JP2004110504A - ポイントシステム及び、販売対象の提供方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、ユーザの購入意欲を向上させ、商品の販売促進を可能とするポイントシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】購入者により対象指定部によって指定された販売対象の購入に応じて所定のポイント数が発行され、購入者に対応する既存のポイント数に発行ポイント数を加算して保持する購入者ポイント保持部と、購入者による販売対象の購入の際に、購入者ポイント保持部に保持されている購入者に対応するポイント数を販売対象の購入に対する支払い額に充当する購入者ポイント処理部とを有する、ポイントシステムにおいて、購入者ポイント処理部は、特定の期間において、又は、購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合には、購入者による販売対象の購入の際に、購入者ポイント保持部が保持している購入者に対応するポイント数を増加し、増加されたポイント数を販売対象の購入に対する支払い額として充当可能に設定する、ポイントシステムより達成する。
【選択図】 図４
【解決手段】購入者により対象指定部によって指定された販売対象の購入に応じて所定のポイント数が発行され、購入者に対応する既存のポイント数に発行ポイント数を加算して保持する購入者ポイント保持部と、購入者による販売対象の購入の際に、購入者ポイント保持部に保持されている購入者に対応するポイント数を販売対象の購入に対する支払い額に充当する購入者ポイント処理部とを有する、ポイントシステムにおいて、購入者ポイント処理部は、特定の期間において、又は、購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合には、購入者による販売対象の購入の際に、購入者ポイント保持部が保持している購入者に対応するポイント数を増加し、増加されたポイント数を販売対象の購入に対する支払い額として充当可能に設定する、ポイントシステムより達成する。
【選択図】 図４
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポイントシステム及び、商品販売やサービス提供などの商品提供方法に関する。
【従来の技術】
現在、店舗やＷｅｂ上の販売サイトなどにおいてポイントシステムが利用されている。
【０００２】
このポイントシステムは、ユーザが、商品の購入やサービスの利用、会員登録、所定のＷｅｂページの閲覧、アンケートに対する回答などの予め定められた行動を行った場合に、一定のポイントがユーザに付与される。
【０００３】
ユーザは、このように付与されるポイントを、累積的に保有することが可能である。ユーザは、このようにして累積されたポイントを、商品購入の際に、貨幣の代替価値として利用したり、又は、サービスを利用するために用いたり、さらに、景品との交換に使用したりすることができる。
【０００４】
このようなポイントシステムに関連して、例えば、特許文献１には、ポイントクーポンのポイントを、主に小額な決済を目的とする、前払い型利用券に換算し、ポイントの累積状態に応じて、ポイントから前払い利用権への換算レートを変更する構成を開示している。
【０００５】
また、特許文献２では、累計ポイントの更新をリアルタイムに行い、顧客がポイントの還元を容易に受けることが可能なポイント引当システムと開示している。
【０００６】
【特許文献１】
特開２０００−２６８２６０号公報
【特許文献２】
特開平９−２７０８３号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例においては、以下のような問題がある。
店舗やＷｅｂ販売サイトなどの商品の提供者においては、ユーザ（商品又はサービスの購入者）が既に取得し累積されているポイントを使用して、できる限り高額な商品を購入することを期待している。
【０００７】
しかし、高額な商品については、その価格に比べて、ユーザが保有している累積されたポイントで置き換えることが可能な金額は、通常は、小さい。従って、累積されたポイントは、通常は、高額な商品の購入には用いられず、景品との交換やサービスの利用などに使用される場合が多い。
【０００８】
従って、商品の提供者にとっては、ポイントシステムを導入しても、意図した商品の販売の促進にはつながらないという問題がある。
【０００９】
本発明は、ユーザの購入意欲を向上させ、商品の販売促進を可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記課題は、本発明に従って、ユーザが商品を購入する際に、そのユーザが保持しているポイント数を、一定条件の下で、増加させることによって達成できる。ここで、本発明におけるこの「商品」とは、物品のみを意味するものではなく、提供者により提供され、ユーザが対価を支払うことで取得できるサービスを含む、あらゆる販売対象を意味するものである。
【００１０】
また、ユーザが商品を購入する際に、購入する商品に応じて、現在保持されているポイント数に対して、購入する際に使用できる増加するポイント数（増加割合）を変更してもよい。さらに、購入する商品の価格や、商品の新らしさの程度又は、商品の人気の程度などに応じて、現在保持されているポイントに対して、購入する際に使用できる増加するポイント数を設定してもよい。
【００１１】
また、ユーザが保有しているポイント数に応じて、増加するポイント数を決定するようにしてもよい。
【００１２】
また、商品の提供者が提携している特定な団体に属しているユーザが商品を購入する際に、現在保持されているポイントに対して、購入する際に使用できる増加するポイント数を決定するにしてもよい。
【００１３】
また、ユーザが商品の価格を確認できる場面において、該ユーザが現在保有するポイントが増加する旨を提示するようにしてもよい。
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
【００１４】
本発明のポイントシステムは、Ｗｅｂ販売システムで利用される。なお、以下の実施の形態においては、Ｗｅｂ販売サイトで本発明のポイントシステムを導入する例を説明するが、これに限定されるものでなく、実際に、店舗やカード会社などでこのポイントシステムを利用することも可能である。
【００１５】
図１は、本発明のポイントシステムを有するＷｅｂ販売システムの構成例の概要を示す。本発明のＷｅｂ販売システムは、主に、販売側が提供するＷｅｂサーバ１０１、ユーザ管理情報を蓄積するユーザ管理情報データベース１０２、商品管理情報を蓄積する商品管理情報データベース１０３、インターネット等のネットワーク１０４及び、ネットワーク１０４を介して接続されるユーザが利用する、Ｗｅｂブラウザを有するクライアント１０５で構成される。Ｗｅｂサーバ１０１は、本発明におけるポイントシステムサーバであり、クライアント１０５は、本発明における購入者利用装置である。また、クライアント１０５と後述する図４のステップ４０２でＷｅｂ販売システムからクライアント１０５に供給されて表示される商品選択を行う画面とにより本発明における対象指定部を構成する。さらに、ユーザ管理情報データベース１０２は、本発明における購入者ポイント保持部を構成し、そして、Ｗｅｂサーバ１０１は、本発明における購入者ポイント処理部も構成する。さらに、商品管理情報データベース１０３は、本発明における購入者に関する条件を保持する。クライアント１０５とＷｅｂ販売システムからクライアント１０５に供給される図６の販売画面における、利用可能ポイント数指示部分６０３は、本発明における増加ポイント提示部を構成し、また、クライアント１０５とＷｅｂ販売システムからクライアント１０５に供給される図６の販売画面における、ポイント数指定部分６０５は、本発明におけるポイント数指定部分を構成する。図１の本発明のポイントシステムでは、ユーザが、クライアント１０５上のＷｅｂブラウザを利用して、ネットワーク１０４を介して、販売側が提供するＷｅｂサーバ１０１にアクセスする。これにより、ユーザは、販売側が提供する商品の閲覧及び、購入を行う。また、本発明のポイントシステムは、通常のポイントシステムと同様に、ユーザが商品を購入する際に、その価格等に応じて、所定のポイントがそのユーザに対して累積する。そして、このユーザが、後に、商品を購入したり又は、サービスを利用するときに、購入する商品又は利用するサービスの価格を、使用するポイント数分だけ、差し引くものである。
