JP2004110354A - プリンタ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プリントジョブ設定の簡略化を実現したプリンタ制御装置を提供する。
【解決手段】表示欄Aにジョブ設定に対応するアイコン表示し、表示欄Aからアイコンを指定してジョブ設定を呼び出し、このジョブ設定に基づいてプリンタに印刷を実行させるものであり、表示欄Bに入力してジョブ設定を行い、「OK」を指定すると、ジョブ設定の登録一覧に同じジョブ設定があるか否かを判別し、無ければそのジョブ設定を一覧に登録するとともに、表示欄Aに表示するアイコンを作成する。
【選択図】 図2
【解決手段】表示欄Aにジョブ設定に対応するアイコン表示し、表示欄Aからアイコンを指定してジョブ設定を呼び出し、このジョブ設定に基づいてプリンタに印刷を実行させるものであり、表示欄Bに入力してジョブ設定を行い、「OK」を指定すると、ジョブ設定の登録一覧に同じジョブ設定があるか否かを判別し、無ければそのジョブ設定を一覧に登録するとともに、表示欄Aに表示するアイコンを作成する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタとホストコンピュータとからなるシステムにおいてホストコンピュータに導入されるプリンタ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリンタの高機能化あるいは多機能化が進み、様々な印刷が可能になってきている。しかしその反面、印刷の際の設定項目も大変多く、このことが印刷時の使用者の手間を増大させている。
【0003】
この問題を解決するため、従来、特許文献1に記載されたプリンタシステムが提案されている。この公報記載の技術によれば、使用者が設定したジョブ設定を登録しておき、以後の印刷では、その登録されたジョブ設定を呼び出すことによって簡単に印刷時の設定が行えるようにしている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−222159号公報
【特許文献2】
特開2001−47692号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来技術では、使用者が明示的に登録作業を行う必要があり面倒である。さらに、初心者ユーザーは登録機能があるということ自体を認識していないため、あまり利用されないといった問題がある。
【0006】
本発明は、このような問題点を解決し、プリントジョブ設定の簡略化を実現したプリンタ制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、印刷時に、登録済みのジョブ設定の一覧を表示して所定のジョブ設定を選択させる選択部と、ジョブ設定の設定項目を表示して設定入力させる入力部とを有する印刷設定メニューを表示手段に表示させ、印刷設定メニューにおいて選択または入力したジョブ設定に基づいてプリンタに印刷を実行させるプリンタ制御装置において、印刷時のジョブの設定が登録済みのジョブ設定とは異なる場合に、自動的に印刷時のジョブの設定を登録して一覧に追加する登録手段を有することを特徴とする。このように構成したことにより、登録済みのジョブ設定と異なる設定で印刷が行われるときに、自動的にジョブ設定が登録されるため、使用者には明示的な登録作業が発生せず、手間がかからない。また、設定登録機能があるということを認識していない初心者であっても、登録機能が利用できる。
【0008】
また本発明は、前記登録手段は、自動的に登録されるジョブ設定の数に上限を設け、この上限を超える場合、最終利用日時が最も古い登録済みのジョブ設定を自動的に削除することを特徴とする。このように構成したことにより、登録済みのジョブ設定の数に上限を設けているため、登録済みのジョブ設定が増大し、目的の設定を探すのが困難になることがない。
【0009】
