増え、人体に対する悪影響が懸念されるばかりでなく、害虫ばかりでなく益虫をも駆除してしまい、生態系を崩し、環境に悪影響を与えるという問題がある。
【０００５】
本発明はかかる問題点に鑑み、害虫による被害を確実に防止しつつ、無農薬で葉菜を栽培するようにした葉菜の栽培方法を提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本件発明者は上述の課題を解決すべく鋭意研究を重ねたところ、ネットによって蝶や蛾の侵入を防止するようにすると、葉菜への蝶や蛾の産卵が阻止されて青虫による葉菜の被害を防止でき、又葉菜の畝の全体をマルチングシートで覆うとともに、葉菜の茎廻りの地表を布で覆うと、ナメクジが畝の土中や地表から葉菜に這ってくるのを阻止でき、ナメクジによる葉菜の被害を防止できることを着目するに至った。
【０００７】
そこで、本発明に係る葉菜の無農薬栽培方法は、農薬を用いることなく、葉菜を栽培する方法であって、畝に葉菜の苗を移植するとともに該移植した苗が成長し得る大きさの苗用穴が穿たれた織編布製又は不織布製の布片を敷設し、上記畝の地表を布片用穴を穿ったマルチングシートで覆って上記布片の少なくとも苗用穴の周囲部分を露出させる一方、上記畝の上方を蝶及び蛾の侵入を阻止し得る目開きのネットで覆うようにしたことを特徴とする。
【０００８】
本発明の第１の特徴は織編布製又は不織布製の布片で葉菜の茎廻りを覆うようにした点にある。これにより、苗から葉菜に成長するまでの間、雑草が生えるのを防止できるとともに、土中からナメクジが這い上がって来るのを阻止して苗や成長した葉菜がナメクジの被害にあうのを防止できる。
【０００９】
第２の特徴はマルチングシートで畝の地表を覆うようにした点にある。これにより、畝に雑草が生えるのを防止できるとともに、ナメクジが土中から這い上がってきたり地表を這ってくるのを阻止して苗や成長した葉菜がナメクジの被害にあるのを防止できる。
【００１０】
第３の特徴は畝の上方を所定の目開きのネットで覆うようにした点にある。これにより、蝶や蛾が侵入して産卵するを阻止でき、又ナメクジもネットから内部に侵入し難い。
【００１１】
その結果、農薬を用いることなく、害虫による葉菜の被害を確実に防止でき、農薬の人体や環境に対する悪影響を解消できる。
【００１２】
また、マルチングシートによって畝の土中水分を保持できるので、みずみずしく、軟らかい食感で、しかも甘味のある葉菜が得られる。
【００１３】
葉菜の栽培は畝に種子を直播きするのではなく、苗床で苗を育て、採取した苗を畝に移植するという方法を採用することが多い。この苗を育てている際にも蝶や蛾が産卵すると、葉菜の害虫による食害が発生する。
【００１４】
そこで、移植すべき苗の採取するにあたり、苗床に種子を蒔いた後苗を採取するまでの間、苗床の上方を蝶及び蛾の侵入を阻止し得る目開きのネットで覆うようにするのが好ましい。
【００１５】
ここで、葉菜とは具体的にはキャベツ、白菜、レタス、ケール、その他の葉を食する野菜をいう。
【００１６】
ところで、畝の全体をマルチングシートで覆うと、降雨が土中にしみ込み難く、葉菜の苗根廻りへの水分補給が阻害されることが懸念される。そこで、布片には通水性の布片を用い、降雨時に葉菜の根廻りへの水分の補給を確保するのが好ましい。織編布の場合には織編目の大きさや厚みを選択することによって布片の所望の通水性を確保できる。また、不織布の場合には１ｍ^２当たりの重量、即ち目付けを選択することによって布片の所望の通水性を確保することができる。
【００１７】
布片は織編布又は不織布であれば特に素材は限定されず、例えば天然繊維、合成繊維、再生繊維、生分解性繊維を用いることができる。
【００１８】
また、マルチングシートの１つの機能が防草である点を考慮すると、雑草に光が当たらないように黒色マルチングシートを用いるのが好ましい。また、黒色マルチングシートでは直射日光が強くて周囲の温度が上昇しすぎるような場合には銀色のマルチングシートを用いることもできる。その他、どのようなマルチングシートを用いることもできる。
【００１９】
ネットは蝶や蛾の侵入を阻止し得る目開きであればよい。具体的には、葉菜の苗に十分な光があたるように空間率が８０％以上、蝶や蛾が侵入しないように１個の空隙の大きさが１００ｍｍ^２以下であればよい。蝶や蛾には身体部分は小さいが羽根があり、羽根が通過し得ないような目開きとすればよい。例えば、目開きの形状を四角形状とする場合、短辺の寸法を１０ｍｍ以下とすれば蝶や蛾の侵入をほぼ阻止できるが、４ｍｍ以下とすると確実に阻止できる。
【００２０】
ネットは織編布又は不織布の形態を採用することができ、その素材は特に限定されないが、天然繊維、合成繊維、再生繊維、生分解性繊維の１つを用い、あるいは２つ以上を組合せてコンジュゲート、混紡、交織交編等の方法で混用してもよい。例えば、合成繊維にはポリオレフィン系、ポリビニルアルコール系，ポリアミド系、ポリエステル系、ポリアクリロニトル系、ポリ乳酸系等の繊維形成能を有する合成重合体を用いた繊維を用いることができる。また、例えば、家屋の窓枠に取付けられるネットを採用することもできる。
【００２１】