【００１６】
図２は、ユーザ管理情報データベース１０２に格納されている、ユーザ管理情報の一例を示す。図２に示されたユーザ管理情報は、主に、ユーザを特定するユーザＩＤ、ユーザが保有しているポイント数、ユーザの氏名、ユーザの住所、ユーザの所有する製品名又は番号及びユーザのパスワード等により構成される。
【００１７】
また、図３は、商品管理情報データベース１０３に格納されている、Ｗｅｂ販売システムにより販売される商品情報を示す図である。この商品情報は、商品の型名、価格、販売開始時期、販売状況、原価、この商品が販売される場合の増加ポイント数、等から構成される。ここで、販売開始時期は、商品の販売が開始された時期を示す。また、販売状況は、販売開始当初に予想していた商品の販売見込と、その商品の販売実績との関係を示したものである。例えば、図３においては、その商品の販売実績が、販売開始当初の販売見込を上回る場合は○記号を、商品の販売実績が、販売開始当初の販売見込を下回ってはいるが、しかし、販売見込の予め定められた割合（例えば、８０％）を超える場合は△記号を、そして、それ以外を×記号として、販売状況を示している。
【００１８】
また、図３に示されている増加ポイントは、ユーザが商品を購入するときに、一定の条件に従って、もしくは無条件に、ユーザが保有しているポイント数に加えて、更に加算されるポイント数を示している。なお、この増加ポイントは、ユーザが保有している累積されたポイント数に対して加算されるのではなく、この増加ポイントによって、ユーザが保有しているポイント数を置き換えるというように使用してもよい。
【００１９】
次に、図４及び図５を参照して、ユーザが商品を購入する際のポイント数に関する処理を説明する。図４は、本発明に従ったポイントシステムの動作の概要を示し、また、図５は、本発明に従ったポイントシステムの動作のうちの、販売画面を作成するフローチャートを示す。
【００２０】
先ず最初に、図４のステップ４０１において、ユーザは、図１に示すクライアント１０５のＷｅｂブラウザ画面から、Ｗｅｂ販売システムにログインを行う。ログインは、ユーザが自分自身のユーザＩＤ（識別コード）とパスワードを入力することにより行う。ユーザが、Ｗｅｂブラウザ画面から、Ｗｅｂ販売システムにログインを行うと、図１に示されたＷｅｂサーバ１０１は、ユーザ管理情報データベース１０２に格納されている、ユーザ承認情報４２１を、ユーザ管理情報データベース１０２に問い合わせる。ユーザ管理情報データベース１０２は、ユーザ承認情報４２１として、Ｗｅｂサーバ１０１へ、ユーザＩＤ及びパスワードを戻す。Ｗｅｂサーバ１０１は、クライアント１０５からネットワーク１０４を介して送られたユーザＩＤ及びパスワードと、ユーザ管理情報データベース１０２から戻されたユーザＩＤ及びパスワードとが一致する場合には、ステップ４１１でユーザを識別して、ユーザのログオンを承認する。このようにして、ユーザは、クライアント１０５上のＷｅｂブラウザを用いてＷｅｂ販売システムにアクセスする準備が完了する。
【００２１】
次に、ステップ４０２で、ユーザは、クライアント１０５上のＷｅｂブラウザを用いて、Ｗｅｂ販売システムで販売されている商品のうち、購入希望の商品を選択する。既知の技術のように、Ｗｅｂ販売システムはカートシステムを利用してもよく、この場合にはユーザは希望商品をカートに入れるという操作を行う。
【００２２】
次に、クライアント１０５上のＷｅｂブラウザから、商品の選択を示す情報が、ネットワーク１０４を介して送られると、Ｗｅｂサーバ１０１は、ステップ４１２で、販売画面の作成を行う。販売画面は、ユーザＩＤに基づいて、ユーザ管理情報データベース１０２から取得できる、商品を選択したユーザのユーザ管理情報４２２と、クライアント１０５上のＷｅｂブラウザから送られた商品の選択された商品についての商品情報４２３とを用いて、作成される。商品情報４２３は、図１の商品管理情報データベース１０３より取得することができる。作成された販売画面には、商品の詳細や価格を示す情報に加えて、その商品を購入する際に増加される、使用可能なユーザのポイント数が含まれる。Ｗｅｂサーバ１０１は、販売画面の作成を完了すると、販売画面をクライアント１０５上のＷｅｂブラウザに送る。
【００２３】
ここで、ステップ４１２で行う販売画面の作成について、図５を用いて説明する。図５は、Ｗｅｂサーバ１０１が実行する、販売画面を作成する処理（図４のステップ４１２）のフローチャートを示す。ステップ５０１で、販売画面を作成する処理が開始する。
【００２４】
ステップ５０２では、Ｗｅｂサーバ１０１は、ユーザ管理情報データベース１０２から、ユーザ情報を取得する。ユーザ情報は、ユーザ管理情報データベース１０２内に蓄積された、ユーザを特定するユーザＩＤ、ユーザが保有しているポイント数、ユーザの氏名、ユーザの住所、ユーザの所有する製品名又は番号等である。
【００２５】
次に、ステップ５０３で、Ｗｅｂサーバ１０１は、商品管理情報データベース１０３から、ユーザが選択した商品情報を取得する。この商品情報は、商品の型名、価格、販売開始時期、販売状況、原価、この商品が販売される場合に増加するポイント数、等である。
【００２６】
そして次に、ステップ５０４では、Ｗｅｂサーバ１０１は、ステップ５０２で取得したユーザ情報と、ステップ５０３で取得した商品情報に基づいて、どのように、ポイント数を増加するかを決定する。
【００２７】
そして、ステップ５０４で、ユーザが商品を購入する場合に利用できるポイント数を、増加すると決定する場合には、ステップ５０５で、増加するポイント数を決定する。
【００２８】
次に、ユーザが商品を購入する場合に、ユーザに提示するポイントを増加させる条件と、増加するポイント数の設定についての実施例を説明する。
【００２９】
増加するポイント数の設定についての第１の実施例では、例えば、特定の期間の間に、特定のユーザが商品を購入する場合に利用できるポイント数を、購入希望商品に対応する増加ポイント数に設定する。
【００３０】
例えば、次に示すような条件を満たすことがステップ５０４で判断されたときに、ステップ５０５で、購入希望商品に対応する増加ポイント数となるように、増加ポイント数を決定する。
【００３１】
（１）無条件にこの設定を行う。これにより、例えば、特定の期間の間に、ユーザ管理情報データベース１０２に蓄積されたユーザ管理情報内の特定のユーザＩＤを有する、特定のユーザが、特定の商品を購入する場合に、常にそのユーザは、増加されたポイント数を使用することが可能となり、いずれの商品の販売も促進される。
【００３２】
（２）商品管理情報データベース１０３に蓄積された商品情報内の、購入希望商品の価格が所定価格（例えば、２０万円）以上の場合にこの設定を行う。これにより、商品の販売者が、特に、この期間に購入を促進したい価格帯の商品の販売が促進される。
【００３３】
（３）商品管理情報データベース１０３に蓄積された商品情報内の、商品の販売開始時期が所定の年数（例えば、２年）以上前の場合にこの設定を行う。これにより、例えば、商品の販売者が、特に、優先的に販売したい古い商品の販売が促進される。
【００３４】
（４）商品管理情報データベース１０３に蓄積された商品情報内の、商品の販売状況に応じてこの設定を行う。例えば、商品管理情報データベース１０３に蓄積されている商品情報の、販売状況が△記号と×記号の商品の場合、もしくは×記号の商品の場合にこの設定を行う。これにより、その商品の販売実績が、販売開始当初の販売見込を下回ってはいるが、しかし、販売見込の予め定められた割合（例えば、８０％）を超える場合及び、それ以下の場合の商品の販売が促進される。
【００３５】
（５）ユーザ管理情報データベース１０２に蓄積されたユーザ管理情報内の、ユーザの保有ポイント数が所定ポイント（例えば、１０００ポイント）以下の場合にこの設定を行う。これにより、例えば、特に保有するポイント数が少ないユーザに対しての販売が促進される。
【００３６】
増加するポイント数の設定についての第２の実施例では、例えば、特定の期間の間に、特定のユーザが商品を購入する場合に利用できるポイント数を、ユーザが現在保有しているポイント数と、購入希望商品に対応する増加ポイント数を加算したポイント数に設定する。