また本発明は、前記登録手段は、自動的に登録されるジョブ設定の数に上限を設けるとともに、登録済みのジョブ設定の呼び出し回数を記憶しておき、その上限を超える場合、最も呼び出し回数の少ない登録済みのジョブ設定を自動的に削除することを特徴とする。このように構成したことにより、登録済みのジョブ設定の数に上限を設けているため、登録済みのジョブ設定が増大し、目的の設定を探すのが困難になることがない。
【0010】
また本発明は、登録済みのジョブ設定の呼び出し回数を記憶する手段と、登録済みのジョブ設定を呼び出すための一覧を、呼び出し回数の多いものから順に表示させる手段を設けたことを特徴とする。このように構成したことにより、最も利用回数が多い登録済みのジョブ設定から順に登録済みのジョブ設定一覧を表示するため、最も利用する可能性の高い設定が真っ先に表示され、登録済みのジョブ設定が増大しても目的の設定を探すことが困難になることがない。
【0011】
また本発明は、自動的に削除することを禁止する登録済みのジョブ設定を指定する手段を設けたことを特徴とする。このように構成したことにより、自動的に削除されて欲しくない登録済みのジョブ設定をユーザーが指定できるため、時々しか利用しないが必ず使用する設定が削除されてしまい、ジョブ設定が面倒になることを防ぐことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明の実施形態を説明するためのプリンタシステムの概略構成を示すブロック図であり、プリンタ1とホストコンピュータ2がケーブル3で接続されることによってプリンタシステムが構成されている。ホストコンピュータ2には、キーボード4、マウス5、ディスプレイ6等の外部入力装置が接続されている。また、ホストコンピュータ2には、全体を制御するCPU7や各種のプログラムやデータを記憶したハードディスク等の記憶装置が備えられている。
【0014】
プリンタドライバ10は、プリンタ1を制御するためにホストコンピュータ2に導入されたソフトウエアであり、プリンタドライバ10を起動させることにより、アプリケーション・ソフトやOSから受け取った文字や画像のデータをプリンタ1が解釈できるデータに変換し、プリンタ1の状態を見ながらプリンタ1にデータを送信するように、ホストコンピュータ2が機能するようになる。
【0015】
また、プリンタ・ドライバ10には、2ページあるいは4ページ分の画像を縮小して1枚の用紙に印刷する集約印刷機能や、両面印刷機能、さらにプリンタ1の状態を監視して記録紙切れやトナー切れが近いことを使用者に報知する機能などの付加機能が備えられている。これらの機能は、プリントジョブ設定画面をディスプレイ6に表示させ、キーボード4やマウス5を操作して機能を選択することにより、設定登録される。
【0016】
図2はプリントジョブ設定画面を示す説明図であり、表示欄Aは登録されているジョブ設定を表示する欄、表示欄Bは一部のジョブ設定における詳細設定メニューを表示する欄である。
【0017】
本実施形態においては、表示欄Aには、複数のジョブ設定が、通常印刷、片面の集約印刷、スタンプ印字、両面印刷、両面の集約印刷、ステープル留めといった印刷機能が判別できるような名称とともにアイコンによって一覧表示されている。表示欄Bには、両面印刷時における開き方向を設定する機能の一覧や、スタンプ印字におけるスタンプを選択するためのプルダウン表示および編集機能を立ち上げるアイコン等が表示される。アイコンの指定は、使用者がマウス5を操作して、所望のアイコンの位置にポインタを移動させてクリックすることによって行われる。
【0018】
表示欄Aから所望のジョブ設定に対応するアイコンを選択し、さらに「OK」のアイコンを指定することにより、ジョブ設定が呼び出されてプリントジョブが設定される。そして、ホストコンピュータ2からプリンタ1に印刷データを送信した場合、設定したプリントジョブにしたがってプリンタ1において印刷が行われる。
【0019】
表示欄Aにはいくつかの代表的なジョブ設定のアイコンが用意されており、これら代表的なジョブ設定の他に、使用者によって新たなジョブ設定が登録された場合には、新たなジョブ設定に対応するアイコンが表示欄Aに追加される。ここで、新たに追加されたアイコンは、代表的なジョブ設定のアイコンと区別できるように編集されて、表示欄Aに表示される。ここで、代表的なジョブ設定については、予めホストコンピュータ2の記憶装置、例えばハードディスク等に記憶されている。