また、蝶や蛾の侵入を阻止し得る目開きのネットも新規である。即ち、本発明に係る葉菜無農薬栽培用のネットは、農薬を用いることなく葉菜を栽培するのに適したネットであって、空間率が８０％以上、１個の目開きが１００ｍｍ^２以下であり、蝶及び蛾の侵入を阻止し得ることを特徴とする。
【００２２】
ところで、空間率が８０％以上で、１個の空隙の大きさが０．２０ｍｍ^２〜２０ｍｍ^２の織編物に、忌避剤が樹脂によって固着されたネットが提案されているが（特開２０００−１６６３９９号公報、参照）、忌避剤を用いているので、降雨時に忌避剤が溶け出して葉菜に付着することが懸念され、無農薬栽培という点からは採用し難い。
【００２３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図１ないし図４は本発明に係る葉菜の無農薬栽培方法の好ましい実施形態を示す。例えば、キャベツを栽培する場合、畑を耕して苗床をつくり、種子を巻いて苗を育てる。その時、苗床にほぼＵ字状の支柱を刺して立て、苗床の上をネットで覆っておく。このネットには天然繊維、合成繊維、再生繊維、生分解性繊維を素材とする織編布又は不織布を用い、十分に光が通過するように空間率がほぼ８４％で、１個の空隙の形状がほぼ四角形状をなし、蝶や蛾が侵入しないように四角形の短辺が４ｍｍ程度で、空隙の大きさがほぼ１７ｍｍ^２の目開きに製作したものを用いる。
【００２４】
苗が十分に育つと、苗床から苗５０を採取する一方，畑に畝１０を作り、採取した苗５０を畝１０に移植する。
【００２５】
畝１０の苗を移植した箇所には布片２０を敷設する。この布片２０には中央に移植した苗５０が成長し得る大きさの苗用穴２１を穿っておく。また、布片２０には必要に応じて切れ目を入れ、移植した苗５０を苗用穴２１に入れやすいようにする。
【００２６】
この布片２０には天然繊維、合成繊維、再生繊維、生分解性繊維を素材とする織編布又は不織布を用いるが、通水性を有するように製作したものを用いる。
【００２７】
次に、その上をマルチングシート３０で覆う。マルチングシート３０には布片２０に対応する箇所に布片用穴３１を穿っておき、布片２０は露出するが、畝１０の地表は露出しないようにマルチングシート３０で覆う。
【００２８】
こうして準備ができると、畝１０には長手方向に所定の間隔をあけて支柱４１を逆Ｕ字状に突き刺して立てておく。
【００２９】
種子が芽を出し、苗５０が成長してくると、苗採取を行うが、この段階から苗５０の上方をネット４０で覆う。このネット４０には天然繊維、合成繊維、再生繊維、生分解性繊維を素材とする織編布又は不織布を用い、光が十分に透過するように空間率がほぼ８４％で、１個の空隙の形状がほぼ四角形状をなし、蝶や蛾が侵入しないように四角形の短辺が４ｍｍ程度で、空隙の大きさがほぼ１７ｍｍ^２の目開きに製作したものを用いる。
【００３０】
このようにしてキャベツを栽培すると、布片２０で苗５０の根廻りを覆っているので、苗の時期において雑草が生えるのを防止できるとともに、土中からナメクジが這い上がって来るのを阻止できる。
【００３１】
また、マルチングシート３０で畝１０の地表を覆っているので、畝１０に雑草が生えるのを防止できるとともに、ナメクジが土中から這い上がってきたり地表を這ってくるのを阻止できる。
【００３２】
さらに、畝の上方を所定の目開きのネット４０で覆っているので、蝶や蛾が侵入して産卵するを阻止でき、又ナメクジもネットから内部に侵入し難い。
【００３３】
その結果、農薬を用いることなく、害虫による葉菜の被害を確実に防止でき、農薬の人体や環境に対する悪影響を解消できる。
【００３４】
また、マルチングシート３０によって畝１０の土中水分を保持できるので、みずみずしく、軟らかい食感で、甘味のあるキャベツが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る葉菜の無農薬栽培方法の好ましい実施形態を示す概略斜視図である。
【図２】上記実施形態を示す断面図である。
【図３】上記実施形態を示す平面図である。
【図４】上記実施形態における布片を示す斜視図である。
【符号の説明】
１０　　　畝
２０　　　布片
２１　　　苗用穴
３０　　　マルチングシート
３１　　　布片用穴
４０　　　ネット
４１　　　支柱
５０　　　キャベツの苗[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for cultivating leafy vegetables without pesticides, and more particularly to a method for cultivating leafy vegetables without pesticides without being damaged by pests.
[0002]
[Prior art]
For example, when cultivating leafy vegetables such as cabbage, Chinese cabbage, lettuce, and kale, damage caused by pests such as larvae of butterflies and moths and slugs greatly affects the harvesting of leafy vegetables.