【００３７】
例えば、上述の第１の実施例と同様に、次に示すような条件を満たすことがステップ５０４で判断されたときに、ステップ５０５で、購入希望商品に対応する増加ポイント数となるように、増加ポイント数を決定する。
【００３８】
（１）無条件にこの設定を行う。これにより、例えば、特定の期間の間に、ユーザ管理情報データベース１０２に蓄積されたユーザ管理情報内の特定のユーザＩＤを有する、特定のユーザが、特定の商品を購入する場合に、常にそのユーザは、増加されたポイント数を使用することが可能となり、いずれの商品の販売も促進される。
【００３９】
（２）商品管理情報データベース１０３に蓄積された商品情報内の、購入希望商品の価格が所定価格（例えば、２０万円）以上の場合にこの設定を行う。これにより、商品の販売者が、特に、この期間に購入を促進したい価格帯の商品の販売が促進される。
【００４０】
（３）商品管理情報データベース１０３に蓄積された商品情報内の、商品の販売開始時期が所定の年数（例えば、２年）以上前の場合にこの設定を行う。これにより、商品の販売者が、特に、優先的に販売したい古い商品の販売が促進される。
【００４１】
（４）商品管理情報データベース１０３に蓄積された商品情報内の、商品の販売状況に応じてこの設定を行う。例えば、商品管理情報データベース１０３に蓄積されている商品情報の、販売状況が△記号と×記号の商品の場合、もしくは×記号の商品の場合にこの設定を行う。これにより、その商品の販売実績が、販売開始当初の販売見込を下回ってはいるが、しかし、販売見込の予め定められた割合（例えば、８０％）を超える場合及び、それ以下の場合の商品の販売が促進される。
【００４２】
（５）ユーザ管理情報データベース１０２に蓄積されたユーザ管理情報内の、ユーザの保有ポイント数が所定ポイント（例えば、１０００ポイント）以下の場合にこの設定を行う。これにより、例えば、特に保有するポイント数が少ないユーザに対しての販売が促進される。
【００４３】
一方、ステップ５０４で、ユーザが商品を購入する場合に利用できるポイント数を、増加しないと決定する場合には、ステップ５０６へ進む。ステップ５０６では、ユーザに提示するポイント数を最終的に決定する。
【００４４】
次にステップ５０７で、Ｗｅｂサーバ１０１は、ユーザが選択した商品の詳細情報と共に、上述のように決定された増加されたポイント数を含む販売画面をネットワーク１０４を介して、クライアント１０５のＷｅｂブラウザに送信し、ステップ５０８で、販売画面の作成処理を終了する。
【００４５】
次に、再び図４に戻ると、クライアント１０５上のＷｅｂブラウザは、ステップ４０３で、Ｗｅｂサーバ１０１により上述のように作成され且つ送られた販売画面を、ユーザに対して表示する。
【００４６】
ユーザは、ステップ４０３で、販売画面、即ち、ユーザが商品の購入を確認するための画面、もしくはカートの中の商品を確認するための画面において、ある一定の条件に応じて、もしくは無条件で、その商品を購入する場合には、購入に使用できるユーザのポイントが増加する旨が、提示される。
【００４７】
図６は、図２のユーザＩＤがＡＡＡのユーザが、図３の商品ＰＣ１を購入するときに、本発明に従って作成された販売画面の一例を示す。
【００４８】
図６の販売画面の一例は、ユーザＡＡＡが、ステップ４０２で選択した購入希望商品指示部分６０１、ユーザが現在保有している保有ポイント数指示部分６０２、この商品を購入する場合に実際に利用できる利用可能ポイント数指示部分６０３、商品価格指示部分６０４、ユーザの使用するポイント数指定部分６０５、支払い額指示部分６０６、購入依頼ボタン６０７、キャンセルボタン６０８及び、商品の販売を促進する広告表示部分６０９より構成される。図６の例では、購入希望商品指示部分６０１により、ユーザＡＡＡがステップ４０２で選択した購入希望商品がＰＣ１であることが示されており、且つ、商品価格指示部分６０４により、その価格が２０００００円であることが示されている。また、保有ポイント数指示部分６０２により、図２に示されたユーザＡＡＡが現在保有しているポイント数の３００が示されており、利用可能ポイント数指示部分６０３により、この商品ＰＣ１を購入する場合に実際に利用できる増加されたポイント数の図３に示されている５０００ポイントが、示されている。即ち、図６に示された販売画面では、このユーザＡＡＡが、現時点で、この商品ＰＣ１を購入する場合には、実際に利用できるポイント数が、ユーザが現在において保有しているポイント数の３００ポイントから、５０００ポイントに増加されるということを示している。
【００４９】
さらに、ユーザＡＡＡの使用するポイント数指定部分６０５には、上述のように、利用可能となった増加されたポイント数である５０００ポイントの範囲内で、ユーザ所望のポイントを入力することができる。従って、図６に示された実施例では、商品価格が２０００００円であり、その商品購入に５０００ポイントを利用することを指定した状態を示している。そして、このポイントシステムにおける１ポイントは１円と換算しており、実際にユーザが支払う金額は、支払い額指示部分６０６において、１９５０００円であることが示されている。
【００５０】
再び図４に戻ると、ステップ４０３で、ユーザはクライアント１０５上のＷｅｂブラウザに表示された販売画面において、必要に応じて上記設定されたポイントのうち商品の購入に使用するポイント数を決定する。なお、商品の購入において、全ポイント数が利用されるようなシステム構成としてもよい。
【００５１】
そして、ステップ４０３では、ユーザは、図６に示された販売画面に表示されている条件で、商品の購入を行う場合には、図６に示された購入依頼ボタン６０７を選択することにより、商品の購入を、Ｗｅｂ販売システムに対して、依頼する。
【００５２】
一方、ユーザが、図６に示された販売画面に表示されている商品の購入を中止する場合には、キャンセルボタン６０８を選択する。クライアント１０５上のウＷｅｂブラウザで、上記のような商品の購入の選択又は、商品の購入の中止の選択は、ネットワーク１０４を介して、Ｗｅｂサーバ１０１に送信される。
【００５３】
次に、購入依頼ボタン６０７が選択された場合には、ステップ４１３で、Ｗｅｂサーバ１０１は、商品管理情報データベース１０３から商品情報４２４を取得する。そして、ユーザからの商品購入依頼に応じて販売手続きを行う。この手続きは、ユーザに対する支払方法の確認、ユーザによって決定される支払方法に応じた金融機関に対するユーザ認証、商品発送の手配など既知の手続きである。そして、ユーザの使用したポイント数に応じて、支払い額が計算され、決済が行われる。Ｗｅｂ販売システムは商品販売手続きが正常に完了した後、上記増加されたポイント数から、商品の購入時に使用されたポイント数を、減算し、その結果を、ユーザの保有ポイントとして、ユーザ管理情報データベース１０２内のユーザ管理情報に格納する。
【００５４】
そして、Ｗｅｂサーバ１０１からネットワーク１０４を介して、クライアント１０５のＷｅｂブラウザに、決済が終了した旨の通知を行う。
【００５５】
次に、ステップ４０４で、クライアント１０５のＷｅｂブラウザは、ユーザが購入した商品の価格及び、決済手続が終了した旨の通知をユーザに対して表示する。
【００５６】
なお、上記実施例では物品の購入を例にしたが、ユーザによるサービスの利用において本発明のポイントシステムを利用するよう構成してもよい。
（付記）
（付記１） 購入者により対象指定部によって指定された販売対象の購入に応じて所定のポイント数が発行され、該購入者に対応する既存のポイント数に該発行ポイント数を加算して保持する購入者ポイント保持部と、購入者による販売対象の購入の際に、前記購入者ポイント保持部に保持されている該購入者に対応するポイント数を当該販売対象の購入に対する支払い額に充当する購入者ポイント処理部とを有する、ポイントシステムにおいて、
前記購入者ポイント処理部は、特定の期間において、又は、購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合には、前記購入者による販売対象の購入の際に、前記購入者ポイント保持部が保持している当該購入者に対応するポイント数を増加し、前記増加されたポイント数を販売対象の購入に対する支払い額として充当可能に設定する、ポイントシステム。