【0020】
新たなジョブ設定を行う場合には、使用者が表示欄Bの各項目に設定入力を行い「OK」を指定することによって自動的に登録される。登録内容は、ホストコンピュータ2の記憶装置、例えばハードディスク等に記憶される。この時、新規に設定した登録内容と、既に登録されている内容とを比較し、同じ設定がなければ新規に設定した登録内容を自動的に登録する。さらに、新規に設定した登録内容に対応するアイコンを自動作成して表示欄Aに表示させる。
【0021】
例えば、表示欄Aにおいて代表的なジョブ設定として登録されている「スタンプ(COPY)」のアイコンを選択してそのまま「OK」ボタンを押下すると、その代表的なジョブ設定が反映された印刷が行われるようになる。ジョブ設定を変更する場合には、表示欄Bの「スタンプ印字」の項目にチェックを入れることにより、プルダウンメニューによるスタンプの選択が可能になる。プルダウンメニューに新規のスタンプを追加する場合には「文字スタンプの追加」あるいは「イメージスタンプの追加」のボタンを押してスタンプを編集し、名前をつけて登録する。この登録名がプルダウンメニューに表示されるようになる。また、既に登録されているスタンプを利用して新たに編集する場合には、プルダウンメニューから所望のスタンプを選択して、「編集」を押して編集プログラムを立ち上げる。プルダウンメニューの表示および対応するジョブ設定を削除する場合には、削除対象のスタンプを指定して削除ボタンを押下する。
【0022】
ここで、プルダウンメニューには「COPY」のみが登録されており、例えば、「COPY」のスタンプにおける外枠や傾き等のデザインは同じで文字だけを「FAX済」に変えたい場合には、まず、表示欄Aの「スタンプ(COPY)」のアイコンを選択し、表示欄Bにおけるプルダウンメニューから「COPY」を選択する。そして、編集ボタンを押して、スタンプ文字として「COPY」の代わりに「FAX済」を入力する。そして、「OK」を指定することによりプリントジョブが設定され、印刷を実行すると、印刷面に印刷データとともに「FAX済」の文字が印刷される。
【0023】
ここで、図2に示す「OK」を指定した後、再度、プリントジョブ設定画面を見ると、再度、図3に示すように表示欄Aには「スタンプ(COPY)」のアイコンの他に、「スタンプ(FAX済み)」という名称のアイコンが追加されている。その後、「FAX済み」のスタンプを行う場合には、表示欄Aから「スタンプ(FAX済み)」のアイコンを指定して、図2に示す「OK」を指定し、印刷を実行することにより、印刷面に印刷データとともに「FAX済」の文字が印刷されるようになる。
【0024】
上述した例は、スタンプ印字においてジョブ設定を変更した場合についてであったが、他のジョブ設定においても、図2に示す「OK」ボタンが指定された時のジョブ設定が登録済みのジョブ設定ものと異なるときには、その設定が自動的に登録され、表示欄Aにアイコン表示されるようになる。また、図2に示すメニューでは、両面/製本およびスタンプ印字における詳細設定が可能であるが、それ以外の印刷機能においても詳細設定を行う項目を設けても良い。例えば、図2に示すメニューでは2枚を1枚にする集約印刷を設定するアイコンが表示欄Aに表示されているが、集約印刷の詳細設定を行う項目を設け、4枚を1枚に集約するような設定を可能にしても良い。この場合も登録済みでなければ、そのジョブ設定が自動的に登録されかつ表示欄Aに表示するアイコンが作成される。
【0025】
また、ホストコンピュータ2の記憶装置には、各ジョブ設定に対応して呼び出し回数を記憶するテーブルおよび最終利用日時を記憶するテーブルが用意されており、表示欄Aにおいて表示されているアイコンが選択され、「OK」が押下されてジョブ設定として呼び出されるたびに、ハードディスクに記録されている呼び出し回数および最終利用日時が各ジョブ設定に対応して更新される。そして、プリントジョブ設定画面が表示されるときに、表示欄Aに表示されている全てのアイコンが呼び出し回数が多い順に並び替えられる。この時、代表的なジョブ設定であることや追加されたジョブ設定であることに関わらず、登録されている全てのジョブ設定に対応するアイコンが並び替えの対象となる。