[0003]
Usually, against the damage of crops caused by insect pests, pesticides are sprayed to eliminate the insects and prevent crop damage.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, if the same pesticide is used for a long period of time, the insect pest becomes resistant to the medicinal properties of the pesticide, so the amount used gradually increases, the amount of the pesticide remaining in the crop increases, and the human body is adversely affected. Not only are there concerns, but they also exterminate not only pests but also beneficial insects, disrupting ecosystems and adversely affecting the environment.
[0005]
In view of the above problems, an object of the present invention is to provide a method for cultivating leafy vegetables in which leafy vegetables are cultivated without pesticides while reliably preventing damage by insect pests.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The inventor of the present invention has conducted intensive research to solve the above-mentioned problems.As a result of preventing the invasion of butterflies and moths by the net, the spawning of butterflies and moths on the leafy vegetables is prevented, and the leafy vegetables by green worms are prevented. The damage can be prevented, and the entire ridge of leafy vegetables is covered with a mulching sheet, and the ground surface around the stems of the leafy vegetables is covered with a cloth, preventing the slugs from crawling on the leafy vegetables from the soil or the surface of the ridges. It was possible to prevent damage to leafy vegetables by slugs.
[0007]
Therefore, the method for cultivating leafy vegetables without pesticides according to the present invention is a method for cultivating leafy vegetables without using pesticides. A piece of woven or knitted cloth or a non-woven cloth with a hole for seedlings is laid, and the surface of the ridge is covered with a mulching sheet with holes for the pieces of cloth, and at least a portion of the cloth piece around the seedling hole. While the upper part of the ridge is covered with a net having openings that can prevent the invasion of butterflies and moths.