【００５７】
（付記２） 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、前記購入者により指定された販売対象が、予め定められた販売対象に合致する場合である、付記１に記載のポイントシステム。
【００５８】
（付記３） 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、前記購入者により指定された販売対象の価格が、予め定められた価格に合致する場合である、付記１に記載のポイントシステム。
【００５９】
（付記４） 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、前記購入者により指定された販売対象の販売開始時期が、予め定められた時期に合致する場合である、付記１に記載のポイントシステム。
【００６０】
（付記５） 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、前記購入者により指定された販売対象の販売状況が、予め定められた販売状況に合致する場合である、付記１に記載のポイントシステム。
【００６１】
（付記６） 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、当該購入者に対応する既存のポイント数が予め定められたポイント数と合致する場合である、付記１記載のポイントシステム。
【００６２】
（付記７） 前記購入者に対して、前記増加されたポイント数を提示する増加ポイント提示部を更に有する、付記１記載のポイントシステム。
【００６３】
（付記８） 購入者により対象指定部によって指定された販売対象の購入に応じて所定のポイント数が発行され、該購入者に対応する既存のポイント数に該発行ポイント数を加算して保持する購入者ポイント保持ステップと、購入者による販売対象の購入の際に、前記購入者ポイント保持ステップにより保持されている該購入者に対応するポイント数を当該販売対象の購入に対する支払い額に充当する購入者ポイント処理ステップとを有する、販売対象の提供方法において、
前記購入者ポイント処理ステップは、特定の期間において、又は、購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合には、前記購入者による販売対象の購入の際に、前記購入者ポイント保持ステップにより保持されている当該購入者に対応するポイント数を増加し、前記増加されたポイント数を販売対象の購入に対する支払い額として充当可能に設定する、販売対象の提供方法。
【００６４】
（付記９） 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、前記購入者により指定された販売対象が、予め定められた販売対象に合致する場合である、付記８に記載の販売対象の提供方法。
【００６５】
（付記１０） 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、前記購入者により指定された販売対象の価格が、予め定められた価格に合致する場合である、付記８に記載の販売対象の提供方法。
【００６６】
（付記１１） 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、前記購入者により指定された販売対象の販売開始時期が、予め定められた時期に合致する場合である、付記８に記載の販売対象の提供方法。
【００６７】
（付記１２） 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、前記購入者により指定された販売対象の販売状況が、予め定められた販売状況に合致する場合である、付記８に記載の販売対象の提供方法。
【００６８】
（付記１３） 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、当該購入者に対応する既存のポイント数が予め定められたポイント数と合致する場合である、付記８記載の販売対象の提供方法。
【００６９】
（付記１４） 前記購入者に対して、前記増加されたポイント数を提示する増加ポイント提示ステップを更に有する、付記８記載の販売対象の提供方法。
【００７０】
（付記１５） 対象指定部を有する購入者利用装置によって指定される販売対象の購入に応じて所定のポイント数が発行され、該購入者に対応する既存のポイント数に該発行ポイント数を加算して保持する購入者ポイント保持部と、前記購入者利用装置を用いた購入者による販売対象の購入の際に、前記購入者ポイント保持部に保持されている該購入者に対応するポイント数を当該販売対象の購入に対する支払い額に充当する購入者ポイント処理部とを有する、ポイントシステムサーバにおいて、
前記購入者ポイント処理部は、特定の期間において、又は、購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合には、前記購入者による販売対象の購入の際に、前記購入者ポイント保持部が保持している当該購入者に対応するポイント数を増加し、前記増加されたポイント数を販売対象の購入に対する支払い額として充当可能に設定する、ポイントシステムサーバ。
【００７１】
（付記１６） 前記購入者利用装置とネットワークで接続されている、付記１５に記載のポイントシステムサーバ。
【００７２】
（付記１７） 購入する販売対象を指定する対象指定部と、
販売対象の購入に応じて所定のポイント数が発行され、該販売対象の購入を行った購入者に対応する既存のポイント数に該発行ポイント数を加算して保持する購入者ポイント保持部と、購入者による販売対象の購入の際に、前記購入者ポイント保持部に保持されている該購入者に対応するポイント数を当該販売対象の購入に対する支払い額に充当する購入者ポイント処理部とを有するポイントシステムサーバの、前記購入者ポイント処理部が、特定の期間において、又は、購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合に、前記購入者ポイント保持部が保持している当該購入者に対応するポイント数を増加して販売対象の購入に対する支払い額として充当可能に設定した増加ポイント数から、前記対象指定部で指定された前記販売対象の購入に対する支払い額に充当するポイント数を、前記ポイントシステムサーバに対して指定するポイント数指定部と、
を有するポイントシステムにおける購入者利用装置。
【００７３】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によればユーザが商品を購入する際に、ユーザが現在保有しているポイント数を超えるポイント数を利用できるようにしたため、その増加されたポイント数を利用して、高額な商品の購入をユーザに促進することが可能となる。
【００７４】
よって、ユーザが高額な商品を購入することで、商品の提供者（販売側）に多くの利益をもたらすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のポイントシステムを有するＷｅｂ販売システムの構成例の概要を示す図である。
【図２】ユーザ管理情報データベース１０２に格納されている、ユーザ管理情報の一例を示す図である。
【図３】商品管理情報データベース１０３に格納されている、Ｗｅｂ販売システムにより販売される商品情報の一例を示す図である。
【図４】本発明に従ったポイントシステムの動作の概要を示す図である。
【図５】本発明に従ったポイントシステムの動作のうちの、販売画面を作成するフローチャートを示す図である。
【図６】本発明に従って作成された販売画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
１０１ Ｗｅｂサーバ
１０２ ユーザ管理情報データベース
１０３ 商品管理情報データベース
１０４ ネットワーク
１０５ クライアント
４２１ ユーザ承認情報
４２２ ユーザ情報
４２３，４２４ 商品情報
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポイントシステム及び、商品販売やサービス提供などの商品提供方法に関する。
【従来の技術】
現在、店舗やＷｅｂ上の販売サイトなどにおいてポイントシステムが利用されている。