【0026】
ところで、印刷時に使用者が設定したジョブ設定が、登録済みのジョブ設定と異なる場合には、使用者が設定したジョブ設定が自動的に登録されるために、自動的に登録されるジョブ設定が増えれば、表示欄Aに表示されるアイコンの数が増加することになり、その結果、目的の設定を探すことが困難になるおそれがある。そこで本実施形態によれば、自動的に登録される数の上限を設定し、この上限を超える場合に、所定の条件に応じて自動的にジョブ設定を削除する機能が設けられている。
【0027】
上限の設定は、「初期設定」のボタンを押下することにより、設定メニューが表示される。その設定メニューの中に、上限となる数字および削除条件を設定する項目が設けられている。上限の入力欄には上限となる数字を入力する。削除条件を設定する項目としては、最終利用日時が最も古い登録済みジョブ設定の削除、あるいは呼び出し回数が最も少ない登録済みジョブ設定の削除が設けられている。また、削除の対象となるジョブ設定は使用者の設定により自動登録されたものに限り、予め記憶されている代表的なジョブ設定については対象外とする。なお、図3に示すように、表示欄Aの各アイコンの一部に、クリックすると印がつくような、いわゆるチェックボックスのような表示部を設け、この表示部に印が付けられているアイコンに対応するジョブ設定については、削除条件を満たしていたとしても削除の対象外とするようにしてもよい。
【0028】
このように本実施形態によれば、最初のジョブ設定時には表示欄Bの各項目に設定入力する作業が必要となるが、次回の印刷時に同じジョブ設定を用いる場合には表示欄Aに追加されているアイコンを選択することにより、自動的にジョブ設定を行うことが可能になる。
【0029】
また、ジョブ設定の登録数の上限を設定し、上限を超えた場合に所定の条件を満たしたジョブ設定およびそれに対応するアイコンを自動削除することにより、登録済みのジョブ設定と異なる設定で印刷を行うたびに登録が行われても、登録数が上限に設定した値を超えることがないため、印刷の回数に伴って登録済みのジョブ設定の数が増大し、表示欄Aの中から目的の設定を探すのが困難になるようなことが防止できる。
【0030】
また、表示欄Aの各アイコンの一部に、そのアイコンおよび対応するジョブ設定を削除の対象外とする指定を入力する入力部を設け、削除対象外のジョブ設定を使用者に明示することにより、削除条件として最終利用日時や呼び出し回数を用いた場合、時々しか使わないが必ず使用するジョブ設定が登録済み設定一覧から自動的に削除されてしまうことを防止できる。
【0031】
【発明の効果】
以上、説明したように構成された本発明によれば、登録済みのジョブ設定と異なる設定で印刷が行われるときに、自動的に設定が登録されるため、使用者には明示的な登録作業が発生せず、手間がかからない。また、設定登録機能があるということを認識していない使用者であっても、登録機能が利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するためのプリンタシステムの概略構成を示すブロック図
【図2】プリントジョブ設定画面を示す説明図
【図3】新規のジョブ設定を登録したときのプリントジョブ設定画面を示す説明図
【図4】削除対象外とする指定を可能にするプリントジョブ設定画面を示す説明図
【符号の説明】
1 プリンタ
2 ホストコンピュータ
3 ケーブル
4 キーボード
5 マウス
6 ディスプレイ
7 CPU
10 プリンタドライバ
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタとホストコンピュータとからなるシステムにおいてホストコンピュータに導入されるプリンタ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリンタの高機能化あるいは多機能化が進み、様々な印刷が可能になってきている。しかしその反面、印刷の際の設定項目も大変多く、このことが印刷時の使用者の手間を増大させている。