[0008]
A first feature of the present invention resides in that a woven or knitted fabric or a non-woven fabric piece is used to cover around the stems of leafy vegetables. This prevents weeds from growing from the seedlings to growing into leafy vegetables, and also prevents the slugs from crawling up from the soil, so that the seedlings and grown leafy vegetables are damaged by slugs. Can be prevented.
[0009]
The second feature is that the surface of the ridge is covered with a mulching sheet. As a result, weeds can be prevented from growing on the ridges, and slugs can be prevented from crawling out of the ground or crawling on the ground surface, thereby preventing seedlings and grown leafy vegetables from being damaged by slugs.
[0010]
A third feature is that the upper part of the ridge is covered with a net having a predetermined opening. Thereby, it is possible to prevent butterflies and moths from invading and laying eggs, and it is also difficult for slugs to enter the inside from the net.
[0011]
As a result, damage to leafy vegetables by pests can be reliably prevented without using pesticides, and adverse effects of pesticides on the human body and the environment can be eliminated.
[0012]
In addition, since the mulching sheet can retain moisture in the soil of the ridge, leafy vegetables with a fresh, soft texture and sweetness can be obtained.
[0013]
For cultivation of leafy vegetables, a method is often adopted in which seedlings are not directly sown on ridges, but are grown in a nursery and the collected seedlings are transplanted on ridges. When butterflies and moths lay eggs even when raising these seedlings, pests of leafy vegetables cause feeding damage.
[0014]
Therefore, when collecting seedlings to be transplanted, cover the upper part of the nursery with a mesh net that can prevent the invasion of butterflies and moths until the seedlings are collected after sowing the seeds in the nursery. preferable.
[0015]
Here, leafy vegetables specifically refer to cabbage, Chinese cabbage, lettuce, kale, and other vegetables that eat leaves.
[0016]
By the way, when the entire ridge is covered with the mulching sheet, it is difficult for rainfall to soak into the soil, and there is a concern that water supply to the roots of the leafy vegetables around the seedlings is hindered. Therefore, it is preferable to use a water-permeable cloth as the cloth piece to ensure replenishment of water around the roots of leafy vegetables during rainfall. In the case of a woven or knitted fabric, the desired water permeability of the cloth piece can be ensured by selecting the size and thickness of the woven or stitched fabric. In the case of a non-woven fabric, desired water permeability of the cloth piece can be secured by selecting the weight per 1 m ² , that is, the basis weight.
[0017]
The material of the cloth piece is not particularly limited as long as it is a woven or knitted fabric or a nonwoven fabric. For example, natural fibers, synthetic fibers, regenerated fibers, and biodegradable fibers can be used.
[0018]
Considering that one of the functions of the mulching sheet is weed control, it is preferable to use a black mulching sheet so that the weeds are not exposed to light. Further, in the case of a black mulching sheet, if the ambient temperature is too high due to strong direct sunlight, a silver mulching sheet can be used. In addition, any mulching sheet can be used.
[0019]
The net only needs to be an opening that can prevent the invasion of butterflies and moths. Specifically, it is sufficient that the space ratio is 80% or more so that sufficient light is applied to the leaf vegetable seedlings, and the size of one void is 100 mm ² or less so that butterflies and moths do not enter. Butterflies and moths have small body parts but have wings, and the openings should be such that the wings cannot pass through. For example, in the case where the shape of the opening is a quadrangle, the invasion of butterflies and moths can be substantially prevented by setting the dimension of the short side to 10 mm or less, but it can be surely prevented by setting it to 4 mm or less.
[0020]
The net may be in the form of a woven or knitted fabric or a non-woven fabric, and the material is not particularly limited, but may be one of natural fibers, synthetic fibers, regenerated fibers, biodegradable fibers, or a combination of two or more. You may mix by methods, such as a conjugate, a blend spinning, and a weaving interwoven. For example, as the synthetic fiber, a fiber using a synthetic polymer having a fiber-forming ability, such as a polyolefin, polyvinyl alcohol, polyamide, polyester, polyacrylonitrile, or polylactic acid, can be used. Further, for example, a net attached to a window frame of a house may be employed.