【０００２】
このポイントシステムは、ユーザが、商品の購入やサービスの利用、会員登録、所定のＷｅｂページの閲覧、アンケートに対する回答などの予め定められた行動を行った場合に、一定のポイントがユーザに付与される。
【０００３】
ユーザは、このように付与されるポイントを、累積的に保有することが可能である。ユーザは、このようにして累積されたポイントを、商品購入の際に、貨幣の代替価値として利用したり、又は、サービスを利用するために用いたり、さらに、景品との交換に使用したりすることができる。
【０００４】
このようなポイントシステムに関連して、例えば、特許文献１には、ポイントクーポンのポイントを、主に小額な決済を目的とする、前払い型利用券に換算し、ポイントの累積状態に応じて、ポイントから前払い利用権への換算レートを変更する構成を開示している。
【０００５】
また、特許文献２では、累計ポイントの更新をリアルタイムに行い、顧客がポイントの還元を容易に受けることが可能なポイント引当システムと開示している。
【０００６】
【特許文献１】
特開２０００−２６８２６０号公報
【特許文献２】
特開平９−２７０８３号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例においては、以下のような問題がある。
店舗やＷｅｂ販売サイトなどの商品の提供者においては、ユーザ（商品又はサービスの購入者）が既に取得し累積されているポイントを使用して、できる限り高額な商品を購入することを期待している。
【０００７】
しかし、高額な商品については、その価格に比べて、ユーザが保有している累積されたポイントで置き換えることが可能な金額は、通常は、小さい。従って、累積されたポイントは、通常は、高額な商品の購入には用いられず、景品との交換やサービスの利用などに使用される場合が多い。
【０００８】
従って、商品の提供者にとっては、ポイントシステムを導入しても、意図した商品の販売の促進にはつながらないという問題がある。
【０００９】
本発明は、ユーザの購入意欲を向上させ、商品の販売促進を可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記課題は、本発明に従って、ユーザが商品を購入する際に、そのユーザが保持しているポイント数を、一定条件の下で、増加させることによって達成できる。ここで、本発明におけるこの「商品」とは、物品のみを意味するものではなく、提供者により提供され、ユーザが対価を支払うことで取得できるサービスを含む、あらゆる販売対象を意味するものである。
【００１０】
また、ユーザが商品を購入する際に、購入する商品に応じて、現在保持されているポイント数に対して、購入する際に使用できる増加するポイント数（増加割合）を変更してもよい。さらに、購入する商品の価格や、商品の新らしさの程度又は、商品の人気の程度などに応じて、現在保持されているポイントに対して、購入する際に使用できる増加するポイント数を設定してもよい。
【００１１】
また、ユーザが保有しているポイント数に応じて、増加するポイント数を決定するようにしてもよい。
【００１２】
また、商品の提供者が提携している特定な団体に属しているユーザが商品を購入する際に、現在保持されているポイントに対して、購入する際に使用できる増加するポイント数を決定するにしてもよい。
【００１３】
また、ユーザが商品の価格を確認できる場面において、該ユーザが現在保有するポイントが増加する旨を提示するようにしてもよい。
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
【００１４】
本発明のポイントシステムは、Ｗｅｂ販売システムで利用される。なお、以下の実施の形態においては、Ｗｅｂ販売サイトで本発明のポイントシステムを導入する例を説明するが、これに限定されるものでなく、実際に、店舗やカード会社などでこのポイントシステムを利用することも可能である。
【００１５】
図１は、本発明のポイントシステムを有するＷｅｂ販売システムの構成例の概要を示す。本発明のＷｅｂ販売システムは、主に、販売側が提供するＷｅｂサーバ１０１、ユーザ管理情報を蓄積するユーザ管理情報データベース１０２、商品管理情報を蓄積する商品管理情報データベース１０３、インターネット等のネットワーク１０４及び、ネットワーク１０４を介して接続されるユーザが利用する、Ｗｅｂブラウザを有するクライアント１０５で構成される。Ｗｅｂサーバ１０１は、本発明におけるポイントシステムサーバであり、クライアント１０５は、本発明における購入者利用装置である。また、クライアント１０５と後述する図４のステップ４０２でＷｅｂ販売システムからクライアント１０５に供給されて表示される商品選択を行う画面とにより本発明における対象指定部を構成する。さらに、ユーザ管理情報データベース１０２は、本発明における購入者ポイント保持部を構成し、そして、Ｗｅｂサーバ１０１は、本発明における購入者ポイント処理部も構成する。さらに、商品管理情報データベース１０３は、本発明における購入者に関する条件を保持する。クライアント１０５とＷｅｂ販売システムからクライアント１０５に供給される図６の販売画面における、利用可能ポイント数指示部分６０３は、本発明における増加ポイント提示部を構成し、また、クライアント１０５とＷｅｂ販売システムからクライアント１０５に供給される図６の販売画面における、ポイント数指定部分６０５は、本発明におけるポイント数指定部分を構成する。図１の本発明のポイントシステムでは、ユーザが、クライアント１０５上のＷｅｂブラウザを利用して、ネットワーク１０４を介して、販売側が提供するＷｅｂサーバ１０１にアクセスする。これにより、ユーザは、販売側が提供する商品の閲覧及び、購入を行う。また、本発明のポイントシステムは、通常のポイントシステムと同様に、ユーザが商品を購入する際に、その価格等に応じて、所定のポイントがそのユーザに対して累積する。そして、このユーザが、後に、商品を購入したり又は、サービスを利用するときに、購入する商品又は利用するサービスの価格を、使用するポイント数分だけ、差し引くものである。
【００１６】
図２は、ユーザ管理情報データベース１０２に格納されている、ユーザ管理情報の一例を示す。図２に示されたユーザ管理情報は、主に、ユーザを特定するユーザＩＤ、ユーザが保有しているポイント数、ユーザの氏名、ユーザの住所、ユーザの所有する製品名又は番号及びユーザのパスワード等により構成される。
【００１７】
また、図３は、商品管理情報データベース１０３に格納されている、Ｗｅｂ販売システムにより販売される商品情報を示す図である。この商品情報は、商品の型名、価格、販売開始時期、販売状況、原価、この商品が販売される場合の増加ポイント数、等から構成される。ここで、販売開始時期は、商品の販売が開始された時期を示す。また、販売状況は、販売開始当初に予想していた商品の販売見込と、その商品の販売実績との関係を示したものである。例えば、図３においては、その商品の販売実績が、販売開始当初の販売見込を上回る場合は○記号を、商品の販売実績が、販売開始当初の販売見込を下回ってはいるが、しかし、販売見込の予め定められた割合（例えば、８０％）を超える場合は△記号を、そして、それ以外を×記号として、販売状況を示している。
【００１８】
また、図３に示されている増加ポイントは、ユーザが商品を購入するときに、一定の条件に従って、もしくは無条件に、ユーザが保有しているポイント数に加えて、更に加算されるポイント数を示している。なお、この増加ポイントは、ユーザが保有している累積されたポイント数に対して加算されるのではなく、この増加ポイントによって、ユーザが保有しているポイント数を置き換えるというように使用してもよい。
【００１９】
次に、図４及び図５を参照して、ユーザが商品を購入する際のポイント数に関する処理を説明する。図４は、本発明に従ったポイントシステムの動作の概要を示し、また、図５は、本発明に従ったポイントシステムの動作のうちの、販売画面を作成するフローチャートを示す。
【００２０】