【0003】
この問題を解決するため、従来、特許文献1に記載されたプリンタシステムが提案されている。この公報記載の技術によれば、使用者が設定したジョブ設定を登録しておき、以後の印刷では、その登録されたジョブ設定を呼び出すことによって簡単に印刷時の設定が行えるようにしている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−222159号公報
【特許文献2】
特開2001−47692号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来技術では、使用者が明示的に登録作業を行う必要があり面倒である。さらに、初心者ユーザーは登録機能があるということ自体を認識していないため、あまり利用されないといった問題がある。
【0006】
本発明は、このような問題点を解決し、プリントジョブ設定の簡略化を実現したプリンタ制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、印刷時に、登録済みのジョブ設定の一覧を表示して所定のジョブ設定を選択させる選択部と、ジョブ設定の設定項目を表示して設定入力させる入力部とを有する印刷設定メニューを表示手段に表示させ、印刷設定メニューにおいて選択または入力したジョブ設定に基づいてプリンタに印刷を実行させるプリンタ制御装置において、印刷時のジョブの設定が登録済みのジョブ設定とは異なる場合に、自動的に印刷時のジョブの設定を登録して一覧に追加する登録手段を有することを特徴とする。このように構成したことにより、登録済みのジョブ設定と異なる設定で印刷が行われるときに、自動的にジョブ設定が登録されるため、使用者には明示的な登録作業が発生せず、手間がかからない。また、設定登録機能があるということを認識していない初心者であっても、登録機能が利用できる。
【0008】
また本発明は、前記登録手段は、自動的に登録されるジョブ設定の数に上限を設け、この上限を超える場合、最終利用日時が最も古い登録済みのジョブ設定を自動的に削除することを特徴とする。このように構成したことにより、登録済みのジョブ設定の数に上限を設けているため、登録済みのジョブ設定が増大し、目的の設定を探すのが困難になることがない。
【0009】
また本発明は、前記登録手段は、自動的に登録されるジョブ設定の数に上限を設けるとともに、登録済みのジョブ設定の呼び出し回数を記憶しておき、その上限を超える場合、最も呼び出し回数の少ない登録済みのジョブ設定を自動的に削除することを特徴とする。このように構成したことにより、登録済みのジョブ設定の数に上限を設けているため、登録済みのジョブ設定が増大し、目的の設定を探すのが困難になることがない。
【0010】
また本発明は、登録済みのジョブ設定の呼び出し回数を記憶する手段と、登録済みのジョブ設定を呼び出すための一覧を、呼び出し回数の多いものから順に表示させる手段を設けたことを特徴とする。このように構成したことにより、最も利用回数が多い登録済みのジョブ設定から順に登録済みのジョブ設定一覧を表示するため、最も利用する可能性の高い設定が真っ先に表示され、登録済みのジョブ設定が増大しても目的の設定を探すことが困難になることがない。
【0011】
また本発明は、自動的に削除することを禁止する登録済みのジョブ設定を指定する手段を設けたことを特徴とする。このように構成したことにより、自動的に削除されて欲しくない登録済みのジョブ設定をユーザーが指定できるため、時々しか利用しないが必ず使用する設定が削除されてしまい、ジョブ設定が面倒になることを防ぐことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明の実施形態を説明するためのプリンタシステムの概略構成を示すブロック図であり、プリンタ1とホストコンピュータ2がケーブル3で接続されることによってプリンタシステムが構成されている。ホストコンピュータ2には、キーボード4、マウス5、ディスプレイ6等の外部入力装置が接続されている。また、ホストコンピュータ2には、全体を制御するCPU7や各種のプログラムやデータを記憶したハードディスク等の記憶装置が備えられている。