[0021]
In addition, a net with openings that can prevent the invasion of butterflies and moths is also novel. That is, the net for cultivating leafy vegetables without pesticides according to the present invention is a net suitable for cultivating leafy vegetables without using pesticides, and has a space ratio of 80% or more and one opening of 100 mm ^2. The present invention is characterized in that it can prevent invasion of butterflies and moths.
[0022]
Incidentally, in the space of 80% or more, in one woven or knitted fabric magnitude of 0.20 mm ² to 20 mm ² void, but net repellent is fixed by the resin has been proposed (JP 2000- Since the repellent is used, there is a concern that the repellent will melt out and adhere to the leafy vegetables during rainfall, and it is difficult to employ the repellent from the viewpoint of pesticide-free cultivation.
[0023]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on specific examples shown in the drawings. 1 to 4 show a preferred embodiment of a method for cultivating leafy vegetables according to the present invention without pesticides. For example, when cultivating cabbage, cultivate the field to create a nursery and roll the seeds to grow the seedlings. At that time, a substantially U-shaped support is stabbed in the nursery and the nursery is covered with a net. This net is made of a woven or knitted fabric or a non-woven fabric made of natural fiber, synthetic fiber, regenerated fiber, or biodegradable fiber, and has a porosity of approximately 84% so that light can sufficiently pass therethrough. shape a substantially rectangular shape, the short sides of the rectangle as butterflies and moths no intrusion of about 4 mm, used as the size of the gap is made substantially 17 mm ² of the mesh.
[0024]
When the seedlings have sufficiently grown, the seedlings 50 are collected from the nursery bed, while the ridges 10 are formed in the field, and the collected seedlings 50 are transplanted to the ridges 10.
[0025]
A piece of cloth 20 is laid at the place where the seedlings of the ridge 10 have been transplanted. The cloth piece 20 is provided with a seedling hole 21 large enough for the seedling 50 transplanted in the center to grow. Also, a cut is made in the cloth piece 20 as necessary so that the transplanted seedlings 50 can be easily inserted into the seedling holes 21.
[0026]
As the cloth piece 20, a woven or knitted fabric or a non-woven fabric made of natural fiber, synthetic fiber, regenerated fiber, or biodegradable fiber is used.
[0027]
Next, it is covered with a mulching sheet 30. The mulching sheet 30 is provided with holes 31 for cloth pieces at locations corresponding to the cloth pieces 20, and the cloth pieces 20 are exposed, but are covered with the mulching sheet 30 so that the ground surface of the ridges 10 is not exposed.
[0028]
When the preparation is completed in this manner, the ridge 10 is pierced into the inverted U-shape at a predetermined interval in the longitudinal direction and stood upright.
[0029]
When the seeds sprout and the seedlings 50 grow, the seedlings are collected. From this stage, the upper part of the seedlings 50 is covered with the net 40. The net 40 is made of a woven or knitted fabric or a non-woven fabric made of natural fiber, synthetic fiber, regenerated fiber, or biodegradable fiber, and has a void ratio of approximately 84% so that light can sufficiently pass therethrough. Has a square shape with a short side of about 4 mm and a gap size of about 17 mm ² so that butterflies and moths do not enter.
[0030]
When the cabbage is cultivated in this manner, since the cloth pieces 20 cover the roots of the seedlings 50, weeds can be prevented from growing at the time of seedlings, and slugs can be prevented from climbing up from the soil. .
[0031]
Further, since the surface of the ridge 10 is covered with the mulching sheet 30, weeds can be prevented from growing on the ridge 10, and slugs can be prevented from climbing from the soil or crawling on the ground.
[0032]
Furthermore, since the upper part of the ridge is covered with the net 40 having a predetermined opening, it is possible to prevent butterflies and moths from entering and laying eggs, and it is difficult for slugs to enter the inside from the net.