先ず最初に、図４のステップ４０１において、ユーザは、図１に示すクライアント１０５のＷｅｂブラウザ画面から、Ｗｅｂ販売システムにログインを行う。ログインは、ユーザが自分自身のユーザＩＤ（識別コード）とパスワードを入力することにより行う。ユーザが、Ｗｅｂブラウザ画面から、Ｗｅｂ販売システムにログインを行うと、図１に示されたＷｅｂサーバ１０１は、ユーザ管理情報データベース１０２に格納されている、ユーザ承認情報４２１を、ユーザ管理情報データベース１０２に問い合わせる。ユーザ管理情報データベース１０２は、ユーザ承認情報４２１として、Ｗｅｂサーバ１０１へ、ユーザＩＤ及びパスワードを戻す。Ｗｅｂサーバ１０１は、クライアント１０５からネットワーク１０４を介して送られたユーザＩＤ及びパスワードと、ユーザ管理情報データベース１０２から戻されたユーザＩＤ及びパスワードとが一致する場合には、ステップ４１１でユーザを識別して、ユーザのログオンを承認する。このようにして、ユーザは、クライアント１０５上のＷｅｂブラウザを用いてＷｅｂ販売システムにアクセスする準備が完了する。
【００２１】
次に、ステップ４０２で、ユーザは、クライアント１０５上のＷｅｂブラウザを用いて、Ｗｅｂ販売システムで販売されている商品のうち、購入希望の商品を選択する。既知の技術のように、Ｗｅｂ販売システムはカートシステムを利用してもよく、この場合にはユーザは希望商品をカートに入れるという操作を行う。
【００２２】
次に、クライアント１０５上のＷｅｂブラウザから、商品の選択を示す情報が、ネットワーク１０４を介して送られると、Ｗｅｂサーバ１０１は、ステップ４１２で、販売画面の作成を行う。販売画面は、ユーザＩＤに基づいて、ユーザ管理情報データベース１０２から取得できる、商品を選択したユーザのユーザ管理情報４２２と、クライアント１０５上のＷｅｂブラウザから送られた商品の選択された商品についての商品情報４２３とを用いて、作成される。商品情報４２３は、図１の商品管理情報データベース１０３より取得することができる。作成された販売画面には、商品の詳細や価格を示す情報に加えて、その商品を購入する際に増加される、使用可能なユーザのポイント数が含まれる。Ｗｅｂサーバ１０１は、販売画面の作成を完了すると、販売画面をクライアント１０５上のＷｅｂブラウザに送る。
【００２３】
ここで、ステップ４１２で行う販売画面の作成について、図５を用いて説明する。図５は、Ｗｅｂサーバ１０１が実行する、販売画面を作成する処理（図４のステップ４１２）のフローチャートを示す。ステップ５０１で、販売画面を作成する処理が開始する。
【００２４】
ステップ５０２では、Ｗｅｂサーバ１０１は、ユーザ管理情報データベース１０２から、ユーザ情報を取得する。ユーザ情報は、ユーザ管理情報データベース１０２内に蓄積された、ユーザを特定するユーザＩＤ、ユーザが保有しているポイント数、ユーザの氏名、ユーザの住所、ユーザの所有する製品名又は番号等である。
【００２５】
次に、ステップ５０３で、Ｗｅｂサーバ１０１は、商品管理情報データベース１０３から、ユーザが選択した商品情報を取得する。この商品情報は、商品の型名、価格、販売開始時期、販売状況、原価、この商品が販売される場合に増加するポイント数、等である。
【００２６】
そして次に、ステップ５０４では、Ｗｅｂサーバ１０１は、ステップ５０２で取得したユーザ情報と、ステップ５０３で取得した商品情報に基づいて、どのように、ポイント数を増加するかを決定する。
【００２７】
そして、ステップ５０４で、ユーザが商品を購入する場合に利用できるポイント数を、増加すると決定する場合には、ステップ５０５で、増加するポイント数を決定する。
【００２８】
次に、ユーザが商品を購入する場合に、ユーザに提示するポイントを増加させる条件と、増加するポイント数の設定についての実施例を説明する。
【００２９】
増加するポイント数の設定についての第１の実施例では、例えば、特定の期間の間に、特定のユーザが商品を購入する場合に利用できるポイント数を、購入希望商品に対応する増加ポイント数に設定する。
【００３０】
例えば、次に示すような条件を満たすことがステップ５０４で判断されたときに、ステップ５０５で、購入希望商品に対応する増加ポイント数となるように、増加ポイント数を決定する。
【００３１】
（１）無条件にこの設定を行う。これにより、例えば、特定の期間の間に、ユーザ管理情報データベース１０２に蓄積されたユーザ管理情報内の特定のユーザＩＤを有する、特定のユーザが、特定の商品を購入する場合に、常にそのユーザは、増加されたポイント数を使用することが可能となり、いずれの商品の販売も促進される。
【００３２】
（２）商品管理情報データベース１０３に蓄積された商品情報内の、購入希望商品の価格が所定価格（例えば、２０万円）以上の場合にこの設定を行う。これにより、商品の販売者が、特に、この期間に購入を促進したい価格帯の商品の販売が促進される。
【００３３】
（３）商品管理情報データベース１０３に蓄積された商品情報内の、商品の販売開始時期が所定の年数（例えば、２年）以上前の場合にこの設定を行う。これにより、例えば、商品の販売者が、特に、優先的に販売したい古い商品の販売が促進される。
【００３４】
（４）商品管理情報データベース１０３に蓄積された商品情報内の、商品の販売状況に応じてこの設定を行う。例えば、商品管理情報データベース１０３に蓄積されている商品情報の、販売状況が△記号と×記号の商品の場合、もしくは×記号の商品の場合にこの設定を行う。これにより、その商品の販売実績が、販売開始当初の販売見込を下回ってはいるが、しかし、販売見込の予め定められた割合（例えば、８０％）を超える場合及び、それ以下の場合の商品の販売が促進される。
【００３５】
（５）ユーザ管理情報データベース１０２に蓄積されたユーザ管理情報内の、ユーザの保有ポイント数が所定ポイント（例えば、１０００ポイント）以下の場合にこの設定を行う。これにより、例えば、特に保有するポイント数が少ないユーザに対しての販売が促進される。
【００３６】
増加するポイント数の設定についての第２の実施例では、例えば、特定の期間の間に、特定のユーザが商品を購入する場合に利用できるポイント数を、ユーザが現在保有しているポイント数と、購入希望商品に対応する増加ポイント数を加算したポイント数に設定する。
【００３７】
例えば、上述の第１の実施例と同様に、次に示すような条件を満たすことがステップ５０４で判断されたときに、ステップ５０５で、購入希望商品に対応する増加ポイント数となるように、増加ポイント数を決定する。
【００３８】
（１）無条件にこの設定を行う。これにより、例えば、特定の期間の間に、ユーザ管理情報データベース１０２に蓄積されたユーザ管理情報内の特定のユーザＩＤを有する、特定のユーザが、特定の商品を購入する場合に、常にそのユーザは、増加されたポイント数を使用することが可能となり、いずれの商品の販売も促進される。
【００３９】
（２）商品管理情報データベース１０３に蓄積された商品情報内の、購入希望商品の価格が所定価格（例えば、２０万円）以上の場合にこの設定を行う。これにより、商品の販売者が、特に、この期間に購入を促進したい価格帯の商品の販売が促進される。
【００４０】
（３）商品管理情報データベース１０３に蓄積された商品情報内の、商品の販売開始時期が所定の年数（例えば、２年）以上前の場合にこの設定を行う。これにより、商品の販売者が、特に、優先的に販売したい古い商品の販売が促進される。
【００４１】
（４）商品管理情報データベース１０３に蓄積された商品情報内の、商品の販売状況に応じてこの設定を行う。例えば、商品管理情報データベース１０３に蓄積されている商品情報の、販売状況が△記号と×記号の商品の場合、もしくは×記号の商品の場合にこの設定を行う。これにより、その商品の販売実績が、販売開始当初の販売見込を下回ってはいるが、しかし、販売見込の予め定められた割合（例えば、８０％）を超える場合及び、それ以下の場合の商品の販売が促進される。
【００４２】
（５）ユーザ管理情報データベース１０２に蓄積されたユーザ管理情報内の、ユーザの保有ポイント数が所定ポイント（例えば、１０００ポイント）以下の場合にこの設定を行う。これにより、例えば、特に保有するポイント数が少ないユーザに対しての販売が促進される。
【００４３】
一方、ステップ５０４で、ユーザが商品を購入する場合に利用できるポイント数を、増加しないと決定する場合には、ステップ５０６へ進む。ステップ５０６では、ユーザに提示するポイント数を最終的に決定する。
【００４４】