【0014】
プリンタドライバ10は、プリンタ1を制御するためにホストコンピュータ2に導入されたソフトウエアであり、プリンタドライバ10を起動させることにより、アプリケーション・ソフトやOSから受け取った文字や画像のデータをプリンタ1が解釈できるデータに変換し、プリンタ1の状態を見ながらプリンタ1にデータを送信するように、ホストコンピュータ2が機能するようになる。
【0015】
また、プリンタ・ドライバ10には、2ページあるいは4ページ分の画像を縮小して1枚の用紙に印刷する集約印刷機能や、両面印刷機能、さらにプリンタ1の状態を監視して記録紙切れやトナー切れが近いことを使用者に報知する機能などの付加機能が備えられている。これらの機能は、プリントジョブ設定画面をディスプレイ6に表示させ、キーボード4やマウス5を操作して機能を選択することにより、設定登録される。
【0016】
図2はプリントジョブ設定画面を示す説明図であり、表示欄Aは登録されているジョブ設定を表示する欄、表示欄Bは一部のジョブ設定における詳細設定メニューを表示する欄である。
【0017】
本実施形態においては、表示欄Aには、複数のジョブ設定が、通常印刷、片面の集約印刷、スタンプ印字、両面印刷、両面の集約印刷、ステープル留めといった印刷機能が判別できるような名称とともにアイコンによって一覧表示されている。表示欄Bには、両面印刷時における開き方向を設定する機能の一覧や、スタンプ印字におけるスタンプを選択するためのプルダウン表示および編集機能を立ち上げるアイコン等が表示される。アイコンの指定は、使用者がマウス5を操作して、所望のアイコンの位置にポインタを移動させてクリックすることによって行われる。
【0018】
表示欄Aから所望のジョブ設定に対応するアイコンを選択し、さらに「OK」のアイコンを指定することにより、ジョブ設定が呼び出されてプリントジョブが設定される。そして、ホストコンピュータ2からプリンタ1に印刷データを送信した場合、設定したプリントジョブにしたがってプリンタ1において印刷が行われる。
【0019】
表示欄Aにはいくつかの代表的なジョブ設定のアイコンが用意されており、これら代表的なジョブ設定の他に、使用者によって新たなジョブ設定が登録された場合には、新たなジョブ設定に対応するアイコンが表示欄Aに追加される。ここで、新たに追加されたアイコンは、代表的なジョブ設定のアイコンと区別できるように編集されて、表示欄Aに表示される。ここで、代表的なジョブ設定については、予めホストコンピュータ2の記憶装置、例えばハードディスク等に記憶されている。
【0020】
新たなジョブ設定を行う場合には、使用者が表示欄Bの各項目に設定入力を行い「OK」を指定することによって自動的に登録される。登録内容は、ホストコンピュータ2の記憶装置、例えばハードディスク等に記憶される。この時、新規に設定した登録内容と、既に登録されている内容とを比較し、同じ設定がなければ新規に設定した登録内容を自動的に登録する。さらに、新規に設定した登録内容に対応するアイコンを自動作成して表示欄Aに表示させる。
【0021】
例えば、表示欄Aにおいて代表的なジョブ設定として登録されている「スタンプ(COPY)」のアイコンを選択してそのまま「OK」ボタンを押下すると、その代表的なジョブ設定が反映された印刷が行われるようになる。ジョブ設定を変更する場合には、表示欄Bの「スタンプ印字」の項目にチェックを入れることにより、プルダウンメニューによるスタンプの選択が可能になる。プルダウンメニューに新規のスタンプを追加する場合には「文字スタンプの追加」あるいは「イメージスタンプの追加」のボタンを押してスタンプを編集し、名前をつけて登録する。この登録名がプルダウンメニューに表示されるようになる。また、既に登録されているスタンプを利用して新たに編集する場合には、プルダウンメニューから所望のスタンプを選択して、「編集」を押して編集プログラムを立ち上げる。プルダウンメニューの表示および対応するジョブ設定を削除する場合には、削除対象のスタンプを指定して削除ボタンを押下する。