[0033]
As a result, damage to leafy vegetables by pests can be reliably prevented without using pesticides, and adverse effects of pesticides on the human body and the environment can be eliminated.
[0034]
In addition, since the mulching sheet 30 can retain the soil moisture of the ridge 10, a fresh, soft texture and sweet cabbage can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic perspective view showing a preferred embodiment of a method for cultivating leafy vegetables without pesticides according to the present invention.
FIG. 2 is a sectional view showing the embodiment.
FIG. 3 is a plan view showing the embodiment.
FIG. 4 is a perspective view showing a cloth piece in the embodiment.
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 10 ridge 20 cloth piece 21 seedling hole 30 mulching sheet 31 cloth piece hole 40 net 41 prop 50 cabbage seedling

Claims

農薬を用いることなく、葉菜を栽培する方法であって、
畝に葉菜の苗を移植するとともに該移植した苗が成長し得る大きさの苗用穴が穿たれた織編布製又は不織布製の布片を敷設し、上記畝の地表を布片用穴を穿ったマルチングシートで覆って上記布片の少なくとも苗用穴の周囲部分を露出させる一方、
上記畝の上方を蝶及び蛾の侵入を阻止し得る目開きのネットで覆うようにしたことを特徴とする葉菜の無農薬栽培方法。A method of growing leafy vegetables without using pesticides,
A woven or knitted cloth or non-woven cloth piece having a hole for seedling sized to allow the transplanted seedling to grow is laid on the ridge, and the ground surface of the ridge is laid on the ridge. While covering with a mulching sheet pierced to expose at least the periphery of the seedling hole of the cloth piece,
A pesticide-free cultivation method for leafy vegetables, wherein the upper part of the ridge is covered with a net having openings capable of preventing invasion of butterflies and moths.

上記移植すべき苗の採取するにあたり、苗床に種子を蒔いた後苗を採取するまでの間、上記苗床の上方を蝶及び蛾の侵入を阻止し得る目開きのネットで覆うようにした請求項１記載の葉菜の無農薬栽培方法。In collecting the seedling to be transplanted, the area above the nursery is covered with an opening net that can prevent invasion of butterflies and moths from the time when the seed is sown on the nursery until the time when the seedling is collected. 1. A method for cultivating leafy vegetables without pesticides according to 1.

上記布片には通水性の布片を用いるようにした請求項１又は２記載の葉菜の無農薬栽培方法。The method for cultivating leafy vegetables without pesticides according to claim 1 or 2, wherein a water-permeable cloth piece is used as the cloth piece.

上記マルチングシートには、黒色又は銀色のマルチングシートを用いるようにした請求項１ないし３のいずれかに記載の葉菜の無農薬栽培方法。The method for cultivating leafy vegetables according to any one of claims 1 to 3, wherein a black or silver mulching sheet is used as the mulching sheet.

キャベツ、白菜、レタス又ケールを栽培するようにした請求項１ないし４のいずれかに記載の葉菜の無農薬栽培方法。5. The method for cultivating leafy vegetables according to any one of claims 1 to 4, wherein cabbage, Chinese cabbage, lettuce or kale is cultivated.

農薬を用いることなく葉菜を栽培するのに適したネットであって、
空間率が８０％以上、１個の目開きが１００ｍｍ^２以下であり、蝶及び蛾の侵入を阻止し得ることを特徴とする葉菜無農薬栽培用のネット。A net suitable for growing leafy vegetables without using pesticides,
A net for cultivating leafy vegetables without pesticides, wherein a space ratio is 80% or more, and one opening is 100 mm ² or less, and can prevent invasion of butterflies and moths.

上記目開きが四角形状をなし、その四角形の短辺の長さが１０ｍｍ以下である請求項６記載の葉菜無農薬栽培用のネット。The net for cultivating leafy vegetables without pesticides according to claim 6, wherein the aperture has a square shape, and the short side of the square has a length of 10 mm or less.