次にステップ５０７で、Ｗｅｂサーバ１０１は、ユーザが選択した商品の詳細情報と共に、上述のように決定された増加されたポイント数を含む販売画面をネットワーク１０４を介して、クライアント１０５のＷｅｂブラウザに送信し、ステップ５０８で、販売画面の作成処理を終了する。
【００４５】
次に、再び図４に戻ると、クライアント１０５上のＷｅｂブラウザは、ステップ４０３で、Ｗｅｂサーバ１０１により上述のように作成され且つ送られた販売画面を、ユーザに対して表示する。
【００４６】
ユーザは、ステップ４０３で、販売画面、即ち、ユーザが商品の購入を確認するための画面、もしくはカートの中の商品を確認するための画面において、ある一定の条件に応じて、もしくは無条件で、その商品を購入する場合には、購入に使用できるユーザのポイントが増加する旨が、提示される。
【００４７】
図６は、図２のユーザＩＤがＡＡＡのユーザが、図３の商品ＰＣ１を購入するときに、本発明に従って作成された販売画面の一例を示す。
【００４８】
図６の販売画面の一例は、ユーザＡＡＡが、ステップ４０２で選択した購入希望商品指示部分６０１、ユーザが現在保有している保有ポイント数指示部分６０２、この商品を購入する場合に実際に利用できる利用可能ポイント数指示部分６０３、商品価格指示部分６０４、ユーザの使用するポイント数指定部分６０５、支払い額指示部分６０６、購入依頼ボタン６０７、キャンセルボタン６０８及び、商品の販売を促進する広告表示部分６０９より構成される。図６の例では、購入希望商品指示部分６０１により、ユーザＡＡＡがステップ４０２で選択した購入希望商品がＰＣ１であることが示されており、且つ、商品価格指示部分６０４により、その価格が２０００００円であることが示されている。また、保有ポイント数指示部分６０２により、図２に示されたユーザＡＡＡが現在保有しているポイント数の３００が示されており、利用可能ポイント数指示部分６０３により、この商品ＰＣ１を購入する場合に実際に利用できる増加されたポイント数の図３に示されている５０００ポイントが、示されている。即ち、図６に示された販売画面では、このユーザＡＡＡが、現時点で、この商品ＰＣ１を購入する場合には、実際に利用できるポイント数が、ユーザが現在において保有しているポイント数の３００ポイントから、５０００ポイントに増加されるということを示している。
【００４９】
さらに、ユーザＡＡＡの使用するポイント数指定部分６０５には、上述のように、利用可能となった増加されたポイント数である５０００ポイントの範囲内で、ユーザ所望のポイントを入力することができる。従って、図６に示された実施例では、商品価格が２０００００円であり、その商品購入に５０００ポイントを利用することを指定した状態を示している。そして、このポイントシステムにおける１ポイントは１円と換算しており、実際にユーザが支払う金額は、支払い額指示部分６０６において、１９５０００円であることが示されている。
【００５０】
再び図４に戻ると、ステップ４０３で、ユーザはクライアント１０５上のＷｅｂブラウザに表示された販売画面において、必要に応じて上記設定されたポイントのうち商品の購入に使用するポイント数を決定する。なお、商品の購入において、全ポイント数が利用されるようなシステム構成としてもよい。
【００５１】
そして、ステップ４０３では、ユーザは、図６に示された販売画面に表示されている条件で、商品の購入を行う場合には、図６に示された購入依頼ボタン６０７を選択することにより、商品の購入を、Ｗｅｂ販売システムに対して、依頼する。
【００５２】
一方、ユーザが、図６に示された販売画面に表示されている商品の購入を中止する場合には、キャンセルボタン６０８を選択する。クライアント１０５上のウＷｅｂブラウザで、上記のような商品の購入の選択又は、商品の購入の中止の選択は、ネットワーク１０４を介して、Ｗｅｂサーバ１０１に送信される。
【００５３】
次に、購入依頼ボタン６０７が選択された場合には、ステップ４１３で、Ｗｅｂサーバ１０１は、商品管理情報データベース１０３から商品情報４２４を取得する。そして、ユーザからの商品購入依頼に応じて販売手続きを行う。この手続きは、ユーザに対する支払方法の確認、ユーザによって決定される支払方法に応じた金融機関に対するユーザ認証、商品発送の手配など既知の手続きである。そして、ユーザの使用したポイント数に応じて、支払い額が計算され、決済が行われる。Ｗｅｂ販売システムは商品販売手続きが正常に完了した後、上記増加されたポイント数から、商品の購入時に使用されたポイント数を、減算し、その結果を、ユーザの保有ポイントとして、ユーザ管理情報データベース１０２内のユーザ管理情報に格納する。
【００５４】
そして、Ｗｅｂサーバ１０１からネットワーク１０４を介して、クライアント１０５のＷｅｂブラウザに、決済が終了した旨の通知を行う。
【００５５】
次に、ステップ４０４で、クライアント１０５のＷｅｂブラウザは、ユーザが購入した商品の価格及び、決済手続が終了した旨の通知をユーザに対して表示する。
【００５６】
なお、上記実施例では物品の購入を例にしたが、ユーザによるサービスの利用において本発明のポイントシステムを利用するよう構成してもよい。
（付記）
（付記１） 購入者により対象指定部によって指定された販売対象の購入に応じて所定のポイント数が発行され、該購入者に対応する既存のポイント数に該発行ポイント数を加算して保持する購入者ポイント保持部と、購入者による販売対象の購入の際に、前記購入者ポイント保持部に保持されている該購入者に対応するポイント数を当該販売対象の購入に対する支払い額に充当する購入者ポイント処理部とを有する、ポイントシステムにおいて、
前記購入者ポイント処理部は、特定の期間において、又は、購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合には、前記購入者による販売対象の購入の際に、前記購入者ポイント保持部が保持している当該購入者に対応するポイント数を増加し、前記増加されたポイント数を販売対象の購入に対する支払い額として充当可能に設定する、ポイントシステム。
【００５７】
（付記２） 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、前記購入者により指定された販売対象が、予め定められた販売対象に合致する場合である、付記１に記載のポイントシステム。
【００５８】
（付記３） 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、前記購入者により指定された販売対象の価格が、予め定められた価格に合致する場合である、付記１に記載のポイントシステム。
【００５９】
（付記４） 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、前記購入者により指定された販売対象の販売開始時期が、予め定められた時期に合致する場合である、付記１に記載のポイントシステム。
【００６０】
（付記５） 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、前記購入者により指定された販売対象の販売状況が、予め定められた販売状況に合致する場合である、付記１に記載のポイントシステム。
【００６１】
（付記６） 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、当該購入者に対応する既存のポイント数が予め定められたポイント数と合致する場合である、付記１記載のポイントシステム。
【００６２】
（付記７） 前記購入者に対して、前記増加されたポイント数を提示する増加ポイント提示部を更に有する、付記１記載のポイントシステム。
【００６３】
（付記８） 購入者により対象指定部によって指定された販売対象の購入に応じて所定のポイント数が発行され、該購入者に対応する既存のポイント数に該発行ポイント数を加算して保持する購入者ポイント保持ステップと、購入者による販売対象の購入の際に、前記購入者ポイント保持ステップにより保持されている該購入者に対応するポイント数を当該販売対象の購入に対する支払い額に充当する購入者ポイント処理ステップとを有する、販売対象の提供方法において、
前記購入者ポイント処理ステップは、特定の期間において、又は、購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合には、前記購入者による販売対象の購入の際に、前記購入者ポイント保持ステップにより保持されている当該購入者に対応するポイント数を増加し、前記増加されたポイント数を販売対象の購入に対する支払い額として充当可能に設定する、販売対象の提供方法。