【0022】
ここで、プルダウンメニューには「COPY」のみが登録されており、例えば、「COPY」のスタンプにおける外枠や傾き等のデザインは同じで文字だけを「FAX済」に変えたい場合には、まず、表示欄Aの「スタンプ(COPY)」のアイコンを選択し、表示欄Bにおけるプルダウンメニューから「COPY」を選択する。そして、編集ボタンを押して、スタンプ文字として「COPY」の代わりに「FAX済」を入力する。そして、「OK」を指定することによりプリントジョブが設定され、印刷を実行すると、印刷面に印刷データとともに「FAX済」の文字が印刷される。
【0023】
ここで、図2に示す「OK」を指定した後、再度、プリントジョブ設定画面を見ると、再度、図3に示すように表示欄Aには「スタンプ(COPY)」のアイコンの他に、「スタンプ(FAX済み)」という名称のアイコンが追加されている。その後、「FAX済み」のスタンプを行う場合には、表示欄Aから「スタンプ(FAX済み)」のアイコンを指定して、図2に示す「OK」を指定し、印刷を実行することにより、印刷面に印刷データとともに「FAX済」の文字が印刷されるようになる。
【0024】
上述した例は、スタンプ印字においてジョブ設定を変更した場合についてであったが、他のジョブ設定においても、図2に示す「OK」ボタンが指定された時のジョブ設定が登録済みのジョブ設定ものと異なるときには、その設定が自動的に登録され、表示欄Aにアイコン表示されるようになる。また、図2に示すメニューでは、両面/製本およびスタンプ印字における詳細設定が可能であるが、それ以外の印刷機能においても詳細設定を行う項目を設けても良い。例えば、図2に示すメニューでは2枚を1枚にする集約印刷を設定するアイコンが表示欄Aに表示されているが、集約印刷の詳細設定を行う項目を設け、4枚を1枚に集約するような設定を可能にしても良い。この場合も登録済みでなければ、そのジョブ設定が自動的に登録されかつ表示欄Aに表示するアイコンが作成される。
【0025】
また、ホストコンピュータ2の記憶装置には、各ジョブ設定に対応して呼び出し回数を記憶するテーブルおよび最終利用日時を記憶するテーブルが用意されており、表示欄Aにおいて表示されているアイコンが選択され、「OK」が押下されてジョブ設定として呼び出されるたびに、ハードディスクに記録されている呼び出し回数および最終利用日時が各ジョブ設定に対応して更新される。そして、プリントジョブ設定画面が表示されるときに、表示欄Aに表示されている全てのアイコンが呼び出し回数が多い順に並び替えられる。この時、代表的なジョブ設定であることや追加されたジョブ設定であることに関わらず、登録されている全てのジョブ設定に対応するアイコンが並び替えの対象となる。
【0026】
ところで、印刷時に使用者が設定したジョブ設定が、登録済みのジョブ設定と異なる場合には、使用者が設定したジョブ設定が自動的に登録されるために、自動的に登録されるジョブ設定が増えれば、表示欄Aに表示されるアイコンの数が増加することになり、その結果、目的の設定を探すことが困難になるおそれがある。そこで本実施形態によれば、自動的に登録される数の上限を設定し、この上限を超える場合に、所定の条件に応じて自動的にジョブ設定を削除する機能が設けられている。
【0027】
上限の設定は、「初期設定」のボタンを押下することにより、設定メニューが表示される。その設定メニューの中に、上限となる数字および削除条件を設定する項目が設けられている。上限の入力欄には上限となる数字を入力する。削除条件を設定する項目としては、最終利用日時が最も古い登録済みジョブ設定の削除、あるいは呼び出し回数が最も少ない登録済みジョブ設定の削除が設けられている。また、削除の対象となるジョブ設定は使用者の設定により自動登録されたものに限り、予め記憶されている代表的なジョブ設定については対象外とする。なお、図3に示すように、表示欄Aの各アイコンの一部に、クリックすると印がつくような、いわゆるチェックボックスのような表示部を設け、この表示部に印が付けられているアイコンに対応するジョブ設定については、削除条件を満たしていたとしても削除の対象外とするようにしてもよい。