【００６４】
（付記９） 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、前記購入者により指定された販売対象が、予め定められた販売対象に合致する場合である、付記８に記載の販売対象の提供方法。
【００６５】
（付記１０） 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、前記購入者により指定された販売対象の価格が、予め定められた価格に合致する場合である、付記８に記載の販売対象の提供方法。
【００６６】
（付記１１） 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、前記購入者により指定された販売対象の販売開始時期が、予め定められた時期に合致する場合である、付記８に記載の販売対象の提供方法。
【００６７】
（付記１２） 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、前記購入者により指定された販売対象の販売状況が、予め定められた販売状況に合致する場合である、付記８に記載の販売対象の提供方法。
【００６８】
（付記１３） 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、当該購入者に対応する既存のポイント数が予め定められたポイント数と合致する場合である、付記８記載の販売対象の提供方法。
【００６９】
（付記１４） 前記購入者に対して、前記増加されたポイント数を提示する増加ポイント提示ステップを更に有する、付記８記載の販売対象の提供方法。
【００７０】
（付記１５） 対象指定部を有する購入者利用装置によって指定される販売対象の購入に応じて所定のポイント数が発行され、該購入者に対応する既存のポイント数に該発行ポイント数を加算して保持する購入者ポイント保持部と、前記購入者利用装置を用いた購入者による販売対象の購入の際に、前記購入者ポイント保持部に保持されている該購入者に対応するポイント数を当該販売対象の購入に対する支払い額に充当する購入者ポイント処理部とを有する、ポイントシステムサーバにおいて、
前記購入者ポイント処理部は、特定の期間において、又は、購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合には、前記購入者による販売対象の購入の際に、前記購入者ポイント保持部が保持している当該購入者に対応するポイント数を増加し、前記増加されたポイント数を販売対象の購入に対する支払い額として充当可能に設定する、ポイントシステムサーバ。
【００７１】
（付記１６） 前記購入者利用装置とネットワークで接続されている、付記１５に記載のポイントシステムサーバ。
【００７２】
（付記１７） 購入する販売対象を指定する対象指定部と、
販売対象の購入に応じて所定のポイント数が発行され、該販売対象の購入を行った購入者に対応する既存のポイント数に該発行ポイント数を加算して保持する購入者ポイント保持部と、購入者による販売対象の購入の際に、前記購入者ポイント保持部に保持されている該購入者に対応するポイント数を当該販売対象の購入に対する支払い額に充当する購入者ポイント処理部とを有するポイントシステムサーバの、前記購入者ポイント処理部が、特定の期間において、又は、購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合に、前記購入者ポイント保持部が保持している当該購入者に対応するポイント数を増加して販売対象の購入に対する支払い額として充当可能に設定した増加ポイント数から、前記対象指定部で指定された前記販売対象の購入に対する支払い額に充当するポイント数を、前記ポイントシステムサーバに対して指定するポイント数指定部と、
を有するポイントシステムにおける購入者利用装置。
【００７３】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によればユーザが商品を購入する際に、ユーザが現在保有しているポイント数を超えるポイント数を利用できるようにしたため、その増加されたポイント数を利用して、高額な商品の購入をユーザに促進することが可能となる。
【００７４】
よって、ユーザが高額な商品を購入することで、商品の提供者（販売側）に多くの利益をもたらすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のポイントシステムを有するＷｅｂ販売システムの構成例の概要を示す図である。
【図２】ユーザ管理情報データベース１０２に格納されている、ユーザ管理情報の一例を示す図である。
【図３】商品管理情報データベース１０３に格納されている、Ｗｅｂ販売システムにより販売される商品情報の一例を示す図である。
【図４】本発明に従ったポイントシステムの動作の概要を示す図である。
【図５】本発明に従ったポイントシステムの動作のうちの、販売画面を作成するフローチャートを示す図である。
【図６】本発明に従って作成された販売画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
１０１ Ｗｅｂサーバ
１０２ ユーザ管理情報データベース
１０３ 商品管理情報データベース
１０４ ネットワーク
１０５ クライアント
４２１ ユーザ承認情報
４２２ ユーザ情報
４２３，４２４ 商品情報
Claims (5)
- 購入者により対象指定部によって指定された販売対象の購入に応じて所定のポイント数が発行され、該購入者に対応する既存のポイント数に該発行ポイント数を加算して保持する購入者ポイント保持部と、購入者による販売対象の購入の際に、前記購入者ポイント保持部に保持されている該購入者に対応するポイント数を当該販売対象の購入に対する支払い額に充当する購入者ポイント処理部とを有する、ポイントシステムにおいて、
前記購入者ポイント処理部は、特定の期間において、又は、購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合には、前記購入者による販売対象の購入の際に、前記購入者ポイント保持部が保持している当該購入者に対応するポイント数を増加し、前記増加されたポイント数を販売対象の購入に対する支払い額として充当可能に設定する、ポイントシステム。 - 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、前記購入者により指定された販売対象が、予め定められた販売対象に合致する場合である、請求項１に記載のポイントシステム。
- 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、前記購入者により指定された販売対象の価格が、予め定められた価格に合致する場合である、請求項１に記載のポイントシステム。
- 前記購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合とは、前記購入者により指定された販売対象の販売開始時期が、予め定められた時期に合致する場合である、請求項１に記載のポイントシステム。
- 購入者により対象指定部によって指定された販売対象の購入に応じて所定のポイント数が発行され、該購入者に対応する既存のポイント数に該発行ポイント数を加算して保持する購入者ポイント保持ステップと、購入者による販売対象の購入の際に、前記購入者ポイント保持ステップにより保持されている該購入者に対応するポイント数を当該販売対象の購入に対する支払い額に充当する購入者ポイント処理ステップとを有する、販売対象の提供方法において、
前記購入者ポイント処理ステップは、特定の期間において、又は、購入者に関する条件が予め定められた条件を満足する場合には、前記購入者による販売対象の購入の際に、前記購入者ポイント保持ステップにより保持されている当該購入者に対応するポイント数を増加し、前記増加されたポイント数を販売対象の購入に対する支払い額として充当可能に設定する、販売対象の提供方法。
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