【0028】
このように本実施形態によれば、最初のジョブ設定時には表示欄Bの各項目に設定入力する作業が必要となるが、次回の印刷時に同じジョブ設定を用いる場合には表示欄Aに追加されているアイコンを選択することにより、自動的にジョブ設定を行うことが可能になる。
【0029】
また、ジョブ設定の登録数の上限を設定し、上限を超えた場合に所定の条件を満たしたジョブ設定およびそれに対応するアイコンを自動削除することにより、登録済みのジョブ設定と異なる設定で印刷を行うたびに登録が行われても、登録数が上限に設定した値を超えることがないため、印刷の回数に伴って登録済みのジョブ設定の数が増大し、表示欄Aの中から目的の設定を探すのが困難になるようなことが防止できる。
【0030】
また、表示欄Aの各アイコンの一部に、そのアイコンおよび対応するジョブ設定を削除の対象外とする指定を入力する入力部を設け、削除対象外のジョブ設定を使用者に明示することにより、削除条件として最終利用日時や呼び出し回数を用いた場合、時々しか使わないが必ず使用するジョブ設定が登録済み設定一覧から自動的に削除されてしまうことを防止できる。
【0031】
【発明の効果】
以上、説明したように構成された本発明によれば、登録済みのジョブ設定と異なる設定で印刷が行われるときに、自動的に設定が登録されるため、使用者には明示的な登録作業が発生せず、手間がかからない。また、設定登録機能があるということを認識していない使用者であっても、登録機能が利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するためのプリンタシステムの概略構成を示すブロック図
【図2】プリントジョブ設定画面を示す説明図
【図3】新規のジョブ設定を登録したときのプリントジョブ設定画面を示す説明図
【図4】削除対象外とする指定を可能にするプリントジョブ設定画面を示す説明図
【符号の説明】
1 プリンタ
2 ホストコンピュータ
3 ケーブル
4 キーボード
5 マウス
6 ディスプレイ
7 CPU
10 プリンタドライバ
Claims (5)
- 印刷時に、登録済みのジョブ設定の一覧を表示して所定のジョブ設定を選択させる選択部と、ジョブ設定の設定項目を表示して設定入力させる入力部とを有する印刷設定メニューを表示手段に表示させ、印刷設定メニューにおいて選択または入力したジョブ設定に基づいてプリンタに印刷を実行させるプリンタ制御装置において、印刷時のジョブの設定が登録済みのジョブ設定とは異なる場合に、自動的に印刷時のジョブの設定を登録して一覧に追加する登録手段を有することを特徴とするプリンタ制御装置。
- 前記登録手段は、自動的に登録されるジョブ設定の数に上限を設け、この上限を超える場合、最終利用日時が最も古い登録済みのジョブ設定を自動的に削除することを特徴とする請求項1記載のプリンタ制御装置。
- 前記登録手段は、自動的に登録されるジョブ設定の数に上限を設けるとともに、登録済みのジョブ設定の呼び出し回数を記憶しておき、その上限を超える場合、最も呼び出し回数の少ない登録済みのジョブ設定を自動的に削除することを特徴とする請求項1記載のプリンタ制御装置。
- 登録済みのジョブ設定の呼び出し回数を記憶する手段と、登録済みのジョブ設定を呼び出すための一覧を、呼び出し回数の多いものから順に表示させる手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のプリンタ制御装置。
- 自動的に削除することを禁止する登録済みのジョブ設定を指定する手段を設けたことを特徴とする請求項2または3記載のプリンタ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002271348A JP2004110354A (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | プリンタ制御装置 |
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